藤山愛一郎 衆議院議員
29期国会発言一覧

藤山愛一郎[衆]在籍期 : 28期-|29期|-30期-31期-32期-33期
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このページでは藤山愛一郎衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院29期)

藤山愛一郎[衆]本会議発言(全期間)
28期-|29期|-30期-31期-32期-33期
第39回国会(1961/09/25〜1961/10/31)

第39回国会 衆議院本会議 第4号(1961/09/29、29期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 私は、七月に企画庁長官の仕事をいたして以来、閣内において総理を補佐するために私が申した主張あるいは意見というものの一連をお聞きいただきますれば、成田君の質問に対する私のお答えとなろうかと思います。(拍手)

第39回国会 衆議院本会議 第5号(1961/09/30、29期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 物価騰貴につきまして、御承知の通り、四・七%の上昇を見ましたことは、経済成長の段階におきましても、また国民生活の中におきましても、非常に重要な問題だとわれわれは考えております。従いまして、政府といたしまして、これに対して十分な対策を講ずるということはむろんでございまして、一般的な物価の運営につきましても、需給の関係を十分に調節して、そのために起こる物価値上がりというものは当然打開して参らなければならぬと思います。また、そのためには臨時的な措置等を講じて、そうしてその緊急事態を切り抜けて参る、あるいは木材等の関係におきまして打ちましたような諸般の手、あるいは緊急輸入と……

第39回国会 衆議院本会議 第16号(1961/10/27、29期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 自由主義経済社会におきます株式というものは、民間経済活動の総合的な指標として現われてくるわけでありまして、政府の施策をどう受け取っておるかという一つの見方が、株価の上に反映してくると思います。従いまして、われわれといたしましては、株価の騰落というものに対しては、民間経済活動がどう動きつつあるかということを終始十分注意をして参らなければならず、それによって、ある場合には押えても参らなければなりませんし、また、沈滞した場合には刺激を与えていかなければならぬのでありまして、安定的に株価が進んで参ることが一番大事なことだと思います。私どもは、今回の事態に対して緊急的な金融措……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 衆議院本会議 第3号(1961/12/22、29期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 私に対する御質問は物価問題のようでございます。  そこで、物価問題というのは非常に重要な問題であること申すまでもございませんし、特に、来年度の経済の見通しにおきまして、消費者物価について二・八%の増を見込まざるを得なかったのは、私としても実ははなはだ残念に思うわけでございますが、しかし、これをどうしてもこの範囲内にとめて、本年のように見通しが著しく違わないように努力して参らなければならぬ、こう考えておるのでございます。  そこで、われわれといたしましては、この範囲内にできるだけやって参りますためには、諸般の政策がこの物価問題に相当広範に関係して参らなければならぬので……

第40回国会 衆議院本会議 第5号(1962/01/19、29期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 私は、当面する内外の経済情勢とこれに対処いたしまする所信を明らかにいたしたいと存じます。  最近の経済情勢を見ますと、昨年来実施してきました景気調整策の効果がようやく経済の各分野に浸透しつつあり、卸売物価は全般に軟化し、出荷の停滞並びに製品在庫の増大傾向が現われ始め、民間企業の投資態度にも慎重さがうかがわれるようになって参りました。このように国内経済が落ちつきを取り戻すに従いまして、国際収支面では、輸出入信用状収支はかなりの黒字を示すようになって参りましたが、経常収支は、依然としてなお多額の赤字となっている実情であり、従って、国際収支の均衡回復には、なお相当の期間を……

第40回国会 衆議院本会議 第7号(1962/01/24、29期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 物価の問題は本年度の非常に大きな経済問題でございまして、外貨の、国際収支を合わせる問題とあわせて、私は政府としても重大に考えて参らなければならぬ問題だと思っております。また、それによりまして国際収支の問題についても影響を受ける場合があろうかと思います。従って、これを十分に取り組んで参りますことが一つの課題だと考えておりまして、今後全力をあげてこの問題に対処して参りたいと思っております。ただ、物価の問題は、御承知の通り、今日短期的に消費者物価の動向に対して十分な施策を講じますと同時に、長期的な施策の上に立って物価問題を考えてみませんと、将来の経済成長の段階においても、……

第40回国会 衆議院本会議 第9号(1962/02/06、29期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 新産業都市建設促進法案の提案理由とその要旨を御説明申し上げます。  わが国の経済が近時目ざましい発展を遂げつつあることは御承知の通りでありますが、今後引き続いて安定した経済成長を維持するためには、なお解決すべき幾多の課題をかかえているのであります。  なかんずく、京浜、阪神等の既成の大工業地帯における人口及び産業の過度の集中は、いわゆる過大都市化の問題として、工業用水の枯渇や地盤沈下等、生産面への弊害のみならず、住宅難、交通難等の生活面にまで深刻な弊害を惹起しつつあり、また、既成工業地帯へのこの集中傾向は、同時にそれ以外の地域との間にいわゆる地域格差を生ぜしめる原因……

第40回国会 衆議院本会議 第23号(1962/03/13、29期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) エネルギーの総合計画が必要であることは申すまでもございません。従いまして、所得倍増計画におきましても、昭和四十五年度を目途としてエネルギーの計画が策定されておるのでございます。なお、参考としては、付属資料ではございますけれども、エネルギー小委員会におきまして五十五年度までの数字をある程度参考に算出をいたしております。こまかい点は委員会等で申し上げたいと思います。  こういうことで、水力あるいは石炭、石油という関係におきますエネルギーの数的な分野におきます総合的なある程度の予想はされておりますが、同時に、それらのものがそういう変化をしていきます過程におきまする石炭の位……

