このページでは瀬野栄次郎衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○瀬野栄次郎君 私は、公明党を代表して、ただいま報告のありました昭和四十七年度農業の動向に関する年次報告並びに昭和四十八年度において講じようとする農業施策、いわゆる農業白書について、田中総理並びに関係各大臣に対し質問を行なうものであります。(拍手) このたび提出されました第十二回目の農業白書は、政府みずからが農基法農政の失敗をほぼ全面的に認めざるを得ないことを如実に物語っております。さらに、今回の白書は、全体的に農業の現状と問題点を提起したにすぎず、その問題解決への具体的な方途は何ら述べられていないという、まさに反省白書そのものから一歩も出ないものであるといわざるを得ません。 よって、私は……
○瀬野栄次郎君 私は、水銀、PCB等による総汚染について、田中総理並びに関係大臣に対し、今後の対策について、公明党を代表し緊急質問をいたします。 地球的規模で環境汚染が進む中で、人類が体験した最も悲惨な産業公害の犠牲者である水俣病が、水俣湾、阿賀野川にとどまらず、ついに熊本大学研究班によって、有明海沿岸における第三の水俣病の発見となり、さらに第四、第五の水俣病と目される患者が、大牟田、瀬戸内海の徳山、さらに熊本県不知火海沿岸地域からの県外移住者の中からも続々発見されるなど、全国的な広がりを見せておるのでございます。 加えて、PCBによる海域、魚介類、土壌等の深刻な総汚染の実態があらためて浮……
○瀬野栄次郎君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました大蔵大臣大平正芳君に対する不信任案に対し、提案者に御意見を率直に承りたいと思うのであります。 質問の第一は、不況対策の中心となるべき補正予算案の国会提出をおくらせながら、第七十五国会で廃案となった酒、たばこの両値上げ法案をおくめんもなく再提出し、しかも、大蔵委員会において、単独強行採決に訴えても、値上げを強行しようとする国民生活無視の大蔵大臣の責任についてであります。 今日のわが国の経済は、政府・自民党の政策の失敗から、不況対策はますます深刻化する一方であります。この不況の結果、失業者は激増し、本年三月には百十二万人を……
○瀬野委員 参考人の皆さんにはたいへん長時間お疲れのところ御苦労ですが、もうしばらくでございますので、よろしくお願いしたいと思います。また坂本フジエさん、患者を代表しておいででたいへん御苦労でございますが、よろしくひとつお願いしたいと思っております。 公害の原点といわれ、しかも世界史上初めてといわれるような今回の水俣の被害でございます。先般来たびたび私も現地へ参りましていろいろ現地の皆さん方にお世話になってまいりましたが、三月二十日裁判がおろされて判決が出まして今日に至っておりますが、今回の水俣病を見ますと、何と申しましても患者の皆さん方が一万人以上という数の多いことから、熊本県、鹿児島県、……
○瀬野委員 石炭対策について、通商産業大臣並びに労働大臣の所信表明に対する質問を行ないます。 まず最初に、所信表明の中に「政府におきましては、一昨年来石炭鉱業審議会の場において、今後の石炭対策のあり方につきまして、審議を重ねてきたところでありますが、昨年六月にその成果が同審議会の答申として政府に提出されております。政府といたしましては、この答申の趣旨を尊重し、昭和四十八年度から昭和五十一年度までを対策期間とする新しい長期的石炭対策を推進する所存であり、昨年七月にはその旨の閣議決定を行なったところであります。」こういうように、五項目にわたって述べられております。本日は、時間の制約もあるので、特……
○瀬野委員 石炭鉱業合理化臨時措置法等の一部を改正する法律案について政府に質問いたします。 政府は、新たに石炭合理化事業団の業務として、経営改善資金、いわゆる運転資金の貸し付けを行なうこととしておりますが、その運用について、貸し付け事由が非常に限られており、さらに貸し付け期間も三ないし六カ月ということで、現状は、石炭の取引減、特に電力用炭の急速な減少による異常貯炭増加、あるいは貯炭引き当て借り入れ金の返済が企業の資金を圧迫しているような現状でございます。 そこで、先日来審議が続けられてきたところでありますけれども、さらに私は若干の質問を政府にいたすわけでありますが、委員会が連日競合しており……
○瀬野委員 三菱大夕張炭砿問題並びに常磐炭砿の坑内火災について通産大臣にお伺いいたしたいと思います。
大夕張炭鉱について先ほど大臣は、閉山のやむなきに至った、今後は民生安定等の施策を行なう、こういうふうに言われたわけですけれども、私はことばじりをとらえるわけじゃありませんが、現時点においては、先ほど局長はヒヤリングをして検討しておるところである、こういうふうに答弁しておられるのですけれども、すでに現時点で政府は閉山、こういうふうにきめておられるのか、その点をまず最初に大臣から再度見解を明らかにしていただきたい、かように思います。
【次の発言】 まだ現時点では存廃問題についてははっきりと政府は……
○瀬野委員 農林大臣に大豆、飼料、ミカンの問題等当面緊急な問題について質問を申し上げます。時間の制約もありますので、柱だけはしょって質問いたしますので、ひとつ御答弁は簡潔にお願いしたいと思います。 まず、大豆の問題でありますが、わが国の大豆市況は、本年の一月下旬に入りましてにわかに急騰したわけでございます。一俵当たり五千円弱が半月の間に三倍の一万五千円になったわけでございまして、とうふ、みそ、しょうゆ、納豆の高騰にもつながり、国民生活に影響すること甚大でありまして、たいへんな社会問題になっていることはもう周知の事実であります。ことに零細なとうふ製造業者等にとっては死活問題であるということで、……
○瀬野委員 林野庁長官に対し、木材価格の急騰に対する対応方針、並びに国が行なう民有林野の分収造林等に関する制度的措置に関連して質問いたしたいと思うのです。 本日は時間の制約がございますので、森林の基本であるところの地域施業計画及び地域森林計画については、来たる三月六日、農林大臣に質問をいたすことにいたしておりますので、当面の若干の問題についてきょうはお伺いをいたしたい、かように思うわけでございます。 まず最初に、政務次官にお伺いいたしますが、今回の木材価格の急騰の原因、これはいろいろいわれておりますけれども、政務次官はどのような原因で木材価格が急騰したと思われるか、簡潔にひとつお答えをいた……
○瀬野委員 去る二月二十二日、昭和四十八年度農林関係予算の説明と農林大臣の所信表明があったわけでございます。当委員会は、本日は農林大臣の所信表明に対する質問ということでございますので、限られた時間の中で、特に私は農業、林業、漁業に対して基本的な問題をとらえ、細部については次回委員会等でまた論議をすることにいたしまして、農林大臣に見解を承りたい、かように思います。 まず最初に、農林大臣の予算説明の中で、「第一に、高能率農業の展開に関する予算について申し上げます。 わが国経済の発展とその急速な国際化の進展に対応して、国民経済の一部門としての農業の均衡ある発展をはかるためには、その体質改善を急速……
○瀬野委員 漁港法第十七条第三項の規定に基づき、漁港整備計画の変更について承認を求めるの件について当局に質問をいたします。 この計画の中で「前項の計画方針に基づき、昭和四十八年度以降五年間に四百二十港の漁港について、それぞれの漁港に適応した外郭施設、係留施設、水域施設、輸送施設および漁港施設用地等を整備する。」こういうふうに五つのことが述べられておりますが、あとあとのために確認する意味でも、この「外郭施設」とは具体的にはどういうことを対象に考えて計画されておるのか。同じ理由で「係留施設、水域施設、輸送施設および漁港施設用地」これを分けてひとつ明確に最初にお答えをいただきたいと思います。
○瀬野委員 昭和四十八年度の乳価、豚肉価格の問題について農林省当局に質問いたします。 三月二十六日に虎の門久保講堂において全国農協代表者大会が行なわれまして、乳価、豚肉価格要求がなされたわけでございます。私も当日、党を代表してごあいさつを申し上げてきたわけでございますが、この大会は例年にない活気に満ちた、また北海道、熊本、九州の酪農地帯から多頭飼育をやっている方、また農協の代表の方というように、すごい熱気のこもった大会でございまして、各党からもそれぞれごあいさつがあったわけでございます。 きのう、きょうにわたっていろいろ質疑がありまして、ほとんど問題の焦点がしぼられて質疑がされておりますが……
○瀬野委員 昭和四十四年に閣議決定された新全国総合開発計画において広域農業総合開発計画が指定されておるのは、御承知のとおりです。北海道の根室、熊本県、大分県にまたがる阿蘇・久住・飯田高原、岩手県の北上、福島県の阿武隈等でございますが、このことについては、一昨年、また昨年においても、予算委員会等で私これが推進について当局の見解をただしてきたところでございますけれども、この大規模畜産基地建設事業ともいうべき広域農業総合開発についていろいろお尋ねをしたい、かように思うわけでございます。 そこで、まず最初に、肉資源の枯渇しておる現在、その増産が叫ばれておるときでございますが、この計画が現在どういうふ……
○瀬野委員 乳価の保証価格について農林大臣にお伺いいたします。 三月の二十七日、二十八日、二十九日と三日間にわたって、当農林委員会で私も当局をはじめ大臣に前後七回にわたって乳価の保証価格について質問をしてきたところであります。特に三月二十九日は夜の十時近くまで審議をいたして、大臣にも出席を求めて再三論議をしたところでありますが、その中で大臣は、答申に期待している、また答申を尊重しながら私として努力しなければならない点が残っている、さらによく検討して、まだ努力が残っているので期待にこたえるというような答弁をしばしば行なわれたわけでございます。その節、私は多分にこれは政治加算を意味するのではない……
○瀬野委員 食糧問題について農林省当局に質問をいたします。 特に本日は、モチ米の未検査米の大手商社による買い占めの問題を中心に質問をいたすわけでありますが、いま茨城、福島両県警本部において、昨四日丸紅東京本社を食管法違反の容疑で今週中にも一強制捜査に踏み切る方針をきめております。強制捜査に踏み切るということは、今回が初めてのケースでございます。去る三月二十三日、食糧庁が未検査のモチ米、やみ米、計八百十五トンを扱った悪質な業者として警察に告発したわけでありますが、その中で八件、六業者のほとんどが大手である丸紅に関係している。しかも丸紅が中小業者を間に立てて、やみ米を買い占めておるという事実であ……
○瀬野委員 日ソ漁業交渉等に基づく問題並びにスケソウダラの問題等について、水産庁当局に質問をいたします。 今年のサケ・マス、ニシンの漁獲量をきめるところの第十七回、日ソ漁業交渉が東京で開かれ、またカニ、ツブの漁獲量をきめる政府間交渉がモスクワでそれぞれ三月一日から開かれたわけでございます。御承知のように、日ソ漁業交渉は昭和三十二年第一回交渉以来、ソ連側が漁獲量の規制と休漁区の拡大によりわが国を北洋漁場から締め出そうというようなことで、資源の悪化を強調して今日きびしい規制等を迫ってきております。本年は日本も一昨年の水準並みでということで交渉に入ったわけでありますが、国民の重要な動物たん白源であ……
○瀬野委員 飼料や米穀等の売り渡し価格についての時限立法が間もなく提出されるということで、かねがねから畜産農家をはじめ各団体等も強い要求をしておったわけでありますが、この立法の前に農林大臣に若干の質問をしておきたいというように思うわけです。 もちろん今回の立法措置は四月―六月の時限立法ということになっておりますが、先ほどから説明がございましたように、今回昭和四十五年以前の産米すなわち古々米に対する四十万トンの払い下げ、政府操作飼料として麦等二十万一千トンの払い下げということでございますが、当初農業団体やわれわれが古々米五十万トン、政府操作飼料二十五万トンを払い下げてほしいということで強く要求……
