加藤鐐造 衆議院議員
24期国会発言一覧

加藤鐐造[衆]在籍期 : |24期|-26期-28期
加藤鐐造[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは加藤鐐造衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

加藤鐐造[衆]本会議発言(全期間)
|24期|-26期-28期
第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 衆議院本会議 第23号(1949/04/28、24期、日本社会党)

○加藤鐐造君 私は、社会党を代表いたしまして、本案に反対するものであります。  料理屋、飲食店の再開という声は、明るい響きを持つておらなければならないのであります。ところが、この法案を一読いたしますると、実に暗い感じがする。私は、そこにこの法案に非常なむりがあるということを考えざるを得ないのであります。  料理屋、飲食店の再開という問題は、民自党にとりましては、取引高税の撤廃と米の自由販賣とともに、選挙に臨む三大公約であつたのであります。しかし、この民自党の公約が次から次へと総くずれになりつつある現在におきまして、私は民自党の諸君がそれほどむりをしてこの問題の解決を急がれなくてもいいのではない……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第37号(1950/04/15、24期、日本社会党)

○加藤鐐造君 本院議員丹羽彪吉君は、去る四月五日、にわかに病にたおれ、入院加療中のところ、遂に十日に至り逝去されました。まことに痛惜にたえません。この際私は、蕭君の御同意を得て、議員一同を代表し、つつしんで哀悼の辞を述べたいと存じます。丹羽君は岐阜県の御出身でありまして若くして実業界に志し、縦横の鬼才と不撓の努力とをもつて今日の地位を築かれたのであります。御承知のごとく、さきには貴族院議員として鋭意わが憲政のために盡瘁せられたのでありますが、近くは自由党顧問として、また自由党県支部長として政界に重きをなしておられました。昨年一月の総選挙には、衆望を負うて本院に議席を占め、爾来わが民主政治の発展……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 衆議院本会議 第10号(1951/10/30、24期、日本社会党)

○加藤鐐造君 私は、日本社会党を代表いたしまして、電力の危機に対して政府の対策、所見等をお伺いいたしたいと存ずるのでございますが、本日総理大臣が御出席にならないことは、私ははなはだ遺憾に存ずるのでございます。電力の重大なる危機に臨みまして、政府がいかなる対策を持つておるかということについて、総理大臣の見解を承つておかなければならないと存ずるのでありまするが、本日御出席がないということでございますから、所管大臣からできるだけ明確な御答弁をお願いいたしたいと存ずるのでございます。質問の時間が制限されておりますから、質問はきわめて簡單にいたしまするが、御答弁は明確にお願いいたしたいと存じます。  十……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 衆議院本会議 第40号(1952/05/10、24期、日本社会党)

○加藤鐐造君 私は日本社会党を代表して、ただいま上程されておりまする電源開発促進法案に反対の趣旨を述べたいと存じます。  電源開発については、われわれはもとより反対するものではありません。日本の自立経済達成のために、電力の急速なる開発を必要とする点については、従来あらゆる機会にわれわれの力説して来たところであります。しかし、今回自由党が提出された本法案のごとき、不徹底かぬえ的なものでは、決して電源開発は促進されないと信ずるがゆえに、断固反対せざるを得ないのであります。  電源開発は、申すまでもなく、日本経済自立化の基礎であります。現在の日本経済の脆弱性は、この基礎をつくらずして本建築をしようと……

第13回国会 衆議院本会議 第47号(1952/05/29、24期、日本社会党)

○加藤鐐造君 私は、ただいま議題となつておりまする通産省設置法案に対する、竹山祐太郎君らより提出されました修正案に対し、日本社会党を代表して賛成し、その趣旨を述べたいと存じます。(拍手)  今度の行政機構改革案の中で最も重要視しなければならない問題は、中小企業庁を廃止して通産省の内部部局とする問題であります。日本のように、資本主義が正常な形で発達しておらない国におきましては、中小企業の範疇に属するものがきわめて多くて、中小企業の問題を除いては、日本経済を論ずることができないばかりではなく、日本経済のかぎを握るものは、中小企業であるといつても過言ではない状態であるのであります。(拍手)自由党も、……

第13回国会 衆議院本会議 第61号(1952/06/26、24期、日本社会党)

○加藤鐐造君 私は、ただいま議題になりました臨時石炭鉱害復旧法案に対する自由党修正案及び修正部分を除く原案に反対、中村寅太君外提出の野党修正案及び修正部分を除く原案に賛成するものであります。(拍手)  この野党修正案は、五月十六日、地下資源小委員会において、自由党中村幸八君、淵上房太郎君らも明らかに同意いたしまして、満場一致被害者のため努力するよう申合せをいたした案と同一内容のものであります。(拍手)  それを、わずか一箇月の後に、自由党だけがまつたく申訳的な附帶決議にこれをかえて、さらにまつたく別個の修正案を出すことになつたのであります。一体だれがこういうふうに自由党を変貌させたかという問題……

加藤鐐造[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院24期)

加藤鐐造[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 経済安定委員会 第3号(1949/03/26、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 議事進行に関して発言したいと思います。前回の会議におきまして、すでにこの意見が出ておつたのでありますが、この臨時物資需給調整法は申すまでもなく経済政策の基礎をなすものでございます。從つてわれわれはこの法案の審議に当るに際しましては、吉田内閣の経済政策の全体について承つた上でないと、審議に当ることは無意味ではないかと思うのであります。吉田内閣におかれましては、まだ施政方針についての御発表もございません。それから経済政策についてもまだ御発表がないのであります。從つて私どもは吉田総理の施政方針全体についての御意見を承り、さらに経済政策全般についての詳細なる御発表をまつて、この法案の……

