このページでは平川篤雄衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。
○平川篤雄君 二時間にわたりますこの決議案の審議の状況は、今後考査委員会が出発しましたあとの有樣をさながら髣髴させるようであります。ことに、民自党の諸君と共産党の諸君の應酬ぶりは、はなはだ激しいものがあるのであつて、おそらく、かように初めからしまいまで混乱を続けるのがこの委員会ではないかと予想せられるのであります。 それはどこにあるかというと、不当財産取引調査をやらなければならないという必要は確かにある。もう一つ、それに対抗しまして、民自党の方では、おそらく共産党の問題を主として取上げてくるに違いないと思うのであります。從來、この不当財産取引委員会にいたしましても、とかく政党間の泥試合に陥つ……
○平川篤雄君 國民協同党は石田一松君を指名します。
○平川篤雄君 國民協同党、農民新党を代表いたしまして、ただいま上程せられました決議案に賛成の意を表する次第であります。だた、この決議案の上程させられる時期が遅れたのは、まことに残念にたえないのであります。(拍手) 思うに、六・三制が確立して出発をいたしましたのは、第一次吉田内閣の時でございました。従つて、これが完成には、現在の内閣は非常に重い責任をお持ちになつておるとわれわれは考えておるのであります。これが真実であるかどうかは私は存じませんが、先般の新聞紙上に、吉田総理が六・三制は五年、十年のうちに漸次でき上がるものだと考えておるというふうなことをおつしやつておつたように見受けたのであります……
○平川篤雄君 私は、立花敏男、小西寅松両君を懲罰委員会に付するの動議を提出いたします。両君の行動が懲罰事犯であると断ずる根拠は、きわめて簡明であります。すなわち、神聖なるべき議場内において暴力を行使し、ために國会の威信を失墜したという点、それのみにて懲罰に値すると断ずるがゆえであります。 今國会は、民主自由党の過半数をもつて運営せられて参りました。與党運営委員の、議事運営の合理的な方式を見出そうという努力に対しまして、野党委員も満幅の賛意を表して、ただいままで協力して参つたのであります。ために昨日は唯一の例外でありましたが、開会時刻の嚴守の習慣も確立せられまして、その他にも好もしき幾多の事例……
○平川篤雄君 私は、ただいま上程せられておりまする三案に対しまして反対の意を表明するものであります。 反対の第一点は、本案は重税苦と金融難に苦しんでおります国民の多数の期待を裏切つているという点であります。そもそも当初予算がデフレの要因を含んでおるということは、われわれのしばしば指摘したところでありまして、政府もまたこれに気づいておつたということは、前国会における審議に際しまして、常に重要なる点になりますと、見返り資金の運用とシヤウプ氏の税制改革という煙幕の中に蹈晦しておつたという事実をもつて明らかであります。諸君はまた、第五国会閉会後、閣僚並びに党の幹部以下の諸君が、全国各地において濫発を……
○平川篤雄君 新政治協議会は、本案に反対の意見を表明いたします。(拍手) ただいま大蔵大臣の御答弁に対しまして、すなわちぺースの改訂は絶対に行わないという御答弁に対しまして、異常の諸君は拍手をもつてこたえられたりであります。政府としてはペースの改訂をやらないと言いますが、先般來、いろいろ国鉄その他の労組の諸君の待遇の問題について相当御理解があるやに見えました民自党の諸君の方では、まさかペース改訂に反対ではなかろうと期待いたしておつたのでありますが、遺憾ながら、はつきりその様子が見えまして、私どもは、さような意味でこのたびのボーナスが支給せられるりであるならば、まつたくこれには反対せざるを得な……
○平川篤雄君 私は、国民民主党を代表いたしまして、ただいま上程になつております本法律案に対して反対の意を表明するものであります。(拍手) ただいま委員長報告の中に、政府の答弁として、八千円のベースであるというお言葉がありましたが、この給與の内容と申しますのは決して八千円のベースではないことが明らかにせられたのであります。(拍手)六千三百円ベースは、その後多くの公務員の行政整理によりまして、総平均額におきましては、なるほど六千九百円余りになつておるのでありますけれども、それは決して従来六千三百円をもらつておつた者の給與が六百円上つておるごとになつておるのではないのであります。従つて問題になりま……
○平川篤雄君 国民民主党を代表いたしまして、両案に対してわが党の基本的の態度を申し述べて反対いたします。 先般の給與法案の討論において指摘いたしました通り、この法律にいたしましても、その成立の過程において、あるいは今後の実施上の問題において、本来の給與政策を所管いたしますところの人事院の本質というものを政府みずからが破壞している点を遺憾ながら認めざるを得ないのであります。(拍手) 次に内容につきまして、本案は半箇月分の年末手当を支給することになつておるのでありますが、わが党は一箇月分の年末手当を支給することを妥当と認め、従来さように実現することに努力を続けて来たものであります。政府におきま……
○平川篤雄君 ただいま上程されました両案に対しまして、国民民主党は応対をいたすものであります。(拍手)以下、その理由を簡単に申し上げます。われわれの反対をいたします第一点は今回提案をせられました給與体系そのものについてであります。今回の給與は、先ほど委員長報告にもありましたように、十八歳男子の一箇月の標準生計費を四千円と定めて、これを五号俸として置き、七十一号俸としましては、取締役の民間平均を三万三千九百九十六円といたしまして、この間をただカーブをもつてつないだにすぎないのであります。この間に何らの理論的な根拠がない。民間給與の実態に即してやらなければならないということは、給與の根本の原則であ……
○平川篤雄君 去る六日の参議院の予算委員会におきましての総理のいわゆる失言問題は、その後の訂正をもつてしても、とうていぬぐうべからざる不安な衝動を国民に与えておるのであります。(拍手)かつては、再軍備をしない、そういう総理のしばしばの言明に拍手を送つておりました国民大衆も、近ごろは疑惑を抱き始めておるからであります。(拍手)国民は、政府が憲法第九条の解釈を気ずい気ままに曲げていると感じております。平和条約から安保条約、さらに行政協定、最後には両国政府間の了解事項、次々にえたいも知れないものになりつつあると思い始めておるのであります。政府の愚かしい詭弁というものは、日々矛盾撞着を露呈し始めており……
