桜井奎夫 衆議院議員
26期国会発言一覧

桜井奎夫[衆]在籍期 : |26期|-27期-28期
桜井奎夫[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは桜井奎夫衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

桜井奎夫[衆]本会議発言(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 衆議院本会議 第32号(1953/07/30、26期、日本社会党(左))

○櫻井奎夫君 私は、ただいま議題となりました一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案に対しまして、日本社会党を代表いたしまして、反対の意を表明せんとするものであります。(拍手)  人事院は、国家公務員法の規定に基きまして、官公吏全体にわたる給与準則案を長い年月にわたつて検討して参りましたが、その結果ようやくにしてその成案を得、去る七月十八日、政府及び国会に対しまして、べース改訂と結びつけて勧告を発したことは、諸君御承知の通りであります。この人事院の勧告の態度につきましては、本院における予算通過の直後に故意にその時期をずらした点はきわめて事重大であり、人事院本来の使命を忘却した政府と……

桜井奎夫[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院26期)

桜井奎夫[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 人事委員会 第3号(1953/06/18、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 今までの各委員の御質疑によりまして大体政府の考えておられることが明瞭となりましたが、私の質問も池田委員あるいは受田委員と同じことになりますので、おそらく田中さん方から答弁ができないと思います。私どもが聞きたいことは、政府が考えておるとかなんとか、考慮したいというようなことでなくて、それをどういうふうに具体化して行くのか、その実際的な方法、それからいつごろそれを支給する用意があるのか、その期間、そういう具体的問題をこの委員会では聞きたいのです。従いまして私も大蔵当局の出席を要望いたします。
【次の発言】 私も同様の要望でございますが、きようの午前中にこの人事委員会で私どもの質問に対し……

第16回国会 人事委員会 第4号(1953/06/19、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 それでは私夏季手当の問題とはずれるわけでございますが、大蔵大臣にちよつと質問申し上げます。全逓の職員の給与是正の仲裁裁定の問題でございますが、これはすでに組合側はこれをのんで承認しているわけでございますが、政府としてはどういうお考えでしようか、お聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 政府としての態度は決定しているわけでございますか。
【次の発言】 それでは私最後に御質問申し上げますが、各委員からいろいろ御質問がありましたので、その確認のような形になると思いますが、今までの大蔵大臣の御答弁は、要するに財政上の理由から、七月の暫定予算にも本予算にもこれをくみ込まなかつたが、今後も何……

第16回国会 人事委員会 第5号(1953/07/02、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 ベースの勧告、地域給の問題等は、ほかの委員から大分質問がございまして、私も疑問があるところはほぼ解明したわけでございますが、私は期末手当の問題について、少し総裁にお尋ねしてみたいと思うのであります。この期末手当は、いわゆる法律にうたつておりますところの、一般職の職員の給与に関する法律の第十九条が、現在実施されれば人事院はそれでよろしいと考えておられるのか、総裁にお尋ねいたします。
【次の発言】 今回の夏季手当の問題でございますけれども、これは非常に議論をかもしておりましたし、総裁も官公労の方に何か言明なさつたとかいうような、それが国会の委員会の答弁と食い違つたとかいうような問題も起……

第16回国会 人事委員会 第6号(1953/07/15、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 ちよつと関連して――ただいまの政府の登録労働者の数が減つておるという御発表でございますが、なるほど政府の統計の上ではそういうような漸減傾向にあるかと思いますけれども、現実の問題といたしましては、各安定所においては、業務手引一といいますか、こういうものにひつかかつて、同一戸籍の中で二人、たとえば夫婦共かせぎをしておるという場合には、一人しか就労させないという事実がございます。これが先ほどの説明の通り、一日二百五十円という非常な低賃金である。こういう低賃金であれば、自分の家庭内に働く人がある場合には、できるだけ多くの人が働くのが当然であると思います。そういうものを政府は拒否しておる。そ……

