このページでは奥村又十郎衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。
○奧村委員 先ほどのお話によると、大体この中絶した中日貿易を再開するには、第四次貿易協定を実施することだ、こういうことですが、私はその通りに思います。第四次協定を実施するということになれば、これは政府の立場で実施するわけにいかぬ。やはり今までのように中日議連のようなものがなければいくまい。これが解消すれば、これに似たようなものをまたこしらえなければならぬ。そうして考えてみると、それでは第四次協定を調印してきた三団体の代表者がこの第四次貿易協定を実行すべくなぜもっと誠意を持って努力せなかったかということです。これを反省しなければ、これは何においてもこれからやっていこうということが意味をなさぬと思……
○奧村委員 私は、三十四年度の予算編成を前にして、政府の税制改正に対する御方針について承わりたいと思って、政府委員をお願いしておいたのですが、担任の主税局長がまだ見えないので……。
【次の発言】 それじゃ、主税局長が見えませんので、間税部長に、少しこまかい話でありますが、酒の制度についてお尋ねをいたします。
巷間伝うるところによりますと、政府の方では、酒類のマル公の制度を撤廃したいという考えで、民間の意見を徴しておるということを聞くのでありますが、戦時中から続いたこのマル公の制度を撤廃するということが業界に与える影響は、はかり知られざる大きな問題があると思うのであります。このマル公制度を撤廃……
○奧村委員 私は主として大蔵大臣にお尋ねをしたいことがありますが、まだお見えでありませんので、その前に、主税局長に、九月末の租税収入の実績が大蔵省で発表されておりますから、それに関連して二、三お尋ねをいたしたいと思います。 本日ただいま委員会に配付された「昭和三十三年度九月末租税及び印紙収入収入額調」の表を見ますと、経済界にかなり不況が全般にわたっておりますので、税収入にどの程度響いてくるものかということについては、非常に関心を深めておるわけでありますが、この九月末のリストによりますと、税収の総収入額は五千百四十二億で、前年度の対決算額に比較した。パーセント四八・一%と比較すれば、四八・六……
○奧村委員 私は委員長のお許しを得まして、非常に貴重な時間ですが十五分ばかりさいていだだきまして、厚生省の小山審議官、それから自治庁の鎌田市町村税課長、大蔵省の村上主計局次長に、特に援護年金の受給権者に対する所得制限の問題だけに限ってお尋ねをいたしたいと存ずるのであります。 この援護年金に対する所得制限が非常にきびし過ぎるということは、かなり世間の非難もあるようでありますが、しかし国家の財政の事情からやむを得ない点もあろうかと思うのであります。ただ私は受給権者の配偽者に所得税納税者のある場合は失格するとか、あるいは受給権者の同一世帯内に勤労所得が五十万以上ある者は失格するとか、この点ならまだ……
○奧村委員 私は、冒頭質問でありますので、税制、金融などについて、また政府提案の法律案に関連して、非常に広範な質問の要項があるのでありますが、ただいま政務次官がお見えでありますので、まず第一に政務次官にお尋ねします。 政府は税制の根本改正を意図して、この国会中に法律をもって税制調査会の制度を作るということをたびたび聞いておるのでありますが、その税制調査会なるものの目的あるいは構想というものについて、御説明がいただきたい。今までも、いわゆる税制審議会とか、税制調査会とか、たびたび作られてきたが、これと同じようなものであれば、これはどうも屋上屋を架するようなもので、意義が少い。今度政府が根本的な……
○奧村委員 私は、本日これから本委員会で議了しようとする政府提案の法人税法一部改正案についてお尋ねいたしたいと思います。 この法人税法の一部改正案について、企業課税の問題とか耐用年数の改訂の問題とか、いろいろお尋ねしたいことがあるのでありますが、これはまた後日租税特別措置法なり所得税法の改正案の審議の際に繰り延べまして、政府の御提案になりました案の内容、及び本委員会において修正案を用意しておりますので、それに直接関連することだけをごく短時間、山中政務次官、原主税局長並びに国税庁長官に、お尋ねかたがた意見を申し上げてみたいと思うのであります。 この法人税法の一部改正案の一番おもな問題は、会社……
○奧村委員 ちょっと今の御答弁に関連質問いたしますが、許可があって今施設を作りつつある、まだ塩ができない、そういう未稼働のものがやめるという場合には、この法律に基いて交付金なり補償金が出るのかという石村委員の御質問に対して、政府委員の御答弁は、三十四年、三十五年中にやめる場合はこの法律を適用しない、つまり交付金、補償金を渡さない、こういう明確な答弁ですが、(「逆だ、三十四年、三十五年は渡すのだ」と呼ぶ者あり)渡すのですか。渡す場合には、それではその補償金の基準はどうなりますか。どういう計算で渡すのですか。
【次の発言】 時間も経過いたしましたが、私は、先般来、専売小委員会において、この法案につ……
○奧村委員 関連して。 税制改正につきまして、私どもは、今回の政府の税制改正は、全く自民党の公約を忠実に実現しているもので、非常にけっこうだと思うのでありますが、ただ一点遺憾に思いますことは、間接税の中で酒税の減税が行われていない。これは税制調査会あるいは臨時税制調査会などの答申にたびたび出ている。酒税は高過ぎるから減税しなければいかぬという答申が出ているし、また、主税局長あたりの御答弁にも、財源に余裕があれば減税したいということがたびたび言われておった。しかも、今回の税制改正において、同じ間接税の中で物品税が大福に減税されたにかかわらず、同じ種類のこの酒税について、みりんは大幅に減税になっ……
○奧村委員 ちょっと関連して。 米価交換につきましては、ただいま泉間税部長からの御答弁にもありましたように、前回の当委員会において御質問申し上げたところ、政府としては必ず近い機会に、これはぜひ実現したい、そのように研究する、こういう御答弁をいただいたのでありますが、ただいま竹下委員からの御質問に対しての泉間税部長の御答弁によりますと、考えてみたがどうも困難な点があるので結論を得ておらぬ、こういう御答弁であります。しかし、今度の酒団法の改正案につきましては、価格の問題だけじゃなしに、生産数量、販売数量などの数量協定の規定も含まれて、これに対しては御承知の通り特に改正案の中に合理化のための数量協……
○奧村委員 それじゃ、法制局長官は……。
【次の発言】 きのうの一番大事な質問に法制局長官がおらなかったので、第三部長がかわって答弁されたけれども、残念ながらまことにあいまいもこたる御答弁でありましたので、きょうは、法制局長官の責任ある御答弁をお願いしたいと思います。
それじゃ、ちょっと前置きを申し上げますが、この酒団法の改正案について、われわれ特に関心を持つのは、マル公を廃止したあとの価格の制度について、ビール、しょうちゅう、合成酒、清酒、洋酒などの酒類間において価格制度に不均衡や不公平な制度を作ったのでは、この酒類間の業者に無用の摩擦を起すから、そのようなことのないようにしなければいかぬ……
