このページでは山田耻目衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○山田耻目君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました昭和四十二年度以後における国家公務員共済組合法及び公企体共済組合法の一部を改正する法律案につきまして、若干の問題点を指摘し、政府の見解をただしてまいりたいと存じます。 今回提案されておる改正案の骨格は、五種別に及ぶ全共済組合法にかかわるものでございまして、改正点の中心となっておりますものは、一つは、年金支給開始年齢を現行の五十五歳から六十歳に延長するものでありまして、雇用対策、定年延長と絡み、老後の生活設計に重大な影響を与えるものでございます。 二つは、既裁定年金受給者に対し、三・六%のスライドアップと最低保障額の引き上げ措……
○山田(耻)委員 坊さん、大蔵大臣に就任なさっておめでとうございます。 こうして初めてのあなたとのやりとりになるわけですが、大変な時代に大蔵大臣をお引き受けになりまして、本当にめでたいのやらお気の毒やら、よくわかりませんけれども、しかしいままで長くわれわれの中の平場にいらっしゃいまして、やはり混迷を続けてきたいまの経済不況なり歳入欠陥の問題を問いただしてまいります中で、あなたの非常に正義感あふるる、われわれ野党に対する御激励、なかんずく医師診療報酬の問題についての格段の御協力、私は非常に感謝をしております。そのあなたが大蔵大臣になられまして、必ず従来の大蔵大臣がおとりになったように、本音とた……
○山田(耻)委員 沢田委員の質問の中で、キロ当たり補償金二百二十九円四十七銭、それを切り捨てた理由はどうなのかと、高度な政治判断で大蔵大臣に聞かれたのですが、あなたは胸を打たれる質問であった――それじゃ回答にならないのですよ。いま農業共済の法律の一部改正を審議しておるときですから、私は、政治家として、特に一国の関係の大臣として、所管大臣の農林大臣と相談をなさって、これは善処されてしかるべきではないかと思うのですが、ああいう質問のやりとりだけでは委員会審議としてはふさわしくないと思う。余り従来、こういう審議はなかった。だから、あなたの胸を打たれたということが結論ではないから、大蔵大臣としての結論……
○山田(耻)委員 印紙税法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、今後、経済取引の推移等に応じ、免税点の引上げについて十分配意するとともに、取引規模に即応した適切な税負担を求めるよう、階級定額税率の最高価格帯の見直しを行う等、税率構造の合理化について更に検討すべきである。 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して、提案の趣旨を簡単に御説明申し上げます。 この附帯決議案は、免税点の引き上げと階級定額税率最高価格帯の見直しを中心に税率構造の合理化を図るべく、政府に対し、十分な配慮と検討を要望するものであります。 御承知のとおり、印紙税法にお……
○山田(耻)議員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案されております有価証券取引税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案、及び租税特別措置法の一部を改正する法律案につき提案理由及びその概要を御説明いたします。 インフレ物価高騰の中で、不況の長期化によって実質収入は半年以上も連続で低下し、失業者は百万人台を推移しており、まさに勤労者層、低所得者層に生活難が集中し、生活の格差が拡大しているのが現在の状況であります。 このような状況の中で、政府はつい先日まで、勤労国民すべての願いである一兆円所得税減税を、財政危機を口実にして、わずかに三分の一の三千五百三十億円のミニ……
○山田(耻)議員 土地増価税法案の提出の説明をいたしたいと思います。社会党の提案でございます。 私は、提出者を代表いたしまして、ただいま提案されております土地増価税法案につき提案理由及びその概要を御説明いたします。 わが国の経済はインフレと不況の共存というかつてない深刻な危機に陥り、国民生活は根底から脅かされています。今日の事態はもはや、一時的な対策で処置できる状況にはなく、抜本的改革を必要としているのであります。すなわち、インフレが富と所得の格差を拡大し、低所得者の生活を脅かす一方で、不況が失業の深刻化をもたらすとともに、未曽有の財政危険を招来していることが直視されなければなりません。 ……
○山田(耻)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表してその趣旨と内容を簡単に御説明申し上げます。 案文はお手元に配付いたしてありますので、朗読は省略させていただきます。 御承知のようにアジア開発銀行は一九六八年に業務開始以来、アジア・太平洋地域の開発途上国の経済的、社会的開発に寄与しているところであります。今後も同地域の発展のため同銀行の円滑な業務継続が望まれており、これには多額の資金を必要としているのであります。 しかしながら、同地域には、現在の銀行の通常資金による貸付条件を厳しく感じる開発のおくれた国が数多くあることも事実であります。このような国に対しまし……