第40回国会 衆議院本会議 第37号(1962/04/17、29期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 産業が発達して参りますために、各般の施策が必要であることは申すまでもございませんが、産業の種類によりましては、大規模な形態を持たなければ運営できない産業もございますし、また、中小の形態をもちまして運営されることが適切な産業もございます。従いまして、政府といたしましては、大規模、中小あわせてそれぞれ十分その基礎が確立して参りますような助成方策を講じて参りますことが必要でございまして、従いまして、その方策が並行して進んで参るようにやって参りますために、中小企業の基本的な方策の一つの憲法が御提案になりましたことは、私ども喜びにたえないところでございます。従いまして、こうい……

第40回国会 衆議院本会議 第39号(1962/04/20、29期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) 今日直面いたしております経済の状況というものは、非常に重要な段階にあることは申すまでもございません。従いまして、政府も昨年総合対策を立てましてこの事態に対処して、これを無事に乗り切るべく努力をいたしておるのでございますが、しかし、その効果というものは、必ずしもまだ十分現われてきておらぬのも現実の事態でございまして、従って、九月の総合政策というものをゆるめることなしに十分努力をいたしまして、そうして経済の安定をはかって参らなければならぬ段階だと思います。今日、十二月危機が過ぎ、あるいは三月危機が過ぎたと申しましても、表面の静穏の状態にかかわりませず、裏面の経済界の状態……

第40回国会 衆議院本会議 第41号(1962/04/26、29期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(藤山愛一郎君) ただいま御可決になりました近畿圏整備に関する御決議につきましては、政府といたしましても、その御趣旨に沿いまして努力をいたし、実現して参りたいと考えております。(拍手)

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委員会発言一覧(衆議院29期)

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第39回国会(1961/09/25〜1961/10/31)

第39回国会 建設委員会 第1号(1961/10/04、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 冒頭に、七月企画庁長官を拝命いたしましたので、どうぞ今後よろしくお願いいたします。  それでは、まず水資源開発促進法案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  最近における産業の著しい発展、人口の増大と都市への集中及び生活水準の向上等により、わが国の重要産業地帯では、各種の用水に対する需要が激増してきており、この傾向は、今後ますます強まるものと考えられるのであります。  一方、わが国の主要河川は、国土の気象上及び地形上の特色からして、年間流出量が莫大な量に達するにもかかわらず、豊水と渇水の差が激しいため、河川水利用率はきわめて低く、利根川を例にとりましても、全……

第39回国会 建設委員会 第3号(1961/10/10、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 所得倍増計画を達成する上におきましても、あるいは現状の日本の産業の状態から申しまして、過大都市を形成いたしますことは、日本の能率的な発展のためにも適当でございませんし、また地方と中央との地域的な格差、それは所得の上からも生産の上からも同時に考えられる問題でございますが、そうした問題について十分な配意をいたさなければならぬと思います。そういう意味から申しまして、地方的な産業の集中が過大になりますことをある程度分散をしていくということも必要なことでございますし、その分散も計画的に行なわれなければ、再び分散したもの自体の間に混淆を来たしてもいけないと思うわけであります。そういう意味か……

第39回国会 建設委員会 第5号(1961/10/13、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 ただいまのお話は、水を利用する場合には、水を基とすることでありますから、その出るいわゆる山間地方、そういう方面の水資源を開発しなければならないのではないかというお話だと思うのでございます。むろん利用するためにそういうところに十分な開発を行なわなければならぬことは当然でございます。従って、提案理由の説明におきましても、総合的に水の開発、利用をはかるための計画を樹立することが何よりも必要だということを申し述べておる次第でございます。
【次の発言】 大事な水を合理的に使う必要は当然あるわけでありまして、従って、渇水時に対してもその処置をするためにダムを作っておるというようなことで、こ……

第39回国会 商工委員会 第1号(1961/10/03、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 七月に経済企画庁長官に就任いたしましたので、この際皆様方に対しまして所信を申し上げたいと思います。  ここ数年来わが国経済は旺盛な拡大の基調を続け、本年度の国民総生産は十六兆数千億円に達し、昨年度の実績に対し実質一〇%に近い成長を遂げようとしており、国民生活水準の向上、雇用面の改善、産業の近代化など顕著な成果をおさめているのでありますが、一面、この成長のテンポは、国民所得倍増計画に予定した昨年度の国民総生産十三兆六千億円に対し実質一七%以上という予想を著しく上回るものであるため、道路、港湾、労働力などの面で隘路を生するとともに、物価の上昇や国際収支の悪化を来たしております。この……

第39回国会 商工委員会 第2号(1961/10/06、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 お話のように株価が経済の活動の一つの指標であることは申すまでもないことでございまして、景気が上昇し、あるいは景気が停滞するというような事情は、ことに産業面での活動というものは、ある程度株価に反映してくるわけでございます。今回株価が暴落をしたということも、先般来国際貿易の収支が均衡を欠いております関係からいたしまして、これを早急に改善をはからなければならないので、従って総合対策をいたしたわけでございます。ことに七月以来公定歩合の二回の引き上げあるいは輸入担保率の引き上げ等の措置をとりました。そういうことでありますので、やはりそれが当然将来景気の動向にも反映してくるということは、一……