○奧村説明員 お答え申し上げます。具体的には各省各庁から関連する予算を大蔵省の方へ要求してこられることと思うのでありますが、それはまだ少し先の時期になるかと思うわけであります。全体の問題としては、これはいずれ閣議等で御決定になることと思うのでありますが、まだ御決定になったものとは私は承知しておりません。いずれそのように取り運ばれますならば、来年度以降の予算編成においては、大蔵省として各省各庁とよく相談の上善処いたしたい、かように考える次第であります。
【次の発言】 お答え申し上げます。オリンピック誘致についてのお考えは、私も木村委員に全く同感でございます。そこで、政務次官はさっそく予算のことに……
○奧村説明員 ただいま御決議になりました御趣旨につきましては、まことにごもっともに考えます。その内容につきましては、すでに当委員会において各委員から御質問があり、また御答弁申し上げて、大蔵省としての方針を明らかにしておるわけでありますが、さらに本日ここに御決議になりましたのでありますから、この決議の趣旨を実現すべく、またただいま村上大臣からも御答弁がありました通りでありますから、その通り実現するよう大蔵省としても努力する所存であります。
【次の発言】 ただいま久野委員からの御質問に対して、農林省関係、建設省関係、また大蔵省関係、各政府委員の御答弁のやり取りの間に、私も非常に教えられるところがご……
○奧村政府委員 一言ごあいさつを申し上げます。 このたび、私、はからずも大蔵政務次官を拝命いたしました。まことに未熟な者でありますが、一生懸命努力いたしたいと思います。とりわけ、私は、前国会までずっと当委員会に所属しておりましたので、皆様方の御意見やお気持はかなりよく知っておるつもりでございます。いわば皆様方の身がわりで大蔵省へ出向したようなものでありますので、どうぞ、今後とも十分の御同情をいただきまして、お引き回し賜わりますように、お願い申し上げる次第でございます。(拍手)
○奧村説明員 お答えいたします。これは、政府の方針をきめましたのは、昨年の暮れ、昭和三十四年度の予算を編成するときにきめたのであります。そこで、予約減税を廃止するということについては、七百億の減税をきめましたときに、これとともにきめたのであります。政府としては、いわゆる租税特別措置というような臨時措置をなるべく廃止して公平な税制を確立したい、こういうことでありまして、その一環として、今年度から預貯金の利子免税を廃止して、ことしの四月から一部課税する、こういうことにいたしましたが、そのように考えますと、この予約減税は、これは租税特別措置法ではありませんけれども、臨時的に毎年提案されてきたものであ……
○奧村説明員 酷暑の折、委員各位におかれましては、各地方に国政調査をなさいまして、ただいま委員会にその御報告があり、その御経験から、ただいま各般にわたる適切な御質問、また御要望もございました。それぞれ各関係局長から御答弁をいたさせます。また、政務次官として責任ある御答弁をというお言葉もございますので、局長からの答弁のあとで、締めくくりと申しますか、私も責任ある答弁を申し上げたいと存じます。
【次の発言】 それでは、まだ御答弁の漏れたのもありますし、私の立場から取りまとめてお答えを申し上げたいと存じます。
まず最初に、札幌国税局管内の職員の石炭手当あるいは寒冷地手当などの増額の御意見については……
○奧村説明員 政務次官におはちが回ったようですから、私からちょっと申し上げたいと思います。横山委員のおっしゃるところの多古屋の刑務所の移転問題については、どの角度からだれが見てもいわゆる建て交換が妥当だということであれば、国会の審議を尊重する建前をとって認めるように運びたい、こういった答弁をたびたび繰り返しておるので、管財局長の方は少し慎重に考え過ぎたように思いますから、私から申し上げますが、その方法としては、一方において予算の中に庁舎の特別取得費というような項目で予算を計上するというようなことも考えられるわけですね。それに対して法規を、つまり規定を法律にきめなければいかぬじゃないかということ……
○奧村説明員 お答えいたします。去る十月一日から実施すべき共済組合の問題につきましては、佐藤大蔵大臣の留守中でもありますし、主として私が関係者といろいろ協議をして参りました。この点につきましては、私責任を持って御答弁できるつもりであります。
【次の発言】 このことにつきましては、実は、今まで、私どもといたしましても、ずいぶん苦心をして参りましたことでありますので、ちょっと時間がかかりますが、お聞きとりをいただきたいと思います。
【次の発言】 特に横山委員は共済組合については日ごろ御熱心でよく御承知のことと思いますが、この実施に際しまして、定款変更につきましては、お尋ねの通り運営審議会において定……
○奧村説明員 私から御答弁申し上げます。今まではさようなことがときたまあったかとも思いますが、今回の場合は特にそういう御要望も強いので、農林省や建設省の査定官が一たん査定したものを大蔵省がまた査定をし直すというようなことはいたさないという方針であります。農林省なり建設省なりあるいは文部省の査定官が災害復旧の査定をいたしますときに、現地におきまして大蔵省の出先の財務局から出ております主計官が立会して査定いたしますから、一度に査定できるようになる、こういうことでありますから、そういう御心配のないように運びたい。またそのような態勢を整えておりますから御安心願いたいと思います。
○奥村説明員 ただいま当委員会で全員一致の御決議につきましては、所管大臣の農林大臣も特に尊重し実現するように努力するという御答弁でありましたが毛大蔵省といたしましても、当委員会の御意思、また農林大臣の御意思をよく尊重いたしまして、実現に努力いたしたいと思います。ただ、その内容が非常に複雑多岐でありますし、また、ただいま初めて承わったことでありますので、十分慎重に検討の上で、農林省とよく御相談して実現したい、かように存ずる次第であります。
【次の発言】 お答え申し上げます。
先ほど赤路委員からも、また田中委員からも今いろいろ述べられまして、御不満な点もごもっともと思いますが、しかし、また、役所……
○奥村政府委員 お答え申し上げます。科学技術会議の答申につきましては、これは基本的には、大蔵当局も十分趣旨を尊重して、この目的が実現できるように予算的な措置もできるだけ配慮いたしたい、かように存じております。ただ、この答申のできますときには、一応大蔵省の中でも相談がありましたが、大蔵大臣がこの答申案のできる際に発言しておりますように、科学技術会議が特に昭和三十五年度の科学技術振興の予算要求を直接打ち出すということについて、その会議の議員の一員である大蔵大臣が無条件で賛成して、それで予算措置が縛られるという形はいかがなものか、気持は変わりませんけれども、やはり、これは会議の性格、また大蔵大臣の立……
○奥村政府委員 お答えいたします。先ほどの参考人の方の御答弁にもありますように、まずもって安全性の確保が根本であって、第一、事故が起こってどんな災害があるかという、その災害そのものが予想もつかぬということでありますし、また、災害というものがお金で解決のつくものじゃありません。取り返しのつかぬことでありますから、安全性の確保ということが、もういわばすべての問題だと思うので、その点、原子力委員会においても十分御検討になっておられ、また、科学技術庁長官、または通産大臣等が十分御研究いただいておることと思うのであります。万が一の事故に際してどうするかということでありますが、これにつきましても、ただいま……
