金子与重郎 衆議院議員
26期国会発言一覧

金子与重郎[衆]在籍期 : 24期-25期-|26期|
金子与重郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは金子与重郎衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

金子与重郎[衆]本会議発言(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 衆議院本会議 第5号(1953/05/27、26期、改進党)

○金子與重郎君 ただいま議題と相なりました、井出一太郎君外二十四名の提出にかかります農業災害補償法の臨時特例に関する法律案に関して、農林委員会における審議の経過並びに結果の大要を報告いたします。  本案の提出を見ました経緯について簡単に御説明申し上げますと、去る四月下旬以降、ほとんど全国にわたつて発生いたしました凍霜害は、まれに見る大災害と相なりまして、農作物、蚕繭、果樹、お茶等に対し莫大な損害を与えました。このことは、皆様のつとに御承知の通りであります。これに対して、政府はもちろん、各党におきましても、それぞれ対策の樹立に努力されておるのでありますが、なかんずく自由党、改進党、社会党両派及び……

第16回国会 衆議院本会議 第17号(1953/07/04、26期、改進党)

○金子與重郎君 ただいま議題となりました、金子與重郎外七名提出、農産物検査法の一部を改正する法律案、内閣提出、昭和二十八年四月及び五月における凍霜害の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法案、並びに内閣提出、農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案の三案につき、農林委員会における審議の経過並びに結果の概要を御報告申し上げます。  まず、農産物検査法の一部を改正する法律案について申し上げます。  御承知のごとく、米麦は、農産物検査法によりまして、国の強制検査と相なつております。それによりまして、農産物の大宗たる米麦につき規格の統一を行い、取引の斉正、迅速をはかり、もつて農民並びに農業団体の……

金子与重郎[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院26期)

金子与重郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 農林委員会 第2号(1953/05/27、26期、改進党)

○金子委員 ただいま議題と相なりました、井出一太郎君外二十四名提出にかかります農業災害補償法の臨時特例に関する法律案につきまして提案理由を御説明申し上げます。  農業災害補償制度につきましては、昨年第十三国会以来その根本的改正が論議されて来たのでありますが、前国会において同法の一部改正法案が審議未了となりましたため、制度上空白が生じておりましたところ、今回の凍霜害をみるに至つたのであります。そこでこの制度の根本的改革に関する検討とは一応切り離し、今回の凍箱書対策の一環として、直接関係のある昭和二十八年産の蚕繭と麦につきまして臨時特例を設けて、一刻も早く制度上の空白を埋め、対策の完璧を期そうとし……

第16回国会 農林委員会 第7号(1953/06/20、26期、改進党)

○金子委員 時間が非常にずれておりますから、十分間程度で四つの点を簡潔に通産省の方に質問申し上げますから、お答え願います。こんにやくの問題であります。こんにやくの問題は年々問題になつておりまして、この問題は、輸入が内地の生産に非常に鋭敏に響くことから、こういうことになつているのでありますが、まず第一に、通産省と農林省との折衝の結果、十四万円を維持するような状態になつたときには輸入するということになつておりますけれども、今度の輸入計画に入れる考えがあるかどうか、それをちよつとお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 農林省と検討中である以上は、農林省との折衝が終らないうちは輸入の数字はきめな……

第16回国会 農林委員会 第8号(1953/06/24、26期、改進党)

○金子委員 この法案は、各党合同の凍害対策委員会の申合せによりまして、こうした方策をとるということがきまりましたので、その大綱においては問題はないのでありますが、一、二この法案で解釈できない面がありますので、その点をお伺いいたします。  この法案によりますと、貸付の目的が、今度の春の凍霜害による被害農家に対して、肥料の買入れその他の営農資金ということに条文上書いてあるのでありますが、各党の合同対策委員会におきましてこの問題が取上げられたときの内容といたしまして、今度の凍霜害における被害による収入減に原因いたしまして肥料が買えないとか、あるいは営農に支障を来すというだけでなく、これと密接な関係の……

第16回国会 農林委員会 第11号(1953/06/30、26期、改進党)

○金子委員 災害地のことで、主として今度の台風第二号の問題でありますが、今の説明によりますと、十九億九千万円ばかりの要求額が出ておるようであります。この中で正味の、いわゆる農林水産の施設災害復旧費を除きますと六億ばかりになるわけですが、これはこの間五党の対策委員会の決定いたしました要求額と比べますと非常に懸隔が多いのであります。私は前の凍霜害にも関係しておりした関係上、いろいろ五党の対策委員会の方から連絡等があるのでありまするが、五党の方のお話を聞きますと、施設問題を除いても概略二十八億ばかりになつておるようですが、一体どこからこんな開きが出るのか、これではこれから対策をとるのに非常に困るので……

第16回国会 農林委員会 第12号(1953/07/01、26期、改進党)

○金子委員 農業災害補償法の一部を改正する法律案の修正案の趣旨弁明を申し上げます。  御承知の通り政府提案にかか農業災害補償法の一部を改正する法律案につきましては、本制度の根本問題から論議すべき幾多の問題がありますので、休会前に凍霜害対策の完璧を期するため、別途臨時特例を制定し、昭和二十八年産の蚕繭並びに麦について規定したのでありまして、休会明け後特に農業災害補償法制度に関する小委員会を設けて根本問題を研究することになつたのであります。 しかしながら当面すでに水稲、陸稲は引受時期に入つておりますし、災害が現実に起つておりますので、一日も放置を許さない事情となつておりますので、特例法で別途規定い……

第16回国会 農林委員会 第13号(1953/07/02、26期、改進党)

○金子委員 委託加工をやる場合にどうして事前に検査をする必要があるか、それは結局委託加工のような形においで次の形へ変化をするのであつて、それは売買でないのだから、そのところを押えて、委託加工をする者に対して検査をすることについて疑問があるが、どうかという点であります。この点は農家の人たち個人々々にいたしますと、自分でつくつておりますものの規格がどういうものであるかということが、きわめてあらましの点でなければはつきりわからない。一方検査をいたしますことによつて、御承知のように検査品の規格というものは、粉なりあるいは精麦なりにするものに対して、一等、二等、三等、各等級ごとにどれだけの歩合が出て来る……

第16回国会 農林委員会 第19号(1953/07/16、26期、改進党)

○金子委員 時間が大分たつているようでありますので、五分間くらいで、長い御説明は省略させていただきますが、農林特産物としてのこんにやくいもの問題であります。これは年々こんにやくの輸入をめぐつて、一部輸入業者と一部生産業者との間では、年中行事のように対立しておりますが、今度この解決の一助として、大蔵委員会にこんにやくの輸入関税の引上げの法案が出ておるのでありますが、しかし、大蔵委員会の事情を仄聞いたしますと、この原案をもつと低くするという意見もあるやに聞かれますので、この際皆さんの御同意を得まして、原案を支持していただくように、大蔵委員長に申入れをしたい。こういうととを動議として申し上げたいので……

第16回国会 農林委員会 第21号(1953/07/21、26期、改進党)