第39回国会 商工委員会 第3号(1961/10/10、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 大体この計画を策定いたしました昨年の七月の国民総生産というものは、当時十三兆六千億というふうに考えられておったわけであります。従ってすべての計画を、それから三年後に十七兆六千億という目標を立てて進んで参ったわけであります。一月の見通しになりますと、御承知の通り十三兆六千億というのが、すでに十四兆二千三百億でございましたか、そうなっておったわけであります。しかし、そういう状況でございましたが、さらに三月末日になりましての実績というものが、十四兆五千六百億というふうに上がったわけであります。従って、昨年度の推算と申しますか、というものが、倍増計画の出発点に考えたときの数字よりも非常……

第39回国会 商工委員会 第8号(1961/10/20、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 しろうと論と言われますけれども、経済の実態の動きというものは、現実に経済理論だけで動くものでないわけでありまして、個々の産業関係者あるいはそれをバックしている国民の精神的な動きによっても相当左右されます。そういう意味において、いろいろ御質問があり御意見があることはわれわれも非常に喜んでおるのでございます。同時に私自身も経済学者ではございませんから、あまり理論に沿っての議論になりますとあれになりますけれども、そういう意味において一つお聞きいただきたいと思います。私は現在の段階で今とりました方法は、抑制策としては総合的にある程度行き届いたものになったと思います。従ってこれが推移を見……

第39回国会 商工委員会 第9号(1961/10/24、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 将来の見通しを作ります場合に、当然慎重にいたさなければならぬことは申すまでもございませんし、お話しのように予算編成にごまかした数字を作れば、あとでもってたたりがくるということは当然なのでございますから、私としてはそういうことのないように十分配慮してやって参るつもりでございます。御承知の通り、先般政府は総合的な対策を立てました。ただいま通産大臣が貿易面について言われたように、私どもも現状から見ると考えております。従ってこれらの総合対策がほんとうにきいて参ります来年の年初以降の動向ということが大きな影響だと思います。むろん年末までにもきいてくることは当然だと思います。しかしそのきき……

第39回国会 商工委員会 第10号(1961/10/26、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 日本の国民の中に起こっております所得の格差、これは今お話しのように、地域的にもありましょうし、あるいは業種的にもあろうと思います。これらのものをできるだけ改善して参りますことが必要であることは、申すまでもないことであります。従ってそれらに対する方策を立てて参らなければ、その格差の解消あるいは縮小ということが可能でないことは申すまでもございません。でありますから、今回のこの低開発地域工業開発計画だけで、その格差がすべて縮まるのだという考え方では、これは当然ないわけでございます。ただ私ども考えておりますのは、一国の総合的な力というものは、都会だけが高水準のものである、経済力において……

第39回国会 農林水産委員会 第12号(1961/10/24、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 本年夏季、六月以降、生鮮食料品が値上がりしておりますことは、十分でないかもしれませんけれども存じております。それらに対してどういうふうな措置を今後とっていくかということでございますが、企画庁として、むろん、物価を安定させますために、生鮮食料品あるいはその他の耐久消費財あるいは公共料金等について、十分物価が上がりませんように全体として措置して参ることは当然でございますけれども、ただ、一々の対策になりますと、それぞれ主管官庁の方々に信頼して、そして協力申し上げながら問題を解決していく、そういうことで考えております。
【次の発言】 生鮮食料品の価格の問題は、御指摘のように、消費者の生……

第39回国会 予算委員会 第2号(1961/10/03、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 ただいま内需の問題につきまして、個人消費と設備投資とがどういう状況になっておるかという御質問だと私は思います。  個人消費は、三十五年度七兆五千四百億に対しまして、三十六年度は八兆三千五百億円、約一〇・七%ふえております。また設備投資の方は、三十五年度二兆八千五百億円に対しまして、三十六年度三兆一千四百億円、一〇・二%と見込んでおったのでございます。ところが御承知のように、この二兆八千五百億円という三十五年度の見積もりは、実は非常に過小であったというのでございまして、三十五年度の個人消費の方は七兆六千七百億に対して約二二・五%の増加の八兆七千億円であったわけであります。ところが……

第39回国会 予算委員会 第3号(1961/10/04、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 中間のまだ暫定的な試算でございますけれども、これにつきましては、委員の皆様方にお配りをするように手配をいたしておきましたので、お手元に出ておるかと思います。これの数字のことは、詳しく御説明申す必要はあろうと思いますので、調整局長から一応まず説明いたさせます。
【次の発言】 個人消費は、今度の改定見通しにおきましては、八兆七千億円といたしたわけでございます。それから設備投資が三兆七千五百億、それから国民生産は十六兆五千四百億でございまして、輸出が四十二億六千万ドル、輸入が四十九億六千万ドル、大体個人消費は三十五年度に対して一三・五%、設備投資が二三%、それから国民生産が名目で一三……

第39回国会 予算委員会 第4号(1961/10/05、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 成長率が非常に高過ぎたということは、先ほど来総理の言われておる通りでございまして、その結果、現在のような貿易収支の上におきましても、あるいは諸般の経済事情の上にいろいろなひずみを起こして参ったわけでございます。従いまして、今回いろいろな政策をとりましてこれを押えていく、そうしてできるだけ成長率を低目にもっていかなければならぬことに、結果としてはなっております。しかしながら、われわれとして、少なくも今日とっております政策というのは、今までの非常な過熱してきた状態を押えておるのでありますから、従ってその押えがきいて参りますれば、今までのような勢いで成長していかないということだけは事……

第39回国会 予算委員会 第5号(1961/10/07、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 所得倍増計画といわれております高度成長政策を推進して参り、これが安定的に成長して、将来日本の経済がりっぱな調和を遂げますことは望ましいことでございますが、それにあたりまして、やはり物価の問題は非常に重要だと思います。特に物価が著しく高騰をするというような状況になりますれば、経済発展の段階において、諸般の阻害的要素が起こってくるということにもなると思われます。従って政府としては、物価が安定的に進んでいくということが一番望ましい。ただ経済が成長しております過程において、全然若干でも上がらないかといえば、上がらないわけではないわけです。それはしかしどの程度までならいいかという問題は、……

