大橋忠一 衆議院議員
26期国会発言一覧

大橋忠一[衆]在籍期 : 25期-|26期|-27期
大橋忠一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは大橋忠一衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

大橋忠一[衆]本会議発言(全期間)
25期-|26期|-27期
第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 衆議院本会議 第6号(1953/05/29、26期、小会派クラブ)

○大橋忠一君 最近出光興産が、イランより、その持船日章丸を使用いたしまして、一万五千トンの石油を輸入いたしましたことは、わが国の業界を刺激すると同時に、世界的にも波紋を投げました。これは、これがために安いイランの石油が日本に入つて参りまして、そうして日本の石油の値段が下るいうことと、さらに、この問題が近東の火薬庫と見られておるイラン問題の核心に触れておるからであります。  世界の石油値段は、強大な国際カルテルによつてきめられておつて、彼らはこれによつて莫大な利益を得ておりまするが、イラン石油の輸入は、少くともわが国に関する限り、彼らの横暴にブレーキをかけ、石油値段を低下ぜしめ、わが国消費者を益……

大橋忠一[衆]本会議発言(全期間)
25期-|26期|-27期

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委員会発言一覧(衆議院26期)

大橋忠一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-|26期|-27期
第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 外務委員会 第5号(1953/06/20、26期、小会派クラブ)

○大橋(忠)委員 過日の外務大臣の演説の中に、日米条約締結の利点をあげておるのでありますが、「現在在米邦人の大多数が従事している農業も既得権として尊重される結果、彼らの生活の基礎を安定するなど、幾多の利点」がある、という、その既得権というのはどういうことを意味するのですか。
【次の発言】 正式というのは、土地法のことですか。加州の土地法ならば、すでにこれは無効になつております。
【次の発言】 それはどういうステータスですか。
【次の発言】 それは間違いだろうと思うのです。つまり土地法があると思つて、こういうものを書かれたのだろうと思つておる。土地法はもうなくなつておる。日本人も帰化可能の外国人……

第16回国会 外務委員会 第7号(1953/06/26、26期、小会派クラブ)

○大橋(忠)委員 私はMSAを受けた場合に内政干渉がひどくなるのじやないかということを憂慮しておるものでありますが、五百十一条を読んで見ましても、「自国の防衛力及び自由世界の防衛力の増進及び維持のために、自国の政治的及び終済的安定と矛盾しない限りにおいて、自国の人力、資源、施設及び一般的経済状態が許す限り全面的寄与を行うこと。」それから「自国の防衛能力を増大させるために必要な一切の合理的な措置をとること。」それから「合衆国が供与する経済及び軍事援助が有効に利用されることを保証するために適当な手段をとること。」こういうようないろいろな条件が規定されているのでありまして、この援助を受けると、日本が……

第16回国会 外務委員会 第8号(1953/06/27、26期、小会派クラブ)

○大橋(忠)委員 MSAの問題についてお尋ねいたします。吉田総理は前から外資導入ということを繰返し言つておられますが、一向外資は入つて来ない。そのわけは、アメリカ政府としては現在の日本の財政経済政策というものに不満足である。つまりみずから助けておらない。みずから助けておらないものはアメリカも助けることはできぬ、こういう意味で外資が思うように日本に入つて来ぬといわれておるのであります。しかるに今度このMSAの援助を受けるということになりますと、御承知の通り日本は、その経済力をもつて日本及び自由諸国の防衛に貢献するということになるのであります。私は日本の現在のごとき財政経済というものでは満足できな……

第16回国会 外務委員会 第9号(1953/07/01、26期、小会派クラブ)

○大橋(忠)委員 さきに戸叶委員の質問に対して、三権分立のはつきりしている日本においては、国会議員を外交交渉に参加させないということをおつしやいましたが、現にサンフランシスコの講和会議のときには国会議員が出て調印をしております。またポツダム会議のときも、英国のごときは反対党の首脳のアトリーが出ております。サンフラシスコの国際連合憲章のきまるときの会議でも、アメリカの共和党の議員、しかも反対党の議員まで出ておるのでありまして、重大なる国際会議のときには、国会議員、しかも反対党の人でも入れるのが慣例になつていると私は思うのであります。従つて国会議員は立法府の者であるから行政面のことにはタツチさせな……

第16回国会 外務委員会 第15号(1953/07/17、26期、小会派クラブ)