第16回国会 人事委員会 第7号(1953/07/22、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 基本的な問題につきましては、ただいまの森君及び池田君の考え方と、私はまつたく意見を同じくするものであります。特にこの実施期日がないというのは、これはまつたく絵に描いたもちと同様でございまして、いかにこの内容がりつぱであつても、勧告の意味がないのであります。こういうことは人事院に対してわれわれの強く反省を要望する点でございます。  私の質問は主としてこの内容に立ち入つてお聞きしたいのでございますが、これはこの前質問をいたしましたところが、勧告が出てから十分質問の時間があるから、そのときにまわせというので保留しておつた質疑でございますが、八つの職種の中に、特に教育職について三つにわけて……

第16回国会 人事委員会 第8号(1953/07/23、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 今の加賀田君の質問に関連いたしまして、地方公務員の問題でございまするが、自治庁としましては、この法律が通ると、この趣旨に従つて、地方の自治団体の方にそういう通達を出す。こういう御答弁でございましたけれども、これはもちろん地方は地方自治法に従つて、条例等で定めてあるわけであります。しかし、いずれにいたしましても、地方の財政は今極度に逼迫いたしております。これを一片の通牒でやつたところで、これは財政的な裏づけがなければ、貧弱な地方の財政では、なかなか実現が困難だと思うのであります。そういう点につきまして、大蔵当局としては、どういうふうに考えておられるか。これが実施された場合に、それを地……

第16回国会 人事委員会 第11号(1953/07/27、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 参考人の喚問について、ちよつと委員長にお伺いしたいのでありますが、本法律案に特に関係が多く持たれるのは、高等学校の教職員であるというふうに思うのでありますが、聞くところによると、高等学校は組合が二つあるというふうに聞いておるのでありますが、本日ここに喚問されておりますとよろの高等学校の軽石先生及び森本先生は、どちらの組合に属しておられるのでありましようか、お伺いいたします。
【次の発言】 きようおいでの六人の方の御意見を承ることは、私はひとつもさしつかえないと思う。これはぜひそうしていただきたいのですが、しかしかりに二つある場合には、両方の御意見を承ることが私どもは最も公正な判断を……

第16回国会 人事委員会 第12号(1953/07/28、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 それでは提案者に御質問いたしますが、大分提案の趣旨がはつきりして参りました。昨日あたり同一学歴は同一給与にある、その差を設けないのであるというような御答弁でございましたが、今日の横路君の質問によりまして、大分提案者の企図しておられるところの意図が明瞭になつたわけであります。それによりますといわゆる職域差を認めての立案であつて、従つて同じ学歴を持ち、同じ資格を持つておつても、学校の種別が違うのであるから待遇が違う、こういう御趣旨でございますね。重ねて確認をいたしますが、それでよろしゆうございますか。
【次の発言】 先ほどの御答弁ではそうでないので、同じ免許状を持つておつても中学に勤め……

第16回国会 人事委員会 第16号(1953/10/06、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 今、加賀田君の方からも要望があつたわけですが、そういういろいろな問題がありますので、この次の人事委員会の開催の時期を大体お知らせ願いたいと思います。

第16回国会 人事委員会 第17号(1953/10/14、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 ただいまの御意見に私も同感でございます。この前六日に開きましたとき、委員長さんが大蔵大臣に折衝してみると言われ、こういう確認のもとに、この前の委員会は散会したわけでございますが、今のお話ではまだこの段階に入つていないというのでございますので、やはりこれは責任者に出てもらわないと、私ども何回こういう会を開いても、一歩も前進しないわけであります。ですから、ぜひ明日にでも大蔵大臣に出席を求めていただきたい、こういうふうに考えます。今までの意見に私は賛成です。
【次の発言】 大蔵大臣を呼びます場合にも、今までこの人事委員会で確認した事項があるわけですから、これはやはり皆さんに御了承願いたい……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 人事委員会 第1号(1953/11/04、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 入江人事官にお尋ねいたします。先ほど赤城地域給小委員長の方から、衆議院の地域給小委員会の考え方及びその後における衆参両院の申合せ事項というものを御報告になつたわけであります。ただいま人事院においても地域給の問題をどのように作業をしておられるか。現在の状況をお知らせ願いたい。
【次の発言】 そうしますと、衆参両院の申合せは現在の不合理を早急に是正しろというようなことを言つておるわけでありますし、衆議院の方といたしましては、将来地域給を廃止するという建前からできれば圧縮して三段階にしようというような考え方を持つておるわけでありますが、どちらに重点を置いて人事院では作業しておられるか、あ……

