このページでは木村武雄衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(木村武雄君) 行政改革はなかなか困難な問題であります。取り組んでしみじみと感じましたが、行政改革にとって一番大切なことは総理の態度です。しかし、総理の態度は確固不動でありまするから、その点は御安心ください。(拍手)もう一つは、各行政官庁を担当いたしておりまする関係各大臣の態度でありまするが、足並みはみごとにそろっておりまするから、これも御安心ください。私は、いまこうして頭に包帯なんか巻いておりまするけれども、健在であります。それに行政の対象になりまする各官庁でありまするが、一省庁の一局削減に見られたとおりに、きわめて協力的な態度を示しております。したがって、自信を持ってこの問題を計……
○国務大臣(木村武雄君) 行政機構の簡素化等のための総理府設置法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 先般、政府は、行政の簡素化と能率化をはかるため、総理府本府ほか十七省庁について、それぞれ内部部局一局を整理削減することを決定し、また、これよりさき、各行政機関に置かれている審議会等のうち設置目的が類似するもの等について、その整理統合を行なうことといたしておりますが、この法律案は、これらの具体的措置を講ずるためのものであります。 法律案の内容について御説明申し上げます。 第一に、局の整理等についてであります。 総理府本府につきましては、青少年局を廃止し、総……
○国務大臣(木村武雄君) 行政改革は、占領政治が終わった直後に、自後の国情や国民生活に沿うように断行すべきだったと思いますが、延び延びになったことは、はなはだ遺憾であります。それだけに力を込めて、目下国民の期待に沿うような、行政改革の根本的な三カ年計画案を鋭意樹立作成中であります。その芽ばえが一省庁一局削減と総定員法でありまするから、その出ばなをくじかないように、どうか新芽の育成強化に御協力くださるようにお願いを申し上げます。 地方事務官制度の問題は、二十年間たなざらしにあった問題でありまするから、早く解決したいと思って、いま解決案をつくるべく、八月一ぱいをめどにして取り組んでおります。(拍……
○木村(武)委員長代理 北側義一君。
○木村(武)委員 西村建設大臣を団長とする政府の調査団が一日と二日にわたりまして災害地の視察をなさいましたことは感謝にたえません。政府といたしましては当然のことではありまするけれども、罹災地及び罹災者はそれを当然とは受け取っていないのであります。おぼれる者がわらをもつかんでおったさなかでありまするから、ほんとうに地獄で仏に会ったようなすばらしい期待を抱いて政府の視察団一行を迎えたのであります。それに建設大臣は、まあからだが小さいから申すわけじゃありませんけれども、誠意が全身にあふれて、人柄が非常に高く評価されました関係上、櫻災者及び罹災地の期待が非常に大きい。そうでありまするから、いままでの政……
○木村(武)国務大臣 このたび行政管理庁長官を仰せつかりました。これから何かと皆さまのお世話になることでありますので、よろしくお願いを申し上げます。
ここにやってまいりますと、古巣に戻ってきたような気がいたします。あるいは非常にわがままな点が出るかもしれませんが、そういう点は親しさに免じてお許しくださいますように、どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 皆さまも御存じのとおり、私は行政についてはずぶのしろうとでありまするが、現在の行政を見ておりますると、形式があまりにも多くなりまして、全く硬直状態になっておる。そうなりますと、せっかく能力のある行政官吏も、その能力を十二分に……
○木村(武)国務大臣 最初にごあいさつをさせてもらいます。 私、今度行政管理庁長官と北海道開発庁長官を命ぜられました木村であります。どうかよろしく御指導のほどお願い申し上げます。 いま田邊さんのお話でありますが、私が非常に頭を痛めておる問題であります。どうしたらいいかといって一番頭を痛めております。この北海道地下資源開発株式会社ができ上がりました当初の大きな使命は、北海道の持っておりまする資源を開発して、そうして北海道の発展、繁栄のために大きに役に立っていきたいということででき上がったものなんでありまして、そのために政府が約九億くらいの出資もした。それから民間でも一億くらいの金を出して、足……