○金子委員 開拓者の経済的な基礎が薄弱であつて、しかも一応入植いたしました開拓者が、今後いかなる方法で経済的に基礎的な安定をするかということに対しては、非常な重要な問題でありますので、この際、開拓融資保証法を出して、資金関係に一手を打つて行くということは適切なことでありますが、問題は日本農業の特質といたしまして、企業的に成り立たない。一般の旧農耕地でさえ企業採算としては成り立たないという大きな宿命を持つておるのでありますが、その上に開拓者は、比較的地質におきましても環境におきましても、すべて経済的な面から見て不利な状態にあることは、これは現実の問題であります。従つてこれらの融資の面にあたつて一……

第16回国会 農林委員会 第22号(1953/07/22、26期、改進党)

○金子委員 ちよつと農地局長にお伺いしますが、先ほど川俣君から質問の、一団地二十町歩ということが結局土地改良の一番のがんになつておるわけであります。これは毎国会土地改良の問題が出ると耳にたこの出るほど問題になつておることであります。そのときに一時はもう少し下げるというような感じの答弁をしたこともある。それでこれは予算がないからといえば別でありますが、実質的に小規模の方が比較的事業者自体の個々の熱意も出て来るし、また労力奉仕のような実際に現金を支出しなくて済むこともできるので、一番実行しやすいことは政府当局もわかつておる。連合軍から占領されていた当時、農業が一つの企業だとするならば、国家が個人の……

第16回国会 農林委員会 第24号(1953/07/24、26期、改進党)

○金子委員 各委員の諸君からたくさんの質問がありましたので、大体尽きておると思いますが、今資料として要求された問題に関連してですが、加工乳を中心としたジャージーの集団地帯をつくるというようなことになりまして、これがもし外国製酪品とアンバランスになりました場合、こういうふうな集団的地帯を国家が責任を持つてつくつたといたしますと、今後重大な問題になりまするから、この点は相当考慮されておると思いますが、この問題は、後にこれらのような資料ができましたときに、どういう対策を取るかということを御研究していただくことにいたします。  それから先ほど来の質問にありました、酪農が進んで参りましても、原料乳が非常……

第16回国会 農林委員会 第25号(1953/07/29、26期、改進党)

○金子委員 ただいま議題と相なりました畑地農業改良促進法案の提案理由を御説明申し上げます。  御承知のごとく、わが国の耕地面積約五百万町歩のうち畑地面積は、二百万余町歩にも及び水田面積にも匹敵する面積として広く全国に分布していうのであります。しかるに従来は、畑地農業につきましては、一般的に灌漑施設がなく、自然の降雨によつて灌漑を行つている状態でありまして、栽培技術及び栽培品種も固定化し、またその豊凶は、もつぱら自然的な降雨条件によつて左右せられる結果ともなり、農業生産力は一般的に低いといえるのであります。そこでこれらの畑地のうち河川もしくはため池または地下水により灌漑し得る可能な畑地に対し、農……

第16回国会 農林委員会 第26号(1953/07/31、26期、改進党)【議会役職】

○金子委員長代理 これより会議を開きます。  ただいま委員長が委員長会議に出席しておりますので、その間私がかわつて委員長の職務を行います。  臨時硫安需給安定法案を議題といたし、審査を進めます。先般農林大臣より本案の提案理由の説明を承りましたが、この際本案の具体的内容につき委して、政府の説明を求めます。小倉農林経済局長。
【次の発言】 発言の要求がありますので、これを許します。足鹿覺君。
【次の発言】 足鹿覺君に申し上げますが、大臣が見えております。から、大臣に対する質問がありましたら……。大臣は大体三十分くらいしかおられませんし、あと河野一郎君が大臣に対して特に質問の要求がありますので、その……

第16回国会 農林委員会 第29号(1953/08/06、26期、改進党)【議会役職】

○金子委員長代理 五十嵐君簡単に願います。
【次の発言】 吉川久衛君。
【次の発言】 この際、先般来延期しておりました農地の転用問題について、佐々木君の質疑を許します。佐々木君。

第16回国会 農林委員会 第30号(1953/08/07、26期、改進党)

○金子委員 肥料関係の二法案につきましては、委員会が農林と通産のニつにまたがつておりまして、その二法案を今後継続審議いたしますのは、あるいは小委員会でやられろ場合もありましようし、その他の場合もありましようが、主として小委員会等において研究する場合は、通産委員会におけるわける肥料小委員と農林委員会における肥料小委員と緊密な連絡をとつていただきまして、そうして参考人を招致するなりあるいは調査するなり、あるいは審議するのにもともに行動して行くことが、法案の全きを期する上から行きましても、あるいは能率の点から行きましても、その方がよろしいと思いますので、ただいま委員長においてそういうふうに今後の議事……

第16回国会 農林委員会 第32号(1953/09/04、26期、改進党)

○金子委員 肥料部長にひとつお尋ねしておきますが、今継続審議になりました二法案が、提案者の皆様方の苦労から考えると、ことに硫安需給調整法のごときは最高価格をきめる、あるいは内需優先の数量をはつきりと獲得する、そういうような肥料の需給面に対する重要なポイントを、自由経済を謳歌しているような今の時代に、今の政府とすると相当逆方向であります。この点は自由経済が統制経済へ逆もどりをしよう、それだけの手段をとつたのでありますから、このくらいの法案がどうして通らないのだろうというお気持が多分にあつただろうと思う。国会末期においてのあなた方の態度は十分そう見えた。しかるに農林委員会がどうしてそれを継続審議に……

第16回国会 農林委員会 第33号(1953/09/05、26期、改進党)

○金子委員 食糧庁長官も米価の決定や何かで非常にお忙しいと思いますが、きようで農林委員会が一応終りになりますので、この際延び延びにしておけない問題がありますので、その点をひとつだけ、わずか十五分くらいしか時間がありませんから、簡潔にひとつ御説明願いまして、委員会の態度をきめたいと考えておるものであります。それは一昨年から政府が自由販売自由販売というかけ声のもとに、何とかそれに沿うような政策をとりたいという非常な苦心から、匿名供出の問題に出発して、昨年度私どもは非常に杞憂したのでありますが、にもかかわらず、特別集荷制度、いわゆる供出後の自由販売というものを設けて実施したのでありますが、その特集制……

第16回国会 農林委員会 第34号(1953/10/02、26期、改進党)

○金子委員 委員会の国政調査の日程に従いまして、去る九月七日から十二日に至る間、北海道方面における農林関係事項の調査を行つて参りましたので、派遣委員一同にかわりまして、その概要をこの機会に御報告申し上げたいと存じます。  なお岩手県より水稲の冷害及び病害並びに酪農振興の問題について調査せられたい旨の要望がありましたので、帰途を利用して、その実情をも調査いたして参りましたので、あわせて報告しておく次第であります。  まず調査班の編成でありますが、これは松岡、金子、足鹿、井谷、芳賀の各委員の御参加を煩わし、事務局より岩隈、工藤の両君が同行いたしました。  一行がそれぞれ飛行機または汽車にて札幌の北……

第16回国会 農林委員会 第35号(1953/10/03、26期、改進党)

○金子委員 ただいま委員長からお話のありました点、ことに最後の、今度の冷害あるいは病虫害によるところの凶作状態に対する対策として、本委員会が中心になつて取上げて行こうというような理事会の決定であり、また委員長のお話の通りだと思います。そこで、私この際二、三申し上げたいのは、この中旬に行われます委員会においては、きようの各位の熱心な質問や、あるいは当局の熱意のある御答弁は一応了承したのでありますが、悲しいかな基礎的な数字を持つておりませんので、観念的な一つの考え方だけで終つておるのでありますが、これは十四日、十五日の委員会で具体案を予算化する方向まで持つて行くということに対しては、一面から行けば……

