松田鉄蔵 衆議院議員
26期国会発言一覧

松田鉄蔵[衆]在籍期 : 24期-25期-|26期|-27期-28期-29期-30期
松田鉄蔵[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは松田鉄蔵衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

 期間中、衆議院本会議での発言なし。
松田鉄蔵[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院26期)

松田鉄蔵[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 水産委員会 第3号(1953/06/20、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 まず私は伊関局長に現在一番問題になつておる内灘演習場に関して、その概要を伺いたいと思います。
【次の発言】 私はただいまの局長のお話は、新聞でもその内容はわかつておるのであります。私は局長でなくして、外務大臣に質問をしたいのであります。委員長は外務大臣をここへ呼んでくださらないようでありますが、せめて外務政務次官でもけつこうでありますから、至急御出席を願えるようにならなければ、私の議論が立つて行かないのであります。政策的な問題から行かなければいかぬ、かように考えておるのでありますから、よろしくおとりはからい願いたいと思います。

第16回国会 水産委員会 第5号(1953/06/26、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 岩武部長にお尋ねしたいのでありますが、去る六月の十六日に総理大臣は水産問題に対して、「水産資源の維持開発に努めるとともに、農林水産業経営の安定合理化のため、金融措置、保険制度の拡充強化等に遺憾なきを期したいと存ずるのであります。」という施政演説をしておるのであります。翌十七日には内田農林大臣は「また水産におきましては、沖合漁業及び遠洋漁業を奨励するとともに、その魚族の維持開発の対策を進めて、脂肪及び蛋白の食糧の供給に努めておる次第でございます。」 かように国会において施政演説をされておるのであります。しこうして現在の開発銀行においては、水産のわくに対してどのような措置をされて……

第16回国会 水産委員会 第6号(1953/06/27、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 この法律は前国会から非常に難航したものであり、また前国会においてこれが衆議院は通過したのであります。その当時において附帯決議が付されておつたのであります。ただいま長官の御答弁を聞きましても、特にまた白濱君のまだ杞憂しておる点もあるので、私どもは附帯決議をつけたいと思うのでありまして、動議を提出いたします。    附帯決議  一、東経百三十度と同百二十八度三十分との間のいわゆる中間漁区の将来の問題については、今海区が、各種沿岸漁業によつて高度に利用されている現状にかんがみ、政府は、関係県及び漁業者と充分協議し、いやしくも将来本海区において漁業者間に紛争をじやく起することがないよ……

第16回国会 水産委員会 第7号(1953/06/29、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 まずこの農林特融の性質でありますが、当時ドツジ・ラインによつて日本の経済というものがまことにきゆうくつなことになつて、農民、漁民の当時の経済を救済するのには、どうしてもドツジ・ラインを打破しなければならないという廣川農林大臣の強い意向によつてこの法律ができ、農民、漁民に対するあたかも慈雨のごとき性格を持つた金融政策であります。しこうしてその政策か実現されて、昨年よりも本年と年々増大された。しこうしてまず第一に、現内閣は町のために百三十一億のこの前の予算が内定をされておるのに、一億を減じなければならないかというところに、与党諸君の政治力が足らなかつたということを指摘したい。  ……

第16回国会 水産委員会 第8号(1953/07/02、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 私はただいまの主計官の言われる議論に対しては、まつたく矛盾を感ずるものであります。まず第一番に、防衛資金の性格というものが一つのわくである。ところがそれには基準がある。その基準に適応して行かなければならない。調達庁は基準に適応したようにすべてのものが水産庁と協議の上においてこれを定めたものである。そして調達庁の意見というものは、あらゆる角度からこれを調整して出した基準だと私は信ずる。それを大蔵省において、また疑心暗鬼で見るというところに欠陥があると思うのであります。あなたはないという御議論であるが、一体内灘の問題はどうであるか。内灘の問題は、今日あれを使用するがために起きた問……

第16回国会 水産委員会 第9号(1953/07/04、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 昨年北海道の機船底びきに対して、北海道庁より、次の機会に底びきの操業区域を相当拡大する案が、水産庁の指示に基いて参考意見として提出されたのであります。それに対して沿岸業者と底びき業者との間に意見の食い違いがあり、非常な政治問題化したのであります。ところが当委員会においてさようなことを一々論議することは、将来行政の面にくちばしを入れることであるという観点から、私どもは遠慮をいたして、水産庁当局とよく話合いをして一応の妥結点を見出したのであります。それは以東底びきと沿岸との操灘区域その他の問題は、水産庁において可及的にこれを決定する必要もあり、また以東底びきの整理問題もあるので、……