○瀬野委員 農業協同組合法の一部を改正する法律案、農林中央金庫法の一部を改正する法律案、農業近代化資金助成法及び農業信用保証保険法の 一部を改正する法律案、農林水産業協同組合貯金保険法案、いわゆる金融四法について農林大臣並びに当局に質問をいたします。 まず最初に、農業協同組合法の一部を改正する法律案から逐次質問してまいりたいと思います。 金融機能の拡充ということでございますが、今回の改正によりまして、単協に対しては手形の割引、債務保証、内国為替取引、有価証券の払い込み金の受け入れ等、さらに農林中央金庫、信農連等の業務代理といったような新たな能力が付与されておるわけでございますが、事業能力……
○瀬野委員 農林大臣が参議院の農林水産委員会に出席されて、当委員会で議員立法しました古々米四十万トン及び政府操作飼料の二十万一千トンの審議に入っておられるということでございますので、中尾政務次官に主として緊急な問題として次のようなことを質問いたしたい、かように思います。本日は、私いろいろ質問通告をしておりましたが、けさほど通告しました問題からまず当局のお考えをただしていきたい、こういうように思います。 きのう実は金融四法の審議をいたしまして、その中で、農業協合組合法の一部を改正する法律案の中でレンタル制の問題等をいろいろ一時間近く論議したわけでありますが、その中で今後の土地の買い占め、乱開発……
○瀬野委員 農林中央金庫法の一部を改正する法律案等いわゆる金融四法について、本日は参考人においでいただきまして、貴重な意見開陳をいただきました。私も若干の点を各参考人にお尋ねいたしたいと思います。
まず農林中央金庫法の関係で片柳参考人にお伺いいたしますが、今回の改正にあたりましては、五十年ぶりの改正でありますが、中金としてはどういう性格をもって今後対処されるのか。われわれも十分承知しておりますけれども、この機会に、冒頭あらためて意思の表明をお願いしたいと思います。時間の関係で簡潔にお願いします。
【次の発言】 片柳参考人にさらにお伺いしますが、農林中央金庫が五十年の存立期間を満了して再出発す……
○瀬野委員 農林大臣並びに林野庁当局に対して、去る四月十九日当委員会で私が追及いたしました田中総理の発言問題並びにマツクイムシ防除対策等について質問をいたします。 農林大臣にまず最初にお伺いいたしますが、本日も物価問題等に関する特別委員会が開かれて、生活関連物資の買占め及び売惜しみに対する緊急措置に関する法律案が審議されております。御承知のように、商品投機、土地暴騰が非常に問題になって、当委員会でも過日連合審査を開くと同時に、たびたび委員会で明らかにしてきたところでございますが、去る四月十九日、当委員会で私がお尋ね申し上げました田中総理の発言に対して農林大臣に伺うわけでありますが、去る十六日……
○瀬野委員 農業協同組合法の一部を改正する法律案並びに農林中央金庫法の一部を改正する法律案について、農林大臣にお伺いいたします。 この両法案については、私は去る四月十八日に当委員会で二時間余にわたって質疑をいたしたところでございますが、その中で特に問題となった点について総括的に質問をいたしたいと思うのであります。以下の御質問は将来必ず問題点となると考えられますので、ひとつ明快にお答えをいただきたいということを、最初にお願いをするわけでございます。 農業協同組合法の一部を改正する法律案のほうでございますが、この中の第十条の九の一として「地方公共団体又は地方公共団体が主たる構成員若しくは出資者……
○瀬野委員 オレンジ、果汁の自由化問題について、農林省当局に質問いたします。 日米通商協議が御承知のように事務レベルで五月七日からワシントンで開かれております。日米経済戦争がますますエスカレートしてまいりまして、今回の協議では、米国側が農産物など、特にオレンジ、果汁、牛肉について強力な自由化を迫ってくる、こういうふうにいわれて、関係農民はたいへん危惧をいたしておるところであります。来たる五月十六日には、東京の北の丸公園の日本武道館で、オレンジ、果汁自由化阻止全国生産者大会が二万人を結集して日園連主催のもとに開かれるということで、早くもこの自由化に対して阻止運動が展開されておるところでございま……
○瀬野委員 開拓融資保証法の廃止に関する法律案について、農林大臣並びに農林省当局に質問いたします。 戦後、緊急開拓事業の実施以来、開拓者に対して特別の施策を政府は講じてきたところでありますが、四十七年度に開拓農協の実態調査、保証制度運営実態調査等を行なった上で、四十七年十月、開拓融資保証制度を農業信用保証保険制度へ統合することとし、その案を開拓者団体に農林省は指示されたわけでございます。 一方、開拓者団体のほうは、従来から開拓融資保証制度の存続強化を組織決定してきたところでありますが、ついに涙をのみながら、やむを得ないということで、今回農林省案に対し要望事項を付してこれを受け入れるという態……
○瀬野委員 開拓融資保証法の廃止に関する法律案について、本日参考人に御足労いただきましたので、若干の点をお尋ねしたいと思います。 本法案は、御承知のように、開拓融資保証制度を農林信用保証保険制度に統合するための承継契約の締結、その他手続の方法等について規定しているものでありますが、御承知のように、戦後、マッカーサー指令等によって、失業対策また食糧増産ということで、希望によって開拓者が入植し、国民の食糧供給に大きな力を尽くして、今日まで二十数年間努力をされたことに対しては、私たちも敬意を表しております。したがって、国の責任において行なった開拓行政を、最後もりっぱに国の行政によって総仕上げしてい……
○瀬野委員 水俣病対策並びに第三水俣病等につきまして、環境庁をはじめ関係各省庁に質問いたします。 水俣、新潟に続きまして有明海に第三の水俣病が発生していたという報告が、去る五月二十二日、熊本大学第二次水俣病研究班班長武内忠男医学部教授から熊本県の沢田知事に提出されまして、世間は驚いてこれを受けとめたわけであります。この報告は、同研究班が熊本県の委託を受けて四十六年から二年がかりで行なった「十年後の水俣病に関する疫学的、臨床医学的ならびに病理学的研究」の最終報告となっておるわけでありますが、事実、私たちも、まさかと思ったことが報道されましてショックを受けたわけであります。その間の経緯はテレビ、……
○瀬野委員 漁船損害補償法の一部を改正する法律案、漁船積荷保険臨時措置法案、水産業協同組合法の一部を改正する法律案、いわゆる水産三法並びに当面問題になっております水俣病並びに第三水俣病について、農林大臣はじめ環境庁と各関係省庁にお伺いをいたします。 去る五月二十二日、武内教授の報告によって、熊木県は第三水俣病の発生によって一大ショックを受け、われわれもたいへんな驚きを持ってこれを迎えたわけであります。 そこで、わが党としては直ちに五月二十三日、三木環境庁長官に、汚染源の調査、安全基準、健康調査、漁業補償、さらには汚泥処理など七項目の申し入れを行ない、そのほとんどを早急に実施すると環境庁長官……
○瀬野委員 麦価問題について農林省当局に質問いたします。 四十八年産麦の政府買い入れ価格、政府の標準売り渡し価格をきめる米価審議会が来たる十九日、午前十時から農林省三番町分庁舎で開かれることになったわけでありますが、農林省の諮問案作成にあたり、抜本的な解決策を十分に検討し、対策を織り込んでいただきたいのであります。 中尾政務次官に最初にお尋ねいたしますが、麦作はまさにここ一番という重大なところに来ていることは十分承知だと思いますが、本年の麦価大幅決定いかんにかかっている、私はこういうふうに言っているのであります。すなわち、政府が四十八年秋まきに力を入れるかいなかによって百万トンへの回復もこ……
○瀬野委員 世界の穀物不足と日本の食糧問題、並びにオレンジ、果汁等の自由化問題と、チルド、冷凍果汁工場問題、さらには全農関係の指導監督問題等について農林当局に質問いたします。 まず最初に、世界の穀物不足と日本の食糧問題についてお尋ねするわけでありますが、これは来たる六月二十七日田中総理に当委員会に出席を求めて、土地、米対策、自由化問題について総理の見解をただすわけでございますので、その前提として当局に若干の問題について見解を承りたい、かように思います。 御承知のように、干ばつ、冷夏暖冬、洪水など、世界的な異常気象がにわかに食糧不足ということで表面化してきております。穀物輸出国であるところの……
○瀬野委員 橘参考人、長畑参考人、比嘉参考人には忙しいところ本法の審議にあたっておいでいただきまして、冒頭感謝申し上げます。 本法の審議にあたっていろいろ参考にしたいので、要点をはしょってお伺いいたしたいと思います。 まず橘参考人にお伺いしますが、先ほど畑作物共済及び園芸施設共済に関する臨時措置法案に対しては第一歩を踏み出したということでは評価しているというお話がございました。まことにそうだと思うのですが、橘参考人は将来の本法のあり方についてはどういうふうにお考えであるか、葉菜、根菜等もあるわけですが、その点も含めてこの際御意見を承っておきたいと思います。
○瀬野委員 畑作物共済及び園芸施設共済に関する臨時措置法案について農林省当局に質問いたします。 北海道は昭和二十八年、二十九年に連続冷害を受けまして、これを契機に三十年から北海道庁が冷害恒久対策の一環として畑作物共済制度調査委員会を設置し、検討に着手してまいったわけでありますが、まず最初に、北海道における畑作物実験共済事業は、道が定めた畑作物実験共済実施基準と農共連の定めた畑作物の実験共済実施要領によりまして、昭和四十一年から四十三年の三年間実施してこられたわけですけれども、この試験実施の結果について当局はどのように評価しておられるか、経過はいいとして結論的なものをひとつ最初にお答えいただき……
○瀬野委員 大豆並びに飼料等の問題について米国政府が輸出規制を行なったことについて、主として農林省並びに大蔵省当局に質問いたします。 私は本件に関し、去る六月三十日、農林大臣に直接お会いしまして、緊急に重要な四項目の申し入れを行なったわけであります。あらためて本日は当局の見解を明らかにしたい、かように思うわけでございます。 冒頭申し上げますが、米政府は六月二十七日、日本時間二十八日に、自国内の肉類等の高騰対策の必要から、大豆、綿実並びにこれらを原料とする全製品に対し、既契約分を含め輸出規制を実施することを発表し、その具体的な規制方法、輸出割り当て量などについて、七月二日までに公表することに……
○瀬野委員 農林漁業団体職員共済組合法等の一部を改正する法律案について、農林大臣、当局に質問をいたします。
まず最初に局長にお尋ねしますが、衆議院の農林水産委員会で昨年五月十八日、私たち本法の審議をいたした際に、五項目の附帯決議を付しております。先ほど大臣からも若干の答弁があったようでありますが、まず局長から具体的にこの附帯決議にどのようにこたえて今回本法案を出したか、かいつまんで冒頭お答えをいただきたい、かように思います。
【次の発言】 厚生年金から分離独立した公的年金制度として、御承知のように、昭和三十四年一月から農林年金ができたわけでありますが、御存じのように、この年金は足どめ年金、こ……
○瀬野委員 大豆輸出規制並びに飼料、牛の奇病等の畜産問題、全農についての質問を、農林省、大蔵省、厚生省当局に質問いたします。 本件については、一昨日当委員会で、七月三日でございましたが、私、質問をいたしまして、従来からもしばしば当委員会で質問してきたことでございますが、時間の関係上、若干問題が残りましたので留保しておりました関係から、そういったことを含めまして本日は質問申し上げたいと思います。 まず最初に、飼料問題を冒頭お伺いします。新しい乳牛用のえさとして最近富山県で売り出された石油化学合成飼料を食べた乳牛が相次いで死んでおる。事態を重く見た販売元、同県の経済農協連は、県畜産課の指示を受……
○瀬野委員 飼料問題並びに麦作振興の問題を若干と、さらに、去る七月三日以来質問をしておりましたチルドジュース工場の一元化問題、この三点にしぼって質問をいたします。 まず最初に、七月三日以来四回にわたっていろいろ質問してまいりましたが、その後詰めてない問題等もございましたので、若干補足的に質問をいたしたいと思います。 まず最初に、飼料問題で、アメリカのデント商務長官が、七月五日の発表によりますと、さきに輸出規制を発表した大豆及び同製品ほか、その他の飼料、動物油脂及び食用油など四十一品目が輸出規制の対象品目に加えられ、これら四十一品目が、六月十二日以前のものは成約どおり船積みできるが、六月十二……