第17回国会 人事委員会 第3号(1953/11/17、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 本日の人事委員会は、公務員の給与に関する重要な会議であると思つておるのでありますが、私どもの当面の答弁者である政府が、この席上に出席しておらないということをきわめて遺憾に思うのであります。今出ておられるのは人事院から滝本給与局長だけであります。滝本給与局長に質問することは、結局技術的な問題のみとなるわけであります。本日の質問の一番当面の重要な仲裁裁定、あるいは公務員の人事院の勧告によるベース改訂を、政府がどのように取扱おうとしておるか、この一番重大な問題についての質問の相手がないということは、この人事委員会を開いても、大した意味はないというふうに考えるわけであります。従つて私は、本……

第17回国会 人事委員会 第4号(1953/11/18、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 大分官房長官お忙しいようでございますので、私は重点的にただいまの仲裁裁定と、人事院の勧告によるベースアツプの問題についてお聞きしたいと思います。これは今非常に微妙な段階の中にあつて、官房長官は非常に御努力しておられるということは、今の答弁でわかつたのでございますが、この問題はいまさら私が申し上げるまでもなく、人事院の勧告は七月に出されております。その人事院の勧告は、昨年の三月から今年の三月までに、すでに消費者実態調査の結果、生計費が二〇%上昇している。その後、一昨日人事委員会から配付されました資料によりましても、今年の三月から九月までの生計費の指数が、すでに三月を一〇〇%として九月……

第17回国会 人事委員会 第5号(1953/11/28、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 委員長の御要望もありますけれども、聞くところは聞かなければならない。ただいま地域給の問題について受田君の方から、大分つつ込んで話がございました。これは衆参両院の決定しました線を非常に逸脱していると思うのです。私どもはべース・アツプと地域給の勧告は別個のものであるということを、衆参両院の合同委員会でも重ねて確認しているわけであります。これが一万五千四百八十円の中に同時にごたごたと出て参りまして、そこにどうも不明朗なものを感ずるわけであります。ただいま田中さんのお話では、この地域給の中の無級地の〇・五を本俸の中に入れるというお話でございましたが、今国家公務員、地方公務員を通じまして地域……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 人事委員会 第1号(1953/12/01、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 ただいま加賀田君が質問いたしましたように、今回の政府の考え方は、二万五千四百八十円べースと称しながら、その中に全然系統の違つた地域給を入れて来ておる。ここに根本的な複雑さがあるわけです。従つて私はきわめて簡明に算術的に、中学生にも小学生にもわかるような質問を数字の上からいたします。こういうふうに考えれば非常にはつきりするのです。はつきりするために、こういう一つの算術を用いますが、その前に前提といたしまして、人事院が七月十七日ですか、十八日ですか、この日に勧告いたしましたところの勧告というものは、あれはべースの勧告ではなくして、あの当時公務員の三月現在の平均俸給額というものは、一万三……

第18回国会 人事委員会 第2号(1953/12/02、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 私は昨日も大分質問を展開いたしましたし、きようは時間も迫つておりますので、大きな質問は明日に保留いたしますが、ただ一点はつきりしておかなければならないのは、期末手当の問題でございますが、期末手当は〇・五それから勤勉手当が〇・七五合せて一・二五、こういうことでございますね。
【次の発言】 これは国家公務員にこれを支給なさるわけですが、地方公務員はどのような措置になりますか。
【次の発言】 これは予算的裏づけをなさる、こういう意味ですか。
【次の発言】 これは非常に重大な問題ですから、たとえば各県によつて、これが実施できる県とできない県が生ずるというようなことはありませんか。

