このページでは山田耻目衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。
○山田耻目君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました結社の自由及び団結権の保護に関する条約八十七号の批准の承認並びに関連する公労法、地公労法、国公法、地公法の四法案に対し、民社党の栗山礼行君より趣旨弁明のありました、自民、社会、民社三党による共同修正案の指摘する内容を含めて、賛成の討論を行ないたいと存じます。(拍手) 日本がILOに復帰いたしましたのは一九五一年でございます。このときILOに加盟しておる多くの国々から手きびしい非難が繰り返され、再加盟も危ぶまれる状態にありました。当時日本政府を代表して三十四回総会に出席いたしておりました日本代表は、ILOの長老でありまし……
○山田耻目君 ただいま趣旨説明のございました昭和四十一年度の租税特別措置法並びに物品税法の改正につきまして、日本社会党を代表いたしまして、質問を行ないたいと存じます。 政府は、去る一月二十一日の閣議におきまして、昭和四十一年の税制改正の基本となる要綱を正式に決定されました。本国会に提出されております内容を見ますと、政府は、減税の規模を、国税、地方税合わせて初年度二千三百四十六億、平年度三千六百二十一億の減税額を示し、その限りにおきましては、大蔵大臣の言われてまいりました名目数字においては、戦後最大の減税と言えるでありましょう。しかし、政府の国債発行下に減税に踏み切った今日的意図、減税財源の配……
○山田(耻)委員 関連する問題について見解を述べ、御所見をいただきたいと思います。 国鉄の事故をなくする抜本的な対策というものについて、久保委員の質問に対してそれぞれ御回答がなされたのでありますが、非常に抽象的な感じもいたしますし、実行するにあたって首をかしげるというふうな困難な度合いも、長い間この問題を担当してきました私にとっては感ぜられる部分もあります。委員会できれいなやりとりをしておっただけでは、また次の事故が起こるのではないかというふうな気持がしてならぬほど、事故対策については少なくとももっと具体的に、しかも実行性の上がるような施策を求めなくてはならぬという気がしてなりません。桜木町……
○山田(耻)委員 私は新人ですし、わからないところは教えてもらわなくちゃなりませんが、きのう来私は理事会を傍聴しておって、大体の動きというものは理解しておりますが、いまから私が聞きたいことについて、議長なり運営委員長のほうからやはり具体的な方策をお示しにならないと、衆議院なり議運として相談する中身がぼけてしまうので、少しお示しをいただきたいと思います。特に与党でありますだけに、国会運営については責任を持っておられますから、そういう立場でお示しをいただきたいと思います。 確かに、きのう衆議院が休憩に入りますまでは、それぞれの政党で質問の順位をめぐる問題があったわけでありますし、その限りにおいて……
○山田(耻)委員 山田でございますが、防疫関係につきましてお伺いをいたしたいと思います。 大臣が非常に時間をお急ぎのようでありますので、一点だけ、特にオリンピックも近く控えておりますし、最近は、赤痢なども春夏秋冬、四季を問わず発生しつつありますし、こうした伝染病の予防の措置について、厚生行政面で具体的にどのようにして絶滅を期するようにお考えになっておるか。特に最近のこの種の伝染病の発生を見ますと、国民の公衆衛生に関する関心あるいは道徳というものが低下して起こるというよりか、むしろ伝染源、伝染経路を見てまいりますと、いろいろと環境衛生の設備が不十分なために起こるということが非常に多いように見受……
○山田(耻)委員 ILOの関係について少し御質問いたしたいと思います。 二十七日に、青木大使、労使関係の副理事を呼びまして懇談会をこの席でいたしましたが、直面をしておるILOの問題が、国際的にはかなり基準の高いものとしてながめられておる。特に日本の国際信用についても憂慮すべき問題点があるということなどが懇談会の席上でかなり浮き彫りにされていったわけでございます。特に所管の大臣である労働大臣にお伺いしたいのでありますが、最近、政府内部でも自民党の内部でも、だいぶんILOの問題についてごたごたが起こっておって、新聞その他でも、適切な報道かどうかは別といたしまして、憂慮すべき事柄が伝えられておりま……
