このページでは只松祐治衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。
○只松祐治君 ただいま趣旨説明がありました国債整理基金特別会計法の一部を改正する法律案について、日本社会党を代表して、総理並びに関係大臣に若干の質問をいたします。 およそ、その国の健全な経済の成長発展は、まず国民の所得がその経済の成長に見合って増大すること、すなわち、国内需要の開拓と健全な輸出の伸展にあることは申すまでもありません。 しかるに、政府及び自民党は、この常識的な資本主義の経済原則にさえ相反して、資本の充実、自由化対策などの名目のもとに、いたずらに独占資本強化のための高度経済成長政策に狂奔し、口に所得倍増を唱えながらも、実質的な国民所得の上昇、すなわち、国民生活の実質的向上など顧……
○只松祐治君 私は、日本社会党を代表して、ただいま報告のありました所得税法の一部を改正する法律案に反対の討論を行ないます。 歴史をひもとくまでもなく、支配者と被支配者の権力争奪の接点の一つは税制であります。すなわち、政治の基本が税制にあるといわれるゆえんは、ここにあります。したがって、政治とは、どの階層の国民に税金を課し、どの階層の国民のためにその税金をどのように使うか、施策を行なうかということであると申しても過言ではありません。 かかる観点よりいたしますと、自由民主党佐藤内閣は、国民の声を無視し、期待を裏切って、巨大法人や大資産家、不労所得者、高額所得者層などにはきわめて寛大な税制と徴税……
○只松委員 大臣は本会議並びに本委員会におきましていろいろ所信をお述べになりました。前回福田さんが大臣になっておったわけですが、福田さんのときは、おとといいろいろ同僚が質問をいたしましたように、終始、いわゆる低圧型の経済情勢である、それはここ二、三年くらい続きますということをお述べになっている。いまその大蔵大臣は自民党、与党の幹事長であります。おそらく福田さんの心境あるいは経済に対する見通しというのは、幹事長をおやりになっておっても変わっておらないと思います。ところが、大臣の本委員会並びに本会議における演説の要旨を見ますと、これは福田さんと違って、たいへん強気でございます。 たとえば、本委員……
○只松委員 通産省の方、お願いいたします。
租税特別措置法の中にガス関係の減免税のことがありますので、きょうは関連いたしまして、多少方角が違いますが、ガスの問題について少しお尋ねしたいと思います。
ガス事業というのは、たいへんに公共性を持つものでございます。そこで、こういう特別措置を税法上も講じる、こういう形になっておるのだと思います。ガス事業の公共性と申しますか、あるいは事業目的と申しますか、ガスとはどういうものであるか、ひとつお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 そういうことで、ガス会社にはいろいろな特権があると思います。たとえば、土地収用法に準じてとか、あるいはまた一定区……
○只松委員 私は、常日ごろ税制の近代化、民主化、これはイコール政治、行政への信頼、こういうものと一体をなすものである、したがって、税務行政というのは、強圧的であったりあるいは秘密的であったり不公平であったり、そういういろいろなことがあってはならないということを繰り返し申し上げてきております。それでもなおかつ現在の税務行政というのは、まだまだ非近代的なものあるいは非民主的なものが多い。したがって、強制的、命令的に傾いておる傾向が非常に強いと思う。長官は、いまの税務行政に満足しておられますか、それとも、まだまだいろいろ問題点がある、こういうふうにお思いになっておられますか。
○只松委員 まず最初に、所得税について若干お伺いいたします。
本年度の所得税の税収総額、その中における本年度の金額の伸び、人員の伸び、そういうものをひとつ簡単にお示し願いたい。
【次の発言】 現状では、人員が若干減っておりますが、税額は御指摘のとおり、今年度も伸びます。さらに、これがいま春闘で四千円前後の賃上げが一斉に行なわれつつありますが、四千円として、手当てその他を入れて十六カ月と概算し、六万四千円、まあ六、七万円平均給与が上がっていく、こういうことになりますと、さらに税収の総額の伸びあるいは人員の増大、こういうものが予見されると思いますが、およそどういう推定をなさっておりますか。給与所……
○只松委員 私たちは租税特別措置法に対して非常に強い反対の意見をたびたび申し上げてきておりますけれども、なかなかおやめになりません。これは全く一、二の例外を除いて、ほとんど大企業なりあるいは特定の人々、特に、俗にいう金持ちの人々を擁護する法案が中心になって、この全部を論ずることはなかなか容易でございません。私はその中でもこの前ちょっと質問いたしましたから関連をいたしますが、交際費の問題を中心にこれを論議してみたいと思います。 そこで、まずひとつ、これは泉さんでもどちらでもけっこうですが、交際費とは一体何か。交際費の税法上における厳密な定義を聞かしていただきたい。
○只松委員 関連して。 いまの問題については、前回私もちょっとお尋ねをいたしまして、いわゆる国の機関において審査したり登録したりする、こういう人だけ上がって、地方の人は上がらない。一級建築士で二万円に上がっている。二級建築士は県庁でやる。これは上がるか上がらぬか、いろいろな面で非常に格差ができる。これは自治省とも話し合った上でする、こういうことが当然だろうと思う。いまたまたま来まして、その質問で、自治省は来てもおりませんし、準備があれば別ですけれども、そのときに私も質問しておりますので、関連して、あすでも自治省を呼び出して、自治省側の態度を明確にお示しいただきたいと思います。
○只松委員 関連いたしまして若干御質問をいたしますが、国関係のこういう登録あるいは免許の手数料その他が改正になりますと、これに準じて地方でも当然に改正されると思いますが、その改正はどういうふうなことをお考えになっておりますか、まず、方向についてお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 そんな抽象的なことを聞いているのじゃないよ。そんなことぐらいなら聞かぬだってわかっているよ。まじめに答えなさい。
【次の発言】 それでは、国税に準じて地方税において当然引き上げその他考慮さるべき職種の種類を言ってください。
【次の発言】 大体何種類ぐらいございますか。
○只松委員 賛成法案でございますから、与党の議員が少ないけれども、いたし方なく質問をいたしますが、前回この法案が審議される際には、私たちはまっこうから反対をしたわけです。私たちの強い反対の結果、初年度五千円、二年度一万円、三年度一万七千五百円、三段階の課税がなされる、こういうことになりました。本年度は第二年目になり、現在一万円になっておる。そこで今度の法案は、これをあと二年間続けよう、こういう趣旨の法案であるわけでございます。私たちは賛成ということを言いましたけれども、本来は、これを廃止すべきだ、こういう立場をとっておったわけですから、これはもろ手をあげての賛成ではなくて、これもいたし方なくの……
○只松委員 専売局でも公社でも毎年いろいろな計画を検討されておりますが、四十二年度以降のいわゆる長期計画と専売公社内でいわれておりす計画について、詳細にわたっては時間を要しますので、ひとつ概要を御説明していただきたい。
【次の発言】 順次お聞きいたしますが、その中のまず一点として、そういうふうに設備の改良等が行なわれますと、当然に人事の異動あるいは人員の減少等がはかられると思います。人員の減少等の計画はいかがでございますか。