○瀬野委員 森林法等の一部を改正する法律案、土地、米対策、農産物自由化問題について田中総理に伺います。 ただいまから七、八点について質問をいたしますが、農林省は、大蔵省農林局とこういわれるように予算が少ないし、予算獲得が十分でない、こういうふうにいわれて、田中首相も農家の出身であり、農林水産業については十分認識をしておられると思うのですが、こういったことを踏まえまして、今後農林水産業に十分なる新年度予算に対して対処をしていただきたい、こういうことを含めまして、以下、質問をいたすのであります。 国民生活の中における森林の役割りというものをまず最初にお尋ねしますが、わが国の森林及び林業を取り巻……
○瀬野委員 森林法及び森林組合合併助成法の一部を改正する法律案について、農林大臣並びに林野庁長官、関係当局に質問いたします。 農林大臣に最初、数点について、総括的な問題として質問申し上げます。 田中首相が、去る七月十一日当委員会に出席された際、私、数点にわたって質問をいたしたわけでありますが、それに関連してまず農林大臣にさらにひとつお伺いをいたしたいと思います。 最初にお尋ねしたいことは、国民生活の中で森林の果たす役割りということについてお尋ねをするわけでありますが、わが国の森林及び林業を取り巻く情勢というものが、いままでは国の森林、林業政策が木材生産等の経済的機能を発揮するようなことで……
○瀬野委員 宮脇参考人、池田参考人にはたいへん貴重な御意見ありがとうございました。さっそくですが、宮脇参考人に若干お尋ねします。 米価問題は、今後の農業の位置づけを決定づける従来にない重大な今回の米価決定とわれわれは考えておりますし、また会長もそのようにお考えだと思います。そこで、すなおに生産費・所得補償方式を出していただきたいということは、先ほど陳述されまして、逆算米価によって例年行なわれているということを指摘されましたが、われわれも同感です。 そこで、今回の平均十キロ当たり二千百八十五円、これに対して米価対策本部長として全農家を代表し、いかなる対抗手段でこれに臨む決意で、またどういうふ……
○瀬野委員 森林法及び森林組合合併助成法の一部を改正する法律案の審議にあたりまして、本日は全森連の専務理事の喜多参考人、田村参考人、船越参考人また森谷参考人、お忙しい中をおいでいただきまして貴重な御意見ありがとうございました。十分参考にして今後審議をしてまいりたいわけであります。 御存じのように、昭和四十四年、四十五年から自然保護問題が急激に国民的要請によって活発になってまいりました。当時日光をはじめ全国各地を回りまして自然保護の推進にいろいろと努力してまいったのですが、その節たいへんお世話になりまして、この席をかりて厚くお礼を申し上げます。 きょうの貴重な御意見をもとにしていろいろまた検……
○瀬野委員 飼料、乳価問題、消費者米価、生産調整、沖繩及び鹿児島南西諸島におけるサトウキビ生産者価格対策、干ばつ対策及び輸入果汁割当、チルドジュース一本化構想等について、先日来質問通告をいたしました問題につき、農林大臣並びに関係当局にお尋ねします。 御承知のように、第七十一回特別国会は再延長となりまして、一カ月余にわたる空白が続いたために、八月上旬には米価審議会が行なわれましたが、それらを含めましてたくさんの問題が山積いたしております。 ときあたかも農林省においても、各省、概算要求の時期であり、これらに関連してわが党でも七月二十四日に、農林大臣に直接二十五項目についての当面の来年度予算に対……
○瀬野委員 森林法の一部を改正する法律案について、ただいま問題になっております保安林に関連して、農林大臣はじめ当局に質問いたします。 自衛隊が合憲か違憲かの論争で注目されておりました長沼ナイキ基地訴訟は、去る九月七日に札幌地裁第一部で、自衛隊は戦力であり憲法違反であるとの自衛隊に対する違憲判決を下したわけであります。政府は直ちに上告ということでいろいろ手続をなさったわけでありますが、法的決着は上級審でこれを行なうということになるにしても、この中で保安林解除が根本的な問題であることは御承知のとおりでございます。 そこで、私は、本日、憲法論議は、別な機会ということで、しょうとは思いませんが、森……
○瀬野委員 オレンジ、果汁等の農産物自由化並びにチルドジュース工場の問題について、農林省当局に御質問いたします。 このことについては、去る六月二十一日、七月十日、また七月十一日は特に田中首相に質問したわけでございます。最近では八月二十九日に、四度質問を申し上げてまいったところでございますが、この間総理からもいろいろ答弁がございましたし、また特に本日出席の中尾政務次官には、九月までにチルドジュース工場の一元化については必ず解決するというようなことも言われた経緯があるわけでございまして、これを踏まえてただいまから質問してまいりたいと思います。 まず最初に、順序といたしまして、昭和四十七年度のミ……
○瀬野委員 飼料価格及び畜産経営問題等について、緊急事態が起きておる本日、井田、根岸、彦坂、松村四参考人には貴重な御意見をいただきまして、たいへん有意義な参考になったことを、冒頭お礼を申し上げます。 午後、本委員会でもこういった問題について政府にその考えをただし、皆さんの要求を実現するために質問を続行することにいたしておりますが、この際ぜひ承っておきたいことが若干ございますものですから、若干の質問を申し上げます。 まず最初に、全農の井田参考人にお伺いいたしますが、御承知のように、九月七日閣議に報告されましたところの飼料緊急対策については、二つの問題が提起されております。その中で畜産経営特別……
○瀬野委員 消費者米価問題並びに沖繩及び鹿児島南西諸島のサトウキビ問題、この二点にしぼって櫻内農林大臣に質問いたします。 まず、今回の消費者米価問題から質問をいたしますけれども、やがて米審から大臣も帰ってくるように聞いておりますので、その間政務次官にお伺いいたします。 御承知のように十一月七日から米審が開始されまして、いよいよきょうは答申が出るという段階でありますが、今回の米価諮問にあたっては、消費者並びに消費者団体等の国民の強烈な反対にもかかわらず、米においては一三・八%、麦においては三五%の諮問がなされております。新聞紙上その他等を見ましても、すでに自民党内においてもこれらの問題をとら……
○瀬野委員 国際協力事業団法案について、去る四月二十六日外務、農林水産、商工、三委員会の連合審査で関係閣僚に対して質疑をいたしたところでありますが、大平外務大臣に対する保留分数点について質問をいたします。
まず第一に、わが国の経済協力政策の転換とあわせ、政府開発援助をどのように量的にも質的にも改善していく方針であるか、まず最初にこの点、大臣の御答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 先進国並みにレベルを上げていきたいというような御答弁でありましたけれども、伝えられるところによりますと、アメリカの下院が第二世銀への予算支出を否決したと聞いております。さらにまたわが国の大蔵大臣の発言にもう……
○瀬野委員 各参考人には、たいへん忙しい中を、貴重な御意見をありがとうございました。 本日の参考人の御意見を承っておりますと、さすが各団体の会長さん、または重要な位置にある方であるだけに、きょうは、かつてない熱意のこもった開陳がなされまして、日夜混乱の中に、油の供給にあたって昼夜を分かたず腐心しておる姿をよく承知しておりますが、たいへん御苦労だと思っております。 明日は、農林水産委員会を開いて、これらの問題を総まくりに質問いたすことにしておりますが、以下、各委員から質問の出なかった点等をかいつまんでお聞きしたいので、簡潔にお答えをいただきたいと思います。 まず、全中の松村さんにお伺いしま……
○瀬野委員 農林漁業用石油等の需給適正化対策について、農林省、通産省、外務省、運輸省当局に質問いたします。 まず、最初に、政務次官にお尋ねいたしますが、今回商工委員会に提案されております石油需給適正化法案は、現在審議中でございますが、来たる十五日ないし十七日の間に大連合審査等が行なわれる予定で、その機会にもいろいろと正式にお尋ねいたす所存でありますけれども、その前に、農林省の考えをお聞きしておきたいという意味から質問いたしたいと思うのであります。 「石油供給目標」の第四条によりますと、「通商産業大臣は、石油の輸入動向、石油の在庫状況その他の事情を勘案して、通商産業省令で定めるところにより、……
○瀬野委員 全農問題について、農林大臣並びに国税庁当局に質問いたします。
十二月の十三日に、当委員会で、農政の基本問題並びに油に関係する問題等を質問いたしてまいりましたが、本日は、時間の制約がございますので、全農の問題にしぼっていまから質問をいたしたいと思います。
まず、最初に、農林大臣にお伺いしますけれども、全農に対する指導、監督及び監査の姿勢ということについて、大臣はどう対処されておられるか、その点を承りたいと思うのであります。
【次の発言】 昭和四十七年三月に全購連と全販連が合併をして全農となったわけでありますが、資本金が六十億円以上となった場合は、特管法人として、当然国税局の特別調……
○瀬野委員 農林大臣の所信表明に対する質問を行ないます。
農林大臣は、去る二月六日の所信表明の中で、冒頭、「最近のわが国経済社会は、石油の供給削減と物価の著しい高騰等により、これまでにないきびしい局面を迎えております。農政の分野におきましても、農産物の国際価格の高騰、農林漁業生産資材の需給、価格の問題、地価の値上がりによる農業開発用地の取得難等、きわめて困難な事態に直面しております。」と述べているが、どのようにきわめて困難な事態に直面していると感じておられるか。現状認識を、冒頭に具体的に述べていただきたいと思います。
【次の発言】 そこで、大臣の所信表明に対していまから逐次質問をしてまいりま……
○瀬野委員 国が行なう民有林野の分収造林に関する特別措置法案並びに森林法及び森林組合合併助成法の一部を改正する法律案について、政府並びに芳賀委員に質問をいたします。 本法案の審議にあたりまして、最初に政府当局に若干の質問をいたしたいと思いますが、まず、林野庁長官にお尋ねしますけれども、林野庁において、現在、定員内の職員が何名いるか。定員外作業員、すなわち常用作業員といいますが、これが何名おるか。さらに、現在常用化闘争を行なっている中に、定期作業員及び臨時作業員がおるわけでありますけれども、これば何名いるか。このことを冒頭お尋ねいたします。
○瀬野委員 畜産問題、なかんずく緊急を要する飼料問題について、政府当局に質問をいたしてまいります。 私は、結論としては、最後にまた申し上げることでありますけれども、今回の畜産危機は、何といっても日本農業の根本的な転換をはかると同時に、自給率を真剣に取り組んで考え直す、自給率を上げていく、これ以外にない、こういうふうに断定するわけでありますが、以下順序を追って質問を申し上げて、政府の見解を最後にただしたい、かように思います。 二月の十四日の当委員会で、農林大臣の所信表明に対する質問を、私は冒頭に二時間近くにわたっていたしました。本日は細部にわたって質問をいたすわけでありますが、御承知のように……
○瀬野委員 畜産危機の重大なときにあたりまして、諸問題について政府当局に質問をいたします。 畜産問題、特に飼料問題については、さる二月二十一日、当委員会で、畜産振興審議会の懇談会が開かれるということで政府にきびしく追及したところでありますが、二月二十五日、かつてない畜産危機のもとで懇談会が持たれたわけであります。懇談会では、飼料値上がりによるところのコスト上昇は価格で吸収すべきであるという意見が大勢を占めておるようでありますが、さらに、異例のこととして、五項目からなる要望書が、二十六日、農林大臣に手渡されております。この要望書なるものはまさに異例の措置であると私は思うのでありますけれども、政……