第16回国会 農林委員会 第37号(1953/10/17、26期、改進党)

○金子委員 関連して……。今官房長は、日本の食糧の基本問題として、いかに輸入食糧を防ぐかという観点から行くならば、今即座に食生活の改善はできない、そして人造米というような邪道にまで入らなければならぬときに、昔から食つている大麦、裸麦をもう少し転用して、輸入するなら小麦にまつた方が国家的ではないか。これは政府も考えているところだ。だからこそ、この間急遽これをやれと言つたにもかかわらず、きのう改良局長に言つたら、改良局長は知らぬ顔をしている。何でそんなふまじめなことをやるのですか。きのう改良局長に私は話したら、麦の転作の問題は、単に畑の面積だけによらず、農民の作付の関係、あるいは土質の酸性に対する……

第16回国会 農林委員会 第38号(1953/10/20、26期、改進党)

○金子委員 これは柿手部長にお伺いします。この前の委員会のときに、今継続審議になつております、肥料関係二法案の審議について、農林委員会で一番問題になつておるのは、肥料の需給調整のために、また一方価格安定の施策をとるという点は一応わかるのだが、問題はこの法律がいわゆる価格というものに重点を置いた相当大きな重要点を持つておるので、従つて法律の上に筋道が立つたといたしましても、かりに審議会が調査をいたしまして、各社別の生産費を出しました結果が、たまたま現在の肥料価格よりも何ら下らなかつたとか、あるいは逆に上つたというようなことでありますと、この法律を待つておるところの農民は、ある程度まで生産資材であ……

第16回国会 農林委員会 第40号(1953/10/22、26期、改進党)

○金子委員 今度の冷害の問題につきまして、その予算作成にあたつてのこまかい数字の問題につきましては、同僚委員から今お話がありましたから、その数字は省略いたしまして、ただここで副総理にお伺いしたいことは、農林大臣はこの農林委員会の審議の過程数回に及んで出席しております。われわれは今度の被害地を調査いたしました結果、あるいは数字として集まつて参りますもの等をにらみ合せまして、そして順次審議して参つたのでありますが、その審議の結果、私どものこの際なすべき一つの施策というもののわくと、それから先ほど来平野委員からお話がありましたわくとに非常に大きな開きがありますので、先ほども農林大臣に各委員から相当強……

第16回国会 農林委員会 第41号(1953/10/27、26期、改進党)

○金子委員 官房長にお伺いいたしますが、政府では一応今度の冷害に対して七十億、なお純粋に言えば五十億の予算を大体決定しておるようでありますが、それに先だつて官房長が大蔵省から折衝を受けまして、既定予算の削減をどういうふうな経過をたどつて、どれだけ削減をしたか、それに対する資料があれば資料で説明していただいていいのですが、なければあとで資料をもらうごととして、概略だけ説明してください。
【次の発言】 そうすると治山治水関係で十億、農地関係で二十九億、そのうち農地関係で、これははつきりして去るかどうかわからないが、大体二十億見当削つたのですか。

第16回国会 農林委員会 第42号(1953/10/28、26期、改進党)

○金子委員 昨日当委員会で、今度の冷害等の凶作対策費として緊急に政府が捻出する金が、一応総体において農林関係七十億、そのうち二十億は建設、労働、厚生というようなものが入りまして、正味五十億ではあるが、一方農林省関係の公共事業費の節約が相当大きく行われまして、きのう官房長のお話によりますと、約三十億近い金が節約になつておる。そうすれば五十億と差引き二十億だけが今度の冷害対策費になる、総体的に見ればこういう計算になるわけでありまして、きようその内容をつぶさにお伺いしまして、これは単に新しく補正いたしまするところの冷害対策費に対して検討するだけではなしに、その財源の持つて来た根源をよく突き詰めて参り……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 農林委員会 第4号(1953/11/02、26期、改進党)

○金子委員 改進党を代表いたしまして本決議案に対して一言申し上げます。結論は最後に申し上げます。  農林委員会の経過が先ほど来この提案の理由の説明並びに賛成の意見にあつたように、たまたま本年の災害がありまするや、国会終了後の通常の国政調査の第一回の調査をやりましたその当初から、東北班、北海道班におきましては、それがただちに冷害調査のような結果になりまして、それ以来というものは、ほとんど農林委員会の各位が休会もなしに、調査あるいに委員会研究ということで今日までやつて参りましたことは、ただいまお述べになつた通りでありますし、その結果本日の決議の案にありますように、十月二十日に農林予算に関して最小限……

第17回国会 農林委員会 第5号(1953/11/03、26期、改進党)

○金子委員 関連しまして安田さんにちよつとお伺いしますが、七億円の振りわけは、冷害地とそれから九州を中心にしての風水害、今度の予算は農業災害を中心にして出ておりますけれども、現実には二つにわけて進捗しておるわけでございますので、大体どのくらいの振わけになると考えておりますか。
【次の発言】 安田さん、それは心配かいんじやないか、あるじやないかではないのだ。今度の予算の獲得に、冷害は幾ら必要だ、風水害は幾らだということで、大蔵省が御承知のようなわくで、豚を殺すような騒ぎで今日までやつて来た。そうするとこの七億の金は、生活保護の建前からいうと、冷害ら地だからどう基準がかわるとか、あるいは風水害地だ……

第17回国会 農林委員会 第7号(1953/11/06、26期、改進党)

○金子委員 私はいまお手元に配付いたさせました修正案に対しまして、自由党を除く各派を代表して趣旨弁明を試みんとするものであります。  まず修正案を読み上げます。     昭和二十八年における冷害による被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法案に対する修正案    昭和二十八年における冷害による被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法案の一部を次のように修正する。  (1) 第二条中「農業協同組合」の下に「(副業資金のうち薪炭原木購入資金及び炭がま構築資金については農業協同組合又は森林組合)」を、「副業資金」の下に「、家畜維持資金」を加える。  (2) 第二条第一号中「損失額を基準として……

第17回国会 農林委員会 第8号(1953/11/07、26期、改進党)

○金子委員 関連の関連になりますが、大切なことだから食糧庁長官に申し上げておきますが、今足鹿委員の質問に対する答弁で、澱粉を特に食管会計を赤字にして払い下げる意思はない、今の状態ならばそれで行けるだろうということになると、かりに澱粉が少し値上りした場合、あんな割高な澱粉は人造米には使わない方が得だということになりますと、少くとも人造米で澱粉を消化するということの意味はなくなつて来る。私どもは人造米に対してはいろいろの疑義がある。疑義はあるけれども、ただ一つの頼みは、今栄養価値はあるけれども、嗜好上食う方法として困つておる澱粉を――ほかの用途の点からいつても困つていると言つてもいいと思うのです。……