第16回国会 水産委員会 第10号(1953/07/07、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 まず水産庁長官にお尋ねいたします。この法律を見るときにおいて、第一点は漁船のトン数の問題であります。第二点はこれに伴う建造資金の問題であります。漁船のトン数におきましては、十三国会でありましたか、漁船そのものが二十トン未満ということになつておる。その二十トン未満の小漁船となつたのは、零細な漁民の持つ漁船という意味合いからであると思う。ところが動力船全体は十四万隻ある。そのうち約二十トン以上の船が六千隻ある。こういうことからいつて、二十トン未満の船でなければならないという大蔵省の意見であつたと聞いておるのであります。日本の漁業の実態は、零細な漁民の問題は申すに及ばず、経済そのも……

第16回国会 水産委員会 第12号(1953/07/16、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 私は当委員会の運営につきまして緊急質問をしたいと存ずるものであります。  私は昭和二十四年二月選挙以来、席を同じうしておりました委員長に対しては、まつたくの敬意を表するものであります。またその頭脳の明晰にして、今日委員長となられてこの難局にあたつて、よくすべての法律に対して善処され、委員会の運営に対し努力されておることに対しては実に敬服をしておるのであります。しかして常に委員会の運営というものは、委員長のこの努力にもかかわらず、与党諸君のふまじめなるために、いつの委員会においてもほとんど出席が野党よりも不足であります。(「野党より委員数が少いのだ」と呼ぶ者あり)しかして数は不……

第16回国会 水産委員会 第13号(1953/07/20、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 まず、私がこの損害補償法の改正に対して水産庁に承りたいことは、満期保険の年数はどういう制度をもつて行うか、この点であります。
【次の発言】 これに対する財源の見通しはどのようになつておりますか。
【次の発言】 非常にまどろつこしい話でありまするが、まず積立保険料を積む、それは三年、六年、九年という規定によつてそれを積み上げる、積み上げて満期になつて金がたまつてから船をつくるというようなことに法律の表面はなつておりまするが、かかることでは漁民は満足することはできないだろうと思います。この問題は、第六回国会から論議されておる。機械の簡素化、代船建造ということがこの法律によつて実を……

第16回国会 水産委員会 第14号(1953/07/21、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 私は、ただいま上程されました漁業法の一部改正法律案に対して反対するものではありません。しかし委員長に私は要望いたしますが、議員には審議権が認められておりますので、ただいま鈴木提案者の言葉にもあつた通り、慎重審議をしてすみやかに決定されることを希望しておきます。審議権の行使こそは、日本の憲法の一大要素であります。この審議権をもし蹂躪するがごときごとがあつたならば、漁民全体の利益、日本国民の利益が没却されることになるおそれがあります。よつて私は、ただいまの提案者の意思の通り、日ごろ尊敬しております委員長においては、慎重審議されんことを希望するものであります。しこうしてこの提案は、……

第16回国会 水産委員会 第15号(1953/07/22、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 塚田長官にお尋ねいたしますが、漁業法が制定されてから今までの間に、昭和二十六年度だと私は記憶しておるのでありますが、漁業権税、また地方の附加税というものが撤廃されたのであります。その額は大体において、漁業権税は一億円くらいあつたろうと私は記憶しております。附加税も従つて同額の一億円くらいであつたろうと思つております。それからかつては船税というものがあつた。また漁業を営むについて、この漁業法の制定を見ないまでは、十指を折るほどのいろいろな税を漁民は払つておる。この日本の漁業を解放せんとする新しい制度によつての漁業法が制定されて、そうした従来あつた税金のすべてが解消されて、免許料……

第16回国会 水産委員会 第16号(1953/07/23、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 大蔵大臣には予算の審議上非常に多忙であり、われわれは大蔵大臣に対するいろいろな政策を聞きたいという考え方を持つておりますが、なかなかそうした多忙な今国会における当委員会に御出席を願える機会がないので、やむなく朝早くから大蔵大臣の私邸にお伺いして、いろいろと政策の面に対して陳情を申し上げ、かようにして水産委員会のあり方に対する御努力を願つておる点に対しては深甚なる敬意を表するものであつて、また私どもとしては最も水産に理解のある大蔵大臣を得たことを非常に心強くするものであります。また政府部内においても、各有力な大臣がありますが、経済人である大臣というものはほとんどないその中に小笠……

