このページでは中村英男衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。
○中村(英)委員 法案の緊急上程をするとき質問をやった前例はあります。特にこの場合は前例としないということをつけて許した場合もあるのです。
○中村(英)委員 それはいつもですか。今回だけですか。
○中村(英)委員 今週だけという意味ですか。
○中村(英)委員 理事会で決定したら、理事会の結末をここで話をしてもらわぬと、理事以外の人は、何の議題でどういう話になっておるか、さっぱりわからぬ。
【次の発言】 委員会で議題になったことはないから、もとに戻して、理事会でお諮り願いたい。
○中村委員長 これより議院運営委員会を開きます。
石油資源開発株式会社法案、それから石油及び可燃性天然ガス資源開発法の一部を改正する法律案、これは参議院の修正があるようでございますが、きょう直ちにきめる必要もないようですから、明日に持ち越しまして、明日までに各党の御態度を御決定願いたいと思います。
【次の発言】 それから本日の議事でございますが、公報に掲載してございます日程第一の日本放送協会昭和二十八年度財産目録、貸借対照表及び損益計算書の承認の件です。これは逓信委員会において全会一致承認に決定して、委員長松前重義君から報告があるはずでございます。
次に、緊急上程の案件についてお諮りいたし……
○中村(英)委員 開会時間をきめる前に、農林委員会の法案が問題になっておりますが、予定法案がここに出ておりますけれども、各委員会の状況はどうですか。農林委員会は大体わかっておりますが、ほかの委員会のは上ったのがあるのですか。
○中村委員 それでは通告順に従って質疑を許します。松岡横平君。
○中村(英)委員 肉体労働者の求職の取扱いの問題ですが、現在労働省は、各県の知事や職業安定所長に対しての訓令によって、肉体労働者の取扱いを二種に分けてあるようですが、これはそういう訓令でやっておることが違法であるかどうかという点、これをまず伺いたい。
【次の発言】 そこで、こういう資格を、これは扱いではなくて、労働省が訓令でそういう扱いをしておるということになると、あとの四十三万から二十九万を引いた者は、二十一日は確保されないわけですが、そういうことが現在の日本の憲法なり、国家行政組織法あるいは職業安定法に抵触をしないかどうか、そういう点を心配するのです。私どもは、やはり失業者であるという資格……
○中村(英)委員 この問題とは別に、少し委員長は発言が多過ぎる。しかも今の委員長の言葉の中に不穏当な言葉があったから申し上げますが、あなたの発言の中に、議員が執心であれば本会議ですべての案件が全部わかるという発言があった。しかし、熱心であればあるほど、委員会は、重要案件がない限り並行して開いておりますから、熱心な議員に限って本会議に出られない場合がある。だから熱心であればわかるということは、これは不穏当な言葉です。
○中村(英)委員 一点御質問したいのですが、今回の災害は、御承知のように、雨量の少い地帯が、施設災害でなくて、桑園や蚕や水稲、そういう農作物の被害があったわけですが、従来でしたら、施設災害の多いところは、そういう方面で現金収入があってどうにか生活しております。こういうことが従来の例です。ところが今度の災害はそういう現金収入がここ当分ない。そういうことになると、営農資金や補助金で幾らかやってもらえるのですけれども、とりあえず生活がしにくいような事態が現実にあるわけです。これをどうして当面生活させるかという問題です。これは救農土木を起していくことも一つの方法でしょうが、これは効果的に議論があるでし……
○中村(英)委員 四月二日の朝日新聞に――大新聞にはみんな載っているでしょうが、四段抜きで、島根県益田市で、「漁民、市議会で大暴れ」という記事が出ております。これはひとり益田市だけの問題ではなくして、全国的に大なり小なり、パルプ産業の発達とともにこういう問題が起っていると思うのです。そこで水産当局の水質汚濁に対する態度についてお伺いしたいわけです。もともと益田市の漁民に十分理解されないために起ったものだと思うのですが、これについて私ども新聞紙上ですから詳しいことはわかりませんが、調査されたことがあれば、一つ御説明願います。
【次の発言】 今度の事件はきわめて遺憾な事件でもあるし、まあ、四段抜き……
○中村(英)委員 私は今提案説明されましこ二法案の各論の質問をする前に、これはぜひ大臣に質問というよりは所見を伺いたいと思うのですが、ことに大臣は農業方面の権威者ですし、長野県でして、実際に蚕糸のことは非常に権威者だと思うし、ことに今度は大臣も次官も蚕糸業の非常に権威者が下られたのですから、おららく養蚕農民も製糸家も大臣、次官の施策については相当期待を持っておると思うのです。私どもこうやって農林委員会でいろいろ農業問題を審議しますが、蚕糸業が日本の農村における大きなウエートを持っているにもかかわらず、私寡聞ですが、あまり農林委員会が蚕糸業を論議されたような経過が今までないと思うんです。そういう……
