山本利寿 衆議院議員
24期国会発言一覧

山本利寿[衆]在籍期 : |24期|-27期
山本利寿[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは山本利寿衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

山本利寿[衆]本会議発言(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 衆議院本会議 第16号(1949/04/12、24期、民主党(第十控室))

○山本利壽君 私は、日本移民問題特に米國移民法修正法案に関連いたしまして質問いたしたいと存じます。  終戰以來、連合國特にアメリカ合衆國がわが國の再建に関してあらゆる面にわたつて援助を與えられましたことは、國民一同の感謝いたしておるところであります。しかも、われわれ日本人の経済生活はいまだ安定せられておらないのであります。この日本國民に精神的かつ経済的に不安定な感じを與えております原因の最大なるものの一つは、わが國における人口過剰という事実であると考えるのであります。  敗戰後、わが國は樺太、朝鮮、台湾を手放しました。その上、海外よりの引揚げ者総数は本年三月三日現在において六百十四万四千六百三……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 衆議院本会議 第15号(1949/11/24、24期、民主党(第十控室))

○山本利壽君 今回昭和二十四年度補正予算案を拜見いたしまして、国政全般にわたつて政府当局が苦心を携われていることは了承いたしましたが、なお国策上重大なるものにして、その考慮の拂われ方のあまりに少なかつたと思われるものについて、與えられた時間内において、一、二取上げてみたいと、考えるものであります。  まずその一は、農林省関係において、林野庁所管事業に何らの考慮が拂われていないということであります。今回の戰争によつて、以前から狭いと言われておつた国土が一層狭くなり、他方海外よりの引揚者六百数十万人を加えまして、人口過剰の度はさらに増大したのであります。ここにおいて、われわれは、いよいよ狭い国土を……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第20号(1950/02/28、24期、民主党(第九控室))

○山本利壽君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。すなわち、山本議を提出いたします。すなわち、山本利壽君提出、中ソ條約成立に際して我国の外交政策のあり方に関しての緊急質問、これをこの際許可されんことを望ます。
【次の発言】 吉田首相は、二月二十一日の政府與党連絡会の席上において、最近の国際事情に言及し、局外中立とか、永世中立などという消極的な態度ではなく、戦争をなからしめるために、諸国民に平和愛好の道をたどるおうにさせるとの気概を、われわれは持たなければならない云々と述べられたとのことであります。平素、外交問題に関してあまりに消極的であり、むしろ退的であると考えていたわれわれは、突如その首……

第7回国会 衆議院本会議 第31号(1950/03/28、24期、民主党(第九控室))

○山本利壽君 ただいま議題となりましたラフカデイオ・ハーン(小泉八雲)生誕百年記念事業に関する決議案提出の趣旨弁明をいたしたいと思います。  まず案文を朗読いたします。   本年はラフカデイオ・ハーン(小泉八雲)生誕百年にあたる。この時にあたりわれらは真に日本を理解し、日本を愛し、甘木に関する幾多の著作をなして、これを世界に紹介したこの国際的文筆を顕彰すべきである。このことは、われら自らが自己を再発見し、又この偉大な文豪がわれらに寄せた深き理解と愛情とに報いる所以であり、延いては現下我国に対する諸外国人の認識と同情とをかち得る最大の時代的要務であると信ずる。よつてかかる意義ある顕彰は、速や……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 衆議院本会議 第11号(1950/12/07、24期、国民民主党)

○山本利壽君 昨年末以来数度にわたり戰争犯罪人の減刑あるいは仮出所の恩典が行われ、さらに本年十月十五日には、公職追放者中一万九十名の者に対し特免の発表がございました。このことは、減刑や解除の恩典を受けた人たち及びその家族に対してはもちろん、われわれ国民全体に対して非常に明るい気持を與えたものであり、マツカーサー元帥及び総司令部の御好意に対しまして、全国民ひとしく感謝いたしているところであります。(拍手)  公職追放は、ポツダム宣言にいうところの、日本国国民を欺瞞し、世界征服の挙に出ずるの過誤を犯さしめた者の権力及び勢力を永久に除去すべしという條項に基いてなされたものでありまして、今日までに約二……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 衆議院本会議 第27号(1952/03/29、24期、改進党)

○山本利壽君 私は、ただいま議題となつております、ポツダム宣言の受諮に伴い発する命令に関する件に基く外務省関係諸命令の措置に関する法律案並びに外国人登録法案に対し、改進党を代表いたしまして、二、三重要なる諸点を指摘して政府の注意を促し、本案に賛成の意を表明せんとするものであります。(拍手)  近く平和條約はその効力を発生せんとし、わが国は独立国としての地位を国際間に認められんといたしておるのであります。独立国が、その国にとつて好ましからざる者の入国を制限し、また一旦入国を許した者に対しても、そう国の治安を乱し、あるいは種々の害毒を流す場合、これを送還することは国際的通念でありまして、その取扱い……

第13回国会 衆議院本会議 第51号(1952/06/07、24期、改進党)

○山本利壽君 ただいま議題となつております日華講和條約が、わが国にとつて重要な條約であることは申すまでもありません。わが改進党は、本條約の批准について賛意を表するにやぶさかなものではありませんが、この機会において、日本国民が抱いている一抹の不安の念を本議場に表明することは、立法府の一員として当然の職責であると信ずるのであります。  今回の條約が、昨年秋サンフランシスコで締結されました講和條約と一連の関係を持つておりますことは明白なる事実でありまして、講和会議の結果、はつきりと自由国家群に加盟したわが国、ことに向米一辺倒と呼ばれている吉田内閣の外交といたしましては、これ以外に選ぶべき道はないので……

第13回国会 衆議院本会議 第55号(1952/06/17、24期、改進党)

○山本利壽君 私は、ただいま議題となりました北太平洋の公海漁業に関する国際條約及び同條約附属議定書の締結に対し、改進党を代表して反対の意を表明せんとするものであります。(拍手)  公海の漁業資源を開発したり、それの保存措置の確定に必要な科学的研究を推進したり、その結果に基いて締約国に勧告したりすること及びこれらのことをするために米国、カナダ及び日本の間に北太平洋漁業国際委員会を設置しようとすることは、まことにけつこうなことであります。しかし、本條約の各條項を検討し、かつ水産・外務連合委員会における質疑応答の経過を見るとき、本條約がはたして自由かつ平等の立場においてなされているかどうか及びわが国……

