奥村又十郎 衆議院議員
24期国会発言一覧

奥村又十郎[衆]在籍期 : |24期|-25期-27期-28期
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このページでは奥村又十郎衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

奥村又十郎[衆]本会議発言(全期間)
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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 衆議院本会議 第19号(1949/11/28、24期、民主党(第十控室))

○奧村又十郎君 私は、民主党を代表いたしまして、ただいま御提案になりました法律案に対しまして、委員長報告通り賛成をいたしまして、その意見を述べるものであります。(拍手)  わが日本の水産は、戰後次第に漁獲を増加いたしまして、ただいま世界第一位の漁獲高を示しております。アメリカの漁獲高の二倍であります。ところが、わが日本の漁業の漁種、漁法あるいは経営形態などは、地方により、漁種により種々様々でありまして、複雑多岐なること、これまた世界一なのであります。このように複雑多岐でありまして、従つて従来の漁業権のあり方も、複雑多岐なる事情のままに、自然発生的に漁業権が設定されて参りましたがために、これまた……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第4号(1949/12/16、24期、民主党(第十控室))

○奧村又十郎君 私は本案に賛成の討論をいたすものであります。  すでに前国会におきまして、衆議院としては可決した事情でありまして、いまさらその理由を申し上げる必要はないと思いますが、反対の方々があまりにくどくお話しになりまするので、その御心中をお察しいたしますると、私も一言申し上げざるを得ないのであります。(拍手)  すなわち、社会党の田中君は、生産者に代金を支拂うべきであると力説しておられます。しかし、いかにも薪炭証券のしりぬぐいはしなくてもいい、こういうふうに承るのであります。これは田中君としては、なかなか苦しいところでありまして、社会党が政権をとつた時代の責任を問われ、痛い傷に触れられて……

第7回国会 衆議院本会議 第7号(1949/12/21、24期、民主党(第十控室))

○奧村又十郎君 私は、民主党連立派を代表いたしまして、ただいま上程にかかる議案に対し、委員長の報告通り附帶決議をも含めまして賛成の意を表し、その意見を述べるものであます。(拍手)  公労法第十六條などの法律の解釈につきましては、この議場においても、意見がはなはだわかれております。また政府と仲裁委員会との間においても、意見が完全に対立いたしております。これら法律の解釈は、どちらが正。しいかと申しますならば、これはどちも正しいという所論が成立つのでありますが、私といたしましては、現在の法律解釈上のいろいろな環境からいたしまして、政府の解釈が正しいといたさざるを得ないのであります。すなわち、予算上、……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 衆議院本会議 第10号(1950/07/29、24期、自由党)

○奧村又十郎君 ただいま議題となりました地方自治法第百五十六條第四項の規定に基き、税関の支署及び出張所の設置に関し国会の承認を求めるの件につきまして、大蔵委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  本件は、最近における外国貿易の趨勢に対応し税関行政の円滑な遂行を期するために提出されたものでありまして、東京税関支署羽田飛行場出張所及び門司税関高島埠頭出張所外四十張所を設置することに関しまして、地方自治法の規定に基き国会の承認を求めているものであります。  本件は、七月二十五日、本委員会に付託されまして、翌二十六日、政府委員より提案理由の説明を聴取し、同二十八日、各委員より質疑が行……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 衆議院本会議 第9号(1950/12/05、24期、自由党)

○奧村又十郎君 私は、自由党を代表いたしまして、ただいま提案されました税法四案に対しまして賛成の意見を述べるものであります。(拍手)  日本経済を早急に自立いたしますがために、はなはだ困難な国家財政を切盛りいたしながら、政府は本年度においてすでに九百億円の減税を断行し、今回の補正予算におきましては六十三億円の減税を計画し、なおまた来年度予算におきまして七百五十億円の減税断行を計画しておるのでありまして、これら減税の立法措置の一環といたしまして今回のこの法律案が提案されておるのであります。従つて、われわれ国民の負担軽減をこいねがうものといたしましては、この法律案に対しては、だれ一人として反対する……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 衆議院本会議 第15号(1951/02/26、24期、自由党)

○奧村又十郎君 ただいま議題となりました国民金融公庫法一部を改正する法律案及び開拓者資金融通特別会計において貸付金の財源に宛てるための一般会計からする繰入金に関する法律案につきまして、大蔵委員会における審議の経過並びに結果を御報告いたします。  まず国民金融公庫法の一部を改正する法律案について申し上げます。  この法案の提出理由を申し上げますと、国民金融公庫に対する資金需要は、昭和二十六年度におきましても依然相当の額に上るものと予想されまして、この種資金の円滑な疏通をはかるととは中小企業振興上緊要でありますので、この際公庫の資本金四十億円を六十億円に増額し、もつて新規資金の確保をはかろうとする……

第10回国会 衆議院本会議 第18号(1951/03/06、24期、自由党)

○奧村又十郎君 ただいま議題となりました商品券取締法の一部を改正する法律案外二法律案につきまして、大蔵委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。まず商品券取締法一部を改正する法律案について申し上げます。この法律案は、国債の市中手持高が不足して入手困難な現状にかんがみまして商品券発行に関して必要な供託物の範囲を拡張いたしまして、国債のほかに金銭、地方債、または主務大臣の確実と認める社債等を供託物として認めることとするほか、検査官吏の証票携帶に関する規定を設ける等の改正をいたそうとするものでありまして、二月二十六日、本委員会に付託され、同二十八日政府委員より提案理由の説明を聽取し、質……

第10回国会 衆議院本会議 第28号(1951/03/30、24期、自由党)

○奧村又十郎君 ただいま議題となりました日本開発銀行法案について、大蔵委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  わが国自立経済達成のためには、まずその経済基盤を育成することが根本でありまして、これがため、政府におきましては、重要基礎産業の長期産業資金を確保することの緊要性を認めまして、一面証券市場の育成、証券投資思想の普及などに努力し、企業の自己資本の充実をはかりますほか、他面さきに金融債の発行を認め、預金部資金によるその引受けを行うこととし、これによつて産業資金の供給を円滑ならしむることに努力して参つたのでありますが、これらの施策をもつてしても、まだ十分とは言いがたいものが……

第10回国会 衆議院本会議 第38号(1951/05/23、24期、自由党)

○奧村又十郎君 ただいま議題となりました租税債権及び貸付金債権以外の国の債権の整理に関する法律案外一件について、大蔵委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず租税債権及び貸付金債権以外の国の債権の整理に関する法律案について申し上げます。  この法案は、租税債権及び貸付金債権を除く国の債権で、債務者が無資力のために当該債権にかかる收入金を納付することが著しく困難であるものの整理をはかるため、従前の租税外諸收入金整理に関する法律を廃止いたしまして、当該債権を定期貸債権またはすえ置き貸債権として整理し、また当該債権を保全し、当該債権にかかる收入金の納付を容易ならしめるために必要……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 衆議院本会議 第13号(1951/11/08、24期、自由党)

○奧村又十郎君 ただいま議題となりました日本輸出銀行法の一部を改正する法律案及び国民金融公庫法の一部を改正する法律案について、大蔵委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず日本輸出銀行法の一部を改正する法律案について申し上げます。  さきに輸出振興の重要性にかんがみまして、機械輸出等いわゆるブラント設備の輸出の伸張をはかるため日本輸出銀行が設立されたのでありますが、最近東南アジアその他の地域からのブラント輸出の引合いは相当の額に上つておりまして、それに伴い、日本輸出銀行の融資も漸次累増する見込みであります。ことに最近は諸種の事情によつて、その契約期間が漸次長期化する傾向に……

第12回国会 衆議院本会議 第16号(1951/11/15、24期、自由党)

○奧村又十郎君 ただいま議題となりました外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案外二法律案について、大蔵委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。まず外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案について申し上げます。現在外貨資金の運営につきましては、外国為替管理委員会が一元的にこれに当つているのでありまして、外国為替銀行は外国に自己名儀の外貨資金を保有して輸出入取引を行うことはできないのであります。このような機構のもとにおきましては、外国為替銀行に対し、外国為替管理委員会にかわつて同委員会の勘定に外貨資金を預入し、または同勘定からの支拂いのさしずをするなどの権能を賦興すること……

第12回国会 衆議院本会議 第19号(1951/11/26、24期、自由党)

○奧村又十郎君 ただいま議題となりました物品税法の一部を改正する法律案について、大蔵委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  この法案は、物品税の課税物品を米国に輸出する場合に、現行の米国関税法の規定によつて生ずる不利な状態を避けるため、物品税は課税物品の消費者が負担する建前のものであることを規定上明確にし、これに伴いまして、課税物品の国内取引におきましても、製造者及び販売者に対し物品の価格と税額とを区別して表示する等の義務を課そうとするものであります。  十一月十四日、政府委員の提案理由の説明を聽取して審議を重ねましたが、本日質疑を打切り、ただちに討論を省略して採決に入りま……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 衆議院本会議 第20号(1952/03/13、24期、自由党)

○奧村又十郎君 ただいま議題となりました農業共済再保険特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案について、大蔵委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  本法律案は、昭和二十五年度において風水害等が異常に発生いたしましたため、農業共済再保険特別会計の農業勘定における再保険金の支払い財源に七億一千七百八十七五五千円の不足を生ずる結果となりましたので、均衡財政の見地より、これを一般会計からの繰入金によつて補填いたそうとするものでありまして、なおこの繰入金につきましては、将来農業勘定の経理状態が健全となり、決算上の剰余が生じました場合には、この会計の再保……

第13回国会 衆議院本会議 第24号(1952/03/26、24期、自由党)

○奧村又十郎君 ただいま議題となりました在外公館等借入金の返済の実施に関する法律案についで、大蔵委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  この法律案は、先の第十二国会に提出され、爾来継続審議中のものでありますので、本委員会におきましては、提案趣旨の説明を省略し、ただちに質疑を行つたのであります。Jこの法律案の内容の骨子は、大体次の三点であります。第一点は、在外公館等借入金に対しては、本邦通貨をもつてこれを返済することといたしたこと。第二点は、右の返済金額は、在外公館等借入金評価審議会の答申に基いて決定いたしました在外公館等借入金換算率によりまして、現地通貨表示金額を本邦通貨に……

第13回国会 衆議院本会議 第51号(1952/06/07、24期、自由党)

○奧村又十郎君 ただいま議題となりました二法律案について、大蔵委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず第一に、貴金属管理法の一部を改正する法律案について申し上げます。  この法律案は、銀地金につきましては最近における需給の状況等にかんがみ、また白金族地金につきましては、別途成立いたしました国際的供給不足物資等の需給調整に関する臨時措置に関する法律にゆだねることがむしろ適切であることにかんがみまして、これらの銀及び白金族地金に関する貴金属管理法による規制を撤廃いたしますとともに、一方、国際経済上欠くことのできない金については、その生産を確保し、かつその増産をはかることが肝……

第13回国会 衆議院本会議 第54号(1952/06/14、24期、自由党)

○奧村又十郎君 ただいま議題となりました外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案について、大蔵委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  この法律案は、最近における外国為替等の保有高の増加にかんがみまして、同資金を有利確実な外貨証券にも運用し得ることとするとともに、貴金属管理法の一部を改正する法律によりまして銀の統制額がなくなりましたので、外国為替資金に属する銀地金については、大蔵大臣の指定する価額によつて評価することといたそうとするものであります。  本案につきましては、審議の結果、昨十三日質疑を打切り、討論を省略の上、ただちに採決いたしましたところ、起立総員をもつて原案……

奥村又十郎[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院24期)

奥村又十郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 水産委員会 第2号(1949/03/26、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 今日の委員会は主として水産金融の問題を取扱つておるわけですが、各委員がいろいろ御質問になり、また政府筋から各関係方面の方々がお出になつていろいろ御答弁になりましたが、結局においてのれんと腕押しで何ら得るところはなかつたように思うのであります。次の機会において安本当局、あるいは復金の方に來ていただいて、もつと責任のある答弁を求むるという話であります、しかし次の機会にお越しになつて答弁があつても、結局また今日とあまりかわらぬことになるのではないかと思うのであります。しかしわれわれ常任委員会としては、何とか水産金融に打開の道を見出さなければならぬ。この意味から一つの目標を立てたらどうか。……

第5回国会 水産委員会 第3号(1949/03/30、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 たびたび水産常任委員会で水産金融について会議を催しておりますが、どうも結論に近ずかないように考えられます。問題が多岐にわたつて、水産金融以外の問題に話がそれますと、何べん集つても、今後あくまでも結論に到達しないと思いますので、どうかひとつ問題を水産金融のみに限つて御質疑をしていただきたいと思います。
【次の発言】 ただいま河村君から御意見が出ましたが、すでに前会に引続き水産金融に関してこの会議が続行されておるのでありますから、いまさらそれを元にもどして理事会を開いて、議題を新たに審議するということは不可能であろうと思います。一應水産金融の結論を得るまでは、この問題に限つて質疑を進め……

第5回国会 水産委員会 第5号(1949/04/06、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 ただいま砂間君から御質問がありましたが、砂間君の言われました株式会社なんかの漁業資本家が組合をつくつて、漁業労働者を組合の中へ入れない、こういう実情があるということを言われましたが、水産協同組合法にはその逆のことをすでにわれわれきめて来たのであります。すなわち漁業資本家は入れずに、漁業労働者が二十名以上組織することができるのであります。むしろ私は水産廳などが全國沿岸漁村に配つた協同組合のいろは、あのいろはに書かれてある言葉には、砂間君とは正反対の意見を持つものであります。すなわち従来の漁業会の会長その地役員は、あたかもすべて漁村のボスであるがごとく書いてありますが、あれは今後の漁業……

第5回国会 水産委員会 第9号(1949/04/28、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 ただいまの政府委員のお話によりますと、輸入補給金の八百三十三億は、これをなお減額したいという空氣が強いのだ。こういうお話でありますが、先般三百六十円にレートが決定しましてから直後、予算総会で同じ物價廳の谷口政府委員の御説明と多少食い違いがあるように思うのであります。そのときの御説明では、八百三十三億にもちろん絶対減らされない。これでは足りないので千二百億近くの價格調整金の方から千二百億円ほどどうしてもゆり出して、そうして物價を上げないというふうにいたすということのお話があつたのであります。それは昨日の水産委員会で民自党の西村委員からも、特にその話が出て、結局その点を突き詰めてお話を……

第5回国会 水産委員会 第13号(1949/05/14、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 本委員会としては、漁業法及び同施行法案の審議は、國会閉会後も継続審議する予定であります。なお閉会後においては、全國的に漁業法実施に対する調査も行うことになつております。ついてはこの國会の閉会までに漁業法、漁業法施行法案のいろいろな疑義について、一通り質疑を終了して、政府のこの法実施に対する明確な方針を承つておきませんと、継続審議の場合において非常に支障があろうと思うのであります。それでこの國会中に一通りの審議が済みますように、委員長の方で委員会の開催をおとりはからい願いたいと思いますが、いかがでございましようか。
【次の発言】 もしさような御方針でありすならば、この両法案は非常に重……

第5回国会 水産委員会 第14号(1949/05/16、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 ただいままでの鈴木委員と政府委員との質問應答を承つておりますと、まことに不快な感じがいたします。すなわち官僚のなわ張り争い根情ということが、非常に露骨に現われておるように感じられるのです。これについて、二、三お尋ねをいたしたいと思います。ただいま政府委員のお言葉によりますと、造船法案を國会に提出するに際して、なぜ水産廳と事前に話合いをしなかつたかという質問に対しては、從來話合いはしたこともあるが、どうせこの法案に話合いをしても話合いはつかぬと思う。從つてこれは運輸省の方でまず法案として出す。つまり水産廳の方には何ら相談をかけずに出しておいて、そうして法律を通してからあとに、漁船のこ……

第5回国会 水産委員会 第15号(1949/05/18、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 農林大臣にも質問があるのです。
【次の発言】 農林大臣に漁業法及び同施行法に対する政府の根本的な方針について承りたいと思います。  申すまでもなく、漁業法はわが水産行政についての憲法とも言うべきものと思うのであります。旧漁業法はこの法施行によつて改正される。この漁業法の精神について、一つは民主化を促進する、一つは生産力を向上させる、こういうふうに言われておるのであります。しかし民主化と生産力増進とは、必ずしも両立はしないと思うのであります。この法を作成するにあたつて政府としてはいたずらに机上のプランに堕しておるのではないかという疑念を持つのであります。その一つの具体的な問題として、……

第5回国会 水産委員会 第16号(1949/05/20、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 ただいまお答えの中にあつたように、つまり市中銀行はひもつきで融資される場合に、たとえ水産を甲にいたしましても、市中銀行としては、まずその担保力その他を非常に考えるだろうと思うのであります。実際問題としては、一般市中銀行は非常に水産をあぶながつておりますので、たとえ甲にしても、担保力その他で市中銀行がこれを断わる、こういつた場合、これに対してどうお考えになりますか。
【次の発言】 ただいまのそこが問題でございます。いままでの融資準則は、銀行に対してはあまり大した強制力は持つておらぬ、持つておらぬどころではない、非常に有名無実な場合が多い。特に水産の場合そういう事情が多い。そこでただい……

