このページでは伊藤惣助丸衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。
○伊藤惣助丸君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました沖繩島那覇に駐在する諮問委員会の委員となる日本国政府代表の設置に関する暫定措置法案に関し、総理並びに関係大臣に若干の質問をいたします。 まず本法案の背景にある沖繩返還という根本問題について、考えてみなければなりません。 沖繩返還問題は、沖繩同胞百万の悲願であるとともに、日本国民にとっても最重要問題の一つであることは言うまでもありません。国連憲章にはすべての同権と自決の原則をうたい、特に第十五回国連総会では、「すべての人民は自決権を有し、この権利によって自己の政治的地位を自由に決定し、自己の経済的、社会的及び文化的発……
○伊藤惣助丸君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となっております政府提出の昭和四十四年度予算三案に対しまして、反対の討論を行なうとともに、社会党提案の編成替え要求動議についても、いささか意見を異にする点がございますので、遺憾ながら、反対を表明いたします。 昭和四十四年度の日本経済の見通しは、前年とは異なって、かなりきびしいものになると予想されるのであります。 そもそも、わが国が高度の経済成長を維持しながら国際収支の黒字を達成することができた最大の要因は、六八年の世界貿易が予想外の伸びを示したこと、特に、アメリカの好況にささえられてわが国の対米輸出が大幅に拡大したことにあります。……
○伊藤惣助丸君 私は、公明党を代表して、ただいま議題になりました防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に対しまして、反対の討論を行なうものであります。(拍手) まず、反対の基本的理由は、本法案が、わが国の平和と安全に対する自民党政府の全く誤った考え方を前提として提出されていることであります。 いまさら申し上げるまでもなく、世界の平和と安全の確保は人類共通の念願であります。特に、戦争の惨禍と、世界唯一の核兵器の攻撃を受けたわが国民は、他のいかなる国にも増して強く世界の平和を望んでいるのであります。しかし、今日の国際情勢を見るとき、まことに遺憾なことではありますが、平和への道はきびしく……
○伊藤惣助丸君 私は、旅券法の一部を改正する法律案に対しまして、公明党を代表し、遺憾ながら反対の意を表明せざるを得ないのであります。 現行旅券法は、戦前の旅券制度を踏襲して昭和二十六年に制定されたものでありますが、最近の日本経済の著しい発展に伴って、国際間の人的交流は急激な増加を来たし、現行の旅券制度では、その実情に即応し得ない実態であります。このため、従来から、国際的な渡航自由化の時代に適合するような旅券制度改正の要望が各界から強く望まれていたのであります。 今回政府が提出した旅券法の改正案は、表面的には、五年数次往復旅券の新設、包括記載方式の導入、旅券発給事務の合理化等若干の改良がはか……
○伊藤(惣)委員 初めに、先ほど質問がありましたが、外務審議官の名称についてお伺いします。いい悪いは別にいたしまして、現在、官房に審議官という名称があり、審議官が現在六名おります。そしてまた外務審議官、非常にまぎらわしいように思います。そういう点について実際上困ったことがあるのではないかと思いますが、その点についてお伺いします。
【次の発言】 次官補では不適当であるというお話でありますが、では適当な名称を考えてつけるべきではないかと思うのですが、その点はいかがでしょうか。
【次の発言】 御検討を願いたいと思います。
外務大臣にお伺いします。ベトナム問題については、大臣からまたいろいろな点で聞……
○伊藤(惣)委員 法務省設置法の一部を改正する法律案の中に、再度山学院を廃止するというふうにございますが、その後の処理について伺いたいと思います。
【次の発言】 その処置でありますが、いわゆるそこは不適当であるとか、またはその後の処分ですね、どのようになっておりますか。
【次の発言】 実際に見ておりませんのでよくわかりませんが、いずれにしても青少年のための練成道場にするということを承ったわけでありますが、そういう処理にあたっても、新しく少年院を新設する、または土地を求めるのに非常に困難な時代であります。どうかその点もよく政府のほうで考えて、厳正な措置をしていただきたい、こう思います。
喜連川……
○伊藤(惣)委員 最近の中東戦争、またベトナム紛争等の悲惨な争いは、いつ解決するか、この見通しもつかないのが現状であります。さらに中共の水爆実験が行なわれ、それに伴う核装備も現実の問題となってきております。私は、このような不安定な国際情勢の中にありまして、わが国の安全保障という問題について、あらためて根本的な検討をする必要があるのではないかと考えるものであります。いままで防衛問題に関する質疑は数々行なわれてまいりましたが、必ずしも明快な、納得できる答弁ばかりではなかったと思います。このような重大な問題こそ、国民の基盤の上に立ったものでなくてはならないと思うものであります。すなわち国民世論の合致……
○伊藤(惣)委員 関連しまして質問いたします。パイロットのほうでありますが、実はただいまもありましたように、現場を見てまいりますと、現在パイロットが非常に少ない。またパイロットが一人前になったときにおいても、民間からの引き抜き等があっていろいろ困っている、こういう問題を私は現場で聞いてまいりました。その点について、御見解を伺いたいと思います。
【次の発言】 もう一つは、医官の問題であります。医官の充足率について伺います。
