古屋貞雄 衆議院議員
26期国会発言一覧

古屋貞雄[衆]在籍期 : 25期-|26期|-27期
古屋貞雄[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは古屋貞雄衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

古屋貞雄[衆]本会議発言(全期間)
25期-|26期|-27期
第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 衆議院本会議 第5号(1953/05/27、26期、日本社会党(左))

○古屋貞雄君 私は、日本社会党を代表いたしまして、昭和二十八年度一般会計暫定予算並びに外六件につき同意を求むる件に対しまして、暫定予算については同意ができない旨を表明いたし、法律案件四件につきましては同意をいたすものであります。反対の第一の理由は、本暫定予算も予算でありまするから、憲法第八十三条の精神に基きまして、国会の議決によつてこれを行わなければならないのであります。従いまして、本暫定予算を参議院の緊急集会に提出し議決したことそれ自身が憲法第八十三条の精神に違反しておるものであると存じます。すなわち、「国の財政を処理する権限は、国会の議決に基いて、これを行使しなければならない。」と定めてお……

第16回国会 衆議院本会議 第34号(1953/08/01、26期、日本社会党(左))

○古屋貞雄君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となつておりまする堤康次郎議長の不信任案に対しまして賛成の意を表するものでございます。(拍手)  第一点は、堤議長の昨夜の議事の運営は、議員に不能をしいるものであつて、不当な行為であると存ずるのであります。すなわち、議長の発言と、議長が脱兎のごとくいずれにか姿を消して雲隠れをいたしましたその問の時間は、わずかに二分でございます。(拍手)三階に控室を持つておりまする分自党の諸君、あるいは小会派の議員諸君は、神様でない以上は、あの振鈴と同時にこちらへ進行いたしましても、二分ではとうてい着席することはできないのであります。(拍手)かような……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 衆議院本会議 第6号(1953/11/03、26期、日本社会党(左))

○古屋貞雄君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されました二法案に対しまして反対するものでございます。  便宜上、前の法案をAといたしまして、これに対する反対の理由を開陳いたします。  わが党は、わが国の完全独立と国民生活の安定を確保するために、さきに講和条約並びに安保条約に極力反対をして参つたのでありますが、右条約が施行されまする結果といたしまして、わが国はアメリカの従属国と化し、国民は窮乏と隷属をしいられ、かつての植民地民族の味わつた、さんたんたる生活に苦しまなければならぬことをおそれたからでございました。しかるに、吉田内閣は、国民の強い反対を押し切りまして両条約を締結したの……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 衆議院本会議 第35号(1954/04/10、26期、日本社会党(左))

○古屋貞雄君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となつております犬養法務大臣の不信任案に対しまして賛成討論をなさんとするものであります。(拍手)  国民は、今や捜査過程にあります今回の疑獄事件に対しましては、非常な関心を持つてこの結末を見守つておるのであります。しかも、この事件が、捜査をすればするほど拡大いたして参りまして、今やまさに政界、財界、官界に拡大いたしまして、その問題の帰するところがわからないほど増大いたしております。特に今後、政界に振りまかれました多額の金の問題の捜査につきましては、いかに発展するか想像が及ばない状態に置かれておるのであります。(拍手)しかも、これらの……

古屋貞雄[衆]本会議発言(全期間)
25期-|26期|-27期

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委員会発言一覧(衆議院26期)

古屋貞雄[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-|26期|-27期
第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 昭和二十八年度一般会計暫定予算につき同意を求めるの件外六件特別委員会 第1号(1953/05/20、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、規則第百一条第三項により、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの尾崎末吉君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて塚田十一郎君が委員長に御当選になりました。(拍手)  委員長塚田十一郎君に本席を譲ります。

第16回国会 昭和二十八年度一般会計暫定予算につき同意を求めるの件外六件特別委員会 第5号(1953/05/26、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 私は、大蔵大臣に御質問したいのですが、大分中曽根君が詳しいところをやりましたから、要点だけを御質問いたします。  暫定予算の中の食糧増産対策費九十九億七千七百万円というのがございますが、これが緊急必要であることは私ども認めます。が、この内容はどういうものであるか、御説明をいただきたい。そうして後に質問を続けたいと思います。
【次の発言】 大蔵大臣は、中曽根君の質問に対しまして大体農業災害補償を重点に農村問題対策をお考えになつておられるとおつしやいましたが、そうすると、現在のわが国において最も重要なことは、外国から二千万石以上の食糧を買い入れておることです。従いまして、それに支……

第16回国会 昭和二十八年度一般会計暫定予算につき同意を求めるの件外六件特別委員会 第6号(1953/05/27、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、昭和二十八年度一般会計暫定予算並びに外六件につき同意を求むる件に対しまして、暫定予算については同意ができない旨を表明し、外四件につきましては同意するものであります。  その第一の理由は、本暫定予算も予算であります以上は、憲法第八十三条の精神に基きまして、国会の議決によつてこれを行使しなければならないのであります。従つて、本暫定予算を参議院の緊急集会に提出し議決したことそれ自体が、憲法第八十三条の精神に違反しておるのであります。すなわち「国の財政を処理する権限は、国会の議決に基いて、これを行使しなければならない。」と定めておりまして、同条は財……

第16回国会 水産委員会 第25号(1953/08/10、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 山中不動産部長に承りたいのでありますが、この施設区域の指示は、内灘でははつきりなつておりますか、その点を承りたい。
【次の発言】 その施設区域がはつきりしているというのですが、何か明示したものがあるかどうか。現地においては、きようは権現の森の中へ持つて行き、翌日は権現の森の外へ持つて行くというように移動しておつて、非常に不明確になつているようでありますが、何か明示しておるものがあつたら具体的に御説明を願いたいのです。
【次の発言】 そうしますと、ほかの陸地などの立入りに対する関係においては全然指示はしておりませんか、おりますか、どうでしようか。

第16回国会 懲罰委員会 第2号(1953/08/05、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 高橋君の発言はまことにけつこうだと思うのです。私どもお互いに言葉を慎まなければならぬということは私も賛成なんです。ただしかし問題は、篠田さんはもう少し慎んでもらいたい。私は片言隻句をつかまえて言うのではないが、お前たちは同罪だということをはつきり言うておる。その点だけはどうかあまりこちらを挑発しないような言葉を使つてもらいたい。

第16回国会 懲罰委員会 第4号(1953/08/07、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 私は、中野君の動議に賛成をいたしまして、大橋君の動議に反対をするものでございます。  その理由は、第一、なるほど篠田弘作君が当時予算委員室に入つて参りまして御心配をなさるということは、これはもつともだと思います。しかし、議員といたしまして篠田氏のとるべき道は他に正当な方法がございますので、こういうような、けんかをふつかけ、乱暴をするというようなことの方法に対しては、われわれは何ら同情をする余地はございません。そうして、あの事件の原因が篠田君にあつたことは、これはおそらくどなたもお認めになると思う。自由党の諸君もお認めになると思う。自由党の諸君が、国会の品位、名誉というものに対……

第16回国会 農林委員会 第2号(1953/05/27、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 ただいま農林省の政府委員から恒久的なということでありますので、実は参考に承りたいのです。現在の農業災害補償法が、一方においては共済的な関係があり、そうして共済連合会との間に保険契約があり、それを政府が再保険しておるという関係から、この法律自体が矛盾撞着になつておる。看板だけよくして、ここに載つておる災害補償法という精神は、この内容には盛られていない。従いまして、今の恒久的な考えというのは、恒久的な対策としては、根本的にこれを改めるような考えがあるかどうか。保険の建前と共済の建前とは、根本から矛盾しておる。従つてそれが一つの法案の中に包含されておる関係上、完全な目的が達せられな……