○平川篤雄君 私は、改進党を代表してただいま上程になりました予備隊の増員を非とする理由を述べんとするものでございます。 その第一の理由は、かかる予備隊の増強は憲法第九條の範囲を越え、従つてこれが改正なくしては断行すべからざるものであると信ずるからであります。前国会以来しばしば繰返された論争でございますから、ここに再びむし返す煩いは避けようと思います。ただ、新たなる問題として提起せられましたのは、改正の中心点というべき方面隊の性格であります。これは北海道、東北の二管区隊をより強化する機構でありまして、独立の指揮権を有しておるのであります。この点につきまして、なぜわが国の北辺のみを防備する必要が……
○平川篤雄君 二十名という数の根拠を伺いたい。
【次の発言】 納得しようと思つてあなたに聞いておる。二十名ということを伺いたい。
【次の発言】 それが適当でないと考えます。
【次の発言】 それはあなた方が多数で決議されるならけつこうです。
○平川委員 われわれの方では頭からこれを反対するわけではないのですが、しかしわれわれが見せてもらいましたあの案によると、例の重大な悪影響を與えたということが、実にあいまい模糊として、一体いかなる内容を含むものかわからない。あのままでどうかという判断ができないし、またいろいろ予想をして見ると、実に重大な結果にもなりそうな性格を持つておるかに見えるし、これに慎重に考えた方がいいのじやないか。今すぐにあれだけのものをもつて判断するということは、今までの程度ではできない。
○平川委員 念のためにお聞きしたい。先ほどお話になりましたような、いろいろな問題まで全部含めてやられるということになると、私どもはそれがいい悪いは別として、この委員会の性格もぼやけてしまうし、実際に見きわめがつかないのじやないかと思われる。こうやつてさつと見た感じは、非、常に政治的な意味が強いと思う。強ければ強いようにおつしやつていただきたいと思う。
○平川委員 國民協同党は原案に反対をいたしまして、修正に賛成をいたします、現在民自党から提出されておる原案によるならば、いわゆる不当財産、不当課税も含むという説明でありますので、そうなると國会のそれぞれの委員会において所管大臣、並びに当局の責任を追求することもできるのであつて、何もかかる委員会をわざわざつくる必要はないと思つております。またはつきりといわゆる非日行為を取上げるものとするならば、増田官房長官も言われるように、何が非日行為であるかということを明確にした後において設置されてさしつかえないものではないかと思います。要するにこの原案によると、社会党、共産党、労働者農民党の修正理由にござい……
○平川委員 八対二まで主張した民自党が、参議院と相談して五対五で折れ合うというようなことは、あまりフエアプレーでないと思う。われわれの方は委員には全然関係ないのですが、この際りくつの通つた参議院と衆議院との割振りというものを考えて見るべきだと思います。どうしても五対五を認めなければならぬという正当な理由があれば、われわれも認めます。
○平川委員 異議がある。言質を政府が與えておるということが最大の理由になつておるのだから、本質的に考える必要がある。
【次の発言】 この際の態度はどういう意味ですか。
【次の発言】 それは満場一致でなくてもいいのでしよう。われわれに異議があるということでも……。
○平川委員 この前発言の問題が出たときに、繰返し私もはつきり念を押したことを記憶しておるが、あの当時石田さんから、質問者を出す基準單位を二十名にするという原則を確立しなければ、先へ進めないという話であつたが、先ほど懇談のときに委員長の言われるように、本日の話合いでもけつこうですから、ひとつ特別な扱いにしていただきたいと思います。
【次の発言】 しかし強い要望だつたということだけは御承知だと思います。そこで石田さんの言われることはわかりますが、いずれにしても、小会派の首相の施政方針演説に対する質問だけは、何とかやらせていただくよう御考慮願いたいと思います。
○平川委員 私の方も賛成です。
【次の発言】 異議なし。
【次の発言】 これはわれわれの方から提案したので、趣旨弁明はひとつ讓つていただきたいと思います。
【次の発言】 前にわれわれが社会党以下の各派から持つて行つた決議案の草稿の行方はどうなつておりますか。民自党の方に行つたのですか。
【次の発言】 詳しく内容を承つておりませんから、一應承つておきましよう。
○平川委員 私の方は、予算が決定をしかけておるのです。それ前に出さなければ何の意味もないのですから、今日上程していただきたいと思います。
【次の発言】 一緒にやつてもらいたいのです。
【次の発言】 それではこういう前提のもとだつたら、われわれ了承したい。民自党の方から共同提案に加つていただくということは、われわれの最も希望するところです。それで今申しましたように予算案がきまつてしまえばそれきりの問題ですから、予算案が上程せられる以前において上程せられることを前提としてなら、われわれは異存はありません。
【次の発言】 共同提案をお願いするについて、野党各派並びに第十民主党の皆さんにも、民主自由党……
○平川委員 動議を採決されるならその前にちよつと……。
【次の発言】 私はただいま石田委員が申された成規をもつて出された懲罰動議の上程をはばむ理由もないということとまつたく同じ意味において、この上程に賛成します。ただ土井委員が言われましたように、議員の身分に関することでありますから撤回するがよろしいと言われますけれども、こういうふうに重大に取扱うということそれ事態がかえつて将來にいい例を残すのではないかという見地から、ただいまの林君並びに椎熊君両氏の事件を懲罰委員会にかけるかどうかは別問題として、これを本会議に上程することは非常にいいことだという意味で賛成をいたします。
○平川委員 用意をしているだけですよ。
○平川委員 われわれの方も賛成であります。
【次の発言】 特別委員会設置に原則的に反対するわけでありませんが、ただいま石田委員の言われましたような、政府の審議会が内閣総理大臣を会長として設けられているとわれわれは承知しておるのであります。それが一向進展していない、これらの現状を少し明らかにして、もしその方にあるならまた別に置く必要がないのではないかという強い意見があります。そういう点をもしお聞かせ願えれば幸甚だと思います。もしそれができなかつたなら、何かの機会にお知らせ願いたいと思います。
○平川委員 この前にも申し上げましたように、内閣にすでにできている審議会が動かないから、それでこの委員会を設けて動かすようにするんだという御議論はどうもまだ十分に承服しがたいものがありますが、その方面に今後も政府は力を入れて所期の目的を達成せられるならば、特別委員会を設けられることにしいて反対をするものではありません。
【次の発言】 ちよつとこれに労農党の石野さんが共同提案者に加つているわけですから、全部の共同提案にしていただきたいと思います。これは実は非常に急いでおります。というのはただいま永井さんがローマに参つております。その永井さんが行きましたのはこのハワイ北南米におる在留同報の諸君から……
