稲村隆一 衆議院議員
30期国会発言一覧

稲村隆一[衆]在籍期 : 27期-29期-|30期|-31期
稲村隆一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは稲村隆一衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院30期)

稲村隆一[衆]本会議発言(全期間)
27期-29期-|30期|-31期
第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 衆議院本会議 第38号(1964/06/19、30期、日本社会党)

○稻村隆一君 私は、日本社会党を代表し、今回発生したる新潟、山形、秋田三県の地震による被害に関し、政府の対策と決意に対し、若干の質問を試みんとするものであり、ただいま政府の御報告を承り、その災害のいかに深刻なるかを痛感したのであります。私どもの経験せる約四十年前の関東大震災とともに、今度の震災はまさに人類史上における最大の悲劇の一つでありまして、犠牲となられたる方々に対し、心より哀悼の意を表するものであります。また、被災された方々に対し、真に同情の念禁ずあたわざるものであります。  しかしながら、われわれは現代の進歩せる科学を駆使し、政治の英知と勇気と情熱によって、国民大衆の協力を動員し、断固……


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第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 衆議院本会議 第44号(1965/05/14、30期、日本社会党)

○稻村隆一君 私は、日本社会党を代表し、ただいま議題となりました農地被買収者等に対する給付金の支給に関する法律案に対し、反対の討論を行なわんとするものであります。(拍手)  佐藤総理は、過日の本会議においてわが党の山内広議員の質問に答え、「旧地主は終戦後日本の民主化に大きな貢献をしたがゆえに、この法案によって報償するのである」と言っておられるのでありますが、事実は全く反対であって、旧地主は農地改革に対し終始一貫抵抗を試み、強制力によってやむなく農地を解放せざるを得なかったのであります。  そもそも、地主なる封建的遺物は、経済の発展の法則に従って、何らかのチャンスに必然に死滅すべき運命にあったの……

稲村隆一[衆]本会議発言(全期間)
27期-29期-|30期|-31期

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委員会発言一覧(衆議院30期)

稲村隆一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
27期-29期-|30期|-31期
第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 災害対策特別委員会 第3号(1964/02/20、30期、日本社会党)

○稻村(隆)委員 実はきょう私は、昨年の一月に発生いたしました豪雪に対するあと始末処理に関して、政府が国会に約束したとおりに処理しているかどうか、全般にわたって質問したかったのでありますが、本日岩手、青森両県より豪雪に対する陳情があり、かつ関係県の委員の方もいろいろ具体的な御質問を持っているようでありますから、私簡単に重要な点だけお尋ねしたいと思うのです。というのは、雪の問題は、いつも雪が降ったときは騒ぐけれども、実際は雪が消えるとともに消えてしまう。ことしは、やはり長期予報としては豪雪であるというふうなことであったのでありますけれども、幸いあまり雪が降らなかった。いま御陳情になった青森、岩手……

第46回国会 災害対策特別委員会 第11号(1964/06/17、30期、日本社会党)

○稻村(隆)委員 新潟地震に対する政府の御説明をいまお聞きいたしまして、その被害の深刻なのに驚くのみであります。そして、今回の震災におきまして人命を失った方々に対し、心から哀悼の意を表する次第であり、また、多くの被災者の方々に対して深い同情の念を禁じ得ないのであります。そして政府におかれましても非常災害本部を設けられ、かつての豪雪対策本部長として経験のある河野建設大臣を中心として、諸種の施策の実行に着手されましたことに対しましては、感謝の念にたえない次第であります。  ただ私は、ここで重要な問題について一点政府の所見を承っておきたいのです。というのは、災害対策というものは、いつでも、かけ声は大……

第46回国会 災害対策特別委員会 第14号(1964/07/14、30期、日本社会党)

○稻村(隆)委員 きょう実は河野本部長か野田総務長官に来ていただいて、激甚法の問題について政府のやり方が非常に手ぬるいので、その点につきましてお尋ねしたいと思っておったのですが、来ておられないようでありますから、執行官に対して――執行する上において、いまの激甚法は私は非常に不便があると思うのです。新潟県の地震につきましても、新潟市だけが指定になっておりまして、ほかはまだ全然指定されておらない。むろん、被害の状況をいろいろ計算しなければなりませんから、そう簡単にいかぬことはわかっておるけれども、だれが見てもこれは激甚法を適用しなければならぬことがわかっておるところは、私は早急にやるべきであると思……