第16回国会 農林委員会 第4号(1953/06/17、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 報告は、各調査の報告もあるし、また次官からその後の損害については、特に考慮して金を出すというようなことを言つておりますが、いずれにいたしましても、本問題は重要な問題でございまして、百億になんなんとするような損害に対して、六億ぐらいの金で処置がつくかつかぬかはおのずからわかるのでありまして、政府も相当お考えになるらしい。しかし六月の暫定予算にも、七月の暫定予算にも、これに対する対策費の計上はないようでありますが、いずれにいたしましても、根本的な農業政策を大臣から明日冒頭に聞きたいということをわれわれは要望いたします。

第16回国会 農林委員会 第5号(1953/06/18、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 大臣に承りたいのですが、山相害対策につきまして、今日まで五億八千九百四十万円の大体の予算を出していただきましたが、それは五月十九日までの凍霜害の被害に対する第一回の処置でありまして、やがて被害が明確になつた場合においては、これに対して善処するという政府の御答弁がございましたが、その後の被害が、実地調査をして報告がございましたように、大分ふえて参つております。それからふえて参つておりまするばかりでなく、農林大臣の御所見のように、日本の食糧増産は不可欠の問題であつて、非常に重要性があるという御答弁をよくやられておりますが、さような見地から考えまするならば、従来お出しになつていただ……

第16回国会 農林委員会 第7号(1953/06/20、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 二点だけ承りたいのですが、これは凍霜害の関係でございます。一点は、開拓農民の共済組合に加入していないものがございますので、これに対する救済方法は、農林省はいかに具体的に考え措置するか。特にこの問題は相当深刻であります。開拓農民の諸君は、長い間農民として経営して参りました方よりも非常に経済力が弱い。特にいまだ自立的な経済の確立ができていない方が多いのであります。従いまして今回のような凍霜害におきましては、その被害の度合いは同じでありましても、生活並びに再生産に及ぼす影響はあまりに大きいのであります。これについての何らの救済の方法を今見出すわけにいきません。ただこの間特別に緊急措……

第16回国会 農林委員会 第8号(1953/06/24、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 私はこの前質問を次官にもしたのはその点なんですよ。今金子君が言つているのは、開拓農民であつて、共済組合に加盟していない者は、今回の補助やその他の共済保護が非常に不足しておるので、この点政府は特別な措置をとつて援助するかどうかという質問をいたしましたらば、政、務次官はそれはそうやろう、こういうことがあるものですから、そこで今金子君の言つていると同じように、政府は十分に考えてこれを補助するような対策を講ずるか、講ぜないかということが前提なんです。従いまして金子さんの質問は、誘いをかけてこうしたらどうかということを言つておるわけです、それを変な事務的な答弁ばかりしておりますけれども……

第16回国会 農林委員会 第10号(1953/06/26、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 今御答弁になつた三年という規定はないはずなんです。それから資材に制限されておるのだから、もう買い入れる品物、いわゆる資材等きちんと制限されておるし、三年の規定ということはないはずなんです。これは運営に弾力性を持たせて、広義に解釈して運営するかしないかでぼくはできると思う。その点どうなんです。
【次の発言】 私は予算の建前はそうなつていないと思うのです。つまり今のような特別の援助の意味で、その意味はよくわかりますが、三年というように切つて厳格に解釈をするというのなら規定がなければならぬ。そういう規定はないはずなんです。規定があるかどうか、その点の弾力性が持つてるかどうか。

第16回国会 法務委員会 第9号(1953/07/09、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 一体人権擁護の問題は憲法で保障されておるのであります。従つてこれがはつきり保障されなければ日本の民主主義が達成されぬことは御承知の通りであります。ただいま政府委員からの御答弁を承りますと、本年度の予算が一千百万円、すずめの涙みたいなもので、これで一体日本の人権擁護が確立されるかどうか、これを責任ある政務次官からお答えいただきたい。
【次の発言】 それならばさような少い金額でやれるかどうかということの御答弁をいただきたい。
【次の発言】 どうも了解がつかないわけです。ただ一つ承りたいのは、ただいま政府委員の御説明を承りますと、人権擁護委員に対してはほとんど実費も差上げてない、一……

第16回国会 法務委員会 第12号(1953/07/13、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 今朝の新聞を拝見いたしますと、昨日の姫路少年刑務所におきまする暴動事件の記事がございます。かような事実があつたかどうか、あつたとするならば、その原因はどういうところから起つたのか。その点を大臣に承りたいと思います。本件は重大な関係がございますので、御報告を大臣からいただきます。
【次の発言】 ただいま大臣から御答弁をいただきましたが、本件は非常に重要な案件でございまするから、御答弁のように詳細をすみやかに御調査を願つて、当委員会に御報告願いたいことを御希望申し上げまして終ります。

第16回国会 法務委員会 第15号(1953/07/16、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 時間がございませんから結論だけを申し上げます。斎藤長官でも田中総監でもけつこうですが、お二人の御意見を集約いたしますと、現在の刑事訴訟法においては、捜査権は検察官並びに警察が各自にそれぞれ持つている。従つて従来の日本の民衆警察の建前から、さように二つにわかれているものを逆行して一つに集約されて、検事の指揮下に置かれるのであるから反対だということに承つていいのでありますか。結論でございますが、いわゆる二つの指揮権が独立しておつたものを今回の改正によつては集約されフアツシヨ的な検察官一人に握られるということになつて、警察の従来の民衆警察の使命あるいは基本人権の保護の上に欠ける点が……

第16回国会 法務委員会 第16号(1953/07/17、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 詳しい御報告を大臣から承りまして大体私どもは納得が参つたのであります。第三工場と第四工場との間のひがみから来る争いだというようなことでございましたが、給食の点では、少年ですから相当食欲が進んでいると思うが、これに、毎日の勤務、要するに働く時間に耐えられるような食事を普通与えておつたかどうか。あるいは、刑務所内においては減食するというような懲罰方式があるかどうか、さようなことがあるいはふだん行われておつたのかどうか。そういう点において、むしろ大臣の御報告よりももつと深い食生活に対する不満というものが日常あつたかどうかというような点は、どんなふうになつておりましようか。

第16回国会 法務委員会 第19号(1953/07/21、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 ただいま詳しい説明があつたのですが、そうすると、逮捕状を出します場合には裁判官には審査権はない、こういう結論でよろしうございますか。
【次の発言】 実際に私は若い判事補さんから訴えられたことがあるのです。大体ただいまの御答弁のようなことで逮捕状の疎明すべきものをつけて提示されたけれども、発付する必要がないということで拒否したことが二度あつた。そうするとあとで所長の方から、そういう場合に拒否すべきものでないという指示を受けたということを私現に承つたことが、名前は申し上げませんがあるのです。そういたしますと単なる形式であつて、日本の憲法によつて保障された国民の自由権に対する問題は……

