三鍋義三 衆議院議員
27期国会発言一覧

三鍋義三[衆]在籍期 : 26期-|27期|-28期-29期
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このページでは三鍋義三衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院27期)

三鍋義三[衆]本会議発言(全期間)
26期-|27期|-28期-29期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 衆議院本会議 第22号(1955/06/02、27期、日本社会党(左))

○三鍋義三君 私は、ただいま政府より御提案になりました日本住宅公団法案に対し、日本社会党を代表して、鳩山首相を初め関係各閣僚に明確なる所信をただしたいと思います。(拍手)  まず最初に鳩山さんにお尋ねします。過般の総選挙におきまして、民主党のたくさんの公約のうちで、特に日ソ国交の回復、中共貿易の拡大、住宅政策等を大きく掲げてお臨みになったのでありますが、そのうちでも、住宅対策の公約は、幾多住宅難にあえぐ国民に、真夏の早魃になえしぼんでいるときに雷雨にでも出会ったような大いなる驚きと歓喜をもって迎えられましたことは、御承知の通りであります。これは、おぼれる者はわらをもつかむといった心理を巧みにつ……

三鍋義三[衆]本会議発言(全期間)
26期-|27期|-28期-29期

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委員会発言一覧(衆議院27期)

三鍋義三[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
26期-|27期|-28期-29期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 決算委員会 第12号(1955/06/04、27期、日本社会党(左))

○三鍋委員 関連してお伺いいたしますが、この船はどこでできたのですか。
【次の発言】 戦争中、ことに戦争末期には工事を急ぎまして無理をしている点がたくさんあると考えるのです。と申しますのは、私もかって学徒動員で駆逐艦を作りに行ったのです。私も一緒にびょう打ちをやったのですが、しいうとがやったのです。もちろん重要な点は私たちはやらなかったわけですが、全般的に考えて非常に無理な点があったのではないかという考えを多分に持つのですが、これが引き揚げられて、もし防衛庁で作られた場合に、どの方面にお使いになるお考えであるか、ちょっとお聞きいたしたい。

第22回国会 決算委員会 第22号(1955/06/28、27期、日本社会党(左))

○三鍋委員 関連して。現に二十九年九月当時に至っても着工に至らなかった状況ですが、その後どういう工合にこれが運ばれておりますか。
【次の発言】 防衛庁の経理状況を、先ほどから吉田委員の御質問による答弁を通じてみましても、単にこれは防衛庁関係だけでありませんけれども、特に防衛庁の問題につきまして、何か道楽むすこが親から金をたんまりせしめて、その使い道に困って、どうしてこれを使おうか、こういうことに苦心して、非常にむだ使いされているといった感じを強く受けるのでございますが、先ほど吉田委員から被服の購入のルーズな点に関して質問があったのでございますが、最後に今年度にその予算を見る必要がないじゃないか……

第22回国会 決算委員会 第29号(1955/07/26、27期、日本社会党(左))

○三鍋委員 資料の要求をいたします。明二十七日決算委員会開会の前に、栃木県の農業共済組合連合会の不当経理についての概要、それから農林省の指事監督等についての資料の御提出を要求いたします。

第22回国会 建設委員会 第8号(1955/05/16、27期、日本社会党(左))

○三鍋委員 関連して官房長にお聞きしたいと思います。この予算書は、私たちもいただいておるのでありますが、これは幾ら見ても、実態がなかなかわからないのです。せめて査定の明細書――これは実に膨大なものだと思いますが、各党に一部くらいずつ提出いただけないものかどうか、その点をお聞きしたい。

第22回国会 建設委員会 第16号(1955/06/06、27期、日本社会党(左))

○三鍋委員 宅地造成の問題は、一番重要な点だと思うのです。大臣は、東京都内に約五百万坪緑地帯があるとおっしゃったと思うのですけれども、その緑地地帯というものは、やはり必要に応じて設けられてあるものだと思います。これを住宅建設のために一部解放をするということが、果して法的に可能かどうか、そういうことをやって差しつかえないか、あとからまたその趣旨に反するような事項が起きた場合にどうされるか、この点について御見解を伺いたい。
【次の発言】 私の心配して御質問申し上げたのは、大臣の言葉の中に、緑地地域設定の趣旨に十分とは沿えないけれども、こうこうこういう範囲のものを求めたいと思う、こうおっしゃったこの……

第22回国会 建設委員会 第18号(1955/06/08、27期、日本社会党(左))

○三鍋委員 竹山さんの住宅対策に対する根本的なお考えと申しますか、住宅難はあらゆる階層にある、この御見解は、私はやはり理解できるのでございます。しかし、今瀕死の状態にある病人と慢性の胃腸病をわずらっておる病人と二人あるときに、どちらを先に手当をするかということは、これはおのずから明らかであると思うのです。私は、やはり最も切実に家なき人とか、一番家に困っている人はだれかということを考えて、これにまず投薬する、これが一番住宅対策の重点でなければならない、このように考えるのでございます。そこで、この問題につきましては、各委員の方だから、非常に微に入り細にわたって御質問になっておるのでございますから、……

第22回国会 建設委員会 第27号(1955/07/09、27期、日本社会党(左))

○三鍋委員 関連して。過年度災害、二十五年以降二十九年まで全部合せて一千億ですか。二十八年、九年も全部入れて一千億ですか。それで間違いないですか。

第22回国会 建設委員会 第36号(1955/07/25、27期、日本社会党(左))

○三鍋委員 関連して。ただいま提案者のお気持はよくわかりましたが、この別表を決定されるまでには相当な御研究をなさったと思うのでございますが、今後審議会その他で研究した結果、いわゆる総合開発その他の法律のできた趣旨に沿うためによりよき地点が発見された、こういう場合は変更しても差しつかえないか、その点についてお聞きしたいと思います。
【次の発言】 よくわかりましたが、松澤委員の心配されるのは、何か固定して、これは絶対動かないものであるということに対する不安だと思うのです。面線最短距離であって、そうして資源開発のこの法案の趣旨が徹底されれば、審議会その他の審議の結果、よりよきものがあった場合に、多少……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 決算委員会 第3号(1955/12/13、27期、日本社会党)

○三鍋委員 委員長にお願いいたしたいのであります。それは北陸電力株式会社神通川第一発電所貯水池沿岸の一部の土地崩壊の問題でございます。これにつきましては同僚委員の松岡氏からもこの委員会におきましていろいろと質疑がかわされたと思うのでございますけれども、いずれにいたしましてもこの問題は当初から予想された問題で、それがなおざりにされていたところに今日の大きな問題が出てきたのであります。つまり通産省の調査によります報告と、地元調査員、中部鉱業開発協会会長、北陸地下資源開発協会会長の斎藤大六氏、この調査の大きな食い違い、そうして地元民の現在の状態におけるところの気持、この三つの食い違いというものはやは……

第23回国会 決算委員会 第4号(1955/12/15、27期、日本社会党)

○三鍋委員 斎藤参考人から先ほど技術者としての立場からいろいろ御意見の開陳があったのでございますが、この工業技術院の調査とあなたの御見解と非常に食い違っておるのでございますが、これに対しまして、あなたの所見といいますか見解、御意見をお聞きしたい。
【次の発言】 これはこういう食い違いの点から申しましても、地元農民の方々の生活安定という日々の問題から考えましても、いずれ再調査をずる必要があると私は思うのでございますが、あなたの御見解によりますと、現在湛水されているのを放水して、そして根本から調べた方が最も適切である、こういう御見解のようでございます。これはだれが考えてみても当然だと思うのでござい……

第23回国会 建設委員会 第3号(1955/12/09、27期、日本社会党)