【次の発言】 総理が参ったようでありますから簡単に申し上げますが、処遇の問題については、全体の予算の中でも、今回の三次防の中にいたしましても、非常に少ないと思います。そういう……
○伊藤(惣)委員 私は、公明党を代表いたしまして、このたびの防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案について、簡単に反対の所見を申し述べます。 今日の国際情勢を見ますと、まことに遺憾なことではありますが、中東紛争はいまだ完全な解決を見ず、また悲惨なベトナム紛争はいつ果てるともしれない状況であります。また中共の水爆実験等の成功によりまして、世界は核の多極化という傾向をも示しております。このように、依然として国際情勢は流動を続けておるのであります。 このような事態に対処するため、政府自民党のわが国の国防に対する基本的姿勢は、三次防にも明らかなように、これを主として安保体制の強化と、わが国……
○伊藤(惣)委員 ただいま提案されました社会党、民社党、公明党、三党共同提案のいわゆる政治資金の規正は、現今の腐敗せる政界のただ一つの解決の道である、私はそのように思います。また、かねて国民の声でもあると思います。 そこで、これは佐藤総理の発言でありますが、前回の特別国会におきまして、第五次審議会に急を要する事項として政治資金の規正の答申を求めたわけであります。そして国民の期待にこたえるかのような態度をとったのでありますが、その後総理は、あの三月二十日の衆議院予算委員会におきまして、答申が出れば謙虚な態度で立法化する、法制化をする、またその後の本会においても、骨抜きにしない、大骨も小骨も抜か……
○伊藤(惣)委員 今国会は別名沖繩国会ともいわれ、沖繩の返還をめぐりまして、核つきか核抜きかという基地の問題、さらには沖繩、小笠原を含む防衛体制について、るる総理から施政方針並びに日米共同体制の中において取り上げられております。私は、総理のそうした所信表明や代表質問での答弁について、国民が必ずしも納得できる答弁ではなかったというふうに考えております。私は、特に総理の答弁した、また総理の主張するところの自主防衛体制について、防衛担当大臣である長官に質問申し上げたいと思います。 初めに、総理は沖繩返還問題について、わが国の防衛に対する問題については自主防衛の気概が必要である、このように再三主張し……
○伊藤(惣)委員 私は公明党を代表して、ただいま議題となっております内閣提出三法律案の原案に反対、修正案に賛成の討論を行ないます。 内閣提出の三法律案は、人事院勧告の趣旨を必ずしも尊重しておらず、公務員の生活の実態に照らして、五月一日実施が適当と認められるので、わが党は政府案に反対し、修正案に賛成するものであります。 以上であります。(拍手)
○伊藤(惣)委員 私は、本法律案に対して、公明党を代表いたしまして、反対の意思を表明いたします。 昨年十一月、佐藤・ジョンソン共同声明によって諮問委員会の設置が合意されたことに対して、政府・与党は、あたかもこれが画期的なできごとのように礼賛し、主席公選、国政参加はもとより、祖国復帰のような高度の政治的問題をもこの諮問委員会で討議されるような期待を抱かせたのであります。しかし、実際には、諮問委員会の任務は経済的及び社会福祉問題に限って、高等弁務官に助言し、勧告するにとどまっております。これは早期祖国復帰を願う国民の期待を裏切るものであると言わざるを得ません。 さらに、この助言と勧告は、高等弁……
○伊藤(惣)委員 私は東京都の北区にある米軍の野戦病院について質問いたします。
去る三月十八日、突然午前九時ごろ、米軍の病院側から、ハードフィルト大尉という方から電話がありまして、病院の開設を通告してきました。まず、この点について大臣は御存じだったでしょうか、お答え願います。
【次の発言】 外務省にございましたか。
【次の発言】 このことについては、付近住民をはじめ、北区議会においても再三抗議を行なってきたわけであります。たとえば昭和四十年あるいは四十一年、二年、区議会において与野党が一致し、意見書をつくり、防衛施設庁等にもその意見書を提出した、このようにも伺っておりますが、施設庁においては……
○伊藤(惣)委員 先ほどテレビ、ラジオ等でもありましたように、外務省北米局から、大統領の全米向けテレビ、ラジオ放送の演説要旨が出されて、私もそれを拝見いたしました。そこで、外務大臣に伺いたいわけでありますが、三十一日の夜を期して北爆を一応停止することを命じた、さらにこれによって直ちに北ベトナムとの交渉に入る、また、ハリマン移動大使等を通じて和平交渉に関する仲介を英ソ両国に依頼する、このようなことが述べられております。この演説によってアメリカのベトナム政策が百八十度転換したわけでありますけれども、このような政策転換について、外務大臣はどのような判断をなされておるか、伺いたいと思います。
○伊藤(惣)委員 私は、いままで質問がございましたので、一問だけ外務大臣にお聞きしますが、シンガポール及びマレーシアの経済状態と今後の貿易の見通しについてという問題があると思いますので、その点ひとつお伺いしたいと思います。
○伊藤(惣)委員 一九三〇年の満載喫水線条約においては日本の沿岸が季節的冬期帯域であったわけですが、この条約では年間を通じて夏期帯域になったわけですね。その会議のいきさつと、この帯域になったときの利点について伺っておきたいと思います。
【次の発言】 利点はどういう点でございましょうか。
【次の発言】 季節冬期帯域が北海道の一部にかかっておりますけれども、そのかかっておりますおもなる港でございますが、どこでございましょうか。それから、その港から出港及び入港は、夏期帯域の日本の他の港から比べると不利益になるのではないかと思うわけですが、その点具体的に説明願いたいと思います。