第16回国会 法務委員会 第21号(1953/07/23、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 今の問題に関連してですが、どうも検察官は捜査中弁護人が行きますと、敵側だという感じを持つておる。現に私ども驚いたいのは、検察官の許可を得なければ、被疑者と直接会うことを拒否しているところが多い。必要があり、権利があつても、そんなばかなことがあるのであります。私は忙がしいのに二、三度行つたら、一応電話で連絡しなければ会わせないというところが実際あるんです。  そこで私承りたいことは、捜査ということは真実を発見することではないでしようか。弁護人はむしろ協力して真実を発見するということが使命である。妨害することは使命でない。妨害した者には制裁がある。それでやつていただく。そういう意……

第16回国会 法務委員会 第27号(1953/07/31、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 実は報告を受けてから詳しく御質問しようと思つたのですが、こちらから質問いたします。まず第一に宇田川家庭局長に承りたいのですが、一体、最初に板垣幸三を新潟の家庭裁判所で、ただいま御説明のような試験観察に付する決定をされました。その理由ですね。裁判所に本人が出頭したのではないらしいのですが、こういうような経過を経て裁判所がこれを決定するに至つたか。それを承りにい。
【次の発言】 そこで試験観察処分をされてから後の少年鑑別所に入つております間に、先ほどの御答弁ではしばしばCICが連れて行つたということでありましたが、しばしば連れて行かれたときの実情、それから向うに引渡したときの実情……

第16回国会 法務委員会 第29号(1953/08/03、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 法務大臣にお尋ねしておきたいと思うのですが、昨年の十二月十一日に、鹿地事件のときに斎藤長官は私の質問に対して、鹿地はひよつとしたら参考人に呼ぶかもしれないという答弁をされ、その直後に医者を向けて強制診断をするという問題がございまして、これは主侍医の北錬平博士の診断書がつけられまして裁判所に拒否いたしました。私が手続をしたのです。その後鹿地に対しましては逮捕状が出ておるということを新聞で承つておりますが、法務大臣は御存じでしようか。御存じでしたら内容をお答え願いたい。
【次の発言】 御存じではないのですね。
【次の発言】 昨年の十一月十一日の当法務委員会で斎藤長官から、鹿地は被……

第16回国会 法務委員会 第30号(1953/08/04、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 議事進行。三橋君にお尋ねいたしますが、三橋君はソ連の代表機関と秘密通信をする約束をされて、無電機を渡されたというのが昭和二十四年四月ごろだとおつしやつておりますが、渡された人の名前並びにソ連との秘密通信をする約束をされた相手方並びにその条件はどういうものであつたかをお尋ねしたい。
【次の発言】 ソ連の代表と秘密通信をするに至りました前提となる約束は、どういう約束であつたかを私は聞いておる。東京における約束はどういう約束であつたか、その内容を御答弁願いたい。
【次の発言】 しからば承りますが、佐々木克巳という人を仲介にして、秘密通信をやつたという御説明がございましたが、佐々木克……

第16回国会 法務委員会 第31号(1953/08/05、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 お尋ねいたしますが、ただいま委員長のお尋ねに対して、東川クラブに行つたときに、山田々々といつて呼んでおつた、それが山田善二郎であつたというように述べておりますが、その当時ただいま証人が言われたように、朝鮮人の小林という男が同じように東川クラブに監禁されておつたのであるかどうか。
【次の発言】 さらにお尋ねしたいのは、昭和二十六年の八月に松井からスパイの命令を受けた。その一人は日系ドイツ人のような人であつて、その人は鹿地亘の動静を視察しろという命令を受けた。それから証人は北林という者の行動を調査して報告しろと言われ、当時さらに北本という人は、幻兵団の首領の行動を報告しろというこ……

第16回国会 法務委員会 第34号(1953/09/25、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 過ぐる八月の六日に岡田委員から拘置所の汚職事件についての御質問が相当ございまして、当時これは徹底的に捜査して禍根を取除くようにするという御答弁がございましたが、その後の状況並びにどんなぐあいに発展いたしておりまするか、御報告を願いたいと思います。
【次の発言】 ただいま御報告がございました、起訴されました五名の起訴事実はどういうようなものでしようか。それからその原因はどこにあるかというような点を……。
【次の発言】 ただいまの御報告で大体事件の全貌はわかりました。原因もわかつたのですが、これを承りますと、いずれもこれは在監者と看守の関係なんですが、外から物が入つたという事実、……

第16回国会 労働委員会 第11号(1953/07/10、26期、日本社会党(左))

○古屋貞雄君 私は労働大臣にお尋ねしたいのですが、本法案による法益は何ですか。
【次の発言】 電気事業と石炭鉱業に対してのみ本案が規制されているという理由は、どういう理由ですか。
【次の発言】 三箇年というような臨時的な立法になつておるようですが、そのようなことで目的を達せられるかどうか。
【次の発言】 ただいまの三年というのは、何か基準でもあつてきめたものですか、その理由を承りたい。
【次の発言】 労働大臣は、違法性の問題を、三年によつて確認するというような御答弁ですが、そうすると、本法案を提出しました目的は、昨年の電産並びに炭労の争議の苦い経験に基いて、正当なる争議行為であるかないかという……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 大蔵委員会 第6号(1953/11/17、26期、日本社会党(左))

○古屋貞雄君 二つにわけて、大蔵委員会が消極的であつたという私どもが疑いを持つてさような質問をいたしましたことについての基礎となるべき問題を、まず先に申し述べたいと思います。私どもは保全経済会の実態が匿名組合ではない、かように解釈しておるのです。しかし法務省も、保全経済会の実態は匿名組合ではない、こういう答弁をわれわれは法務委員会ではつきりいただきました。そこで私どもの意見と合つているわけです。その理由となるべき問題は、匿名組合は一方の営業に対して出資者がこれに出資する、そうして営業に対する利益の分配を受ける。しかるに保全経済会は、不定多数の人が伊藤という人を知らない。どういう営業をやつている……

第17回国会 法務委員会 第1号(1953/10/31、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 今の保全経済会の問題なんですが、今の法務省の解釈では、保全経済会は匿名組合だということをうたつているが、匿名組合ではないという御見解でしようか。それとも匿名組合類似のものだというのでしようか。その点はどういう解釈でしようか。私どもからいいますと、こういう法律解釈が出ると思います。利益の有無にかかわらず、一定の利益を配当するということが契約の一つの目的になつております。そして匿名組合でありますと、利益がない場合には、これに対して利益の請求をすることができないという規定がある。これははつきりした禁止規定なんです。そうすると、匿名組合でないという結論になると思うのですが、私どもから……

第17回国会 法務委員会 第2号(1953/11/01、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 ただいま田嶋委員に、入手した材料によつて預金でないという結論が出たという御説明がございましたが、特に保全経済会からとつて来た材料、これはどんな材料でございますか。その材料と、それからもつと具体的にこういう事実だから預金でないという御説明をいただきたいと思うのです。どうも納得が行きません。
【次の発言】 保全経済会の契約の内容並びに定款などから見ますると、こういう点が匿名組合でないことは明確になると思うのですが、まず第一に利益があつた場合以外に損失をした場合でも――損をした場合には損失を補填しなければ利益の配当をすることができないのは匿名組合の性質でありますが、初めから利益の有……

第17回国会 法務委員会 第3号(1953/11/02、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 ちよつと関連して大臣に伺いますが、大臣はさつき他の方は無条約関係に置かれておるにかかわらず、刑事裁判権の問題だけを特に切り離してきめられたのは、非常に幸いなような気持だということをおつしやつておりますが、どういうことが幸いなのですか。むしろ私から申しまするならば無条約関係に置かれるならば、当然属地主義で日本の刑事訴訟法に服すべきものであるのに、それを特別扱いをするようなことを急いで、おきめになることをお喜びになるお気持、そのお気持の理由を伺いたい。
【次の発言】 私どもから考えますと、国連軍が日本に駐留すること自体が何のためであるかわからない。私どもは朝鮮事変が休戦になりまし……