第5回国会 水産委員会 第20号(1949/05/31、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 水産業に関する税制の不備の問題については多々あると思います。しかしこのシヤウプ博士の來朝を待つて根本的に改正をいたしたい、こう考えて、われわれはこれに対する問題は一時保留にしておつたのでありますが、その問題をここで御協議するということになれば、相当時間がいると思うのですが、時間の関係もありますけれども、それを思い切つてここで長時間にわたつてお坂上げになりますか、そうであればそのつもりで審議をいたしたいと思います。
【次の発言】 それはまことにけつこうでありますが、せつかくのきようの会議でありますから、一應案ができておるようでしたら、その案だけをお示し願いまして、それに足らざる点はつ……

第5回国会 水産委員会 第23号(1949/09/07、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 漁業権の総有の問題でありますが、私も鈴木委員の御発言と同じように考えております。内容は幾分違いますが、この漁業法案は漁業権は沿岸漁民の総有であるとしているが、これの考え方のよしあしは別として、その総有であるという気持が、この法案に実事際においては一貫して現われていない。この考えを持つものでありまして、この考えのもとに修正をいたすべきものであると思うのであります。以下具体的に私の意見を申し上げ、御質問いたしたいと思うのであります。  少し御当局においてはイデオロギーにとらわれており過ぎはせぬかと思う。すなわち御当局の御答弁によりますと、定置漁業権において漁業協同組合の自営を第一順位に……

第5回国会 水産委員会 第24号(1949/09/08、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 先ほど田口委員の御質問に対する久宗説明員の誤答弁はまことに不満足であります。久宗説明員は非常御熱心に、また御丁寧に御説明になつておりすすか、御質問の要点にはお答えになつておりません。これはおそらくも田口委員も不満足であろうと思います。私も今まで各種法案の審議に携わつて來ましたが、こんな御答弁では法案の審議は進められません。すすなわち一つは免許料、許可料において行政費及び漁業調整委員会の経費を、特にこの水産において負担するという理由、ふれは久宗説明員においてもその理由が明らかになつておらね。説明員のお言葉によつても、これを免許料、許可料に含ませることは不当であるかのごとき口吻である。……

第5回国会 水産委員会 第25号(1949/09/09、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 昨日から審議継続の二・四半期漁網チケットのメーカーによる拒否問題について、私の調べました点を御報告して、なお御当局に御質問をいたしたいと思います。  この二・四半期のチケットがメーカーによつて全國的に拒否されておるということの原因を調べてみますと、これは非常に奥深い事情がありまして第三・四半期からは受注生産制をとる、從つて根本的に制度がかわる。そこで二・四半期までの各メーカーの保有綿糸を二・四半期までのチケットによつて清算するというやり方が業者に徹底されておらぬ。また通産省と水産廰との間に十分な連絡がとれておらぬ。そういう根本的な事情からこういうことになつておりまするので、この委員……

第5回国会 水産委員会 第27号(1949/09/12、24期、民主党(第十控室))

○奧村(又)委員 議事進行について……。先ほどの統制撤廃についての砂間君の発言について、委員長いささか不親切なところがあつたように私には感ぜられます。それと差引するつもりかもしれませんが、私の緊急動議についてこれまた不親切でありましたのは遺憾でありますから、今後御注意を願います。この漁業法の審議についてだんだんと日が延びておりますが、委員長のお考えを一言承つておきたいと思います。現在國会は閉会中であつて、われわれ継続審議であるから、こうして出ておるのでありますが、災害委員会とか、いろいろほかにも委員会ができて來たり、あるいはまた家庭の事情上から近いうちに帰らなければならぬ人も出て來ると思うので……

第5回国会 水産委員会 第28号(1949/09/13、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 施行法の第五條の規定は経過規定ですか。
【次の発言】 了解しました。  第六條の規定であります。第六條においては、旧法の規定に基いた許可、これは新法においてもその規定に基いて許可したものとみなすということになるのでありますが、別に命令で特別の定をすることができるという、この命令で特別の定、これはどういう御用意を持つておられますか。
【次の発言】 それからまた別に具体的に処分の有効期間についての計画を持つておられるかどうか、それから特に許可の期限については、各府縣において非常に実情が違つております。從つてこの点明らかにしておいていただかぬと審議ができないと思います。

第5回国会 予算委員会 第9号(1949/04/12、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 ただいまの大藏大臣のお話にもありましたように、最近各財務局で、査察に非常に有能な方が活動せられまして、ちよいちよい告発などをやつておられます。こうなつて参りますと、われわれ所得税法を十分読み直して参りますと、いまだに解釈がはつきりしない点が多いのであります。この際お尋ねいたしたいと思います。すなわち財務局における所得の更正決定額と、それから納税者の申告額と開きがある場合、つまり納税者のいわゆる過小申告であつた場合、これが所得税法第六十九條の、「詐偽その他不正の行為」による違反とみなすことができるかどうか、こういうことが最近においてたびたび疑問になつておるように思いますので、この際承……

第5回国会 予算委員会 第11号(1949/04/14、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 中小商工業者に対する徴税と金融の問題について、大藏大臣並びに安本長官に御質問をいたしたいと思います。同僚委員より中小商工業の金融について御質疑があつたのでありますが、いまだ満足な御答弁を得ておらないように思いますので、重ねて二、三御質問いたしたいと思います。今や中小商工業者が徴税の苛酷と金詰まりによつて、全國的破産に瀕しつつあり、なおまた現実に破産しつつあるということは御存じの通りであります。ところが先般來、昭和二十四年度の総合資金需給の概算を見ますと、中小商工業に対するところの昭和二十四年度の融資につきましては、金融機関よりの二千五百億のうちからわずかの金融がなされるという程度の……

第5回国会 予算委員会 第12号(1949/04/16、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 私は民主党を代表いたしまして、このたび政府提出の予算案全部に対しまして、希望條件を付して賛成するものであります。  この予算案は、今後國政の全般にわたつて重大なる変革をもたらすはもちろん、國民経済に対しましても、いまだかつてなき重い負担と、深刻な影響を與えるものであります。すなわち均衡予算の原則を守つて、近來になき緊縮予算を実行するものであります。教育六・三制、土地改良、災害復旧等の公共事業費が非常に削減をされ、また地方分與金等の大幅なる削減があります。行政整理をも実施を予算しておるのであります。しかも一方において、これまたかつてなき重大な負担を国民に課するものであります。これに加……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 水産委員会 第1号(1949/10/27、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 この際、漁業法案及び同施行法案の審議について私の意見を申し上げ、委員会としての態度をお諮り願いたい、と思います。  今回五名の新たな方も参加してくださいましたので、われわれ非常に心強く、この臨時国会で両法案をどうしても審議し盡して、結論を出すかどうか、十月十四日には水産業団体法によつてそれぞれ協同組合が結成され、連合会が結成されておりますから、そういう関係から、相当今回この臨時国会で結論を出すべく、いろいろな方面から要請されるものと思う。また現実の事態も、せつぱ詰まつたものがあると思う。しかし、この一箇月間の会期ではたして十分な審議ができるか。どうしても審議を終了させ、結論を出そう……

第6回国会 水産委員会 第9号(1949/11/16、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 参考人に対して、ただいま御発言の漁民組合についてお尋ねをいたしたいと思います。決して言葉じりをつかまえてお尋ねするのじやありません。全国的にこの漁民組合という名称が使われておりますので、その観念についてつつ込んでお尋ねしておきたいと思います。すでに実施になつておる水産業協同組合法によつて漁業協同組合ができておる。この漁業協同組合なるものは、私の見方から言えば、はなはだ民主的な―今日の漁村の現状から言えば民主的過ぎるとも言えると思う。すなわち一年を通じて何十日以上出漁する者、つまり真の漁民という者に特に重点を置いて、これのみを正会員とする、こういうふうな規定となつておる。また役員の選……

第6回国会 水産委員会 第15号(1949/11/27、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 議事進行について――私もただいまの夏堀委員からの御発言に関連して申し上げてみたいと思います。もちろん短時日に追つた間にこれを審議せんければなりませんので、われわれも非常に苦慮するわけでありますが、しかしまた考えてみると、この修正案はこの法案の根本的な性格に相当影響する重要な修正を含んでおりますので、この修正に対する質疑なしにこれをやるわけには行きません。もう時間もありませんから、そうお互いにけんか腰でなしに、ここである程度のわずかの時間を制限して、質問を受ける。そこまでひとつおはからいを願うて、理事の間ででもどうか話合いをして、少々時間を割いていただくよう、私も一、二御質問がありま……

第6回国会 水産委員会 第16号(1949/11/28、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 私は、民主党を代表いたしまして、ただいま提案の各法案に対しまして、條件を付して賛成の意を表するものであります。この法案はわれわれは漁業憲法と呼んでおります。われわれ水産常任委員は、水産日本百年のわれ大計を立てる覚悟をもちまして、第五国会以来あらゆる力を拂つて審議を盡し、今日に至つたのであります。ところが日本の沿岸漁業が漁種漁法から経営形態に至りますまで、地方により、時期により多種多様、複雑多岐なること、まことに世界にその例をみないのであります。その経営形態におきましても、一本づりの零細漁民あり、また漁民団体である大敷組合、漁業生産組合があり、また太洋漁業のごとき大資本経営もあり、こ……

第6回国会 水産委員会 第18号(1949/12/02、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 綿業課長にお尋ねを申し上げます。先般われわれの委員会において課長にお越しを願いたいと思いまして、前日に電話でお願いをし、なおまた重ねて私も綿業課へ出まして、係の方におことずけを願つておきましたのですが、当日はお越しにならなかつたのであります。なぜお越しになれないかという理由も明らかにされなかつたのであります。われわれはこの委員会にお越しになる場合については、衆議院の規則によつて、議長の許可を得、国政調査の許可を得て、法的手続をもつてお願いしてあるのであります。従つてもしお越しになれぬとするならば、これはよほどのことであつて、たとえて申すならば、渉外関係以外ならば当然お越しになるべき……

第6回国会 予算委員会 第7号(1949/11/22、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 昭和二十四年度の第一期分の申告納税の滞納額の内訳もお知らせ願いたいと思います。

第6回国会 予算委員会 第9号(1949/11/24、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 私は総理大臣に一点お尋ねいたしたいと思います。最近講和條約の問題を中心にして、国会でいろいろ論議がされておりますが、私はこの講和に対する日本の準備といたしまして、一番大切なことは経済の自立である。もつて今後なるべく外国の御援助を受けないようにする。これが講和の最も大事な準備であると考えるのであります。この経済の自立に対しては、内閣が一貫した強力な経済財政政策を立てて国民の信頼を得る。これが根本であろうと思うのであります。ところが吉田総理大臣は、この財政経済政策に関して一貫した御信念を持つておられないやに、不安を持たれておるように感じられるのであります。すなわち吉田総理大臣は、終戰後……

第6回国会 予算委員会 第10号(1949/11/25、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 私は主として大蔵大臣にお伺いいたしたいと思います。大蔵大臣に対して、酒税の問題、金利の問題、滞納処理の問題などについてお伺いをいたしたいと思います。  まず酒税の問題でありますが、今回の補正予算で酒税は百二億の増徴を予定しておりますが、これの数字的の根拠をお伺いしたい。すなわち年度内の酒類別の庫出、数量及び昭和二十四酒造年度の酒類別の造石数量、かねて政府委員に資料の提出を求めてあつたのでありますが、その数量をお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 私は大体の数字をお伺いしておるのでありますが、もうこの年度も十一月、十二月に入りますから、大体数字はおわかりのことと思いますが、これ……

第6回国会 予算委員会 第11号(1949/11/26、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 私は民主党を代表いたしまして、ただいま提出されている本案に賛成の意見を申し述べたいと思います。  講和条約を控えまして、日本が経済自立を急速に達成いたしますがためには、九原則を忠実にいたしまして、政府が今春断固実施されました均衡財政を根幹とする財政経済政策を、強硬に実行する以外に方法はないと私は信ずるのであります。その政府の基本政策に基き、その後における諸般の情勢の変化に応じまして、かつまた減税の公約実行のために、幾分の補正をいたしまして、今回の補正予算を提出いたされましたことは、まことに時宜に適したことであると考えるのであります。われわれは慎重にその内容を検討いたしました結果、大……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 災害地対策特別委員会 第2号(1950/03/13、24期、自由党)

○奧村委員 ただいまお述べになりました災害の未復旧の金額、昭和二十三年度の分が、四百七十億のうち三百五十億が今年度に繰越されるというお話ですが、これは全額国庫負担の関係もあつてお尋ねしておきたいか、この三百五十億が府県において、あるいは市町村において、全然手をつけずにそのままに放置されているわけではないので、何らかの方法で工事は進められて  いる。その関係を承りたいのですが、府県市町村でこの三百五十億のうち、どの程度工事が進められておるか。結局国庫からあとから穴埋めをするということになるのか、それがどの程度であるかということを承りたい。それから全額国庫負担の場合、それがどういうふうに穴埋めされ……

第7回国会 水産委員会 第2号(1949/12/17、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 水産庁の資材課長及び関係係官がお見えでありますから過般来われわれ委員会で取上げて問題になつておりまする綿糸チケツトの現物化問題について、水産庁の側としての事情を承つてみたいと思います。第六国会中において、われわれ水産委員会において、通産省の綿業課長に来ていたがいて、第二・四半期以前の綿糸の現物化についていろいろ調査いたしました結果、チケツトの回収数量とそれから現物化の数量とが非常に食い違つております。その間いろいろの疑惑も持たれております。またオーバーしたチケツトの現物化についても、補給金とからんで非常に困難な情勢にあると思います。これらの点について、水産庁の資材課においてその後お……

第7回国会 水産委員会 第5号(1949/12/22、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 この漁港法の必要は、第五国会からわれわれ力説して、それがため漁港法案に関する小委員会を特別につくつて、そうしてその小委員会において、今までいろいろ努力して来られたものであります。小委員長の手においてまた司令部との関係の交渉もなさつておられたはずであります。われわれは水産庁に話を持ちかけるよりも、むしろ議員自体として、この法律を出すということが既定の方針である。それで、その以前の漁港小委員長が、司令部とどこまでの交渉をなさつたか、この議案提出にどこまでの準備をなさつたか、これをまず一応承つておきたい。すでにこれは議員提出としてこの国会に出しておるべきはずである。この点についていろいろ……

第7回国会 水産委員会 第6号(1950/01/25、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 この国会には終戰後初めて規定の通りの予算も提出されて、終戦後初めて国会としての面目をとりもどせると思うのであります。それで落着いた審議がこの国会を通じて行われる、特に水産委員長より、この国会における水産委員会の議事運営についての御方針を承り、私御要望を申し上げたいのでありますが、従来の水産委員会の運営では、ややもすると散漫に陷つて、十分の効果を発揮できなかつたというきらいがあつたように思うのであります。それで、委員長もそう考えておられるでしようが、なるべくその日の議題あるいは審議の範囲を区切つて、委員長において議事を適当にある程度制限せられて、重点的にやつていただきたい。今までは水……

第7回国会 水産委員会 第29号(1950/04/10、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま大蔵大臣は、見返り資金から十数億の各債券発行銀行に金を貸して、数百億の債券を発行する。これは国会で債券発行の法律が出ましても、どうやら関係筋などの関係もあつて、実現がはなはだ困難で遅れるようであります。特に水産金融に関係の深い農林中金、それから北海道拓殖銀行、これの増資及び債券発行は、実際いつごろになるか、今のところのお見通しをお伺いいたします。
【次の発言】 ちよつと速記をとめてください。
【次の発言】 先ほどの農林中金の件ですが、もう一つお尋ねしておきたいと思います。農林中金の増資は、農林中金が現在四億、それを倍額の八億に増資してそれから見返り資金が二十億入る。こういう……

第7回国会 水産委員会 第30号(1950/04/11、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 井之口委員にちよつとお願いしますが、この問題は昨日も論議されており、あとの質問もありますから、なるべくひとつ簡単に願います。
【次の発言】 井之口委員に御注意いたしますが、ひとつ議論はやめて、お尋ねしたいことだけ簡単にお願いします。
【次の発言】 時間の関係もありますから……
【次の発言】 私は、ただいまの議題に関しまして、財政課長にお尋ねをいたしたいと思います。先般の水産委員会、大蔵委員会、地方行政委員会の連合委員会において、お尋ねいたしたのでありますが、その際において、あいまいな御答弁もありましたし、なおつつ込んで政府の御見解を承つて、われわれ水産委員会における、この地方……

