枝村要作 衆議院議員
33期国会発言一覧

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枝村要作[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは枝村要作衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院33期)

 期間中、衆議院本会議での発言なし。
枝村要作[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院33期)

枝村要作[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 社会労働委員会 第15号(1973/04/13、33期、日本社会党)

○枝村委員 山口県のの下関市に所在する下関タクシーと防府市に所在する防府タクシーと この二つの会社からそれぞれの該当労働組合に提案されましたいわゆる利益還元方式、この導入をめぐって現在紛争がきわめて深刻化しておるのでありまして、利用者に多大な迷惑をかけておるのです。ところがよく調べてみますと、これはリース制と申しますが、リース制が労働者の諸権利を守る諸法規に照らしてみてもそれに違反の疑いが持たれるという、いわゆる基本的な問題が多分にあるのでありまして、これが次第に明らかにされてまいりましたので、きょうはその問題について質問いたしたいと思います。しかし時間が非常に限られておりますので、詳細にわた……

第71回国会 社会労働委員会 第16号(1973/04/17、33期、日本社会党)

○枝村委員 私は、港湾労働法を改正するほんとうのねらいは一体どこにあるかという点について、ひとつ大臣に対して率直にお伺いいたしたいと思うのです。  私がなぜこのような質問を冒頭においてするかといいますと、大臣の提案理由の説明の中では、近年ますます港湾労働者の雇用の安定にとって好ましくない事態を招いているので、この際、昨年十一月に港湾調整審議会からの建議もあって、これを尊重して、港湾労働対策を一そう強化するためこの法案を提案したいということになっているのであります。ところが、事務当局が出しました「港湾労働法の改正について」という印刷物があるわけなんでありますが、これを見ると、中で示されている改正……

第71回国会 社会労働委員会 第17号(1973/04/24、33期、日本社会党)

○枝村委員 前回の委員会で、大体のいわゆる港湾調整審議会における論議の中心になりましたいろいろな問題について明らかにしたのでありますが、きょうはひとつ冒頭で、一応総まとめという意味で質問を繰り返してみたいと思います。  それで、まず第一に言えるのは、港湾調整審議会で論戦のきっかけとなったのは、毎年登録港湾労働者の定数が減らされていく、これはよくないことであるということから始まったというように理解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 わかりました。  その次に、共同雇用の理念に立った体制の具体化をはかることが必要であるという問題について、その一つとしていわゆる労働者側は、業者協会に登録され……

第71回国会 社会労働委員会 第21号(1973/05/11、33期、日本社会党)

○枝村委員 関連質問です。  厚生大臣にお尋ねします。  昨年末の総選挙を通じて五万円年金という説が急速に唱えられ始めた。このことは私はたいへんいいことだと思うのですけれども、そのいわゆる政治的、経済的背景は一体どこにあったのか、ひとつ端的に大臣の所見をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、結局、田中内閣出現によって社会福祉優先の政策を大胆に取り上げて、そうして選挙ではっきり国民に公約して今日まで来て、この法案提出になった、こういうことはひるがえして言うならば、それまでの佐藤内閣は口では人間優先、福祉優先と言っておったが何もやらなかった、こういうことになるわけなんですが、同……

第71回国会 社会労働委員会 第26号(1973/06/12、33期、日本社会党)

○枝村委員 米田参考人にお伺いいたします。  先ほどの住委員の質問に対してお答えがありましたのですが、建議の段階で、共同雇用の具体的な施策ですか、取り組みについての意見は、根本的に労使の間ではやはり対立しておった、したがって、何とか建議をまとめるためには、その精神を生かすために努力し合おうということで、その意味では満場一致であの建議全体がまとまったと、こういうふうにおっしゃいました。ところが、法改正を見ますと、たとえば先ほど質問がありましたように、労働省のこれに対する、いわゆる精神を生かすというほんとうの取り組みがなされていないような点がたくさん発見されるというような意味から、先生は必ずしもこ……

第71回国会 社会労働委員会 第27号(1973/06/14、33期、日本社会党)