第16回国会 水産委員会 第17号(1953/07/24、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 ただいま委員長から発言のあつたように、理事会においてこの問題は速記の訂正をすることに対して私は昨日これに賛成したものでありまするので、そのためにはあらゆる努力をしなければならないものであるから了承するものであります。  しこうして私は一言ここにつけ加えておかなければならない点があるのであります。それは各委員においても、またその他の方々とのいろいろな折衝によりまして、参議院の予算委員会における該当大臣の時間の関係もあつたので、その質疑の点に対して私は時間の制限を約束したために、思うように意見が述べることができ得なかつたものでありますが、簡単にこの問題に対して意見を述べてみたいと……

第16回国会 水産委員会 第19号(1953/07/28、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 関連して。下田条約局長のただいまの答弁まことに意外である。対馬、壱岐に韓国人が上陸した場合にどうなるか、これを伺いたい。
【次の発言】 白昼公然とあそこに漁船が来て、そうして対馬に堂々と上陸し、漁業を営むとしたらどうなりますか。
【次の発言】 竹島は、ただいまのあなたの御答弁から行くと、日本の領土であるということははつきり申しております。ただ無人島、しかし日本の領土だということはただいまははつきり申しておる。壱岐、対馬も日本の領土であることは韓国人といえども知つておる。しからば白昼堂々と壱岐、対馬に彼らが漁業を営むなり何なりの目的のもとに上陸して来た場合においても同じ結果では……

第16回国会 水産委員会 第20号(1953/07/29、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 ただいま局長の話だと、開発銀行のわくというものはきまつている。だからこの金融金庫と全然別個のものである。よつて開発銀行の漁船に対する金融という道は、現在のところはそのままで、開発銀行の現在の行き方で行き得るのだ、こういう御説明でございますか。
【次の発言】 銀行局長がおいでになつたので、銀行局長に私は質問をしたいのでございます。ただいま提案になつておりまする公庫法の一部改正で、十八条を一部改正して、個人に対する金融の道を講じたいという、委員会全体の意見によつて、この提案がなされておるのであります。現在開発銀行を通じて出ているものは、大資本漁業を重点とされて出ておる。これは国策……

第16回国会 水産委員会 第22号(1953/07/31、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 本件に対しましては、一昨日来委員長のまつたくの御努力によりまして、この問題に対しては、あの横暴きわまりない池田政調会長に対して、真実をこめ、しかして熱意を披瀝するにあたりまして、遂に承諾させたのであります。その委員長の御努力、御熱意に対しては、私はまつたくの敬意を表するものであります。  しかして前委員会において赤路委員よりは、一項目、二項目については説明されておりますので、私は三項、四項、五項を追加いたしまして、その説明に当りたいと思うのであります。  三、本法施行に伴う漁船建造融資については、本資金の性質及び中小漁業の現状に鑑み、償還の確実を期するため、中小漁業者の協力に……

第16回国会 水産委員会 第23号(1953/08/04、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 私は、この法律案が提出されて、当切はただいま川村委員が話されたより以上に反対の意思を持つておつたのであります。しかしせつかく提案された法律案というものに対しては、各委員は真剣にこれを審議しなければならない責任を持つておるのであります。ゆえに私は私だけとして、この問題に対して審議をすべくあらゆる資料を集めて研究をしてみたのであります。先日私がプリントを出したのも、あのアメリカから来ている両代表に会つたのも、あのプリントに書いてある通りであります。かくして調査を進めて行くときにおいて、私は結論を得たのであります。その結論は、実に重大な問題である。国民全体は日本の貿易の一番大きい額……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 水産委員会 第2号(1953/12/07、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 私は海外を旅行いたしまして、十七国会には休んでおりまして、まことに申訳ないことでありますが、その間における当委員会と水産庁との打合せ及び政策と行政という面につきまして、帰つて参りましてから、いろいろの重大な問題がある、その問題が一つも連絡がとれていないような状態を見受けるのであります。当委員会には、前の政調会長であり、また労働大臣であつた吉武君も委員になつて、政府との連絡も十分とれていなければならない重大なときにあたつて、こうしたりつぱな経歴を持つた委員も入つておるのに、ほとんどその連絡がとれていないように見受けられるのであります。今大きく議員立法とか、または政府提案にしなけ……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 水産委員会 第2号(1953/12/11、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 外務省、大蔵省、通産省当局に対して、海外移民の問題を私はお聞きしたいと思つておりましたが、きようは大臣でなかつたならば、欧米局長からぜひとも意見を聞きたいと思つておりましたが、非常に残念に思つておりますが、外務省当局はよくひとつ現地の実情を体し、御連絡の上、われわれの考えている点を十分御検討を願いたいと思つております。  まず日本の水産の現況から見るときにおきまして、第一にあげられるのは資本漁業であり、次は中資本漁業であり、次は一般漁民、すなわち漁業協同組合員であり、その次には内水面の漁業がある、この四つの段階にわかれておりますが、日本漁業の一番大きな資本漁業というものは、日……