○中村(英)委員 この前の委員会で大臣に一つ所見を伺ったのですが、この機会に検定所の問題についてお伺いしたいのです。繭の検定は繭価に関係がありますので、二、三お伺いいたしてみたいと思います一体繭の検定所は県営しておるところとそうでないところとあろうと思うのでありますが、全国的にどういうふうになっておりますか。全部県営で検定しておりますか。
【次の発言】 検定所は県で経営しておるそうですが、これは製糸業者がら年に何ぼか費用ととって経営をやっておるのですか。
【次の発言】 繭の検定所は一年中繭の検定をしておるんじゃない、休んでいるときがあろうと思うのですが、そういう休んでいる時期、検定期間以外に、……
○中村(英)委員 生糸製造設備臨時措置法案に対する付帯決議を朗読いたします。 政府は、本法の施行に当り、左記各項の実現につき万遺憾なきを期すべきである。 記 一、生糸製造設備の処理に当り必要限度をこえてこれを行い、そのために養蚕農家に不利を招くような事態の生じないよう万全の注意を払うこと。 二、生糸製造設備の整備に当っては、中小製糸業者が適正規模の操業を維持できるよう企業単位に相当数の基礎控除を行う等中小製糸業者の立場を考慮して実施計画を樹てること。 三、設備買上の補償については現に稼動しているものと休止しているものとによって評価額に相当の差等をつける等実態に即して適正な補償……
○中村(英)委員 関連して。企画庁政務次官のお話を伺っておりまして、少々がっかりしたのですが、実は近代産業、ことにパルブ事業の廃液の漁業に及ぼす影響が非常に甚大で、従来ケース・バイ・ケースでこれを処理しておった。そういうことが各地においていろいろ問題を起し、ことに先般島根県の益田市において漁民が市会で乱闘問題まで起して、過般当委員会で水産庁に調査方お願いしたのですが、そのときの田口君なり私の質問に対しては、これは水産庁の課長さんの答弁でしたが、今度の国会になるべく法案を提出したい、そういう御答弁でしたから、私も相当企画庁でも御検討願って、この国会の終りには法案が提出されるのじゃないかと実は期待……
○中村(英)委員 それでは私おもに日韓問題について御質問申し上げます。日韓問題、ことに抑留者の釈放の問題は、長い懸案であり、抑留されておる家族の方はもちろん非常に早く釈放されるように待望しておったのですが、新聞報道によると、ようやく日韓交渉も最近妥結の方向に近づいて、抑留者の相互釈放ということがようやく実現する見通しだ。昨日もわが党の代表が岸総理に会いましたら、渡米するまでにこの問題は実現したい。ただ些細な点について十分話し合いがつくところまできてない。陪席した石田長官も、十六日に渡米するまでに釈放の問題だけは話をつけねばならぬ、こういうことを言っておるようです。これは私ども非常に喜んでおりま……
○中村委員長 これより会議を開きます。
これまで本委員会に付託になっております内閣提出、開拓融資保証法の一部を改正する法律案、臨時肥料需給安定法の一部を改正する法律案、農業協同組合整備特別措置法の一部を改正する法律案及び開拓者資金融通法の一部を改正する法律案を順次議題といたし審査に入りたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、まずその趣旨について政府の説明を求めることにいたします。本名政務次官。
【次の発言】 これにて以上の法案に対する趣旨説明は終了いたしました。以上の法案に対する質疑につきましては、後日にこれを譲ることにいたします。
なお、大臣に対する質疑は……
○中村委員長 これより会議を開きます。
農林水産業の基本施策について、大臣に対する質疑を続行いたします。細田綱吉君。
【次の発言】 木村文男君。
【次の発言】 久保田豊君。
【次の発言】 久保田君の資料提出要求に対しましては、委員長において直ちにその趣旨に沿うように取り計らいます。
午後二時より再開することとし、暫時休憩いたします。
午後一時二十一分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
大臣に対する質疑を続行いたします。石田宥全君
【次の発言】 赤路友藏君。
【次の発言】 これにて大臣に対する質疑は終了いたしました。
散会後理事会において付託法案の取扱いについて……
○中村(英)委員 関連して。大臣でなくとも局長でけっこうですが、海外移住の農民の農具のあっせんは協会ですか、助成会でやっておられますか。
【次の発言】 これはごく最近の二、三日前の話なんですが、移住者がおそらく百万円、二百万円の土地を売って海外移住を計画して出てきた。そこで助成会ですかに行きましたら、三年前の農具のカタログがある。しかもその農具は非常に今の物価からいうと高いのですよ。助成会としてはマージンを二割くらいとっておるじゃないか、そういうことで全然お話にならぬというので、引率してきた人が幸い農林経済事情に明るい人ですから、直接メーカーのところに行って農具のあっせんをしていて、二、三日の……