第39回国会 予算委員会 第6号(1961/10/09、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 お話のように、この数年若干の物価の値上がりを見ております。そこで本年度のことでございますが、昨年度の平均から見ますと、八月でもって六・五、それから四月から八月までの値上がりを見ますと四・七ぐらいな値上がりになっておるわけでありまして、企画庁が立てました予想よりは、正直に申しまして、だいぶん上回った状況になっておるわけであります。これは、むろん一般的な景気の上昇というような過程における影響からの現象もございますし、また集中豪雨等のために野菜等が著しく値上がりをしたということもございますし、またサービス料金その他が高騰をして参った、そのはね返りがこれに現われてきたというようなことも……

第39回国会 予算委員会 第7号(1961/10/10、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 一月見通しと、最近の中間の暫定的な試算でございますけれども、それとを申し上げたいと思います。  一月見通しにおきましては、輸出は四十三億二千、それに対しまして最近の暫定的な中間見積もりでは四十二億六千、輸入が一月見通しでは四十一億九千、それに対しまして暫定的な見積もりでは四十九億六千。そういたしまして、貿易収支におきまして一億三千万ドルのプラス、ところが暫定見積もりでは七億の赤になっております。それから貿易外収支では、一月見通しでは一億二千万ドルの赤でございますが、暫定見積もりでは一億八千万ドルの赤。経常収支において、一月見通しにおいては一千万ドルの黒でございますが、総合いたし……

第39回国会 予算委員会 第8号(1961/10/11、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 十月、十一月、十二月という三ヵ月どういうふうな見通しであるかということは、実は今申し上げることははなはだ困難かと思います。しかし今、信用状面から見た関係から言いますと、決して好転はしておらぬように思いますので、年内はやはり赤字が続いていくのではないかというふうに考えられます。
【次の発言】 ただいま申し上げましたように、十月は何千万ドルという赤字になりはしないか、あるいは十一月は何千万ドルになりはしないかということを申し上げることは、まだむずかしいと思います。しかし、今申し上げましたように、年内は赤字が続いていくということは考えられなければならぬと思います。


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 外務委員会 第21号(1962/04/04、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 昨晩、井手委員の御質問があるということを承りまして、実はどういう質問かと思いましたところが、非常に専門的な質問で、勉強をいたします余裕もございませんでしたから、事務当局からお答えさせることにいたします。

第40回国会 決算委員会 第22号(1962/04/17、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 東北開発会社の問題につきまして、問題を始終提起いたしましたことは、私としてもまことに残念でもあり、遺憾でもございます。同時に、この種会社がこういう状況でありますことは、国策会社もしくは公団その他全般の関係にも影響を及ぼします問題でございますから、従って、今後の問題については、私ども十分な関心を持って、事態に対処して参らなければならぬと考えております。  幸いにして、会社自身の再建につきましては、伊藤総裁のような有力な、民間の経験を持ち、しかも長年の財界における経験のみならず、そう申してはあれでありますけれども、清廉な剛直な方を得たのでありますから、この総裁を中心にして、完全にこ……

第40回国会 建設委員会 第3号(1962/02/09、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 水資源開発公団法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  水資源開発公団が昨年十一月に公布されまして以来、政府におきましてはその施行の準備を進めているのでありますが、水資源開発公団の業務の円滑な実施を確保するためには、公団に対する政府の出資、国や都道府県によって施行されている事業の公団への承継等につきまして、必要な規定の整備をはかる必要が認められるのであります。  これがこの法律案を提出する理由でありますが、次に改正案の内容の概略を御説明申し上げます。  第一点は、水資源開発公団の資本金を三億円とし、政府がその全額を出資するものとしたことであります。なお、将来公……

第40回国会 建設委員会 第7号(1962/02/27、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 水資源のこの審議会は、政府が計画しております関係について諮問をいたして、そうして御決定を願う。しかし同時に、水資源審議会自身もいろいろ意見を政府に対して進言することができるようになっておるのでございます。
【次の発言】 むろん水資源の開発に関して積極的にいろいろな御意見を出していただくということは適当なことだと思うのであります。
【次の発言】 いわゆるお話しのような三者構成的な意味で、需要者側、供給者側及び中立というような三者構成的な意味で選んだつもりでおります。
【次の発言】 むろん一応利根川水系と淀川水系をまず着手するのが適当ではないかという考え方で、審議会にいろいろ御諮問……

第40回国会 建設委員会 第8号(1962/02/28、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 ただいま水資源開発公団法の一部改正にあたりまして、附帯決議がございました。私といたしましては、十分その御趣旨を尊重いたしまして善処したいと思います。(拍手)

第40回国会 建設委員会 第21号(1962/04/27、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 こまかい日程については事務当局から御説明申し上げますけれども、三月三十一日でもって草案に対する各方面の御意向等が出ましたので、それらを取りまとめまして、国土総合開発審議会にかけて御審議を願っておるのでございまして、御審議の経過その他につきましては事務当局から御説明申し上げます。
【次の発言】 御承知の通り国土開発総合計画がだいぶおくれまして、その点は申しわけない次第でございますが、ここで国土総合開発計画ができますと、地方別のそれぞれの地域立法としての開発計画が現にございます。これらのものもある程度の調整と、それから審議会等については、国土総合開発審議会の部会等にするような方法に……