○三鍋委員 山手政務次官にお尋ねしたいと思いますが、先ほどから同僚委員の瀬戸山、二階堂さんあたりからの質問に対する御答弁によりますと、結論的に公共事業は当初予算通りどんどん能率的に遂行していって一向差しつかえない、大蔵省はこれに対して何ら予算的の制約を加えません、やむを得ずどうしても仕事ができない場合は繰り延べる、こういうことにしっかりと確認してよろしゅうございますか。
【次の発言】 お話の点はよく了解の上での私の質問なのであります。暫定予算が六月まで組まれておる。実際に予算が確定されたのがおくれたのでありますから、これに制約されて事業がなかなか思うようにいかないということももちろんでございま……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1956/02/03、27期、日本社会党)

○三鍋委員 引揚者に対するいろいろな援護法は、もちろん当委員会でも審議されまして、不十分ではありますけれども、対策を講ぜられておるのでありますが、私は、主人公――抑留されておる人の問題が、今までどれほど考えられてきたかということについて疑問を持つのです。いわゆる主人公の問題が、私はやはり中心にならなければならぬと思うのです。そういう観点からいたしまして、現在までに抑留されている人に対する当委員会の対策はどのように行われていたか。それから今、慰問品とか記念切手の発行といったような問題が出ております。私はそれももちろん大事でございますけれども、実情を十分調査して、もう少し根本的にこの対策を講ずる必……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第9号(1956/03/26、27期、日本社会党)

○三鍋委員 ただいま臼井委員から詳細に御報告になりましたので、私は重複を避ける意味からも、なるべく簡略にいたしたいと思うのでございますが、私、今ここで臼井委員の報告を聞きながら感じたことは、やはり私たちがお迎えして、そのときに私がこの耳でなまで聞いたことをそのままにここで報告することが、今後の引き揚げ問題促進の立場から非常に大事だという考え方を持つのであります。しかしその一番大事な点につきましては、柴田団長がこれは絶対に秘密にしてくれ、このようにおっしゃっておりましたから、私は現在までだれにも口外いたしておりませんでした。ところが、そのお会いした二、三日後に新聞にそれが具体的に報道され、最近ま……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第11号(1956/04/02、27期、日本社会党)

○三鍋委員 外務大臣にお尋ねいたします。日ソ交渉が無期休会の状態になりましたが、それと相前後いたしまして、ハバロフスクの収容所におきまして、生命を賭してでもがんばるという非常な緊迫せる状態になりまして、留守家族の方々の、また国民の非常なあせりと、何とかこれを早く妥結させなければならぬという気分が、全国に横溢しているのが現在の状態であると思います。こういうときには、私たちはじっくりと冷静に考えなければならない。ということは、外務大臣の先ほどの答弁から私推測するのでございますが、この問題は、私たちが、大体こういう結果になるのではないかということを初めから心配しておったのがこうなったことにつきまして……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第17号(1956/08/10、27期、日本社会党)

○三鍋委員 一時帰国者の方々に対する里帰りという表現を用いておられるようですが、私これは考え方が違っていないかと思うのです。里帰りというのは、正常なる状態において正常なる結婚をなされて、そうしてお盆とかあるいはその他の機会に久し振りで両親あるいは親戚、お墓参りその他の問題につきまして故郷をたずねるというのが里帰りの本旨でないかと思う。これを見ますと、今度お帰りの方々は、ひとしくやはり戦争の犠牲者であります。形におきましては、向うの方と結婚されまして、幸福な生活をしておられる人もありましよう。しかし、その結婚された状態というものは、自分の生命をどうして保つかということが大きな一つの力となっておる……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第18号(1956/08/29、27期、日本社会党)

○三鍋委員 参考人の方々には、今度引き揚げられました方々を代表されまして、いろいろとつぶさに実情を御開陳下さったのでありますが、あらためて今度の御帰還を心からお喜び申し上げます。  私、最初に委員長にちょっとお聞きしておきたいのでありますが、前回の委員会におきましても、非常に重要な政府の責任において御答弁願わなければならないと思われる段階に至りますと、大臣も次官も見えていない。そして政府の説明員の方がどのような答弁をしていいかわからないといったような、非常な窮地に陥っていられる事実をまのあたり見まして、こうやって長い間困苦に耐えて、苦労して故国に帰ってこられて、そうして一番責任あるその態度を審……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第19号(1956/10/05、27期、日本社会党)

○三鍋委員 ちょっと関連して。ただいま櫻井委員からの御質問に関連するのでありますが、前回の委員会におきまして、私は帰国者の就職状況の資料の御提出をお願いしておったのでございますが、できておりましょうか。それと関連して御答弁願った方がいいのではないかと思います。
【次の発言】 その前にちょっと。ずいぶんたくさんの方が引き揚げてきておられるのでございますから、その資料を収集することはなかなか困難であることは私は了解するのでございますが、外国の問題と違いまして、国内の問題でありますから、お気の毒な方々の一番心配しておられる問題がどのように解決されているか、未解決の問題はどのように残っておるか、その隘……

第24回国会 建設委員会 第1号(1955/12/23、27期、日本社会党)

○三鍋委員 時間もだいぶ経過いたしましたので簡単に要点だけお聞きしたいと思います。  二十二特別国会、それから二十三臨時国会におきまして、決算委員会において問題となっている北陸電力株式会社神通川第一発電所の貯水地の沿岸の一部が崩壊しておる問題でございますが、これについて河川局長にお尋ねしたいと思います。決算委員会で取り上げられているのは別の観点からでございますけれども、私は建設委員といたしまして、その立場からお尋ねしたいのであります。  その第一点は、直接管理者であるところの県知事から、この問題について建設省にどういう報告がなされておるか、報告がなされておるとすれば、これに対して建設省はどうい……

第24回国会 建設委員会 第3号(1956/02/02、27期、日本社会党)

○三鍋委員 大臣に若干お尋ねしたいと思います。昨年の、たしか十二月の二十三日の朝日新聞だったと思いますが、「同日の広い建設行政のうちで、どこに重点を置くか」という記者の質問に対しましてあなたは言下に、「道路と住宅」このようにお答えになっていられるのであります。その中の住宅問題につきまして量より質である、こういう見出しのもとに、建設省は今年度の公約四十二万戸を仕上げた上に、来年度は四十三万四千戸を作るというが、これまでのやり方では無理ではないかという質問に対して、大臣は、今までのやり方は、その内容をよく検討すると、ずいぶん無理がある、戸数をそろえるために六坪ばかりの公営住宅を建てたり、増改築を一……

第24回国会 建設委員会 第4号(1956/02/08、27期、日本社会党)

○三鍋委員 前回の委員会におきまして、私は、大臣に就任されたときの御心境と、予算の審議過程を通じて、あるいは予算を提出される段階に至りましたそのときの御心境と、その間に何ら変るところがないかどうかということをお尋ねしたのでございますが、これは何も私は皮肉をひそめて申し上げておるのではないのでありまして、政治というものはやはり正直でなければならない。少くとも国民に疑惑を与えるようなものであってはならない。いわゆる民これを信ずとでも申しますか、国民の心から信頼できる政治でなくてはならないと考えたからであります。たとえば昨年の四十二万戸の公約は一体どうなっておるのでありましようか。住宅難にあえでいる……

第24回国会 建設委員会 第5号(1956/02/10、27期、日本社会党)