○奧村政府委員 ただいま議題となりました昭和三十二年度物品増減及び現在額総計算書について、その概要を御説明申し上げます。 昭和三十二年度中に増加しました物品は総額三百四十七億円余であり、また、本年度中に減少しました物品は総額二百十億円余でありまして、差引総額において百三十六億円余の増加となっております。これを前年度末現存額八百四十二億円余に加算いたしますと九百七十九億円余となり、これが昭和三十二年度末現在における物品の総額であります。 この総額の内訳を、おもな品目別に申し上げますと、車両及び軌条百九十億円余、土木機械百六十億円余、試験及び測定器八十八億円余、産業機械七十三億円余となっており……
○奧村政府委員 今回政府提案の昭和三十四年度補正予算につきましては、本会議並びに予算委員会で大蔵大臣が概略説明申し上げておりますが、ここでは災害対策関係について主として御説明を申し上げます。 本年における災害は、先般の伊勢湾台風に至りまして、昭和二十八年災害に次ぐ大規模のものとなりました。政府といたしましては、既計上の予備費の使用、地方交付税交付金の繰り上げ支給、応急のつなぎ融資等、各般の行政措置を講じて参ったのでありますが、今回の災害の実情に顧みまして、各般の特例法案を国会に提案することとし、なお予算の補正を行ないまして、災害対策に万遺憾なきを期することといたしております。まず、災害対策関……
○奧村政府委員 ただいま議題となりました昭和三十四年八月の水害又は同年八月及び九月の風水害を受けた中小企業者に対する国有の機械等の売払等に関する特別措置法案の提案理由を御説明申し上げます。 昭和三十四年は、不幸にして、台風により大規模な水害または風水害を受けたのでありますが、八月及び九月のこれらの災害により中小企業者のこうむった損害は膨大なものであります。このような事態に対しまして、これらの損害を受けた中小企業者の施設の復旧の促進に資するため、旧陸海軍等の所管に属していた国有の機械または器具で現に普通財産になっているものを、被害中小企業者に対し売り払い、貸し付け、または交換する場合には、特別……
○奥村政府委員 お尋ねの昭和三十四年八月及び九月の暴風雨による堆積土砂及び湛水の排除に関する特別措置法案の第一条第二項にある湛水の意味と、それから、ほかのいろんな法律案における政令の中の湛水の意味と、これは同一のものであります。
【次の発言】 湛水という観念、これは、政令の内容できめるということについては、各省の間の意見をまとめて、そうして、政府として今度の幾つもある法案の中にある湛水というものは同一の意味、定義を持たなければなりませんから、それで、初めは今の幾分ばく然とした御説明を申し上げましたけれども、今回それを明確にして、どの法案においても、湛水というものは同一の意味を持つように各省との……
○奥村政府委員 先般の当委員会におきまして、辻委員からの御質問に対しましての私の御答弁の一部に間違いがありましたので、ここに取り消しをさせていただきたいと思います。 その間違ったことにつきまして申し上げますと、辻委員の御質問の趣旨は、名古屋市の激甚地としての指定は、かりに行政地域に限って行政地域単位に指定した場合に、その国庫負担率の適用は、標準税収入も当該行政地域、災害被害額も行政地域と、このようになるのか、それならば、実質は激甚地に対しては非常に手厚いことになるのだが、その通りか、かような御質問でありました。それにつきまして私が御答弁申し上げましたのは、そのとき実は手元に資料がありませんの……
○奧村政府委員 お答え申し上げます。この災害特例法の審議の最初の段階におきまして、稲刈りだけを取り上げて、これが補助の対象になるかどうかというお話のありましたときは、これは率直に申して、それだけを取り上げての補助としては出しにくいということを申し上げておったのでありますが、しかし、除塩の作業を効果あるようにいたしますについては、除塩そのものの仕事にはいろいろな作業があります。その間、いわゆる除塩溝を作ったり、いろいろやります上において、稲の腐った残骸などがあって、それを取り片づけたりというものは、それはやはり付帯して起こることでありまして、そういうことは除塩事業の中に当然含まれてくると考えます……
○奥村政府委員 お答えいたします。御指摘のように、現在関税定率法におきましては一〇%の関税がかかることにはなっておりますが、臨時措置として、御指摘のように重油で六・五%、原油で二%、こういうことになっております。そのような臨時措置が行なわれました事情は、今までは石炭の需給がうまくいっていない、石炭が比較的不足しておった時代が続きましたので、その間定率法では一応一〇%ではあるが、安価な燃料を輸入する意味において臨時措置で低めておったわけであります。それでお尋ねの今後どうするかということでありますが、これは予算編成とも関連いたしますので、ただいま検討しております。いずれ政府が予算案を作るときまでに……
○奧村政府委員 お答え申し上げます。 ただいま横山委員のお話のように、国家公務員共済組合の運営については、使用者である国と被使用者である組合員とが、あくまでも相互扶助の精神でお互いに十分話し合いして、相互扶助の精神をもとにしてやっていかなければならぬという御趣旨については、大いに賛成であります。なおまた、この間の大蔵委員会における今お話しのようなお申し入れにつきましても、できるだけその御趣旨に沿うように、政府としては実は努力しておるつもりであります。そこで、お話しのどうして掛金率が四・四%という率になるかということについては、組合員としっくりこの点について御相談する場は、御承知の通り運営審議……
○奧村政府委員 お答えいたします。 横路委員からの御質問、またこれに関連して細田委員からの御質問によりまして北海道における塩の需給関係あるいは運賃関係などから、北海道の塩業整備について特殊の事情があるから何とか考えてみよ、あるいは井華塩業は低品位の石炭を活用しておるのであるから、特に今日のごとき石炭不況対策の緊急な事態からしてでも、何とかこれは特殊事情として井華塩業を助けていく例外的な措置を考えられないか、こういう御意見であります。これはかねて足立委員からも詳しく承っておりますし、また井華塩業の関係者も直接陳情に参られまして詳しく事情を承って、実は私どももいろいろ検討しておるところであります……
○奧村政府委員 ただいま議題となりました法人税法の一部を改正する法律案について、提案の理由を説明いたします。 現行の法人税法におきましては、青色申告書を提出する法人につきましては、正確な帳簿を備え付け、その欠損金の計算も明確に行なわれておりますので、ある事業年度に欠損を生じた場合に、次の事業年度以降五年間はこれを繰り越して控除することを認めているのでありますが、それ以外の法人にはこのような制度を認めておりません。しかしながら、災害によって生じた損失は、他の損失とは事情も異なりますので、本年四月所得税法を改正し、青色申告書を提出していない個人につきまして、災害によりたなおろし資産等に損失を生じ……
○奧村政府委員 私からお答え申し上げます。
被災者の方に対してはできるだけのことをしなければならぬと思っておりますが、六の御要望のこの文章だけでは、これをそのまま受け入れるということになりますと、今の直税部長の御答弁のように法律改正を要します。法律改正につきましては、全体の減価償却の制度に関連することでありまして、政府としてはまだ法律改正に踏み切る考えは持っておりません。つまりほかとの比較公平などを考えますと、ここまではいたしかねます。