○伊藤(惣)委員 前回も国連局長及び条約局長、外務大臣に伺いましたが、朝鮮における三十八度線の武力の接触は、最近ひんぱんにありまして、わが国としても無視できないのではないか。一方、ベトナムにおいては和平のきざしが芽ばえたということから見て、緊張が逆に非常に緊迫しておる、こういうふうに感ずるわけです。 そこで、これは二月の初旬でございますが、韓国の朴大統領は、国連における十六カ国共同提案国に対して武力の援助を求めました。参議院の予算委員会等においても、防衛庁長官から、確かに韓国からの要請はあった、このようにも伺っております。 そこで、伺いたいわけですが、この共同提案国になったことが私は非常に……
○伊藤(惣)委員 この領海及び接続水域に関する条約については、慣習国際法を条約にするということでありますが、特に一番大事な領海の幅について述べられておりません。いままでその件については政府側から答弁がございましたが、政府の考え方といいますか、いわゆる領海の幅を広くとるほうと狭くとるほうとの利害得失についてどのように考えておるか、まず伺っておきたいと思います。
【次の発言】 これは海洋法会議において、領海の幅の設定については、いま漁業の問題のほうから議論があったと思います。しかしまた、軍事的な面からいいますと、いろいろ問題があるように思います。一九三〇年のヘーグの法典化会議を見てまいりますと、ア……
○伊藤(惣)委員 このケネディラウンドの問題に入る前に、外務大臣に二点だけ質問したいと思います。その一つは北爆停止の問題、もう一つはB52の問題であります。
一日のジョンソン声明によって、北爆の一方的部分的停止が行なわれて、現在では北ベトナムとの和平場所を交渉の段階に入っておる、こういうふうにいわれております。この都市の候補地が、いま米当局からリストが出ておる、こういうようにいわれておりますが、その現況について伺いたいと思います。
【次の発言】 できるだけ積極的に予備会談の場所としてさらに推進していただきたいと思うわけであります。
もう一点はB52の問題でございますが、あの声明以来北爆がや……
○伊藤(惣)委員 通産大臣に質問いたします。 今回ケネディラウンド交渉が妥結し、七月一日からわが国も関税の段階的引き下げを行なうため、ジュネーブ議定書を審議しているわけでありますが、この際、中国貿易について若干の質問をしたいと思います。 今度二千百四十七品目について関税の引き下げが行なわれますが、中国はガット締結国ではありませんから、譲許関税がそのまま中国からの輸入品には適用されるわけではないわけであります。銑鉄、大豆等十数品目については同じ関税を適用する手当てをしておりますが、中国から輸入されるところの六百三十五品目のうち、五五%に相当する三百五十余の品目については、今度の譲許関税は適用……
○伊藤(惣)委員 この原子力協定については、非常に内容が複雑であり、疑問点が多いわけです。本日は、時間もおそくなっておりますので、同一問題についてはあまり深くお尋ねはいたしませんが、いずれにしても国民が納得できるように、率直明快に答弁願いたいと思います。 この新協定は、わが国の最近の原子力発電の増大に伴い、核燃料の確保と特殊核物質の民有化の方針にのっとって、政府だけでなく民間も取引できるようにすることなどがその主目的になっているといわれております。 そこで、初めに、日英原子力協定のほうから質問したいと思います。 この原子力協定の第十条四項でありますが、この査察についてであります。日英両国……
○伊藤(惣)委員 科学技術庁は、昨日、茨城県の東海村の日本原子力発電会社東海発電所が国際原子力機関の査察を受ける、こういうふうに言っておりますが、どういうスケジュールをとられるのか、承りたいと思います。
【次の発言】 原子力局長から詳しいことを伺いたいのですか、来ておりませんか。――これは査察員はアルゼンチンの人のようであります。そして期間は、今月の二十三日から三十日までの期間において査察をする、このようにいわれております。東海村に原子力発電所が建設されて十年になったわけでありますが、いままでに一回もなかったわけです。今回が初めてなわけでありますが、どのようなスケジュールで、また査察の範囲はど……
○伊藤(惣)委員 きわめて短い時間でありますので、非常に大事な佐世保の原潜の問題について伺います。どうか簡単に、またはっきりと御答弁願いたいと思います。 佐世保の異常放射能事件に関する科学技術調査団の十日から十二日までの調査の結果、米原子力潜水艦の周辺で去る六日記録した異常放射能値の原因と考えられた米工作艦上の電気溶接作業、それから近くにいた米掃海艇のレーダー電波も、異常測定値の原因ではなかったことを明らかにいたしました。その結果、米原潜ソードフィッシュ号による放射能の排出説が強くなったわけです。 そこで、伺いたいわけでありますが、このような異常な測定値を検出したときに、その海水をサンプル……
○伊藤(惣)委員 近年、公海における漁業資源の保存に関する国際的要請が高まるとともに、沿岸十二海里までの漁業水城を規制する国が多くなっておるわけであります。
わが国の遠洋漁業は、ますますその中にあって国際的規制を受けるようになっておるわけでありますけれども、一体世界におけるこのような中において、漁業専管水域を設けている国はどのくらいあるか、伺いたいと思います。
また、このようだ漁業の国際規制のうちに、現在わが国が結んでいる多数国あるいは二国間の漁業条約及び協定は幾つくらいあるのか、伺いたいと思います。
【次の発言】 このように過去に多くの漁業専管水域が設けられて、遠洋漁業は国際的規制を受けた……
○伊藤(惣)委員 安保条約について伺います。
一九七〇年を二年前にしまして、いま国民は安保条約、日本の安保体制に大きな関心を寄せております。確かに一九七〇年の六月二十二日付をもって現在の安保条約の期限が来るわけでありますが、しばしば佐藤総理は、安保条約は日本の平和と安全のために大きく寄与した、また今後は長期に堅持したい、このように答弁されております。そこで、私は、外務大臣に、二年前でございますけれども、この条約に対して、また安保体制について、どのような見通しと見解をお持ちになっておるか、まず伺っておきたいと思います。