第46回国会 災害対策特別委員会 第16号(1964/07/31、30期、日本社会党)

○稻村(隆)委員 私は、細田委員と重複する質問になるかもしれませんけれども、いろいろ重要な要素を含んではおりますから、簡単にその点について刈谷田川の問題を中心にお尋ねしたいと思っております。  刈谷田川の問題ですが、これはどこでもずいぶん共通しておると思うのです。今度山陰などでも、細田委員の御質問を聞きましても、共通点をだいぶ持っておるのですが、刈谷田川は、栃尾、見附の上流を改修していくと、豪雪の場合は下流のほうの中之島、栄が非常に被害額が大きくなる。この点につきまして河川局長はどういう考えを持っておられるか、これは非常に大きな問題なんですが、それをお尋ねしたい。

第46回国会 災害対策特別委員会 第20号(1964/10/09、30期、日本社会党)

○稻村(隆)委員 今年の七月の新潟県下における集中豪雨におきまして、刈谷田川がはんらんをした。この刈谷田川の流域は全国有数の穀倉地帯ですが、連年の災害のためにこれは不毛の地なのです。今年も非常に収穫は悪くて、農民は生活にも困るというふうな事態に追い込まれておるわけであります。七月の災害対策委員会におきまして、委員のほうからいろいろ質問し、かつ、政府当局も具体的にいろいろ答弁をしております。しかし、これは早急に実行してもらわなければならぬのであります。あれから多少時日がたっておりますので、繰り返すのでありますが、具体的な問題につきまして、建設当局並びに農林当局に重ねて私は五、六の点につきましてお……

第46回国会 内閣委員会 第9号(1964/03/13、30期、日本社会党)

○稻村(隆)委員 憲法第四条二項に「天皇は、法律の定めるところにより、その国事に関する行為を委任することができる。」と規定してあります。それによって国事行為の臨時代行に関する法律案が今回提案されたのでありますが、しかし、これは国事行為を委任することができると規定してあるのであって・どうしても委任しなければならないというわけではないのであります。あえて代行を置かなくてもよいわけでございます。またいままで置かなくとも、何ら支障がなかったのであります。この点につきまして、政府とそれから宮内庁長官の御意見をお聞きしたいと思うのです。
【次の発言】 長官の御答弁の趣旨は私もよくわかりますけれども・ただ、……

第46回国会 内閣委員会 第24号(1964/04/21、30期、日本社会党)

○稻村(隆)委員 私は、何らかの機会に一度外務大臣にお尋ねしたいと思っておったのですが、それは、私が戦前からしばしば海外旅行をして痛切に感ずることは、どうも日本の外交官制度に根本的な欠陥があるように思われるのです。今度提出されました外務省の設置法を見ても、公使館を大使館にするとか、これも一つの方法かもしらぬけれども、戦前からしばしば日本の外交は無能だとか、怠慢だとか、いろいろな悪評を聞くわけです。事実またそう言われてもしかたない点がたくさんあった。戦後も、やはりそういうふうなことを渉外関係その他の人からずいぶん私は聞くのです。まあその批評などというものは、むろんとるに足らないものもあるし、いろ……

第46回国会 内閣委員会 第28号(1964/05/07、30期、日本社会党)

○稻村(隆)委員 私どもは、終始一貫社会保障の立場から厚生省予算の増額を主張してきたのですが、三十九年度厚生省所管の一般会計予算は三千九百八十九億円、前年度当初予算に比べて二〇・四%ふえております。また国の予算の総額に対する厚生省予算の比率は、初めて一二%に達したわけでありまして、これも決して十分とは言えない些少なものでございますけれども、しかし、これだけふえただけは歓迎しなければならぬ、こう思うのです。ところが、予算がふえているのに、むしろ局部的には社会保障が後退している部分が出てくるような情勢になっているわけです。いま茜ケ久保委員も中されましたが、精神病もこれは早急に対策を講じなければなら……

第46回国会 内閣委員会 第40号(1964/06/03、30期、日本社会党)

