立花敏男 衆議院議員
24期国会発言一覧

立花敏男[衆]在籍期 : |24期|
立花敏男[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは立花敏男衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

立花敏男[衆]本会議発言(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 衆議院本会議 第27号(1949/05/12、24期、日本共産党)

○立花敏男君 この法案の趣旨は、現在地方自治團体が所有しておりますところの、國家地方警察が使用しております土地並びに通信施設並びに自動車、トラック等の運輸施設をそつくりそのまま國家に取り上げまして、しかも一旦國家警察に取り上げましたものを再び逓信省の所管に移さんとしているものでありまして、これに対しまして日本共産党は絶対に反対の意を表明するものであります。  思い起しますと、去る四月二十一日、本議場におきまして、全國の地方自治團体の熱烈なる要望を裏切りまして、地方配付税を数百億削減したのであります。今年の地方予算におきましては、最初政府が考えておりましたよりも、地方配付税、地方起債あるいは國庫……

第5回国会 衆議院本会議 第31号(1949/05/17、24期、日本共産党)

○立花敏男君 私は、日本共産党を代表いたしまして、修正案を含む自治廳設置法案に反対の意見を表明するものであります。  御承知のごとく、新憲法におきましては特に一章を設けまして、わが國政治組織の基本原理として地方自治を規定しております。このことは決して偶然のできごとではないのでありまして、実にわが同胞数百万の血潮と、わが國家の数千億の財とをいたずらに費消した結果の、血の出るようなたまものであります。その結果といたしまして、日本のこのみじめな現状を導いたものは、あの恐ろしき戰爭であつた、しかも、その戰爭を支えたものの一つが実は官僚ファッショであつた、かつての内務省に象徴的に現われておりましたところ……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第41号(1950/04/25、24期、日本共産党)

○立花敏男君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま上程されておりまする地方財政平衡交付金一部概算交付暫定措置法に対して反対の意思表示をするものでございます。  ごの法案の名称自体がすでに矛盾をしておますりで、地方財政平衡交付金とは一体何であるかということが、われわれには全然提示されていないのであります。予算の審議におきましても、われわれ共産党は、予算の中に含まれております千五十億の平衡交付金にきまして、それを内容的に規定する財政平衡交付金法案との並行審議を主張いたしました。しかし、それがいれられず、一方的に予算は通過せしめられたのでございますが、今に至るまで実は予算の上で通過いたしまし……

第7回国会 衆議院本会議 第45号(1950/04/30、24期、日本共産党)

○立花敏男君 日本共産党は、ただいま提案されました地方財政平衡交付金法案に反対でございます。(拍手)  まず第一に、この法案によれば地方財政の確立がうたわれておりますが、事実はまさに逆でございまして、この法案が施行されましたならば、地方財政は極度の貧困に陷るであろうということでございます。何となれば、まず第一に、この法案の第三條には、地方財政に対して必要かつ十分なる金を與えるということが書かれてございますが、事実はまさに逆でございまして、その理由は二つございます。  まず一つは、先般多数の横暴をもつて通過せしめられました地方税法でございますが、あの地方税法によりますと、一挙に住民税は二倍、三倍……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 衆議院本会議 第7号(1950/07/22、24期、日本共産党)

○立花敏男君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま提案されましたところの地方税法原案並びに修正案に対しまして反対するものであります。  前国会におきまして、吉田内閣は━━━━━━━━━━━━━━━━強引に地方税法案を通過せしめんといたしたのでありますが、共産党を先頭といたしますところの野党各派の反対にあいまして、遂に否決され、国会において廃案になつたことは御承知の通りであります。これはまつたく吉田内閣の責任でございますが、しかるにもかかわらず、吉田内閣は再び同法案を今国会に提出し、一挙に通過せしめんとはかつておるのは、一体何を意味するのか。また地方税法案を今回会の中心問題としているのは……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 衆議院本会議 第9号(1950/12/05、24期、日本共産党)

○立花敏男君 私は、日本共産党を代表いたしまして、本法案並びに修正案に対して絶対反対の意見を述べる次第であります。  本法案の委員会における審議中において、自由党は一方的に審議を打切り、わが共産党のごときは、ほとんど逐條審議を行つていないのが実情であります。しかも、かかる制限された審議の範囲においてすら、なおこの法案の反動的なることが非常に明瞭になつたのである。  まず内容における反対の点は、第一に、地方公務員の貧困な生活をまつたく無視しておるということである。自治体警察官及び地方公務員中には、六千三百円ベースはおろか、いまだ三千七百円ベースに苦しんでおる者が多数あるばかりでなく、給料の遅配さ……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 衆議院本会議 第26号(1951/03/28、24期、日本共産党)

○立花敏男君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま議題となりました、修正案を含むところの地方税法の改正案並びに平衡交付金法に対する改正案の両案に対し反対の意見を開陳せんとするものであります。  本改正案は、現行地方税法の單なる部分的あるいは技術的改正案であるかのごとく装つておるが、その企図するところはまことに重大でございます。なぜならば、国際帝国主義が━━━━ための重要なる政策の一つとして昨年わざわざ改惡いたしました地方税法を、さらに改惡する意図を露骨に持つものであるからであります。すなわち指摘するまでもなく、終戰以来六箇年、内外反動勢力が互いに結託いたしまして、日本の政治、経済産業を……

第10回国会 衆議院本会議 第29号(1951/03/31、24期、日本共産党)

○立花敏男君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま上程されました決議案に反対の意見を述べんとするものであります。  まず最初に、私はこの決議案の意図するところがどこにあるかということを指摘しておきたいと思うのであります。今日わが民族の当面せる最大の課題は、申すまでもなく民族の完全なる独立であります。しかして、これを実現するための全面講和による全占領軍のすみやかなる撤退であります。しかるに本決議案は、この重要な問題の核心から巧みに国民の目をそらさんがために南千島、歯舞諸島の返還を叫び、これによつて、人民の愛国的精神を、誤まれる民族主義と排外主義にかり立てんとするものであります。  そもそ……

第10回国会 衆議院本会議 第39号(1951/05/24、24期、日本共産党)

○立花敏男君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま議題となつております警察法の改正案並びに修正案に対しまして反対の意見を述べんとするものであります。  内外の反動勢力がアジアにおきまして必死になつて途行いたして参りましたのは、日本の再武装であります。吉田内閣は、その忠実な手先として、あらゆる面において日本の再武装を推進して来たのでありますが、しかも彼らがすでに国内においてつくり上げましたところの再武装の成果は、まつたく厖大なものであり、世界の平和を脅かすものであることは、すでに世界周知の事実であります。  昨年十一月、ポーランドのワルソーにおきまして、第二回平和擁護世界大会が開かれまし……

第10回国会 衆議院本会議 第44号(1951/05/31、24期、日本共産党)

○立花敏男君 日本共産党は、本法案に反対であります。  御承知の通り、地方公務員法は、百五十万の地方公務員から労働三法の適用をはずしまして、労働者としての基本的人権を奪つたものであります。従つて、これが制定に関する関係法令の整備をいたすとすれば、当然奪われました諸権利に対しまして、あるいは保護をはずされました利益に対しまして、これを擁護すべきが当然だと考えるものであります。しかるに、この法案は何らこの点に触れていないのであります。  実際問題といたしまして、現在宮城県におきましては、組合の委員長以下十六名、北海道の稚内におきましては、同じく委員長以下十名の不当首切りが起つておりまして、さらに青……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 衆議院本会議 第14号(1951/11/10、24期、日本共産党)

○立花敏男君 日本共産党は、本決議案に賛成するものであります。しかし、われわれは、本決議案が自由党から提案されたことに関しまして重大な不満を持つと同時に、また重大なる疑惑を抱かざるを得ないのであります。ただいまの自由党の提案理由を承りまして、なおこの感を深くするものでありますが、しかもなお共産党がこの決議案に賛成するゆえんのものは、まず第一に、地方財政の窮乏が一日もゆるがせにできぬ緊迫状態にあるということ、さらに第二には、内外の反動勢力の日本財政に対する圧力が日にその強度を加えて参りまして、そのしわ寄せが地方財政にいよいよ加重されて参りまして、来年度予算における平衡交付金の削減の危機がまさに切……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 衆議院本会議 第16号(1952/02/28、24期、日本共産党)

○立花敏男君 共産党は、ただいま提案せられました最初の法案に対しては賛成であり、次の法案に対しましては絶対に反対であります。  そもそも地球の上に存在いたします戦争には、まつたく相反します二つの戦争がありまして、一つは資本主義の側から行われる戦争であり、他の一つは社会主義、人民民主主義の側から行われる戦争であります。最初の資本主義の側から行われる戦争に対しまして、これに従軍いたします軍隊は侵略軍であり、社会主義、人民民主主義の側から行われる戦争に従いまする軍隊は解放軍であります。この二つの戦争と二つの軍隊を区別いたします基準は、その戦争が、あるいはその軍隊が、国民に対して弾圧を加え、あるいは攻……

第13回国会 衆議院本会議 第29号(1952/04/03、24期、日本共産党)

○立花敏男君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま上程されております地方財政法の一部を改正する法律案に反対の討論を行わんとするものであります。  日本の憲法を無視いたしまして、日本国民に押しつけられました行政協定は、その條文に明らかなことく、日本全土にわたりましてアメリカの軍事基地をつくり、全日本国民に戰争の犠牲を強制せんとしているものであります。従つて、日本全国至るところの地方自治体とその住民に対しまして、従来の地方自治の行き方とは全然別に、まつたく中央集権的、フアツシヨ的な行政が行われようとしており、財政の面におきましても、再軍備費が地方に押しつけられようとしておることは明白であり……

第13回国会 衆議院本会議 第35号(1952/04/25、24期、日本共産党)

○立花敏男君 共産党は、ただいま上程されております二つの法案に対しまして反対するものであります。  最初に申し上げたいことは、この法案はいわゆる行政協定に基くところの法案であり、しかも日本の国民の重大な問題であるところの税金に対する問題でありますので、共産党といたしましては、この法案が、かかる少数の人たちの出席するところの本会議において討論されるということに、はなはだ大きな不満を感ずるということであります。改進党に至りましては、わずか一名しか出ていません。自由党に至りましては、およそ十分の一しか出席がない。こういう状態のもとにおいて、かかる重大な法案、国民の生活に重大なる関係のあるところの法案……

第13回国会 衆議院本会議 第41号(1952/05/13、24期、日本共産党)

○立花敏男君 共産党は、ただいま提案されております警察に関する特例法に対して反対するものであります。  政府は、昨年、地方自治体の財政的困難を奇貨といたしまして、自治体警察の国家警察への編入を企てまして、警察法の改正を通過せしめたのであります。その結果といたしまして、国家警察は約二万人の膨脹をいたしました。政府があえてこのことをなしましたのは、自己の売国政策、植民地政策に対する国民の反抗におびえた結果であつたことは、疑問の余地がないのであります。そのことは、増強されました国家警察が、その後国民の生活を守る闘い、平和を守る闘い、あるいは日本民族の独立を求める闘いを彈圧し続けて来たことによつて明白……

第13回国会 衆議院本会議 第43号(1952/05/20、24期、日本共産党)

○立花敏男君 日本共産党は、ただいま提案されました地方税法の改正原案に反対であり、修正部分には賛成であります。  昭和二十七年度地方予算は、当初予算約七千億に達する厖大なものでありまして、これを二十六年度に比べますと約一千百億の膨脹であり、さらに二十五年度に比べますと二千百億の増加であります。しかるに、この間二十七年度におきまして政府の支出いたしました平衡交付金は、二十六年度に対しましてわずか五十億の増額でありまして、二十五年度に比しましてもわずか百六十五億の増額でしかないのであります。地方財政膨脹のわずか二十分の一にも達していないのであります。  しかも、この間における国家予算を見ますと、二……

第13回国会 衆議院本会議 第50号(1952/06/05、24期、日本共産党)

○立花敏男君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま上程されております市警察並びに消防に関する法律案並びにその修正案に対して反対の意見を開陳せんとするものであります。まず最初に申し上げておきたいと存じますことは、この二つの法案は密接不可分の法案でありまして、改進党あるいは社会党のなされましたことく、一つの法案に反対し、他の法案に賛成するというがごとき、まつたくばらばらのものではないのであります。何となれば、政府はこの二つの法案を通じまして、全国十数万に達するところの警察勢力を集中的に掌握し、さらに全国二百万に達するところの消防団を含めます消防組織を集中的に掌握し、この二つの勢力をもちまし……

第13回国会 衆議院本会議 第51号(1952/06/07、24期、日本共産党)

○立花敏男君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま提出されました自由党修正案を含みます地方自治法の一部改正法案に対して反対し、これに対して野党各派から提案されました修正案に賛成、さらに残りました警察官等に協力援助した者の災害給付に関する法律案には反対の意思を表明せんとするものであります。  まず第一に、地方自治法の一部改正法案でありますが、この法案は、明らかに、サンフランシスコ單独講和條約と、日本占領の継続を規定するところの行政協定に忠実なる吉田政府が、これら売国條約の実現のために不可欠であるところの植民地官僚の中央集権化を企図する以外の何ものでもないということであります。(拍手)吉田……

第13回国会 衆議院本会議 第52号(1952/06/10、24期、日本共産党)

○立花敏男君 私は、日本共産党を代表いたまして、ただいま提案されておりまする二つの政府原案並びにそれに対する與党提出の二つの修正案及び改進党提出の修正案に対しまして全面的に反対するものであります。  安全保障條約及び行政協定によりますれば、日本の安全を守るという理由のもとに、アメリカ帝国主義、あるいは吉田政府の軍事植民地政策に反対するところの民族独立の運動に対しまして、これを間接侵略と称し、あるいは急迫した脅威と称して、アメリカ占領軍は自動的に出動し、日本の警察予備隊、国家警察、自治警察、すべてをその指揮下に入れまして、人民彈圧に協力せねばならぬということが規定されているのであります。しかも、……

第13回国会 衆議院本会議 第54号(1952/06/14、24期、日本共産党)

○立花敏男君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま議題となりました地方公営企業法案原案並びに修正案に対して反対の意見を述べるものであります。  現在、いわゆる労働法の改悪といたしまして、全労働者の集中的攻撃を浴びつつ参議院で審議中の労働三法のうちの一つであるところの地方公営企業労働関係法案は、ただいまここに上程されておりますところの地方公営企業法案とはまつたく密接不可分でありまして、当然一括して審議されなければならない法案であるにかかわらず、政府は故意にこれを分離して審議せしめ、他の二つの法案、すなわち労働基準法、労働関係調整法の露骨なる改悪に労働者及び輿論の批判の目を向けしめ、地方公……

立花敏男[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院24期)

立花敏男[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1949/04/05、24期、日本共産党)

○立花委員 最初に御質問いたしたいと思いますのは、総司令部発表とあります表の最後にペンで書いてありますのも、総司令部の発表かどうかお聞きしたい。
【次の発言】 これはどういう算定の基準によつたかも御存じありませんか。最前あなたの方で申されましたように、終戰当時満州地区におつた者の、名前も名簿もないというような状態で、こういう数字がどうして出て來たかということをお聞きしたいのです。  もう一つお伺いしたいのは、最前受入態勢として船の問題、施設の問題、廣汎なる意味における経済上の問題についてお話があつたのですが、できましたら次の機会に、十六万受入れ態勢の具体的数字をお示し願いたい。  それからちよ……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第4号(1949/04/23、24期、日本共産党)

○立花委員 これはそちらから発言がありましたように、あるいは政府委員の方もはつきりした御答弁もなかつたので、一應われわれとしては自信の持てない数字です。数字自体は私たちは云々することはできないと思うので、だからそれを数十万というふうに直せばよいのではないかと考えます。その点をひとつお考え願いたいと思いますが、どうでございましようか。
【次の発言】 しかしこれはわれわれが聞かされた数字であります。われわれが自信を持てる数字でないことは、そちらの委員がおつしやつた通りで、この数字に基いて正式にこれが決議文の中に含まれておりますと、あとで非常な問題が起る場合も当然予想される。從つてこれは問題とならな……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第6号(1949/05/17、24期、日本共産党)

○立花委員 資料をいただいたのは、これは委員長の報告をまとめられたものですか。
【次の発言】 向うでの日程をお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 そうしたら、向うで一泊だけなさつたわけですね。
【次の発言】 この向うでいただいた資料はいつの資料でございましようか。
【次の発言】 実はこの舞鶴引揚援護局一般概要というのが、委員長の報告の要略かどうかわかりませんでしたので、お尋ねをいたしました。それはわかりましたが、いつの資料かということがこれだけでは明確になつておりませんので、お尋ねしたわけであります。と申しますのは、最後に出ております数字が三万五千ばかり食い違いがあります。最後にナホトカ……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第8号(1949/05/24、24期、日本共産党)

○立花委員 数字の問題が非常に問題になつておりますが、局長の最前のお答えの中に、現在その数字に関する調査が進行中であり、しかしまだそれが結論が恐られずに、発表の時期も確定できないというお話がありましたが、これはどういう形で現在進行しつつあるのでしようか。
【次の発言】 その業務に対する予算関係の問題ですが、これは前の委員会で政府の方から引揚げに関する予算は、必要な限り削減しないというお話があつたように私承知しておりますが、現在の人員で、あるいは今年度のそういう数字関係の業務をやつておるところに要する予算関係で、支障なく仕事ができる予定でございましようか。

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第13号(1949/10/18、24期、日本共産党)

○立花委員 特別の事情のある者の三箇月に達しないものについての一例が、申出により登録することができるとあるのですが、今までの例で見ましても、たとえば引揚者なんかは市町村に登録をしておりましてはつきりわかつておるのです。しかるにやはり申出がないからというようなことで落ちておる例が多々あるのです。各市町村には投票にすら行かない者の多いのが実情なんです。それをさらに申出によつて登録するというようなことをいたしますと、落ちる者が多いと思いますが、この問題に関しまして申出により登録することができるというようなことではなしに、市町村に相当の義務を負わせてもいいのじやないかと思いますがその点はいかがですか。

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第14号(1949/10/19、24期、日本共産党)

○立花委員 百四十八の日刊記新聞の問題ですが、これは前の百四十三にも、文書図画の配布の問題が出ているのです。その問題とは別に新聞の問題が取上げられまして、日刊新聞だけがニュースの報道の自由があるということになつているのですが、選挙運動のためにのみ出版されるものとは違いまして、現在でも正当な手続を経て、正当に存立しております各地方の機関紙があるのです。こういうものがやはりニュースとして選挙の報道をいたしますのは、許されなければならないと思いますが、この問題をどういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 日刊新聞と限定なさるのは、非常に狭いと思うのです。先ほど申しましたように、正式な手続を経、……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第15号(1949/10/24、24期、日本共産党)

○立花委員 先ほど言いました公務員全般の立候補の制限、これに対する反対の意見が私たちあるのですが、これもひとつ委員長報告の中に入れておいていただきたい。
【次の発言】 本案はわかりましたが、第三項があるのです、この間の本委員会でも申し上げておきましたが……
【次の発言】 第三項は、前の委員会のときにも、「みなす」というような認定規定があつたのですが、今度これがかわりまして「禁止行為に該当するものとみたす」――前には裏から言つておりましたのを、今度は表から言つているのですが、この認定の根拠が非常に薄弱だと思う。こういう認定が行われましては、実際問題として、選挙運動ではない本来の政治活動というもの……

第5回国会 地方行政委員会 第1号(1949/03/19、24期、日本共産党)

○立花委員 今のように言わずに、何か意見はないかとお聞き願いたいと思います。実は委員長が言われたように、非常に重要な委員会だと思うので、私たち前もつて十分調査なり、意見の檢討をやつておきたいのです。そのためには関係の法案あるいはその要綱は、もうすでにできて新聞などに発表されておる分があるのですが、こういうものをなぜわれわれに配付しないのですか。次会の二十三日までに檢討ができるように、明日にでも配付していただきたいと思います。
【次の発言】 それはわかつておりますが、今日そのことを委員長において承認していただいて、次の会合がありますまでに、資料は手元に届けていただいて、檢討した上で会議に臨むよう……

第5回国会 地方行政委員会 第2号(1949/03/23、24期、日本共産党)

○立花委員 この間の懇談会で、委員長は定数に足りなくても会議をやるということを言われたのですが、その意味はどういう意味であつたか、もう一ぺんはつきり言つてもらいたいと思う。
【次の発言】 門司さんの意見にまつたく同感です。それに関連いたしましてもつと具体的に申しますと、今説明になりました地方税の増徴、この問題は非常に大きな問題だと思うのです。地方財政が圧縮せられるから地方税で取らなければいかぬ。あるいは配付税が減額されるから、やはり地方債に持つて來なければならぬというので、現在すでに地方財政委員会の方の案が、新聞紙などにも数種目の新地方税の創設が傳えられておりますが、それがさらに今言つたような……

第5回国会 地方行政委員会 第3号(1949/03/26、24期、日本共産党)