第5回国会 経済安定委員会 第4号(1949/03/28、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 議事進行に関して発言いたしたいと存じます。私は委員長にこの際強く希望をいたしたい点がありまするが、それは前回の会議でありまするが、やむを得ない事情がありまして、中途退席したのでありまするが、その際引続き本日多少の質問の時間を私は與えられるように、委員長に希望をいたしておいたのでありますが、すでに質疑打切りになりまして、本日質疑の機会が與えられないということは、まことに残念に堪えないのであります。委員長は前回の会議におきまして、なるべく委員会は円満裡に運営したい。こういう御希望がありまして、私どもその委員長の御趣旨を了として、前回の会議におきましても、ある程度委員長の御希望をい……

第5回国会 経済安定委員会 第10号(1949/04/27、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は先ほどの理事会に出なかつたので、実はよくわからなかつたのですが、今高田委員からの御発言によつてはつきりわかつたことは、大体委員長は今日中にこの審議を終ろうという御方針で臨んでおられるようであります。しかし今の委員長の御言明によりますると、審議は十分盡くすという方針で行きたいというお話ですが、そうだとすると、今日一日で審議を終ろうという御方針は御撤回になつたのではないかと思いますが、その点をはつきりとお伺いいたします。
【次の発言】 私どもといたしましてもこういう重大な問題を審議するにあたりましては、從來料理飲食店が裏口営業をやつておつたわけでありますが、主食その他の点につ……

第5回国会 経済安定委員会 第12号(1949/05/06、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は今森君の言われたように、必ずしも小委員会をつくつて、あの会社をどういうふうに扱うかという結論を出すことよりも、今もお話があつた通り、特殊整理委員会にもいろいろな行き過ぎも、あるいは足りないところもあると思います。從つてああいう取扱いをなぜしたかということを十分に調査をして、そうしてその結果として結論があるいは出て來るかもしれない。あるいはまた單に特殊整理委員会に対して意思を出す。こういう程度でよいかもしれないと思います。とにかく事は重大な問題ですから、この際小委員会を設けて十分審議する必要があると思います。そういう意味において一應小委員を設けたい、ぜひこれをやりたいと思う……

第5回国会 経済安定委員会 第18号(1949/05/19、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は東芝に対する持株整理委員会の指令には非常に大きな矛盾を含んでおり、われわれの納得しがたいものがあると思うのであります。私は主としてその点について、笹山委員長にお伺いしたいと思うのであります。  まず第一に、「東芝は日本の重電機業に於て競爭を制限し他のものが單独に之に從事する機会を妨げる生産能力をもつてゐる」これはいかなる根拠に基いてそういう認定をせられたか、こういうことをお伺いしたいと思うのであります。重電機業の集中事情のみを認めながら、一方においてはその指定された二十八工場のうち、いわゆる重電機業と目されるものは松川工場、網干工場その他五つか六つではないかと思うのであり……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 考査特別委員会 第2号(1949/10/27、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 委員長に対して質問がある。私は本委員会には初めて出席いたしまして、従来の慣例等は一切わかりませんが、ただいまの委員長の態度を見ておりますと、大体委員の質問に対して委員長がはなはだ不遜な態度で、答弁についても誠意を欠かれる点が非常に多い。そのためにいたずらに議場が混乱しておるように私は思う。私は本委員会の性質から考えても、いわゆる超党派的に本委員会を運営して行くという建前から、委員長が一党一派に偏しない態度でもつて、最も公平に、委員の質問に対しては懇切丁寧にやるべきものであると思うわけであります。その点委員長の今後の態度について、私は明確にお伺いしたい。いかなる態度をもつて委員……

第6回国会 考査特別委員会 第5号(1949/11/14、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 簡單に二点ばかり聞いておきたいのですが、第一点は、今御質問のあつた專任職員を置かなかつた理由ですが、これは先ほど来経費がなかつたから置かなかつたという御説明ですが、それだけで置かれなかつたのか、何かはかに理由があるのじやないかと思うわけですが、その点もあなたが知つておられたら、もう少し詳しくひとつお伺いしたいと思います。
【次の発言】 それだけですか。
【次の発言】 帝国油糧の当時は專任職員があつて、この公団ができると同時に、專任職員がやめられたわけですね。
【次の発言】 それ以外には何ら理由も事情もなかつたというように、あなたは確信を持つておつしやるわけですね。なおその当時……

第6回国会 考査特別委員会 第6号(1949/11/15、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 一点だけですが、大豆協会の会長に和田博雄氏が二十三年の六月ですかに就任せられた。その当時の事情ですね。あなたは御存じですか。何かいろいろの人が介在しまして……。
【次の発言】 今業界の人が寄つて相談したというお話でしたが、和田さんの就任せられるについては、その他にあつせんした人がおるというお話でしたが、そういうことについてはお聞きになりませんか。たとえばその当時の食料品配給公団の総裁でしたか、坂田英一氏らがやはりあつせん役になつて、和田さんの会長を実現した、こういうふうなことも聞いておりますが……。

第6回国会 通商産業委員会 第3号(1949/11/09、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 他の御質問と重複しない点だけを、なるべく簡單に質問したいと思います。先ほど来田代委員その他から北九州炭鉱地帶に対する電力の供給不足の問題が質問されましたが、私はこの問題は非常に重大な問題でありますから、違つた角度から御質問をいたしてみたいと思うものであります。  まず第一に、現在火力発電設備が十分に稼働されておるかどうかという問題であります。ただいま戰後増設された数字については御説明がありましたが、現在十分に稼働されておるかどうかという問題であります。聞くところによりますと、最近田川地区における築上火力の工事の再開許可が来たということも聞いておりますし、また宇部地区における小……

