松村謙三 衆議院議員
27期国会発言一覧

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このページでは松村謙三衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院27期)

松村謙三[衆]本会議発言(全期間)
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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 衆議院本会議 第15号(1955/04/30、27期、日本民主党)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(松村謙三君) お答えを申し上げます。  教科書の無償配付は、財政の関係もございまして、本年は昨年通りのままにいたすことにいたしたのであります。これは、公約と申していいかどうかはわかりませんけれども、これができなかったのは遺憾でございまして、できるだけ今後においてそういうことの実現できるようにいたしたいと思います。  それから、文教関係におきましては、大体、公約は、御批判は別といたしまして、私どもはその具現に努めたと考えております。お尋ねの文教施設費におきましても、ことに高等学校の面まで拡充して助成をすることができるようになりましたので、私は、公約は、文教はある程度具現できる、こうい……

第22回国会 衆議院本会議 第18号(1955/05/19、27期、日本民主党)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(松村謙三君) お答えを申し上げます。  今度の重なる惨事につきましては、まことに痛恨にたえないところでございまして、遭難せられた方々に対しましては、ほんとうに心から哀悼痛惜の意を表するものでございます。  かくのごとき事故の起りました根本原因は何かというお尋ねでございますが、その一つには、何と申しましても人心の弛緩ということをあけざるを得ないのでございまして、今後こういうことの起らないためには、この事にあずかる人たちのきわめて深い注意、努力を要求せざるを得ないのでございます。文部省といたしましては、昨年の相模湖のああいう惨事があるにかんがみまして、今年の修学旅行に先だって、四月の上……

第22回国会 衆議院本会議 第27号(1955/06/11、27期、日本民主党)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(松村謙三君) お答えを申し上げます。昨日参議院で申し上げました趣旨は、ただいま細目の交渉中でございますが、原則といたしましては、もちろん給食の際には有料で配給するつもりでおります。たとえば麦のごときも、内地にできるものと、輸入のものと、今度のものとをまぜまして、そして。ハンにして配給をいたす、原則としてすべて有料の計算で配給をする、こういう建前で、ただいま交渉をいたしております。
【次の発言】 お答えを申し上げます。  この学童に対して麦あるいは脱脂粉乳を無料で受け入れることは、ただであるがゆえに、こじき根性だ。これは言葉の何ですから、かれこれ申すのじゃありませんけれども、これは非……

第22回国会 衆議院本会議 第51号(1955/07/30、27期、日本民主党)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(松村謙三君) お答えを申し上げます。  御質問の第一の、学校側において現地の調査不十分と認められるがどうかというお尋ねでございます。実は、事件発生と同時に、三重県の教育委員会その他に直ちに連絡をとり、また人を派して実際を調べさしております。三重県の知事も一昨日上京をいたしておりまして、これとも連絡をいたしたのでございますが、これらのすべてを総合いたして判断をいたしますと、ただいまお尋ねの現場の調査が不十分でなかったかというお問いに対しては、遺憾ながら、さようの疑いがあると存じます。  それから、第二に、この事件が起った当時の教師の側の措置が機宜を失ったのではないかという点でございま……

松村謙三[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院27期)

松村謙三[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 外務委員会 第20号(1955/06/16、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 細目の交渉は今日まで続いて参りましたが、かねて御質問の御趣旨もあったりしましたので、私、高碕経審長官ともに向うの当事者と直接会ってこちらの希望をよく話しました。もちろん非公式でございますけれども、それらのことは文部省の計画にまかせるというふうに大体の了解を得たと考えております。従いまして、これからその趣旨に基きまして、全面的のそれらの品物の措置につきまして文部省の計画を立てるつもりでおるのでありまして、原則としては大体文部省の計画をもととするということに了解ができるのではないかという期待を持っておるわけでございます。
【次の発言】 実はそれらにつきましては、有料にして、そして出……

