高津正道 衆議院議員
26期国会発言一覧

高津正道[衆]在籍期 : 23期-|26期|-27期-29期
高津正道[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは高津正道衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

高津正道[衆]本会議発言(全期間)
23期-|26期|-27期-29期
第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 衆議院本会議 第7号(1954/01/29、26期、日本社会党(左))

○高津正道君 私は、日本社会党を代表いたしまして、内閣総理大臣、小笠原大蔵大臣、石井運輸大臣、岡崎外務大臣、木村国務大臣、犬養法務大臣、大達文相、保利農相、これらの諸君に、緊急にして重要なる質問をいたそうと思うものでございます。(拍手)各大臣の御答弁は、改進党には懇切丁寧に、右派社会党にはやや親切らしく、左派に対しては簡単冷淡であるのを常とするのでありますが、本日は詳細に率直に、諸大臣より御答弁をされんことを特にお願いしておきます。(拍手)休会明けの本国会において、だれか大いに質問して、何かやつてくれということが国民大衆の最も望んでいるところであると私は信ずるからであります。しかし、一人の老記……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 衆議院本会議 第4号(1954/12/15、26期、日本社会党(左))

○高津正道君 不肖高津正道、今回はからずも各位の御推挙によりまして副議長の職を汚すことになりました。(拍手)この際一言ごあいさつを申し上げます。  議員としての栄職に御推挙を受けましたことは光栄しごくに存じておることをまず告白いたしますが、その光栄しごくとともに、この機会に、私は、私なりに自己の良心の鏡の前にあらためて自戒自粛いたし、さらにこれを同僚諸君の前に誓うものであります。  ここに私が思い起すことは、過ぐる六月三日夜の国会混乱の後に、衆議院の各党各流が自粛決議を行つたという異例なる事実であります。また当然に国民の眼は国会の自粛いかんに注がれておることもちろんであります。従いまして、たと……

第21回国会 衆議院本会議 第5号(1954/12/17、26期、日本社会党(左))【議会役職:副議長】

○副議長(高津正道君) 採決いたします。本案を可決するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて本案は可決いたしました。
【次の発言】 山中君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて日程は追加せられました。  昭和二十八年度、昭和二十九年度衆議院予備金支出の件を議題といたします。議院運営委員長の報告を求めます。議院運営委員会理事三和精一君。
【次の発言】 本件は承諾を与えるに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて承諾を与えるに決しました。本日はこれにて散会いたします。     午後六時四十九分散会

高津正道[衆]本会議発言(全期間)
23期-|26期|-27期-29期

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委員会発言一覧(衆議院26期)

高津正道[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-|26期|-27期-29期
第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 文部委員会 第4号(1953/06/26、26期、日本社会党(左))

○高津委員 昨日文部大臣から、文教政策の基本方針を承つたのであります。文部大臣は教育内容の刷新充実、義務教育の充実、学術の振興、社会教育の拡充、この四つをあげられたのでありますが、そのうちでどれを最も重視されておるか。それをまず聞きたいと思います。
【次の発言】 昨日予算委員会で、河野金昇君が岡野通産大臣に対して、軽工業と、重化学工業と、精密工業と、どこに重点を置くかという質問に対して、岡野通産相は、あつさりとそれは重化学工業に重点を置くのだとはつきり言つておられるのでありますが、文部大臣はそれを避けられるけれども、やはり重点がなければ実際的な大きい仕事というものはできないので、四つをみんな同……

第16回国会 文部委員会 第5号(1953/06/30、26期、日本社会党(左))

○高津委員 私は、前回六月二十六日に開かれた衆議院文部委員会において、大達文部大臣が教育勅語に関する世耕弘一委員の質問に対して行われた答弁の内容は、実に重大な問題を含んでいると思うのであります。そこに現れた思想は、現在の憲法以前のものであるのみならず、憲法に背反しているものである。それはまた教育基本法とまつたく相反するものである。もちろん戦後今日まで、歴代の日本政府並びに文部省のとり来たつたところの教育の基本方針と教育行政とを、根本からくつがえすところの内容を含んでおるものである。ここにこれをいずれの議事よりも先んじて緊急質問として発言する次第であります。  かくのごとく、事ははなはだ重要下あ……

