このページでは松井誠衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○松井誠君 私は、ここに、日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案説明のありました銃砲刀剣類等所持取締法の一部を改正する法律案につきまして、池田総理並びに関係各大臣にお尋ねをいたしたいと思います。(拍手) さきに浅沼事件、近くはまた嶋中事件を契機にいたしまして、国民の間には、右翼テロに対する激しい憤りが盛り上がって参りました。そして、国民は、政府がこの怒りを正しく受けとめ、右翼テロ根絶のために抜本的な対策を立てることを期待し、かつ、要望をいたしたのであります。(拍手)ところが、その期待した国民の前に現われてきたその第一の措置が、警職法の事実上の一部改正である本改正案でございました。素朴にし……
○松井誠君 私は、ただいま行なわれました地方行政委員長永田亮一君の御報告に対しまして、日本社会党を代表し、総理及び関係者大臣にお尋ねをいたしたいと思います。(拍手) 一体、このえたいの知れない法案の本来の目的は何か、それは法案作成の過程において行くえ不明になってしまったのではないか、これが私のこの法案に対する重大な疑問でございます。当初自治省がこの法律案の要綱を地方制度調査会に諮問いたしましたときに、自治省は、その提案理由の中で、最近国の出先機関及び地方公共団体の組織が広域化し、膨大化し、したがって、行政部門がまた専門化してきたということを述べたあとで、次のように言っております。「その結果、……
○松井(誠)委員 私は競輪の行政につきまして、主として重工業局長にお尋ねをいたしたいと思います。 私のお尋ねいたしますことは一見ささいな問題であるようでございますけれども、その中にいろいろな問題を含んでおりまして、少なくとも政治の姿勢を正すという意味で、とうてい黙過できない問題を含んでおります。そこで非常に貴重な時間をさいていだだきましたが、与えられた時間が非常に短うございますので、問題を端的にお尋ねいたしますから、お答えの方もそのような御配慮で、一つお願いをいたしたいと思います。 問題は新潟県にある弥彦村という村に、昨年の暮れに競輪の開催の限度外の申請といいますか、そういうものが通産省か……
○松井(誠)委員 ただいまのことに関連をいたしまして、長官にお尋ねをいたしたいと思います。ただいま、その後の警備の状況のことについて、いろいろお伺いをいたしましたが、警備に直接重要な関係のある問題として、右翼団体の資金源の調査ということがあるわけであります。言うまでもございませんけれども、右翼団体が行動を起こすのには何がしかの資金が要る。その資金を情を知りながら供給するということは、いわばその右翼団体の行動なり犯罪なりを直接、間接にこれを幇助し、あるいはまた教唆するという、そういう関係にあるわけであります。従いまして資金源の調査というものは、右翼団体の行動あるいは犯罪の予防ということのためにも……
○松井(誠)委員 法務省の竹内刑事局長にお尋ねいたします。この前の連合審査で右翼の資金源のことにつきまして一部の発表がございました。そのときに残余の分についても早急に調査か捜査かわかりませんけれども、完了をする見込みだという御答弁がありましたけれども、その後、これは具体的には東京地検が持っておった資料についてでございますけれども、その資料についてその後発表のできるような段階になりましたかどうか、その点を一つ。
【次の発言】 そういたしますと、私も今速記録をまだよく見ていないのでありますけれども、私の記憶では、少なくとも大津は、まだ全部の捜査が完了していないから発表できないのだということで当初は……
○松井(誠)委員 地方財政計画としうものについてきわめて初歩的な質問をいたしたいと思います。
最初に地方財政計画とは一体どういうものかということでお尋ねいたしたいわけなんです。そう申しましても、抽象的でお答えしにくい、だろうと思い事のでたとえば本年度の財政計画の策定方針の中で一番最後に、いわゆる規模是正をしたことにからんで「決算に基いてその算定方法を適正化し、地方財政計画の合理化を図る」。ここに書いてあります「地方財政計画の合理化」というのは一体どういう意味なのかということをまず財政局長にお尋ねしたい。
【次の発言】 そうしますと、合理化の一つの点は、実際の財源、実際の現在の地方財政の状態と……