第19回国会 水産委員会 第4号(1953/12/14、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 私は大蔵大臣に対しては、常に尊敬を持つておるものであります。しかも私がかつて野党の当時非常に友情を厚くしてくれて、常に笑いをもつて話をされておつたのであります。その人格に対しては、非常に尊敬をして来ておるものであります。この問題につきましても、大蔵大臣は水産というものに対して非常に認識を持つておられる大臣であつて、私どもは非常に意を強うしておつた。しかもまた常に党との連絡も十分されておられるので、この法案が論議されるときにおいても、万全の御努力を払つてくださるものだと私は信じておつたのであります。ところがこの法律そのものが、議員提出の形になつて出るという委員会においてのお話で……

第19回国会 水産委員会 第5号(1953/12/18、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 関連して……。私はただいまの鈴木委員からの発言に対して少しく考えてみなければならないことがあるのではないかと考えるのであります。まず第一に、国会は議員の立法に対しては、これは立法することが本質であるものでありましよう。そこで議員立法の形によつて今まで論議されて来たのであります。いろいろと打合法をやり、また委員会をやつてこまで来たのであります。私は当初からこうした重大な問題である限りは、政府の責任においてこの法律を政府提案としなかつたならば、非常に困つておる漁民そのものが年末を控えて非常な困り方であろうということで、諸君に対しては政府提案にすべきであるという議論を当初から持つた……

第19回国会 水産委員会 第6号(1954/01/13、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 平野政務次官及び水産庁長官のただいまの御意見を承つて実に意を強うするものでありますが、何としても日本の国の食糧を増産するという建前が日本の経済の安定であり、日本国民の最も重大に考えなければならぬところであることは論をまたないのであります。しかして一面に、道路、工場その他の施設によりまして、三万町歩の農地が縮小されつつある。これは実に重大なものであります。しかし日本の国が伸び行くためにはやむを得ないこれも一つの現象である。農地の縮小というものは自分の身を切られるような非常な痛手である。しかし伸び行くためにはやむを得ない事柄であるとわれわれも考えている。さてしからば、その切られつ……

第19回国会 水産委員会 第7号(1954/01/29、26期、日本民主党)

○松田(鐵)委員 ただいまの説明から行きますと、これは漁船損害補償法に対する二十トン以下のものだけが認められて、百トンまでのものは認められないという説明でありますが、法律ができておる。しかして水産庁は四月一日からあの法律によつて漁船損害補償法を実施して行かなければならないということになる。そこで水産庁としての心がまえはどういうようなことになつておるか、この点をお聞きしたい。
【次の発言】 どうかその心がまえで遊んでいただきたいと思います。あとは何とも言いません。
【次の発言】 長官にお尋ねいたしますが、二十九年度北洋母船式鮭鱒漁業許可方針が発表されて、現在八母船がこの方針に基いて母船の許可を申……

第19回国会 水産委員会 第8号(1954/02/04、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 限られた予算と現在の法律からいつての最大の努力を海上保安庁はされておる。これは当水産委員会の何人も認めておるものである。しかしてただいままでいろいろと議論されておる根本はどこにあるか、要は日本の外交の問題であり、国力の問題である。外務大臣が出席されることを私は要望するのだが、大体日本の今日の外交が――中共、ソビエトが在留邦人を帰したのは、その政府が帰したのではない。紅十字社というか、赤十字社というか、それが日本の赤十字社の団体の人たちと話し合つての結果あれだけの人間を帰した。それに対しての答礼の意味で日本への招待をするというのも外務省は拒否した。かかることでは外交などというも……

第19回国会 水産委員会 第9号(1954/02/06、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 私はさきの水産委員会において水産長官に対して、警告といおうか、また参考意見といおうか、意見を申し述べ、川村委員もその他の委員もそうした意味の意見を申し上げてあつたはずであります。この二十九年度の北洋母船式さけ・ます漁業許可方針から行きまして、昨年の実績会社会社に対しては一月の三十一日が独航船と共同の許可申請をする期日になつており、これが提出されて許可になつたことと存じます。  次に、この二月の十日に第二次の申請、つまり今出ておる極洋捕鯨、大洋冷凍母船、函館公海漁業、北海道漁業公社、日魯漁業の五社に対して六十隻の独航船がおのおの共同出願をすでにされておることと存じますが、現在の……

