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畑和 衆議院議員
32期国会発言一覧

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このページでは畑和衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院32期)

畑和[衆]本会議発言(全期間)
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第64回国会(1970/11/24〜1970/12/18)

第64回国会 衆議院本会議 第7号(1970/12/10、32期、日本社会党)

○畑和君 私は、日本社会党を代表し、ただいま議題となりました人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律案に対し、反対の討論をいたしたいと存じます。  そもそも、今日のごとく企業の事業活動に伴い発生する公害がますます拡大し、その被害がいよいよ深刻化している状況下においては、公害による加害行為を道義的、社会的非難に値するものとして、これら行為を自然犯としてとらえ、これが禁止抑圧に刑罰をもって臨むべきであるとの世論が高まり、その世論を背景として、今回、政府が人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律案を提案し、刑罰の威嚇による一般予防の効果をあげようとしたことに対しては、一応の評価を与えるにやぶさかでは……

畑和[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院32期)

畑和[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第63回国会(1970/01/14〜1970/05/13)

第63回国会 法務委員会 第5号(1970/03/11、32期、日本社会党)

○畑委員 私は、きょうはまず第一に、いまスポーツの問題でいろいろ注目を浴びておりまする帝京商工高等学校の野球部の春の選抜野球大会へ出場できなかった問題について、二つの裁判事件が起きておりますが、この事件について最初に質問し、それから続いてそのあと、華僑総会の人々の広州交易会への参加の問題について、これまた大臣以下の御所見を承っておきたいと思います。  順序といたしまして、いま申しましたような順序で、最初に帝京商工高等学校の問題について質問をしたいと思うのです。  この問題については、新聞紙上等でも報ぜられ、特にスポーツ新聞などは相当関心を持って、その動きのたびごとに詳細な記事を載せておりまして……

第63回国会 法務委員会 第6号(1970/03/13、32期、日本社会党)

○畑委員 裁判所のほうにお尋ねいたしますが、まず今度の定員の増加、これに関連をいたしまして、予算全部についてちょっと聞きたいのです。  全体の総予算のうちで裁判所の予算の割合、それと先年度に比べて四十五年度の予算の増加の大体の割合、全体の伸び率は、総予算のほうは一七・九五ですか、ところが裁判所関係のほうの増加の伸び率はどういう率になっておるか、その点をまず伺いたい。
【次の発言】 いままでそういう割合で大体きたのだけれども、ことしは全体の予算額のうちの割合も、前よりも減っておる。前回〇・六二五だということになっておりますが、今回の場合は〇・六一五ということで、全体の総国家予算の中で占める割合自……

第63回国会 法務委員会 第7号(1970/03/18、32期、日本社会党)

○畑委員 関連。いま松本君とお二人との間の問答を聞いておったのですが、非常に警戒心旺盛過ぎて、それじゃ答弁にならぬですよ。もっと松本君が言われた設例を、証拠その他が整いますれば、設例のとおりといたしますならば、それは脅迫罪になります、あるいは何々の罪になります、こういう答えでいいのじゃないですか。それをばかにいろいろなことを配慮し過ぎて答弁が変なものになる。そうでなくて、設例のとおりでありますならば、そうであります、こう答えたらいいのじゃないか。証拠があるかないか別なんだから、それでいいと思う。そうでないから、もたもた同じことを繰り返している。ひとつはっきりやってください。

第63回国会 法務委員会 第11号(1970/03/27、32期、日本社会党)

○畑委員 関連して簡単にお聞きしたい。  いま、羽田野君の質問をちょっと聞いておったんですが、私は、実は勉強不足であって、この現行法が、前に改正になって現行になったということを知らなかった。羽田野君の質問で実はわかったのですけれども、この法文の中を見てみますと、届け出ということについて、何の届け出でも、一応原則として、事件本人の本籍地あるいは届け出人の所在地ということが原則になっておる。ところが、これだけが例外になっておるというのはどういうわけなんだろう、こういうふうに考えておったんだが、それがいま、実は勉強不足が明らかになったんですが、もう一度聞きたいのは、大体どういうことで、もっと端的にい……

第63回国会 法務委員会 第12号(1970/03/31、32期、日本社会党)

○畑委員 ともかく非常に緊急な事態でありまするから、なおその報告以外の詳細な点はまだ判明しないようでありますが、非常に国際的にも飛行機の乗っ取り事件というのがだいぶ最近はやりだした。したがって、いつの日にか日本においてもそういうことがあり得るかもしらぬというふうに懸念をしておったところであります。  今般、いま言った赤軍派ですか、そう称する連中がこうした不祥事をやってのけたわけでありますけれども、何と申しましても人命の尊重ということが第一に配慮されなければならない。これはもう国際的な乗っ取り事件関係でもやはり同様であります。それを十分に配慮をしてひとつ万全の処置を講ずべきであると考えます。まあ……

第63回国会 法務委員会 第13号(1970/04/01、32期、日本社会党)

○畑委員 私はかねて質問通告をいたしておりました創価学会から退転した人が、創価学会のお墓を荒らしたという関係で警察の取り調べを受けた、その問題について人権侵害の問題にかかわると考えまして、その点について最初に質問をいたします。それからそのあとに日航関係もやりたい、こう考えております。ほかの諸君が日航に関係しますから、場合によったら私も日航関係だけを先にやって、それから墓園荒らしをやってもよろしゅうございます。そう長くかかりませんから、先に墓園荒らしをやって、それから全部の参加を得て今度の日航機の乗っ取り問題をやりたいと考えています。いかがでございますか、委員長。

第63回国会 法務委員会 第14号(1970/04/03、32期、日本社会党)

○畑委員 この法案につきまして、二、三点にわたりまして簡単に質問をいたします。  一つの問題は、実務経験三年以上の者については選考してきめる、こういうことになっておりますね。ところで、いま沖繩で判検事をしておる人で三年以上という人は何人おるか。あるいは逆に三年未満という人、試験をしたら受けなくちゃいかぬという人が何人おるかと言ったほうがいいかもしらぬ。答えていただきたい。非常に少ない、あるいはゼロかもしらぬという話も聞いておるんだが、選考でなくて試験を受けなければならぬ人が判検事で何人おるかということをお聞きしたい。
【次の発言】 そうすると、「政令で定める日」というのは、大体予想されている日……