○平川委員 吉川氏がこれを提案するにつきましては、私も運営委員会の申合せをよく話して、さほど重要なものでないならば、緊急質問を遠慮した方がよかろうと話したのでありますが、今皆さんからお話のありますように、輸出産業の六割になんなんとする問題というようなことはともかくとして、ぜひともこれを緊急質問として取上げたいという気持は、もう國会の会期が追つておりまして、しかも掛目がどういうふうになるかとか、あるいは補給金の問題とかいうような、まだはつきりしない問題がたくさんある。從つて議員一同がこれで会期が終了して帰りましても、農村では一体このまま繭の生産を続けていいかどうかという、はつきりした踏切りもつか……
○平川委員 私の方は私です。
【次の発言】 賛成。
【次の発言】 これには一つの妥協案ということになるかもしれませんが、ひとつ御考慮を御願いしたいと思います。大体石田君のお話でも重要性だけははつきり認めておつてもらえると思います。この國会の本会議で貿易の大宗である蚕糸業問題を取上げてもらうということは、國会の意思表示としても大切な問題ではないかと思います。それにこれは参考ののために申し上げるのですが、とにかく偏見が入つておると思うのです。労働問題については比較的はなばなしく本会議が取攻上げ。しかし農村関係の問題になるとあとへあとへと下つてあまり現われて來ない。こういう意味から言つても、本会議で……
○平川委員 こういうふうにたくさん法案が出ておるし、最後のわずかの期間ですから、できるだけ至急おきめ願いたいと思います。もう一つは、今の話は十分了承いたしました。ひとつぜひとも早くわれわれの方に理事を一人いただきたいと思います。
○平川委員 これは嚴密にいう氣持はないのですが、ただいまの常任委員の方は全体の数としてはちようどいいでしようけれども、あちらこちらから余りをかき集めた点があるので、たとえば懲罰とかあるいはほかのところがあまり喜ばない決算とかに多く出て、ことに運輸というのが一つしかないというようなことが多く起つております。私どもの方の氣持では委員のことはこのたびは黙つているつもりでおつたんですが、あまり嚴密にやられることになりますと、この点もわれわれは入れかえてもらいたいという氣持が起つて來るのであります。
○平川委員 前の政務次官臨時設置に関する法律の中に、政務次官の任務として、國会との交渉事項をつかさどるという事項があるのでありますが、今度の修正案によりますと、政務次官には別に國会との交渉事項をつかさどるという言葉がなく、参政官のときにはつきりそれを出しておる。これについて御説明願いたい。 もう一つは、元の國家行政組織法の中の十七條には、次官は大臣不在の場合に職務を代行するということがはつきり書いてあります。今度の國家行政組織法の修正案にははつきり代行のことについて、政務次官にも事務次官にも示していないのでありますが、これは一体どこにあるのか、このことをお伺いします。さらにもう一つは高橋さん……
○平川委員 政府が出されました修正案に対して、民自党の石田委員が了解を求めに來られたのでありますが、その際に先ほど事務総長のお話によりますと、そういう手続を取ることについて大体了承を得るようなことでなくてはならないはずです。ところがそれを政府が了承だけを取つてまわつたというところに、一應の手落ちがあるということをあなたたちは認められるならば、われわれはこれに賛成することに異議はない。
【次の発言】 ただいま第二百三十六條の條文を開いて、いろいろ言われたのであります。その点もありますが、休憩前にも申し上げましたように、私どもの主張は今日起りました事態が、社会、國民に及ぼす影響がきわめて重大である……
○平川委員 そういう点は委員会に譲られたらどうですか。それは小西君の懲罰を計量する重大な材料ですから……
【次の発言】 私も大体石田君の気持もわかりますから、できるだけ一括上程できるような線に進みたいと思つております。
【次の発言】 私の方も異議ありません。
【次の発言】 各人二十分以内ということでなしに、内外というふうに考えてよろしいですか。そこが中心です。
○平川委員 回付案がそれまでうまく入つて來ますか。
【次の発言】 今のは二十九日に本会議を開けるようにというのですか。
【次の発言】 私ども異議はございません。ひとつこれは正式に懲罰委員会へ付議せられんことを希望いたします。もともとから私、数々の懲罰事犯が問題になつたときに、大体懲罰の取扱いが粗略過ぎるというような成じを從來持つておりました。今回院の秩序の維持のために、かような問題が取上げられるということは、小林君事態の問題としては私はまた見解の違いもありますが、これを懲罰委員会に付せられるということについては、私どもには何ら異議はありません。
○平川委員 私どもの方もできます。
【次の発言】 ぼくの方も反対。
【次の発言】 第四、第十三を除く以外は全部賛成であります。
【次の発言】 賛成。
【次の発言】 会期が明日だけになつているのに、今日懲罰委員会に付さなかつたら、ずるずるになりはしませんか。懲罰動議がうやむやになるのは一番不明朗です。
【次の発言】 ちよつとこの際これに関連してお伺いしておきたい。この間の懲罰の決定については、立花君、小西君はああいうふうになつたのですが、民自党の方の御意見では、議場内の問題についてのみああいうふうな処分をせられたようにわれわれは判断をいたします。そうすると議場内に起りました、いわゆる派生して起つ……
○平川委員 私の方は異議なし。
【次の発言】 私どものところでは、都知事の安井さんとか都議会の石原さんとか、同じところから出て來ているということよりも、この際は連合会が推薦しているからでありましようが一應今の土橋君の発言を傳えられるようにしてもらいたい。
○平川委員 ただいまの御提案に全面的に賛成であります。と同時にくどいようでありますが、この臨時物資需給調整法というのは、今回の選挙にあたつて、民主自由党の諸君が言われたものから言えば、全面的に廃止になるものとわれわれは考えておつたのでありますが、さらに期間を延長せられるということになると、まことに奇怪しごくです。ひとつ責任のある総理大臣の御答弁を得なければいけない。ぜひとも時間を振りかえてでもけつこうでありますから、総理大臣の御出席をお願いいたします。
○平川委員 まだこれは御発表になる段階、お話しなさる段階になつていないかもしれませんが、最近いろいろ総理その他の御言明をもとにいたしまして、非常に不安がつている向きもありますので、將來國有財産に関係があることでありますが、たとえば專賣局であるとかあるいは鉄道とか通信関係のものとかいうものに外資を導入して、外國人の資本で経営をさせるというような計画に関しまして、もし見込みでもお見通しでも、あるいは何でもいい。お話できる程度に承つておきたいと思います。
