このページでは中山マサ衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。
○中山政府委員 ただいま事務的にお話がございましたが、私、考えますに、わが同胞の骨も相当中共にあるだろうと思うのであります。わが同胞を帰していただいたと同じように中共からもまた骨が参りました節には、十分この点も考えて行かなければならぬ、――いわゆる、こういう立場にあるわが同胞を帰すから、そういう人も帰したがよかろうという道義的観念によつてこれを行われるということになりますれば、私どもの同胞の骨が帰りまずような予算を、向うでとつていただいて、また、まだ多々あると思います生存者もあることでございましようから、その際に私どもは考えてもおそくはないかと、こう考えております。
○中山政府委員 帰つて見えます前のいろいろな情報を聞きましたときにも、希望する者を帰すという話を聞いておりました。ところが、あちらの地元の様子をある方、面から聞きましたら、今のお話のように、向うの人を夫として、子供もあるのに、その妻に帰れ帰れと言われて、非常に困つておるというようなことも聞いております。それで、いかなる最後の結論からそういう御婦人方が帰つて来たかを私どもはまだ聞いておりませんのでございますけれども、たとい国は違つても、夫に対する愛情は同じであろうと思います。その人たちが、子供を置き、夫を置いて、いくら自分の国といえども、帰つて来たら、少しは心がひねくれると申しますか、妙なぐあい……
○中山政府委員 中山でございます。私は、皆様方も御承知の方があるかと思いまするが、これまで外務委員をずつとやつて参つておりまして、このお仕事は私の範囲内にこれまでなかつたので、ただ厚生省の一角とでも申しましようか、引揚援護庁とはいささかこれまでも引揚委員会でいろいろお世話になつて来たくらいのことでございまして、まことにこの問題に対して御造詣の深い皆様方の前に立つて、私がいかほどのお仕事ができるかということを、非常に私はおそれて憂慮いたしておりますものでございまするけれども、皆様方の御寛容なるお心持におすがりをいたしまして、もし大過なくこれを務めることができましたならば、この上の仕合せはないと思……
○中山政府委員 ただいま議題となりましたと畜場法案につきまして、提案理由を御説明いたします。屠畜場は、食用に供するための、獣畜の処理が行われる施設でありますので、食肉の衛生を確保いたしますためには、屠畜場に対しまして十分な衛生面の監督が必要でありますとともに、一才環境衛生の見地からも、屠畜場の経営が衛生的に行われることが必要と考えられるものであります。このような意味におきまして、屠畜場及び食用の目的で行う獣畜の処理に関しましては、明治三十九年に制定されました屠場法によりまして今日まで必要な規整をして参つたのでありますが、この間屠場法の部分的な改正はありましたが、本質的な改正を見ておりませんので……
○中山政府委員 ただいま上程されました健康保険法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を説明申し上げます。 健康保険事業は、創設以来今日まで二十六年の間、種々の悪条件を克服して、よく発展の道をたどつて参りましたが、特に終戦後は著しい普及率を示し、社会保険の中核として労働者の生活安定に、ますます大きな役割を果しつつあるのであります。しかしながらいまだ本制度の適用を受けない者もまた相当の数に上つておりまして、本制度の拡充に対する要望はきわめて強く、また他面においては、最近の社会的、経済的情勢の推移に応ずる必要がありますので、ここに次のような諸点について、法律改正をいたしたいと存ずるのであ……
○中山政府委員 ただいま、議題となりました国民健康保険再建整備資金貸付法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。 御承知のとおり保険者の診療報酬の未払いを解消し、国民健康保険の再建整備を助成するため、第十三国会におきまして国民健康保険再建整備貨金貸付法が議決せられ、公布施行を見たのでありましたが、さらにこの貸付金額を増額し、再建整備計画を促進いたしますために、この改正案を提案する次第であります。 改正の第一点は、現行法では昭和二十六年度末までの診療報酬の未払いを昭和二十九年度までの間に解消することになつておりますのを、昭和二十七年度末までの診療報酬の未払いを昭和三十……