第7回国会 大蔵委員会 第13号(1950/02/13、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 ただいま食糧庁長官の田中委員に対する御答弁の中で、明年度は超過供出は三百万石と言われましたが、これは昭和二十五年度の超過供出ですか。
【次の発言】 私は田中委員と同じように、相当買上げ価格と消費者へ配給する価格との間にもつと圧縮し、しまつのできる経費があると思う。これは予算委員会においても申し上げましたが、約九百億ほどの経費のうちでかなり圧縮する部分がある、こういう考えを持つておるのでありますが、ただいまの田中委員に対する長官の御答弁によると、実際考えてみると圧縮する部分はない、こういうお言葉でありますが、これはひとつこまかく予算書、あるいは前年度、前々年度の決算書を参照して申し上……

第7回国会 大蔵委員会 第14号(1950/02/14、24期、民主自由党)

○奧村委員 私は食管の特別会計と食糧公団の経費の予算の中に、かなり切り詰められる部分があると考えられますので、これらの点についてかなり微細にわたつてお伺いいたしたいと思います。特にこの食管及び食糧公団は、ほかの特別会計及び公団と比較して、経費が今年またふえている。国鉄なり郵政関係の経費がかなり切り詰まつているのに、この面の経費がふえておる。この点についてどうしても納得の行かぬ点があるので、この九百億円の厖大な経費ついて、一つお尋ねをしてみたいと思います。  まず食管特別会計が輸入食糧を買い入れるについては、これはどの機関からこの輸入食糧を買い入れるのであるか。どこ渡しで買い入れるのであるか。そ……

第7回国会 大蔵委員会 第15号(1950/02/15、24期、民主自由党)

○奧村委員 あらかじめ委員長にお願いいたしますが、不審なと申しますか、重要な点が多々ありますので、なるべく簡潔に行きたいとは思いますが、明らかになるまではひとつ質問をお許し願いたいと思います。それからなお審議に先だつて、先ほど三宅委員から議事進行に関して御要求になりました点でありますが、食糧公団の予算の明細書はまだお配りでないようですが、この予算の明細書によつて昨日から問題が出ているのですから、これをお配りいただかないと話ができないのです。これはどうなつておりますか。
【次の発言】 昨日から不審な点をお伺いしているのは予算の明細書に基いてやつているのです。それで昨日三宅委員から特に念を押して、……

第7回国会 大蔵委員会 第16号(1950/02/16、24期、民主自由党)

○奧村委員 こまかい点について二、三お尋ねいたします。公団の方にお尋ねしますが、先日問題になりました代位配給所、これは先日こまかい御答弁がなかつたので、全国で何箇所あつて、この代位配給所でどれだけ取扱わして、単価どれだけで、どれだけの金額になるか。それはこの説明書の中のどの項目からその金が出されるかお伺いします。
【次の発言】 先ほどお尋ねしましたように、数量はどの程度ですか。パン、めんなどを除いて、主として米麦は代位配給所の取扱いの数量及び一俵当りの手数、その金額がどれだけになるかお伺いします。
【次の発言】 この点につきまして先日も問題になりましたが、一俵の配給手数料を四十五円から八十五円……

第7回国会 大蔵委員会 第24号(1950/03/03、24期、自由党)

○奧村委員 専売公社のことしの予算を見ますと、昨年は塩だけの計算を見ると四十六億円の赤字を出しておつたのが、ことしはわずかながらも黒字になつている。これはどういうわけですか。
【次の発言】 それではかなりの値上げになつているということは事実でありますが、そういたしますとただいま問題になつております工業用の塩の価格、おもにソーダの方面へ使われるものですが、しかし肥料の補給金は大体七月までには切れる。こういう意味から言つて工業用の塩の価格も七月ごろには一応引上げるべきじやないか、こういう考えは当然わくのでありますが、二十五年度の予算は、この年一ぱい三千円に売られる予定であるかお伺いしたい。

第7回国会 大蔵委員会 第26号(1950/03/06、24期、自由党)

○奧村委員 国税局の間税関係についてお伺いしたいと思います。ごく最近に酒造の原料米が約六万石ほど増配になつたようであります。それによつてかなり酒税が増徴されるはずであると思いますが、その点はどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 そこで清酒はかなり昨年度より増石になる。それからしようちゆう等がこれまた増石になる。非常に供給がふえたわけでありますが、こうなつて参りますと、密造防止の対策がよほどしつかり行きませんと、これだけの酒の消化がことしは相当難儀ではなかろうかと思います。特にただいまお話の農村方面こそは非常に疲弊し、金詰まりでありますから、今の価格ではおそらく消化は困難であろうと思う……

第7回国会 大蔵委員会 第27号(1950/03/07、24期、自由党)

○奧村委員 昨日お尋ねしたことについて、大臣の時間の都合で中途半端になりましたので、一点だけ希望を申し上げておき、それに関連してお尋ね申したいと思います。公団でも、特に食糧公団の今度の予算がかなりずさんであつたということは、政府委員の方も認めておられます。しかしこれは最近こういう制度になりましたのですから、ある程度やむを得ないと思うのであります。しかしまた考えてみますと、この公団が来年の三月で解散する。もうすでに解散の準備をやつておるので、よほど政府が監督を十分にいたしませんと、單に予算だけで行きますと、いわゆるわけどりというような観念が実現しないとも限らぬと、私は非常に不安を持つのであります……

第7回国会 大蔵委員会 第28号(1950/03/08、24期、自由党)

○奧村委員 今回の改正案を見ますと、予定申告の規定が現行法と比べると非常にきつく書かれてあります。前年度の総所得金額よりも予定申告の見積り所得が減る場合は、税務署長の承認を経なければならぬ、こういうことになつておるのでありますが、承認を得るという義務を持たすと、その予定申告ごとにその承認申請書を認めるか、あるいは却下するかは、全部税務署長がそれを処理するということになるのでありますか。
【次の発言】 これは昨日か一昨日に、たしか西村委員からもお話がありましたが御当局にやわらかなご気分がありましても、末端の税務署の方に参りますと、この法律の條文通り読んで條文通りに仕事をやる。この條文を読んでみま……

第7回国会 大蔵委員会 第29号(1950/03/09、24期、自由党)

○奧村委員 もう午前の審議はすぐ終ることと思うのですが、議事進行についてちよつと申し上げます。  先ほどたびたびお話が出ておりますように、所得税法はおそらく日本の国始まつていまだかつてないほど冗漫と申しますか、わかりにくい法律でありまして、これを逐條的に審議するということはなかなか困難でありまして、今日までの経過を見ましても十分逐條の審議が行われておらぬと思います。しかしわれわれ国会議員として十分この国会において審議し盡したいと思う。そこでどうやら近いうちにこの委員会で討論採決を行われるようでありますが、質疑の時間の予定について委員長の方針をまずお伺いいたしておきます。

第7回国会 大蔵委員会 第32号(1950/03/14、24期、自由党)

○奧村委員 本日提出された議案にからんで、三特別銀行、農林中金、商工中金の現在までの貸借対照表、預金高及びおもな株主というような資料を提出願いたいと思います。

第7回国会 大蔵委員会 第35号(1950/03/17、24期、自由党)

○奧村委員 ただいまの宮腰委員の御質問に対して、債券に対しては何ら補償しないということでありますが、今回非常に債券額が多くなりしかも無担篠でやる。そういたしますと、普通の社債券よりもつと薄弱な危険なものになる。しかもこれを政府が今後国債にかわるべきものとして日銀あたりで取扱わせようとしているということに、非常に私は不安があり矛盾があると思いますが、この点いかがでしようか。
【次の発言】 しかしその点については先ほどもお話のように、特別な監査は債券発行銀行に対しては、していないというお話でありますが、それではこの債券発行銀行には、銀行監査の面において何か特別に政府として監督をなさるのでしようか。

第7回国会 大蔵委員会 第38号(1950/03/23、24期、自由党)

○奧村委員 大体の金額をひとつ……。
【次の発言】 ちよつとお尋ねしますが、この薪炭特別会計整理状況の四の、政府手持薪炭処理状況の二十五年の三月一日現在の手持におきましても、まだ一億七百万円の手持木炭その他の商品があるわけです。これは貸借対照表に出ておりませんが、どういうことになつておりますか。
【次の発言】 二月末の貸借対照表にも載つておりませんか。
【次の発言】 それはつまり売り拂い見込額でもつて欠損を出した金額ですね。
【次の発言】 それからいま一つ現物不足の薪炭処理状況において六億三千万円余りが処理された。そのうち二億四、五千万円はすでに入つて来る見込みがついた、こういうことであります……

第7回国会 大蔵委員会 第39号(1950/03/24、24期、自由党)

○奧村委員 私遅れて参りましたので、質問が重複するかもしれませんので、その点は御注意をお願いいたします。  すでに衆議院を通過しました所得税の改正案に、災害の場合の規定があります。それからまた今度災害の法律が出ておる。この両方の規定に食い合う、あるいは食い違うことがないか。所得税法の第十一條の三の災害または盗難による資産の損失の点と、今度の災害に対する法案の第二條の規定の相違についてお伺いいたします。
【次の発言】 両者の場合には、納税者がこれを自由意思で選択してやるということで大体わかりましたが、現在提案されている災害の方の第三條における災害による損失というのは、住宅または家財、その以外にど……

第7回国会 大蔵委員会 第42号(1950/03/29、24期、自由党)

○奧村委員 私は災害法に関連して二、三お尋ねいたしたいと思います。主税局長は先だつての御答弁において、災害の場合に所得税法の災害規定で行くか、今回の災害規定で行くかということは、納税者の選択にまかせるということを答弁せられたのでありますが、この災害法の第一條には「他の法律に特別の定のある場合を除く外、この法律の定めるところによる。」こういうことになつておりますが、他の法律の特別の定めというのは、所得税法における災害の規定であらうと思うのであります。そうであるとすればまず所得税法の災害の規定を適用して、それでない場合に初めてこの災害法が適用される。所得税法の災害規定がまず先に優先して適用せられる……

第7回国会 予算委員会 第9号(1950/02/06、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 私は日本経済の自立発展のためにはドツジ・ラインを基調とする現吉田内閣の政策を遂行するよりほかに道がないと考えておるのであります。従つて基本的には吉田財政政策を支持するものであります。しかし全幅的ではありません。前国会でも申し上げましたが、金融政策は大蔵大臣の努力にもかかわらずまだ十分でないと思うのであります。今回の税制改革についても、かなり懸念を持つておるものでありますから、まずこれらの点についてお伺いいたしたいのであります。私は明るい面を知つておる。しかもお尋ねするととは暗い面である。その点はなるべく国会を通じて、国民協力してこの暗い面を早く取除こうという意味においてお尋ねするの……

第7回国会 予算委員会 第22号(1950/03/06、24期、自由党)

○奧村委員 大蔵大臣に対して、公団、特に食糧公団の予算に関して、お伺いをいたしたいと思います。  配炭公団がかなり赤字を出しております。その他の解散公団も赤字を出しております。食糧公団も来年三月で解散するのでありますが、これもこのままで行つたら、赤字を出すのではないかという不安を持つておるのであります。そこで、公団の経理について欠陷があるのではないか、法規の面からいつても欠陷があるのではないかと思いますので、この点を伺いたい。  次に、今提出されております二十五年度の公団の予算は、かなり不備な点と申しますか、まことに粗雑なつくり方になつておるので、ぜひ訂正していただかなければならぬ点がかなりあ……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 災害地対策特別委員会 第2号(1950/07/20、24期、自由党)

○奧村委員 先ほど安本の方からの御説明では、総合して全部の金額が百五十九億と言われました。最初閣議に出されたときは百三十何億で、多少数字がふえておるようですが、この百五十九億の数字、このうちの一部は資料をいただきましたが、全部にわたつておりませんので、大づかみでよろしいから、この百五十九億円の内訳をひとつお示し願いたい。
【次の発言】 ただいま河川の方は八十五億と言われましたが、河川局長からの資料によりますと、合計で六十六億ですが、あとからまた追加したのですか。ただいまいただいた資料のほかに追加しておるのですか。
【次の発言】 私のお尋ねいたしましたのは、ただいまわれわれのいただいた河川局の国……

第8回国会 水産委員会 第4号(1950/07/19、24期、自由党)

○奧村又十郎君 昨年の第三・四半期から初めて綿漁網の受注リンク制を実施せられたのでありますが、この受注リンク制は、直接消費者たる漁業者の注文によつて資材が割当てられるということになるので、まことにこれは適切な制度であると考えておりますが、聞き及ぶところによりますと、通産省の方では、せつかく行われた受注リンク制度を、一部廃止または変更しようとする意思があるやに承つておりますが、そういう御意思があるかどうか、この点をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 それでは、せつかくの受注リンク制を一部変更なさるという御意思があるということがはつきりいたしましたが、それは一体いつから、おやりになる御計画……

第8回国会 大蔵委員会 第2号(1950/07/15、24期、自由党)

○奧村委員 両局長の御説明によりましても、申告所得税の問題が一番大きな問題であると思います。收入歩合が申告納税で八〇%という非常に成績が悪い、しかしこれは昨年たしか補正予算でもつて、最初の予算千九百億であつたものを二百億減らして千七百億に減らす。減らしたにもかかわらず八〇%でありますから、当初予算額に比べると七〇%、これは非常に少い。これはわれわれ大蔵委員会で、今回特に調べてみなければならぬ点が多々あろうと思います。適正な課税をしているかどうか、あるいはその他いろいろな問題があります。  そこで資料としてお願いいたしたいのは、特にこの成績が悪いということに関連しまして、滯納が千二百億もある。こ……

第8回国会 大蔵委員会 第3号(1950/07/19、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま提案の御説明がありましたが、この船舶公団の処理についての復金債務の処理、それから政府出資の減少について、もう少し数字についてこまかく御説明願いたい。御配付になりました資料の貸借対照表に基いて、御説明をしていただきたいと思います。
【次の発言】 船舶共有契約の共有の開始の日はいつでありましたか。それから甲乙の持分はどういう比率でどういう内容でありますか。
【次の発言】 それではこの貸借対照表にある船舶の数字は、すでに共有契約のできた分であるということになると思いますが、そこでなおお尋ねいたします。貸借対照表のこの百二十一億なるものは、公団の持分である。これを政府が引継ぐという……

第8回国会 大蔵委員会 第4号(1950/07/20、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま御提案の船舶共有の法律案は、船舶公団の解散の最も中心的な問題であつて、事実上船舶公共の解散の仕事を、われわれ今この委員会で審議することになるので、はなはだ重大な責任があると思います。なぜならば共有持分を政府が引継ぐといいますが、船舶公団の財産のほとんど全部が共有持分でございます。そこで今度政府が引継ぐとすれば、共有持分の公団の権利義務は一切政府が引継ぐ。そこで二、三お尋ねがあります。第一、一番大きな問題は金利であります。公団の金利と称するものは、一体これは復金から借入れたもののみを言うのか、あるいは政府出資の金も含めて金利と言うのか。この点をまずお伺いいたします。

第8回国会 大蔵委員会 第5号(1950/07/21、24期、自由党)

○奧村委員 ちよつと関連して……。そういたしますと、特派官吏に対して毎月増減がある。従つて月ぎめで給料を払う、こういうふうなことになるのですか。
【次の発言】 どうも少しはつきりしないと思うのですが、四百八十名は常時国から給料を支払い、なお特派した場合に、特別にまた七千円ずつ払うような御答弁のようですが、そういうことになるのですか。
【次の発言】 それではやはり四百八十名は常時この税関におる政府職員でありますから、取立てて定員外にするという理由はどこにあるのですか。
【次の発言】 私この定員法を詳しくは知らないのですが、定員外になると、たとえば退職金その他の待遇がかわるじやないかと思うのですが……

第8回国会 大蔵委員会 第6号(1950/07/22、24期、自由党)

○奧村委員 ただいまの御答弁によりますと、従来の共有契約というものは、船主にとつては非常に有利にできているという御答弁でありますが、まことにその通りに條文の一つ一つがなつております。さて、そこでいよいよ清算が結了して、政府があとを引継ぐということでありますが、これからあとの、政府として船主に対する態度はどういう態度で行くか、この点をひとつ明らかにしておきたいと思うのであります。すなわち船舶公団は一応任務を終了して解散するとすれば、今後国が船主に対する態度としては、共有契約書に書いてある約束に違反せぬ限り、なるべく国の財産を有利に管理し、またもう一つはなるべく早くこの共有契約を解消するということ……

第8回国会 大蔵委員会 第7号(1950/07/24、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  徴税状況に関する件を議題として質疑を続行いたします。竹村奈良一君。
【次の発言】 三宅則義君。
【次の発言】 三宅委員の御質疑に関連して、委員長からちよつと簡單に質問をいたしたいと思います。三宅委員の御質疑は、いわゆる割当額というふうな制度がいまだにあるやに思うが、あるかないか、そういう御質問のように感じましたが、その御答弁に対して、政府委員からはそういうことはないというふうな、否定的な御答弁でありましたが、この際お伺いしたいことは、本年の四月に大蔵委員が各地方に対して国政調査をやりましたときに、各税務署長から大蔵委員長あてに報告書が参つております……