第18回国会 人事委員会 第3号(1953/12/03、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 私は昨日に引続きまして質問いたします。この一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案、この案件につきましては、すでに昨日及び一昨日わが党及び右派受田君その他の質問におきまして、十分政府の意図されておることが、はつきりしたわけであります。従つてこれ以上こまかいことを、追究いたしましても、大体田中さんからの答弁は、もう私は聞かないでもわかつております。これはやはりあなたの御意見で明瞭になつたことく、人事院のいわゆる御告を尊重したというようなことを書いてございますが、何ら尊重したものではない。たまたま人事院が三月の民間給与の実態調査の上十三・九%という計数で勧告した一万五千四百……

第18回国会 人事委員会 第4号(1953/12/04、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 ちよつとそれより前に……。昨日御要望申し上げておきました給与月額新旧比較表という資料が届きましたが、これは重大な資料でございますので、記録を中止しまして懇談会みたいな形で、資料作成者に説明をしていただきたい、こういうことを提案いたします。

第18回国会 人事委員会 第5号(1953/12/05、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 ちよつと関連して、文部大臣に質問いたします。受田君のただいまの質問に関連しまして、文部大臣に御質疑を申し上げます。実はこれは本人事委員会というよりも、あるいけ文部委員会において討論すべきことかもしれませんけれども、私どもはやはり地方公務員あるいは国家公務員の中に入つておられる教職員の給与を審議する一人として、文相にその所信をただしたいと思うのでございますが、この給与の三本建の法律の制定に関しまして、ただいま全国的に非常な混乱が起きておるということは、受田君から十分説明があつたと思うのでありますが、この混乱の原因はこの法律に反対したために、その反対した者がいたずらに反対しておる、こう……

第18回国会 人事委員会 第6号(1953/12/06、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 私は社会党を代表いたしまして政府原案並びに自由党案、改進党案に反対し、社会党両派提案になりまするところの案に、賛成の意を表せんとするものであります。  自由党案は、これはもともと政府提案を少し修正したものでその本質は何らかわつていない。いわゆる木に竹を継いだようなものでございまして、この二十五時間なるものは、最も法として不備なるものであり、法をもてあそぶというようなことで改進党からそういう批判がございましたが、まさにそれは適切な批評であると思うのであります。従いまして私の論点は、われわれといたしましてこの自由党案及び政府原案、特に政府原案にこの批判の主力を注がんとするものであります……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 人事委員会 第2号(1954/02/26、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 ただいま文部委員会に提案されております教育公務員特例法の一部を改正する法律案の第二十一条の三の第二項に「国家公務員法第百二条第一項に規定する政治的行為、の制限に違反した者は、同法第百十条第一項の例によるものとする。」というように、国家公務員がここに出て来ておりますので、当人事委員会といたしましてもこれに関連いたしておりますから、ぜひ文部委員会との合同審査を適当な時期に委員長の方からおとりはからいを願いたいと思います。これは右派の方からも同じ提案が出ておりますので、代表いたしまして申入れをいたしたいと思います。

第19回国会 人事委員会 第4号(1954/03/13、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 人事院の説明に入る前に、私確認を申し上げたいことが一つございます。実はこの前の二月二十六日でございましたか、人事委員会におきまして、ただいま文部委員会に上程されておりますところの教職員の政治活動禁止の二つの法律案は、われわれの方とも非常に密接な関係がございますので、人事委員会といたしまして文部委員会と連合審査するように、私は両派社会党を代表いたしまして申入れをいたしておきました。川島委員長はその趣旨を了とされまして、当委員会で取上げまして、ただちに文部委員会の方に申入れをするという御確答があつたわけでありますが、それは当日の本委員会の議事録にも明瞭に記録されておるのでございます。川……

