太田正孝 衆議院議員
27期国会発言一覧

太田正孝[衆]在籍期 : 25期-|27期|
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このページでは太田正孝衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院27期)

太田正孝[衆]本会議発言(全期間)
25期-|27期|
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 衆議院本会議 第13号(1955/04/27、27期、自由党)

○太田正孝君 私は、ここに自由党を代表して鳩山内閣の施政方針に対し質問いたします。  問題の第一は外交問題である。問題の第二は、内政、特に予算を中心とする民主党の公約についてである。問題の第三は、現下の低迷せる政局に対処する政府の政治信念についてであります。責任ある答弁を鳩山内閣総理大臣と重光外務大臣と一萬田大蔵大臣とに要求するものであります。  第一の外交に対する質問は、責任外交の堅持と二元外交の根底とに分けて聞く。  いやしくも一国の外交が十分の準備をし責任をもって遂行すべきことは言うまでもありません。しかるに、現内閣が無準備、無方針、思いつきの外交をしつつあることは周知の事実である。(拍……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 衆議院本会議 第4号(1955/12/05、27期、自由民主党)【政府役職:自治庁長官】

○国務大臣(太田正孝君) 前尾君の御質問に対してお答えいたします。  地方財政が赤字を生んだ原因については御指摘の通りであると思います。つまり、地方団体におきまして、賦与されたる財源を越えての規模が行政となって現われているからであると信じます。あるいは、行財政制度の改まったこと。戦後に制度の改正がありまして、質にも量にも大へん大きなものになった。しかし、これに対する財源がしっかりしておらない、弾力性を欠いしおったということは御指摘の通り。地方財政計画というものが、運用の面からすると、遊離して財源の措置が講じられなかったこともその一つでございます。運営につきまして、国庫補助り単価が低いとか、ある……

第23回国会 衆議院本会議 第6号(1955/12/08、27期、自由民主党)【政府役職:自治庁長官】

○国務大臣(太田正孝君) ただいま提案いたしました昭和三十年度の地方財政に関する特別措置法案の提案の理由及びその内容の概要について、簡単に御説明申し上げます。  御承知の通り、政府は、地方財政の窮状を打開し、地方財政再建の基礎を確立するため、当面とるべき措置について鋭意検討をいたして参ったのでありますが、今般、地方制度調査会の答申の趣旨をも極力尊重し、国家財政の現状をも十分考慮いたしまして、とりあえず、本年度地方団体に対し地方交付税の率三%に相当する百八十八億円の財政措置を行いまして、これに基き、百六十億円を、地方交付税の交付の例によって、臨時地方財政特別交付金として交付することといたしたいの……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 衆議院本会議 第21号(1956/03/13、27期、自由民主党)【政府役職:自治庁長官】

○国務大臣(太田正孝君) 山崎始男君の御質問に対してお答えいたします。  地方行政、財政についての教育委員会の関係でございました。原案送付権、二重予算権を廃止いたしましたのは、地方行政、財政全体の総合統一と、行政委員会の独自性との関係を調整するにあるのでございます。従いまして、教育本来の権限には、地方自治団体の長は何ら関与いたしません。また、教育関係の予算作成につきましては、ただいま文部大臣から申されましたる通り、地方自治団体の長は教育委員会の意見を聞き、十分協議することになっております。他の行政委員会と同様、円満なる協調を期待している次第であります。地方財政につきましては私の最も憂えるところ……

第24回国会 衆議院本会議 第22号(1956/03/15、27期、自由民主党)【政府役職:自治庁長官】

○国務大臣(太田正孝君) ただいま提案されました地方自治法の一部を改正する法律案及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理に関する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。地方制度の改革につきましては、昭和二十八年十月、地方制度調査会から、とりあえず当面とるべき措置に関しまして答申がなされたのでございます。その答申の大部分は今までに実現されたのでございますが、地方自治法に関する部分はいまだ実現を見ておりません。昨年十二月の同調査会の答申におきましても、すみやかにその実現を期すべきものとされておるのでございます。この答申を中心といたしまして、地方行政……

第24回国会 衆議院本会議 第26号(1956/03/23、27期、自由民主党)【政府役職:自治庁長官】

○国務大臣(太田正孝君) ただいま提案せられました公職選挙法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  政府は、昨年五月、選挙制度調査会に対し、選挙区制その他選挙制度の改正を要すべき点について諮問をいたしたのでありますが、三月十三日、主として衆議院議員の選挙についての答申があったのでございます。  思うに、現在のわが国の政治において最も必要なことは、政局を安定せしめ、国民多数の支持を保つ政党を基盤とする政府が責任をもって内外にわたる政策を遂行することにあるのでございます。(拍手)しこうして、政府といたしましては、小選挙区制の採用こそ、この目的を達成……

第24回国会 衆議院本会議 第45号(1956/05/08、27期、自由民主党)【政府役職:自治庁長官】

○国務大臣(太田正孝君) 今回の災害は痛ましいことでございます。災害を受けた農家が租税の減免をされました場合に、地方団体の収入が減少いたしました場合には、特別交付税の交付について考慮する考えでございます。(拍手)
【次の発言】 北海道総局を設けますことと地方自治との関係についての御質問でございました。すでに提案理由において明らかなるごとく、北海道における国の開発行政の一元化をはかることでございまして、開発に関係のある現地の国の行政機関を統合するのでございます。自治体たる道の処理する開発事務とは関係がございません。直接関係はございません。また、この法案による国と地方団体との権限の委譲はないのでご……

第24回国会 衆議院本会議 第50号(1956/05/16、27期、自由民主党)【政府役職:自治庁長官】

○国務大臣(太田正孝君) 滝井君の私に対する御質問に対してお答えいたします。  公職選挙法改正全体を考えずして、衆議院選挙のみを改正した理由につきまして申し上げます。公職選挙法の衆議院議員選挙以外の部分につきましては、今後選挙制度調査会または地方制度調査会などの意見を求めまして、改正の要否を慎重に検討していきたいと思うのでございます。  また、総理大臣に対して御質問がありました、今度の修正案は施行時期を先に延ばしておるということについてでございます。この大事業をやる第一歩を大きく踏み出したのでございます。さよう御了承を願います。(拍手、笑声)


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 衆議院本会議 第5号(1956/11/20、27期、自由民主党)【政府役職:自治庁長官】

○国務大臣(太田正孝君) 永井君の北海道冷害に関係する自治庁の問題につきましてお答え申します。  第一は、災害に伴う必要な経費は、適債事業として認むる限り発行を認めます。  第二に、市町村税等が減免になりまして歳入に欠陥を生じた場合の措置でございますが、これに対しましては特別交付税の措置をもって応ずる考えでございます。(拍手)
【次の発言】 お答え申し上げます。  奄美群島の復興状況につきましては、その五カ年計画の足取りが非常におそいことについては心を痛めております。ただいま精一ぱいの努力をもって予算折衝し、御期待に沿うようにいたしたいと思います。(拍手)


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 衆議院本会議 第5号(1957/02/05、27期、自由民主党)

○太田正孝君 私は、ここに、政府与党たる自由民主党を代表し、政府の施政方針に対して質疑をいたしますとともに、政府をして、施政方針演説の足らざるを補って、国会を通じて国民に対する説明の機会を得るようにいたしたいと思うのであります。  申すまでもなく、内外の情勢は目まぐるしいほど動いております。問題も山積しております。すなわち、外に対しては、世界情勢の推移に対処する適切なる自主外交を推進すべく、内に向っては、いわゆる神武景気といわれるうちにあって、この恩恵に漏れたるものをも含みつつ、財政経済の施策に遺算なきを期せねばなりません。  この意味において、質問の第は外交問題であります。質問の第二は財政経……

太田正孝[衆]本会議発言(全期間)
25期-|27期|

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委員会発言一覧(衆議院27期)