○平川委員 大体同僚委員からお尋ねになりましたことで盡きておりますので、重複を避けて、二、三の点だけお尋ねをしたいと思います。先ほど勝間田委員が言われましたように、私どももこの法律は、今までの政令をやめてまで出される必要のあるものじやない、というような氣がしてならないのでありますが、もしこれを出すとすれば、われわれというか、國民全般の受ける印象というものは、いわゆる経済の九原則の実施につれて非常にきゆうくつになつている國民生活に、何か明るいものが出て來るのではないかという自由な氣持が先に立つて來ると思う。そうなつて來ますと、一方でずいぶんやかましく社会的な問題になつている主食の取締ということに……
○平川委員 私は國民協同党を代表いまたしまして、本案に條件をつけて賛成をいたしたいと思います。 料飲店再開という民自党の公約が、統制撤廃、自由経済への復元の線に沿つておつたということは明らかでありますが、ここに提案をせられました法案は、まことにその線からはずれた、民自党自身がはなはだ予期せざる苦心を拂われた跡が、歴然としていることを認めざるを得ないのであります。 もとより営業の自由を確保し、三十万人の引揚者を含みますところの、三百万に及び料飲店從業員の生計の確保ということは、望ましいことであり、かつわずかながらでも統制が一つ一つはずされて行くことは、暗い國民生活に一抹の明るさを與えるもので……
○平川委員 政府委員の方でお急ぎでありますので、便宜上全部一まとめに質問をいたします。文部省、人事院、給與実施本部その他で御関係のところをお選びの上、御答弁をお願いしたいと思います。問題は教育公務員の特別俸給表の問題と、行政整理についてお尋ねをいたしたいと思います。六千三百七円の給與法によりますと、人事院は、教育公務員の特別俸給表について、すみやかに勧告する義務があるように定められておるのでありますが、今もつてそれが出ていないのであります。教育公務員特例法によりまして、大多数の教職員は、地方公務員たるの身分になりましたので、それらの俸給について、どういうふうになるのか、みんな一般は不安に思つて……
○平川篤雄君 私は昨日立花敏男君と小西寅松君の両君に対して、懲罰委員会に付するに値する事犯ありと認めまして、動議を提出いたしましたところ、全会一致の御賛成を得た次第でございますが、ここにいささか私の考えておりますところを述べまして、趣旨の弁明をいたしたいと存じます。 私がこの両君を懲罰委員会に付すべき十分なる理由ありと断定する根拠は、きわめて簡明でありまして、皆さんがすでに目撃せられましたように、ともかくも言論以外の暴力を行使したという点、この点のみにおきまして、すでに委員会に付託すべき問題であると考えておるからでございます。もとよりこの行動というものは、分析をいたしてみますならば、いろいろ……
○平川篤雄君 本請願は香川縣の高等学校主事会会長である関市太郎君外一名から提出をせられたものでありまして、その要旨を申し上げますと、教育の機会均等の原則に立ち、従来勉学に惠まれない勤労大衆のため、新制高等学校内に定時制課程が設けられたが、地方財政の窮乏と、新制中学校の施設完成のため定時制高等学校施設費が不足しておつて、十分な教育の効果をあげることができないという現状であります。それにつきましてはこの点を大いに考慮せられまして、ただに教官給與に対する國庫補助のみならず、施設の充実面に國庫補助を與えられたい、この実現を昭和二十四年度よりやつてもらいたいというのがこの請願の要旨であります。 思いま……
○平川篤雄君 考査委員会の問題は、最初設置せられるときに揚げられておりました不当財産取引委員会の決議事項の審議が、十分に行われないということはわれわれも心配しておるのでありますが、その後の様子を見ると非常に不満のものがある。この点に十分なご考慮を拂うということを條件にいたすますならば、われわれは賛成してもよと思います。
【次の発言】 当然だけれども、行われない。
○平川委員 ただいま米原さんから文部大臣に御質問になりましたことと関連をいたすのでありますが、経済回復とともに、毎年六・三予算を計上したいというお言葉であつたのですが、私の文部省関係者から聞きましたところによると、文部省には五箇年完成案と、三箇年完成案と、それから二十五年で終る案とがあつて、ただいま二十五年度予算並びに今回の補正予算に考えられておるのは、二十五年度で完了する案だということを聞いておるのですが、確かでありますか。
【次の発言】 今のではいけないのでありまして、実際二十五年度でその応旧が大体済めば、もう明後年度にやらないということになれば、ただいま必要としておるところは、全部集中し……
○平川委員 私は新政治協議会を代表いたしまして、ただいま御提案になつております臨時年末手当の法律案に対しまして、反対の意見を表明するものであります。 先ほど與党の委員から「賞與的な支給というものは必要であるというようなお話があつたのでありますが、私は大体この賞與的な性質の給與を考えるべきでないという立場をもつて、前々国会に提案をせられました六千三百七円べースの法律に対して、賛成をいたしたものであります。昨夜をもつて打切られましたハンストでありますが、あのハンズトの状況を考えて見ますときに一体命がけで賞與的のものを要求するというようなことはできない。町を歩いてみまして、例のクリスマスやあるいは……
○平川委員 私の質問は地方財政平衡交付金の問題に関連をしてお尋ねしたいと思つてます。
まず一番に、公共事業費の中の農業災害に関する補助について全額国庫負担の原則が適用されないと聞いておりますが、それの理由、また農林大臣としての御意見をお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 これは農林大臣の方の御管轄ではないのでありますが、例の河川港湾等の災害復旧に対しまして、十五万以上の件に対して全額国庫負担する、それ以下のものはやらないというような御方針であると聞いておりますが、ところがこれは農村におきまして十五万というわくは、あまり大して大きなわくでないように見えましても、これをもう少し下げるこ……
○平川委員 平衡交付金と義務教育費の問題についてお聞きしたいと思います。大蔵大臣に関係のあるところだけ先に取出してお尋ねをいたしたいと思います。シヤウプ勧告において千三百億の平衡交付金を支出するように勧告せられているのでありますが、千五十億のみが計上されているのは、差額百五十億というものが生活保護費として別額になつているというのは間違いがないのでありますか。
【次の発言】 平衡交付金というものは、本年度は前年の地方配付税等に基いて算定をせられたと説明書にあるのでありますが、これは将来大体このくらいのわくに相なるものか、あるいは地方公共団体が要求をいたしましたものに基いて算定をいたします場合に、……