第16回国会 文部委員会 第8号(1953/07/07、26期、日本社会党(左))

○高津委員 関連して。
【次の発言】 辻原委員の質問に対して文部大臣はこういう意味の言葉を述べられたのであります。私は教育勅語に流れておる精神と、憲法及び教育基本法の精神とは背馳するものではないと思う、衆参両院で決議をもつて教育勅語を排除したいというのは、形を排除したのであつて、教育勅語の基本精神としている内容を排除したものだとは思わない、もし背馳した点があるならば御指摘願いたいと、辻原委員に逆襲されたのであります。逆襲なんという言葉が強過ぎれば、それはどうでもいいんです。それはイエスかノーか、それだけお答え願いたい。そういう意味のことを御発言になつたと私はお聞きしたのでありますが、そういう御……

第16回国会 文部委員会 第10号(1953/07/11、26期、日本社会党(左))

○高津委員 議事進行について……。今の世耕君の質問は二つにわかれておりましたが、後の方は、インターンの問題、前の方は教員の中には労働者と見違えられるばかりか、自由労働者と見違えられる者がある、こういう言葉があり、昔は教師は人相を見てすぐ教師とわかるほどであつた、教員らしさのある教員を試験してとるように、それを受験資格の中に加えるようにという発言があつたのでありますが、稻田政府委員はそのことには答えられなかつた。文部大臣もその質問の部分にはお答えがなかつた。答えがない場合は、世耕発言に対して反対の意思表示を文部大臣はやつたのであるか、文部当局は反対の意思表示をやつたものと解釈していいか。あの質問……

第16回国会 文部委員会 第11号(1953/07/14、26期、日本社会党(左))

○高津委員 先ほど野原委員が教育委員会法第一条を引用して、実情に即して行われなければならぬとあるのに、この法案はこれと矛盾するものではないか、こういう立場から、なぜ文部大臣は検定権を奪い返すのかという御質問に対して、その理由として、大臣が本日ここで述べられた内容は、教科書の検定は、分類においても、手数においても非常に困難なものであつて、検定のスタッフを持つことは地方には実際上本可能だ、こういう説明を聞いたのでありますが、この間承つた政府の提案理由にはこうなつております。すなわち教科用図書は、学校教育における主たる材料として重要な使命をもつているものであります。そこで今後一層この教科用図書の内容……

第16回国会 文部委員会 第13号(1953/07/18、26期、日本社会党(左))

○高津委員 大臣にお尋ねいたします。大臣の信念や理想は、文部委員各位の質問に答えられるたびごとにようやく全貌をうかがい知ることができたのであります。そしてその信念や思想は、いわゆる逆コースの風潮の最高峰を示すことにおもむいているものでありますが、戦後ようやくそのされかけた教育の民主化あるいは学問の自由、教育の地方分権、これらのよきものを次から次に、まるで何から何まで逆コース的にもどそうということに力を集中しておられるとお見受けするのでありますが、大臣は教育基本法を改正する意向を持つておられるかどうか。この点をまずお伺いします。
【次の発言】 教育基本法は容易にかえるべきものではない、その精神を……

第16回国会 文部委員会 第16号(1953/07/22、26期、日本社会党(左))

○高津委員 国立大学の経理に関し及び国立大学教授の権限に関して、大達国務大臣、稻田大学学術局長、またはしかるべき政府委員に対し、緊急質問をいたします。  質問の第一点、静岡県清水市は一億数千万円の予算をもつて、市庁舎新築を計画いたしておりますが、その清水市庁舎の設計を、東京大学工学部建築科教授岸田日出刀博士に依頼いたしました。市当局と岸田教振との間には、もちろん契約書が交換され、岸田教授の設計図ができ上つて、市当局に渡され、その報酬金は二百五十万円でありましたが、その金額のうち百三十万円は岸田教授に支払われておるのであります。ところで岸田教授は市当局との契約書の中で、東京大学建築科岸田丹下研究……

第16回国会 文部委員会 第17号(1953/07/23、26期、日本社会党(左))