○山田(耻)委員 一つだけ関連して質問したいのですが、公労法の適用を受けておる組合は、よくこういう問題が起こるわけですよ。ただ、林野庁と全林野の組合との関係は、三十三年にそういう覚え書きを結んでおられて、しかも三十五年に課長補佐制度ができたときには、何ら問題にならずにずっと通ってきた。そのときの林野庁の趣旨としては、あるいは全林野労働組合の趣旨としては、課長補佐というものが非組合員になるべき人ではないという前提で、三十九年まで進んできた。その問分掌規程の変更もないし、抽象的に、課長補佐というものは課長を補佐するものである、こういう性格の変更もないままに今日唐突に出されたところに、きわめて不当な……
○山田(耻)委員 それでは公害の問題につきまして質問をいたしたいのでございますが、数回にわたりまして質問の用意を求められたのでありますが、ようやく今日いたすことになったのでありますが、関係各位にたいへん御迷惑をおかけいたしました。 最近、日本政府の指導される経済成長政策あるいは新産業都市、あるいは治山序工業都市の整備などによりまして、炭業公害が非常に顕著になってまいりました。しかもこうした産業公害は不特定多数の原因をつくる人々から、不特定多数の多くの国民各位に対して、健康上の問題あるいは財産上の侵害、幾つか憂慮すべき事態が起こり始めつつございますし、それだけでなくて、産業対産業の侵害、こうい……
○山田(耻)委員 大臣におもに春闘のことについて御質問をいたしたいと思います。
十七日に公労協が中心となりまして、半日のストライキ宣言をいたしまして、異常なる決意で経済闘争である賃上げ闘争に立ち上がっておるのでありまして、現在の状態をながめてまいりますと、このまま放置をいたしておりますと、きわめて重大なストライキが全国的に行なわれるという事態に立ち至っておるというふうに判断をされますが、政府の労働行政の所管の大臣として、この事態をどのようにお考えになっておられるか、質問をいたしたいと思います。
【次の発言】 非常に重大な事態であるのでこれを避けたいという大臣の御配慮であるように思われますが、……
○山田(耻)委員 関連して。吉村委員の質問に対しまして、こんな巨大な春闘が組織されておる背景には、必ずそれなりの因果関係があるという立場の質問に三治さんなり関係次官から答えられておるのですが、そのときに一つの側面として、公労委の意図を含めた攻勢に対する真意ということで若干のやりとりがあったのでありますが、私は客観的に、今日まで公共企業体に働いておる労働者の諸君が大きな不満を内蔵しておる、そのことを経緯的に明らかにしながら、その部門部門においてその責任の所在をひとつ明らかにしてほしい。御存じのように、きのうも実は御質問したのでありますが、二十四年に公労法ができまして、実際にこれを通して労使間の諸……
○山田(耻)委員 本日は大臣に、ILOのドライヤー三人委員会に政府の代表として喚問されて、所信を述べられてお帰りになりましてまだ間がないのでございますが、特に問題が非常に大切な事柄でありますし、この取り扱いを誤りますと国際信用を失うことも著しいと思いますので、本日は特に前国会でいろいろと議論をいたしました国内法の改正のそれぞれについてはお伺いする気持ちは、ございませんが、条約八十七号の批准をどうこれから考えていくかということの基本の問題についてお伺いいたしたいと思います。 まず先立ちまして、新聞などで、伝えておる模様を聞きますと、ドライヤー委員会はかなり厳正な態度で喚問を続けられたというふう……
○山田(耻)委員 時間があまりございませんので、本日は、厚生行政の基本に関します中でかなり条件も整ってきておると思いますので、原爆被爆者の援護関係についてお伺いいたしたいと思います。 特に最近隣の中国が核実験を行ないましてから、かなり原爆被爆者の方々には、一般の国民階層が受けた衝撃以上に、みずからに多くの肉体的な不健康さを内蔵しておりますだけに、一般の方には見られない深刻な衝撃を与えたと思うのです。そういう事情も手伝いまして、予算編成期に向かいます厚生省として懸案の問題をどのように解決をされようとしておるのか。これらについて伺いたいと思います。特に条件がかなり整っておるというのは、さきの国会……
○山田(耻)委員 議題となりましたこの港湾労働法は、もうすでにその必要性が強調されまして手がけられてからかれこれ十年近くになります。今日、昨年三月三日の審議会の答申を得まして、一応政府の手によりまして法案の提出がされたのでありますが、きわめておそきに失したという感じが強くいたしております。日本のおくれた労働者の人々の幾つかの悲劇を繰り返してきながら、その現実を十分監督官庁である運輸省並びに労働省も承知をしながらも、今日まで必要な諸施策が講ぜられなかったということについては、きわめて遺憾に思っております。しかしながら、今日一事業の中に独立した港湾労働法の制定の具体化というものが生まれてきましたこ……