○木村(武)国務大臣 芳賀さんの御質問にお答えするというよりは、むしろ御相談申し上げる形でお答えしたいと思いますが、東北のような寒冷地帯に適切な農業、農産物を発明、発見して、これを拡大奨励するということは、非常に大切なことである。そのこと自体が農民の生活に直接影響するだけでなく、北海道開発にも至大な影響を与えるものでありまするから、これは急がなければならない、こういうように自分は考えております。 ただ、ここで御相談申し上げたいのは、それをやることがどうしても法律によらねばならないものかどうか、こういうことなんであります。私は、あまり法律は実は好きでないのです。なぜかと申し上げますると、こうい……
○木村(武)国務大臣 三木さんのお話は全くごもっともでありまして、原子力開発、宇宙開発、海洋開発というようにこれから新しい時代が開拓されていく、そのために必要な措置をいまから講じておかないと日本はおくれをとることになるから、ぜひやらねばならない、こういうお考えは私も大賛成なのでありまして、そのことそのものを決して私は否認はしていない、むしろ両手をあげて賛成している、それだけに非常な重要性を私は考えているわけであります。その点で鍋島長官ともいろいろと話をしてみたのでありますが、ただ、一番大切なことは、何をやるにも、それを担当する者の心がまえが大切なのではないかと思います。心がまえができてその問題……
○木村(武)国務大臣 私が参りましてから今日までの状況を簡単に御報告申し上げますると、いろいろな角度に立ちまして今度の一省庁一局削減、また、これから三ヵ年間にわたって定員を五%減ずるという法案、許可、認可を若干整理する法案の三つを今度の国会に出してみたのでありますが、それは行政改革といたしましてはほんとうの端緒であります。私は、この法案をちょうど行政改革という山を登るための登山口を一応発見したという程度のものだと言っておりまするが、この登山口を発見したというだけでもたいした効果があるだろう、こういうように判断いたしましてこの三つの法案を出したわけであります。そして一省庁一局削減と許可、認可の法……
○木村(武)国務大臣 私は土曜から日曜にかけまして、まる二日、北海道の現地の視察をしてまいりました。その視察いたしました結果について御報告を申し上げます。 北海道では、この災害のためにたっとい人命をおなくしになった方が二人おいでになります。全く哀悼の限りであります。その他傷害を受けられた人々も相当おいでになりますけれども、今度の被害を概略申し上げますると、一番震源地に近かった浦河地区に参りましたけれども、その地方における指導者の指導よろしきを得ましたために、被害は最小限度に食いとめられておったのであります。大きな対策といたしましては、あの地方の学校の建物なのでありますが、みな古くなっておる。……
○木村(武)国務大臣 ただいま議題となりました北海道地下資源開発株式会社法を廃止する法律案につきまして、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。 北海道地下資源開発株式会社は、昭和三十三年、北海道の地下資源の開発を促進する国策会社として設立され、今日まで鋭意探鉱に努力してきたものであります。 すなわち、北海道に豊富に埋蔵されている地下資源を開発することは、北海道の開発、ひいては国民経済の発展のために必要欠くべからざるものでありますが、同社の設立当時は北海道においては、いまだ十分な探鉱活動が行なわれておらず、また民間の試錐事業もおくれていたため国策として同社にこれらの事業を行なわせる必要が……
○木村(武)国務大臣 この法案が通りましても、会社そのものは存続すると思います。存続はいたしますが、どうしても経営が成り立たないという場合には、解散はやむを得ないと思いますが、その前に、やっぱり解決しなければならない問題があるのです。というのは、どういうことかといいますると、この法律案は出しましたけれども、好んで出したものでもありませんし、それだけでなくて、その会社に働いておいでになりまする従業員の生活の問題があるものですから、そいつをないがしろにして、ただ単に民間会社に移行して、そして解散するんだというようなことは、あまりにも非人情的じゃないか、それは政治じゃないと考えておりまするから、会社……