【次の発言】 しかし、あなたのほうの計画を見ましても、あるいは現実に郡山で新しい機械が導入された、そういうことの実施状況等を聞きましても、たとえば、いま郡山で五百人くらい……
○只松委員 いま平林委員が追及されておるような問題は、私どものところにも三通くらい投書が来ております。いずれ私も聞こうと思っておったんですが、平林君の質問に関連して一点だけ聞いておきます。 一つは、政治家が介在して相当多額の顧問料を取っておる、こういう声が外部から出ております。それからいま一つは、経理が乱脈をきわめておる。いま一つ問題になっておりますのは、同族で前のおやじさんがなくなって、優秀な専務理事が理事長になる、こういう段取りになっておったら、そのむすこがちょっとぐれたようなむすこだったらしいんですが、策を弄しましてその専務理事の権限を奪って、本店ではなくて支店のほうに全部判こや何か一……
○只松委員 投資信託の問題について若干御質問をいたします。
まず最初に、数字的な面を聞きますと、現在投資信託を設定しておる数、法人は大、中、小いろいろありますからなかなかわからぬでしょうが、個人中心でけっこうです。個々人を中心にいまから議論をいたします。現在の設定者数は幾らか、お教え願いたい。
【次の発言】 一番多いときは幾らですか。
【次の発言】 大蔵省でその数さえもわからぬというようでは、これはなかなか困ったことで、対策が打てないのは当然だと思うのです。私が聞いたところでは、一番多かったのは昭和三十七年度で五百三十五万人、それは個人ですが、全体の中で個人の率が九三・三%というのが最大だっ……
○只松委員 最初に、関税問題で若干お聞きをいたします。
今朝来の日経等を見まけと、大蔵省で特恵関税の問題についていろいろ討議がなされておる、ある新聞では、ほぼ固まっておる、こういうふうな報道がなされております。これはわが国の一般的な産業に影響を与えるだけでなく、特に中小企業その他、あるいは労働運動の面にもいろいろな問題を生じてまいる非常に重要な問題でありますので、お聞きしておきたいと思うのです。
その前に、現在韓国等で委託加工が行なわれておりますけれども、その状況について、ひとつお知らせをいただきたいと思います。
【次の発言】 いましぼりのお話がありましたけれども、そのほかにどういう業種で……
○只松委員 本年度の経済見通しにつきまして、これも同僚議員からすでにいろいろ論議があったと思いますが、当初の大蔵省の見積もりよりも上回ってきております。概略調査されたいろいろな報告が出ておりますが、二一%をこす投資意欲がある、こういうことが報告されております。事務当局でいろいろ御調査になっておるわけですが、皆さん方からごらんになっても大体そういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 それは、皆さん方が厳密にといいますか、科学的にといいますか、計算されるには、本年度はいろいろ選挙等がありまして六月一日からの本格的な経済諸活動の開始ですから、まだあまり時間がたっておりません。そういうお答えにな……
○只松委員 ただいま政務次官から異例の御報告がございました。本来ならば、そのような問題を中心に大臣と論議をいたす予定ですが、大臣の時間がきわめて少ないようで、きょうは、大臣がお見えになるまで、私は税制の問題について質疑をいたしたい。 私は、きょうは土地の税制の問題についていろいろお尋ねをいたしたいと思って、準備をいたしてきました。その前に、一般的な税制として、これはあとで大臣に質問する関係もありますので、現在の税収状況、自然増収というものが大幅に見込まれておりますが、そういう点について、おわかりになるところをお答えいただきたいと思います。
○只松委員 大蔵省のほうではすでに来年度予算に取りかかっておりまして、国の明年度予算あるいは本年度の補正予算についてのことがいろいろ論議をされておりますけれども、ほとんどそれと同規模を持つ地方財政につきましては、あまりはでなといいますか、表面立った論議が少ないのであります。民主政治の確立ということは地方政治の確立にもつながり、また前提ともなるわけであります。ここで若干地方財政の問題についてお聞きをしたいと思います。 国の補正予算に相当する地方の追加予算が、各級議会が開かれたり終わったりして組まれておりますけれども、自治省のほうでこの各級自治体における補正予算と申しますか、この状況をどういうふ……
○只松委員 質疑に入る前に、さきほど来本委員会において、わが党、民社党、公明党等が申し上げた意見について若干申し上げたいと思います。 野党の一致した強い要請で松隈さんお見えになりましたけれども、こうやってお見えになれば来れるわけですけれども、そういう態度を表明するまでお見えにならなかった。これはやはり税調の基本的な態度に関連する問題ではないか。悪く言えば、大蔵省という強い権力機構の隠れみのに隠れて国会を軽視しておる。国会に出てこないで自分のほうできめてしまって、これを政府に出して法案化をしてしまう。すれば、ひとつ国会でかってに論議をしろ、こういう形で事前に国民の代表者である国会の意見を聞こう……
○只松委員 先に武藤委員が本年度末の外貨準備の問題についてお尋ねして、いろいろ微妙な影響があるから答えられないという答弁がありました。よく私は言うのですが、大蔵省当局発表とか談話とかなんとかかんとか、そういうものはぽんぽん出るわけですね。ところが、肝心の国会の論議において、のらりくらりとなかなかお答えにならない。こういうところにも一つは政治への不信なり何なりというものの一端があるのではないか。まさか秘密会というまでは要求いたしませんけれども、ここで言えないけれども何らかの機会に示すというなら別ですけれども、微妙だからこの国会の場において論議できない、言えないということは、私はいささかおかしいの……
○只松委員 重要なあれならば、委員長が理事を招集されたり何かしなければならぬけれども、この程度の簡単なものは、事務当局が出せるか出せないか、事務当局が出せないと言えば、それは理事会で懇談ということになりますけれども、そうでない限り、事務当局が出すというならば、特別理事会を開かなくてもいいと思う。一々この程度の資料要求を理事会にはかるということになったらたいへんなことになりますから、この程度なら、事務当局が出せるか出せないか、出せないなら、どういうことかということで理事間でやればいいと思います。
○只松委員 関連。五三%持っておるということは過半数ですから、過半数ということは、それに対して株主権を絶対に行使できるわけでしょう。違いますか。
【次の発言】 そうすると、いまの法律上からは承認とかなんとかいうことですけれども、過半数の力を持っておれば、国の意思によって役員その他を選出することができる、あるいはあとの業務の監査その他も国の意思が全部通る、こういうことになるのじゃないですか。監理、承認ではなくて、実質上国が全部の意思を決定することができる、こういうことでしょう。
【次の発言】 過半数持っておって国が自由にできるということならば、そういう会社に対する株主権の行使というのは、国のどこ……
○只松委員 さっきから委員長も努力され、いま国対まで行かれたようですが、それにもかかわらず与党の出席がきわめて悪いわけです。きわめて重要な本院の運命を決するような法案が山積しておるにもかかわらず、こういう状態では審議を続行するわけにはいきませんので、いろいろな意味からも本日はこれで散会をしていただきたい。