第22回国会 外務委員会 第21号(1955/06/17、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 私は決して無責任なことを申し上げておりません。私はそういう交渉はもちろん不得手でございますけれども、高碕さんと御同席で、外務省の専門の方とともに、ざっくばらんの話をいたしたのでございまして、その席上、なるほどそういうふうに、アメリカの真意が徹底さえするならばけっこうであるから、それで文部省で案を立てることをまかせることを原則として、そしてその案ができたならば、それをまた自分の方にも見せてもらいたいから、そういうことにしようという大体の了解がついたものと存ずるのでございます。もちろんこれは私どもがざっくばらんに話をしたというだけで、これは責任者の間におきまして、さらに成文化して約……

第22回国会 決算委員会 第25号(1955/07/12、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 東京芸術大学に関する不正事件につきましては、長期にわたって発見できませんでしたことはまことに遺憾に存ずる次第でございます。なお判決前に損害賠償の要求をいたさなかったことにつきましては、当初の被害金額が五百余万円でありましたが、何分にも長期にわたって行われていた関係で、盗用金額の確認に相当の時日を要しましたので、右の請求がこのようにおくれましたが、今度法務省に対しまして損害額六百十一万五千八百七十一円について要求の手続を完了いたしました。また大阪大学の件につきましても、判決前ではございますが、さっそく損害賠償の要求をするよう処置をいたしたのでございます。なお今後はかかることのない……

第22回国会 大蔵委員会 第3号(1955/03/29、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 お答えを申し上げます。教科書の無料配付の法律は一年間停止になっておる。それを安藤前任大臣がぜひ復活したいということで、熱心に大蔵当局に要求されましたけれども、それが実現をいたしませんで、すでに安藤さんの御在任中に、これはいたし方ないということも申されております。従って私は、これに対する引き継ぎを受けておりません。しかし何とかしてできればと思ってなにをしましたが、すでに暫定予算は組み上っておりますし、緊縮政策に対する補助の一定の停止の方針もきまっておりますので、遺憾ながら暫定予算にこれを細み入れることはできませんでした。私はもうこれでやらないんだとは思いません。もちろんこの法律は……

第22回国会 内閣委員会 第19号(1955/06/08、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 それでは、事務的なことをまず大学局長から申し上げまして、あと私が補足することにいたしたいと思います。
【次の発言】 詳しいことは稲田君からお答えをいたさせますが、私どもの計画として持っておりますことは、義務教育の老朽校舎等も大体のめどを持ってやっておるわけです。三年ないし四年の間に全国の老朽校舎を一応解消したい、こういう考えを持っております。もちろん大学の付属高等学校だとか中学校あたり、大学それ自身のあれもやはり年度的に考えて、これらの整備を期したいと考えまして、実はこれを経済六年計画の中に織り込みたいと思いまして、私は、高碕長官にも、一つ計画的にこれを織り込んでくれないか、生……

第22回国会 文教委員会 第1号(1955/03/25、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 ちょっとごあいさつを申し上げます。今度はからずも文教の重責を汚すこととなりまして、全くしろうとでございますし、みずからこの重責をいかにして果すことができるか、ただひとえに皆さんの御協力を得まして、この大切な文教の任を果したいと思うのでございます。どうか何分特に御援助をお願いいたしたい。これをもってごあいさつといたします。(拍手)

第22回国会 文教委員会 第2号(1955/03/29、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 この間もごあいさつ申し上げました通り、就任日が浅いわけでございまして、根本的の考え方の取りまとめにはまだ尽していないものが多うございます。どうかそのおつもりで、ただいままで考えておりますことをお聞き取り下さい。そしてまだ熟せないところはいろいろ御示教にあずかりたいと思うのであります。  私の考えておる基本の観念は、文教のことは一大臣がかわり、また政党が変っても、絶えず動くというようなことのない、教育の根本のやり方は動かないという、こういう形を何とかして作り上げたいものだと思うのでございます。長い間の占領行政からようやく離脱をいたしまして、そうしてそのあとどこに教育の根本を落ちつ……