○山田(耻)委員 総理御苦労でございます。財政特例法の審議を本委員会で始めまして、これで五回目になります。いつも、だんだん総括に近づいてまいりますと、総理においでをいただいて最終的な決意、決断なり方向性を伺って終局をする、こういうのが本委員会のならわしでございます。 大分終局に近づいてきまして、きょう総理をお呼びしたわけですが、相も変わらず膨大な特例公債の発行でございまして、論議する内容というものも余り大きな変化もございません。どうしたら一日も早く特例公債の発行をしなくて済む日本の財政状態に置くことができるのか、こういうことが本委員会の非常に重要な課題になってきておるわけです。そういう意味か……
○山田(耻)委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま提案されました昭和五十一年分所得税の特別減税の実施のための財政処理の特別措置に関する法律案に対し、反対の討論を行うものであります。 不況下のインフレ物価高によって勤労国民の生活は圧迫され、少しばかりの賃金引き上げも帳消しとなっていることは、従来の例か端的に示しているところであります。しかもその上に、名目所得上昇に伴う所得税負担の増加が実質増税となって生活難に追い打ちをかけていることも事実であります。このようなインフレによる課税最低限の実質的低下と実質増税に対して、低所得者層を中心に減税を実施し、生活防衛政策の一環にしようとするのが今年度の……
○山田(耻)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して、提案の趣旨を簡単に御説明申し上げます。 その一つとして、発展途上国の累積債務に対する配慮であります。 その二つは、国際通貨基金の増資などにあってのわが国の努力についてであります。 その詳細については案文で尽きておりますので、朗読をもって説明といたします。 国際開発協会への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)に対する附帯決議(案) 一 発展途上国の累積債務が増大しつつある現状にかんがみ、わが国も国際的に応分の負担をすることによつて、発展途上国の経済開発ならびに生活水準の向上に……
○山田(耻)委員 共済年金の国公、公企体について質問をいたします。 午前中同僚の沢田委員から多くの質問点が出されまして御答弁いただいておりますが、ただ、あの程度の答弁で、官民格差がこれだけある、特に官の年金優遇というのは整理資源、私も年金問題を扱って十余年になりますけれども、追加費用という言葉は何回も使ったけれども、整理資源という言葉は今回初めて聞くわけです。その整理資源が膨大な金額があって、それがお手盛りで公務員年金には上積みされておるのがこの官民の開きをつくったのだ、国民にわかりやすく知らせるために報道関係はそういう立場をとったのだと思いますけれども、社労委員会において加藤君が質問をして……
○山田(耻)議員 私は、日本社会党を代表いたしまして、銀行法の一部を改正する法律案の提案理由を説明いたします。 現在の日本経済が高度成長経済から低成長経済への転換過程にあることは言うまでもありません。産業構造の転換、行財政制度の改革、経済財政金融政策の低成長型政策への切りかえなど広範な分野にわたる改革を必要としていますが、労働条件の改善もその重要な柱の一つであります。中でも長時間労働から脱却し、労働時間短縮と完全週休二日制の実現は低成長経済下の雇用問題の面から見ても緊急にその解決を迫られている問題であります。 わが国の労働時間が欧米諸国に比べて長いことはいわゆる先進諸国の中で、週休二日制を……
○山田(耻)委員 村山新大臣おめでとうございます。 あなたとは長い間、この委員会におきまして、温かい御指導なり友情をいただいておりまして、感謝いたしております。 今回の就任に当たりまして、心からお喜びを申し上げますが、ただ、平生の状態の中で就任なさいました大蔵大臣ではございません。あなたのいまの所信の中にもございましたように、事態の重要性というものはよく御認識なさっているようでございます。 こうした内外の経済諸情勢に対応できる財政、金融の状態、これらについては、同僚議員から後ほど御指摘がございます。私はとやかく本日は申しませんけれども、こういう重大な事態の認識とともに、具体的な対応策を打……
○山田(耻)議員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案されました租税特別措置法の一部を改正する法律案につき、提案理由及びその概要を御説明いたします。 政府が今回実施しようとしている税制改正の内容は、勤労国民の期待を大きく裏切るものと言わねばなりません。 日本経済は三年余にわたる戦後最長の不況に陥り、いまもって回復の展望を見出せない状況にあります。そのため、国民生活は倒産、失業、インフレ物価高の中で深刻な危機を迎えております。 今日の事態は大企業、独占資本中心の経済発展の矛盾の累積によるものであり、富と所得の格差拡大、寡占、独占体制の強大化、二十兆円に及ぶ需給ギャップの存在など……