○中村委員長 これより会議を開きます。
農林漁業団体職員共済組合法案を議題といたし、審査を進めます。本案はさきにその趣旨説明を聴取いたしたのでありますが、この際さらに補足説明を求めることにいたします。渡部農林経済局長。
【次の発言】 次に質疑に入ります。質疑の通告がありますので、順次これを許します。助川良平君。
【次の発言】 本日の質疑はこの程度にとどめることにいたします。
なお散会後本案について農業協同組合部長等と懇談いたしたいと思いますので、委員の方の御参集を願います。
本日はこれにて散会いたします。
午後零時二分散会
○中村(英)委員 大体この連合審査会が持たれ、さらに今政府の御答弁を聞いておりますと、事務生局と政府と意見が違う。事務当局と政府と意見が違うというべらぼうな話はない。局はあくまでも政府です。こういうべらぼうの答弁が出ることは、私はこの問題の持っている背景なりこれによって起る結果というものを、具体的に皆さんが御存じないから、こういうあつかましいこと、出しゃばったことを言うが、実は私、歯医者なんです。そういう点で、私少し具体的に質問申し上げまして、この法案のよって来たるところを御理解願いたいと思いますし、さらにそのことによって、政府の意見を御統一願いたいと思っております。 御承知のように、厚生政……
○中村(英)小委員 関連して。決議の地域指定の問題ですが、災害の度合いの内容はまだきまってないのですか。
もう一つは地域の指定を部落にするか、村にするか、行政単位でやられるのか、そういうことがきまっておりましたら伺いたい。
【次の発言】 先日救農土木の問題を研究していないというお話でしたが、これは現地に調査に行ってみると、施設災害のあるところは人夫なんかで出られますけれども、施設災害のない農村こそ災難だと思うのです。たとえば養蚕なんかで現金収入の道がない、ことしもなければ来年もないという状態が起っております。これは研究されましたかどうか。あるいは研究されなかったら十分研究してもらいたいと思い……
○中村(英)小委員 海岸堤防の問題が出ましたから、ちょっとお伺いしますが、農地局長は、当時私ども調査したときに農地局から一緒においでになったから、あるいは報告を受けておいでになるかもわからぬが、防府市は、御承知のように昔はあそこの国道の上に堤防を築かずにおったそうです。その当時は台風がくるとそのまま海水と一緒に船もあそこに上ってしまった。それを何ぼですか、五尺くらい上げておるようですが、その上げ方が海の方へ傾斜しておるものですから、当時ちょうど干潮だったから被害が比較的少かったのです。これが満潮でしたら大変なことです。干潮でも海の方に傾斜しておるものですから、波がこれにぶち当って、そして当った……
○中村(英)小委員 蚕糸局長にお伺いしますが、私ども先般調査をしたのは鳥取、島根でございましたが、陳情書にも見えておるように、九州全県も大なり小なり九号台風、十二号台風の、ことに潮風の被害が非常に甚大であったのであります。この潮風の災害は、行ってみますると、故老もこういうふうな潮風の災害は知らぬというきわめて甚大な災害でございまして、蚕糸局の方でもそれの対策に非常に苦心をされ、非常に熱心にやってもらっているようですが、地元においても、かつて見ないような災害ですから、どういうような対策を講じていいか、実は非常に困っておったようですが、委員長の報告にもありましたように、現地の普及員の諸君が非常に活……
○中村(英)小委員 今度の災害で施設災害があったところは、これは生活資金の獲得のためにそれぞれ公共事業があるわけですが、農作物の災害のところは現金収入がなくて因っておる。これは救農土木を起してこの点についても自治庁はいろいろ協力しようという御答弁でしたが、例の海岸砂防、これはあなたの方の所管ですね。
【次の発言】 そうすると、これは起債を起してことしやっておいて、来年の調整でそれを穴埋めしていくというわけにはいきませんか。
○中村(英)小委員 それでは大臣が見えないようですから長官にお伺いします。日韓抑留者の漁夫の問題ですが、きょうはいわゆる援護の問題に話をしぼって質問したいと思います。従来、この四カ年の間、この問題はどうも抑留者の家族の人が陳情にくると一応進み、引き揚げていくと潮が引いたように膠着する。そういう状態で相互釈放の問題も援護の問題もそういう経過があるのですが、従来はそういうことで抑留者の家族の人も早く釈放してもらいたい、そういう主張も強くしてきたわけですが、日韓問題が膠着して、今では抑留者の家族の人の心境というかそういうものは、私この六月に大ぜい見えたときに陳情も受け、あるいは岸さんにもいろいろ陳情……
○中村(英)小委員長代理 水産施策について調査を進めます。質疑の通告がありますのでこれを許します。赤路友藏君。
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