第17回国会 法務委員会 第4号(1953/11/03、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 この法律にいう国際連合軍というものはそもどんなものであるか、法理的の性格を伺いたい。
【次の発言】 そうすると、国際連合の機関でありましようか。
【次の発言】 もう一つ、国際連合軍が日本に滞在する数と、それによる一年の犯罪の数は、どのくらいでありましりようか。
【次の発言】 犯罪の種類は、大体おも立つたものはわかりませんか。
【次の発言】 それでは外務大臣にお尋ねいたしたいと思います。ただいまも法務省から承つたのでありますが、国際連合軍と称するものが日本に滞在しておりまする根拠、私どもは平和条約が締結されました後九十日以内に日本から撤退すべきものであると心得ておるのございます……

第17回国会 法務委員会 第5号(1953/11/04、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 二つあるのですが、第一に御質問したいのは、岩屋炭鉱の争議に関係いたしまして、証人に呼ばれた白尾泰蔵というのが、取調べを受けたあとで、自分の家のガラス障子に残念という言葉を書いて、首をつつて死んでいるのでございまして、その事件について御質問をしたいと思うのであります。何か検察庁当局におかれましても、確かにお調べが済んでおると思うのでございますが、これは本年の九月二十六日の夜に死んだのであります。その捜査並びに取調べに相当無理があつて、十二時間以上も呼び出してから帰すまでにしつこく取調べが行われて、そして帰つてから残念だというので首をつつて死んだ事件なのですが、この根本になつてお……

第17回国会 法務委員会 第7号(1953/11/07、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 伊藤斗福という人はどういう人かということが、勧誘するときに説明がありましたか。
【次の発言】 どういうふうな営業をしているというような営業の具体的な説明がありましたか。
【次の発言】 どんなふうな説明ですか。
【次の発言】 事業投資というようなわけですね。それから相当な信用を持つておつたようですが、勧誘する場合に何か印刷物のようなものを持つて来て勧誘していませんか。
【次の発言】 そうすると隣の人というのは岩下寛文ですか。
【次の発言】 隣の者が先に金を出しておつて、その説明があつたから出したので、伊藤斗福という人の人柄も営業の内容も詳しいことは知らないということですか。


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 法務委員会 第4号(1953/12/07、26期、日本社会党(左))

○古屋委員 今の修正案提案者に聞きますが、その施行期日はいつになるか、それを明確にしていただきたい。
【次の発言】 そうしますと、同じ施行期日にして行かないとちよつと理論が合わなくなるわけなんです。今の長官たちの三千円の給与べースを引上げる理由の基礎が、一般の職員の給与が上つて来るので差額がなくなる、それで三千円上げる、こういう理論になつておりますから、同じ施行期日にしておかないと理論が合わないと思うのです。その点提案者の御趣旨はいかがでございましよう。
【次の発言】 私がお尋ねすることは、意見でなく事実をお尋ねしたいのでございますから、どうかそのおつもりでお答えを願いたい。  あなたは仏教保……

第18回国会 法務委員会 第5号(1953/12/08、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 近藤さんに、なるべく重複しない意味でお尋ねしますが、定款がございますね。この定款はどういう機会にどなたがおつくりになつたのでしようか。
【次の発言】 おそらく定款はこの会の魂であり基本となるべきものだということは、あなたも御存じのはずでございましようね。さような重大なものが、総会の発会式のときにつくられたとおつしやるのですが、その重大な問題については御審議をなされたのかどうか。発会式のときにおそらくこれが印刷されて皆さんにお配りになつたろうと思うが、お集まりの人々はみなこれを見て、これを承認して成立したのであるかどうか伺いたい。


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 議院運営委員会 第36号(1954/03/29、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 その点、実は田嶋君の問題は、速記録を見まして驚いたのであります。私も理事でございますが、このことについては理事会を開いたことは全然ございません。なお、実はあの秘密保護法案は非常に重要な案件でございまして、国民の基本的人権に関係する刑法の根本に影響を持つものでございますので、法務委員会としては非常に重要な案件だと称しておつたのであります。それが外務委員会にかけられたということがわかつたので、実は昨日も法務委員長の小林さんに、私と労農党の岡田君と二人で会いまして、実は外務委員長とあなたとの間で話合いが行われて御承認をされたという報告に基いて議運で決定されたということだが、さような……

第19回国会 議院運営委員会 第77号(1954/09/07、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 私はどうも頭が悪いせいか、よくわからないのですが、今諮問されて議題となりました法務委員長からの権限争いの申入れの事項は、どういう事項でございますか。権限争いになりました事項は、具体的にどういうことになつておりますか。いま一度お読上げを願いたい。
【次の発言】 そこで私は伺いたいと思います。まず委員長の小林さんがおられますから、二点小林さんにお尋ねすることをお許し願いたい。
【次の発言】 まず第一に、小林さんは法務委員会の議を経て申し入れをしておるかどうか、個人の意思であるかどうか、これが一つ。もう一つは、決算委員会でやつております内容について、運営上の行き過ぎがあるということ……

第19回国会 決算委員会 第44号(1954/09/06、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 今二つの意見がございますが、柴田君からは動議を出しているわけなんです。理事会を開いてそういうルールをきめるということになりますと、時間が本日はございませんから、本件の証人調べというものは国民の非常な関心の高い重大な問題なんです。だから理事会を開く前に今こちらで柴田君の出した動議について採決をしていただけば、順序と時間がはつきりきまるのであります。そういうぐあいにひとつお願いしたいと思います。
【次の発言】 もし委員長の御発言のように取運ぶなら、いま一回、先ほどの動議はもう決議されておりますから、決議に基いて今進行したので、ただいまの杉村君の発言は、河野君の動議の決議に基いての……

第19回国会 行政監察特別委員会 第3号(1953/12/18、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 吉田参考人にお尋ねいたしたいと思います。  本件については、昭和二十二年法律第五十三号の第一条とその施行令の第二条との関係の解釈をどうするか、それから、現実の富士山の姿をいかに認定をしてこの法律に適用するかということできまると思うのですが、ただいまの吉田参考人のお説の中には、私の承り方が相違しておるかも存じませんが、こういう規定がある以上は、そうした条件にあてはまれば、当然に払い下げるべきものである、また従来もそうした払下げが行われておる、従つて払い下げるべきものであるというふうに私は承つておるのであります。そこで、承りたいのは、富士山の特殊性に対して十分の御考慮を配されての……

第19回国会 行政監察特別委員会 第7号(1954/03/09、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 第一にお尋ねしたいことは、証人は、相当の学歴を持つておられるし、いろいろの商事関係に携わつて参りましたから、日本の経済原則、さようなことはよく御存じだろうと思うのですが、まず、この会にお入りになられて、しかも東海の総支店長をされて第一線の仕事をしたらしいですが、保全経済会の仕事並びに事務をお進めになられます関係上、これが終局的には結局現在のように営業を休止しなければならぬことになる、かように私ども経済常識から考えられるのでありまするが、最初入社いたしました当時のこの会の内容並びに営業の状況と申しましようか、そういうことについて、当時の月二分の利息を出資者に配当することができる……