第8回国会 大蔵委員会 第8号(1950/07/25、24期、自由党)

○奧村委員 私は特にこの際五月末現在におきまする過年度の帶納千二百億余に関して、これはいまだかつてない多額な帶納であるが、その原因及び今後の見通し、これは今後の補正予算編成にも関連して非常に重大な問題でありますので、これを十分こまかい資料に基いてお尋ねいたしたいと思うのでありますが、まだ国税庁の方でこまかい資料の御準備ができておらぬようでありますので、これは午後にまわしまして、舟山銀行局長が来ておられますので、局長に預金部資金の運用に関して簡單に二、三お尋ねを申し上げたいと思う。
【次の発言】 銀行局長にお伺いいたします。金融政策の中で、預金部資金の運用の問題が非常に重大であると思いますので、……

第8回国会 大蔵委員会 第9号(1950/07/26、24期、自由党)

○奧村委員 ただいまの御発言に私は賛成するものであります。昨日の委員会における参考人招致の決議は、公社の浮貸しに関する調査ということでありますから、なるべく大蔵委員会としての、そういう金融上の問題について、それに限つての御質問を願う、こういうことにいたしていただきたいと思います。
【次の発言】 ちよつとお尋ねしますが、交通公社は口マンス社からは雑誌だけを買い入れておるのか。どういう雑誌を毎月何部程度買い入れておるのか。それからその販売は交通公社の各支店、出張所ですか。その店だけに限られておるはずで、交通公社から鉄道の売店その他へ元卸から取次いで、またほかの売店にも売つておるのか。交通公社だけの……

第8回国会 大蔵委員会 第10号(1950/07/27、24期、自由党)

○奧村委員 この五月末現在の滯納が約千二百億、特に申告納税の滯納がひどい。言いかえれば昭和二十四年度の徴收歩合が非常に悪い。これが今度シヤウプ博士が来られての一番検討を要する問題でなかろうか。シヤウプ税制では所得税に非常に重点を置いておる。その所得税で昨年千九百五十億の課税をして、実は千二百億余りしかとつておらない。そうであるならば、第一に税の公平ということが欠けておるということなんです。そこで国税庁の方にいろいろお伺いしておるが、なぜこの滯納がふえたかということについての原因がはつきりいたしません。シヤウプ博士がお越しになるについて大蔵省も十分御検討になつたはずですが、私どもがどうも納得行く……

第8回国会 大蔵委員会 第11号(1950/07/28、24期、自由党)

○奧村委員 これをもつて質疑を終了せられんことを望みます。
【次の発言】 討論を省略して採決に入られんことを望みます。
【次の発言】 私は、酒税請願の審査につきましては、議事進行の便宜上、日程順によらずに、紹介議員の御出席になつている請願より審査を行つて行きたいと存じます。引下げに関する請願に関して本院に総計百六件提出されているのでありますが、この紹介議員を代表いたしまして一括して趣旨を述べたいと思います。  この趣旨は、酒税率を五割引下げられたい。清酒第二級は特に大幅に引下げられたい。第三に強力な密造対策を実施せられたい。こういうことになつております。昨日の予算委員会における大蔵大臣の答弁に……

第8回国会 大蔵委員会 第13号(1950/07/31、24期、自由党)

○奧村委員 私はこの際、ただいま本委員会に提案されました今澄勇君外二十名提出の法律案に対する修正案を提出いたしたいと思います。すなわち、   協同組合による金融事業に関する法律の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。  「法令の規定に違反する」を「法令の規定に違反し又は政令の定める基準に適合しない」に改める。  その理由といたしましては、原案提出者は、協同組合による金融事業に対する免許を、大蔵大臣の自由裁量にまかせることなく、法令の規定に違反しない限り免許することという趣旨のもとに、原案を提案せられたのでありますが、現在の金融事情、経済事情、その他各般の事情を参酌いたしまするのに、今……

第8回国会 大蔵委員会 第15号(1950/08/31、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま三宅委員のわれわれ大蔵委員会の国税調査に関する質問に対して、長官は全然別個の問題を持ち出されて、あたかも大蔵委員に教育をせられるような話をなさつたが、まことに意外千万であります。もちろん納税者の祕密ということはわれわれよく知つている。しかしそれとは全然別個に、徴税の成績、申告の状況、そういうことを税務署について調べるのに、納税者の祕密と混同して、あたかも今回の税務署の態度を肯定せられるがごとき御答弁はまことに意外であります。長官はそういうふうに言われるが、五十万円以上の所得者は明らかに公告することになつているし、また閲覧に行く場合には、税務署は閲覧させるという義務もあります……

第8回国会 大蔵委員会 第17号(1950/09/15、24期、自由党)

○奧村委員 ただいまの御答弁にもありますように、二十三年度から二十五年度二箇年に、預金は約六十億ほどふえておるということですが、しかし貸出しの方はもつとふえておる。従つて手元資金はだんだんきゆうくつになつておる、こういうふうに思うのであります。あとから問題になると思いますが、淺香委員からも発言がありましたように、今度の台風災害の金融の手当をどうするか。政府としては農林、水産金融については、おもに農林中金の金を充てるが、はたして農林中金にそういう余裕があるかどうか。この点をお伺いしてみたいと思います。ただいまの御答弁によりますと、ただいま預金は百七十億、貸付が三百二十億ということで、これは非常に……

第8回国会 大蔵委員会 第18号(1950/11/20、24期、自由党)

○奧村委員 税制に関する調査小委員会は去る八月一日に発足し、宮幡靖君を小委員長に選定し、主として税制の調査を行つたのでありまするが、正式の会議の形式はとらずに、主として中央地方の官庁その他団体等を中心とした国政調査に重点を置いたのであります。国政調査は去る七月二十日より九月四日に至るまで、各地方を実地調査したのであります。その間去る八月三日に、来朝中のシヤウプ博士から税制の調査に関する報告を求められておりましたので、九月二日に税制小委員会の懇談会を開いて、これらの調査の結果をとりまとめまして、九月五日に各委員の意見を総合いたしまして、ただいま皆様のお手元にありますような報告書を提出しておいたの……

第8回国会 予算委員会 第3号(1950/07/27、24期、自由党)

○奧村委員 大蔵大臣は昨日の本委員会における御答弁で、来年度は米価を大幅に上げて国際価格にさや寄せをしたい、こういうことでありました。これはわれわれも大賛成であります。それでは米価の価格算定方式のパリテイー計算の方式を変更なさるのであるか。これは昨年の夏の今ごろ大蔵大臣は、米価は五千円以上にしたい、こういうことを言つておられたが、実際はパリテイー計算などで非常に安くなつた、今度もパリテイー計算などでやればまたぞろ同じことになる、この計算方法をかえて相当大幅に上げる御意思があるかどうか、その点をお伺いしたい。
【次の発言】 大蔵大臣は来年度七百億の減税を実行なさる、こういうお話でありますが、その……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 大蔵委員会 第2号(1950/11/27、24期、自由党)

○奧村委員 国民金融公庫法について二、三お尋ねを申し上げたいと思います。  ただいまの法案の提案理由説明の中にも、国民金融公庫の資金の供給を非常に望んでおる。それでこの公庫の増資の必要が認められておるわけでありますが、最近における金融公庫に対する融資の申込み状況及び資付状況、つまり申込み状況に対して資付が大体どの程度の率になつておるか、お伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、四月の場合十二億の申込みに対して貸付が一億九千万円、五月が十二億の申込みに対して貸付が二億ということになつておりますが、これは資金がなくて貸せなかつたのか、あるいは事務上の手続が遅れて貸せなかつたのか……

第9回国会 大蔵委員会 第3号(1950/11/28、24期、自由党)

○奧村委員 昨日主税局長に対して、この密造対策に関して質疑が行われたのでありますが、本日はここに国税庁の間税部長がお見えでありますから、当の責任者として、今後の密造対策についてその御方針を承つておきたいと思うのであります。  密造が全国に氾濫し、その害毒ははかり知れないものがあるのでありますが、これに対する対策はわれわれも十分問題にし、当局に迫つておつたのであります。しかしいかにせん正規の酒類の価格があまり高かつたために、密造対策は効果を現わすことができなかつた。しかるに今回この法律案によりまして、十二月一日から相当程度酒価が引下るのでありますから、これと符節を合わせて、密造対策はこの際うんと……

第9回国会 大蔵委員会 第4号(1950/11/29、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 三宅君。

第9回国会 大蔵委員会 第5号(1950/11/30、24期、自由党)

○奧村委員 塩田等災害復旧事業費の法案審議に関連いたしまして、資料を要求いたします。この災害復旧事業費四億八千万円も、一応塩事業費の中から支出されるわけでありますが、それにもかかわらず、今回の補正予算では塩事業の方で約十九億の利益を見込んでおります。一方、塩の輸入価格あるいは収納価格と比べると、塩の販売価格は不当に高いという輿論が多いので予算書に書いてありますだけでは十分わかりませんから、塩のトン当りの、粉砕料、それから保管料、輸送費、これらのトン当りの経費の内訳を見たい。なお輸入の塩の原価それから小売価格の見通しなどについて、できるだけの資料をお願いいたしたいと思います。  いま一つ資料をお……

第9回国会 大蔵委員会 第6号(1950/12/01、24期、自由党)

○奧村委員 今回の災害復旧費は、專売公社の塩事業費の中から支出しているのですが、これは従来の災害復旧もこういうふうな塩田の災害復旧をやつておつたのですか。
【次の発言】 先ほど竹村委員からお尋ねになりました、塩の消費者の価格が高い。これに対して、特に内地塩の高いことは、設備あるいは塩田等に非常な資金がいるからとか、その他いろいろな事情を述べられたけれども、私は別にこういうことをお尋ねしたい。内地塩の收納価格は九千七百円、これの高いことは、ただいまの御説明でわかりますが、この九千七百円で收納して、これを消費者に販売する価格が、従来はトン一万六千円、そういたしますと六千円のさやがある。一体この内地……

第9回国会 大蔵委員会 第7号(1950/12/02、24期、自由党)

○奧村委員 ただいまの申告納税の税収見込みについて、徴収歩合が総合して七五%であつて、これは確実である。この御説明としては、本年度は特に誤謬訂正などの内容にかたいところを見込んでおる、こういう御説明でありますが、昭和二十四年度の徴収歩合は六三%であります。今の見込みは七五%で、一二%よけいに見込んでおる、誤謬訂正は見てあるという御説明でありますが、この予算の見積りの中には私は見てないと思う。なぜならば、申告所得税の今度の見積りの基本は七月の予定申告であります。七月予定申告というものは、昨年の税務署の更正決定を一応土台にして申告をさせておるのであります。これに対しては減額承認の制度はありますが、……

第9回国会 大蔵委員会 第8号(1950/12/04、24期、自由党)

○奧村委員 国税庁長官にお尋ねをいたしたいと思います。補正予算の中の本年度申告納税の税收見込みに問題するお尋ねでありますが、この税收見積りは、かなり甘いんじやないかということが考えられるのであります。その原因として、本年度の七月の予定申告に対する徴收歩合が、問題になつて来ると思うのであります。すなわち本年度の補正予算の申告納税の徴收の見積りは、本年七月の予定申告を土台して見積りをやつております。ところが七月予定申告の徴收歩合は、国税庁からの資料によりますと、十一月でもちまして申告額に対して收入歩合は、わずかに四四・五%であります。これはあなたの方から来ておる資料ですから間違いないと思います。昨……

第9回国会 大蔵委員会 第12号(1950/12/08、24期、自由党)

○奧村委員 これより請願及び陳情書審査小委員会の、請願及び陳情書の審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  本小委員会に審査を付託されました請願は総計五十五件、陳情は二十三件でありますが、小委員各位の熱心なる審査の結果、左の結論を得た次第であります。  すなわち請願につきましては、日程第四、第一五、第二四、第三四、第三五、第三八、第四三、第四五、乃至第五〇の各請願計十三件はいずれも留保すべきものとし、日程第一四は採択すべきものとし、日程第一ないし第三、第五ないし第一三、日程第一六ないし第二三、日程第二五ないし第三三、日程第三六、第三七、日程第三九ないし第四二、日程第四四及び日程第五一ないし……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 大蔵委員会 第3号(1950/12/16、24期、自由党)

○奧村委員 農林大臣に漁業権証劵金融に関する点について、なお補足してお尋ねいたしたいと思うのであります。これは申すまでもなく、極東委員会で決定された日本漁村及び漁業の民主化のための漁業法の実施に関連いたすことでありますが、すでに各沿岸に漁業調整委員会ができまして、現実に旧漁業権者から漁業権を取上げて、新たに零細漁民の団体である民主的な漁業団体に漁業権を與えるということを着々進めておりまして、来年の八月を期していよいよこれが実行に移る。ところでその沿岸漁民が一番不安に思つておりますのは、従来の資本家である漁業権者から漁業権を取上げて、零細漁民の団体である漁業協同組合あたりに漁業権が與えられても、……

第10回国会 大蔵委員会 第4号(1951/01/30、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま委員長のお話では、各予想される法律案ごとに小委員会をつくるというお話でありますが、これは正式な小委員会になりますと、支障を生ずるのじやないかと思うのであります。すなわちこの大蔵委員会に、この国会中に非常にたくさんな法律案がかかつて参りますから、そのほかに小委員会という正式なものをつくりますと、審議に支障を及ぼすのではないか、こういうふうに思いますので、正式なものでなく、何か提案者のグループをつくつて、四、五人がそれを担当する。そういうふうに、つまり正式なものではなしに、四、五人のグループをつくるというふうな行き方で行つてもらいたい。そういうことについては、理事がお世話をやく……

第10回国会 大蔵委員会 第5号(1951/01/31、24期、自由党)

○奧村委員 食糧配給公団関係の政府説明員のお名前を承りたいと思います。
【次の発言】 まず佐藤政府委員にお尋ねいたしたいと思います。この提案理由の説明を見ますと、目下のところ十四億五百五十一万円の剩余金が出ると推定される。この食糧配給公団の清算にあたつて、この剩余金全額を清算勘定に使う、こういう意味になつておりますが、この清算経費なるものはどういうものをさすのであるか、お伺いいたします。
【次の発言】 それでは、昨年度の予算審議の際には、各公団の各目明細書が国会に御提出になられておるのでありますが、今回はその明細書が出ておりません。ただいま御説明のそれぞれの金額の明細書をまずお出し願いたいと思……

第10回国会 大蔵委員会 第6号(1951/02/02、24期、自由党)

○奧村委員 質疑に先だつて動議を提出いたしたいと思います。本委員会に提案されておりますところの食糧配給公団の清算に関する法律案及び食糧管理特別会計に繰入れの法律案、この法律案に関連しまして数日間審議を進めておりまするが、経理にわたりますので、審議が非常に微細な点にわたりますと、この委員会全体の審議がはかどりにくいと存じますので、これは別に切離して小委員会を設置して、この小委員会において十分審議を進められたいと思いますので、この二法案に関する審議は、小委員会でいたすようにお諮り願いたいと思います。
【次の発言】 資料の要求をいたします。郵政事業特別会計の赤字は今年度に始まつたことでなしに、今まで……

第10回国会 大蔵委員会 第7号(1951/02/03、24期、自由党)

○奧村委員 まずお尋ねしたいのは、予算書を見ますと、アルコールの売払代が昨年と比べますと約十億ほど減少しております。ところがアルコールの需給計画書を見ますと、昨年度が二万六千キロ、本年度は三万四、五千キロ、非常にふえておる。この数量が本年度は非常にふえて、予算の方は非常に減つておる。この点はどういうわけでありましようか。
【次の発言】 一通りはそれでわかりましたが、売上げの單価は大して減少しておらぬと思うのですが、それでは特別定価売りの單価は、昨年と比べてどれだけ減少しておりますか、お伺いいたします。
【次の発言】 單価の減少でもつてこういう数字の狂いは来ぬはずだと思うのです。やはり昨年度大体……

第10回国会 大蔵委員会 第8号(1951/02/05、24期、自由党)

○奧村委員 審議に先だちまして、西川政務次官が見えておられますから、お伺いいたしたいことがあります。本国会も審議が着々進んで参つております。なお選挙等の関係から実質審議は三月一ばいで大体終るものと考えます。予算も三月中ごろには通過する見込みで、衆議院としてはやつておるわけであります。ところがそれらに関連しての大蔵省関係の政府提出予定の法律案が、この委員会にまだあまり出ておりません。従いまして大蔵委員会としては、国会の中で最も多数の法律案の審議しなければならぬ立場でありまする以上、政府提出の議案の出がおそいので、審議の上から非常に困つておるわけであります。いつものように、会期が切迫してから固めて……