○只松委員 米国のドル防衛政策は、わが国にもいろいろな問題を投げかけております。 したがって、いろいろな問題を起こしつつあります。このことは、予算委員会では激しく、いわゆる核のかさとして日米の防衛、安保問題等が論議されてまいったわけでございますけれども、別な面から見るならば、これはいわゆるドルのかさ、こう言っても私は言い過ぎではないと思うのでありますけれども、日本はこのアメリカのドルのかさの中に抱かれておるといいますか、かさの中にあって経済的な行為を行なっておるわけであります。大蔵大臣は、このアメリカのドルに対して絶対的な信頼と申しますか、一つも不安を感じない、そして今後もその信頼のもとにわが……
○只松委員 昨日に引き続きまして、関税定率関係をお尋ねいたします。 大蔵省の局長さん連中は、非常に頭がいいか何か、自信がたいへん強いわけです。自分たちのきめたことは絶対だ、こういう考えが非常に強いようですね。きのうの答弁や何か見ても、これは明らかでございます。そこで、質問に入る前にお尋ねしますが、この関税定率法については、私たち野党はもちろんですが、与党にもいろいろ問題があります。しかし、こうやって一ぺん出した法案というのは、自分たちの考え方が絶対に正しいんだ、大所、高所、あらゆるところから検討してきたのだから絶対だ、一字もこれを動かしてはならない、こういう考え方が強いようです。この関税定率……
○只松委員 いま御要望がありましたように、本委員会でも重要法案が山積をいたしておる。こめ問題をまだ論議したいわけですが、あなたたちのそういう要請もありまして、本来に戻して議案審議をしなければならぬ。そこで私たちはこういう重要な問題を、しかしほうっておくわけにいきませんので、月曜日でも金融小委員会を開いてひとつ審議したいと思っているのです。ひとつ大蔵大臣にもぜひ時間をさいて御出席をいただきたいと思います。 それから、さっき十六日に国際会議がある、各国の中央銀行の総裁が集まるというようなお話でございましたが、宇佐美日銀総裁においでいただきたいと思っているわけですが、日本から日銀総裁がおいでになる……
○只松委員 また私のときにもお尋ねをいたしますが、いま資本金別の調査日数や何かお話しになっているわけですが、これは証券局のほうでも関連会社の決算表というものをいまつくるようにいろいろ準備し、努力していますね。私は、税制面から見ても、あるいはそういう税の徴収、課税面から見ても、そういうことをよほど重視する、いままではほとんどそういう観念はなかった、こう思うのです。たとえば日通なら日通がいて、日通の富士見ランドとかなんかあって摘発された場合に初めて関連調査をされる、こういうことがあるわけですが、税の調査としてはそういうことはほとんどなかったんじゃないかと思うのです。私のときにはそういう形でずっと質……
○只松委員 自由民主党、日本社会党、民主社会党、公明党を代表いたしまして、ただいまの法案に対する附帯決議について御説明申し上げます。 案文を朗読いたします。 関税定率法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 一、今日の憂慮すべき異常なる国際経済状勢を充分認識し、米国の輸入課徴金を含む一連の輸入制限措置問題に対しては断固たる態度をもつて対処し、また、ケネデイ・ラウンド関税一括引き下げが実施されることによつて協定税率が適用されない国との間の貿易が阻害されるようた結果にならないよう貿易の振興のため万全の措置を講ずべきである。 二、国内産いも及びでん粉の取扱いについては関税割当の基……
○只松委員 同僚委員からすでに大かたの問題は論議し尽くされているので、私はきょうは国税庁や税務当局の皆さん方が多少お喜びになるような問題を中心に質問をしたいと思います。 まず第一点といたしまして、前回も少しばかりお聞きして、泉さんがお答えになったと思って、私は議事録をいろいろ調べてみたんですが、塩崎さんが大体中心にお答えになっておったわけです。不動産関係の所得についてお尋ねをいたしまして、そのときに私は、近代社会の構造の変化、経済の変化に伴って税制もそれに対応した取り方をしていかなければならない、こういうことを私はいろいろお話を申し上げた。そういうものの一つの例として、土地というのは一つの大……
○只松委員 重要な審議の最中、この委員会にごらんのとおり四人の与党委員しかお見えになっておりませんので、暫時休憩をお願いしたい。この調子じゃ、とても重要な審議を続行するわけにはまいりません。
○只松委員 本大蔵委員会は、御承知のように歳入委員会としてきわめて大事な委員会であります。特に今期におきましては、十六年来の増税法案をかかえまして、国民の代表として私たちは慎重な審議をいたしてまいってきております。ただ、本委員会の責任ではなくて国会全体、政府のいろいろな発言の中から、いわゆる倉石バカンス等が出てまいりまして、審議が多少おくれておるのは私たちも遺憾に思っております。そういうさなかに、私たちが国民の負託を受けて一生懸命審議をしておる。これは与野党とも非常にいろいろな意味で配慮をしながらやってきておる。そしていよいよ本委員会の期限切れ法案の大詰めにきつつあるときに、官房長官がその一つ……
○只松委員 きょうは総裁がお忙しいようでございまして、日銀の副総裁に来ていただきまして、金融のあり方について、若干お尋ねをいたしたいと思います。
金融というのは、日銀法はじめ銀行法その他見ましても、きわめて国家と関係の深い、あるいは社会全体の基本をなすもので、公共性の強いものであります。ひとつここであらためて副総裁のほうから、金融機関の任務についてお教えをいただきたいと思います。
【次の発言】 金融機関には、日本銀行を頂点といたしまして、都市銀行、地方銀行あるいは相互銀行、信用金庫等々、それから生保、損保、それから証券業界、いろいろございます。しかし、いまお話にもありましたし、この日銀法の第……
○只松委員 いまの発言はきわめて私は重要だと思います。国民が今度の国会のある意味の最大の焦点として増税法案を注目しているときに、ただいまみたいな、私は全部いまは詳細に、多少興奮して暗記しておりませんけれども、あとで速記録を見てみますけれども、そういうばかな答弁をして本委員会を通過させようと思ったら通過させてけっこうです。われわれはあらゆる力をもってこれを阻止する、このことだけをいま言って関連質問を終わっておきます。
○只松委員 ただいま政務次官のほうから釈明がございましたが、当日、私がこのことに関して発言を求めた関係上、ちょっと私のほうからも申し上げでおきます。 御承知のようないきさつで、当日は委員長に一任を全部しまして、理事会等も開かないで委員長の裁断にゆだねたわけです。本来ならば、こういう重要なというか、あるいは国民怨嗟というか、増税法案のさ中におけるこういう不謹慎な発言というものは、一回の登院停止や釈明によって処理さるべき性質の問題ではない。政務次官あるいは大臣等ならば、これは当然にその職を辞してもらわなければならぬ問題だと思う。しかし、いかに高級官僚といえども、一応雇用の身でありますから、これ以……
○只松委員 公取にお尋ねいたします。 昨年の十二月二十日の当委員会において、公取の事務局長においでをいただきまして、酒のおけ買いの問題等についてお尋ねをいたしました。私は、酒のおけ買いが不当景品類及び不当表示防止法の第四条に抵触するものではないか、こういうことをお話ししたわけです。私のところにお見えになった担当事務官の人は、明らかに抵触をいたします、こういうお話がありました。当委員会でお聞きいたしましたところ、まあ何とかかんとかごまかして、引っかかるような引っかからないようなところは、具体的な事実があったら調査いたします、こういうことでお逃げになった。そこでひとつ、こういう具体的な事実がある……