第63回国会 法務委員会 第15号(1970/04/07、32期、日本社会党)

○畑委員 本日は、本来なら法案審査の日でございまして、裁判所法の一部改正の法案審議の日でありますけれども、いままでのいろいろないきさつによりまして、私たちが前から質問さしていただくことになっておりました創価学会関係の高尾霊園の墓石その他いわゆる墓荒らし事件があったことについて、被疑者扱いをされて非常に人権問題だということでわれわれの党のところへも訴えがあり、かつまた新聞紙上にも出たいわゆる墓荒らし事件にまつわる人権問題について、冒頭質問いたしたいと思います。  警察庁刑事局長、来ていますか。
【次の発言】 警察庁の高松刑事局長に主としてお聞きいたします。  このいわゆる墓荒らし問題はいつのこと……

第63回国会 法務委員会 第16号(1970/04/08、32期、日本社会党)

○畑委員 もう時間が一時近くになりましたけれども、法務大臣が見えても、またすぐ参議院のこの問題についての緊急質問の本会議に出なければならぬというような話も承っておりますので、私はせめて法務大臣に少しの時間でも質疑をいたしたいと思いまして、本来なら休憩するところですが、続けて質問をいたしたい、かように考えております。  今度の飛行機の乗っ取り事件、この問題はともかくこの一週間という間、世界の耳目が集中して、日本でもほとんどほかのニュースが出ないというくらいで、もうこれ一本に集中した。国民もテレビ、ラジオ等に耳をずっとそばだててきた非常にショッキングな事件でございました。非常に不幸な事件であること……

第63回国会 法務委員会 第17号(1970/04/10、32期、日本社会党)

○畑委員 私は、ただいま提案をされております裁判所法の一部改正に関する法案について質問をいたしたいと思います。  今度の改正案は、法文そのものとしてはまことに簡単でありまして、要するに簡易裁判所の民事の管轄権の範囲を、従来十万円までであったものを三十万円にしようということだけで、それだけの法文でありますけれども、その意味するものは私は非常に重要だと思っております。この十万円を三十万円にする問題につきましては、つとに裁判所ではそうした意向を持っており、また法務省でもそれを支持しておったかのごとくであります。ところが、これに対して日本弁護士連合会におきましては、臨司意見書に対する反対もこれあり、こ……

第63回国会 法務委員会 第18号(1970/04/14、32期、日本社会党)

○畑委員 私は、若干の点につきまして参考人のおのおのの方にお伺いいたしたいと思います。  先ほど辻参考人その他二人の方から意見を伺ったのでありますけれども、同じ弁護士会の役員であられ、また役員であられた方たちでありますが、いろいろ聞いておりますると、その間において、伊藤参考人のほうでは若干の意見の違いがあるやに、そのニュアンスがあるように承ったのであります。いままで伊藤参考人のほうから、この問題の処理をめぐるここまでに至る間の約一年間の経過等について、日弁連の前事務総長というような立場も含めて、いろいろお話がございましたが、しかし、他のお二人の参考人のお話によりますれば、いろいろ異論、議論はあ……

第63回国会 法務委員会 第19号(1970/04/15、32期、日本社会党)

○畑委員 きょうは、プロ野球の問題や言論・出版の自由妨害等の問題について、いろいろ質疑応答がなされるわけでありますが、その前に私、どうしてもそれとは別なことで大臣の御答弁が願いたいと思います。大臣が法制審議会のほうに御出席の用件があるようでございますから、その時間的な関係で私が先に、ごく短い時間でありますが拝借させていただきまして、質問いたしたいと思います。  その問題というのは、われわれ社会党のほうで、この前の六十一国会におきまして、俗にいう死刑囚再審特例法でありますが、正確に申しますと死刑の確定判決を受けた者に対する再審の臨時特例に関する法律案、全文十三条からなっております法案を提出いたし……

第63回国会 法務委員会 第20号(1970/04/17、32期、日本社会党)

○畑委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、本法案に対して反対の意見を表明いたします。  この問題につきましては、日弁連と最高裁との間で連絡協議を重ねてきたのでありますけれども、その協議がいまだ終わらないうちに法務省を通じて一方的に提案をされた案件でございます。  そもそも裁判所法が制定をされました当初の立法の趣旨から申しますると、日本の現在の簡易裁判所というものは、いままでの、旧来の区裁判所等とは違って全然新しい構想のもとに設置をされたものと思います。そのことは、当時の昭和二十二年の裁判所法の立法の提案理由の説明にも、明らかに当時の木村司法大臣から述べられておるところでありまして、ごく軽微……

第63回国会 法務委員会 第22号(1970/04/28、32期、日本社会党)

○畑委員 最初に法務大臣にお尋ねいたしたい。  先ほど羽田野君のほうからも質問がございましたが、今度の立法に際しまして、これは本来は羽田野君の言われるように、刑法体系の一部であるべきはずだと思うのです。ところが、こうした緊急の事態でもあるしというので、刑法をいじくらずに単独法で立法するために案を提示されたわけでありますけれども、そうした単独法でやってこられた理由はどういうわけか、その点を重ねて聞きたいと思います。
【次の発言】 昭和三十八年に例の吉展ちゃん事件というのがございました。身のしろ金を要求して誘拐したという事案について、特に重く罰する必要があるということで、刑法の誘拐罪のところへ一つ……

第63回国会 法務委員会 第23号(1970/05/06、32期、日本社会党)