太田正孝[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-|27期|
第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第1号(1955/12/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 提案理由の説明に入る前に、一言申し上げたいことがございます。  今回私は自治庁の仕事に関係することになりましたが、まことに未熟、行き届かない瀞でございます。何とぞ皆様方によろしくお願い申し上げます。(拍手)  ただいま、本委員会に付託されました公職選挙法の一部を改正する法律案について、その提案の理由と内容の概略を簡単に御説明申し上げます。  中央選挙管理会は、参議院全国選出議員の選挙に関する事務及びこれに関する政治資金規正法関係の事務、最高裁判所裁判官の国民審査事務並びに選挙に関する啓発、周知等の事務を管掌するために設けられたものでございます。  この管理会は、国会の指名に基き……

第23回国会 地方行政委員会 第1号(1955/11/25、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 私、今回自治庁長官のお仕事に関係することになりましたが、何分行き届かない者でございまして、ひとえに皆様方の御協力を仰ぐ次第でございます。大分むずかしい問題が山積していることも承知しておりますが、どうかこの問題を皆様方とともにうまくほぐし、うまく解決していきたいと考えております。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 ただいま大蔵大臣から申された通りでございまして、問題の重要性ということはしかと承知いたしました。なるべく御希望に沿うように、私も全幅の努力をいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。

第23回国会 地方行政委員会 第3号(1955/12/05、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 私の不手なれなために、大へん仕事が延びまして、出席することがおくれましたことをお許しを願いたいと思います。  すでに新聞等でもごらんの通り、この問題を中心として、大蔵省と自治庁との協議が進められたわけでありますが、結局落ちつきましたところは、臨時の措置といたしまして、現在の地方財政の窮状にかんがみ、これを打開して地方財政を再建する基礎を確立する必要のために、どうしたらいいか、皆様方御心配でもあり、また御質問の点でもあろうと思いますが、私どもとしては地方制度調査会の答申の趣意を極力尊重いたしまして、国の財政の現状ともにらみ合せ、特に本年度に限りまして、地方交付税の繰入率を三%引き……

第23回国会 地方行政委員会 第4号(1955/12/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 関係法案のことでございますが、予算につきましては、予算委員会の方へ予算の総則を直す問題と予算そのものが出ます。当委員会に御審議を願わなければならぬのは配分に関する法案で、昭和三十年度の地方財政に関する特別措置法案でございますが、ようやく今共管になっております大蔵省と話がつきまして、印刷などの関係もありますから、おそくも明朝にはお手元へ届くようにいたしたいと思います。提案理由の説明等は明日さしていただきたいと思います。これだけ御了承願いたいと思います。
【次の発言】 ごもっともなるお尋ねと存じ上げます。根本的対策につきまして明年度やりたいという事項は、大体におきまして調査会で御答……

第23回国会 地方行政委員会 第8号(1955/12/12、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 附帯決議の御趣意につきましては、とくと了承いたしました。私といたしましては、御趣意に対しまして極力力を尽したいと考えております。

第23回国会 地方行政委員会 第10号(1955/12/16、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 現在の三十年度の措置にいたしましても、節約するという条件においてただいま財政部長の言ったように、今までの赤字がふえるようなことはない、ある意味で防止し得ると、こう申しましたときに、さらに〇・二五の問題が起ったのだからどうか、こういうお話でございます。この点につきましては、まだむろん私どもとしての強い見通しができませんが、相当困るところがあるということはお示しのように感じております。
【次の発言】 お言葉の通り中間報告でございますが、大体三つの大きな事実がここに数字的に考えられ得ると思います。すなわちああいう方式によって集めた実給額というものがわかった、それから国家公務員の額もわ……

第23回国会 予算委員会 第3号(1955/12/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 山本君のお問いに対してお答え申し上げます。地方財政が非常に窮迫と申しますか、苦しい状況にあることは御指摘の通りでございます。問題はどこでそれができたか、これをどうするか、こういう問題でございますが、何といたしましても自治体は民主政治の基本でございますし、国の施策を流してこれの実効をあげるのも自治体でございまするので、ここに現状のごとき状況がありましたならば非常に困った情勢になると思います。また健全財政ということを申されますが、国に関してはだいぶ進んだ形があり、地固めもできつつあるように思います。しかしながら地方財政につきましては、お言葉通り健全財政というようなところへは行ってお……

第23回国会 予算委員会 第4号(1955/12/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 徴税につきましては御趣旨の点十分注意していきたいと思っております。実は滞納もうんとたまっておりまして、国が一千億、地方税が六百億くらいあろうかと思います。しかしその問題は年末にどうこうというのではありません。年末の大切なことを考えまして、徴税に適切なやり方をいたしたいと存じております。


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 議院運営委員会 第28号(1956/03/23、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 ただいま野原さんの御質問の一事不再議の問題は、私どもも国会運営上の原則と思っております。旧憲法時代と違いますが、国会を運営するにつきまして、同じ事柄を議するということはいけない、そういう大原則については全く同感でございます。しからば御指摘の、先般衆議院を通り、参議院も通っておりますが、あの公職選挙法の一部改正という、問題になった点と、今回新たに政府が出した小選挙区制における問題とでは、各項目等に同一内容のものが御指摘せられるということでございますけれども、根本におきまして、私の考え方を申し上げたいと思います。  さように一事不再議の原則というものは重大でございまするから、法律に……

第24回国会 議院運営委員会 第50号(1956/05/16、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 いろいろ法案につきましてお世話になりまして、ありがとうございました。厚くお礼を申し上げます。ただいまの二つの法案についての重要性というお言葉でございます。私は自治法の委員会においても申し上げましたことでございますが、ともに重要性においては、私としては甲乙はございません。従って、ただいま井上会員のお言葉がございましたが、政府の立場においては、国会の御処理に従うよりほかなし、また国会の御判断に待つよりほかないのでございまして、私としては甲乙なし、ともに重要である、かように申し上げるよりほかないのでございます。
【次の発言】 もちろんその趣意はございます。

第24回国会 決算委員会 第19号(1956/03/30、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 昨年、私のまだ今日の立場になる前の問題でございますが、その当時五月、予備費をもって選挙川度調査会の委員三名と……(吉田(賢)委員「名前を言って下さい」と呼ぶ麦前は高橋雄豺、矢部貞治、坂千秋の三君、及び自治庁の選挙部長の兼子秀夫、この四人が、昨年の五月二十六円にイギリスの下院の総選挙が行われるので、その状況及びその選挙制度調査のために出向いたのでございます。
【次の発言】 委員の任命の方は内閣総理大臣の任命になっております。
【次の発言】 申し上げるまでもなく、この委員は内閣総理大臣が任命したのでございまして、特別職の公務員でございますから、それに出張命令を出した、こういう解釈で……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第8号(1956/03/26、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 ただいま提案せられました公職選挙法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容を御説明申し上げます。  政府は、昨年五月、選挙制度調査会に対し、選挙区制その他選挙制度の改正を要すべき点について諮問をいたしたのでありますが、三月十三日、主として衆議院議員の選挙についての答申があったのであります。  思うに、現在のわが国の政治において最も必要なことは、政局を安定せしめ、国民多数の支持を持つ政党を基盤とする政府が、責任をもって内外にわたる政策を遂行することにあると信じます。しかして、政府といたしまして、小選挙区制の採用こそこの目的を達成する最大の要件であると考えるのであ……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第9号(1956/03/27、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 青木さんにお答え申し上げます。少し齒を痛めておりますので、はっきり言えないところはお許しをいただきたいと思います。  お言葉の通り、区制は旧憲法時代にもずいぶん変化をして参りました。ただ、選挙制度というものは、そのときの事情によって変化することは、これは当然だろうと思います。私は、こういう意味におきまして、なぜ今回小選挙区制度を採用したか。申し上げるまでもなく、私どもの見るところにおきましては、政局が不安定であったというこの数年来の事実は、重大なる政治上の事実であると思います。この政局を安定するについてはどうしたらいいかということは、各政治家の考えられるところであり、われわれと……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第10号(1956/03/29、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 島上委員のお伺いになる選挙制度調査会の基礎においてという立場から、どういう点を基礎に置いたか、こういうお言葉でございますが……。
【次の発言】 違いますか。
【次の発言】 それではちょっと済みませんが……。
【次の発言】 お言葉の通りでございます。
【次の発言】 当時の委員の構成につきましては、私は関係しておりませんが、学識経験者であるという範囲におきまして選び、かつ、今島上委員の言われた言葉通りに解釈いたしまして、選挙区制につきましても、区別をせずにやるんだと川島委員が言われたところを見ましても、学識経験者について公平に考えた前自治庁長官の考えであったと思います。