○松井(誠)委員 最初に提案者に簡単にお伺いをしたいと思います。この第三条におきまして、本人の救護をする条件として、公共の場所や乗りものという条件と、それから粗野または乱暴な言動をしておるという条件、そういうものが必要だということになっておりますけれども、こういう公共の場所や乗りものあるいはこういう言動がない場合にも救護の必要があるという場合もありうると思います。 元来救護を必要とする条件と、本人の行為を規制することが必要である条件とは、ほんとうならば全く違うものであるべきであったと思うのですけれども、この法律ではそれが二つとも同じである。公共の場所、乗りもの、それから粗野、乱暴な言動という……
○松井(誠)委員 この改正案自体につきましても、実はいろいろお伺いをしたいことがたくさんございますけれども、きょう私は、この改正案自体についてではなくて、いわばその改正案の前提になるというか、根底になるというか、そういうものについてお伺いをいたしたいと思います。 その前提になる問題もいろいろございますが、私がお尋ねをいたしたいのは警察官の職権乱用――職権乱用といいましても、刑法上のいろいろな犯罪を構成するような行為、あるいはそこまで至らない人権侵犯の行為、とにかくそういうもの一切をひっくるめて職権乱用という言葉でかりに呼ぶといたしますと、そういう職権乱用の危険について主としてお伺いをいたした……
○松井(誠)委員 法務省の方にお尋ねをいたしたいのでありますけれども、昨年の六月十五日の警察官のいろいろな職権乱用につきまして、被害者からの告訴なりあるいは第三者からの告発なりいろいろあったと思いますけれども、その状況をまずお知らせをいただきたいと思います。
【次の発言】 このアンケートに対してその回答を寄せないという人たちが、取り調べをされた四千百五十名の中には入っていないのですか。
【次の発言】 そうしますと、この告発人に対する取り調べというのは、アンケートによる回答を求めるという方法だけで、直接にお呼びになって調べるという方法はとらなかったのですか。
○松井(誠)委員 昨日に引き続いてお尋ねをいたしたいと思います。一言、わかり切ったことなんですけれども申し上げたいと思いますが、法律の運用の実際の結果というものは、これはもう法律の字づらだけを何べんひっくり返して読んでみましても、それだけではもとよりわかるはずはございません。それがほんとうにどういうように運用されて、どういう結果をもたらすかということは、その法律の運用、執行に当たる、いわば権力者というものの性格がどうなのか、その人がどういうことを考えているのかという、そういうことも考え合わさなければ、ほんとうの姿は出てこないと思います。たとえばあの治安維持法で、国体の変革だとか、あるいは私有財……
○松井(誠)委員 非常に長時間になりまして申しわけございませんけれども、二十四条の二につきまして田上参考人に二、三お伺いをいたしたいと思います。今、一般的に申しまして警察の任意処分というものは元来規定がなくてもできるんだ、しかし警察の性質上非常に微妙なものもあるので、一歩使い方を誤れば人権を侵害する。従って、その使い方について明確にする必要があるのでこういうことを書くのだ、というように一般論としておっしゃったと思いますけれども、まずこの点確かめておきたいと思います。
【次の発言】 今のような御議論は、二十四条の二の一項並びに二項全般についてやはり明確にする、任意処分だけれども明確にする必要があ……
○松井(誠)委員 関連して一点だけお尋ねをいたしたいと思います。 それは一十四条の二と憲法との関係でございます。今まで総理大臣もそうでしたけれども、あるいは国務大臣あるいは長官も、憲法三十五条は刑事手続にだけ適用があるので、従って一般の行政手続の場合には関係ないのだという二青で片づけられておったわけです。なぜ一体、憲法三十五条が刑事手続だけに適用があって行政手続には適用がないのかという御説明はなかった。きのう初めて田上教授がああいう説明をされましたけれども、政府としては、憲法三十五条はどういうわけで刑事手続だけに適用があるのか、その点をまずお伺いいたしたい。
○松井(誠)委員 私は、漁業権の行使の方法、特に定置網漁業権の行使の方法を主として水産庁にお尋ねをしたいと思いますが、まず一般的な問題といたしまして、漁協が免許漁業権を持っておるときに、それを完全に自分で自営をしないで、漁協の資本以外の資本を入れて経営をする場合に、漁協が資本の過半数である五割一分、漁協以外の資本が四割九分、つまり過半数を漁協が持っておれば、それで漁業権の自営という範囲は逸脱しないんだ、そういう指導の方法をされておられるかと聞いておりますけれども、その点をお伺いします。
【次の発言】 そうしますと、たとえば漁協が五割一分の資本を出すという、そういう形式的な数字だけではだめなので……