第19回国会 人事委員会 第5号(1954/03/19、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 私は教育公務員特例法の一部を改正する法律案の提案者である大逹文部大臣に対して質問をいたします。  この法律案は非常に重大な法律案でありまして、この法律の重大性にかんがみまして、私どもは当委員会として文部委員会との連合審査を申し出たわけでございますけれども、文部委員会の御都合によちまして連合審査が不可能でございました。従いまして提案者である大逹文部大臣に本委員会においで願いまして、この法律案についてお尋ねする次第でございます。この法律案はあとで私、個々にわたつて質問をいたしますけれども、非常に重大な問題を持つておる。すなわち人事院規則を適用します関係上、この法が成立しましたあかつきに……

第19回国会 人事委員会 第8号(1954/03/23、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 ちよつと今の受田君の質問に関連しましてですが、市町村合併に伴つての不合理是正の問題、これは当委員会からの要望もあるので、そういうような処置をとつておられろ。というようなお答えでございましたけれども、この委員会は、市町村合併についての不合理を早急に是正するということを主にして人事院に要求したことはないのです。当委員会は、一刻も早く地域給の不合理是正の勧告をしろということをしばしば申入れをしておる。たまたま市町村合併が今非常に促進されつつあるものですから、それを人事院の方では、どうもその点をたてにとつて勧告を遅らしておられるようにしかわれわれは考えられないのです。そういうけぶりが見える……

第19回国会 人事委員会 第11号(1954/04/02、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 関連して、―受田君の言つておられるのは、私も非常に疑問にするところなんです。特に憲法第七十三条の六号に、「政令には、特にその法律の委任がある場合を除いては、罰則を設けることができない。」ということがはつきり書いてある。この第七十三条の六号と、憲法第四十一条の「国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である。」ということの関係はどうなるのか。しかもこういう罰則を設けることができないとあるにもかかわらず、実際は国家公務員法第百二条においては政治的行為を制限し、それがさらに第百十条に行つて、こういう三年以下の懲役、十万円以下の罰則というようなことになつております。これはいわゆる……

第19回国会 人事委員会 第13号(1954/04/12、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 今の問題に関連して。国家公務員法が第三回国会にかかりましたときは、吉田総理大臣みずからが先頭に立ちまして、特にこれは重要法案であるから、ほかの議事に先議してもこれの結論を出してもらいたい、こういうふうに非常に歓心に、この法案が時の政府によつて努力されて来たわけです。当時の国内及び国際情勢は、今日と非常に違うものがあることは当然でございますけれども、今回のこれは、私どもから言わせると人事院の権限の非常な縮小になるわけであります。このような大きな法律をここに出しておる。しかも今までの当委員会におけるわれわれの質疑に対して、あるときは塚田国務大臣が答え、あるときは加藤国務大臣が答え、その……

第19回国会 人事委員会 第14号(1954/04/16、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 私は国家公務員法の一部を改正する法律案につきまして、その概括的質問をいたします。この法律案につきましては、すでに各党から概括的質疑があつたわけでございまして、大体の質疑は尽きておると思うのでございますが、しかしいまだに納得の行かない点が二、三箇所ございますので、その点につきまして担当大臣の責任ある御答弁を要求する次第であります。  まず、今回の国家公務員法の一部を改正する法律案の提案理由の一番大きなものは、わが国の行政機構の実情に調和した組織と権限を持たしめるためにこのような改革をやつた、こういうことが述べられておるわけでございます。しからば、従来の人事院というものがやはりわが国の……

第19回国会 人事委員会 第15号(1954/04/20、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 それではこの前に引続いて質疑をいたします。第三国会において国家公務員について論議されまして、人事院が設立となつたわけでございますが、そのときの人事院を設けるという趣旨は、日本の民主的諸制度をどうしても成功させねばならない、そのためには日本の官僚制度を根本的に改良しなければならぬ、こういう趣旨の上に立つて、人事院が設立されたのであります。そのためには、人事院というものはあくまでも不偏不党であり、いかなる時の権力によつても制肘を受けてはならない、厳正な人事行政を行うために、いわゆる人事院の独立性というものができる限り確保されねばならないということを述べられておるわけであります。この点は……