【次の発言】 総理が長期堅持と言われた。大臣も長期に存続していかねばならぬ……
○伊藤(惣)委員 川島警備局長に伺います。 私は先ほど来より話を聞いておりまして、いままでのことは当然である、少しも落ち度がないというふうに感じております。基本的には、デモに参加することはわれわれ国民の権利であります。先ほど、凶器準備集合罪を適用しているという話がございましたが、飯田橋におけるあの事件については、どうも必要以上にその取り締まりがきびしかったように思います。この凶器準備集合罪というのは三十三年の四月につくられたわけでありますけれども、これはあくまでも暴力団の事前検挙を目的とした法律であります。この精神からいっても、学生のほうにも問題のある学生もおりますが、しかし、学生であること……
○伊藤(惣)委員 先日、小笠原の返還協定が調印されまして、沖繩特別委員会等において小笠原の暫定措置法等の審議が始まるわけですが、この措置法をめぐり、また政府においては旧島民の意識調査をやっているように伺っております。そこで、おそらくは今国会で承認され、そして実際の返還が六月ごろになるのではないかというふうにいわれておりますが、その返還の見通しについて大臣からはっきり伺っておきたいと思います。
【次の発言】 返還協定は調印されたわけですよ。現在審議中なわけですね。ですからわれわれとしては、おそらく今国会中にこれが承認されて、批准後一カ月というのが協定の中にございますから、六月ごろだろうと、こうめ……
○伊藤(惣)委員 いままでいろいろ御説明がございましたので、私からは三点について御意見を伺いたいと思います。
初めに、たびたびお伺いいたしましたが、スライド制についてであります。調整の基準を五%以上の消費者物価に置いているわけですが、審議会としては、これを実施するのに政府に対して、法律上これを明記することを望んでいるかどうかという点をまずお伺いした。
【次の発言】 次に、下士官以上の旧軍人の実在職年三年以上七年未満の者に一時金を支給すべきだとしております。そして兵については戦前においても一時金を支給されていなかったとして、支給の必要なし、このように除外しておるのは、あまりにも終戦前の恩給法、……
○伊藤(惣)委員 簡単に答弁をいただきたいと思います。
恩給審議会の答申にある調整規定の件についてでありますが、その調整の基準を五%以上の消費者物価の上昇に置いた理由及び根拠について伺いたいと思います。
【次の発言】 国民の生活水準及び国家公務員の給与は、消費者物価の補完的要因ということになっておりますが、これはどういうことなのか、また将来調整規定の運用を行なう場合、これらをどのように取り扱うつもりなのか、伺いたいと思います。
【次の発言】 現職公務員の給与と恩給年金との格差が大きいわけでありますが、恩給年金は当然現職公務員の給与にスライドされるべきものであるというふうに考えまするが、その点……
○伊藤(惣)委員 私は、タクシー料金と個人タクシーの問題について伺いたいと思います。その前に、運輸大臣に運輸行政の姿勢について二、三伺いたいと思います。
昨年は冷房料金あるいはせんべつ金あるいはLP課税問題等、運輸行政が非常に批判の的になったわけでありますが、その後の運輸行政の綱紀粛正について、その経過と措置について伺いたいと思います。
【次の発言】 ただいま大ざっぱに聞いたわけでありますが、しかし、よく見てまいりますと、大臣のその綱紀粛正の姿勢は多少甘い、こういう見方も国民にあるわけです。たとえばせんべつ金の問題でありますが、これは非常に甘いのではないか。たとえばいまお話ありましたけれども……
○伊藤(惣)委員 私は公明党を代表して行政機構の簡素化等のための総理府設置法等の一部を改正する法律案に対し、反対の意見を申し述べます。 昭和三十九年九月に行なわれました臨時行政調査会の答申以来、すでに三カ年以上を経過した今日、行政機構の改革につきましてはほとんど見るべきものがないことはまことに遺憾であります。 佐藤総理は、政権担当以来、行政改革を重要施策の一つとして、これを強力に促進すると再三にわたって述べておりますが、遅々として進まず、総理のリーダーシップの欠除を国民の前に如実に示したものであります。 本法案、いわゆる一省一局削減法案といわれるもので、厚い官僚組織の壁に対する精神的ショ……
○伊藤(惣)委員 去る昨年の十一月の日米共同声明において、小笠原諸島が返還に決定したわけであります。同様の立場にある沖繩がいまだに返還のめどがつかないその現状を忘れることはできませんが、小笠原諸島の返還が決定したことは、小笠原旧島民はもとより、国民の大きな喜びの一つであります。しかし、小笠原旧島民の悲願はかなったが、手放しで喜ぶわけにはまいりません。戦後二十数年もの長い間米国側の手で管理されたその小笠原は、島全体が荒れ果て、復興には多額の資金と労力が必要とされているからであります。 そこで外務大臣に伺いたい。昨年十二月三木外務大臣とジョンソン大使との会談において、返還協定の大筋について合意に……
○伊藤(惣)委員 沖繩の施政権の全面返還は、沖繩住民はもとより、日本国民の悲願であることは申すまでもないことでありますけれども、この施政権の返還に至る自治権の拡大については、幾つかの道があるわけであります。 その一つは、いわゆる現在行なわれようとしております主席公選の問題であります。 さらに考えられますことは、高等弁務官の拒否権を撤廃し、立法院の立法権限を拡大する現在の琉球政府の立法権というのはあっても、立法に対して米国側の布令、布告、これが優先しております、この高等弁務官の行政上の拒否権があるために、権限が非常に縮小されておる、こういう問題がございます。 さらに、行政調整範囲の縮小とい……