○中山政府委員 ただいま堤委員から御発言いただきましたことはまことにごもつともであると思うのでございます。ことに私も婦人の政務次官といたしまして、今お話の通りに、庶民階級の最も生活を樹立するに近道であるこの門が、だんだんむずかしくなつて参りますことに関して、この国会が開かれまして重いろいろ御陳情を伺いまして、心を痛めて参つた次第でございます。ずつと前に掲げられました学校一本ということは、この委員会において御可決になつた結果が、六月三十日をもつて打切りということになつて、ずいぶん御心配になつていらつしやる向きもあるようであります。それでいなかにいらつしやる方あるいは学校にめつたに行かれないでお困……
○中山政府委員 いまだその数字の点が事務当局におきましても十分に、調査ができかねているそうでございまするから、いずれ調査の上詳しいことを御報告申し上げたいと思います。
【次の発言】 今のお話の通り片方からそういうふうに削減されるといたしますれば、当然それはこちらへまわして行くところの理由にはなると思いまするので、その点今後研究さしていただきたいと思います。
【次の発言】 現行法においてはその通りの規定になつておりますので、現行法の改正を見ないことにはこれはいかんともなしがたいと考えております。
【次の発言】 これは政令でございまするので、いずれ研究の上善処いたしたいと思います。
○中山政府委員 ただいま議題となりました医師等の免許及び試験の特例に関する法律案につきまして、その提案の要点を説明いたします。 第一は、昭和二十年八月十五日以前から引続きソビエト社会主義共和国連邦、樺太、千島、北緯三十八度以北の朝鮮、関東州、満州または中国本土の地域内にあつて昭和二十八年三月二十三日以降引揚げた者、すなわち今次の引揚者であつて、医師法第三十六条第三項または歯科医師法第三十三条第三項の規定に該当するものについて、昭和三十年十二月三十一日まで、従一別の規定によつて医師免許または歯科医師免許を受けることができるようにしたのであります。 第二は、今次の引揚者のうち、医師法第三十六条……
○中山政府委員 ただいま上程いたしました日雇労働者健康保険法案につきまして、その提案理由を説明申し上げます。 健康保険制度は広く一般被用者を対象としているものでありまして、被用者全部に本制度を適用することが望ましいのは、申すまでもないところであります。政府といたしましては、昨年以来鋭意調査検討を重ねて参りました結果、別途提案いたしております健康保険法の一部改正法律案により、その適用範囲を拡張いたしますとともに、各方面の要望にこたえ、ここに日雇労働者健康保険法案を提案申し上げた次第であります。本制度を健康保険法と別個の制度といたしましたのは、日雇い労働者の就労の実態に照らし、健康保険の制度と同……
○中山政府委員 ただいま議題となりました厚生省設置法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由を御説明いたします 今回の改正は、人口問題に関する重要事項を調査審議させるため、厚生省の付属機関として、人口問題審議会を設置しようとするものであります。 申すまでもなく、自立日本の当面している最大の問題の一つが人口問題の解決にあることは、国民のひとしく認めるところでありまして、この問題は、近年国会におきましても、しばしば論議されて来たところでありますが、これに対する総合的な人口政策は、今日までのところ、いまだ樹立されていない状況であります。しかしながらわが国は狭い国土において、年々約百三十万人の……
○中山政府委員 ただいま御質問になりました保育所の問題は、私も婦人の政務次官といたしまして非常に関心を持つておるわけでございます。ここに入つておりまする子供たちの親は、七〇%が両親が共かせぎの状態にございまするので、非常に要望が強いのでございます。昨年は百箇所ほどでございましたが、本年は百三十五箇所を予定いたしております。予算にいたしますと、昨年は一億一千万円でございましたのが、今年度は二億五千万円ほどの見込みを立ておるような次第でございます。私も各地方に行きまして、婦人の声といたしまして、ことに働く婦人の声としてはこれを盛んに聞いておりまして、何とかこの問題を打開して行くことが国民生活の安定……