○三鍋委員 渋谷失業対策部長に関連してお伺いしたいのでございますが、失業者の作業効率を高めるために、失業者に対する指導監督といった立場の、いわゆる地方公務員特別職ですか、技官とかいった名称のもとにこの指導監督に当られる人々、こういう人が設けられてあるのでございますが、それが非常に苦しい立場に賢かれておるということをお聞しておるのでございます。というのは、同じ失業者でありながら指導監督、激励督励するという職務に置かれている、その人がまた計画された事業の遂行のためにある責任を持たせられておる常勤勤務である、しかもその待遇は一般失業者と同等の扱いを受けている。督励して仕事の能率を上げようと努力しよう……

第24回国会 建設委員会 第7号(1956/02/16、27期、日本社会党)

○三鍋委員 大臣がお急ぎのようでございますから、簡単に関連して質問さしていただきます。民間の自力建設は、本年度は二十四万五千戸、明年度は二十五万二千戸、この問題につきましては、私先般御質問申し上げた以上もう質問の余地がない問題であって、いわゆる国民を欺く一つの表現である、こういう工合に申し上げまして深、く触れなかったのでありますが、私は先般も申し上げましたけれども、これは政治家に対する信頼を国民に持たせるという点から考えましても、また自由民主党さんが政権を担当されまして、そして偽わりのない政治を行なっているという、そういう立場からいたされまして、今後この表現に対しましてはやはり正直なところをや……

第24回国会 建設委員会 第8号(1956/02/17、27期、日本社会党)

○三鍋委員 私、きょうはこの公団法を中心といたしまして、大綱に関する質問を大臣にいたしたいと思っておったのでございますが、まだ大臣がお見えになっておりませんから、政務次官から御答弁をお願いしたいと思います。  御承知の通り、道路というものは、人のからだにたとえてみれば血管に相当するものであると私は考えます。人体にくまなく大小の血管の網が張られて、初めてその機能が発揮されて完全なる人間が形成される、このように考えるものでございます。この観点からいきますと、一国の文化の程度というものは、その進展いかんは、その国の道路網の整備いかんによって判断されると言っても過言ではないでしょう。ところがわが国の現……

第24回国会 建設委員会 第9号(1956/02/23、27期、日本社会党)

○三鍋委員 私は前回の委員会におきまして、本二法案の審議を進めていく過程といたしまして、道路行政の大綱につきまして大臣に御質問申し上げようとしたのでございますが、大臣が当日お見えになりませんで、政務次官から御答弁を願つたのでございます。この御答弁は必ずしも私の理解することのできないものでございましたが、きょうはこの二法案を中心といたしまして、審議の過程におきまして大臣の御所見を承わりたいと思います。私がただいまから御質問申し上げるその内容におきまして、途中ほかの委員会の関係で中座した場合もありますから、あるいは重複する点があるかもしれないと思いますが、これはあらかじめ御了承願いたいと思うのでご……

第24回国会 建設委員会 第10号(1956/02/24、27期、日本社会党)

○三鍋委員 各参考人におかれましては非常な貴重な御意見を開陳下さいまして、私たちは非常に参考にすることが多かったことをまず厚くお礼を申し上げます。  私はきのうもこの委員会におきましてこの二法案についての私の所見を、また疑問点をただしたのでございますけれども、私、今問題となっておる有料道路というものは有料道路の観念から全然違っておるという見解を持っておるのでございます。で、あるがゆえに、多くの問題がここに内蔵されておるわけでございます。私の心配いたしましたいろいろの問題点は特に橋本参考人から指摘されておる点でございまして、私たちもひとしく懸念を持っておる問題でございます。  そこで私特に橋本参……

第24回国会 建設委員会 第11号(1956/02/28、27期、日本社会党)

○三鍋委員 私はただいま議題となっております道路整備特別措置法案並びに日本道路公団法案の二法案に対しまして、日本社会党を代表して、修正部分を含めてそれぞれ一括して反対の立場を明らかにせなければならないことを遺憾とするものであります。ただ建設大臣は特に法曹界の御出身でありますので、私がこれから述べることにつきましては、たとい見解の相違がありましょうとも、わが党の反対する意義は単なる反対理由として放置しておけないという政治的道義を強く感じていただけるものと確信するものであります。御承知のように行政にはそれぞれ執行の基本原則があります。これが法に明示してありましょうとあるいはなかろうと、長年公共の福……

第24回国会 建設委員会 第13号(1956/03/05、27期、日本社会党)

○三鍋義三君 ただいま西村委員から提案者に質問をいたしましてこの付帯決議の趣旨が私たちの心配しておる問題ではないということが一応了解できるのでございますけれども、私は法の建前といたしまして、いろいろと付帯決議をつけたり何かするということはみずから作った製作品に何か不安を感じておる、法に対する自信を持っていない、そういう批判を免れないと思うのでございます。かかる意味におきまして私はこの最も適当と認められる計画及び方法という字句に対しまして相当に注意を払わなければならないという考えを持つのでございます。かかる意味におきましてこの付帯決議は必要ない。みずから作った法律に信念を持って、また政府はこれに……

第24回国会 建設委員会 第14号(1956/03/08、27期、日本社会党)

○三鍋委員 私は質問をいたします前に委員長に一つお願いいたしたいのでございますが、こうやって国会は二大政党が対立いたしまして国政に参与することになりまして、国民が非常な期待を持っていたと思うのでございます。ところが国会の審議の過程を見ますと、どうも相当の批判があります。保守党は絶対多数にあぐらをかいているし、社会党は少数だからいくらやったって勝負はきまっている、こういつたところで国会の審議が非常に低調であるという世論が相当に起っていると私思うのです。私たちはやはり国会議員といたしまして、法案の審議に当りましては、少くとも定足数を確保して慎重にやりたいと思うのであります。私の党といたしましては、……

第24回国会 建設委員会 第18号(1956/03/23、27期、日本社会党)

○三鍋委員 ただいま議題になりました地代家賃統制令の一部を改正する法律案の審議を進めるに当りまして、まず最初に住宅局長にお尋ねいたしたいと思います。  その第一点は、この統制令下にあるところの現在の実態というものを、私たちはこの法案を審議していく上において把握しておきたいと思うのでございます。たとえば統制下にある実態が、住宅対策の見地から、また借地借家人という立場から、また地主とか家主という人の立場から一体どういう状態にあるのか、こういう点をこれから審議を進めていく上におきまして私たちに予備知識を与えていただきたい、このように考えるのでございます。

第24回国会 建設委員会 第19号(1956/03/28、27期、日本社会党)

○三鍋委員 官庁営繕法の一部を改正する法律案の条文の説明を簡単に申し上げます。  この法律案は題名の改正並びに改正条文七条、追加条文四条及び附則五項からなっております。  まず題名の改正でありますが、本法案は一団地の官公庁施設及び建設大臣の施工する営繕並びに国家機関の建築物の維持等理等について新たに規定しておりまして、単に官庁営繕に関する事項だけを規定したものではありませんので、官公庁施設の建設等に関する法律と題名を改正したものであります。  次に第一条の改正でありますが、本法案は一団地の官公庁施設及び建設大臣の施工する営繕並びに建築物の維持管理等に関する事項を新たに規定しましたので、これに伴……

第24回国会 建設委員会 第20号(1956/03/30、27期、日本社会党)

○三鍋委員 都市公園と国立公園との関係につきまして、若干お尋ねいたしたいと存じます。第二条第三項の規定によると、国立公園法に基く公園施設などは、都市公園の公園施設から除外されることになっております。都市公園内に国立公園の計画に基く公園施設ができたような場合には、当然にその施設の管理は国立公園の管理者が行うことになると思うのでございますが、従来国立公園の管理は、都道府県知事がこれを委託されてやってる場合が多いので、市町村長の管理する都市公園にそのような施設が設けられた場合には、管理が二分化するように思われるのであります。こういう点から考えまして、せっかくのこの法案が適切を欠くおそれがあると思うの……