○松井(誠)委員 私は、昨日来赤松委員、阪上委員、あるいは大原委員から御質問がありました公安条例の問題につきまして、引き続き御質問をいたしたいと思います。 われわれがなぜ今この公安条例というものを問題にするかという理由につきましては、昨日来いろいろ各委員から申し上げました。私もさらに一つ加えるならば、今われわれが公安条例を問題にしておる理由の一つとして、少なくとも本年度に入ってから、この公安条例の実際の運用というものが従来に増して非常にきびしくなっているという、そういう新しい事態を招来したわけです。そのために公安条例の存在というものがさらに脚光を浴びてきた、そういう事態になっておるわけであり……
○松井(誠)委員 私は、政府の提出されました地方自治法の一部改正案の中で、地方公共団体の議会の議員、長その他の兼職禁止の規定に該当するかどうかということを決定する手続を整備されたことにつきまして、それに関連をいたしまして、法律的な点一点だけを実はお伺いいたしたいと思うわけでございます。 その前に、この法律の実際の運用ということについて、やはり一言だけお尋ねをしておかなければならないわけですが、これはもう繰り返し質問されておることでもあり、参議院でもやはり同じ観点から質問がありましたので、非常に重複して恐縮ですけれども、この規定のほんとうの生命というものがそこにあると思いますのでお伺いをいたし……
○松井(誠)委員 災害対策基本法案につきましていろいろお伺いをいたしたいと思うのでありますが、大体の私の質問のプログラムと申しますかを最初に申し上げたいと思います。それはこの法律はごらんの通り非常に技術的な、非常に混雑をして込み入った法律でありますので、私は、最初に大臣に具体的な法律案の内容よりもむしろその法律案以前の問題といいますか、基本的な問題として非常に素朴な国民の立場からの疑問というものを二点ばかり実はお伺いをしたいと思います。 一点は、これも言い古された質問なんですけれども、やはり災害の責任は一体どこにあるか。災害というもの、あるいは防災というものに対して、だれが責任を持つべきもの……
○松井(誠)委員 災害対策基本法案につきまして、きのうも申し上げたのでありますけれども、非常に素朴な国民の立場からの疑問を代表しまして、この法案の以前の問題と申しますか、あるいはそこに横たわる基本的な点につきまして、あらかじめ二点ばかりお伺いをいたしたいと思います。 私は、この法案を最初に読みましたときに、もしこの法案をほんとうに災害を受けた国民、災害の基本的な対策というものを要望しておる国民が読んだときに、一体どういう受け取り方をするだろうかということを実は考えたわけです。たとえば被害を受けた農民なら農民がいる。そうして水が出ればはんらんをする、そういう裏の川なら川の堤防が今度は一体どうい……
○松井(誠)委員 私は特殊海事損害の賠償の請求に関する特別措置法、この法律案についてお尋ねをいたしたいわけでありますが、この前の国会で飛鳥田委員から基本的な問題を主としていろいろ御質問もございましたので、私はなるべく重複を避けましてお尋ねをいたしたいと思うのです。 そこでまず第一に、この法律案の立法の基礎になりましたいわゆる地位協定の十八条の五項の(g)、これと前国会で問題になりました口上書との相互の関係についてお尋ねをいたしたいと思います。 最初に、これは外務省の方にお願いをいたしたいのですけれども、この(g)項というのは軍艦もしくは公船、そういう船舶による被害ということでありまして、従……
○松井(誠)委員 簡単に二、三お伺いをいたしたいのでありますが、最初、財政措置の基本としてこの法律は起債という方法をとっておるわけですけれども、当初新聞なんかで伝えられたところによりますと、普通の補助金では、残りのいわば地元負担の分が非常に苦しいので、それを全額国で見るのだ、全額そういうものについては補助をするのだ、そういう構想のように報道されておった。そういう事実、そういう考え方が一時あったのかどうなのかということが一つ。それから、起債という方式をとられまして、五七%という何か非常に中途半端な数字でありますけれども、五七%という数字は一体どこから出た数字なのか、その辺をちょっと伺いたい。
○松井(誠)委員 この法律案は、前国会の提案に一、二の点で修正が加えられておりますけれども、この修正はいわば枝葉末節な修正でありまして、従って、われわれが前国会で反対をした基本的な態度、警察官の現在の、特に日本の状況からいってこの法律案が持っておる危険な性格というものは、依然として変わっておりませんので、われわれの態度も、やはりこの法律案には反対だという基本線にはもとより変更がないわけであります。この法律の改正案のかなめである二十四条の二は、警職法のいわゆる職務質問の規定と実際の運用において非常に密接に密着をした相互関係があるわけでありますけれども、その職務質問の規定そのものが、その運用が現在……