【次の発言】 今お述べになりましたように、災害の直後はあたたかい同情の気持も厚いけれども、日がたつにつれてその気持も薄れて、いわゆる冷たい合理主義になってし……
○奧村政府委員 河野委員のかねてからの御指摘、御意見であり、また被災者の事情は非常にお気の毒でありますので、政府としては何とか好意的にできるだけのことはしたいということで、いろいろ相談して参ったのであります。何がしかの見舞金は差し上げましたけれども、それ以上の損害賠償に相当するようなことにつきましては、政府のいたすことですから、御承知の通り法律に基づいていたさなければならない。そこで、今回の災害が、政府の責任として、いわゆる過失によるものかどうか、法律に基づいて損害賠償すべきものかどうかということに実は一番研究の焦点があって、いろいろ研究してみたのでありますが、政府に損害賠償すべき責任があると……
○奥村政府委員 ただいま議題となりました酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその概要を説明いたします。 この法律案は、最近における酒類の取引の状況等に顧み、酒税保全措置を補完するため、酒類の価格について基準販売価格、制限販売価格等の制度を新設するとともに、酒類業組合等の業務の円滑な運営に資するため、これらに理事会を設けることとする等、所要の規定の整備をはかろうとするものであります。 酒類の価格につきましては、現在、清酒、合成清酒、しょうちゅう、みりん及びビールについて物価統制令による最高価格統制が行なわれておりますが、このような最高価格統……
○奧村政府委員 現行の税理士法が国会を通過いたしますときに、今御指摘のように、大蔵委員会において附帯決議がつけられまして、税理士がすべて強制加入されるのはいいが、税理士会において、切磋琢磨して税理士の全体が向上するように、十分指導しろというお説でありまして、特にただいま御指摘のような悪徳税理士がほかにあるとするならば、この際、政府としても、その附帯決議の精神に沿いまして、一段と税理士の向上をはかるために、適切な施策をとらなければならぬと存じます。 つきましては、それではどういう処置をとったのか、とろうとするのかというお尋ねでありますが、これは言いわけにはなりませんが、ただいまは来年度予算編成……
○奧村政府委員 お答え申し上げます。 お尋ねになりました、三十一国会におきまして、本委員会においてただいま提案中の酒類団体法の改正案の議決の際に付されました附帯決議、それの三項のまず前段の、「総じて酒税率が高率に失するにより、これが低減につとめ、且つ、酒類間の不均衡の是正を行うべきである。」この問題につきましては、前国会においても当委員会でいろいろ御議論がありまして、昨日もまた、横山委員からも、この点についていろいろな角度からの御意見、御質問がございました。政府におきましても、本来現行の酒税率が実は高過ぎますので、何とか軽減いたしたいという気持は強いのでありますが、現在の財政の事情から、今直……
○奧村政府委員 お答え申し上げます。ただいまのお尋ねは、宮城県多賀城町において、戦時中国が旧軍の必要上、御指摘のように非常な無理な土地の買い上げをいたしたということでありますが、こういう事例は全国的に多数ございます。またこれは土地だけではありませんで、皆さんも御承知の通り、たとえばつい先般まで国会で長い間御審議になりました接収貴金属などにつきましても、ダイヤモンドとかあるいは金銀その他に至るものも接収しておりますが、なかなかこれも無理な事情もあった。しかしこういう事情はよく調べまして、ただいま御指摘のことは政府としても大蔵省としてもよく承知しております。なお御指摘の宮城県多賀町議会の伊藤栄とい……
○奥村政府委員 大蔵省の方として、ただいまの非常に困った重大な問題の調査について予算的に十分協力しろ、こういうお話でありまして、御趣旨ごもっともでありますが、今年度予算には百万ほどつけてあります。そのほか、病気の治療その他についても別につけてあります。これをあまり始末をし過ぎると厚生省も調査が十分できぬじゃないか、こういうことですが、そういうことのないように十分注意いたしたいと思います。御承知の通り、予備費がございますから、年度当初にきまった予算でどうしても足りない――調査のことですから、いろいろその経過においてなお一段と調査を拡充する必要があっても予算が足りないということであれば、予備費も支……
○奥村政府委員 お答え申し上げます。私おくれて参りましてまことに恐縮であります。今承りましたところによりますと、来年度あたり特に全国の中学校の生徒数が激増いたしまして、そのために教室が足りない、また先生も足りない、この不正常な状態をどのように解決するかということでございまして、これについては文部大臣からもかねがね承っておりますし、文部省からも具体的な予算要求も参っております。私も、来年度予算編成の大蔵省の省議に際しまして、このようなことについていろいろと論議に携わっております。具体的にどのような予算をつけてどうするかということにつきましては、一応大蔵省の考えは今晩閣議にお諮りを申し上げます。そ……
○奧村政府委員 大蔵大臣にかわりまして、ただいま決議になりました日本原子力研究所法の一部を改正する法律案に対する附帯決議に関してごあいさつを申し上げます。 附帯決議にありますところの原子力研究所の運営についての研究者の処遇、利用者の利便等についての予算措置につきましては、ただいま中曽根大臣からお話がありましたように、ただいま御審議中の予算案の中にもできるだけの計上はいたしたつもりでありますが、今後とも、なお附帯決議の趣旨に沿うように努力いたすつもりであります。 なお、この放射能障害の防止及びその災害の補償という問題でありますが、災害の補償は、原子力災害補償法というべき法律案を提案成立させる……
○奧村(又)政府委員 ただいま中曽根科学技術庁長官の御答弁になった通りであります。
【次の発言】 お答え申し上げます。第十条の二項にありますように「補償契約に関する事項は、別に法律で定める。」ということで、今御提案の法律が成立後、政府の方針を検討し、定めるわけでありますが、その中において補償料をどのようにきめるかということでありまして、ただいま各国の例その他いろいろ調べておりますが、はっきり御答弁申し上げるような材料が実はまだございませんので、御了承願いたいと思います。
【次の発言】 重ねてのお尋ねでありまして、大蔵省としても、はっきり申し上げられる限りにおいてはできるだけはっきり申し上げたい……
○奧村政府委員 ただいま議題となりました昭和三十三年度一般会計予備費使用総調書(その2)外五件の事後承諾を求める件につきまして、御説明申し上げます。 昭和三十三年度一般会計予備費の予算額は九十億円でありまして、このうち、財政法第三十五条の規定により、昭和三十三年四月四日から同年十二月二十六日までの間において使用決定いたしました七十億円余につきましては、第三十一回国会にその事後承諾を求める件として提出いたしまして、すでに御承諾を得ましたが、その後、昭和三十四年一月二十日から同年三月二十五日までの間におきまして、十九億円余につき使用決定いたしました。そのおもな事項は、河川等災害復旧事業に必要な経……