第19回国会 行政監察特別委員会 第8号(1954/03/11、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 関連して。監査課長をする前にあなたは主計課におられたと言いましたね。そのときは主計課の部長は望月京一君ですか。
【次の発言】 その望月さんは、当時伊藤理事長の室長をも兼ねておつて、伊藤理事長に影のごとくつき添われて、終始一緒に仕事をされておつた、こういうようなことは知りませんか。

第19回国会 行政監察特別委員会 第10号(1954/03/16、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 証人は大分長いこと銀行局長をおやりになつておりますから、特に本件について問題になつております金融行政の問題について、きようは少しつつ込んでお尋ねしたいと思うのでございます。  第一に、早くこの問題を熱心に御研究願つて、結論を出されて、今回御提案になつておられます保全経済会に類似いたしますようなものの取扱い法規を御制定になれば、現在のような多数のぬえ的な金融機関が続出いたしまして無知な多数の国民が迷惑をこうむらなかつただろうということが、私どもの結論では考えられるのであります。従つて、今日まで放任された行政運営に関する問題と、特に、先日来証人から御説明がございました、保全経済会……

第19回国会 行政監察特別委員会 第11号(1954/03/18、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 ただいま証言を承りましたが、二十六年から調査されて、二十七年、二十八年かかつて明確な法律上の解釈ができたのでありますか。どうも、私どもから考えますると、少くとも税務署が税金を課す場合には、その容体であるところの保全経済会並びにこれに類似する機関に対しては早く規制づけなければならぬ責任があると思う。いずれにしても、事業をしておるのでありますから、所得税の対象にならなければならぬが、その性格をきめるのに二十六年から二十七年までかかるということについては、私どもは納得行かないのでございますが、何か特殊な事情でもございましたか。

第19回国会 行政監察特別委員会 第12号(1954/03/20、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 今の局長の御説明で大体法理論はわかつたのですが、昭和二十七年の十二月か二十八年の一月に御相談があつたという証言がございました。  ところで、昭和二十七年の七月の十八日に、法務省の会議室に法務省並びに最高検、高検の検事さん、それから地検、国警、警視庁が寄りまして、特にこういうぬえ的な利殖機関に対する政策の協議をされて、そのとき話題の中心になつた問題は保全経済会であつた、これについて国警並びに警視庁から相当強い意見が出て、これをこのまま放任しておくことになると大きな社会問題を引起す、引起したときには責任を問うてもしかたがないので、今ここで確たる態度をきめなければならないという、こ……

第19回国会 行政監察特別委員会 第13号(1954/03/23、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 証人にお尋ねいたしますが、さつき、委員長からのお問いに対して、伊藤さんから一千万円の投資をしていただいたというのは、これは証人に対する貸付金ですか。それとも新しく生れました不二林業株式会社の資本金として会社に貸したのですか。この点はどういうことになつておりますか。
【次の発言】 そうしますと証人の方から借りたとすれば、それに対する返済の時期、それから利息、あるいはこれに対する後日の証拠に対する借用証とか、こういうようなものの手続はいたしているのかどうか。
【次の発言】 条件はどうですか。利息とか……。
【次の発言】 そうすると、この契約書は不二林業と伊藤斗福との間に契約ができ……

第19回国会 行政監察特別委員会 第18号(1954/04/27、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 この問題は根本を明らかにしないからだと思うのですが、証人はよく御存じないと思うのですが、上から流されている法律的な関係、いわゆる委託業者と大蔵省との関係の委託契約の内容については上からお流しになつていると思うのです。どれだけの権限を与えているか、出張所としてはどれだけのことをやつたらいいかという関係が上から流されてあなたの方に来ていると思うのですが、証人は、そこで直接委託業者の指定をしたのではないから、指定に対する根本の問題はおわかりにならぬと思いますが、しかし、どういう権限を委託業者に与えておるかということだけは上から流されておらなければならぬ。従つて、委託業者の持つている……

第19回国会 農林委員会 第48号(1954/05/21、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 第一にお尋ねいたしたいのは、現在の改正の目的を承りたい。
【次の発言】 よくわかりました。  そこで今度御提案になりました中央会の性格、権限、これを承りたいと思います。
【次の発言】 そこで承りたいのですが、御提案を拝見いたしますと、中央会においては、全国中央会は地域的に強制的に行われておりますが、いわゆる加入、脱退につきましては、全国中央会におきましては強制的に全部が当然に加入すべきものである。しかし都道府県の中央会につきましては、加入脱退は自由である。この区別はどういう目的において区別されておるのか、この区別した理由を承りたい。

第19回国会 法務委員会 第2号(1953/12/17、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 私は具体的に承りたい。一応実務の金の授受の関係について承りたいと思う。  最初に機構についてお尋ねいたしますが、保全経済会の機構は本社と、それから総支店、その下に支店、その下に出張所、こういうような機構になつておりますか。
【次の発言】 それから保全経済会という名前は、会という名前になつておりますけれども、その営業は伊藤斗福個人の営業であることも間違いがありませんか。
【次の発言】 そこでまず第一にお尋ねしたいのは勧誘でございます。証人は横浜におられて一線の仕事をやつておるし、承りますと、その後には九州に行かれて総支店の主宰者であるそうでありますが、そこで勧誘する場合には、現……

第19回国会 法務委員会 第3号(1954/02/02、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 運輸大臣にお尋ねいたしたいのですが、大体運輸省のこの問題は、ただいま法務大臣から御報告がございましたように捜査中であつてまだ全貌ははつきりしないと申しておりますが、私どもの調査いたしました関係からいたしますと、新聞で書いていただきましたような壷井さん、今井田さんの問題は単なる氷山の一角であつて、多々ますます関係が出て来る、かように考えておりますることと、新聞に報道されている事実から言いますと、国民の中には、一方においては非常に生活に窮迫しておるし、しかも国民生活に必要な予算が削られておるにもかかわらず、海運業者に対しては莫大な金を補給しあるいは損害の填補をしておる。しかもそれ……

第19回国会 法務委員会 第7号(1954/02/17、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 先日当委員会で警視総監に私が質問をしたことに対して、調査報告をすることになつておりますので、その御報告を承りたいと思います。
【次の発言】 私は今の御報告につきましてあらためて質問いたしますが、私のこの前質問いたしました趣旨は、根本が今の示談書でございます。森脇が警視庁に逮捕され、調べられて、その被疑事件が犯罪にならないので帰されたのですが、その問題で私の御調査を願いたいと申しました趣旨は、森脇が警視庁に勾留されておりまする間に、森脇が猪股功に貸しておりまする一億数千万円の債権について、江戸橋商事の重役でありまする志賀米平との間に和解が成立されまして、そしてその和解が成立した……

第19回国会 法務委員会 第8号(1954/02/18、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 長官に承りたいのですが、私どもは総理大臣の今日までのお気持、それからわれわれに示しました御声明によりますと、綱紀粛正問題は総理大臣の政治生命のごとく承知しております。今回のような汚職がだんだんと拡大されておる実情にかんがみまして、官房長官は総理大臣としよつちゆう御接触遊ばされておる、不幸にいたしましてこの汚職が拡大され、相当責任のある人たちの辺までも拡大された場合には、それに対して総理が御決意されるようなお気持を官房長官にお話になつたような事実があるか。どうかはつきり申しますならば、相当大物に関係して参りますならば内閣を投げ出すというようなお気持があるかどうか、さような気持を……