山本利寿[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院24期)

山本利寿[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第6号(1949/05/17、24期、民主党(第十控室))

○山本(利)委員 先ほど大野局長からもお話がありましたように、この問題は政府の合部面に関係があることでありますが、わけて外務省においてはお骨折をお願いしなければならぬと考えるのであります。ところで現在の渉外関係と申しますと、われわれの素人目ではとかくGHQが中心となつて、アメリカとの直接交渉が多いと思う。それももちろん大切でありますから、今後大いに御努力を願わなければなりませんが、別に外務省には以前アメリカ局とかアジア局とかいうようなものがありましたように、現在ソ連を対象とする專門の部門がございますでしようか。もしありませんようでしたら、これは特別の機会でありますから、外務省の中にソ連問題を直……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第9号(1949/05/30、24期、民主党(第十控室))

○山本委員 私は本日の委員会に列席しまして、皆様方からのいろいろな御意見を聞いたのでありますが、要点は同じだと思いますけれども、現在持つておられる外務省あるいは援護廳、その方面の数字は刻々にかわるものだと思います。今日はこうだ、いろいろな調査の結果、今日における正確な数字はこうだと思うということを外務省は常に発表し得る態勢になつていただきたい。しかし世間一般の人間は刻々に死んで行くのであるし、あるいは逃げて行つた者がまた帰るて來ることもあるから、いつまでも一つの数字が固定的なものではないということも十分了解しておらなければならぬと思います。  それから倭島管理局長が出張中だからはつきりしたこと……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第11号(1949/10/10、24期、民主党(第十控室))

○山本(利)委員 こういう場合に、他の委員会ではどういうような例がございましようか。お調べ願いたい。

第5回国会 外務委員会 第3号(1949/03/30、24期、民主党(第十控室))

○山本(利)委員 今ので概略はわかりましたが、日本側では外務省、あるいはその他の日本側の当局として、大体どの程度にしてもらいたいとか、いつごろまでには決定してもらいたいとかいつたような、意思表示をしたことがこれまでにおありでございましようか。
【次の発言】 そういうようなことは外務大臣というか、外務省としてその都度申出られておるのでありますか、あるいは日本の経済界の代表者とか、あるいは議会とかいつたような團体からの意思表示でありますか。

第5回国会 外務委員会 第5号(1949/04/06、24期、民主党(第十控室))

○山本(利)委員 このことに対して、質問以外の私の意見を申し述べさせていただいてよろしゆうございますか。
【次の発言】 この移民問題は、今後の日本にとりまして非常に重大な問題でございまして、できるだけ諸外國においてもわれわれの移民を受入れてもらうことにし、あるいは國内よりの移民に対しては出て行くように奨励する必要があるかと思うのでありますが、こういう情勢をつくりますについては、ただ從來のような外務省あるいは政府当局の御努力にのみすがるというのでは非常に弱いのでありまして、國民こぞつてこの方面に輿論を喚起しなければならぬと思うのであります。ことにアメリカ等におきましては、輿論の國でありますので、……

第5回国会 外務委員会 第8号(1949/04/27、24期、民主党(第十控室))

○山本(利)委員 先ほど伺いましたこの表は、連合軍総司令部の発表となつておりますが、このうちの基本数というのは、連合軍の方で各收容所あたりと連絡をとつて調べられた数でありますか、あるいは外務省において何らか別の方法で得られた数でありますか。
【次の発言】 終戰前におつた者から推定して出された数字でありますか、終戰後に各地の抑留所とか何とかいうところから、でき得る限りの手を盡して得られた数字でありますか。
【次の発言】 私が懸念いたしますのは、残るところが四十六万九千四十一名となつておりますが、はたしてこれだけおるのかどうか、あるいはもつとたくさんかどうかということが、今の程度の数字を基本にして……

第5回国会 外務委員会 第10号(1949/05/14、24期、民主党(第十控室))

○山本(利)委員 ちよつとお伺いいたしますが、二十八万名はわかりますが、九億円という金額は大体現在の評價でございますか。二十一年ごろの評價でございますか。
【次の発言】 大体こういう法律は予算に関係することでありますから、現在の予算に盛るとすれば、九億円というふうに解釈してよろしうございますか。これは多少のからりが新しい法律で出ると思うのですけれども、現在およそ九億円を拂わなければならぬものと思うという意味でございますか。
【次の発言】 その点はよく承知しておるのでありますけれども、われわれが問題として考えるのに、きようこの場合において九億円の問題として考えていいのか。これは時期がいつであるか……

第5回国会 外務委員会 第11号(1949/05/21、24期、民主党(第十控室))

○山本(利)委員 このソ連に残留している者の数ということについては、実際におる数と、この前発表された数とに食い違いがある場合には、あとで非常に問題が残るからという意味の発言をかつての委員会で私はしたと思うのでありますが、とにかく今度は昨日のような発表になつたのでありまして、それに関連して今並木委員の質問となり、お答えがありましたが、これもどうもほんとうの想像でありますので、並木委員と意見が違うようですが、あまり急いで発表すると、疑惑にさらに疑惑を生むのではないかというふうにも私は考える。それでかの地における死亡者数がいくらであるか、それからあの発表数の中には一般人というものが入つておるのかいな……

第5回国会 文部委員会 第1号(1949/03/19、24期、民主党)

○山本(利)委員 理事はその数を七名とし、委員長において御指名せられんことを希望いたします。


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第5号(1949/11/29、24期、民主党(第十控室))

○山本(利)委員 ただいま提出された二つの決議案を並べてみまして、私が考えるところは、こういう決議案が出ることは、とにかく早く帰してもらいたいということが、どちらも根本の目的であります。さらにそのためには、今不明になつております数字も、はつきりしたものを出してもらいたいということも、どちらもが希望しているところであります。その根本目的がどちらの決議案も私は一緒であると、かように考える。そこでこの決議案を有効ならしめるためには、一つの党派から出すよりも、私は共同提案として出す方が力強い、かように考えます。感情から申しますならば、砂間委員から前もつてこういう決議案が出されたのでありますから、その方……

第6回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会 第3号(1949/10/31、24期、民主党(第十控室))