第19回国会 人事委員会 第19号(1954/05/07、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 私はただいま上程になつております、国の経営する企業に勤務する職員の給与等に関する特例法案について、質疑を試みんとするものでございます。  本来この法案は、実は当委員会におきまして国家公務員法の一部を改正する法律案等の法律案の審議の過程におきまして、同じ公務員の中にある五現業の職員、それから一般職の俸給表によるところの職員の間の非常な不合理、こういうものがこれは各党から強く指摘をされまして、この不均衡を一日も早く是正したらどうかというのが、当委員会におけるところの各党一致した大きな要望であつたと思うのであります。また現場における五現業の労働者の諸君の中におきましても、このような矛盾は……

第19回国会 人事委員会 第20号(1954/05/10、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 大体この前の委員会におきまして、この法案の内容につきしましては田上政府委員の方から説明を詳細承りました。私は本日はその点を大臣に確認をしていただきたい。大体私は田上政府委員の説明によつて了承はいたしておりますけれども、なお大臣の責任ある裏打ちがほしいのであります。  この法律案は、御承知の通り国の経営する事業、いわゆる五現業の中における公労法適用職員と非適用職員との間における非常な不合理、矛盾、こういうものを除去せんために提案された法律案でございますので、この法律案の提案にあたりまして給与担当の加藤国務大臣に非常なお骨折りをいただきました点につきましては、われわれはここで感謝の意を……

第19回国会 人事委員会 第26号(1954/08/17、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 懇談会に入ることは異議ないのですが、次の点をひとつ確認していただきたい。それは、どういうことを懇談するのか、その大体の大きな方針をきめていただきたい。それからその懇談には人事委員以外の代議士の出席を認めるのか、そういう人の発言を認めるのか、こういうことをひとつ最初にきめていただきたい。

第19回国会 人事委員会 第28号(1954/08/19、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 それでは質問いたします。われわれはこの問題につきまして、これはあくまでも教育基本法あるいは教育委員会法によりまして千葉県の教育委員会が、公正妥当なる判断を出すべきである、いわゆる千葉県教育委員会の良識にまつべきであるというふうに考えておるのでございまして、国会の人事委員会においてこれを云々し、まだ千葉県教育委員会の結論が出ていない前に、この決定に影響を与えるようなことがあつてはならない、大体私どもは基本的にはそういうふうに考えるのであります。しかし本日ここに大達文部大臣も出席しておられますので、めつたに質問ができないのでありますから、きようはひとつ文部大臣の所見をお伺いしたいと思い……

第19回国会 人事委員会 第31号(1954/10/08、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 委員長に個々のことについて一任するというようなお話がございましたがその中には今までここで検討して来ましたことを削るということとも一任するのですか。そういうことはありませんか。
【次の発言】 こまかい点については私どももそれでいいと思うのですけれども、しかしこれはやはり長い間論議をして来たものでありますから、そこにある一つの基本方針というものは、みんなが確認して来たわけです。そういうものをはずれないように??非常にこまかい点までこれだけの人数が一々集まつて討議する必要もないと思いますが、そういうことを委員長の方で十分御確認を願つて、その上でのこまかい点の調整ということはこれは異議あり……

第19回国会 人事委員会 第32号(1954/10/09、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 慶徳給与局次長にひとつお尋ねしておきます。実は寒冷地給の問題につきまして、二十九年度の寒冷地給はすでに八月三十一日に支給になつたわけでございますが、寒冷地給と同じように非常に不合理が出て来ておる。この不合理の点についましては、人事院でも認めておられることと思うのでありますが、これは降雪量、日照、風速、こういうふうな科学的なデータが相当あるわけであります。それに基いて今までの実施された級地について相当の異動があり、是正も必要とするとわれわれ思うのであります。二十九年度は、これは前年度通りの実施でありまして、従つて人事院はこの寒冷地給についての不合理是正をやる意思があるかどうか、まずそ……