○高津委員 私の質疑は法案第一条並びに第三条に関してでありますが、第三条に、「青年学級は、勤労青年の自主性を尊重し、」ということが一番初めに書かれてありますが、その言葉の意味する内容を具体的に事例をあげてもう少し御説明願いたいと思います。
【次の発言】 同じく第三条の、「勤労青年の生活の実態及び地方の実情に即応して、」ということ、これも具体的に内容を承つておけばけつこうであると思います。
【次の発言】 第四条の、「青年学級による教育を受けようとする勤労青年に対しては、できる限り、その機会が与えられなければならない。」という原案でありますが、「できる限り、」という意味は、義務的ではないのだという……

第16回国会 文部委員会 第18号(1953/07/24、26期、日本社会党(左))

○高津委員 地方における青年は、国家が三分の一の補助を与えて、そうして青年の自主的な、今までの研究サークルのような自由な勉強を、教育委員会とか、あるいは村議会とか、あるいは中央の文部省の手で拘束するというようなこのやり方は、戦時中のいわゆる青年学校になるおそれが十分にあるというような見地から、日本青年団協議会は、昨年も本年の五月にも大会を開いて、青年学級振興法の制定に強い反対を示しておるのであります。従つてこの法律が多数決によつて委員会、本会議を通り、実施を見た場合には、青年が非常にこれに反対するであろう、あるいはサボタージユをもつてこれに報いるであろう、このように私はその点をも非常に憂えてお……

第16回国会 文部委員会 第21号(1953/07/28、26期、日本社会党(左))

○高津委員 私はこの私学共済組合法案の質疑、討論、採決の行われます今日、原案第十二条の、私学共済組合を動かすところの重要なる機関であるところの運営審議会の設置について、この際大臣からただしておきたい点があるので、特に委員長のお許しを得て緊急質問をいたす次第であります。  今、国鉄の外郭団体として鉄道会館のスキヤンダルが問題になつておりますが、政府各省の外郭団体の数も非常に多いのであります。文部省においても、外郭団体には直接的なもの及び間接的なものが非常に多いのであります。今またこの私立学校教職員共済組合法がまさに通過しようとしておりますが、そのことは文部省にいま一つ大金を擁し、大金を扱うところ……

第16回国会 文部委員会 第22号(1953/07/31、26期、日本社会党(左))

○高津委員 各省やいろいろな方面から大分補助金をとつておりますが、今並べられた松岡氏以下の理事、監事、その他の諸君の俸給などはどういうようになつておりますか。
【次の発言】 それからいろいろ委託調査などをやつておられるが、それは外へ出しておられるのですか。ここの所員だけでやつておられるものですか。

第16回国会 郵政委員会 第16号(1953/07/27、26期、日本社会党(左))

○高津正道君 私は、広島県の僻地僻村の神石郡高光村に無集配の高光郵便局を設置する請願を、衆議院議長あてに紹介議員として取次いだ高津正道でございます。この請願が本日当委員会に付託されましたので、請願人たる同村村長田辺正爾君にかわつて、本請願の趣旨を簡単に申し述べます。  郵政当局におかれては、一村一局主義の建前でその普及にお骨折りになつているのでありますが、この仕事こそ善政の名に値するものだと存じます。しかし一箇年において無集配特定局の設置を見るのは、予算の制約を受けるという事情に基くとは申せ、昨年の実績でいうと、全国でわずかに三十を数えるにすぎません。従つて本委員会においてこの請願の御採択を賜……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 文部委員会 第1号(1953/11/02、26期、日本社会党(左))

○高津委員 私は八月の十六日から二十二日まで、本院から坂田道太委員と、文部専門室の石田幸男君と三人でもつて九州の教育関係を視察して参つたものでありますが、詳細については石田君の筆になる、そして三人の意見調整を経たものが文書で提出されますから、それをごらんくださることをお願いいたしますが、私の補足意見といたしまして、九州をまわつて非常に深く感じたことは、私学振興法が通過して、そして学校経営上財政的に困る場合に、金を貸し付けるようになつた結果として私立の学校があるいは二百万円借り入れて講堂を建てるとか、あるいは二百万円借り入れて教室を建てるというようなことをやつて肥料のないところにいい肥料が施され……