○立花委員 前会の理事会で、今日出席を予定されておつた方々がほとんど一人も出てないのでありますが、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 委員長は前のときに、やはり委員長席にお着きになつておりましたので、委員長を中心として理事会がきめたのですから……。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 政府委員が出席できない理由です。
【次の発言】 それから自治課長も本日出席の予定のはずであつたのですが、自治課長はどうして出て來ないのですか。
【次の発言】 それから資料を今日いただいたというのですが、資料はちつともいただいておりません。本日いただいたのは、六法全書があればわかるものばかりです。これは……

第5回国会 地方行政委員会 第4号(1949/03/28、24期、日本共産党)

○立花委員 まず第一に、これは法的の根拠がないかもしれませんが、衆議院の方にまわさずに参議院に先にまわしたということは非常に遺憾なことであります。これからも警察法の問題や、いろいろな形で自治性の問題がそういうふうに扱われるのであれば、どうかこちらへ先にまわすようにおとりはからい願いたいと思います。  この地方財政委員会の延期の問題でありますが、從來のままの形の地方財政委員会をそのまま延期されるのであれば、私たちは今日の会合では態度を決定することができないと思います。その理由の一つといたしましては、ただいま政務次官がおつしやられました存続の理由の中に、地方自治團体側からの熱烈な要望があるというこ……

第5回国会 地方行政委員会 第5号(1949/03/30、24期、日本共産党)

○立花委員 堀さんにちよつと御質問いたします。最近の地方財政を見ますと、非常に顯著な例は、私たちはしわ寄せ財政と呼んでいるのですが、中央の財政の比べて、地方に特にその負担がひどくなつておる面がお配りになつたこの資料の中からはつきり伺い得られるのです。たとえば歳入の総額の中で、二十二年度に占めます税收入は四割弱でありますが、それが二十四年度のお出しになつた資料で見ますと、六割弱になつております。こういうふうに歳入の中で税收入が非常に大きくなつて來ておる。しかも税收入が大きくなりました一番大きな理由は、道府縣税の独立税の附加税が約八倍近くになつておりまして、これが一番大きくなつた原因であります。こ……

第5回国会 地方行政委員会 第6号(1949/03/31、24期、日本共産党)

○立花委員 この問題は趣旨におきましては、ただいまの野村委員の発言ごもつともだと思いますが、地方ですでに行われておる同種類のものを見ますと、建前においてはもうかることになつておりますが、もうかつた金がどつかに消えてしまつてなくなるということも、これまた事実なのであります。たとえば競馬の問題などは、多少黒字に計算されましても、それがいわゆる私たちが地方ボスと申します連中の酒食に消えてしまうことが多いのであります。またこの競犬法と同じような自轉車競走の問題も起つておりますが、この例をひとつ具体的に取上げますると、神戸市の例でありますが、市内に大きな鐘紡の燒け跡があります。それを全部自轉車の競走場に……

第5回国会 地方行政委員会 第7号(1949/04/06、24期、日本共産党)

○立花委員 現在までの地方財政の状態は非常に困窮の度を加えておりまして、特に從來の地方財政のやり方から見ますると、事業は押しつけておいても、それに伴う経費は出していないというのが実情でありまして、この負担区分の問題に関しましては、地方自治体は非常に関心を持つております。從つてこの問題に関しましては、ただ日限が切れたから延期するというふうに、簡單には委員会で承諾することができないと思うのであります。從つて今までどういう配分の方法で負担区分をやつておつたか、あるいはそれを今度法定化するに際しまして、当局としてどういうふうな案を持つておるかということを、詳細に承つて、それを檢討してからでないと決定す……

第5回国会 地方行政委員会 第8号(1949/04/09、24期、日本共産党)

○立花委員 局長からただいま來週水曜日には、負担区分の問題ではつきりした法案を出すというお話がありましたので、そういう條件附でこの改正案に賛成いたしたいと思いますが、負担区分の問題の内容が実は問題でありまして、局長が來週お出しになる案の中には、ぜひ現在の負担区分の率を、相当大幅に改正されるような案にやつていただきたいという希望を持つております。現在のままではほとんど地方の実際上の仕事はできなくなるおそれがあります。現在におきましても窮乏をきわめております地方の財政の中に、從來のままの負担区分を持ち込みますれば、それはたとえ予算の上で均衡はとれましても、実際の仕事はできないということに陷ることは……

第5回国会 地方行政委員会 第13号(1949/04/19、24期、日本共産党)

○立花委員 大藏大臣にお尋ねいたしますが、法律違反という問題でありますが、なぜこういうふうな結果になつたかということを、國家財政と地方財政の比較において考えてみますと、これは明らかに國家財政の一方的な立場から地方財政の圧縮が考えられる。しかもその一つの方法として配付税が減らされたということは明らかなのであります。当初地方財政委員会の方でお考えになつておりました地方予算は、四千三百億に達する予算でありますし、その当時考えられておりました一般予算は五千八百億ばかりでありまして、その差はわずか千数百億にすぎなかつたのであります。ところが國家予算の方が終戰処理費の増嵩、あるいは價格調整費の増嵩等により……

第5回国会 地方行政委員会 第15号(1949/04/23、24期、日本共産党)

○立花委員 幸い國警の長官が來ておられますので、この問題に関連してお伺いいたしたい点があるのですが、よろしゆうございますか。
【次の発言】 重大な問題だと思うのですが、実はこの問題を最初この委員会へ提案いたしまして、國警の長官に調査方を依頼いたしまして、國警の方から調査の報告書をいただいております。これにつきまして私たちはこの國警から提出されました調査報告書は相当権威があり、事実を報告されておるものと考えまして、 これに基きまして、大阪に参りまして鈴木警察局長にただしましたところが、これには鈴木警察局長は責任が持てないという言葉を聞いたのであります。國警からお出しになりました書類には、明らかに……

第5回国会 地方行政委員会 第16号(1949/04/27、24期、日本共産党)

○立花委員 それでけつこうだと思いますが、それまでに各人で審議する必要から、財産と申されるその財産の内容の資料をお示し願いたいと思います。たとえばまだ自治体警察と國警との財産区分もはつきりしていないようですし、財産が自治体と國警とに、どういうふうにわけられようといておるか、そういう点も明確にしていただきたいと思いますし、土地建物の数量も、ひとつ資料としてお出しを願いたいと思います。

第5回国会 地方行政委員会 第17号(1949/05/06、24期、日本共産党)

○立花委員 この修正案には署名がないのですが、どこから出たのですか。
【次の発言】 学識経驗者四名ですが、この間から共産党の方で主張しております地方職員の代表を、この中に入れら意思がおありになるのかどうかお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 その点非常に重大な問題だと思います。自治労連といたしましては、全國に七十万の者がおりますし、約それの過半数は現在組織しておりますので、しかも現在地方におきまして、次から次に起つて來る地方公共團体、地方自治團体の不正腐敗の事実と闘つておるのは、現在自治労連しかないわけであります。この代表を自治委員会に中に入れるか入れないとは、非常に重要な問題であると思いま……

第5回国会 地方行政委員会 第18号(1949/05/07、24期、日本共産党)

○立花委員 このいただいた資料の最後のところに、都道府縣の所有に属する財産、物品で、自治体警察へ讓渡されるものの数量、金額ともに不明であるということがあるのですが、私たちが問題にいたしたいと思いますのは、自治体の方へ幾ら行つて、それから國家の方へ幾ら行くのかというそのわけ方がわからないので、非常に私たち疑問を持つておりましたし、また問題でもあろうと思うのであります。ここに書かれておるように数量金額がわからないというのであれば、この問題は非常にあいまいで、一方的に國家に参りますものだけを私たち審議いたしましても、自治体警察が必要なもの、自治体の警察と國家警察と同居しておるところが、あると思います……

第5回国会 地方行政委員会 第19号(1949/05/11、24期、日本共産党)

○立花委員 日本共産党といたしましても、この問題は絶対に賛成することができないのであります。  今社会党の門司君が言われました地方の財政に関する問題、あるいはその他通信技術に関する問題は、大体同じ意見でありますが、さらにその上にただいま樋貝國務大臣の御答弁になりました点が、非常に不明瞭であるという点から考えまして、さらに本日に至つてようやく政府の方から重大なる、そういうここに至るまでの経緯が発表されたという点から考えましても、私たちはこの法案の通過した後のことが非常に危惧されましたので、絶対に賛成できないのであります。この問題に関しましては谷口君から詳細に質問の中で述べられましたから私は再び申……

第5回国会 地方行政委員会 第20号(1949/05/12、24期、日本共産党)

○立花委員 今までちつとも言われていないことで、今野村さんから言われた意見と本質的に関係があるのですが、三十三條の罰則の問題です。この法案の全部を通観してみますと、使用人が小さい違反をやつても、使用人は罰金になり、さらにそれが雇い主の罰金になつて参ります。そうするとこの法案でははつきり罰金を二回以上やられると営業ができないのですから、使用人が小さい罪を犯しても、それが二度重なれば、営業権が奪われることになるのです。こういうことが、やはり憲法上の本質的な営業の自由というところから見まして正しいかどうか、大分問題になるのじやないかと思うのですが、國務大臣の考え方を伺いたいと思います。

第5回国会 地方行政委員会 第21号(1949/05/13、24期、日本共産党)

○立花委員 この現在提出されております改正案の内容に入ります前に、一般的にこの間の水防法の問題と関連いたしまして地方財務法の問題についてお尋ねいたしたいと思います。ああいうような地方の新しい負担になります法案をきめる場合には、地方財政委員会にはからなければいけないということが、地方財政法で規定されておるのですが、あの問題につきまして、主務大臣として地方財政委員会にお話があつたかどうか。あつたとすればどういう御回答をなさつたのか、お尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 特に財政法の問題につきまして、どういうふうなお話があり、どういうふうな御回答をなさつたか、お聞きいたしたいと思います。地方財……

第5回国会 地方行政委員会 第23号(1949/05/16、24期、日本共産党)

○立花委員 これは結局十一月からやればいいので、臨時國会があるのですから、そう急がないと思うのです。今門司君からお話がありましたが、各自治体警察との御連絡も必要だと思います。ところが実際事にあたつている運轉手あるいは路面電車の運轉手、こういう者にも事情をよく聞いていただきたいと思う。それから政府委員の御説明では、自動車がふえるからということがおもな原因らしいのですが、自動車がふえましても、まだ二十万で、そのために八千万人の歩き方を全部かえなければならないということは非常に不合理だと思います。八千万國民の声をよく聞いていただきたい。十一月までの期間に、こういう國民一般の習慣に関する問題は、公聽会……

第5回国会 地方行政委員会 第26号(1949/05/19、24期、日本共産党)

○立花委員 物價廳とあわせて堀政務次官にお尋ねいたしたいのですが、この間の木村國務大臣の提案理由の説明書の中で、はつきりと「地代、家賃の統制額に対し、法律措置と同時に必要な改正を加えることといたしております。」とありますので、物價廳と地方財政委員会との間にお話があつたと思いますが、どういうふうな方法で、幾らくらいの額を地代、家賃に対して改正の措置を講ぜられるのか、はつきりお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 税の部分だけと申しますと、全部の税ですか。今度新たに上る部分だけの税ですか。
【次の発言】 大体それを金額にいたしまして地代と家賃をお示し願いたい。例示していただきたいと思います。

第5回国会 地方行政委員会 第34号(1949/07/20、24期、日本共産党)

○立花委員 たとえば四ページなんですが、「附近に散在する矢郷、内郷、壽その他の炭鉱によつて毀賑をつないでいる、しかしてそこに働く労働者は、朝鮮人やその他程度の低い者たちが多いので、」という言葉があるのですが、これは事実に相違していると思うのでありますが。これをお書きになつた資料をお示し願いたいと思います。
【次の発言】 お書きになつておる言葉自体から受けますところは、調査に行かれた方が、客観的な資料に基いてお書きになつたとしか受けとれないのでありまして、今の御説明によりますと、新聞記者が言つておつたから書いたというように聞きとれますが、私どもの実地に基く調査によりますと、矢郷、内郷、壽におりま……

第5回国会 地方行政委員会 第35号(1949/08/03、24期、日本共産党)

○立花委員 この通知などの範囲にお出しになつたのか、お聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 それからこの通牒をお出しになつたこと及びこの内容に関しまして、公安委員の方の御了解を得られましたかどうか、公安委員の方はどうだつたか、お聞かせを願いたいと思います。
【次の発言】 それからこの通牒では、警察と一般にあるのですが、この警察という言葉の中には、自治体警察もお含めになつているのかどうか。
【次の発言】 自治体警察は完全に自治体の警察でありまして、地方自治体の選びました公安委員によつて、民主的に運営されるものでありまして、これがよかろうというようなことをお出しになることに関しまして、長官はど……

第5回国会 地方行政委員会 第36号(1949/08/24、24期、日本共産党)

○立花委員 今日説明をお聞きいたしましたのは、根本的に現在の治安状況の現実を確認するとともにそれに対する警察制度の改正の問題が問題だろうと思うのですが、その点は当委員会におきましても警察制度の問題が、來る國会では問題であるという意味から、一週間に一回、警察制度小委員会をもやるということを、前の委員会でおきめになりましたことから見ましても、明らかだと思います。そういうわけで今日政府側の御説明を聞きまして私感じましたことは、現在第一線に立つておられる國警あるいは海上保安廳、あるいは鉄道関係の方、その方たちの説明が、一樣に現在政府が考えておると傳えられておりますところの警察力の増強あるいは装備の拡充……

第5回国会 地方行政委員会 第37号(1949/08/31、24期、日本共産党)

○立花委員 拇印は指紋でないとおつしやるのですが、拇印が効力があるのは指紋であるから効力があるので、指紋をとつてないという御答弁はなり立たないと思います。拇印をとつている以上は指紋をとつていることと同じです。拇印をとつているから指紋でないということは根拠がないと思います。しかもこれは、あなたのおつしやるように、法律には規定してありません。いかに防犯に対する協力的立場からとは言いながら、こういう重大な行き過ぎをやられるということは、これは当然この行き過ぎは、國警の方でみずからおとめになるのが妥当の措置ではないかと思うのです。こういうことをやつているのは自発的にやつておるのであるから、そのまま放つ……

第5回国会 地方行政委員会 第39号(1949/09/28、24期、日本共産党)

○立花委員 第一部長通牒に定員定額以外の人員は、年度末までに整理せよという趣旨のことをお出しになつておることが、すでに自治庁はそういう措置をおとりになつておるという実証にほかならないと思うのです。だから次官の今言われたことがほんとうの自治庁の意向であるとすれば、部長通牒は即刻お取消しになる必要がある。あるいはそういう誤解を地方に生じており、すでに実施しておる所があれば、取消しするという措置をおとりになることが当然であろうと思います。この点に関してどうお考えになつておるか、御明答願いたいと思うのです。
【次の発言】 その問題に入りますまでに一つお伺いしたいのですが、定員定額以外のものを地方で雇用……

第5回国会 地方行政委員会 第40号(1949/10/19、24期、日本共産党)

○立花委員 今稻田局長のおつしやいましたことは、前回の私の意見のむしろ裏づけになりまして、決して財政部長がおやりになつた通牒の問題が正当化されていないということが、ますます確信づけられるわけなんです。と申しますのは、稻田局長は、地方における教育委員長が任免権を持つており、財政権は知事が持つておるのだということをはつきり認めておられます。従つて通牒の中にありますところの、この定員におけるところの人員を、県が單独費でもつてやることは第二條違反だということは、どこからも起つて来ないわけです。従つてこれは、稻田局長が言つておられました、この通牒は適法であるということの証明にはならずに、かえつてこの通牒……

第5回国会 懲罰委員会 第5号(1949/05/21、24期、日本共産党)

○立花敏男君 私日本共産党の立花でございます。本日会期が迫りましてお忙しい中を、私の一身上の弁明の機会を與えられましたことを感謝いたします。  一昨日本会議の議場におきまして、ちようど各省設置法案が問題になりましたが、私議会に出て参ります前には、全官公廳労働者の一人といたしまして労働組合に参加いたしておりましたので、あの法案に関連いたします労働者の生活の問題につきましては、非常に重大な関心を打つておりました。從つて非常に大きな興味と関心を持つて議事の進行を注視いたしておりましたが、御承知のように社会党の淺沼稻次郎君の質問に端を発しまして、議場が相当混乱をきわめまして、わが党の神山茂夫君が民自党……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1949/11/21、24期、日本共産党)

○立花委員 共産党といたしましては、党の基本的な政策の一つとして、すでに政策がきまつておりますので、あらためて党議にかけた上でございませんが、選挙の原則を申しますと、一選挙区比例代表制という原則がございますが、皆さんが現状維持ということでございましたならば、あえて反対はしないという態度でございます。

第6回国会 地方行政委員会 第2号(1949/11/02、24期、日本共産党)

○立花委員 地方公務員の行政整理が、現在全国各都道府県並びに市町村で行われておるのでありますが、この人事問題と申しますものは、地方の公務員の勤務状態、ひいては地方行政の遂行に関しまして非常に大きな影響を持つておりますので、あえてこの問題をお尋ねいたしたいと思います。  人事院並びに自治省の方に主としてお尋ねいたしたいと思うのでございますが、さいぜんも申しましたように、現在この地方公務員の行政整理の問題によりまして、紛争ないし提訴されております所が、都道府県で二十六、重要なる市町村で十五ございます。私はこの事実の上に立ちまして、お尋ねいたしたいと思うのでございます。御承知のようにポツダム政令二百……

第6回国会 地方行政委員会 第3号(1949/11/14、24期、日本共産党)

○立花委員 警察、消防の財政のことに関して二、三お尋ねいたしたいと思いますが、御承知のように地方財政は非常に困つているんですが、ほとんど全部の府県で警察、消防の予算の中から、警察協力会補助金という名目で、二百万円ないし三百万円、東京都などは五百万円ばかり出しておるようでございます。これが各府県の支出でしかも大部分が国警の費用の方に行つているという事実があるのですが、こういうことを大臣御存じかどうか、そうしてこういうことは明らかに警察法に違反していると思うのですが、こういうことに対して将来どういう御措置をおとりになるお考えか、まず第一点としてお尋ねいたしたいと思います。  それから地方の財政の困……

第6回国会 地方行政委員会 第4号(1949/11/15、24期、日本共産党)

○立花委員 質疑に入ります前に質疑の準備的な質問といたしまして、二、三お伺いいたしたい。今年のある地方の住民税の問題ですが、住民税の納入が非常に悪いということを聞いておるのでありますが、それに関しまして自治庁の方で何か資料をお持ちでございましようか。
【次の発言】 もう一つ、大体シヤウプ博士の勧告案が出ておりますが、その中には地方税に関する部分が非常に重要な部分を占めておりまして、特に地方税の各種目にわたる増徴が勧告されておるのでございますが、自治庁でお考えの地方税制の概要を少しお漏らし願いたいと思います。
【次の発言】 実は私今回の自治法の改正は、非常に地方の住民の期待しておりますところと逆……

第6回国会 地方行政委員会 第5号(1949/11/17、24期、日本共産党)

○立花委員 請求権の制限の問題でありますが、請求権に関しまして、大体選挙に準ずるものとして、お扱いになつているように考えられますが、そういたしますと、署名簿の縱覧という言葉があるのでございますが、これは非常に問題ではないかと思われます。御承知のように、選挙の祕密の保持ということは憲法にも保障されておりまして、選挙における投票の祕密はこれを犯してはならないということがはつきりあるのであります。もし署名を選挙に準じてお扱いになり、それに関する取締りあるいはその他の規定を選挙法に準じておやりになるとすれば、縱覧ということは非常に不適当ではないか。これは表面上非常に合法的のように見えますが、合法的な形……

第6回国会 地方行政委員会 第6号(1949/11/18、24期、日本共産党)

○立花委員 齋藤長官に御質問いたします。従来でも警察の演習、訓練あるいは警察と一緒になりまして消防団などが演習をやつております。しかも消防団の演習に警察署長が出て参りまて、いろんな指導なり訓授なりを與えておりまして、その言葉の中には、私ども民主警察あるいは警察と全然切り離された民主的な消防を目ざす者にとりましては、非常に重大な問題が含まれておつたのは事実であります。たとえば愛知県では、知事自身が消防団に出て参りまして、そうして軍隊がなくなつた日本では、警察と消防が軍隊、かわつて国家秩序を維持するのだというような訓示を與えておりますし、また警察署長が、その訓練に出て参りました消防団に同様な訓授を……

第6回国会 地方行政委員会 第7号(1949/11/19、24期、日本共産党)

○立花委員 そういたしますと、地方債のわくがきまりまして、自治庁の予定されておるように、全額地方債でまかなうことができましたならば、五十億円ばかり余る予定でございますか。
【次の発言】 部長の御説明になりました以外に、私どもが聞いておりましたのは、震災その他の貸付金の十八億円ばかりを九十億円の中から控除するということが、予算委員会の方ですか、何かの方で書類になつて出ておりますが、あるいは一昨年の年末に地方公務員に支給されました二・八の越年資金と申しますか、生活補給金と申しますか、それの貸付金を政府がこの際差引くのだということを聞いておりますが、その点に関して御説明願いたいと思います。