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第11号(1956/03/30、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 ただいまお示しの速記録を見ましても、「衆議院議員の選挙について先に小選挙区制の採用に関する答申があったが、右に関する選挙区その他選挙制度の改正について貴会の意見を問う。」こう出ておる。この通りと思います。
【次の発言】 この速記録を拝読いたしますと、最初の演説において、鳩山内閣総理大臣は、希望的意味でありましょう、「政局の安定のために小選挙区が必要であるというようにお考えになりましたならば、どうかそういう制度をこしらえて頂きたい」と言われております。そして諮問事項が出まして、ただいま島上委員の申されたる通りの問題が議題となり、鈴木義男委員、森委員、中村委員の御質問がありまして、……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第12号(1956/04/03、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 島上委員にお答え申し上げます。  この前申し上げました通り、最後の会議に混乱が起りましたことは、私言うまでもなく遺憾に存じます。私が申し上げましたのは、会議規則により過半数によったということが有効であるという意味を申し上げたのであります。  今日の御質問のうち、起草委員長が留守で代理したこと、それから小委員長が留守で代理したことのお話がございましたが、これは、会長がその代理者を認めてやったことと思いますので、別に私としての意見は申し上げる段でないと思います。  また、起草委員会の速記がない、こういうお言葉ですが、速記をとらぬようにしたということも、記録の中にあったように――これ……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第13号(1956/04/04、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 昨日からの一時不再議の問題でございますが、もちろんこのことは厳格に解さなければなりませんので、今回政府の出しましたのは、小選挙区制度の目的を達するためにする改正でございます。その範囲以外にわたったところの条文の整理等はあったと思いますが、目的または趣旨は、小選挙区制の改正ということであります。
【次の発言】 選挙法の改正につきまして御質問の問題につきましては、先ほど選挙部長の申し上げた通りであります。実は、経過を申し上げますと、衆議院選挙法というものを別に作ってやったらばという考え方と、公職選挙法の一部改正するという考え方と、二つ私ども初め考えたのでございますが、この際は、衆議……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第16号(1956/04/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 昨日参考人の学者諸先生のお話があったことは、私は出席しませんでしたが承わりました。果して言つた意味が違法であると断定されたかということについては、私は疑義を持っております。問題は、憲法にないことを条理判断によってやるのでございますから、私の条理判断としては、この前から申し上げました通り、小選挙区制という新たなる目的、趣意によって作つたものでありまして、一事不再議の原則に反するものでない。従って撤回するような考えはございません。
【次の発言】 お言葉のように、条理判断におきましての一事不再議の原則については、先ほど申した通りでございます。また内容的に、二大政党の発展のために、政局……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第17号(1956/04/12、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 森委員にお答え申し上げます。  この小選挙区案が出ましてから、世論及び新聞、雑誌の記事がたくさん出ましたことは、私も、言論界の空気としてこれを尊重し、かつ自分の戒めにしたいと思っております。しかし、お言葉のうちにありました委員会の案を抹殺したというようね点におきましては、多少森委員と私と考え方が違っております。今回の委員会の案は、一方に区画割りをするとともに、他方におきまして要望されたる五つの条項を掲げております。すなわち、個人選挙を廃して政党選挙にしろとか、罰則の問題とか、いろいろ掲げられております。区画割りにつきまして、委員会の案を全部とれというお言葉でもないかと思いまする……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第18号(1956/04/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 私は泡沫候補という言葉はふさわしくない言葉だと思います。たくさん乱立するという言葉は私も言いたいところであります。たくさん出るであろうと想像されるという意味であります。
【次の発言】 もちろんこれは将来に対する見込みでございますが、小選挙になると、今申された通り二大政党の方がしぼられて参ります。またしぼることを望んでおります。けれども、その以外の人が出るか出ないかという問題になると、今までの小選挙区のときにどうも多かったという例もございますから、その意味で申し上げたので、将来に対する見込みでございますが、二大政党にしぼられるということも事実でございます。その方から少くなるでしょ……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第20号(1956/04/17、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 申し上げるまでもなく、買収の悪いことはだれも考えるところでございます。井堀委員も申された通り、これを取締りで締めていくか、または啓蒙開発でいくか、こういう二つの点がごいます。私どもといたしましては、小選挙区そのものが、取締りの上から申しましても、私の言う目は光り耳はきく、この意味におきまして、狭い範囲になりまするから、各人の用意もしかるべきものであり、取締りもよくなると思います。しかし、何よりも大切なることは、何としても、イギリスの制度などを見ましても、イギリス国民の習慣もありまするし、国民性もございますが、国民そのものが選挙に対しましてりっぱな成績をあげているのでございます。……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第21号(1956/04/18、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 お言葉の通り今回も政党法を作っていこうという考えは、初め持ちましたのでございますが、そこまで、用意も整わず、いきませんでした。ただいま選挙部長の申しました通り、政治資金規正法において、政党とはと、たしか第三条第一項かにあったのでございますが、あの点を取り上げておるのでございます。政党法を作るとなれば、その組織あるいは運用、会計その他全面的に当っていかなければならないのでございます。政治資金規正法につきましても、もっと拡大したいとか、あるいは改めたいという問題がございましたときに、たとえば労働組合からの寄金というような問題もその中に入れたい、そうなると結局政党法でいかなければむず……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第22号(1956/04/19、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 ただいま選挙部長から申し上げました通りに、最高額を定めておるのは、ある意味におきまして、平均をとるよりも、かような客観的な立場も違いますからのことであろうと思います。原則として一人区であるべきことは、井堀委員のおっしやる通りでございます。委員会の答申を得ましたあとにおきまして、なるべくその趣意によるべく考えたのでございますが、二人区のやむを得ざるものを認めまして、二十区だけ設けたわけであります。選挙費用の点につきましても、御指摘の通り、一人区の場合と一人区の場合と、数学的に申しましても区別すべきものでありますが、その点は、今、選挙部長の申し上げた通りでございます。