○枝村委員 まず大臣にお伺いいたしますが、さきの委員会で、あなたは前の佐藤内閣とは違った意味で年金制度に取り組んでおるというようなことを言われたのでありますが、まあその国が福祉国家であるかどうかの目安は、その国の年金制度によってはかられるといわれるだけに、田中内閣が真剣に取り組むことをわれわれをはじめとする国民はひとしく望んでおるわけであります。  ところが今回提案された内容は、率直に言って、かけ声だけはたいへん勇ましいのでありますが、実は中身のたいへん乏しいものであるということが、この審議の過程で次第に明らかにされてまいっておりまして、国民は少なからず失望しておると私は思うのです。しかし、そ……

第71回国会 社会労働委員会 第33号(1973/06/25、33期、日本社会党)

○枝村委員 最近の新聞にも出ておったと思うのですけれども、知能障害の子供を守ろうとする親の会が六月十七日に結成されたことを厚生大臣御承知だと思うのです。これは小児てんかんの病気にかかった子供を何とか救済しようとする全国的な運動の展開だと思うのですが、これは私考えるに、つまるところ、赤ちゃん難病に対する強烈な施策、救済を要求する、それと同時に医療福祉行政に対する追及でもあるというように考えるわけであります。生まれる子供の百人に一人は小児てんかんになるといわれておって、全国で十万以上がこの病気におかされていると推定されておるところであります。厚生省はどのような対策を立てているかということについて、……

第71回国会 社会労働委員会 第36号(1973/06/28、33期、日本社会党)

○枝村委員 私は、日本社会党を代表して、内閣提出の厚生年金保険法等の一部を改正する法律案について、意見を述べます。  政府原案並びに自民党修正案について反対します。  いま日本の政治経済は、福祉重点に大きく流れを変えねばならない歴史的必然の段階になってきております。長期にわたる高度経済成長、大企業優先一点ばりの政策が、都市、農村を問わず日本全体をどす黒い社会環境、生活状態に追い込んでいることを、地域住民は身をもっていやというほど思い知らされているのでありますが、その不満と憤りは、押しとどめることのできないエネルギーとなって、政治権力にその政策の転換を求めているわけであります。そればかりではなく……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 社会労働委員会 第10号(1974/03/05、33期、日本社会党)

○枝村委員 私は、春闘の問題について労働大臣に若干お伺いしていきたいと思います。  春闘の第一波の三・一統一ストライキがあのような結果に終わりました。一言でいうならば、きわめて秩序整然として何の不祥事故も起こらずに終わったということでありまして、春闘に結集する労働者だけではありません、これに期待する多くの国民の皆さん方も一様に強い確信をこれによって持ったと思うのでありまして、今後いろいろ予想される行動に対する、いわゆる国民生活を防衛するという春闘の目的達成のために、この第一波はいうならば成功したと言えるのじゃないかというように私は思っておるのであります。  そこで、労働大臣はこの春闘に対して、……

第72回国会 社会労働委員会 第13号(1974/04/02、33期、日本社会党)

○枝村委員 大臣にお伺いじたいのですけれども、有沢研究会が研究結果を報告したのが昨年の十二月の十一日だと思うのです。その直後、雇用保険制度の創設という提言に対して、主としてマスコミあげて、時代の要請に合致したものである、あるいは保険料免除など高齢者に対して手厚くしたものである、こういう歓迎する向きがあったことは私はよく知っておるのです。ところが、日がたつに従って次第にいわゆる評判が悪くなってきておるのは一体どういう理由であるということになるのですか。たとえば最近では全国農業会議所とかあるいは全国農業協同組合中央会、全国森林組合連合会、全国漁業協同組合連合会、こういう団体までがこの法案に強い反対……

第72回国会 社会労働委員会 第18号(1974/04/12、33期、日本社会党)

○枝村委員 政務次官がおいでになっておりますので、あなたに労働大臣の代理としてお伺いいたします。  四十九年度の予算編成期に急に財産形成の政策がマスコミを通じてはなばなしく報道されて、世間一般の注目を浴びてきたわけであります。私どもは当時その報道の内容を見まして、なかなか労働省はやるなという気持ちでおったわけです。しかもこの問題は単に一労働省の問題だけではありませんでして、いわば今日の田中内閣の目玉商品だ、こういうふうに見ておったのです。ですから労働者をはじめ多くの関係者は、報道に関する限りこれに大きな期待を持ったことは事実なんです。ところが実際には、先ほどからの質疑応答の中でも明らかにされた……