○松井(誠)委員 先ほどの門司委員の御質問にも多少関連があると思うのですけれども、警察官が常時武器を携帯しておる。ところが国民はいわば武装解除されておる。権力を持った人が武器を常時持っておって、権力を持たない国民は武装解除されておる。こういう状態は考えてみれば疑問がないわけではないと私は思う。資料の外国の立法令というところを拝見しますと、イギリスやアメリカの立法令が書いてありますけれども、世界の中で国民に対して武装解除を要求してないというような国は一体あるのかないのか、そういうことを参考までに一つお伺いしておきたいのですが、大体のことでけっこうでございますけれども、おわかりでありましたならば一……
○松井(誠)委員 質屋営業法の改正案について法理的な点、一点だけをお尋ねいたしたいのでありますけれども、その前にちょっとお伺いをいたしますが、今度の改正案は、拝見しますと、質屋営業の取り締まりを多少緩和するという、態勢としてはそういう建前からの改正案であるように思うわけですけれども、これは何か現在の質屋営業の実態というものに即応した改正案かと思いますけれども、そういう点について簡単でよろしゅうございますけれども、このように警察の面からの営業取り締まりというものを、多少緩和をするようになった現在の質屋営業の実態といいますか、そういうものを一つ簡単にお教え願いたいと思います。
○松井(誠)委員 小林参考人に最初にお伺いいたしたいと思います。 私も、この改正案の緊急政令そのものというよりも、むしろこれが一般化されるということに、より大きな関心を持っておるわけなんであります。そういう意味で、現在でも警察法には非常事態の宣言というものがあり、あるいはまた自衛隊の緊急出動というものがあり、従ってそういう治安のための緊急政令というものは、制度的に何か隣に来ておる、そういう姿になっておると思います。従って、ここでこういう緊急政令ということを認めることによって、そういう治安のための緊急政令に門を開いてやる、そういうことになりはしないかという危惧が一番大きいわけであります。そうい……
○松井(誠)委員 簡単に三点ばかりお尋ねをいたしたいと思います。 特にこの緊急政令という制度は、御承知のように、日本国憲法が制定されて初めて導入をせられる制度でありまして、しかも現行憲法の体系との関係で、いろいろな問題があることは御承知の通りであります。従って、こういう制度を導入するについては、どうしてもこれが必要だ、ほんとうに必要やむを得ないという事情がなければならないと思います。そこで、たとえばこういう緊急政令という制度によらないで、ほかの方法で同じような目的を達することができないかどうか。そういうことを御検討になったかどうか。具体的に申しますと、現在災害救助法という法律がございまして、……
○松井(誠)委員 私は、裁判所職員定員法の一部を改正する法律案について少しばかりお伺いをいたしたいと思うのです。これは直接予算に関係することでありますので、最初に一点だけ裁判所の予算全体について確かめておきたいと思うのですが、ただいま私の手元に最高裁判所から出しておる裁判所時報の一番新しい号なんですが、それに裁判所予算が昭和二十三年から昭和三十七年まで国の予算に対してどれくらいの割合を占めておるかという、そういう統計が出ておるわけであります。それを見ますと、大体昭和三十、三十一、三十二と、その辺を頂点にいたしまして、裁判所の予算の国の全体の予算の中に占める割合というものはだんだん低下をして参っ……
○松井(誠)委員 私も、簡単に二、三点お伺いをいたしたいと思うのです。 最初に、訴願前置主義の問題について、主として橋本参考人と綿貫参考人にお尋ねをしたいと思います。 先ほど来裁判官の専門的知識の問題が出ておりましたけれども、これもやはり訴願前置主義をとるかとらぬかという問題とうらはらの関係にたるわけでありますが、先ほど訴願前置主義廃止に反対だという理由で、橋本さんと市原さんが、大体行政の能率化その他二点をあげておられたのです。能率化という点からいえば確かにその通りだと思いますけれども、それがやはり国民の権利救済という点からどうかという問題になりますと、実は私自身文字通りわからない。総理大……
○松井(誠)委員 私も、今猪俣委員から御質疑がありました総理大臣の異議権の問題を中心にしてお尋ねをいたしたいと思います。その前に、この改正案の異議権の原形、もとの形である現行法の規定ができたそのいきさつ、これは大体知られておりますけれども、この総理大臣の異議という制度が挿入をされた経過というものについて、まず承りたいと思います。
【次の発言】 当時のGHQが、例の平野力三氏の追放の問題について、執行停止を裁判所が行ないそうになった。そういう形勢にGHQがあわてて、それで日本政府に対して、こういう特例法の十条ですけれども、十条のこの異議権の制度を入れさせた。そういうことを伺っておるのでありますけ……