○伊藤(惣)委員 外務大臣に質問いたします。 先ほどASPACの報告がございましたが、三木外務大臣は、今回のASPACの会議については反共色を出させないように努力した、このように報ぜられております。その点については、この共同コミュニケの中にも「ASPACか排他的なグループではなく、正式な結論に到達することに関心を有するというよりは、むしろ率直な意見交換を通じて相互理解の増進を計る外向的な組織であるという既に示された意見を再び表明した。ASPACは、如何なる国家ないしグループに対しても敵対する組織として意図されたものではなく、」云々と、こうあります。これはASPACが反共組織ではないかという世……
○伊藤(惣)委員 いままで基地問題がたくさん取り上げられてまいりましたが、私はもう一回基地問題について基本的な政府の姿勢を伺いたいと思います。 基地問題を考えてみた場合に、大別して三つに考えられます。その一つは、安保体制が日本の安全と平和にはならない、むしろ極東の緊張を高めている、安保体制はないほうがよいという政治的、外交的見方がその一つであります。二番目には、安保肯定の方においても、たとえば戦略上非常に危険である、そう見られる個所、たとえば横須賀であるとか岩国の攻撃の発進基地であるとかといういわゆる戦略上の基地であります。さらに三番目には、付近住民が常に、通常申しますと基地公害といいますか……
○伊藤(惣)委員 簡単に聞きますから、国民にわかるようにひとつ答弁してください。
航空自衛隊の大室幕僚長は、去る八日、航空自衛隊が装備する次期主力戦闘機のFXについて増田長官に上申書を提出した、こういわれております。先ほど来からの質問を聞いておりましたら、国防会議の懇談会等にはかって、総理とともに正式にきめると言われておりましたが、これは事実ですか。
【次の発言】 今月中にきめるという理由を伺いたいと思うのです。
【次の発言】 現在まで三機種にしぼられまして、そして最後に選定するわけでありますけれども、その三機種についての価格は、はっきりしているわけですか。
○伊藤(惣)委員 沖繩に入る前に、北方領土問題について二、三お聞きしたいと思います。
先ほど同僚議員から北方問題について質問がございました。愛知外務大臣は、この北方問題については国民がどの程度の熱意と、対ソ折衝についてはどんな姿勢を持っているのかということで、非常に関心があると思うわけです。愛知外務大臣のその対ソ交渉の姿勢と具体的な交渉のプログラム等を簡単に伺いたいと思います。
【次の発言】 過日、北方問題については、調査団の一員として行ってまいりました。現地から数多くの要望、さらに悲痛な叫びを聞いてまいったわけでありますが、特に北方領土に住んでおった旧島民の方は、現在日本の外交は平和外交で……
○伊藤(惣)委員 先ほど外務大臣から原子力潜水艦の寄港について答弁がございましたが、それによりますと、明日の九時に佐世保に寄港する、この通知があった。その目的は、三十九年以来の休養をするためである。また期間は三日間である。このお話を聞きまして、わが党としては、たとえ原子力潜水艦がいかに安全性を確保して入港したとしても、原子力潜水艦が日本に寄港することは、そのままアジアの緊張を高めることであって、決して好ましいことではない。またいざというときにはそのような寄港によって日本が戦争に巻き込まれるおそれもある、こういうふうに危惧をしております。したがって、この寄港については反対でありますが、百歩譲って……
○伊藤(惣)委員 沖繩に対する本土政府の当面の施策の重点は一体化政策である、こう明言しておりますが、この点について若干の質問を行ないます。 一体化政策は、一九六七年十一月の日米首脳会談で、復帰の際の摩擦を最小限にするため合意され、その後、日米琉諮問委員会の設置、また本土沖繩一体化調査団の派遣、さらには、向こう三カ年間で一体化を完了する、来年度援助は大幅にふやすなどを内容とする一体化基本方針を閣議で決定しているわけでありますが、まず、昭和四十三年度援助は、昭和四十二年度に比べて約五〇%も援助額がふえております。しかし、四十四年度、これは一体化三カ年計画の初年度に当たるわけですが、その伸び率は約……
○伊藤(惣)委員 総務長官に伺いたいのですが、日米琉諮問委員会が今日までいろいろと行なわれてきたわけでありますが、いままでどのくらいの勧告があったのか、件数とその一つ一つの内容について簡単に伺いたいと思います。
【次の発言】 九十一回、三十四件ですか、その項目でけっこうですから、三十四件の項目、内容を簡単に……。
【次の発言】 いまの中で三件ほど高等弁務官に提出したというお話を伺ったのですが、その点はいかがですか。
【次の発言】 そうしますと、それらの勧告というか、諮問機関で弁務官に提出したわけですね。その弁務官のほうでそれについてどういう態度で、また、どういうふうにその勧告を出してきたかとい……
○伊藤(惣)委員 沖繩における産業の振興開発等に資するための琉球政府に対する米穀の売渡しについての特別措置に関する法律案について、二、三の質問をしたいわけでございます。
初めに、いままで各党からるる質問が出ておりますので、その重複する部分は避けることにいたしまして、次のことについて質問いたします。
売り渡し米の数量については、いまの段階で確答できない事情は了解できますが、明年以降の数量について増量できない、この点についてまず長官に伺いたいわけです。
【次の発言】 産業の振興開発に関する資金の貸し付けに関しては、第五十八回国会で財投資金の融資の道を開いたが、これとの関係、特にこの法律によれば……
○伊藤(惣)委員 この協定第一条によって、わが国が漁業できる指定水域が定められるわけでありますが、わが国が従来オーストラリア水域で操業していたものと、どの程度に漁業可能水域が狭められるのか、またそれによってわがほうの損害というのがあるのかどうか、その点を伺います。