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第23号(1956/04/20、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 今回の小選挙区制度の改正に関連して起る問題は、どなたもお考えになるように、参議院制度をどうするか、それから府県の問題につきましては、府県の区域の方が、小選挙区の区域より広いところも相当あるということを考えつつ、府県制度についても改正をすべきではないかということかと思います。  参議院制度につきましては、よく全団議員がどうとかいうような説もあるのでございますが、今回取り上げられたのは、単行法として衆議院議員選挙だけ抜きましてやるのがけっこうと思いますが、それができなかったものですから、公職選挙法の一部改正になりました。参議院選挙につきましては、もちろん今度の選挙が済んだ後におきま……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第26号(1956/05/04、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 各地にお出かけになりました皆様方の御意見を書類でも拝見いたし、きょう午前は出られませんでしたが、報告も得ております。世論の大切なることは、小山委員に申し上げるまでもなく、私の半生と申しますか、言論界に立っておりましたので、その気持ちは御了解願えると思います。もちろん、私は、区割りの問題につき一ましての説明のときに申しました通り、地形上の線というものはいろいろ引ける線がある、ただわれわれとしてはかような線がいいと思って引いたのである、富士山の見方でも雲がかかれぱ変るということを私が申しますのは、ただ形容ではございません。いろいろお聞きいたした上で、私の心境が変ったかと申せば、もち……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第27号(1956/05/05、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 各地の報告を承わりまして、私の得た印象を申し上げますと、小選挙区制度については、過半数の方が御賛成のように私は受け取ったのでございます。しかし、区割りについての御非難のあることもよく承わりました。それから、ただいまの小選挙区制度に対して、理論的に分けられた御説明かどうかは別といたしまして、今度の小選挙区制度でなく、過去の小選挙区制度において出た、きのう森委員が御指摘になりましたような、一年中選挙区のために苦労しなければならぬというようなお言葉も、よく了解いたしておるのでございます。しかし、私の申し上げたところは、小選挙区制度と区割りという問題を分けて申しますると、小選挙区制度そ……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第28号(1956/05/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 鈴木委員の前のお言葉で、私に対して申されたことは、まことに恐縮に存じます。  第二に、御質問になりましたことは、政局安定のための二大政党、しかも現在二大政党はできておるのではないか、このまま次の選挙があっても、少しの差はあっても大した差はないのではないか、二大政党はこれでいいではないかというように私は承わりましたが、問題はそこにあると思います。幸いにと一言っていいのでございましょう、社会党が一つになりまして、こちらの方も一つになったわけでございます。ところが、今までの選挙の結果や経過を見ますると、どうも、選挙区におきまして、同じ党派の中で個人的な争いがあったことはいなめない事実……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第29号(1956/05/10、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 告知用のポスターを運動用のポスターにした関係でございまして、その意味においての改正でございます。
【次の発言】 申し上げるまで、もなく、趣旨、目的が違っているからそういうふうになったのでありまして、なお詳しくは選挙部長から御説明を申し上げます。
【次の発言】 先ほど私が申し上げました通り小選挙区制度のこの趣意に基きまして前のと変ってきたわけであります。この点についての詳細は今選挙部長が申し上げた通りでございまして、さよう御了承を願いたいと思います。
【次の発言】 そういう必要がある場合には直すということを、私はそのときに申しております。

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第30号(1956/05/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 議長あっせんによる二カ条及び口頭によるお言葉の次第は、私も党幹部から承わりました。もちろん、国会の議事がなめらかに進むということは、たれしも期待することであろうと思います。政府といたしましては、総理大臣も申されました通り、私も申しました通り、よく国会の御意見も聞き、しかる後に政府の態度をきめたい、この点においては変ったことはございません。
【次の発言】 ただいま申し上げました通りに、政府としての建前は法案を出すときにすでに決定しておりまするし、修正等が出ましたときにおいては、その修正の経過を見て措置する、これが当然な責任内閣の態度であろうと私は思います。

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第31号(1956/05/12、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 本修正の結果必要とする経費は約二千万円の見込みでありますが、政府としてはその程度の費用の増加はやむを得ないものと考えております。(拍手)

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第32号(1956/05/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 総理大臣が私から御返事を申し上げろということですから、申し上げます。党の修正におきまして、修正案の中に三月十三日の「選挙制度調査会の答申を尊重し、」とある意味と、区画割りを相談するという意味と、言葉が少しく私にも了解しかねる点がございまするが、「尊重し」という意味は、申し上げるまでもなく、先ほど御指摘になったように、政府案は二十区にわたる二人区を設けております。私も、正確なる意味の小選挙区案は一人一区であるという意味におきましては、例外的に二人区を二十認めたのであると申し上げたのでございます。政府案というものを別にして考えますと、三月十三日の答申を尊重しというのは、その答申の中……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第33号(1956/05/15、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 ただいま原委員の御質問にありました議事引き延ばしについての、自治法の関係についてのことを申し述べます。日付ははっきりいたしませんが、先月の下句でございましたが、最後の私の出ました……。(「二十七日だ」と呼び、その他発言する者あり)お聞き願います。一番しまいの日に、自治法の中の今回の一番大きい問題は、五大都市の権限委譲の問題でございます。社会党の方々から御質問がございました。資料も要求されたのでございます。しかるに、その次の日になりまして、私に何も関係なく質問打ち切りの決定がされたことを聞きまして、はて、おかしい、資料を出せと言っておられたにかかわらず、もうわかったのか、それはし……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第36号(1956/08/23、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 第一の御質問は、先般国会に出しました小選挙区制度の経過についての政府の当路者の責任というお言葉でございました。この問題は、衆議院における質疑の中にも、修正されたときにその御質問がございまして、根本的に変るものでないという政府の見解のもとに御答弁申し上げました。曲りなりにも修正のもとに衆議院を通過して参議院に参りまして、そうして当時他の法案との関連におきましていろいろの問題の起ったことは、私から申し上げるまでもございません。時間の関係上法案は成立するに至りませんでした。この善後処置につきましては、もちろん政府としても十分考えねばならず、また国会の組織に関係する問題でございますので……

第24回国会 地方行政委員会 第2号(1956/02/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 大へんおくれて申しわけございません。また今国会よろしくお願いいたします。  ただいま御質、問の再建措置の問題でございますが、昨年の暮れに法令を告示したり、またことしになりましてこういう法律の趣意を徹底さすようにいたしましたり、手続の点に及んでおる状況で、そうして四つこっちに申請があります。なお地方議会においてもこの問題について御研究なすっているところがあるようでございますが、後藤部長が申し上げましたことをここで聞いたのでありますが、言葉に少し行き過ぎた点があると思いますが、ほかに無理を押しつけるとか、迷惑をかけるというようなことは言葉の何でございまして、そういう心持を持っており……

第24回国会 地方行政委員会 第3号(1956/02/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 ただいまお手元に配付いたしました昭和三十一年度地方財政計画につきまして、その概要を御説明申し上げます。  昭和三十一年度地方財政計画の策定に当りましては、わが国経済及び地方財政の現況にかんがみまして、地方制度調査会などの答申の趣旨をも尊重の上、国の予算編成方針に即応いたしまして、今後地方財政に赤字の発生を見ないよう、地方財政計画の合理化をはかることを根本方針といたした次第であります。この方針に基きまして、計画策定の具体的指針といたしましたのは次の七項目であります。  第一点は、給与実態調査の結果に基きまして地方財政計画上の給与費の算定を適正化するほか、物件費その他の経費について……

第24回国会 地方行政委員会 第4号(1956/02/10、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 数字の点は御指摘の通りと思いますが、国税、地方税の関係は私まだ数字をこなしておりません ので、後藤財政部長から御答弁申し上げて、それからまた私から申し上げたいと思います。
【次の発言】 今年も赤字が出ないように財政計画を立てたのでございますが、過去におきまして財政計画というものがその点において悪かったということは常に言われる。基本になる二十五年度決算というものにきずがあったことは申し上げるまでもございません。さらに昨年は相当切り詰めて国の財政のしわを百四十億円も節約で埋めようということでございましたが、そこらにもあるいは国がやったとも言い得るかとも思います。けれども、これは国家……

第24回国会 地方行政委員会 第5号(1956/02/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 ただいま議題に供されました入場譲与税法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概略を御説明申し上げます。改正の第一点は、入場譲与税の総額の改正であります。入場譲与税は、入場税収入の十分の九に相当する額となっておるのでありますが、地方財源を拡充する立場から入場税収入の全額に改めるものであります。この改正によります入場譲与税の増額は昭和三十一年度では十六億円であります。  改正の第二点は、地方財源調整機能を強化するため、一部の都道府県の入場譲与税の額を減額いたしまして、これを他の都道府県に再譲与しようとするものであります。入場譲与税は、御承知の通り、人口に按分し……