第6回国会 地方行政委員会 第8号(1949/11/22、24期、日本共産党)

○立花委員 この問題は委員長から各委員の意見を代表して、御質問が行われたようにお聞きいたしました。私ども共産党といたしましては、人員の問題に入るのはまだ時期が早いのじやないかと考えております。何となれば、法案全体の審議もまだ十分やつておりませんし、特に調査事項の内容あるいは調査の方法などに関しましても、非常に重大な問題があると存じますので、人数の問題に入るのは少し時期が早いのじやないか。その前に私本多さんにお伺いいたしたいのは、どういうメンバーをこの調査員あるいは事務員に充てようとされておるのかという問題なりあります。これは失業救済の一助にはなるかもしれませんが、実際はこういう中央の官僚機構だ……

第6回国会 地方行政委員会 第9号(1949/11/24、24期、日本共産党)

○立花委員 この間この問題で荻田さんにお尋ねしたのですが、ちよつと要領を得ない点がありますので、もう一度はつきりお尋ねしておきたいと思います。  この間二十二年度の貸付分を、今回の九十億にからんで引いているんじやないかということをお尋ねしたところが、そうじやないということを御答弁があつたように聞きましたが、十八億が最初から地方予算に計上されて、それが国家でもそれを予定しておつたといたしますれば、これが当初予算に計上さるべきはずでありまして、補正予算に計上されておるというのは私どもどうもわからないのであります、それから御承知のように前国会におきまして配付税を地方の予期に反しまして、ああいう形で半……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 水産委員会 第35号(1950/04/22、24期、日本共産党)

○立花敏男君 しばらく時間をいただきます。第一に申し上げたいと思いますことは、兵庫県淡路の由良の漁業協同組合の組合長作田卯之助氏以下の陳情でございますが、これは無許可トロールの取締りに関する請願でございます。私が申し上げますよりも、組合長が直筆で書いてありますのを、簡單でございますし、素朴な言葉のうちに実情がはつきり現われておりますので、読み上げさせていただきます。「この町はトロール船のため海が荒され、役人のため山は坊主にされ、漁民は飯も食えず、配給ももらえぬありさまになつています。トロは陸軍が残して行つた二隻の船が始まりであります。今では十八組三十七隻になつております。この船が紀伊水道を荒す……

第7回国会 選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1950/03/02、24期、日本共産党)

○立花委員 共産党といたしましては、この原案に遺憾ながら反対でございます。その理由といたしましては、この原案は決して現行法の改正ではなくして、改惡であるということでございます。根本的に私ども共産党として、選挙法で主張いたしておりますところは、全国一選挙区比例代表制という原則的なものでございまして、この問題が即時に取入れられるかどうかは別問題といたしまして、少くともこういう根本的な、原則的な問題が、少くも審議に上らなかつた、それは触れてはいけないものとして、委員会の審議の内容から除外されたということは、非常に大きな問題であると思うのであります。従つてこの改正原案は、臨時的なものでございまして、こ……

第7回国会 選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1950/03/08、24期、日本共産党)

○立花委員 平衡交付金法の原案によりますと、府県にも、大都市にもそれから都市にも町村にも、選挙費に対する平衡交付金が支出されることになつておりますが、これは御存じでございますか。
【次の発言】 この行政費の中に、選挙費として特に項目を設けまして、人口割で出すことに原案ではなつておるのでありますが、その際に政府といたしまして、府県と市町村とを別にお考えになつて、選挙費に対する平衡交付金の標準もおかえになるという御意図なんですか、それとも同じに人口割で出すというのですか。
【次の発言】 そういたしますと、あなたの言つておられますのは、市町村と府県とは区別してもいい。ただその出し方の名目を国庫支弁と……

第7回国会 地方行政委員会 第2号(1950/01/28、24期、日本共産党)

○立花委員 本日警視総監からわれわれあてに、地方自治体警察の起債計画の陳情書と申しますか、こういうものが参つておりますが、これはどういうものでございましようか。
【次の発言】 これは各警察署長が警視総監を代表して持つて来ておるのでございますが、御承知のように、自治体警察は各地方の公安委員会の監督下にあり、しかも全体としては地方自治団体の一部であり、警察署長と申しますものは、一行政官にすぎないと思うのですが、これがこういうような形で、国会に起債の請願をして参るということにつきまして、私どもはこれは明らかに越権行為じやないかと思います。この点について大臣の御答弁をお伺いいたしたい。

第7回国会 地方行政委員会 第3号(1950/02/04、24期、日本共産党)

○立花委員 私どもこの間中地方をずつとまわつて参りましたし、その他従来から経験いたしましたところでも、地方行政の一番基礎になるべき点で、実際地方が何らの権限を持つていないということが痛感されることが、たびたびございます。シャウプ勧告によりましても、住民の根拠は市町村にあるのだ、従つて市町村における住民の生活こそが、住民の最も日常的な生活の基礎になるべきものだというふうに言われておりまして、そういう住民の生活を発展向上さすためにこそ、今度は地方税の増徴が考えられていると思いますが、そういう問題から考えましても、もう少し地方の自治体に、日常生活に対する権限を與えなければいけないと思います。たとえば……

第7回国会 地方行政委員会 第7号(1950/03/06、24期、日本共産党)

○立花委員 荻田君の発言で非常に私たち啓蒙された部分があるのですが、それをひとつぜひ委員会で取上げていただきたいと思うのです。と申しますのは、国会の方面で、やはり関係方面へ働きかけてくださることを切望しておられると言つておられますのですが、これをやはり私たち取上げる必要があるのではないかと思います。私たちの手元には地方自治団体からも、あるいは地方のいろいろな業者の方からも、あるいは資本家団体の方からも陳情が参つております。のみならずさいぜんから門司さんあるいは大泉さん、そういう方々の発言の中にも、関係方面との交渉はどうなるか、それを非常に問題にされておる点があると思いますので、この際私たち自身……

第7回国会 地方行政委員会 第8号(1950/03/08、24期、日本共産党)

○立花委員 この間の委員会に大臣御出席がございませんので、引続きまして、今日のようずるずるべつたりの審議になつているのですが、この際国務大臣本多さんの御意見を承つておかなければならない問題が二つございます。  一つは、前金も問題になりました国家予算との関係、それから国税との関係の問題、これは明日審議が終る予定になつておる国家予算に組まれておりますが、実は法案が非常に遅れてまだ出ておりません。また国税の方も今週中に終る予定になつておりますが、遺憾ながら地方税法改正案が出ておりません。こうなつて参りますると、関係大臣といたされまして、政治的な大きな責任をお感じになると思うのでありますが、今まで機会……

第7回国会 地方行政委員会 第9号(1950/03/13、24期、日本共産党)

○立花委員 委員会の審議の焦点が、非常にずれていると思うのであります。この問題でむしろ自治庁の責任者にお話をしたいと思うのでありますが、物価庁が来ておられますので、その問題に関連いたしまして物価庁に質問と言いますか、ひとつ文句を言つておきたいと思うのであります。この地方税法の改正は、決して税法だけの問題ではなしに、たとえばきのう発表されております道州制の問題とからんでおります。また門司君が指摘しましたように、物価、賃金との関係も非常に密接な関係がある。しかるに委員会の審議は、税法そのものの非常に小さいところまでつつ込んでしまつて、大きいところか見逃がされているという危險がありますし、それに政府……

第7回国会 地方行政委員会 第11号(1950/03/29、24期、日本共産党)

○立花委員 政府の御答弁を聞いておりますと、どうもこの委員会が無規されておるような形があると思うのです。提案になつておるものが必ず通るということで全部おやりになつておる。平衡交付金法の場合も、平衡交付金法が通ることを建前としておる。税の改正法も税の改正法が通ることを建前としておる。通らないことが万一あつたならばという仮定のもとに、全部お出しになつておらぬのです。これは非常に困ると思うのです。こういうお考えでおやりになりますと、私どもはお出しになつた法律案なり、あるいは一部改正案を審議する必要はないと思いますし、また審議にあたりましても、そういう態度で政府が臨まれますと、何か非常に拘束されるよう……

第7回国会 地方行政委員会 第12号(1950/03/30、24期、日本共産党)

○立花委員 この問題とは別の方面からお聞きしたいと思いますが、さいぜんも言われましたように、失業者の問題が全国各地で、こういう形体に至らないまでも、いろいろな問題が起つておるわけであります。それの社会的な原因と申しますか、根本的な原因についてどういうふうな御認識をお持ちか、お答え願いたいと思います。
【次の発言】 そういう警察の出動をまつような事件は、現在起つております失業者の問題では割合に数が少いのではないかと思います。そういう形で目につかないのがたくさん起つております、私どもこの間鳥取県へ調査団として参りました場合も、鳥取県の知事自体から、もう失業対策費がなくなつたから、国家の方で何とかし……

第7回国会 地方行政委員会 第14号(1950/04/01、24期、日本共産党)

○立花委員 一般的な質問に入ります前に、少し税種別に聞いておきたいのです。私、この地方税法を調べましたところ、政府がうたつておられます負担の均衡という問題が、まつたく空文に化しておるのじやないか、そういう疑いがありますので、その点を特にお聞きいたしたいのであります。第一番目に、附加価値税なのでございますが、附加価値税は、言葉をかえて言いますと、勤労課税になつているのじやないか、そういうふうに思われるのであります。と申しますのは、いただきましたこの資料に附加価値税の收入見込み額のところがあるのでありますが、これを見ますと、課税対象になつておりますものは、勤労所得がほとんど大部分と言つてもいいので……

第7回国会 地方行政委員会 第15号(1950/04/03、24期、日本共産党)

○立花委員 その前にちよつと今の委員長のお言葉に私疑義があるのですが、委員長は非常に主観を述べられたと思うのです。委員長としてそういう態度は愼んでいただきたいと思います。たとえば今お述べになつた中に、法を無規してという言葉があつたのですが、それはあくまでも検察当局の慎重なる審理をまつて決定すべきことでありまして、委員長みずからがそういう言葉を言われるということは、私どうも不可解だと思うのです。委員長がそれを固執されるならば、それに関する具体的な根拠をおあげ願いたい。もしそれを今あげることができないならば、そういう言葉は委員長として愼んでもらいたい。それから今後委員長が質問なさる場合も、そういう……

第7回国会 地方行政委員会 第16号(1950/04/04、24期、日本共産党)

○立花委員 本多さんにまずお尋ねしておきたいのですが、この間の新聞では、本多さんは二十三日にアメリカに行くと載つておるのでありますが、これは事実でございましようか。また本多さん自身として、どういうふうにお考えでございましようか、承りたいと思います
【次の発言】 ぜひそういうようにしていただきたいと思うのです。現在すでに地方財政部長が渡米しておりますし、今また本多さんが、この法律が成立しない以前にお出掛けになるということは、この法案の審議上私ども非常にさしつかえがございますので、そういうふうにお願いいたしたいと思います。  それからもう一つ、その問題に関連いたしましてお尋ねいたしたいと思いますが……

第7回国会 地方行政委員会 第17号(1950/04/05、24期、日本共産党)

○立花委員 質問に入ります前に、與党の方がほとんどお出になつていないのですが、こういう形の委員会ですと、私ども出る張合いがございませんので、こういうことはこれからの委員会でないようにしていただきませんと、審議がやれなくなるのではないかと思います。その点與党側から出ておられる委員長として善処していただきたいと思います。
【次の発言】 それから固定資産税の問題で少しお聞きしたいと思いますが、本多国務大臣は、大臣としてのお立場で日本の民主化の上の重大な問題であり、また政府も従来極力努力されて参りました土地解放の問題につきまして、どういうふうにお考えになつておられるか。土地改革の問題につきまして、この……

第7回国会 地方行政委員会 第18号(1950/04/07、24期、日本共産党)

○立花委員 私修正案の趣旨には大体賛成なんですが、しかしそういう姑息な修正案ではだめだと思います。全額国庫負担ということは、やはり徹底的にやりまして、十五万円というような限定を引かずに、全部国庫で見るという建前がやはり正しいのではないか。そうでありませんと、現在地方ではもう自力で災害を復旧する余力はなくなつております。その建前から、当然災害復旧費は全額国庫負担にすべきである。こういうことを私は主張したいと思います。  もう一つは、これは淵上委員からも床次委員からも御意見が出ておりますが、農業の災害に対する問題を入れるということは、これは決して農業に限つておりませんで、たとえば市街地の住宅等に対……

第7回国会 地方行政委員会 第20号(1950/04/13、24期、日本共産党)

○立花委員 これは前にできました法律と大分趣旨が違うと思うので、その点でちよつとお聞きしたいと思うのですが、前できました法律は、一つの転換の場合における特例のようなものであつたと思うのですが、この法律はそうではなしに、国警と自治警とがたえず財産をそういうふうに交換し得る、いわば警察財産というものが、自由に自治警と国警との間で融通ができるというような、一般的な法律と申しますか、一般的な点に重点が置かれております。この建前は、自治警と国警とはつきりわけるという精神から言いまして、少し私は疑義があるのですが、その点を少し御説明願いたいと思います。

第7回国会 地方行政委員会 第21号(1950/04/14、24期、日本共産党)

○立花委員 参議院の委員長が来ておられますので、ちよつと私どもこの法案で気がつきましたところを、参考のためにお尋ねしてみたいと思うのであります。この法律が去年出ましたときの趣旨は、警察法施行に関しての特例的な法律であつたと思うのでございますが、きのう提案者に説明を求めましたところ、今度はこれを一般化するのだというふうにお答えでございまして、これからは自治体警察の財産物品と国家警察の財産物品を、お互いに不要になりましたときに、自由に交流ができるようにするのだというようなお答えでございました。そうなりますと、私ども原則といたしまして、自治体警察と国家警察をはつきり区別した建前から申しましても、少し……

第7回国会 地方行政委員会 第22号(1950/04/15、24期、日本共産党)

○立花委員 小野さんにちよつとお尋ねいたしたいのでありますが、この間私どもの要求で出していただきました二十五年度の道府県税収入見込み額調でありますが、これはまだ要求いたしましたものの半分しか出ておりませんが、とりあえずこれで御質問したいと思います。やはり出していただいて問題のある場所がはつきりいたしたのであります。と申しますのは、この表は、府県だけで市町村は出て来ておりませんので、府県だけの分しかわかりませんが、府県を見ましても、実は今度の税制で府県に非常なでこぼごが出て来たということが、この表を見ただけではつきりいたします。たとえばこの表によつて、二十四年度よりふえましたのが十一、減りました……

第7回国会 地方行政委員会 第24号(1950/04/17、24期、日本共産党)

○立花委員 市町村民税に対する一般的なお尋ねを最初いたしたいと思います。市町村民税は今度全然人頭税になつているわけでありますが、人頭税的な要素が非常に強くなつているということを、自治庁の方でもお認めになつているのかどうか、承りたい。
【次の発言】 均等割が従来も二割であり、今度も三割だというような見方からだけ、市町村民税が人頭割的な性格の色を濃くしていないというような見方は、非常に近視眼的な見方ではないかと思います。たとえば納税人員の数にいたしましても、六割ないし七割も一挙にふえております。これはお認めだろうと思います。そのほかに、まず第一に法人に対する所得割が免除されている。あるいは個人に対……

第7回国会 地方行政委員会 第25号(1950/04/18、24期、日本共産党)

○立花委員 それでは奥野さんに事務的な質問をやりますから……市町村民税の課税標準の決定の問題でございますが、最近地方へ参りますと、地方税などで非常に不当な更正決定が参りまして弱つております。そうして地方自治体に交渉に参りますと、それは税務署がきめたのだから、税務署の決定の変更がない限りは、自治体ではどうにもならないという返事で、持つて行くところがなくて困るわけであります。この問題はやはり一元的に、はつきり統一しておかなければいかぬのではないか。課税標準の決定権がだれにあるのか、自治体にあるのか、あるいは税務署にあるのか、この問題はやはりはつきりしておかなければいけないと思うのでありますか、この……

第7回国会 地方行政委員会 第26号(1950/04/19、24期、日本共産党)

○立花委員 議事進行で……。ごらんのように自由党の連中はいないのですが、定足数も足りませんし、野党だけでこれをやつておつても仕方がありません。定員がそろうまででもいい、ら、休憩願いたい。

第7回国会 地方行政委員会 第28号(1950/04/24、24期、日本共産党)

○立花委員 私どうもこれは仮定の上に立つて論議しておるようでありまして、吉田さんではありませんけれども、仮定の上の論議はあまりできないと思いますが、提案理由の御説明の中にも、地方財政平衡交付金制度が創立されたならば廃止されるであろう国庫負担金、あるいは国庫補助金というような表現がありまして、これは平衡交付金もできでいない。平衡交付金ができたならば、こういう国庫負担金あるいは国庫補助金が廃止されるであろうから、そういうものも含めて支給するというような、これは一つの例ですが、こういう仮定の上に立つている審議でありまして、これはできないのではないかと思うのですか、その点小野さんはどういうようにお考え……

第7回国会 地方行政委員会 第29号(1950/04/25、24期、日本共産党)

○立花委員 私どもはこの暫定措置法は、仮定の上に立つた法案だと思いますので、根本的に賛成しかねる。元来国家の予算の審議にあたりましても、私ども地方財政平衡交付金法の並行審議がなければ、予算の項目にあります一千五十億の平衡交付額の決定は、私どもできないという建前をとつております。ところがその並行審議がやられずに、予算がああいう形で通されまして、しかも、それの実行の時期に至りましても、やはり財政平衡交付金法がありませんので、予算の執行ができないということに立至つでおりますことは、明らかに政府並びに与党の責任であろうと私ども考えております。さらに地方税法の審議にあたりましても同様なことが言えますので……

第7回国会 地方行政委員会 第31号(1950/04/28、24期、日本共産党)

○立花委員 従来の配付税の場合におきましても、配付税は平衡交付金と違いまして、総額の決定などにおきましても、法律で定められておりまして、中央でおやりになりますのは、非常に事務的な処理が大部分であつたように考えるのでありますが、この配付税の場合におきましても、実は地方からいたしますと、中央に対しまして非常に重圧を感ずる。また中央は地方に対して、配付税を通じて、やはり法律以外の相当の支配権をもつておつたように思うのでございます。たとえば行政整理などの場合におきましても、地方が管掌する行政整理をやらなければ、配付税の額に影響があるというふうな、法律以外の強圧が地方に対して加えられておつたように私ども……

第7回国会 地方行政委員会 第32号(1950/04/29、24期、日本共産党)

○立花委員 私どもは地方自治法の一部改正全般に対しての討論をしたときにも申し上げましたが、この地方自治法の一部改正は、地方自治の伸張にむしろ反対の結果を生ずるという意味において、遺憾ながら反対せざるを得ない立場にあります。  まず第一に申し上げたいと思いますのは、第七十四條の二項の、條例の制定または改廃に対する請求の問題で、その手続の上に非常に制約が加えられておりますが、たとえて申しますと、署名をいたしましてから署名簿を提出いたしまして、署名簿に対する証明を求める。それに二十日の期間が必要である。さらにできました署名簿を縦覧に供する方に一週間の期間が必要である。こういうふうに期間の点から申しま……

第7回国会 地方行政委員会 第37号(1950/07/10、24期、日本共産党)

○立花委員 今の御説明に対して二、三御質問申し上げたいと思うのです。前の国会におきましては、御承知のように共産党が全面的に反対いたしました。民主党の方からははつきりした修正案が出ておつた。あるいは社会党の方でも修正の意見をお持ちになつておられたことは、委員会でもはつきりしております。自由党の方でもこれに対しまして政調会の修正案というものをおつくりになつておられまして、委員長のお名前で出たようでありますが、こういう国会の修正案一切が封ぜられた形になつております。その問題は今度の国会においては、どういうふうな見通しがあるのかという問題でございます。政府の方自体がこういう案をお出しになつたことは、私……

第7回国会 地方行政委員会 第38号(1950/07/11、24期、日本共産党)

○立花委員 最初に委員長にお尋ねしたいのですが、委員長は開会にあたりまして、議題を変更して警察の問題を先に取上げるということをお述べになつて、そうして海上保安庁の問題をお取上げになつたのですが、委員長は警察の問題の中に海上保安庁が入るとお考えなのか、どうか、はつきりしておいてもらいたいと思います。
【次の発言】 海上保安庁は決して警察の――私ども地方行政委員会として扱います警察の中に入るものでございませんので、その点ひとつ明確にしておいただきたい。  それから長官にお尋ねしたいのですが、長官が前の臨時国会で、やはりこの委員会におきまして、今あなたがおすわりになつているところで、海上保安庁の現状……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 地方行政委員会 第1号(1950/07/13、24期、日本共産党)

○立花委員 従来ともわが共産党は理事を出しておりまして、委員会の運営の方法につきまして、種々皆さんと懇談的に御協力申し上げたわけなんですが、本日から理事の数が減りまして、共産党は参加できないというような事情にありますが、幸いに国会法によりますと、理事はただいま委員長の申されましたように互選になつておりますので、私どもはこの委員会を円満に遂行するために、また議事の運営に関しまして共産党としても協力さしていただきまして、いろいろな点で皆さんと御協力しながら、この地方行政委員会を進めて行きたいと思いますので、できるだけ共産党の方からも理事が出せますように、互選の形をとつていただきたいと思います。

