このページでは中村英男衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。
○中村英男君 ただいま提案になりました中国地方開発促進に関する決議につきまして、私は、日本社会党を代表して賛成の意見を表明するものであります。(拍手) 国土の総合的な開発の緊要性につきましては、歴代政府によって強調されて参りましたが、しかし、実態は、日本経済の異常な発展にもかかわらず、大都市と地方都市、都市と農村では、ますますその格差が広がりまして、後進地域は常に置き去りにされてきたのが現状かと思います。さらに、今後の日本の経済の発展を着実に行なうためには、道路、港湾を初めとする基本的施策の拡充がぜひとも必要になって参ります。一千万の過剰人口を有するといわれる日本の雇用対策を考えても、貿易の……
○中村(英)委員 私は政府提出の国民健康保険法案並びに施行案について、ごく大まかな点を御質問申し上げたいと思います。 大臣御承知のように、健康保険は昭和二年、国民健康保険は多分昭和の十三年に、農村の振興政策の一つの方法として発足したものであります、ところが今日では、こういう実態でありながら、実は農民か主体でありながら、東京、大阪その他の農民以外の大都市のきわめて零細な自営業者といいますかそういう人たち、さらに実際に仕事ができなくなったような老人、いわば国民保険の被保険者の質がこの二十年の間に非常に変ってきておるわけなんです。そこで私は、同僚議員の諸君がそういう零細企業者の問題については幾らか……
○中村(英)委員 私は日本社会党を代表し、ただいま上程されております政府提出の国民年金法案、社会党提出の国民年金法案、国民年金法の施行及び国民年金と他の年金等との調整に関する法律案の三法案に対し、社会党二法案について賛成、政府原案について反対の意思を表明し、以下その理由を政府案、社会党案の両制度を比較しながら申し述べんとするものであります。 まず基本的な拠出年金について申し上げますと、第一に年金額及び給付要件についてであります。年金制度の根幹となるべき老齢年金について両案を比較してみますと、社会党案は六十才開始、年最低八万四千円、政府案は六十五才開始、年最高四万二千円であります。具体的な例で……
○中村(英)委員 大蔵省の銀行局長は見えていないそうですから、大月さんにちょっとお伺いしたいのですが、このたびの国会で、昭和三十四年八月の水害又は同年八月及び九月の風水害を受けた中小企業者に対する資金の融通等に関する特別措置法案、また、昭和三十四年八月の水害又は同年八月及び九月の風水害を受けた医療機関の復旧に関する特別措置法案、これは衆議院を通って、今参議院で審議されておるわけです。これはもちろん建前からいいますと、法律が成立して、そうしてそれぞれの金融機関と御相談なさって中小企業者に融資されるのが建前ですが、実際問題としては、災害を受けた激甚地の中小企業者は、一日も早くこの融資を望んでおるわ……
○中村(英)委員 外務大臣に日韓問題について御質問申し上げたいと思います。きのう柳大使が帰ってきょう交渉されておると思うのですが、きわめてデリケートな段階ですので、そういう観点に立って私は質問をしたいと思います。この問題は昭和二十七年の一月に韓国の李承晩大統領が領海の主権宣言をいたしまして、それから韓国周辺の海域から日本の漁船を武力で締め出している、こういう状態が今日まで続いております。これで、御承知のように下関を基地としてあるいは長崎を基地としている西日本の漁民が非常に痛手を受けて、金高にしたら年間百十五億くらいと思いますが、漁獲の方でもそうですが、ことに二十七年以来今日までたくさんの船と人……
○中村(英)委員 これは受胎調節を指導員が指導される場合に、厚生省がどの程度の指導教育をされておるのかわからぬものですから私お伺いするのですが、農村の実例として、御承知のように、農村では農繁期と農閑期の労働力の山がある。そういう場合に、農閑期に受胎して、当然結果として農繁期に出産するのです。案外こういう点も指導員の諸君は忘れている、そこまで気がつかずにおると思うのですが、これは非常に農村における家族の問題あるいは労働力の問題、母体の問題、いろいろ大きな問題を含んでおると思うのです。ですから、私は受胎指導員を厚生省が指導される際には、当然農村における受胎、出産は農閑期と農繁期を十分考えて――農村……
○中村(英)委員 それでは私も末高先生にお伺いしたいと思います。もちろん制度審議会委員としての先生の御発言は、参考人としてもきわめて重要なものですが、私のお聞きした範囲ではステップ・バイ・ステップですか、現在の岸内閣では財政上非常に困難だから、七割あるいは十割の国庫負担を現在の状態で望むのはむずかしいだろう、だから早く法律を通してもらいたいという御意見のように拝聴いたしましたが、御承知のように国保の被保険者の内容はきわめて種々雑多なものです。ことに日本の経済は農業を主体として発達してきた。しかも大阪、東京その他の都市においては、これを早く推進しろという要望が高まってきた。こういう事情ですが、今……
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