【次の発言】 損害はないということでございますか。
【次の発言】 重大な損害はない――少しはあるというのですか。
【次の発言】 少しはあるわけですね。
【次の発言】 その点を明確にして、あとまたいろいろ聞きたいと思います。
次に、オーストラリアは大陸だな条約に加入しておりますが、この条約上の権利を持つことになるが、これはオーストラ……
○伊藤(惣)委員 外務大臣に憲法問題について二、三確認しておきたいと思います。
政府は、砂川判決を引用しまして、米国の軍隊は、日本国憲法でいう戦力でないから、米国の軍隊を置いても戦力ということにはならない、したがって憲法違反ではない、また、米軍の持つ核兵器も日本国憲法に抵触しない、こういう見解を明らかにしております。こうした見解は、外国軍隊が日本国憲法以上に権限を持っているというふうに考えられるわけですが、この点について伺いたいと思います。
【次の発言】 いまの説明はちょっとあいまいであると思うのですが、要するに、米軍の駐留というのは、日米安保条約にその法的根拠を持っているわけであります。で……
○伊藤(惣)委員 外務大臣に伺いたいのですが、佐藤総理は、沖繩の返還方式の中で、特に核と基地のあり方について、衆議院の予算委員会においては白紙論ということをずいぶん言ってまいりました。しかし、早期返還ならば現状に近い形ということを示唆した答弁もしたわけであります。ところが、参議院予算委員会では、中国やソ連の核兵器がどんな方向を向いているかも考えねばならないが、現状では沖繩に核は必要ないのではないか、そう米側に主張することは可能だ、こう述べたわけです。このことは、総理は、基本的に核抜きの交渉の態度で臨む方針を示したものではないかと私たちは考えておりました。しかし、外務大臣は、過日の外務委員会等に……
○伊藤(惣)委員 初めに、国際商品協定について伺いたいのですが、現在どのような国際商品協定というものがあるか、その点伺いたいと思います。
【次の発言】 商品協定を締結する必要性はどこにあるのか、その理由を説明願いたいと思います。
【次の発言】 コーヒー輸出国が国際収入の面でコーヒーの輸出にどの程度依存しておるか、大ざっぱでけっこうですから伺いたい。
【次の発言】 各年ごとの、コーヒー機関がございますが、そのコーヒー機関に対するわが国の分担金はどのくらいになっておりますか。
【次の発言】 三十九年度の分担金と四十四年度の分担金を調べてみますと、六倍くらいになるわけですね。この分担金はどういうふう……
○伊藤(惣)委員 まず大蔵大臣に伺いたいのですが、アメリカの国際収支均衡化は絶望的ではないと思いますが、たとえ均衡化が成功したとしても、アメリカの金準備が一九五〇年代前半の二百億ドル台までに、そしてこれに対する対外公的流動負債が百億ドル以下というような状態までに復元するということは不可能に近いと思います。政府の見通しについて伺いたいと思います。
【次の発言】 人がこう言っているというのではなくて、やはり大蔵大臣としては私もこのように思うとかいう発言を承りたいわけです。その点、補足していただきたい。
このアメリカの国際収支均衡が一九五〇年ごろの状態までに復元し得ないとするならば、ドル危機、また……
○伊藤(惣)委員 十五日午後、日本海上空で、神奈川県下の厚木基地から飛び立った米大型偵察機が行くえ不明になったとアメリカの国防総省は発表しております。一方、北朝鮮の平壌放送は、これに先立って、北朝鮮領空に深く浸透した米偵察機を撃墜した、こういう発表が報ぜられております。外務省はこれについてどのような連絡を受けたのか。また、このEC121型機は通常の偵察飛行を行っなていたといわれておりますが、どのような任務があったのか、そして通常でない偵察飛行というのがあるのかどうか、まず、その点お伺いします。
【次の発言】 防衛庁、あとで関連してでけっこうですからお答えください。
今回の事件が厚木を基地とし……
○伊藤(惣)委員 コーヒー協定について、前回に引き続きまして質問をいたします。
一つは、基本輸出割り当ては何を基準にして定められているのか。特に一九六二年協定との違いで説明願いたいわけです。
【次の発言】 価格を安定させることは、各輸出国が輸出割り当てを順守することにあるわけでございますが、しかし、六二年の協定においては、輸出割り当てに反するような行為が実際に行なわれたわけですね。生産国の一部では、その国が持っている輸出割り当て以外に、割り当ての制限を受けない新市場に指定された諸国を通じて、それをさらに加盟消費国に再輸出して、その数量も年間二百万袋にも達している。このような状況だと聞いており……
○伊藤(惣)委員 私は全部外務大臣ですから、外務大臣が来なければ……。
【次の発言】 それでは二点ばかり……。
【次の発言】 このカンボジアの協定の中で、贈与協定第三条で定めるカンボジア王国政府名義で開設される贈与勘定は、どちらの国に設置されるのか、またその時期はいつなのか、その点……。
【次の発言】 その時期はいつですか。
【次の発言】 同じように第七条ですね。これに規定する実施細目の取りきめ内容、これなんかもわからないわけですが、どのようなことが考えられておるのか、この点具体的に……。
【次の発言】 あとは外務大臣に聞きます。
【次の発言】 一九六九年四月の第二十五回のエカフェ総会に提出さ……
○伊藤(惣)委員 初めに、日本国とメキシコ合衆国との間の協定について、若干の質問を行ないます。 この通商については、アメリカとの間ではもちろんのこと、ノルウェー、ソ連、ポーランド、ユーゴ、チェコ、パキスタン、インドネシア、イギリスなどとの間には通商航海条約が結ばれております。このメキシコに対しては、単なる通商協定でなくて、もっと幅の広い同じような通商航海条約を結ぶべきではなかったかと、この点は思うのです。特にわが国は貿易立国として、その将来を指向しているわけでありますが、できるだけいま言った通商航海条約を締結して、各国との間に幅の広い貿易ができるようにするのが政府のとるべき道ではなかったかと……