第17回国会 農林委員会 第9号(1953/11/24、26期、改進党)【議会役職】

○金子委員長代理 それでは主として冷害対策に関する件、ただいまの説明を中心にして、そのほかにも食糧長官、それから経済局長が見えておりますので、関連でもけつこうでありますから、御質問を願いたいと思います。
【次の発言】 吉川久衛君。
【次の発言】 足鹿君。
【次の発言】 それでは休憩いたします。午後は引続き一時半から開会いたします。     午後零時四十九分休憩
【次の発言】 先ほど冷害対策に対する予算の配分というような問題が出て参りましたし、一方共済の問題が出ておつたのでありますが、その間におきます、政府が今までやりました経過をお聞きしでみますと、大体において、十月十五日現在の作報の収穫予想を……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 農林委員会 第1号(1953/12/01、26期、改進党)

○金子委員 ただいま綱島委員は、最後に重要な質問をしたのですが、あなたはそれに答えていないようです。あなたの方の言い分は一応わかるけれども、それはよくわからない説明なんです。支離滅裂というと少し極端ですけれども、それに近いのです。ただあなたの立場で説明をしておるだけのことで、ずいぶんけつから抜けておる話が多いのです。だから、これはどうですか、ここで委員会でこうしておることもいいが、将来生のまま消化できることを希望するといつても始まらぬのです。農民は今できておるのを、この価格では困るじやないか、現に農民の手取りは去年より安くなつておるのですから、指定倉庫をどういうふうにくふうすればどうなるとか、……

第18回国会 農林委員会 第2号(1953/12/02、26期、改進党)

○金子委員 ただいまの小倉局長の金利の利ざやの中に事務費があるというお話ですが、そこに今後協同組合の基本的な問題が出て来るのでありますが、そういうときに対しての重大な問題でありますからして、ただいまの質問に対して、協同組合自体が自発的な事業としての金融をやる場合の調査費というものと、それからこういうふうな一つの協同組合が機関のような形において働きをする場合とでは、金利の利ざやというものだけでかつてにそれは事務費があるはずだという解釈は将来困ると思うのです。と申しますと、あなた方地方に行つてごらんにならないとわからないと思いますが、見に私どもはこの間行つても、町村長の中には、相当数量町村長が認定……

第18回国会 農林委員会 第3号(1953/12/08、26期、改進党)

○金子委員 食糧庁長官にお伺いします。  本年度の米の不作にあたりまして、政府は米の供出督助促進のために、米単作地帯に対して代替地の麦を送つて、できるだけ米を供出してもらおう、こういう意図を持つたようでありますが、現在そうした米産地に対して米供出の代替の意味において麦をどのくらいの数量送つておりますか、それを伺いたいと思います。
【次の発言】 今大麦、裸、小麦の政府の手持ちはどのくらいありますか。
【次の発言】 そのうち小麦は幾らで、大麦、裸は幾らですか。
【次の発言】 先ほどお尋ねした米単作地帯に対する五万トンの手当というのは、大体米産地で貯蔵させる目的で現地配給しておりますか。


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 農林委員会 第2号(1953/12/11、26期、改進党)

○金子委員 木暮さんのお帰りになる時間がちよつと過ぎたようでありますので、簡単にお尋ねいたしたいと存じますが、先ほど税制調査会から生糸課税に対しましての答申案が、二つの考え方がそのまま答申されておるというお話だつたのでありまするが、もしお手元にありましたら、その具体的なものをお読み願えれば非常にありがたいと思いますが、お持ちでございませんか。その部分だけでよろしゆうございます。
【次の発言】 大体了解しましたが、そこで麻、綿、毛、絹、こういつたような繊維を一応対象にしまして、概略二百億円程度の税収入をはかるということであつたように承つておるのですが、これに対してただいま問題になつておりまするの……

第19回国会 農林委員会 第3号(1953/12/12、26期、改進党)

○金子委員 電柱の敷地補償料でありますが、この問題につきましては、過去三年ほど前から、あまり長い間農地における電柱敷地補償料が各関係とも放任の形になつておりましたので、これを取上げて、現在のところ、料金の多寡は別といたしまして、電電公社関係と国有鉄道の関係は一応軌道に乗りつつあるわけでありますが、残された電気会社関係の補償料というものが、判然としていない面が多分にありますので、この際農地に施設してあります各社の電柱の敷地料問題について、まず通産省の公益事業局次長からお伺いしたいと思います。  第一番にお伺いしたいことは、全国の電気会社の関係の電柱の所在本数の実態はおわかりになつておるかどうかと……

第19回国会 農林委員会 第5号(1954/01/11、26期、改進党)【議会役職】

○金子委員長代理 これより会議を開きます。  一昨日の当委員会理事会におきまして、農林次官、官房長その他から昭和二十九年度予算の編成過程におきまして、農林関係予算が非常な削減をされる状態にある、こういうことを当局から伺いまして、農林大臣以下農林省といたしましては、悲壮な決意をもつてこれに対して挽回策を講じなければならぬ、こういうお話がありましたので、理事会におきましても、事非常に重大な問題でありますので、時間的に急ぐためにさつそく本日農林委員会を開きまして、そうしてこの二十九年度予算に対する当委員会の意思表示をすべきではないか、こういうことになりまして、なお本日の開会前における理事会におきまし……

第19回国会 農林委員会 第7号(1954/02/04、26期、改進党)

○金子委員 本日この委員会で、地方行政の方で長らく審議されて施行することになつておりまして現在進行中の、市町村合併促進法の問題をなぜ取上げるかという点について、前もつてお話しておきますが、自治体というものが、ことに日本の農村のように自然発生的な古い歴史と因習を持つているところが、促進法ぐらいでこんなに大きく進展するとはゆめゆめ思わなかつたわけです。御承知の通り、これは法律ではなくして、一つの促進法です。規制法ではなくて促進法なんです。それなのに、どうしてこういうふうに予想以上に進展したか。あずかつてあなた方部長あたりの政治力の強いということかもしらぬのですが、私ども農林関係の者としては、非常に……

第19回国会 農林委員会 第11号(1954/02/12、26期、改進党)

○金子委員 人造米に関連してお尋ねいたしますが、政府は製品の問題だけをやかましく言つておりますが、人造米の問題は、粉として食べべきものを固めて食うということは邪道であつて、われわれ農林委員会の今までの考え方としては、要するに日本の食糧増産の上に一番大きな期待を今後持たなければならない、但し消費面には、困る澱粉をどう処理するかということに一番大きな期待をかけておるわけなんで、従つて原料に対する一つの規格というか、規制というか、そういうものを考える必要がないかどうか、それこ対してどう考えておりますか。
【次の発言】 そういうことを言つておるのではないのです。あなた方の方は、製法の問題だとか規格の問……

第19回国会 農林委員会 第12号(1954/02/17、26期、改進党)

○金子委員 こんにやくの問題につきまして、きわめて要点だけについて政府の考え方、あるいは今の起りつつある諸問題についての質疑を行い、同時に今後の方針を承知いたしたいと思つておるものであります。  まず最初に農水産課の今井事務官の方から、この前こんにやくが御承知のように問題になりまして、結局通産省、農林省自体ではどうにもならぬ不合理な問題を解決させるために、結局国会議員のそれに関係のある人たちが仲介に立つたというようなことで、非常に不愉快な話でありますけれども、そういう過程でこんにやく問題の一応の解決を見、そして新年度、いわゆる本年度のこんにやくから、あらためてこんにやくに対する輸入あるいは内需……