第19回国会 法務委員会 第9号(1954/02/19、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 関連して……。今の点はこれに当りやしませんか。すなわち二百一条の一項に本人の名義以外の名義を用いてはいかぬという規定があるのですが、これにはつきりひつかかるのじやありませんか。本人の名義以外のものは絶対にいかぬ。匿名組合じやないし、本人の名義でない点ははつきりしている。これは違反になると思うのですが、どうですか。
【次の発言】 どうも納得できませんが、その有志というやつは代表じやないのでしよう、本人以外の名義じやないのですか、違いますか。この点を私は伺つておる。その代表の場合は、何といたしましても有志というやつは、本人名義以外のものだということは明らかです。だから本人名義以外……

第19回国会 法務委員会 第11号(1954/02/25、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 昨年の七月七日に、外航船舶建造融資利子補給法の原案を、石井大臣が説明されておるのでありますが、与党である自由党外三派の修正が、根本から原案をくつがえすような修正になつておるのでございます。その修正案が七月二十四日に提案され、その説明が行われておる。かような関係に置かれておるのでありますが、その間における運輸省の行動、所信、それから運輸省原案を提案した理由等については、私運輸大臣から詳しく本日承りたいと存じておりますが、ここで海運局長に承りたいのは、最初は単なる利子補給法の改正であつたのかどうか。この点は海運局長おわかりになると思いますが、どうでしようか。

第19回国会 法務委員会 第12号(1954/02/26、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 ただ私当局に承つておきたいのは、もうすでに三年になるのですが、ほんとうにやる意思があるのかどうか。また延期々々として、そのまま中止してしまうのであるか。この点をひとつお尋ねしたいのです。本年度一年だけということについては、何か特別にめどがあるのか。一年だけでいいというめどがあつて、おやりになつておられるのか、この点を伺いたいと思います。
【次の発言】 当局の御苦心はよくわかるのでありますが、この点はいろいろ治安の関係、ひいては経済関係にも及びますので、ぜひおやりを願いたいと私どもも希望しておるのですが、ただ一部の方面から反対をされておるためにやれないというならば、その障害を打……

第19回国会 法務委員会 第13号(1954/03/02、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 ただいまの御報告によりますと、相当長い間の勾留なんですが、練馬署は代監であつたかどうか、代監として便宜あそこに収監した、それと刑務所が、あるいは警察が代監で留置いたしております間の本人の健康につきましては、時々裁判所に報告するような手配になつておるかどうか。私どもが保釈の申請をいたしまする場合に、病気である、耐えられないということを申し出ましても、特殊な警察出入りの医者に言わせると、耐えられる、こういうような場合が時々ある。私どもは今回のように生命を失つてから後に人権擁護局にいろいろの御注文をやかましく申し上げるということはやりたくないのでありまして、その前に十分なるさような……

第19回国会 法務委員会 第15号(1954/03/09、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 ただいま議題になりました交通事件即決裁判手続法案に関しましては、事人権に関する重大な問題でありまして、軽々には決せられない問題と信じますので、あるいは重複いたすかもしれませんけれども、以下二、三点御質問申し上げたいと思います。  それは本制度をつくらなければならない理由、必要、言いかえますならば、略式手続にまさる点がなければならないのでありますから、その点を明確に御説明願いたい。さらに交通に関する刑事事件だけに限定されておる理由はどこにあるのか、この御説明を伺いたいと思います。
【次の発言】 そのねらいの御趣旨はよくわかりますが、それがために拙速を重んじてあとで国民から不平が……

第19回国会 法務委員会 第16号(1954/03/10、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 さつきの高橋君に関連して、私はいずれ他の機会に法務委員会でお尋ねしたいのですが、時間がありませんから三つだけ御質問したいと思います。  第一は、先ほど文部大臣は、日教組の活動によつて現に大事な子弟が虫ばまれつつある、こういうような答弁もございましたが、虫ばまれつつあるということは、どういう具体的な事実であるか、それをひとつ具体的に御説明願いたいと思います。どういうようなものがどう虫ばまれつつあるかという具体的なことを御説明願いたい。  それからもう一つは、教育委員会の制度が活発に運営されていない、それからこれは、そのまま存続させまして、これが活用に資す、こういうようなことをお……

第19回国会 法務委員会 第17号(1954/03/11、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 これは犬養大臣にお尋ねするのですが、私も感情を抜きにしてお尋ねいたしますし、法相もその立場でお答えを願いたい。私は徹底的な御決意を求めなければならないと思うのですが、案は今や次から次に起つております汚職事件が国会に対する全国民の非常な疑惑を深めつつあるのでございまして、このまま推移いたしますならば、国民が政治にそつぽを向き、国会を否認するような結果になつて来やしないか。まさに今ちまたにはさようなきざしが非常に強く出て参りました。ここにおいて私どもは、国会に対する問題、もう一つは司法権独立の問題といたしまして、立法府と司法権の関係について画然たる権限の行使をして参らなければなら……

第19回国会 法務委員会 第26号(1954/03/24、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 裁判所定員数に対して、今回の改正に基く減員の率はどのくらいでありますか。これに伴い予算がどのくらい減りますか。その点をお尋ねいたします。
【次の発言】 私どもの長い経験から申しますと、裁判所の職員は他の行政庁の職員に比較いたしますと、いろいろと経験が非常に重要なように考えられますし、その人となりについても、特別に他の師表になるというようなことが必要な条件のように考えられますので、現在勤めております職員は、特殊な法規に違反するとか、その他職務に耐えられない事情があるという以外には、こういうような経験者にやめていただくというふうなことについては、かけがえのないという関係もあります……

第19回国会 法務委員会 第27号(1954/03/25、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 原案に対する修正でございますが、政府委員からの御説明によりますと、すでに今回の行政整理に基く本定員の減員に対する関係におきましては、職員の意思に反して特に臨時待命を命ずる必要がないのだという御答弁と、なおこの規定の必要性は他の行政整理の関係とのつり合い上ここに定めるのだというような御答弁の趣旨から考えましても、少くともこの職員の現在の状況におきましては、司法部における職員に対しましては他の行政府における職員と異なる特別な地位を与えられておりませんけれども、仕事の性格上長い経験を要することが必要であると同時に、相当な信念を持つて今日まで働きを願つておるのでございまして、ただいま……

第19回国会 法務委員会 第28号(1954/03/26、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 大体林委員のお尋ねになつた質問の趣旨と同じでございますから、ダブリますが、お尋ねしたいと思います。私は第一条の第二項と第四条の第二項でありますが、第一条の第二項はこれを削除いたしまするならば、先刻の御答弁では金融が梗塞されるおそれがある――私はむしろ金融の梗塞されるおそれがあつても、社会保障制度的な国民金融公庫であるとか、あるいは中小企業金融公庫というものの窓口をもう少し改正をいたしまするならば――やはりこういう方面の弱者が金を借りまする場合には、いろいろの方法を債権者から指示されて、心もとない気持で契約が成立する場合が多いわけであります。本件のこの立法化の趣旨は、やはりそこ……

第19回国会 法務委員会 第34号(1954/04/06、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 蛇足のようでありますが、けじめがつきませんから法務大臣に伺いたいのであります。二点だけであります。  第一点は、事件の報告を検事総長なりあるいは刑事局長から受けまする――先刻の御答弁によりますと、重要な案件については報告を受ける、かように伺いましたが、それについて何か要項のようなものがありまして、かような程度のものは報告をする義務があるというような基準があるかどうか、この点であります。なお何も基準はないのだけれども、検事総長並びに刑事局長あたりから報告を受けているにすぎないのだ、かようだといたしますならば、法務大臣の方から個々の事件の内容の報告をするように要求をしている事情が……