第22回国会 文教委員会 第3号(1955/03/31、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 お答えを申し上げます。あの法律が出ましたときは、占領行政から移り変りのときでありまして、やはり激動期で、ああいうものを必要とする事態であって今日に及んでおるわけだろうと思います。現在の状態におきましても、さきに申しました通りに、教育制度の中立性という事態が安心できるような事態をぜひかもし出したい、そういう事態が参りましたならば、あの二法律は不要になることと存じますので一日も早くそういうふうに安心ができる事態が来ることを心から念願いたしておるわけでございます。ただいまはこれを直ちに変改する意向は持っておりませんが、そういう日が早く来ることを切に希望するわけであります。

第22回国会 文教委員会 第5号(1955/05/06、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 ただいま議題となりました国立学校設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概略を御説明申し上げます。  この法律案は、昭和三十年度予算に照応して関係条文を改正するものでありまして、国立大学の学部の分離、公立大学の国立大学への移管、大学院の開設、国立大学に夜間の短期大学部の併置、国立大学の附置研究施設の設置等について規定するのであります。  改正の第一点は、弘前大学及び佐賀大学に農学部を、大阪大学に薬学部を開設し、香川県立農科大学を香川大学の農学部として、鹿児島県立大学の医学部及び工学部を鹿児島大学の医学部及び工学部として移管いたすものであります。  改正の……

第22回国会 文教委員会 第6号(1955/05/10、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 先ほど来、局長からお答えを申し上げた通りでございます。もちろんこの決議は、われわれは承わってもおりまするし、尊重もいたしますけれども、今日の大学教育の全体を見ますと、実際新設が相次ぎまして、そして内容の充実ということがほとんどできておりません。この状態から申しまして、ことにことしあたりも、ずっと前から約束済みの大学の新設、科の新設というようなものをある程度やらざるを得ません。それをすでに用意ができたのをまずやるということで、そうしておいてこれから大学の内容の整備、設備の充実というところに全力をあげなければならない。それを両方あわせてやればけっこうでありますけれども、なかなかこれ……

第22回国会 文教委員会 第8号(1955/05/17、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 今お話の通り、ひんぴんとして起っております修学旅行の災厄につきましては、実際痛心にたえないのでございます。けさもまた、御承知のようなアメリカのガソリン・カーかなんかとの衝突事件があり、幸い死者は出ませんでしたけれども、相当の負傷者があったことは、まことに痛心にたえぬのでございます。そこで私の方といたしましては、事件が起りましていろいろ協議をいたし、また高松あたりの現地に出張した人の話なども聞いて、このままで捨てておけぬと考えまして、さしあたりの措置といたしましては、修学旅行についての指示を全国の関係方面へ昨日出したような次第でございます。しかし、それは早急にさしあたっての指示を……

第22回国会 文教委員会 第9号(1955/05/20、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 お答えを申します。大体の考え方につきましては昨日本会議でお答えを申したようなわけでありますが、これにつきまして昨日も申しました通りに、これを根本的に再検討をいたしたいと考えまして、今その用意をいたしておるわけでございます。広く学校の先生方あるいは運輸、交通の経験者、いろいろな方面の方に一つ御相談を願つて、そして根本的の方針をきめたい。それはひとり修学旅行に対する安全の問題ばかりではございませず、進んで修学旅行の目的をもう少しきっぱりさして、そしてほんとうに見学の実をあげるようにいたしたい、こういうつもりでやつて、それを速急に進めたいと考えております。その他昨日も申しました通り、……

第22回国会 文教委員会 第11号(1955/05/27、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 その後諮問をいたすべき各種の人選等も大体終りまして、来月初旬その会議を開きまして意見を求め根本の検討をいたしたい、こういうふうに段取りをいたしております。
【次の発言】 それはその委員会のきわめて拘束せられざる自由な意見を承わりまして、それから具体的な考え方をきめようと思いますが、私個人の考え方として申しますと、お話しの前段だけではちょっと満足できぬと考えております。すなわち疲れないだけの点を注意いたして、あとは教育委員会にまかす、こういうのでは私どもとしては満足できないと考えておるのであります。すなわち今度のような災害の防止ということも一つの重大な眼目でありますとともに、もう……