○只松委員 本問題につきましては、すでに多くの同僚議員から、具体的な問題について質疑あるいは意見の開陳が行なわれました。 したがいまして、私はそういう諸点の中から出てきた問題について、足らないところを若干ただし、また、そういう中から出てまいりました皆さん方のお答えをさらに確認をし前進をする、そういう形からひとつ質問をしてみたいと思います。 まず、すべての委員から言われ、また私の年来の主張であります、政治というものは弱い人の立場を、特に私たち野党の場合は、こういうものをどうやって守っていくか、そういう人に不安を与えないかということが一つの政治の大きな基本的な問題だと思います。そういう主張を……
○只松委員 まず大臣にお尋ねをいたします。 日本では社会保障制度がきわめて立ちおくれております。こういうことを要因といたしまして、日本の貯蓄というものが非常に高いわけです。二、三日前に公表されておりましたが、一八・四%ですか、世界で一番高い、こういう貯蓄傾向を持っております。これは別な角度から見れば、十万円月給を取っておる人が一万八千四百円貯金をするわけですから、いわば社会保障制度が低いために実質的な生活の切り下げをしておる、こういうことになるのだと私は思います。将来の安全性やいろいろなことを考えれば別ですけれども、しかし本来入学や病気やいろいろな、なぜ貯蓄をするかという貯蓄の調査にあらわれ……
○只松委員 現在、申告が終わりまして、ぼつぼつ申告に基づく調査といいますか、そういうものが各税務署で行なわれてきて、こういう問題をめぐりましていろいろトラブルが起こっております。昨年度はまあまあですが、一昨年あたり、公債が発行されなければならない、こういうことで、財政が苦しくなってまいりました。そういうことで、国税庁における徴税面というのがだいぶきびしくなってきたわけです。そういうことと関連して、私たちがたびたび指摘をしてまいりました国税庁職員の態度というのが再びきびしくなってきたように――私たちも年じゅう税務署に行っておるわけではありませんが、いろいろな態度から見て、徴税態度が相当きびしくな……
○只松委員 理事会では、本日はとりあえず開会し、数がそろわない場合には委員長独断で処理をする、こういうことで委員長にまかした。委員長はちょっといま外に出ているからあれだけれども、委員長代行の委員長がその約束を守って、野党の半数しかいないのだから、それでこれは当然散会……。
○只松委員 関連して。また私のときにも時間があれば質問したいと思いますが、いまの運営の問題は広沢君の質問に対してきわめて詳細な答弁がなされております。およそいまの社会に被用者の立場を認めない、こういうことはないわけですね、近代国家にないでしょう。ありますか。ところが、この共済の連合会の場合には、あなたはいろいろなことを言っておるけれども、事実上被用者の立場というものを認めてないわけです。発言する機会というものは連合会にない。これはきわめて封建的なものというか非近代的なものというか、言いようはいろいろあるでしょうが、とにかく単位組合からの実態も反映しない。そういう個々のことはいいけれども、とにか……
○只松委員 時間がありませんので、問題点だけ御質問をいたしますから、答弁のほうもできるだけ実質的なお答えをいただきたいと思います。
まず最初に、公的年金のスライド制について、私たちは長い間、また常にいろいろ意見を申し述べてまいりました。したがいまして、私たちは、これを少なくとも本年度内に実質的な検討をし、具体的な措置を講じてもらいたい、こういうことを結論的に申し上げてきておるわけでございますけれども、本年度内に具体的な結論が出ますかどうか、出たならば直ちにその方向に向かって善処されるかどうか、お尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 今年度中に出るのですか、どうですか。
○只松委員 先に気象庁のほうにお尋ねをいたしますが、概要はいまの中にも御説明がありましたけれども、日本におけるおもな地震の発生状況、それから、これはなかなか別な意味の専門的なことになって、いま聞くのは地震保険と地震の発生状況、こういうことになるわけですけれども、いま言われたように、全損でないと支払えない。これはどの程度が全損になるか、そういう面では私ども経験がないのですけれども、家が全部倒壊をする、こういういわば激震といいますか、こういうものが日本ではどういうふうに発生しておるのかということ。それから次に、四十一年の五月からこの保険法が施行されたわけです。その四十一年以後におけるこの二年間の地……
○只松委員 さっそく、おいでになったようでございますから、お尋ねをいたしたいと思います。
今回行なわれました答申、特にその中で「長期税制のあり方についての答申」これの要点と申しますか、あるいはさらに、その中の基本的な立場と申しますか、それについてひとつ御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 これは、大臣がお見えになれば、私は、先に大臣に、この答申案をどういう形で尊重するかということをひとつお聞きし、確約をしたかったわけですが、大臣がなかなか出てこないので、ひとつ次官なり主税局長のほうから、この答申案に対してどう思うか、どう取り組んでいくか、心がまえをひとつお聞きしたい。
○只松委員 前回お尋ねをした中で、大臣答弁を必要としたものだけ残しておったのですが、そういう点について二、三お尋ねをいたしますから、ひとつ簡明にお答えをいただきたいと思います。 その一つは、先ごろ税調が答申をいたしました。その中で、五人家族百二万幾らまで昭和四十五年度を目途として課税最低限を引き上げるように、こういうものが一つあります。それといま一つ、私たちの見方からするならば、インフレーションが進んでいっていわゆる名目賃金というものが上昇をいたしております。それにつれて税率というものが上昇をしてまいります。したがって、税率の緩和、税率を改正するように、多少の逃げ道はありますが、同時に並行し……
○只松委員 基本的な問題については、すでに渡辺君、阿部君等から御質問がありました。関連して具体的な問題を一、二お伺いをいたします。
その一つは、さっき食管法の改正という問題もちょっと口に出たわけでございますが、そういうものの最も具体的なものとして、たとえば酒造米、こういうものに対する自由米を考えられておるかどうか。いやそういうことは全然ない、こういうことであるかどうか。ひとつ自由米の問題についてお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 いま、検討したことがある、しているというようなことでございますが、この問題も慎重に扱わないと――私はおけ買いの問題を通じて、中小零細酒造業者の問題を提……
○只松委員 米価の御質問をする前に、ちょっと税制問題について一、二お尋ねをしておきます。 けさの朝日新聞等を見ましても、だいぶ一面トップに載っておりますが、いままでもたびたび新聞に出てまいりました。前回私がお尋ねしたときも、大体そういう趣旨で努力するというようなお話があったわけでございますが、たいへん重くなっておる所得税の課税最低限を百二万円まで引き上げると同時に税率の引き下げを行なえ、こういう税調の答申があったわけでございます。概算要求が大体出そろったようでございますから、おおよその方向というものはぼつぼつ出さなければならないのじゃないか、こういうふうに思います。まあせっかく大臣から前回の……