第6回国会 通商産業委員会 第6号(1949/11/12、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 まず第一に産業設備営団並びに交易営団についてお伺いいたします。まず第一に産業設備営団の資産の内容をお伺いしたいと思います。特にその持つておる設備等について、一応詳細にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 現在の資産の状況はどういうことになつておりますか。たとえば赤字が出るかどうかという問題ですが、その点は産業設備営団、交易営団、両方について、一応伺いたいと思います。
【次の発言】 営団債はどれだけ発行されているか。これはその所有者は大体だれかということを伺います。
【次の発言】 大体この両営団の整理が完了するのはいつごろの見込みですか。  それから最後の結末の見通しはまだつ……

第6回国会 通商産業委員会 第11号(1949/11/23、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は日本社会党を代表して、ただいま採決されんとする五法案に対して、意見を申し述べたいと存じます。  まず第一に帝国燃料興業株式会社法を廃止する法律案並びに参議要設備営団法及び交易営団法を廃止する等法律案に対しましては、これは申までもなく臨時体制遂行のために設けられた法案でありまして、すでに解散団体の指定を受け、その機能も停止しておりまする際でありまするから、この法律の廃止には賛成をいたします。ただこの際強く政府に対しまして要望しておきたいことは、これらの法案の機能はすでに停止されておりますけれども、その持つておりました資産というものは、まだ完全に清算されておらないのであります……

第6回国会 通商産業委員会 第14号(1949/11/26、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私が要求したい資料は、今委員長が請求せられました加害炭鉱別の数字は、必ず調査しておられるかと思いますから、これを出していただきたい。それから濫掘命令の出たあとの毎月の出炭量、これは簡單ですから、できると思います。それからこれは簡單で、この場合でもお答え願えると思う問題でありますが、加害炭鉱の全出炭におけるパーセンテージ、これだけを資料として出していただきたいと思います。

第6回国会 通商産業委員会 第19号(1949/12/02、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 きわめて簡單に四、五点を御質問しておきます。  まず第一に現在輸出向けの生産物のストックはどのくらいあるかということを、金額で大体のところでよろしいからお知らせ願います。
【次の発言】 大体の数字はわかりましたが、それで現在日本国内に輸出を予定して生産された貨物も相当あると思います。ことに今お話の繊維類とか金属、機械等以外に雑貨等の面でも相当のものがあると思います。特に最近アメリカの物価の変動あるいはイギリスにおけるポンドの切下げ以後におきまして、キャンセル等もありまして、相当滯貨が国内にあると思いますが、そのために国内の各産業が非常に金融難に陥つておるわけでありますが、こう……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 通商産業委員会 第33号(1950/04/21、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私も資料の請求をいたしたいと思います。まず臨時石炭鉱業管理法の廃止に関する法律案についての資料を請求いたします。第一に公団廃止後の炭価の変動状況、これは各級別に願います。第二に同じく金融の需給状況。第三に同じく生産状況、これはすでに資料になつて各石炭局別に出ておりますが、特に各級別に、さらに各月別にお願いいたしたい。それから第四に全国炭鉱管理審議会における主要議事経過、これだけを要求いたします。これは審議に絶対必要なものと認めますので、できるだけすみやかに政府から提出されるよう、委員長から御要求を願います。それから電気事業再編成についての資料は追つて請求いたします。

第7回国会 通商産業委員会 第35号(1950/04/24、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 今澄君、風早君から詳細なあらゆる角度からの御質問がありまして、私の質問せんとするところと重複する箇所もあるようでありまするから、できるだけ重複を避けて、簡單に御質問いたしたいと思います。  日本の石炭産業が、戰争中あるいは戰後を通じて、長い間補給金制度、あるいは赤字融資、あるいは資材の軍点配給方式によつて保護されて来まして、最近急速に補給金が撤廃され、いわゆる傾斜生産方式が廃止されまして、急激に大きな変化が石炭産業の上に起つて来たのであります。そういう急激に従来の保護政策が撤廃されて経常面にどういう影響を與えるかという問題であります。すでにいろいろ御質問があつたようであります……

第7回国会 通商産業委員会 第36号(1950/04/25、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 日本社会党を代表して、臨時石炭鉱業管理法の廃止に関する法律案に、反対の意思を表明するものであります。石炭は申すまでもなく、あらゆる産業の根幹であります。従つて石炭産業の消長は、すべての産業の盛衰に関係するものであります。日本民族の独立と繁栄が一に日本の産業の再建と発展にかかるということを思うとき、われわれは石炭産業の前途に対して、万全の方策を責任を持つて考えなければならないのである。臨時石炭鉱業管理法は、こういう重要な地位にある石炭産業が、戰時中の濫掘によつて荒廃に帰して、日本産業の前途ははなはだ危ぶまれる状態にあつたので、産業再建計画とマッチする石炭増産遂行のために、最も適……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 通商産業委員会 第9号(1950/07/26、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 大臣のただいまの答弁でぜひお聞きしたい点が一点あります。ただいま風早君からお聞きになつた点は重大なことだと思います。新聞紙上によりますと、綿糸布あるいはゴム等の再統制もしなければならないではないかというような事務当局の意見が伝えられておるのであります。特に朝鮮問題の発展のいかんによつては、統制の必要が生じて来るのではないか。私どもは、現在これらの物資に対して統制をはずしたことに対して反対をいたしておるのでありますが、しかし朝鮮問題あるいは世界情勢の変化のいかんによつては、国外から輸入する物資に対しては、相当強力な統制をしなければならない事態が起るのではないかというふうに思うわ……