○畑委員 先ほど田中委員のほうから、法務省に対して相当こまかい質問がございました。その質疑応答をじっと拝聴いたしておったのでありますが、大体新聞等でわれわれももう相当承知はしておったけれども、さらになまで矯正局長との一問一答を聞いておって、どなたも感じたと思うんだが、まことにあ然たらざるを得ないという一言に尽きると思うのです。どういう経路でああしたものが入ったかというようなこと等につきましては、まだわからない部面がある。その辺をひとつ徹底的に究明してもらいたいと思います。  ところで、法務省のほうでは一体この金嬉老に対して普通の囚人あるいは未決囚と特別に違う扱いをするようにというようなことを公……

第63回国会 法務委員会 第24号(1970/05/08、32期、日本社会党)

○畑委員 自席から若干申し上げたいと思います。  委員長以下、私もその調査委員の中に加わりまして、静岡刑務所に昨日出張いたしまして、可能な限り調査をしてまいりましたけれども、いずれその調査報告は委員長のほうから文書をもって提出されると思います。  行って、私、感じましたことでありますが、金嬉老が静岡刑務所に収監をされた当時の幹部というのは、もうもちろんおりません。所長も三人目であります。それからまた管理部長、保安課長も三人目であります。しかも管理部長と保安課長は、いずれも時を同じゅうして転任して、新しい人が入ってきている、こういうようなケースになっておりました。所長のほうは若干違っておりますが……

第63回国会 法務委員会 第26号(1970/05/13、32期、日本社会党)

○畑委員 法務大臣もちょうど参議院に出ておるようで、せめて次官をと思ったら、次官は勲章の授章の立ち会いなんかで出られないそうだけれども、せめて次官くらいいないと困るんですけれども、しかし、そう言っても時間の制約がありますから、質問を始めます。  今度の問題は、いわゆるシージャックというか、船の強奪事件というのが一部にあるわけであります。一番最終はそれだ。その前に幾つかの犯罪が積み重ねられて、最後に船の乗っ取りということになったという点において、この間起こりましたいわゆるスカイジャックの問題とはいささか違うと思う。しかし、船を乗っ取ったという点については飛行機乗っ取りと同じように、この間ハイジャ……

第63回国会 法務委員会 第27号(1970/06/10、32期、日本社会党)

○畑委員 先ほども赤松委員のほうから言われたことを大臣お聞きのことと思います。月に一回しか開かれない閉会中の審査でありますから、万難を排して、ひとつ法務委員会優先でやってもらいたい、このことを私あらかじめ大臣に申し上げておきます。  最近問題になりました「司法修習制度を改革、法相構想、首相了承」「弁護士切り離す、判・検事不足解消ねらう」これは読売の五月二十八日の記事でございますが、この記事は国民の間に非常に反響を呼んでおります。特に法曹の人たちには非常にショッキングなニュースでありまして、これに対して実は非常な注目をいたしておるのであります。私も国会議員であると同時に法曹の一員でもございますし……

第63回国会 法務委員会 第28号(1970/07/13、32期、日本社会党)

○畑委員 私は、この前、司法修習生の分離修習の問題につきまして、ほかの各党の代表の諸君と一緒に小林法務大臣に質問をいたしたのでありますが、その日は大臣が検察官の会同だったか何かで、非常に多忙でありまして、時間が非常に少なかったというようなこともございまして、十分に意見を戦わす時間がなかった。したがって、きょうまたこの問題を取り上げて、非常に重要な問題でございますから、さらに大臣とじっくりとひとつ議論をしてみたい、そして考え方を変えていただくことができればということで実は用意をしておったのでありますけれども、先ほど理事会での話によると、初め法務委員会が十日だったという予定が、連絡が若干不十分であ……

第63回国会 法務委員会 第29号(1970/08/12、32期、日本社会党)

○畑委員 私は、若干時間をとると思いますが、二つの問題について御質問をいたしたい。   一つは、三菱重工業の長崎造船所、それから広島の作業所、この二つの従業員がいま懲戒解雇になっておる事件につきましての警察当局の処置の問題について質問したい。それからもう一つは、福岡の学校法人であります福岡電波学園の紛争の問題について質問いたしたい。  この二つでございますけれども、まず最初に、先ほど申しました三菱の社員の労働者の懲戒解雇の問題について概略を申しますと、長崎造船所の社員の労働者三名が、このほかにも参加をしたそうですが、例の一〇・二一の東京での集会デモに参加をした。そのうちこの三名が逮捕をされたの……

第63回国会 法務委員会 第30号(1970/09/08、32期、日本社会党)

○畑委員 鍛冶委員に引き続きまして、同じく心臓移植の例の問題について質問をいたしたいと思います。いずれこの理事会の決定によりまして、今月二十四、五日ごろを予定して特別にこの問題の解明についての委員会を開く、そして和田教授をはじめとして告発者あるいは心臓移植についての告発の会等の代表者等を呼びまして委員会を開催するという決定になりましたので、その前に一応私の疑問と思う点について質問をいたしたいと思います。  この問題は、結局死の判定基準というものが非常に問題になったのであります。しかもそれにつながる医者の倫理、医の倫理ということが、非常に大きくまたそれ以上に問題になっております。この間の検察の最……

第63回国会 法務委員会 第31号(1970/10/13、32期、日本社会党)

○畑委員 私は、きょうは三つの点についてただしたいのです。  一つは法廷警備員の問題、一つは朝鮮人の国籍の書きかえの問題、一つは判検事の定年制延長の問題、この三つについてただしたいのですが、大臣がまだ出ておりませんので、大臣に答弁を求めない最初の法廷警備員の問題について質問をいたしたい。あとで共産党の青柳君のほうから関連して質問があると思いますので、そのときは私は中断をいたしまして青柳君に譲りたい、こういうことであります。  新聞の報ずるところによりますると、最高裁では、最高裁自体が命令した、あるいは自体でやったわけではないのでしょうけれども、福岡の地裁、それから名古屋の地裁、この二カ所でそう……

第63回国会 法務委員会 第32号(1970/11/13、32期、日本社会党)