第24回国会 地方行政委員会 第7号(1956/02/15、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 奄美群島復興特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由並びにその内容の概要を御説明申し上げます。  昭和二十八年十二月、終戦八年を経過して復帰いたしました奄美群島の復興を促進するために、同群島の特殊事情にかんがみ奄美群島復興特別措置法が制定され、復興事業が進められて参ったのでありますが、昨年本群島の行政分離中におけるガリオア債権などが、アメリカ合衆国より日本政府に移転されましたので、この債権を出資して、復興事業等に必要な金融措置を円滑に行うために、同法の一部が改正され、奄美群島復興信用保証協会が設立されたのであります。  同協会は、発足以来その業務の適切な運営に努……

第24回国会 地方行政委員会 第8号(1956/02/17、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 ただいま提案いたしました地方交付税法の一部を改正する法律案の提案理由及びその内容の概要につきまして、簡単に御説明申し上げます。  御承知の通り、昭和三十一年度地方財政計画の策定につきましては、今後地方財政に赤字の発生を見ないよう、その合理化をはかることを根本方針といたしたのでございますが、その前提となる地方行財政制度改正の一環といたしまして、地方交付税の所得税、法人税及び酒税の収入額に対する率を現行の百分の二十二から百分の二十五つまり三%の増率になりますが、二五%にすることとしたのでございます。これに伴いまして、地方交付税の総額の所得税、法人税及び酒税の収入額に対する率を改正す……

第24回国会 地方行政委員会 第9号(1956/02/20、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 だんだんのお話を承わりまして、体育の大切なること、同時に地方財政の面からして、どうして持ち回りのこのとうとい行事がやめになったか、こういうお話でございます。少し長くなるかもしれませんが、第一に、体育に対する私の心構えを申し上げなければなりません、第二に、今亀山委員が言われたように、地方財政が窮乏しているということがこの持ち回りの競技を延ばすことと、どういう関係にあるかということを申し上げなければなりません、第三に、とかく誤解があるようでございますが、閣議決定の趣意、この三つに分かって申し上げたいと思います。  第一については、私はごらんの通り小さいからだでありまして、運動もほと……

第24回国会 地方行政委員会 第10号(1956/02/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 ただいま議題に供されました地方税法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概略を御説明申し上げます。  政府は、明年度において地方財政の再建並びにその健全化をはかることを重要施策の一つといたしているのでありますが、この方針のもとに、あとう限り自主財源の充実等を期すべく、地方税制の面におきましても、鋭意検討を加えて参りましたところ、昨年十二月地方制度調査会及び臨時税制調査会から明年度地方財政に関連して地方税制改正についての答申がありましたので、その趣旨をも尊重いたしまして今回の地方税制の改正を企図いたした次第であります。  その改正の方針といたしますところは、……

第24回国会 地方行政委員会 第11号(1956/02/23、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 お話の点は私もごもっともと思います。決定が八月までですから、大体のところでも知る方が、各自治体で予算を作る上にけっこうだというお話のように承わりましたが、なるべくその御趣旨に沿うように努力をさせてみたいと思います。今までのは何か八月までということですが、それより早くなるべくやるようにいたしたいと思います。ただしそれは役所とすれば正確な数でないと困るという事情もあるかと思いますが、何らかの方法で大まかなところでもできましたら、急いでやらせるようにいたしたいと思っております。
【次の発言】 これはやはり今の私の説明のときに、昭和三十一年のときに変動と書いてあるので何だか余分に出たよ……

第24回国会 地方行政委員会 第12号(1956/02/24、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 米軍使用の土地に税がかかっておらない、これは御承知の通り行政協定に基く法律によりまして、かけられなくなっております。防衛庁関係の土地等についても同様な姿でございます。しかるにこういう土地があるために、その自治体が、別にたくさんの費用を払うとかいうような事実のあることも御指摘の通りでございます。今のところこれをかけるということは、今の条約に基く法律によりまして、でき得ないことであるさりとて自治体は非常な負担を受けるのをどうするか。結局のところただいままでとっておるやり方は特別交付税等によりまして、そういう点を見ていこう。はなはだ不十分ではございますが、たとえば横浜とか呉とかという……

第24回国会 地方行政委員会 第14号(1956/02/27、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 この前のときに私休みましたが、門司委員から私が地方交付税改正について御説明申した中で、市町村の都市化の程度により、このことについて御質問があったのですが、私欠席いたしましたためにきょう申し上げます。少し言葉がこなれぬかもしれませんが、これは合併関係の意味ではございません。各市町村の経済構造等の実態の差を表現せんがために使った言葉でございますので、さよう御了承願います。
【次の発言】 ただいまの御質問ごもっともと思いますが、個々の状況を私存じませんけれども、その借金のできた原因がどうあるか、これをどう処理すればいいかなど複雑な関係があると思います。ただいま各省ともいろいろな点を交……

第24回国会 地方行政委員会 第15号(1956/02/29、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 今回の自主財源等についてとりました考え方が抜本的でないというお言葉であり、かつ個々の町につきまして、たとえば大宮市のごときもっと救済できるような方法はなかったかというお言葉でございますが、私どもといたしましては今回の自主財源で、財源の偏在など直す意味におきまして百数十億円に上る総額においての今までにない考え方を実行せんとしておるのでございます。口には三公社課税と申しまするが、この課税も長く唱えられ長く行われなかった問題でございまして、百数十億円に上る、また平年度においては相当多額に上るものと思っております。個々の町につきましての御指摘でございますが、なるほど一つの町にこの税に類……

第24回国会 地方行政委員会 第17号(1956/03/05、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 第一の木材引取税を置くかどうかという問題は、その地方の財源として今まで相当な部分見込まれておりましたので、ことに山間地帯においては大きな問題になっております。そういう面からも今ここでやめるということは私はできないと思います。公平、不公平の問題は、私よく取り方のことについてはまだ承知をしておりませんので、奥野君からお答え申し上げます。

第24回国会 地方行政委員会 第21号(1956/03/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 ただいま提案されました地方財政法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概略を御説明申し上げます。  御承知のように、政府は、地方財政の窮乏を打開し、その再建を促進するため、今般地方行財政制度についてあとう限りの改革措置を講ずることといたしたのでございます。その一環として、多年の懸案事項でありました義務教育職員の恩給に要する経費の半額を国庫が負担する制度を創設することといたしましたことに伴いまして、地方財政法の経費の負担区分に関する規定を整備する必要が生じて参りましたのと、同法中の都道府県が実施する事業につき、受益市町村から負担金を徴収することができる旨の……

第24回国会 地方行政委員会 第22号(1956/03/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 門司君にお答え申し上げます。先般御審議を仰ぎ可決いたしました選挙等の執行経費の基準に関する法律と、政府が小選挙区案を出す場合に、前に可決した法律案をどうするかという関連でございます。申し上げるまでもなく、先般御審議を願いました法案は、最近行われます参議院議員の選挙費用の基本の問題及び事務費の基本の問題を定めたもので、いずれも事務的な、ポスターがどうとかいうようなことを定めておるのでございます。参議院議員の選挙に関して定めたものでございます。もちろん小選挙区法案を出しましてこれが成立した場合に、かくのごとき事務費等に関係する場合は法律を改正しなければなりませんが、その可決されたる……

第24回国会 地方行政委員会 第23号(1956/03/15、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 大へんお待たせして申しわけございません。ただいま議題に供されました地方公務員法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  地方公務員法は、民主的かつ能率的な地方公務員制度を確立いたしまして、地方自治の本旨の実現に資することを目的として昭和二十五年に制定されたのでございますが、最近における地方公務員制度運用の実績にかんがみまして、その適正かつ合理的な運用をはかるため、当面解決を要する若干の点が認められますので、これらの点について地方公務員法の改正を行うこととするために本法律案を提出いたした次第でございます。  本法律案の内容は大体三つの……