○木村(武)国務大臣 ただいま議題となりました行政機構の簡素化等のための総理府設置法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。 先般、政府は、行政の簡素化と能率化をはかるため、総理府水府外十七省庁について、それぞれ内部部局一局を整理削減することを決定し、また、これより先、各行政機関に置かれている審議会等のうち設置目的が類似するもの等について、その整理統合を行なうことといたしております。これらの具体的措置を課じるため、今回、この法律案を提出した次第であります。 法律案の内容について御説明申し上げます。 第一に、局の整理等についてであります。 総理府本……
○木村(武)国務大臣 簡素化と能率化とどっちに重点を置いたかと言われますと、やはり能率をあげることが最初じゃないか。そのための簡素化、こういうことになるだろうと思っております。
【次の発言】 やはり簡素、能率化であります。能率があがれば簡素化しなくてもいいのかということになりますと、そうではない、簡素、能率化であります。
【次の発言】 藤尾委員のおっしゃるとおり、歴史をたずねますると、おしかりは非常にごもっともだと思います。この問題を取り上げまするときの経過を概略申し上げますると、各省庁に対して、一局削減の問題については内政干渉は一切しない、全部自主的にどの局を廃止する。廃止しないの問題をおき……
○木村(武)国務大臣 ただいま議題となりました許可、認可等の整理に関する法律案について、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。 政府は臨時行政調査会の意見の趣旨を尊重し、行政の簡素化及び合理化を促進するため、許可、認可等の整理をはかってまいり、その一環といたしまして第五十五回国会において許可、認可等の整理に関する法律の成立を見たのでありますが、さらに同様の趣旨のもとに許可、認可等の整理を行なうため、ここにこの法律案を提出することとした次第であります。 法律案の内容について御説明申し上げますと、第一に、許可、認可等による規制を継続する必要性が認められないものにつきましてはこれを廃止し、第……
○木村(武)国務大臣 ごもっともでございます。それはやるようにしましょう。
【次の発言】 一省庁一局削減だけで行政改革が終わったならば、あなたのおっしゃるとおりになると思います。しかしこれは総理もさきに国会で答弁されておりますとおり、行政改革の発端であって、そして根本的な改革は今後三年間にわたって行なうのだということを言っておられまするが、そのとおりでありまして、私も主管大臣として今後の根本的な行政改革にいま取り組んでおる最中でございます。ただ、この一省庁一局削減だけをお取り上げになって、これだけで御批判なさいますと、浜田委員のおっしゃるとおりだと思います。しかし、ただ単にこの一省庁一局削減と……
○木村(武)国務大臣 臨調答申は、私も長官になりますと熟読玩味してみました。十六項目でありますけれども、まことにりっぱなものだ、私といたしましては、ただ一つだけ自分では非常に疑問のものがありましたけれども、それ以外のものはすべてりっぱなものだ、生かしてみたい、こういうように自分は考えたのであります。それができ上がりましたのは昭和三十九年の九月、つくってなぜこれを実行しなかったのかということを聞いてみたのです。それから確めてもみたのであります。ところがそこが問題点なんであります。自分がそういうものをつくる場合に参画しないものに対しては協力しない、それは非常に困るのであります。そうでありますから、……
○木村(武)国務大臣 大出委員のおっしゃるように、行政が民主化してまいりますると、非常に細分化もいたしまするし、それから専門化も必要となってきます。それに合うような行政というものが実際に運用されていないんじゃないか、こういうお話であります。私も国会議員をしておったときから、そういうことをよく承知しております。特に管理庁に入ってまいりまして、実際問題と取り組んでみますと、あまりにもそういう点は複雑でございます。その点だけでなくて、ほんとうに、国民の要求に応じられないようないろいろななわ張り争いのために行政不在、行政不在から政治不在、政治不在から政治家不在、こういうことなども最近は出ておるような状……
