田中幾三郎 衆議院議員
27期国会発言一覧

田中幾三郎[衆]在籍期 : 26期-|27期|-28期-29期
田中幾三郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは田中幾三郎衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院27期)

田中幾三郎[衆]本会議発言(全期間)
26期-|27期|-28期-29期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 衆議院本会議 第37号(1955/07/05、27期、日本社会党(右))

○田中幾三郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のございました憲法調査会法案に関し、提案者並びに総理大臣、外務大臣、防衛庁長官に対し質問をせんとするものでございます。  ただいま、提案者の清瀬君は、日本国憲法を━━━━━━━━と称されました。それは日本の国会並びにわれわれ国会議員に対する重大なる侮辱であると私は信じます。(拍手)また、━━━━━━━━のもとに日本の政治が行われておるという認識を国民に与えたことに対しては、わが国の政治の重大なる失墜であると信ずるのであります。(拍手)まず、私は、提案者の清瀬君に対し、何ゆえに日本国憲法を━━━━━━━━と称したのであるか、この……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 衆議院本会議 第18号(1958/03/20、27期、日本社会党)

○田中幾三郎君 私は日本社会党を代表して、ただいま趣旨説明のございました刑法の一部改正法律案、そのうちで、特にあっせん収賄に関する規定、集合に関する規定について、若干の質問をいたさんとするものであります。  本法案は、ついに、ようやく、今日ここに提案されたのであります。汚職追放は岸内閣の三大スローガンの一つであって、あっせん収賄罪を刑法中に加えるということはその措置として必要であり、岸内閣も、総理も、つとにこれを言明いたしておったにかかわらず、今国会もはや三カ月を経過いたしました今日、ようやくこの法案が提出されましたことは、私は岸総理が果して汚職追放を真に心からやるつもりであるかどうかというこ……

田中幾三郎[衆]本会議発言(全期間)
26期-|27期|-28期-29期

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委員会発言一覧(衆議院27期)

田中幾三郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
26期-|27期|-28期-29期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 法務委員会 第4号(1955/04/01、27期、日本社会党(右))

○田中(幾)委員 ただいまの三田村委員のお説ごもっともであります。いかにも度を越して自殺者を出したということは、本委員会で調査をして証拠に基いて決定したのならそうでありますけれども、法務大臣の御意思のあるところもよくわかるのであります。これは決議の前文でありますし、この字句については三田村委員の御発言通り、委員長におまかせいたしたいと存じます。

第22回国会 法務委員会 第6号(1955/05/09、27期、日本社会党(右))

○田中(幾)委員 私は、午前中の古屋、志賀両委員の質問に関連いたしまして、一点お伺いしたいと思います。この委員会に報告された人権侵害並びに人権侵害類似の報告事件は多々あるのでありまして、このほかにも全国を通じて多数あるであろうと考えるのでありますし、また本日ただいまも、なおこれらの行為が行われておるのではないかと深く憂うるものでございます。  そこで、古屋委員の午前中の質問に対しまして大麻国務相は、非常に申しわけない、関係当事者に対しても、国民に対しても、申しわけないから謝罪をする、こういうことを申されましたが、一体その謝罪するという内容はどういうことでございましょうか。ただ頭を下げて、どうも……

第22回国会 法務委員会 第7号(1955/05/11、27期、日本社会党(右))

○田中(幾)委員 私は午前中に神近委員から質疑がありました人身売買について二、三お尋ねしたいと思うのでありますが、その前に、今佐竹委員の発言に関連いたしまして、一言お伺いをいたしたいと思うのであります。  最近告訴事件の取り扱いが非常におくれておりまして、これはもう事務多忙であるからというような申し訳では、われわれ弁護士としてはどうしても納得ができない怠慢、放任をしておるというような事件が多数にあるのでありまして、私自身も直面しておりますし、また多数弁護士からの非難もございます。そこで私は法務当局に向って全日本の検察庁に対する告訴事件の数、それから今日までに告訴をしてから処理された時期と件数、……

第22回国会 法務委員会 第11号(1955/05/24、27期、日本社会党(右))

○田中(幾)委員 あなたは事実無根ということがわかって、二十数日間拘禁されて、そのままのことで済んでしまえば泣き寝入りということになるのですが、あなたを逮捕することになった原因、柏原義明の投書によってあなたが逮捕されたということをいつ知りましたか。
【次の発言】 そうすると、あなたを逮捕して取調べにかかったときに、何かほかでこういう証拠がある、ああいう証拠があるということをあなたの方に示されましたか。
【次の発言】 あなたはそれを否認したんでしょうね。
【次の発言】 これはあなたがあとで聞いたというのですが、投書はいつあったということを聞きませんでしたか。あとでもよろしいが、何日ごろの投書であ……