○稻村(隆)委員 法務省設置法の一部を改正する法律案は、定員増加の問題ですが、定員増は五百八十六人、本省三百八十六人、うち検察庁九十一人、公安調査庁二百人増員するということになっております。この問題につきましては、もうすでに山内委員、村山委員、田口委員から詳細に御質問がありましたし、また、法務当局からもいろいろお答えがあったわけであります。私は、法務省の仕事が非常に多忙であるし、重要な問題でありますから、特に犯罪検挙は、現在の世相に徴しまして、徹底的にやらなければならぬと思うのです。ところが、公安調査庁で二百人ふやす。これは私は全く無用だと思うのです。かえってこれは弊害が非常に多いんじゃないか……


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第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 災害対策特別委員会 第3号(1965/02/16、30期、日本社会党)

○稻村(隆)委員 建設省にお伺いしますが、新潟県の栃尾市、見附市、中之島村、栄村に通ずる刈谷田川改修工事の今年度の予算はどれだけになっているか。また、全部で幾らの金をかけて、何ヵ年で完成する予定になっているか、それをお聞きしたいのです。
【次の発言】 ちょっと聞こえなかったのですが、本年のあれは幾らですか。
【次の発言】 刈谷田川改修の費用は、今年度は一億三千万円なんですね。
【次の発言】 来年から三億というのははなはだけっこうなんですけれども、御存じのように、刈谷田川の流域は全国屈指の穀倉地帯なんですね、ところが、最近は毎年はんらんして非常に損害を受けているわけです。そこで、三十九年度一億三……

第48回国会 災害対策特別委員会 第6号(1965/04/07、30期、日本社会党)

○稻村(隆)委員 相川大火に関連して一点だけお尋ねしたいのですが、相川大火に際し、姫津郵便局の局員今井キミさんが、迫り来たる猛火の中をものともしないで、交換台にすわって町役場、消防団等の連絡に当たったわけであります。その結果、県も火災の全容をわりあい早くつかむことができたとして、紅綬褒章の適用を申請しているようですが、この点、郵政省、賞勲局はどう考えるだろうか、お尋ねしたいのであります。
【次の発言】 お答えがなくてもよろしいですけれども、こういうことは、私は、やはり何らかの形で特別の褒賞をしなければならぬと思っております。ぜひひとつ御考慮を願いたいと思っております。

第48回国会 災害対策特別委員会 第7号(1965/04/22、30期、日本社会党)

○稻村(隆)委員 今回の雪害の問題に対しまして八田委員から詳細にわたってお尋ねがありました。また、いま小沢委員から重要な三つの点についてお尋ねがあったわけでありますが、あるいは重複するところがあるかもしれませんけれども、私のあとに大竹委員から建設省関係、自治省関係、文部省関係とお尋ねがあるはずでございますので、私は農林省関係だけ簡単にお尋ねしたいと思っております。  今回の雪の最も大きな特徴は、融雪期に豪雪がやってきたということであります。これが一番重要な問題だと思います。農家としては、六月中に田植えをしてしまわなければ、これはたいへんな問題になるわけです。これからの問題なんです。いままでの損……

第48回国会 災害対策特別委員会 第8号(1965/04/28、30期、日本社会党)

○稻村(隆)委員 二十二日の災害対策委員会におきまして、小沢委員、それから八田委員、私から一応政府の見解をただしたと思います。先ほど笹山委員からいろいろお尋ねがあったのでありますが、ちょうど私そのとき内閣委員会に出ておりましたので、全部聞いておりませんでしたから、あるいは重複するのがあるかもしれませんが、なるべく重複する点は避けましてお尋ねしたいと思っております。  実は、私あれから新潟県の北魚沼郡、南魚沼郡に調査に参ったのでありますが、被害の甚大なのに全く驚くほかはなかったのであります。むろん、これは三十八年のような広範なものではないけれども、深刻な点におきましては、先ほど笹山委員も申しまし……

第48回国会 内閣委員会 第12号(1965/03/04、30期、日本社会党)

○稻村(隆)委員 ちょっと関連して。いま法務大臣は、二月十一日を建国の日にするということは、国民大多数の声であり、自分もこれを支持する、こういうことをおっしゃっておりますが、これは私は重大な問題だと思っているのですよ。これは紀元節というふうなものは、明治政府が自己の軍国主義の発展のためにつくり上げた一つの日本歴史の誤った解釈による国史教育を受けた人々がいまでも支持している、こういうことにすぎないのです。むろん私は明治政府のやったことは全部悪いというのではないので、功罪相伴うのでありますが、日本を近代国家として成長させた功績は大きいですよ。しかし、一面において、歴史というものは常に支配者がつくる……