第10回国会 大蔵委員会 第16号(1951/02/16、24期、自由党)

○奧村委員 先ほどの小山委員の御質問に関連して、私もお尋ねをいたしたいと思うのであります。小山委員の御質問によりますと、銀行預金の調査については、これこれこういう條件のそろつた場合のみ銀行預金を調査し得る、こういうふうな條件をつけるようにして指令を出したらどうか、こういうような御質問のように承つたのでありますが、しかし税法上でははつきりとほとんどあらゆるものは調査し得る。これは所得税法の、何條の何号ということまでは私覚えませんが、ほとんどあらゆるものは調べ得るという規定がしてあるにもかかわらず、行政上の処置としてそういうことはできないと思うのでありますが、その点は平田局長はどうお考になりますか……

第10回国会 大蔵委員会 第24号(1951/02/28、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  去る二十六日本委員会に付託に相なりました商品券取締法の一部を改正する法律案を議題といたしまして、政府当局より提案趣旨の説明を求めます。西川政府委員。
【次の発言】 ただいまの西村君の動議のごとく決定するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないようでありまするから、西村君の動議のごとく小委員会を設置することに決定いたしました。  なおこの際、小委員及び小委員長の指名を行いたいと存じます。  相互銀行設置に関する小委員会委員       小山 長規君    西村 直己君       奧村又十郎君    佐久間 徹君       苫米地英俊君 ……

第10回国会 大蔵委員会 第25号(1951/03/01、24期、自由党)

○奧村委員 私はこの際動議を提出いたしたいと思います。  すなわち信用金庫法案について検討の都合上、信用金庫設置に関する小委員会を設置せられんことを望みます。なお、その委員会の小委員会並びに小委員長は、委員長において指名せられんことを望みます。

第10回国会 大蔵委員会 第26号(1951/03/02、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  昨一日本委員会に付託に相なりました農林漁業資金融通特別会計法案、及び関税定率法の一部を改正する法律案の両法案を議題といたしまして、政府当局より提案趣旨の説明を求めます。西川政府委員。
【次の発言】 間もなく大蔵大臣も御出席になることと思いますが、ただいま西川大蔵政務次官、平田主税局長、舟山銀行局長がお見えでありますから、これらの政府委員に御質疑があれば質疑を許します。
【次の発言】 宮幡靖君。
【次の発言】 宮幡君の御発言に対しましては、委員長はこれを了承いたしました。後日善処いたします。内藤友明君。

第10回国会 大蔵委員会 第27号(1951/03/03、24期、自由党)

○奧村委員 農地証券の償還金の一部を一般会計の負担とすることに関する法律案及び公団等の予算、及び決算の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案、この一案につきましては、この際討論を省略し、ただちに採決に入られんことを望みます。
【次の発言】 ただいま本委員会において審査中の農林漁業資金融通特別会計法案と、同じく農林委員会におきまして審査中の農林漁業資金融通法案とは密接な関連にありますので、右両案に関し、本委員会と農林委員会と連合審査会を開会する必要があると存じますので、右両案に関し、農林委員会に連合審査会開会の申入れをいたしたいと存じますが、この点動議として提出いたします。

第10回国会 大蔵委員会 第28号(1951/03/05、24期、自由党)

○奧村委員 先刻まで質疑を続行いたしました商品券取締法の一部を改正する法律案、国家公務員等の旅費に関する法律の一部を改正する法律案、及び国家公務員共済組合法の規定による年金の額の改定に関する法律案の三法律案につきましては、すでに審議も尽されたことと思いますので、この際右三案に対する質疑を打切り、討論を省略してただちに採決に入られんことを望みます。

第10回国会 大蔵委員会 第29号(1951/03/06、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま議題となりました鉱工品貿易公団に関する小委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  鉱工品貿易公団の経理調査等に関しましては、二月六日、さきに設置されました食糧配給公団の経理調査等に関する小委員会に併合されて、爾来昨五日に至るまで、小委員会を開くこと四回にわたり、その間通産省振興局経理部長石井由太郎君、同じく通産省監査第一課長馬郡巖君、鉱工品貿易会団総裁斎藤大助君、副総裁仙波健君、総務課長佐藤節夫君、鉱工品貿易公団経理部次長大脇章君等に対しまして、質疑を続行して参つたのであります。  本公団の損失金見込みは、保有輸出物資及び国産資材売買差損十四億九千百五十七……

第10回国会 大蔵委員会 第30号(1951/03/07、24期、自由党)

○奧村委員 関連して……。ただいまの御説明ではちよつと不満足に思います。すなわち法第五條、その五條の表現は、「資金の貸付、元利金の回收その他貸付及び回收に関する業務を委託することができる。但し、貸付の決定については、この限りでない。」こういう表現で行けば、これは例外として貸付の決定は政府がやることはあるが、大体農林中金に貸付をやらせる、そういう表現になつている。しかし貸付は政府がやるのだという今の御答弁ならば、なぜもつと表現をその通りになさらないか。表現が全然ただいまの御答弁と食い違つているが、その点を明らかにしていただきたい。
【次の発言】 それならばこれは表現をかえなければならぬと思う。な……

第10回国会 大蔵委員会 第31号(1951/03/08、24期、自由党)

○奧村委員 私はただいま提案されております農林漁業融通特別会計法に関連いたしまして、農林中金の理事長に二、三お尋ねをいたしたいと思います。今回のこの法案をかりに実施するとすれば、農林中金の今後の運営などについて相当重大な変化を来すだろう、こういうふうに考えるのであります。ついてはまず農林中金の将来の資金運用についてのお見通しについて、まずお伺いいたしたいと思うのであります。申すまでもなく農林中金は、特に預り金が季節的にその増減の変動が非常に多い。供米代金の入つた年末年始が非常に多くて、春夏が非常に少い。たとえば昨年度などは年間二百億くらいも幅がある。しかし一方貸付の方はそれほどの増減にはなつて……

第10回国会 大蔵委員会 第32号(1951/03/10、24期、自由党)

○奧村委員 これで三日間私がお尋ねしておりますが、やはりどうもはつきりせぬので、煮詰まつた点だがお尋ねしておきます。  法第五條の審査であります。この審査は受託者に委託するということになつておりますが、普通の商業金融ではありませんから、この審査ということが非常に重大なものであると思うのであります。この審査の責任と申しますか、善良な注意を怠つた、あるいは重大な過失によつて審査が十分に行われておらなんだ、あるいは間違つた審査をした、そういう場合の政府に対する損害、それを受託者が受ける。その点の規定がこの法には全然載せてない。第八條は第六條の規定違反だけである。ほかにはどこにも規定がない。そこでつつ……

第10回国会 大蔵委員会 第33号(1951/03/12、24期、自由党)

○奧村委員 この修正案について提案者にお尋ねいたしたいと思います。この修正案ははなはだ妥当なものと思うのでありますが、政府案と比べますと、退職金の率がそれぞれ多少上つておりますし、また勤続期間四年以上の者の規定もつくつてあるわけです。それで政府案実施の場合と、この修正案実施の場合と、予算で大体どのくらい増額することになるのであるか。それだけは政府の予算の範囲内でやりくりができるということでありますが、増額は大体どれくらいになるのか。その点をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 私は自由党を代表いたしまして、政府案並びに修正案に対して賛成の意見を述べるものであります。  国家公務員等に対する退……

第10回国会 大蔵委員会 第36号(1951/03/17、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 ただいまより会議を開きます。  昨十六日、本委員会に付託に相なりました復興金融金庫に対する政府出資等に関する法律の一部を改正する法律案、関税法の一部を改正する法律案、及びたばこ專売法の一部を改正する法律案の三案を一括議題として、政府より提案趣旨の説明を求めます。西川政務次官
【次の発言】 次に農林漁業資金融通特別会計法案、外国為替資金特別会計法案、緊要物資輸入基金特別会計法案、保税倉庫法及び保税工場法の一部を改正する法律案、関税法の一部を改正する法律案、物品税法の一部を改正する法律案を一括議題といたしまして、前会に引続き質疑を継続いたします。三宅君。

第10回国会 大蔵委員会 第37号(1951/03/19、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  ただいま農林委員会に付託されておりまする農林漁業資金融通法案につきまして、本大蔵委員会において左の通り修正いたしたいと思いまするので、御異議なければ委員長の手において農林委員会に諮りたいと思います。すなわち同法案の第三條の利率の表のうち三項の「林道の開発又は復旧に必要な資金」そのイ「公共事業費による補助事業に係るもの」の「年一割五厘」を「年一割」に、「年九分五厘」を「年九分」に、五項の「塩田の改良、造成又は復旧に必要な資金」のイ「塩田等災害復旧事業費補助法による補助事業に係るもの」の「年一割五厘」を「年一割」に、「年九分五厘」を「年九分」、以上のよ……

第10回国会 大蔵委員会 第38号(1951/03/20、24期、自由党)

○奧村委員 小委員会におきまして、食糧配給公団の清算経費の財源に充てるための剰余金の使用に関する法律案、及び食管の歳入不足補填のための一般会計から繰入れするための法律案、この二案を審議して参つたのでありまして、三回小委員会を開き、食糧配給公団等の政府委員についていろいろ質疑を行つたのであります。この小委員会としては、主としてこの食糧配給公団の今までの経理内容並びに今後の清算勘定に対する見通しということに重点を置いて調査したのであります。この食糧配給公団の今回の法律案は、十四億五百八十一万九千円の剰余金を清算経費に充てるということになつておるのでありますが、昨年の国会においてわが大蔵委員会で特に……

第10回国会 大蔵委員会 第40号(1951/03/23、24期、自由党)

○奧村委員 高橋国税庁長官にお尋ねしたいと思います。  まずこの昭和二十五年度の申告所得税の收入歩合が最近非常に悪い。三月一旬末で七百億余りの徴収実績になつております。予算額と比較しますと收入歩合はわずかに六割、前年同期と比べましても約一割以上收入歩合が悪い。この收入歩合の悪い理由をまずお尋ねいたしたいと思うのであります。
【次の発言】 高橋長官は、申告期限を一箇月延ばしたから、それで現在の歩合は悪い、こういうことでありますが、しかしすでに三月一旬分で九十億入つております。これは二月の期限が済んで、その收入分が全部計算されて九十億というものになつておるはずです。従つて申告期限を一箇月延ばしたこ……

第10回国会 大蔵委員会 第41号(1951/03/24、24期、自由党)【議会役職】

○奥村委員長代理 会議を開きます。  昨日付託になりました農林中央金庫法の一部を改正する法律案を議題として、まず提案者より提案趣旨の説明を求めます。内藤友明君。
【次の発言】 これより昨日質疑を打切りました公認会計士法の一部を改正する法律案を議題として討論採決に入ります。
【次の発言】 三宅君の動議のごとく決定するに御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議ないようでありますから、本案に関しては討論を省略して、これよりただちに採決に入ります。本案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立多数。よつて本案は原案の通り可決いたしました。

第10回国会 大蔵委員会 第46号(1951/03/30、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  日本開発銀行法案を議題といたしまして、前会に引続き質疑を継続いたします。三宅則義君。
【次の発言】 ただいまの竹村君の御発言並びに宮幡君の御発言に関しましては、産業その他あらゆる面に非常に微妙な影響を與える点もありますので、これは理事会に諮りまして適当に善処いたしたいと思います。
【次の発言】 さようとりはからいます。
【次の発言】 ただいま議題となりました納税貯蓄組合法案につきまして、その提案の理由を説明いたします。  租税制度に関しましては、国民負担の軽減合理化をはかるために、昨年以来引続き改正が行われているところでありますが、現在なお巨額の滞……

第10回国会 大蔵委員会 第48号(1951/05/08、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  議案の察査に入ります前にちよつとお諮りいたします。実は理事田中織之進君が去る三月五日、同じく理事西村直己君が同月十日委員辞任に伴い、また理事天野久君が議員辞職に伴いまして、理事が三名欠員となつておりますが、本日は都合により二名だけの補欠選任を行いたいと存じます。慣例によりまして委員長において理事二名の指名をいたすに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 御異議がなければ、田中織之進君並びに西村直己君が去る三月三十一日再び本委員となられましたので、右両君を理事に指名いたします。

第10回国会 大蔵委員会 第49号(1951/05/10、24期、自由党)

○奧村委員 本案につきましては十分に質疑も尽されたことと存じますので、質疑を打切りまして、なお討論省略の上、ただちに採決に入られんことを望みます。

第10回国会 大蔵委員会 第50号(1951/05/16、24期、自由党)

○奧村委員 原間税部長にお尋ねいたしたいと思うのであります。最近税の懇談会において政府に、所得税その他約八百億の減税案を答申しております。その減税の財源は、主として酒類の増石による増収ということに重点を置いておるようであります。従つて昭和二十七年度の予算編成については、まずこの酒類の増石による増徴、これがどのくらい見込めるかということが、相当大きな問題になろうと思うのであります。  そこで私のお尋ねしたいことは、消費面から考えて、一体この上酒はどのくらい増石されて、無理なく消費されるかという点のお見通しをお尋ねして見たいと思うのであります。現在の市価、つまり現在の酒税の率で行つて、昭和二十六酒……

第10回国会 大蔵委員会 第51号(1951/05/18、24期、自由党)

○奧村委員 この租税特別措置法の一部改正法律案は、主として漁業権の補償金に対する取扱いの規定を書いてあるわけでありますが、これを審議するにつきましては、どうしても漁業権証券の交付及び将来のこれの取扱いということがまずはつきりしなければ、十分の審議ができないと思うので、この点を簡単にお伺いいたしたいと思うのであります。  漁業権証券は漁業法の規定に従つて交付されるわけてありますが、もうすでに政府におかれても、証券の交付の具体的な計画はお立てになつておられることと思うのであります。それでどれだけの金額をお出しになるのか、その証券の利率は幾らであるか、償還の期間はどういうことになつているか、それから……

第10回国会 大蔵委員会 第52号(1951/05/21、24期、自由党)【議会役職】

○奥村委員長代理 これより会議を開きます。  去る十八日、本委員会に付託されました地方自治法第百五十六條第四項の規定に基き、税関の支署及び出張所並びに支署の出張所及び監親署の設置に関し承認を求めるの件、及び一昨十九日付託されました有価証券の処分の調整等に関する法律の廃止に関する法律案の両案を一括議題として、まず政府自局より提案の趣旨説明を求めます。西川政府委員。
【次の発言】 泉政府委員がおりますので、何か御質問がありましたら許します。
【次の発言】 次に船主相互保険組合法の一部を改正する法律案、外国保険事業者に関する法律の一部を改正する法律案、保険業法の一部を改正する法律案の三法律案を一括議……

第10回国会 大蔵委員会 第53号(1951/05/22、24期、自由党)

○奥村委員 ただいま議題となつております地方自治法第百五十六条第四項の規定に基き、税関の支署及び出張所並びに支署の出張所及び監視署の設置に関し承認を求めるの件につきましては、すでに質疑も尽されたと思いますので、本件につきましては質疑を打切り、討論を省略し、ただちに採決に入られんことを望みます。
【次の発言】 同僚委員各位からいろいろ御質疑がありまして、それによつて次第に政府の方針も明らかになつて来たのでありますが、私は同じような質問でありますが、なおつつ込んでお尋ねをいたしたいと思うのであります。  ただいま提案の租税特別措置法改正案の問題は、これは主として漁業権証券の問題でありますが、この漁……

第10回国会 大蔵委員会 第54号(1951/05/24、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  昨二十三日本委員会に付託に相なりました商法の一部を改正する法律の施行に伴う銀行法等の金融関係法律の整理に関する法律案を議題といたしまして、政府当局より提案趣旨の説明を求めます。大蔵政務次官西川甚五郎君。
【次の発言】 これより本法案並びに昨二十三日に本委員会に付託となりました船主相互保險組合法の一部を改正する法律案、外国保險事業者に関する法律の一部を改正する法律案、及び保險法の一部を改正する法律案の四法案を一括議題といたしまして質疑に入ります。
【次の発言】 それでは、本日はこれにて散会いたします。     午後二時二十四分散会

第10回国会 大蔵委員会 第60号(1951/06/25、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  御承知のごとく本委員会におきましては、閉会中審査事件として、農林中央金庫法の一部を改正する法律案の継続審査を申し出ておりましたが、去る六月五日院議をもつて本委員会に付託されましたので、本日はまず農林中央金庫法の一部を改正する法律案を議題として審査いたしたいと存じます。  御質疑があれば許します。説明員、農林中央金庫理事更級学君、農林中央金庫総務部長杉野精一郎君、農林大臣官房農林金融課長富谷彰介君、農林省大臣官房農林金融課事務官遠藤彌豊治君が御出席になつておられます。
【次の発言】 幸い農林中金の関係の方もおられるので、ちよつとお尋ねいたしますが、こ……