第17回国会 文部委員会 第3号(1953/11/07、26期、日本社会党(左))

○高津委員 私は前田委員の教育を思われる一念からの質問を謹聴していたのでありますが、私も教育行政に関して大達文部大臣に質問をいたします。今日政治的、経済的に困難をきわめる内外情勢の中にあつて、いかにすれば敗戦の日本国を新しく文化的、平和的に再建できるかについては、学者により政治家により政党により種々なプラン、政策が提案されておるのでありますが、私はこの重要なる時期に同僚諸君の席末を汚して国会に議席を与えられておる者の責任にかんがみまして虚心にそれらの諸政策を留意し、検討しておるのでありますが、かりにその最大なる国是について見ましても、親米あり、親ソあり、自主中立政策と、三つに分裂しておつて、国……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 文部委員会 第2号(1953/12/08、26期、日本社会党(左))

○高津委員 文部大臣にお尋ねします。  私は昨年岡野文部大臣にかわられた大達文相になつてから、第十六、七、第十八と三つの国会で本会第十議でも委員会でも文相の意見なり答弁なりを聞いて、文相の真意を知りたいと思い続けて参りましたが、今や私の認識は誤つていなかつたと確信するに至つたのであります、腹の中が大切でありますけれども、出て来る政策が妥当、穏当なものであれば別であるけれども、心静かに第十八国会終日の今日、大臣の政策そのものについて、きわめて簡単に要約的に私は検討してみたいと思います。  この内閣の大達文教政策を見ておりますと、まず第一に、さきのいわゆる給与三本建の場合、全国の小中学校の全教職員……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 文部委員会 第5号(1954/02/17、26期、日本社会党(左))

○高津委員 関連して、私学振興の二十八年度の十五億というものは、申込みはどのくらいで、現在残つておる額はどのくらいであるか、それを聞きたいと思います。
【次の発言】 あとでけつこうですからもう少し資料をもつて詳しくお示し願いたいと思います。
【次の発言】 関連して……。横田専門員があの演説を鹿児島県にあるいは新潟県に、あるいは東京都下に、至るところにぶつて歩かれた。その時期が問題だ。どういう時期であつたかといえば、全国町村会、全国市長会、むろん県知事会、あるいは地方制度調査会、それらが、圧倒的に反対しておるときに、教育委員会は実に危うい存在になりかけた。私はこういう姿勢をよくしますか、バランス……

第19回国会 文部委員会 第8号(1954/02/24、26期、日本社会党(左))

○高津委員 私に日本学術会議に対する文部大臣並びに現内閣の態度に関して、二点だけ質問をいたします。  その一つは、学術会議と政府とを結ぶために、科学技術行政協議会という重要機関があるのでありますが、その会長に内閣総理大臣がなつており、副会長に文部大臣が就任しておられるのでありますが、会術会議の結成以来、総理大臣は一度もそれに出席していないし、大達文相もそれに就任以来一回も出席しておらぬということは、私は非常に科学というものに対して、またこの学術会議に対して不熱心であると思うのであります。どうしてそういうようにこの学術会議に対して冷淡なのであるか。これははでな問題ではないけれども、現在の内閣並び……

第19回国会 文部委員会 第10号(1954/02/27、26期、日本社会党(左))

○高津委員 関連して。社会教育の重要であり、またその領域が、きわめて範囲の広いことを私はよく認識して曲るものでありますが、外国が日本にどのような宣伝を行つているか、ソ連もいろいろな文章を配布しておりますし、他の国のも見かけるのでありますが、アメリカの行つているU・SI・Sというものを、あらゆる出版機関とか大きな団体へ提供し、われわれにまでアメリカの宣伝文章ををずつと送つてくれるのでありますが、U・S・I・S以外に、どのような対日宣伝をやつているか、そして今のナトコの映写機その他四分の一にわたるアメリカのものが提供されているということは、社会教育を担当される文部省としても、当の責任者である局長と……