第8回国会 通商産業委員会 第12号(1950/09/27、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 暴利取締令を適用されるにあたつて、こういうことをお調べになつたことがあるかどうかということを、一つ聞きたいと思います。これは大蔵省にお尋ねすべきことかもしれませんが、不当なる買占め行為をする場合においては、相当銀行が協力しておるということを、巷間しばしば聞くのです。また常識的に考えましても、多額の物資を買い占めるについては、融資を必要とするのであります。そういう事実も相当あろうかと思うのですが、暴利取締りをやられるについてそこまで追究して調べられたかどうか。
【次の発言】 物価が大体横ばいの状態に入つたから、この程度で手をゆるめるというお話ですが、多少横ばいの状態に入つたこと……

第8回国会 通商産業委員会 第14号(1950/09/29、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 ちよつと関連して……。私は皆さんの御質問のなかつた点について、一点だけお伺いしたいと思いますが、それは競輪場の許可に関する問題ですが、先ほど大臣からも競輪場の許可権は法的にはないということをおつしやいましたが、その通りですか。しかし実際には適宜の処置として通産省では認可の申請を求めて許可をしておられる。通産省において決定権を持つておられるというふうに承つておりますが、その通りでございますか。
【次の発言】 そうすると通産省は私の聞き及んでいるところと違つて、強制権はあくまでも行使しておらない、こういう御方針のようですが、そうしますと、主催者がいわゆる今おつしやつたような良識に……

第8回国会 通商産業委員会 第15号(1950/10/11、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 今までの質疑応答で私の質問の範囲は大分狭められましたが、できるだけ重点的にお伺いいたしたいと思います。  今までの質疑応答、特に田中彰治君のごとき権威ある、かつ識見を持つている人からの御意見によりまして、大体本問題の核心は見えたと思うのであります。要するにほとんど価値のない炭鉱に対して、まつたく不用意に、しかも多額の資金が――、日本経済再建の上に最も愼重に取扱われなければならない復金、あるいはまた見返り資金のごとき産業資金が、かくのごとく不用意の間に、しかも直接その炭鉱に関係せる大官の運動によつてこれが貸し出されたというので、問題はきわめて重大な問題であると思うのであります。……

第8回国会 通商産業委員会 第16号(1950/10/23、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 今局長の御答弁の中に、通産委員会からの調査のときに、現地の大多数の意向としては、特殊扱いをするに及ばずという御意見であつたという御答弁であります。私の聞き違いかもしれませんが、もしそうだとすると、少し違うようです。もう一応その点はつきり御答弁を願いたい。
【次の発言】 それは局長のたいへんな見当違いの御見解で、それは逆なんです。賛成する側の人もあつたわけですが、多治見地区としては大多数の声は、ほとんど九十九パーセントまでは、この適用を受けては困る、こういう意見だつた。私はその点についてはまた私の質問のときに申し上げますが、そういう御見解ですと、大分見当が違いますから、それはひ……

第8回国会 通商産業委員会 第17号(1950/10/24、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私の質問はなるべく他の諸君の質問と重複しない点について質問したいと思いまするが、まず最初に鉱害賠償の問題についてお伺いいたします。鉱害賠償の問題については、第百十一條に金銭をもつて損害の賠償をすることになつております。私どもは鉱害の賠償は原状に回復するということが原則でなければならないと思うのでありまするが、かりに金銭賠償をもつてするということにいたしましても、この但書によつて見ますると、「損害賠償金額に比して著しく多額の費用を要しないで原状の回復をすることができるときは、被害者は、原状の回復を請求することができる。」こういうふうになつております。ここで被害者が原状に復帰する……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 通商産業委員会 第2号(1950/11/27、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 今高橋君の質問に対して、明らかに政令によつて公布すべしということが明記されておつたという御答弁でございました。その点につきましては、私どもは書簡の内容を見なければ、大臣が今簡單にそういうことをおつしやつても、これは信用できない。これは新聞に現われたことでありますけれども、岡崎官房長官はポツダム政令によつて公布する権限を付與するというふうにあつたと御発表になつておる。その権限を付與するということは、それが事実といたしまするならば、その字句から解釈いたしますならば、必ずしも政令以外に方法がないという断定を下すわけには行かないと思うのであります。それ以外にもなお方法があるということ……

第9回国会 通商産業委員会 第9号(1950/12/06、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 委員の任命の問題ですが、法文によりますると、任命の場合は、国会の承認を得て総理大臣が任命するということになつておるが、罷免の場合は承認を必要としないというふうになつておるようであります。罷免の場合におきましても、一応の基準はありまするが、しかし不当な罷免、たとえば先日の日発総裁の罷免のような場合が生ずることが考えられますが、罷免の場合も国会の承認を経るということが必要ではないか、その点についての御見解はいかがですか。
【次の発言】 九條の一と二は非常に明確で問題はないと思いますが、三の場合、これははなはだ抽象的でありますので、間違いが起る場合が多いと思う。たとえば「委員長若し……

第9回国会 通商産業委員会 第11号(1950/12/08、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 先ほど同僚今澄委員からかなり詳細にわたつて質問がありましたので、私はきわめて要点だけを簡略に申し上げて数点質問してみたいのであります。  今までの質疑応答の経過を見ますると、政府においては中小企業の金融の面についての詳細な統計資料がないということが明瞭になりました。一応ここに資料が提出されておりますけれども、これがきわめて大ざつぱなものでありまして、いろいろ従来の中小企業に対する回收不能率とかいうような、こうした新しい一つの金融制度を設けるについての必要な資料というものがないように大体断定されるのであります。私は中小企業庁の仕事というものは、やはりそういう詳細なる統計資料をそ……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 通商産業委員会 第2号(1950/12/16、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 御説明を聞いていなかつたので、どういう御説明があつたかよくわからないのですが、中金の方にお伺いしたい。中金は長期設備資金を対象として貸出されると私は承知しております。しかし実際には長期資金を中金から借りることがなかなかむずかしいようなことをしばしば聞くわけですが、大体貸出しの内訳はどういうふうになつておりますか、期限は大体どの程度であるか、その内容、短期資金と長期資金との内訳、あるいは流動的な資金と設備資金との内訳について一応御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると大体一年以内のものは設備資金にはお貸しにならない、こういうお話のようですが、私は企業の内容によつて……

