このページでは野口忠夫衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。
○野口忠夫君 私は、日本社会党を代表して、ただいま提案されました昭和四十年度第二次補正予算について、この予算に国民の皆さん方が願いをかけている、この願いをもとにして、その内容等にわたり、総理及び各関係大臣に質問をいたしたいと思うものであります。(拍手) 今回、国会混乱の責めを負うて、議長、副議長が辞職をして、新役員によってようやく本会議開会の運びとなったのでありますが、国民に大きな政治不信の念を深め、重要な審議案件を流産に終わったなどの問題は、決してこれで解決したとはいえないのであります。 民主的な議院は、思想、信条の異なる議員、政党によって構成され、それぞれの立場が尊重され、その自由の総……
○野口委員 時間に非常に制約されておりますが、大臣の所信表明を中心に質問いたしたいと思うのです。 私は、根は非常にいい男だと自分では思っているのですが、東北の生まれでどうもことばが非常に思いものですから、ひとつ感情にさわらないようにお聞き取り願いたいと思いますが、一応昭和三十九年度の予算の規模でございますが、総額が三千三百五十五億、前年度から八百二十四億の増、三二・六%の増であるということで、お聞きするところによると、三番町あたりで万歳などをなすったかのような話を聞いたりするのですが、総予算に対してこれを見ますと、大体一〇%といわれております。一割くらい。大臣の先ほどのお話によりますと、食管……
○野口委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま提案されております財政法の一部改正案について反対の意見を述べるものであります。 本改正案の反対理由は、昭和四十年度予算編成にあたり、追い込められた財源不足をどうにかして切り抜けようとする政府の一方的方便として、財政法を改正、収入支出の決算上の剰余金のうち、国債償還財源として繰り入れるべきものの繰り入れ金を少なくして充当せんとするところにあります。 その一つは、深刻な財源不足はなぜ起こったかであります。決してゆえなくして起こったのではなく、この財源不足の原因は、高度経済成長政策に続く大企業中心の歴代内閣のとってきた放漫財政のもたらした決壊口なの……
○野口委員 まことに時間がないそうでございまして、どうもこれは法律案を審議するのにも二時から本会議にかけるというような立場での審議になるわけですが、昨年もそのような状態であったようです。予約減税という問題がこのような状態で扱われるということについて、まことにどうも遺憾にたえないと思うわけでございますが、時間がありませんので、端的に重点だけしぼってお聞きしたいと思います。 福田大蔵大臣の財政政策の特徴は、国債を発行したということが一つ、画期的な減税を行なったこと、こういうふうにいわれているわけでございますが、この画期的に行なわれたという減税が、農業との関係の中ではどういう減税になっているのだろ……
○野口委員 農業近代化資金の取りくずしについて、若干の質問をしたいと思っております。 農業近代化資金助成法の第一条の目的を見ますと、農業者等に対して、長期、低利の施設資金の融通を円滑にするために、都道府県が行なう利子補給に対し国が助成をして、農業者等の資本装備の高度化、農業経営の近代化に資するという目的であるわけです。要約してみますと、農業設備資金の供給をして、資本装備の高度化をして農業を近代化するという政策意図をもって金融上に加えられた一つの方策であるわけです。このことは、戦後における農政の新しいあり方の農業基本法の中の骨格的な問題を含んでいることだと思うわけでありますが、この第一条の目的……
○野口委員 国民金融公庫法の一部改正案について、若干質問したいと思うのであります。 一部修正の内容は二、三点あるわけでございますが、この際、国民金融公庫の現状について一応お伺いしたいと思いますので、概略でけっこうでございますから、お答え願いたい。 国民金融公庫法の改正案を通じて本委員会で審議されたのは、昭和三十七年以降なかったものと思うわけでありますが、いわば、国民金融公庫設立の趣旨は非常に新しい角度を持ったものであって、昭和二十四年設立以来、庶民的な金融機関として、一般的な金融機関の恩恵を受けることのできないものを対象とする金融機関として、国庫資金を使って、それらの零細な小口事業者を対象……
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