第19回国会 文部委員会 第11号(1954/03/01、26期、日本社会党(左))

○高津委員 世耕弘一委員から一時間四十分にわたる日教組攻撃のお話を承つたのでありますが、その中には間違つたことがあまりにも多い。しかもこれに対して文部大臣は、それは達うということは言わないで、受けて自分の見解をずつと述べておられるのでありますが、それらは速記が一々明白に記録しておることであります。  あらためて質問をいたしますが、第一点は日教組は秘密主義の団体である。そうして文部大臣は、だから内情の調査はむずかしい。たとえば大会の場合に文部省の役人がこれに出席したいと言つても、これを拒んでおる。これは秘密主義の証拠である。こういうようにお話でありますが、どこかの団体から出席を求められて、それを……

第19回国会 文部委員会 第12号(1954/03/03、26期、日本社会党(左))

○高津委員 私は今晩帰つて全部この国警提供の資料を読むのでありますが今原田委員の読まれた部分は共産党の文書を読まれた。もちろん共産党は非常に誇張の癖があるのであります。(「よく知つているな」と呼ぶ者あり〕)三十年前の経験だ。警察の共産党に対する報告が、また非常に誇張に陥る傾向もっているのであります。誇張の傾向が二つ集まつてできたものが、「日教組内のグループ活動について」であると私は思うのです。私見をこの際さしはさむことは悪いかもしれませんが、特高があらゆる部面に勢力な張ろうとして力を尽しているのであつて、今は警察の世界にもそういうように手を伸ばしておりますが、その特高グループから見ると、斎藤国……

第19回国会 文部委員会 第14号(1954/03/08、26期、日本社会党(左))

○高津委員 今山崎委員の質問に対する御答弁を聞いたのでありますが、この国立学校設置法の一部を改正する法律案に含まれておる内容をよく見ますと、従来法律できめられておつた定員等の問題を省令や政令にゆだねる、こういう内容が入つておつて、文部省の権限を強化するようになつておるのでありますが、そうなると、国会が公平な立場で審議してきめるべきであつたものを、文部省が自分の行政措置でかつてに動かせるようになる部分が出て来る。それですべて義務教育に対しても、中等、高等あるいは国立大学に対しても、文部省がかつてに支配し得るようにどの法案もできており、この法案もその一つであると思うのでありますが、文部省に対する運……

第19回国会 文部委員会 第16号(1954/03/12、26期、日本社会党(左))

○高津委員 それならお尋ねしますが、愛知県の渥美郡田原小学校においては「「原爆の子」を観賞させた後、一教員は「……真に平和を愛し、楽しい平和な生活のために斗つているのはソ連を中心に隣の中国です。朝鮮休戦を邪魔しているのは、米国の一部資本家が金を儲けたいからです」と説明し、これに対する感想文を書かせた。」こういう偏向教育の事例が載つているのでありますが、愛知県渥美郡には、田原小学校というものはないんですよ。ない学校の名前まで載せるなんてあんまりひど過ぎる。
【次の発言】 田原町には五つの学校がある。東部、中部、西部、南部、北部、の五つがあるのに、それをずさんに田原小学校というからすべての学校が迷……

第19回国会 文部委員会 第18号(1954/03/16、26期、日本社会党(左))

○高津委員 教育公務員特例法の一部を改正する法律案、義務教育誰学校における教育の政治的中立の確保に関する法律案について文部大臣に質問をいたします。こまかい問題から聞いて参ります。  大臣、あなたは映画「原爆の子」を政治的目的を持つたものとお認めになりますか。
【次の発言】 それでは他の政府委員の人は「原爆の子」を政治的目的を持つたものと認めておられるか、承りたい。
【次の発言】 他の政府委員はどうですか。
【次の発言】 それでは、大いに日教組を研究する必要があるということを他の委員会で文部大臣は言つておるのでありますが、その日教組のつくつたところの映画「ひろしま」は政治的目的を有するものと認め……

第19回国会 文部委員会 第23号(1954/03/25、26期、日本社会党(左))