第10回国会 大蔵委員会 第63号(1951/08/01、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  前会に引続き金融状況に関する件を議題として質疑を続行いたします。ただいま来ておられる政府説明員は、通商産業省通商機械局長玉置敬三君、同じく車両課長畔蒜嘉一郎君、中小企業庁金融課長谷敷寛君、大蔵省主計局主計官柏木雄介君であります。なお後ほど国民金融公庫総裁櫛田光男君、中小企業庁長官小笠公韶君、経済安定本部財政金融局次長前野直定君、大蔵省銀行局長河野通一君、同じく大蔵省銀行局特殊金融課長有吉正君が見えることになつております。
【次の発言】 三宅則義君。
【次の発言】 委員長から三宅君にお答えいたします。前回の委員会において、ただいま御発言同様の意味をも……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 大蔵委員会 第1号(1951/10/22、24期、自由党)

○奧村委員 日本輸出銀行の業務方法書を資料として出していただきたい。
【次の発言】 いずれ復金の融資残高は、開発銀行へ肩がわりされることになるわけでしようが、現在融資なさつた貸付先に対して、今までにもすでに復金から相当に貸し付けてあるのがあるだろうと思うのです。復金の貸付の整理がつかないものに貸すということはないだろうと思う。たとえば農林水産について、水産関係の三社に融資してあるが、この三社はすでに復金から相当多額の借入れをしておるはずであります。その従前の復金の借入れの整理はついておるかどうか伺いたい。
【次の発言】 同じく農林水産関係で申込みが八件あるうち、三件は南洋の捕鯨関係、あとの五件……

第12回国会 大蔵委員会 第5号(1951/10/27、24期、自由党)

○奧村委員 理財局長に、在外公館等借入金の返済の実施に関する法律案のもう少し計数的な御説明を、お願いしたいと思います。一つ一つお尋ねすればいいようなことでありますが、しかしそれでは時間がかかるから、政府で進めて来られた確認事務のその確認の総額、それが関東州、満州その他の地区別に確認がどうなり、件数、金額がどのくらいになるか。それから五万円に打切つたというが、その五万円に打切つた数字上の説明がなければ、資料でも出していただきたいが、ここでひとつ計数的な御説明をお願いいたします。
【次の発言】 大体このくらいの数字の資料、われわれが要求せずとも、一応説明書の付録としてでも提出してもらうべきであると……

第12回国会 大蔵委員会 第6号(1951/10/29、24期、自由党)

○奧村委員 所得税法の臨時特例に関する法律案について一点だけお尋ねいたしたいと存じます。  要綱には、退職所得に対しては、特別のとりはからいをなさるように出ておるのであります。条文を見ると、その規定が十八条に出ておるのでありますが、これは単に別表に掲げてあるのであつて、要綱に出ておるような趣旨は条文には出ていないのでありますが、これはどういうわけなのでありますか。
【次の発言】 この要綱によりますと、退職所得に対しては画期的な処置をなさるのであつて、しかもこれは来るべき通常国会においての所得税改正の方向を、はつきり示しておることと思うのであります。従つていずれ来るべき通常国会においては、要綱に……

第12回国会 大蔵委員会 第7号(1951/10/30、24期、自由党)

○奧村委員 大蔵大臣にお尋ねいたします。時間がありませんので、多少私の意見が多くなりますが、意見を申し上げて、大臣のお心構えを承りたいと思います。  それは、大蔵大臣は最近税制度の確立について、御熱意を失われたのじやないかという疑いを持たれる節がありますので、伺つてみたいと思うのであります。講和に伴いまして国家の財政負担が重くなる。しかも一方経済再建はますます進めて行く。これがためには資本の蓄積も進めねばならぬ。かつまたインフレを抑制して行かなければな”らぬ。これがためには税制度をあくまでも確立して行くということが、財政政策の基本でなければならぬと思うのであります。ところが大蔵大臣はこれに対し……

第12回国会 大蔵委員会 第8号(1951/10/31、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま議題となつておりまする法人税法の一部を改正する法律案につきましては、すでに質疑も盡されたと思われますので、この際本案につきましては質疑を打切られんことを望みます。

第12回国会 大蔵委員会 第9号(1951/11/02、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  去る三十日本委員会に付託に相なりました、外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案を議題といたじまして、まず政府当局より提案趣旨の説明を求めます、西川政務次官。
【次の発言】 次に、在外公館等借入金の返済の実施に関する法律案を議題といたします。質疑を継続いたします。塚田十一郎君。
【次の発言】 御質疑ありませんか。  これにて休憩いたします。     午後零時二十八分休憩

第12回国会 大蔵委員会 第10号(1951/11/05、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  国民金融公庫法の一部を改正する法律案を議題といたしまして質疑に入ります。深澤義守君。
【次の発言】 ただいま国民金融金庫法の一部を改正する法律案について質疑を継続中でありますが、本委員会に提案された未復員者給與法等の一部を改正する法律案の提案者がお見えになつておられますので、提案者の提案趣旨の説明を聽取いたしたいと存じます。参議院議員紅露みつ君。
【次の発言】 次に国民金融公庫法の一部を改正する法律案の質疑を継続いたします。深澤君。
【次の発言】 銀行局長は御答弁ないそうです。有田君。
【次の発言】 次に在外公館等借入金の返済の実施に関する法律案を……

第12回国会 大蔵委員会 第11号(1951/11/07、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  国民金融公庫法の一部を改正する法律案を議題といたしまして、前会に引続き質疑を継続いたします。

第12回国会 大蔵委員会 第12号(1951/11/08、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  一般会計の歳出の財源に充てるための資金運用部特別会計からする繰入金に関する法律案、外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案、及び米国対日援助物資等処理特別会計法の一部を改正する法律案、在外公館等借入金の返済の実施に関する法律案、右四法律案を一括議題といたしまして質疑に入ります。  ただいまお見えの政府委員は、法制意見第二局長林修三君、外国為替管理委員会委員大久保太三郎君、大蔵省理財局長石田正君、通商産業省臨時通商業務局経理第一課長羽柴忠雄君、主計局法規課長佐藤一郎君であります。質疑を許します。内藤君。

第12回国会 大蔵委員会 第13号(1951/11/09、24期、自由党)

○奧村委員 この提案の繰入金ですが、この積立金はどういうふうにしてできたか。この内容の御説明がありましたか。私ちよつと委員会を欠席しておりましたので何ですが、その内容を御説明願います。
【次の発言】 なおこの資金運用部に関連してお尋ねいたしますが、地方公共団体に対する起債に関連して、これらの団体に対する起債の未回収金と申しますか、滞りというものがあるか。またこれに対してそういう未回収の不安のある場合には、どういう方法をとつておられるか、お尋ねいたします。
【次の発言】 なおもう一つお尋ねしますが、先ほどの御答弁にありました余裕金の積立て、これはそれでは現存今年度の余裕金については、どういうふう……

第12回国会 大蔵委員会 第14号(1951/11/12、24期、自由党)

○奧村委員 内藤委員の質問に関連してお尋ねいたしますが、この乳牛の結核、それから牛の流行性感冒、馬の伝染性貧血、これが異常な事故と言われる。そうすると異常でない事故、つまり要支払額で補填できる事故というのはどういうことなんですか。結核病だとか流行性感冒というのは、通常毎年起るはずです。これが異常であつて、異常でない普通の保険の病気というのはどういうことになるのですか。
【次の発言】 そうすると要するに病気の種類でなしに、被害がよけいに出過ぎた。これをもう一度言いかえるならば、被害の見積りが今年は特に過小であつた。ところがその御説明によりますと、最初の要支払額の見積りが千四百万円であつた。そうし……

第12回国会 大蔵委員会 第15号(1951/11/13、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま議題に供されました各法案のうち、会社利益配当等臨時措置法を廃止する法律案は、質疑も盡されたことと存じますので、この際質疑を打切り、討論省略の上採決に入られんことを望みます。
【次の発言】 農林省の農政局長、農業保険課長がお見えでありますから、昨日配付された資料に基いて二、三お尋ねいたしたいと思います。  昨日配付された農業災害補償制度に関する件についての資料でありますが、全国各府県の農業共済組合連合会の不足金が、総額で約二十億に近い赤字を出しておるということでありますが、この赤字は今どうなつておるか。おもにこれは農林中央金庫から借り入れておると聞いておるのでありますが、どう……

第12回国会 大蔵委員会 第16号(1951/11/14、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま議題となりました二法律案につきましては、討論を省略し、ただちに採決に入られんことを望みます。

第12回国会 大蔵委員会 第17号(1951/11/15、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま議題となつておりまする四法律案のうち、国家公務員等の旅費に関する法律の一部を改正する法律案につきましては、すでに質疑も盡されたと思われますので、この際右案につきましては質疑を打切り、討論を省略し、ただちに採決に入られんことを望みます。

第12回国会 大蔵委員会 第18号(1951/11/16、24期、自由党)

○奧村委員 食糧庁長官にお尋ねしますが、われわれ大蔵委員会でことしの夏全国を国政調査して歩いたのであります。特に税収状況の調査で歩いたのでありますが、酒税の徴収に関連して密造の状況が大体把握された。特に東北地方や四国においては高知県、それから九州では宮崎県で、非常に密造が猖獗をきわめておるわけです。それでほとんどこの密造は米を利用しております。東北地方のごときは一箇村、村長初め全部密造をやつておつたという事例が現にあるわけであります。また九州宮崎県地方では、一部落全部密造を生業として行つておるという事例があるのであります。そこでこの密造が相当供米に悪い影響を及ぼしておると思うのでありますが、長……

第12回国会 大蔵委員会 第19号(1951/11/17、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  昨十六日本委員会に付託に相なりました、昭和二十六年度における給与の改訂に伴う国家公務員共済組合法の宙定による年金の額の改定に関する法律案、旧令による共済組合等からの年会受給者のための特別措置法の規定による年金の額の改定に関する法律案の二法律案を一括議題といたしまして、まず政府当局より提案趣旨の説明を求めます。なお租税特別措置法の一部を所正する法律案につきましては、国会法上正式の議題とはいたされないのでありますが、議案審査を促進する意味において、この際参考のため政府当局より説明を聴取しておきたいと存じます。西川大蔵政務次官。

第12回国会 大蔵委員会 第20号(1951/11/20、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これをもつて休憩いたします。午後は二時から開会いたします。     午後零時五十七分休憩
【次の発言】 ただいま議題となつておりまする未復員者給與法等の一部を改正する法律案、昭和二十六年度における給與の改訂に伴う国家公務員共済組合法の規定による年金の額の改定に関する法律案、及び旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法の規定による年金の額の改定に関する法律案、以上三案につきましては質疑も十分行われたことと存じますから、この際質疑打切りをいたしたいと存じます。
【次の発言】 ただいま議題となりました未復員者給與法等の一部を改正する法律案に対する修正案について、提案趣……

第12回国会 大蔵委員会 第21号(1951/11/21、24期、自由党)

○奧村委員 私はこの際本年度の申告所得税の非常な不振の状態について、その原因をただして、なお国税庁のこれに対する今後の対策についてお伺いしてみたいと思うのであります。所得税においても、源泉徴収が非常に予算よりもふえて収入しておるし、また法、人税が未曽有の増収を期待せられるのであるが、申告所得税は遺憾ながらおそらく終戦後予算と比較して、今年ほど成績の悪い年はないと私は承知しておる。昨年も申告所得税の成績が悪いということが問題になつたが、昨年よりなお歩合が悪い。現在最も新しい資料に基いて、申告所得税の収入額及びその歩合、昨年度との比較、これをお伺いいたします。

第12回国会 大蔵委員会 第23号(1951/11/26、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま議題となつております二法律案のうち、物品税法の一部を改正する法律案につきましては、すでに質疑も盡されたと思われますので、この際本案について質疑を打切り討論を省略して、ただちに採決に入られんことを望みます。
【次の発言】 これは泉政府委員にお尋ねしたいのでありますが、けさの日本経済の記事を見ると、泉さんの御説明に、今度の配当所得に対する源泉課税これに関連して、申告所得税の申告の中に配当所得の申告が非常に少い。つまり法人の内容を調べると、配当金額が総計で百六十五億円あるうち、申告所得税で申告されているものは三十数億円だ、こういう御説明が出ておるわけです。これは国税庁において正確……

第12回国会 大蔵委員会 第25号(1951/11/28、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  租税特別措置法の一部を改正する法律案を議題といたしまして、質疑を継続いたします。三宅則義君。
【次の発言】 三宅君にお諮りいたしますが、あとは午後にしていただきたいと思うのですが……。
【次の発言】 次二理事辞任の件についてお諮りいたします。実は本日理事西村直己君より理事辞任の申出がありましたので、これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、西村直己君の理事辞任を許可することといたします。  次に理事の補欠選任の件についてお諮りいたします。ただいま理事辞任を許可されました西村直己君の補欠として、理事一名の補欠選任をいたした……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 決算委員会 第2号(1952/02/01、24期、自由党)

○奧村委員 私は初めて決算委員会に出たのですが、これからうんと勉強させていただきたいと思います。  それで、ただいま大上委員のお尋ねしたことについて、補足してお尋ねしたいのですが、六五三の事件は、すでに司令部の方からやつちやいかぬという指令が出て、その指令は国鉄の方の報告によると、昭和二十二年の十二月二十六日に工事中止の指令が出ておる。ところが二十三年、あくる年に買い入れて、二十四年に売つた。しかも六百万円で買い入れて、十七万円に売つた。この具体的な事項の説明は、どうも納得が行かぬ。そこで会計検査院にお尋ねいたしますが、この六五三の事例は、昭和二十三年度に京三製作所から買い入れ、二十四年に売つ……

第13回国会 決算委員会 第3号(1952/02/06、24期、自由党)

○奧村委員 発注は二十三年の四月でありますか。
【次の発言】 そうしますと、中止命令が二十二年の十二月に出ておるのでありますから、中止命令が出てから五箇月間経過後に発注した、その間の事情をどういうふうにお調べになりましたか。それを詳細にひとつ……。
【次の発言】 国鉄の関係の方にお尋ねいたしますが、こういう品物の発注は、最高の責任者はどなたになるのですか。それでこれは中止命令が出て約五箇月間たつてから発注しておるとすれば、やはりこれは何と申しますか、国有鉄道の最高幹部の方で、中止命令かあるにもかかわらず、これは必ずやるのだということが既定方針となつて、それをかえずにこの発注が出た。私どもの調べ……

第13回国会 厚生委員会 第18号(1952/04/01、24期、自由党)

○奧村又十郎君 私は委員長の許可をいただきまして、ただいま議題に供されております遺族一時金に関連いたしまして、特に上海事変、日華事変当時の遺族は、この一時金が交付されない、この事情についてお尋ねをいたしたいと思うのであります。昭和十二年七月七日以後、太平洋戦争までの約四年間に、十九万人余り戦死しております。人数で行きますと、太平洋戦争後の戦没者と比較すると、約一割であります。この一割の遺族の方に交付せられないということについては、全国的に非常に不満があるように承つております。特に元の金沢にあつた九師団管下などは、これは日華事変当時非常に勇名をとどろかした師団でありますが、この師団管下などにおい……

第13回国会 大蔵委員会 第1号(1951/12/11、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  まず理事辞任の件についてお諮りいたします。実は理事佐久間徹君より理事辞任の申出がありましたが、これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、佐久間徹君の理事辞任を許可することにいたします。  次に理事補欠選任の件についてお諮りいたします。ただいま理事辞任を許可されました佐久間徹君のかわりに、理事一名を補欠選任する必要があると存じますが、前例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、西村直己君を理事に指名いたします。

第13回国会 大蔵委員会 第3号(1952/01/29、24期、自由党)

○奧村委員 資料を要求いたしておきます。まず第一に復興金融金庫の貸出残と申しますか、開発銀行に移管される貸出残の明細、及びそれに関連して、復金の今日までの経理内容を明らかにした書類を出していただきたい。これはすでにこの国会に提出された予算案の中にも、開発銀行の今年度末の資本金として、復金の貸出残が繰入れられることになつて、金額が明白に記載されておる。従つてその根拠となる貸出残は、もう政府においてはつきり確かめられておるはずである。この資料を早く出していただきたい。これはこの委員会で、前国会以来たびたび請求しておつたことでありますから、この際特に早く出していただきたい。  それからこの委員会とし……

第13回国会 大蔵委員会 第4号(1952/02/01、24期、自由党)

○奧村委員 ただいまの内藤委員の御発言、まことにわれわれも同感でありまして、本委員会では毎国会この要望が強いのであります。ところが政府の方におかれては、われわれのこの委員会の意見が十分徹底していない。よつてこの際ひとつ内藤委員の御発言を動議として取上げて、委員会一致の決議として、この際政府に申し入れるというふうにいたしたいと思います。委員長、動議としてお取上げを願います。
【次の発言】 先ほどの私の動議の件は一応取下げておきます。そこでお尋ねいたしておきますが、ただいま配付された第十三回国会提出予定法律案のうち、ただいま御説明になつた税制改正要綱の中の法律案、これはいつごろこの委員会に提出され……

