このページでは山田久就衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○山田(久)委員 本日は、去る八月二十四日、いわゆるサイミントン委員会の秘密聴聞会で行なわれた米政府側の証言、これに関しましていろいろな憶測、推測等も出ているようでございます、事柄の重要性にもかんがみまして、問題をその点にしぼってひとつ政府の所見を承りたい、こう考えておる次第でございます。 昨年十一月の日米共同声明、沖繩返還に関する共同声明以来、政府といたしましては、沖繩は、日米安保条約及びそれに関連する諸取りきめが沖繩返還の場合は本土と全く同一の条件で適用されるのだ、そういう形で一九七二年に返還が実現する、そういうわがほうの基本的な立場が十分貫かれたのである、こういうふうに明言してこられた……
○山田(久)委員 それではもう共同コミュニケについてはすでにいろいろな話が出ておりますので、重複を避けて一、二この件についてお尋ねしたいと思います。 この種の政治的発言というものは、皆さんよくおわかりのように、これにはいろいろな背後の事情、またねらい、そしてまた政治的いろいろな意図というようなものが存在するわけですから、この点のいろいろな事情の分析というようなことを離れて、額面通りにこれを受けとめるというようなことはあまり当を得たものじゃない。よく背後の関係を分析した上でこういうものは慎重に対処するという態度で臨まなければいかぬ、こう考えておりますが、おそらく政府もその点では同様な考えであろ……
○山田(久)委員 本日は、最近公表されました米国上院外交委員会、いわゆるサイミントン分科委員会の聴聞の議事録に関しまして、その取り上げ方その他等にも関連いたしまして、いろいろな憶測等が出ておりますけれども、あの証言の背景、性格、そういうものを見てみますると、誤解の点が非常に多いということがはっきりしているんじゃないかというふうに考えられまするけれども、いろんな誤った憶測が行なわれている点は非常に遺憾だと思います。政府におかれてもすでにこれを解明するためのいろいろな努力をやっておられるようでございまするけれども、事の重要性にかんがみまして、本委員会を通じて国民にあらためて正しい理解を持ってもらう……
○山田(久)委員 本日は、昨今とみに緊迫化いたしてきておりますラオスの情勢についての問題、それと、石油問題で石油輸出国機構の動きに関連して起こってきております問題並びに中国問題に関しまして、若干の御質問を申し上げたい、こう考えておる次第でございます。 まず、ラオスの情勢でございますが、今次南越軍が、同国内のホーチミン・ルート、これを攻撃するという名目のもとにラオス内に進攻した。この件に関しましては、御案内のとおり、ラオス政府におきましては、ラオスの主権、中立、不可侵を保障した諸国の軍隊というものがラオスを戦場としておるのははなはだ遺憾であるということ、また、ラオスの中立侵犯の第一の責任は北越……
○山田(久)委員 高野先生にちょっと関連質問をいたします。 先ほど高野先生から北方領土の帰属の問題について両方が違うというお話があったわけですが、政治的な見地に立っての議論からくるよしあしの問題は一応別にして、高野先生の場合のように、純法律家の場合であるならばそれを入れなかった――片っ方はヤルタの秘密協定で、本来ならば連合国としては北方領土の帰属をきめるべき法律上の義務を持っていたかもしれないけれども、結果においては、いろいろな理由によってその帰属をきめなかった。片一方台湾の問題も、法律的に考えれば、その原因が、ただいま高野先生は、政府をどっちにするかという問題があったはずだ、それは確かにサ……
○山田(久)委員 きょう午前中は、なかなか地をはいずるような、寝わざ専門のような議論がたいへん多い、まあひとつ角度を変えて、もう少しやはり返還というものを現在の協定のような形で行なうというこの選択というものが、政治的に見て賢明であるかどうかというこの点が、やはり国民によりよく納得されなければならない、そういう角度でひとついろいろお尋ねをしてみたい、こう考えているわけであります。 御承知のように、去る十一月十日に、沖繩の返還協定が八十四対六という圧倒的な多数によって米議会で承認されたということは、大局的に見て私は非常に御同慶にたえないと考えます。むろん、このことは、つまり外交の本質である、日米……
○山田(久)委員 本日は、過般公表されました米中共同声明、これをめぐってひとつ大臣にお尋ねいたしたいと思うのです。 この米中共同声明は、むろん今後の米中関係さらにはアジアの情勢の推移ということに非常に重要な影響を持っておるものであるということは言うをまちません。それだけにこの共同声明というものを一体どのように評価するか、これは正確に評価されるということが非常に重要であって、やはりこの分析、評価というものは、言うまでもなくきわめて冷静かつ客観的に行なわれなければならぬということは申すまでもございません。そういう意味におきまして、政府も万全の努力を払ってそういうふうにやっておられるのだと思うので……
○山田(久)委員 もう時間もあれですから、ちょっと所感を申し述べて、先生のお考えをひとつお聞きしたいと思うのです。 それは、いま基本的な原則についての認識問題というものを取り上げられたわけですけれども、つまり具体的な外交上の手段、方法の問題として、よく入り口論か出口論かということを言われておるけれども、私はそう簡単に考えていい問題だと思っておらない。第一点。これは先生自身が指摘されましたように、これら取り上げられた問題の中で条約的にいままで日本がとってきた法律的な立場というものがある。これについては、先生自身が御指摘になられたように、つまり国会というものの手続、あるいは憲法上の問題、そういう……
○山田(久)委員長代理 中川嘉美君。
【次の発言】 土橋一吉君。
○山田(久)委員 本日は外務大臣のお時間もあるようで、時間もあまりありませんので、ほんのさわり程度というところで残念でありまするけれども、少しお尋ね申し上げたいと思います。 一つは、いまいろいろ進行しております日中国交正常化の問題でございまするが、むろん国交正常化そのこと自身につきましては、目下自民党においてもその方針には異存がない、こういうことでございます。しかし問題は、どのような条件で国交を一体調整するのかというこの条件の問題、これについてのわがほうの腹案というものが非常に重要なことだろうと考えるのであります。中国側では、すでにいわゆる三原則というようなものを従来示しておったようでござい……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。