○高津委員 短かい十分間の質問時間でありますが、質問の要旨を明らかにするために、私の立場を要約して述べ、そうしてそのあと、きわめて簡単な言葉で質問をいたします。この両法案に対する私たちの反対理由は、第一、この法案は、日本がアメリカの反共第一線軍事基地化しているために、アメリカが日本の教育に対して、基地らしい教育を要求して来ている。これには明白な証拠がありますが、今は省略しましよう。すなわちこの法案は、日本の教育をアメリカに担保に人入れるものであります。第二は、アメリカと日本との保守勢力が、平和憲法の改正の準備を進めているとは隠れもない事実で、世人の常識であります。義務教育諸学校の教職員は、村か……

第19回国会 文部委員会 第28号(1954/04/28、26期、日本社会党(左))

○高津委員 私は広島県選出の議員でありますので、この際ひとつ強い希望意見を申し上げたいのであります。広島、長崎の原爆被害患者でまだ生存しておる者が全国に散在していることは各位御存じの通りであります。中には、元はかなりの呉服店の婦人で、失業対策事業に出るニコヨン生活をしておいでですが、あまりに顔がケロイド状で醜くなつているために、常に手ぬぐいをかぶつておつて、それをとらない婦人がある。しかし国家からは何の補助金ももらつていないのであります。それで医者の方でそれらの患者の治療に当つておられる場合に、国の補助があるのでありましようかどうかということをひとつ聞くわけです。  それから広島にABCCとい……

第19回国会 文部委員会 第29号(1954/04/30、26期、日本社会党(左))

○高津委員 僻地教育振興のための経費の支出要求が累年盛んであつたのに、昨年度においてもそれは僅少な額にとどまつておるのであります、この法案においても何ら積極的な予算措置の裏づけが現われていないのでありますが、その最大の障害はいずこにあるかということを伺いたいのであります。
【次の発言】 僻地教員の宿舎建設費の補助が非常に本年度においても少いようでありまするが、これは必要建築費のどれだけを満すことになつておりますか。
【次の発言】 そうすると、この額で宿舎建設の完成見通しの年限ぐらいはわかるのですか。
【次の発言】 この法案には、僻地の児童、生徒の通学の点で対策を講ずるように書いてありますが、そ……

第19回国会 文部委員会 第33号(1954/05/22、26期、日本社会党(左))

○高津委員 関連。今癩患者の問題ついての質問並びに応答を聞いておつたのでありまするが、私が常に感ずることは、今中小企業が金融引締めのために非常に困つておる。この問題に対して、大蔵省や日銀当局は、まだデフレ政策は序の口であるという考えで進んでおる。通産省の方は、これは何とかしなければならないというような立場で、同じ政府機関の中で大蔵省と通産省との見解が違うかのような状態を呈しておるのであります。そうしてさきに蜷川虎三という中小企業庁の長官が、中小企業のめんどうを見ておる立場から、政府の方針では、これではどうもいけない。三月危機につつ込むのではないかというように非常に案じて大蔵当局や内閣と意見が違……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 議院運営委員会 第5号(1954/12/16、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○高津副議長 昨日、不肖私が副議長に就任いたしましたが、当然にふなれでありますから、どうぞよろしく願います。(拍手)


高津正道[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院26期)

高津正道[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 文部委員会公聴会 第1号(1954/03/13、26期、日本社会党(左))

○高津委員 齋藤先生にお尋ねいたしますが、あなたは先ほど教員組合の活動に熱心な人は教育に熱心だというお話をなさつたが、私は自分も相当教員と交際もしておりますが、まつたくそれに同感であります。ピアノの話をなさいました。教員組合の人は、ピアノがなければピアノの設備の充実のために一生懸命に熱心に運動をする、こういうことを言われたのでありますが、私は日教組は施設の完備あるいは設備の充実あるいは教育研究大会あるいは教師の待遇改善というようなことに大きい功績があると思うのです。日教組は今まるで板橋公述人、いな板橋検事などから被告席にすえられておりますが、日本郵船の浅尾社長は、飯野海運の俣野健輔氏の功績をほ……



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データ更新日:2023/02/05

高津正道[衆]在籍期 : 23期-|26期|-27期-29期
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