○只松委員 きょうは大臣がお見えになっておりませんので、ほんの事務的な問題だけ一、二お伺いをたします。 まず最初は、事務的に申しましても、これは自民党の総裁争い選挙のスローガンにもなっておるようでございますが、所得税の税率の緩和を来年度から行なうかどうか、前から私がただしまして、大臣は努力する、こういうことをお答えになった。その後の大臣の発言等見ておりましても、大体そのようでございますけれども。しかし。自民党の中にはこれをめぐって、税率の緩和をしないで国債発行を減額せよ、こういう意見も出ております。なかなか国民が望んでおるようにいくことは予断を許さないようであります。 そこで大臣がお見えに……
○只松委員 まず、建設省の関係の方にこの前から私がお聞きをしております河川敷の問題についてお尋ねをいたします。 これは本年度にも、春ごろだったかと思いますが、私が一ぺんお聞きをいたしました。それからずっと前に体育振興特別委員会が設置されたときに、委員会では非常に熱心に取り上げた問題であります。その当時、河川敷を開放する、こういうことでまず多摩川、多摩川がある程度緒についたならば続いて荒川、こういうことで、当時の新聞の切り抜き記事までありますけれども、ちゃんと開放計画が立てられて、当時の瀬戸山建設大臣の談話さえも、開放計画を具体的に進める、こういうことで発表されることになったわけです。その後の……
○只松委員 ただいま村山委員からいろいろ述べられ、あるいはお答えになりましたわが国の経済状態あるいは来年度の予算編成方針、そういう中で、前から私がいろいろ質問をし、水田大蔵大臣が九月四日の本委員会においても明確にお答えになった事項がございますので、新大臣の就任にあたって確認の意味を含めてお尋ねしたいと思います。 すなわち、いろいろ税の問題全般聞きたいのですが、一点だけ所得税の問題について聞きたい。所得税は納税人員あるいはその金額ともにたいへんに重くなっていることは、もう私がここで申し上げる必要もないわけであります。そういう中で課税最低限の引き上げとともに税率の引き下げも行なう、こういうことを……
○只松委員 先に大蔵関係のほうにお尋ねいたしますが、前の国会におきまして、ケネディラウンドをめぐる関税の適用につきましていろいろ論議をいたしました。そのときに私が各党を代表いたしまして、附帯決議を読み上げたわけでございます。時間がありませんから詳細は読み上げませんけれども、その中の一つに、対共産圏貿易、特にその中で中国貿易に対して差別をなくするように努力をしてもらいたい、こういう附帯決議がついておるわけです。政府関係者もそのように努力をいたします、こういうこととともに、質疑やいろいろな過程を通じて、そういう差別をできるだけ今秋までに撤廃をいたします、そういう努力をいたします、こういうことを大蔵……
○只松委員 私は、予算委員会における質問をもうちょっと掘り下げて質問したいし、お答えをいただきたいと思います。 まあ予算委員会ですから概括的にやりまして多少十分でなかったし、誤解を招いたような点もなきにしもあらず、とはいいながらまたきょうも時間が非常に短いわけでございますから、ひとつまず最初の問題は簡単に要点だけのお答えをいただきたいと思います。 一つは、当初皆さんのほうでお出しになっておる本年度の税制改正の要綱等を見ましても、すでに直接税が六二・七%、間接税が三七・三%で、この前言いました六、四よりもすでに大きく割り込んできている。これを昨年度の自然増収の中から伸びる直接税の伸び、間接税……
○只松委員 政府は物価を上げないと言っておりますが、ことし国鉄運賃を上げる予定であります。そこで、一つだけちょっと聞いておきたいのです。 四月一日から国鉄運賃が一五%上がるといたしますれば、すぐ庶民の足に影響してまいります。当然これは、運輸大臣も言っているように、私鉄関係も上がるだろう。そうしますと、現在通勤費の非課税というのは三千六百円まででございます。いつもこれが問題になるのですが、特にことしはこうやって運賃が値上げになりますと、庶民には大きな問題になってまいります。通常この三千六百円に一五%上がるわけですから、近距離の場合には実際上定期なんかもっと上がってくるわけであります。ところが、……
○只松委員 関連。この問題は昨年も私が聞いたことがあるのです。それから四十年の三月三十一日には、なくなりましたけれども体育振興特別委員会というのがあって、このときは荒川、多摩川を相当広範囲に実地調査をしたのですね。関係者の皆さん方も全部おいでになって、説明したりいろいろやった。その上で多摩川は四十二年度以内に、荒川は四十三年度以内に完全開放いたします、こういう答弁をいただいた。あるいは決議もついた。長くなりますから読みませんが、決議もついてそのことを明言されております。いま田村委員に対する答弁と、その当時の答弁、建設省の方針とはだいぶ食い違っておりますね。特に全国的な一般論としては、あなたがい……
○只松委員 本委員会に総理がお見えになっている時間がたいへん限られております上に、関連でございますので、簡単に御質問をいたします。 その一番重点は、やはり何と申しましても当面の税制の中では源泉所得減税を、いわゆるサラリーマン減税ですが、いかに軽減をしていくかということにあるわけです。しかし、この問題とうらはらをなす問題に、いま広瀬君がちょっと質問をいたしました租税特別措置というのがあるわけです。来年度国税で三千二百二十六億、地方税のはね返りが一千八十九億、地方税独自で一千百三十二億、計五千四百四十七億円にこれがのぼるわけです。こういう状態が続けば、――本年度もだいぶん税金問題が騒がしくなりま……
○只松委員 私は、個々の問題については多くの意見がすでに出ておりますので、多少違った角度から税法その他の問題についての取り組み方について、御意見を特に事務当局に伺っておきたいと思います。ほんとうはこの前、税調の方がお見えになるようでございましたから、そちらのほうにいろいろ質問しようと思っておったわけですが、それはまた別の機会に譲りたいと思います。 そこで、まず第一にお伺いいたしますのは、こうやってこれで四日目ですか、連日所得税を中心に質疑をいたしてまいりました。こういうふうに国会で私たちがいろいろ論議をいたしておるのは、別に法案を引き延ばす、あるいはもちろん単なる論争のための論争、こういうこ……
○只松委員 火曜の午前中で大臣が出席しておる。しかも所得税に次ぐ重要な租税特別措置法案、こういうときに定足数が不足しておる。全員とは言わぬが半分くらい出してください、暫時休憩をして。
【次の発言】 関連して。せっかく大臣がお見えですし、まだちょっと時間もあるようでございますから、一、二関連してお伺いしたいと思います。
いまの税調との関係ですが、阿部君がいま言いましたように、大体そう差しさわりがないといいますか、あるいは大蔵省側に都合のいいものは今度税調がこう答申をしたからと、こういう形で採用をし、ある意味ではそれよりももっと前に進んだ形の実施をなさいます。しかし、租税特別措置なんかは長期税制……
○只松委員 時間が限られておりますから……。 税調は非常な力をお持ちになっております。税調で答申したものは、大体大蔵省の税制に採用されて、それが実行されている。こういうことでございますから、ほんとうは具体的にいろいろお尋ねをいたしたいわけですが、時間がありませんから、きょうは大綱といいますか、そういう面についてお尋ねを進めていきたいと思います。 まず最初に、あなた税調の会長でございますから、といってあなたが任命したわけではございませんが、責任者としてお尋ねをいたします。税調の機構といいますか、組織といいます、これは現在の状況で十分であるといいますか、完ぺきであるといいますか、国民の声が十分……