第22回国会 法務委員会 第15号(1955/06/07、27期、日本社会党(右))

○田中(幾)委員 私はただいまの御三人に対して、各別個に御意見をお伺いしたいと思うのであります。今回り商法の一部改正法律案は、百六十六条の一の第五号、この条項を定款の絶対的記載事項からはずすという点が重要な点であると思うのでありますが、この五号を定款の絶対記載事項からはずしても、株主の新株引受権というものがあるかないかということは決定しないと思うのであります。西原参考人は、ただいまいろいろ統計によりまして、新株引受権が株主にあるとしてもないとしても、取締役会の決議によって大体の程度付与されておる、こういう点から実際問題としては、この点はそう決定しておく必要もないような御意見であります。これをき……

第22回国会 法務委員会 第17号(1955/06/10、27期、日本社会党(右))

○田中(幾)委員 今回の商法の一部を改正する法律案におきましては八つの事項に限定いたしまして提出をされておるのでありますが、これ以外にたとえば株式の譲渡に関する規定を初め、先ほど山本委員の額面の問題その他幾多の改正すべき点があろうと思うのであります。法務省民事局発行の商法改正に関する意見集によりましても多くの要望があるようでありますが、特に今回は急いだので定款の記載事項に関する点を中心としてお出しになったのでありましょうが、それら以外の改正の問題点についてはいかようにお考えになっておりますか。
【次の発言】 そうすると、今回提出されました以外の、ただいま拝承いたしました事項については、この次の……

第22回国会 法務委員会 第27号(1955/06/25、27期、日本社会党(右))

○田中(幾)委員 ただいま猪俣委員の質問に対する法務大臣の御答弁によって大体満足をいたしたのでありますが、この法案が今日まで数回国会に提出されまして、なおかっこの実現を見ていない。あまりにこの問題が古びてしまって、カビのはえたような感があるのであります。しかしながら、この提案理由にも申し上げてありまする通り、非常にこれは重大な、根の深いところからきているということを私は一言ここに申し上げて、なお今後の御協力を得たいと思う。  第一に、これは単にちまたの街頭に出ているところの売春婦を街上からのけるという問題ではないのであります。御承知の通りに日本の憲法は、国民は個人として尊重され、生命、自由、幸……

第22回国会 法務委員会 第32号(1955/07/07、27期、日本社会党(右))

○田中(幾)委員 この法案の反対論の有力な一つといたしまして、集娼はかえって性病の広がることを防止することができる、検診制度があって、集娼を置いた方がかえって性病は蔓延しないというのが、この法案に対する反対論の有力なる一つでございます。そこでお伺いするのですが、たとえば一週間に一度の検診、またもっと頻繁にやって隔日に一度の検診をいたしましても、一日に三人も五人も客をとるというような状態では、たとい隔日もしくは毎日検診があっても、集娼による売淫によって性病の蔓延を防ぐことはできないと考えるのですが、あなたはどういうふうにお考えになりますか。

第22回国会 法務委員会 第36号(1955/07/14、27期、日本社会党(右))

○田中(幾)委員 御心配、まことにごもっともだと思いますが、附則の第二に、婦女に売淫をさせた者等の処罰に関する勅令はこれを廃止する、しかしこの法律施行前にやった行為については、なおこの勅令第九号を適用する、こういうことでありまして、この法律施行以前に施設その他のものに融資したものについての罰則はないのであります。猪俣委員の御答弁によって、これは遡及も、前に処罰する法律もないわけでありますから、ただ問題は、この法律が出た後も、なおその施設に対する融資が生きておる、その施設の行為を援助しておる、協力しておるというような形を御心配なさるのではないかと思いますが、ただいま猪俣委員の答弁なさった通り、処……

第22回国会 法務委員会 第37号(1955/07/16、27期、日本社会党(右))