○畑委員 私も高橋英吉委員長と同じような問題について質問をいたしたいのですが、しかし、その立場はまさに正反対であります。  実は、例の訴追委員会の処分の問題、決定の問題、あの問題について訴追委員長をこの席に招致をして、来てもらって、そうしていろいろお聞きしたいという考えを持っておりました。しかも早期に委員会を招集して訴追委員長に出てもらいたい、こういう申し出を私、委員長のほうにしておいたのでありますが、訴追委員長をこの法務委員会に呼ぶこと自体がいろいろ疑義があるというようなこともございまして今日に至りました。先ほど理事会でも、いろいろ議論はしたのでありますが、実はまだ確定的な結論に至っておりま……


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第64回国会(1970/11/24〜1970/12/18)

第64回国会 法務委員会 第2号(1970/12/04、32期、日本社会党)

○畑委員 ただいま議題となりました事業活動に伴つて人の健康等に係る公害を生じさせた事業者の無過失損害賠償責任に関する法律案につき、日本社会党、公明党、民社党の三党を代表いたしまして、提案の理由及びその内容の概略を御説明いたします。  今日、四大公害裁判といわれる、熊本及び新潟水俣病、四日市ぜんそく、及びイタイイタイ病患者による訴訟が、きわめて難航している最大の理由は、加害者企業に故意または過失があったかどうかの究明にあります。これが重大な論点になるのは、加害者側に故意または過失がないとするならば、被害者に対する損害賠償を命じることが、原則的に不可能だからであります。  このように、公害にかかる……

第64回国会 法務委員会 第3号(1970/12/07、32期、日本社会党)

○畑委員 私は、一昨日、連合審査会の席上におきまして、公害罪の問題それから無過失責任の問題等について当局の見解を一応ただしたのでありますけれども、きわめて短い時間でもございましたし、わが意を得たというわけにはまいりませんでした。そこで、きょうは法務委員会でゆっくり腰を据えてひとつ議論をしてみよう、かように思っております。  この間の連合審査会におきましては、一番問題になりましたのは、例の「おそれ」という条項を政府原案が法務省原案から後退をしてそれを削ったということ、それが実際上にどう響くかというような問題についてもいろいろ議論がなされたわけであります。われわれの見解からすれば、政府の原案が法務……

第64回国会 法務委員会 第4号(1970/12/08、32期、日本社会党)

○畑議員 われわれ三党で提案をいたしておりまする公害に関する無過失賠償責任制度の立法の根本をただいま質問者は問われたと思います。憲法的な立場から一体どういうところに位置づけられるものかということについての質問だと思います。  その点につきましては、われわれは御承知のように憲法二十五条、生存権の問題をきわめて重視いたしておるわけであります。そのほかに、先ほど質問者の言われた各条の財産権等の規定が憲法にございまするけれども、この際は公害については特に生存権というものを、むしろ財産権等に優先をさせて、平板的に、同じに並列的に考えることなしに、憲法二十五条の生存権を企業に優先させる、財産権に優先させる……

第64回国会 法務委員会 第5号(1970/12/09、32期、日本社会党)

○畑委員 ちょっと参考人の方にお聞きしますが、宮崎先生が早くお帰りになるようでありますので、ほかの先生にもお聞きしたいことがまだあるのですけれども、宮崎先生早く御退室になるということを前提にして、宮崎先生に伺います。  いまの「おそれ」ですが、先生のおっしゃること、私も法律家ですからわかります。ただ問題は、「おそれ」というのは非常にあいまいな構成要件である、こういわれております。しかし、刑事法規には「おそれ」というものはないかもわかりませんが、実際には判例において「おそれ」ということはある。しかもそれを相当客観的にとらえるということにおいてもう一致しておると思う。したがって、そうたいした違いは……

第64回国会 法務委員会 第6号(1970/12/10、32期、日本社会党)

○畑委員 私は、日本社会党、公明党、民社党三党を代表いたしまして、まず日本社会党、公明党、民社党三党提案の修正案に賛成、共産党の青柳君の提出いたしました修正案に反対、政府原案に反対の意思を表明いたしたいと思います。  そもそも、今日のごとく企業の事業活動に伴い発生する公害がますますひどくなり、被害がいよいよ深刻化している状況においては、公害による加害行為を道義的、社会的非難に値するものとして、これら行為を自然犯としてとらえ、これが禁止、抑圧に刑罰をもって臨むべきであるとする世論が高まり、その世論を背景として今回政府が人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律案を提案し、刑罰の威嚇による一般予防の……

第64回国会 法務委員会 第8号(1970/12/17、32期、日本社会党)

○畑委員 私は、本日はまず最初に最高裁のほうに対してお尋ねいたしたいと思いましたが、最高裁がまだそろわぬようだから、先に簡単に法務省のほうにお尋ねいたしたい。  われわれが例の再審の臨時特例法案というものを前に出したことがあります。ところが、その後与党ともまた政府ともいろいろ話し合いをいたしまして、そうしたわれわれがそのとき対象として考えておりました一定期間の死刑囚、その人たちに対しては恩赦をもってこれをひとつ何とか処遇しようというようなことで、われわれの法案はそのまま廃案ということになることを、われわれも承知いたしたのです。そのあと恩赦の作業がどう進んでおるかということについて、お尋ねいたし……


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第65回国会(1970/12/26〜1971/05/24)

第65回国会 法務委員会 第1号(1971/02/16、32期、日本社会党)

○畑委員 いろいろじっと聞いておりまして、なかなか困難な問題だと思うのです。  ところで法文を読んでみて、もっともいままでの例とすると、その価格で売り渡しているようですね。また売り戻ししているようですけれども、こうして大きな問題になって社会正義の問題も出てきているので、そこでこういう解釈は成り立たないかということなんですね。八十条の第二項のただし書きですか、文言を見てみますと、買収した価格に「相当する額」とありますが、どういうわけで「相当する額」と書いたのか。あとのカッコの点で、土地改良その他で国がいろいろ経費がかかったとかいうふうな場合は、それを含めてというようなことがあるから、それを相当額……