第24回国会 建設委員会 第21号(1956/04/04、27期、日本社会党)

○三鍋委員 本法案は多年地方民が、そしてまた地方公共団体が、早く提案され、それが成立されることを熱望しておったのでございますが、このたび政府提案によりましてこれが日の目を見ようとする段階に至りましたことは、同僚委員諸君とともに心から喜びにたえないのでございます。しかしこの内容を検討してみますと、必ずしても私たちの期待に沿うものではございません。しかしそれが出たということは、私たちの期待に大へんに沿うものでありまして、これは足らないところは漸次また改正して、よりりっぱなものにしなければならぬという考えを持っております。つきまして若干この内容について御質問を申し上げたいと存じます。  まず第十八条……

第24回国会 建設委員会 第22号(1956/04/06、27期、日本社会党)

○三鍋委員 この海岸法案は、多年地元民あるいは各地方議会におきまして、海岸保全の立場から早くその提案と成立を要望しておったのでございますが、このたび提案されまして慎重審議されたわけでございますが、本日これが成案を得ようとしておりますことは、同僚各委員とともに心から喜びにたえない次第であります。  法案の内容を見ますと、予算処置におきまして、あるいは所管の機構その他につきまして、なお幾多の不十分な点があるのでございますけれども、何分大へんいろいろの所管関係でむずかしい問題でありますので、一ぺんにりっぱなものを期待することはできないということも私たちは理解しておるのでございます。この法案によりまし……

第24回国会 建設委員会 第23号(1956/04/11、27期、日本社会党)

○三鍋委員 ただいま御提案になりました土地収用法の一部を改正する法律案につきまして、若干の質問をいたしたいと思います。  まず現行法についてでありますが、現行法は御承知のように昭和二十六年六月九日に成立を見たのでありますが、これは比較的おくれて提案された法律であるため、というよりも、民主主義がどっちかというとあらゆる方面から漸次制約を受け始めたころに提案されたものでありますがために、その目的にいうところの「公共の利益の増進と私有財産との調整を図り、」云々とある、この調整をはかる点がむしろ非民主的になっておる。つまり権利者や関係人の権利保護の規定が無視されているのではないかと思われる点が非常に多……

第24回国会 建設委員会 第25号(1956/04/20、27期、日本社会党)

○三鍋委員 本改正案は提案の理由の説明にもありますように、特に建設工事の請負契約に関する紛争については、建設業審議会のあっせん方法のみをもってしてはどうも限度があって、従って紛争の未解決または制限等の事態を生じて、このために当事者が相当な損害をこうむり、あるいは工事が遅延して公共の福祉に支障を及ぼすような一例が非常に多い。ここにおいて新たに紛争処理の機関といたしまして、審査会を設けるということになっているのでありますが、法案を調べてみますと、改正案のねらいというものは大体妥当であると考えるのであります。しかし二、三点の質問をいたしたいと思うのであります。  まず最初にお聞きしたいのは、漸次紛争……

第24回国会 建設委員会 第27号(1956/04/25、27期、日本社会党)

○三鍋委員 ただいま山田部長から大体八重洲口広場計画に関するところの概要の御説明を願ったのでございますが、若干これに付随いたしまして質問したいと思います。私の質問に対しましては関係の方々は簡単明確に御答弁をお願いしたいと思います。他に質問者も相当おられると思いますから、時間の節約上これを前もってお願いしたいと思います。  まずただいまの概要の御説明では、大事な核心に触れられていないといった感じを私はまず持つのでございます。そこで一つお聞きしたいのは、鍛冶橋と呉服橋の間の公有水面の埋め立てですね、これは東京都と国鉄とはどういう目的で、どういう契約でこの埋め立てをなされたか、これを一つ明確に御答弁……

第24回国会 建設委員会 第29号(1956/05/02、27期、日本社会党)

○三鍋委員 副総裁にお尋ねいたしますが、これは先般私が質問いたしましたのを繰り返すようなことにもなるのでありますが、あなたは現在の八重洲口のあの駅が、旅客その他に十分サービスができているとお考えかどうか、これをはっきりお答え願いたい。と申しますのは、八重洲口広場の問題が昭和二十九年の四月二十七日に当委員会でやはり問題になりまして、検討されたのであります。そのとき私の質問に対して、当時澁江計画局長がこういう答弁をしているのです。一階が駅に使われる、二階以上が駅以外の用途に使われることになっているというように、建物全体の性格をこのように説明しておられるのであります。一階を駅の用途に使う、こう言うて……

第24回国会 建設委員会 第35号(1956/07/25、27期、日本社会党)

○三鍋委員 ちょっと関連して。ただいま山下委員から関門隧道完成に伴う労務者の身分についての希望と御意見が述べられたのでありますが、私この問題はやはり当局において十分お考え願いたいと思うのであります。というのは、一生懸命に仕事に従事して、そうしてその能率を上げていけばいくほど自分の生命がだんだん細まってくるといったようなそういう状態に置くということは、やはり今後仕事をする上においても、ほんとうに熱意を持って能率的に一生懸命努力するという気持が薄らぐのではないかと思うのです。こういう長い間従事いたしまして、そうして経験を積んで、ますます技術的その他においても成長していく者は、何とか次の段階において……

第24回国会 建設委員会 第36号(1956/08/27、27期、日本社会党)

○三鍋委員 大体各委員からこの災害対策に対する御質問が尽されたと思うのでありますが、私最後に大臣にお尋ねしてみたいのは、毎年起る災害、そして毎回開かれる当建設委員会、その委員会で審議される内容をずっと聞いておりますと、ほとんど同じことを一つのワク内において論議されているといった感じを強く持つのであります。小さいコップの中の水をかき回しているような感じを受けまして、何か頼りない、希望のない、一体こういうことをおざなりにやっておって、ほんとうに国民のための災害対策というものをまじめに取り上げているのかどうかということを、審議している委員各位もそこに大きな疑問を持っていると私は推測するのであります。……

第24回国会 建設委員会 第37号(1956/09/19、27期、日本社会党)

○三鍋委員 私は去る七月十七日より二十二日に至る六日間、議長の承認を得まして宮城、岩手、秋田、山形、新潟の各県における建設事業を視察して参りました。これを詳細に御報告したいと思うのでありますけれども、相当長時間を要しますので、報告にかわる書類を提出いたしまして、これに対する政府の御所見、御答弁をお願いしたい、このように考えるのでございますが、委員長におかれまして御諮り願いたいと思います。
【次の発言】 私たちが、いや国民が常に心配しております台風期における災害でございますが、九号台風が通過いたしまして相当に荒らされ、やれやれと思うつかの間に再び十二号台風によって大きな災害をこうむったわけであり……

第24回国会 建設委員会 第38号(1956/09/20、27期、日本社会党)

○三鍋委員 それならば、先ほどの名古屋―神戸間の道路は、東京―神戸間と性格を一にしたものでなくっては困る、こう思いますが、それに対する答弁を願います。
【次の発言】 大臣に対する御質問は、大体昨日で私終ったのでありますが、なお二、三点お尋ねしたいと思います。その一点は、魚津市の災害に対しまして、罹災都市借地借家臨時処理法の適用でありますが、閣議決定をなされたのかどうか、いつ政令として発令される手続になっておるか、これをお尋ねいたします。
【次の発言】 いつごろ発令されますか。
【次の発言】 大体の日取りをお聞きしたいと思っておるのでございますが、御承知の通り、非常に借地権の問題におきまして新潟……