第19回国会 水産委員会 第10号(1954/02/09、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 参考人に質問いたしますが、この表に現われておるところから行きまして、現地はどのような干潟になつておりますか、その点をお聞きします。
【次の発言】 いや、浅い深いですが、干満の差によつてどういうところがあるかということです。
【次の発言】 このひとではいつごろ発生いたしましたか。
【次の発言】 そうしますと、ただいまあなたのおつしやる六尺か七尺の所、それが干潮の場合干潟になる所ですか。
【次の発言】 そうしますと、稚貝が発生するところの干潟になる所はどのくらいの面積あるのですか。
【次の発言】 そうしますと被害面積が五百万坪、町歩に直して約一千七百町歩くらいのように記載されてお……

第19回国会 水産委員会 第11号(1954/02/13、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 関連して申し上げたいのでありますが、ただいま鈴木委員の御意見を承つておるのに、私は非常に意外なことを考えるのです。この問題は人為的な問題である。国際場裡におけるいろいろな複雑な点があつて、しかして不幸にしてこういう問題ができ上つておる。しかしこれは人為的にこれを阻止せんとすれば、阻止する方法があつたものと思う。しかして今鈴木委員の言われておる開発銀行の対象になる九隻というものがある。この九隻の所有者というものは、まつたく三百人以上、千トン以上の船を所有しておる漁業者である。小さな漁船が、国の現在の外交またはいろいろな事情というものを関知せずに、ここに危険がないと思つて誤つて出……

第19回国会 水産委員会 第13号(1954/02/27、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 ただいまの説明から行きまして年々重油がふえておる、しかし重油が今日非常にきゆうくつになつておるということは、通産省でもよくお認めになつておることだろうと思う。その理由はどこにあるか、どういう理由によつて、重油が年々ふえておるにもかかわらず――需要が増すと同時に、在庫も不足になつておるという理由はどこにあるか、石炭との関係であろうと思う。しかして今日重油を使つておる工場が、またぞろ石炭と切りかえなければならないというような議論が出ておる。一体政府は経済に対する基本的政策というものをどう考えておるか。今あなたなどにそれを質問したところで、あなたの責任上言うわけにも参りませんだろう……

第19回国会 水産委員会 第14号(1954/03/02、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 昨日の予算委員会はお流れになつたような模様であります。本日は予算委員会が開かれることであろうと思いますが、新聞に報道されている点から行きますと、水産庁の現在の予算に関して、どのような削減または増加があるか、この点次長からお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そもそも、この予算の修正は、三派修正案なるという見出しになつて出ておりますが、改進党において、漁港予算に対して一億五千万を予算に盛るべく、改進党の案が出たのに対して、白浜君は非常な努力をされて、漁民の立場から、どうしても漁港予算というものはそれではいけないということで、最後の線で二億五千万まで、改進党の修正案というものを……

第19回国会 水産委員会 第15号(1954/03/06、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 へんな方からお聞きしたいのですが、住吉丸という船は今まで違反を題したことがありますかどうか。
【次の発言】 私は意外なことを聞くのでありますが、私どもどこに行きましても、海上保安庁の巡視船は船業取締りの上から行けば非常に公正であり、しかも海上保安庁の船をわれわれの方の港へまわしてくれ、私の方にまわしてくれ、こういう要望が私の地元にもありますし、また全国まわつてみてもそういう要望が非常に多いのでありまするが、どういうわけで海上保安庁の船がこういう問題を起したかということに対しては、私は納得ができないのであります。ただいま聞きますと、沈没させられた船が十四そう、終戦後において四そ……

第19回国会 水産委員会 第18号(1954/03/17、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 この前も鉱山局長にいろいろと当委員会で漁業用燃油に対して質疑を行い、その後局長には、あらゆる面から善処をいただくように御考慮を願つたのでありますが、その後における情勢がどのようになつておりますか。御発表のできる範囲内でけつこうでありますから、お話をいただきたいと存じます。
【次の発言】 たいへん御懇篤な御努力の結果、販売ルートの確立、量に余裕を持ち、価格に適正な方法を講ずる、しかもそれには苦情処理機関までつくつて漁業者に対する完全なる配給をなして行きたい、こういう御趣旨に、要約すればされるのでありますが、こういたしましても、絶対量の足りない場合における工業との関係、これらが今……

第19回国会 水産委員会 第19号(1954/03/24、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 外務委員会及び水産委員会また本会議でもこの問題が取上げられようとしておる。かかる状態に、あり、またひいては今までの各委員の発言、それからこれから控えております各委員の発言も同じことだろうと思うのでありますので、私は別な角度からこの点を考えてみたい、かように考えておるのであります。  まず第一に今回の事件は、どなたの考えからいつても、世界平和の確立のために非常に大きな貢献になつたものと私は考えます。今まで日本の国会においても、やれ保安隊、予備隊、再軍備というような問題で論議されておる。これからも論議される。しかし今回の事件が発生してから、あたかも日本の保安隊は軍備でも何でもない……