第13回国会 大蔵委員会 第6号(1952/02/04、24期、自由党)

○奧村委員 こまかい質疑は本法案が提案されてからいたしたいのでありますが、先般の主税局長の御説明に関連して、大まかな御質問をしてみたいと思います。  御説明の要綱の二ページの(3)の「自家用住宅及び自作農地」、これは新たに制度を今度なさるというわけでありますが、自作農地の場合は、これは農地の交換分合に際して、譲渡所得の免税の措置をとろうというので、まことにけつこうと思います。自家用住宅の場合も同じように取入れる。そこで一年以内に新たにこれら同種の資産を取得したというのは、自家用住宅を売つた日から一年以内に新たに取得した場合、自家用住宅というのは同一人で三つもあるというようなこともありますが、そ……

第13回国会 大蔵委員会 第7号(1952/02/05、24期、自由党)

○奧村委員 近来いろいろな金融機関において、この種の事件が頻発しておりまして、われわれは商工中央金庫においても、非常に乱脈をきわめているというようなことを、新聞報道で承つているので、国民金融公庫においては、ただいま総裁の言われるように、その性格と使命からして、かようなことがあつたのでは、これほど遺憾なことはないと思つておつたところ、実は新聞記事を見て、われわれも非常に遺憾に存じたのであります。しかしただいまの総裁の心からの反省と真心をくみとつて、われわれも了とするのでありますけれども、もう一歩進めて、今後かようなことのないようにぜひしていただかなければならぬが、それについては、なぜさような事件……

第13回国会 大蔵委員会 第8号(1952/02/07、24期、自由党)

○奧村委員 私は今問題になつておる農村における匿名供出制度、あるいは株式の譲渡所得税、あるいは無記名定期預金の制度などに関連して、なおまたこの二月確定申告に際しての国税庁の御方針などを、お尋ねしたいと思うのであります。  この匿名供出について課税をどうするか。本日の新聞に出ておりますのを見ますると、農林省としては、匿名供出については免税をするということを、はつきり発表しておりますが、これについてお尋ねしたい。ついては、これは農林当局にもここに来ていただいて農林大臣の明確なる答弁を承りたいと思います。いずれ同僚議員からも、この点は御質問があろうと思うのであります。まだ農林大臣はお見えになりません……

第13回国会 大蔵委員会 第15号(1952/02/18、24期、自由党)

○奧村委員 平田主税局長にお尋ねいたしたいと思います。この国会におきましては、独立達成を前にして、占領中つくられた法律全般について、占領下という特殊の事態を一度御破算にし、白紙に返して、すべてこれらの法律をやりかえるといいますか出直す、そういう機運があるわけであります。この税法においても、シヤウプ勧告に従いまして根本的に税法が改正されましたが、この際このシヤウプ勧告に従つてつくられた税法全体について、これをこの際において一度改めて、従来のシヤウプ勧告の考え方を白紙に返して税法を出直す、そういうふうな考え方もある。それには税制審議会など、新たにそういう一つの税法審議の機関をつくつて出直す、そうい……

第13回国会 大蔵委員会 第16号(1952/02/19、24期、自由党)

○奧村委員 関連して……。ただいま小山委員の御質問になつておられた株式配当に対する源泉徴收の問題でありますが、これは前国会以来問題になつております。そこで今株式の名義書きかえの励行がされていない。それから百株以下で名義を幾つにもわけることもできる。そういう方法をまず考えてみると、この源泉徴收をやめた場合、現在の状態ではほとんど株式配当所得を捕捉するのに困難である。そういう建前から、それに対する適切な方法を見つけ得るまでは、この源泉徴收をやめることはできない。たとい少額の株式でもできない。何か適当な方法の見つかるまではと、こういうふうに私は考えるのでありまして、これは小山委員にお尋ねするのが適当……

第13回国会 大蔵委員会 第17号(1952/02/20、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま議題となつております財政法、会計法等の財政関係法律の一部を改正する等の法律案につきましては、先ほど委員長から言われましたように、十二国会末に本委員会に付託され、全会一致をもつて可決された後、参議院の継続審査を経た後、参議院より送付された法律案であり、修正点についての質疑は大体尽されたことと思われますので、この際、本案に対する質疑は以上をもつて打切られんことを望みます。

第13回国会 大蔵委員会 第21号(1952/02/26、24期、自由党)

○奧村委員 大蔵大臣にお尋ねいたします。政府は二十五年度からとつて来た現行税制度を確立して行こうとする熱意を失いつつある、現行税制度の特に強調しておるところの公平原則を、ぼつぼつくずして来ておるというふうな感じを、一般に持たされておるというふうに思いますので、この点についてお尋ねいたしたいと思うのであります。特に私は各地における税務官吏の方々が、そういう不安を持つて、税務行政の上においてかなり志気をくずして行くのではないかということを案じまするので、特にこの税務行政に長年苦労された大臣のこの画におけるお考えを、承つてみたいと思うのであります。  申すまでもなく現行税制は、シヤウプ勧告に基いてあ……

第13回国会 大蔵委員会 第22号(1952/02/27、24期、自由党)

○奧村委員 私は一点だけお尋ねします。しかもこれは昨日の大蔵大臣に対する質問に関連するのであります。実は昨日お尋ねするつもりでありましたが、かなり微妙な点でありましたので、一晩考えてもう一ぺんお尋ねをし直す、こういうことであります。つまり言葉の言いまわしかどうかと思うのでありますが、きのうの大蔵大臣の御答弁ではこういうことでありました。いろいろな税の今回の軽減措置からして、また将来譲渡所得税などを免税するということになると、その振合い上勤労所得の免税の限度が今三万円であるが、それを六万円程度まで引上げなければならぬ、こういうふうに考えるが、そういう振合いを考えて株式譲渡所得税などを廃止する場合……

第13回国会 大蔵委員会 第23号(1952/02/28、24期、自由党)

○奧村委員 川野委員の御質問に関連して、お尋ねしたいと思うのでありますが、ただいま川野委員の質問を承つておりまして、私は漂然とした。宮崎税務署間税課が密造酒白書を発表した。その発表によると、宮崎県の一部落大島部落で、年間一万石の密造酒があり、二億六千万円の脱税がある、こういうことを税務署みずから発表している。これは何を意味するか。なおまた税務署以外にも、宮崎の大島部落内の相当の公的機関では、税務署の発表は半分である、その倍額の脱税があるということを言うておる。これは今に始まつたことではない。昨年からも問題になり、この大蔵委員会でも、川野委員初めたびたび取上げた。そこでまずこういう事実を確めてみ……

第13回国会 大蔵委員会 第25号(1952/03/01、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま議題となつておりまする税法四案のうち、所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案、及び相続税法の一部を改正する法律案の主税法案につきましては、すでに質疑も尽されたと思われますので、この際右三税法案については質疑を打切り、ただちに討論に入られんことを望みます。
【次の発言】 私はただいま提案の税法三法案について、自由党を代表して賛成の意を表するものであります。  われわれは、今国会に独立第一年度の予算を審議したのでありますが、独立に伴うところの新たなる経費の計上、その他内政費の増額をいたしたのでありますが、一方税法上においては、調整あるいは減税を行いまして……

第13回国会 大蔵委員会 第27号(1952/03/05、24期、自由党)

○奧村委員 私はまず農林漁業資金融通特別会計法改正についてお尋ねいたしたいと思います。この農林漁業資金融通特別会計の制度は、去年の四月一日から発足したのでありますが、これは今後恒常的に存置して行くものでありますか。そこでこの大蔵委員会では、国民金融公庫及び住宅金融公庫、こういう政府金融機関の経理の規定も、ここで改正するということでありますが、農林漁業資金融通特別会計の経理の行き方について、これで今後いいものであるかどうか。下手をすると復興金融金庫の二の舞いをしはしないかというような不安が、かなり濃厚にありますので、その点を中心にして私は少しお尋ねをしてみたいと思います。政府資金を流す金融機関は……

第13回国会 大蔵委員会 第28号(1952/03/07、24期、自由党)

○奧村委員 私はおとといに引続いて、農林漁業特別会計についてお尋ねいたしたいと思います。特に銀行局長にお尋ねいたしますが、この農林漁業資金融通特別会計によつて、この年度末には累計で三百二十億の政府資金が流されるのでありますが、一体農林漁業特別会計というものは、金融機関であるかどうかということから、ひとつきわめて行かぬといけないと思う。今の特別会計というのは、はなはだ中途半端な制度であつて、これが今後恒常的に行われるとするならば、もうここらで制度としてもはつきりしたものを、つくつて行かなければならぬと思うのであります。おととい農林金融課長にお尋ねしたのでありますが、今度はひとつ、金融機関であると……

第13回国会 大蔵委員会 第29号(1952/03/08、24期、自由党)

○奧村委員 住宅金融公庫の関係の方にお尋ねいたしたいと思います。予算書を見ますると、昭和二十七年度の年度末になると、貸付金が四百五十六億になる見込みになつておりますが、個人及び住宅組合に対する一般住宅の貸付と、住宅を建設して賃貸するのを業とする法人に対する融資は、大体どのくらいの振りわけになりますか、お尋ねいたします。
【次の発言】 賃貸を業とするものに対する貸付は、どういうふうにして貸付を決定するのですか。いわゆる個人と同じように抽籤でやるのか、いろいろ条件がありましようが、その貸付はどういうふうにされるのでありますか。
【次の発言】 賃貸を業とする法人もかなり希望者と申しますか、申込みが多……

第13回国会 大蔵委員会 第31号(1952/03/12、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 次に農業共済再保險特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案、農林漁業資金融通特別会計法の一部を改正する法律案の両案を一括議題として、質疑を続行いたします。松尾トシ子君。
【次の発言】 ただいまの武藤君の動議のごとく決定するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないようでありますから、農業共済再保険特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案については、この際質疑を打切り討論を省略し、ただちに採決に入ることにいたします。  これより農業共済再保險特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法……

第13回国会 大蔵委員会 第38号(1952/03/25、24期、自由党)

○奧村委員 ちよつと関連して――葉タバコの収納代金に対する所得の把握については、必ずしも苛酷ではないということでありますが、実情は私はこういうことではないかと思うのです。農家の所得、たとえば米の場合でも必ずしも供出代金をもとにしておらずに、反収をもとにしております。従いまして保有米その他かなり余裕がある。ところが葉タバコの場合は、葉タバコというものは専売公社以外には葉一枚もよそには流されぬ。もうことごとく専売公社に納めて、その専売公社の支払つた代金を税務署が押えて、それを一定の標準率で所得として見る。おそらく含みがないというか、これほど正確に把握されるものはほかにはあるまい。その意味において苛……

第13回国会 大蔵委員会 第39号(1952/03/26、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  去る二十四日付託に相なりました国家公務員共済組合法の一部を改正する法律案、及び当せん金附証票法の一部を改正する法律案の両案を一括議題といたしまして、政府当局より提案趣旨の説明を聴取いたします。西村大蔵政務次官。
【次の発言】 次に同じく二十四日、本委員会に付託に相なりました議員提出法律案の信用金庫法の一部を改正する法律案を議題といたしまして、まず提出者より提案趣旨の説明を求めます。佐久間徹君。
【次の発言】 次に同じく二十四日、本委員会に付託に相なりました議員提出法律案の信用金庫法の一部を改正する法律案を議題といたしまして、まず提出者より提案趣旨の……

第13回国会 大蔵委員会 第41号(1952/03/28、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま議題となつております六法案中、ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く大蔵省関係諸命令の措置に関する法律案、ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く連合国財産及びドイツ財産関係諸命令の措置に関する法律案、当せん金附証票法の一部を改正する法律案、及び国庫出納金等端数計算法の一部を改正する法律案の四法案につきましては、すでに質疑も盡されたと思われますので、この際右四法案につきましては、質疑を打切られんことを望みます。
【次の発言】 修正案の案文につきましては、お手元に配付いたしてありますので、これをごらん願うことといたしまして、朗読を省略させていただきます。……

第13回国会 大蔵委員会 第42号(1952/03/29、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま議題となりました関税定率法等の一部を改正する法律案、特定道路整備事業特別会計法案、食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案、農業共済再保険特別会計法の一部を改正する法律案、国家公務員共済組合法の一部を改正する法律案、及び国家公務員等の旅費に関する法律の一部を改正する法律案の六法案につきましては、質疑も大体盡されたと思われますので、この際右六法案につきましては、質疑を打切られんことを望みます。
【次の発言】 ただいま質疑を打切りました六法案中、特定道路整備事業特別会計法案、食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案、農業共済再保険特別会計法の一部を改正する法律案、国家公務員共済……

第13回国会 大蔵委員会 第57号(1952/04/24、24期、自由党)

○奧村委員 今の点に関連して割増金の点はどうなるんですか。これは相当利回りに関係するほどの金額を出すのか出さぬのか、それの政府の考え方を伺いたい。

第13回国会 大蔵委員会 第58号(1952/04/26、24期、自由党)

○奧村委員 時間が経過したので、同僚諸君に非常に恐縮でありますが、一点だけ国民貯蓄債券に関してお尋ねいたします。この規定を読み、また政府の腹案をお尋ねしてみますると、国民貯蓄債券が案外に利用者にとつて有利でないという感じが強い。つまり五年のすえ置きで、五年間最終まで持つて、その最終の利回りが六分九厘六毛、そこで途中でこれを政府が買い上げるという場合は、まず半年はすえ置き、一年間は発行価格で買い上げる。つまり一年間に売り渡すという場合には全然利子がつかぬ。それからあとだんだん買上げ価格は多少は有利になるでしようが、最も有利なもので五年すえ置きで六分九厘大毛、しかも法律の規定によると、抽籤によつて……

第13回国会 大蔵委員会 第63号(1952/05/10、24期、自由党)

○奧村委員 国民金融公庫の関係の方にお尋ねいたします。国民金融公庫法の一部を改正する法律案によつて、公庫の役員及び職員を国家公務員でないものとするというのが目的でありまして、これは給與及び旅費などは、公務員の例に基かないということになるのでありますが、そのほかに、何か身分上かわつた点ができて来るのでありますか、
【次の発言】 国民金融公庫の役員、職員の待遇については、たとえば商工中央金庫、農林中金などの役職員の待遇と比べて、はなはだしい差異があるということで、大蔵委員会においても、議員提案でもつて法律といたしたいということで、かねてからわれわれ用意しておつたところでありますが、実はいろいろな事……

第13回国会 大蔵委員会 第65号(1952/05/13、24期、自由党)

○奧村委員 ちよつと関連して……。ただいまの五億数千万円と三億数千万円の金というものは、この一月十六日の引継ぎの時点のときには、すでに償却済みになつておるわけですか。
【次の発言】 それでは経理上の償却というのはどういう処分をなさることですか。
【次の発言】 しかしそれは貸倒れ準備金の意味とは違うと思う。貸倒れがどれだけあろう、あるまいにかかわらず、融資残高に対して一定の割合で積み立てるのです。そうすると、その処分は経理上はどうなるのですか。これだけはとれないということにするのだが、切り捨ててはしまわないのだ。そうするとあつさりいつて、貸借対照表の上からは落すというわけですか。貸借対照表の上か……

第13回国会 大蔵委員会 第66号(1952/05/14、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 夏堀源三郎君。
【次の発言】 ちよつと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 長代理午前中はこの程度にとどめ、午後二時まで休憩いたします。     午後零時三十五分休憩

第13回国会 大蔵委員会 第82号(1952/06/03、24期、自由党)

○奧村委員 ただいまの御説明によりますと、外貨の手持ちが非常にふえておるということでありますが、われわれは貿易外收入による外貨が非常にふえておるように聞いております。今のところどの程度貿易外收入でドル及びポンドがふえておるのか。なおつけ加えてお尋ねしたいと思いますが、特に駐留軍関係が個人で国内に支拂う米ドルがわれわれの予想に国内に流されるというふうに聞いておるのでありますが、これはしかし確実な政府筋からの話は聞いておりませんので、政府の筋でお話できるだけ、なるべく詳しくお話を願いたい。
【次の発言】 ただいまの御説明によりますと、輸出入の貿易、特需、そういうもののほかに、米ドルを年間六億二千万……

第13回国会 大蔵委員会 第83号(1952/06/04、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  閉鎖機関令の一部を改正する法律案、緊要物資輸入基金特別会計法の一部を改正する法律案、外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案、接收貴金属等の数量等の報告に関する法律案の四法案を一括議題として、質疑を続行いたします。質疑は通告順によつてこれを許します。中野四郎君。
【次の発言】 ただいま御要求になりました資料は、委員長の方において至急とりそろえたいと存じます。  暫時休憩いたします。     午後二時二十六分休憩
【次の発言】 会議を再会いたします。――武藤嘉一君。