第24回国会 建設委員会 第39号(1956/10/30、27期、日本社会党)

○三鍋委員 大臣が午前中御出席がないというので、局長さんに若干お尋ねしたいと思います。まず最初に河川局長さんにお尋ねしたいのでありますが、この三十二年度の大臣の説明要旨によりますと、海岸保全事業の促進には特に力を入れていきたいということをおっしゃっておるのでありますが、海岸法が制定されまして、その後着々と事業は進められておると思うのでありますが、問題は保全区域の設定と各省所管責任分担の問題であると思うのであります。この点につきましてどういう問題が残されているか、これをどのように具体的に解決して促進をはかろうとしておいでになるか、これをお聞きしたいと思います。

第24回国会 地方行政委員会 第14号(1956/02/27、27期、日本社会党)

○三鍋委員 一昨日国会周辺にかもし出された雰囲気というものは、国民が見ましても、また直接政治に携わる私たちがその場面に遭遇いたしました感じから見ましても、非常に好ましくないというよりも憂慮すべき状態であったと私は考えるのでございます。御承知の通りあの警察法が改正されましたのはたしか一昨年の問題のあった国会末期であったと思いますが、それもどうも割り切れない状態において通過したのでございますが、私たちがあの当時反対いたしましたのは警察権が国の権力に掌握された場合に予想される問題でございます。過去におけるいろいろな歴史的な事例から考えまして、将来再びああいうことになったならばどうなるかということを心……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 建設委員会 第2号(1956/11/27、27期、日本社会党)

○三鍋委員 本日はお忙しいところ総裁に来ていただきまして、私たちはいろいろと気になっている点あるいは疑義に思う点をただしたい、このように思いまして来ていただいたわけでございますが、どうも最初に総裁が事業計画なりその他の進捗状況あるいは来年度の計画なりをさっと御説明願ったのでありますが、少し親切味が足りなかったんでないか。私はしろうとでございますから、ああいう工合にさっとやられては何が何だからょっとつかみにくい点があるのです。ですから先ほど中島委員も言われておりましたが、もう少し私たちにわかるように、道路行政は非常な国の大きな施策でございますから、そういう点もう少し十分理解することのできるように……

第25回国会 建設委員会 第3号(1956/12/04、27期、日本社会党)

○三鍋委員 住宅問題に関連いたしまして、住宅公団を新設してこの対策を進めていくという政府の熱意そのものに対しましては、私たちは心から賛意を表しておったのでございますが、今楯委員から御質問になったような問題は、すでにその住宅対策あるいは公団問題の審議の過程におきまして、与党の委員からも私自体からも本会議、委員会等におきまして政府にこの問題の誤解を招くおそれのある点を追及しておったのでございますが、一般の国民は、四十二万戸建設するというたら四十二万戸が建てられて、そうしてその年度内に入られるものである、これはだれが聞いたって常識的な判断であると思うのであります。ところが実際やってみると三十年度はあ……

第25回国会 建設委員会 第5号(1956/12/11、27期、日本社会党)

○三鍋委員 私はただいまから行政機関職員定員法第二条第一項の建設省職員の定数に関しまして建設大臣及び関係当局に質問をいたしたいと思います。  敗戦によりまして、国土が四つの島に閉じ込められ、しかも九千万の人口を擁するわが国にあって、国土の開発、風水害の防止、その復旧などの建設工事は、すべての産業の興隆に直接大きい関係を持っておりますことは、今さら言を要しない点であります。特に例年台風によりまして引き起されている災害によって甚大なる被害を国民生活に与えていることは、まことに遺憾とするところであります。ここにおきまして、建設工事の促進は、国民のひとしく熱望するところでありまして、工事の遂行は、抜本……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 建設委員会 第5号(1957/03/01、27期、日本社会党)

○三鍋委員 各委員からそれぞれの御質疑があったわけでありまして、なおこの法案に対しましてはいろいろと質疑がございますが、時間もお昼を過ぎましたので、これを継続して次会に検討させていただきたい。なおこの法案に関しまして所管の農林、運輸両大臣にも次会に御出席願えるような手配をお願いしたい、このように思います。どうか委員長にお取り計らいをお願いいたします。

第26回国会 建設委員会 第7号(1957/03/14、27期、日本社会党)

○三鍋委員 日本住宅公団法につきましては、当委員会におきまして各委員よりそれぞれの見地から詳細なる御質疑があったのでありますが、私は本日大臣にこの法案の改正案を含めて、住宅政策に対するところの御所見をお承わりしたいと考えるのであります。  この住宅公団法は三十年の七月六日に成立したのでありますが、当時この公団法を含めまして住宅対策については非常に議論がかわされたのであります。当時自由党に所属しておられたところの当委員の中からも、相当強いこれに対する所見が述べられたのであります。これが決議されましたあとで附帯決議が瀬戸山委員から発議になりまして付されておるのであります。その第一項によりますと、「……

第26回国会 建設委員会 第8号(1957/03/15、27期、日本社会党)

○三鍋委員 議事進行について、ただいま徳田さんから補足説明をしていただいたのでありますが、やはり公平を期する意味において会社側の小坂さんですか、もしあったらでいいのですが十分程度で補足説明をしていただいたらどうでしょう。
【次の発言】 いいです。

第26回国会 建設委員会 第9号(1957/03/20、27期、日本社会党)

○三鍋委員 ただいま議題となっております日本住宅公団法の一部を改正する法律案につきまして、簡単に日本社会党の所信を明らかにしつつ、賛成の趣旨を述べたいと思います。  本改正案が施行いたされますと、その影響するところが少くないと思われますので、わが党といたしましては、審議の過程におきましていろいろと危惧を持つ点につきまして質疑を行なったのでありますが、当局からは必ずしも明快なる答弁を得られなかったことを遺憾とするものであります。しかしながら不十分とはいえ、住宅建設の急務なる点にかんがみまして、本改正案によって住宅及び宅地の造成が促進されることを期待しつつ、一つ公団の造成する宅地はますます大規模な……

第26回国会 建設委員会 第10号(1957/03/22、27期、日本社会党)

○三鍋委員 総裁にお尋ねいたしますが、先ほどから二階堂委員からも非常に現実に当面した問題を中心としていろいろと当局のお考えをただしておられたのでございますが、やはりこの改正案の趣旨から考えまして、いかに迅速にこの事務を運ぶかということが中心でありますから、地方議会において保証した場合、その決定権もこれに委託するということができれば非常にけっこうだと思うのであります。またこの改正案の趣旨徹定の上からも大へん適切な処置ではないかと思うのであります。もちろん総裁はその責任者として非常に慎重な態度をとられることは、これまた当然でありますし、私たちの望むところでありますけれども、どうも、早く貸付を決定し……

第26回国会 建設委員会 第11号(1957/03/26、27期、日本社会党)

○三鍋委員 本案に対しまして附帯決議を付したいと思います。案文はお手元に配付してございますが、念のために読み上げます。     附帯決議(案)   政府は、本法制定の主旨に鑑み、住宅金融公庫の新規事業実施に際しては、特に左の点について遺憾なきを期すべきである。  一、災害復興住宅に対する貸付については、業務の迅速なる処理によりその目的達成に遺憾なからしめるとともに、特に地方公共団体が公庫よりの借入金について保証を行う場合には、貸付の決定を特に迅速ならしめるよう格別の配慮をすること。  二、中高層耐火建築物に対する貸付については、住宅部分以外に対しても貸付を行う点に鑑み、店舗、事務所等の部分につ……

第26回国会 建設委員会 第17号(1957/04/12、27期、日本社会党)