第19回国会 水産委員会 第21号(1954/03/30、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 ただいま問題になつておりまする根室地区は、私の選手区であります。ゆえに私も十分調査をし、また注意もしておつたものであります。大体、根室、歯舞というのがこの海区における一番重要な二つの町村でありまして、先ほどの参考人の言われた人口の内容、これらも参考人の言われた通りであります。しかして、従来まではこの二つの町村が、ここの漁業の大体六割を占めておつたものであり、その他函館や内地の方々から、この地方に漁業を営むために来る者は四割というような状態になつておつたものでございます。終戦によつて、ソ連の管理するところとなり、平和条約においては、歯舞諸島が日本の領土とはつきり明示されておるの……

第19回国会 水産委員会 第23号(1954/04/17、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 先日の協議会できめたソ連行きの内容に対して、その後委員長から、長官は外務省との連絡をしていただくようになつておりましたが、その点はどのように進行しておられますか。
【次の発言】 長官の御意思はよくわかつておりますし、また外務省の日本政府としての立場からいつて、ただいまお話のようにいろいろ非常にめんどうなことだろうと思いますが、民間の立場から行きまして、会談をする場合においては、役所と違いまして相当気楽に話ができるのでありますが、先日の小委員会におきまして、ただいまの長官の御意見のように、非常に重大な問題であるが、昨年の暮北洋問題が論議されたときからわれわれが心配したのは、七船……

第19回国会 水産委員会 第24号(1954/04/26、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 中小漁業融資保証法に基ぐところの起債の問題について、現在の公共団体が自治庁に対して起債の申請をしておる、その申請がどのように今取扱われておるか、この点を承りたいと思うのであります。
【次の発言】 自治庁においては、この法律が制定されたとき、附帯決議をされておることは御承知のことと存じますが、その附帯決議は、「政府は、本法実施に当つては、次の措置を講ずべきである。一、地方公共団体が協会の会員として出資するに当つては、その資金に充当するための起債を認めること。二、本法による融資に対しては、その利子補給の方途を講ずること。」こう二つの附帯決議をされてあるのでありますが、二の「本法に……

第19回国会 水産委員会 第27号(1954/05/13、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 海上保安庁にお聞きするのですが、この漁船の二百十九隻というものの大体のトン数はおわかりになりませんか。そして現在遭難されておると仮定されておるもののトン数は、おわかりになりませんか。
【次の発言】 長官にお伺いします。こうした水産関係の災害、また農業関係の災害は、雪が一尺も降つて、温床苗しろはほとんど全滅してしまつたというような形であり、また羅臼なんかは、八百戸よりない住宅が二百戸も倒壊してしまつたというような状態が報道されておるのでありますが、政府として、単に保険を早く概算払いをする、それから証券を資金化する、こういうような方法だけにとどめるつもりでありますか。政府はまたこ……

第19回国会 水産委員会 第30号(1954/05/22、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 今回の災害は日本の水産業始まつて以来の大きな災害でありました。しかしてこの災害につきまして二つの点から出委員会は論議して行かなければならないことと存じます。一つはどういうようなことによつてこの原因があつたかということを論拠としなければなりますまい。もう一つは、この災害に対してただちに救済の方法を講じなければならないということ、この二つに集約されることと存ずるのであります。  今回の災害について急遽その対策を講じてくれた海上保安庁及び保安庁、また北海道の道当局または現地に出張された北海道の水産課長、また当時の根室支庁長の努力というものは、現に知事がそこにおられますが、あの支庁長……

第19回国会 水産委員会 第31号(1954/05/24、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 今回の暴風に対しまして、農林省としてはいち早く係官を現地に派遣され、しかも当委員会は国会中にかかわらず、委員を御派遣になりまして、しかして現地の状況をつぶさに調査されたものでありまして、この点に対しては北海道の知事及び関係者から、深甚な謝意を表されておるのであります。  この災害は、漁業関係においては、日本の国始まつて以来の大きな災害であります。かつて函館に大火のあつたとき、風速三十八メートルとかいうことでしたが、今回は四十何メートルというような風速でありまして、農業においては亜麻の畑はほとんど種が一粒もないほどになり、またばれいしよなどは一箇所へ全部吹きつけられて、固まつて……