第22回国会 文教委員会 第13号(1955/06/03、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 ただいま議題に供せられました各案の提案理由を説明いたします。  第一に博物館法の一部を改正する法律案でございますが、この博物館法はわが国の博物館の健全な発展をはかる目的で、去る昭和二十六年十二月に制定され、翌二十七年三月から施行されたものであります。この法律の制定を契機として、博物館の建設と内容の整備は著しく促進され、特に専門職員である学芸員の資格を定めたことによって、従来欠けていた博物館の教育活動は著しく充実されるとともに、博物館資料の活用によって国民の実生活の向上にも大きな役割を果してきたのであります。  しかしながらさらに各種の博物館の振興をはかり、学芸員の充実を期するた……

第22回国会 文教委員会 第14号(1955/06/07、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 何と申しましても、総長に学生が暴行を加えるということは、その動機のいかんにかかわらず、あるまじきことと私は考えます。大学の自治に関することでありますがゆえに、私は文部省といたして直接どうすることもできませんけれども、ああいうことは、日本の文教の大きな汚辱であるとさえ私は考えるものでごいます。
【次の発言】 全面的に申しますと、東京あたりの各大学の情勢は漸次落ちついて参っておりまして、そういうようなことは、すでに過去にはいろいろなことがありましたけれども、現在は非常に穏やかになってきておると思いまして、これは喜ぶべき現象と考えるのでございます。それがいまだ時折、古い占領行政中に起……

第22回国会 文教委員会 第17号(1955/06/17、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 今お話の点は、まだ私詳細のことを、――今初めて承わったわけでございますが、趣旨といたしましてはお話の通り非常にけっこうなことで、その実現ができますれば、東西文化の交流のためには非常にけっこうなことだと考えます。予算その他のこともありますが、よくお話を承わった上にできるだけの尽力をいたしたい、こういうふうに考えております。
【次の発言】 今御質問の全体を、それが閣議決定であったというようなことはちょっと何がありますから、ただお話として承わっておきますが、それをぜひ実現いたしたいと思って努力をいたし、また今も努力をいたしておるわけでございます。大体受けるつもりでおりましたが、自治庁……

第22回国会 文教委員会 第18号(1955/06/21、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 その点につきまして明確に申し上げますと、教育委員会の根本に関することだけは、財政整理の犠牲にすることは、私はできないと思いまして、その点は抜いたわけでございます。しかしながら地方財政の今日の窮迫をこのままで置いたら、やがてこれは地方財政というものは破綻に瀕することはもう明らかでございますから、これには協力せぬという法はなかろうと考えます。そういう意味から申して、まず大本を犯さざる限りにおきましてはこれに協力するのは当りまえであろう、あの法案の全体の構成のよしあしはこれはまた別でございますが、文部行政の関連におきましてはできるだけ協力するのは当りまえであろうと思う。そういうつもり……

第22回国会 文教委員会 第19号(1955/06/24、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 あれは何かの間違いではないかと思います。全然そういう話を厚生大臣からも聞いておりません。ただ閣議のあとか何かに厚生大臣から蚊とハエの退治の大計画をやりたいというような話は承わりましたけれども、その予算等について現実に私の方の管理しております新生活運動費から出そうということは毛頭話もございませず、考えてもおりません。
【次の発言】 設けておりません。予算が通りましたらただちに各党との間の連絡、御相談もいたし、それから着手いたしたいと考えております。
【次の発言】 実は新聞の記事を見まして、私も少し意外に思う点もあるわけでございます。それは今お尋ねでございますから、私が新聞記者会員……

第22回国会 文教委員会 第20号(1955/06/28、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 三宅さんの御趣旨はかねがねも承わっておりますし、私も了承いたしておるのでございますが、ただ根本のことを申しますと、学校の児童の給食によって、それで有畜農業の奨励をはかることが目的だ、こういう考えは文部省の給食といたしましては主でなくて従であるということは、これは御了承を願わなくてはならぬのでございます。われわれは児童の給食の結果として有畜農業の奨励、あるいは食生活の改善、これをぜひやりたいと思うことがございますけれども、文部省の建前としてはそういうわけだと思うのでございます。従いまして酪農の振興ということにつきましては、私のところばかりではなく、申すまでもなく農林省等との緊密な……