○三鍋委員 ただいま議題になりました建築基準法の一部を改正する法律案につきまして若干の質問をいたしたいと思います。本改正案によりますと、今まで道路内にまたは道路に突き出して建築することは原則として禁止されておった建築物、それが若干緩和されまして、公共用歩廊及び新たに政令で定める建築物で安全上、防火上もしくは衛生上他の建築物の利便を妨げ、その他周囲の環境を害するおそれがないと認められたものについては、特定行政庁があらかじめ建築審査会の同意を得て許可した場合に限ってこの規定から除外していこう、こういうことが第一点であると思うのでありますが、たとえば道路の上空を使用する場合、この取扱いに関するところ……

第26回国会 建設委員会 第18号(1957/04/24、27期、日本社会党)

○三鍋委員 ただいま御提案になりました駐車場法案につきまして、若干の質問をいたしたいと思います。  この法案は道路交通の円滑化をはかって公衆の利便に資するとともに、都市の機能の維持及び増進に寄与するというのがその目的になっておるのでありますが、私たちといたしましてはむしろこの提案がおそきに失しているのではないかとさえ思うほど適切なる御提案だ、このように考えるのであります。  そこでこの内容につきまして若干お尋ねしたいのでありますが、まず第一点といたしまして、第三条の二項、三項、この点につきましてどういう趣旨でこの項目を設けられたのであるか、御説明を願いたいのであります。建設大臣が都市計画法にの……

第26回国会 建設委員会 第19号(1957/04/25、27期、日本社会党)

○三鍋委員 一点お尋ねしたいと思います。この法案によりますと、高架のものの新設が相当予想されるのでありますが、その下を利用いたしまして「事務所、倉庫、店舗その他政令で定める施設」このように言っているのでありますが、私はガード下と違いまして、この高架の下というものは、大いに利用価値が高いものがあると思うのであります。そうであるのに住宅が取り上げられていないのは、どういう観点からでありましょうか。政府の大きな施策であるところの住宅問題なんかを、ここへ大いに取り入れられて、積極的にその建設に利用さるべきである、このように考えるのでありますが、住宅を特にここに取り上げてないのはどういうわけか、これを伺……

第26回国会 建設委員会 第21号(1957/05/08、27期、日本社会党)

○三鍋委員 過日私が当委員会におきまして質疑を若干保留しておりましたのは、この付帯施設に関する業務の取扱い方針についてであります。これに対しましてただいま資料をちょうだいしたのでありますが、ざっと目を通してみますと、私たちが非常に懸念しておりました施設の問題、これに対するいろいろの規制というものが書かれておるのであります。これによりますと大体私たちが心配して、将来何か問題が残るのではないかと思われる点を取り上げて規制しておられるのを見まして大体において満足しておるのでありますが、なお若干これに対して質問をいたしたいと思います。  この管理基準のところでありますが、「休憩所、給油所等は、原則とし……

第26回国会 建設委員会 第25号(1957/07/09、27期、日本社会党)

○三鍋委員 去る六月十二日より七日間にわたり衆議院規則第五十五条により議長の承認を得まして福岡、大分、宮崎、鹿児島の各県における建設省関係公共事業を調査して参ったのでありますが、これをすべて御報告申し上げることは相当長時間を要しますので、所見の二・三を申し述べ、他は文書として提出いたしたものを速記録に掲載して、それによって報告にかえるよう委員長において適当な御処置を願いたいと存じます。
【次の発言】 それではお許しを得まして所見のみを申し上げます。  第一には、一号国道十号線中、宮崎県高岡町去川―同県高城町四家間の改修案についてであります。同区間約六・五キロの間におきましては、道路の屈曲、勾配……

第26回国会 建設委員会 第26号(1957/07/31、27期、日本社会党)

○三鍋委員 今度の九州における災害の状況を、ただいま詳細にお聞きし、またその対策に対する政府の処置、こういつた点につきましても大体お聞きしたのでありますが、私がここで考えさせられるのは、こういったことをいつも繰り返している、宿命的な日本の問題とでもいいますか。しかし私はこういう毎年同じことが予想され、そして繰り返されているということについて、やはりこの際もう少し真剣に考えてみる必要があるのじゃないか、こう思うのであります。今度の災害は非常に降雨最の局地における大きな量というものがその原因になっているようでございますけれども、ただそれだけか。もう少し私たちが事前になすべきこと、当然なさなければな……

第26回国会 建設委員会 第27号(1957/08/09、27期、日本社会党)

○三鍋委員 衆議院を代表しまして、去る八月一日から一週間、薩摩委員長を団長といたしまして、中村寅太君、中馬辰猪君、山田長司君及び私の五人をもちまして、佐賀、長崎、熊本、鹿児島の各県の水害地を慰問調査して参りました。この機会に、皆様のお許しを得て、ごく簡単にその概要を御報告申し上げたいと存じます。  九州地方水害調査慰問団は、八月一日午前東京を立ち、福岡を経て佐賀に至り、佐賀県庁において、今回の水害の被害状況、災害対策等の説明を聴取した後、鹿島、北方、伊万里等、県内災害現地を視察いたしました。続いて長崎県に入りまして、今回の水害の最もはなはだしかった諫早市、大村市一帯を初めとし、愛野町、千々石町……

第26回国会 建設委員会 第28号(1957/09/09、27期、日本社会党)

○三鍋委員 本日当委員会が開催される前に、杉並区の高円寺及び馬橋地区の住民代表の方から、区画整理に関するところの反対の陳情をお受けしたのであります。この地区におけるところの区画整理事業に対しましては前々からいろいろ問題がありまして、新聞紙上においてもいろいろと報道されておったのでありますが、昨年の十一月二十日に同地区の居住者であるところの高橋食料品店が強制執行をされるといったような状態を中心といたしまして、非常に緊迫した状態にまで進展していったのであります。その当時衆議院におきましても陳情を受けましたので、当時の徳安建設委員長を初めといたしまして、現委員長の薩摩雄次氏その他六名ばかりが現地調査……

第26回国会 建設委員会 第29号(1957/10/09、27期、日本社会党)

○三鍋委員 先ほど新潟市の地盤沈下の陳情を承わりまして非常に驚いておるのであります。と申しますのは、この問題は今に始まったことではなく、相当な長い期間においてこういう変化が起きている、これに対して当局の対策がどのようになされていたかということに対する疑問が若干あるわけであります。最近急にこの世論がほうはいとして起ってきたのは、最近における沈下の急速なる状態に対する不安からだと思うのであります。御承知の通りこの海岸の侵食の状況を見ますと、だいぶん古い話でありますが、明治二十年ころから見ると三百五十六メートルも侵食してきているのであります。これは何も新潟市及びその周辺だけの問題でありませんで、日本……

第26回国会 商工委員会 第43号(1957/05/28、27期、日本社会党)

○三鍋委員 ただいま松岡委員より電気料金値上げに対するところの不当性、またいろいろの問題点を詳細に数字をもって御説明になり、政府当局の再考を促されたわけでありますが、私はもう少しよってもって来たる原因というものについて、いわゆる根本対策について大臣の所見を承わりたいと思うのであります。  このたびの東北、北陸電力会社が値上げを要求いたして参りました理由といたしまして、先ほどもお話があったのでありますけれども、非常に需用が激増した、電解、電炉工業の操業度というものが二十六年度におきましては四〇%から四五%であったものが、今年度現在におきまして約八〇%にも上昇している、こういう観点からいたしまして……


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 建設委員会 第1号(1957/11/07、27期、日本社会党)