第65回国会 法務委員会 第2号(1971/02/17、32期、日本社会党)

○畑委員 私は、きょうは最高裁当局に対しまして、大きなことばでいうと司法権の独立ということについて、最近のいろいろなできごとにまつわって質問いたしたい。  まず最初に、この間二回にわたって最高裁で主催をいたしまして、高裁並びに地裁等の下級裁判所の中堅の裁判官の招集をして、いわゆる司法協議会というものを開かれました。新聞等の報ずるところによりますと、これがほとんど青法協の加入問題に事実上しぼられたような論議がかわされたように拝承いたしております。この二度にわたっての協議会の目的は一体どういうところにあったのか、お伺いしたい。
【次の発言】 普通の場合には各長官あるいはその代理、そういった方々を招……

第65回国会 法務委員会 第4号(1971/02/23、32期、日本社会党)

○畑委員 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案について、質問を若干いたしたいと思います。  まず、お尋ねいたしますのは、今度の法律案で増員になっているのは判事補が十二名、簡易裁判所判事が二名、裁判官以外の裁判所の職員の員数十九人増、合計してわずかに三十三名、去年よりもまたはるかに少ないと思うのでありますが、一体裁判所の概算要求では何名出しておりますか。
【次の発言】 その内訳は……。
【次の発言】 概算要求の数字が五百九十七名、認められた増員が三十三名、まあ概算要求に比べて幅があるのはあたりまえですけれども、しかし、これはちょっと幅があり過ぎるのじゃないか。大体必要だと思って概算要求するわけ……

第65回国会 法務委員会 第5号(1971/02/26、32期、日本社会党)

○畑議員 ただいま議題と在りました事業活動に伴つて人の健康等に係る公害を生じさせた事業者の無過失損害賠償責任に関する法律案につき、日本社会党、公明党、民社党の三党を代表いたしまして、提案の理由及びその内容の概略を御説明いたします。  今日、四大公害裁判といわれる、熊本及び新潟の水俣病、四日市ぜんそく、及び、イタイイタイ病患者による訴訟が、きわめて難航している最大の理由は、加害者企業に故意または過失がないと、被害者に対する損害賠償を命ずることができないという点にあります。しかも、加害者の故意過失を立証する責任は、原告たる被害者に負わされているために、被害者は、苦渋に満ちた努力を続けなければなりま……

第65回国会 法務委員会 第7号(1971/03/03、32期、日本社会党)

○畑委員 私は、きょうはしばらくぶりで検察行政のあり方について質問をいたし、事実を少し究明してみたいと思うのです。  それというのは、長野県で起こった事件でございまして、現在公判が進行中の事件であります。したがって、そういう点も若干配慮はしながら、しかも私自身が実は弁護人についておるというようなこともございます。しかし、これによってその裁判を有利にしようとかなんとかというような狭い気持ちは毛頭持っておりません。ただ私がこの事件にその前から関係をして、そして弁護人についておるというような経過を通じて私が知り得たこと、そして単に弁護活動ということだけではこれは足りない、やはり私は国会議員の一人とし……

第65回国会 法務委員会 第8号(1971/03/05、32期、日本社会党)

○畑委員 この法律案について、若干の質問をいたしたいと思います。  この提案理由の説明によりますと、いとも簡単に書いてありまして、この提案理由を聞いておるだけではさらっとわかったような気がするのです。ところで、法案それ自体を私は読んでみたのです。そうするとこれは案外に難解な文章でして、私が頭の悪いせいかなかなかよくわからないのです。  そこで質問するのですけれども、旧執達吏、執行吏というか、それからなった人たちのことについてはもうすでに規定があって、問題は解決しておる。ところが、執行官になった人についてまだそれが解決しておらない一部の者がおるということで、執行官についての規定を、執行吏からなっ……

第65回国会 法務委員会 第10号(1971/03/10、32期、日本社会党)

○畑委員 私は、この二、三日前から新聞紙上あるいはテレビ、ラジオ等によって報道をされております大阪の刑務所で印刷をした国立の大阪大学、それから大阪市立大学の各医学部の入学試験問題が、一回だけではなくして、もう二、三年にわたって、しかも捜査の進展のぐあいによってはもっとさかのぼるかもしれない、こういうようなことで抜き取りがあって、それによって不正入学が行なわれたという報道がなされておりますけれども、この問題は非常に国民に衝撃を与えておると私は思います。重大問題であると思います。  一つは、最も信頼されておった刑務所の中で印刷された入試の問題が内外呼応して抜き取られておった、しかも一回ではない、こ……

第65回国会 法務委員会 第12号(1971/03/16、32期、日本社会党)

○畑委員 今度の法律によりますと、民事訴訟法のほうですけれども、期日の指定あるいは期日の変更または証拠の申し出、こういったものがしょっちゅうあるようでありますけれども、その手数料を廃止することになっていますが、この理由はどういうわけなのか。ある意味では期日の変更とか期日の指定、または期日の続行などについて手数料を負担させておったということは、一種の制裁的な意味もあったのではないかと思います。そういうことだとすると、今回廃止したのはそれと別な何か理由があるのか。そのことからすれば逆ではないかという印象がするのです。ただ、しょっちゅうあることであるから、これは一々印紙を張ったり何かするのは非常に煩……

第65回国会 法務委員会 第14号(1971/03/23、32期、日本社会党)

○畑委員 私は、今回提案になっております民事訴訟法等の一部改正の法律案について、若干質問いたしたいと思います。大体いままでもほかの委員の方からいろいろ質問がありましたので、なるべく重複を避けて質問をしてみたいと思うのであります。  今回の民事訴訟法等の一部改正の企図するものは、裁判所における決定あるいは命令、そういったものが裁判官の署名と押印によって行なわれておったわけでありますが、それを例外として記名押印でやろう、こういうことであります。刑事訴訟法のほうが戦後改正になって、さらに規則等でもまたいろいろやり方が変わりまして、刑事訴訟法の関係ではすでにほとんど大部分記名押印でよろしいということに……