第48回国会 内閣委員会 第18号(1965/03/18、30期、日本社会党)

○稻村(隆)委員 実は私、設置法につきまして外務大臣に一二点お尋ねしたいと思っておるのですが、ちょうどいまベトナム問題が非常に重大化しておりますので、その前にベトナム問題について外務大臣に御意見を承りたい、こう思っておるわけであります。  私は、ベトナムに戦前数回参りまして、あすこに長くおったこともあります。戦後も二回参りまして、ちょうど辻政信氏が行くえ不明になる少し前に、私は向こうに行っておりました。ベトナム、ラオスに行っておりました。そういう事情で、いまのベトナムの問題を注意深く新聞、雑誌で見ているわけでありますから、私は非常に重大だと思うのです。日本の安全のためにゆゆしい大事ではないか、……

第48回国会 内閣委員会 第25号(1965/04/01、30期、日本社会党)

○稻村(隆)委員 日本農業の進歩発展に対応して、農林宙の機構もだんだん完備して、そのためにわが国の農業は、農業技術も世界的な最高水準に達したと思うのです。従来の農林省の行政が、その意味でわが国の農業に非常に大きな貢献をした、こういうことは、これは賛辞を呈してもいいと思うのです。しかし、一面において、この高い技術的水準も、必ずしも農業生産力の発展と農民生活の向上になっておらない。もっと極言すれば、役所のための農政になっておる。それだから、農民は農業に熱意を失ってどんどん離農している状態であります。この意味で、私はいま政府の農政は一つの壁にぶつかっておる、一大転換期に立っておると思います。こういう……

第48回国会 内閣委員会 第27号(1965/04/06、30期、日本社会党)

○稻村(隆)委員 実は私、昨年暮れに沿岸貿易のことでソ連に行ったのですが、そのときに新潟市長がたずねてまいりまして、ぜひソ連当局に新潟―ハバロフスク間の定期航空路の問題、それからナホトカ―新潟間の定期航路の問題を話してもらいたい、こういうふうな依頼がありましたので、実は私はそういう航空路の問題等には全く知識がなかったのでありますが、単に地方問題であると思って向こうに参りまして、いろいろソ連当局と話し合いをし、大使館の人たちと話し合いをし、またモスクワの在外同胞の人といろいろ話し合いをしたのですが、話し合いをした結果、これは国家的な非常に重大問題であるということを初めて認識したわけでございます。……

第48回国会 内閣委員会 第39号(1965/04/28、30期、日本社会党)

○稻村(隆)委員 実は私、私の県でも経験しているのですが、建設省の労働運動に対する妨害と申しますか、弾圧というか、あまりに露骨過ぎるのじゃないか、こういうふうに考えておる。現に私何度も経験しているのです。きょう実は私いろいろ材料をもってお尋ねしたいのですが、これから災害対策委員会で質問をしなければならぬので、簡単に最近の事実に対して二点だけお尋ねしたいと思っておるのです。  建設省は、最近訓令十六号というものを乱用して、いろいろな意味において組合運動を弾圧したり、あるいは組合役員個人に対していろいろな圧力を加えている事実があるのであります。それは新潟国道事務所の問題でありますが、所長は片山重夫……

第48回国会 内閣委員会 第41号(1965/05/07、30期、日本社会党)

○稻村(隆)委員 ちょうどいい機会に建設大臣来ておられるので、この前の運輸委員会で私お尋ねしたのですが、道路局次長が来ておられて、明快なお答えができなかったのですが、その問題は関越自動車道路の問題ですね。あれは議員立法でいま調査中ですが、調査は来年に終わるはずなんですが、ところが道路局次長のお話では、着手するのは十年ぐらいあとだというふうな話だったのです。これは地方問題ではなくして、国策上の重大な問題を含んでいると思うのです。それは日本の対ソ貿易が年々増大する傾向にあるのです。現に日本の対ソ貿易は、対外貿易のうちの第四番目を占めておりますが、ソ連側でも言っておりますけれども、近いうちに十億ドル……

第48回国会 内閣委員会 第42号(1965/05/11、30期、日本社会党)