第72回国会 社会労働委員会 第23号(1974/05/13、33期、日本社会党)

○枝村委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題になりました雇用保険法案等及び同修正案に対して反対の意見を述べます。  今日まで長い時間をかけて慎重に審議してまいりましたが、その中で明らかにされたことは、当初心配された問題が浮き彫りにされ、わが党が提案した失業保険法の改正案とは大きな隔たりがあることがわかりました。  第一に、本来失業保険は、再就職するまでの期間給付すべきもので、給付日数を制限すべき性格のものではありません。まして、石油危機に便乗した大幅値上げやインフレの激化により、中小企業の倒産等、経済の大きな変動が生じつつあるときに、法改正による給付の切り下げを行なうことは、多くの労働……

第72回国会 社会労働委員会 第24号(1974/05/14、33期、日本社会党)

○枝村委員 労災保険の改正案について質問いたします。  この労災保険制度はその発足当時は労働基準法を下回るような給付もあったのですけれども、四十五年以来、数次の改正で漸次前進して、現在ではILOの百二十一号条約の水準に達する給付水準を確保しているところまできたとまあ労働省はいっておるのであります。確かにこの数字の上ではそういうことがいえるのでありますけれども、しかし内容の給付面ではなお多くの問題が残されておると思うのです。労災保険の審議会でもそのことも指摘しておるのでありますが、特にわが国の社会保障制度が先進諸外国の水準よりあまりよくないだけに、社会保障、国民の福祉の向上が最も緊急な課題として……

第72回国会 社会労働委員会 第25号(1974/05/16、33期、日本社会党)【議会役職】

○枝村委員長代理 山下徳夫君。

第72回国会 社会労働委員会 第27号(1974/05/21、33期、日本社会党)

○枝村委員 同僚の森井委員から新幹線の工事に伴う災害の問題についていろいろ質問がなされたのでありますが、私も昨日上越新幹線をつぶさに調べてまいりました。その内容は大同小異でありまして、同じような問題になると思います。したがいまして、私は質問の時間も十分くらいしかありませんので、総括的に取りまとめていきたいと思います。ですから、一方的な私の質問ということになっていきますから、御了承願いたいと思います。  上越新幹線工事が開始されてからあまり間がないのです。それにもかかわらず四十九年三月三十一日現在で死亡が九名、それから休業八日以上の重傷百四十名、こういう労働災害が出ておるのです。山陽新幹線工事に……

第72回国会 社会労働委員会 第29号(1974/05/23、33期、日本社会党)

○枝村委員 私は、自由民主党、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党及び民社党を代表いたしまして、本動議について御説明を申し上げます。  案文を朗読して説明にかえさせていただきます。    結核予防法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議   政府は、結核対策推進のため、次の事項について格段の努力を払うべきである。  一 各地域における一般住民、とりわけ多発地域の住民、老人層及び零細企業従業員に対する定期検診の受診率の向上を図り、併せて患者家族等の定期外検診を強化、拡充すること。  一 幼少年層の結核発生の予防のため、その合理的な方策を更に検討すること。  一 国立療養所等の病床を整備、活……


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第73回国会(1974/07/24〜1974/07/31)

第73回国会 社会労働委員会 第2号(1974/09/10、33期、日本社会党)

○枝村委員 いまから労働災害問題について質問しますが、時間が限られておりますので、なるべく簡潔に答弁してください。  近年建設業に働く労働者の災害が多発化の傾向を非常に示しつつあるのでありまして、労働者の生命と生活が破壊されるというこの悲惨な状態を調査するために、私どもは、特にひどいとされている山陽新幹線と上越新幹線のトンネル工事現場を視察いたしました。それは去る五月十二日と十三日、それと二十日と二十一日にそれぞれ行なったのであります。そうしてそれに基づいて、五月二十一日の当委員会で、関係当局の責任追及と質疑を取りかわしたところであります。  そのとき明らかにされましたことは、まず第一に、長時……