○三鍋委員 住宅公団の入居者の切実なる叫びを中心といたしまして、本委員会におきまして、住宅政策の根本問題及び今直説問題になっておるところの入居者の家賃にからむところのいろいろな訴えに対しまして、一点から当委員会では慎重審議を重ねられたのであります。特に、直接入居者の家質と公租公課の問題に関しましては、相当に紛糾するような事態も予想れましたので、当委員会での島土善五朗氏などば、実に日夜を分たずこの間に入りまして、何とか紛争を解決したいといったような気持で努力されておったことは、この委員会の審議の過程を通じましても、各委員のよく了解するところであります。お聞きするところによりますと、先月の三十一日……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 建設委員会 第1号(1958/01/29、27期、日本社会党)

○三鍋委員 閉会中行いました名古屋―神戸間高速自動車国道の調査について御報告申し上げます。  調査は昨年十一月二十六日より五日間、本員のほか四名の委員によりまして、愛知、岐阜、滋賀、京都、大阪、兵庫の各府県にわたって行いました。  御承知の通り、本事業は愛知県小牧市から大阪府吹田市までが国土開発縦貫自動車道建設法によって中央自動車道とし、また吹田市から兵庫県西宮市までが高速自動車国道法によって吹田神戸線として建設されるものでありまして、その延長は前者の区間が約百七十・七キロ、後者の区間が十五・四キロであります。その事業費は、前者が六百五十二億円、後者が百四十一億円、計七百九十三億円を要する見込……

第28回国会 建設委員会 第3号(1958/02/11、27期、日本社会党)

○三鍋委員 大臣及び所管の局長その他に若干の質問をいたしたいと思います。前回の委員会におきまして、昭和三十三年度の建設省関係予算の概要の説明と、その建設行政の構想について御説明を受けたのでございますが、この予算かでき上るまでに大臣が実に精力的に熱情をもって努力された跡を見まして、心からその努力に感謝申し上げるのでありますが、大臣は、このでき上った予算を見られまして満足しておられるのか、不満足なのか、大体この辺のところでやむを得ないのだ、こういったような観点に立っておられるのか、これをまずお聞きしたいのであります。その御質問申し上げるわけは、私は建設行政の立場から、どうも行き当り、ばったりであっ……

第28回国会 建設委員会 第4号(1958/02/14、27期、日本社会党)

○三鍋委員 議事進行。中島委員の質問はなお継続の予定でございますが、時間の関係上ここが一度休憩しまして、午後続行されるようにお取り計らい願いたいと思います。

第28回国会 建設委員会 第5号(1958/02/18、27期、日本社会党)

○三鍋委員 ただいま御提案になりました水防法の一部改正の法律案に対する質疑を若干いたしたいと思います。この法案の改正の要点というものは、市町村の水防責任をはっきりと打ち出したことと、水防事務組合の設置によりまして、水防組織をできるだけ強化する、こういった観点から、具体的問題といたしましては、水害予防組合から水防事務組合へ移行していくという形をとられておるようであります。  そこで河川局長にまずお尋ねいたしたいのは、私たちはっきりとわからないのでありますが、現在の水防管理団体の実態と、それがどのような活動を今までしてきたか、つまり今度これを改正しなければならない状態になってきた、その必要性の生じ……

第28回国会 建設委員会 第6号(1958/02/19、27期、日本社会党)

○三鍋委員 私は本日、主として住宅施策に対しまして大臣に御質問申し上げたいと思うのでありますが、その前に道路関係につきまして、一、二点、この際御質問申し上げたいと思います。  その第一点は日本道路公団法によるところの有料道路と、それから普通道路との関係についてであります。有料道路は御承知の通り、何年か後において建設費その他の諸費をベイした場合、これを無料公開にする、こういうことになっておるのでありますが、その無料公開をするまでの期間におきまして、有料道路にどうしても自然と重みがかかってきて、一般の普通道路の補修とか、その他の整備がおろそかになるのではないか。それが利用する者の立場からいうとます……

第28回国会 建設委員会 第7号(1958/02/21、27期、日本社会党)

○三鍋委員 私は日本社会党を代表いたしまして、先日来本委員会において審議されて参りましたところの水防法の一部改正案に対しまして、賛成の討論をいたしたいと思います。  本法は、第五国会におきまして制定され、さらに第二十二国会において一部改正が行われ、水防活動の強化がはかられてきたのでありますが、このたび水防事務の公共性にかんがみまして、その一般的責任は市町村にあることを明らかにするとともに、水防事務の特殊性に基き、水害予防組合の区域について水防事務組合が設けられる場合の特別処置並びに水防事務組合の議会の議員の選挙及び経費の分賦についての基準を定める等、所要の改正を行い、水防管理団体を実情に即する……

第28回国会 建設委員会 第8号(1958/02/27、27期、日本社会党)

○三鍋委員 過日の委員会におきまして道路関係施策の御質問を申し上げた折、道路局長に、関門国道の料金算定の基礎資料をお願いしてあったのでありますが、これはいつ出していただけるものでしょうか。できたら明日でも御提出願いたいと思いますが……。

第28回国会 建設委員会 第9号(1958/02/28、27期、日本社会党)

○三鍋委員 ただいま中島委員そして久野委員から、道路三法に対するところの質疑、それに開通いたしまして有料道路の問題、具体的には関門国道の料金の問題に触れられたのでありますが、御承知の通り三月の九日に、この世紀の大事業の関門トンネルが竣工するのであります。これは国をあてげの慶事でありまして、私もぜひ参加いたしまして、国民とともにその喜びを分ちたいと、こう考えているのでありますが、ここで心から国民とともに喜ぶというこの気持を、ほんとうに味わうためには、また味わっていただくためには、やはりそこにみなが心から喜びを分つという条件が整っておらぬと、これはほんとうに万歳と言えないのではないか、こう思うので……

第28回国会 建設委員会 第10号(1958/03/04、27期、日本社会党)

○三鍋委員 定員外公務員、すなわち常勤労務者または常勤的非常勤労務者、こういう実にわけのわからない名称がいつの間にかついているのでありますが、これらの方々の定員化に関する問題は、当委員会におきまして与野党を問わず一致したところの一つの結論が出ておったように思うのであります。また大臣も、この問題につきましては非常に御熱心でありましで、就任なされて早々からこの問題に真剣に取り組んでいただいておったと思うのであります。大臣の発言の中にもその強い御意思が現われておったと思うのであります。つまりこれは公務員制度の全面的構想がまとまらない、こういった理由で、さらに遷延するということは許されない問題である、……

第28回国会 建設委員会 第12号(1958/03/11、27期、日本社会党)

○三鍋委員 本法案につきましては、過日農林委員会との連合審査によりまして相当の審議が進められたわけでございますが、本日は建設委員の立場から、主としてその関係について御質問申し上げたいと思うのであります。御承知の通り本法案の制定というものは、多年にわたるところのそれぞれ地元民の強い要望でありましたのが、昨年のあの九州の大災害をきっかけといたしまして非常な強い要望となりまして、日本社会党といたしましても、党独自の案を出してこの要望にこたえたいと考えたのでございますけれども、いろいろな関係で、臨時国会に提案された社会党の案はそのままたなざらしとなってしまったのでありますが、このたび再び出しまして、政……

第28回国会 建設委員会 第13号(1958/03/13、27期、日本社会党)

○三鍋委員 この際、私は日本社会党を代表いたしまして、道路整備緊急措置法案に対し、修正の動議を提出いたすものであります。案文はお手元に配付してあることと存じますが、一応朗読いたします。    道路整備緊急措置法案に対する修正案   道路整備緊急措置法案の一部を次のように修正する。   第五条第一項中「昭和三十三年度」を「昭和三十三年度以降五箇年間」に改め、同条第二項を削る。  次に本修正案を提出いたしました理由を申し上げたいと思います。  このたび提出されました昭和三十三年度を初年度とする道路整備五カ年計画は、その規模において七千百億円を五カ年間に要するものであり、これに地方公共団体の単独事業……