第40回国会 商工委員会 第2号(1962/01/26、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 四十国会の商工委員会の開会にあたりまして、私より所信を申し述べたいと思います。  昨年来実施して参りました景気調整策の効果は、ようやく経済の各分野に浸透し始め、国際収支面でも輸出入信用状収支はかなりの黒字を示すようになりましたが、経常収支はまだかなり大幅の赤字を続けている実情でありまして、わが国経済の当面の課題である国際収支の均衡回復のためには、今後も引き続き引き締めの基調を堅持して内需の抑制に努めるとともに、輸出の振興に特段の努力をする必要があります。  さきに政府が決定した昭和三十七年度の経済見通しでは、輸入を四十八億ドル程度に押え、輸出は四十七億ドル程度を達成することを前……

第40回国会 商工委員会 第6号(1962/02/09、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 ただいま議題となりました新産業都市建設促進法案の提案理由とその要旨を御説明申し上げます。  わが国の経済が近時目ざましい発展を遂げつつあることは御承知の通りでありますが、今後引き続いて、安定した経済成長を維持するためには、なお解決すべき幾多の課題をかかえているのでございます。  なかんずく、京浜、阪神等の既成の大工業地帯における人口及び産業の過度の集中は、いわゆる過大都市化の問題として、工業用水の枯渇や地盤沈下等生産面への弊害のみならず、住宅難、交通難等の生活面にまで深刻な弊害を惹起しつつあり、また既成工業地帯へのこの集中傾向は、同時に、それ以外の地域との間にいわゆる地域格差を……

第40回国会 商工委員会 第11号(1962/02/21、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 お話しのように、現在世界の経済的な状況というものは非常な大きな変動と申しますか、変化の時期でございます。従って、これに対応して参らなければならぬことは、日本の長期計画を立てます上に当然のことであります。従って、政府が十年のいわゆる成長計画を立てますときにも、むろんそういう問題について十分の配慮をしつつあること当然でございます。しかし、当面、昨年来の非常な行き過ぎを調整するということのために、特に輸出貿易の振興というのに現在重点が嵐かれておりますので、お話しのように、何かそれについて若干施策がおくれている、あるいは考えが足りないようなふうにも見られる点があろうかと思いますが、しか……

第40回国会 商工委員会 第12号(1962/02/27、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 物価問題につきましては、私は本年におきます非常に大きな問題だと思います。本年ばかりではなくて、長期に考えてみましても、経済成長の過程におきまして、物価が安定して参らなければ、経済成長の効果を減殺してしまうわけでありますから、この際経済成長政策を推進して参るとすれば、当然物価問題というものは重要な問題として取り上げて参らなければなりませんし、その関連におきまして国民生活研究所法案を提出しておるようなわけであります。企画庁としてはこの問題に相当熱意を入れて取り組んで参るつもりでありますが、ただ御承知の通り、物価問題というものは非常に広範な関係を持っておりまして、何かたった一つのもの……

第40回国会 商工委員会 第16号(1962/03/07、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 御答弁申し上げます前に、エカフェの議長を引き受けておりますので、やむを得ず御審議に支障を来たしておりますことをおわび申し上げたいと思います。  物価の総合対策ということには、各省の意見を聞きまして、われわれとしては作ったわけでございます。むろんそういう総合対策というものが、一ぺんの会合で決定するとはわれわれも考えておりません。従って、先般経済閣僚懇談会をやりまして、さらに経済閣僚の方々の御意見を伺いまして、そうしてその御意見も考えながら作ったわけでございまして、実は明日午後経済閣僚懇談会をやりまして、最終的に決定した案をかけるつもりでおるわけでございます。その上でさらに閣議の承……

第40回国会 商工委員会 第31号(1962/04/18、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 この法律が制定されますことは、消費者行政の上において適切でございまして、ただいま御指摘のございましたように、不当な広告により特に射幸心等を刺激して、そうして不当に購買力をあおるというようなことは、健全な消費者の立場を害することむろんでございまして、私どもはその点から申しましても適切だと思います。また、不当な広告を誇大にいたすことによりまして、コストにも影響する、広告費が非常に大きいウエートを占めるというようなことも考えられるわけでございますが、ただ、その点が一体どの程度に商品価格の中に反映してくるかということにつきましては、ただいま検討をいたしておりますので、今まで完全な数字は……

第40回国会 商工委員会 第35号(1962/04/25、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 御承知の通り、経済基金が出発いたしたのが昨年の三月でございまして、その後ごく少数の人でやっております。申し込み等を受けて、それが調査等をいたしました結果として、現実に出しましたものは、まだ三つでございます。従って、現実に処置したもの自身が数が少ないわけでございますから、成績が上がっていないようでございますが、続々申し込みはたくさんございますので、さらにこれを十分審査をいたしました上で、今後の活躍を期して参りたい、こう考えておるのでございます。何といたしましても、理事二人ではこの職責を全うし得ない点もございますし、そういう意味において、今回理事をふやしていただくことにお願いをいた……

第40回国会 商工委員会 第36号(1962/04/26、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 ただいま御可決になりました新産業都市建設促進法案に対する附帯決議につきましては、できる限りこの御決議の趣旨を尊重いたしまして、本法案の運用に努力して参りたいと考えております。(拍手)

第40回国会 大蔵委員会 第25号(1962/03/22、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 二月の数字がまだ出ないものですからわかりませんけれども、しかし電力の消費その他から見ますと、やはり一月の横ばい程度というふうに見られるのでございますが、もう数日しますと出てくると思います。
【次の発言】 率直に申して、非常にむずかしい問題だと思うのでございますけれども、一方では金融が引き締められておる。従って原料で持っておりますよりも、あるいは製品にしてそれを金融化する、あるいは在庫金融をする、あるいは販売をするということによって金融の道をつけていくということも私はかなりの理由があろうかと思います。そのほかに、やはり全体として何となくまだ全体の景気動向に対して、一般の引き締まり……