○瀬野委員 畜産危機が叫ばれているときでありまして、畜産農家がたいへん心配をいたして、ここのところ数回にわたって畜産危機突破大会が行なわれております。来たる十四日にも、また、日本武道館で全国五千名を結集して畜産危機突破全国大会が開かれるということで、いまだかつてない異常なときを迎えておりますことは皆さま方御承知のとおりでございます。そういうさなかで、農政問題もたくさん問題がありますけれども、私も先日来、五、六回にわたってこの問題を取り上げてまいりましたが、本日は、畜産問題等を中心にして、時間が許せば農薬問題等、二つにしぼって質問を展開していきたいと思います。 まず、最初に、政務次官にお尋ねし……
○瀬野委員 農用地開発公団法案について、農林省はじめ関係当局に質問いたします。 本法審議にあたり、冒頭申し上げたいことは、阿蘇・久住飯田等、広域農業開発事業の全国四カ所及び畜産基地建設事業二十九カ所の農用地開発を推進することは、農畜産物の安定的供給と農業経営の合理化の上からも欠くべからざるものであるが、新公団が予算の概算要求時と比べて、その性格が、従来の受注公団から発注公団と著しく変わり、将来に重大な問題を残すことになるので、この際、公団職員五百五十四名、定員外職員百五十五名、計七百九名の身分については十分に念頭に置き、その保障について対処するのはもちろんであるが、これら七百九名の職員をして……
○瀬野委員 農用地開発公団法案の審議にいま入っておりますが、本日は、農地開発機械公団理事長小倉謙君と農地開発機械公団労働組合中央執行委員長村勝吉君のお二人に忙しい中をおいでいただきまして、どうもありがとうございました。私も、昨日二時間余にわたって本法の問題点を浮き彫りにして、今後の、将来のために政府当局に見解をただしてまいりました。詳しいことはまたいずれ会議録を見ていただきたいと思うのですが、来週には農林大臣を出席せしめ、きのう審議しました内容、また、本日の参考人の意見を踏まえて、当局に、また大臣にお考え等をただして、円満な今後の開発と運営ができるようにしたい、かように思っておるところでござい……
○瀬野委員 畜産危機突破対策、日ソ漁業交渉問題、蚕糸業危機突破対策並びに都道府県有線放送問題等、当面緊急を要する問題について、農林省、郵政省、関係当局に質問いたします。 本日午前十時三十分から、日本武道館において、全国農家の代表五千余名が結集し、全国農業協同組合中央会及び畜産一酪農対策中央本部主催のもとに、畜産危機突破全国農協代表者大会が行なわれ、午後一時前に終了、ただいまデモ行進が行なわれておるところでございます。また、十一日から始められた畜産振興審議会に対し、各部会の開催日及び月末の畜産価格決定告示まで強力な要請活動が続けられることになっております。私は、先ほどの大会で激励のあいさつを送……
○瀬野委員 漁業三法について、きょうは参考人の皆さんにはたいへん貴重な御意見を開陳していただきますわけで、ありがたく感謝申し上げます。 沿岸漁場整備開発法案について、まず、最初に、池尻参考人にお伺いをいたしたいと思います。 本法は、端的に申しますと、一つには漁場をつくる、二つには公害で悪くなった漁場の回復をはかる、三つには、つくった漁場で人工ふ化をして養殖をする、こういうことであろうかと思うのですが、全漁連としては、先ほどからのいろいろな意見開陳の中でも若干出ましたが、本法に対してどういう点を盛り込んでもらいたかったか。たくさんおありだと思いますけれども、特に盛り込んでもらいたかった点につ……
○瀬野委員 沿岸漁場整備開発法案等、水産三法について関係当局に質問いたします。 第二条に、「この法律において「沿岸漁場整備開発事業」とは、優れた沿岸漁場として形成されるべき相当規模の水面において水産動植物の増殖又は養殖を推進するために行う魚礁の設置、消波施設の設置及びしゅんせつ並びに沿岸漁場としての効用の低下している水面においてその効用を回復するために行うたい積物の除去その他の政令で定める沿岸漁場の整備及び開発の事業で、政令で定める者が実施するものをいう。」となっておりまして、この第二条にあらゆる定義が含まれています。水俣病関係ももちろんそうでありますし、水俣病の漁場整備の問題等、いろいろ含……
○瀬野委員 水産三法について農林大臣に質問をいたします。 昨日二時間近く当局に質問をしてまいりましたが、大臣に対する質問を保留しておりましたので、はしょって若干の質問をいたしてまいりたいと思います。 まず本論に入る前に、昨日質問の中でいろいろ論議してまいりました日ソ漁業交渉の問題と、日中漁業交渉の問題等を冒頭に質問申し上げたいと思います。 御承知のように、日ソ漁業交渉がかなりきびしいものがあるわけでございますが、水産庁は一日に、日ソ漁業交渉でソ連側が操業してきたサケ・マスの漁業規制区域について、三月三十日発表したソ連側規制案の地図は誤りで、規制区域を実際の提案より広目に発表していたので訂……
○瀬野委員 てん菜最低生産者価格問題並びに麦作振興問題等について、農林省当局に質問いたします。
最初に、てん菜問題を質問いたしますけれども、まず、国内における甘味資源の国際的な位置づけ、これをどういうふうに当局は考えておられるか。昨年も当委員会でいまごろこういった問題について論及したところでありますが、本年度も相当いろいろと情勢が変わってきております。そういった意味で、その点からまず御答弁をいただきたい。
【次の発言】 甘味資源については自給率を高めていきたい、国内自給率を二〇%から二六%ぐらいに目標を持っていきたいという答弁でありますが、その中でいま問題になっております、主として北海道のて……
○瀬野委員 保安林整備臨時措置法の一部を改正する法律案について、農林省並びに環境庁に質問をいたします。
本案は、保安林整備計画の実施状況及び最近における保安林にかかる諸情勢の変化にかんがみ、保安林整備臨時措置法の有効期間を十年延長しようというものでございますが、農林省は、最近における保安林にかかる諸情勢の変化についてどのように考えておられるか、冒頭伺いたいのであります。
【次の発言】 保安林の諸情勢の変化についての農林省の認識をお聞きしたわけですが、あとこれと関連しての質問をいたしてまいりますので一応お聞きをいたしまして、さて、保安林の質的充実の問題を次にお尋ねをしておきたいのであります。
……
○瀬野委員 農業者年金基金法の一部を改正する法律案について、農林大臣並びに関係当局にお尋ねをいたします。 農業年金の加入状況についてまずお尋ねしますけれども、政府の調査によりますと、四十七年度末現在の加入資格者を約二百二十万人と見込まれまして、さらに現在農業者年金への加入予定者を二百万人程度見込んでおられるということが答弁でも明らかになったわけでありますが、四十六年の一月一日に本事業が開始されましてからの加入状況を見てみますと、四十八年度末は、加入対象者数が百八十一万三千人、現存被保険者数が百五万五千人、予算措置としては百八十五万人ということになっておりまして、加入率が五八・二%、半分よりも……
○瀬野委員 バッツ米農務長官、ヒューム海外農業局長との日米会談、ミカン暴落対策、米価問題等について、政府関係当局に質問いたします。
バッツ米農務長官とヒューム海外農業局長が、去る四月十三日に来日をいたしまして、同十八日午後帰国されるまで六日間、いろいろと日米会談が行なわれたわけでありますが、われわれが承知しているところでは、世界の食料需給情勢や日米間の農産物貿易問題について日本側と話し合うために来日したわけでありますけれども、その間の日米会談の交渉内容について経過と結果についてまず答弁を求めるものであります。
【次の発言】 バッツ米農務長官との会談の内容を具体的に述べていただきましたが、今回……
○瀬野議員 農林漁業団体職員共済組合法等の一部を改正する法律案の提案にあたりまして、趣旨を説明いたします。 ただいま議題となりました日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党、民社党共同提出の農林漁業団体職員共済組合法等の一部を改正する法律案につきまして、提出者を代表して、その提案の趣旨及び内容の概要を御説明申し上げます。 農林漁業団体職員共済組合の現状は、他の年金に比して低い給付に加えて、ここ数年来の異常な物価上昇、特に、昨年来の狂乱物価のもとで、受給者の生活は極度に逼迫しております。この際すみやかに制度を充実強化し、本共済組合員及びその遺家族が、退職後あるいは遺族となった後、人間らしい生……
○瀬野委員 農林漁業団体職員共済組合法等の一部を改正する法律案について、土岐参考人、春日参考人より貴重な御意見を開陳していただきまして、厚く感謝を申し上げます。 昨日、本法に対する質疑を私も約二時間近くいたしたわけでございます。その質問の過程でいろいろ明らかになってきたわけですけれども、本法は、一口にして言えば、最高に高い掛け金で最低に低い給付ということで、われわれも、例年のこととはいいながら、農林年金の改正にあたっては重大な関心を持ち、このままではけしからぬということで、将来早急に改正をせねばならぬ数点を昨日は指摘したところでございます。 そこで、昨日のいろいろの質問を踏まえまして、まず……
○瀬野委員 飲用向け乳価問題並びに昭和四十九年産米の政府買い入れ価格等に関して、農林省当局に質問いたします。 まず最初に、飲用向け乳価問題に関して質問いたしますが、各指定団体は飲用向け乳価の大幅引き上げ要求を現在いたしているところであります。すでに全乳対指令によりまして実力行使の計画がなされまして、第一段階では時差出荷及び出荷一時停止、第二段階では出荷先変更及び乳量カット、第三段階では全面的出荷停止、こういうような三段階に分けた実力行使の計画がなされました。実施時期も交渉の進展状況に応じ戦術を詰めていくということで、現在交渉団体である酪政連においては、乳業メーカーに対して昨八日と本日九日には……
○瀬野委員 肥料価格安定等臨時措置法の一部を改正する法律案について、農林省、通産省、運輸省、関係当局に質問いたします。
農林大臣に最初にお伺いしますけれども、日本農業が続く限り、肥料は当然永久に必要なものであります。そういったことから、今回の本法提案にあたって、臨時措置法の一部改正で五年間をめどに延長するということになっておりますが、本法を恒久法にしなかった理由はどういうふうにお考えであるか。あえて冒頭に御見解を承りたいのであります。
【次の発言】 中国等において、将来四、五年もしたならば大型プラントができるということも言われておりますし、最大の大手輸入国といいますか、中国あたりのプラント工……
○瀬野委員 昭和四十九年産米の米価並びにAF2問題について、農林省及び厚生省当局に質問いたします。まず、最初に政務次官にお尋ねしますが、政務次官はしばらく農林委員会に出席しておられませんでしたけれども、きのうから私は政務次官の元気な顔を見て、いよいよ審議に本気に加わっていくという決意を見たわけでありますが、まず、冒頭に、政務次官は、重大な農業の危機、米価問題を控えて、決意を新たに当委員会に出席をして今後臨んでいかれると思うのですが、その辺の決意をひとつお聞きしておきたいと思うのです。
【次の発言】 農業の危機とも言われ、また亡国農政とも言われて、農家もたいへん心配しているときであります。重要な……
○瀬野委員 農林大臣に、米価問題、飼料問題について質問をいたします。大臣もいろいろ用事があるそうですから、時間の許す範囲内で御答弁いただけばけっこうでございます。 きょうは、私の質問のあとで四十九年産米価の問題について決議をしようということになっておりまして、いま決議文をいろいろ検討しておるところでございます。質問の途中で意見がまとまれば当委員会で決議を採択していただくという運びにして、私は質問に入りたいと思います。 まず、最初に農林大臣にお伺いしたいのですけれども、私は、四十九年産米価について、去る四月二十五日、五月九日、五月十六日と、三回にわたって、当委員会で数時間にわたりいろいろ論議……
○瀬野委員 米価問題並びに緊急な問題として、熊本県阿蘇郡阿蘇町の圃場整備問題、さらに蚕糸業の問題、生糸輸入規制の問題等について農林省当局に質問いたします。 まず、最初に、米価問題でございますが、昭和四十九年産米の価格等の問題で、米作農民は、物価、生産資材等のかつてない高騰によりまして生産の維持が困難に追いやられ、当然の結果として、生産者米価の大幅引き上げ、前年度産米の追加払い等を強く要求し、その実現のために重大な決意をしておるところでございます。しかるに、田中首相は、農民の早期決定の要求を無視し、選挙向けに、生産者米価は大幅に引き上げる、追加払いを検討する等と宣伝をしておきながら、選挙が終わ……