第24回国会 地方行政委員会 第24号(1956/03/16、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 濱野君の御質問に対してお答え申しますが、政府関係の方で数字の食い違いがあったというようなことはまことに申しわけないことでございます。お言葉の通り課税の中心になる消費量の問題でございますので、両省ともまた通産省とも相談いたしました結果本日閣議に出しまして了解を得た数字を申し上げるのでございます。まず第一に三十一年度における軽油の消費量の見込みから申し上げまして、次に課税の対象となるべき数量を申し上げたいと思います。  第一の三十年度における軽油の消費量の見込みはどうかということにつきまして、御案内の通り経済五ヵ年計画によって原油をどういうふうに使うかということが、基本の計画になる……

第24回国会 地方行政委員会 第25号(1956/03/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 御説明に当ります前に、大へん長い間お待たせ申し上げたことを、私の時間の都合もございましたが、不行き届きな点は厚くおわびを申し上げておきます。  ただいま提案せられました地方自治法の一部を改正する法律案及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理に関する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  地方制度の改革につきましては、昭和二十八年十月地方制度調査会から、とりあえず当面とるべき措置に関して答申がなされました。その答申の大部分は、今までに実施されたのでございますが、地方自治法に関する部分はいまだ実現を見るに至らず、昨年十二月の同調……

第24回国会 地方行政委員会 第28号(1956/03/30、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 お言葉の町村合併問題は、非常に重大なる問題でございまして、ただいま部長が申したように、私どもとしても御質問の趣意をよくくみっつ、これが円満に行くように万全の策を講じたいと思っております。

第24回国会 地方行政委員会 第30号(1956/04/04、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 中井委員の御質問は最も適切なる今の庶民金融についての問題でございまして、私もそのことを承知しており、また金利低下の現状におきまして金制を上げなければならぬという情勢も、これは悪いことと思います。ただいまの所得主義によってかけておるとはいいながら、かような重大な役割を持っておる庶民金融といたしまして深く実際を調べまして、そうして実はいろいろ私の頭の中に、現状における地方税というものが、皆様方の御質問の中にも出ておられた言葉を考えまして、十分考えなければならぬという問題がたくさん出た、そのうちの一つといたしまして信用金庫の問題も考えたい、かように感じております。

第24回国会 地方行政委員会 第31号(1956/04/05、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 大へん重要な御質問でございまして、地方財政の現状が非常に苦しいところにあることは、お言葉通りでございます。明年度の財政がどういうふうに動くかということは、地方財政の面から見ましても、いろいろな問題が考えられます。たとえば私どもが非常に心配しておる地方債の元利償還はどのくらいになるか。大まかな見通しでありますが、百二、三十億になるのじゃないか。もう一つは給与の関係でございますが、これの自然増がやつぱり百億円とみられるのじゃなかろうか。こんなことを考えますと、この現状だけをバランスを得ていく意味におきましても、一方で税の自然増収がどのくらいあるかということが大きい問題になるのでござ……

第24回国会 地方行政委員会 第32号(1956/04/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 一つの税を地方税にするか、国税にするかという問題は、徴税技術の問題も関係すると思います。また地方税に適するものと取り方というような問題から見ますると、非常に非課税の部分が多いような性質のものを、国税でやっていくということは事実においてできないのでございます。軽油引取税についてもそういう考え方があるかと思いますが、今電気ガス税のごとき、かようなたくさんの問題を、国の徴税機関においてやっていくということは事実においてむずかしいのではないか、地方税にするか、国税にするかという分ち方については、負担の関係も考えなければならず、地方に収入を与える考えもしなければなにらず、税そのものの本質……

第24回国会 地方行政委員会 第33号(1956/04/10、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 徳島県における分村の問題につきましては、私も部長からお話を聞きまして非常にお気の毒な問題と思っております。立法的に今の過半数という制度を三分の二にしたらばという御意向でございますが、一般の原則が大体過半数の原則をとっておりますので、三分の二にする場合におきましては、十分いろいろな問題を考えなければならぬものと思います。生田委員の言われるように自治体の基本問題でございますので、三分の二にした方がいいかという問題につきましては、もう一度進んで考えたいと思っております。今のところすぐお言葉に対して三分の二がいいということは私申し上げかねますが、問題の重大なることと地方自治体の基本に関……

第24回国会 地方行政委員会 第35号(1956/04/12、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 亀山委員のお言葉の通りに、私もそのことを痛切に感じておりました。雑談的ではございましたが、大蔵大臣にも、特に大蔵省の出先機関などが私の聞いた限りでは、財務局においても半分くらいは起債の関係で役人が出てくるということを聞いておるけれども、とんでもないことだ、しかしこっちの方に改むべきものがあれば改めるが、何とかこういう問題は根本的に考えようじゃないかとさえ申し上げた次第でございます。どういうふうにしたならば、いいかという実体の問題を考えまして、この問題を解決いたしたい、こう考えております。
【次の発言】 お言葉の通りに善処したいと思います。問題は行政機構の改革と関係を持っておりま……

第24回国会 地方行政委員会 第36号(1956/04/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 昨日中井委員から御質問がございました。その趣旨はこういうように了解しておりました。定期昇給及び昇格を実施していない地方団体がきわめて多いが、昭和三十一年地方財政計画につきましては、給与費において大幅な是正が行われ、昇給財源も十分見込まれているので、政府はこのようなゆがんだ姿を昭和三十一年度において解消するよう、積極的に指示すべきであると思うがどうか、こういうように存じます。三十年度の問題につきましては、私の御答弁申し上げたあとで、財政部長からその状況を御説明申し上げます。今の御質問に対してお答えいたします。  地方公務員の定期昇給及び昇格の取扱いは、現行法制上におきましては、地……

第24回国会 地方行政委員会 第38号(1956/04/18、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 ただいま交付税をもう二%増す問題につきましての法律案がありましたが、申し上げるまでもなく、三十一年度の予算は確定いたしておりまして、財政計画もその線によって作っておるのでございます。もしこれを実行する場合には、補正予算を組まなければならぬ問題にもなりますので、三十一年度の処理につきましては、いろいろの御批判もございましたが、現在の通過した予算のもとに、またこれから御決定を願わんとする地方交付税率のもとに実行したいというので、御趣意に沿って百二十九億に当る補正をするという考えは、政府において持っておりません。
【次の発言】 三十一年度の予算及び財政計画がこの通りに進むものとした場……

第24回国会 地方行政委員会 第40号(1956/04/24、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 ただいま、議題に供されました新市町村建設促進法案につきまして、提案の理由並びにその内容の概要を御説明申し上げます。  皆様の格段の御努力によりまして町村合併促進法が制定されましてから二年数ヵ月になったのでございますが、幸いにして、国民各位の理解と協力によって、町村合併の歴史的事業は全国的に着々として進捗し、すでに計画の八割五分を達成し、約九千六百の町村が現在では約四千三百町村となり約五千三百余町村が減少し、その間に二千に近い新市町村が誕生したのであります。今や大勢は、町村合併の促進から新市町村建設の段階に入ったと申してもよいのであります。  申すまでもなく町村合併の本旨は、町村……

第24回国会 地方行政委員会 第41号(1956/04/25、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 私の言葉が足りなかったかもしれませんが、賛成できないという意味で申し上げたのでなくて、この大きな問題は、府県制度の根本改革につきましての地方制度調査会のお考えも聞いた上できめたい、こういう意味でございます。
【次の発言】 国会が済みましたあと、至急その諮問をいたしたいと考えております。
【次の発言】 私の考えているところは、現在の地方制度のもとにおいては適当でない、こう考えております。今回削除した理由もそこにあるので、しからばといってこれをうっちゃっておいていいという意味ではございませんので、地方制度調査会に諮問いたしたい、かような意味でございます。