第65回国会 法務委員会 第16号(1971/04/13、32期、日本社会党)

○畑委員 私がこの問題につきましていろいろな質問をいたしまする前に、ここに至りました一昨年来の歴史的経過をちょっと振り返ってみたいと思います。  まず一昨年に東京都の公安条例違反事件、これが無罪となりました。ところが、それに対して自民党の側から偏向裁判だというようなことで、いわゆる偏向裁判の批判がきびしくなされたのであります。それからさらに自民党の司法制度調査会、こういうものが設置をされて、制度並びに人事の面から裁判所のそうした行き過ぎを規制しなければいかぬ、こういったことが提唱をされたのです。ところが、最高裁がこれに対して異議を述べたので、結局これは実際にはそうした方向とちょっと変わった方向……

第65回国会 法務委員会 第18号(1971/04/28、32期、日本社会党)

○畑委員 のどをこわしているので高い声が出ないのですが、こういう低い声で失礼だが、そのうちなれてくるだろうから……。  民法の一部を改正する法律案について質問いたします。まず最初に、今度根抵当について、いままで判例法上だけ認められておったものをちゃんと立法化して、そして判例であるから、したがって解釈もいろいろある、それを今度は明文できめるということになった。この必要は非常に認めるわけですが、ところで同じように判例法上認められておる制度で譲渡担保というのがありますね。あれはやはり判例法上いろいろ認められておるけれども、根抵当だけについて今度立法したんだけれども、譲渡担保等についてはやはり同じく立……

第65回国会 法務委員会 第20号(1971/05/18、32期、日本社会党)

○畑議員 今回社会党、公明党、民社党三党で提案をいたしました本法案について、その提案の大きな理由、それを御説明いたしたいと思います。  いままで民法の大原則というものがございまして、民事上の私法上の損害賠償の際には故意、過失が必要である。故意、過失が相手方になければ損害賠償を請求することができないという民法七百九条の大原則がございます。この民法七百九条の大原則というものは、近代の最近までの資本主義の発展と相見合うものでありまして、故意、過失がなければ自由に事業活動をやってよろしい、故意、過失がなければそれによって生ずる損害についても賠償する責めは負わないのである、こういうようなことになっており……

第65回国会 法務委員会 第21号(1971/05/19、32期、日本社会党)

○畑委員 きわめて簡単に質問いたします。  観点を変えまして、田上先生にお伺いしたい点が一点ございます。それというのは、いまの裁判官の任命制度のうちで、最高裁の裁判官の任命制度は、御承知のように内閣がこれを任命することになっております。そして任命されたその最高裁の裁判官十五名によって構成される機関が、三審制度の最終の裁判の機関であると同時に、下級裁判所のすべての指揮監督をする司法行政の最頂点である。こういう点で最高裁判所の裁判官の任命制度が非常に私は重要だと思います。  そこで、憲法におきましては、御承知のように内閣が任命することになっておりますが、それをチェックする機会といたしましては、日本……

第65回国会 法務委員会 第22号(1971/05/21、32期、日本社会党)

○畑委員 司法の独立とは一体何か、また裁判所のあり方は一体どうあるべきかということについて、今日ほどそれが問われているときはないと思っております。例の一連の今度の最高裁の人事行政の処置、このことがそうした司法権の独立あるいは最高裁判所のあり方、裁判官のあり方、こういうことと関連しまして、国民に非常に大きな関心を呼んだ、こういうことだと私は思います。  そこで、この一連の問題につきましては、去る四月の十三日、法務委員会の席上でいろいろ最高裁当局とわれわれ議論をかわしたのでありましたけれども、あの際は時間的にも非常に制約がございましたし、また調査等につきましても、不十分なところ等もこざいました。十……


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第66回国会(1971/07/14〜1971/07/24)

第66回国会 法務委員会 第2号(1971/07/23、32期、日本社会党)

○畑委員 私は、きょうは最高裁に中心的に聞こうと思います。  一つの問題は、「裁判所時報」の号外に出た問題です。そのほかに、法務大臣のほうに恩赦の件とか、あるいはまた、通告はしてなかったのですが、例の新聞等で問題になっておる、これは裁判所にも関係があるのですけれども、例のTBS放送記者の城所さんという人が証言を求められるために勾引されて、しかもその結果証言を拒否したという事件、この点について、岡沢君も質問があるようですが、それに簡単に触れてみたい、こういう考えです。  最初に、まず城所記者の問題について簡単に聞いてみたいと思います。  報道記者が、その報道取材中のことについて証言を求められ、そ……

第66回国会 法務委員会 第4号(1971/10/12、32期、日本社会党)

○畑委員 国鉄総裁に伺います。  最近、国鉄労使の紛争のもとになっております、国鉄当局で進めております例のマル生運動、これに伴う各種の人権問題が続発いたしておるわけです。もっとも不当労働行為そのものが、同時にまた労働者の団結権を侵害するという意味におきまして、これまた基本的人権を侵害することになるわけでありまして、そういう点につきましては、特にきのうの社労の委員会においていろいろ追及がなされ、質疑応答がなされました。私も一部聞いておりましたので、また新聞その他の報道にも出ておりますから、あまり重複しないように質問をいたしてまいりたいと思います。  実は、私も社会党の党内に設置してあります不当弾……


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第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 法務委員会 第3号(1971/11/17、32期、日本社会党)

○畑委員 ちょっと関連して質問をいたします。  先ほど官房長官の話を承りますと、非常に表現の自由を尊重することは重大である、しかしながら、今回の場合はそうした過激派集団が潜入したりなどして混乱を来たすおそれがある、こういうことも今度の異議の大きな一つの理由になっておるようであります。この過激派集団は、われわれのこの間のデモ、あの総評の関係のデモとは関係ないのでありまして、総評の中にはそうした過激派集団はおらないはずである。それを、ほかの過激派集団が潜入して混乱をするおそれがあるという理由は、まことにちょっとふに落ちないのであります。  それからもう一つ、官房長官の先ほど言われた、これを定着させ……