○山本(利)委員 その他の点で質問してよろしゆうございますか。
【次の発言】 占領目的で日本へ来ておるとか、あるいは商用で来ておる人が観光するというのでなしに、純粋に観光のために来ておるお客さんの数についての現状と言いますか、それから来年度の見通しということを、ちよつと承りたいと思うのであります。
【次の発言】 来年度はどのくらいの……
【次の発言】 それではもう一つ御質問いたします。国立公團その他の観光地に対して、いろいろな施設をして行かなければならぬわけでありますが、それに対する投資ということは、外国から、たとえばアメリカならアメリカから、直接にそこへ向つて投資するという傾向にありますか、……

第6回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会 第9号(1949/11/28、24期、民主党(第十控室))

○山本(利)委員 私は民主党連立派を代表いたしまして、ただいま議題となりました国際観光ホテル整備法案に賛成の意を表するものであります。  この法案の主とするところは、わが国の国際観光ホテルを充実させようというところにありますが、この戦後荒れ果てた日本に美しいホテルを建てて、ますます日本を美しくし、さらに多くの外客を誘致いたまして、外貨を獲得しようとすることに対しては、まことにけつこうなことだと考えるのであります。ことにこの観光ホテルが各地に建設されますについては、やはりある部分失業対策ともなるのでありまして、この方面を十分案されまして、全国できるだけ広く多くのホテルを建て、たくさんの外貨を誘致……

第6回国会 郵政委員会 第6号(1949/11/22、24期、民主党(第十控室))

○山本(利)委員 大体この問題に関しましては、質疑も出盡したようでありますから、これにて質疑を打切られんことを希望いたします。

第6回国会 郵政委員会 第7号(1949/11/28、24期、民主党(第十控室))

○山本(利)委員 私は民主党連立派を代表いたしまして、今回議題に供されました郵便物運送委託法案について、賛成の意を表するものであります。  本法案がこの委員会に付託されましてから、その特質については各委員より詳細にわたつていろいろな論議があつたのでありますけれども、わが国の現状から考えまするときに、この法案は最も適当なものであり、しかもかかる法案を有することが必要なことであると考えましたので、他の委員から申し出られましたいろいろの要望事項について、政府がこの法案運営にあたつて十分注意されることを希望いたしまして、賛成の意を表します。


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第7号(1950/02/16、24期、民主党(第九控室))

○山本(利)委員 委員長にお尋ねいたします。この問題に関しては、今日放送局の方からの御説明を承つたわけでありますが、さらにこの長野県の在外同胞帰還促進家族連盟委員長あるいはその他の方を招いて、その方のお話を聞く予定でありますか。ただ今日のお話を聞いて、この委員会を終るというわけですか。
【次の発言】 それでは放送局の方にお伺いいたします。私自身は、このプリントをいただいて、すぐ今のようないろいろなお話を聞いたので、さつぱりわからないのでありますが、激越だと思われた箇所を、放送局においては十分御検討の上で、そういう裁断をされたと思います。ここは特別の場所でありますから、その点をこことここがいけな……

第7回国会 外務委員会 第3号(1950/02/08、24期、民主党(第九控室))

○山本(利)委員 私はまず最初に日本人戰争犯罪人釈放の問題に関連して、ご質問を申し上げたいと思うのであります。昨年の十二月二十五日マツカーサー元帥は、当時巣鴨拘置所で服役中の日本人戰争犯罪人で終身刑以下の刑期に服し、かつ服務成績良好のものに対しては刑期を減ずる。また終身刑を含む刑期に服しているあらゆる囚人に対して適用すべき仮出所制も、目下検討中である旨が発表せられ、その発表によつて四年またはそれ以下の刑に処せられた四十六名の下級戰犯が釈放されたことは、御承知の通りであります。この発表並びに釈放という事実がいかにわれわれ国民に、感謝と将来に対する明朗な感じを與えたかどいうことは、想像に余りがある……

第7回国会 外務委員会 第5号(1950/02/22、24期、民主党(第九控室))

○山本(利)委員 この前のもう一つ前の委員会で、私の御質問申し上げたことに対しての御答弁を承りたいと思います。
【次の発言】 続いてまだお答えにあずかつておりません点だけを申し上げます。私の首相に対する質問はこの次の機会に讓りまして、私にまだお答えをいただいていないことだけをお願いいたします。もう一つは一月三十一日の毎日新聞にビルマは日本人の入国を許可するという意味のことがラングーン発のAFP電として載つておつた、このことを御質問いたしましたが、外務省においてはまだ知らないという、取調べるということでありましたが、いかなる者がいかなる手続によつて入国し得るのか、御答弁願います。

第7回国会 外務委員会 第7号(1950/03/08、24期、民主党(第九控室))

○山本(利)委員 やむを得ず簡單にいたします。  引揚げ促進であるとか、引揚者の援護とかいうことについては、いろいろ請願もあり、陳情もあり、当局もその方向に向つて動いておられるようでありますが、昨日渉外局より戰犯者に対する仮出所の恩典が発表されたのであります。この問題について考えますのに、仮出所でありますから、その出所條件に違反したときには、その出所は取消される。あるいは仮出所規則の違反者は、服役中の善行による恩典も失う。それから仮出所者が再入所後においては、仮出所及び善行による特典を失うというような條件がついておるわけでありますが、この仮出所ということは、非常な恩典でありまして、国民全部が喜……

第7回国会 外務委員会 第8号(1950/03/11、24期、民主党(第九控室))

○山本(利)委員 ちよつと参考に承りたいのですが、この法案によつて支拂われる金額の一口、つまりある個人あるいは一会社が受取る最高金額、それからその最低、さらに大体平均してどのくらい受取る数字が一番多いか、現在まで申出済みのもの及び今申出中のものについて、ちよつと承りたい。
【次の発言】 私は非常に簡單なことじやないかと思うのでございますが、帳簿を調べていただけば、ミシン一台が百五十円にいたしまして、場合によつてはある会社が――実際そういうことがあるのかないのかわからないですから質問するのですが、何百台とかあるいは何千台とか持つていたその会社または個人に支拂われた場合は、相当な金額になります。そ……

第7回国会 外務委員会 第9号(1950/03/14、24期、民主党(第九控室))

○山本(利)委員 まずこの法案の形式的な点について、一、二御質疑申し上げてみたいと思います。それは第四条の第四号でありますが、「申請者が当該物件を略奪品として没収されたこと。」こうなつております。これは申請者が払いもどしを受けようとするために、提出する書類に記入する要綱でありますが、当該物件が有償で払い下げられたときのことに対しては、前三号によつて国の機関の名称であるとか、譲渡の時期であるとか、それから当該物件の品名であるとかいろいろこまかに書いてあるのでありますけれども、それが略奪品として没収された場合においてもそのことが必要だと考えるのであります。何月何日にどこでどういう機関によつて没収さ……