○松井(誠)委員 大臣がお見えになっておりますので、最初に大臣に二点ばかりお伺いをいたしたいと思うのです。 一つは、この法律に規定しておるいわゆる総理大臣の異議権の問題についてであります。御承知のように、この異議権は、裁判所が執行停止をしたあとでも、総理大臣の異議があればもう有無を言わさず執行停止の効力がなくなってしまう。そういう意味で、執行停止の問題に関する限りは、総理大臣の異議権というものは裁判権に対して完全に優位な立場に立っておる。従って、少なくとも憲法に規定しておる三権分立の精神からいって、非常に重要な例外をなす制度だと思います。こういう制度をなぜ一体認めなければならなかったか。問題……
○松井(誠)委員 昨日いただきました執行停止事件の統計を拝見いたしまして、まずそれについて二、三お尋ねをいたしたいと思います。
この第一表と第二表との関係ですけれども、この第一表には、総計が八百六十五件、第二表では八百八件となっておりまして、その数字に食い違いがあるわけです。この違いというものは、この第二表のこういう形の既済でなくて未済になっておるというようなことからくる食い違いなんでしょうか。どういうわけなんでしょう。
【次の発言】 では今の問題に対するお答えは後刻いただくといたしまして、私がこの前、昨日も申し上げましたけれども、知りたいと思っておりました一つの問題は、先般いただいた資料に……
○松井(誠)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、行政事件訴訟法案に対する修正案の趣旨説明を行ないたいと思います。修正案の内容につきましては、今委員長が申されましたように配付いたしてございます案文をごらんいただけばおわかりになると思いますので、朗読は省略さしていただきます。 そこでわれわれがなぜこのような修正案を出すかという理由について申し上げたいと思います。今度の法案が、今まで疑問であり、問題であったというような点をいろいろ解決をしたという意味で多くの改善の点があるということ、そしてそれに関連をしてたくさんの関連法律の整理をされたという点、そういう点についての御努力なり、あるいは改善さ……
○松井(誠)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、行政事件訴訟法案に対する修正案に賛成をし、原案に反対をいたすものであります。 その理由は、昨日修正案の提案理由で申し上げました通り、われわれの修正案の基本的な考え方は、現在の日本で必要なのは、行政能率を上げるというそういう立場を重んずることではなくて、国民の権利救済により重点を置くということでなければならないと思うのです。権利救済を重んずるということと、行政能率を高めるということとは、形の上では、あるいは現象的には矛盾をいたすわけであります。そのときにどちらに重きを置くかということになりますけれども、われわれは日本の現在の民主主義が未成熟……
○松井(誠)委員 私は、国鉄当局の最近における、国労に対する不当労働行為の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。
最初に、この国労に対する不当労働行為の問題につきましては、先般公労委の救済命令が発せられまして、それに対して当局の方では行政訴訟を起こしたやに聞いておりますけれども、その事実の有無についてまずお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 その救済命令で公労委が認めた不当労働行為というのは数数ございますから、従って、個別にどういう理由で行政訴訟を起こされたかということはいろいろ理由があると思いますけれども、概して言えば、主としてどういう点が不服でこの行政訴訟を起こされたのか。個……
○松井(誠)委員 私は、政府提案の漁業法の一部を改正する法律案並びに水産業協同組合法の一部を改正する法律案、この二つの改正法案についてお尋ねをいたしたいと思います。 具体的な条文の内容についてお伺いをいたしまする前に、いわばその前提となる基本的な態度について若干お尋ねをいたしたいと思います。 この水産業の問題について、先の農林漁業基本問題調査会で答申案が出されまして、続いて漁業制度調査会でも答申案が出されたわけでありますが、この二つの答申案と今度のこの二つの法律の改正案とのつながりについては、いろいろの見方がございましょうけれども、ともかくつながりはあると思います。そこで、この基本問題調査……