第67回国会 法務委員会 第4号(1971/12/01、32期、日本社会党)

○畑委員 私は本日、主として公安調査庁のほうにお伺いをし、また同時にあわせて、最高裁からも人事局長がお見えになっておりますから、最高裁の考え方等も承りたいと思います。  というのは、ついこの間でありましたが、十一月十九日の朝日新聞の報道するところによりますと、その前の十月の二日に開かれました司法の独立を話し合うつどい、こういう裁判官のつどいがございました。二百八人ほどが集まりまして、司法の独立について裁判官がいろいろ話し合いました。そのときに、講師として横田正俊前最高裁長官や我妻先生が講演をその席でされ、それに質疑応答もあって、さらにまた集まった二百八人の裁判官の人たちが、いろいろ司法の独立の……

第67回国会 法務委員会 第6号(1971/12/08、32期、日本社会党)

○畑委員 いろいろ新聞などにも出ておりますけれども、例のゲバ学生が盛んに使っております火炎びん、この取り締まり、その使用についての処罰をやろうといったようなことが最近新聞に出ております。これを何とかしなくちゃならぬというようなことにつきましては、私たちにおきましても考え方は同じでありますけれども、ただ、形の問題で少しわからない。  そこで、私はきょうお尋ねいたすのですが、最近火炎びんで警官が焼き殺されたり、あるいはさらに最後には、例の松本楼がこの火炎びんによって放火されたり、こういった事件が頻発をいたしました。特に今度の沖繩返還協定をめぐる大衆運動で、学生たちのゲバルト作戦で使われた、あるいは……

第67回国会 法務委員会 第7号(1971/12/15、32期、日本社会党)

○畑委員 私は、簡単に二点について質問をいたします。  最初の問題は、さきの六十三国会で成立しました沖繩の弁護士資格者等に対する本邦の弁護士資格等の付与に関する特別措置法、こういうのがございましたが、そこの第二条第四項によりますと、「選考に合格した者は、その選考に合格したときに、裁判所法第六十七条第一項の規定による司法修習生の修習を終えたものとみなす。」ということになっております。そのため、本土復帰にあたって、沖繩の裁判官それから検察官について、その在職年数の期間の計算、それから号俸の格づけなどをどのように扱うか、これは問題があると考えますけれども、それらの点をひとつ説明していただきたい。沖繩……

第67回国会 法務委員会 第8号(1971/12/22、32期、日本社会党)

○畑委員 私は、きょうは法務関係、特に法務局の登記関係の問題について質問したい。  御承知のように、最近異常に登記事件が激増いたしております。三十四年以降この十年間における甲号事件、すなわち登記申請事件、それから乙号事件、謄本、抄本の事件、これを合わせますと、両方とも非常に激増いたしておりまして、私の推定では、三倍から四倍に十年間でふえているというふうに思います。これは間違っていたらひとつ御指摘願いたいのですが、登記の行政需要は御承知のように年々激増して、あちらへ鉄道ができる、あちらへ高速道路ができるというようなことももちろんありますし、非常にふえております。しかも緊急を要するということで、登……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 法務委員会 第3号(1972/03/07、32期、日本社会党)

○畑委員 私は、本日議題となっております裁判所職員定員法の一部改正の法案の質疑をいたすわけでありますけれども、そのこまかい質疑をいたします前に、どうしても前提として触れておかなければならぬ、質問しておかなければならぬという問題がございます。というのは、いま再び非常に問題になっております判事補の再任の問題でございます。この問題に対する最高裁の考え方を聞きただすことでなければ、裁判所職員定員法一部改正法案について十分な審議ができない、かように考えておるわけです。  最初にお伺いいたしたいのでありますけれども、最近の裁判官の定員並びにそれに対する充足の実員の問題、その点について簡単に私、聞きたいと思……

第68回国会 法務委員会 第4号(1972/03/08、32期、日本社会党)

○畑委員 冒頭ひとつ委員長に要望しておきます。  きょうの委員会については、理事会はきのうやったのです。きょうは理事会を省略して、冒頭から私が皮切りに質問することになっておった。それにもかかわらず、途中で闖入をして質問をされるというようなことは、今後ひとつ厳に慎んでもらいたい。そうでなくちゃ運営はできませんよ。(高橋(英)委員「きのうは欠席したけれども、その前の委員会でぼくがやることになっておった」と呼ぶ)高橋君のことを言うんじゃないけれども、今後はひとつそういった運営でやってもらいたい。そうでないと予定も何も立ちません。どうぞ……。  きょうは、理事会の決定に従って、実は最高裁がいま考えてお……

第68回国会 法務委員会 第6号(1972/03/14、32期、日本社会党)

○畑委員 私は本日は、最高裁判所長官の任命後に最初に行なわれます衆議院議員の選挙の際にあわせて行なう国民審査、この問題について、その点だけに大体しぼりまして質問をいたしたいと思っております。  いままで最高裁判所長官に任命された方は、初代が三渕さん、二代目が田中耕太郎さん、三代目が横田喜三郎さん、四代目が横田正俊さんで、五代目が現在の石田和外さんでございます。  そこで、最初の三人の最高裁の長官につきましては、これは最高裁長官に直接任命をされ、内閣の指名に基づいて天皇が任命したものであります。そして、その直後に行なわれた衆議院の選挙でおのおの国民審査を経ておるわけでございます。 ところが、その……

第68回国会 法務委員会 第7号(1972/03/17、32期、日本社会党)

○畑委員 私は、裁判所職員定員法の一部を改正する法律案につきまして、またそれに関連する若干の予算関係等につきましても質問をいたしたいと思います。  うちの党で、この前土井たか子さんがいろいろ詳細にわたって質問をいたしましたけれども、若干その落ち穂拾いというような意味で、順序というのにあまりこだわらず質問いたしますので、おもに最高裁のほうからお答えをいただきたい。私の質問が、結局きょうおいでになっている最高裁の方々のどなたの職責に関することか、いろいろ関係が違ってくるかもわかりませんけれども、適当に答えていただきたい。  まず、最初に私が質問いたしたいのは、増員の関係の問題でございます。総務局長……