○平川委員 ちよつと関連質問いたします。教職員の給与別表を最近、形式はともかくとして発表するというお話でたいへん喜ばしいと思うのでありますが、その際にただいま免許法が案施せられて、いわゆる新制大学の学歴を備えなければ教職員として適格でないという大方針が示されておるのですが、それについての御考慮というものが払われておるかどうか、ちよつとお尋ねしたい。
【次の発言】 ちよつと誤解があるようでありますが、私の申し上げるのは中学校、小学校、大学等の教員の間に差が出ておるということを言うのではないのです。今も申し上げるように大体実情をお話すると、私の郷里の広島県なんかは小学校の教員が六千三百円べースだけ……
○平川委員 官房長官に一、二点だけお尋ねして終りたいと思います。内閣におきます給與の関係についての審議室というものは、どういうものでありますか。これをちよつとお話願いたい。
【次の発言】 給與の関係と限定をいたしたのでありますが、それをもう少し詳しくお話を願いたいと思います。
【次の発言】 各省における給與の差異というような問題ならば、われわれも納得が行くのでありますが、大体給與に関する根本方針というものは、科学的な資料をもつて人事院が行うことになつております。その勧告というものを政府はある程度取上げてやらなければならないということになつておりますが、最近の國会におけるその勧告の扱い方というも……
○平川委員 今のお話で奇妙だと思いますのは、最高が二五%で、最低がゼロだ。こういうようなことからそれをやると言われるのでありますが、それは地域給の面だけで、実際はCPSの方からいうと、たしか私こう思つておるのでありますが、東京を一〇〇として八〇%のところがゼロになる。それで行きますならば、ゼロのところと二十五のところは決して三割五分の開きではない。今おつしやるのは人事院の地域給の甲、乙、丙、丁、そういう段階が二十五、二十、十五というふうに割つてあるから、それだけ違つて、実際地域給を出す本質に触れた数字じやないと思いますが、それはどうでございますか。もう少し申しますと、人事院の勧告ではいわゆる物……
○平川委員 昨日の官房長官の提案理由の説明につきまして、二、三の点をお伺いいたしたいと思います。 この提案理由の御説明の中には、しきりに人事院の勧告を尊重する建前のもとにとか、あるいは人事院勧告の趣旨を尊重するとか、人事院の勧告に従いとか、人事院の勧告の通りとか、実に頻繁に人事院の勧告を尊重しておるように載つておるのでありますが、私自身の見解から申せば、本質的には勧告に従つておるのではないのであつてむしろ末梢において、極端に申せば予算上の都合によつて、そのつじつまを合せるために、人事院の勧告を借りて来ておるというふうにしか考えられないのであります。そこで二、三の点でお伺いしてみたいのでありま……
○平川委員 松井さんにはなはだ御迷惑な御答弁を要求することになるかと思いますが、政府側の唯一の参考人でありますので、もしおさしつかえなければお話願いたいと思います。官房長官は各省のエキスパートの知能を集めてこれをおつくりになつたという答弁をしておいでになる。ところがけさほどの毎日新聞を見ますと、閣議決定のあとで次官会議へ持ち出されたために、各官庁は俸給表を見て驚いて、にわかに騒ぎ出したということが述べてあるが、事前にこの調整の問題について御意見を徴せられたりなどしたようなことはないのでありましたか。
【次の発言】 二、三こぼれた点を補足的にお伺いいたしますが、政府関係機関の給與の改訂はどういう……
○平川委員 大蔵当局でなしに、これは人事院の方の関係になるのかもしれませんが、しかしただいまのところ、まだ人事院では案がないだろうと思いますので、政府の方へお尋ねをしたいと思います。最近十二月において昇給をする予定の者があるのでありますが、そういうものは昇給をしたあとに、号俸の切りかえをすることができるかどうか。それから昇給の問題につきまして、いわゆる、直近上位三百円以下の場合は六箇月で昇給できるということになるのでありますが、来年度に公務員の約九割というものが二回の増俸を受けることになります。この昇給についての予算の措置がどれだけ講じられておりますか、この二点について承りたい。
○平川委員 私は上程の両案に対して反対の意を表明するものであります。年末手当につきましては、政府はさきに一箇月分の手当を支給するということを申されまして、はなはだ私ども満足をいたしておつたのであります。もちろんこれは十分なものとは考えません。しかし少くともわれわれが最小限科学的であると信ずる人事院の勧告の線にも沿つておりますし、まずこのあたりなら満足していいというふうに考えておつたのでありますが、あにはからんや出てみると、これが半箇月分になつておるのであります。米の一勺配給などとともに、放言は農林大臣だけと思つておりましたが、あらゆる方面においてかような放言があるのは好ましくないと存ずるのであ……
○平川委員 両案についての提案理由の御説明を聞いたのでありますが、この法律案の方につきましては、前国会に提案せられましたものと一字一句数字も違わないのでありますか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 参議院の委員会を通過いたしまして、遂に時間切れによつてこの両案が成立を見なかつたのでありますが、その理由につきましては、私どもはその経過を見ておりまして、やはりこの前国会に提案せられたものについて、相当野党側の反対があり、かつその反対の理由も相当妥当でありまして、加うるにこれは全体の国家公務員並びにこれと関連を持つところの地方公務員諸君の意向というものが、強く反映をしておるように考えたのであり……
○平川委員 まず第一番にお聞きしたいと思いますのは、このことによつて大体国家公務員並びに地方公務員の予算がどういうふうに変化するかということを伺いたい。
【次の発言】 多少くらいにしかわかりませんですか。
【次の発言】 ただいま原則論をいろいろ説明せられたのでありますが、府県の順位表であるとか、あるいはその他を考慮せられたという場合の、特別な資料を御発表になる意思がありますかどうですか。
【次の発言】 この案を個々に見れば、もう議論百出でありまして、どうにもならなくなるだろうと思うのです。ある程度原則的に了解がなければいかぬと思うのであります。たとえば先ほど局長のお話にありましたように、CPS……
○平川委員 昨日原則的な問題について少しお尋ねしたのでありますが、それに基きまして、少しばかりお聞きしたいと思うのであります。その前に私の立場は、昨日も申し上げたように、この審議をいたすに当つて限界があるということは知つておるのでありますが、残念ながら昨日から今日にかけての御説明では、十分に審議するに足るだけの材料が与えられておらないように思うのでありまして、その資料の御提出をお願いいたしましたり、あるいは不審の点を少しばかり今からお聞きてみたいと思います。与えられた資料というものが非常に目的に沿つたものであり、かつ資料の取扱いが合理的であるということがわかれば、私ども一応納得が行くと思います……