○伊藤(惣)委員 アラブ連合及びベルギーとの条約について若干質問したいのでございますが、時間の関係上、次回にその質問は行なうことにしまして、その前に政務次官から……。 きのう沖繩で全軍労労組が賃上げと解雇の反対を唱えてストライキをやり、米軍基地六十カ所においてゲート内でピケを張った、それに対して米軍の憲兵が武装して、社大党の安里委員長らがけがをした、こういう報道があったわけです。このことについては、先ほど経過報告がありましたが、その中でさらにつけ加えて伺いたいことは、こういうことはきわめて遺憾なことでありますが、同時に、屋良政権が米軍のカーペンター民政官に対して、過剰警備ではないか、このこと……
○伊藤(惣)委員 日本国とアラブ連合並びにベルギー王国との租税条約について、若干の質問を行ないます。
一九六七年の中東戦争以後満二年を迎えようとしておりますが、この中東紛争につきましては、国連の調停工作あるいは中東問題四大国会談の展開にもかかわらず、中東の和平の道はきわめて遠いように思われます。まず中東の情勢について、和平実現について、政府はどのような見通しを立てておるか、その点について伺いたいと思います。
【次の発言】 この中東紛争、スエズ運河の封鎖は、アラブ連合にとっては年間二億七千万ドルをこえる収入源を失っているわけです。また、アメリカ、イギリス、西ドイツとの関係悪化からの観光収入等の……
○伊藤(惣)委員 米国国防総省は、CB兵器の海外配備について、その海外の基地から撤去する、そのような報道がありました。なお、沖繩についても直ちに撤去する、こういう報道がございますが、これはペンタゴンが初めて海外にそのCB兵器が配備されているということを公式に言ったわけでありますが、そういうことになりますと、沖繩ではもうすでにはっきりしておりますが、この日本の国にもそのCB兵器の配備があるのではないか、こういう点が考えられるわけです。具体的にはきのうの沖繩特別委員会において外務大臣が答弁いたしましたが、相模原の米軍の四〇六部隊等における研究及びミサイル基地、こういう基地の中にあるいは貯蔵されてい……
○伊藤(惣)委員 農林省設置法の一部を改正する法律案に関しまして若干の質問を行ないます。
提案理由によりますと、「地域農林行政の総合的な推進を図るため」としておりますが、今回の改正案を見ますと、民有林行政、統計調査機構等については系統機関が改正前よりふえ、地方機構がますます複雑になるのではないかと思いますが、この点についてのお答えと、現行のままでは地域農林行政が総合的な推進ができないという理由をまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今回の改正は、地方における二重行政の矛盾をますます拡大し、自治体との摩擦を一そう深めるものとして、全国知事会等においても再三にわたって反対意見が提出されてお……
○伊藤(惣)委員 農林大臣に北洋漁業問題につきまして、過日に引き続き、若干の質問を行ないます。 まず、その質問に入る前に、ただいま委員長から弁明がありましたが、過日のこの委員会におきまして、私は午前中から質疑をしておったわけでありますが、本会議のため一時中断いたしまして、本会議終了後質問を続行することに了承しまして、本会議に出たわけであります。しかし、本会議が終了した後に、この委員会に参りましたところ、政府委員席には農林省関係ではなく、防衛庁長官及び政府委員がすわっておったわけであります。そして私が質問続行をしようとしたときに、突然、委員長は防衛二法の趣旨説明を強行した。このことにつきまして……
○伊藤(惣)委員 私は公明党を代表しまして、日本の防空問題、核の問題について若干の質問を行ないます。 これまで政府は、日米安保体制を今後とも長期に堅持する、このように申してきましたが、この安保問題は来年の七〇年六月二十二日にどうするかということで、いま国民は注目しております。最近の総理並びに外務大臣の答弁から考えられることは、総理が訪米のときに沖繩返還交渉の中で、共同声明のような中で、その安保問題もきめてくるのじゃないか、このようなことも推察できるわけでありますが、いつごろ来年の安保については態度をはっきりするのか、総理から伺いたいわけです。
○伊藤(惣)委員 関連。防衛庁長官と施設庁長官に伺いたいのですが、先ほど来から基地の問題についてるる答弁がありますが、私はグランドハイツの点について伺いたいわけです。基地の縮小あるいはまた返還、移転等については、その交渉の条件として遊休施設であるとかさらに付近住民に対して基地公害の被害が著しい場所、こういうところをまず第一にあげて、基地を縮小または整理しておる、このように伺っておるわけでありますが、御存じのように、グランドハイツというのは、現在その使用状況がきわめて遊休的な状況である、こういうふうにいわれておるのです。しかも、このグランドハイツの問題について、施設庁では本年度予算を組んで検討し……
○伊藤(惣)委員 まず治安問題について、自衛隊の治安出動について伺います。 防衛庁においては来年の安保再検討期をめぐるいわゆる七十年騒動を予想して、その対策に取り組んでいるというふうに伺っておりますが、自衛隊の治安出動について若干の質問を行ないます。 まず、治安出動命令を発する場合については防衛庁設置法の第六十二条二項によって必ずしも出動の可否を国防会議にかける必要はないとされておりますが、これはどう解釈すべきかということが第一点。この七十年においていわゆる七十年デモ、これに対して国防会議にはかけないのか、あるいはかける場合もあり得るのか、その点についてまず伺いたいと思います。