第22回国会 文教委員会 第23号(1955/07/05、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 お話の通り、向うで綿花を送ってよこしたのを全部売りまして、そうしてすでにでき上った服地をそれで買い求めてやるというやり方の方が、いろいろと研究をいたしてみましたけれども、それが一等いいという結論に達したのでございます。予算措置がありません以上は、やはりそういうことが一等いいようでございまして、アメリカの方へもそのことを話をいたし、ほぼその同意を得ている、こういう経過でございます。それは従来やっております経験等からいたしましても、むしろよこした綿をそのまま紡績して作りますよりも、今言ったような方法がかえってよろしいということで、通産省あたりの意見もありまして、その綿を売るとか、か……

第22回国会 文教委員会 第24号(1955/07/08、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 ただいまのお尋ねに対しましては、行政監察の方で近く結論を得るということでございますけれども、これはあの委員会の範囲内においての結論であって、教科書制度の機構に関することではなかろう、こういうふうに考えております。そこで教科書制度につきましては、先般もこの委員会で申し上げたのでございますが、私はこれを検討して、そして改むべきものは改めなくちゃならぬという決意をいたしたのでございます。しかしその内容等についてはこれから研究をいたしますので、ただそのワクをこの間申し述べたようなわけでございます。そのワクと申しますのは、大体父兄の点から見まして、いろいろの現行の制度につきまして不便であ……

第22回国会 文教委員会 第25号(1955/07/12、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 板付飛行場のことにつきましては、先般も参議院で同様な御質問がありましたが、実はその飛行場の拡張、それから高射砲の陣地のことにつきまして、責任のある話は、こちらの方へはまだ相談も何にもないのでございます。調達庁においても、まだ責任のある話はいたしていないと聞いております。あの板付飛行場のことにつきましては、御承知の通り月隈小学校でございますか、あそこの移転もいたします。それからあそこの防音装置をいたしてある学校がすでに一カ所ございますが、ことしは引き続いて十校ばかりの防音装置を完了いたすということになっているわけでございます。しかしながら、これらはすべて現在の施設においての学校の……

第22回国会 文教委員会 第26号(1955/07/15、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 これは予算も通りましたことですから、直ちに実現に努めたいと存じまして、ただいまその用意をいたしているところでございます。かねて申し上げました通りでございますが、まず各党の有力な方々、実業界、宗教、教育、あるいは婦人の団体、青少年の団体等の代表的の方々を、総理からお招きをいたしまして、こういう日本の生活を規正し、文化、経済、生活の上において、更新をはかりたいというようなことをお願いを申すことから発足いたしまして、そうしてこれらの方々が御相談によって、新生活運動が国民的運動として発足いたしますことを期待いたしておるわけでございます。

第22回国会 文教委員会 第28号(1955/07/22、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 これは法律を出す以上は、不正常の範囲を明確に出したい。お話のような点の意味も含めて、大体やれると思っております。
【次の発言】 実は今のお話でございますが、近来この面ばかりではございません。老朽校舎の建築に当りましても、地方からやはり永久建築の要求が非常にふえて参っております。財政の都合もありまするし、急場の場合どうしても木造にしなければなりませんから、今日まではその永久建築の割合はきわめて少うございましたが、どうもこれからはやはりできるだけ増していけるように、予算の編成に当つて努力をいたしたいと考えております。
【次の発言】 先刻も申し上げました通りに、鉄筋の永久建築率をでき……

第22回国会 文教委員会 第29号(1955/07/26、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 今年の予算は全くお話の通りにわずかのものでございまして、これで満足いたすものではございません。今年は初めて高等学校の老朽校舎にも国が助成する道を開いたというにすぎないのでございまして、およそ今後高等学校の老朽校舎と認めるものはざっと二十万坪ぐらいはあるのでございまして、今年の一億五千万円ではその二十分の一の一万坪しかできない、そういうところでございますので、明年度の予算の編成に当りましても、できるだけその予算を増額いたして、これらの危険校舎がすみやかに解消できるように努力をいたしたいと思います。
【次の発言】 できるだけそういう目標で具現できますように努力をいたすつもりでござい……