○大橋(忠)委員 ちよつと関連して。今条約局長は南洋の沈船はアメリカのものである、従つてこつちからクレームはない、フィリピンについても同様だ、これはスリー・マイル・リミットの中にあるやつでしよう。スリー・マイル・リミツトの外にあるやつはそういうような議論が立たぬでしよう。それからさらにこの問題はなかなかデリケートな問題でありまして、よほどよく研究してから発言されませんと日本の立場を非常に不利にしますが、これはよく研究されての上の発言ですか、あるいはここで思いついての発言ですか、その点を伺いたい。
【次の発言】 スリー・マイル・リミツトの外にあるやつは関係ないでしよう。これはそういう船も相当ある……

第16回国会 外務委員会 第16号(1953/07/18、26期、小会派クラブ)

○大橋(忠)委員 私はこの前終戦以来南北米に在留する同胞、つまり移民関係でわが国が受けた直接、間接の利益を調べていただくように要望しておいたのですが、これは調べておつてくださるでしようか、欧米局長にお尋ねいたします。
【次の発言】 本日の新聞によりますと、最近ポンド地域との貿易が非常に不振であります。本年度のポンド地域との貿易は予定より一億ポンドくらい減つておる。手持ちのポンドも非常な減り方で、昨日は会議があつたそうでありますが、また聞くところによりますと、英国はアフリカにおける広大なる植民地に対して、日本の綿糸布の輸入を禁止するという方法で、日本の貿易を非常に阻害いたしているということであり……

第16回国会 外務委員会 第31号(1953/10/19、26期、小会派クラブ)

○大橋(忠)委員 外務大臣が今度東南アジアにおまわりになつたことは、非常にけつこうなことであります。東南アジアと日本の問題の核心は賠償問題でありますが、すでに平和条約が調印されてから一年半の間に、まだその解決の曙光さえ見えないということは、私は非常に遺憾なことであると思います。このままなおこれを遷延しておりますと、おそらく日本はそのうちに災害その他で経済力が弱まり、あるいは再軍備を強要されて金がかかる。そこで結局払えなくなつてしまうのじやないかというような疑いも持ちまして、日本の誠意について彼らの心の中に疑いが起りはせぬかと思う。そこでもうそろそろ向うもこちらも大体腹がわかつたのでありますから……

第16回国会 厚生委員会 第28号(1953/07/29、26期、小会派クラブ)

○大橋(忠)委員 第十国会で通りました医薬分業の法律に関しまして、薬剤師方面では、この法律がはたして実行されるかどうかということについて非常に危惧を持つておるのであります。その理由は、はたから見ておると、実行に必要なる調査その他の準備が一向行われていない。ことに薬価の決定のごときも、一向行われておらぬ。そこでこの法律がいよいよ実施される昭和三十年一月一日までに所要の準備を整えて、そして予定通りはたして実行されるかどうかということについて疑いを持つておるのであります。そこで私は当局に向つて、その準備がいかなる状態において進行しておるか、また当局としては必ずこれを実行するという固い決意を持つて真剣……

第16回国会 法務委員会 第17号(1953/07/18、26期、小会派クラブ)【政府役職】

○大橋国務大臣 今大体承りました説明員からの御説明によりますと、捜査の適正ということでなるべく資料や証拠をたくさん収集する。それには時期的にいつがいいかということは非常に問題である。そこでそういつた技術的な面から捜査の適正ということをお考えになつているように受取れます。しかし普通に捜査の適正という言葉を、字を見まして私どもが考えます観念といたしましては、捜査が法的に完全であるばかりでなく、社会的にもまた被疑者の権利の保護という点から見ても非難がないこと、これが普通の捜査の適正という字から受ける感じなんです。今そういうふうに私どもは考えておりましたら、捜査の適正というのはそういううのではないのだ……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 外務委員会 第1号(1953/12/03、26期、小会派クラブ)

○大橋(忠)委員 アメリカが日本に対して防衛力増強を、しかも陸上兵力を非常に多く望んでいるのはどういうわけでありますかお尋ねしたい。と申しますのは、兵器の発達によりまして、今までの陸上兵力あるいは海上兵力のごときものはひつきよう補助兵力になつてしまう。従いましてアメリカにおいても、陸上兵力、海上兵力は一割減らすというようなことが新聞に出ております。従いまして私は日本の自衛力にいたしましても、現在の十一万程度で人数はよろしい。ただそれをもつと役に立つ精鋭なものにすればそれで十分じやないか。それを何がゆえに三十何万人という大きな兵力に増す必要があるのか。どういう戦略上の理由からそういう要求をしてい……