第24回国会 地方行政委員会 第46号(1956/05/15、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 ただいまの北山さんの御質問にお答え申し上げます。かような修正案が与党から出たことについて、ただいま鈴木委員から提案理由と同時に御説明がありましたが、自治法の根本に触れる問題でなく、かつこっちの案で足らざるところを補う、こういう意味において私はこの趣意に賛成し、この修正案を実行に移すように期待いたしたいと思うのでございます。
【次の発言】 もちろんけっこうな御修正でありまするならば、これを入れるに謙虚なる態度をもってすべきものと思います。
【次の発言】 できるだけ早く提出するようにいたします。
【次の発言】 これは別の委員会でも申し上げたことでございますが、この点につきまして先ほ……

第24回国会 地方行政委員会 第49号(1956/05/25、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 政府は附帯決議の御趣意を尊重いたしまして、遺憾なきを期したいと存じます。

第24回国会 地方行政委員会 第50号(1956/05/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 亀山委員にお答え申し上げます。今回地方公務員法の中で地方公務員の停年制を行わんとする案を提案いたしました。しかるに国家公務員に対してこのことなきに、何ゆえ地方公務員だけ取り上げてかようなことをするか、こういう御質問かと思います。国家公務員についてはばらばらではございますが、あるいは大学の教授でございますとか、あるいは防衛庁の役人たちでございますとか、裁判官等については部分的ではございますが行われております。現在におきましては公務員制度の調査会におきしてこの問題と取り組んでおります。今公務員制度全般にわたっての案を得たいとしております。大体におきまして右へならえという場合に、国家……

第24回国会 地方行政委員会 第53号(1956/06/01、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 合併につきまして今までやったことについての世間の批判も私は承知しております。今回かような法律を出しましたのも、前の合併法の中にあるものを吸収した分もございますが、とにかくもう少し真剣になってこの問題と取り組まなければならぬという立場におきまして、閣議におきましても、ただいま門司委員のおっしゃったように配慮しなければならないというのは、実際の実行の問題になって参るのはお言葉の通りでございます。その点につきましては各省大臣の間にもよく話をしておりまするので、万間違いないようにこの措置をとっていきたいと思うのでございます。お言葉の、今まで悪かった点につきましては、正直にこれを認めなけ……

第24回国会 地方行政委員会 第55号(1956/07/26、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 すでに新聞にも発表したところでございますが、自治庁の部長級において異動がございました。今まで非常にお世話になっておりましたが、今度税務部長以外の部長及び自治大学校長をかえましたので、今後ともよろしくお願いいたします。大阪の藤井総務部長が行政部長になりまして、たしかきょう着任することになっております。よろしくお願いいたします。それから今まで行政部長であった小林君が財政部長になりました。税務部長は令まで通りでございます。後藤財務部長が自治大学校長になりました。どうぞよろしくお願いいたします。
【次の発言】 お手元に差し上げました財政再建申し出状況をちょっと簡単に申し上げますが、府県……

第24回国会 地方行政委員会 第56号(1956/07/27、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 今次長が申された通りでございますが、中井さんのおっしゃる点は、結局魂の置き方が問題だろうと思います。結局予算でこうきまっておって、これを実際に当てはめるについて、考え方を少し政治的――と言うと少し大きくなりますが、広い考えでこの制度の精神にかんがみてというお言葉と思いますが、その点はしかと自治庁に関する限りは御趣意を徹底するようにして急がすことにいたします。また私の方で急いでも、大蔵省関係がおくれる場合があるということも御指摘の通りでありまして、この点も大蔵大臣に強く主張するつもりでございます。さよう御了承願います。
【次の発言】 先般人事院が勧告をした国家公務員に関する問題は……

第24回国会 文教委員会 第7号(1956/02/16、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 お答え申し上げます。申し上げるまでもなく、国体の問題は文部省の所管でございまして、私がその本質についてかれこれ申す段ではございません。今回の予算閣議におきましていろいろの問題の起りました中に、地方財政につきましては、予算編成方針にも述べております通り、今度の予算編成方針は地方財政を中心としてと書いてあります。また赤字の出ないようにという二原則で予算の閣議で方針として決定し、発表した次第でございます。従って私の受け持つ自治庁の予算関係から申しますると、地方に影響のある問題につきましては、――私としては国体そのものについては何らの故障、いろいろなことを言う必要はございません。ただ地……

第24回国会 予算委員会 第2号(1956/02/04、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 お答え申し上げます。地方財政の赤字のことは、御指摘の通り心痛にたえません。また地方公務員が、不正なこととかいろいろなことがありましたことは、御指摘の通り遺憾にたえません。この点につきましては、地方公務員というものが、全体に奉仕して公共の利益のためにやらなければならぬので、かようなことがあった場合に対しましての禁止もしくは制限がございます。これに対しましては、任命権者が適当に懲戒権を持っていくよりほかないと思います。自治という考えと、政府もしくは国がどうするかということは、非常に微妙な問題でございまして、新憲法下におきましては、自治の本旨ということをいっておりますが、その説明はご……

第24回国会 予算委員会 第3号(1956/02/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 地方財政計画はようやくきのうの夕方にまとまりまして、ただいま御指摘のような数字でございますが、一兆四百五十三億円でございます。まだ大蔵省と数学の突き合せが済んでおりませんので少し動くかもしれません。また地方財政の骨格ともいうべきものでございますから、皆様のお手元になるべく早く届けるように提案いたしたいと思います。
【次の発言】 三公社の固定資産税につきましては、初めその方針で進んでおりました。しかしこれを出します一番主力になる運輸省関係及び郵政省関係におきまして、税の本質についても議論がございました。国家の機関であると同じような性質の三公社にかけるようなことはどうも筋が通らない……

第24回国会 予算委員会 第5号(1956/02/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 古井委員にお答え申し上げます。昭和三十一年度の地方財政の規模は一昨日まとまりまして、大蔵省とも突き合せをすませ、きょうあすにも発表できる手取りになっております。その総額は一兆四百五十六億円でございます。国の一般会計の数字より少し高くなっております。前年度に対しまして五百三十億円ばかり多くなっております。
【次の発言】 昭和三十一年度の地方債の計画につきまして、数字からお話し申し上げます。一般会計分が七百十五億円となっております。その中で普通事業債が五百七十五億円、退職手当債が六十億円、借りかえ債が八十億円となっております。この一般会計の七百十五億円に続いて、財政再建債ののために……

第24回国会 予算委員会 第8号(1956/02/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 お答え申し上げます。簡単にということでございましたが、先ほど大蔵大臣の言われたことを、私は地方自治を預り、関係いたします立場から、私としてもうちょっと申し上げたいことがございます。お言葉の通り、本年度の予算が、中心課題として地方財政をとった、赤字を出さたい、この二つの往ですが、それにつながっておるもっと基本的な問題は、国の財政とのつながりでございます。私は確信いたしますが、地方財政に関する限り、根本的な問題はこの大きな三つの線、健全財政、地方の赤字を出さぬ立場、中心課題として地方財政を取り扱うのだという三つの問題の立場からいたしまして、でき得る根本的対策はほとんど取り上げたと思……

第24回国会 予算委員会 第10号(1956/02/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 審議会の答申は尊重する考えでずっと進んで参りましたが、全部受け入れることばできませんでした。先ほど大蔵大臣に対する御質問の中にもありましたが、大蔵大臣の言葉の中にも十分でなかったという意味のことがありました。大きい問題としては税制の中にもまだ手の定らぬところがある、地方債につきましてもなお考えたい。そういうような点は、たとえば農業事業税八十億円を見ておったものが今度入っておりません、などの関係も一つでございますが、これを政府の三大方針の一つである、中央地方を通ずる税制改革の方に持っていくというのでありまして、全部受け入れたわけではございません。しかし地方制度調査会で答申されたも……

第24回国会 予算委員会 第12号(1956/02/24、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 八百板さんにお答え申し上げます。従来の法定費用が守られておるか、こういうことでございますが、法定費用は守られているとお答えするよりほかございません。