第8回国会 地方行政委員会 第2号(1950/07/14、24期、日本共産党)

○立花委員 前国会におきまして、共産党はこの法案に反対して参つたのでありますが、現在に至りますと、共産党の態度が正しかつたことが現実をもつて証明されておると思います。私どもの反対といたしました主たる理由は、国民の生活の困窮の度がますます強くなつておるにもかかわらず、しかもこの税法によれば、より一層の收奪がなされるという立場から反対をして参りました。しかし当時の本多国務大臣はこの税法は最もいい税法で、何ら修正の余地がないのだということを言明され、強行された結果、ああいう形になつて終つたのであります。その後政府は今度の修正案をお出しになつておられますが、私どもはこの修正案が出て参つたということは、……

第8回国会 地方行政委員会 第3号(1950/07/15、24期、日本共産党)

○立花委員 ちよつと関連して……。今大臣が納税証紙を自治庁自身がお認めになつて、全国的に勧契しているということをおつしやつたんですが、これはほんとうかどうか。私どもが考えますと、納税証紙は一種の地方債のように見られまして、それを政府が全国的に勧契しているということはあまり穏当ではないと思う。私ども聞くところによりますと、奥野君でしたか、山梨に行かれまして、ストツプしてあるような税金をとつてもいいというようなことを座談会か懇談会でお話になつたということを私聞いているのでありますが、この納税証紙の発行と関連いたしまして、どうも政府のやつておられる空白対策が行過ぎになつているのではないかと思うのであ……

第8回国会 地方行政委員会 第4号(1950/07/16、24期、日本共産党)

○立花委員 ちよつと今のりんご税に関連いたしましてお聞きしておきたいのです。鈴木君の答弁では、財政需要が主たる理由であり、またしかも地方団体の議会あるいは理事者側のはつきりした要請があれば――それが唯一ではございませんが、重大なる許可、不許可の目安になるだろうというようなことでしたが、実際青森県のりんご税の問題は、非常に複雑な問題をはらんでおりまして、やはり地方の自治体と生産者との間に、大きな対立ができているようです。内容を聞いてみますと、りんごが下りました時分には、五貫近く入つているりんごの中身だけが十円だというときがあつたようです。ところがこれに対しまして、県で十五円、市町村で十五円、合計……

第8回国会 地方行政委員会 第6号(1950/07/18、24期、日本共産党)

○立花委員 府県税から先に伺いたいと思います。前の国会の最後のころに次官にお伺いしたのでありますが、今度の府県税が非常にでこぼこになつておりまして、数億ふえるところと、数億減るところとある。ほとんど四割近くふえるところがございますし、逆に減るところがある。こういうでこぼこができておるのでございますが、この事実はお認めになつておられますか、またこの事実に対してどういう対策をお持ちでございますか。
【次の発言】 その具体的な調整の方法でございますが、どういう調整の方法を考えておられますか。
【次の発言】 平衡交付金の方法でございますが、平衡交付金は、今までの政府側のいろいろな御答弁によつても、決し……

第8回国会 地方行政委員会 第7号(1950/07/19、24期、日本共産党)

○立花委員 政府に聞いておきたいのですが、今度の地方税法の改正要綱は、第一といたしまして、財産課税の重課ということを書いてあるわけであります。財産は対して課税を従来よりも重課するということが、まず第一番に書かれております。これは何に現われておるかと申しますと固定資産税に現われておる、そういうふうに説明なさつておる。今度の地方税法の改正の要点が財産に対する重課であり、しかもそれが固定資産税であるというふうに従来私どもは説明を承つておりまするし、お出しになりました書類にも、それが書いてございます。ところが今経団連からいただきました書類によりますと、経団連の意見といたしましては、最後に税負担の転嫁と……

第8回国会 地方行政委員会 第8号(1950/07/20、24期、日本共産党)

○立花委員 平衡交付金の問題で非常に不安に思つておる。実際の地方自治団体の標準行政費を十分埋め合すだけの平衡交付金が出るかどうかが、やはり非常に御心配のようでございますが、この問題に関連いたしまして、地方の今後の標準行政費の見通しが、新潟県におきましてはどういう見通しがございましようか、御説明願います。
【次の発言】 追加予算をいろいろな関係から差控えるようになることはやむを得ないと思いますが、しかし追加予算を差控えて済ませる問題ならばいいのでございますが、済ませない問題が多々起つて来るんじやないかと思うのでございます。その辺のお見通しはどうなのですか。

第8回国会 地方行政委員会 第9号(1950/07/21、24期、日本共産党)

○立花委員 本地方税法案に対しましては、前回の国会におきましても同様に審議いたされまして、しかも国民大衆が非常に大きな関心を持つておつたのでございます。その現われといたしまして、前国会におきまして、全国の各業者あるいは各住民から、厖大な量に上る請願書あるいは陳情書が参つておつたのでございますが、遺憾ながら前国会におきましては、委員会の決定がなされるまで、それらの陳情、請願は一顧も与えられないで、法案が決せられた後におきまして、それに対する処理の委員会が持たれたように聞いておりますが、それは一体どうなりましたでしようか。また政府といたされまして、この厖大な陳情、請願に対する処理をどういうふうにさ……

第8回国会 地方行政委員会 第10号(1950/07/22、24期、日本共産党)

○立花委員 私は委員長のこの修正案の取扱い方に反対であります。先ほどから各党の代表が質疑を簡單にということで済ましておりますが、実はとの修正案の扱い方は、そう簡單に参るものではないと考えます。委員長は各党の代表質問を十分に限定されておりますが、これは大きな間違いでございます。私どもは今この席へ参りまして、この案をいただいたところなんです。従来とも新聞紙上等を通じまして、修正案が関係方面との間に折衝があるということは、うわさには聞いておりますが、手にとりましたのは現在が初めてなのであります。しかも国民といたしまして、正式に国会に提出されましたのが、きようであるということは知つておると思うのであり……

第8回国会 地方行政委員会 第13号(1950/07/28、24期、日本共産党)

○立花委員 ちよつと関連して……。さつき法務総裁は七万五千の配置の問題につきまして、これは一地区一地方に限るものではなく、全国的に重点的に四つか六つの場所に置いて、しかもそれは全国的な問題に対して使用できるように指揮系統なり、駐剳地帶をきめるというふうに言われたのですが、いろいろ聞いておりますと、職業安定所の問題とか、反米分子の何とかと言つておりますが、そういうことは全国的に七万五千人に機動性を持たせて動員して、鎭圧しなければならないような情勢ではないと思う。いくら一箇所の職業安定所に失業者がおりましても、東京で一番多いところでたかだか千五百人くらいである。それに対して全国的に動員するような七……

第8回国会 地方行政委員会 第15号(1950/07/31、24期、日本共産党)

○立花委員 実は前にも休会中に私ども国会報告をやろうとしてやれなかつたのでありますが、この問題はこの委員会の所管である警察の問題と、非常に関連がありますので、この問題も私出しかけたのでありますが、われわれが国会議員として地方へ帰りまして、国会報告ができません場合には、議員としても十分な義務が果せないと思うのであります。この問題をやはり委員会でも正式に取上げていただいて、国会議員の国会報告はいかなる場合もやらすということを、私は委員会で決定してもらいたいと思う。この点に関して委員長はどういうふうなお考えを持つておられますか、お聞きしたいと思います。

第8回国会 地方行政委員会 第21号(1950/10/11、24期、日本共産党)

○立花委員 ちよつと関連して……。今の御発言を確認しておいてもらいたいと思うのです。重大な発言だと思いますが、共産党は産業を破壊し、復興を阻害する党であると、はつきりおつしやつたのですが、これは間違いございませんか。
【次の発言】 これはまことに重大な発言であります。閣員の一人であるところの大橋法務総裁が、合法的な共産党に対しまして、これは日本の復興を阻害し、産業を破壊するとおつしやつたのでありますが、しかもそれを確認されたのでございますが、何に基いてそういうことをおつしやられるのか、根拠をお話願いたい。
【次の発言】 主張をもう少し具体的に、それから行動をもう少し具体的に、ひとつ御説明願いた……

第8回国会 地方行政委員会 第23号(1950/11/14、24期、日本共産党)

○立花委員 小野さんに地方公務員法の問題でお尋ねいたしたいのですが、まだ地方公務員法の條文案が提出されておりませんので、きのうお出しになりました要綱に従いまして、一般的なことを伺います。  御承知のように二年ばかり前に国家公務員法が改正されまして、現在に及んでおるのでございますが、あのときの情勢と現在の情勢とでは私、非常に相違があると思います。特に地方公務員法の対象である地方公務員の現状につきましては、その労働運動のあり方、また彼らの労働條件の現状、給與の現状などから見まして、あの当時とは非常に異つておりまして、二箇年経ちました現在に、あの改悪されました国家公務員法の地方版ともいうべき地方公務……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 地方行政委員会 第2号(1950/11/25、24期、日本共産党)

○立花委員 意見書を私たちはもらつていないのですか。
【次の発言】 実は、きようは地方公務員法案を審議するはずだつたのですが、審議の内容が地方財政の方になつて、私非常にいいことだと思います。しかもその結論が非常に出にくく、むしろ政府の内部の中にも、意見の相違がある、地方財政に対する見通しが何らできてないということが、大体わかつたのです。だからこそ今地方公務員法をやることは、非常に不適当だと思う。少くともその問題が完全に解決され、あるいは解決される見通しがあつて、初めて地方公務員法を審議すべきであつて、こういう状態のもとでは、地方公務員法は審議さるべきではないという結論が出たことについて、委員長……

第9回国会 地方行政委員会 第3号(1950/11/26、24期、日本共産党)

○立花委員 三十五億を予算にお組みになつているその内容を聞きたいのですが、総理大臣の施政方針演説の中には、地方公務員の給與の問題はお触れになつておりませんでしたが、大蔵大臣の財政方針の演説の中には、三十五億で地方公務員の年末並びにベース・アツプの何をやるのだということが入つておるのだけれども、三十五億が全部その方にまわされましても足りないのですが、聞くところによりますと、三十五億の内訳があまり明瞭じやない。またある情報によりますと、三十五億はほとんど地方公務員の給與の方にはまわらないのだというような意見がありまして、地方公務員のベース・アツプの問題、年末手当の問題で非常に不安があるわけなんです……

第9回国会 地方行政委員会 第4号(1950/11/27、24期、日本共産党)

○立花委員 地方公務員法案の審議に非常に関係があると思いますので、神戸先生にひとつお尋ねいたしたいと思います。  地方行政調査委員会議は、先般渡米されまして、向うの地方行政に関する調査を相当長期にわたつてなされまして、お帰りになりましたので、さぞりつぱな勧告案が出るだろうと、私ども待つておりましたが、先般地方公務員法案提案理由説明の岡野国務大臣のお言葉の中にも「近く地方行政調査委員会議の勧告に基き、地方公共団体の権能がいよいよ強化され、その責務がますます加重されるであろうことが予想せられるのでありまして、これに備えて、地方自治の本旨に沿う地方公務員制度の整備確立は」云々とありまして、今回提出さ……

第9回国会 地方行政委員会 第5号(1950/11/28、24期、日本共産党)

○立花委員 私は一般質問を申し上げておいたのですが、第一章、第二章の質問は、私どもはまだそこまで行かないから、大臣が見えてからやります。
【次の発言】 淺井人事院総裁が来られましたので、私この地方公務員法審議の問題に対しましては、非常に適当な方が出席されたと思つて喜んでおります。と申しますのは、国家公務員法ができまして、国家公務員法が惡法であるということを身をもつて知つておられるのは、淺井人事院総裁が唯一だと思う。淺井人事院総裁は今までの御答弁の中にも、マツカーサー書簡ということを数回言われました。マツカーサー書簡が非常にお好きのようです。ところがマツカーサー書簡の中には、公務員の給與の問題に……

第9回国会 地方行政委員会 第6号(1950/11/29、24期、日本共産党)

○立花委員 時間の関係もありますので、私は委員会に出されました地方財政委員長の意見書の問題を、委員会で問題にしていただきたいと思うのです。
【次の発言】 私の質問を続けますと、多少長くなりますが……。
【次の発言】 それをやりますにつきましては、地方財政委員会の委員長並びに大蔵省関係を呼んでいただきたいと思います。それからこれをやるにつきまして希望があるのですが、実はこの問題は私ども地方行政委員会だけが結論を出しましても、解決のつかない問題でございまして、問題は補正予算に関係しておるわけであります。聞くところによりますと、予算委員会は今週の……。

第9回国会 地方行政委員会 第7号(1950/12/03、24期、日本共産党)

○立花委員 この問題は非常に重要な問題であります。特に私ども共産党員にとりましては重要な問題でありますこの間保利労働大臣がおいでになりました場合も、保利労働大臣が本会議でやはりこの問題にお触れになつて、現在の共産党の行動から見て、そういうおそれのある者は首切るのだという発言をなさいましたので、この委員会で特にもう一度お聞きしたわけです。そうしたらやはり本会議と同様な発言をなさいました。ところがきようの午前中の連合審査会におきまして大橋法務総裁は、そうじやない、やはり事実に基いてやるのだということをおつしやられました。今また松澤君の発言に対しまして鈴木次長は、やはり午前中の大橋法務総裁の御返答と……

第9回国会 地方行政委員会 第8号(1950/12/04、24期、日本共産党)

○立花委員 私、質疑に入ります前に、ちよつと委員長にお尋ねしたいことがあります。まだこの法案の逐條審議に、私ども共産党は入つていないわけです。今からやるわけですが、これは、この前に地方財政委員会から意見書が国会に出されて参りました。それがこの委員会において審議されまして、自由党も含めて万場一致の決議ができ上つておるのであります。その際にこの問題が解決されなければ、私どもといたしましては地方公務員法の審議に入れない。何となれば給與の問題の結論を出さずにおいて、取締りの面だけの法案を審議することは一方的な形になるので、ぜひ給與の問題としての財政平衡交付金の結論を出していただきたい。そういうことで一……

第9回国会 地方行政委員会 第9号(1950/12/05、24期、日本共産党)

○立花委員 ただいま御説明を受けましたが、しかし私どもは、この修正案をいただきましたのはわずか開会直前二、三分でございまして十分まだのみ込めませんので、従つて委員長のお言葉ではありますが、詳細に質疑をしなければならないかもわかりません。その点あらかじめ断つておきます。  民主党の修正案に対しまして質疑をいたしたいと思います。大体から見まして、民主党の修正案は、單に字句的な修正であるというように私ども受取るので承りますが、個々の條項にわたりましてお尋ねいたしますと、最初の二ページ目にあります第二章中の「第八條第一項第九号及び第二項第一号中「審査し、」の下に「判定し、」を加え、同條第七項中「決定」……

第9回国会 地方行政委員会 第10号(1950/12/06、24期、日本共産党)

○立花委員 現在の地方の住民が、新しい年度の予算に対します要望は、非常に切実なるものがあるだろうと思う。今まで四年間の地方自治体の議会の施策によりまして、その積り積りました結果、現在の苦しい状態に立ち至つておるのでございます。こういう人たちに一日も早くやめていただきたい。そういうのが地方の住民の要望じやないかと私は思う。そういう建前から考えますと、まつたく結論は逆になつて来る。政府の言つておられます予算の編成期に当るから、選挙を延ばすのだということは、地方の住民の要望からいたしますと、まつたく逆の方向へ行つておると思う。地方の住民は、御承知のように地方税は八割も七割も納まつていない。市民税に至……

第9回国会 地方行政委員会 第12号(1950/12/08、24期、日本共産党)

○立花委員 共産党は両方とも反対です。  まず第一に反対の点は、過去四年間、地方の住民は地方の理事者、地方の議会から、非常にひどい処置を受けまして、恨み骨髄に徹しております。だから、こういう連中には一日も早くやめてもらいたいということが、住民の本音でございまして、むしろ繰上げていただきたいのが人民の一致した要望です。従つてこれを繰延ばすということには、絶対に反対です。  それからもう一つは、自由党の方では機会均等とかいう意味で、公職に就職を禁止された者の機会を認めろと言われるのですが、そういうことは私は問題にならないと思う。さつき申しましたように、やはり住民がどういう議会の成立するのを望んでお……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1951/05/23、24期、日本共産党)

○立花委員 共産党のプリントをお手元に差上げてありませんが、追つて差上げたいと思いますので、一応お聞取りだけ願いたいと思います。  共産党といたしましては、選挙の原則的なもの、たとえば大選挙区制であるとか、比例代表制であるとか、そういうものを持つておりますが、今日は原則的な点は述べずに、各党の間で問題になつております十三章の「選挙運動」に関する部分だけについて、党の意見を述べさしていただきます。  最初に百二十九條でありますが、選挙運動の期間はやはり現在より多少長くした方がよいと思います。一般市町村で二十日、二十万以上の都市で二十五日というふうにかえる。十日という御意見が大分出ておりますが、十……

第10回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1951/05/25、24期、日本共産党)

○立花委員 宮下さんの発言は非常に重大な問題だと思いまするので、特に三点だけお尋ねをいたします。  一つは特定の組織の選挙運動に関する問題でございますが、特定の組織が特定の候補者を支持し、推薦することに関しての選挙運動、これに関する取締りの問題を考慮せなければならないという御意見でございますが、これは私ども大衆組織の上に動いております。政党といたしましては、非常に重大な問題でありまして、どういう具体的な事実に基いて、どういうふうなお取締りのお考えを持つておられるのか、この際ひとつ参考に聞かしていただきたいと思います。  もう一つは署名運動の禁止に関する規定はやるべきじやないかというような御意見……

第10回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1951/07/26、24期、日本共産党)

○立花委員 質問でもいいですか。
【次の発言】 私どもたくさん陳情書をいただいておるのですが、三浦さんこれを一応ごらんになりましたか。
【次の発言】 そうするとごらんになつたものと、今御報告願つた委員が調査なさつた分の中で、きようの新聞なんかに載つております小選挙区の問題、それに関する要望がありましたかどうか。私はこれに目を通していないのですが、この中にあるかどうか、今御報告なさつた中にはなかつたと思うのですが、話の中に出て漏れておるようなことがありはしないか、それをひとつ御報告願います。
【次の発言】 そういうことを含んだ上での御答弁でけつこうです。大体そういう方向だつたと思うのですが、行か……

第10回国会 地方行政委員会 第4号(1951/01/30、24期、日本共産党)

○立花委員 警察問題を先にお聞きしたいのですが、十二万五千のわくをお広げになる意向があるらしいのですが、どの程度、またいつごろお広げになるのか承りたいと思います。
【次の発言】 それでは警察法はいつごろお出しになるのでありますか。
【次の発言】 警察法の改正の提案が、本国会中に行われるといたしましたならば、聞くところによりますと、地方選挙の関係等で実質的に広がります。今度の国会はもう二箇月ないのじやないかと聞いておりますので、その間に警察法の改正をおやりになり、その内容は十二万五千のわくの拡張がおもであるといたしましたならば、もうすでに数に関するお気持はきまつていなければならないじやないかと思……

第10回国会 地方行政委員会 第5号(1951/02/01、24期、日本共産党)

○立花委員 いろいろ具体的な、詳細な質問が出ているのですが、私どもまだ資料もいただいておりませんので、もう少し根本的なことを最初に委員会として、問題にしておく必要があるのではないかと思いますので、その点をひとつ申し上げたいと思います。  と申しますのは、私自治庁にあまり誠意がないと思うのです。もうすでに、本国会でも予算委員会が始まつております。また地方におきましては、各地方の自治体で予算の編成が進行しておるわけです。この際に、地方行政委員会に地方の予算に関する資料が一つも出て来ないということは、私大問題じやないかと思う。その点で政府は、少くとも自治庁は、地方の予算に関して非常に冷淡である。また……

第10回国会 地方行政委員会 第6号(1951/02/02、24期、日本共産党)

○立花委員 どうも龍野君がここへ来られてやめろやめろというので弱るのですが、実際地方は予算に四苦八苦しておりますので、地方行政委員会自体が、もつと熱意を持つてやらないと、私は地方に対して職責を果したとはいえないと思う。自由党の人は二人しか出て来ていない。こういうことでは地方財政、地方行政の審議は十分やつているとはいえないと思う。大臣だつてすぐ帰つてしまうし――私はこういうことは今後絶対にないようにしていただきたい。そういう問題をやはり根本的に委員会としても考える必要があるから、政府としても考えてもらいたい。実は岡野国務大臣にお尋ねしようと思つておつたのですが、今予算書の中にも地財委の勧告が含ま……

第10回国会 地方行政委員会 第8号(1951/02/08、24期、日本共産党)