○山田(耻)委員 時間がございませんから、井手さんの質問に関連をいたしまして、きわめて簡潔に大切な一点だけお伺いしたいと思います。 特に官房長官、労働大臣並びに田中大蔵大臣、御三人で二十日の日に御相談になりまして、調停がいい結論を見出すように期待をし、われわれも努力をするのだ、こういう回答を社会党にお示しになりましてから、昨日、当事者能力の範囲もお考えになって六・五%という政府の見解をお示しになったわけであります。この点は井手さんの御質問に対して、民間の動向を考慮に入れた、鉄鋼の六・三%に若干の見合いをつけて六・五%にしたのだ、これか今日の段階では一応の数字だと思うけれども、よりベターという……
○山田(耻)委員 本日は、最近におきまして、労使問題のうち特に三公社五現業、政府関係特別法人の公社、公団、こういう関係の分野につきまして、当事者能力がないことによって幾つかの混乱を惹起いたしております。こういう事柄につきまして、抜本的な解決をいたさなければならないという条件もだんだんと強まってまいっておると判断をされます。特に昨年の春闘で池田総理と総評の太田議長が、いろいろと、予定されたストライキを中止するために必要な事項について会談をいたしました際の中身にも、三公社五現業関係の当事者能力について検討いたさなければならない、こういうことが約束をされております。その後、佐藤総理が就任をされました……
○山田(耻)委員 私は、少し角度を変えまして、善良な日本人が外国で殺害された場合、一体どのような具体的措置を外務大臣としておとりになるのか、お伺いしたいと思います。 事件の概要につきましてはすでに御存じと思いますけれども、本年四月二十三日に、インドネシア共和国のスマトラ島パンジャンにおきまして、岡田海運株式会社の船員藤山源治、三十二歳が殺害をされております。しかも近時日本経済の進出等に伴いまして、諸外国を旅する人も非常にふえてまいっておりますが、治安確立地区においてこういう善良な日本人が殺害をされたということはゆゆしきことでございます。インドネシアにはりっぱな公館もありますし、どのような措置……
○山田(耻)委員 午前中吉村委員のほうから、俗にいう春闘の中の公労協の賃上げに対して、従来のいきさつなり政府側の見解というものの質問があったのでありますが、大まかにずっとさわられておりますので、若干取りつきにくいのですけれども、ことしの全体の情勢というのは、物価が急速度に上がってきておる。政府が国会で答弁しておるのも、七・五ないし六%くらいの物価上昇である。昨年の賃上げが、定期昇給を含めて平均一二%前後ではないかと思いますが、これはもちろん税込みでありますから、したがいまして物価高を差し引いてまいりますと、昨年の賃上げがなかったとひとしい状態、むしろ、この物価高の平均の中で占めておる労働者の生……
○山田(耻)議員 ただいま議題となりました原子爆弾被爆者の医療等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 特に、私自身が生き残っておる被爆者の一人でございますし、非常に感慨深くこの御提案をいたす次第でございます。 御存じのように、昭和二十年八月の六日、三日後の八月の九日、人類史上最初の原爆が、広島、長崎に投下をされまして、一瞬にして三十万近い人々の命を奪い去ってしまいました。両市を焦土と化してしまったのでございます。幸いにして一命をとりとめた人たちも、現在二十七万三千人余りおられるわけでございますが、この世のものとも思われない焦熱地獄を身をもって……
○山田(耻)委員 通行税法の一部を改正する法律案が提案されておるわけでありますが、今回提案をされました通行税法の一部を改正する法律案は、国鉄の運賃値上げが通ったものと一応仮定をいたしまして出されたものでございまして、利用者にとっては、その部分については利益が確保されますので、その部分についての質問は一応省略をいたしまして、通行税法そのものについて大蔵大臣の見解をお伺いいたしたいと思います。 御存じのように、通行税というのは、満州事変からシナ事変に移行いたしまして、今回大蔵大臣がおとりになりましたと同様に、国債が戦費をまかなっていくために大幅に発行されておりました時代でありまして、軍費の調達を……
○山田(耻)委員 最初に、租税特別措置に関しまして質問申したいと思うのであります。さきの本会議におきまして質問をいたしたわけでございますが、わずかな時間でありますし、また、大臣の答弁も、そういう意味合いで十分掘り下げたお答えがいただけなかったという状態でございますので、大臣はきょう時間が十分ございませんようですから、最初に一つだけ大臣にお伺いをいたしまして、あと、担当の局長なり次官のほうからお答えいただいたらと思うのであります。 日本の税制全般につきまして、今日までわが党の議員各位から、持っておる不合理性、公平の原則を失しておる立場からの追及、こうしたものが数多く展開されてきておるわけでござ……
