このページでは加藤鐐造衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。
○加藤鐐造君 私は、民主社会党を代表して、ただいま趣旨の説明のありました輸出入取引法の一部を改正する法律案に対して、岸首相外各所管大臣に質問をせんとするものであります。 政府は、昭和三十三年十月の第三十回国会に独禁法の改正案を提出して審議未了となり、次の国会で輸出入取引法の改正案を提出して、これまた審議未了となっております。今回政府が本案を提出した真意は、これら二案がいずれも審議未了のまま廃案になった経緯にかんがみ、従来の独禁法を骨抜きにしようとするねらいを、今度は貿易の自由化に備えるための輸出入取引法改正という新しい擬装をもって提出したものであります。政府は、最近、急に貿易・為替の自由化に……
○加藤(鐐)委員 私は、きわめて短かい時間に要領を得たいと思いますので、御答弁の方も、そのおつもりで、できるだけ明確にお願いしたいと思います。 現在臨時石炭鉱害復旧法の中に「亜炭を含む。」という言葉がございます。これは、その当時この法律ができます際に、岐阜県御嵩地方に非常に鉱害が頻発いたしましたので、特に御嵩地方の鉱害を復旧するために加えられた言葉でございます。ただいま伊藤、多賀谷両委員から、現在北九州地方に残っておりまする、きわめて深刻な鉱害問題について御質問がありましたが、私もこの際、岐阜県御嵩地方に最近さらに深刻の度を加えて頻発いたしております鉱害問題について、御意見を承わりたいと考え……
○加藤(鐐造)委員 私はまず三木経済企画庁長官に質問いたしまして、関連した質問があるだろうと思いますので、高碕通産大臣からも適当にお答えを願いたいと存じます。 最初にお伺いしたいことは、今日の長期にわたる不況の見通しでございます。今日の不況が非常に深刻な様相を呈して参りましたのは、大体昨年の七月ごろからで、すでに一年有余にわたっておりますが、申し上げるまでもなくこうした長期の不況は戦後初めてでございます。従って政府として、この不況がいつ好転するかという見通しについては、相当的確な材料をもって判断していただかなければならないと思うわけでございます。本日両大臣からお述べになりました御意見では、ま……
○加藤(鐐造)委員 昨日に引き続いて三木経済企画庁長官に質問をいたしたいと思います。 昨日の三木君の御答弁は、率直に申しまして少しおざなり過ぎるような気がいたします。私がこうした地味な問題について長々と質問いたしまするのは、今日の日本の不況は、現在政府が考えておられるようなものでなく、非常に深刻な、しかも長期にわたるものであると考えるから、今日の日本の、いや世界の景気が大きく曲り角にきておるということを、多くの人から言われておるところでございまするが、世界の経済のそうした大きな曲り角に直面して、世界の貿易状況が一つの深刻な悩みに逢着しておるというのが、今日の貿易沈滞の状況ではないかと思うわけ……
○加藤(鐐造)委員 今回の鉱業法並びに鉱山保安法の一部改正が急遽行われることになったのは、おそらく最近各地におきまして特に炭鉱関係の鉱山において災害が頻発しておりまするので、それにおびえた結果、そうしてまたこれらの問題が大きな社会問題として取り上げられるに至ったというような現状から、急速この二法の改正を試みられたものと私は考えております。しかしこの改正の内容はきわめて簡単なものでありまして、要するにほんの一時の思いつき程度のものにすぎないのではないかというように思うわけでございます。大体今日のように災害が頻発いたしまするのは、いろいろな原因があると思いまするが、一つは一番大きな原因は取締りの問……
○加藤(鐐造)委員 私は約二週間前に、岐阜県の御嵩地区に起った一つの大きな事故の問題について、通産省当局に質問いたしたいと存じます。 昨年森山炭鉱の事故で十一人の犠牲者を出しました。ところがその御嵩地方にまたまた五人の犠牲者を出すというような大事故が起ったわけでございます。しかもその事故の状態が全然昨年の森山炭鉱の事故と同一ケースであるということ、私はここに一つ大きな問題があると存じまするので、特にこの事件を重大視しておるわけでございます。しかもこの事故が勃発して二週間になるのに、その五人の犠牲者の死体の所在も不明であるというような状態であるわけでございます。現地の状態は、私は直接行ってみた……
○加藤(鐐造)委員 今回の伊勢湾台風による災害は前古未曽有の災害といわれております。大臣もいち早く現地を視察せられて、この点は痛切に感ぜられたことと思います。まさにその惨状は目をおおうものがございます。気の強い池田通産大臣といえども、この実情を涙なしには見られなかったろうと思うのでございます。従ってこの実情を見て池田通産大臣も相当の決意をせられたことと思う。特に所管である商工業者の復興に対して相当の決意を持っておられるものと思うのでございます。年々災害がございまして、それに対して特別立法なり処置が講ぜられてきております。しかし今回の災害は、今も大臣から言われたように、異常災害である、前古未曽有……
○加藤(鐐造)委員 私は、社会クラブを代表して本決議案に賛成をいたします。きわめて簡単にその趣旨を申し述べたいと存じます。 今回の伊勢湾台風が発生しましてから、すでに四十日になんなんとしておるのでございます。それが、今なお相当広範な地域にわたって冠水して、十万人以上の住民が塗炭の苦しみをなめつつあるということは、これはわれわれ政治に携わる者の見るに忍びないところでございます。岸首相は、民生の安定をすみやかにはからなければならないということを強調しておられまするけれども、現在この十万人以上の人が住むに家なく、食うに食なき困窮状態にありまして、生活の安定どころか、生命の不安におびえつつある状態で……
○加藤(鐐造)委員 私は、この国会における重要問題でありまする南ベトナムの賠償問題あるいは安保改定の問題等につきましても岸総理大臣に質問をするつもりでございましたが、私の質問時間は非常に制約されましたので、この国会は災害国会といわれておりまするし、従って私は主として災害問題について政府の所信を伺い、その他の問題については、他の同僚議員に譲りたいと考えておる次第でございます。 岸首相は、先般の施政方針の演説におきまして、今次伊勢湾台風を未曽有の大災害であると言い、再びかかる大災害の起こらないようあとう限りの財源をもって災害復旧と民生の安定に万全を期する決意である、こう申しました。それからさらに……
○加藤(鐐造)委員 委員長は盛んに 参内容々々と言われるが、中島君の申しておられるのは、この法案が適法であるかないかということを質問しておるわけです。これは委員として当然質問する権利があるのです。たとえば自民党あるいは社会党の一部に、適法であると考えられても、委員の中に、これは妥当でない、法の精神からはずれていると考えたら、質問するのはあたりまえです。それに対して答弁するのはあたりまえです。法制局長というのは、そのためにあるのじゃないですか。委員長がそれを押えるというのは、どういうわけですか。委員長が片寄っている。
【次の発言】 西澤局長は衆議院規則二十八条の解釈をだいぶ歪曲されているのじゃな……
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