○立花委員 ベースの問題なんですが、実際意見が二つあるということは、資料の上で明らかなのですが、このどちらの数字が正しいかということは、ベースの問題をとりましたならば、た、だちに結論が出て来るのではないかと思うのですが、地方公務員に対しましても、国家公務員並のべースアツプをやるということでございますと、国家公務員にやりましたことは明らかでありますし、それは数字の相違は出て来るはずはないと思うのでありますが、自治庁におかれては、この地財委が発表しておられます地方の公驚員の予算単価にかける六千三百七円分の一千円という考え方が、国家公務員並として正しいのかどうか、あるいは政府の言うように一律に千円と……

第10回国会 地方行政委員会 第10号(1951/02/16、24期、日本共産党)

○立花委員 大阪警視庁から九月十六日付マッカーサー元帥の片山総理あての書簡の訳文をいただいておるのですが、これはどういう理由でお出しになりましたかちよつと御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 この内容につきまして、総監は現在においても、このマッカーサー元帥の書簡の原則は守らるべきであるというふうにお考えなのか、これは一部修正さるべきであるというふうにお考えなのか、この点をちよつと伺いたいと思います。
【次の発言】 問題はその点の認識にかかつておるのではないかと思います。現在の政府の改正案はこれを若干修正する。たとえば数の点におきましても、十二万五千のわくがこれできまつておるわけでございま……

第10回国会 地方行政委員会 第12号(1951/02/19、24期、日本共産党)

○立花委員 去年の暮れごろの日本の新聞に、海上保安庁の船が朝鮮海域で沈没したということが載つておりましたが、そういう事実が今まであるのかどうか、それから朝鮮海域でなくてもいいのですが、最近海上保安庁の船で沈没した事例があるかどうか、ちよつと御説明願いたいと思います。
【次の発言】 舞鶴で沈没したということですが、舞鶴の船籍のものが朝鮮海域で沈没したのですか、どちらですか。
【次の発言】 沈没いたしました船の乗組員は、どうなりましたか。
【次の発言】 ただいまは暴風だと言われましたが、新聞では朝鮮海域で掃海中に沈没したとなつております。そういう場合に海上保安庁の方では、乗組員に対する補償の問題は……

第10回国会 地方行政委員会 第13号(1951/02/20、24期、日本共産党)

○立花委員 社会党の出された問題は、共産党としても賛成なんですが、第一警察問題を私どもこうやつてやつておりましたところ、きのうの新聞では、閣議決定で警察法の何がもう出てしまつておる。私ども委員長のお言葉を信じまして、ここで予備審査をやつて議院立法をやるのだと考えておりましたところ、閣議ではすでに決定して発表しております。ああいう問題がなぜこう食い違いが現われて来るのか不可解なんですが、考えてみますと、私どもやつておりましたことは、まつたくむだなことをやつておつた。しかもむだなことだけでなしに、最も重要な地方財政問題をちつとも扱つていない。きのうも委員長に地方財政問題をきようの議題にしてくれとい……

第10回国会 地方行政委員会 第15号(1951/02/23、24期、日本共産党)

○立花委員 大体大蔵省側の内閣決定案に対する御説明を聞いたのですが、実は私これに対して地財の木村さんの方の、大蔵省の意見に対する意見をひとつお聞かせ願いたいと思うのです。
【次の発言】 起債の点は……。
【次の発言】 それではその起債の問題等の充当財源等はあとまわしにしまして、歳出の問題に入りますと、ベース改訂は政府の改正案を御提出になつた場合に、やはり人事院の勧告の根本精神を取入れる、その根本精神の綿に沿つてやるということをはつきりおうたいになつていることが、文書によつて明らかなのであります。ところがやはりやられた結果を見ますと、ちつとも人事院の勧告の線は取入れられておらず、まして労働者のほ……

第10回国会 地方行政委員会 第16号(1951/02/27、24期、日本共産党)

○立花委員 私ども今まで委員会を続けて来たのですが、その間に委員長の議事の取扱いについて、いろいろな不満があつたわけです。しかし本日までがまんを重ねて来たのですが、きようの開会にあたりましても、最初の議事進行に関するわが党の意見を取上げない。みだりに発言を抑圧しております。ここに至りましては、われわはどういたしましても、委員長の不信任を出さざるを得ない。数え上げますと、委員長の今までにおける地方行政委員会の運営に対しましては、数々の不満の点があります。まず第一には、これは前の国会におきまして、平衡交付金を審議しておりました場合に、委員長が行方不明になつてしまつた。これは重大な問題なんです。しか……

第10回国会 地方行政委員会 第17号(1951/02/28、24期、日本共産党)

○立花委員 ちよつと関連して……。御承知のように共産党は理事会に入れていただけない、入れないという方針らしいのですが、今理事会をおやりになつて、何をお話になつたのか、委員長から報告していただきたい。  それからあす警察の視察があるようですが、私ども案内状をいただいておりません。なぜ共産党を警察の視察に招請しないのか、これをひとつ明らかにしていただきたいと御います。
【次の発言】 では地方行政委員会においてはだれとだれがどの党派が行くことになつておるのか、ひとつ明らかにしていただきたい。
【次の発言】 地方行政委員会として視察に行くのだろうと思うのですが、それなのに委員長が知らないということは私……

第10回国会 地方行政委員会 第18号(1951/03/02、24期、日本共産党)

○立花委員 大臣が晝から来られるならば、晝からやります。
【次の発言】 ちよつとその問題ではなく……。この間の理事会の模様を御報告願いたいと思います。晝からでもけつこうですから……。それから公聽会なんかやる予定があれば、至急決定してもらわなければならないのであります。
【次の発言】 委員長一任をあなたが求められておりますが、委員長に一任いたしまして非常にらちが明かないことがたくさんあるのであります。委員長一任の場合は、やはり委員の総意をまとめていただくという手続をとつていただけるかどうか。
【次の発言】 理事会で問題になつております共産党を小委員会に入れるかどうかの問題の結論を……

第10回国会 地方行政委員会 第19号(1951/03/06、24期、日本共産党)

○立花委員 議事進行について……、私たちきよう全国知事会から書類を配られております。すなわち「地方財政に関する特別委員会の継続審議に関する件要望」というのでありまして、「昭和二十五年度に於て、地方財政委員会より政府並に国会に対し、地方財政に関する勧告が為されたが、政府はこれに対し僅少の申訳的措置を講じたのみで、地方財政の窮乏は些かも緩和しておらない。更に引続き昭和二十六年度予算についても、全国知事会は地方財政委員会の勧告を最少限度として、極力政府にこれが実現を要望しつつあるが、政府は地方財政の実状を認識すること甚だ浅く、容易に其の要望を受入れざるを以て、自由党に於かれては客年党内に設置された地……

第10回国会 地方行政委員会 第20号(1951/03/07、24期、日本共産党)

○立花委員 お聞きしたいと思いますのは、市町村民の課税所得に対する課税の部分ですが、これはまあ任意規定になつているわけですが、課けようによつては非常に苛酷な徴收になるんじやないかと思いますが、大体これで幾らくらいの税金の増額をお見込みになつているのか、それをひとつお答え願いたい。
【次の発言】 現行です。
【次の発言】 七%というこの見込みのパーセンテージはどういうところから出て参つたのか。これはシヤウプ勧告によりましても累進課税ができるんだと思うのですが、累進課税というものをお見込みになつて七%という数字をお出しになつたのか。
【次の発言】 現行の所得税を対象にする市町村民税の場合の累進の問……

第10回国会 地方行政委員会 第25号(1951/03/17、24期、日本共産党)

○立花委員 平衡交付金の問題と一緒にやりたいと思うのですが、現在の地方税法が昨年改正されまして、非常に徴收困難な税になつておるのですが、その際に地方財政平衡交付金の改正案が出まして、より一層困難になつたということとは、今度は七〇%から八〇%に基準の徴收率を上げているわけであります。これは私どもから考えますと、どうも逆行するように見えるのですが、どういう根拠でこれをお上げになつたのか、お聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 この基準の税率をお引上げになりました裏づけといたしまして、税法で源泉徴收の方法がとられたのかどうか。多分私はそうだろうと思うのですが、平衡交付金を減額しなければいけないと……

第10回国会 地方行政委員会 第26号(1951/03/20、24期、日本共産党)

○立花委員 実は今までこの委員会で、地方税法の改正案をやつておりまして、十五日ごろに上げるとかいうことを理事会できめたといつてしたが、それが遅れまして二十日ごろに上げるとかいつておりましたが、二十日になりまして突如こういうものが出て参りまして、これを一緒に上げるということなのですが、そういたしますと、最初の予定を大分おかえになつたのかどうか、これをひとつ委員長に聞いておきたい。これはこれだけでも厖大な修正案で、これ一項が一つの改正案になるべきものだと思うのですが、こういうものもあわせて、委員会の初め予定しておりました計画でやるのかどうか、その辺のことをちよつと聞いておきたい。

第10回国会 地方行政委員会 第27号(1951/03/27、24期、日本共産党)

○立花委員 共産党といたしましては、政府提案の改正案並びにその修正案、本日提出されました社会党、民主党、自由党の共同提案になる修正案、これを含めまして全部反対であります。自由党の龍野委員の賛成討論の中にも、今度の改正は技術的改正で、住民負担の軽減にはほど遠いということを言われたのでありますが、やはりその通りでありまして、ほど遠いどころか逆に二百億円の増税である。これはもはや明らかなことである。しかも自由党自身が、これは住民の負担の軽減にほど遠いと言つておられる。また今社会党の討論を聞いておりましても、この税の改正は根本に触れてないということを言つておられる。ところがそれらのことがなぜ実現できな……

第10回国会 地方行政委員会 第34号(1951/05/19、24期、日本共産党)

○立花委員 最初にお尋ねしておきたいと思いますのは、民主警察法ができましたのは、マツカーサーの書簡に負うところが多いのですが、そのマツカーサーの書簡は現在生きているのか、死んでいるのか、これをひとつ承りたい。
【次の発言】 規範としては示されておりますものの中で、やはり数が一応大きな規範の一つとして示されておる。その数を今度ははずすことになつておるのですが、それはその規範なり、命令なり生きておるといたしますと、それは無視してもいいものであるかどうか。
【次の発言】 総司令部と打合せ済みだとおつしやられますが、私どもはその内容をつまびらかにしていないわけでありますが、その点つまびらかにしていただ……

第10回国会 地方行政委員会 第35号(1951/05/21、24期、日本共産党)

○立花委員 きようの新聞によりますと、政府は必ずしも警察法の通過を期待していない、と書いているのですが、私ども委員会といたしましては、政府は通過さす意図で出して来たものだと思つていたのですが、その点どうなんですか。
【次の発言】 どうもきようああいう新聞記事を見ますると、何だか大橋法務総裁の顏を立てて、あるいは齋藤国警長官の顔を立てて、委員会が政府が通過さす意図のないものをやらされているような気がするのですが、お出しになる以上はああいう新聞記事が出ないように、ひとつ政府内部においてはつきりした態度をとつていただきたいと思う。私どもはそういう新聞記事をいたずらに信用するわけではございませんが、し……

第10回国会 地方行政委員会 第36号(1951/05/23、24期、日本共産党)

○立花委員 この採決の前に討論をやるのだと思つておりましたが、別にやらないで一括しておやりになるということなので、ちよつと聞いておきたいのです。最初の知事の問題ですが、知事が独断でやらずに「都道府県公安委員会の勧告に基き」とおつけになつたのは、なるほどひとつの修正だと思いますが、この場合やはり公安委員会の性格というものは、知事の任命ということが基本になつて構成されておりますので、こうされる以上は公安委員の公選もお考えになるのが、論理に即するのじやないかと思いますが、その点はどうですか。
【次の発言】 次に組合警察の問題でありますが、これも私ども共産党といたしまして、政府との質疑の際に述べました……

第10回国会 地方行政委員会 第37号(1951/05/26、24期、日本共産党)

○立花委員 五月七日の朝日新聞に、吉田総理の構想といたしまして、リツジウエイ声明に伴いましての、行政整理、行政機構の改革の問題が出ておるのですが、その中で三割以上の大幅な行政整理をやるということが発表されておるのですが、この問題は中央、地方を含んでの構想かどうか、これをひとつお伺いしたいと思います。
【次の発言】 ところが実際問題といたしまして、現在全国各地方に人員の淘汰が大分出ているわけですが、これは吉田総理の言われております行政機構の改革の先駆をなすものではないかと思う。きようの朝日新聞にも、中央と地方の人事の交流の問題が出ておりまして、中央に人事交流連絡協議会というものがつくられるという……

第10回国会 地方行政委員会 第40号(1951/06/05、24期、日本共産党)

○立花委員 警察に対する平衡交付金の問題ですが、住民投票によりまして、自治体警察を国警に移しました場合の平衡交付金につきまして、これを削減しないということを承つておるのですが、事実かどうか。それから削減しないということは、いかなる形においても削減しないのか、ちよつと承りたい。
【次の発言】 そういたしますと、警察関係のたまつて参ります交付金は、どのようにお使いになりますか。またその見通しは幾らくらいになりますか。
【次の発言】 減らさないのはわかりますが、とにかく千百億の中には、現在自治体が持つております警察の平衡交付金も入つておるわけなんで、それが不要となりますと、それだけの分が実際当てのな……

第10回国会 地方行政委員会 第41号(1951/07/11、24期、日本共産党)

○立花委員 小野さんの今の御答弁では、政府としてはそういうふうに考えておるとおつしやつておられますので、政府としての意見を聞きたいのでありますが、きようの日経に、大蔵省の意見として、税制改革の根本的な記事が出ているのですけれども、あれは一の大きな政府の意見なんでしようか。あの問題について小野さんどの程度にお知りなんですか。また自治庁としてどの程度に関係をお持ちになつたか、ひとつお聞かせを願いたい。
【次の発言】 きようの新聞を見ますと、大体大蔵省の一致した有力な意見として発表されておりますので、小野さんが政府として税制の問題を答弁なさる以上は、その問題を御存じだろうと思いますし、これは決してき……

第10回国会 地方行政委員会 第42号(1951/08/14、24期、日本共産党)

○立花委員 国民が今一番ふしぎに思つておりますのは、国民の平和運動を国警が先頭に立つて弾圧していることなのでありますが、あれは何に基いておやりになつておるのでございますか。たとえば広島市に原子爆弾が落ちました日を記念いたしまして再び原子爆弾が落ちないようにという市民の集まりがあつたわけであります。これをやはり禁止されておる。あるいは京都におきましても、平和運動を禁止される、あるいはきようの新聞で見ますと、大阪におきましても十三日の日にこの市民の平和の集まりを禁止されまして、市民側に重軽傷者数名を出しておる新聞記事が出ておりますが、なぜ警察はこういうような平和の集まりを弾圧なさるのか、これをひと……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1951/10/08、24期、日本共産党)

○立花委員 私は鍛冶さんの意見に大体賛成なんで、委員会としてやつて参りましたのは、選挙区制の問題に触れず、技術的な選挙の問題だけをやつて行くということだつたと思う。結論も出かかつております。しかも二日後には重要な批准国会を控えておる。聞くところによると、もうすぐイギリスに出かける。ことにイギリスの選挙がこの月の月末だということを考えますと、それに間に合うように出かけなければならぬ。そうすると、批准国会にも参加しないが、そういうことをやることは、重大な問題だと思います。委員会でやつて参りました研究審査の過程から見ましても不合理だし、また重大な批准国会を控えて、それに不参加のまま行くということは、……

第11回国会 地方行政委員会 第3号(1951/09/12、24期、日本共産党)

○立花委員 関連して……。確証があがればやる、ただいまのところは推定にすぎないとおつしやるのですが、これは重要な問題だと思う。御承知の通り共産党の国会議員が多数逮捕されております。しかもその後ただちに追放されております。国会議員に対する逮捕、追放というようなことは、いまだ確証のあがらざる推定にすぎざるものによつてやられてよいのかどうか、これは重大な問題だと思います。日本の民主主義の根本的な問題なんで、その点をどういうふうに総裁はお考えになりますか。
【次の発言】 確実な証拠とおつしやいますが、それをひとつ明らかにしていただきたい。逮捕の理由は、共産党の指導部とかいうふうな理由で逮捕しておるので……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 地方行政委員会 第1号(1951/10/12、24期、日本共産党)

○立花委員 固定資産税の問題で、ちよつとお聞きしておきたいのですが、私も一昨年でしたか横浜に参りましたときに、横浜の市長、財政局長もおいでになつて、私どもに訴えられたことは、横浜には建物土地の接収が非常に多くて、市の収入が一昨年で一億五千万円ばかりの減になつております。これをひとつ国会の方で、あるいは国家の方で考慮してくれないかという話があつたのですが、その後これが非常に全国的に増加して参りまして、最近横浜からも特に陳情を受けているのでございますが、接収建物、接収土地、こういうものの固定資産税、これはどういうふうになるか、ちよつとお聞かせ願いたいと思います。

第12回国会 地方行政委員会 第2号(1951/10/18、24期、日本共産党)

○立花委員 やはり一番問題は、平衡交付金に対する考え方だと思うのですが、神戸さんの御説明の範囲では、平衡交付金が立法化されました当時の考え方、政府の御説明、あるいはさらにさかのぼりまして、シヤウプ勧告による平衡交付金の考え方、これがやはり根本的に違つていると思うのですが、そういう点を御認識になつているかどうか、それをお尋ねいたしたい。それから結局こういう方法で平衡交付金をお扱いになりますと、たとえば今大矢氏がお出しになりました大阪の問題、あるいは神戸の問題、すでに大阪は四十億の赤字に悩んでおるそうですが、これがもつとひどくなるんじやないか、現在でもこういう大都市はほとんど平衡交付金をもらつてお……

第12回国会 地方行政委員会 第3号(1951/10/25、24期、日本共産党)

○立花委員 大臣に最初にお伺いして、おきたいのは、先般の本会議で、議員の方から、地方財政に関する質問がありました場合、所管大臣である岡野国務大臣がお答えにならないで、大蔵大臣がお答えになつておりますが、私どもはぜひやはり岡野国務大臣にあの場合お答えが願いたかつた。どういうわけで地方財政に関する質問に対して、所管大臣であるあなたがお答えにならないで、大蔵大臣がお答えになつたか。岡野国務大臣は地方財政に責任をお持ちにならないのかどうか。そういうことはないと思いますが、ひとつはつきりお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 大臣は決して衆議院の事務局のさしずによつて動くような立場にはおありになら……

第12回国会 地方行政委員会 第4号(1951/11/01、24期、日本共産党)

○立花委員 皆さんの御意見、相当詳しくお話願つたのですが、どうしたら根本的な解決になるかという目安が、どうしてもちよつと立ちにくいのです。そういう観点から関係者の皆さんはお考えになつておられるかどうかお尋ねいたしたい。と申しますのは、私ども皆さんに来ていただいて意見を承つておりますのは、騒擾事件などの刑事的な糾明、そういうものにはありませんで、私どもが扱つております地方自治の今後の運営について、どういうふうにやつて行つたら、こういう問題が起らないで済むかということの参考のために、御意見を伺つておるのでありまして、そういう観点から二、三補足的な御質問をさしていただきたと思いますので、そういう観点……

第12回国会 地方行政委員会 第5号(1951/11/02、24期、日本共産党)

○立花委員 まず第一に委員長にお尋ねいたしたいことは、私前の委員会のときに、地方財政委員会がお出しになつている意見書をどういうふうに処理なさるか、あの当時はまだ内閣が握つておりまして、国会に出て来ておりませんでしたから、早く出すように促進していただきまして、委員会ではつきりした態度をおとり願いたい。特に予算委員会がすでに始まり、進行いたしておりまして、月曜日あるいは火曜日には審議を終えると申しておりますので、それまでにぜひこの委員会で慎重審議をいたしまして、委員会としての結論をお出し願う、そして委員会としての適当なる手をお打ち願いたいということをお願いしておきましたが、きようの様子を見ますと、……

第12回国会 地方行政委員会 第6号(1951/11/08、24期、日本共産党)

○立花委員 野村委員長代理がおられましたら、私野村委員長代理の責任を追究したいと思つておりましたが、この二日に地方行政委員会を開きまして、予算の准行の状態とにらみ合せまして、予算の上ります前に、地方行政委員会が、地方財政委員会がお出しになりました意見書について、十分審議をくださるように、そうして委員会としての意思を決定いたしまして、予算委員会に合同審議の申入れなり、あるいは地方行政委員会としての意見の申達なりをやつていただきたいということをお願いいたしました。そのときには委員長も、そういうふうにはかろう、できたら理事会も開いて、予算委員会に申し入れるというふうなことまで言われたわけなのです。と……

第12回国会 地方行政委員会 第7号(1951/11/13、24期、日本共産党)

○立花委員 岡野さんにお尋ねいたしますが、この間平衡交付金の決議が満場一致で衆議院を通過しているのですが、それに対しまして政府の方からも、決議の趣旨を尊重してやるという御答弁があつたのですが、従来平衡交付金のために御尽力くださつた岡野さんとしては、さつそく実施におかかりと思うのでありますが、どういう具体的な対策をお立てになつておられるか、あの平衡交付金の決議案を岡野さんとしては、どういう形で実現されようとしているのか、承りたいと思います。
【次の発言】 非常に漠然としたもので、大蔵大臣の態度ならばそれでも私ども了解できるのですが、岡野さんは大蔵大臣あるいは大蔵省の意見にあきたらないで、非常に地……