○中山説明員 私も、昨年の八月の末でございましたか北海道に参りまして、きよう御報告にあずかりましたところを拝見いたしまして、皆様方と同じような考えを持つたのであります。片一方の方はまつ暗で、ここは馬小屋のようなものだと言われるようなものを見まして、せつかく私どもがこの委員会におきてまして努力して帰つて来ていただいた皆様方に、実はまことにおそまつなものに入つていただいて申訳ない、こう思いましたのは皆様のお感じになつたと同様でございます。 引揚げ後の疎開の状況につきましては、全国的に申し上げてみますと、昭和二十五年度において四千四十九戸、二十六年度において七千六十三戸、二十七年度におきましては三……
○中山委員 議事進行。今日は呉の問題を中心としてやつていただかなければならないのでありますから、今のような質問はまた国際問題のときに取上げていただきたい。せつかくの呉の問題が脱線してしまつた感じがありますので、この辺で並木さんに打切つてもらいたいと思います。
【次の発言】 関連してちよつと伺いますが、外務省はこの協定ができればさかのぼるから、それでその間の電気ガスの税金は払わないでもいいというようにおつしやつたように私は伺いましたが、さかのぼつて払わないでもいいという考え方は、どこから割出してあるのでございましようか。
また大蔵省にお尋ねをいたしますが、もし国民が払わない場合には、いつでも差……
○中山委員 今の問題に関連してちよつと日赤の方にお尋ねいたしますが、私が引揚げの委員長をやつておりましたときの記憶をたどりますれば、タス通信の発表によりまして、戦犯以外の日本人は一人もいないという発表が私は確かにあつたと記憶しておるのでありますが、昨年、ここにもあります一般人八百五十余名の中で八百五十名が帰つて来た。これについてソ連側はどういう説明を加えたのでありましようか。日赤の方がもしこの点でお聞きになつたといたしますれば、御説明願いたいと思います。私はそういう記憶を持つております。戦犯以外に一人もいないのだということを確かにタスは言いました。
○中山委員 私は調達庁の不動産部長、山中氏にお尋ねをしたいと思うのでございます。それは米軍に接収されております赤十字病院の接収解除の問題でございます。 大阪の赤十字病院は、日本赤十字の博愛主義にのつとりまして、市民の熱意によつて明治四十二年開設しまして爾来というものは、市民の協力によりまして東洋第一という名前を得ておるところの病院でございます。ところが終戦直後米軍の進駐によりまして接収され、やむなく元陸軍兵舎の一部を借り受けまして、これを改造して診療を継続しておるのでありますが、私もこの両者とも見たのでありますが、この兵舎は明治年間に建造されたものでありまして、老朽、実に不潔でございまして、……
○中山委員 関連して。
【次の発言】 私はアリソン氏のごあいさつをラジオで聞いておつたのでありますが、その点で少し光を与えるのじやないかと思いますから、ここで一言述べさせていただきますが、日本に来ているいわゆるアメリカの、日本の防衛、日本の自衛のためにおるところのマン・パワーを少くするためにあるものである。いわゆる今大臣がおつしやいました海外派兵でたくて、アメリカが日本を守つていてくれるそのアメリカ軍のアメリカヘ帰るこれが第一歩となるというようなあいさつを私は聞いたのでございます。この点少しその問題に光を与えて、海外派兵なんということはないという証拠になるのではないかと私は思いますが、外務大臣……
○中山委員 関連して。それじや実際の場合を私はお尋ねしてみたいと思います。私が初めて収上げました竹島の問題でございますが、この間新聞で見ますと、あの竹島に鉱物があつて、それを採集する権利がついこのごろ許可になつたという新聞報道を見たのでございます。この竹島は日本は日本の一部であるということを主張いたしておりますけれども、また向うでは――朝鮮側におきましては、朝鮮のものだということを主張しております。それじやそこに鉱物採集の許可を与えられた日本人がその鉱物を採集に行つた場合に、この竹島は朝鮮のものだと今朝鮮が主張しております線に沿つて、あるいはその日本人を撃ち殺すというような場合、こういう実際の……