○奧村(又)政府委員 特にお名ざしでありますので、私からもお答えを申し上げます。大体三点のお尋ねかと存じます。 まず第一点は、道路五カ年計画をこの際改訂してもっと規模を大きくすべきではないかというお尋ねでございます。ただいま村上建設大臣からお答えになりましたように、建設大臣としてはいろいろ検討中の模様であります。大蔵省といたしましては、現在の五カ年計画は、御承知の通り昭和三十三年度から始まりまして昭和三十七年度まで一兆円ということでやって参りましたので、この一兆円の五カ年計画にしても、この計画策定のときは、いわゆる新長期経済計画において、初め大体総額六千六百億から九千五百億くらいな線を出して……
○奧村(又)政府委員 私からもお答え申し上げます。建設省の当初の予算要求と比べると、この予算の案は少ないじゃないか、昨年と比べても伸び方が足りないというような御趣旨で御質問がございました。(石川委員「ちょっと趣旨が違う」と呼ぶ) それじゃ、ガソリン税の伸びについてだけ申し上げますが、ガソリン税の伸びは、大蔵省といたしましては、大体今度の予算に盛りました程度は確実に伸びるという見通しをつけて計上いたしましたので、あるいはそれ以上に伸びるかもわかりませんが、あまり過大に見るということは財政上どうかと思いまして、これも一四%も伸びるという見方もありましたのですが、そこまでは見きらずに、一応確実なと……
○奧村(又)政府委員 お答え申し上げます。正確な法案の名前は約しますが、いわゆる中央道整備に関する法律案と、それから東海道幹線整備に関する法律案、両法案とも成立いたしました場合、その予算の関係はどうか、こういうことでございますが、両法案とも国会で成立いたしました暁におきまして、政府におきましてそれぞれの整備計画を調査、立案いたしまして、そして、かかるわけでありますので、その調査の経費につきましては、この法案が成立いたしますれば、その経費は振りかえることのできる費目はございます。 なお、実際の整備にかかる予算については、これは今年度は必要ではないと思っておりますので、法律案が成立しますならば、……
○奧村(又)政府委員 大蔵大臣に対するお尋ねにつきましては、私かわって御答弁申し上げます。 この法律案が実施になります場合には、第八条に基づきまして政府として必要な資金の確保をはかり、また、財政の許す範囲において、実施を促進することに努めなければならぬということでありますから、大蔵省としてもそのつもりでやって参るわけで、現に、基礎調査の経費はことしの予算にも盛り込んであります。また、実施の資金につきましては、現に起債等をもって資金を融通しております。ただ、この公団方式につきましては、この法律の目的を達成するのに必ずしも公団方式でなければならぬということは、大蔵省は考えておりません。それは地域……
○奧村(又)政府委員 ただいま議題となりました昭和三十四年産米穀についての所得税の臨時特例に関する法律案外五法律案について、提案の理由を説明いたします。 まず、昭和三十四年産米穀についての所得税の臨時特例に関する法律案について申し上げます。この法律案は、昭和三十四年産の米穀の集荷に資するため、米穀の生産者が同年産の米穀を政府に対し事前売り渡し申し込みに基づいて売り渡した場合において、従来と同様、同年分の所得税について、その売り渡しの時期の区分に応じ、玄米百五十キログラム当たり、すなわち一石当たり平均千四百円を非課税とする措置を講じようとするものであります。 次に、昭和二十八年度から昭和三十……
○奥村(又)政府委員 ただいま議題となりました酒税法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその概要を説明いたします。 酒税につきましては、最近における清酒及び合成清酒の消費の状況に顧みまして、これらの酒類の級別制度の合理化をはかるため、次のように所要の規定について改正を行なうことといたしております。 第一に、清酒につきましては、第一級と第二級の小売価格の差が一・八リットルびん詰品で三百四十五円と大きく開いているため、第一級の消費が停滞するとともに、取引面や消費面から見ましても弾力性を欠き、級別区分上断層を生じている現状にありますので、第三十一回国会における衆議院の附帯決議の趣旨……
○奧村(又)政府委員 ただいま議題となりました交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案外二法律案につきまして、その提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 政府におきましては、今般、昭和三十四年度に実施した所得税の減税に伴う道府県民税及び市町村民税の減収が地方公共団体に与える影響を考慮し、あわせてその財政の健全化に資するため、当分の間、毎年度、当該年度における所得税、法人税及び酒税の収入見込額のそれぞれ百分の〇・三に相当する額の合算額を臨時地方特別交付金として地方公共団体に交付することとし、今国会に臨時地方特別交付金に関する法律案を提案いたしたのであります。この措置に伴いま……
○奧村(又)政府委員 ただいま議題となりました日本開発銀行法の一部を改正する法律案外四法律案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 まず、日本開発銀行法の一部を改正する法律案について申し上げます。 日本開発銀行は、昭和二十六年設立されたのでありますが、政府出資金及び政府借入金等の財政資金をもって重要産業に対する設備資金の融資を行ない、わが国経済の再建と産業の開発に大きな役割を果たしてきていることは御承知の通りでありまして、その開発資金貸付残高は現在約四千九百八十億円にも上っております。このほか、同行は昭和二十八年以来、いわゆる世銀借款の窓口として、電力、鉄鋼等の重要産業……
○奧村(又)政府委員 ただいま議題となりました補助金等の臨時特例等に関する法律の一部を改正する法律案及び国際開発協会への加盟に伴う措置に関する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。 まず、補助金等の臨時特例等に関する法律の一部を改正する法律案について申し上げます。 政府は、国の財政の健全化をはかる等の目的から、補助金等の整理合理化につきまして、昭和二十九年度以降の予算において所要の措置を講ずるとともに、法的措置を講ずる必要があるものにつきましては、補助金等の臨時特例等に関する法律により、その特例措置を講じてきたのであります。 政府といたしましては、補助金等の整理合理化につき……
○奥村(又)政府委員 私は全く承知しておりません。
【次の発言】 政務次官の立場からお答えを申し上げます。
税務行政の中には権力主義、秘密主義のくせがあるという御指摘でございますが、私、政務次官に就任して国税庁の税務行政を見ますると、御指摘の通り、そういうくせがかなり強いということを私も実は痛感いたしております。しかし、これは、税務行政の性格として、権力がなければそれはなかなか仕事はやっていけぬのでありますが、少なくとも、御承知の通り、賦課課税の制度の時代とは違って、申告納税制度として納税者に権利も義務も負わす、そうして納税者のやったことを、あとから税務官吏が、それが妥当であったかどうか、こ……