第12回国会 地方行政委員会 第8号(1951/11/14、24期、日本共産党)

○立花委員 地方の行政整理の問題を少し聞いておきたいのです。この問題は、この間も委員長に、特別にこれを委員会で扱うようにしていただきたいということをお願いしておいたのですが、まだはつきり日がさまらないようですが、せつかく鈴木君がおいでになつておりますので、この地方の行政整理の問題をお聞きしてみたいと思います。  この間岡野国務大臣にお尋ねいたしますと、まだ案がきまつていないというようなお話であつたのですが、私どもは新聞紙上で、再三地方の行政整理については発表されているのを承つているわけであります。また地方の職員組合あるいは労働組合などとの折衝においても、相当具体的な案を自治庁の方でお漏らしにな……

第12回国会 地方行政委員会 第9号(1951/11/15、24期、日本共産党)

○立花委員 共産党といたしましては、地方財政平衡交付金の一部改正には賛成いたしますが、地方税法の一部改正には反対であります。  まず第一に地方財政平衡交付金でありますが、質疑の過程におきまして、この改正の重点であります「錯誤」という問題が、意見の相違やあるいは見解の相違から生ずるところの修正あるいは訂正を意味するものではなくて、単に平衡交付金の算定上の純粋技術的な「錯誤」というものに限定するということが明確なりましたので、われわれといたしましては、この改正にはあえて反対するものではありません。しかしこの審議の過程におきまして、重大な問題が出て参りましたので、その点につきましては、一応党の見解を……

第12回国会 地方行政委員会 第10号(1951/11/28、24期、日本共産党)

○立花委員 岡野さんにお尋ねしたいのですが、十一月の二十一日に参議院の予算委員会で、岡野さんが来年度の平衡交付金は減額しないということをお答えになつたと承つておりますが軌それはどういう意味でございますか、お答え願いたいと思います。
【次の発言】 減す意思はないとおつしやいますと、本年度の平衡交付金は千二百億でございますが、大体それよりは下まわらないという御意見かどうか、さらにその千二百億に対しまして、国会の決議といたしまして、地方財政委員会の意見を尊重して、再増額すべきであるという決定がなされておるわけでございますが、この千二百億との関係、さらに国会の決議との関係、平衡交付金に対する国会の両院……

第12回国会 内閣委員会 第16号(1951/11/21、24期、日本共産党)

○立花委員 簡単に要点だけお聞きしたいと思いますが、問題の要点は、この改正案を出されましたのは、追放された者の解除に対する法律の改正が本旨だと思いますが、その場合問題になりますのは、最近行われました共産党の幹部、特にその中には数名の国会議員も含まれておるわけでありますが、その者に対してどういう取扱いをなさるおつもりなのか、この改正案によつて、共産党の追放者に対する問題は、どういうふうにお扱いになるか、こういうことを明らかにしておきたいと思うわけなのであります。それに関連いたしまして、まず共産党に対する追放が、どういう法的な根拠に基いて行われておるのかということを明確にしていただきたい。これがあ……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 外務委員会 第36号(1952/06/18、24期、日本共産党)

○立花委員 ちよつと見てもらいたいものがあるのです。そこへ持つて参りましたのは、横田某地周辺の井戸水ですが、その問題を御存じであるかどうか、それをひとつ承りたい。
【次の発言】 立川の問題は重大問題になつておりまして、市民大会もやつておりますし、陳情もやつておりますし、市の方でも処置をいたしておりますので、御存じだろうと思うのですが、どの程度御存じか承りたいと思います。
【次の発言】 これは厚生省の方も問題だろうと思いますが、問題はやはり基地に関連いたしまして、基地がなければこういう問題は起つておりませんので、原因はやはり基地の問題だと思います。対策の問題も重要ですが、やはり根本的な問題を解決……

第13回国会 議院運営委員会 第22号(1952/03/08、24期、日本共産党)

○立花敏男君 これはビルマに行く旅券の問題はどうなるのですか。
【次の発言】 関連いたしますので聞いておきませんと、モスクワ経済会議の旅券の問題が非常に大きな問題になつておりますから……。
【次の発言】 今説明なさつたことについて、聞いておきたいのです。
【次の発言】 しかし、やはりこれは関連しておる。あなたの発言の中に、ビルマに行くのだからということがあつたから……。
【次の発言】 ビルマに行くのだから、安本の顧問にするのだという説明だつたじやないですか。
【次の発言】 私のところも大体賛成ですが、案の具体的なものを御発表願つたらけつこうかと思います。

第13回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1952/02/13、24期、日本共産党)

○立花委員 最初の経過報告についてお聞きしたいのですが、総理の諮問機関として調査会は去年の五月にできて、答申は八月にお出しになつたようでございますが、今この委員会に御提出になつている衆議院議員選挙法案自体は答申とどういう関係があるのでございましようか。またこれが全国選挙管理委員会の事務局の法案として出て参つておるわけでありますが、全国選挙管理委員会は、こういうものをどういう考えでお出しになつたか、その点をひとつお伺いしたいと思います。
【次の発言】 参考と申しますと非常に広いのでございますが、諮問機関として正式にこういう法案を御決定になつたのか、単なる資料的な意味での法案なのか、こういうものを……

第13回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1952/06/04、24期、日本共産党)

○立花委員 ちよつと議事進行について……。午前中の小委員会におきまして、小委員会の案としてこれが出たということを本委員会で発表なさるということでありましたので、その際少数意見を附加して説明願いたいと申し出ましたところ、それは小委員長から報告があつたあとで党の意見として申し述べてくれということでありましたので、この際ひとつ機会を與えていただきたいと思います。
【次の発言】 ではひとつ簡單ですから……。前置きはやめしまして、順序を追つて参りたいと思いますが、まず最初に問題になりますのは供託金の十万円の問題、現行三万円の三倍以上への引上げの問題だと思います。これは衆議院議員の場合ですが、知事の場合も……

第13回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1952/06/05、24期、日本共産党)

○立花委員 本日の朝日新聞の社説として「本末を誤つた選挙法の改正」という論文が掲げられておりまして、私どもがただいま討論に付しております公職選挙法改正を根本的に批判いたしております。まつたくこの選挙法の改正は、本末を転倒したやり方でありまして、軍に選挙費用の軽減をはかり、あるいはその他技術的な改正にとどめるのだということを表面の理由といたしながら、新聞あるいは雑誌等に対する言論の自由、表現の自由を制限し、あるいは政治団体の活動を制限し、あるいは未成年者の選挙運動への参加を禁止いたします等、まつたく本末転倒のことで、場合によつては憲法違反であるという疑いのある制限さえあえてしております。従つて表……

第13回国会 地方行政委員会 第2号(1951/12/15、24期、日本共産党)

○立花委員 岡野さんのさいぜんのお言葉の中に、関係方面と折衝中であるということがあつたのですが、その内容をひとつお聞かせ願いたいと思うのです。私どもが衆議院におきましても、あるいは参議院におきましても、満場一致で決議いたしました平衡交付金の増額、これがどうなるかということは、私たちだけの関心ではなしに、全国民の関心だと思うのです。それが遺憾なことに実現いたしませんが、その後の折衝が政府において行われておるということになりますと、どういたしましても国民はその内容を明白にしていただきたいのであります。われわれが国会として最後の折衝をいたしました場合に、関係方面では、金はある、金はあるがこれは出せな……

第13回国会 地方行政委員会 第6号(1952/02/07、24期、日本共産党)

○立花委員 報告に対する質問というわけではありません。関連いたしまして委員会としての考えをちよつと委員長にお聞きしておきたいのですが、きようの委員会でも問題になりますのは、ポ勅による銃砲刀剣等の政令の跡始末の問題が主たる問題だとせられておりまして、御出席になつておる政府委員の方々も、そういう関係の方ばかりでございますが、今吉田さんの御報告によりますると、やはり地方の財政が非常に困窮をきわめておる。特に平衡交付金の減額、起債の削減等で非常に困つておるという報告が、はつきり出ておるわけでございますから、現在国会では予算委員会が進行いたしておりまして、その予算委員会で審議しております地方の予算では、……

第13回国会 地方行政委員会 第7号(1952/02/14、24期、日本共産党)

○立花委員 吉岡さんにちよつとお尋ねいたしますが、今選挙事前運動が問題になつておりましたが、内容的には事後の問題ですが、実は昨年四月の地方選挙のあとに起つた問題ですが、これは全国各地で起つているのです。典型的なものを一つ取上げますと、奥州の石巻市でございます。ここで地方選挙をやりました際に、反対派にまわりました職員をあとで馘首した。これに対しまして、組合の方から提訴いたしまして、第一回の公平委員会で馘首取消しの決定がなされたわけでございます。復職いたしましたところが、その翌日再び懲戒免職にしておるのでございます。こういう事件が起つておるのでございますが、こういうふうになつて参りますと、選挙の公……

第13回国会 地方行政委員会 第8号(1952/02/19、24期、日本共産党)

○立花委員 ただいま問題になつております選挙法の問題に関連いたしまして、木村法務総裁がおいでになつておりますので、ちよつと御質問したいと思います。  再軍備の問題ともからみまして、憲法改正が当然日程に上つて来ると思うのでありますが、その際に住民投票等の方法と選挙法との関係を、どういうふうにお考えになつているか、ちよつと承りたいと思います。
【次の発言】 政府では考えておられなくても、手続の問題として住民投票をおやりになる場合に、選挙法との関連をどういうふうにお考えになつているか、たとえば最近選挙管理委員会等で、あるいは選挙法改正特別委員会等で非常に選挙活動、選挙運動の面を制限する形が現われて来……

第13回国会 地方行政委員会 第9号(1952/02/21、24期、日本共産党)

○立花委員 警察関係で調査をやられるのはけつこうだと思いますが、どなたか来ておられますか。私前会から警視総監の出席を要求しておつたのですが、その点はどうなつていますか。
【次の発言】 この問題は非常に重大な問題だと考えまして、事件が起きました日に私は警察にも参りました、消防署にも参りました、銀行までも参りまして調べて参りました。で、すぐこの地方行政委員会にもその旨を伝えまして、特に田中参考人の出席を要求いたしました。理事会でも発言いたしまして、理事会の同意を得まして、その手続をとつたわけです。ところが前回の委員会には理由が不明確のまま、田中警視総監の出席がなかつたわけです。非常に重大な問題でご……

第13回国会 地方行政委員会 第10号(1952/02/26、24期、日本共産党)

○立花委員 共産党は反対であります。  一国の政治が反動的である限り、その国の支配階級が最も恐ろしいのは、その国の国民が武器を持つということだと思う。進駐軍がやつて参りまして、まず第一に軍隊を武裝解除いたしました。これはある意味でやむを得ないかと思いますが、同時に進駐軍は国民の武裝を解除したのであります。おそらくほんとうの意味の民主的な軍隊すなわち解放軍的な性格を持つものであれば、私は国民の武裝は解除しなかつただろうと思いますが、遺憾ながら国民の武裝も同時に解除された。その後情勢の変化がありますが、日本の国を民主化するということになつて参りますと、当然政治が民主的に行われまして、国民の政府に対……

第13回国会 地方行政委員会 第11号(1952/02/28、24期、日本共産党)

○立花委員 大分鈴木君疲れたようで、簡単にしますが、問題は重大な問題なので、数点だけ伺つておきます。  それは行政協定の問題ですが、自治庁の方では、行政協定に関する調査を地方に対しておやりになつておるということを聞いておりますが、地方の自治体と行政協定との関係をどういうふうにお考えになつておられるか、行政協定が実はきよう調印されるといわれておりますが、それに伴つて今後地方の行政、財務あるいは地方議会との関係、こういうものがどういうふうになつて行くかという点に関して、自治庁の御用意なり、あるいは調査の結果なり、御意見なりを聞かしておいていただきたいと思います。

第13回国会 地方行政委員会 第12号(1952/03/04、24期、日本共産党)

○立花委員 この改正によりまして、国家から地方にお出しになる金が幾らばかりふえるのか、これをひとつ聞きたいと思います。
【次の発言】 それから従来でも選挙の事務に従事しております者は非常に選挙に関する業務の手当が少い。特に選挙の場合は残業、徹夜は普通のことになつておりまして、そういう業務に対する手当が非常に少い。うどん一ぱい食えば足が出るという形でございますし、しかもそれがなかなか払つてもらえないという状態であるので、これは地方のそういう下部の吏員の非常に大きな悩みなんですが、選挙が来るとたまらないという感じなんですが、今度はいかほど手当が引上げられる計算になつているのか、それを承りたい。

第13回国会 地方行政委員会 第13号(1952/03/06、24期、日本共産党)

○立花委員 聞くところによりますと、電話なんか不通で、まだわからない部分があると聞いておるのですが、今御報告になつたので、大体全部なのでしようか。今後災害の報告が集まつて来る模様なのですか。それを承りたい。
【次の発言】 大体災害の状況を表にしていただいておるのですが、まだ未着の分が非常に大きい見通しかどうかということを承りたい。
【次の発言】 それから現在治安状況が非常に平穏だ。警察力もこれで十分だというふうに言われておるのですが、問題は今後に起つて来るのではないかと思うわけです。救援活動が十分行われておるという見通しがあるのかどうか。たとえば今承つておりますと、釧路方面に対しまして、北海道……

第13回国会 地方行政委員会 第14号(1952/03/11、24期、日本共産党)

○立花委員 これをお出しになりましたのは、やはり現在の法の規定では、実際必要な選挙費用がまかなえないという建前だと思いますが、そうでございますか。
【次の発言】 そういたしますと、現在すでにまかなえないということがわかつておりますのに、しかも法案だけは、いろいろな関係でお延ばしになるとすると、実際上地方では赤字が出るわけです。現在でもすでに選挙が行われておりますので、これにも当然現実に赤字が出て来る。あるいはその間に全国のどこで選挙があるのかわからないのですが、そういう場合に、やはり赤字が出て来る。これが地方の自治体の帳面上の赤字であれば、痛くもかゆくもないのですが、しかし現実に働きます者にと……

第13回国会 地方行政委員会 第15号(1952/03/13、24期、日本共産党)

○立花委員 岡野さんにお伺いしますが、実はきようここの永田町の小学校で、自由党の区会議員の方がお集まりになつて、区長の任命制反対で会議をお持ちになつておる。自由党脱退の決議をして自由党の本部へ持つて行くということを聞いておるのでありますが、また十七日には、全東京都の区会議員の大会があつて、区長の任命制反対だというので、非常に大きな運動になつて来ておるわけなんですが、この区長の任命制という問題が、やはり地方自治法の改正の中にあるように、新聞では発表されておりますが、どういう御方針なのか。また任命制をおやりになる根本的な考え方はどうなのか、これをひとつ聞かしていただきたい。

第13回国会 地方行政委員会 第16号(1952/03/18、24期、日本共産党)

○立花委員 根本的な点についてお尋ねしておきたいと思うのです。今御説明になつた三ページのところに、国庫支出金を減じて可及的に多く住民の直接負担でやるようにしたらいいという御説明があつたのですが、この意味は一体どういう意味なのか、ちよつと理解ができません。これは地方税をふやして行つて、国庫の支出の方は減らして行くというふうに理解していいのか、ちよつと大臣にお尋ねいたしたい。
【次の発言】 そうなりますと、国庫から今まで出しておりました平衡交付金とか補助金とかいうようなものは減らして、直接の地方税でその足りない部分を補つて行くようにしたいという建前で、今度の地方税の改正案がつくられておるのかどうか……

第13回国会 地方行政委員会 第17号(1952/03/20、24期、日本共産党)

○立花委員 この税法の改正は、前に岡野国務大臣に質問したのですが、岡野さんの言つておられることと内容とは大分違うわけです。非常に苛斂誅求の形が現われて来るのです。私ども今度の改正案を受取りましたと同時に、占領軍と申しますか、講和後の駐留軍に対する免税の規定が新聞に発表されておるのを見ましたが、私どもどうしてもこの二つはあわせて審議しなければならないと思う。こういうふうに一方に日本人に対して苛斂誅求が行われて来る、しかるに駐留軍に対しては免除の規定が大きく出て来るということになりますと、日本の税法が日本人のためにあるのか外国人のためにあるのかわからないことになりますので、これはあわせて審議する必……

第13回国会 地方行政委員会 第18号(1952/03/25、24期、日本共産党)

○立花委員 岡野さんにお尋ねしたいのですが、従来の二十六年度、五年度、四年度あたりの地方財政の赤字というものを、地方自治庁はどういうふうにお考えになつているか。地方財政委員会の手になつた地方財政白書の最後に、赤字の克服が非常に重要だとして、赤字の克服について特に項目を設けてお述べになつているのですが、二十七年度に繰越されます赤字を、どの程度にお見込みになつておりますか、承りたいと思います。
【次の発言】 これは重要な問題ですから、できるだけ大臣に御答弁願いたいと思うのですが、今承りますと、二十七で年度に繰越されまする赤字が百四十億まだ残つておる。これに対して徴税を強化するのだということを局長が……

第13回国会 地方行政委員会 第19号(1952/03/27、24期、日本共産党)

○立花委員 午前の休憩前の委員会並びに理事会では各派の話合いがありまして、石巻市の問題は休憩後に取上げようということでございましたが、しかしその前に一応理事会で各派の意見をまとめようということで、私ども了承したのですが、その理事会が開かれずに本委員会が開かれておるわけなんですが、委員長はその間の事情をどういうふうに御理解になつておるか。理事会が開かれたとすれば、どういうふうに結論を得ておられるのか。あるいは全然理事会なしにお開きになつたのか。お聞きになつたとすれば、どういう方針でやろうとされておるのか。これをひとつ審議に入る前に、委員長から御説明を願いたいと思います。

第13回国会 地方行政委員会 第20号(1952/03/28、24期、日本共産党)

○立花委員 法定外普通税の問題をちよつと聞きたいのでありますが、大体許可を求めて参りました場合の基準ですね。政府の方でお認めになる基準はどういうふうなものであるか。
【次の発言】 今御説明になつた、特に国の経済に支障があるというのはどういう意味でありますか。
【次の発言】 たとえば非常に一般的な大衆的な税金、これを住民税とかあるいは固定資産税とかいう形でかけまして、その他にこういうものをおかけにならない意味は、やはり大衆の負担となる税金をあまりたくさんつくるのはよろしくないという考え方から出ておると思うのですが、そういうふうに御理解になつておるかどうか。

第13回国会 地方行政委員会 第21号(1952/03/29、24期、日本共産党)

○立花委員 国警長官がおられますので、今の地方財政法の問題と前の委員会での長官の発言と関連するところが非常に大きいので、お尋ねしておきたいと思います。今の岡野さんの地方財政法の説明の最後のところに寄付金の問題があるわけですが、今度の改正の中で寄付金の募集をとめておられますが、今まででもこういう問題は通達あるいはその他の文書で、地方に対してはこういうことは禁止なさつたと思うのです。禁止するようにという旨の意思表示があつたと思うのですが、どの程度なさいましたのか。またそれが効果があつたのかなかつたのか、これをひとつ大臣から承つておきたいと思います。

第13回国会 地方行政委員会 第22号(1952/03/31、24期、日本共産党)

○立花委員 主として大臣にお答え願いたいのですが、警察の問題がこの委員会からはずされて行つた。警察予備隊は最初この委員会でやつておりましたのですが、突然と申しますか、はつきり明示しないで、この委員会の所管からはずされて行つたので、これは私どもも非常に不可解のことと思つておりますが、最近特にまた予備隊の徴集の問題がありまして、重大な事務の委任を地方団体に対してやられる。これは当然国会においてはこの委員会で審議しなければいけないと思います。現在内閣委員会でやつておりますが、これに対して合同審議を申し込んでおりますが、やはり合同審議も拒否されておるという状態なんですが、大臣とされましてはこの問題をど……

第13回国会 地方行政委員会 第23号(1952/04/01、24期、日本共産党)

○立花委員 最初簡単なものから聞いておきますが、奇付の問題です。これは国警長官がこの間同席されて言われた言葉で、あれは非常に重大だと思いますし、あの場合に岡野さんの態度も明確じやなかつたと思いますが、この規定に従つてああいうものが今後やはり許されていいのか、また岡野さんとしてはこれを許される方針なのか、ああいう方針が許されるとすると、これはまつたく空文になると思うのですが、その点どういうふうにお考えですか。
【次の発言】 奥野さんの説明によりますと、これは非常に念入りに規定がいたしてございまして、「直接であると間接であるとを問わず、」また括弧をいたしまして、「これに相当する行為を含む。」という……

第13回国会 地方行政委員会 第25号(1952/04/03、24期、日本共産党)

