このページでは松岡駒吉衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○松岡(駒)委員 外務大臣の先ほどの、国連とは友好的にあくまで交渉を続けておるという報告に対しては、たいへんけつこうであると思うのでありますが、そうしてまた政治的に十分な考慮、朝鮮を守ることそれ自体が、日本に重大な影響があるということも、これまた私どもも十分承知しておるところであります。ただ大臣自身が言われた通り、国民全体の協力の態勢というものが盛り上つて来るどころではなくて、非協力という程度ではなくて、むしろ反国連的、反アメリカ的な感情、そういうことをそそるために、極右的な人々、あるいは極左的な人々に絶好の口実を与える、こういう点を強く考えないといけないのではないか。従つてさつき大臣の答弁の……
○松岡(駒)委員 自衛力であるとか、戦力であるとか、あるいはまた武力であるとか、自衛力ではあつても武力でない、再軍備ではない、それは戦力ではない、こういうようなお話でありますが、一昨日同僚高岡議員から保安庁の当局に質問をいたしました際に、密輸船、あるいは日本で漁船等の保護に当る場合、相手から不当な扱いを受けても、その場合においては手出しをしないで、あくまで外交的な手段に訴えるのだということでありましたが、保安庁長官はそういう場合におきまして、たとえば密輸を計画した者、あるいはそれは日本人ではなくて外国人で密航を企てる者、あるいは日本の漁船が漁勞をいたしております際に、これを不当に拿捕しようとす……
○松岡(駒)委員 政府の施政方針演説、並びに野党の質疑に対する答弁によりますというと、内治外交に関する政府の方針が、何らの統一がないので、その内容はきわめてばらばらのものであることを痛感せざるを得ないのであります。よつて私は今から重要な諸点につきまして、政府の見解をお尋ねしたいと思うのであります。 まず第一に、わが外交の基調についてであります。独立日本の外交の基調について、過日本会議における総理の施政方針演説、並びに岡崎外相の外交方針演説において、わが国の進路が民主主義陣営にあることが強調され、その重点としてアメリカとの親善を喋々されるの余り、外相としてはいささか刺激的な言辞を弄されたことは……
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