○山田(耻)委員 物品税法及び租税特別措置法の一部を改正いたします質疑がただいま終了いたしたのでありますが、われわれ日本社会党は、三月三日の本会議をはじめといたしまして、きのう、きょう、十有余時間にわたりまして質問を行なってまいりました。法案の持つ内容の矛盾点や問題点を明らかにいたしまして、是正を求めるべく旦体的な指摘をまじめに行なってきたのでありますが、まさに木を見て森を見ない、大企業ありて人なきがごとき、頑迷固陋な政府の方針、施策を改めさせることができませんでした。多くの国民大衆のためにまことに遺憾千万に存ずるのであります。負担の公平を原則とする税制のたてまえからいたしまして、全く本法案は……
○山田(耻)委員 今井さん、お忙しいところをどうもありがとうございます。 昨日、共済組合法の一部改正の政府提案があったのでありますが、この問題の質疑を若干先に延ばしていただきまして質疑をすることにいたすわけでありますが、本日今井さんにおいでいただきましてお伺いをいたしますことは、最近国家国務員共済組合の運営をめぐりまして、組合員はもとより、国民の各層にわたりまして疑惑の目で見られておる問題が発生いたしましたので、この際、法案の審議に先立ちまして、こういう事柄について、ただすべき点はただしておいたほうが、きわめて時宜に即したことであろうと考えまして、直接の法改正にわたる審議ではございませんけれ……
○山田(耻)委員 関連して。 公労協といいますか、三公社五現業の賃上げ要求が主体のお話でございますが、昭和二十三年に三公社五現業が法律で国家公務員から離れましてからずっと継続されてきておる取り扱いについてのことでございますけれども、この問題が今日まではっきりしませんで混乱を起こしてきたわけです。それは、いわゆる経営者のほうと従事員のほうとが、当該予算を越えて賃金の支出をしてほしい、いわばベースアップの要求ですが、ございましたときに、経営者のほうから、もう予算総則で縛られておるのだ、当該年度の予算を越えて一文の金も出すという約束はできませんということで団体交渉に応じてこなかったのがいままでの経……
○山田(耻)委員 共済組合法の一部改正について、関連いたしまして、当面だいぶ社会問題化してまいりました三公社五現業の賃上げの紛争につきまして、問題点をしぼって少し御質問をしてみたいと思っております。 大体、いま三公社五現業の賃上げ要求が焦点になっておりまして、この焦点となっておるものの中に二つの性格があるように思います。 その一つは、物価が上がってきたので、この際勤労者の生活が十分ささえられていくような賃金、社会的な水準を守る賃金といいますか、いずれにしても、労働の再生産に必要な賃金がほしいという立場からの熾烈な欲求、いまひとつは、長い間手続の問題で窓口の争いが続いていたのでございますが、……
○山田(耻)委員 本委員会ですでに共済組合法の改正につきましてはかなり質問が続けられておりますので、本日は若干重複をすることもあろうかと思いますが、何といたしましても、当該組合員にとりましては、共済組合法がいかに円滑に、しかも、いかに矛盾なく実施をされるかということは、他に財力を持たない組合員にとっては非常に大切なことでございますので、そうした立場で、若干の重複はお許しをいただきまして、具体的によくわかるように御説明をいただきたいということを冒頭にお願いいたしておきます。 まず、短期の関係についてでございますが、最近短期の財政が非常に窮迫を告げておる。御存じのように、共済組合の短期財源につき……
○山田(耻)委員 先週の金曜日に引き続きまして質問申し上げますが、きょうは大臣もお見えになっておりますので、大臣に御考慮いただきたい問題などを少し先にお伺いしたいと思います。関係のある問題について、順次関連を少し明らかにしながら御質問したいと思いますので、金曜日に三公社のほうにお願いいたしておきました例の年金の調整、スライドにつきまして、国家公務員共済組合の関係並びに恩給の関係については審議する場所が設定されておるようでございますが、三公社の関係については審議する機関というものがない、そういうことでは全体の公平を失する可能性すらあるので、きょうの委員会までに考えられ得る方法について検討願ってお……