第10回国会 通商産業委員会 第19号(1951/03/20、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程になつておりまする中小企業等協同組合法の一部改正案に賛成するものであります。しかし私はこの中小企業等協同組合法が設立されましたその当時から、すでにこの法律の欠陷を痛切に感じて来たものでございます。いわゆる自由経済にのつとつて、中小企業の一つの協同体の形をもつて保護育成して行こうとするところにその法の矛盾があるのであつて、日本の中小企業というものは、従来相当の政府の保護育成のもとにようやくその生命を保つて来たものでございます。しかも終戦後まだ日本の産業が復活しておらない――特に中小企業におきましては、金融の面におきまして非常な困難を……

第10回国会 通商産業委員会 第26号(1951/05/15、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 ちよつと議事進行について。高圧ガス取締法案の審議もおそらく引続いて行われると思いますが、私は高圧ガスの取締法案の重要性にかんがみて、対象となる企業の実態を十分調査する必要があると思います。それで業界の代表というような人を参考人として呼ぶとか、あるいはまた代表的な二、三の工場を視察するというようなことを審議に先だつて行うべきではないかと思います。

第10回国会 通商産業委員会 第27号(1951/05/16、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は計量法案について重要な点のみを選んで数点質問してみたいと思いまするが、何分厖大な法案ですから、十分熟読しておりませんので、もしそのために的のはずれたような質問をいたしましたら、その盲を開いていただくだけの御親切な御答弁をお願いいたしたいと思います。  私はまず第一に、この画期的な計量法の改正にあたりまして、諸外国の実例を参考にいたしたいと思いまするので、米、英、仏、ソ等の実例について、本法案と比較して、必要であると思われるような要点を御説明願いたいと思います。要点だけでよろしゆうございます。
【次の発言】 大体わかりましたが、もう一つお伺いしたいことは、本法のような検定制……

第10回国会 通商産業委員会 第31号(1951/05/23、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は日本社全党を代表して本案に賛成するものでありますが、四箇条の希望条件を付しておきたいと存じます。  本法案によつて、計量行政を時代に適応せんとしたことにについては賛意を表しますが、しかし数年にわたる調査研究によつてでき上つたものであると聞いているものでありますから、私は本法案によつて計量法決定版ともいうべき完璧なものを期待しておつたのであります。しかし事実は多くの欠陥を持つており、なお改善すべきものが相当多いのははなはだ遺憾であります。従つて本法を運用するにあたつて十分の注意が必要であるということを特に当局に注意を喚起したいのであります。  そこで私は以下四箇条の希望条件……

第10回国会 通商産業委員会 第32号(1951/05/24、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 大臣は来られますか。実は先に大臣に伺いたいと思いますが……。
【次の発言】 実は私は、提出されたニツケル精錬法案のこうした行き方につきましては、ここに疑問を持つておりますので、特に吉田内閣の政策の根幹をなしておりまする自由主義経済という点から考えましても、こうした一種の国家管理の行き方については、どうしてそういう行き方をしなければならないかという根本の問題につきまして、まず大臣に伺つてみたいと思つておつたのであります。首藤政務次官がおられますから、首藤政務次官でけつこうでございますが、しかし私はこうした根本の問題はやはり常に一応責任ある大臣から答弁してもらわなければならない問……

第10回国会 通商産業委員会 第34号(1951/05/26、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は賭博行為を伴う各種の競技等につきましては、大体反対の考えを持つておるのであります。社会党といたしましても、最近いろいろドツグ・レースあるいはその他の競技法の提案が出て参つておりますので、こうした問題については今後反対するという立場を明確にいたしておるのでありますが、しかし現在までに施設されたものにつきましては、これを、ただちに廃止するということについては、いろいろの問題が残されると思うのであります。ただいまの提案者の説明によりますと、廃止後の処置についていろいろあげられておるのでありますが、私は競輪法の廃止に伴う問題の一番大きな問題といたしましては、競輪法が設置されてまだ……

第10回国会 通商産業委員会 第36号(1951/05/29、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私はただいま議題となりましたニツケル製錬事業助成臨時措置法につきまして、日本社会党を代表しまして賛成するものであります。しかして嚴重なる附帶決議をつけて、政府にその実行を要求いたすものであります。  ニッケルが重要産業中においてもきわめて重要な基礎物資でありますことは、いまさら申し上げるまですないのでありますが、昨年下半期の著しい供給の逼迫によりまして、ニツケルの価格は天井知らずの高騰を呼んでおるのであります。しかもニッケルはそのほとんどを輸入に仰いでおる現状でありまして、朝鮮事変以来、世界的軍拡によつて、各国はニッケルの輸出の制限を強化して、輸入はきわめて困難となつたのであ……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 通商産業委員会 第3号(1951/08/20、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 最近貿易不振の問題がやかましくなつておりますが、私はそうした問題の中に、世界経済の中に立つて行きます上において、一つの日本の重大な問題が起つておることを見のがしてはならないと思うのでございます。それはいわゆるダンピングの問題でありますが、日本商品のダンピングの問題は、戦争以前におきましてもしばしば問題になりまして、さらに今回講和会議が行われるにあたりましても、イギリス等から日本に対して最恵国待遇を与えることについて承認を澁つておる、その裏にもこのダンピングの問題があげられておるのであります。しかし現在、日本の物価は世界物価水準に比較して非常に高いと言われ、それがまた輸出の障害……