○稻村(隆)委員 実は私、大蔵大臣に対するお尋ねは一番最後にしたいと思っていたのですが、大臣非常に御多忙のようですから、最初に大蔵大臣にお尋ねしたいのです。  実は農地報償法案というものを検討すると、私は、これは日本の議会史始まって以来の一番不合理な法案だと思っているのです。その点大蔵大臣も十分知っていると思うのです。そこで、うかうかすれば、これは日本の国家財政を破綻させる――その千五百億そのものでは破綻しないけれども、こういうことをやっていると、理論的にいって日本の国家財政を根本から破滅させるような方向に発展する危険性を私は持っておると思うのです。そこで私は大蔵大臣にお尋ねしたいことは、大蔵……


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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 内閣委員会 第8号(1966/02/24、30期、日本社会党)

○稻村(隆)委員 山村振興法の問題につきまして長官にお伺いしたいのですが、現在農村特に山村の生活は非常に悲惨でありまして、現に百万人から出かせぎに出ております。そのうちひどいものになりますと、暴力団にさらわれたりあるいは殺されたりしている者すらあるわけです。この間も二十三日に出かせぎ者の大会をやりましたけれども、いろいろ実情を聞きますと、実に涙を禁ずることができないような多くの問題もあるわけであります。そういう農山村の窮状を助ける意味におきまして、昨年制定されました山村振興法というものは、非常に期待が持たれたわけであります。ところが、この施行令をいま見ますと、これは全く実情に沿わないような点が……

第51回国会 内閣委員会 第12号(1966/03/08、30期、日本社会党)

○稻村(隆)委員 最近の私立大学の騒動につきましては、この前の委員会でほかの委員の方々から質問がありましたから、私はその点については繰り返しませんが、最近の学校騒動というものは、私は非常に重大な問題だと思うのです。昔から学校騒動はありましたけれども、いまの学校騒動は、われわれの時代の学校騒動とはかなり異なった問題を含んでおると思うのです。このままに放置していけば、私はたいへんなことになると思う。問題は、いまの大学制度が完全に行き詰まっておるのじゃないか、こう私は思うのです。つまり、いまの大学は、むろんアメリカ占領軍等によって変革はありましたけれども、明治時代の伝統と惰性の上に立っておるのじゃな……

第51回国会 内閣委員会 第16号(1966/03/17、30期、日本社会党)

○稻村(隆)委員 ただいま提案になっております外務省設置法の一部を改正する法律案の中に、ナホトカにこちらの総領事館を置くということをうたっておりますが、これは領事条約を締結しなければならぬと思うのですが、その点はソ連との間に了解がついておりますか。
【次の発言】 むろん今国会に提案する意向なんでしょうね。今度の国会に、その問題は。
【次の発言】 領事館は、シベリア開発だとかあるいはサハリンの天然ガスの開発等が問題になっておりまして、現実化そうとしております。それで私は、どうしても一カ所ではやはり不足だと思うのですが、との点外務省のほうではどう考えられますか。

第51回国会 内閣委員会 第37号(1966/05/24、30期、日本社会党)

○稻村(隆)委員 農林省の事務当局と農林大臣にお尋ねしたいことがあるのですが、新潟県加茂市の住寺堀地区の農家から、構造改善事業の実施を中止してくれるように、私のほうに運動をしてくれということの請願が届いているわけです。これは単に一地方の問題ではなくして、全国において政府の農業政策を実行する上において、方々で農民いじめをやっているようなことがたくさんあるわけです。それですから、私は、地方問題であるけれども、この問題についてぜひお尋ねしなければならないと思っております。  第一に、当該地域の構造改善事業計画の内容はどのようなものであるかということを、簡単に事務当局から御説明願いたいのです。

第51回国会 法務委員会 第26号(1966/04/14、30期、日本社会党)

○稻村(隆)委員 今度の新潟の塚田問題は、まことにこれは奇々怪々な事件だと思うのです。
【次の発言】 それで、いま新潟のいろいろな問題については小林委員から質問がありましたから、私は省略しますが、新潟検察庁は、高検と最高検と二回の打ち合わせをやっている。そして、高検の指摘された補充捜査を二月に終わっているのです。それを知事選の直前に発表したというのは、私はこれは全く政治的じゃないかと思うのです。この点どうですか。
【次の発言】 それで、補充捜査ということは、高検が考えているのです。地方検察庁はそんなことは考えていなかったのです。地方検察庁は、補充捜査なしに起訴するつもりでおったのだ。これは明瞭……