○瀬野委員 昭和四十九年度米価問題について、農林大臣に質問いたします。 私は、去る七月十一日に農林省当局に種々質問してまいりましたが、大臣の出席がなかったので、特に農林大臣に対して、重要な問題について若干質問をはしょって申し上げたいと思います。 まず、最初に、先日七団体からいろいろと農林大臣に対しての要請がありまして、大臣も病気でたいへんからだがふぐあいの中を七団体の大衆行動の前に出て、いろいろとあいさつがございました。そのあいさつの内容があまりにも簡単だということで、七団体の三人の要請に対しての御返事が全然なかったということであのような紛糾が起きまして、さらに、本日は、当委員会においでる……
○瀬野委員 私は、田中総理に対し具体的な質疑をする前に、政府が暫定予算を提出せざるを程なくなった責任について伺いたいと思います。 次年度の予算は、前年度中に成立させることがたてまえであることは言うまでもありません。来年度予算案の審議は、例年になく早く始められたにもかかわらず、十日間の暫定予算を編成しなければならなくなった理由は、当面するインフレ、物価狂乱の事態が、大企業のもうけ第一主義の悪徳商法と、それを野放しにした政府・自民党の責任であるにもかかわらず、政府・自民党は自己の責任をうやむやにするため、野党が一致して要求した大企業の代表者を証人喚問する主張を強引に退けたために、予算委員会の空白……
○瀬野委員 昭和四十九年台風第八号及び梅雨前線豪雨による災害対策について、西村国土庁長官並びに関係各当局に質問いたします。 まず最初に、今次災害でとうとい生命をなくされた多くの犠牲者の皆さまに、つつしんで哀悼の意をささげるとともに、負傷された皆さまの一日も早い御全快を、心からお祈り申し上げる次第でございます。 国土庁長官官房災害対策室並びに中央防災会議事務局が行なった七月三十一日十八時現在の調査によれば、三十二市三区二十九町二村、六十六団体に被害が及び、死者百三十四名、行くえ不明二名、負傷百九十九名、罹災世帯数が八万五千五百六十八世帯、罹災者数三十万二千九百二十八人となっておりまして、施設……
○瀬野委員 消費者米価、ミカン対策、てん菜、阿蘇山噴火による農作物の被害対策及びカントリーエレベーター問題について、農林省をはじめ関係当局に質問いたします。 本日は時間が制約がありますので、休会中多くの問題があるわけでありますが、細部にわたっては後日の委員会であらためて追及することにいたしまして、五点についていろいろとお伺いをしてまいります。 消費者米価は、九月六日に、物価狂乱と言われる異常インフレの中で、十月一日から三二%と大幅に引き上げられることになったが、この結果は、政府案の三六%より四%の政治減算になったものの、上げ幅は終戦直後の混乱期を除けば最高であり、早くも米関係で消費者物価指……
○瀬野委員 ミカン等果樹対策並びに主要問題について、農林大臣、通産省、公正取引委員会等関係当局に質問いたします。 九月十日、当農林水産委員会で、本年度ミカンの生産につきまして、表年に当たる過剰問題等を取り上げ、ミカンの生産状況、さらには需給関係、また、ミカンの消費拡大の問題、ミバエ等害虫に対する対策、その他ミカン全般にわたる問題等について、農林省当局の見解と対策について質問してまいったわけでありますが、御承知のごとく、現在、愛媛、和歌山、静岡、佐賀、熊本県等、特に主産県をはじめ西日本のミカン生産地ではたいへんな過剰問題をかかえて、深刻な悩みを深めておるわけであります。ミカンについては、四十五……
○瀬野委員 阿蘇地域の火山活動に伴う農林業被害、阿蘇・久住飯田地域広域農業開発事業に関する畜産業並びにミカン問題、協同果汁対策及び飼料問題等について農林省並びに通産省関係当局に質問いたします。 国政調査のために当委員会を代表して、去る十月十五日から十月十八日までの四日間にわたりまして、大分県、熊本県、鹿児島県管内における農林水産業に関する実情、特にミカン産業、阿蘇・久住飯田地域広域農業開発事業に関する畜産業、土地改良事業、さらに阿蘇、桜島両地域の火山活動に伴う農林業被害等の実情を中心に調査してまいったのであります。 現地でも、各市町村長から、また、関係当局からいろいろと陳情がございましたよ……
○瀬野委員 緊急な問題として、水島コンビナート基地からの重油流出事故について、農林大臣を中心に質問をいたします。 御承知のように、十二月十八日の二十時四十分に倉敷市三菱石油水島製油所タンクから流出した重油は四万キロリットル以上と言われる流出となりまして、現在、鳴門海峡を抜け、一部は紀伊水道に入り、これらの油による汚染地域は瀬戸内海の岡山、香川、徳島、兵庫の沿岸四県下に及び、汚染距離は約百キロ以上にも達していると言われております。また、和歌山県でも対策本部を設けて、今後の対策が憂慮されているという状況になっておりまして、今後被害はかなり広範囲にわたるものと考えられます。 そこで、重油は毎時一……
○瀬野委員 昭和五十年の梅雨前線豪雨による災害について、特に熊本県を中心に関係各省に質問します。 質問に先立ち、今次災害で不幸にして亡くなられた方々に、心から哀悼の意をささげるとともに、負傷された方の一日も早い全快と罹災者の皆様の速やかなる復旧ができますように、心からお祈りいたすものであります。 九州北部地方は、ことしの六月四日に入梅したわけでありますが、六月十六日までは晴天が続きまして、田植え期を控えて水不足が大変危惧されたほどでございました。ところが、去る六月十七日から突如降り始めた大雨は、二十六日まで断続的に降り続き、県内各地に多大の被害をもたらしましたが、特に熊本市を中心に雷を伴っ……
○瀬野委員 三菱石油水島製油所重油流出事故について、農林大臣初め関係当局に質問いたします。 水島製油所の重油流出事故については、昨年の十二月の二十四日に当委員会で農林大臣に数点にわたっていろいろ質問をいたしておきましたが、今回は原因者がはっきりしておるので、原因者負担の原則によって補償をさせていくということがしばしば述べられたわけでございます。 さて、そこで、本日は、本会議でいろいろとこれらの問題は論議されるわけでありますけれども、現時点でいろいろと政府当局の御見解をただしておきたいという点数点について質問をいたしたい、かように思います。 水島製油所のタンクの亀裂で流出しましたところのC……
○瀬野委員 農林大臣に、所信表明に対する質問をいたします。 安倍農林大臣は、昨年末の大臣就任に際して、攻めの農政を展開するとおっしゃっておられたわけでありますが、大臣が幾ら守りの農政から攻めの農政へと転換を叫んでみても、その裏づけがない限り、しょせん看板倒れに終わってしまう、と、私はこのことを指摘するわけでございます。 日本の農業の現今の病状というものは、これはもう軽症ではなくて、大手術をせねばならぬような重症に陥っていると言っても過言ではございません。いま必要であることは、農業を国の基幹産業として抜本的な農政転換を図るということが一番大事であると、私はかように思うわけです。そのためには、……
○瀬野委員 三菱石油株式会社水島製油所重油流出事故に伴う漁業被害問題等について、参考人並びに政府当局に質問いたします。 まず、最初に、重油流出事故に伴い莫大なる被害を受けられました瀬戸内海関係漁民の皆様に心からお見舞い申し上げると同時に、対策に日夜当たってまいられました関係者の皆様方に真心から敬意を表する次第でございます。 そこで、まず、森岡消防庁次長にお伺いいたしますけれども、今回の事故の原因についてはいろいろ調査中で、いろいろ取りざたされておりますけれども、きのうの時点で、この原因は明らかに二百七十号タンクの基礎に原因があったのだというふうに言われておりますが、その点についてはいまどう……
○瀬野委員 農業振興地域の整備に関する法律の一部を改正する法律案について、農林大臣並びに関係当局に質問をいたします。 農林大臣に冒頭お伺いしたいのでありますが、農業振興地域整備法は、地域農業に対する基礎条件の整備のための優良農用地の確保と総合的施策の計画化、未利用地の農業上の利用の積極化という、わが国農政推進の上に画期的な措置として昭和四十四年に制定されまして、例年農業振興地域の指定及び同整備計画の作成が進められてきたことは御承知のとおりであります。 昭和四十九年度をもって、当局が説明をされておられますようにおおむね所期の目的を完了するという段階に来ておるわけでありますが、しかしながら、そ……
○瀬野委員 畜産物の価格安定等に関する法律の一部を改正する法律案について、農林大臣並びに農林省、通産省当局に質問をいたします。 本法については、いずれ本法の審議の過程で与野党合意の上で一部修正をして、四月一日から指定食肉として制度化し、発足をぜひやっていただくようにしたい、かように実は冒頭申し上げる次第でございます。 そこで、まず、最初に農林大臣にお伺いいたしますが、今回の改正により、かねてわれわれが要求しておりましたように、牛肉が豚内と同様に指定食肉に追加され、事業団の売買操作を通じてその価格安定措置が講じられようとすることはまことに結構なことで、肉用牛経営の安定的発展のために一歩前進と……
○瀬野委員 農振法の一部改正に当たりまして、各参考人には貴重な意見を陳述していただきまして、心から感謝申し上げます。 去る二月二十五日、私も本法について政府当局に二時間有余にわたって質疑をしてまいりましたが、その中で特に問題となっておる点について数点お伺いしたいと思います。時間が制約されております関係から、簡潔に要点をお答えいただけば幸いでございます。 まず、最初に、東畑参考人にお伺いいたしますが、今回の改正は、農地法によらないで、農振法の一部改正を行い、いわば基本法制である農地法に穴をあけようとするような改正でございます。従来から農地法の廃止論または農地法の存置論というものがたびたび論議……
○瀬野委員 復旧治山事業、予防治山事業、さらには普通林道についての不正について、林野庁長官並びに会計検査院に質問をいたします。 まず、最初に林野庁長官にお尋ねいたしますが、ただいま申し上げましたように、復旧治山事業及び予防治山事業、さらには普通林道等で国の補助事業になっている工事が、県の設計書に違反して、たとえば砂防堰堤で強度が要求される関係から現場練りのコンクリートを使うようになっているにもかかわらず、手抜き工事をし単価を安く上げるという関係から、民間の生コンを使って施工するというようなことがあった場合に、こういう砂防堰堤等は――特に九州等では雨量も多いし、集中豪雨等によって九州山脈はしば……
○瀬野委員 蚕糸業問題、地下水対策及び農林業機械のガソリン無鉛化対策について、農林省、建設省、環境庁等、関係各省にお尋ねをいたします。 まず、蚕糸業問題についてお伺いをいたしますが、昨十一日十三時より、両国日大講堂において、全養連、日本製糸協会ら蚕糸生産者七団体主催のもとに、全国六千人の代表者が参加して「蚕糸業危機突破全国生産者大会」が行われたのであります。昨年の大会も同じ三月十一日に持たれまして、ちょうど満一年目を迎えたことになるわけであります。 御承知のように、蚕糸関係の価格というものは、繭糸価格安定法により、安定上位価格は法四条によって、また、安定下位価格は同じく法第四条により、さら……
○瀬野委員 農林大臣に対して、先ほどの小委員会に引き続き質問をしてまいります。 まず、最初に、加工原料乳についてお伺いをしたいのでありますが、加工原料乳の不足払い制度は、農家に対する保証乳価は再生産を第一義として決められるべきであるわけでございまして、当然そのようになっているのですけれども、実際はそうじゃないというのが現状でございます。過去の実績から見てまいりますと、メーカーが支払う基準乳価が幾らになるかによって保証乳価の水準が決められるというのが現在までの実情であります。 そこで、過去の実績から見てまいりますと、メーカーが支払う基準乳価が幾らになるかによって国がいろいろと試算をされるとい……
○瀬野委員 家畜伝染病予防法の一部を改正する法律案について、農林大臣並びに農林省当局に質問いたします。
まず、本法の提案に当たりまして、第二条第一項、第十七条第一項、第二十一条第一項関係で、豚の水胞病関係を追加することになっておりますし、二つには、牛のブルセラ病及び結核病に係る検査体制を合理化するために、第三十一条第一項関係が改正する要点でありますが、これについて政府の提案の内容を簡潔に農林大臣からお答えいただきたいと思う。