○松井(誠)委員 ただいまの安井委員の質問に関連をしまして、一点だけお尋ねをいたしたいと思います。それは底びきの問題であります。小型あるいは中型の底びき船と沿岸の漁民とはしょっちゅう紛争を起こしておる。これは、以西じゃなくて、以東の方はどこでもそうでございましょうけれども、ことに新潟県の佐渡というようなところは、佐渡のまわり全部がいわば底びき船と沿岸漁民との紛争の場になっておる、多少大げさな言い方をすれば、そのような状況です。そこで底びき船も沿岸漁業もどっちも食べられないという意味で、ほんとうならば底びき船を非難するわけにはいきませんが、しかしとにかく目の前の稚魚をとっていかれるということで、……
○松井(誠)委員 警察法の一部を改正する法律案についてお尋ねをいたしたいと思いますが、改正の第二点である麻薬の関係が重点になると思いますけれども、その前に第一点と第三点について最初に簡単にお伺いをしたいと思うのです。
第一点でございますけれども、全国的な幹線道路という言葉がございますけれども、提案理由の説明によりますと国道を一つの例としてあげてありますけれども、国道だけではなくてそれ以外にも全国的な幹線道路というものの中に入るものがあるのでしょうか、その点を最初に伺っておきたいと思います。
【次の発言】 どちらにしましても、全国的な府県道というものはあり得ませんけれども、しかし全国的な立場か……
○松井(誠)委員 昨日お願いしました資料をいただきましたが、この条約の仮訳を実はまだ拝見するいとまがございませんので、これを、密輸に限らず麻薬犯罪の取り締まりに関係がある点について、一つかいつまんで内容を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今大体条約の内容をお伺いいたしましたけれども、この委員会の性質上詳しいことは遠慮いたしますが、この条約が今度日本で批准をされるということになって、具体的に日本の国内法がどう変わるかということはあとでお伺いしたいと思いますけれども、その前に、この条約と、日本における麻薬犯罪のいわば根源である東南アジアの諸国はどういう関係にあるか、どういう国が入っておるか……
○松井(誠)委員 今の選挙違反の取り締まりのことに関連をしまして、私も一つお伺いをいたしたいと思うのですが、これはもう終わった事件ですから、一つ伸び伸びとお答えをいただきたいと思います。 最初に一般的な取り締まりの方針についてお伺いをしたいのですが、選挙違反の中で、文書違反とかその他のいわゆる言論活動を取り締まる、言論活動規制に違反をしたという場合と、それから買収、供応などを犯したという場合と、選挙違反の中における比重というものが私は非常に違うと思うのですけれども、その点をまず一般的に、お伺いをしたいのです。なぜかと言いますと、文書選反も選挙違反、買収、供応も選挙違反だ、つまり選挙違反という……
○松井(誠)委員 関連して。救急業務という点について、簡単に一つだけ疑問の点をはっきりさせておきたいと思います。救急という言葉の内容ですけれども、これは別に政令にゆだねてあるようでもございませんし、常識的には一応わかりますが、救急というのは一体どういうことなんですか。
【次の発言】 消防機関の任務が非常に広くなる。そこで私お伺いしたいのは、警察官職務執行法の第四条にも、やはり同じような災害の場合における人命保護のためにいろいろやり得る処置というものが書いてあるわけですけれども、消防機関が災害の現場で行なう水害予防とか防火とかいうことのほかに、救急というものも一つの業務になりますと、いよいよ警察……
○松井(誠)委員 関連して一、二お伺いをいたしたいと思います。 この交付税法の一部改正の法律案の提出理由の説明の中に、農業構造改善について農業行政費をふやすという形でめんどうを見るということが書いてありますけれども、こういう形式でいわゆるめんどうを見るということのぜひについては、この閘門司委員からいろいろお話がございましたけれども、その問題は別といたしまして、この構造改善の事業は、農業だけでなくて、御承知のように漁業の構造改善というものも今進んでおるわけであります。これはこの提案理由の説明には直接には書いてございませんが、念のためにお伺いをいたしておきたいと思いますけれども、その漁業の構造改……
○松井(誠)委員 先日来太田委員からいろいろ質問がありましたけれども、まだ独立採算制をめぐってふに落ちないところがございますので、骨組みだけをお尋ねしたいと思うのです。
この間、奥野局長の御答弁ですと、この公営企業法の基本原則である経済性の発揮と公共の福祉の増進とは矛盾するものではないのだという御説明であったわけです。常識的に考えると、しょっちゅうそういう矛盾をする二律背反があるというふうに常識的には考えられるのですが、経済性というのはどういうことを意味するのかというところからお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、能率性といいますか効率性といいますか、そういうことをいうのであ……