第18回国会 外務委員会 第2号(1953/12/05、26期、小会派クラブ)

○大橋(忠)委員 これは一面双務的でないような点に今気がついたのでありますが、それは向うの州で、外国人の自由職業を禁止しておる場合には、その州出身者に対しては、日本では許さない、こういうふうになつていると承知しております。ところが向うの州で禁止されておるから、日本でできぬ、そこで州りをかわる、禁じない州の方に移転をして、日本でやるということが自由にできる、そこで留保条項を日本が法制化しても、実際上はアメリカの方はかつてに留保ができる、日本人の方は事実上許されたきわめて少数の州においてしかできない、そういうような不対等のことが起るというようなふうにちよつと考えられるのですが、その点はどうですか、……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 外務委員会 第12号(1954/03/03、26期、自由党)

○大橋(忠)委員 私この二年ばかり前にアメリカに行きましたが、いろいろ聞いてみますと、大体日本は非常にぜいたくである、こういうぜいたくな国に援助をやる必要はないというのがアメリカ人一般の空気であります。むろんそのぜいたくという意味は、日本におけるいろいろなやり方がぜいたくであるということもありますが、在外公館の問題についても、アメリカにおけるシカゴあるいはロスアンゼルス、ポートランド、シアトル、ニユーオルリンズというような領事館が戦前通りに復帰いたしまして、戦前通りにあるいはそれ以上にりつぱな事務所を置いておる。ところが実際何をやつておるかという点を調べてみると、大体ツーリストの案内ということ……

第19回国会 外務委員会 第13号(1954/03/06、26期、自由党)

○大橋(忠)委員 魚の問題でちよつとお尋ねいたしますが、新聞によると、濠州は飛行機をもつて海面を監視いたしまして、そうして日本の漁船が近海でまぐろをとつておるのを、何か国際条約に違反しやせぬかということで、調べておるというニユースが出ているのであります。それがほんとうかどうかはわかりませんが、そういうふうに、どうも濠州との間の交渉が、かみしもを着てあまり形ばかりやつてかど立つて来る。朝鮮の近海でも、このごろ飛行機でもつて李承晩ラインの中を監視して、厳重に取締るということが新聞には出ておる。朝鮮の方はむちやくちやなことを言うから話にならぬかもしれぬけれども、私は濠州の問題なんかでも、何か表向き国……

第19回国会 外務委員会 第17号(1954/03/15、26期、自由党)

○大橋(忠)委員 関連して法制局長官にちよつとお尋ねいたします。の問題ですが、朝鮮の三十八度線に多分再び事は起らぬとは思いますが、李承晩大統領のような鼻息の荒い先生がおるから、万一あそこに再び事が起つて、そうしてほつておくと南朝鮮がやられてしまうとすると、ただちに危険が日本に及ぶ。そこで日本を守るためにやはり南朝鮮を全部共産軍に席巻されてはいけない、つまり日本の自衛のためにほつておくわけに行かないというような事態が起つた場合、そういう場合に兵隊を出すことができるかどうか、政府としては出さぬということを政治的に言つておられるが、法律的に見てそれを自衛の範疇に入れて自衛隊を出すことができるかどうか……

第19回国会 外務委員会 第18号(1954/03/16、26期、自由党)

○大橋(忠)委員 ただいま外務大臣は、本協定締結に対する外国の輿論というようなものは、きわめて平静であるとおつしやつた。しかしながら、十数年前の第二次世界大戦で世界を震憾いたしいました日本とドイツが再軍備をするということ、これは非常な大きな歴史的の事実でありまして、ヨーロツパにおいても、西ドイツが再軍備をし得るように憲法の改正をやる、フランスはこれに対して非常な脅威を感じておる。ロンテはもちろんのこと、フランスも脅威を感じておる。また東の方においても、一九五一年には中共がこのことあるを予知いたしまして、中ソ友好同盟条約を結んだ。さらに台湾あたりでも、日本がいよいよ再軍備を始める、いよいよわれわ……

第19回国会 外務委員会 第19号(1954/03/18、26期、自由党)

○大橋(忠)委員 今度のできごとは一面において非常に悲しむべきことでありますが、他面から見ると、いよく戦争はできない、これをやつたら人類は絶滅するという感じを与えまして、もう戦争は事実上できなくなるというふうに感ずるのであります。その意味において喜ばしいというふうにも考えられる、しかしながらもう普通のテストといえどもかくのごとく恐るべき結果を来すようにたつては、もつと大きなものをやつたら、今度は日本あたりへも灰が来るかもしれない。アメリカばかりでなく、ロシヤでもシベリアでやつた灰が全地球をおおずようなことになり、英国もまたどんどんテストをやるということになりますと、もう原子爆破はテストといえど……