第7回国会 外務委員会 第11号(1950/03/22、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 今の問題に関連いたしまして、沖縄に連合軍がいかなる設備をするかしないかというようなことは、日本当局の関知せざるところという説明は、私は成立つと思うのであります。ただ新聞紙その他によつて伝えりれるごとく、日本の労務者が渡航いんしまして、その仕事に従事するとならば、その労務者の身分保障といいますか、安全性等について、われわれは行えなければならぬ。その点について政府当局は十分なる関心を持ち、手当をしなければならぬと考えるのであります。なおそれらの者が参りましたあとの留守家族の生活についても考えなりればなりませんけれども、これはその当事者が契約の際に個人的に考えるべきものであるか、あ……

第7回国会 外務委員会 第16号(1950/04/19、24期、民主党(第九控室))

○山本(利)委員 ごく簡單にしますが先ほど聽濤委員から御質問になりました朝鮮人強制送還の問題に対して、聽濤君の御意見は強制的に送還すべきでないという意見であつたようであります。当局の方ではそういう意思も事実もないという御答弁であつたように思うのであります。この点は一応了といたしまして、反対の立場で、日本国民の中には日本の人口過剰を緩和するという意味と、もう一つは朝鮮人の中に非常に好ましからざる言動をなし、日本の思想界及び社会的にいかがわしいことがあるので、強制的にでも帰つてもらいたいというような意向も相当あつたように思うのでありますが、それらに対しての強制送還すべきであるという意味の陳情が、当……

第7回国会 外務委員会 第18号(1950/05/01、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 関連して……。並木委員の冒頭の御質問に、委員長に対して吉田総理兼外相が出席されないことに対しての遺憾の意味のことを述べられましたが、委員長は、この委員会が無事に運営されつつあるから、專任外相の必要もあえて認めないし、吉田首相の出席もなくてもいいというような御答弁があつたと思うのであります。この点に対して私は委員の一人として、まことに遺憾の意を表するものであります。一つの委員会にその関係の大臣が出席して、その抱負なりあらゆる点についての答弁をされるのが当然のことでありまして、ことに私の出席いたしますもう一つの委員会である予算委員会等における予算委員長の政府各大臣並びに首相の出席……

第7回国会 議院運営委員会 第8号(1949/12/22、24期、民主党(第十控室))【議会役職】

○山本副議長 農民党、労農党の方に申し上げておきますが、きようの選挙法に関する自由討議、これは二分ではやれないと思いますから五分ぐらいにして、時間を守つていただきたいと思います。

第7回国会 郵政委員会 第5号(1950/04/27、24期、民主党(第九控室))

○山本利壽君 島根県邑智郡矢上町は、広島県と島根県との県境にあります一つの町でありまして、矢上県立高等学校、登記所、巡査部長署、家畜診療所、山陰合同銀行支店、総合授産所、その他のいろいろな経済的、文化的な機関の中心でございます。従来郵便物の取扱いは、その隣村の中野局から集配していただいておつたのでありますが、矢上は町制をしまして、あらゆる点についての郵便物が非常に激増いたしまして、現在では郵便物取扱い数量は、昭和二十四年度の前半期の統計によりますと、郡内で第三位であります。郡内と申しますと、三十箇町村ございまして、そのうちで地方事務所等のあります川本、もう一つの町である粕淵、そうしてそれに次い……

第7回国会 予算委員会 第9号(1950/02/06、24期、民主党(第九控室))

○山本(利)委員 講和会議に対していろいろな論議がかわされておりまして、観念的な研究も一面必要でありましようけれども、平素総理が常に言つておられますよに、日々のわれわれの行動において講和を促進させるように、国民全体が努力するということも、また必要であると私は考えるのであります。  そこで最近米国その他にいろいろな使節が送られましてこれが日本とアメリカとの間の感情を融和しておることは、著しいものがあると考えるのでありますが、この講和会議を促進するための一手段として、この際米国以外の交戰各国に対しても親善的た使節を送つてはどうか、しかもそれを送る可能性があるかどうかどいうことを、総理大臣にお聞きい……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 外務委員会 第2号(1950/07/21、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 最近の朝鮮問題を見ましても、同じ民族が南北にわかれて相殺戮しておるということは、まことに悲劇のきわみであります。われわれ日本民族はいかなる場合にも総力を結集して。同一方向に行くように政治を進めていただきたいと考えるのであります。現在公職追放になつておる者が、約二十万六千人あるということを聞いております。これらの人々の中には、その追放になつた原因がまことに同情すべきものもあり、あるいは追放になつた後の行動が、非常に民主主義の国民としてりつぱな者があり、さらにその能力からいつて、もしこれが解除せられるなれば、われわれの現下における国民総力の結集ということに非常に力強いものがあると……

第8回国会 外務委員会 第5号(1950/07/29、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 この第七から第一一まで、すべて私も陳情の意義を了とし、それを採択することに賛成するものでありますが、大体こういつた領土的な関係、沖繩にしても、千島にしても、奄美大島にしても、その点についてこういつた陳情や請願を採択すれば、当局は連合軍方面に対してどういつたようなはからいをされるのか、そして現在の見通しでは、そういうものが再びわれわれ国民の要望に基いて、日本国領土となり得るものと思われるのかどうか、そこらのところをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 外務省当局の方がおられる席上で、われわれがこういう陳情書を採択したり、あれこれするわけでありますが、全然それではこういうことは……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 外務委員会 第2号(1950/11/29、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 朝鮮の動乱と抑留同胞の問題について留守家族の者が非常に心配しておりますので、この際次の点を明らかにしていただきたいと思います。  それは最近北鮮の共産軍陣常に相当数の日本人抑留者が使用せられているように聞きますが、外務省の方面で入手しておられるこの間の情報を承りたいと思うのであります。もし多少でもいるという懸念があるとすれば、これらの問題に対して、日本の現状と日本政府の希望とを知らしむる手段が連合軍を通じてでもとられているかどうか、そのような点についても承りたいと思います。