第13回国会 大蔵委員会 第84号(1952/06/05、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま審議中の両法案は、かねて別に郵政委員会で審議されたところの、簡保及び郵便年金の積立金の運用に関する法律案に付随するものであります。従つて私はまず郵政大臣に、簡保及び郵便年金の積立金運用を変更する法律案を提案された理由を承つておきたいと思うのであります。現在資金運用部において政府資金を統一的、効率的に運用しておりますが、今回簡保及び郵便年金の積立金運用を分離することは、資金運用部の運用を根底からくつがえすものであつて、ひいては国の財政経済の方針を非常に阻害するものがあると思う。そういう問題があるにもかかわらず、なぜことさらにこの法律案を提案されることになつたかという、その理由……

第13回国会 大蔵委員会 第86号(1952/06/07、24期、自由党)

○奧村委員 私は郵政政務次官並びに郵政関係の政府委員の方にお尋ねをいたしたいと思います。前会当委員会におきまして、佐藤郵政大臣にお尋ねしたことでありますが、いまだに明確にされておりませんので、重ねてお尋ねをいたしたいと思います。  それは簡保及び郵便年金の運用に関する法律案、この法律案の提案の理由であります。この理由は何であるかということであります。この法律案は、要するに従来簡保及び郵便年金の積立金は、大蔵大臣の管理及び運用にまかせられておつたのでありますが、これをひとつ郵政大臣の管理及び運用にまかせよう、こういうことであります。これはなぜそういうふうになさるのか、その提案の理由を明確にお尋ね……

第13回国会 大蔵委員会 第88号(1952/06/12、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま参考人がお話になりましたが、全国九ブロツクのうちで、大多数のブロツクは従来通りやるべきであつて、郵政省の方へ移管して窓口を二つもこしらえるのは困るという御意見だそうでありますが、市町村の方が大多数その立場で一致して、郵政省移管に反対されるのは当然だろうと思う。ところがそのうちで一ブロツクが強硬に反対したということでありますが、これはどういう理由で反対したのか。そのブロツクだけが強烈に反対しなければならぬ理由はどういう理由であつたのか。その反対した理由を詳しく申していただきたいと思います。
【次の発言】 そこのところはかんじんなことですが、聞き取れないというのは、われわれも非……

第13回国会 大蔵委員会 第89号(1952/06/13、24期、自由党)

○奧村委員 今の御質問に関連して銀行局長にお尋ねいたします。この法律施行になりまして資金運用部の方の運用計画を立てる場合に、簡保の積立金の分は郵政省の方で計画をお立てになる。その間、資金運用部の方の運用計画を立てる場合心、簡保積立金の方では、地方債にどれだけ出るかということを、あらかじめその大体の数字がわからなければ資金運用計画は立たぬわけです。その事前の打合せというか、政府一体になつてこれを立てて行かなければならぬが、その間の調節は事前にとらなければならぬと思う。この法律が施行されても、その点円満に従来通り行くかどうか不安に思うのですが、その点はどう考えておられますか。

第13回国会 大蔵委員会 第93号(1952/06/19、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま議題となつておりまする五法案のうち、閉鎖機関令の一部を改正する法律案につきましては、質疑も大体盡されたと思われますので、この際質疑を打切られんことを望みます。
【次の発言】 本案につきましては、原案及び修正案ともに、討論を省略してただちに採決に入られんことを望みます。
【次の発言】 本案の目的とする事柄につきましては、本国会の当初において、すでに政府の方針が明らかにされておつたのでありまして、この点は提案理由説明にも述べられたところでありますし、また当委員会においても、それに関してかねてから十分質疑も行われておつたことでありますから、この際質疑はとりやめ、討論を省略してただ……

第13回国会 大蔵委員会 第97号(1952/06/25、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま議題となつておりまする法律案のうち、連合国財産の返還等に関する政令等の一部を改正する法律案につきましては、質疑を打切り、討論を省略し、ただちに採決に入られんことを望みます。
【次の発言】 私も提案者の一人でありますが、大事な事柄は、やはり国会の審議を経て会議録にも載せておいた方がよかろうと思いますので、お尋ねしておきたいと思います。  本院の農林委員会で飼料需給調整法を審議しておつたと思いますが、その飼料需給調整法の目的も、今回のこの食管会計の一部改正の目的も同じようなものであると思うのでありまして、同じようなものであるにかかわらず、この食管特別会計法の一部改正というような……

第13回国会 大蔵委員会 第105号(1952/07/26、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 これより会議を開きます。  本日は、まず本委員会の国政調査の一環として、税制に関する件を議題として質疑を行います。質疑は通告順によつてこれを許します。宮幡靖君。


奥村又十郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|24期|-25期-27期-28期

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各種会議発言一覧(衆議院24期)

奥村又十郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 水産委員会公聴会 第1号(1949/11/16、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 ただいまの鈴木委員の御質問に対するお答えについて、少し食い違いがあるのじやないか。鈴木委員の御質問は、政府提出の原案の、定置漁業に対する優先順位として、漁業協同組合の自営を第一優先順位に置いてあるから、これで協同組合の自営で、協同組合に漁業権がどのくらい与えられるかということをお尋ねしたものと思うのであります。私もその点をお尋ねしたい。この政府提出の案によつて、協同組合の自営を第一優先順位に置いて、はたして協同組合の自営がどれだけ望めるか。公述人の方は三重県の連合会長をしておられる。三重県において九鬼その他漁業協同組合の自営を実現しておられるところが相当多い。そういう三重県において……

第6回国会 水産委員会公聴会 第2号(1949/11/17、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 どうも少しこの公聽会が、公聽会の趣旨にもとるような運営に行きそうになつておりますので、この点を委員長にお願いを申し上げたいと思います。公聽会はわれわれ水産常任委員が、あるいは言いかえれば国会が、国民各階席のあらゆる面において実際に働いておられる方方、また学識経験者の方方から、この法案に対して、いろいろな面から率直な御意見を謙虚に承つて、これをわれわれ審議のために参考にする建前のものであります。従つて全国各地からお越しになつた公述人の方方に、自由に御発言を願つて、それを承る。これが公聽会の趣旨であると存じて、その御発言の事柄がどういうことであろうと、一応われわれは謙虚、にこれを承る。……

第6回国会 水産委員会公聴会 第4号(1949/11/19、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 ただいま公述人の方から、漁業法案の核心に触れた御意見が公述されました。公述人の方は多年この水産行政に御経験が深く、また水産団体の中にあつて御経験が深い。このような御経験、学識から来る御意見非常に傾聽いたしますが、これになおつけ加えて、いま少し明らかにしていただきたいことがありますので、お伺いいたしたい。ただいまの公述人のお説には、漁業権はすべて漁民の団体に持たしたがいい。これは実は私も非常にその御意見賛成でありますが、しかし一方に貸付を認めないという関係方面の意見が強いのであります。そういたしますと、漁民の団体に漁業権を持たすのはいいが、貸付を認めないということであるならば、漁民の……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1950/03/02、24期、自由党)

○奧村委員 ただいまの教授の屈折作用のお話は非常に同感であります。ところがシャウプ勧告によりますと、そういういわゆる屈折作用のごときはなるべくあつてはならぬ。そういう考えのもとに非常に公正な税制をここで実行しよう。ところが日本の現実としては屈折作用はなかなか取除くことができぬ。その現実を無理して非常に理想的な税制を実行しよう。そこにシャウプ勧告の持つ矛盾がある。この勧告に関係しておられた教授として、この点についてまたせつかく屈折作用のこを力説された教授としての御意見を承りたい。  それから特にただいまのお話の中に、課税額の六五%しか調整できないということをシャウプさん自身が見積つておられる。こ……

第7回国会 地方行政委員会大蔵委員会水産委員会連合審査会 第1号(1950/04/08、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま夏堀委員から主として水産に関する御質問が出たのでありますが、私も今回は主として水産のみに関してお伺いをいたしたい。それも他の同僚議員にたくさん御質問があろうと思いますので、特に現在水産委員が用意しておりますところの、地方税法に対する修正案に関連して、政府の見解を参考のためにお伺いしておきたい。これに限定してお尋ねをいたしてみたいと思います。  昨年の第六国会において、大臣も御存じの通り漁業法が通過いたしまして、ごく最近にこれが実施されておる。申すまでもなく、これは漁業権の制度が根本的に改革いたしまして、従来の封建的な漁業権制度を改革し、これを零細漁民の団体である漁業協同組合……

第7回国会 予算委員会公聴会 第1号(1950/02/10、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 公述人の方は、先ほど林委員にお答えなさつて、しごく簡單に外国食糧の輸入は約一千万石、現在の予定の半額でよかろう、こういうことをお述べになつたのであります。しかし農林省発表の食糧需給の推算によりますと、昨年の十一月一日の持越し現在が千七百七十六万石、昭和二十五年十一月一日の持越しの推定は、林君は二千万石を越えると言いますが、農林省の発表は千九百四十万石、一箇年間に持越しは約二百万石あまりふえます。しかし二合七勺の配給を実行いたしまして、輸入が多過ぎるというのは、持越しがわずか二百万石ふえるからというだけであつて、この配給を実行するについては、どうしても現在の予定量の輸入がなければ、配……

第7回国会 予算委員会公聴会 第2号(1950/02/11、24期、民主自由党)

○奧村委員 私はただいまの林委員とは少し違つたふうに考えておりますので、その点をお伺いしたいと思います。林委員は今度の地方税制の改正によつて、貧弱な県はます財政が困難に陥つて、いわゆる寄付金などはもう一層ひどくなるだろう、こういうことを心配しておられるが、これは少くとも現状よりは今度の平衡交付金の制度なり税制改正によつてよくなると思うのであります。すなわち現状においてはどうか。地方においては賦課課率が非常に制限以外に行われている。また実際の税のとり方においては非常に県によつて不同であり、赤字の非常にひどいところがある。ところが今度の平衡交付金の制度においては、そういう赤字のひどいところは大幅に……

第7回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1950/02/17、24期、民主党(第十控室))

○奧村委員 まず国会関係の方にお尋ねいたします。率直にお尋ねいたしますが、同じ国会であつて衆議院と参議院との職員の俸給が、衆議院の方は七万八千七百二十円、参議院の方は八万二千七百四十円、こう衆議院、参議院で俸給の基準がかわつておりますが、どういうわけですか。
【次の発言】 どうも参議院と衆議院と同じ国会で金の使い方が違うように感じられる。いまだに参議院が昔の貴族院の伝統を持つておるような気がいたします。たとえば参議院議員会館と衆議院議員会館と比べて、参議院の会館の方がずつとりつぱである。これはどういうわけで違うのですか。
【次の発言】 衆議院の方で、この予算に会館その他新営費として一億九百万円……

第7回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1950/02/18、24期、民主自由党)

○奧村委員 会計検査院にお尋ねをいたします。昨日も会計検査院の問題が出たのでありますが、昨年の暮れ国会で問題になつて、本国会でもまた考査委員会で取上げられることになつております薪炭特別会計の赤字問題ですが、それがために農林大臣が検査院のほかに、また民間の計理士を頼んで会計検査をやらしておるということを承つておるわけなのです。これは具体的にどういうことであるかははつきり存じませんが、結局会計検査院というものが十分の機能を発揮しておらぬというふうに見られがちであるということは、争われぬと思うのであります。その意味で全般的の仕事について少しお伺いしたいのでありますが、一体会計検査院はこういう特別会計……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1950/11/29、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま日本橋税務署長からこの法律案に対する御意見だけでなしに、特にわれわれとして興味ある御意見を賜わつたその中に、民間の協力態勢というものがぜひ必要である。従来の同業組合などを利用した諮問団体はぜひ必要である。これは納税者がもう少し自主的に納税できるような素質を持つに至るまでの過渡的な手段としてぜひ必要である。これは非常にけつこうな御意見と思うのでありまして、われわれも何とかただいまの御意見を法律上に実施いたしたいと考えるのでありますが、その点について一つお尋ねをいたしたいと思うのであります。大阪国税局管内の方面では民間の協力態勢の一つの方法として、ただいま税務署管内ごとに納税協……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1951/02/17、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま東橋税務署長から非常に率直な公述がありましたので、私ども非常に参考になつて喜んでおります。そこで終戰後一時は税務行政がかなり混乱した、これは相済まぬ、そこまでお話になつたが、しかし最近は税務官吏も素質が向上し、また調査も次第に行き届いて来たから、更正決定などについてはすべて実額調査で行く。まことにこれはけつこうと思うのであります。それに関連して一つお尋ねをいたしたいと思うのでありますが、昭和二十五年度の所得の調査が大体行き届いて、この二月十二日からそれぞれ申告者を呼んで話合いをする、これはけつこうでありますが、それまでの調査の過程において、これは大体どういうところを調査なさ……

第10回国会 大蔵委員会水産委員会連合審査会 第1号(1951/05/19、24期、自由党)

○奧村委員 私は漁業権証券の期限、利率、償還の予定、そういうことについて、具体的な政府の計画をお尋ねしたいと思うのであります。  すなわち今回の措置は、漁業権が消滅するについて補償金が政府から支払われる。その補償金に対する課税の特別の措置である。ところがその補償金は漁業権証券をもつて支払われる。そこでその漁業権証券なるものは、どういうものが具体的にどういうように発行されるか。これが明らかでなければ、この法案の審議はとうてい進行しない。そこでこの具体的な内容、政府の計画について明らかにしていただきたいというので、昨日大蔵委員会でお尋ねしたのでありますが、何ら明らかにされなかつた。そこで本日特にこ……

第10回国会 大蔵委員会農林委員会水産委員会連合審査会 第1号(1951/03/09、24期、自由党)

○奧村委員 ただいま提案されておりまする両法案に関連いたしまして、私は水産銀行の構想に関しまして、いま一つは農林中央金庫に対する農林大臣の抱負に対してお伺いいたしたい。この両法案実施によつて、水産の漁港、船だまり等の長期資金がかなりまかなわれる。ところが水産の短期資金あるいは両法案以外にまかなわるべき長期、中期の資金、これは主としてことしの夏以後に交付される約百七十億見当の漁業権証券を担保とする金融である、こう考えるのであります。この漁業権証券担保金融は、昨年末の大蔵委員会・水産委員会合同委員会において、大蔵大臣、農林大臣はたいこ判を押して引受けてくださつたものでありますが、この漁業権証券担保……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 大蔵委員会海外同胞引揚に関する特別委員会連合審査会 第1号(1951/11/01、24期、自由党)【議会役職】

○奧村委員長代理 次に在外公館等借入金評価審議会委員岡崎嘉平太君より御意見を伺うことにいたします。
【次の発言】 御質疑がありましたらどうぞ。
【次の発言】 次に元満州電業理事長、元長春居留民会長平山復二郎氏の御意見をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 北條さんにお尋ねいたします。一般より在外公館が借り入れたのだ、つまり政府が借り入れた借入金ということであるならば、今の法律案は政府として非常に信義を落すことになる。しかし当時のいろいろな事情を考え合せれば、必ずしもこれが妥当でないとも言えないと思います。まず第一に考えなければならないのは、存外財産に対するいろいろな補償との関連であると思いま……

第12回国会 通商産業委員会大蔵委員会連合審査会 第4号(1951/12/08、24期、自由党)

○奧村委員 私は前三回の連合審査会に出席できず、よんどころない用事で遅れて質疑をいたすので、まことに相済まぬと思いますが、なおまたすでに同僚委員から御質問のあつた点と重複するかもしれませんが、しかしなお同僚委員の質疑に対して十分の御説明もなかつた点もあるように思いますので、お許しを得て質疑をいたしたいと思います。  日本が独立達成を前にして、相当財政困難であることは申すまでもないのであります。このインフレを抑制し、経済自立を達成するがためには、日本の税制確立が特に大事であると思うのであります。今回のこの法案について、私は特にこの財政収入を確保し、税制を確立するという建前から主としてこれを見てお……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 通商産業委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1951/12/11、24期、自由党)

○奧村委員 過去三回の連合審査会で、この法案に関するいろいろな質疑が出盡したのでありますが、それにもかかわらずなおこの法第六條の政令の内容、それから附則による措置法の五條の七による命令の内容、これが明らかになつていないので、従つてそれに関連していろいろな問題が明らかにならぬ。これが一番問題になつておるわけでありますので、主税局長に特にこれに関連してお尋ねをいたします。そこでまず問題は、日本経済再建のための五割増し償却、これとの関係をお尋ねしてみたいと思うのであります。たとえば機械で行けば、大体耐用年数は平均十五箇年、これを定魔法で五割増しの償却をもつて行けば、初年度はその率は二割一分何厘、従つ……



奥村又十郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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