第73回国会 社会労働委員会 第5号(1974/10/30、33期、日本社会党)

○枝村委員 私は、大腿四頭筋短縮症の問題について初めに質問してまいりたいと思います。  この病気の存在はすでに昭和二十一年ごろから学会の一部で指摘されてきておるのでありますが、また、昭和大学の付属病院や国立の小児病健でも、七年から八年前から数十回の手術例があると伝えられておるわけであります。この大腿四頭筋短縮症は、大腿部の筋肉のうち中間広筋、大腿直筋、内側広筋、外側広筋の四頭筋の一つあるいは複数が、注射、外傷、感染などによって筋肉特有の弾力性とか伸縮性や成長が阻害される、こういう症状を起こすわけでありますが、こういう病気に関する情報を厚生省が行政的にキャッチしたのはいつごろであるか、これをまず……


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第74回国会(1974/12/09〜1974/12/25)

第74回国会 社会労働委員会 第1号(1974/12/19、33期、日本社会党)

○枝村委員 私は雇用保険法の問題について質問をかわしたいと思います。  ここに提案されました雇用保険法案は、さきの第七十二回国会で十分に本委員会では審議を尽くしたのでありますけれども、結局は廃案になったのであります。その廃案になったそのものが、内容を変えずにそのまま提出されております。したがって、本来ならば、このままの状態で審査をしたり、あるいは成立させられるはずがないというのが一般的な常識であろうと思うのです。しかも今回のきわめて短期間な臨時国会でありますだけに、なおさらそのことはいえるのではないかと思います。それにもかかわらず、政府はこの法案を成立させることに、われわれから見ますと異常な力……

第74回国会 社会労働委員会 第2号(1974/12/20、33期、日本社会党)

○枝村委員 ただいま議題となっております雇用保険法案及び同法案に対する修正案並びに雇用保険法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案につきまして、私は日本社会党を代表いたしまして簡単な意見を述べます。  雇用保険法案に対する日本共産党・革新共同提案にかかる修正案に反対、自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党共同提案にかかる修正案に賛成、同修正案の修正部分を除く原案に反対、雇用保険法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案に反対いたします。  さきの第七十二国会でも明らかにいたしましたように、この雇用保険法案は、今日のインフレ、不況という深刻な社会経済情勢のもとで、雇用・失業不安を解消する……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 社会労働委員会 第2号(1975/02/10、33期、日本社会党)

○枝村委員 昨年の暮れに開かれました七十四回の臨時国会で雇用保険法を審議した際に、私は長谷川労働大臣に対して、あなたはいままでにない理解のある人だと評価されているらしいから、しっかり取り組んでほしいという要望をしたことがあるのです。きょうは、そういう人であるということを前提として心にとめながら質問していくわけでありますが、現在の諸情勢に対応する大臣の基本的な考え方、姿勢をまず最初にただしてみたいと思うのです。  あなたは田中内閣の労働大臣から、少しお休みにはなりましたけれども、引き続いて三木内閣に就任されました。そのことについて大方の見方、推察は、困難な労働情勢を切り抜けるのはあなたしかない、……

第75回国会 社会労働委員会 第4号(1975/02/25、33期、日本社会党)

○枝村委員 吉田委員から総論的な質問がありましたので、私は具体的な事項について質問していきたいと思いますが、その前に、吉田委員から指摘されました審議会軽視という問題について若干補足的な質問をしていきたいと思います。  労働大臣は、その答えとして、答申を最大に尊重しておって、そのためにいままで努力してきた、こういうふうにおっしゃいました。確かに努力をしないとは私は言いませんけれども、評判は――余りしてないということになっておる。  それと、審議会に対するいままでとってきた労働省の態度、これは官僚どもがやったのか知りませんけれども、けしからぬという一言に尽きると私は思っております。審議会の方々もそ……

第75回国会 社会労働委員会 第6号(1975/03/14、33期、日本社会党)