第19回国会 農林委員会 第30号(1954/04/14、26期、改進党)

○金子委員 この肥料二法案を審議するにあたりまして、この法案が実施されたあかつきに、今まで全国で問題になつております輸出の出血を農民がかぶつておるという面から、ここにこういう法律が出されたのでありますが、従つてこの法律は、経済的に農民に実利を与えるか与えないかという経済法律でありますので、単にこの期の硫安が幾ら安くなるか高くなるかということ以外に、今後肥料生産に対して、あるいは配給の面に対しても、制度的に何らかのいわゆる国家規則を加えることができるような面もありますが、これは別として、さしあたりこの法律によつて逆に硫安が高くなつたというようなことでありますと、どういう意味でこの法律をやつたかと……

第19回国会 農林委員会 第33号(1954/04/20、26期、改進党)

○金子委員 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━。
【次の発言】 もうあきれるほど委員会をやりましたので、つきましては、私は二、三の点だけをお聞きしたいのでありますが、実はこういうふうな問題が最後には必ず来ることを予測しておつたのであります。なぜならば、この法律の最初の出発は、輸出したところの赤字を内地農民に転嫁させるという価格の問題から出発しているわけです。この法律はそれを解決して行く一つの方策として輸出会社を立て、その輸出会社そのものが損をする分は一応保留して、会社が赤字だと称するものを農民に転嫁させないということなのでありますから、結論は価格問題に必ず出て来る。価格問題……

第19回国会 農林委員会 第35号(1954/04/26、26期、改進党)【議会役職】

○金子委員長代理 これより会議を開きます。  井出委員長が所用がありますので、私がかわつて委員長の職務を行います。  この際お諮りいたします。足立篤郎君から理事を辞任いたしたいとの申出があります。これを許すのに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  つきましては、その補欠を委員長において指名いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、小枝一雄君を理事に指名いたします。
【次の発言】 これより酪農振興法案を議題といたし、審査を進めます。質疑の通告がありますので、これを許します。吉川久衛君。

第19回国会 農林委員会 第36号(1954/04/27、26期、改進党)

○金子委員 ただいま肥料小委員会の小委員長から経過が説明されたのでありますが、長い間の審議の結果、この際その大体の線の最大公約数をとりまとめたような意味におきまする修正案を提出いたした次第であります。その案文はお手元に配付した通りでありますが、簡単にこの際その修正の要旨を御説明申し上げたいと存ずる次第であります。  まず第一に、臨時硫安需給安定法が提出されて以来、相当長い期間審議に時間をとつておりますので、当時は硫安が輸出価格と国内価格との間に大きな開きがある、すなわち出血輸出の犠牲を内地農民にかぶせるということが主たる硫安価格問題であつたのでありますが、その後経済情勢の変化等におきましてまた……

第19回国会 農林委員会 第37号(1954/04/28、26期、改進党)

○金子委員 この臨時硫安需給安定法案に輸出会社の法文がある。もともとこれは肥料行政が農林行政と通産行政の二つにわかれておる。そうして生産の過程におきましては通産行政の範囲に入つておる。こういう問題が当然この肥料需給調整法の上にも現われておりますので、これが一本の法律として出ておれば別として、肥料の需給調整をとるために、一方に通産行政の面で硫安の生産の振興と二重価格、いわゆる出血輸出と当時やかましく言われた問題を内地農民に負わせない一つのテクニツクとして、硫安会社方式をとつた。将来硫安の輸出会社は、商法による会社でこそあるけれども、一つの国策的な動きをしなければならぬ性格を持つておりますので、肥……

第19回国会 農林委員会 第38号(1954/05/06、26期、改進党)

○金子委員 先日二十一日、二十八日両日にわたりまして、養蚕地帯であるところの群馬、埼玉、栃木を初め大体七、八府県と、一部九州方面にもう、ラミー等の凍霜害も受けておるようであります。これにつきまして昨年の被害から見ると相当軽度でありますが、また一方その被害地自体を見ますると、昨年度よりも気候が早くて作物の成長度が進んでおるために、被害地の回復は非常に悪い状態に置かれておることを見ておるのであります。この際農林省は被害地に対する照会等をいたしまして、この被害の程度の確実な線をつかみ、同時にこれに対する対策を講じていただきたいと考えておるのでありますが、それに対する調査は現段階にどのくらいできており……

第19回国会 農林委員会 第39号(1954/05/07、26期、改進党)

○金子委員 関連して伺います。今川俣委員から質問になつております問題は非常に重大な問題でありますので、この際大蔵省の責任のある方から、これに対する見解をお聞きしておきたいのであります。今主計官がおいでになつておりますから、一言考え方を聞いておきたいのは、農村関係の助成事業に対して、会計検査院の立場から非常に問題が多いということを伺つておるのであります。ことに災害復旧、土地改良等の助成に対して、会計検査院の検査によつて指摘される問題が非常に多いということを伺つておるのであります。それは自分たちが農村の指導者の立場におつて、そういう事業を実際にやつておつたときの経験からしてさもあらんと想像できるの……

第19回国会 農林委員会 第40号(1954/05/11、26期、改進党)【議会役職】

○金子委員長代理 川俣清音君。
【次の発言】 それでは残余の質問は明日にいたすことといたしまして、これよりこの問題並びに災害対策に対して懇談会をいたしたいと思います。

第19回国会 農林委員会 第41号(1954/05/12、26期、改進党)

○金子委員 その点は今川俣氏も相当くたびれるほどに質問したようだが、まだ割切れぬようだが、もう少しはつきりしたらどうです。原則として酪農振興も、その契約指導その他すべてにおいて総合農協というものを基礎にして、それを基準にしてやるのだ、そうして現在あるところの特殊協同組合のような単一協同組合というものもその線に、緊密な連絡のもとにあるいは総合的な事業運営のもとにやらせるのだということをもつとはつきりしたらどうです。そうしてたとえば、一町村に総合協同組合がある。そこに三つなり四つの部落で乳牛を飼つている組合があつたら、それに団体加入もさせるというような形で持つて行くのが一つの例であります。基本とし……

第19回国会 農林委員会 第42号(1954/05/13、26期、改進党)

○金子委員 だたいま芳賀委員の質問にありました通り、この法案が二回にわたつて、団体再編成の名のもとに提案され、しかも審議未了に終つたことはお話の通りであります。そこで提案者といたしましても、当時こういうふうな農業委員会と農業協同組合というものは、法律的にも組織的にも団体再編成として打出すような性格ものではない、なぜならば一方は委員会であり、一方は協同組合という一つの別個の立場を持つた経済団体である。これを団体再編成というようなことで一本に打出して来ておるところに理解しかねる点がある、ということは当時提案者も本委員会で主張したところであります。そうして今回議員提出として提案いたしましたところの経……

第19回国会 農林委員会 第45号(1954/05/18、26期、改進党)【議会役職】

○金子委員長代理 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めてください。  それでは簡潔に質問を願います。川俣清音君。
【次の発言】 綱島正興君。

第19回国会 農林委員会 第46号(1954/05/19、26期、改進党)