○山田(耻)委員 関連。ここが一番労組側の不信感を招いたところなんです。あなたの御苦労も当時非常なものであったことは私も理解することができるのでありますが、ちょうど十日の日にあなたが会長としての試案をお示しになって、それをたたき台として労使双方からも案が出て、その案をどうして一本にまとめようかとあなたは御苦労なさったことは認めるわけです。そのとき、労のほうから出した案というのは、すでにいま大出君からも話がございましたように、再たな上げ部分として、在籍専従の問題、管理職の範囲の問題、交渉方式の問題、これだけは審議不十分である、内容によってはほとんど中身に触れられていない問題点である、だからこの点……
○山田(耻)委員 いまの、九州で起こりましたビラ張りの不当なる逮捕、弾圧、こういう立場で私たち見ておるわけなんですが、ケースはこれとかなりよく似ておりますけれども、軽犯罪の軽微な事件でございます。それでも著しく人権を侵害をしておる事件でございますので、どれだけ警察庁のほうに報告がきておるかわかりませんので、事件発生当時の状況を若干申し上げながら質問をいたしてまいりたいと思います。 その前に、坂本先生のほうから御質問があったわけでありますが、御存じのようにことしも賃上げがかなり広範に、部分的にはかなり熾烈に展開をされております。激しい社会の中で人間として生きていくために、どうしても正当な手続に……
○山田(耻)委員 私は、本日は政治姿勢につきまして、最近特に政界の黒い霧のうわさの問題なり、あるいは公私を混同する綱紀紊乱の問題など、いろいろと国民各位から政治不信の今日ほど強まっておる時期はない。佐藤総理もまさに綱紀粛正について有言実行したいということをしばしば申されておりますけれども、しかし、現実には なおほど遠い感がしみじみといたしておるのは、私たち院を構成しておる者だけでございません。国民各位が大きな不信感を抱きながらながめておるのが現状と言わざるを得ません。そういう意味でありまして、きょうは特にこの委員会で、関係者小沢政務次官がいらっしゃいますので、特に私は綱紀の粛正、政治家として……
○山田(耻)委員 だいぶ質問が進んでおりますが、公社に働いておる職員の退職金等を含めました給与の問題につきまして、最近とみに企業の近代化、合理化というのが進んでおりますし、そうした新しい事業場の変革の問題、産業構造の変革の中からこの種事案が提起されてきますことは、ただ単に電通公社の問題に限りませずに他の二公社にも関係がございますだけに、この問題の本質的な扱いにつきましてもう少し明らかにしておきたいと思いますので、質問いたすわけであります。 電通公社のこの種の法律案の提起に似通った事実関係、いわゆる中身の関係についてでありますが、たとえば専売におきましても、国鉄におきましても、事業場の変革、近……
○山田(耻)分科員 時間がございませんので、国際労働関係、特にILOの問題は、社労の委員会でじっくりお伺いすることにしまして、きょうはOECDの問題について少し伺いたいと思います。総理が本会議でお答えになって、OECDに加盟が確定をしたら、積極的にOECDの各委員会の分野で発言をして、日本の正常なる状態を十二分に認識させるのだということをおっしゃっておりますが、労働省の所管となるべき委員会があると思います。どういう委員会がございますでしょうか。
【次の発言】 人口資源社会問題委員会の間違いではございませんか。
【次の発言】 労働組合委員会というのがサブ委員会として存置されていると思いますが、い……
○山田(耻)分科員 私は、文化財の保護について特に埋蔵文化財の保護について御質問をいたしたいと思うわけでありますが、こういう考古学の問題につきましてはずぶのしろうとでありますし、聞きますことも十分な点が言い尽くせないかと思いますけれども、よくわかるように親切にひとつお答えいただきたいと思います。 最近、日本の政治の姿勢というものが、高度経済成長政策という名のもとに経済第一主義というものが非常に急速に進んでまいっております。そのために、工場誘致の土地造成なり、あるいは縦貫線、横断線という国道の建設なり、その他類する土木事業というものが非常に早いテンポで進められてまいっております。これによりまし……
○山田(耻)分科員 春闘という一つの呼び名がございますことしの賃上げ要求の時期がきたわけでありまして、予算委員会などでもいろいろな御論議がされまして御答弁いただいておるわけでありますが、御存じのように、昨年一年の物価は、四・五%という政府の上昇率押えのかまえというものが、実際には八%近い物価の上昇が起こってまいることは間違いございませんし、労働者の生活も非常に苦しさが増してきております。政府のほうも、一月の一日で配給米を八・六%値上げなさいますし、自来、私鉄の運賃、地下鉄あるいはいま参議院で問題になっております国鉄の運賃、あるいは国民健康保険の本人負担が二倍、郵便の小包が三〇ないし四〇%、七月……
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