○立花委員 平衡交付金法の問題で質問しておきたいのでありますが、平衡交付金法によりますと、平衡交付金の建前は、大臣の説明書にもありますように、地方行政を行う場合に要する財源を完全に保障することとあるのでありますが、これがやはり完全に行われていない。地方行政費の完全保障という建前であるべき地方財政平衡交付金が、その役割を果していないということに問題があるのだろうと思うのでありますが、平衡交付金法を改正するのであれば、その点を改正するのが私一番主眼じやないか。従来平衡交付金法が制定、施行されましてから数年になりますが、その間にいずれの年度におきましても、やはり平衡交付金が非常に過少で、国の予算の関……

第13回国会 地方行政委員会 第26号(1952/04/15、24期、日本共産党)

○立花委員 改正の根本的な点をお尋ねしておきたいのですが、今回の改正は、行政簡素化の線に従つて行われるということが、この改正の原則であるといわれておるのですが、それに間違いないのかどうか、大臣から承りたい。
【次の発言】 その内容から参りますと、人事委員会あるいは公平委員会等の地方公務員の利益を擁護するための機関、これの規模におけるあるいは内容における権限の縮小が行われているわけなんですが、内容の主たる部分はそうでない形で、行政簡素化という名目のもとに地方公務員の利益を擁護する機関の縮小が行われておるというふうに見るのですが、そういう意図をお持ちになつておられましたか、どうですか。

第13回国会 地方行政委員会 第27号(1952/04/16、24期、日本共産党)

○立花委員 私ども共産党は最近道路交通取締法で、非常に逮捕されたり、あるいはその他の活動に制限を受けているわけですが、こういうことを御存じかどうか承りたい。
【次の発言】 実際問題といたしまして、やはりそういう事態が起つておるわけでありまして、たとえば澁谷で起りました学生の署名運動に対する彈圧の問題、あるいは地方で徴兵反対のビラ、あるいは再軍備反対のビラなどを街頭でまいておりますと、やはり道路交通取締法で処罰されておるわけです。あるいは現に衆議院議員である大阪の加藤充君が街頭で演説をいたしておりました場合、やはり道路交通取締法で手錠をはめられまして検束をされております。これは去年ですが、こうい……

第13回国会 地方行政委員会 第29号(1952/04/18、24期、日本共産党)

○立花委員 対策のことなんですが、国警の方の対策と厚生省の方の対策と、ばらばらなような気またします。国警で書類になつて出しております対策の中には、今厚生省からお述べになつたような対策が入つておりませんし、どうしても総合的な対策が必要だと思うのです。局長会議を開かれるようでありますが、やはり恒常的な総合的な対策をお立てになる必要があると思います。この点そういうお考えがあるかどうか。
【次の発言】 たとえば厚生省ではうララ物資の配給をやつておると言われておりますが、国警の方の説明によりますとそういうものがありませんし、また国警の方の対策を見ますと、非常に不十分の点が多々あるわけです。たとえば衣料面……

第13回国会 地方行政委員会 第30号(1952/04/21、24期、日本共産党)

○立花委員 行政協定の十二條で規定されておりますものが、今度の法案で全部規定されていないように思うのですが、その関係は一体どうなんでしようか。
【次の発言】 三項で特に何なのは役務の問題ですが、役務に関する地方税、これはどういうふうに規定されおりますか。
【次の発言】 進駐軍関係の労務者、今度は直接雇用になるわけですが、こういうものについての免税の規定は別にないわけですか。
【次の発言】 この十二條の趣旨では、そういうことは規定されなければならないように私なつていると思うのですが、そういうものは免税しないというふうに十二條を理解されているのかどうか。特にお除きになつたのか。それをちよつと……。

第13回国会 地方行政委員会 第31号(1952/04/22、24期、日本共産党)

○立花委員 この法案を見ますと、罰則がないのですが、なぜ罰則をおつけにならないのですか。
【次の発言】 そういたしますと、この脱税の問題、あるいは税金を納めない場合の問題、あるいは調査等を拒否したような場合は、どういうふうにしてやるわけですか。
【次の発言】 そうしたら地方税法あるいはこの特例法に違反した場合は向うの軍人、軍属あるいはその家族といえども処分されるというふうに理解していいかどうか。
【次の発言】 だからおそらくあなたの方ではその内容をお調べになつていると思いますが、不正が行われました場合も、どういうふうにそれが究明され処分されるのか、それをひとつ承つておきたい。

第13回国会 地方行政委員会 第32号(1952/04/23、24期、日本共産党)

○立花委員 今までの質問応答は、組合の給付の問題にあまり触れてなかつたと思うのですが、給付の数字を見ますと、三十五年度一万六千人ばかりでその総額が三億幾らになつているわけです。一人当り二万円足らずになるわけですが、一年に二万円足らずの恩給しか受けていないとなりますと、一箇月約千五百円ばかりにしかならないわけです。鹿児島あたりの平均を見ますと、年二万円を切れまして一万円ちよつとです。そういたしますと、恩給と申しましても非常に少いのです。月に千円から千五百円というに至りましては、扶助料といたしましても、あるいは退隠料といたしましても、あるいは死亡給与金といたしましても、これは雀の涙ほどになるわけで……

第13回国会 地方行政委員会 第33号(1952/04/24、24期、日本共産党)

○立花委員 共産党といたしましては、もちろん反対であります。ことわざに盗人に追銭という言葉がありますが、この法案はまつたく盗人に追銭の法案であります。根本的に賛成いたしかねます。  御承知のように私どもは、サンフランシスコの平和條約あるいは安保條約に反対して参りましたし、それに基くところの行政協定にはもちろん反対いたして参りましたので、行政協定の第十二條の免税規定を裏づけるこの法案には、もちろん理論の上からも反対なのであります。しかもこの單独講和あるいはそれに基く行政協定によりまして、日本の国が全面的にアメリカの軍事基地になり、日本の国民の奴隷的な生活が強制されて参つておることは、事案で証明さ……

第13回国会 地方行政委員会 第34号(1952/04/25、24期、日本共産党)

○立花委員 地方公務員法の根本的な点を聞いておきたいのです。地方公務員法が制定されました経過、事務的な、技術的な経過でなく、地方公務員法が生れざるを得なかつた根本的な問題について、自治庁はどういうふうにお考えになつておるか。地方公務員法は、政府が言われるいわゆる講和成立後の自由を回復した日本におきましては、地方公務員法成立の過程から見ましても、当然廃止されるべきものであるというふうに私は考えておるのですが、そういう点に関して根本的な考え方を承つておきたいと思います。
【次の発言】 そういう原則は、占領下という特殊の事情によりまして、そういう條件のもとに考えられたものでありまして、占領というもの……

第13回国会 地方行政委員会 第36号(1952/04/28、24期、日本共産党)

○立花委員 今度の自治法の改正を貫きます精神が、どうも地方自治権の縮小の方向にあると断定せざるを得ないような点が多いわけでございますが、たとえば地方議会の開会の問題、あるいは議員の定数の問題、こういう問題でその疑いが濃厚なんですが、特に明白なのは東京都の二十三区の問題だろうと思うのです。この問題を具体的に検討することによつて、今回の地方自治法の改正がまつたく地方自治に逆行するものであるという点を確認したいと思うのですが、その点で問題を二十三区の問題にしぼつて、質問をやつて行きたいと思います。   まず最初に大臣の自治法の改正の提案理由の説明の中にこう書いてある。  「特別区に対して都民の生活に……

第13回国会 地方行政委員会 第37号(1952/05/06、24期、日本共産党)

○立花委員 今の問題と関連して聞いておきたいのですが、消防は実際役に立たなかつたということはほんとうなのですね。そういう意味で鳥取の消防というものが、名前は自治体消防であろうと何唇あろうと、実際役に立たないような貧弱なものであつたということはお認めになるのですか、どうなのですか。
【次の発言】 大きい火災は初めから大きいのじやありませんで、小さいところから起きて大きくなつたというところに、消防の力が不足だつたということは言えると思うのです。大体この都市にはこれくらいのものが必要だという基準があるはずです。その基準に鳥取の消防の実体が合つていたかどうか。この問題はやはり検討されなければならないし……

第13回国会 地方行政委員会 第38号(1952/05/07、24期、日本共産党)

○立花委員 この間の事件で多数の人命を奪つておるのですが、この問題について、総監は現存どう考えておられるのですか。これは新聞の発表によりましても、通行人と出ておりますし、こういうような多数の国民の生命を奪いながら、さいぜんからの説明によりますと、一言もそれに対する責任を感じた言葉がないわけであります。あなたの報告では、警官が幾ら傷ついたかということだけでありまして、国民の側が幾ら殺傷されたかということについては、はつきり数字すら述べない。こういうことでは、全然責任を感ぜられないと思うのですが、心境を承りたい。
【次の発言】 人命を奪つたことはないと申されましたが、では一体だれが殺したのですか。……

第13回国会 地方行政委員会 第40号(1952/05/09、24期、日本共産党)

○立花委員 議事進行について言つておきたいのですが、委員長の見通しでは、大体この法案はいつごろに委員会を終るような予定か、それをちよつと聞いておきたいと思います。
【次の発言】 質疑はまだ十分やつておりません。十分どころか、ほとんどの人がやつてないのです。質疑は十分おやり願えると思うのですが、委員長にその用意があるかどうか、ちよつと聞いておきたいと思います。
【次の発言】 この法案は非常にお急ぎになつておるようで、きのうなんかは提案者と賛成者と二人でおやりになつて、反対者もいないし、野党もいないし、困つた審議のなさり方をする。しかも法案もまだ本刷りになつて配られていなかつた。聞くところによると……

第13回国会 地方行政委員会 第41号(1952/05/10、24期、日本共産党)

○立花委員 共産党といたしましては、もちろんこの法案には反対であります。  去年ですか、警察法の改正を行いまして、自治体警察を国家警察に編入する道を開いた。その法案に対しましても、私どもは強く反対いたしたわけでありますが、今回この法案は、その改悪されました警察法を、さらに一段とその改悪を強化するという点において、明らかに再改悪の法案でありまして、もちろん私どもは賛成できないのであります。昨年の改正におきましては、六箇月の猶予期間を置いておりましたものを、今回はそれを縮めまして、五月三十一日までに総理大臣の承認が得られれば翌日から、六月一日から警察の責任の転移が行われるというような、まつたく前回……

第13回国会 地方行政委員会 第42号(1952/05/12、24期、日本共産党)

○立花委員 文部省にお聞きしておきたいのでありますが、この問題で地方財政委員会との間に、非常に大きな意見の対立があるというふうに聞いておるのですが、その問題は完全に解消されておるのかどうか、これをお聞きしたい。
【次の発言】 そうするとただいま議員提出として提案されております義務教育費国庫負担法については、政府部内で文部省の方と地財委の方との意見が十分調整されない間に自由党が出した、従つてこの案については両方とも不満があるということなのかどうか、これを承りたい。
【次の発言】 私はあなたに自由党の意見を聞いておるのではなしに、文部省としてはこの案についてどういう意見を持つているのか。あるいは財……

第13回国会 地方行政委員会 第43号(1952/05/13、24期、日本共産党)

○立花委員 きのうはこの平衡交付金法と義務教育費国庫負担法の関連で、主として義務教育費国庫負担法の問題をやつたわけですが、非常に政府の内部に意見の対立があるということがわかりましたし、政府としてもこの法案の通過にはあまり積極的でない。この案には反対であるということを岡野国務大臣が明言されたわけなんですが、現在の政府が衆議院の絶対多数党である自由党と密接不可分であることを考えますと、どうもこの義務教育費国庫負担法の自由党による提案は、擬装提案のような気がいたしまして、私ども十分審議する価値がないと思うのですが、この問題はどうせあとで文部委員会との合同審議があるので、そこでしたいと思います。きよう……

第13回国会 地方行政委員会 第44号(1952/05/14、24期、日本共産党)

○立花委員 この案で見ますと大体十五万未満の市、あるいはそれ以下の町村というようなものは公平委員会とか、そういう救済機関がほとんどなくなつてしまつて、都道府県の人事委員会に大体委託するという形が出て来るわけなんですが、この委託では十分な審査ができないんじやないか。委託という言葉に表われておりますように、これはあくまでも委託なんで、人事に関するような非常に複雑な微妙な問題が、よその設置した機関に委託して、はたして公平を期することができるかどうか。これは私根本的な問題だと思うのです。事柄は物品の委託販売とかいうものと違いまして、人事関係、首切り関係の複雑微妙な問題だ、こういうものを他の団体がこしら……

第13回国会 地方行政委員会 第46号(1952/05/16、24期、日本共産党)

○立花委員 この修正案では合計百三十二億の減收が見込まれているのですが、そのうち百三十億が道府県税で、市町村税はほとんど減つていない、一億九千万です。全部が道府県税が減つている。結果においてそうなるのですが、これは入場税、遊興飲食税が減つているわけですが、特に道府県税に余裕があるから、減らすという考え方であるのかどうか、立案者にひとつ聞きたい。
【次の発言】 その善後措置なんですが、このように道府県だけに減税の大平の負担がかかつて来る、しかもこの修正案を見ますと、財源措置の問題が何らかの形においても現わされていないわけですが、これでは道府県が不安を感ずるのは当然だと思うのです。今埼玉と茨城の知……

第13回国会 地方行政委員会 第47号(1952/05/17、24期、日本共産党)

○立花委員 最初に今床次委員から出ました附帶決議に対する政府の意見をただしておきたいと思います。今までの質疑応答では非常に不十分なのです。きのうも荻田君に聞きますと、やはりこの法案の中に財源措置ができるまでは、政令等にゆだねられておるところのこの法案の実施をやらないということを、明確にする方が適当である。財源措置がない場合にはこの法案を実施すべきじやない、実施することは適当ではないというはつきりした意思表示があつたわけなんですが、そういう考え方を大臣はどうお考えになつておるか、それから今の大臣の御答弁ではその点がやはり不明確なんだ。ただ国会の意思を尊重するとか、国会の決議を尊重するとかいう意思……

第13回国会 地方行政委員会 第48号(1952/05/20、24期、日本共産党)

○立花委員 最初にやはり新しく追加されました労働組合に関する公共団体の事務の問題でありますが、最近聞くところによりますと、労働省において従来の労政局のほかに新しい労働課というものができたということを聞いておるのでありますが、この地方の改正が中央における労働省の新しい改正と照応してなされておるのか。これをお尋ねしたい。
【次の発言】 そういたしますと、新しい中央における労働省の労働課の仕事はどういうものなのか、これをひとつ伺いたい。
【次の発言】 私どもは今回の中央における労働省の労働に関する新しい課の設置は非常に特殊なものであつて、従来の労政関係の仕事だけではなしに、純粹の労働情報の特別の課で……

第13回国会 地方行政委員会 第49号(1952/05/21、24期、日本共産党)

○立花委員 政府は町村を合併いたしまして、大体町村の数を半分ぐらいにしよう、あるいは三分の一ぐらいにしようという意見があるらしいのですが、どういう理由で、どういう根拠でそういうことをされるのか、その理由をひとつ承りたいのであります。
【次の発言】 法律の形の上ではそういうふうに強制的には出ておりませんが、大臣の説明の言葉の中にも大体七千から八千ぐらいの人口を單位として町村を合併して、三分の一あるいは二分の一ぐらいにするのが望ましいというようなことを言つておられましたので、法文の形の上の問題ではなしに、市町村の合併をどういうふうに考えられておられるか、そういうことがなぜ必要なのか、これをやはり説……

第13回国会 地方行政委員会 第50号(1952/05/22、24期、日本共産党)

○立花委員 一般的な質問を最初にやりたいと思います。自治庁がお出しになつております。地方公営企業法案は、公営企業の独立採算制が本質的なねらいだと思うのですが、それに間違いがないかどうか。
【次の発言】 そういたしますと、地方の経営いたします公営企業が、公共事業というような面から、営利的な形態に移るということは必至だと思うのです。ところがそこに雇用されております労働者が、依然として公務員としての拘束を受けるというふうに労働関係法ではなつておるわけなんですが、企業の実体自身が営利的な独立採算制をとりまして、営利的な私企業的な傾向に行く場合に、なおかつ労働者だけを公務員としての特殊な立場から制限して……

第13回国会 地方行政委員会 第51号(1952/05/23、24期、日本共産党)

○立花委員 茨城県知事の友末さんにお伺いいたします。大体の参考人の方はこの改正案に反対の意向が強い。県会議長さんたちは大体反対の意向なのですが、どうも知事さんだけは賛成の意見のようなんで、この間も知事さんが来られまして、早く通してくれというようなお話があつたのですが、ちよつとふに落ちないのです。知事さんだけが非常に本自治法に賛成である。しかも府県議会の意思に反して賛成であるということが、どうもふに落ちない。政府の自治法を貫く精神、あるいはその他の自治関係の法案を見ましても、知事の権限が非常に強化されておる形が出て来ておることは、これは疑う余地はないわけであります。いろいろな法案が出ておりますが……

第13回国会 地方行政委員会 第52号(1952/05/24、24期、日本共産党)

○立花委員 ただいま衆議院の公職選挙法の改正委員会におきましても、公職選挙法の改正が論ぜられておりまして、少数党の選挙運動が非常に制限される形が出て参つておるわけです。特別委員会の委員長である水田氏は、御承知のように自由党の政調会長ですが、この方がこの間イギリスの小選挙区制による選挙を視察に行かれまして、帰られて参りまして言われますには、イギリスだけではなしに、ヨーロツパ全体の選挙法の改正の眼目は、いかにして共産党を議会に置かないようにするかという点にあるというふうに、委員長自身が感慨を漏されておるのです。そういうふうに、資本主義国家と申しますか、反動的な国家では、どうして共産党を初め革新的な……

第13回国会 地方行政委員会 第55号(1952/05/28、24期、日本共産党)

○立花委員 同じ問題ですが、では除名の決定を受けました議員は、現在資格がないというふうに政府の方では断定している、こういうふうに理解してはいのですか。
【次の発言】 そういたしますと、まことに重大なんで、それこそ官僚主義ではないかと思う。現在東京都では東京都の公安條例が違憲であるという問題が起りまして、裁判所の方にも大体そういう意向がある。京都ではやはり京都の公安條例が違憲であるというように、裁判所の意見が明かになつておりまして、地方の議会がきめましたものが違憲であるというようなことが、たびたび出て来ておるわけなんです。それから、これは昭和二十四年から二十五年のいわゆるレッド・パージのときです……

第13回国会 地方行政委員会 第56号(1952/05/29、24期、日本共産党)

○立花委員 最初に集団示威運動等の秩序保持に関する法律案の提案理由の説明に関して、委員長にお願いしておきたいのです。この問題は重要な法案なので、定足数をそろえてやつていただきたい。  もう一つは、齋藤国警長官が提案理由の説明に参つておつたのですが、これはあくまでも当該の責任者があるわけなんです。あるいは責任者にさしつかえがあれば、国家公安委員もおるわけですから、事務当局からこういう重大な法案を私ども承つても何にもなりませんので、やられる場合には、さいぜん申しました通り定足数をそろえることと、責任者がはつきり提案理由を説明をすること、これを委員長に申し入れておきたいと思いますが、委員がどうですか……

第13回国会 地方行政委員会 第57号(1952/05/30、24期、日本共産党)

○立花委員 きようは非常に歴史的な日でありまして、五月三十日、公安条例の恨みの日なんです。きようは、三年前に公安条例ができます日に、橋本金二君が警察官の虐殺にあつた日なんで、まことにこれは歴史的な日なんですが、そのときにこの公安条例の全国的な統一的な法案をお出しになるということは、まことに皮肉だと思う。しかもきようは、聞くところによりますと、東京都が警察の動員をやつておりまして、交通遮断を随所に行つておる。官庁でも大分早時退庁をやらしたようです。そういうふうに今日はまことに歴史的にも意義のある日だし、本日ただいまの状態を見ましても、公安条例がそういう形で発動されておる。きのうから本日の五・三〇……

第13回国会 地方行政委員会 第61号(1952/06/04、24期、日本共産党)

○立花委員 二十六条ですが、この法文でこのように、都道府県に消防職員及び消防団員の訓練を行うための機関を設置しなければならないというふうに義務づけますと、地方にとりましてはこういう大きな財政的な負担がかかるわけですが、大体どれくらいの規模のものを予定なさつておるのか、それに関する費用は幾らぐらいか、この法律によつて新しくつくらなければいけない府県は幾らぐらいあるのか、これをひとつ承りたい。
【次の発言】 今の御答弁によりますと、大体一府県で千百万円の金がかかるということですが、これは非常に過小な見積りじやないか、一府県で消防団員が少くとも五、六万はおりますので、それに対しましてわずか五十人の収……

第13回国会 地方行政委員会 第62号(1952/06/05、24期、日本共産党)

○立花委員 古山さんに一つお尋ねいたします。古山さんのお考え方は、非常に進歩的なお考えだと思います。民主警察の方向を強化しなければならぬというお考えであり、従つて警察法の改正には反対の立場をとつておられるのであります。それで古山さんの御意見の中に、警察が任務が遂行できないのは、明確な警察のやるべき仕事のこの線までという規定がないからだと言つておられると思いますが、古山さんのような考え方で行くと、民主警察を拡張し、発展さすという考え方でお考えになつておる、この線までというのは、一体どういうものかということを、ひとつ承らしていただきたいと思います。  それから古山さんはそういうこと法律にでもきめろ……