○只松委員 租税特別措置に入る前に、ちょっと一点だけ聞いておきたいと思います。 それは、やはり税体系の中の問題ですが、酒税の中の問題として果実酒、いわゆるくだものや何かをしょうちゅうに加える、こういう形の果実酒が現在非常に広範に行なわれつつある。一番大衆的なのは梅酒というようなものがあるわけです。この愛用者が四百万家庭とも五百万家庭ともいわれておるわけですが、非常に広範。しかもこれは近年いろいろ、生活の向上やくだものが豊富になったというようなことで一種の家庭のレジャーの中に含まれる、こういうことになっておる。ところが、大蔵省、国税庁当局はこの問題についてはなかなかきびしい態度をとっておりまし……
○只松委員 関連して。申すまでもなく、きょうは二時から本会議だというので早くやめろというから――ぼくらはたくさんの質問を出している。ぼくはそういうものに対しては逆の意見を持っているわけですよ。それをぼくは質問をおりてやっているわけでしょう。与党が質問に立って一方的にそういう発言をやって裏づけをとっていくなんてけしからぬですよ。そういうことならぼくは幾らでもぼくの質問をやりますよ。 中身に入る関連はやめますけれども、そういうことを言うなら、ぼくはその逆に、いま場外発言をしたように、昨年の秋あたりに、ほんとうは中共や台湾のものを差別するのを撤廃するように努力しますということを、ぼくらにはあなたた……
○只松委員 本年度予算案が成立をいたしまして、四十四年度の新たな会計年度が出発するわけです。これに関連いたしまして、きょうは若干大蔵大臣への質疑を行ない、それと日銀総裁への質疑をあわせて行ないたいと思います。参議院のいろいろな状況等で、大臣のほうは来られないので、したがって、逆な意味では、思い切り総裁は発言できると思いますから、日銀総裁独自のお考えをひとつお聞きしたい。時間が限られておりますから、私のほうの述べる意見はできるだけ差し控えまして、総裁の御意見を承りたいと思います。 本年度の予算案は、警戒中立型と福田さんはたいへんに自画自賛をしておられますけれども、一般にこれは景気刺激型だ、こう……
○只松委員 ちょっと関連。 いまの次官の説明ですと大体まあまあですよね。だから、そういうふうに答えられないかという。いま阿部さんに対してそっちで答弁しているのは、木で鼻をくくったような答弁ばかりしておる。次官の答弁みたいな、まともな答弁を君はしてないだろう。だから、阿部君がしつこく聞くのはあたりまえだ。そのことが一つ。だから、純理論的に、純法理論的にいうならば、先にこの法案を通して、そして予算を通すのが、これが本来です。しかし、一国会、一会期中の問題だから、いまの次官みたいな答弁でそれはいいことになる。 いま一つは、これは阿部君も言いましたように、中央政府の問題だけならそれでいい。しかし、……
○只松委員 大蔵委員会は、たいへん法案が多くて一般的な質問がなかなかできないわけでありますが、通例、日切れの法案が終わりまして、四月に入って二、三回は一般質問をやっておるわけであります。大臣があっちこっちにおいでになりまして、したがいまして大蔵関係全般についていろいろ尋ねたい気持ちはやまやまですが、なかなかそのチャンスがない。きょうは、あれこれ飛びますが、たまった問題を、全部はできませんが、多少法案とはかけ離れますが、二、三お尋をするわけです。一番ポピュラーな、法案とは無関係な問題から順次質問をしてまいりたいと思います。 その一つは、果実酒の問題でございます。現在十三品目というものが許可にな……
○只松委員 委員長、ひとつ委員会に出してください。
○只松委員 すでに本問題につきましては、多くの方々から各方面にわたって質疑が行なわれております。したがって、私は若干問題を異にした方面から質問をしてみたいと思います。 国鉄が今回の運賃値上げを行なおうとしておる、それに対するこの通行税法、こういうものをいろいろ考えてみますと、基本の高度経済成長というもとに行なわれておるいろいろな経済構造の変革、そういう中における運輸、国鉄部門の変化、これに対処するに、一つは労働者の首切りを中心とする合理化問題、それからいま一つはこうやって出てきております運賃の値上げ、ほかにも多少計画をされておりますけれども、主としてこれを二本の柱として国鉄の合理化あるいは別……
○只松委員 関連して。いま阿部君が質問をいたしました中で、すでにできておるあるいは間もなくできるものがあるかもしれない政令、省令があれば、ひとつできるだけすみやかに御提出をいただきたいと思います、資料として。
それと、さっき言った中で、不服申し立て等の取り扱いの数、さっきも述べられましたけれども、数字をみんな控えられませんから、ひとつ資料として提出していただきたい。
【次の発言】 時間がないようでございますから、前置きはやめましてずばりお聞きをいたしたいと思います。
御承知のように、前々から国際的な通貨危機の問題は表面上鎮静したような形に見えておるけれども、これは本質的なものではないという……
○只松委員 今回、こうやって特例法が一本化されて、これから順次諸国家間とも条約が締結され、その場合もこうやって単純化といいますか、一本化が行なわれる、こういうことになるだろうと思います。こういうような場合に、外務委員会には当然条約案件がかかっていくでしょうが、この大蔵委員会には今後法案がかからない、こういうことになるんじゃないかと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 しかし、条約そのものは単に形式的に締結するだけで、実質上はやはり税制関係ですから、大蔵委員会が審議しなければならない。国際的な問題ですから、一応締結されたものについて、われわれ社会党も大体賛成をしている法案ですから、問題はある……
○只松委員 いま広瀬委員が質問を行なっておる問題点は、きわめて税制上重要な問題であります。これはこの場だけで――言ってはなんですが、論議していても、国税当局もすんなりした答弁がないようであります。税制の小委員会も開かれましょうし、小委員会なりあるいは理事会でもう少し別な角度からこの問題を進めていってはいかがか、こういうふうにも思います。私自身としてもこの問題で、たとえば一例をあげますと、青色申告、青色申告で逃げの一手を打っておりますが、二、三年前までは青色申告をもう少しふやすべきではないかということを私は盛んに言った張本人ですけれども、なかなかそのころは青色申告をふやすことに泉前長官なんかはち……
○只松委員 せっかくおいでをいただいた参考人の方々でございますから、御意見をここで論争しようという場ではございませんが、お帰りになりましたが茂木さん等が、社会党の案はいいけれども、理想案である、こういうことをおっしゃいました。私はたいへん心外でございました。理想案はもっと高いところに社会党の案はあるのです。しかし、これならば現実にできる、こういうことで法制局その他といろいろ相談をしてつくったのがこの案でございます。当然に税法学会や皆さん方、関係者の御意見も十分に聴取したはずです。決して理想案ではございません。それこそあまりお考え違いないように、まず御要望申し上げます。 そういう中から一、二だ……
○只松委員 この通則法につきましては、すでに長時間各委員から大局的にあるいは部分的にこまかい質疑がなされてきました。しかし、国民にとってきわめて重要な法案でありますから、まだ時間が許せば質疑の時間というものは必要ですし、こまかい論議もまだ幾らでもできると思うのです。しかし私は、きょうはいままで大体なされましたようなことは一応避けまして、まだ詰める必要のある問題だけは、若干重ねての問題になりますが、お聞きいたしたいと思います。 この論議を通じて久しぶりに税制の問題について本格的な論議が当委員会で行なわれたわけであります。帰するところ、この税制の問題は、そのときどきの権力のあり方というものときわ……