○木村(武)国務大臣 整理の方針の基準でありまするが、現在管理庁でやっておりますのは、とりあえず臨調の取り上げたものがあります。数にして八千くらいあるといいますけれども、その中で臨調の取り上げたものが三百七十九あります。そいつをまず解決してみよう、解決して後、残ったものに手をつけてみよう、こういう方針をいまとっておるわけでございます。そして今日まで整理したものが二百一件ありまして、パーセンテージからいいますと五三%になっております。今度取り上げたものが二十件あります。それを全部解決いたしますと、大体臨調が取り上げたもののうち約六〇%は整理したことになりますから、臨調が取り上げたものを今日までに……
○木村(武)国務大臣 十九条です。
【次の発言】 私もあの新聞を見まして非常に不愉快に思っております。国会開会中であり、私は特にお願いをして通してもらいたいと思っておるやさきに、ああいうような新聞発表を独断で、だれがやったか知りませんけれども、おやりになったということに対しては、非常に不愉快に思っております。私のほうからいいますると、うしろのほうから切りつけられたような気がいたしまして、非常に不愉快だったのです。法律の内容そのものよりも、全くそういうことは不愉快だと思いますから、私は内閣で、一体だれがどんな考えを起こしたか知らないけれども、事務は政治に先行するものではない、えてかってなことをさ……
○木村(武)国務大臣 あの節も申したとおり、私は、あの新聞記事を見まして、私にとりましては全く突然な話だったのであります。こちらが提案しておって審議をお願いしておる最中にああいうふうなことを言われた。私のほうからいいますと、うしろから切りつけられたような気持ちでもって、非常に不愉快でありました。したがって、その不愉快であるという気持ちは、官房のほうにもぶっつけております。したがって、その気持ちは依然として同じであります。
【次の発言】 私は官僚政治というものは嫌いなんです。何としても政党政治を、ほんとうに名実兼ね備えた政党政治にしてみたい。こういう気持ちを持っておるものなんであります。したがっ……
○木村(武)国務大臣 十八人です。
【次の発言】 定員が十八名になっておるわけでありますから、その定員だけの大臣を置きますると、それだけ能率もあがるのではないか、こういう判断だと思います。
【次の発言】 内閣関係はこちらの所管ではないものですから、非常に有能な局長でありまするけれども、まだ勉強が行き届いていないそうであります。
経過的ないまのお話でありまするが、いろいろ民主化してみたり専門化してみたりしたものですから、数を多くしたのではないか、こりいうふうに思いますが……。
【次の発言】 局長をして答弁させます。
【次の発言】 行政管理庁の長であります。
○木村(武)国務大臣 森本さんにお答え申し上げます。 総理の委託を受けてこの問題と取り組んでおりまする私の所信を一言申し上げておきたいと思いますが、何としてもいまの行政は、森本さんのおっしゃるような国民に対してサービスのできる行政にしてみたい、こういう考えで取り組んでおります。したがって、何としても行政の改革だけはまともにやってみたいと、こういう気持ちを起こしました関係上、それと取り組む私の姿勢だけは主体性を持ってみたい、こういうことだったのであります。やはりもとと取り組んでおりますものに主体性があるとないとでは、そこにでき上がってまいりましたものは天と地の開きがあると思います。あなた方も御……
○木村(武)国務大臣 お答え申し上げます。 私がこの問題と取り組んだのは去年の十一月の末からであります。行政改革は、抽象的には国民の大半が賛成でありまするが、さて具体的な問題になってみますると、なかなかむずかしいのです。非常に問題が困難なのでありまして、私自身もその困難さに実は驚いておるような次第なんであります。しかし、自分は行政はずぶのしろうとであってよかったと、いまさらながらつくづく感じております。知らないがためにできることがたくさんある、こう思っております。そうでありまするから、この問題は、いまだ行政管理庁としても、そういう二つの答申は出しておりまするけれども、まとまってはおりません。……
○木村(武)国務大臣 よく承知いたしております。やれるものから逐次やってまいりたい、こう考えております。ただ、あなたのおっしゃいました同和問題でありまするが、私、幼い時代には若干知っておりましたけれども、私のほうの地方ではこの問題が解決いたしておりまして、どうも実感が伴わないで、まことに申しわけありません。その渦中におられまするあなたの御心労には御同情申し上げまするが、できる範囲内において、早くこんな歴史のつめあとは解決すべきものだ、こういうように考えております。