【次の発言】 次に、農林大臣にお伺いしますが、三月二十三日に発見されたものでありますが、東京都西多摩郡羽村町において、農家一戸で、二百十七頭飼養中六十九頭が豚の水胞病に……
○瀬野委員 株式会社協同果汁工場問題並びにサッカリンの規制緩和問題について、農林省並びに厚生省当局に質問いたします。 本件については、私も過去十二回にわたり、特に協同果汁問題については昨年の十月並びに十一月にも質問してまいりましたし、その前にも四、五回にわたっていろいろと政府見解をただしてきたわけでありますが、この協同果汁は、御承知のように、果樹振興の消費拡大の一環として、農林省が調整役となって、チルドジュースの生産販売会社としてできたもので、去る四十八年十月六日に農協出資による株式会社協同果汁の創立総会が持たれ、場所は東京大手町の農協ビルで開かれたわけでありますが、資本金二億円、授権資本八……
○瀬野委員 飼料の品質改善に関する法律の一部を改正する法律案について、農林大臣並びに農林省、厚生省当局に質問いたします。 現行の飼料の品質改善に関する法律は昭和二十八年の第十五回国会において成立したものであるが、現行法に基づく飼料取り締まり行政は、家畜等に対する飼料の栄養効果の確保という観点からの品質問題に重点が置かれ、飼料の安全性の確保の面はもっぱら行政指導に基づき実施されてきたわけであります。 今回の改正は、飼料の安全性確保の見地から、題名を飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律と改め、目的規定を整備し、飼料をめぐる諸情勢に対応しようとしておるわけでありますが、一つには、食品衛生……
○瀬野委員 外国人漁業の規制問題について水産庁長官に質問いたします。 まず、最初に、去る四十九年の四月と五月に、水産業の振興に関する決議を衆参両院農林水産委員会で行っておりますが、この決議に基づいて水産庁はどういう対策をとってこられたか、概略御説明をいただきたいと思います。 と申しますのも、御承知のように、本日当委員会が開かれたのも、かねがね外国人の漁業規制問題が大変問題になっておりまして、各党一致の上で今回委員長提案による法律を出すということでいま検討して、本日の午後もまたさらに検討を進めることになっておりますが、そういったことは今後各党検討の上で進めてまいるわけでありますけれども、今後……
○瀬野委員 飼料の品質改善に関する法律の一部を改正する法律案について参考人にお伺いいたします。 まず、最初に、東大農学部教授藤巻参考人にお尋ねいたしますが、藤巻教授は東大においても食品学を専攻しておられますし、また、厚生省所管の食品衛生調査会の委員でもあられる立場であります。今回の法案は国民にとって大変重要な影響を持つ飼料の品質改善の法案でございますが、私は、将来の国民の健康と安全に影響する重大な法案であるということで先般来農林省に見解をただしてきたところでありますが、時間の関係もございますので、若干はしょってお聞きしますが、教授の御意見をお聞かせいただければ幸いであると思います。 まず、……
○瀬野委員 飼料の品質改善に関する法律の一部を改正する法律案について、農林大臣に質問いたします。 本改正法案について、去る五月二十九日に私は農林大臣に二時間にわたって質問を申し上げましたし、また、昨三日も参考人に対して質問いたしてまいったのでありますが、これを踏まえて三点について大臣にお伺いをいたしておきたいと思います。 まず、最初にお伺いしたいのは、飼料の安全性の確立の土台となるべき飼料等の、特に飼料添加物の毒性の問題でありますけれども、先般からたびたび質問申し上げておりますように、発がん性、催奇形性、変異原性、遺伝的諸影響などについての基礎データがほとんど研究されていないためにデータも……
○瀬野委員 グレープフルーツ、レモン等の違法添加剤検出問題並びに農業近代化資金の融資問題について、農林省並びに厚生省当局に質問いたします。 この件については、去る五月二十二日の当委員会で質問を留保しておいたものでありますが、まず、最初に、グレープフルーツ問題からお尋ねしますが、ことしの二月に輸入を再開されました米国フロリダ産のグレープフルーツから、日本では許可されていない合成保存剤オルトフェニルフェノールが大量に検出されました。これは農林省蚕糸試験場の重松農学博士が検出したものでありますが、最大検出量は一六・九二ppmに達したと言われておりまして、グレープフルーツは昨年夏のミバエ問題で輸入を……
○瀬野委員 農林年金の一部を改正する法律案について、農林省及び厚生省当局に質問いたします。 本案は、農林漁業団体職員共済組合による給付に関し、他の共済組合制度に準じて、一つには既裁定年金の額の改定、二つには年金の最低保障額の引き上げ、三つには標準給与の月額の上下限の引き上げ等を行おうとするものでありますが、法案の中身に入る前に、まず厚生省に若干お尋ねをいたしたいと思うわけであります。 わが国の年金制度について、公的年金の基幹である厚生年金及び国民年金も財政再計算期に入り、本来であれば昭和五十二年度が再計算の時期であるわけでありますけれども、経済情勢の変動の激化で二年も待っていられないという……
○瀬野委員 農林年金の一部を改正する法律案について、農林大臣に質問いたします。 本法については、昨六月十七日に当委員会で農林省並びに厚生省に全般にわたって政府の見解をただしてまいったところでございますけれども、特に重要な点をはしょって農林大臣にお伺いいたしたいと思います。 局長から一応の答弁はいただいた点もございますが、大臣が本日出席されましたので、特に重要な部分について質問するわけでありますが、まず、最初に、わが国の年金制度は経済情勢の変動の激化で長期的な社会変動に対応できる制度の設計が要求されておるわけでございますが、このときに当たりまして、一年早めて昭和五十一年度には総合的な見直しが……
○瀬野委員 昭和五十年産生産者米麦価について農林大臣に見解を求めます。 五十年産米価についてでありますけれども、政府は、税収入の伸び悩み、また財政状態の悪化等を理由に生産者米価を抑制しようとして、厳しいことが伝えられ、また、一般の報道機関にもそのことが報道されております。すなわち、先制攻撃をしかけられていると言っても過言ではありません。こういった背景を踏まえまして、ことしの米価は一般に厳しいというようなことが頭の中に植えつけられているような感じがしてならないのでありますけれども、反面農家の立場を見ますと、事実、実質所得が一・六%の微増にとどまっておりまして、生活は改善されていないのが現在の日……
○瀬野委員 米価及び麦価について農林大臣に質問いたします。 昭和五十年産米価、麦価については、去る六月十九日に当委員会で私は政府の基本的な方針を伺ってきたわけでありますが、いよいよ六月二十五日、二十六日には米審が開かれ、麦価が審議されるわけです。また、先般も質問でいろいろただしたわけですが、七月の十日前後になろうかと思いますけれども、米価を決定する米審が開かれるということが当然推測できるわけでありますが、本日は麦価を決める米審前でございますので、麦価を中心に農林大臣に伺いたいと思うわけです。 その前に、昨二十三日に公明党から米麦価に対する申し入れを井出官房長官、大平大蔵大臣及び農林大臣に行……
○瀬野委員 三善食糧庁長官に対して、昭和五十年産麦価について質問をいたします。 昨二十五日に米価審議会が開かれまして麦価が諮問されたわけでありますが、大麦三類二等、五十二・五キログラムに対して四千七百一円、前年対比四百三十四円増、裸麦三類二等、六十キログラム六千三百八十円、前年対比五百八十八円増、小麦が二類二等、六十キログラム六千百二十九円前年対比五百六十五円増と、おおむね一〇・二%の諮問がなされて、そのとおりの答申が出たわけであります。 米価審議会は昨日十時過ぎから開かれましたけれども、私も農林省三番町分室に、午前八時半から答申がでました二十二時過ぎ、そして記者会見を終わる二十二時三十分……
○瀬野委員 サッカリンの規制緩和に関して政府当局にお伺いいたします。 サッカリンの規制の大幅緩和に関する申し入れを去る五月十四日に田中厚生大臣に行ったわけでございますし、さらに、去る五月二十二日に当委員会で農林省並びに厚生省に対して私は質問いたしましたが、次いで私はサッカリン問題に関する質問主意書を六月十六日に政府に対し提出し、その答弁書を六月二十四日に受け取りました。ところが、この答弁書を読んで私の疑念は晴れるどころか、実はますます疑念を深めたわけでございます。 結論から申しますと、まず、私の質問にまともに答えていない。すなわち、都合の悪い質問に対しては回答はないわけであります。また、回……
○瀬野委員 昭和五十年産米価について農林大臣に質問をいたします。 今年度米価諮問を見ますと一三・一%のアップ、一万五千四百三円ということで諮問されております。内容についてはいまから逐次質問するとして、昨日から農林省三番町分庁舎でいよいよ米価諮問の審議が始まったわけですが、昨日の農林大臣に対する農民団体の要請の中で、大臣が陳情書を受けました。その陳情を受けた際に、農民の怒りが爆発して大臣に米を投げつけ、また、怒号をもって大臣にいろいろと要請をしましたが、農民がまじめに今後の日本国民のことを思い、国民の食糧を生産するためにも、また、国の自給率を上げるためにも一生懸命がんばろうとして純真な気持ちで……
○瀬野委員 総合食糧政策、災害対策及びミカン対策問題等について、農林省当局に質問をいたします。 農林省は、八月二十二日に食糧の自給率向上を目的とした「総合食糧政策の展開」と題する八項目からなる基本政策を発表しております。これはことし四月、農政審議会が答申したところの、昭和六十年を目標に食糧自給率向上を目指す「農産物の需要と生産の長期見通し」に基づいて出されたもので、世界的食糧危機時代の到来という背景に対処をしたものであると私は思っております。と同時に、来年度予算に対する安倍農林大臣の攻めの農政の姿勢の基本方針である、かように私は認識し、受けとめておるわけでありますが、農政審の答申は、世界的食……
○瀬野委員 日本国と中華人民共和国との間の漁業に関する協定、いわゆる日中漁業協定について、宮澤外務大臣並びに水産庁長官に質問をいたします。 本論に入る前に、誘拐事件と拿捕事件の二件について当局に通告いたしておりましたので、若干質問をいたします。 十一月七日夜十時三十分に、フィリピンのミンダナオ島サンボアンガ市沖のバシラン島の東にあるカウランガン島付近で起きました日比合弁のシゲト漁業会社の漁船スール四号事件でございますが、これについてもいろいろ質問申し上げる予定にしておりましたが、ただいまもいろいろ論議されましたので、私、一点お伺いしておきます。 この事件についてはただいま当局から答弁もご……
○瀬野委員 昭和五十年度産サトウキビの最低生産者価格等について質問をいたします。大変時間が制約をされておりますし、重要な問題でありますので、要点を申し上げますから簡潔明快にお答えをいただきたいと思います。 まず最初は、生産費所得補償方式によってぜひ本年度産のサトウキビの価格を決定していただきたい。最低生産者価格の決定はぜひとも生所方式でということで、しばしば政府に対しても、またわれわれ国会議員に対しても現地の屋良知事を初め、各種団体、農協等から要請があったことは十分御承知だと思いますが、この生所方式については去る八月二十二日、政府は新しく「総合食糧政策の展開」というようなテーマで新しい今後の……
○瀬野委員 財団法人日本動物愛護協会、略称はJSPCA、こう言いますが、この協会の問題について農林省当局に質問いたします。 財団法人日本動物愛護協会は同協会内に付属動物病院を持っております。この協会は寄付行為ができることになっておりまして、昭和三十年十一月二日農林大臣が認可し、さらに昭和三十二年七月十七日一部変更農林大臣認可となっているもので、東京都渋谷区千駄ケ谷三丁目一番地に所在しておるのであります。 戦後マッカーサー総司令官夫人や日本駐在の英国外交官夫人らが主唱者になって設立されたものであります。この協会は、戦後の混乱がおさまっていない昭和二十三年五月発足したわけでありますが、食うのに……