第22回国会 文教委員会 第31号(1955/07/29、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 先般紫雲丸のあの悲惨な事件なお新たなるときに当りまして、今また三重県津にあのような惨事が起りましたことを御報告いたしますことは、私にとりましてまことに苦痛の至りでございます。文部省へもいろいろの報告も参りましたし、また昨晩おそく田中三重県知事からも委細の御報告が私の方へ参りまして、いろいろ確かな報道を得るごとに、いろいろの点において遺憾を感ずることが多いのでございまして、残念しごくに思うのでございます。その詳細につきまして緒方局長から御報告をいたさせることにいたします。繰り返して申しますが、このようなことの頻発いたすことは、実に遺憾千万でございまして、とりあえず全国の各府県の教……

第22回国会 補助金等の整理等に関する特別委員会 第10号(1955/06/24、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 これは、御承知の通り、最初財政緊縮の都合でやむを得ず法律を眠らせたいということでございますので、今も同様に今年の財政の都合でやむを得ず行わなかった、こういうふうに考えておりまして、どうか機会があればぜひ実現をいたしたいという希望を持っております。ただし、そのやり方につきましては、従来のやり方通りにやるべきか、またさらに検討を加えて新しい工夫のもとにやるべきかということについては、ただいまのところきまっておりません。新しい考え方と申しますと、たとえばこういうことでございます。今までのは一年生だけずっと一律にやってあるのでございますが、これは買い得る能力のある者にまでそういうふうに……

第22回国会 補助金等の整理等に関する特別委員会 第11号(1955/06/25、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 実は炭鉱地帯の学童の問題については非常に心配いたし、その措置を考えておるのでございます。給食の問題等のことにつきましても、できるだけのことをいたしたいと存じ、すでにやっておるわけでございます。これは厚生関係と相待ってのことでございますが、そういう意味におきまして、教科書を直ちに文部省から渡しますか、厚生関係の方でなにしますかは、これは今ここにまだ申し上げるわけに参りませんけれども、最善の措置をとるつもりであります。さよう御了承をお願い申し上げます。
【次の発言】 数日前にもあなたの県の教育長が見えまして、私はまだお目にかかっておりませんけれども、詳しいお話も事務的に承わっておる……

第22回国会 法務委員会 第33号(1955/07/09、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 今のお話は非常に要点に触れておりますので私も端的に申し上げたいと存じます。  大体文教の側がほんとうに事績が上って参りますならば、こういう法案の問題も日の目を見ずして済むかもしれませんが、今日の状態はそれと逆行いたしておる。お話の悪書のことはただいまお話の通りでございます。それからもう一つは、映画などの児童の心に食い入りますことも、これまたえらい影響を持つのでございますが、これらに対しまして歴代の文部当局のお責めの言葉もございましたが、実際において文部行政の今日の許す範囲においては、この悪書をとめ、その他のことに監督権をふるう権限を全然持っていないのでございます。そこで昨今に至……

第22回国会 予算委員会 第3号(1955/03/26、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 いや、聞いております。

第22回国会 予算委員会 第4号(1955/03/28、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 大学の問題につきましては、これはよほど検討を要するものがあると私も考えております。それで、これにつきましては十分に研究をいたしまして、あるいは中央に集まっているのを地方に分散するということもありましょうし、それから大学のほかに、今短期大学の問題があり、それから大学院の問題があります。けっこうではありますけれども、内容が充実しないもの、力の足らないものをむやみに手を広げるのもどういうものか、お話のように、就職の問題もありまするし、これは一つ十分に研究をいたして、さっそく措置をいたしたいと考えております。また学生の就職の問題につきましては、これは重大なことでございまして、とりあえず……

第22回国会 予算委員会 第10号(1955/05/11、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 この惨害に対する所管のことにつきまして御報告申し上げたいと思います。  ただいままで私の手元に入りました報告によりますと、団体の修学旅行は、松江市の川津小学校の生徒が六十六名、広島県の木ノ江小学校が九十名、愛媛県の庄内小学校が八十名、周知県の南海中学校が百十七名、合計三百五十三名、こういう報告でありまして、これらの被害者が相当に出ましたことはまことに遺憾にたえません。実は昨年の相模湖の事件もございまして、この修学旅行期に先だって、本省といたしましては、修学旅行に関する注意を各学校に喚起しておいたのでございますが、それがこのようなことが重ねて発生いたしましたことはまことに遺憾にた……