第19回国会 人事委員会 第33号(1954/10/22、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 本日は、昨日のこの人事委員会の理事会で、千葉県教委の出しました結論について、大達文部大臣がどういう御意見を持つておられるか、それを承るという委員会でございまして、委員会自身が何か結論を出すとか何とかいう筋合いのものでもございません。従いまして、私どもはなお大臣の御意見は御意見として、承りますし、また人事院の見解も承りますし、その後においてこの結論を出した千葉県教委の方々の御意見も承りたい、こういうふうに考えるわけでございます。  先ほど大臣の御意見を承りますと、今回の千葉県教委が出したところの、官公労機関紙問題に対する結論というものは、これは情状論を一歩も出ていない、しかも非常にこ……

第19回国会 人事委員会 第36号(1954/10/30、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 この問題をこの人事委員会で取扱うときの申合せは、一応この事件につきまして、文部大臣、それから人事院総裁及び法律上の権限を有しておるところの千葉県教育委員会、この三者を呼びまして質問をしたい。これはこの三者の意見によつて人事委員会が何らかの結論を出すということではない、こういうことを確認して開いたわけです。従つて今日をもちまして、千葉県教育委員会に来ていただきましていろいろ質問がありましたので、この点は一応われわれは終了した、こういうふうに解釈をいたしておるのでありますが、それでよろしゆうございますか。
【次の発言】 それでは私は質問はいたしません。終ります。


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 人事委員会 第1号(1954/12/14、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 ただいま根本官房長官から公務員の給与の問題、特に差迫つております年末手当の問題について政府の考えを述べて、政府といたしましては、この問題に関しまして、きわめて積極的、かつ好意ある措置を講じて行きたいという御所見が開陳されたわけでございまして、私どもも労働者の年末手当、期末手当というものには非常な関心を持つておりまして、新しくできました鳩山内閣が特に生活の困窮している労働者ら期末手当に対して、どのような態度をとるかということは、やはりこの内閣の一つの労働政策と申しますか、これの大きなバロメーターになる。そういう意味から今回の期末手当、年末手当に対する鳩山内閣の措置に対しては、国民は非……

第21回国会 人事委員会 第2号(1954/12/15、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 それでは三好国務大臣にお尋ねいたしますが、実は本委員会は昨日も開催いたしまして、当面の問題となつております国家公務員及び一般公務員の期末手当の問題につきまして、国務大臣の御所見をお伺いしたわけでございますが、国務大臣も昨日給与担当になられたばかりでございまして、就任早々で、大臣の御決意のほどは昨日われわれよく承つたわけでございますが、何分にもこの期末手当の問題は非常に急を要する問題でございますので、実は昨日大臣の決意をお伺いしまして、その後大臣としてはどのような手を一打たれましたか。まだ二十四時間もたつておりませんけれども、その後の、決意を開陳したあとにおける大臣の具体的な手の打ち……

第21回国会 人事委員会 第3号(1954/12/17、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 それでは浅井総裁に御質疑を申し上げますが、本委員会は公務員の給与につきまして、特に目下差迫つておりますところの期末手当の問題につきまして再三委員会を開きまして、特に十二月六日の委員会におきましては全会一致の決議文を決議いたしてあります。その決議文の内容は総裁も御承知の通り、この十二月に支給さるべきところの期末手当について政府が適切なる措置をとつて、実質的にその手取り額が増加するように政府が善処するようにという要望でございます。なお同日人事院総裁は、人事院総裁名をもちまして当時の給与担当の大臣である加藤国務大臣に対しまして要請書を出しておられるようでございますが、この要請書の内容は、……

第21回国会 人事委員会 第4号(1954/12/18、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○櫻井委員長代理 小林進君。なるべく簡単に願います。