○金子委員 組合の役員の選挙の形式を、今度の修正によつて、定款に定めた場合は総会において選任してもよろしいということをつけ加えたのでありますが、これは従来からの選挙の形式を否定したものではなくて、選挙をやることはもちろんさしつかえない。しかしながらその町村の実情により、またその定款の定めるところによつて、総会において選任してもよろしいということをきめた理由は、理論的に申しますと、非常に時代逆行だという御不満が多分出るだろうということを私も考えておつたのであります。しかしながら現実の農村の協同組合についてつぶさに見て参りますと、選挙の形になつてから――これは民主的な行き方に対する一つの訓練だとい……

第19回国会 農林委員会 第47号(1954/05/20、26期、改進党)

○金子委員 中央会ができることによつて、現在あるところの都道府県の農業協同組合指導連合会という姿はどうなるかということでありますが、これは今の、全部とは申しませんが、全国の農協指導連のあり方が、その定款にきめた通り間口の非常に広い事業分量というか、方向を持つ。しかも全国の指導連にいたしましても、各県の指導連にしましても、指導事業の性格から行きまして、どうしてもその負担金の納入に相当の困難を来している。従つて財政的にも、全国を通しますと非常な赤字を生んでおり、しかも経済団体でないから、この赤字をいつどういう形で埋めるかということも困難になつておる。いわゆる指導連の行き詰まりの一つの打開策のような……

第19回国会 農林委員会 第48号(1954/05/21、26期、改進党)

○金子委員 今度の農業協同組合法の改正の目的がどこにあるかというただいまのお尋ねでありますが、これはお手元にあるかどうかわかりませんが、私が説明いたしました提案理由の説明書にありますので、こまかいことはそれをお読み願うことといたしまして、簡単に重点的に御説明申し上げます。  協同組合法全般にただいま問題になつております農業協同組合共済の監督規定がまつたくないために、この保険類似行為に対して、大蔵省からのいろいろな問題が起きて来ておりますので、この保険類似の問題について結論をつけることは別といたしまして、少くとも現にやりつつある協同組合共済が手放しの状態でなく、一つの監督規定のもとに行われて行く……

第19回国会 農林委員会 第53号(1954/05/28、26期、改進党)

○金子委員 去る四月、五月の間におきまして、昨年とほぼ同様に、凍霜害その他暴風雪等の農業災害が非常に甚大にありましたので、この際私は農林委員会としまして、一つの決議をもつて政府に対してその善処方を要請いたしたいと思うのであります。  まず決議文を朗読さしていただきます。    凍霜害等災害対策費に関する件   四月、五月の凍霜害並に暴風雪害等が被災地農民に与えた損失については、まことに軽視すべからざるものがある。   よつて政府は、農業経営を保護し、生産力を維持発展せしめるため、すみやかに左記内容の如く予備金を支出すべきである。      記   桑、麦類、茶、果樹、ばれいしよ、ちよ麻に対する……

第19回国会 農林委員会 第59号(1954/06/30、26期、改進党)

○金子委員 こまかいことは今佐藤委員と同様に小委員会でやりますが、ちよつと関連した問題がありますから二点だけお伺いしておきます。一点は、先日来各委員から問題になつておりますアメリカの国会における可燃性繊維のその後の成行きがどうなつておるか、その点をこのところで報告していただきたい。もう一つは、これはあとで審議の際にこまかく申し上げるつもりですけれども、ただいま蚕糸局長が、繭糸価の安定策として乾繭貸付をしようということに対して、佐藤委員から乾繭設備云々の問題が出たのであります。その乾繭設備に対して弁解はしておるけれども、この設備について再検討するというお話でありましたが、その再検討にあたつて、過……

第19回国会 農林委員会 第60号(1954/07/01、26期、改進党)

○金子委員 一点だけお聞きしておきますが、この節約という言葉から行くと、ちよつとわけのわかつたようなわからぬようなことですが、ことに公共事業費といたしましても、国営でやりますものは別で、それ以外のものが相当多いのですが、そういうものは二十九年度予算については計画も終つておると思いますし、その計画は府県なり――府県は各末端の事業を行います機関に対して割当というような形がとられておると思うのでありますが、そこで今の物価の値下り一割なんということはあり得ませんし、そうすると事業量の変更なりあるいは負担区分をかえるとかしなければこの予算の節約はできないと思いますが、それに対して農地局関係は、そのどこを……

第19回国会 農林委員会 第61号(1954/07/22、26期、改進党)

○金子委員 今前谷長官の説明、まことに不誠意ですよ。あなたはこの間の食糧の小委員会で何と言つたのです。最初に昨年度の等外麦を非常に手持ちしておつて、その損失というものに困つておる。だから重ねて今年度等外麦を買うということに対してはどうも考えられないというような御意思だつたのです。だけれども、それはよくない。百姓が等外麦を無理につくつたわけではないし、天候なんだ。だからこれに対して、きようあなたの立場で買うということを明言することは困難だ。しかしながらこれを買うという前提のもとに立つとするならば、その数量がはたしてどのくらいになるか、あるいはその等級の格差をどの程度にすればどの程度の数量が出て来……

第19回国会 農林委員会 第62号(1954/07/23、26期、改進党)

○金子委員 いろいろ委員から大蔵省、ことに原次長等の見解について質疑応答があつたようであります。そこでこれはこの春からの問題でありますが、今度の凶作対策としての農薬の問題にいたしましても、これは非常に大蔵省、ことにあなたの考え方と基本的には大きな食い違いがあると思うのであります。と申しますのは、あなたはきようの答弁で何度も言われておるように、農業も一つの企業なのだ、だからこの企業が行われて行く上に必要な資材というものは、当然個人が持つべきものである、これは私は日本農業を完全な一つの企業という見解の上に立つたときには正しいと思うのであります。しかしながら、おそらく日本農業の実態というものに対して……

第19回国会 農林委員会 第63号(1954/08/11、26期、改進党)

○金子委員 食糧管理制度に関しまして、過日来の食糧小委員会の委員諸君の意見を総合いたしまして、この際一つのとりまとめを行つたのでありますが、まずその問題に入る前に、一応簡単に食糧小委員の審議の経過を御報告いたしまして、次に今の食糧管理制度の改正に関する件を御説明申し上げたいと思うのであります。  第一回の食糧小委員会は七月二日に開きまして、食糧の輸入に関する件を取上げました。その際西脇参考人外三氏の、主として食糧買入れに関する業者に参考人として出席願いまして、そうして買付方法あるいは政府との契約等の問題を検討いたしたのであります。  なお同日午後は、大麦、裸の政府買入れ問題につきまして、本年度……

第19回国会 農林委員会 第64号(1954/08/12、26期、改進党)

○金子委員 先月の本委員会で本年度の稲作の作柄を、気候的な立場と、それから来ます病虫害の発生を予測いたしまして、本年度当初予算において非常に削減されております病虫害の駆除に対する農薬助成等の予算措置が非常に減額されておりましたので、委員会といたしましてこれはゆゆしき問題であることを指摘して、政府に対して、本年度も少くとも昨年度の予算を下らざる範囲においてこれが対策を講じ、同時に予算措置をすべきだということを決議いたしまして政府に申し入れたのであります。改良局は当時からその作業は熱心におやりになつておりましたが、その後に参議院の農林委員会においても、特定な地帯におけるいもちの発生に対して、その一……

第19回国会 農林委員会 第65号(1954/08/30、26期、改進党)