第28回国会 建設委員会 第14号(1958/03/14、27期、日本社会党)

○三鍋委員 三十三年度の政府の住宅政策に対しましては、過日の委員会において大体の御質問を申し上げたのでございますが、政府の答弁によっても必ずしも私たちは満足するものではなかったのであります。そこできょうは、ただいま議題になったところの公営住宅建設三カ年計画、この問題を取り上げて若干御質問を申し上げることによって、この住宅政策というものに対する政府の考え方、今後の事業の進め方、こういったものに対して十分なる御配慮と御考慮をお願いしたい、このように考えるものであります。  まず最初に大臣にお尋ねしたいのでありますが、新聞の記事によると、この三カ年計画の案が、二月四日の午後二時に虎ノ門の共済会館で協……

第28回国会 建設委員会 第15号(1958/03/18、27期、日本社会党)

○三鍋委員 私は日本社会党を代表いたしまして、公営住宅三カ年計画案に対するところの賛成の討論をなさんとするものであります。  率直に申し上げて、本計画案に対しましては必ずしも満足するものではないのであります。その理由は、過去二期における計画の実績によりましても明らかでありますように、審議会のごく控え目の答申に対してさえ、これが十分に尊重されていないからであります。すなわち第一期の計画に対しましては六九%にすぎず、第二期計画に対しましては九二%という実績でありまして、そのうち第二期計画におきましては一種の犠牲においてかろうじて面目を保っているという結果になっているからであります。今度の第三期計画……

第28回国会 建設委員会 第18号(1958/03/27、27期、日本社会党)

○三鍋委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました地すべり等防止法案につきまして、修正案並びに修正部分を除く原案に賛成の討論をいたしたいと思います。  本法案は、前第二十七国会におきまして日本社会党が提出し、今国会におきまして本案と並行審議となりました地すべり等による災害の防止に関する法律案が政府を刺激して、提出の運びとなったものであります。しかしながら、先ほど修正動議を提出いたしましたように、内容の一部に政府と意見を異にする点がありますので、この際、この点を明らかにいたしておきたいと思います。  その第一点は、関連事業計画について、家屋等の移転の勧告及びこれに伴う助成規定……

第28回国会 建設委員会 第20号(1958/04/01、27期、日本社会党)

○三鍋委員 関連質問。これはあとで大臣にお尋ねしたいと思っておったのですが、建築基準法の三十一条の現規定の「汚物処理の設備を有する下水道を利用することができる区域内」、これが今度は改正法案によりまして、下水道法第二条第七号に規定する処理区域ということになりまして、必然的に、この場合にくみ取り式のものはやっていけないというふうに規定されておるわけなんですが、ここに一つ私は大きな問題があると思うのです。相当の費用がこの設備のためにかかると思うのでありますが、五大市なんかでは二千円から五千円程度の補助をしておるようであります。また建設資金の貸付も行なっておるようでありますが、それをもってしては私はこ……

第28回国会 建設委員会 第21号(1958/04/08、27期、日本社会党)

○三鍋委員 前回の委員会におきまして、地方行政委員会との関係上、途中で質疑を保留しましたために、残余の質疑を若干いたしたいと思います。主として条文について御質疑を申し上げておったのでありますが、その継続をさせていただきたいと思います。  第十条に「土地の所有者、使用者又は占有者」とありますが、使用者と占有者をどのようにして区別してこの文字を使ってあるのか、この御説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 そこで、第十一条に「排水に関する受忍義務」というのがうたってあるわけでございますが、これによりますと、「他人の土地又は排水設備を使用しなければ下水を公共下水道に流入させることが困難であるとき……

第28回国会 建設委員会 第22号(1958/04/09、27期、日本社会党)

○三鍋委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました、前田榮之助君より提出されております修正案並びにその修正部分を除く原案に賛成の討論を行わんとするものであります。  下水道は、都市における浸水の防止、生活環境の改善、公共水の汚濁防止等に重大な関係を有するものでありまして、これが急速なる整備改善を行うことは、都市の健全な発達と公衆衛生の向上のために欠くことのできないものでありますことは、もはや論を待たないところであります。現行下水道法は、古く明治三十三年に制定されたものでありまして、これを全面的に改正して近代部市の発展に即応させようとする本法律案に対しましては、原則的に賛成す……

第28回国会 建設委員会 第25号(1958/04/18、27期、日本社会党)

○三鍋委員 関連してちょっと。この新市街地開発区域の農地問題は、私たちはやはり非常に重要な問題であると思っておるのですが、こういった計画がなされようとする場合、過去において多くある事例でございますけれども、大体これが区域に指定されて、新市街地が開発され、建設されるという予想のもとに、農地あるいはその他の土地を広範に買収いたしまして、これを高く売りつけるといったブローカーといいますか、悪い思想の手がまま具体的な問題として現われておるのであります。仄聞するところによりますと、相模原の地域におきましても、すでにそういう事実があるということを聞いておるのですが、こういうことによって非常に地価が暴騰いた……


三鍋義三[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
26期-|27期|-28期-29期

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各種会議発言一覧(衆議院27期)

三鍋義三[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
26期-|27期|-28期-29期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 建設委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1955/07/21、27期、日本社会党(左))

○三鍋委員 昨日も同僚委員から質問があったと思うのですが、気温、湿度それから積雪量の関係でございます。自動車道が凍った場合に、これに対する処置が全然ない。これは技術的なことですが、東北、北海道関係の積雪地帯で、かりに除雪されたとしても路面が凍った場合に、東京においてもわれわれが体験しておりますように、速度二、三十キロでも盛んに事故を出しているのですが、百キロ以上の速度をその建前としているこの計画に対しまして、こういう面はどのように解決されるのか。そういう心配はないのか、御答弁願いたい。
【次の発言】 そういうことはいろいろ科学的に考えて心配がないということをお聞きしまして、安心するのでございま……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 文教委員会公聴会 第2号(1956/04/09、27期、日本社会党)

○三鍋委員 時間もだいぶ経過いたしましたので、塩沢公述人に対しまして一点だけお尋ねしたいと考えるものでございます。  私は一昨日以来各公述人の方々のそれぞれの立場におけるお考えを慎重に拝聴しておったのでございますけれども、一番私が期待し、そうして注意深くお聞きしなければならないと思うていたのは、いわゆる子供を現在直接教育に預けていられる立場の全国のPTAの代表者の方々の御意見、それを一番期待し、そうして慎重に参考にせなければならない、このように考えておったものでございます。先ほど来父兄の声としてるるお述べになりましたのを聞いておりますると、私たちのひとしく心配をし、憂えておりました点を余すとこ……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 建設委員会地方行政委員会連合審査会 第2号(1958/04/04、27期、日本社会党)

○三鍋委員 若干の質問をいたしたいと思います。主として条文について御質疑申し上げたいと思うのでありますが、なるべく過去の委員会における質問と重複しないようにしてお尋ねしたいと思います。  第二条の第一号、下水の定義といたしまして、「生活若しくは事業(耕作の事業を除く。)」となっておるのでありますが、この耕作の事業中に家庭菜園が入るのか入らないのか。家庭菜園といっても純然たる家庭菜園もあると思いますし、場合によっては相当な規模の、事業に近いような家庭菜園もある場合があるのではないかと考えますので、これについての御意意見を伺いたいと思います。



三鍋義三[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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