第21回国会 人事委員会 第5号(1954/12/20、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 公務員の期末手当につきまして、当委員会といたしましては二回にわたり決議を満場一致決定いたしまして、これを政府当局に申し入れておつたわけでございますが、その趣旨は、先ほど大臣が御説明になりましたように、いわゆる同じ公務員の中で団体交渉権を持つておるところの現業の諸君と、団体交渉権を持たないところの非現業の公務員の諸君との間におけるアンバランスがあつてはいけないから、これを公正妥当な立場から政府は処置しろ、こういうことが一点、もう一点は、やはり公務員の中の国家公務員と地方公務員との間におけるところのアンバランス、これは例年非常なアンバランスが生じておりますので、このアンバランスを生じな……

第21回国会 人事委員会 第6号(1954/12/21、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 私は今回の年末手当の支給にあたりまして、自治庁が昨日の大臣の回答に従いまして早急に昨晩中に出された、自治庁次長名による各都道府県知事あての通牒の内容について、御質問を申し上げます。  この通牒を見ますと、後段のところになお本件については特例の財源補填措置は講ぜられないから念のため、という言葉があるわけでありますが、こういうことになりますと、これは各都道府県においては、われわれが非常に憂慮いたしましたように、この言葉を根拠といたしまして、いわゆる繰上げ支給でありますから、あとの財源補堀を政府はどうするか、こういう不安のためにあるいは各都道府県において手当の支給について不均衡を生ずるの……

第21回国会 人事委員会 第7号(1955/01/19、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 それでは調達庁の山内次長に少し質問を申し上げたいと思います。  ただいま行われておる調達庁の行政整理と申しますか、これは先ほどの説明によりますと、十九国会で成立したところの定員法に基いてなされつつある。大体その減の規模も今お伺いしたわけで、三十年度は三百三十二名の整理をやらなければならぬ。これをできるだけ円満な方法をもって解決するために早くから準備中であるということでございますが、この十九国会で成立いたしました定員法につきましては、これは私どもの管轄外でございますので、それについて論及しようとは思いませんが、しかし御承知の通り国家公務員、地方公務員というものは、公務員法というものが……

第21回国会 人事委員会 第8号(1955/01/21、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 政府は昨年末いわゆる公務員の年末手当と申しましょうか、給与改善の措置を講ぜられましたが、これについては昨年末特に給与担当の大臣であられる三好国務大臣に非常に御尽力を願ったわけでございまして、あのときの当人事委員会の決定は、しばしば大臣にもこの席上で申入れをし、大臣からも答弁をいただいたわけでありますが、要するに公務員の中のいわゆる現業と非現業の間の不均衡、同じ公務員の中の国家公務員と地方公務員との間における不均衡、こういうものをできるだけなくする、こういう建前から政府の方におかれてもいろいろ財政的、金融的な措置を講ぜられたわけでございますが、あそこで大体答弁をされ、あるいは措置を講……

第21回国会 人事委員会 第9号(1955/01/23、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 私は、社会党を代表しまして、ただいまここに提案されております一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案の原案に賛成の意を表したいと思うのであります。時間が切迫しておりますので、簡単に申し上げさせていただきます。  この勤務地手当支給区分の改正につきましては、長い間の時日をかけて当人事委員会が研究して参ったわけでありますが、ここに一応の成案を得まして、この成案自身についても、ただいま田嶋さんの方から指摘があった通り、あるいはまだそのほかにも不備な点があると思うのでありますが、しかし、これは、一応両院の決定を見た草案を法律案として一日も早く実施することが緊急であるという考えの……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会 第1号(1953/11/25、26期、日本社会党(左))

○櫻井委員 加賀田君の質問に関連いたしまして、人事院総裁にお伺いしますが、今の質問の要旨、ベースの中に地域給を含めておるような操作でありまして、人事院でもまだ研究中のようでございますが、衆参両院の人事委員会の決定は、附則といたしましてべース・アツプと地域給の不合理是正と申しますか、こういうものを完全に切り離すということを確認しておるわけでございますが、この点は、人事院はどういうふうに考えておりますか。
【次の発言】 地域給の勧告作業は、引続いてやつておられると思うのでありますが、これは総裁の答弁によると、衆参両院のあの人事委員会の決定を尊重して作業を進めておられる、こういうふうに理解してよろし……



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データ更新日:2023/02/05

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