○枝村委員 前回に引き続いて質問を行いたいと思います。  最初に転貸融資についてお伺いしてみたいと思うのですが、これは貯蓄残高が五十万以上の者に残高の二倍までを雇用促進事業団の発行する債券利率で貸し付けるというようになっておるのでありますが、現在、その有資格者がどの程度いると見ているのか、お伺いいたします。
【次の発言】 実際に今日のようなこういう不況の世の中になっておるのですから、しかも、いままでに家を持っておる人、取得しておる人たちがその償還に大変困っておることはもう御承知のとおりであります。ですから、そういう状況とにらみ合わせてみまして、今後これの貸し付けを受ける者がどの程度になるであろ……

第75回国会 社会労働委員会 第8号(1975/03/19、33期、日本社会党)

○枝村委員 政府関係の特殊法人労働組合協議会、通称政労協というのですが、これに結集する三万五千人の労働者が、その総意に基づいた賃金引き上げなどの統一要求を、三月二十日の期限つきの回答を使用者側に求めていることは、関係当局それぞれ御承知のとおりだと思うのです。しかし、この労使の関係と政府の対応がこれまでのようなそのままの状態であったとしたら、この要求に基づく交渉が正常に行われることは望めないというのが今日の見通しであると思うのです。むしろ紛争は長期化し、多発することが予想されるのであります。そうすれば、この間国民へのサービスは怠りがちになってきて、大変に迷惑がかかることになる。このような事態はど……

第75回国会 社会労働委員会 第11号(1975/03/26、33期、日本社会党)

○枝村委員 関連質問を行います。  これは委員長に対して提案いたすわけでありますが、最低賃金制度の抜本的改正のため、全国一律最低賃金の実施の可否を含め、国会内で専門的立場から検討を進める、たとえば小委員会を設けて行うとか、あるいは理事会などでフリートーキングをするなどしていただき、そして可及的速やかに一定の結論を得るよう努力されたい、こういう提案であります。  委員長のこれに対する見解をお伺いいたしたいのであります。

第75回国会 社会労働委員会 第14号(1975/04/23、33期、日本社会党)

○枝村委員 三月の二十六日の当委員会におきまして、わが方の田邊委員が年金問題について質問いたしました。厚生大臣はやや前向きの答弁をしておるのでありますが、私はいままでの政府答弁を総括的に判断をして次のようなことについて質問をいたしますので、厚生大臣はさらに発展的な所信、決意を述べていただくように期待をいたします。  その第一は、年金制度については、国民的な要望にこたえて抜本的な改善策を講ずることに対する用意があるかどうかをお伺いいたします。
【次の発言】 その際には、年金水準の引き上げについてどのように対処するのか考え方を明らかにしていただきたい。

第75回国会 社会労働委員会 第15号(1975/04/24、33期、日本社会党)

○枝村委員 時間が限られておりますので、私は主として森滝さんにお伺いしたいと思いますが、時間があれば他の参考人の方にも聞きたいと思います。  先ほど萩原委員から質問がありました保健手当の問題についてでありますが、これは今度の法改正で、爆心地から二キロメートルの区域内で被爆した者に対して、健康管理を図るためということで支給されるわけでありますけれども、先生もお答えになりましたけれども、特にこういう二キロという範囲で区切られると、被爆者を分断差別するのではないかというような意見が非常に多く出されておるのでありますが、これらの点についてどうお考えになりますか、お伺いいたします。

第75回国会 社会労働委員会 第17号(1975/05/27、33期、日本社会党)

○枝村委員 けさの一部の新聞にも載っておりました、七五春闘の処分の問題について、とりわけ国鉄がこの月の月末に発表するという記事であります。その内容もある程度明らかにしたものでありまして、これは国鉄当局がそういうことを提供したかどうかそれはわかりません。これは後からただしてみたいと思いますけれども、いずれにしても、そういう処分問題を中心にきわめて緊迫した時期に来たと私は思います、そういう意味で、きょうは三公社の当局に来ていただいておりますのですが、実はそれらを中心としていまから質問していきますが、最初に労使の関係についてお伺いしていってみたいと思います。  そこで、専売公社に一番先に聞きますが、……

第75回国会 社会労働委員会 第22号(1975/06/17、33期、日本社会党)