第9回国会 外務委員会 第4号(1950/12/06、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 朝鮮事変はすでに対岸の火事ではなくて、わが国にとつても重大な段階にあるように思われますが、先ほど自由党の佐々木君は、満州から中国へ及ぶ形勢にあるといわれるが、最近の情報では南鮮に及んで日本にまで来るのではないかということをみんな心配しておるのであります。     〔委員長退席、佐々木(盛)委員長   代理着席〕  一体われわれとしては、国連軍に勝つてもらうよりほかに手はない状態にありますけれども、そのためにはわが国民としては、よほどの覚悟をして協力せねばならないと考えます。協力するためには、物事の真相を知るということであります。今日まで吉田首相が国民に発表せられるところは、と……

第9回国会 建設委員会 第2号(1950/11/30、24期、国民民主党)

○山本利壽君 今回松江国際文化観光都市建設法案を提出いたしまして、皆様方の御審議をいただきますにあたつて、その提案理由について少しばかり説明させていただきたいと存じます。  この松江を国際観光都市にしたいというのにはいろいろ理由がございますが、まず第一に、松江市及びその近郊数十マイルにわたつて風光明媚であり、そして幽邃な自然の環境と人情こまやかな素朴な地方性とは、必ずや国際観光客に真の日本を見たという感じを與えるに違いないと考えることであります。  第二番目には、出雲が天孫降臨以前から繁栄した日本文化発祥の地でありますことは、素盞鳴尊や大国主命、事代主命その他多くの神々に関する神話とか伝説のあ……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 外務委員会 第2号(1951/01/31、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 官房長官にちよつとお尋ねをいたします。ただいまの追放解除の問題を要望することは、外交的にあるいはGHQ方面に対して、非常にデリケートな問題であるからというお心づかいが非常に多いのでありますが、この点について、追放になつておる人たちを解除することが、民主主義の国を建てるとか、あるいは文化国家を建設するのに非常に害がある。だけれどもこれを許してもらいたいという立場であるならば、これは非常に遠慮しなければならぬことだと思うけれども、追放された人々には当時の中央の責任者によつて、ただ指名的に大政翼賛会の役員になつたとか、あるいは翼壯の役員になつたとかいうので、追放されておる人が非常に……

第10回国会 外務委員会 第3号(1951/02/06、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 法務総裁にお尋ねいたしますが、中共軍が朝鮮を解放した後には日本を解放するということは明瞭に申しておることでありますが、その場合に、日本に来るという場合には、現在中共地区で抑留されております日本の捕虜だとか、抑留者を訓練してこれに当てる。そのために目下満州では日本解放軍総司令部というものができていて、すでにその任に当つておるということを、最近日本に来た中国人、特にこの席上で名前を申し上げませんが、そういう人から聞いたのでありますが、こういつたことは当局にも情報が入つておりますか。あるいはこれは單なる神経戰の一部と考えられますか。そこらの点についてお尋ねを申し上げます。

第10回国会 外務委員会 第5号(1951/02/20、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 議事進行について。先般来外交問題については、参議院の外務委員会及び衆議院の予算委員会等において、いろいろ首相からも答弁があつたのであります。参議院の外務委員会は祕密会になつたそうでありますけれども、本日は、もし参議院や、今までの衆議院の委員会で言われたこと以外に特別なことをお聞かせ願う部分がありますれば、これを祕密会として、他の部分については公開にされんことを希望いたします。
【次の発言】 先般ダレス氏が来朝されまして、吉田首相始めいろいろの人々に会われたのであります。この労に対して首相も感謝の意を表せられたのでありますが、ほんとうのことを言えば、ダレス氏が来朝される前に、吉……

第10回国会 外務委員会 第6号(1951/02/21、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 日本の安全は日本の手で守る権利があり、義務があるとか、自衛は国民の自尊心であるというようなことを申しましても、終戰以来今日まで、戰争犠牲者に対して与えられた精神的及び物質的な待遇は、ずいぶんひどかつたように思うのであります。戰死した者が一家の家計の中心であつたような場合には、その遺族たちの生活がどんなにみじめなものであるかは世人の知るところでありますし、また傷痍軍人等の現状がどうであるかということも、よく知られておるところであります。さらに戰死者の遺骨を迎えて葬儀をするような場合に、戰時中の葬儀との差があまりにひど過ぎはしなかつたか。あるいは年々の慰霊祭を各町村で行つていても……

第10回国会 外務委員会 第7号(1951/02/28、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 関連して簡単に文部大臣及び外務政務次官にお尋ねいたしたいと思います。ただいま北沢委員からの質問に対する御答弁にありますごとく、日本の留学生派遣あるいは両国の教授交換等によつて、両国の文化交流がなされるということは、まことにけつこうなことでありますが、この際特に当委員会として考えなければならぬことは、それらのたくさんの人々を外交的にも有効に使うという観点からの、何らかの指導が必要ではないかと私は思うのであります。現在いまだ大公優等の派遣もないこの際、多数の日本の若い人にあるいは学徒の人々がアメリカ国民に接して、いかに日本が文化主義あるいは民主主義国家になりつつあるかということ、……

第10回国会 外務委員会 第10号(1951/03/20、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 ただいまの警察予備隊の北海道方面への移動等に関連いたしまして、御質問申し上げたいのでありますが、それは三月十五日付の日本週報に、共産党の北海道辺区闘争の問題が相当詳しく載つておるのでありまして、北海道の方がどうも怪しいということは、世上一般にいわれておることでありますが、すでにこういうふうに週報等によつて知らされますと、世人は相当な動揺を来すのではないかと考えるのであります。ことに二月三日でありますか、周恩来は、北海道辺区闘争に対しては、中共は十分援助する態勢を整えておる、この日本共産党をして北海道解放のことを完成させるということは、共産党の勝利を労働者、農民たちに確信させる……

第10回国会 外務委員会 第11号(1951/03/24、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 関連して……。日本政府在外事務所の数が漸次ふえて行くということは、まことにけつこうなことでありますが、その活動が予期の通りに進展していないということもよく耳にするところであります。しかも先ほどあまり活動がうまくできないのは、費用が足りないからではないかというような発言がありましたけれども、私の聞くところでは、人選が当を得ていないということがあるのではないか。この在外事務所というのは、今度御提案になつておる理由でもわかりますように、貿易の振興及び在留邦人に関する事務の処理のために置いてあるのであるから、その目的を十分に達しなければならないので、他の準備のためにまず置くというので……