○田中(幾)委員 四条と七条の関係の点でございますね。これは四条の第一に「売春の周旋をした者」というのがあります。つまり個々の売春行為のあっせん、取り持ちであります。七条は、売春行為をさせる、つまり売春婦となることを承諾をさせる内容の契約をする。前借をして売春婦となって働くという契約をする、その申し込み承諾をする。つまりこれは人身売買に関係してくる。概括的に申せば第四条の第一号と六条の契約の申し込み、承諾をした者というのはそういうふうに大きな相違があるのであります。それでありますからこの罰則におきましても、単に個々の行為の売春の周旋をする、これは一年以下の懲役または十万円以下の罰金、それからま……

第22回国会 法務委員会 第39号(1955/07/19、27期、日本社会党(右))

○田中(幾)委員 この法案の通過することにつきましては、多数世論の支持を受けておると私は考えておるのであります。しかもこの法案は各派の議員の賛成者、提出者によって出されたのでありまして、その数百七名に達しておるのであります。ところが審議の経過によりまして今日の情勢を見ますると、この法案はまことに難産のように私は考えられる。しかし法務大臣はこの審議の当初におきましてこの法案に対する態度を明らかにされたのであります。ただいまのお話によりますと、自分の意見を述べると反対の意見も出るおそれもある、是非についての意見は差し控えたいというお話でありましたけれども、あなたの六月二十五日当委員会における答弁に……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 法務委員会 第6号(1955/12/14、27期、日本社会党)

○田中(幾)委員 米軍使用基地の接収測量につきましては、各地で地元民と警察当局との間に衝突事故がひんぴんと発生いたしまして、砂川におきましては、九月十三日及び十四日、地元民の被害者は重傷者十二名、軽傷者五百七十名を出したという御報告を受けております。また、十一月五日には重傷者十六名、軽傷者三十名を出したということを聞いておるのであります。また、大高根におきましては、骨盤骨折全治三カ月を要する重傷を負いました石川慶太郎君外百五十名の負傷者を出すという大不祥事件が発生いたしまして、今後測量を続行するようなことに相なりますると、死をもって抵抗するという悲壮な決意を持っておる地元民もあるのでありまして……

第23回国会 法務委員会 第7号(1955/12/16、27期、日本社会党)

○田中(幾)委員 警察官が出動いたしまして、ずいぶん畑を荒した事実が、この写真にもちゃんと出ておりますが、こういうことについてはどういうふうにお考えになっていますか。
【次の発言】 現実に損害が生じておるのでありますから、その立証を明らかにした場合には、警察の方はどういうふうにお取り計らいになりますか。今訴訟の準備はいたしておりますから、法廷で争うことになろうと思いますけれども、明らかにこういうような事実がはっきりしてきた場合には、責任はどういうふうにお考えになりますか。これはおまわりさんのくつが畑を踏んでいるのが現実で、もう公知の事実ですから、この点を……。


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 農林水産委員会 第12号(1956/02/24、27期、日本社会党)

○田中(幾)委員 まことに新農村建設ということは不明瞭であります。先ほどの大臣の御説明によりますと、この農家はこういうことをやればいい、ここはこういうことをやればいいというふうにまとまれば、そこで一つの団体を作ってそれを開始する、こういう構想のように拝聴いたしました。そこで新農村という言葉を使っておるのでありますが、あなたの言う融資なりあるいは補助なりの対象は一体どういう形のものになるのですか。新農村と一口に言っておりますけれども、村が対象になるのでありますか、村における営農組織というような、そういうものが新農村という言葉の内容になるのでありますか、その対象を一つ伺いたい。

第24回国会 農林水産委員会 第26号(1956/03/30、27期、日本社会党)

○田中(幾)委員 本案に対しまして、次に述べるような附帯決議を一つ付させてしただきたいと思います。  案文を朗読申し上げます。    農業改良費金助成法案に対する附帯決議   本法案が、農業生産力の発展と農業経営の安定にとって不可決な補助金政策を一般的に制限し又は廃止するものではない趣旨にかんがみ、政府は、今後、地方公共団体等が直接実施する事業等に対する現在の補助金の継続強化を図ることは勿論、新技術の導入を目的とする補助金の新規計上等について積極的な努力を払うべきである。   なお、政府は、第三条第三項により利子補給に要する財源措置を講ずるに当っては、小土地改良施設、農道、索道施設等に対する利……

第24回国会 農林水産委員会 第29号(1956/04/10、27期、日本社会党)