第22回国会 予算委員会 第12号(1955/05/13、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 お答えをいたします。もちろんこういう会議につきましては、文部省といたしまして十分に関心を持っておりますが、まだそれをやっておられる方から何らのお話を承わっておりませんので、お話を承わりました上で善処をいたしたいと思います。

第22回国会 予算委員会 第13号(1955/05/14、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 ただいま高碕国務大臣からお話の通りでありますが、それを受け入れまして給食に使いますにつきましては、それだけでは足りませんので、内地の粉乳もしくは生乳を使いまして、あわせてやる考えを持っております。それでこの給食の問題は、単に学童だけの問題では、ございませんで、いわば食生活の改善とか、いろいろな意味がございますので、先般も文教委員会の間にも問題がありまして、ただいまこの給食を各関係省の間及び文教の理事会等でいろいろ検討をいたして、最も有効にいたしたいと思っております。

第22回国会 予算委員会 第14号(1955/05/16、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 お考えを申しますが、お話のような次第でございまして、文部省といたしましても十分の注意をいたしておるわけでございます。現在の状態では、文部省の勧告に従って補助教員を置きましてやっている府県も相当にございますが、中には県財政の関係からしてそれが十分にいかないというようなところもありますことは遺憾でありまして、できるだけこの補助教員の半額の助成を私どもの方でいたして、こういうことのないように努めておるわけであります。これを法制化するということになりますと、地方財政の関係その他いろいろのことがありまして、今直ちにこれを法制化するということを申し上げるまでには参っておりませんが、文部省と……

第22回国会 予算委員会 第16号(1955/05/18、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 お答えをいたします。お話の通りに修身、地理、歴史、これはやはり教育基本法にも書いてありますが、十分に取り入れてやらなくちゃならぬと思っております。幸いに私の前任者である安藤君のときに、これを独立した科目とはいたしませんけれども、社会科のうちへ取り入れまして、そしてこの四月から実行するように指令を出しております。私もちょうどその交代期でありましたが、前任者の方針を踏襲いたしまして、現にそれを漸次整備してやることにいたしております。
【次の発言】 お話のような弊害のありますことは、これは認めます。それでこれを漸次直していかなくちゃなりませんが、そういうことの公然行われるに至りました……

第22回国会 予算委員会 第19号(1955/05/25、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 新生活運動の予算は、五千万円を予定いたしております。それは現在も民間の団体があっていろいろ新生活運動をやっておりますが、それらの各階層の人に呼びかけまして、そこで新生活の規正をやっていただきたい。その事業に政府として資金的に援助する、こういうことでございます。
【次の発言】 その団体へ補助をするというのは、個々のものに補助するというのではございません。一つの民間の新生活をやる団体ができるでしょうから、そこでいろいろな計画も立ちましょうししますので、それへ援助をして、そうして今日の複雑な生活を規正いたしたい、こういうことなのであります。

第22回国会 予算委員会 第31号(1955/07/15、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 お答えを申し上げますが、さよう答弁いたしましたのは、この計画はことしはことしだけの余剰農産物の処理でございますので、来年、再来年もするということを予定して計画を立てることはできない、それであるがゆえにことしだけのものとして計画を立てているのだ、従いましていつもこういう安い物が来ると思ってずっと長い計画を立てますと、それには間違いが出てきますから、ことし入ってくる余剰農産物については文部省としてはことしの計画だけを立てておる、来年以後のことはまた来年以後のアメリカとの折衝の結果によってきまることであって、きまったときにはまたそのときに措置をする、こういうことを答えたのでございまし……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 地方行政委員会文教委員会連合審査会 第1号(1955/07/20、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 お答えいたします。今実態調査をいたしておるわけでございますが、これが出ましたときにそのまま当てはめますか、それをしんしゃくしてやりますかは、今のところまだ方針がきまっておりませんので、ここで申し上げる機会にまだ達しておりません。
【次の発言】 定額制をとるということが、まだきまっておりませんから、従って、それを当てはめるというようなことは申し上げかねるという意味でお答えをいたしたのであります。
【次の発言】 今の事実につきまして、まず局長から御説明をいたします。
【次の発言】 今のところ、まだ白紙の状態にあるとお考え願いたい。