○伊藤(惣)委員 私は、公明党を代表いたしまして、憲法と核兵器の問題、米軍基地、また自衛隊の増員の問題、以上三点について、外務大臣、防衛庁長官、大蔵大臣、官房長官に質問いたします。 その前に、沖繩返還問題について、今国会における佐藤総理、外務大臣の発言に対し、若干の点について確認しておきたいと思います。 総理の判断によれば、日米間の問題は、相互の理解と協力によって目的を達成しようとする立場にあるということである。沖繩返還について国民の意思は、核つき早期返還と核抜き遅延論のいずれかであるということであるが、この点についてはわれわれは異論のあるところであります。このような総理の国民の意思判断に……
○伊藤(惣)分科員 初めに日米合同演習について大臣にお伺いいたします。
海上自衛隊が五月八日ごろから約一週間にわたって日本の海域や津軽海峡を舞台に大型空母一隻を含む米第七艦隊と大規模の合同対潜攻撃演習を行なう、このようなことが新聞に報道されましたが、事実であるか、どうかお伺いいたします。
【次の発言】 この演習の計画の大要についてお伺いします。
【次の発言】 新聞の報道が正確かどうかはわかりませんが、大型空母は今回が初めてである、このようにいわれておりますが、その点についてお伺いします。
【次の発言】 これらの演台については、海上自衛隊からの申し入れなのか、あるいは米軍からの申し入れなのか。……
○伊藤(惣)分科員 時間がないそうですから、率直にむだのない答弁をまたお願いします。 去る九日、三木外務大臣は、今日中に小笠原返還協定の調印が終わる、そして今国会で批准をし、六月ごろ実際の返還になる見通しである、こういう答弁をなさいました。そこで、ほんとうは総務長官に伺いたいのですが、きょうは病気のようで非常に残念でございますけれども、副長官であるあなたにしっかり伺っておきたいのですが、これは旧島民また原住民等が非常に心配もし、また現在は不安の中にいるわけであります。そこで、なるべく明瞭に答弁願いたいと思います。 そこで伺いたいわけですが、第二次専門調査団を近く派遣する、こういう答弁がござ……
○伊藤(惣)分科員 初めに外務大臣に伺います。
去る九日、予算委員会においてあなたは、米国の沿岸警備隊は北海道その他にもいる、このようにおっしゃいましたが、その沿岸警備隊の駐在する場所、その司令部、司令官等がわかりましたらお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 ちょっと不十分なんですがね。どこに司令部があって、司令官はどなたですか。
【次の発言】 この仕事の内容ですが、いかなることをやっているか。
【次の発言】 私が聞きたいことは、日本にいるその米国の沿岸警備隊の仕事の内容です。たとえば極東支部は府中市の在日米軍の中にあるとか、またその仕事の内容は日本の海上保安庁と同じであって、また権限……
○伊藤(惣)分科員 私は防衛施設庁長官にまず最初にお伺いいたします。
朝霞の米軍基地の汚水処理場の件でございますが、この汚水処理場には現在何らの措置がなされていない。したがって、その汚水のにおいとうんかのようなハエの発生、付近一帯の住民は、そのハエの発生に困り切っている、こういう問題でございますが、御存じかどうか、伺いたいと思います。風が吹くたびに、何らの処置がなされていないので、その付近の人たちの洗たくものや、また一切のものに汚水が飛び散る、こういうありさまでございます。御存じであるかどうか伺いたい。
【次の発言】 この汚水処理場は二つあるわけでございます。それで、夏などは窓をあけているわ……
○伊藤(惣)分科員 私は、最近の都市過密化に対処する都市開発の問題点、その中でも、都市開発の基点となる国鉄の駅の構造改善及びラッシュ対策について伺いたいわけでありますが、本日はあまり時間もありませんので、要点だけ申し上げますので、率直な大臣の答弁をお願いしたいわけです。 御存じのように、都市開発にあたりましては、特に副都心計画がございます。中でも、私は池袋副都心計画について伺いたいわけですが、あの池袋の駅の利用者は、何と一日に百二十五万人に達し、非常に混雑している駅であります。最近、赤羽線の増加、または八両編成の電車を十両編成にする、また時間帯の短縮等々によりまして、非常にその対策がはかられ……
○伊藤(惣)分科員 沖繩問題について、いまほど論議されているときはありません。政治、経済、軍事、さまざまな問題がこの沖繩に集約されて論議されているわけです。しかし、沖繩の本土一体化の政策、これを推進する上において、沖繩の通貨問題、経済問題の点については真空状態ではないか。この点の解明がなされていない。沖繩が返還されるに伴って、沖繩の流通秩序が混乱されることになっては困る。そして沖繩経済が本土経済と融合していくために、いまからこの面の一体化政策が推し進められなければならないということを指摘しておきたいわけです。 まず初めに、この沖繩通貨の現状について、大蔵大臣はどのような見解を持っておられるか……
○伊藤(惣)分科員 防衛庁長官に伺いたいのですが、昨年の十二月、日米安保協議委員会において、日米軍事専門家研究会同というものを設けることが合意されたようですが、この性格と目的について伺いたいと思います。
【次の発言】 その研究会同の構成人員とメンバーを伺いたいのです。
【次の発言】 これは非常に大事な問題なわけです。いまの長官の答弁によりますと、参考にするんだということでおっしゃっておるようです。しかも、扱うのは基地の問題である。これは考えてみますと、制服が入って、こういう会合を行なうということは初めてのわけですね。ですから、非常にそこが重大な――重大というよりも、何のためだということを国民は……
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