○奥村(又)政府委員 特に御指名になりましての御質問でありますので、お答え申し上げます。 酒の原料米の割当の現在の制度、いわゆる基準石数の制度というものは、行く行くこれは、取っ払うべきものだ、従って、中央保有米制度というものも思い切って再検討しなければいかぬ、こういう御趣旨でございます。私といたしましては、お三方の御意見の通り、方向といたしましては、当然基準石数によるところの割当の制度、特に政府が割り当てるという制度はなるべく早くやめるべきだ、こう考えております。と申しますのは、先ほどからの御質問にもありますように、清酒の原料米の割当が、食糧管理法に基づく割当です。ところが、米穀の需給が逼迫……
○奧村(又)政府委員 お答え申し上げます。
今までの答弁にもありましたように、この経済及び技術協力のための必要な物品の外国政府等に対する譲与等につきましては、主としてイン下、パキスタンその他の東南アジアに対する一物品の供与でありますから、日米間の安保条約とは何らの関係はございません。
【次の発言】 法律案としては相手国を明記してはございませんが、しかしその相手国にこういう物品を供与する場合に、条約あるいはその他の約束をきめ、それに基づいて出す。その条約や約束というものは、今からまだきめられませんから、特定国を書いてないだけで、予定としては東南アジアであって、決してアメリカなどにそういうことを……
○奧村(又)政府委員 ただいま議題となりました厚生保険特別会計法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。 まず、厚生保険特別会計法の一部改正について御説明申し上げます。 政府は、第二十三回国会において、政府管掌健康保険の給付費の異常な増高等に伴う支払い財源の不足を埋めるため、昭和三十年度以後七カ年度間、毎年度、一般会計から十億円を限度として、厚生保険特別会計の健康勘定へ繰り入れることができる措置を講じたのであります。その後、諸般の情勢にかんがみ、昭和三十一年度以降昭和三十三年度まで毎年度法的措置を講じ、この一般会計からの繰り入れを、昭和三十四年度以後に繰り延べ……
○奧村(又)政府委員 お話のように、国債の満期のものを借りかえするということも、それは財政の建前からして非常に重大な問題でありますが、これもよく検討の上、国会の御審議を経てやっておる次第でございます。
【次の発言】 御質問の御趣旨は私にも実はよくわかるのです。しかし、政府委員の答弁も非常に正直な答弁でありまして、それは一つ御了承いただきたいと思うのです。何としましても財政の方針全般にかかわることでありまして、来年はとおっしゃるが、来年、将来のしっかりした減債基金制度の見通しがつくような情勢になるかならぬかということ……。
【次の発言】 そこで、しかしお聞きの通りこの一万分の百十六の三分の一とい……
○奧村(又)政府委員 ただいま議題となりました国有財産法第十三条第二項の規定に基づき、国会の議決を求めるの件につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 本案は、両陛下の御住居を皇室用財産として皇居内吹上に新営しようとするものであります。現在御住居となっております御文庫は、戦時中防空施設として作られたもので、御住居としては適当でないと考えられますので、御文庫に連接して鉄筋コンクリート作り二階建延べ四百十坪の御住居を増築しようとするものであります。その間取り及び設備は、一階には居間、書斎及び書庫、食堂、談話室等のほかサンルームを設け、二階には御寝室、御召しかえ所、納戸等を設け、ま……
○奧村(又)政府委員 ただいま議題となりました国家公務員等退職手当法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 第一は、現在、国等と公庫等との間に人事交流が行なわれておりますが、現行の国家公務員等退職手当法は、退職手当の算定について、国家公務員等としての引き続いた在職期間を基礎とすることを建前とし、また、退職手当の支給割合の構成が長期勤続者優遇の建前で作られておりますため、国家公務員等で、任命権者の要請により、途中において公庫等の職員となり、再び国家公務員等に復帰した者が退職する場合は、退職手当の面で不利益を受ける結果になっております。今回、国難と公庫等……
○奧村(又)政府委員 私としてもまだ問題の具体的な詳細なことを承っておりませんので、はっきり御答弁はいたしかねますが、今の神戸高裁の判決に対して上告を検事がしなかったということは、法律の解釈の上で高裁の決定を承認したというのではなしに、法律解釈以外の事実認定ということで問題があったようであります。法律の解釈において税関なり行政機関が間違っておったということが明らかであれば、これは、お話の通り、高裁の解釈の通りに行政機関の方でも指示を改めていかなければならぬ、かように思います。このようなことは、昨年も、当委員会において、国税庁の所管で税の執行の面における青色申告の取り扱いにおいて、高裁ではっきり……
○奧村(又)政府委員 税関係以外の御指摘になりました金融の問題で申しますと、最近各地で頻発しております手形詐欺事件とか、あるいは導入預金などの悪質ブローカーの事犯等は確かにふえております。大蔵省としては行政指導をいたしておりますが、こういう経済事犯についてはとても手が回りません。また、所管が法務省でありますので、これはできるだけ取り締まっていただいて、金融の健全化に資していただきたい、かように考えておりますから、法務大臣の御答弁と同じであります。関税関係については、税関部長が合見えておりますので、そちらから御答弁申し上げます。
【次の発言】 実は私も、この事件については、政務次官就任以前から携……
○奧村(又)政府委員 国家公務員等退職手当法の一部を改正する法律案に対する本修正案は、国会提出にかかわる失業保険法及び職業安定法の一部を改正する法律により、失業保険法の一部が改正されたことに伴うものでありまして、やむを得ないものと認めます。
○奧村(又)政府委員 ただいま議題となりました国有財産特別措置法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。 地方公共団体において水道施設として公共の用に供するため普通財産を必要とする場合には、国有財産特別措置法の規定により無償貸付ができることとなっておりますが、現在この規定により無償貸付中の水道施設は、大部分が旧軍用財産でありまして、建設以来すでに相当の期間を経過し、抜本的な施設の改良を必要とする時期に立ち至っております。これらの施設の改良を促進し、水道事業を助成するためには、当該地方公共団体に対し、水道施設として公共の用に供する普通財産を譲与することが適当であると考え、この法律……
○奧村(又)政府委員 お答えいたします。 当委員会において、ただいま小林委員から御指摘の通り、数回にわたりまして、第三者に対する滞納の差し押え徴収のやり方について厳重な注意をいただいたことについては、まことに遺憾なことでありまして、これについては、その後国税庁部内でいろいろ内部的に検討いたしまして、まずかった点は今後改めて参りたいと考えまして、いろいろそのための方策は現にとっております。先般のお尋ねにもありましたように、単に小林委員だけがこういうことにあったんじゃない。全国的にこういうことにあわれた方が相当たくさんあるかもわからぬ。大ていの人は泣き寝入りしておられる。それを小林委員として取り……