○田中(幾)委員 時間が迫ったようですから、伊瀬君の質問と重複しないように質問いたしたいと思います。農林省の発表によりますと、わが国における木材の需要数量は、年間二億六千万石、その約八割が現在のわが国における森林から伐採される数量である。その他は不足しておるわけでありまして、今日の状態においては、非常に乱伐過伐によって、将来の木材の需給関係が非常に憂慮される現状にあるところからこの法案を出されたということに相なっておるのであります。そういたしますると、その不足分は現在どういう状態によってまかなわれておるか。たとえば外材の輸入状況はどうであるかということ、それから日本の木材の需給関係に照らして、……

第24回国会 農林水産委員会 第35号(1956/04/28、27期、日本社会党)

○田中(幾)委員 関連して。この一万五千ドルは、トロッター協会が申請をして、十万ドルのワクをとっておったわけです。それが一万五千ドル余った、それをあなたが利用なさったのですが、だれに交渉して役所の方はどういうように交渉してそれをあなたが使えるようになったかということを聞きたい。
【次の発言】 そうするとあなたは一万五千ドルに相当する円価を藤井商店に払っただけなんですか。
【次の発言】 そうしますと、厳密に言いますと、清水商店を通じての本件の馬の購入契約といいますか、それはいつになるのですか。
【次の発言】 そうしますと、買い主はあなた一人なんですか。それから、あなたから河野さんに二頭売ったこと……

第24回国会 農林水産委員会 第43号(1956/05/25、27期、日本社会党)

○田中(幾)委員 この問題はきわめて小さい問題のようであって、しかも大きな結果をもたらしてくる。あなた方の方の出した外貨資金の割当承認書に基いて、河野農林大臣と永田雅一君がアメリカで買った三頭の馬が、この陰に隠れてというか、あるいは関連して入っておるわけなんです。この三頭に対する割当があったかなかったかということ。それからこの三十頭に対する割当の外貨が正式に承認を受けずに、やみのような形で清水貿易に払われておるという外国為替管理の非常にこれは重大な問題になっており、またこれを確定しておかなければ、政府がやみのドルの動くことを認めることになる。私どもがこの問題を追及するのは、こういうことであれば……

第24回国会 農林水産委員会 第53号(1956/09/07、27期、日本社会党)

○田中(幾)委員 私は長崎県を回ってきたのでありますが、長崎県におきましては、大正三年八月の暴風被害以来の大災害であったのであります。ただいま綱島団長から詳細な御報告がありましたから、何らつけ加えることはないと思いますけれども、特殊の点一、二について私からも申し上げてみたいと考えます。  水田農作物の被害、護岸堤防の被害、その他河川等の被害につきましては、例年による災害復旧と同じことでありまするから、特にここで申し上げる必要はないかと思いますが、本県あるいは九州一帯の漁業につきましては、李ライン設定以来、沿岸に追い込められまして、沿岸で主として漁業に従事しておることがほとんど大部分でございます……

第24回国会 農林水産委員会 第57号(1956/10/26、27期、日本社会党)

○田中(幾)委員 ただいまの御報告のうち、森林開発に関する御報告に関連いたしまして、林野庁長官に、二、三お尋ねをいたしたいと思います。ただいまの報告に問題になっておる瀞線でありますが、この瀞線は明らかに当初の基本計画に確定しておったのでありますが、その後伺いますと、北山線が一線加わりまして、この瀞線は保留になったように聞いておりますが、そういうふうに変更になった理由、経過をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 瀞線を笠捨の方に架設させまして、その周囲の材を瀞線を通じて南牟婁郡を通じて出す方が距離が短かいし、従って運賃も非常に安くなって経済的効果が出てくるということになると思うのですが、その点……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 農林水産委員会 第5号(1956/11/27、27期、日本社会党)

○田中(幾)委員 ただいまの推薦制でございますが、本法案によりますと、第六条に、推薦を行う時期方法については公明かつ適正に行われることを旨として市町村の条例で定める、こういうことに相なっております。そこで問題になりますのは推薦の方法であります。推薦されればその推薦された者を町村長が任命するのでありますから、この選任というのはきわめて形式的なことになろうと思うのであります。あなたは公明かつ適正に選任をするようにしたい、こう言っておりますけれども、口ではそうおっしゃっても推薦の方法を、明らかにどういう方法でやるかということをはっきりしておかないと、ときに不公明にもあるいは不公正にもなりはしないかと……

第25回国会 農林水産委員会 第8号(1956/11/30、27期、日本社会党)