第19回国会 水産委員会 第33号(1954/05/28、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 今回の災害につきましては、当委員会といたしましても急遽国会開会中にもかかわらず調査団の御派遣となり、しかして水産庁、大蔵省においても、誠意を持つてこの問題に対して御研究になり、しかも短時間において、一兆億の緊縮予算の建前の今日にもかかわらず絶大なる御努力をなされ、漁民はこの恩典に感泣しておることと存ずるのであります。しかもまた、この法律の制定によりまして、漁民は、ただちに、あらゆる自己の努力によつて水産業発展のために勇往邁進することと存ずるのでありまして、私は、全会一致をもつてこの法案が衆議院の当委員会を通適したことに対して満腔の敬意を表するとともに、水産庁及び大蔵省当局に対……

第19回国会 水産委員会 第35号(1954/08/10、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 ただいま秋山外務政務盗から就任のごあいさつがわれわれにありましたが、私どもといたしましては、ほとんどこの水産委員会なるものは、外務省の跡始末をしていなければならないという点がたくさんにあるのであります。このときにあたつてしかも水産業界の第一人者である秋山君が外務政務次官に就任されたことは、日本の水産業界にとつてまことに光明が開かれるものと考えるのであります。秋山君の今後の御活躍を期待してやまないものでございまして、敬意を表する次第でございます。
【次の発言】 私は今までの議論を聞き、また日本の輿論に対して政府は御努力されておる。しかしこれは現実の問題のみを考えておることである……

第19回国会 水産委員会 第36号(1954/08/23、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 前の委員会に論議さるべく諮つた毎日新聞の七日の夕刊の記事について、当委員会はどういうように取扱うべきかということであつたのでありますが、たまたま委員会の国政調査があるので、その国政調査の済んだあとにおいて、この問題を論議すべきであるという委員長の意見に基いて、前の委員会は閉会したのでありますが、その問題は非常に大きな問題であると思うのであります。現在福永君がソ連に行つておりまして、本人からはまだ何らの報告は来ておりませんけれども、福永君は多分こういう問題をソ連において論議されることでないかと思うのであります。詳細のことは福永君から連絡のあつた場合にただちに委員会を開いて、それ……

第19回国会 水産委員会 第37号(1954/10/05、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 本年に入つてからの台風によりましての水産被害は、ただいま長官から資料に基く概略の報告を受けました。これに対して、私どもは緊急にこれを復活、救済しなければならないということと、もう一つは、恒久的に災害から免れることを考えなければならないのではないかと考えるのであります。  まず一番考えなければならないことは、原始産業である漁業及び農業、また近代化された船舶、航空機、これらに対して気象の観測がいかに災害の多い日本の国として重大なものであるかという点であるが、こういう点をはたして当局はどのように考えておるか。単に予算がないからこういう点に対して十分の研究ができ得ないというようなこと……

第19回国会 水産委員会 第38号(1954/10/07、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 農林中金にお尋ねいたします。前回の委員会におきましては漁業権証券が十二億資金化された、農林債券において八億認められた、合計約二十億程度のものが資金化されたということでありましたが、この表を見ますと、昨年の災害における四百八十五億の法律に定められたわく、融資の実績は、信連扱いをも合せまして四百十二億になつておる、こういう表が現われておりまするが、今次の災害というものは、全国を通じて約二千億になんなんとする大きな災害であり、また冷害であると思うのであります。前回のお話でありますと、これから例年米の金が相当出る、それによつて操作ができ得るというお話のように思われましたが、これはこま……

第19回国会 水産委員会 第39号(1954/10/12、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 長官のいろいろな御答弁によつて大体わかりましたが、私が非常に心配しておるのは岩内の問題であります。岩内の問題は、ただいまの長官の御答弁から行きますと、とりあえず用船をしなければならない、小修理をしなければならない、それから着業しなければならないその資金、これらは系統機関である中金から出すということで、これは当然であります。しかしこれに対して道が相当の保証をしなければならないという方に持つて行くべきだろうと思うのであります。しかし今ただちにこうした必要なものに対する、漁期が迫つて着業しようという段階になつたものに対する系統機関の融資ということは、これは当然なことであり、これをや……

第19回国会 水産委員会 第40号(1954/10/14、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 ただいま赤路君からパタゴニアの漁業移民に対する質問があつたので、私はその組合の組合長をしておる関係上、今までの経過を簡単に申し上げておきたいと思います。長官からは親切丁寧なただいまの御答弁があつた。この問題は、先ほど長官が話されるように、もはや私が調査に行つて漁業協同組合をつくつて、そうしてあすこで漁業移民をやろうというような、われわれの組合だけの問題ではなくなつたのでございます。当時私とペロン大統領の会見内容は、前に皆さん方にもよくお話を申し上げた通り、その会見内容の言葉は、現在外務省を通じて公式の書類となつてすべてが来ております。全部そのときと同じケースによつて処理されて……