○平川委員 簡單に二つの問題だけただしておきたいと思います。一つは、常に公務員の給與の問題で問題になつております例の――妙な言葉でありますが、常勤的非常勤職員、いわゆる日給制のでき高払い制の労務者のごときものの災害補償、こういうものについて、はつきりとどういうふうになつておるか聞きたいのであります。第二に、これはもう同僚委員から質問があつたかと思うのでありますが、一番問題になりますのは、いわゆる結核病棟等に勤務しておる職員以外の結核の際の認定でありますが、これについては非常にむずかしいところもあると思いますけれども、どういうふうになつておりますか、ことに共済組合制度との関係について特に明らかに……
○平川委員 なかなか政府の提案がされませんので、ちよつと気になつて来出したのですが、一体どうして遅れておるのか。委員長、御承知ならばお答え願いたいと思います。
【次の発言】 それは人事院が約九億というものを必要とすると言い、官房長官がもし足りなければあとの分を先に使つてでもやると言つておりましたその線がゆらいでおると了解してよろしいですか。
【次の発言】 参議院でまた審議が行われているということになると、会期一ぱいでは済まないと思います。委員会として非常に心配な点でありますが、その点はどういうふうにお考えでありますか。
【次の発言】 政府の提案がありましたら、各方面から聞きたいと思つていること……
○平川委員 この勧告の詳細な点については、また別の機会を与えられるそうでありますから、ごく基本的な、しかも思いつきの点だけをお伺いしておきたいと思います。
ただいま官房副長官の方から非常におほめがありましたが、先ごろ新聞紙上に千五百円ベース・アップを十月から施行するというようなことが伝えられて、公務員諸君の心胆を寒からしめておるのでありますが、それはどの程度信憑性があるのでありますか、お伺いしたい。
【次の発言】 それに付随いたしまして大蔵大臣がしばしば、今度の分は国家公務員だけ予算の手当をするけれども、地方公務員の方は独自の立場におまかせするというような言明をしておられまして、各地方自治体……
○平川委員 少し全般的なことをお伺いしておきたいと思います。これは菅野さんにお伺いしたいのでありますが、最近地方自治の関係の方の役所で、いろいろ今回の千五百円ベース・アップに際して、地方との均衡をとるために十分に出すということになれば、多少地方公務員の方が上つているので、その方を引下げるというような方針が出ているようでありますが、それに伴つて一つの考え方として、やはり給與なんかというものは、その地方の実態に即してやらなければいけないので、すなわち一般の給與水準の低いような地帯では、これを一率に高い給與を與えることは意義をなさないのであつて、むしろその地方では地方の実上に即して多少の下つた基準で……
○平川委員 私は前週から大蔵省に対して、地方公務員が国家公務員に比して、給与のもらい過ぎになつているということについての資料の提出を要求しておるのでありますが、現在に至るまでまだ出て来ないのであります。従つてそれを見てからでありませんと、地財委の方に対しての質問もできないのでありますが、関連的にちよつと大蔵省の給与課長に聞きましてから、質問をしたいと思います。 地方財政委員会の意見書によりますと、道府県一般職員にあつて四百六十二円、教育職員にあつて三百七十五円、市町村一般職員にあつては五百七十六円だけ有利に支給されておるとされておる。こういうふうになつておるのでありますが、この数字が出て参り……
○平川委員 二点だけちよつとお伺いして、教えていただきたいことがあるのです。先ほど民間給與との均衡という点で、実際には人事院案より五〇%以上高額になるだろうというお話であつたのでありますが、これにはおそらく人事院の例の給與のカーブをそのまま是認せられてのお考えであろうと思うのであります。しかし私の考えでは、このカーブというものについて、実はちよつと不審があるので、先生の御意見をお聞きしたいと思うのであります。大体ただいま人事院のカーブは、最低を例の十八歳の成年男子の一箇月の標準生計費というものにとりまして、あとは大体国家公務員に対応するような、民間のいろいろな仕事に携わつておる人の給與を辿つて……
○平川委員 地域給の問題で、ちよつとお伺いしておきたいのですが、この前の五月の勧告は、昨年の五月の資料に基いてやられたということは、前々からよくお話になつておることでありますが、その後内閣の統計などを見ますと、ずいぶん地域差というものが変動して来ておる。ほかの委員からもお話があつたように、もうそろそろこれはやめることを段階にして考えて行かなければならぬ問題だと思うのです。ところが私は非常に心配をいたしておるのでありますが、たとえば一級の一号の者が、東京都の地域給をもらうということになりますと、これは非常にわずかなんです。ところが十五級の最高の五万円でありますが、ここらになると幾らになりますか、……
○平川委員 この勤務地手当の支給に要する約七億円でありますが、一般、特別会計ということが書いてあるのですが、この費用は一体何から出されるような予定になつておるのでありますか。
それからその次にはこの国鉄の予算につきましては、どういうふうになつておるのでありますか、この二点をまずお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 この給與制度は特別であるからということは、その言葉がそのままほんとうならば、われわれも了承せざるを得ない点があるかと思うのでありますが、私が現在まで聞いておるところによると、やはり国家公務員の給與法に従つて大体やつておる。今の勤務地手当の分でもやはり東京に在住する者、あるい……
○平川委員 前回の委員会で地域給の問題に関連して、国鉄関係の地域給の問題について、少し大蔵当局から御意見を聞いたのでありますが、私きようもそれに引続いて、ちようど国鉄関係から菅野副長官もお見えになつておりますので、問題を明らかにして、この解決をいたしたいと思います。いろいろ政治的にむずかしい問題があるようでありますが、私もしろうとであつて、この国鉄の給与予算のことについてよくわかりませんので、最初にひとつ今回の国鉄の給与予算ができ上るまで、どういうふうな径路をとつて積み上げておいでになつたのか、その事情をまず聞かせていただきたいと思います。
○平川委員 保安庁職員給与法案に関しまして、原則的にどうしてもわかつていなければならないのは保安庁というものでありまして、保安庁というものを明らかにしないでは、この給与法というものを論ずる資格はないように思われる。私まことに不勉強であつてただいま提案になつておりますところの保安庁法案について、まだ詳しく知らないので、当然これに勤務をいたします職員の仕事の内容、それが非常に危険なものであるかないものであるか、そのようなことまで含めて見なければ、給与を論ずることはできないだろうと思われるのであります。そこで、これははなはだめんどうな問題かもしれませんが、人事委員長にお願いすべき筋合いのものであると……