○金子委員 最近酪農の情勢を見ますと、乳価が急激な下落の方向をたどつておりますし、これは単なる需給の関係というよりか、一方に考えてみますれば、先国会において酪農振興法が、その内容において、一面乳価の取引のある程度まで保護といいますか、制度化というような方向に進んでおる関係上、これが実際に実施される前に乳価を一方的に相当引下げておりはせぬかというような、しいて考えるとそういう面も見えないではないのであります。そういう情勢にあつて酪農振興法が修正された結果、いろいろその後の行政的な手続等もひまどつてはおりましようが、その酪農振興法によるところの乳価の取引に対する規正の諸規定もまだ遅々として実施され……

第19回国会 農林委員会 第67号(1954/09/01、26期、改進党)

○金子委員 ただいまの芳賀委員のばれいしよの価格決定の時期、これは市場価格としても、ばれいしよ澱粉とかんしよ澱粉と、一定の自然に出て来る品質上の差がありますし、それから栽培の条件、加工条件としてもかわつておりますし、なお推し進めて行きますと、産地の区分というものもかわつておりますので、あなたのおつしやるように価格として関連性があるということは、製品となつたときに市場にこのくらいの開きがあるということが今は出ておりますけれども、前もつて申し上げるように、生産の要素、それから時期、地域というものも違うのでありますから、これはどうですか、本年度はばれいしよ、かんしよ関連してということになると、非常に……

第19回国会 農林委員会 第68号(1954/09/14、26期、改進党)

○金子委員 去る国会におきまして肥料需給調整法が本委員会で審議されました当時、その多数の修正事項のうち大きな問題になりました審議委員の構成でありますが、肥料審議委員の構成について当初国会議員七名を出すという修正案を出したのでありますが、その後政府、自由党あるいは野党間においていろいろ調整されました結果として、学識経験者七名といたしまして、うち五名を国会議員の中から学識経験者として出すというようなことに、審議の過程で進んで参つたのでありますが、その後政府におきましては、その審議委員の決定を見ない間に国会が閉会され、その後肥料の審議会が開催されました当時、十五名のうち、ちようど三分の一の五名が欠員……

第19回国会 農林委員会 第69号(1954/09/15、26期、改進党)

○金子委員 あしたの懇談もあり、いろいろ数字的な問題に対しては、そういう関係もあるということでありますので、大臣に食糧管理、ことに米の監理に対する大蔵省の見解に属するような面だけ、二、三お聞きしたいと思うのであります。  第一番には、近く大臣は外遊に出られるように承つておりますが、まだ主管である農林省の側と大蔵省の御意見とが、大したことはないようでございますが、基本的な考え方に対しては相当大きい開きがあると私ども見ております。あなたが外地に立たれる前に、それをおきめになるおつもりでありますかどうか。
【次の発言】 そのまとまるというのは、大蔵省の案の方へ近くなる意味でまとまるという意味ですか。……

第19回国会 農林委員会 第70号(1954/09/21、26期、改進党)

○金子委員 最近乳価の問題が本委員会でもたびたび問題になつておりますが、きようも何か酪農関係の大会等において、この問題がやかましく論議されておるかのようなことを伺つております。皮肉なことに、乳価は非常に下つておるというのに、最近ふすまのごときは少し騰貴方向に向いておりますし、米が去年よりも増産になつている。従つてやみも非常に下つたということになりますと、粉の需要も減る方向へ向つて行く、粉の需要が減るようになりますと、ふすまの生産量がまた減つて来る。またそれでふすまの値上要素になにる。こういうような、非常に酪農家にとつて不利な条件が出ておりますが、そこで大体えさの問題とこの乳価の問題につきまして……


金子与重郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
24期-25期-|26期|

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各種会議発言一覧(衆議院26期)

金子与重郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
24期-25期-|26期|
第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 農林委員会通商産業委員会連合審査会 第3号(1953/08/05、26期、改進党)

○金子委員 ただいまの答弁は、足鹿君の意見が強いものだから、それにあなたが迎合し過ぎておる。そういうような考え方は間違つておる。たとえば最近起つている化成肥料というものは悪いという世評があることは事実です。けれどもこの問題は、かつてあなたが化成肥料の取締り、制限をやつた時代と今日は違う。たとえば最近非常に問題になつておるところの硫酸根の問題がやかましく言われておる。そうすると、あなたが今御説明になつておられるいわゆる小便化成といわれるような、アンモニア水をふつかけて固めているような化成肥料はできるだけやらせないようにする、成分は同じであつても単に配合したもの、あるいは半化成の状態のものはいけな……

第16回国会 農林委員会農業共済制度に関する小委員会 第4号(1953/07/09、26期、改進党)

○金子與重郎君 稲葉さんにお伺いいたしますが、最後の結論に出た、人間の健康の問題と家畜の健康の問題の取扱いについて考え方を一致すべきでないというふうな結論が出ておるようですが、もちろん人間は診療費の多寡によつて、命と金額とはとりかえることができない。家畜の場合には、要するに五万円の家畜に十万円の診療費はかけ過ぎるという、その点はわかるのでありますが、その診療を制度の上においてかえた方がいいという、その基本的な考え方はどこにあるわけですか。
【次の発言】 これは、私は前提として、価額の問題ととりかえつこできない、その違いは認めるが、それは診療の制度とは関係ないはずです。だから診療のシステムとして……

第16回国会 農林委員会農業共済制度に関する小委員会 第8号(1953/09/03、26期、改進党)

○金子與重郎君 奥井さんにお伺いしたいのでございますが、この国の方のすべての統計を見すと、農業共済の負担区分というものは、常に今のところ農民負担が四〇・四%、国庫負担が五九・六%、いわゆる四・六というふうに見ておりますが、これは今モデル組合というか、一つの先ほど御説明になつた調査組合の調査から見て、この点が農家の立場から見て、各単位の共済組合の賦課金や何かを入れた場合も大体その程度になつておるのでありますか、実際国全体の出した数字と下から見た場合と違つておるかどうかをお伺いしたいのです。
【次の発言】 それからその次は、実態調査した場合の、事務費の占むる部分、これは組合によつて非常に違うと思う……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 農林委員会林業に関する小委員会 第1号(1953/12/03、26期、改進党)

○金子與重郎君 芳賀委員の質問に関連したような問題でありまするけれども、問題は、国有林野の整備に対する臨時措置法が来年で期限が切れると、それからただいま長官の説明にあつたような程度の業績が一応上つたということでありますが、ここで考えてみなくてはならぬことは、林野の問題につきましては、農地ほどの所有に対する制約というものがありませんから、そこでこの前私もそう言うたところでありますが、払下げの対象というものは、一応村有にしないと、それが再配分なり、あるいはある年限の後には再び逆に大地主のふところに入つてしまう。かえつて国有林野であつた場合よりも処理のしにくい結果になるということは、私も警告申し上げ……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 農林委員会蚕糸に関する小委員会 第2号(1954/04/22、26期、改進党)