第19回国会 外務委員会 第22号(1954/03/22、26期、自由党)

○大橋(忠)委員 関連して。新聞によりますと、またアメリカではこの間の三月一日の原爆よりもなお何層倍と大きい原爆の実験をやる、それがために危険水域も広げた、こういうような報道があるのであります。この間の原爆の被害が意外に大きかつたのも、専門家が予想したよりも以上の威力を持つておつたがためだ、こういうことも新聞に出ておるのでありますから、私はまた大きなやつをやつて、この次は何が起るかということについて、子供くさいかも知らぬが実は心配でたまらぬ。前にアインシユタイン博士でありましたか、水爆などで戦争をやると大気が濁つて、人類のみならず地球上の生物がみんな死んでしまうということを言つたこともあります……

第19回国会 外務委員会 第25号(1954/03/25、26期、自由党)

○大橋(忠)委員 副総理にお尋ねいたします。今回アメリカからMSAの援助を受けて自衛力を強化する、保安隊が自衛隊になる。これに関連いたしまして私が非常に心配していることは、政府の方でその受入れ態勢と申しますか、よほどしつかりした準備をしてやられないと、国内治安を保つ、あるいは侵略を妨ぐ軍隊になるかわりに、革命の軍隊いわゆるクーデターの軍隊になるおそれが非常にある。もつともアメリカの陸上軍がおるうちは、そういうことは起らないでありましようが、MSAによつて日本の自衛力が強くなるに従つて、向うも減らすというのでありますから、結局いなくなるのでありますが、そういうときが非常にあぶないのではないかと私……

第19回国会 外務委員会 第31号(1954/04/05、26期、自由党)

○大橋(忠)委員 ちよつと農林省の方に関連して伺いますが、日本の砂糖の輸入はまだ精製しない粗糖のままで輸入されておる。そうして十六の製糖会社でこれを精製をして売り出しておる。従つて精製した砂糖というのは輸入を認められたいのですか、この点どうですか。過般の砂糖の値上りの際に十六製糖業者が非常な暴利を得た。そして砂糖のスペキユレーシヨンが行われて、全国の菓子製造業者が非常に困つた。ことに駄菓子屋の方は非常に困つて事業を休んだということは御承知の通りであります。そこで当時問題になつたのは、十六の製糖業者にのみ砂糖の一種のモノポリイのようなものはけしからぬという声が、全国の砂糖業者から起つたことは御承……

第19回国会 外務委員会 第33号(1954/04/10、26期、自由党)

○大橋(忠)委員 この次にまわしましよう。

第19回国会 外務委員会 第35号(1954/04/15、26期、自由党)

○大橋(忠)委員 関連して。私は基地の問題ほど反米感情を刺激する問題はないと思いますので、アリソン大使なぞに会う機会には、個人的にときどき話しておりますが、アリソン大使も、ぜひこの問題は摩擦の起らないように、すみやかに合理的に解決しなくちやいかぬということを言つておるのであります。しかも、朝鮮事変も終つて、九州方面の基地の必要性も、常識的に見て次第に薄らぐという傾向にあることは疑うべからざる事実であります。しかも自衛隊を今度強化して、向うの防衛の負担を日本側で負うということになつて来れば、なおさら大勢的に見て基地というものは次第に減つて行く方向に向わすべきものであると思うのであります。そこで、……

第19回国会 外務委員会 第43号(1954/04/28、26期、自由党)

○大橋(忠)委員 関連して一問だけ……。フィリピンのみならず、インドネシアとの賠償交渉の問題がなかなかまとまらない。これは大体向うから日本へやつて来て、いろいろな自動車が走り、表面的に景気のいい状態を見て、日本に支払い能力ありとする間遠つた印象を持つて帰つた、それが原因ではないか。ところが日本の経済的実力というものは、深く掘り下げて考えなくても、将来の見通しは非常な暗いものでありまして、現にどんどん外貨が減つておる、こういうようなときこ大なる賠償なんか払えるものではないりでありまして、今度の四億ドルの支払いのごときも、実際やつてみてはたしてできるものかどうか。さらにインドネシアの問題でも、きよ……

第19回国会 外務委員会 第50号(1954/05/15、26期、自由党)