第24回国会 予算委員会 第13号(1956/02/27、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 選挙制度調査会は今お話の通り今日小委員会を開いておりまして、先般起草委員によって提案された区画の問題等をきょう審議いたします。それが済みまして総会にかける順序になっております。政府といたしましては早くできることを期待しておりますが、選挙制度調査会がいつこれを答申するかということは私にはわかりません。
【次の発言】 私としては来月上句に提案ができるように答申がくることを期待しておる次第でございます。
【次の発言】 答申を受けましたならば、政府提案として出したい考えでございます。
【次の発言】 すべての答申を処理する問題は、御承知の通り答申を尊重いたしますが、答申そのものでいかない……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 地方行政委員会 第1号(1956/11/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 再び臨時国会におきまして継続審議になりました、地方公務員法等一部改正法案につきまして、御審議を仰ぎたいと存じ上げます。この前にすでにごあいさつ申し上げたと存じますが、行政部長が藤井君にかわり、財政部長に小林前行政部長がなりましたので、どうぞよろしく今後ともお引き立て願いたいと存じます。  地方公務員法の改正につきましては、私から改めて申し上げるまでもなく、参議院の御審議を経ましてこちらへ回ったものであり、また私としても御質問等に対しでき得る限りの御答弁を申し上げたつもりでございます。その後におきまして、六団体の代表の方々がこの問題について非常な熱心を持って、私どもに再三、再四と……

第25回国会 地方行政委員会 第3号(1956/11/30、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 停年制の問題と行政整理の関係につきましては、行政部長が言われた通りでございまして、新陳代謝ということと整理ということとは本質的に違っておると思います。しかしこのときをどういうふうに選ぶか。今お示しの新聞の論説等においても、年末にこれをやることはどうか、こういうお言葉でございますが、私はすでにこの問題は、年末を前にして町村長会議あるいは六団体等もさらにやってくれということでありますけれども、現実におきましてわざわざ年の暮れにかようなことをするということは、実行上の各自治体の立場におきましては十分考慮されることと思うのでございます。法律ができたからすぐ条例を作って、条例を作るにいた……

第25回国会 地方行政委員会 第4号(1956/12/04、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 第一の消防施設税につきましては、お話の通りこの前自治庁としては強い要求を持っておりました一般税制の関係とからみまして、大蔵大臣とは相当に交渉したのですが、まとまらなかったのであります。しかし私としては消防施設税の正しいこと、これを目的税としてやることが、消防のために非常に必要だと思っておりますので、本年まだ全部の法制の関係はきまっておりませんが、自治庁としては出したい意向をもって、極力向うと交渉する考えでございます。  第二点の起債の問題につきましては、いろいろ財源関係等がございまして、十分ではございませんが、御趣意の点をくんでやっていきたいと考えております。

第25回国会 地方行政委員会 第5号(1956/12/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 皆様方の御支援もあり、私も地方公務員の年末手当につきましてはできるだけの努力をいたしました。端的に申しますれば、国家公務員だけやって、実質的に地方公務員にできないようなら、私は国家公務員に出すのは反対するとまで申したのであります。言葉をかえて言えば、これが実行できるような形にならなければ、私としては今やっておる仕事の立場からも責任もとれぬし、また筋からいっても、国家公務員に準ずべしという地方公務員法、教育公務員法、警察法等のれっきとした法文もあるわけでございます。従って私の心がまえとしては、国家公務員に実行する場合においては、地方公務員においても実現性を持ったものでなければなら……

第25回国会 内閣委員会 第8号(1956/12/12、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 石橋委員の御意見の通りでございまして、申し上げるまでもなく、自治体が自主的にやるべきことなのでございます。しかし原則といたしまして国家公務員に準じてやるべしという考え方でございます。ただ財源を作るにつきましての関係上「場合にも」とありますが、お考えにおいては同じでございます。
【次の発言】 本年における跡始末において、せんだっての国会においてこの処理をいたしましたごとく、間違いなくこれを実行いたしたいと思います。申すまでもなく、節約という問題について困難なものがあることは事実でございます。しかし国家公務員にならってやるべしという原則からいいますと、一応はそれを建前にいたさなけれ……

第25回国会 予算委員会 第1号(1956/11/30、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 お答え申し上げます。現在どうやったならば固定資産税が正確にかけられ得るかという問題につきましては、あるいは収益還元方式もございまするし、売買価格に比例させることもありますが、ただいまとっておりますのは、御指摘の通り収益還元による方式でございます。これは非常に複雑になっておりますが、標準といたしましては、全国で反当りについて田が三万五千円、畑が一万二千円という基準を置きまして、――お言葉のような複雑になるわけは、各市町村におきまして、生産力に及ぼす気象の関係とか、土性とか、灌漑とか、地形などのいわゆる自然的要素を考え、交通の便否、耕作の難易等の経済的な要素も考え、水害による被害の……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 予算委員会 第15号(1958/03/01、27期、自由民主党)

○太田委員 だんだんと質疑応答が繰り返されまして、私は与党たる自由民主党の立場から、取りまとめた御質問を申し上げたいと思うのでございます。むろん与党のことでございまするから、私といたしましては、政府が施策をよく国民に知らすように、この議場を通してその機会を与えるということが必要であろうと思います。問題は三つに分れまして、第一は財政問題であります。昭和三十三年度の予算を中心としての質問であります。第二点は経済についての質問でございまして、結局、俗にいう景気の見通し等についての問題でございます。第三点は、国の財政と地方財政とが非常に複雑にして、しかも大規模な問題をたくさん包蔵しているのであります。……


太田正孝[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-|27期|

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各種会議発言一覧(衆議院27期)

太田正孝[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 地方行政委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第1号(1956/03/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 申し上げるまでもなく新しい目的税でございますので、先ほど来承わっております通り、第一義的に目的税としての目的を達しなければならぬと思います。従ってこれが違反するような傾向のある場合におきましては、とくと指導いたして間違いのないようにいたしたい、それが法律問題になる場合にはこれは別個の観点であろうと存じます。われわれといたしましては目的税が厳格に行われという意味で指導していきたいと考えております。
【次の発言】 政府委員の答弁した後に……。
【次の発言】 違法のことにつきましての規定は、その通りに行われるものと思います。御案内の通り、今日の自治法のもとにおける政府の監督権というも……

第24回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1956/02/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○太田国務大臣 御指摘の通り、私どもの二十九年度の赤字は、申された通りでございます。
【次の発言】 事務当局の間のいろいろないきさつはあるかもしれませんが、今大蔵大臣が言ったように、両方一致して、このせっかくの再建促進法でありますから、目的を達するようにいたしたいと思います。
【次の発言】 お言葉の通り、国の財政と地方財政とにおいては食い違いがございます。地方債が出ておるのに、片方は非募債主義をとっておる。これは公債の面でございます。それから今年百五十億の減税を国税の方でいたしましたが、一面におきまして軽油引取税でございますとか、あるいは都市計画税など、もちろん新税としてある意味の増税になって……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1957/02/12、27期、自由民主党)

○太田分科員 皇室費のことでお尋ねするのですが、本年度は外国元首、使節等接待に関連し、仮宮殿の改装並びに儀典に必要な経費約六千二百八十万円、こう書いてありますが、ここのところの意味がちょっと、私こまかい各項目明細書まで読んでおりませんけれども、外国関係の接待に関連し、仮宮殿の改装並びに儀典、この改装の費用と儀典の費用とはどう区別されておりますか、簡単でいいのでございます。私の聞きたいのは、改装の費用が幾らということを主点に聞きたいのです。
【次の発言】 私のお聞きしたい主点は、仮宮殿と書いてありますが、宮廷費は、対外関係を非常に強く見なければならぬと思うのです。現在の仮宮殿なるものが、日本の現……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

太田正孝[衆]在籍期 : 25期-|27期|
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