○瀬野委員 宮澤外務大臣が本日世界首脳六カ国会議に出席されるので、いま国民の食料確保の上から緊急の問題となっております日ソ漁業について質問いたします。 時間が厳しいので、はしょって質問いたしますが、領海十二海里の宣言は、日本政府が一方的に宣言し、世界に公知せしめることによってできるわけであります。今日の国際政治から見て、領海十二海里は世界の趨勢でありまして、いま世界で領海三海里を宣言している国は三カ国であるというふうに私は理解しておりますが、まず第一にお伺いしたいことは、宮澤外務大臣に、領海十二海里宣言がやれない理由、これはどういう理由であるか、そのネックは何か、改めてひとつ冒頭伺いたいので……
○瀬野委員 山地酪農、松生丸事件、生糸の一元化輸入制度の恒久化等について農林大臣及び当局に質問いたします。 まず本題に入る前に、わが国の飼料需要というものが畜産の生産拡大に伴い年々増加いたしております。昭和四十九年には濃厚飼料の場合二千百十四万トンにも上っておりまして、約七〇%以上がアメリカを初めとする海外からの輸入によって賄われているのが現状であります。一方、国内産の自給飼料の生産は、増大する飼料需要に即応する積極的な対策がほとんどないまま今日に至っているという現状でございます。特に濃厚飼料につきましては、国内での自給対策に力を入れず、いたずらに海外依存度を深め、今日世界の飼料貿易量の約一……
○瀬野委員 農薬禍問題について農林大臣、法務省、内閣法制局、厚生省に対して質問いたします。 奇形児激増とその対策について、まず最初に厚生省にお伺いをいたします。 国立がんセンターの統計によると、最近の傾向として小児がんの発生率が異常に多くなり、これに加えて奇形児、一つ目、手足の指の曲がった者、肛門のない子、心臓奇形など、さまざまな異常な後期死産がふえ続け、この二十年間に十一倍というまことに戦慄するような奇怪な現象が発生しております。過去に比べてこのような悪性疾患が激増していることについて、厚生省当局はどのような見解をお持ちであるか、またそれに対してどういう対策をとっておられるか、最初にその……
○瀬野委員 サッカリンの規制緩和問題について、田中厚生大臣並びに関係局長等に質問いたします。 厚生省が昨年五月十四日に人工甘味料サッカリンの使用基準を、それまでの三倍、すなわち体重一キロ当たり一日三ミリグラムに緩和することを決定し、五十年七月二十五日にこの新基準を告示し、実施に移しましたが、このサッカリンについては催奇形性、発がん性の疑いが一向に晴れぬまま規制緩和に踏み切り、厚生省当局の食品行政のずさんさが浮き彫りにされ、ますます国民の疑惑を深めていることは御承知のとおりであります。 このサッカリンについては、世界各国の学術雑誌等に発表された関係論文でも約二百三十編あり、その中には突然変異……
○瀬野委員 農林大臣の所信表明に対し質問をいたしたいと思います。
安倍農林大臣は就任後二年目を迎えられたわけであります。大臣が主張する攻めの農政、この実現に向かっての正念場とでも申しますか、私は今年の予算を期待して見ておったわけであります。御承知のように、世界的な食糧危機等を背景に農業を見直し、食糧自給率向上が叫ばれておるわけですが、五十一年度新農林予算の編成に当たって、大臣の予算に対する評価並びに五十一年度への決意、これを冒頭に伺いたいのであります。
【次の発言】 大臣は、昨年まとめた総合食糧政策の確立に完全な基盤ができた、こういうふうに高く評価されておられるようでありますけれども、実際の……
○瀬野委員 農林大臣の所信表明に対する三月二日の質問に引き続き、昭和五十一年度農林漁業関係予算に関連して、本日は特に林業、漁業について、農林省、外務省、運輸省、海上保安庁当局に質問いたします。
林業関係について最初にお伺いいたしますが、林野庁は昭和五十一年度林野関係予算の特色はどのように説明されるか、まず最初に伺いたいのであります。
【次の発言】 五十一年度林野関係予算の特色というべきものをおっしゃっていただきましたが、このほかにあえて申し上げれば、大規模林業圏の開発林道等がございますが、これもことしは一四四・三%の伸びでありますけれども、事業量は十七・六キロメートルということで、前年度十七……
○瀬野委員 土地改良法の一部を改正する法律案について、農林大臣に質問いたします。 本日は、昭和五十一年度予算が国政上かつてない状況で、国会が正常化されていないため、国民生活安定のため四十日間の暫定予算を組むということで、きわめて限られた時間の範囲内で土地改良法の一部改正案の審議をすることになったのであります。本法案は重要な点がたくさんございますが、時間の制約もあるわけでございますので、若干の点について質問を行い、細部についてはいずれ国会正常化の上で質疑をさらに行うということを留保して、ただいまからはしょって質問をいたしたいと思います。 本案は、国営土地改良事業のうち、特別会計事業の範囲を拡……
○瀬野委員 全森連の植田参考人にお尋ねします。
本日は大変貴重な御意見ありがとうございました。時間の関係がございますので、簡潔にお尋ねします。
まず第一点は、今回森業改善資金助成法が提案されておりますけれども、五十一年度枠として資金枠が二十億予定されていますが、こんな二十億台では、全国四十県として一県に五千万円ぐらいが一つの基準になろうかと思いますけれども、こういう金では大変少ないわけですが、将来この資金枠はどのくらいを希望しておられるか、お考えがあればまずお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 現在、参考人もおっしゃっているように、要間伐林分面積は約百六十万ヘクタールを数えており……
○瀬野委員 林業改善資金助成法案並びに漁業三法について、農林大臣並びに林野庁長官、水産庁長官等、関係当局に質問いたします。 本法案は、新たに林業従事者等に対し無利子の中、短期の資金の貸し付け措置を講ずることによって、林業経営の健全な発展、林業生産力の増大及び林業従事者の福祉の向上に資することが目的とされておりますが、以下順次質問してまいりますけれども、その前に、去る四月二十八日、全森連の植田会長を参考人として当委員会に招致し、いろいろと参考意見を伺ったわけでございます。いろいろ内容はたくさんございましたが、その中で、冒頭特に農林大臣にお尋ねしたい点は、いま一番林業者並びに木材業者が心配し要望……
○瀬野委員 農業者年金基金法の一部を改正する法律案並びに農林年金の一部を改正する法律案の二法案について農林省、関係当局に質問いたします。 農林大臣が参議院の方の審議に出席していられますので、農林大臣に対する質問は明十三月午前中に質問を留保することにいたしまして、事務的な諸点について政府に見解を求めるものであります。 まず最初に、農業者年金について質問をしてまいりますが、農業者年金加入の実態と状況についてお伺いをいたします。 本法制定の当初は約二百万人の加入を予定しておったわけですけれども、本年度の予算措置を見ましても、百六十五万人が予定されているにもかかわらず、五十年三月末現在で百十五万……
○瀬野委員 農林年金並びに農業者年金、二法について農林大臣に質問いたします。 昨五月十一日、この二法について農林省関係当局に質問いたしてまいりましたが、農林大臣が参議院の審議のために当委員会には出席ができませんでしたので、本日は農林大臣に対して特に重要な諸点についてお伺いをしてまいります。 まず最初に、農林年金の方からお尋ねしてまいりますけれども、第一点は、既裁定年金の年金額の引き上げの問題でございますけれども、御承知のように、農林年金の場合には他共済と同様公務員給与によるスライド方式が事実上導入されております。昭和四十年以降、毎年法改正による改定が行われてきたわけでありますが、今回の改正……
○瀬野委員 野菜生産出荷安定法の一部を改正する法律案並びに農業災害補償法及び農業共済基金法の一部を改正する法律案について農林大臣並びに大蔵省当局に質問いたします。
野菜生産出荷安定法の一部を改正する法律案から逐次お伺いしてまいりますが、本論に入る前に、冒頭、野菜の定義として、どういう定義づけをしておられるか、農林大臣にまず御見解を承りたいのであります。
【次の発言】 野菜の定義を最初にお伺いしましたが、逐次質問に入ってまいります。
まず最初に、指定消費地域が現在の十三地域から今回七地域ふえて二十地域になるわけでございますが、二十地域に指定されるに当たって今回七地域のみにしぼった理由はどうい……
○瀬野委員 昭和五十一年産米価、農業白書、財団法人日本動物愛護協会、小豆の異常暴騰対策並びに国有林の林地崩壊問題等について、農林大臣及び関係省庁に質問をいたします。 米審の日程について農林大臣にお伺いいたします。国会の会期延長、ロッキード事件の捜査、政府高官名の発表、解散総選挙絡みで予想しにくいとの声もありますが、また一面、総選挙前になれば生産者米価の大幅値上げをせざるを得ないということで、ことしはできるだけ早く決めたいとの意向であるやに聞いております。また昨日、本日の動き等を見ますと、かなり総選挙の時期が早くなるのではないかという予想もされるというようなことから、ことしの米審はまさにどうな……
○瀬野委員 昭和五十一年産米価、麦価、小豆の暴騰対策その他について、農林大臣並びに国税庁に質問いたします。 昭和五十一年産米麦価については、昨二十一日に農林大臣に七項目の申し入れを行ったところでありますが、麦価米審は明六月二十三日、二十四日に決定をされております。生産者米価に対しての米審の日程については、米価の算定基礎資料が七月四日ないし五日ごろにまとまるということから、それ以後ということになるわけでありましょうが、生産者米価については少なくとも七月十五日の盆前にはぜひ決定していただきたい、かように申し入れたところであります。従来から、田植え前にぜひ米価審議会を開いて米価の決定をするようにと……
○瀬野委員 昭和五十一年産の米価について農林大臣に質問いたします。 米価問題については去る六月の二十二日、当委員会で農林大臣を初め政府当局に算定要素のとり方その他についてるる質問をいたしてまいったところでございます。そこで、私は大臣にまずお伺いしたいことは、けさほどから米価審議会が始まって、諮問がなされました。五・二%という低米価の諮問でございます。われわれの予想したとおりでございました。 けさ私も八時から三番町に詰めておりましたが、委員会が始まるので十時前にこちらに参りましたけれども、農林大臣もけさいち早く、八時半ごろでしたか米審会場に着かれて、たくさんの農民の歓迎を受けられたわけです。……
○瀬野委員 米価、ミカン対策等について農林大臣並びに大蔵省に質問いたします。 農林大臣にお伺いいたしますが、政府は、今年度生産者米価六・四%に対して、消費者米価は二けた台の一〇・二%と決まり、再米価のコスト逆ざやは現行より六・二%縮少したのであります。政府のこのような一連の決定を見ますときに、はっきり言えることは、食管離れ、脱食管政策を一段と推し進めていることでございます。すなわち、米価については逆ざや不拡大から逆ざや解消に向けて大きく踏み出したと言えるのであります。さらに政府は、売買逆ざやを五カ年計画で解消するとの方針を打ち出しておりますが、これが次年度以降も着実に実施されるとなると、二重……
○瀬野委員 災害対策特別委員会の委員派遣第三班として高知県、徳島県について去る九月二十七日から三日間の予定で、詳細台風第十七号による被害状況を調査してまいりました。膨大な調査でございますので、個々にわたっての問題はその都度現地に随行しました政府委員にもいろいろと意見を申し上げ、対策を迫ってまいりましたので、時間の制約もあることでありますし、全部をここで申し上げることはできませんけれども、一口にして言えば、私たちもいまだかつて経験しないまさに大災害であった、かように印象をもって帰ったわけでございます。地元民の、緊急な対策、そして一日も早い生活の安定というものを願っている姿を見ましたときに、ただこ……