第11回国会 通商産業委員会 第6号(1951/10/05、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は質問に先だつつて委員長にお願いしたいことが、ございます。本日のようにきわめて限られた時間にいろいろな重要な問題書を質問し、かつ検討します場合に、従来與党の諸君が非常な長い時間をとられて、野党に対してはきわめて短かい時間しか割当てられない。これは従来の委員会運営の慣例に従つておやりになるのでありますけれども、しかし私は電力問題のような国家的な問題については超党派的に検討し、あるいは協力しなければならない問題だろうと思う。そうしてさらに電力の開発というような問題については、これは単に一公益事業委員会のみにまかせておくべき問題ではなくして、政府の政策によつて強力に推進しなければ……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 通商産業委員会 第6号(1951/11/13、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 なるべく重複する点は避けて御質問いたしたいと思いますが、まず第一にこの輸出信用保険法は英国の輸出信用保険制度をならつてつくられたものであるというようなお話でございまするが、その点について先ほど英国の例を部分的にお話になりましたが、なお全般についてお伺いしたいことは、この填補の率の限度についてでございまするが、先ほど部分的にお話になりました点を全体についてなお御説明願いたいと思います。それから英国では予算をどの程度を計上しておるかというような点についても、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 イギリスでもその補償の対象となるものの性質によつて率が違つておるようであります。……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 通商産業委員会 第5号(1952/02/04、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 先ほど来中島参考人の陳述で、福井地方の繊維工業、特に人絹工業の極端なる窮状はよくわかつたのでございます。しかしこれは単に福井地方ばかりではなくして、おそらく全国的な、特に繊維工業の非常な窮状であるということが新聞紙上にも日日伝えられまするし、われわれは今の中島参考人の陳述によつて一層それが明確になつたような気がいたすのでございます。そこでこれらに対するところの応急処置ついては、いろいろ福田委員の御質問にもお答えになりましたし、また商工中金の門司理事からもお話がありましたが、私はこの応急処置について、特に金融処置についてはなかなか困難な問題があろうと思うのであります。門司理事か……

第13回国会 通商産業委員会 第8号(1952/02/13、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は石油及び可燃性天然ガス資源開発法案に関しまして、きようは二、三重要な点だけをお伺いしたいと思います。  まず第一に本案を制定された趣旨、わざわざこういう單独法を出された趣旨をひとつお願いしたいと思います。これはどなたか質問があつたかと思いますが、なお十分御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 大体石油並びに天然ガスが流体鉱物であるというような点と、一層エネルギーを保護しなければならないというようなことが重点のようですが、私はわざわざこういう別な法律をつくらなくても、鉱業法がありますから、鉱業法の一部改正あるいは追加等によつていいのではないかというふうに思うわけです。わ……

第13回国会 通商産業委員会 第22号(1952/04/12、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 きわめて簡單に二、三の点をお伺いしたいと思うのですが、きよう白洲さんにおいでを願つたのは、一東北電力会社の会長としておいでを願つたわけではなくして、いわゆる吉田総理の経済ブレーンというような立場におられて、日本の政治の上にもあるいは産業の上にも相当大きな発言力と地位を持つておいでになるあなたにいろいろお伺いして、今審議の過程にあります電源開発株式会社法案の審議の参考にしたいと思つて来ていただいたわけであります。先ほど来同僚諸君の質問に対して、非常に用心深く御答弁をしておられるようでありますが、そういう意味でおいでを願つたわけでありますから、なるべく率直にあなたのお考えになつて……

第13回国会 通商産業委員会 第23号(1952/04/16、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 委員長にお伺いいたしますが、私の要求しておりました政府委員並びに公益事業委員会からおいでになる時間をちよつとお知らせ願います。
【次の発言】 私はこの法律案による電源開発の意図というものは、相当重大な意義を持つておると思うのです。しかもこれは議員提出案ではありまするけれども、しかしこれをやるのは政府でございまするので、政府がこの法案の遂行について、相当熱意を持つて当るのでなければならないと考えておるのですが、この委員会の審議の過程におきまして、重要な大臣がおいでにならない。大蔵大臣がまず第一に資金の面において相当重大な役割を果さなければならないわけですが、大蔵大臣はまだこの委……

第13回国会 通商産業委員会 第25号(1952/04/19、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 他の質問者に迷惑をかけますから、簡單に御質問いたします。松永委員長代理も、簡單にイエス、ノー程度の御答弁でよろしい。先ほど今澄君の東電の配当について、一割以上の配当をすることについて松永委員長代理は反対であるという気持を表明されたわけですが、その反対であるという気持をどういうふうに具体化されるかという点。それから新聞等に伝えられるところによりますと、ことしは東電その他の会社においても、相当の配当をするようでございます。しかもそれは電力料金値上げを五月一日に大体発表されるようですが、その電力料金値上げのあとに配当の決議を株主総会でやる。そうしなければ世間体が悪いというような気持……

第13回国会 通商産業委員会 第28号(1952/04/23、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私はただいま議題と相なりました中小企業等協同組合法の一部を改正する法律案に関しまして、日本社会党を代表して強い希望条件を付して、賛成の意を表するものであります。  御承知のごとく本法律は、終戦以来その特質として考えられておつた中小商工業者の結束力の弱さ、経済的にも、社会的にも、ともすれば脆弱になりがちな零細な個々の商工業者の力を一点に集中結束して、内は自己の実力を充実し、もつて組合員個々の力を培養し組合員同士の人的結合と親和を高め、外に向つては強力な大資本や大規模企業形態に対する自衛態勢を強化し、もつて資本主義制度固有の弱肉強食の原理を未然に破砕せんとして試みられたものであり……