第19回国会 法務委員会 第36号(1954/04/08、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 これは刑事局長にお尋ねするのですが、ただいま問題になりました二十万円の寄付を犬養法務大臣に持つて来た問題は、これがもらつた方が選挙に関してもらつたということになれば、届出を怠つておつた場合には、届出義務違反として選挙法違反になると思うのですが、その点が一つと、それからさような問題になりまして、猪俣委員からもお尋ねがございましたが、二十万円はもらつた相手に対して相当疑義がある。もらいました方面においてだれが受取つたかという問題が疑義があるような場合には、その当事者を調べるべき筋合いであるかどうか、この点をまず承りたい。

第19回国会 法務委員会 第41号(1954/04/16、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 私は基本的に承つておきたいのですが、今の御説明を聞いておりますと、今の時代にというお話がよくあるのです。実は法律が立法化すると、恒久化いたしまして、これをすぐ改正するわけには行かない。従つて今の日本における資本主義経済の状態がどう変化するかということが問題なんですが、今御説明や、お話を承りますと、今の社会事情について非常に重点を置かれておるようであります。やはり経済の見通しから考えまして、終戦後における日本の経済状態が安定していないというところから、いろいろ経済の体系がくずれて、ただいま御説のように、生産資金の問題、あるいは流通資金の問題というものがごつちやになりまして、そし……

第19回国会 法務委員会 第48号(1954/04/30、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○古屋(貞)委員長代理 高橋さん、法務大臣はちよつと今何か急用があるらしくお忙しいので、準備されて午後の委員会で今の質問に対して御答弁を願うことにしてはどうですか。
【次の発言】 それでは今の高橋さんの御質問は、検察庁が逮捕に必要な理由を犬養法相に述べたという点の御質問のようですから、その点は刑事局長ともよく御相談なさつて、午後それについての御答弁を願えるように御準備なさることを法務大臣に委員長からお願いいたします。
【次の発言】 それではこの際、小委員会設置に関する件についてお諮りいたします。すなわち民事訴訟法等の一部を改正する法律案、裁判所法の一部を改正する法律案及び民事訴訟用印紙法等の一……

第19回国会 法務委員会 第53号(1954/05/11、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 私は法務大臣にお尋ねしたいのですが、先刻来大磯の吉田総理に対する家宅侵入事件あるいはダイナマイト事件について、その原因は今取調べ中だということでありますが、十分調査をされて御報告願いたいと思うのであります。こういう事犯が行われるに至りました原因について、一体法務大臣はどうお考えになつておるか。言いかえますならば、二・二六事件にいたしましても五・一五事件にいたしましても、当時の政治が非常に堕落をして、議会が信用できないのだ、しかも権力と財力が組織的に汚職をやり、特に権力をもつて法の運営の公正なる施行を妨げておる。従つて国民が、当時の政治情勢、法の運営、こういうものに対して納得が……

第19回国会 法務委員会 第57号(1954/05/19、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 関連して二つだけ承りたいのです。先刻佐竹君からお尋ねのありました根本の問題なんですが、検察庁法十四条は、検察官がその権利を濫用する場合にこれを法務大臣がコントロールする、こういう関係でございまして、政治的な意味で法務大臣があの十四条を行使すべきものでないと私は信じております。その点が一点。  もう一つは、どうも法務大臣の御答弁を承つておりますと混同されておるようでございますが、国会における重要法案の審議の必要に応じて佐藤幹事長の逮捕許諾に関しては見合せるようにということを法務大臣の理由としておりますけれども、これは根本的に誤りだと私は思うのです。はたして佐藤幹事長がおらなけれ……

第19回国会 法務委員会 第58号(1954/05/20、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 大臣もよくお聞きください。これとちようど逆の捜査、人権蹂躙問題があるのです。井本刑事局長にお尋ねしますが、例の横浜の郵便自動車ギヤング事件につきまして、捜査がどうなつておりますか、この点承りたいと思います。
【次の発言】 これは相当重大な問題ですから、お聞きを願いたい。偉い人はひつぱらぬでいい。下つ端の者は、嫌疑がなくてもひつぱつてしまうという関係がありますから、ぜひお聞きを願いたいと思います。  そこでただいまの答弁によつてさらに承りますが、渡瀬と紺野が調べられたのは、詐欺要件としては、ほとんど十分の一です。あとは全部ギヤング事件なんです。だからギヤング事件の捜査の便宜のた……

第19回国会 法務委員会 第60号(1954/05/22、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 関連して。大臣に承りたいのでありますが、ただいまの神近委員からの御質問に対しては、非常に熱意を持つて売春取締りに努力されるというお話がございました。ところが先日猪俣委員から、この問題について相当強く法務大臣に御質問をいたしましたが、非常なあいまいなお答えをした。ところが最後にこの委員会におきまして、鍛冶委員から、今婦人議員から出しておるところの売春取締りに対する法案には、賛成ですか反対ですかということを御質問したところが、そのときには反対ですということを言つておる。どうも与党の議員が質問すればこれに明確な答えをしておるが、提案者から申しますればはつきりした御答弁をしていない。……

第19回国会 法務委員会 第61号(1954/05/24、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 その点で承りたいのでございますが、あなた方は非常に御熱心におやりになつており、指揮しており、監察官が監査しておるのですが、実際はこういう点に私は非常に問題があると思つておる。この問題だけではないのですが、警察が非常に予算が足りない、警察の方たちの給料が非常に低い。  従つて犯罪の捜査につきましても、特に思想犯の捜査なとについては非常に苦心されておる。費用が足りない。そこで防犯協会というものをつくつて、おられる。その防犯協会の構成メンバーをよく御存じのはずでありますが、大体防犯協会に第一に大きく金を出してもらうのは工場を持つておる資本家の会社、その次はいわゆる淫売屋、特飲店の主……

第19回国会 法務委員会 第64号(1954/05/28、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 私はまず平林さんにお尋ねしたいのですが、実は政府はこの法案に対して、処罰規定だけあつて、その他の関係が足りない、総合的な研究をしておるということをおつしやつておる。しかも売春問題対策協議会の結果を見てからというようなことを言うておるのです。従つて本法案には容易に賛成しかねるということを法務大臣が言つておるのですが、そこで私は特に政府といえども、あるいは社会人といえども、世の父であり母であり、特に日本人でありまするならば、この問題をどうかして早く解決をしなければならぬという非常に強い要望があることは確信いたしております。しかしながらこの法案がここに提案されるに至つた経緯は、あな……

第19回国会 法務委員会 第65号(1954/05/29、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 実は五月二十日の毎日新聞に三段抜きで出ております事件であります。これは告訴も出ておるはずですが、天野電器の東京支店の営業所が一晩にして奪われてしまって、しかもそのあとにはパチンコ屋が営業をやっておるという状態なんです。場所は新宿区角筈一町目八百二十六番地所在、木造二階建の家で、天野電器が営業をやっておりましたけれども、本研の五月十七、十八、十九日と三日間に営業所を整理し、改装するために大工に工事の請負をやらせた。従来電気工華をやったり、ラジオを売ったりしておりましたが、その店の中の整理をして大工が改装の工事にかかりましたときに、暴力をもつてここが奪われ、しかもその翌日からパチ……