第40回国会 大蔵委員会 第38号(1962/05/06、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 今御質問のありました木村禧八郎氏の質問に対する私の返事というものは、大体今御指摘のようなことでございまして、私の見方だけが正しいとは申さない。いろいろな見方がございましょうから、そういうものは十分検討はいたしますけれども、私としてはそういう見方をいたしております。
【次の発言】 先般三十七年度の経済見通しを立てましたときに、輸出四十七億ドル、輸入四十八億ドル、そうしてそれが年間一億ドルの差でいく、しかし十一月には均衡を達成する、しかし年間では一億ドルの赤になる。これが当時の努力目標であったわけでありまして、従って、輸出入通常貿易の収支を目標として私どもはそれを策定いたしたのでご……

第40回国会 内閣委員会 第3号(1962/02/01、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 経済企画庁設置法の・一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  最近におきます産業の開発、発展と都市人口の増加に伴い、用水を必要とする地域に対する水の供給を確保することが肝要となって参りましたので、前国会におきまして、水資源を総合的に開発し、利用の合理化を推進することを目途とする水資源開発促進法及び水資源開発公団法の成立を見たのであります。  これらの法律に基づく事務は、昭和三十七年度以降急速に増大することが予想されるのでありますが、元来水の問題は、開発面におきましても、利用面におきましても、関連する分野が多方面にわたります関係上、その行政は、きわめて重要かつ複雑な……

第40回国会 内閣委員会 第21号(1962/03/27、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 御承知の通り、昨年の臨時国会におきまして、水資源開発促進法が通過いたしました。同時に、水資源開発公団法が成立いたしまして、それに伴いまして、それぞれ水資源の計画を審議いたします審議会も発足いたしますし、あるいは公団も来月には発足することになるわけでございます。従いまして、企画庁といたしましても、それらの計画を立案、策定し、また、公団等を監督して参りますためにも、相当重要な仕事でございますので、一局を設けてこの衝に当たるということが適当と思いまして、今回の設置法の改正案を提案した次第でございます。従って、とりあえず現在の水資源開発につきましては、利根川水系並びに淀川水系の指定を先……

第40回国会 内閣委員会 第22号(1962/03/29、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 御承知のように、ただいま局の新設あるいは定員の増加というものを極力行政管理庁でも押えております。私どももその趣旨に沿いますことは、これは当然でございまして、行政を阻害しない限りにおいては、できるだけその趣旨に沿って参りたい、こう思っております。審議官は、御承知の通り、定員五名でございまして、各省から出向していただいております。企画庁の仕事には相当審議会等がございますので、従って、それぞれの審議会を担当するというような部面等もございますから、必ずしも五名が私ども多いとは考えておりません。しかし、今回のような場合におきまして、局を新設します以上は、できるだけ省内の人員を整理し、そし……

第40回国会 内閣委員会 第23号(1962/04/04、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 水資源局設置の御審議の最中に、いかなる意味におきましても、そういう記事が出ましたことについては、私としてはまことに申しわけないことだと思いますし、残念に思っておるのでございます。  御承知の通り、企画庁の人事は、今日各省の人々を出向の形で迎えるのが大部分でございまして、今日までの段階では、まだ企画庁プロパーの出身者というものの数も少のうございます。従って、そういう面につきまして、おのおの各省庁におかれまして、いろいろ企画庁がそういうような局を作り、あるいは今回は審議官を二人減らすことになっております。そういたしますと、どの省から出ておる審議官を減らすかということは、各省庁にとっ……

第40回国会 予算委員会 第2号(1962/01/29、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 公共料金につきましては、昨年三月七日の閣議了解がございまして、さらに七月二十五日それを再確認いたしたのでございまして、その確認は、公共料金の引き上げについては、できるだけ抑制の態度をとって進んでいく、こういうことで進んでおるわけでございます。ただ、しかし、その際に、やむを得ざるものについては例外として認めるというのが七月二十五日についております。このやむを得ざるという意味は、将来の輸送関係の増強でありますとか、あるいは公衆衛生関係等におきまして、衛生上国民の健康に影響を与えるというような、そういう施設を改良していかなければならぬというようなものにつきましては、将来の問題としてや……

第40回国会 予算委員会 第3号(1962/01/30、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 本年度国際収支を合わせて参りますことは、一つの大きな命題でございますが、同時に現在起こっております物価の騰貴というものを押えて参らなければならぬのでございまして、その点は卸売物価の場合でも同じでございますが、特に国民の日常生活に影響のございます消費者物価の高騰に対しては、それが著しいだけになおさらわれわれは強力な手を打って参らなければならぬと思うのでございます。来年度の予想におきまして、二・八程度の消費者物価の上昇を見ざるを得ないような予想をいたしたことは残念でございますが、できるだけその以下にとどめるように諸般の施策を考えていくべきだと考えておるのでございまして、御質問のござ……

第40回国会 予算委員会 第4号(1962/01/31、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 価格形成の中で、流通機構の問題というのは、特に生鮮食料品等については大きいことはむろんでございまして、従って、その流通機構をどうするか、それから輸送関係をどうするかということは、重要な問題だと思います。われわれとして、そういう点を十分改善していかなければならぬという建前において、それぞれ主管官庁の方の御考察を願い、そうして案を立てていただくようにいたしておるのでございまして、われわれとしては、そういうことが促進されるように、また、価格形成の中でそういう点が非常に重要だということを指摘して、それぞれの主管官庁の御考慮を願うことにいたしておるわけでございます。