第10回国会 外務委員会 第12号(1951/03/26、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 わが国の人口問題の一環としての移民問題は、非常に重要のものであることはよく御承知の通りでありますが、この日本の移民を受入れてくれる相手国の事情ということが常に影響して参りますので、この問題は愼重に論議せられねばならぬということはよく存じております。しかし、この日本の移民が各国でいかに扱われるか、日本がどういうぐあいに今後この問題について計画を立てるべきかということについて、アメリカ合衆国が日本の移民問題をどう扱つてくれるか、日本の移民について、どういう特権を与えているかといつたようなことが非常な大きな影響を及ぼすと思うのであります。当局においては、アメリカにおける日本の移民問……

第10回国会 外務委員会 第17号(1951/05/23、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 ごく簡単に一、二点お伺いいたします。今回米国政府によつて対ソ覚書全文というものが発表せられて、それがワシントン二十日発のUP特電でわが国にも伝えられておるようでありますが、その中で約二十万の日本人兵士が、家庭に帰り、平和的生活に復帰することを妨げておる、日本国民は、これら日本人兵士が降伏条項に約束されているように、平和的職業に復帰するのを待ちわびているという文句があるのでありますが、今までわが国の方では抑留されている人間は三十七万というふうにたびたび承つておるようであります。これをアメリカの方では約二十万と発表されたのでありますが、この点に関する食い違いはどいうものでありまし……

第10回国会 外務委員会 第18号(1951/05/25、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 議事進行について……。この前の委員会の最後において私の方から、シベリア抑留の数が約二十万であるということが対ソ覚書全文の中に載つておる、わが方では三十七万と従来発表されておつたという問題について御質問申し上げたところ、それはこの次の委員会、つまりきよう答弁するということでありました。さらに追放解除の遅れておる問題について御質問申し上げましたところが、きよう官房長官を呼んでおくということでありました。それも私了承いたしました。さらに通産大臣に対して、パラオ島の問題等についてお聞きしたいと御出席を求めておいたのでありますが、まだお見えになつていないように思いますから、そこらをよく……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 外務委員会 第2号(1951/10/31、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 関連して一つ聞いておきたいのですが、この分担金の問題で、わが国が従来第二等級になつていたのを第六等級に下げて今後扱うという、この等級を上げたり下げたりするのはどういう関係で、どういう機関できめるのですか。
【次の発言】 それでは加盟国の意思によつて等級がきまるとすれば、その分担金の支払い方によつて、つまり等級によつて、その受ける利益と申しますか、そういうことに差異があるのでありますか。
【次の発言】 それではその等級と投票権との関係をちよつと御説明願いたいと思います。逆比例する場合に、一等級はどのくらいの投票権があり、六等級はどのくらいあるということです。わずかな金、六等級で……

第12回国会 外務委員会 第3号(1951/11/02、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 大使、公使は国家公務員法に特別職としてあげられておつて、その任命は内閣がこれに当ることになつておるのでありますが、こういう重大な職務、つまり外交というものは超党派的に扱わるべきものであつて国家全体の利益を代表しているものでありますから、大使、公使というような外交官の任命にあたつては、国会の同意を経ることが当然であり、そのことが国家のためになると考えるのでありますが、この点に関して当局のお考えを承りたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御答弁のように、現在の取扱いはそうでありますけれども、今日まで占領下に置かれて、この大使、公使といつたような職務についての考え方というものが……

第12回国会 外務委員会 第6号(1951/11/10、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 わが国における食糧の絶対量が不足して、年額百五十万トン以上の輸入を必要とする現状から見て、国際小麦協定に加入し、本年度五十万トンの小麦が輸入できるという大局的な意味から、国民民主党は賛成するものであります。  但しわが国の食糧問題は、国際情勢が今日のごとき不安定である限り、国内増産をはかることが根本でなければなりません。そこで外国より小麦の輸入されることによつて、日本の大麦、小麦またはその他食糧品の増産が圧迫されないように、十分な注意を要するのであります。この点に関しましては、先ほど農林大臣からも同趣旨の言明があつたのでありますけれども、事実の問題として明年度においても輸入量……

第12回国会 外務委員会 第7号(1951/11/13、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 関連して。最近琉球方面へ行く場合には、向うから滞在資金の保証ということが必要なようでありますが、アメリカなり南方方面の各国の住民から、こういう人間が来た場合には、滞在中の費用はこちらで持つてやるといつたふうな、手紙か何か証明的なものが来れば、渡航が楽に許されるかどうか、その点ちよつと伺いたい。
【次の発言】 先ほどの松本委員の御質問に関連してお尋ねしたいが、今回の旅券交付に関する規則というものは、戦前の旅券交付に関する規則と比較して、非常に簡素化されておるか、あるいは何かの事情でさらに複雑になつておるか、その全般的なことについてお伺いしたい。

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第6号(1951/10/22、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 一昨日でありましたか、同僚委員からも、日本の現在の最大不安は朝鮮問題がどう片づくかということであるという御意見がありましたが、確かにその通りであります。しかしさらに現在日本の最も不安定な問題の根底をなすものは、人口問題であると思うのであります。今回の條約によつて約四割五分からの領土を失い、さらに六百万からの人々が海外から送り返されて来た。こういう点から申しましても、今後の日本の不安というものは人口問題にあるのでありますが、今回の講和條約の前文のまず劈頭においても、「連合国及び日本国は、両者の関係が、今後、共通の福祉を増進し且つ国際の平和及び安全を維持するために」と書いてあるの……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 外務委員会 第2号(1952/01/30、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 先ほど佐々木委員から、韓国大統領李承晩氏の、朝鮮半島周辺の海域に対する漁業権主張に関する宣言というものについての御質問があつたのでありますが、韓国の方では先ほど御説明のような主張があり、わが国の方ではこれを反駁しておるわけであります。特に先ほども出ました日本海の竹島の領土権の問題というようなものにも関連いたしますので、この点は前国会において、両条約の特別委員会において私からも質問したのでありますが、その際には西村条約局長から、はつきりと竹島はわが国の領土であるということが言われたのであります。こういうことは非常な紛糾を来す問題と思うのでありますが、わが国の方の今回の条約に対す……

第13回国会 外務委員会 第3号(1952/02/06、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 前回の外務委員会におきまして、来る四月にモスクワで開かれる国際経済会議に対して、日本からも出席するようにという招請状が来ておる。このことについての質問に対して、石原政務次官からは、これも平和攻勢の一つではないかというふうに考えられるから、あまり好ましいものではない。そういう人たちが渡航することを許すかどうかという点については、どうせ旅券の申請もあるだろうから、そのときに考えてみたいというような御答弁がありました。そのときに私から、このモスクワの経済会議というものは、世界における経済問題、特に政治とか軍備とかいうものは一切抜きにして、世界全体の経済的状態を話合つてみよう。しかも……