第19回国会 水産委員会 第41号(1954/11/04、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 ただいま委員長の御報告を聞きますと、今まで不安に満ちておつた中共との漁業に対する道筋ができたという御報告でありまして、委員長及び派遣議員団の御苦労に対して感謝をするものであります。ただいまの御報告を開いてみますと、国交がないから政府と直接話ができ得ない、ゆえに水産団体及び日本の人民の団体と話合いをしたい。またそれを了承されたというお話でありますが、国交のないことを外務当局としてはよくうたつておられる。しかしあの中共への視察団が行かれるときにおいては、外務省において相当の議論があつて延び延びになつたのであります。それは共産主義国家であるからということが第一の理由だろうと思うので……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第6号(1954/03/15、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 大体この法律案を出されるにあたりまして、大蔵省は佐藤総務課長と柏木君の三人たけで責任を持てるのですか。この点をまず承りたい。
【次の発言】 佐藤総務課長には非常に気の毒なのです。大体二十九年度の予算の説明に対して、総理大臣があのように経済的な計画はないという答弁をされておる。そこへもつて来て一兆円の緊縮予算をしなければならない。これに対して国民が一体納得できるかどうかという問題です。私は自由党所属の代議士である。総理の言うことなら、何もかも拍手をしてその政策に応じたいと思つておる。しかし、三年間なら三年間、五年間なら五年間という一定の期限をつけて、しかして三箇年計画とか五箇年……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 水産委員会 第1号(1954/12/02、26期、日本民主党)

○松田(鐵)委員 この法律案が制定せられるまでの間にいろいろと今まで各党において論議されてこの法律案が出たことでありまするが、まず一番先にお伺いしたいことは、ただいま長官から、この法律による第二条の第三項における「(これらの施設が復旧されるまでの間の農林大臣の定める用途に必要な資金で農林大臣の定める被害漁業者等に貸し付けられるものを含む。)」と、これが従来あるつくり上げられた特別措置法と、今回は岩内の分があるために着業資金としてかわった形によってこれを認めてあるのだ、かような説明でありまして、岩内というものに対する非常な関心を持つと同時に同情、しかもこれを育成しなければならないという考え方から……

第20回国会 水産委員会 第2号(1954/12/04、26期、日本民主党)

○松田(鐵)委員 先般の委員会に、かつてない北海道の災害及び宮崎県の災害についてのこの法律案が提出されたのでありますが、第二条の第三項のうち「漁具又は第一項の施設の復旧に必要な資金(これらの施設が復旧されるまでの間の農林大臣の定める用途に必要な資金で農林大臣の定める被害漁夫者等に貸し付けられるものを含む。)であって、」云々とありますけれども、こうした着業資金に対する政府の思いやりが、この法律案に現われておるのであります。特に岩内の問題は未曾有な問題であって、昨年から三回にわたってこういう惨害を受けておる。ここででき得ることであったならば、政府は漁船をもつくつてまで貸してやるだけの考え方を持たな……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 水産委員会 第1号(1954/12/14、26期、日本民主党)

○松田(鐵)委員 ただいま前委員長であつた田口君から、委員会が一年九箇月の間あらゆる協力をされたとわれわれ委員一同に対して謝辞を述べられましたが、われわれの委員会をしてほとんど与野党の区別なく、一致協力して幾多の法律また水産行政に対する国政の反映をさしたことは、一に委員長の常に温厚にして卓越した態度によつてわれわれを指導していただいたたまものでありまして、むしろ私どもこそ委員長の御指導に対して敬意を表するものであります。しかも一番特筆すべきことは、田口委員長が民間代表として身をもつて中共に行かれ、中共との漁業協定の基礎を打ち出したということであります。南の海に対するいろいろな迫害、しかも李ライ……

第21回国会 水産委員会 第2号(1954/12/16、26期、日本民主党)

○松田(鐵)委員 この決議に対しては、私ども民主党といたしましてもまことに至当なる決議であると存ずるものであります。しかし今日において再びこの決議を出さなければならなかつたという理由はどこにあるかということでございます。現在漁民が因つておることは私みずからが体験しておりまして、北海道においてはトン二万円にもなつております。さような状態において漁獲の三割以上も燃料に消費されるということで、どうして漁業そのものが立つて行くかということであります。ゆえにこういう決議は当然過ぎる決議であると私は信じておるものでありますが、なぜこういう決議を再び出さなければならなかつたかというところに、私は死人にむち打……


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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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