第13回国会 通商産業委員会 第29号(1952/04/24、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は安蔵東電社長にお伺いしてみたいと思います。  まず第一に今回提案になつておりまする電源開発促進法案について、事前に提案者から何かあなたの方へ意見を求めたかどうかという点についてお答え願います。
【次の発言】 これは自由党の提案になつておりますが、案のできまするまでは安本が立案しておるようでありますから、そのいずれかから意見を求められたことがあつたのですか。
【次の発言】 それではこの案が提案になりましてから、あるいは提案になるということを聞いて、あなた方の方で電力業者として何らかの協議をせられたことはありますか。

第13回国会 通商産業委員会 第31号(1952/05/08、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は日本社会党を代表して、電源開発促進法案並びに先ほど多武良君から提出されました修正案を含めて反対をいたすものであります。もちろん電力の急速な開発という問題には反対ではございません。反対でないのみならず非常な熱意を持つておるものでありますが、しかしこうした間に合せの、中途半端なやり方に対しましては、反対しなければならないと思うのでございます。それで以下簡單にその理由を説明いたします。  電源開発は日本経済自立化の土台でありまして、現在の日本経済の脆弱性は土台をしつかりつくらないで本建築をしようとして来たところにあるわけであります。電力の拡充は終戰以来の課題であつて、その高度な……

第13回国会 通商産業委員会 第34号(1952/05/13、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 今度の臨時石炭鉱害復旧法案は、前回の特別鉱害復旧措置法と違いまして、亜炭を加えておりますが、しかし政府の御説明を聞きますと、現在この復旧事業団をつくる予定地を九州及び宇部両地区のみを予定しているようでありますが、亜炭についてもはなはだしく鉱害のあつた箇所については、ただちに事業団を置くことを許されるのかどうかという点についてお伺いいたします。
【次の発言】 岐阜、愛知地区の亜炭の鉱害は、なるほど今炭政局長の言われた通り、いわゆる鉱害の金額にいたしますと他の石炭地方の金額よりもはるかに少いわけでありまするが、しかしこの地区における鉱害は、私は石炭と同様重視してもらわなければなら……

第13回国会 通商産業委員会 第37号(1952/05/16、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は、今回通産省が帝国石油株式会社に対して再建の勧告をしたという、新聞紙上に報道をされた問題について一応お伺いをしたいと思うわけでありますが、まず第一に、政府はどういう理由で今回帝石に対して再建の勧告をしたか、その理由について明確にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 大臣の声が小さくて、十分聞きとれなかつたのですが、再建の勧告をしたという表現を使われてあります。その再建という意味は、今大臣がおつしやつた経営の改善をせよということだと思いますが、一体どういう方面において改善をするかという具体的な点についてお伺いをしたいのです。ただ単に経営の改善をするということでは、どの面に……

第13回国会 通商産業委員会 第40号(1952/05/23、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 航空機の製造が終戦以来長い間空白状態になつておりまして、この問題は、国防上の問題は別といたしましても、日本の経済の再建の上に非常に大きな障害となつておつたと思うわけであります。今度航空機の製造が許されて、政府もこういう法律をつくつて航空機の製造をやろうという意図がはつきり見受けられるのでございますが、私はこの航空機製造法案を一覧いたしまして、はたして日本の航空機製造がこの法律だけで急速に回復するというふうには考えられないのでございます。政府はその点について、ただできるように道を開いてやる、そしてそれに伴う検査、監督等のみをやつておればいいという考えであるか、またこの法律を見ま……

第13回国会 通商産業委員会 第45号(1952/06/02、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は輸出取引法案について質問をいたしたいと思います。まず第一に、この法案を見ますると、日本の経済の自主的な見地から考えて立案されたかどうかということを非常に疑問に思うわけであります。この法律をつくり、そうして業者が協定をし、あるいは輸出組合が事業をいたしまする場合に、大体その協定事項は、仕向地の相手方、たとえば関係業者であるとか、向うの輸入業者に損害を与える場合に限つて、価格、数量、その他の協定をすることになつておるようでありまするが、私はなお日本の輸出業が健全な発達をいたしまする上には、現在の実情におきましては、国内的にもいろいろこうした価値あるいは数量等の協定を行わなけれ……

第13回国会 通商産業委員会 第47号(1952/06/04、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 どなたでもよろしいが、お答え願いたいと思います。  まず第一に、先ほど、野村さんもお述べになりました通り、設備の点で非常に欠くるところがあるという問題があると思います。それから資金の問題も、やはり今日航空機製造を始めるにつきましては相当重大であり、かつ困難な問題があろうと思います。さらに技術の点においてもしかりと思いまするが、特に技術の点において、今日航空機の製造を始めるにつきまして、現在あなた方が持つておいでになりまする技術で国際的な水準に達し得る航空機ができるとお考えですか、どうですか、その点をお伺いしたいと思います。

第13回国会 通商産業委員会 第49号(1952/06/06、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 時間もありませんし、なお同僚今澄議員からいろいろ質問することになつておりますので、私はきわめて簡単に二、三の点について質問いたしたいと思います。  今山手委員からいろいろな点について御質問になりましたが、私も山手委員の質問に対してはことごとく同感でございます。この法案の提案者としては、要するに中小企業の救済策は、独占禁止法あるいは事業者団体法の適用が大幅に緩和されなければ救われない、しかしそれが今日の段階においてできないからこういうもので間に合せたというお話でございますが、その独占禁止法を、なお中小企業者を救うために、日本が独立した現段階において、中小企業者に限つて大幅に適用……