第13回国会 地方行政委員会 第64号(1952/06/07、24期、日本共産党)

○立花委員 この数字ははがきを節約して一億三千九百八十万円というのですか。修正の増減の方を見ますと、いろいろな費用の増減を計算して一億三千九百八十万円になつておりますが、これは偶然の一致なんですか、あるいは合わされたのですか、どうですか。
【次の発言】 偶然にぴちつと合つたわけですか。
【次の発言】 説明によりますと、はがきが三万枚から一万枚に減つたので一億三千九百八十万円節約できるのだ、ところがこつちの方で調整費で調整したわけですね。そうして数字を合したわけですね。
【次の発言】 今度ポスターが全部なくなつて、氏名の掲示がポスターにかわることになるのですが、ポスターをなくしたんじやなしに、公……

第13回国会 地方行政委員会 第65号(1952/06/09、24期、日本共産党)

○立花委員 橋本さんにお尋ねいたしますが、民主警察の建前上、警察法の改正に反対だと言われたのですが、民主警察ということをどういうふうに理解すればいいのか、承りたいと思います。
【次の発言】 警察法の前文には民衆に属する主権を組織するための警察法だというふうに書いてあると思うのですが、そういたしますと、警察の持つている権利は、人民の管理に属しているものだ、そういう意味で、その組織なり運営なりに関しましては、人民がこれをやるべきである。従つて人民の代表としての公安委員がやるべきである。しかるに今度は、政党の総裁であり、行政官である総理大臣がやろうとしている、こういうところに根本的な矛盾があり、根本……

第13回国会 地方行政委員会 第66号(1952/06/10、24期、日本共産党)

○立花委員 国警長官の任命の問題ですが、これは修正案も大してかわらないと思うのです。国警長官を任命しなければいけないという具体的な理由、今までどういう不都合があつたのか。斎藤国警長官はあそこにいるのですが、彼を総理大臣が任命しなければどういう不都合があるのか。その根拠が明らかでないと、任命問題あるいは意見を聞くという問題は、これは論ぜられないと思うのですが、斎藤国警長官をどういう不都合があつて、総理大臣が任命するようにしなければ統制がとれないのか。国家地方警察が総理の指示によつて動かない、斎藤国警長官をそのままにしておいたら、治安の責任を持てないというのは、具体的にどういうことなんですか。これ……

第13回国会 地方行政委員会 第67号(1952/06/11、24期、日本共産党)

○立花委員 従来のようにNHKだけでなしに、今度は民間放送も公営でやるということになつておりますが、その費用が原案には含まつていないように思うのですが、修正案にも今の説明ではないように思うのですが、その点どうなつていますか。
【次の発言】 では地方のやつも全国選挙管理委員会で全部拂うわけですね。
【次の発言】 それから問題はこの事務費なんですが、事務費がほとんどふえていないようなんですが、これはどうなんですか。
【次の発言】 事務費の問題は、やはり直接選挙の事務に携わります者の給與の問題と関連いたして参りますので、物価が上つておりますし、一般の給與も上つておりますし、事務費が従来のままでは節約……

第13回国会 地方行政委員会 第68号(1952/06/12、24期、日本共産党)

○立花委員 公営企業法の建前なんですが、これは一応一般会計から切り離して、独立採算制の建前で経営をやつて行くということなんですが、第三条に「経済性を発揮する」という言葉があるのですが、この経済性とは一体どういう意味なのか、承つておきたいと思います。
【次の発言】 効率というつのは広い意味なんですが、効率という言葉を経済性という言葉で置きかえましたことには、やはり意味があると思うのですが、効率は効率でも、経済的な効率であるということには間違いがないので、これは言葉をかえて言えば、営利主義といいますか、経済性の本質は営利性だ。経済性は営利性に通ずると思うのですが、その点どうお考えですか。

第13回国会 地方行政委員会 第69号(1952/06/14、24期、日本共産党)

○立花委員 それではこの間公営企業法案そのものについて質問しておいたのでありますが、公営企業労働関係法との関係をひとつ質問しておきたいと思います。  大体は八百板君からも質問があつたと思いますが、非常に営利的な形態をとつておつて、第三條にいつておる経済性という問題が、経営の基本的な精神になつている。そういたしますと、結局公営企業は名ばかりで、実際は私企業と何らかわりがない。都電とあるいはそこらの私鉄と、あるいは都バスとそこらの私営のバスと、何らかわりがないことになつております。しかるにそこに働いておる労働者だけは、地方公務員というわくで縛つて行こうというところに、私は基本的な矛盾があるのではな……

第13回国会 地方行政委員会 第70号(1952/06/17、24期、日本共産党)

○立花委員 講和後の駐留軍関係の刑事事件、あれが全面的にどうなつているかひとつ聞きたい。
【次の発言】 件数をはつきり出していただきたい。実際逮捕したのがあるのかないのか。今理事会で大石さんから呉の問題が出ているのですが、自由党の宮原議員がホールド・アップされているのです。それから呉の市長から大石さんのところに文書で資料も出ているし、呉の治安が駐留軍関係の何で非常に乱れておるということがあるのですが、特に呉の治安についてキヤツチされている資料をお出し願いたいと思うのです。あらためて委員会で大石さんの方からやるでしようが、これは重大問題だと思いますので、占領終結後の刑事事件、それと警察で処理した……

第13回国会 地方行政委員会 第71号(1952/06/19、24期、日本共産党)

○立花委員 親法の審議に私ども参加しておりませんのでよくわからないのですが、具体的に防火地帯と申しますか、防火建築帶というものはどういうふうな形でつくられるものか、それを承りたいのですが。
【次の発言】 大体都市が目標なんですね。
【次の発言】 これは道路に面した所を主としておられるということですが、その道路は大体どういう道路なんですか。
【次の発言】 それでは工場等はこれに当てはまらないのですか、大体密集住宅地帶の道路に面した所、そういうふうに理解していいのですか。
【次の発言】 何か特定の対象があるのでしようか。たとえば官公庁の建物とか、あるいは公共施設とか、特定の目標がおありになるのか、……

第13回国会 地方行政委員会 第76号(1952/07/29、24期、日本共産党)

○立花委員 私どもはきよう五大市からの陳情書を受取つておるのですが、参考人の今までお述べになりましたのは、大体この趣旨に沿つておられるのかどうか、承つておきたいのです。それからこれによりますと、警察の費用を国家で出せと言つておられるのですが、最近新聞紙上等で伝えられておりますところの破防法の成立による破防法関係の費用、こういうものを国家で出せという意見が警察側にあるということですが、そういう明確な趣旨でお出しになつておるのか、あるいはそれとは別個に、ここに書いてありますような漠然たる治安情勢にかんがみての緊急な費用というような意味でお出しになつておるのか、その点をひとつ明確にしておいていただき……

第13回国会 地方行政委員会 第77号(1952/07/30、24期、日本共産党)

○立花委員 報告がなかつたわけなんですが、報告は追つて報告書をつくつてそれを速記録に載せるということなんですが、それについても私非常な疑問があるわけです。具体的な報告がここにされまして、それに対して質疑をかわしてその上で速記に載るというのならわかるのですが、どういう報告量感かできているのか、あるいはできつつあるのか、それがわからないで、そのまま速記録に載せるということは私ども了承いたすわけには参らないと思う。その点が第一に私疑問なんです。なぜそういう取扱いをされるのか承りたいと思います。調査に行かれてからもう相当日がたちます。十日以上もたちますし、事は重大な問題なので、やろうと思えばやれなかつ……


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第14回国会(1952/08/26〜1952/08/28)

第14回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第1号(1952/08/27、24期、日本共産党)

○立花委員 一番ですが、やはりこれは個人演説会というものは、どういうものかということをはつきりしておかないと、問題が出て来るのじやないかと思います。現在行われております公安條例等によりましても、あるいは今度出すといつておられるデモ、集会制限法などによりましても、一般的な集会は取締りの対象になつておりますが、特定の団体の会合等に対しては、これは取締りの対象になつていないわけです。たとえば婦人会とかあるいは一定の団体の会合、特定の人が集まることについては、私取締りの対象になつていないと思うのですが、このように婦人会その他の集会ということになりますと、これは非常に漠然たる集会全体に対するところの何が……


立花敏男[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院24期)

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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 内閣委員会地方行政委員会連合審査会 第1号(1949/04/21、24期、日本共産党)

○立花委員 まず包括的にお尋ねいたしたいと思いますが、終戰以來の新しい憲法によりまして地方自治が認められました。その方向に從つて内務省が三つにわかれまして、地方自治の確立の方向に進んでおつたのでありますが、それが突如としてこの地方自治廳設置法案が出まして、せつかくわかれたもの二つを合せまして、さらにその上に大藏省なんかが持つております地方起債あるいは配付税というような権限までもこの自治法に取入れました。これはいわば地方自治に関する総合的な官僚統制を強化する方向に進んでおるのではないか、これは明らかに地方自治の方向に逆行するものではないかと考えますが、その点はどういうふうにお考えでございましよう……

第5回国会 内閣委員会地方行政委員会連合審査会 第2号(1949/04/23、24期、日本共産党)

○立花委員 門司委員から申し上げましたように、この法案が非常にあいまいなものであるということは、この法案を企図すること自体が大分矛盾を含んでいるからである。昨日お聞きしたところによりますと、地方自治権の擁護という問題であるにかかわらず、政府において逆に、解体された内務省の復活ということが形の上では実現されようとしているということ自体の中に矛盾がありますので、法案自体がこういうあいまいなものにならざるを得ないと思う。その点につきまして、昨日増田長官は中島委員長の質問に対して、自治課と地方財政委員会と合せた以上の何らのものも與えていないとおつしやつたのですが、お読みになりました提案理由の最後のとこ……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会地方行政委員会大蔵委員会厚生委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1949/11/21、24期、日本共産党)

○立花委員 最後に、地方行政委員会としては本質的な問題の御答弁がなくて残つておりますので、御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 委員会として態度をきめます場合に、委員長の御見解を伺つておきませんと、ちよつと態度がきめにくいかと思います。行政委員会としては切実な問題でございまして、第七條の地方税の問題は、これは地方行政委員会としては地方自治権の侵害になるのではないかと考えております。シヤウプ勧告によりましては、地方自治を目途といたしまして、財政権、課税権あるいは行政権の自主的な確立が勧告されておるのですが、その際に、いたずらに国が地方に責任を転嫁するような施策を行うことは、実は地方自治への方……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 大蔵委員会地方行政委員会建設委員会連合審査会 第1号(1950/03/31、24期、日本共産党)

○立花委員 本多さんにまず根本的な立案の趣旨をお聞きしたいのでございますが、この法案は、地方の財政の負担を軽減するためにお出しになつたのか、あるいは災害復旧を完全におやりになるためにお出しになつたのか、お聞きしたい。
【次の発言】 そういたしますと、大体地方の負担を軽減するということが目的でございまして、災害復旧を完全にやるということが目的でないというふうに了承いたしてよろしゆうございますか。
【次の発言】 そういたしますと、今までにすでに災害の累積されたものがいかほどあり、あるいは二十四年度に幾らの災害が起り、あるいは二十五年度に起るべき災害を幾らとお見積りになつておるか、お聞かせ願いたいと……

第7回国会 地方行政委員会公聴会 第1号(1950/04/10、24期、日本共産党)

○立花委員 中村さんに一つお聞きしたいのでございますが、現在でも農民の土地放棄と申しますか、耕作放棄の増加の傾向が見られるのでございますが、この地方税制の施行の結果といたしまして、農民の生産の面にどういうふうに響くか。言葉をかえて言いますと、主食の増産は可能であるかどうか、どういうふうに影響するか、これを具体的に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 数字でなくてけつこうです。
【次の発言】 澁谷さんに一言だけお尋ねいたしたいと思いますが、固定資産税、附加価位税が他に転嫁できない見通しであるとおつしやいますのでございますが、実際に企業に携わつておられる立場として、転嫁ができない具体的な状態を……

第7回国会 地方行政委員会公聴会 第3号(1950/04/12、24期、日本共産党)

○立花委員 一、二点お聞きしたいと思います。現在予算の空白状態ができて、吏員の給料も拂えないというお言葉がございましたが、実例がございますか。
【次の発言】 借りる場合、幾らぐらいの利率で借りておりますか。
【次の発言】 それからこの間の地方行政委員会におきまして、本多国務大臣の答弁で、今度の勧告案によつても、住民税、市町村民税ですが、これが累進にできるという御返答があつたのでございますが、特に川崎のような低額所得者、勤労者の多い所では、累進という問題が切実な問題になつて来るだろうと思います。累進でいいということが許されました場合に、市長としてどういうふうなお考えでございましようか、伺いたいと……

第7回国会 地方行政委員会大蔵委員会水産委員会連合審査会 第1号(1950/04/08、24期、日本共産党)

○立花委員 他の委員会の方に先だちまして質問を許されましたことを感謝いたします。大蔵大臣はあまり出席がありませんのでお聞きする機会がありませんでしたから、この際お聞きいたしたいと思います。  地方税と国税とは密接不可分でございまして、出す方から申しますと、これは同じさいふの中から出しますので、どうしても一緒に見ていただかなければいけないと思うのであります。遺憾ながら地方税だけが遅れまして現在まだ審議の途上にありますが、この問題に関しまして、大蔵大臣は地方税と国税は密接不可分である。これはやはり納税者の立場に立ちまして、どうしても関連のあるものとして考えなければいけない。この点に関してどういうふ……

第7回国会 内閣委員会地方行政委員会連合審査会 第1号(1950/04/26、24期、日本共産党)

○立花委員 大臣の提案理由の説明の要旨から入りたいと思います。大臣の説明の一番最後のページでございますが、「本委員会の設置は、今回断行せんといたしております地方税制の改正、地方財政平衡交付金制度の実施と、一体不可分のものでありまして、」という言葉があるのでございますが、どういう意味で一体不可分か、はつきりお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 大臣の御答弁のように、この三者が一体不可分であるといたしますと、その審議も一体不可分でなければならぬと考えますが、その点どうでございましようか。
【次の発言】 そういう仮定の論議でなしに、実際国会の審議におきまして一体の審議がやられたかどうか。大臣は……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 地方行政委員会公聴会 第1号(1950/11/30、24期、日本共産党)

○立花委員 提案の責任者をひとつ呼んでいただきたい。
【次の発言】 いや、藤井政府委員では問題にならないと思う。やはり次官なり大臣を呼んでいただきたい。少くとも説明の衝にあたられておつた鈴木次長あるいは小野政務次官に、できたら岡野国務大臣に来ていただきたいと思います。
【次の発言】 三人とも入つておるわけはないので、三人とも呼んでいただきたい。今まで説明を承つておつたのは岡野国務大臣であり、小野政務次官であり、鈴木次長なんですから、その人たちを呼んでいただきたい。

第9回国会 地方行政委員会公聴会 第2号(1950/12/01、24期、日本共産党)

○立花委員 内山知事さんにちよつとお尋ねしたいと思います。神奈川県にも県庁職員組合があるということでありますので、今までこの職員組合と知事さんとの間に、折衝があつたと思うのでありますが、こういう組合ではいけない、地方公務員法をつくりまして労働三法の適用を除外いたしませんと、これでは知事としての仕事がやつて行けないというふうにお考えかどうか、お考えでございましたら具体的に例をおあげ願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、知事さんといたされましても、こういう地方公務員法をつくつて、いまさら県庁職員組合から労働三法の適用を除外する必要はお認めにならないというふうに解釈してよろしうございます……

第9回国会 地方行政委員会人事委員会文部委員会労働委員会連合審査会 第1号(1950/12/02、24期、日本共産党)

○立花委員 文部大臣にお尋ねいたしますが、文部大臣は先月の二十四日、二十五日の両日に、日本教職員組合の代表とお会いになつたことがございますか。
【次の発言】 組合品の方では大臣にお会いいたしまして、そうして大臣に確約を願つた。御明言を得たというふうに申しております。それは大体大臣のおつしやつておられます七億二千万円、それから一―三月のべース・アツプの九億、それに大体年末の賞與半箇月分の半分の十億、それを大体大臣に御了承願つて、それからそのほかに級別推定表の、すなわち教職員の職階級的な待遇改善費、これが四億九千万円ばかりあるのでございますが、この問題についても、その節大臣が言及なさいまして、大体……

第9回国会 地方行政委員会人事委員会文部委員会労働委員会連合審査会 第2号(1950/12/03、24期、日本共産党)

○立花委員 法務総裁のお答えの中に朝鮮事変以来、反戦的な不法行為とおつしやつたのですが、反戦的な不法行為というものは、私どもは納得できないのです。御承知のように日本の憲法では戦争を放棄しております。進駐軍が日本に参つておりますのも、日本を平和な国にし、日本から軍事的、専制的なものを拂拭するために来ている。反戦というのは不法というふうには受取れないのですが、具体的にどういうことを法務総裁は反戦とおつしやいますか。
【次の発言】 これは重大な問題でございまして、占領軍の占と戦争の戦とは違うのですが、この点どうですか。
【次の発言】 私たくさん文書を見ましたし、新聞も毎日読んでおりますが、占領軍の占……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 地方行政委員会公聴会 第1号(1951/03/09、24期、日本共産党)

○立花委員 井藤さんにお伺いしますが、今度の地方税では、百八十億ばかりの増税になつております。国税の方と合わして私どもは、特に勤労階級に対しては減税になつていないと思うのです。井藤さんのお言葉によりますと減税になつているとおつしやつたのですが、これはいろいろな理由があるのでしようが、ひとつ減税になつているということをお教え願いたいと思います。
【次の発言】 そういうようなややこしいいろいろな計算の仕方がありまして、すぐ減税という結論が私どもには納得できないのですが、これは学者の立場からよく御研究願いたいと思います。  それから今度の地方税にははつきり現われておるのですが、税金の性質の上から、非……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 内閣委員会地方行政委員会農林委員会人事委員会運輸委員会労働委員会経済安定委員会連合審査会 第1号(1951/11/09、24期、日本共産党)

○立花委員 岡野さんにお尋ねいたしますが、最近政府は、地方公務員のベースが国家公務員よりも高きに過ぐる、そういうわけで地方公務員のべ一スに関しまして通達をお出しになりまして、引下げを勧告なさつたということが新聞に出ておりますが、こういうことは地方自治の侵害になるのではないか。御承知のように地方の公務員のベースは、地方の条例で決定するということは明らかでございます。明らかにこの措置は地方の自主性を侵害する、地方自治の侵害であると考えるのですが、これをどういうふうにお考えになつておられますか。  また今問題になつておりまする地方の定員の問題にいたしましても、これは明らかに地方の自治権の重大なる一つ……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 地方行政委員会公聴会 第1号(1952/05/19、24期、日本共産党)

○立花委員 最初にお尋ねいたしますが、私ども今いただきました書類を見ますと、菊池さんの名前で自治法の改正に反対の意見が出ております。それは地方の議会の議員の定数の縮減あるいは地方議会の定例会廃止反対、こういうふうに自治法の改正に対して、これは地方の民主化を阻害するものであるという観念からの反対が出ておるわけなのですが、この自治法を貫きます反動的な傾向、非民主的な傾向と、この傾向と同じく、この法の中に盛られております二十三区の区長任命制の問題と全然関係がないとお考えになつておるか。二十三区の問題だけは非常に進歩的であつて、他のところ――議員の定数の縮減、あるいは地方議会の開会の制限等は反動的であ……

第13回国会 文部委員会地方行政委員会連合審査会 第1号(1952/05/24、24期、日本共産党)

○立花委員 ちようど地方財政委員会の連中が来ておりますので、あわせて地方財政委員会の意見を聞いた上で質疑をやつた方が、よいではないかと思います。地方財政委員会は、たびたび意見書を出しておりまして、昨日も私ども意見書を受取つたのですが、重大な意見だと思いますし、せつかく来ておりますので、それをあわせて聞いた上で、質問させていただきいたと思います。
【次の発言】 私は奥野君の説明を要求した何がありますので、ちよつと発言したいと思います。私、奥野君に説明を要求いたしました場合に申し上げました言葉は、私ども地方行政委員会といたしましては、地方財政委員会から、たびたび書面で意見書を受取つておる。しかも、……

第13回国会 文部委員会地方行政委員会連合審査会 第2号(1952/05/26、24期、日本共産党)

○立花委員 問題のこまかい点はあとに讓るといたしまして、根本的な問題を聞いておきたいと思います。  この法案をお出しになりました根本的な趣旨として、どういうことをお考えになつておるのか。平衡交付金制度による教育費の負担とこの法案との差異を、どういうようにお考えになつておるのか、これを承つておきたいと思います。私どもの従来の平衡交付金制度に対する不満は、平衡交付金というものが、その名前のごとく、決して地方の財政の困難、赤字を埋め盡す、平衡さすというところにあつたのではなしに、実は地方の貧困を平均化する、かえつて平衡交付金によりまして、地方の財政の困難が一般的、全国的に平均化されたという結果になつ……



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データ更新日:2023/02/05

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