○枝村委員 私は関連質問をいたしたいと思います。  その前に一言申し上げておきたいのですが、本委員会は御案内のように全国一律最賃制を含めた最賃制をめぐる諸問題を審査しておるところでありますが、全国一律最賃制については、先ほどからお話がありましたように、四野党の共同提案が三月二十五日に出されて、提案理由の説明がありました。ですから当然のように、きょうの委員会では四野党の提案が議題として取り上げられて審査するのが理にかなったやり方なんですけれども、残念ながら与野党の間で一致しません。ですから、本来ならば多賀谷委員は提案者ですから答弁席に座って、そして私の質問に答えるべきであったと思うのですが、いま……

第75回国会 社会労働委員会 第24号(1975/06/26、33期、日本社会党)

○枝村委員 参考人の方々にはお忙しいところ出席していただきまして大変御苦労さまでございます。  私は佐野参考人にお伺いいたしたいと思いますが、ことしの二月二十二日の衆議院予算委員会の集中審議で、当時の森谷会長が参考人として意見を述べました。その後どういう理由か知りませんけれども、会長をおやめになりました。真偽のほどは不明でございますが、うわさによりますと、予算委員会における発言が原因で辞任せざるを得なくなった、こういうこと、それからまた歯科医師会の医師の圧力があったからやめなくてはならないようになった、こういうふうな取りざたがされておるのでありますが、一体どういう理由でやめたのか、その真相をお……

第75回国会 社会労働委員会 第25号(1975/07/01、33期、日本社会党)

○枝村委員 私は、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党及び民社党の四党を代表いたしまして、失対事業の問題について質問をいたします。  昭和四十八年暮れのオイルショック以降、わが国の経済は低迷を続けておりまして、昭和四十九年度の経済成長率は、ついにマイナス〇・六と大幅な落ち込みを示しております。このような経済情勢を反映して、雇用・失業情勢も本年三月には完全失業者数百十二万人、有効求人倍率〇・七一と、ここ十数年来最悪の事態に至っておるのであります。四月には九十八万人、〇・七三と若干の改善の兆しは見られるものの、最近の景気の冷え込みなどから見ると、今後の雇用・失業情勢はきわめて厳しいものであると……


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 社会労働委員会 第3号(1975/11/18、33期、日本社会党)

○枝村委員 私は、三公社五現業の労働基本権問題について、いまから質問いたしたいと思います。  この問題につきましては、連日のように新聞、放送などマスコミの報道がきわめて盛んに展開されておりまして、国民の関心もきわめて大きくなりつつあると思います。そしてまた一方では、労使双方の、あるいは政府、各党の動きも活発になり、真剣味を帯びてきておるのでございますが、いわば大詰めに近づいたというような緊迫感を伴っておるというように思っております。  そこでこの際、私は、政府の一定の方針を明らかにしていただくことが、時期的に見てもきわめて適切であると考えるからお伺いするわけでありますが、初めに、去る六月三日の……

第76回国会 社会労働委員会 第5号(1975/12/05、33期、日本社会党)

○枝村委員 関連質問をいたしますが、三公社五現業等のスト権については、経営形態を民営にしなければ認められないというような意見があります。専門懇の意見書もそのような考え方に立って出されておるというふうに思いますが、私、これは全く誤っているというように思っております。この点については、わが党が十一月二十一日に、このような意見書は先進資本主義国の実情と比較してみるときわめて時代に逆行する意見である、こういう見解をすでに明らかにしておるのでありますが、これは総理ごらんになりましたか。――ごらんになっておらないとすれば、ひとつ十分見てから参考にし、検討してもらいたいと思いますが、先ほど田邊委員も言いまし……

第76回国会 社会労働委員会 第7号(1975/12/16、33期、日本社会党)

○枝村委員 けさほどから、野党の各委員から雇用問題についていろいろな観点から質問がありました。政府もそれに対してお答えをされたのでありますが、大方のそれぞれの認識は私はつかめたと思います。  現状の認識をかいつまんで言うならば、景気停滞の長期化に伴って完全失業者は百万人を突破している。これから冬場にかけてますます増加が見込まれる。一方、求人倍率は十月で〇・五三倍と低下して、求職者のうち二人に一人しか求人はないというほど雇用・失業情勢は極度に悪化しておるということであります。失業者、求職者はもちろん、現に働いておる人々といえどもあすは解雇されるのではなかろうかという大きな不安を抱えているのが実情……