○中山政府委員 それは私もまことに憂えている問題の一つでございます。と申しますのは、今年の初めでございましたか、昨年の終りでございましたか、全国の朝鮮人の人たちが東京で大会をいたしております。そうして一部の人たちは文部省に行き、他の一隊は、ちようど五十人ばかりであつたかと存じますが、私の部屋に押しかけて参りました。その第一線に立つている人は、まるでフアツシヨン・ブツクから抜け出したようなすばらしいかつこうをした朝鮮の人たちでございました。私が記憶いたしますることをたどりますと、外務委員会で外人登録をやる当時でございましたが、そのときも、たしか林百郎さんであつたかと記憶いたしますが、共産党の人の……
○中山政府委員 私が厚生省に参りましてから見ました数におきましても、その当初五月でございましたか、五万数千の人たちがまだ裁定を受けていない。そしてその中にはおかげさまでいろいろと事情を調査いたしまして、だんだんといただいた方々が次々出て参つたのでございます。しかしまだ相当な数の人がございまして、まあ私個人の考えでありますが、この場合こういうことを申し上げていいかどうかわかりませんけれども、一旦軍隊に連れて行かれて、そしていわゆる軍隊の病院で死んだ人に何にもやらないということはどうも相済まぬことである。家族として見れば、わが家で死んだものならば自分の方の責任だが、しかし病院で死んだものはやはり国……
○中山政府委員 日雇労働者健康保険法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。 日雇労働者健康保険法は、本年一月十五日から、全面的に施行され、三月からは保険給付が開始される運びとなりましたが、御承知のごとく、本法の給付内容は療養の給付及び家族療養費の支給三箇月となつており、制度発足以来常にその改善に腐心して来たところであります。今回の改正はその第一歩として、当面最も必要な給付期間の延長を行い、現行の三箇月を改めて六箇月としようとするものでありまして、これに伴い昭和二十九年度予算案において給付費の一割に相当する額を国庫負担として計上いたしているのであります。 以上……
○中山(マ)政府委員 ただいま議題となりました医療法の一部を改正する法律案について、その提案の理由を御説明申し上げます。 医療法におきましては、病院について傷病者の収容加療を主たる目的とする医療機関としての性格を明示し、その有すべき医療関係者の数、施設等につきまして、特に一定の基準を訓戒けているのに対しまして、診療所につきましては、原則としてこれらの規則を行わず、その第十三条において、診療所の管理者は、原則として同一の患者を四十八時間を越えて収容してはならないこととしているのであります。ただ、医療法制定の際、病院の分布の状況等にかんがみまして、同法の附則において第十三条の適用について特例を設……
○中山政府委員 ただいま議題となりました母子福祉資金の貸付等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 改正の第一点は、修学資金及び修業資金を父母のない児童に対しても貸し付けることにいたした点であります。母子福祉資金の貸付等に関する法律は、母子家庭の福祉の増進のためきわめて有効な働きを示しておるのでありますが、父母のない児童に対しましては、社会的あるいは経済的条件におきまして、母子家庭の子女よりも一般的に低いものがあるにもかかわらず、修学資金または修業資金の貸付を受けることができなかつたのであります。これは公平の見地から見ましても問題でありますが、最……
○中山政府委員 この問題につきましては、いろいろと皆さん御心配いただいておるようでございますが、今のところ漁業組合が臨時にお金を立てかえてやつてくだすつておりますけれども、むろんこれは厚生省といたしましては、この点においては御心配はかけないということに決定をいたしております。
【次の発言】 考え方は依然として今日までかわつていないのでありまして、御意見のほど同つて考えさせていただきたいと思います。