第13回国会 外務委員会 第5号(1952/02/20、24期、改進党)

○山本(利)委員 ただいまの漁船拿捕等の問題に重大な関連があると思うのでありますが、現在のマッカーサー・ラインというものが講和條約発効後において全然消えるものであるか、あるいはマッカーサー・ラインというものがあつたことによつて、それがわが国の漁業あるいは領土的な関係に何らかの影響を及ぼすものであるか、その点についての政府の見解を承りたい。
【次の発言】 ただいまの御答弁で私どもは非常に意を強くするものでありますが、韓国の李承晩氏の朝鮮領域におけるところの漁業権の確保といつたような意味で、やはりマッカーサー・ラインにこだわつているように私どもは思う。それは日本海の中の竹島がマッカーサー・ラインか……

第13回国会 外務委員会 第7号(1952/03/05、24期、改進党)

○山本(利)委員 今回の敗戰はまことに苦しいことでありましたが、しかしこの敗戰によつて日本が得た最もとうといものは、民主主義ということと文化国家という考え方であると思います。日本が自由国家群の中に仲間入りをして国際場裏に出る場合には、この二つは絶対に必要なことでありますが、わが国の現状では占領政策の中に織り込まれて、場合によつては一種の圧力でこれらのことを教えられたのでありまして、まだつけやいばの域を脱していないのであります。ところが今回日本が独立して、占領政策がやめられるという場合に、このせつかく学びかけた民主主義とか文化国家という考え方が消えてしまうか、あるいは逆転してしまうのではないか、……

第13回国会 外務委員会 第13号(1952/03/27、24期、改進党)

○山本(利)委員 関連して……。ただいまの日本から送還された人たちが釜山に送り返されるということでありますが、その釜山に上陸してからの韓国側の処置というものは、どういうことになつておりますか。 私が昨年九州の大村湾の収容所を視察しましたときの話、あるいは対馬の方へ行つて関係官庁で聞きましたところでは、何回となく同じ人間が密入国して来る、係官がまたお前は来たのかというように、何回も何回も同じ人間が出て来るということでありますが、これはせつかくこちらの方で多額の費用を費して捕え、そうして送還しているのだから、向うの方での責任のある処置が実際にとられておるのかどうかということを疑うのでありますが、そ……

第13回国会 外務委員会 第15号(1952/03/29、24期、改進党)

○山本(利)委員 私は改進党を代表いたしまして、ただいま議題になつておりますポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く外務省関係諸命令の措置に関する法律案並びに外国人登録法案に対しまして、賛成の意を表するものであります。  近くわが国は講和條約の発効を見まして独立国となるわけでありますが、独立国が自国にとつて好ましからざる者の入国を制限したり、また一旦入国を許可した者に対しても、治安を乱す者等に対しては送還する等のことは国際通念であり、またその取扱いに関してもすでに国際的慣例が樹立されておるのであります。こういう法案は独立国となるからには、いずれの国といえども必ず持つべきものでありまし……

第13回国会 外務委員会 第26号(1952/05/23、24期、改進党)

○山本(利)委員 岡崎国務大臣から直接答えていただきたい点を省きまして、二、御三質問申し上げます。  今回締結された日華條約の交換公文書に、一九四五年九月二日以後に中華民国の当局が拿捕し、または抑留した日本国の漁船に関する日本国の請求権について、交渉を継続し解決するということがありますが、現在台湾におる国民政府によつてわが国の漁船が拿捕された実例があるか。あれば現在どのくらいな数字に上つておるかを承りたいと思います。
【次の発言】 二十九隻で抑留されておる人員はどれくらいですか。
【次の発言】 国民政府とは別個に中共に拿捕、抑留されている船員の生活保障に関する陳情書が出ております。それによると……

第13回国会 外務委員会 第27号(1952/05/28、24期、改進党)

○山本(利)委員 関連して。ただいまの佐々木盛雄君の御意見にはまつたく同感でございまして、政府の方においてもその点御同意のようでありますが、この前の委員会において、私はそれに関連して、今度の條約が締結されると同時に、岡村大将以下八十八名の人が釈放されたということを、中華人民共和国の外相の周恩来が言及されておるということを申していたのでありますが、あの八十八名で全部であるのか、まだそのほかに中国関係のものが戰犯として残つておるのか、その点についてお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 もう一度お聞きしますが、それでは中国関係の戰犯は、もうあとには残つていないわけですね。

第13回国会 外務委員会 第28号(1952/05/30、24期、改進党)

○山本(利)委員 日華平和條約に関する今日までの質疑応答によりまして、岡崎外務大臣初め現政府の中国に対する考えを要約してみますと、中共政府は好ましくない、従つて今のところ中共貿易を緩和する措置をとる意思はない、中共貿易はとかく過大評価されているが、将来大して望みをかけるほどのことはないということ、さらにわが政府は国民政府に同情を寄せている、将来わが国が中共と交際するのは国府と中共とが一体になつたときであり、現在の日華條約がそのまま適用されるときである、つまり国民政府が中共を滅ぼしたときであるというようなことにあるように思うのであります。これは吉田内閣としては、その性格からもつともな考えでありま……

第13回国会 外務委員会 第29号(1952/06/04、24期、改進党)

○山本(利)委員 簡単にいたします。駐留軍の演習地の問題については、先ほど並木委員から富士山麓の演習地の問題あるいは先般日本海における竹島の問題について、私からも御質問申し上げたのでありますが、今日までのこの接収土地の問題がまだ円滑に行われていないために、非常に困窮しておる人々も多いのでありますが、その一例を申し上げて、そういう場合における政府の態度について御答弁を承りたいいと思うのであります。例は佐世保市の名切谷一帯は佐世保市の中央にあつて、市の繁華街でありましたが、戦災によつて家屋は焼失し、地主の多くは疎開しておつたのでありますが、帰つて見ると家は灰燼に帰して、土地は進駐軍用に徴用されてお……

第13回国会 外務委員会 第35号(1952/06/16、24期、改進党)