○松井(誠)委員 いまの点に関連をしまして一点だけお伺いをいたしたいと思うのですが、それは今度の改正案がこれからどういう形で実効を確保できるかというその問題につながるわけでありますけれども、いまも川村委員からいろいろ御質問がありまして、その中でも触れられておりますけれども、この現行地方財政法の二十七条の二あるいは三にも同じような趣旨の規定があるわけです。そこで、このような二十七条の二あるいは三の規定の実際の運用の状況というものがどうなっておるのか。私らの目や耳に直接触れる機会の多いのは、いま川村さんからもお話がありましたたとえば学校の給食婦の問題なんかですけれども、やはりこういう規定があるにか……
○松井(誠)委員 今度の改正案で、議会の権限がどうなるかというのが一つの関心の的でございますけれども、その中で、いままで議会の議決事項として認められておりました分担金を徴収する場合の条例を制定するときには公聴会を開かなければならない、その点について、今度の改正案ではどのようになっておるのか、まずその点をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 いままで公聴会が実際に行なわれなかったというのは、現実にはどういう理由に基づくのか。これは自治省のほうでもおそらくは、実際に開かなければならない公聴会を開いてないというような実例が耳に入っておるだろうと思いますけれども、そういうときの指導のしかたなんか……
○松井(誠)委員 最初に、いま門司委員から言われました、この地方開発事業団の職員のことについてお尋ねをいたしたいと思いますけれども、地方公務員の中で、特別に、地方公営企業なんかに働く労働者は、いわば地公労法という法律の適用を受けるわけであります。したがって、労働者としてのいろいろな権利について、地方公務員法の適用を受ける者と、地公労法の適用を受ける者とで、いろいろ違う。そういう者が、たとえば地方団体の中で地方公営企業に働いておる人が、この事業団の中へ出向してくれば、それはやはり地方公営企業に働く職長としての身分を持っているということになるのか。もしそうだとすると、同じ事業団の中で、地公法の適用……
○松井(誠)委員 昨日お尋ねをいたしました地方開発事業団の職員の身分、あるいは労使関係の問題についてお尋ねをいたしたいと思いますが、その前に、この地方開発事業団に対して、地方自治法の普通地方公共団体に関する規定の準用といいますか、そういう問題について、たとえば特別の地方公共団体でも、特別区なり一部事務組合というのは、ここに書いてあるもの以外はこれこれの規定を準用するという書き方になっておりますけれども、この開発事業団についてはそういう規定のしかたではなくて、特に普通地方公共団体に関しては準用すべき条文というものを列記してあげてあるわけですけれども、そうしますと、原則としてこの特別地方公共団体は……
○松井(誠)委員 関連して。私も身体検査というものそのものを、少し根本的に検討すべきではないかと思うのです。そのために、法律的な問題としては先ほどの憲法三十五条の解釈をどうするかという問題が一つあると思う。この身体検査をめぐって、しょっちゅう人権問題が起こるということ自体が私は憲法三十五条についての考え方の不備というか、そういうもののいわばあらわれではないかと思います。憲法三十五条が刑事事件にだけ適用があるので、行政手続には適用がないのだという議論が、憲法論としてはあるいは多数説かもしれません。しかしなぜ一体あの規定が刑事手続にだけ適用されるべきものなのかという理論的な根拠については、必ずしも……
○松井(誠)委員 この法律案は、府県同士の横の関係といいますか、そういうものと、府県と国の地方行政機関、縦と言うと語弊があるかもしれませんけれども、そういう関係と、二つの要素を含んでいるわけですが、最初に府県同士の広域行政のあり方といいますか、そういうことについてお尋ねをいたしたいと思うのです。 この法律案は、府県をこえて広域行政の必要というものを前提にしながら、府県同士のその処理のしかたというものを、ゆるやかな協議という方式に求めているわけですが、御承知のように、二以上の府県にまたがる行政の機構としては、いろいろ自治法にも規定があるわけですし、それよりも何よりも、府県の合併という形は一つの……