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 社会労働委員会 第2号(1976/03/02、33期、日本社会党)

○枝村委員 前回の委員会で労働大臣が所信表明を行われましたので、これに対していまから若干の質問をしてみたいと思います。  大臣は、五つの事項について当面の重要課題とし、労働情勢に取り組むとの所信を述べられたのであります。その第一は、総合的な雇用対策の推進であります。それから第二は、労働災害対策と労働者保護対策の推進。第三は、経済社会の変化に即応する新しい労使関係の形成ということであります。第四は、勤労婦人を中心とする婦人の地位向上対策、勤労青少年福祉対策の推進。最後の第五に、労働外交の積極的な展開、こういうことであったと思います。  そこで、私は、この中の二、三の点についてお伺いしたいと思いま……

第77回国会 社会労働委員会 第5号(1976/05/10、33期、日本社会党)

○枝村委員 今回の法改正の内容を見ますと、まず第一に制度の目的の改正が挙げられております。それで次に給付内容の改正、労働福祉事業の拡大、メリット制の拡充が提案されておるのであります。確かに、給付部分の引き上げ、スライド制の改善など、幾つかの前向きの部分もあります。しかし、中には反面、幾つかの不安と疑惑を持たれるような部分もあるわけです。したがって、この際、これらの点につきましてひとつ正確に解明していただく、明快な答弁をしていただく、そして労働者や労災の被災者の不安などを除去いたしまして、近い将来、本法目的が完全にかなえられるよう法律内容を前進させる、その基礎をつくり上げていただかねばならぬ、こ……

第77回国会 社会労働委員会 第6号(1976/05/11、33期、日本社会党)

○枝村委員 いままでの各委員の質問の中で最も重要な部分の一つであります、未払い賃金の立替払事業の施行日と遡及適用について明確な答弁がなされておりませんので、最後に労働大臣にその点についてお伺いしていきたいと思います。  未払い賃金の立替払事業については、倒産した企業の労働者の未払い賃金を救済するという制度の趣旨からいたしましても、法律案の成立後できるだけ速やかに実施すべきであると考えるのでありますが、いかがでございますか。
【次の発言】 実施の準備に時間を要するなど、事務的な事情はよくわかるわけでありますが、倒産の実情、未払い賃金の実情から見て、勇断をふるって実施時期の繰り上げを図るべきだと思……

第77回国会 社会労働委員会 第10号(1976/05/17、33期、日本社会党)

○枝村委員 私は、国民健康保険に対する助成の問題について一点だけ質問しておきたいと思います。  この国民健康保険組合に対する助成については、臨調などによって年々増額の措置がとられているところであります。特に昭和四十五年日雇健保の擬制適用の廃止によりまして設立された新設国保組合については、定率補助も含めて四〇%を超える補助率にいまなっております。臨時的補助もここまで参りますと、単なる臨時的なものではなくなっておりまして、恒常的な性格を持っておるようにわれわれは見るのであります。定率補助を二五%に据え置きにしておくのは、このような実態と矛盾をしてきているのではないかと思いますので、そのため法改正に……


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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 運輸委員会社会労働委員会農林水産委員会物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1973/06/06、33期、日本社会党)

○枝村委員 私の質問は、国鉄再建財政に基づく営業近代化をすることによって労使の関係は一体どうなっておるのか、いまから先、どうしようとしておるのかというような問題を中心に進めていきたいと思います。  総裁にお聞きしたいのですが、あなたは常日ごろから、国鉄再建については、国鉄の全職員はその立場のいかんにかかわらず真剣にこれは考えておる、したがって、自分、いわゆる総裁の考えておることは必ず理解してもらえるものだ、こういうように信ずるということをよく言われておるそうでありますが、いまもその気持ちについてお変わりはないのでしょうか。
【次の発言】 ただそれが精神的な自分の気持ちの表明とか訓話ということで……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

枝村要作[衆]在籍期 : 31期-|33期|-34期-35期-36期
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【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。