○田中(幾)委員 関連して伺います。推薦制のことですが、法案には、推薦する者の資格と推薦される者の資格を明らかにして、地域が明瞭にしてあるわけでありますが、そこで推薦する側からいえば、推薦する資格を持っている者が、推薦権といいますか、それを使って推薦するのです。そうしますと、選挙の場合には、投票する有権者と投票される被選挙権のある者が投票によってやっているわけですけれども、この法案は特に推薦という言葉を使っておりますが、推薦という言葉と選挙という言葉とは本質的にはどういう違いがあるのですか。
【次の発言】 私はこの推薦者と被推薦者、選挙権と被選挙権は、一定の数があって推薦もしくは選挙されるので……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 法務委員会 第22号(1957/04/02、27期、日本社会党)

○田中(幾)委員 裁判所法等の一部改正法律案につきましては、先般来論議が尽さまして、大体論議の焦点はきまってきたように思うのであります。私は、何と申しましても、この法案の論議の中心は最高裁小法廷の性格と申しますか、地位と申しますか、それにあろうかと思うのであります。先日池田委員の質問に対する位野木政府委員の答弁を拝聴いたしておりますと、どうも小法廷の独立性というものが非常に弱いように思います。たとえば、最高裁判所と共同して上告事件を扱うとか、あるいは、一種の下級裁判所ではあるけれども特別の地位を持っておる裁判所であるというようなお言葉がございまして、この小法廷の独立性というものに私は非常に疑い……

第26回国会 法務委員会 第37号(1957/10/14、27期、日本社会党)

○田中(幾)委員 私は、和歌山市の公安調査庁の役人が労働組合の組合員に対してスパイを強要したという事件をめぐって、破防法の解釈並びに運用あるいは暴力主義的破壊活動団体に対する政府の措置等について御質問申し上げたいと思うのでありますが、私どもの調査したところによりまして事実をきわめて簡単に申し上げておきます。  昭和三十二年、ことしの八月二十日に、全日本自由労働組合和歌山分会の執行委員の小野田勝康という者が道路を歩いておりますと、見知らぬ人から呼びかけられて、そこらでお茶か御飯でも一緒にして下さいという依頼を受けたるに始まって、お菓子や食事のごちそうを受けた。そのときに、自分の仕事に協力してくれ……


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 法務委員会 第6号(1957/11/14、27期、日本社会党)

○田中(幾)委員 関連して……。  この売春汚職の問題に対して検察庁もしくは法務省の方からブレーキをかけるような空気がありはしないかという疑惑が起っておるのであります。それで、一つは今林さんの御質問にありました名誉棄損の問題と、一つは指揮権の内容についてであります。私はこの二点を簡単に御質問を申し上げます。  そこで、われわれ法律のことに携わっておる者から見ますと、名誉棄損の告訴というものは非常に疑問を持たれておるのであります。たとい検察庁から取材源が出ましても、検察庁と意思を通じて、名誉棄損の意思を持ってやるという共謀の事実がなければ、検察庁を抱き合せにして告訴するということは不可能である。……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 法務委員会 第23号(1958/04/08、27期、日本社会党)

○田中(幾)委員 私、あっせん収賄の方もお尋ねしたいのですけれども、今の猪俣委員の質問に関連して、集合罪のことに関して小野先生にちょっとお尋ねしたいと思います。  私ども、この法案を見て、集合罪というものが、集合したという静的状態における行動をもって犯罪にしたというところに第一の疑問を持っている。御承知のように、暴力による集合体の犯罪は刑法にたくさんある。百六条の騒擾罪、百七条の不解散罪、暴力行為等処罰に関する法律、大体暴力行為を集団的にやるという犯罪の場合にはこういうものがあると思います。そして、この百六条、百七条その他全部、暴行「もしくは脅迫という行為を擁する動的な行動に移って初めて犯罪に……


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各種会議発言一覧(衆議院27期)

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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 予算委員会公聴会 第1号(1956/02/15、27期、日本社会党)

○田中(幾)委員 憲法改正の現出ば、形式的にこの憲法が自主的でないということの理由と、内容としてもふさわしくないという二つの理由からきておると思いますが、公述人の意見に上りますと、現在の憲法を非常に尊重されておられるのです。そこで、自主的憲法ということは法律用語でなく、国民の意思によって決定された憲法でないという意味だろうと思いますが、公述人に伺っておきたいのは、法律的に、この憲法は与えられた、強制された憲法であるのか、あるいは国民の意思によって決定された憲法であるのか、法律的にどんなふうに解釈したらよいかということを一応確かめておきたいと思います。



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データ更新日:2023/02/05

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