第40回国会 予算委員会 第5号(1962/02/01、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 大体食い違いはないはずでありまして、私が見ておりますところは、大体通産大臣が見ておられるところと同じでありまして、伺っておりましても、大蔵大臣も食いつぶした、こう言われたかどうかは知りませんけれども、おそらく感触から言えば大した違いがないと、私ども心得ておるわけでございます。御承知の通り昨年の七、八月まで、原材料の在庫というものがそう多くなかったのじゃないかという一応の予想を、実はいたしておったわけでございますけれども、その後の状況を見ておりますと、御承知の通り港湾荷役等も非常に困難でありまして、従って通関実績等に表われておりますものから見まして、機械類が非常に多かった、原材料……

第40回国会 予算委員会 第9号(1962/02/06、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 将来のエネルギー問題につきましては、日本の産業の発展上非常に重要な問題でございまして、御承知の通り、所得倍増計画の中におきましても、エネルギーの問題について、昭和四十五年におけるエネルギーの状況を一応きめておるわけでございまして、先ほど国産石炭につきましては、五千五百万トンということを通産大臣から申し上げましたが、四十五年におきましては、水力で九百十九億キロワット・アワー、それから石炭については八千四百六十四万トン、そのうち日本で生産するのは五玉五百万トンと一応きめております。また、石油については九千八百三十三万一五千キロリットルというようなことでありまして、大体その構成比率を……

第40回国会 予算委員会 第10号(1962/02/07、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 大体三十六年が、鉱工業生産におきまして、三十五年に比べまして一九%くらいの水準増になっております。内訳を申しますと、機械工業が三一%、鉄鋼業が二五%、非鉄金風一六%程度でございます。そこで、今後の三十七年度の予想をいたすわけでございますが、御承知の通り抑制政策をやっておりますので、むろん今までのような伸びを期待するわけにはいきませんし、むしろある時期には、生産そのものが低下するという状態も起こってくると思います。従いまして、年間を通じてどの程度に予想をするかということは非常に困難な問題でございますが、われわれ全般的な経済の抑制政策をやっております上から見まして、大体五%半ぐらい……

第40回国会 予算委員会 第12号(1962/02/12、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 三十二年の四月に法律が制定されまして、その以後の審議会の活動等についての御質問でございますが、三十三年度中に、台風常襲地帯の指定、それから災害防除事業の指定というものについての審議をいたしました。なお、災害防除事業五カ年計画につきましては主務省において立案するように努力していくということで進めて参ったわけでございまして、三十四年におきましても、その方針を迫って、そうして審議会におきましても常襲地帯の追加指定その他を行なって参ったわけでございます。ところが、御承知のように、その後伊勢湾台風なりあるいは伊豆の風水害なりが起こりまして、その方に非常に問題が多かったものでございますから……

第40回国会 予算委員会 第16号(1962/02/28、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 ただいま石田委員のお話のように、世界の各地におきましてブロック化と申しますか、経済の共同的な行為によって結合をしていこうという動きが相当活発でございますし、しかもそれが着々緒についておる。特にEECのごときは第二段階に入りまして、農業政策等につきましても打ち合わせていくという段階になっております。こういうような広域的な経済の結合になって参ります場合に、日本といたしましてもそれに対処して参らなければならぬと思います。特にそれらの広域経済圏と域外との関係、域外における日本の競争というような問題についても、今後問題がいろいろ起こってくると思います。日本といたしましては今日東洋に位置を……

第40回国会 予算委員会 第17号(1962/03/01、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 季節変動を入れまして三・八上がったということは、実は予想以上に生産が好調を続けておるというふうに感ぜざるを得ないのでございまして、ただ、季節変動の問題については、若干、過去の数字と申しますか、後ほど事務的に説明してもよろしゅうございますけれども、正確を欠くものがありはしないかというところも見られるわけでございまして、そのままそれをとっていいかどうかということはございますが、しかし、それにしても、大勢から見て、まだ生産活動が相当旺盛だというふうには見ざるを得ない、こういうことでございます。
【次の発言】 今の趨勢では、一月の状況があるいは横ばい程度に続いていくのじゃないかと見ざる……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 商工委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第2号(1962/03/15、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 都市の過度の集中化を是正して参らなければならぬことは当然でございますが、しかし、この法案といたしましては、御承知の通り、各地に新産業都市というものを作って、あるいはこの前議会で御承認を得ました低開発地域工業開発促進法というようなものも合わせまして、各地におけるそうした集中防止あるいは開発というようなことをいたすことによりまして、間接的にその効果を上げるということでございます。二の法案自身が過大都市だけを何か扱うという目的ではございません。
【次の発言】 この法案の趣旨と申しますものは、むろん条文にもうたっておりますように、既設都市に――既設都市と申しますか、ことに東京とか、大阪……

第40回国会 商工委員会社会労働委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1962/03/16、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 国土総合開発計画がおくれておりましたことは、まことに申しわけない次第でございます。昨年七月に草案を出しまして、そうして各方面の御意見を伺いました上で、この四月一日を期して最終案を決定して参りたい、こういうことでございます。従って、国土総合開発計画がいよいよ計画の確定段階に入ります。今回提出しております新産業都市の法案は、その構想の中における、ある意味においては拠点都市というようなふうに考えられるわけでございまして、従って、非常に多数のものを指定するというようなことを考えておるわけではございません。なお、同時に衆議院等の皆さん方の立法されました地域の開発計画の立法もございます。そ……