【次の発言】 もう一ぺん読み直しまして、御期待に沿うように努力したいと思います。
○木村(武)国務大臣 記憶があるどころじゃありません。大いにありますよ。
【次の発言】 一切を含めて、自分のインドネシアに対する感情を発表してみたのです。
【次の発言】 スハルト政権とインドネシアの国民が気の毒なものですから、何としても助けてみたい、こういう気持ちを起こしたのです。
【次の発言】 一つは同じアジア人であることと、(林委員「政権のことを聞いているのです」と呼ぶ)そこに非常な重点を置いております。それからもう一つは、せっかく独立した国なんです。その後独立の歩き方が非常に困難を呈しまして、国民生活が非常に気の毒になっておるものですから、同情にたえないと思いまして、そういうことを言った……
○木村(武)国務大臣 民間に対する補助金の中には、補助することが当時は適当であったかもしれませんが、時のたつに従って当然でなくなったものや、それから運用が適切ではありましたけれども、あとからまた適切でなくなったものと思われるものなどがありますので、この際国費を効率的に使用することが必要だ、こういう考えで監察を実施したのであります。その結果、農林省関係で改善の必要があるとして勧告したものの中の一部のお話でありますが、そのお話の農協中央会の補助金を削減することを勧告したのであります。これが、農協中央会のほうは補助金を削減することと、それから都道府県は廃止すること、こういう勧告をしたのであります。そ……
○木村(武)国務大臣 あの事件の起きた三十日でありますが、あの日の午後一時の飛行機で私北海道に行ったわけであります。前から北海道は三日間にわたって視察をしてみたいと思っておりましたところ、出かける朝にああいう事件をお聞きいたしまして、実は身ぶるいしたのであります。そして向こうに参りまして、途中、自分の視察の変更をやって現場に行ってみたいとは思いましたけれども、ほかのほうで私を待っておるものですから、私の代理の者をやりまして、私はただ単にああいう事件の起きた会社に行ってお見舞いを申し上げてきたわけであります。全くお気の毒にたえない次第だと思っております。 しかるに、二十三日の日に通産省と労働省……
○木村(武)国務大臣 大出委員からたいへん御丁重なおしかりを受けまして恐縮に存じております。十九条によってどれだけの人をどうしたかというようなことは、事務当局から答弁させます。
【次の発言】 私は、どれでも同じでありまするけれども、とにかく行政は親切でなければならない、特に国会議員に対しては特別待遇をしなければならないぐらいな気持ちは持っておるのでありますが、いま大出委員のお話をお聞きいたしまして、私初耳なのであります。こういうことでありまするから、できないものはできない、できるものはできると、そういう点ははっきりするようにこれから申し伝えておきます。不親切な点がありましたならば、下にも言って……
○木村(武)国務大臣 この問題は非常に困ったことだと思っております。私、戦前の政治経験も持っておりますが、戦前にも汚職はありましたけれども、大体官吏の汚職というものは上のほうであって、末端にはあまりなかったものだったのであります。ところが戦後になりまして、特に昨今そうでありまするけれども、非常に大衆化してしまった。非常におそるべきことじゃないかと私は思っております。やはりこれはいろいろな点で考えさせられる問題があると思いまするが、機構も直さなければならないと思います。それから、運用も思い切って変えなければならないのじゃないかと思っております。特に末端の国家公務員、地方公務員なんかの汚職事件を見……
○木村(武)国務大臣 二重人格じゃないです。二枚鑑札なのです。 その地下資源の問題ですが、岡田さんから御指摘になりましたとおりに、一番頭を痛めておるのです。その頭を痛めておるのはどういう点かといいますると、二重鑑札を持っておる、こういうことになるのであります。この地下資源開発株式会社は特殊法人ですから、やはりその名の示すとおりに、これをつくるときにはそれだけの大きな使命を持ってできたのだと思います。ゆえあってできたものであって、ゆえなくしてできたものではない。ところが、時代の変遷によって、その時代の変遷に即応していけなかったということも一つ大きな理由があると思います。その過程において、監督官……
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