○奧村(又)政府委員 私からお答えいたしたいと思います。災害復旧の査定は現実にはなかなかむずかしい問題が多々ありますので、被災地の方々のお気持をくんで、できるだけ行き届くようにしなければならぬと考えておりますが、今お尋ねのたとえば学校などの災害をどのように査定するか、何か七〇%ぐらいにしか査定しておらぬということですが、大蔵省といたしまして、初めから七〇%と答えを出して、これだけしか予算がないから査定せぬという態度は決してとっておりません。しかし、現実にはそういうことになりがちです。これは、最近はそういうことはないと思いますが、昭和二十八年のときの災害に例をとって申し上げますと、ある地方におき……
○奧村(又)政府委員 幾分政策的な面にもわたっての御質問でありますので、私からお答えいたします。なお足らざる点は他の政府委員から申し上げたいと思います。ごもっともな点も多々あると存じます特に大蔵省関係といたしましては、国税の面では預貯金などの所得者、いわばこれは不労所得です。そういう預貯金等の所得者とか、いわゆる大きな財産家などの所得に対しては大まかである。あるいは租税特別措置法などで減税の措置もあって、大きなものは減税されて不公平である。そうして地方財政は今お話しのように、法定外の普通税だとかあるいは寄付とか非常に困っておるじゃないか、こういうようなことのないように承ります。なるほど国税につ……
○奧村(又)政府委員 まずお尋ねの租税特別措置法のような臨時的なまた例外的な措置をいつまで続けるのだ、早くやめられるものはやめて常態に復すべきである。租税特別措置法の例外的な規定があるから、それを基準にしな事業税の課税とか、あるいは住民税の所得、法人税の所得割、こういうようなものもまたアンバランスになるのじゃないかという御意見でございますが、全くお説のような事態がかなりあると存じます。そこで大蔵省といたしましては税制調査会、これは現在の税制調査会ではありません、前の税制調査会において、たびたび租税特別措置法という臨時措置はできるだけ早くやめるべきであるという答申が出ておりますので、その答申に沿……
○奧村(又)政府委員 災害復旧の三・五・二の進度につきましては、これは御承知の通り法律に基づいておりますので、その法律としては緊急なものということでありますので、緊急な災害復旧の分は、これは確実に三・五・二で進捗するという考えのもとに予算を組んでございます。
【次の発言】 ただいま確実な比率は覚えておりませんが、七、八割程度は三・五・二です。それからあとの二、三割程度は、これは四年間ということでございます。
【次の発言】 御指摘の点につきましては、実は文部委員会あたりからもいろいろお話がありまして、政治的な配慮を加えた傾向があるという点については、実は私どもも非常に苦心をしたところであります。……
○奧村(又)政府委員 ただいま議題となりました特別職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 政府は今回昭和三十四年七月に行なわれました人事院勧告に基づいて昭和三十五年四月一日以降、一般職の職員のうち主として中級の職員の給与を改定することとし、別途法律案を提出して御審議を願うことといたしておるのでありますが、これに伴いまして、従来より一般職の職員との均衡を考慮してその俸給が定められております秘書官につきましても、同様に俸給月額の改定を行なおうとするものであります。 以上がこの法律案の提案の理由であります。何とぞ慎重御審議の上、すみやか……
○奧村政府委員 この漁船掛香補償法に基づいて、漁船保険組合、また政府の漁船再保険特別会計が順調に育って参りましたことは、まことにけっこうなことと存じます。今回また一部改正の法律案を満場一致で議決をいただきまして、それに附帯する決議案をこれまた満場一致で議決をいただきました。大蔵省といたしましても、当委員会で慎重御審議の結果この決議案をおきめになったのでありますから、御趣旨を十分体して、実現するように努力をいたしたいと存じます。ただ、三の項目につきましては、御承知の通り、すでに本年度の予算編成の際において予算措置で一部実施することにいたしておりますので、なおその上に法的措置を講ずべきかどうかとい……
○奧村議員 ごあいさつを申し上げます。 私、昨日をもって大蔵政務次官を退職することになりました。任期中は、まことに不敏でありまして、十分の働きもできませなかったのですが、皆様方の御好意のおかげで、大過なく職を終えることができまして、まことに心から喜んでおります。この段厚く御礼を申し上げます。 なお、今後はまた当大蔵委員会の委員として働かしていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。(拍手)
○奧村小委員長 これより会議を開きます。
この際一言ごあいさつを申し上げます。このたび私本委員会の小委員長に選任されました。まことに微力でありますが、皆様方の御協力によりまして大過なく目的を全ういたしたいと存じますので、何分よろしくお願い申し上げます。
金融に関する件について調査を進めます。
先般、大蔵委員会において、社会党の春日一幸委員から北国銀行の倉荷証券の事件について質問がなされておりますが、この際その質問に対して政府の御答弁をお願いいたします。
【次の発言】 この事件について御質問がありますか。
【次の発言】 次に、株式の名義貸し事件、これはただいま刑事事件として公判が開かれてお……
○奧村小委員長 これより会議を開きます。
本日は中小企業金融対策及び証券行政の問題について調査を進めることといたします。質疑の通告があります。これを許します。山本勝市君。
【次の発言】 ちょっと小委員長から関連してお尋ねしますが、大蔵大臣として日銀の信用供与あるいは通貨発行に制限を加える方法としては、通貨の発行保証がありますね。その発行保証に、今四千五百億はいわゆる商業手形などを発行保証にすることができますね。これは大蔵大臣の権限でできるんだから、この面で政府がもう少し積極的に日銀の政策に関与できるんじゃないでしょうか。
【次の発言】 そこで、今の日銀券の発行保証の中の四千五百億が商業手形を……
○奧村小委員 それに関連しまして、今の横山君の質問についての名古屋の西税務署の時効、又時効に対する執行停止のやり方については、これは過ぎ去ったことでありますが、ずいぶんゆゆしい問題だと思うのです。国の確定した債権の徴収について、そういういわば怠慢なことがあるということについては、もっと国税庁内部でも監督機関があるはずであるし、また国としても会計検査院などの外部からの監査機関もあるし、内部においても外部においてもこういうものを一体見のがしておったのかということです。そういうことであれば、ほかにも同じようなことがあると言われても抗弁ができぬのですが、こういう時効になって債権が取れなくなったというよ……
○奧村小委員 私は、ごく短時間ですが、ちょうど主税局の調査課長が見えておられますから、本年度の収入予算の中の貯蓄控除の減税の予算額についてちょっとお尋ねをいたしたいと思います。実は貯蓄控除の制度については、私個人としては、あまりにまずい政策であるから大反対をしてきたのであります。また、こういうことは実行しても実効も上らぬということで、昨年度の通常国会ではずいぶん反対したのでありますが、政府はこれを強行した。ところが、一年もたたない間に、あまりにも無残な実情になったので、一つ政府みずからこの点を白状してもらいたいと思うから、調査課長に数字をつきとめてお尋ねいたします。去年初めて貯蓄控除の制度を実……