○平川委員 一昨日の委員会で江口政府委員から、いろいろ御答弁をいただいたので、重複する点が多々あると思いますが、一応国務大臣にお聞きしておきたいと思うのであります。 この人事委員会は、保安庁の職員、隊員、こういう人たちの給与をきめることになつておりますが、政府の提案理由の説明というものには、私は根本的に大事な眼目が抜けておると思います。それは、一体保安隊に属する人たちは、どういう具体的な任務に応ずるのであるか。特にわれわれの一番危惧いたしておりますことは、本来の職責上、生命の危険をかけてやらなければならない性質の仕事であると思うのでありますが、一昨日の政府委員の御答弁によりますと、その点が実……
○平川委員 医務課長が見えておりますので、専門的な立場で、前に質問したことに関連して、この際お聞きしておきたいと思います。最近新規の募集をいたします際に、どうも応募者が十分に集まつて来ないということが伝えられておるのでありますが、課長は元の軍隊をお知りになつておるかどうかは私わかりませんが、常識的にでもけつこうであります。大体医学的な見地から、現在の予備隊、あるいは将来の保安隊の訓練が、過去の軍隊というものと比べて、一体どちらがはげしいものであるか、それに耐えられる身体状況として、昔のいわゆる甲種合格というものは、一体どういうパーセンテージのものをさしたものであるか、それに対応するだけの応募人……
○平川委員 改進党を代表いたしまして、臨時手当の支給に関する法律案に対して、希望を付して賛成をいたさんとするものであります。 今回の臨時手当の支給につきまして、單独法をもつて提案をせられているのでありますが、わが国の慣習上、六月、七月の間におきまして特別の支出を必要とすることは当然のことであつて、特に本年は、満足ではありませんが、従来から考えますと比較的率のよい臨時手当が出されたということに対して、われわれはまず賛成の意を表するのであります。しかしながらいろいろ質疑をいたしてみますと、あいまいな点が少々ありますので、その点についてひとつ政府の十分な考慮を煩したいと考えるのであります。 まず……
○平川委員 最初に先般私が緊急質問の際にお聞きして、大臣から御答弁を得られなかつたのでありますが、方面隊というものの全般的な御説明をお願いしたい。
【次の発言】 その直轄部隊の人員はどのくらいふえるのでありますか。
【次の発言】 その一万の人員を持つ部隊は、新聞に先般報道せられておるところによると、主として日本の北辺に配備せられ、東北地区とか北海道地区を兼ねるのだということが言われておりますが、それは事実でありますか。
【次の発言】 そういたしますと、今北辺に特にこうした上級指揮機関を置かれるというのには、特別な目的があると思うのですが、それはどういうふうな点でありますか。
○平川委員 改進党を代表いたしまして、反対の意向を表明いたします。 われわれは自衛力の必要ということを認めないものではないのであります。ただいま鈴木委員からお話がございましたが、その点には同意の点もあり、また反対の点もあるのであります。大体最小限に考えましても、終戦直後に、例のいわゆる二・一ストというものが起つたのでありますが、かような事態が今後起らないとはだれも保証できない。まつたくこれは国内的な問題でありますが、さような問題一つ起りましても、ただいまの普通警察のみではとうてい国家の大混乱を阻止することはできないということを私は認めざるを得ないと思うのであります。また外国の教唆等におきまし……
○平川委員 一、二点お伺いして、それにちようど官房副長官が見えておりますのでこれに関係ないこともちよつとお聞きしたいと思いますが、よろしいですか。
【次の発言】 南方連絡事務局の設置法案につきましては、ちようどこれは所管の方でないので御答弁はどうかと思いますけれども、一応お伺いしてみたいと思います。「信託統治協定が結ばれるまでの間」云々ということが、提案理由の説明書にありますが、この信託統治の問題については、外務委員会でも相当問題になつておつたようであります。もしこの協定が結ばれるといたしましたら、この南方連絡事務局というのは、どういうことになるのですか。
○平川委員 現在の琉球政府立法院及び住民が日本復帰について強い要望を有しておるとわれわれは聞くのでありますが、そういう点について政府はこれを御確認なさつておいでになるかお聞きしたいのであります。
【次の発言】 信託統治協定を結ぶ提案の権利というものをアメリカが保有しておるとわれわれ承知しておるのでありますが、われわれとしては何とかして、米国が自発的な立場からこの権利を放棄してもらいたいということを、強く念願をしておるのでありますが、そういう点について御要求になつたことがあるか、あるいは要求しておられないにいたしましても、将来そういうことを考えておいでになるかどうかというようなことについてお聞き……
○平川委員 先般閣議で懇談的な形式と私は考えておるのでありますが、軍人恩給を来年度の初めから復活せしめるというような話合いが、その席上において出たということであります。これは輿論でありますし、各党各派が支持しておるのでありますから、実現をする意思を持つておやりになつておるということは、われわれも望むところであり、政府もそう考えておられるのだろうと思います。ただその構想につきまして、特に今回問題になつております不均衡是正問題とも非常に深い関連を持つておるように思われるのです。さような点で多少その全貌を明らかにしておきたいと思うのです。ただいままでいろいろ考え方があるだろうと思うのですが、これは局……
○平川委員 一点だけ石丸さんにお伺いします。恩給復活連絡会というものが、どういうお仕事をなさつておるか知らないのですが、いろいろお考えもあろうかと思いまして、一点だけお聞きしておきたいのです。ただいまるる各参考人からお述べになりましたことは、まことにもつともでありまして、大部分の者は軍人恩給を復活することに異存はないはずであり、またわれわれ親族や近所の者を通じまして、その困窮の状態も見ておりまして、何とか早くこの問題は解決しなければならないと思うことは、決して皆さんに劣つていようとは思わないのであります。ただ問題がはなはだ困難でありまして、ただいま庄司委員からもお話になつておりましたように、あ……