○金子與重郎君 関連して。蚕糸局長はそんなことをおつしやつておつたのでは、これだけの重大な問題がいつになつてもものになりませんよ。これは今中澤君の言う通り、会期もないので、あなたの方の要請があつたわけじやないけれども、わざわざ農林委員会として特に蚕糸に関する小委員会までつくつて、何か具体的な問題が出たら、即座にこれを全体委員会で、議論に時間を費すことをできるだけ少くしてまとめよう、こうして待機の姿勢で来ておるのに、あなたの方では、主体性を持つべく努力したけれどもうまく行かなかつたとかなんとか言つておるが、もうこの段階に来れば、時間的にどうにもならぬと思う。こういうことではゆゆしき問題になります……

第19回国会 農林委員会蚕糸に関する小委員会 第4号(1954/07/20、26期、改進党)

○金子委員 繭糸価格安定法の一部の改正をしようという問題の提案理由の説明があつたのでありますが、その前に、今さしあたつております春の繭の繭価協定、掛目協定がまだ判然としておりません。またそれをめぐつての諸問題が、時局柄いろいろ出ておりますので、掛目協定の問題について二、三お伺いしたいと思うのであります。掛口協定の問題は、繭糸価格安定法によりまして、審議会で繭の生産者の代表なり製糸工場なり、あるいは生糸を扱う人たちなり、そういう各方面の方々の代表の審議委員が出ておりまして、相当慎重な態度で年々審議されておる、こう思うのでありますけれども、根本問題に対して強く掘り下げておるということにつきまして、……

第19回国会 農林委員会蚕糸に関する小委員会 第5号(1954/07/21、26期、改進党)

○金子委員 一、二点お聞きしておきたいのですが、森山さんから、最後に、この法案と直接関係はないが、この法律の矛盾として、最低価格の決定に許して繭の生産費をはたして償つておるかということに対する考慮が、従前も今日も払われておらないという点、これに対して当然繭の生産費をいかにして安くして行くかという方策をあわせ考えるべきだというお話があつたように思つておりますが、繭の生産費の低減の方策というものはいろいろありますが、今養蚕農民の立場におきまして、団体の立場からどうやつて具体策をとつてほしいという御意見がありましたら、お述べ願いたいと思います。

第19回国会 農林委員会蚕糸に関する小委員会 第7号(1954/09/22、26期、改進党)

○金子委員 今本委員会に継続審講中の繭糸価格安定法の一部改正案を見ますと、結局これは今の蚕糸常法の一部の法律をもとにして、繭の取引に対しては特に団体契約並びに取引が大部分行われておるのでありますが、その点が今度の法律改正によると、より以上強化されて参りますし、この団体取引が強化されるということは、農産物というものが、非常に零細な農家によって個々ばらばらの形で生産されおり、従つて取引の一方である者が、農民から見れば相当資本力を持ち、政治力を持つておる強い立場に立つておるために、これを自由経済の原則に立つばらじらの放任した取引にまかせるということになると、結局交換過程の矛盾というものが農民にしわ寄……

第19回国会 農林委員会食糧に関する小委員会 第1号(1954/07/02、26期、改進党)【議会役職】

○金子委員長 これより会議を開きます。  本日は公報に掲げておきました通り、食糧管理制度の問題、麦価の問題及び食糧輸入に関する問題について調査を進めたいと思いますが、ただいま食糧の輸入業務に従事しておられる方方及び製粉会社の方に参考人として御出席をいただきましたので、午前中は食糧の輸入に関する問題を主として取上げることにいたします。  この際参考人各位にごあいさつ申し上げます。本日は御多忙中にもかかわらず御出席くださいまして、まことにありがとうございます。申すまでもなく、食糧問題はわが国の社会、経済の最も根幹をなすものであり、外国食糧の輸入に伴う諸種の問題もきわめて重要な問題でありますので、本……

第19回国会 農林委員会食糧に関する小委員会 第2号(1954/07/26、26期、改進党)【議会役職】

○金子委員長 これより会議を開きます。  ただいま懇談会において協議いたしました本年度産麦のうち、六等麦の買上げ問題について議事を進めます。佐藤君。
【次の発言】 それでは午前中は以上をもちまして休憩いたします。午後は一時半から開会いたします。    午後零時五分休憩
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。  午後は食糧管理制度の改正問題について調査を進めます。川俣委員。
【次の発言】 先日の委員会におきまして、食糧対策に関連する資料要求をいたしておりまして、きようその一部が配付になりましたから説明していただきます。
【次の発言】 芳賀君。

第19回国会 農林委員会食糧に関する小委員会 第3号(1954/07/27、26期、改進党)【議会役職】

○金子委員長 これより会議を開きます。  昨日に引続いて、食糧管理制度の改正問題について調査を進めて参りたいと思いますが、本日は、ここに御出席を願いました参考人各位より、本問題について御意見を承ることにいたします。参考人の各位には、お暑いところをお繰合せ御出席をいただきまして、厚く御礼を申し上げます。  申すまでもなく、現行の食糧管理制度は、国内の経済情勢から見ましても、また国際的な農業事情から申しましても、現存の管理方式が行き詰まりに逢着しつつあることは御承知の通りであります。政府はかかる事態に対処して、食糧対策協議会を設けて検討の結果、この答申案を得て、鋭意政府の方針を研究中であるとのこと……

第19回国会 農林委員会農業災害補償制度に関する小委員会 第2号(1953/12/17、26期、改進党)

○金子委員 今吉川さんから、一応ここまで長い間研究されて来て、最後に委員長の試案としてここに出す、これはとにかく大体において今まで審議して来た最大公約数だということは言われるわけなのであります。そこで、今の吉川さんの動議に私も賛成するのでありますが、ただ言葉として、きつと吉川さんのお気持はそうじやないと思うのですが、たな上げということは、これは破棄するとか、もう使わないという、そういう意味ではなくて、きようこうやつて論議してみますと、今日に、至つても依然として本質論が当然ちよくちよく出て参りますので、お互いここまで来たならば、一方において片両院協議会の関係上、参議院とも相談の結果、この問題が出……

第19回国会 農林委員会肥料に関する小委員会 第1号(1953/12/17、26期、改進党)

○金子委員 この際安藤委員から、消費面における施肥の合理化という問題が出ておりますので一言お聞きしておきたい。ただいま消費面において、小倉局長のおつしやるのは、農家の個々の人たちが肥料を購入いたしまして、その購入したものを持ち寄つて、共同の形で配合してこれを施肥するという場合には、純然たる自定配合でありますので、肥料の取締り等には触れない。しかしながらそういう場合は、それに対してその施設等において、別に政府の助成なり何なりの具体的な方策はないと思う。こういうようなお話だつたのでありますが、これは肥料行政に当る農林省の作物増産全般にわたる問題でありますから、この際特に大きく考えていただきたいこと……

第19回国会 農林委員会肥料に関する小委員会 第2号(1953/12/19、26期、改進党)

○金子委員 今足鹿委員が委員長に申し上げ、委員長から回答がありましたことは、この法律の審議に非常に重要なポイントでありますので、私からも一言お尋ねしておきます。なぜならば、この法律がかかりまして以来、私の党では、改進党として一つの成案というものを打出してなかつた。これは修正をして、もう少しよりいいものという期待を持つて研究しておりましたが、社会党両派におきましては、党の性格と独自の立場がら成案を得ましで、そして正式に国会に党としてのまとまつた結論の具体的なものを提案しておる。それが今足鹿君の言うように、三国会を通じてここまでだらだらとやつて来たのであります。従つて言葉としては、できるだけ各党の……



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