○大橋(忠)委員 この船は繋留中の船とおつしやいましたが、しかも小さな船であります。陸上の戦車とかその他のものは、MSAの協定でこちらにくれることになります。ところがこれは貸与協定で、むろん他の国も艦船は貸与協定だから、日本も貸与協定だ、こういうことになるのでありましようが、しかし日本のような微弱な、独立かどうかはつきりしないような国において、アメリカから艦船を貸していただいて、そうしてようやく旗を掲げて運営するということで、いかにもアメリカの傭兵のようなぐあいになる。ぼくは軍隊を持つこことはある程度必要だと思う。けれども、その軍隊というものは、どこまでも日本の国家の軍隊という感じが出ぬことに……

第19回国会 外務委員会 第54号(1954/05/22、26期、自由党)

○大橋(忠)委員 私は首相の外遊に関しまして質問いたします。首相の外遊についていろいろ議論がありますが、これは国際関係の複雑なときであり、外国との関係において生存をしているこの日本において重要なことでありますから、最高首脳者の間でいろいろ直接会つて意見を交換するということは必要なことだと思いますが、この外遊に関連して私が非常に不愉快に感ずることは、またまた外資の導入、借款、経済援助というようなことがしきりに新聞に伝えられ、財界でもおみやげを期待しているというようなことがしきりに載ることであります。大体アメリカから外資を導入する、金を借りるということは、むろん筋が通り、かつその条件がよろしいなら……

第19回国会 外務委員会 第59号(1954/09/15、26期、無所属)

○大橋(忠)委員 第一に、岡崎外相が、さきに日吉米協会の演説で、ビキニにおける水爆実験に協力するというようなことを言われましたその協力ということは、どういう意味の協力でありますか。こういうことを意味されておるのでありますか。その点をひとつお尋ねします。それから岡崎外相がこれに協力すると占われたことは、広島、長崎に原爆攻撃を受けた日本人の民族感情を非常に傷つけておるのみならず、わが国の公海漁業にも非常な打撃を受ける。従つて、これはもうどこに行つてみても非常に評判悪いのでありまして、吉田内閣の非常に大きなマイナスになつておるのでありますが、一体いかなる必要によつて協力するというようなことを積極的に……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 外務委員会 第1号(1954/12/01、26期、日本民主党)

○大橋(忠)委員 私は日本民主党を代表いたしまして、この動議に賛成をいたすものであります。  昨日の吉田総理の外遊報告を聞いてみますと、まことにあいまい模糊たるものでありまして、新聞に出ておるよりももつと要領を得ない、項目を列挙しただけのように思うのでありまして、あれでは外遊報告になつておらぬのであります。そこであらためて本委員会においてわれわれの外遊に関して持つておる疑問に関しまして、総理に親しく御出席を願つて、詳しく質問をしたいと思うのであります。そうして国民もおそらくわれわれ同様に疑問を持つておると思うのでありまして、国民に広くこの外務委員会の質疑応答を通して、これらの疑点について解明を……

第20回国会 外務委員会 第2号(1954/12/04、26期、日本民主党)

○大橋(忠)委員 今の日本の外交は岡崎君がやつておりますけれども、一般の印象――われわれも同様の印象を持つておるのでありますが、事実はこれは吉田外交であつて、岡崎君はただその補助者にすぎないというような感じを持っておるのであります。従いまして今度の吉田外遊のような場合においては、その立たれるときにも、当然この外務委員会に出て、当時国会閉会中でありましたから、それを通して国民に呼びかけられるということを期待いたしておつたが、遂にそれもできなかつたのであります。予算委員会以外の普通の委員会に出たら、どこでもここでもひつぱられるというような懸念があるかもしれませんが、そうではありません。実は私は日本……


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各種会議発言一覧(衆議院26期)

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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 外務委員会公聴会 第1号(1954/03/22、26期、自由党)

○大橋(忠)委員 鈴木教授にお尋ねします。鈴木教授は、占領治下にできた憲法もりつぱな憲法である、憲法としての効力にごうも影響はないという御意見のようでありますが、GHQの重圧のもとにできた憲法、あるいは法律というものは、ある意味においてポツダム宣言のもとにできた政令に似た性格を持つたものでありまして、民主主義の国民の総意に基いて法律をつくり、憲法をつくる国柄においては、はたしてそういうものがフルな効力を持つておるやいなや。ドイツにおいては、憲法においても占領が終つたあと、すなわち国民の意思が自由に暢達し得る時期、それまでしか効力がないというような規定をしておると聞いておるのであります。従いまし……



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データ更新日:2023/02/05

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