○山田(耻)議員 私は、提案者を代表いたしまして、ただいま提案されました所得税法の一部を改正する法律案につき提案理由及びその概要を御説明いたします。 わが党は、すでに去る三月十五日、現在の不公平税制の典型と言われている利子配当課税の特例、社会保険診療報酬課税の特例、大企業に係る特定設備等の特別償却制度及び価格変動準備金等の準備金制度を廃止するとともに、大企業と中小企業の税負担に大きな差をつけている支払配当軽課制度を廃止する等の内容を含んだ、租税特別措置法の一部を改正する法律案を本大蔵委員会に提出いたしました。これは、政府の一九七八年度税制改正案の内容が、相も変わらず、勤労国民に対する重い税負……
○山田(耻)委員 きょうは、本委員会で古くて新しい問題ですが、久々に週休二日の問題を質問をいたしたいと思います。 人事院お見えでございますか。――きょうおいでいただいた参考人としての銀行協会の松沢会長、本当にありがとうございました。いままで本委員会ではお招きしたことのない人事院もきょうはお見えいただきまして、週休二日問題については、いわゆる民間先行という立場、官公庁先行という立場がどうやら最後ではもつれてきそうでございますので、こういう問題等を含めて質問したいと思いますし、人事院の方もおいでいただいて、公務員の週休二日試行についての決着と展望もお聞きしたいと思います。 そういう意味から、一……
○山田(耻)委員 大臣の所信表明を先般伺いまして、大変御苦心のほどがわかるのですが、特に最近の経済事情、長期にわたった不況感、それにまつわる税制、金融に一応大蔵省の実務者でありました大臣として苦心を払われておることに敬意を表しますが、特にあなたに対しては、私なり只松君なりは同期に国会へ出ておりますだけに、この重要な時期に、述べられたことが着実に実行できるように、実行できないことを所信表明なさっておるとは私、思いませんし、それだけに、決意を込めたあなたの実行力というものを私は求めたいと思うのです。 その点について、所信に基づいて質疑を行いたいと思いますが、その前に、あなたの実行する決意のほどを……
○山田(耻)委員 きょうは本委員会に初めて総理の出席をいただいたわけですが、総理、就任なさって大変おめでとうございます。大蔵委員会の古いなじみでございまして、あなたの人柄などについてはみんなよく熟知をしておりまして、きょうお呼びをして御質問すること、三点ばかりございますが、あなたの人柄を信じまして、みごとな御返事がいただけることを冒頭期待をいたしております。 実は総理この大蔵委員会が夜なべをするのはきょうが初めてでございます。大蔵委員会というのは歳入委員会でございまして、予算と並んで大変重要視されておる委員会だと思うのです。三月三十一日、日切れ法案も抱えております。そういう関係で大蔵委員会は……
○山田(耻)委員 たばこの審議もどうやら最終日を迎えたようでございます。 私は、四日間のたばこ関係法一部改正についてのいろいろ各同僚委員の質問を伺っておりまして、やはり一つは、たばこの値上げがきわめて容易になっていく、それらは、今回の法改正で緩和法を導入する、これにかかってきたようでございまして、各委員からもいろいろ御質問がありましたが、それらをきょうは集約をしてお伺いをしたいと思います。 専売公社総裁から値上げ要請が出てきたときに、大蔵大臣はこの要請を受けられて、いかなる諮問委員会におかけになって審議をなさるのか、その点をもう一度お聞かせをいただきたいと思います。
○山田(耻)小委員 村本会長にはお忙しいところありがとうございました。 きょうは、銀行法十八条の改正を軸とする金融機関の週休二日制の実施について、約二年にわたって審査を続けてきておりますが、その間、前会長なりまた村本さんにも、いろいろと具体的な施策というものをこの目的実施のために御努力いただいておることを承知をしておりますし、きょうはこの問題について、できるだけ問題点を整理して、これからなさねばならない点はどの点なのか、これをはっきりさせまして、その点についての一つの見通しを立てて、国民の皆さんの負託にこたえたい、こういうことで、かなり問題点を整理しながら詰めていきたいと思いますので、よろし……
○山田(耻)小委員 村本会長、お忙しいところどうもありがとうございます。 長い間の懸案であります金融機関の週休二日について審査をしてまいりました。五十年春でございましたが、当時の大蔵大臣の大平さんが、国際的に見て、日本の金融機関の週休二日が実施されていないので、大変世界からも指摘をされておる事情はよくわかる、一両年のうちに目鼻をつけたい、こういうお話がありまして、この小委員会が設置をされたわけです。一両年すでに過ぎ去って、両三年にかかろうとしております。しかも、環境といいますか、経済情勢はきわめて深刻でございまして、特に経済情勢の深刻さというのは、いま八十二臨時国会を開いておりますが、冒頭の……
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