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第52回国会(1966/07/11〜1966/07/30)

第52回国会 外務委員会 第2号(1966/07/22、30期、日本社会党)

○稻村委員 私、この間モンゴル人民共和国の革命四十五周年記念に招待されましたので、向こうに行ってまいったのでございますが、きょうたまたま外務委員会で佐藤総理や椎名外務大臣が御出席になりましたので、この機会に、簡単にモンゴルとの国交の樹立、墓参問題でお尋ねしたいと思うのです。実はきのう帰ってきたので、日本の新聞をけさ初めて見たんですから、あるいは見当違いや時期おくれの質問になるかもしれませんが、その点御了承願いたいと思っております。  私のモンゴル旅行で受けた感じは、モンゴルは上も下も非常に親日的である、こういうことです。三日の日にモンゴルのツェデンバルという首相に会って話をしたのですが、そのと……


稲村隆一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院30期)

稲村隆一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1964/02/18、30期、日本社会党)

○稻村分科員 公安委員長に、実は暴力団対策について聞きたいのですが、その前に事務当局から、おいでになっておるようでありますから、河野邸焼き打ち事件、あの真相と経過、それから力道山の刺殺事件、それから田中清玄氏の狙撃事件につきまして、できるだけその原因や社会的背景、それから捜査の経過等をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 河野邸の焼き打ち事件は、本人は自分一人の意思でやったということを言い切っておるのですか。全然背後関係は言わないわけですか。
【次の発言】 なお田中清玄氏の問題ですけれども、これはいろいろうわさも――ある暴力団と申しますか、右翼の大物が背後にあるのだというふうなことを新聞社の……


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第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1965/02/26、30期、日本社会党)

○稻村分科員 実は私麻薬問題で厚生大臣並びにその他の取り締まり当局に対してお尋ねをしたいのですが、私は麻薬の専門家でも何でもないのですが、かつて麻薬患者の世話を偶然のことでやったことがあります。実におそるべきものであるということを考えまして、三十七年の二月に、やはりこの予算委員会の分科会において法務大臣並びに厚生省の当局に、どうも取り締まりのやり方がなまぬるいじゃないか、法規が少し軽いのじゃないか、予算は少ないのじゃないかということをお尋ねしたのです。その後罰則も改正されて、無期まで刑期を強化した、それからまた予算もだいぶふえまして、いろいろ取り締まりに対して万全の措置を当局としては講じておら……


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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1966/02/26、30期、日本社会党)

○稻村(隆)分科員 私、最近の検察庁の態度について、石井法務大臣に所信をお聞きしたいのですが、法というものは、適用においてはやはり平等でなければならぬが、社会的地位ある者に対して、最近検察庁の態度が非常に手ぬるい。普通の人に対しては厳格にやることを、社会的地位ある者に対しては全くあいまいな態度をとって、ろくに調べもしないというふうな問題がありますので、そのことに対しましてお聞きしたいと思います。  第一は、新潟県の知事選挙の問題。この知事選挙の問題はむろん地方検察庁は徹底的に調べているようですけれども、しかしまだ、われわれから言うならば、明瞭な事実に対して起訴をしていないということ、それが第一……

第51回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1966/02/28、30期、日本社会党)

○稻村(隆)分科員 私は、最近の選挙の腐敗につきまして、その防止策について自治大臣に一言お尋ねしたいと思っているのですが、最近の選挙の腐敗は実におそろしい状態です。たとえばこの間の新潟県の知事選挙において、塚田知事が中元と称して四十七名の県会議員に二十万円以上の金をばらまいたという事件があって、いま検察庁によって捜査中です。これはだいぶ問題を起こしておりまして、ついに知事選のやり直しまでに発展しておりますけれども、こういう問題は単に新潟県の知事選挙だけではない。最近の選挙の腐敗というものは、私はおそらく日本の政治始まって以来の状態だと思うのです。ある人は、衆議院選挙に一億使ったなどと言っておる……



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データ更新日:2023/02/05

稲村隆一[衆]在籍期 : 27期-29期-|30期|-31期
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