○松井(誠)委員 先ほどの山口委員の御質問と同じことを繰り返すようなわけですけれども、この法律案が、九つのブロックに分けたということをほんとうに合理的に解釈をしようとするならば、やはり山口委員のような考え方でないと納得ができないと私は思うのです。このブロックで総合的な行政を計画するということになると、大臣が言われたように、やはり総合開発という問題以外にはほとんどないのじゃないか。そういう問題は国土総合開発法で、いわゆる地方の総合開発計画の立て方というものは一応規定がしてあるわけです。それから先ほどのお話のように各地方地方の特別法があって、それについてもいろいろ規定をしておるわけです。そのために……
○松井(誠)委員 端的にお尋ねをいたしたいと思いますが、最近政府は、中央につながる政治というようなことを意識的に言って、陳情政治をあおっておるわけです。それが特にこの新産都市の指定をめぐって、自分のまいた種を刈るのに大汗をかいておるという状況なんです。そのこと自体ももちろん問題で、住民の税金を使ってやる陳情放流ももちろん問題ですけれども、それが最近特にひどくなりましたので、具体的にニュースに基づいて実はお伺いをいたしたいのです。たとえば革新系の首長を持っておるところでは、そういう新産業都市の指定について不利な条件がある、そのようなうわさが流れておるというニュースがあるわけです。 そこで、具体……
○松井(誠)委員 私は、漁港法の改正並びに漁港の整備計画の問題につきまして、二、三お伺いをいたしたいと思います。最近特に沿岸漁業における漁船漁業というものが非常に不振になりまして、いわばそれの影響を受けて漁港の整備がともすればなおざりになるのではないかという懸念を持っておりますので、主としてそういう点から二、三お伺いをいたしたいと思うのです。 そこで、この整備計画の性格といいますか、そういうものにつきまして、提案理由の説明では一応抽象的に書かれておりますけれども、必ずしもはっきりいたしませんし、この前の整備計画がどういう形でなされたか、私は詳しいことは存じませんので、この前の整備計画の選択の……
○松井(誠)委員 沿岸漁業等振興法案につきましてお尋ねをいたしたいと思います。 最初に、この法律案のスタイルといいますか、そのことについてちょっとお伺いをいたしたいと思います。私、実はいままでの質問者の方々の質問を全部お聞きをしたわけではございませんので、あるいは重複するところがあるかもしれませんけれども、ひとつ御了承をいただきたいと思います。水準庁の出しましたこのパンフレットによりますと、言ってみれば、この法律案は漁業基本法ともいうべきものだといううたい文句がございますけれども、もしほんとうに漁業基本法というかまえでやられておったのであるとすれば、当然のことでありますけれども、大資本漁業と……
○松井(誠)委員 時間がございませんので、一まとめにしてお伺いをいたしたいと思いますが、浅野参考人と宮城参考人にお尋ねをいたします。 お二人ともこの政府の法律案が漁船漁業について軽視をしておるのではないかという危惧を表明されたと思うのです。私も同じ危惧を持っておりますので、その点だけお伺いをいたしたいと思います。 この零細な漁船漁業がこれからどうしていくかということについて、一つはやはり漁業制度の問題がございます。この点については、宮城参考人は独占的な資本制漁業の規制というものをはっきり申されましたけれども、浅野参考人は漁業制度というものとも関連があるんだという微妙な言い回しだけで、必ずし……
○松井(誠)委員 大臣がお帰りになります前に、二点ばかりお尋ねをいたしておきたいと思います。 私は、やはり地方行政、特に地方自治の立場から、この河川法について根本的な疑問を持っておるわけであります。この点については、先ほど来、各委員から同じような疑問が表明をされたわけでありますが、やはりその点についてもう一度確かめておきたいと思うのです。と申しますのは、先ほど大臣も御答弁になりましたように、現在地方制度調査会あるいは臨時行政調査会で、国と地方との事務配分の問題が根本的に検討されておる、そしてその結論が出るのは必ずしも遠い将来ではないという現在の段階なんです。そしてこの河川法というものの一番大……
○松井(誠)分科員 私は、主として清掃問題について自治省にお伺いをするつもりでございましたが、今問題になっております選挙違反の問題について最初に実はお伺いをしたいと思うのです。 これは最近どうも選挙違反の犯罪の罪質について、文書違反その他の形式犯と買収、供応などの実質犯との取り扱いにおける区別というものが、だんだんなくなりつつあるのではないかという気がするわけです。文書違反といえども何か組織的な、計画的な違反の場合には、買収、供応と同じように同列祝すべき悪質のものというような考え方が、警察庁あたりにだんだん台頭をしておると思うのです。しかし、申すまでもございませんけれども、選挙法の建前で、買……
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