○只松委員 自由民主党、日本社会党、民主社会党、公明党を代表いたしまして、ただいま議決されました本案に対する附帯決議の趣旨説明を行ないます。 本法案は、国民の権利救済に関するきわめて重要な法案であります。五月七日上程以来、約五十日有余に及びまして、与野党全員の熱心な質問を行なってまいりました。社会党は、これに対しまして対案を出して、並行審議等を行なってまいりました。 本日、ここに質疑を終了いたしまして採決を行なったわけでございますけれども、なおかつ、必ずしも十分な質疑が行なわれたり、あるいは与野党の完全な意見の一致がなされたわけではありません。したがいまして、この法案の施行にあたりましては……
○只松委員 やっと法案の審議が終わりまして、ほんとうは法案の審議の過程でもいま少し金融あるいは保険、あるいは証券、いろいろな問題を審議を進めていきたかったわけですが、ことしは御承知のように、法案はそれほどでなかったが、いろいろなハプニングが起こりまして、当委員会でそういう論議をすることがほとんどできませんでした。たいへん残念です。きょうもそういうことで証券と保険と二つほど材料をそろえまして、こういう行政のあり方についてひとつ大臣に所見をただしたい、こう思っております。大臣が二時にお帰りになるということでございますので、どうしても三十分しかない。ここで二つじゃない、一つも満足に論議ができなくなっ……
○只松委員 まず、来年度予算について若干お伺いいたしたいと思います。
すでにいろいろ新聞や何かで取りざたされております。おそらく大蔵省側としてはまだ固まっておらないというお答えになろうかと思いますが、現在固まっておる範囲内の、大蔵省の来年度に対する予算編成方針についてお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 まあ確かに原則的にはそういうことではないかと私も思っておる。ただ明年は、一九七〇年の日米安保を控える政治的な大きな課題を持っております。いずれにいたしましても、正月早々になりますか、あるいは秋になりますか、とにかく選挙というものが行なわれる。どうしてもこれは、政党政治ですし、皆さん……
○只松委員 関連……。いま大蔵大臣からお話がありましたことはたいへん重要ですが、時間がありませんからちょっと一つ……。 七%の基調にこだわるものではないというようなお話ですが、そうすると六%、五%に下がるということは、いまの自民党を支持しておる財界の圧力、動向等からとうてい考えられません。したがって、これが八%なり一〇%、一二、三%なりに上がることはあっても下がることはないだろう。日本のいまの経済成長が、ある程度蔵相が考えているように順調に伸びたとするならば、明年度なりそれ以降に、財界が強く要望しておるように、一九七〇年代の課題というものがそういうことにあるように、防衛費の予算の中に占める負……
○只松委員 まず、金融問題について二、三お尋ねをいたします。
先ほど広沢君が質問しましたことに関連してお尋ねいたしますが、円は大体実情に合っているのではないかというようなお答えがあったと思います。しかし一部には先物買いが行なわれたり、あるいは西独で円市場を開場したり、いろいろ動きが出てきておりますね。こういう情勢に対してどういうお考えをお持ちでございますか。感触でけっこうです。
【次の発言】 西ドイツと違って、連立ではなくて自民党一本の単独内閣ですから、内閣の中に、円の切り上げだ、いや切り上げしないというような対立が生まれるわけはありません。福田さんのお考えが中心になって運営されることだと思……
○只松委員 本予算委員会では一般論議が行なわれることは当然でございますが、とかく防衛とか、あるいは外交とか、はでといってはなにですが、こういう問題に非常に目が注がれる。いまの出席を見ましても、おそらくそういう問題や何かですとハッスルするとか、こういうことになろうかと思うのです。とかく税制の問題とか金融、こういう問題になりますと、じみでございまして、そういう面が少ない。しかし私は、政治というのは国民の中のどういう階層から税金をいただいて、その税金をどのように使うか、執行するか、これが私は政治の基本だろう、こういうふうに思います。もっと私は、本委員会においても、したがってそういう面から税制の問題が……
○只松小委員 関連してお伺いをいたしますけれども、いま横山さんの言った中の標準率、税務署側からの査定の基準ですね。これは法定主義といわれておるように、法律によって税金を取るわけですね。肝心の実際上の法の運営、法律を適用する面は、国税庁の、まあ極端にいえば恣意にまかされておるわけですね。国民も知らなければ、国民の代表たる国会議員のわれわれも知らない。どこにも発表しない。どこが知っているかというと、これは国税庁しか知らないのです。これは、ぼくは厳密な意味の法定主義ではないと思うのです。これは法定主義でなくて、国税庁定主義か、何というか、国税庁がきめたものだ。国税庁がかってにやっている。
○只松小委員 私もちょうど税小のときたまたま戸田市長選挙の告示があって、そういう私用もありましたけれども、大体税小が三回開かれたけれども、発言する機会がまだないわけです。そのくらい税小の時間が少なかったのですが、委員長、どこか海外に出張されるという話でありますけれども、その間代行でも置いて、休会中でもいいですけれども、税小を開く機会をつくっていただきたいということか一つ。 それからいま一つは、昨日泉さんに質問いたしました件で、借地の総坪数、延べ坪数、それから件数、そういうので、建設省が住宅白書か何か出していますね。ああいうのにも出てきているんじゃないか、完全なものじゃないけれども、推計になっ……
○只松分科員 ただいまから定年制問題について若干お尋ねをしたいと思います。
私は、ことしで四年間引き続いて定年制問題を本分科会あるいはほかのところでやっておるわけです。だいぶんこの問題も前進をし始めておるようで、たいへん喜びにたえないところであります。
まず最初に、厚生省の方に、わが国の現在の平均余命、それから世界各国の平均余命についてひとつお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 簡易のほうでいいですが、十歳と二十歳のわが国のものがわかりましたら……。
【次の発言】 このようにわが国の平均余命というのは延びてまいりました。昔、人生五十年といわれたが、時代変わって七十年。ところが、わ……
○只松小委員 私はきょう税調のどなたかにひとつお教えをいただいて、いまの税調の進行状況についてお尋ねをしたいと思ったのです。いつも委員会において、われわれは出てきた法案だけ審議をさせられて、立案段階における問題については、少し尋ねたり意見を言うと、進行中でございますからということで、お答えができません、あるいはまた何とも申し上げられませんということで、立法過程なり立案の過程におけるわれわれの意見というものはなかなか重んじられないわけです。しかし、むしろ立法過程におけるそういう意見が私たちは大事だと思います。昨年度あたりから、大蔵委員会における討議経過その他が税調に出されておりますから、これは十……