【次の発言】 御希望はイエスかノーかでございますけれども、これはイエスかノーではちよつと返答できないと思うのであります。なぜならば、これは非常事態におけるできごとである、まつたくおつしやる通りだと思……
○中山政府委員 お説まことにごもつともだと思いますが、万事地方の府県から申請して参ります条件を、向うがまじめにしたものと、こちらは善意に解してそういう態度をとつたものであろうかと私は考えます。それで、もしそういうことがございますれば、それは十分なる究明をする権限が私どもに与えられることが当然ではなかろうか、そういうことができないと当局が申しておりますならば、それができるように、そういうところまで調査する一つの権利を与えてもらわなければ、事務当局としても困るのではなかろうか、こう考えております。そういう不正なことは断固として排撃さるべきものであろうと私は考えております。
○中山政府委員 仰せの通り学問の自由、発表の自由というものは憲法が保障しておるところがございまして、それは厚生省におきまして原爆症状調査研究会というものができることになりまして、そこで一まとめにしてこれを発表するというような傾向も見られますので、そういうことが学者の側から発表されたのではないかと私は考えるのでございますが、まだこの問題につきましてその係に聞いておりませんので、そうであるという断言は私としていたしかねますけれども、私はこういう研究調査会ができる関係上、そこでいろいろな学者の方々の御発表をまとめて発表しようという意味であつて、決してその方々の言論の自由を封鎖しようとかいうような、い……
○中山委員 ちよつとお尋ねいたしますが、ある方面から、日本の実情がよくわからないので、独立したということが徹底しない部分においては、帰つて来れば戦犯になるかもしれない、もう一つの事情は、現地において家庭を営んでおるのでそれで帰れない、こういう二つの事情によつて、何とかして日本に帰ることをもう思いとどまつて、そうして早く向うで自分たちがいわゆる幽霊配給というようなものをとるのでなくて公然とおられるような措置をとつてもらいたいというような希望もあるやに伺つておりまするが、あなた方がいらつしやいました方面においては、こういう点はいかがなことをお聞き及びになつておりますか、参考までに伺いたいと思います……
○中山委員 私はただいま野党から提出せられました動議は、今修正動議の要旨で説明されました通りに、皆様方の御意向はまことにごもつともであると私は思うのでございます。私もまた総理のご出席を得ましていろいろと詳細なることを伺いたいと思いますけれども、外遊中においても申されましたように、自分はかんじんなところだけを話し合つて、あとは専門の方々におまかせをする、こういうこともすでに声明されておることでございますから、その大づかみの話をされた人を呼び出すということは、これは野党攻撃の一環としてまあ当然のことではございましようけれども、吉田内閣は永遠のものではございません。しかし日本国は永遠のものでございま……
○中山委員 これより会議を開きます。
私が年長者でありますので、委員長が選任されるまで、規則第百一条第三項により、委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいま柳田君より提出されました動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて園田直君が委員長に当選されました。(拍手)
委員長園田直君に本席を譲ります。
○中山政府委員 私も九州それから和歌山県、きのうは堤委員もお聞きになりたと思いますが、多分和歌山県に接しておる所でありましようが、奈良県も、また非常な水害をこうむつておるというラジオの報道を聞きまして、非常に憂慮しておる一人でございますが、九州の災害が起りましたときに、すでに堤委員がただいま陳述されましたようなことを私もみずから考えまして、これは何とかして行がなければならぬということを考えたのであります。それでいわゆる戦地から帰つて来た人たちの中にもいろいろ医師の免許証なども失つたり、あるいはとられたりしておるような場合もあつたことを私は思い起しまして、この際また命一つ持つて逃げることが最大の……
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