第13回国会 通商産業委員会 第52号(1952/06/12、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 大体参考人の方からお話がありましたので、あまりお尋ねすることもございませんが、下田さんにお伺いをしたいことがあります。従来中小企業が非常な不況に陷つた場合に、やむを得ざる措置として生産制限をやつたことがあろうと思います。そういう場合には一番犠牲とならなければならないものは、その従業員である労働者だろうと思いますが、労働者の首切りということが相当起つております。その点先ほどあなたが非常に心配してお述べになつたと思いますが、そういう場合に、その首切りが起るということと、もう一つは賃金の不拙い、遅拂いというようなことが相当起つておると思いますがこういう法律が出ますと、それが合理化さ……

第13回国会 通商産業委員会 第54号(1952/06/14、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 特定中小企業の安定に関する臨時措置法案に関しまして、本委員会において慎重審議が重ねられましたが、その結果自由党、改進党、社会党の間に修正案がまとまりましたので、御賛成を願いたいと存じます。以下これを朗読いたします。    特定中小企業の安定に関する臨時措置法案に対する修正案特定中小企業の安定に関する臨時措置法案の一部を次のように修正する。   第二條の見出し「(定義)」を「(適用業種の指定及び中小企業者の定義)」に、同條第一項中『この法律で「指定業種」とは、』を「この法律の適用を受ける業種は、」に、「業種のうち、別表に掲げるものをいう。」を「業種について、左の各号に掲げる事態……

第13回国会 通商産業委員会 第55号(1952/06/17、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 前回の委員会において、特定中小企業の安定に関する臨時措置法案の重要なる点について数個の修正が行われたのでございます。しかもなおこの修正は委員側の意向に満たないものが相当ありまして、特に強制命令を政府が発する場合に、その期間中に新規開業者を許さない、強制命令中に新規開業者の出るようなことがあつたならば、この法案は実際効力がないのであるから、そういう場合には通産大臣の認可を得なければならないという修正意見があつたのでございます。さらにこうした処置をする場合は、業者が相当苦境に陷つている場合であるから、その場合には生産調整を行うために必要な資金の面における考慮が必要である、少くとも……

第13回国会 通商産業委員会 第56号(1952/06/19、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 ただいま多武良委員から附帶決議の提案がありましたが、その四としてあるところに「公共施設の復旧補助金に関する返還義務を免除すること」。という項があります。これはおそらく政府の今後の処置に対する希望であると思いまするが、これは本法に明らかに返還しなければならないことにきまつておりますので、法律を改正しなければこの措置は当然とれないわけであります。法律を改正しなければこの措置がとれないのに、こういう希望的な條件を付するということは、これは明らかにごまかしです。一体こういう実行のできない附帶決議をつけてごまかしをやるということは、私は本委員会あるいは国会の権威に関する問題だと思います……

第13回国会 通商産業委員会 第57号(1952/06/20、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私も今高橋さんがおつしやつたように、競輪というものを見たことはございません。競輪場を見たことがあるくらいで競輪はみたことがない。従つて車券も買つたことはないので、実際のことはよくわからないわけであります。よくわからない者がいろいろ審議するのは僭越かもしれませんが、審議権を放棄するわけには行きませんからお尋ねするわけですから、ひとつしろうとにもわかるように御答弁を願いたいと思います。  この法律を見ますと、現行法に比較して非常に内容がふえているわけであります。現行法は大体自主的に施行者にやらせるという建前であつたのが、この改正法によりますと、非常に官庁の権限が強化されているわけ……


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各種会議発言一覧(衆議院24期)

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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 大蔵委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1952/04/25、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 小金委員からいろいろ御質問もありまして、大体私のお聞きしたい点も重複いたしておりまするので、時間もありませんし、なるべく重複を避けて、きわめて重要と思われる二、三点をお伺いしてみたいと思います。  私どもは企業の合理化が非常に焦眉の急とされておりまする現在、長期金融を主たる目的とした金融機関がでまたということはまつたく賛成でございまして、業界のために非常にけつこうだと思うわけであります。今の質疑応答を聞いておりましても、大体長期信用銀行についての政府の構想というものは、興業銀行であるとかあるいは勧業銀行を短期と長期と二つにわけて、第二会社をつくるというようなふうでその他きわめ……

第13回国会 通商産業委員会運輸委員会連合審査会 第4号(1952/05/28、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私もこの数日来いろいろと各委員から論議されました生産と安全性のいわゆる所管の問題について、主として村上運輸大臣にお伺いしたいと思いますが、ただいま多武良委員がお聞きになりました点が大体私のお伺いしたいと考えておつた点でありますので、なるべく重複を避けたいと思います。先ほど運輸大臣は多武良委員に対して、運輸省が安全性の保持という点についてのみ検査、監督だけではなく、生産の面まで立ち入つて所管することが正しいと考える、それが自分の信念であるとおつしやいましたが、それでは運輸大臣の信念というものについてもう少し具体的に、内容についてお伺いしたいと思います。運輸大臣は生産の面まで所管……

第13回国会 通商産業委員会運輸委員会連合審査会 第5号(1952/05/30、24期、日本社会党)

○加藤(鐐)委員 私は前回の連合審査委員会におきまして、運輸大臣に主としてお伺いしましたが、時間の関係で十分伺えなかつた点がありますので、それらの点につきまして、多少補足的に質問をいたしたいと思います。  委員長、きようは運輸大臣は見えませんか。
【次の発言】 それでは航空庁長官にお伺いいたします。先ほどもちよつとこの点に触れられておつたようでございますが、せんだつての私の質問に対しまして、運輸大臣の説明によりますると、運輸省が行う安全性の検査は、素材については納入検査のみであつて、その素材の製造過程については行わないということでありました。それでは、個々の部品であるとか、またその部品の結合物……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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