○山本(利)委員 私はただいま議題となつております北太平洋の公海漁業に関する国際條約に対して、改進党を代表して反対の意を表明したいと考えます。  この條約を審議するにあたりまして、われわれ外務委員としては、まずその内容がいかなるものであるかということを検討しなければなりません。さらに第二には、この條約が他の條約といかなる関係を持つか、あるいは日本の外交にいかなる影響を及ぼすのかという点も考慮して、賛否をきめなければならないことであります。  まず第一に、その内容について考えます場合に、水産委員会の意見を、專門的意見としてわれわれは考えなければなりません。本條約が公海の漁業資源を開発したり、その……

第13回国会 外務委員会 第36号(1952/06/18、24期、改進党)

○山本(利)委員 私も実は今の艦艇の問題について御質問申し上げたいと思つたのです。協力局長において御答弁ができると思うのでありますが、三宅さんからのお話ですと、海上保安庁その他でなければできないということですが、その点いかがでございましようか。それはいよいよこちらへ艦艇なんか来てから、それをいかに使用するかということは、海上保安庁その他でしようけれども、全然お答えになれないなら質問いたしましても意味がないのでありますが、両国間の協力の問題ですから、協力局長から御答弁が願える範囲でひとつお願いいたしたい。アメリカの下院の軍事委員長であるヴインソン氏が、十六日に、沿岸警備に用いるフリゲート艦十八隻……

第13回国会 外務委員会 第37号(1952/06/25、24期、改進党)

○山本(利)委員 予備隊の問題でちよつと関連してお尋ねをいたしたい……。今度三万五千人増加するので、それを選抜中とのことでありますが、今のお話で、今までに入つております者で希望する者はそのまま残るのでしようか。大分やめる者もあると思うのですが、その多分やめるであろうという予想が二万人くらいでございますか、先ほどのお話で……。
【次の発言】 そうしますと、九万の応募者の中から、三万二千五百人を選考というのでなしに、その一万五千ないし二万の者も加えたほどおとりになつておかなければ、総計において不足するということになりませんでしようか。
【次の発言】 そこでお伺いいたしたいのは、今の警察予備隊という……

第13回国会 外務委員会 第38号(1952/07/02、24期、改進党)

○山本(利)委員 ただいま菊池委員からの御質問に対して、海上保安庁からのお答えがはつきりしなかつたように思いますので、私からもう一度お尋ねするのでありますが、日本とアメリカとの間に、艦艇の貸與に関しての交渉はあるのでありますか、ないのでありますか。
【次の発言】 そうしますと、大月の十六日にアメリカの下院の軍事委員会に対して、ヴインソン委員長がフリゲート艦十八隻と上陸用舟艇五十隻を貸與するという法案を出したということについては、海上保安庁及び外務省においては何ら情報がないということでありますか。
【次の発言】 政務次官にお伺いいたしますが、六月十七日付の新聞には、ほとんど各紙ともこの問題が大き……

第13回国会 外務委員会 第39号(1952/07/30、24期、改進党)

○山本(利)委員 この問題は、かねて当委員会においても、あるいはまた地方行政委員会においても、しばしば質疑のかわされたところでありますが、今日配付せられたこの表によりますと、漸次検挙率が上つておるということは非常にけつこうなことでありますけれども、事件の発生はやはり相当にあるのでありまして、本年の四月二十八日から六月三十日まででも、毎日一・五弱の発生件数があつたわけであります。この発生件数は、それ以前の、たとえば本年の一月一日から四月二十八日までとかいつたようなものと比べると、漸次増加しておるようでありますが、この点について当局の御説明をちよつと承りたいと思うのであります。


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第14回国会(1952/08/26〜1952/08/28)

第14回国会 外務委員会 第1号(1952/08/28、24期、改進党)

○山本(利)委員 ちよつとただいまの御答弁に関連して御質問申し上げます。私も昨年大村の収容所を視察して来たのでありますが、当時は三百名ないし四百名たまると送還されておつたのでありますが、先ほどの御報告によりますと、現在では約千名からたまつておるということであります。こういうふうになりました原因についてちよつと承りたいと思います。
【次の発言】 大村の収容所から送還いたします場合には、一応小船に乗せてさらに本船に移さなければならぬという非常な不便があるのでありますが、当局においては、この収容所をやはり現在のところで整備拡張される予定でありますか、あるいはその他の場所へ移転する予定でありますか。現……


山本利寿[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院24期)

山本利寿[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1950/02/17、24期、民主党(第九控室))

○山本(利)委員 ただいまの御説明を承りまして、輸送計画におきましては旅客輸送で四・三%、貨物輸送で二%増となつているのでありますが、特に現在の滯貨状況等から考えまして、この程度の増加で二十五年度においてはスムースに輸送が可能でありましようか。そこらの点をまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 次に国営自動車の問題であります。昨年中国営自動車民間拂下げの問題が起りまして、各方面から拂下げ反対の陳情書を多く受取つたのであります。当局の方に御質問申し上げましたところ、これはやりたいのだがどうもやれないのだ。まあ心配はあるまいといつたような意味のお答えをいただいていたと思うのでありますが、この国……

第7回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1950/02/18、24期、民主党(第九控室))

○山本(利)委員 当局のお骨折りによりまして、漸次郵政事業が復興しつつあることは、まことに慶賀すべきことだと存じます。今日ここに御配付にあずかりました第五国会における参議院の通信事業復興促進に関する決議に対する報告書を拜見いたしまして、大体の復興計画が、昭和五年から九年の水準に復帰することを前提として、郵便事業でも大体そこらを標準にしておられるようでありますが、郵便事業というものの最も発達したというか、充実されましたのが、大体五年から九年ということでありましようか。あるいは戰争直前ごろが一番多かつたけれども、そこにしてはちよつと到達しかねる。標準としては高過ぎるという意味で、五年から九年という……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 外務委員会労働委員会連合審査会 第1号(1951/11/07、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 私は国際労働機関の事業に関連することを、少しばかり御質問いたしたいと思うのでありますが、明年の総会においては、社会保障、政府、公共機関、労使団体間の協力及び農業における有給休暇に関する国際基準が、設定されようとしているということでありますが、わが国がこの機関に加盟するからにおいては、国際的に十分な協力をしなければならない次第でありますが、現在の日本の社会保障の点及び政府、公共機関、労使団体間の協力といつたような点で、現在の日本の状態は大体国際間の水準に達しておるか。その点についてまずお伺いいたしたいと思うのであります。



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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