第22回国会 文教委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1955/07/19、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 学校給食の目的は、だんだんこのようにずっとやってみて参りますと、いろいろの意味がその間に含まれてくるわけでございます。たとえば学校で栄養をとるという以外に、団体的の規律作法を覚えるとか、あるいはこれによってお話の酪農との関連等を考えますとか、いろいろのことがその間に出てくるわけでございます。それで酪農の面につきましては、文部省の学校給食の問題といたしましては、これは直接第一義のものではないことだけは御了承を願えることと思うのでございます。しかしながらこれによって、たとえば全国民の食生活の改善に寄与することが大きい、それが一つの大きな目標となるようなわけで、第二義ではありますけれ……

第22回国会 文教委員協議会 第1号(1955/10/04、27期、会派情報なし)【政府役職】

○文部大臣松村謙三君 今のお話にお答えをいたします。私は与党の民主党の一員でございます。別にそれをかれこれ自分の責任をのがれるわけではございませんけれども、私はそのことには関知はいたしておりませんが、私の立場といたしましては、党員としての責任はもちろん持ちますけれども、文部省の長官といたしましては、すべて冷静に政策を立てる面について考慮いたしておるわけでございますから、党との関係につきましては、これは一つ党と党との間の御議論にお願いいたしたいものと思うのでございます。これが間違っておるところがあるとすれば、お互いに論議を尽されたならば、国民はその真相を明確にすることと思いますが、しかし文部省と……

第22回国会 文教委員協議会 第2号(1955/10/14、27期、日本民主党)【政府役職】

○文部大臣(松村謙三君) お話の通りでございまして、原則としてはこの大学を増設する、間口を広げますより、内容の充実に努力すべきものだと考えておるのでございます。
【次の発言】 原則と申しましたのは、お話の通りやむを得ぬ場合か起らぬとも限りませんから、原則と申したのでございます。なぜそういう言葉を使うかと申しますと、大学設置審議会などにおいて、これから許す場合においては、できるだけ設置の標準を高めましてこれをきめたい、こういうふうに考えておるわけでございます。従いましてそういう意味において、原則という言葉を用いたわけであります。
【次の発言】 それが、絶対に大学を許さないという言葉は極端でありま……

第22回国会 法務委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1955/07/13、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 お答えを申し上げますが、農村の子女の方々で、ややもすればそういう人身売買等のことが行わるということはかねて聞いております。しかし全体の面から見ますと、それらの原因が必ずしも親たち、子供の封建的の思想から来ておるということはありましても、それはきわめてわずかの例でございまして、やはり全国的に申しますと貧困、それから都会へのあこがれ、さらに大きく申しますならば社会のたがのゆるんだ形が農村にもすっかり浸透しておる、こういう面から来ることが多いと思うのでございます。農村の人たちがややもすれば封建的に流れますのは現在の実情でございますけれども、親が子供を売る、子供が親に対する孝行だからと……

第22回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1955/06/04、27期、日本民主党)【政府役職】

○松村国務大臣 今お話の通りでございまして、文教、ことに義務教育費の地方財政負担というものは私どもも過重であると考えております。それかといいまして、御承知の通り今国庫の負担を非常に増大することは、ただいまの財政状態としては直ちに増額ができないというところに苦しみがあるわけであります。大体私はやってみましてこういうことを痛切に感じます。それは六・三・三の制度というものが日本の国力に不相応のものであることだけは間違いのない事実でございまして、かって戦争前の教育審議会で六・三・三の制度を理想的のものとして実行しようとしたことがあったのですが、その当時でさえ国力不相応であるというのでやれなかったのであ……



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データ更新日:2023/02/05

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