○平川委員 ただいまわが党の小林委員が、簡単に真意をただしたのでありますが、そばから聞いておりますと、選挙費だけは何とか見る、これだけはわかりました。ところが、あとの委員の手当、報酬、それから事務の吏員等の費用については、実費弁償の手もあるし兼任もあるから、これはわからないということは、出さぬかもしれぬということなんです。それで文部省が計上しておると私が考えますものは約十六億円あるのでありますが、これですら主事が一名分しか見ていないで、あとは委員のものである。そうすれば、一体事務局というものは法律通りやれるか、あるいは自由党の諸君が考えているように、地方の教育を進歩させるものであるかということ……
○平川委員 私は簡單に二つほどお伺いしておきまして、これは材料にしたいと思うのであります。逮捕令状を持つて来ますときに、私の調査では、斯波厚生部長の部屋まで行つたそうでありますが、そのときに何も逮捕令状のことは言わないで、学生二名の在否だけ尋ねて、そうして去つたということであります。つまり学校側に何らの了解を得ずにやつたということであります。これはその見解をあなたにお聞きしておきたいのでありますが、次官通牒の精神から考えますと、なるほどこれは法的には逮捕の場合には了解も何もいらないかもしれませんが、やはりその精神から考えて行きますれば、これは一応の考慮があつてしかるべきであると思うのであります……
○平川委員 私は先ほど警視総監のお話を聞いておりまして、結論的にははなはだごもつともなお話だと思つたのであります。大体いろいろ複雑している問題である。一体今度の東大事件の原因がどこにあるかということになつたら、これは総長と警察当局の申しておりますことが齟齬しておりますように、やはり問題はあろうと思う。あろうと思いますが、ただいま猪俣さんの質問の中に出ておつた警察手帳の問題であります。警察手帳をとつたことが非常な暴力行為であるから、中のものは問題にしないでもいいというやじでございますが、そういうやじというものは、私は話にならないと思う。やはりだれが見ましても、この警察手帳の内容というものは、思想……
○平川委員 農林大臣に畜産の問題に関連をいたしまして、一項目だけお伺いしたいことがあります。それは畜産の振興に重大な関係を持つ例の獣医の問題でありますが、政府は敗戰後たくさんの引揚者を日本に収容しなければならない。その際にあたりましては、社会保障的な考え方をもつて、ずいぶん温情的におやりになつておると、私は敬意を表しておる部面もあるのであります。大臣の所管内に、この問題について私ちよつと明らかにしておきたい問題があるのであります。それは主として朝鮮の農学校を卒業いたしました獣医の問題でありますが、これはいろいろな事情がございまして、内地の獣医とは異なつた扱いを受けて来ておるのであります。しかし……
○平川委員 岡崎さんに時間の許す限りお伺いをいたしまして、その後またお帰りになるのを待つて、聞かなければいけないようになるだろうと思います。 私が今日お伺いいたしたいと思いますことは、問題になつております例の日本の自衛計画の問題であります。けさの西村君の質問に対しまして、例の新聞に伝えられました保安隊の海外派遣の問題を、明確に否定をせられたようでありまして、私ははなはだこれを欣快に存ずるわけであります。大体日本の国民を海外に再び戦わしめないということは、われわれが絶対に堅持しなければならない線だと考えるのでありますが、なおそのことについての所信を、この際明らかにしていただきたいのであります。……
○平川委員 昨日腰を折りましたので、引続いて岡崎さんに御質問申し上げたいと思います。
一番最初にきのう第十二国会の安全保障條約の審議にあたりまして、三木幹事長から吉田総理に詳細に聞きただしました問題について、お伺いしたのでありますが、その際岡崎国務大臣は、よく調べた上で答弁をするというお話でありましたので、その点について御答弁をお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 ここにあるのでありますが、ごらんになりますでしようか。取寄せられるに及ばないのでありますが……。私この問題については、ぜひはつきりさせていただきたいと思うのであります。というのは、大筋と言われますけれども、これは精神の問題で……
○平川委員 文部大臣その他御関係の方にお伺いいたしたいと思います。予算総会におきまして、平衡交付金と義務教育費の関係について、大まかなところをお聞きしたのでありますが、まだ少しはつきりしない点がありますので、それをお導ねしてみたいと思います。まず第一番に、この平衡交付金中に含まれております二百五十三億と申しますものは、文部省の関係の予算としましては相当大きなものでありますにもかかわらず、これをこまかい資料をもつてここにお示しにならない理由はどういうわけでありますか、この点をひとつお聞きしたい。
【次の発言】 それでは結局、来二十五年度からこの金額については、はつきりと二百五十三億幾らというもの……
○平川委員 こまかい点は一切省きますが、ただ平衡交付金の関係についてお伺いいたしたいと思います。どうもこれは厚生省の方に苦情を言うわけではないでありますが、平衡交付金の問題は一向はつきりしていないのであります。ことに厚生省の予算を見ますと、ますます不可解でありまして、これでうまく運用ができるのであるかどうかがまことに疑問なので、その点について少しお伺いをしてみたいと思います。まずこの生活保護法に関する経費でありますが、これの百五十二億というものは本来平衡交付金の中に入れらるべきものがわく外になつたというのでありますが、その理由はどういうところにあるのでございましようか。
○平川委員 文部大臣にお伺いしたいことを留保いたしまして、次官その他からお答えを願いたいと思います。
第一番にお伺いいたしたいことは、平衡交付金の関係であります。今回の平衡交付金の中で、文部省が積極的に要求せられたものがどういうふうな結果になつたか、そのことについて概括的に一応お話を願いたい。
【次の発言】 一昨年の年末賞與の問題が、そのままになつておつたのでありますが、あの分は解決したのでありますか。
【次の発言】 給與改善に必要な経費として、今回平衡交付金の中に決定せられました額について、いろいろ私どもうわさを聞くのであります。聞くところによれば、地方財政委員会が勧告いたしました額におい……
○平川委員 文部大臣に一つの問題だけお尋ねをいたしたいわけであります。それは今度の講和論議に際しまして、上きりに総理の施政方針演説を初めとし、各党の質問の中にも、愛国心の涵養ということが問題になつておるのであります。この愛国心の涵養ということにつきまして、わが党の川崎委員が予算委員会の席で質問いたしましたところが、総理はいつものごとく、国民の中から沸き上つて来るものを待つというような態度なんであります。それはそういうようなものであるかどうかということについて、私どもは多大の疑問を持つております。第一これに関連いたしまして、まず最初に私の一番危惧いたしておりますことは、愛国心の涵養と申しますか、……
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