第68回国会 法務委員会 第8号(1972/03/21、32期、日本社会党)

○畑委員 私は、今回自民党から提案がございました火炎びんの使用等の処罰に関する法律案について質問をいたしたいと思います。  そもそも、この火炎びんの使用等の処罰に関する法律案につきましては、前の国会の際に自民党のほうからわれわれ野党に非公式に話がございまして、この必要性、緊急性にかんがみて、ひとつ議員立法で与野党一緒になって提案しようではないか、そして議決をしようではないか、こういうようなお話がございましたけれども、その当時われわれ野党といたしましては、こうした重要法案、治安立法的なものに属する法案については、往々にしてもろ刃の剣になり得る可能性、危険性がある、したがって、そう早急に議員立法で……

第68回国会 法務委員会 第10号(1972/03/24、32期、日本社会党)

○畑委員 平出先生並びに藤木先生、両参考人の御意見を先ほど来拝聴いたしました。おおむねお二人の御意見、実は私、同感でございまして、私、提案者じゃございません、提案者は別に自民党の委員の方が提案者でありまするが、両先生が若干問題にされておる点は、たまたまこの前の委員会におきまして私が指摘したこととほとんどそっくり同じであります。したがって、質問する事項とてはそんなにないのでありますけれども、私も一番問題なのは三条の二項だと思います。  その三条の二項で、先ほど両先生が御指摘になったように、俗に言う最終容器、これならばどうやらだけれども、それ以前のガソリンタンク、あるいはポリ容器、それからガソリン……


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第63回国会(1970/01/14〜1970/05/13)

第63回国会 運輸委員会内閣委員会地方行政委員会法務委員会外務委員会連合審査会 第1号(1970/04/13、32期、日本社会党)

○畑委員 私は、まず、法務大臣があと用事があるようですから、簡単に法務大臣に質問をいたしまして、それ以後国家公安委員長あるいは運輸大臣等に質問いたしたい。  先ほどの公明党の沖本君からの質問、朝鮮人の北鮮への帰還の問題と関連いたしますが、帰還の問題はもちろんのことでありますけれども、さらに人権の、やはり基本的な人道問題として問題となっておりまする朝鮮人の祖国往来の問題、いわゆる里帰りの問題について、外務省と法務省とで所管をしておるわけでありましょうけれども、いままでの里帰りに対する政府のやり方というのはきわめてなまぬるい。いままでに合わせてほとんど十指に満たない程度の人しか北鮮に里帰りさしてお……


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第64回国会(1970/11/24〜1970/12/18)

第64回国会 産業公害対策特別委員会地方行政委員会法務委員会社会労働委員会農林水産委員会商工委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第2号(1970/12/05、32期、日本社会党)

○畑委員 私は無過失責任の問題と公害罪処罰法案の問題と二つに限定いたしまして、主として法務大臣に対して質問をいたしたいと思います。この問題につきましては昨日、同僚の議員からいろいろこまかい質問がございまして、問題点は大体浮き彫りにされたと私は思っております。したがいまして、私はこの問題について詳しくまた同じような質問をする考えはございません。ただ、若干詰めが足りないところもございましたので、そうした問題について重点的に質問をし、そのほかに、昨日の質問になかった点についてこの両問題について質問を、限られた三十分でありますが、いたしたいと思います。したがいまして、答弁されるほうにおきましても、ぜひ……


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第65回国会(1970/12/26〜1971/05/24)

第65回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1971/02/24、32期、日本社会党)

○畑分科員 私は、かねて、公害国会のときにも問題となりました公害に関する無過失賠償責任の立法の問題について、それを中心として、公害担当大臣の山中さんと、それから法務省の民事局長にお尋ねいたしたいのであります。  公害国会のときに私も、山中さんとも、また、当時の法務大臣の小林さんともいろいろ議論をいたしました。われわれは、公害対策の一環として、当然、当時世論となり出しました公害に関する無過失賠償責任の法案を政府で用意されると思っておったのでありますが、残念ながら、いろいろの事情があって、政府としては提案にならなかった。そこで、われわれのほうで、三党で、未熟ではありましたけれども、一応の案を出して……

第65回国会 予算委員会第五分科会 第5号(1971/02/24、32期、日本社会党)

○畑分科員 私は、本日、運輸省当局と国鉄と鉄建公団に、それぞれ埼玉県の交通の問題についてお尋ねいたします。  私は、実は毎日電車で浦和から通っておる。したがって、そういう鉄道関係の混雑の事情を身をもっていろいろ体験しておる一人といたしまして、埼玉県の交通事情をもっともっと好転させたいという念願からきょうは質問するわけですが、この方面はさっぱりしろうとなんですけれども、私の思いつきの点も含めて申し上げて、ひとつ御所見を承りたいと思います。  一番最初に運輸省当局に質問いたしたいのですが、地下鉄線ですね。六号線と七号線、この二つの問題。六号線のほうは志村のほうから大和町のほうへ延ばして、大和町から……


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第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会法務委員会文教委員会社会労働委員会逓信委員会連合審査会 第1号(1971/12/10、32期、日本社会党)

○畑委員 私は法務関係の問題につきまして、いままでのいろいろの質問とはずいぶん違いまして、きわめてじみでございますけれども、しかもきわめて短い、四十五分という持ち時間でございますので、広範にわたりたいとは思いますが、それができません。一、二の点について質問をいたしたいと思います。  まず、協定第五条による裁判の効力の問題について質問をいたします。裁判の効力の存続あるいは承認、これにつきましては、民事裁判と刑事裁判とを区別して考える必要があろうと思います。その理由は、民事裁判は人の基本的人権の問題ではあるとは申しましても、その内容が主として財産権に関する問題である。これに対して刑事裁判は、基本的……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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