○只松小委員 いま宇佐美さんからも、その前に柏木局長からもお話を聞いたのですが、それほど心配をしておらない、楽観的なお話のように承るわけです。腹の中はそうじゃないだろうと思いますが、ことばは大体そういうこと。それはアメリカに対しても、あるいは日本国内に対しても、あまり心配をかけないというおもんぱかりもあるかと思いますが、私はとてもいまのような説明で済むとは思わない。特に私たちは大蔵委員会においても、そのものずばりは取り上げませんでしたけれども、これに関連してたびたびこういう問題を取り上げ、論議して、今日にこういう事態に立ち至るだろうことを警告をしてきておった。そのつど、やはり大蔵大臣や当局は、……
○只松分科員 大臣は博学の方でございますから、昔うば捨て山という話があったのを御存じだと思います。昭和四十三年の現在にも、そういうきわめて悲惨な悲しい状態なり話があるということを御存じですか。
【次の発言】 定年制の問題というよりも、あとで順次お聞きしますが、平均余命がきわめて長くなっておる。しかし依然として五十五歳の若年定年制というのが施行されておるわけです。
そこでまず最初に、現在の日本の平均余命というのは幾つになっておりますか。
【次の発言】 新しく出ておりますのは、男子六八・三五、女子七三・一三、こうなっておりませんか。
【次の発言】 いま答弁の誤りからも明らかになりましたように、一……
○只松分科員 まず最初に青色申告の問題についてお尋ねをいたします。 本年から事業所得の人々の中で青色申告をしている人は、国税においては完全給与制が実施されることになっており、地方税においても、業者からも私たち社会党も、同じように完全実施してもらいたい、あるいはすべきだ、こういう意見が強いわけであります。それに基づいて自治省でも、ことしはかってない大幅五万円の控除引き上げがあった。この御努力は多といたします。しかし、国税において完全給与制に踏み切ったわけでございますから、昨年度松高さんに、国税に準じてそういう努力をいたしますというお答えをいただいたわけでございますが、その後、国税が本年いよいよ……
○只松分科員 多くの都民、国民の要望にかかわらず、米軍も強行しようといたし、防衛庁の施設関係も返還にそれほど熱を入れない、しかし王子のキャンプ、米軍の病院に予定されておったところが無期延期になった、こういうことを増田長官お知りでございますか。
【次の発言】 これはお確かめいただけばいいですが、先ほど無期延期にしたというような何か、米軍側は発表したようであります。ひとつお確かめをいただきたいと思います。
そこで、なったということを前提にして話を進めますが、私も砂川闘争や何か多くの闘争、基地の問題に参加をしてきたわけですけれども、これは基本的な日米安保条約その他から発しますから、そういうものを論……
○只松小委員 与党の大蔵大臣さえも顔負けするようなきわめて楽観的な万々歳のようなお話がありまして、もう何をか言わんやであります。まあそういうことなら、あまり金融機関等に政府や何かの指導、援助は要らないのじゃないかと思いますが、そういうことでもなさそうでございます。 若干質問をいたしてまいりますが、ただきょうは、前段にだいぶわが国の経済や何かをお話しになりましたけれども、主として現在――一時間半ぐらいの短い間に、いま金融制度調査会で行なっておるわが国の金融の今後の問題、これについて皆さん方の御高説を拝聴しよう、こういうことで参考人としておいでをいただいたわけであります。したがって、私たちの質問……
○只松委員 本法案につきましては、運輸委員会においてそれぞれ専門的な立場から論議がかわされております。本日は合同委員会でございますので、私は若干角度を変えまして、財政問題あるいは首都圏の交通対策、そういう面から討議を深めていきたいと思います。 人口の増大あるいは年間実質一〇%前後の日本経済の急速な拡大、いわゆる経済の成長、こういういろいろなことによりまして、わが国の通信あるいは輸送業務もまた急速に整備、拡大を迫られております。そういう中におきまして、この運輸行政あるいは運輸関係のいろいろな資金需要もきわめて旺盛になってきております。 そこで、いま申すまでもなく資本主義社会でありまして、若干……
○只松小委員 いろいろお聞きしたいことがたくさんありますが、時間の制約もございますので、できるだけ取りまとめた質問をしたいと思いますので、ひとつお答えもそういうふうにしていただきたいと思います。
まず最初に、現在の証券市場について、東証の方から、現況についてひとつ御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 いま概要をお話しいただきましたが、特に近ごろの証券市場の状況を私たちしろうとが見ておりますと、ほんとうの意味の産業の資金調達の場ではなくて、むしろ投機市場化していく傾向というものが非常に強いのではないか。例をあげればこれは切りがありませんけれども、外人投資を見ましても、これもこの前福田……
○只松小委員 私、時間がありませんから、二、三要望だけしておきたいと思います。 まず一つは、村山君からもお話がありましたが、来年度はきわめて重要な租税特別措置関係をはじめとして、法律の改正時期が来ておりますね。したがって、税調と大蔵省とだけは接触があるわけですが、私たちが常に言っているように、大蔵委員会で論議したことをそのまま伝えてくれ、伝えております、こういう話ですけれども、正式の懇談会といってはなんでしょうが、何らかの形で――大蔵省だけは意思が通ずるのですが、大蔵委員会なりあるいは特にわれわれ野党側とこういう人と、非公式な話でも何でも意思が通ずるような会合が持てないものだろうか、こういう……
○只松小委員 まだ与党の出席がないので本来は開会するわけにいかないんですけれども、東畑先生の御都合があるようでございますから、議事を進めていきたいと思います。
私から大体大綱的なことをお聞きしますので、ひとつできるだけ前向きな形でお答えをいただきたいと思います。
まず最初に、現在の税調の作業の進捗状況と申しますか、順次ほかの方にいろいろ聞いていきますが、その概況だけをひとつお教えをいただきたい。
【次の発言】 それでは、本年度のそういう作業の中から出てまいっております――国民としては一番減税を念願しているわけですが、しかし単に減税だけでなくて、利子配当のような、今度は別の角度から重要な問題……
○只松分科員 いま資本主義日本の中ではたくさんの欠陥、矛盾がございます。そういう中で、ある面から見れば一番大きな社会矛盾ともいうべき問題すなわちわが国の若年定年制、定年が非常に早いという問題があります。しかし、この問題はあまりにも問題が大き過ぎ、あるいは多岐にわたり過ぎるということもあるかと思いますが、なかなか国会においてもまっ正面からこれが取り上げられているということが少ない。私はそういう中で、あらゆる角度からこの問題に取り組んできておる一人であります。あとでおいおい話しますけれども、たとえば、悪い面の高級官僚の天下り問題にしろ、あるいは公社、公団等の増設の問題にしろ、あらゆるどの面をとって……
○只松分科員 防衛問題は、非常に多岐にわたる角度から論議が尽くされております。そこで、私は、きょうは時間も短いわけですから、自衛権と武器という問題について、若干お尋ねしてみたいと思います。
これも本国会でもたびたび、交戦権はないけれども、自衛権はある、こういうことが政府側によって述べられておりますが、その言われておる自衛権とは一体何ぞや、自衛権についてひとつあらためてお答えをいただきたい。
【次の発言】 順次聞いていきます。
【次の発言】 抽象的にはそういうお答えがいままでなされております。そういうことだろう。解釈は、私、社会党として多少異論はありますけれども、きょうはそういう論争をする時間……
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