○奧村小委員 国税徴収法の今度の全文改正については、実は先ほどの田万委員のお話のように、私どもも実は当委員会にかかっておる法案があまり多いので、十分目を通すひまがないので、十分な質疑はできないのは残念です。しかし、一通り目を通してみまするに、申告納税制度にかわって徴収制度が一新されなければならぬという多年の懸案が、今回の全文改正でほぼ実現し、差し押え、公売その他の処分なども非常に明快に規定されてあって、私は大へんけっこうだと思うので、大して質疑はありませんが、ただ一点だけちょっと懸念されることをお尋ねします。それは、この三十二条以降の第二次納税義務者に対する徴収の規定は、まことに明快に書いてあ……
○奧村小委員 税の執行に関する小委員会、この当委員会として過日来更正決定の実情、とりわけ青色申告納税者に対する更正決定のやり方をいろいろ調べておりましたところ、中には、納税者が再調査あるいは再審査を要求し、それらに対する政府のやり方になお不満があるとして訴訟を申し立てる、裁判の結果第一審で負けておる、あるいは最高裁までいってしかも負けておるというふうなのも出ておるので、その間において再審査の段階では法律に基いて協議団が協議をしておるはずです。その協議の場合に、税務署や国税局のやったことが誤まりであれば、そこで救済しておらなければならない。協議団がうのみにしておるということであれば、結局裁判所で……
○奧村小委員 この酒団法の改正案の通過を政府は非常に急いでおられるように見受けられますが、しかし、これは非常に重大な法律改正でありますから、これから私は本腰を入れて十分政府の真意を承わりたいと思う。 まず、冒頭に申し上げたいことは、戦前戦後を通じて酒類業界の安定というものは、何としてもマル公制度によって貫かれてきたもの、私はかように思う。これは政府ではどう考えておられるか知らぬが、マル公制度によって業界が安定している。諸種の統制ははずれたけれども、マル公制度があるがために、消費者に対してはマル公でもって酒類が供給されてきた。ここに私は大きな業界安定の骨組みがあると思う。これを政府が近いうちに……
○奧村小委員 今の御説明、交付金の(3)ですね。何か三年分を転業資金で差し上げるというような、これはあんまり思い切った話だが、文章で読みますと、「収納価格に納付塩量を乗じて得た額の三割」、三割ですから、一年分の三割じゃないですか。
【次の発言】 もう一つ、先ほどの御説明の中に、塩業対策要綱というものを専売公社でお作りになったそうですが、それは何年何月でしたか。
【次の発言】 これから政府が国会に提案なさろうとする塩業整備塩時措置法というものは、いろいろな意味でこれは重大な問題を含んでおりますし、考え方によっては大へん矛盾したものもあるし、従って、根本的には、塩専売を今後とも一体存続させるべきか……
○奧村小委員 まずお尋ねいたしたいのは、先般来われわれも申し上げておりますように、この塩業整備臨時措置法というものは、現行の塩専売法の規定からはかなりワクをはずれた思い切った制度を新たに作ろうということで、専売公社としての運営からいっても、これは重大な問題であります。従って、これを公社がおきめになり、大蔵大臣と御相談になって国会に提案するについては、当然専売事業の審議会に諮らねばならぬと思うのですが、専売事業審議会の答申はどうなっておりますか。
【次の発言】 これは総裁にお尋ねいたしますが、今のような答弁でよろしいですか。総裁は御承知の通り専売事業審議会の諮問を経て総裁に任命されているのです。……
○奧村小委員 私は先日来当委員会でいろいろ質問申し上げましたが、本日は、この塩業整備措置法について、なるべく実際に効果が上るように修正すべきところがないかとか、あるいは公社としてもお考え願う点はどういう点かというふうな、むしろひざを突き合わして御相談申し上げるような思いでお伺い申し上げます。私のそういった提案を申し上げるための一つの材料としてお尋ねを申し上げるわけでありますから、どうか、政府委員におかれても、なるべくひざ突き合せて相談する、適当な結論を見出すというような思いで、一つ御答弁をわずらわしたいと思うのであります。 大体二点ありますが、一点は、専売公社の従来のやり方に反省すべきところ……
○奧村政府委員 地方団体の標準税収入をものさしにしたことは妥当を欠くのじゃないかという御質問でございますが、御承知の通り、地方財政のいわゆる財政力、これはやはり自治庁の方で大体標準財政収入というものをめどにしておりまして、交付税などは標準財政収入、それから標準財政支出、これの差額を交付する。だからやはり一般にこのものさしでやっておるので、しかも、現在の公共土木災害復旧に関する国庫負担法におきましても、標準財政収入というものをものさしにしておりますので、今度の特例法におきましても、これは国庫負担法の特例法ですから、国庫負担法の用いたものさしを同様に用いた、かようなわけでございます。
○奧村政府委員 府県の工事の場合は市の行政区域、それから市町村工事を適用する場合は、名古屋市の場合においては今御指摘の通り、区の単位ということになります。
【次の発言】 私実は資料を大蔵省に置いてきましたので、さっそく取り寄せて御答弁いたします。
【次の発言】 これは資料を取り寄せて明確にお答えいたしたいと思いますが、私の承知いたします範囲におきましては、市町村工事については行政区単位で高率補助を適用する、こういうふうに承知いたしております。それで今のお尋ねの、なぜこのようにするかということにつきましては、名古屋市だけは特に大きな市でありまして、行政区域の中で、市全体を、市町村工事を高率適用に……
○奧村(又)政府委員 都市交通をどうするか、とりわけお話のように地下鉄をもっと拡充いたしまして、できれば路面電車はだんだん減らして、そして総合的に都市交通というものを解決しなければならぬ、御趣旨の通りに私も考えます。しかし地下鉄の拡充は、御承知の通り、現に主として東京の場合は、東京都がすでに一部やっておりますし、また帝都布速度交通営団も都を主としてやっておりますし、また都民が主としてその利便を得るのでありますから、今後とも東京都の地下鉄の拡充というのは都が主体になってやるべきである、かように思います。大阪においては、大阪市がやるべきであり、現にやっております。しかし、国としてはそれにどう対処す……
○奧村(又)政府委員 ただいまから、昭和三十五年度一般会計歳入予算並びに大蔵省所管の一般会計歳出予算、各特別会計歳入歳出予算及び各政府関係機関収入支出予算につきまして、去る一月二十九日内閣から提出した予算書に基づいて御説明いたします。 まず一般会計歳入予算額は一兆五千六百九十六億七千四百七十万二千円でありまして、これを前年度予算額一兆四千九百八十一億六千四百九十四万七千円に比較いたしますと、七百十五億九百七十五万五千円の増加となっております。 以下、各部について簡単に申し上げますと、第一に、租税及び印紙収入の総額は一兆三千三百六十六億三千百万円でありまして、これを前年度予算額一兆一千七百二……
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