第40回国会 商工委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1962/03/22、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 今日まで過大都市ができた経過を顧みてみますと、いろいろな原因があるように思います。ある場合には日本の産業というものが相当政府に依存しておる、従って、官庁関係のあるようなところ、あるいはそういう便利なと申しますか、地方の通産局その他もあるような便利なところというようなこともございましたでしょうう。しかし、大きく考えてみますと、やはり地域開発というものが総合的に行なわれておらなかったのではないか。今、御指摘のように、資本というものは利潤を追求してどこへでも行くんだ、こういうことで、かりに過去のずっと十五年も二十年も――今日になりますと、労働力の地域差というものについて、賃金差という……

第40回国会 商工委員会地方行政委員会連合審査会 第1号(1962/04/05、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 過大都市を防止いたしますことは、今日の非常に喫緊の要務だと思います。従いまして、たとえば、東京におきましては、首都圏整備委員会等におきましてこの問題を取り上げ、またあるいは通産省におきまして工場立地の関係においてそれぞれ取り上げていくわけでございまして、過大都市自体の制限等については、この法律の目的でないわけでございます。なお詳細なそういう点につきましては、事務当局から御説明をいたさせます。
【次の発言】 ただいまたとえば学校でありますとか官庁の移転というような問題については、行政管理庁方面あるいは自治庁方面において御検討中でございまして、まだ成案はできておりませんけれども、そ……

第40回国会 商工委員会地方行政委員会連合審査会 第2号(1962/04/12、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 今回提出いたしました新産業都市建設促進法案は、むろん制定までにいろいろないきさつがございましたことは事実でございますし、また通産省等が、産業都市の計画あるいは自治省方面の地方都市の計画その他諸般の計画がございましたのを総合いたしたものであることは申すまでもないことでございまして、従いまして、今御指摘のようなこの法律が、ただ単に産業都市だけを作って、何か社会福祉の施設であるとか、あるいは雇用の条件というようなことを無視してでき上がっておるものでないことは申すまでもないのでございます。同時に、人口の過度の集中ということは今日解決しなければならぬ重要な問題でございますが、当然新しい都……

第40回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1962/02/19、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 ただいま議題となっております経済企画庁の予算案につきまして御説明申し上げます。  歳出予算の要求総額は八十一億七千二百十三万円でありまして、これを前年度予算額五十九億七百二十八万二千円に比較いたしますと、二十二億六千四百八十四万八千円の増額となっております。この増額となったおもな理由は、離島振興事業費におきまして十億七百三十三万七千円、国土総合開発事業調整費におきまして二億円、水資源開発事業費におきまして九億二千九百四十万六千円増額となったためであります。  次に経費の内訳を申し上げます。  第一に、経済企画庁の項では、要求額は四億九千四百四十万円でありまして、前年度の四億五千……

第40回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1962/02/22、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 先般法律が通りまして、水資源開発公団を発足させて参らなければなりませんので、諸般の事情を考慮し、十分な公団の運営に適当な人を選びまして、総裁、副総裁を決定いたしたのでございます。
【次の発言】 総裁、副総裁を内定いたしまして、そうして総裁、副総裁等の意向等もお伺いしながら今後理事の選任をいたして参りたい。こう考えておるのでございまして、理事は実際に公団の運営をいたしていく人でございますから、その人選については十分な注意をもっていたして参りたい、こう存じております。
【次の発言】 ただいま準備をいたしております段階でございまして、どういうふうな職制あるいは機構かというようなことは……

第40回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1962/02/23、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 この種の計算につきまして、平常の状態でございますれば、過去においてある程度予想さるべき数字は大体確定してくるのではないか。従って、必ずしも、想定された努力的な目標と言う必要はない場合が多いと思います。しかし、昨年来の状況を見ておりますと、経済に著しくいろいろな変動が起こっておりましくしかも、それが高度の成長という一つの要素と、それに伴います日本の産業自体の構造上の変化の現状の問題もございます。従って、それがどういうふうに相関的に影響してくるかということになりますと、はなはだむずかしい問題がございます。しかも、それを受けて立ちます産業人の方面の心理作用の影響というものが、相当私は……

第40回国会 予算委員会第三分科会 第7号(1962/02/26、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 お話のように、所得倍増計画がありませんでも、日本の国力を総合的に増進する上におきましては、地方開発あるいは低開発地域の開発と申しますか、そういうことが必要であることは申すまでもないのでありまして、従って、今日までそれに伴いますところの諸般の法律あるいは制度等が次第にできてきておる、これもまた当然のことだと思います。ただお話のように、国土総合開発ができまして、ただいま最終的成案の発表を見る段階に至って各方面の御意見を伺っております。これができ、また低開発地域の法案もできましたし、今度は総合開発における拠点開発の意味をもちまして、新産業都市の法律もできるわけでございます。そうします……

第40回国会 予算委員会第三分科会 第8号(1962/02/27、29期、自由民主党)【政府役職】

○藤山国務大臣 東北開発会社にこのようなことが起こりましたことについては、まことに遺憾でございまして、監督官庁としての企画庁としても責任を感ずる次第でございます。一応現在までの状態から申しますと、東北開発は株式会社の形態をとつておりまして、公庫とか公団とかと違う形態をとっておるのであります。この形態をどういうわけでとったかという成り立ちにつきましては、いろいろ問題がございましょうが、そういうような株式会社の形態をとっておりますから、なるべく自主的な弾力的な運営をして進んでいくのが適当であろうという意味かと思います。従いまして、今日まで事業計画でありますとか、資金計画でありますとかを中心にして、……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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