第19回国会 法務委員会 第67号(1954/06/02、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 最初に刑事局長にお尋ねしたいのですが、名古屋に起きた事件でございます。名古屋の検察庁で取調べの最中に被告人に暴行を加えて、名古屋の日赤に入院させたという事件なんです。日は本年の四一月二日、場所は名古屋の地方検察庁七号調室、係検事は石井という人です。被疑者として連れて参られましたのは、窃盗容疑らしいのですが、山崎正次郎。この取調べにあたりまして、石井検事自身はみずから手を下しておりませんけれども、絞めてしまえという命令をいたしまして、そこに出て参りました、連行されました中村警察署の警官並びに検察事務官が暴行を加えまして、遂に二日間人事不省に陥りたために、びつくりいたしまして、名……

第19回国会 法務委員会 第69号(1954/09/13、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 私は法務大臣にお尋ねをしたいと思うのです。十九国会において大分国民の疑惑を深めました疑獄事件、特にその中で造船疑獄につきまして過ぐる六日と七日に決算委員会で検事総長並びに検事正の証言を求めましたが、重要な問題になりますと職務上の秘密だということで証言の拒否をされておりますので、従いまして、法務大臣にこれが許可を申し出ておりますから、それに関係いたしまする国政調査権の問題についての御質問をしたいと思うのです。法務大臣は国政調査権に関してどんなお考えをお持ちになつておるか、私どもは行政の監督をいたしまする立場から相当つつ込んだ調査をする権限が国会に与えられておる、かように信じてお……

第19回国会 法務委員会 第74号(1954/10/12、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 答弁を更けます前に、そのラストボロフ自身が日米行政協定第三条に基く刑事特別法に対する被疑者じやなかつたのでしようか。いわゆるスパイをやつたということの問題……。だからその前提に立つて、それが被疑者であつてさらに今の出国の問題と二つ重なつて来る前に、被疑者であつたということはどうなんでしよう。そうなれば、今の質問がまただぶつて来るわけなのです。被疑者であるものを、また出入国管理令において逃がした、こういうこと、被疑者であるなら、なぜそのときに日本で抑えていなかつたかということが問題になる。刑事特別法に基く被疑者でなかつたか。そうなれば、犯人の引渡しを求めることもできますが、どう……

第19回国会 予算委員会 第17号(1954/02/22、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 本日は、同僚議員並び政府からいろいろと重大な御発言ございましたけれども、本件につきましては、院内における言葉のやりとりというようなことよりも、先刻同僚委員中曽根君から申されたように、造船疑獄の問題、あるいは保全経経会の問題、日殖の問題に対する国民の疑惑を解かなければならない問題につきまして、まず中曽根君から、みずから国会が自粛し、みずからの力をもつて国会の威信のために事実を明確にしなければならぬという御発言がございました。しかも中曽根委員の御発言は相当なる確信と責任のある言葉をもつて発言されておるのでございまして、私どもは、この同僚中曽根委員の発言に対する真実性の問題につきま……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 行政監察特別委員会 第1号(1954/12/02、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、委員長が選任されますまで、規則第百一条第三項により、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいま高木君より提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて押谷富三君が委員長に当選いたしました。(拍手)  委員長押谷富三君に本席を譲ります。


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 行政監察特別委員会 第1号(1954/12/13、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、委員長が選任せられるまで、規則第百一条第三項により、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいま鈴木君より提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて押谷富三君が委員長に当選いたしました。(拍手)  委員長押谷富三君に本席を譲ります。


古屋貞雄[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-|26期|-27期

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各種会議発言一覧(衆議院26期)

古屋貞雄[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-|26期|-27期
第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 外務委員会法務委員会連合審査会 第1号(1954/04/17、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 大臣がいらつしやいませんので、時間の都合で各論の質問をするようにとの御趣旨でございますから、その意味で質問したいと思うのです。  第一にお尋ねしたいことは、この刑罰法規によつて保護せられる法益は何であるかということの御説明を願いたい。
【次の発言】 刑罰法規の中でも特にこの処罰は非常に重い処罰を規定されておりますので、この点が非常に重要になると思うのですが、ただいま御答弁のありました日米相互防衛援助協定の三条を拝見いたしますと、ただいま答弁されました日本の法益はほとんど抹消されまして、むしろアメリカから日本に供与いたしますものの秘密、アメリカにおいて秘密なりと称するものを押し……

第19回国会 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第2号(1954/07/07、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 海野先生にお尋ねしたいのですが、結論は大体わかつたのですけれども、憲法の解釈の問題、いわゆる合憲、違憲の最終的な決定権の存するのは抽象的に言えば国民だと思うのですが、今の日本の制度の上においては最高裁判所が持つべきものである、従つて違憲の訴訟というものはそこで確定するものである、こういうぐあいに考えていいのか悪いのか。反対をする方たちは、さようなことに考えて来ると、内閣の当時の解釈と一方における国会の解釈というものと食い違つて来て、三権分立の確定された精神が蹂躙されるというような危険もあると言う者もある。従つて私どもとしましては、少くとも現在の日本の憲法の解釈の最終的確定をす……

第19回国会 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第10号(1954/08/06、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 ちよつとお尋ねいたしますが、さつき関根さんの問題で、民事の書類が判事さんの手元にまで行くには百六十何日くらいだというわけですが、実際は二十七年度の上告が最近に判事さんの手元に来たのだということを私調査に行つて知つたのです。大体二十六年の暮れころから二十七年のものを今年始めておるのだというようなお話を承つたのですけれども、それはどうして遅れるのでしよう。百五十日くらいで行くならば二十六年、二十七年の上告の書類は判事さんのところのどこかに行つていなければならないことになる、その点はどういうことになりますか。これは大体原則を言つているので、原則でないものは二年くらいかかるというのが……

第19回国会 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第16号(1954/09/10、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 現在の憲法下における高等裁判所の性格といたしましては、私は抽象的な違憲訴訟の審理をする権限はない、かように信じます。従いまして最高裁判所はもちろん違憲裁判と終審の上告裁判所であることは間違いがないのですけれども、違憲訴訟については具体的事実を離れては審理をする権限はない。従つて抽象的違憲訴訟の審理をなすには、あらためてそういう制度を設けなければならない。制度を設けなくてはならぬが、現在の憲法の規定に基いてはさような制度を設けることはできない。すなわち司法裁判所に違憲に関する最後の決定を与える権限を与えることは三権分立の原理に反する。従つて抽象的審理制度を設けるということにも反……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 法務委員会労働委員会連合審査会 第1号(1954/12/03、26期、日本社会党(左))

○古屋(貞)委員 関連ですが、今の点がはっきりしないのです。今多賀谷委員から質問しておりますのは、一応国鉄の職員が団体交渉をしたり、あるいは団体交渉をするために行進をするような場合に、反対ピケと称して公安職員が反対の立場に立っておりまする場合に、二つの使いわけをする場合が労働千歳の介入ではないか、こういう質問の趣旨なんです。その点の答弁が出ていない。だからいわゆる同一人であつて国鉄職員の資格と、公安職員という二つの資格を持っておるのだ。一応国鉄職員として、労働組合の諸君が団体交渉をするのに行進をして来た、その場合にこれに対して対応する立場に立っておったのだが、今度は使いわけをして、その行進につ……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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