○瀬野委員 東日本を中心とした冷害対策について、農林大臣並びに関係当局に質問いたします。 本員は、第一班として十月四日から三日間、北海道の調査を行ってまいりました。詳細は団長から本日報告のとおりであります。これに先立ちまして、私は八月二十一、二十二日にいち早く山形、福島県の冷害調査をいたしまして、当時農林省にもいろいろその警告を発したわけです。もうそのころは歴然とした冷害が見受けられました。さらに九月六日から八日にかけて岩手県、青森県、宮城県の調査を党の調査団長として調査をしてまいりました。その結果、九月八日に帰りまして九日に直ちに井出官房長官を通じて三木総理に十九項目の冷害対策の申し入れを……
○瀬野委員 台風第十七号災害対策について、農林大臣並びに関係当局に質問いたします。 この件については、去る九月三十日、災害対策特別委員会、昨十月七日農林水産委員会において、各大臣を初め関係当局に種々質問をしてきたところでございます。激甚災害法並びに天災融資法に基づく天災資金の早期貸し付け等の問題について、三十四項目についていろいろ質問をしてまいりましたが、本日は時間の制約がございますし、この二回の質問で積み残した問題、特に熊本県を中心にした問題等若干農林大臣に質問を申し上げたい、かように思うわけでございます。 まず最初に、農林大臣にお伺いしたいのでありますが、激甚災害法の指定について、本日……
○瀬野委員 飼料問題、動物、薬種商対策、ミカン、生糸並びに海洋法に関して、農林大臣初め関係当局に質問いたします。 飼料にもみがら混入で裁判となっている飼料異物混入事件が昭和四十一年に宇都宮地裁に問題が持ち込まれ、いまだ決着がつかないまま今日に至っております。最後に農林大臣にこの件について所見を伺いますので、事件の内容を十分承知していただきたいと思います。 事件の概要を申し上げますと、原告は、ロッキード疑獄事件で問題になっております丸紅株式会社の直系である丸紅畜産飼料株式会社がつくった飼料を販売していた商社で、同じ丸紅系統の日産丸紅商事であります。被告は、鹿沼市石橋町千三百十一番地、栃木県養……
○瀬野委員 漁業、畜産、大規模圃場整備事業等について、農林大臣及び関係当局に質問いたします。
去る十月十三日、当委員会で種々質問をいたしたところでございますが、その節保留したもの等を伺ってまいりたいと思います。
それに先立って、冒頭に農林大臣にお伺いいたしますけれども、領海十二海里について、大臣は昨日次の特別国会に法案を出す、こういうことで積極姿勢を示されておられます。これは、国連海洋法会議の結論を待たずして出すということでございますが、当委員会としても確認をしておきたいので、まず冒頭その点を農林大臣にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 農林大臣のいまいろいろ答弁ございましたが、政府は……
○瀬野委員 全国漁業協同組合連合会会長理事の及川参考人、大日本水産会副会長の高橋参考人、全日本海員組合組織局次長の麻生参考人には貴重な参考意見を陳述していただきまして大変ありがとうございました。引き続き若干こういう機会に三参考人に質問いたしまして今後の資料にしたい、かように思います。 実は去る十月二十日に当農林水産委員会で、本日の皆さん方の意見を聞く前に、私もたくさんの問題を質問しております。海洋法問題、十二海里の早期宣言問題、最近における農林大臣の十二海里宣言に対する発表等がありましたので、それに対する追及等もいたしました。また、今後の海洋法会議の見通し、二百海里のいわゆる漁業専管水域の設……
○瀬野委員 国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道財政再建促進特別措置法の一部を改正する法律案について、運輸大臣、国鉄総裁並びに関係当局に質問いたします。 まず運輸大臣にお伺いしたいのでありますが、今回の国鉄財政再建方針は、昭和五十七年度までに四回にも及ぶ大幅な値上げをもくろんでおるわけでありますが、国民生活に重大な影響を及ぼすことは言うまでもなく、特に私たちは農林水産を担当しておりますけれども、農林漁業物資については大いなる打撃を受けるわけであります。したがって、大幅値上げを認めることはできないわけでありまするが、今度の国鉄貨物運賃の値上げ幅は、国鉄の資料によりますと、米が小牛田―隅田川間で二九・……
○瀬野委員 公有水面埋立法の一部を改正する法律案について質問いたします。 公有水面の埋め立てが、今日ほど土地が最も重要な問題として取り上げられておるときはないわけでありますが、土地を新しく生産する唯一の方法であるわけですけれども、環境保全の上からも問題がたくさんあるわけでございます。軽々にこれをきめるということは問題があるわけで、十分慎重にやっていただきたい、かように思うわけです。 そこで建設大臣に、今回の法改正は埋め立て手続法というふうなことになっておりますが、埋め立て公害防止によるところの環境保全、安易な埋め立て計画による利権化の問題規制等がございます。関係住民の意見も十分聞いて慎重に……
○瀬野委員 厚生年金保険法等の一部を改正する法律案について質問をいたします。 本日は社労、地方、大蔵、農水の連合審査でございますので、農林水産で毎年いろいろ審議をしている問題等の中から、時間の制約もあるので重大な問題だけを質問申し上げたいと思います。 農林委員会で毎年質問しましても、厚生省または厚生大臣に相談しなければ、なかなか解決できないということをよく言われますので、きょうはひとつ厚生大臣に全部答弁いただきますように期待してまいっておりますので、ひとつよろしくお願いをしたい、かように思います。 まず最初に、通算年金制度の改善の問題ですが、農林委員会でもこの問題がしばしば論議されるので……
○瀬野小委員 イモでん粉等価格対策に関して、農林省当局及び大蔵省当局に質問いたします。
きょう、明日じゅうには、イモでん粉の原料基準価格、また買い入れ価格等の決定がなされるということで、例年十月二十日までにこれらの決定を見るわけでありますが、重大なときになっておりますので、以下、若干重複もありますが、系統立てて逐次質問してまいりたい、かように思うわけであります。
そこで、まず、日本のでん粉の総需要は、どのように見通しを立てておられるか。その辺からひとつ答弁をいただきたい。
【次の発言】 昭和四十八年は、おおむね百二十万トンちょっとの需要があるという答弁である。われわれもそういうふうに理解い……
○瀬野小委員 水銀等による水産動植物の汚染に係る被害漁業者等に対する資金の融通に関する特別措置法案について、わが党の見解を申し述べます。 水産業被害対策小委員会は、今日まで七回開かれてまいりまして、熱心な討議を続けてまいりました。特に七月二十日第三回の小委員会においても、本特別措置法案のあり方についての考え方等具体的な問題が提起されまして、会を重ねてまいったわけであります。この中で、先ほどからも話がございましたように、直接地域、間接地域の問題、また政府の債務保証の関係、利子、融資額の問題等に焦点がしぼられてきたわけでありますけれども、何と言いましても、今国会の会期が九月二十七日までで、余すと……
○瀬野分科員 熊本刑務所内における不正事件並びに綱紀粛正等について、法務大臣及び人事院総裁、各関係局長にお伺いする。
熊本刑務所は、実刑八年以上の者を収容している長期収容施設であり、本所及び四つの支所で六百名余の方が収容人員となっております。
法務大臣にまずお伺いいたしたいのでありますが、刑務所の収容者を使役する場合の作業収入については、賃金が国庫に入るものとそうでないものとがあるわけであります。念のために、まずこの点を明らかに御答弁いただきたい。
【次の発言】 そこで、時間の制約もあるので、問題提起の意味で申し上げてお尋ねいたしたいのでありますが、熊本刑務所東側外べいに沿った道路の東側に……
○瀬野分科員 建設大臣並びに関係局長に下筌ダムのひび割れ問題ほか数点についてお尋ねをいたします。 蜂之巣城といってずいぶん全国を騒がせました下答ダム、最後まで反対し続けてついになくなられた室原さんがおられたわけですが、その方の霊がたたったともいわれて地元ではずいぶん心配しておりますけれども、この下筌ダムは、御承知のように昭和四十七年熊本県と大分県の県境を流れる津江川に完成した多目的ダムでありまして、この貯水池周辺の熊本県阿蘇郡小国町黒渕、室原と対岸の大分県日田郡中津江村一帯にたいへんな地すべりが起こりまして、山林、田畑、家屋、農道及び県道等、地割れが生じて危険な状態にあるわけです。このことに……
○瀬野分科員 熊本県の阿蘇郡に起きております火山灰病、一名骨腐病といいますが、この対策並びに水俣病に対しての大臣の見解、さらにはハンセン氏病に対する対策、最後に戦没者遺骨収集の問題について齋藤厚生大臣にお尋ねをしたいと思います。 まず最初に、熊本県阿蘇郡の阿蘇谷を中心とした一帯に原因不明といわれる火山灰による風土病、一名骨腐病が発生して問題になっているわけであります。これは骨がだんだん腐っていくような、激痛を覚える。さらに、からだの骨が変形して縮んだり、歯がぼろぼろと欠けていくような奇病でございまして、その病状は軽症と重症とがございますが、重症にあっては高熱が三十九度ないし四十度出ますし、全……
○瀬野委員 国際協力事業団法案について関係閣僚に質問いたします。 外務大臣が午後おいでになるということで、外務大臣に対する質問は午後に留保しまして、農林大臣に対する質問を先にいたしたいと思います。 まず最初に、昨年は世界的に最高の豊作が伝えられたにもかかわらず、不作の影響がいまなお尾を引いておりまして、異常気象に見舞われた西アフリカ諸国は、干ばつによる飢餓状態から離脱し得ないまま停滞しておるのでございます。凶作や飢饉から脱出しようという欲求は人間の生存権の問題でありまして、生活水準向上への意欲は単なる物欲の追求とは異なりまして、人権確立への悲願でもあるとするならば、先進国としては開発途上国……
○瀬野委員 生産緑地法について、建設大臣並びに自治省、農林省、関係当局に質問いたします。 本法の第一条には「目的」として、「この法律は、第一種生産緑地地区に関する都市計画及び第二種生産緑地地区に関する都市計画に関し必要な事項を定めることにより、農林漁業との調整を図りつつ、良好な都市環境の形成に資することを目的とする」と示されております。「農林漁業との調整を図りつつ」とありますけれども、市街化区域内の生産緑地地区制度について、都市の中で特に市街化区域における農業経営の基本的なあり方についての見解をまず最初に農林省当局から御答弁をいただきたい。
○瀬野委員 雇用保険法案連合審査にあたりまして、主として農林大臣並びに関係当局に質問いたします。 農林大臣が農林年金法案の審議のために時間が限定されておりますので、主として農林大臣関係を先に質問しまして、後ほど十六時五分から労働省、建設省関係を主体に質問申し上げたい、かように思うわけでございます。 まず最初に、六十万人ともまた八十万人ともいわれる出かせぎ労働者は、建設業はじめ他産業においても低賃金で下働きに従事し、産業側は大いにこれを活用してきたわけでありますが、このような出かせぎ労働者に対する給付を締めつけ、切り下げを行なうことは冷たい仕打ちであり、問題である、私はかように指摘するわけで……
○瀬野小委員 参考人の皆さんにはたいへんお忙しいところをきょうは貴重な御意見をありがとうございます。 畜産振興審議会の会長である片柳参考人には、時間がないそうでございますので、後ほど他の四参考人にいろいろお聞かせをいただくことにしまして、一、二点だけはしょってお尋ねをしておきたいと思います。 まず、一点は、今回の畜産危機は、かつてない、農家がいままで経験したことのない重大なときでありまして、参考人も、重大な転機に来ているということをいま陳述されましたが、十分認識をされておるものと私もただいまの見解を聞いて了解いたしました。そういう理解のもとに真剣に審議会に取り組んでいただいていると私は思い……
○瀬野分科員 環境庁のあっせんで、熊本県水俣湾の水銀ヘドロ処理について、三木環境庁長官、徳永運輸相、沢田熊本県知事は、二月四日東京霞ヶ関の総理府内で三者会談を開き、事業主体や費用負担問題等について話し合い、その結果、水俣湾ヘドロ処理問題に関する政府と熊本県の基礎的合意事項として合意されたことは、すでに新聞で報道されておりまして、私も一応の評価をするわけでありますが、この合意事項の中には、まだまだ重要な問題が今後残されております。よって、この基本的合意事項を、当委員会で冒頭明確にしていただくために、まず明らかにしていただきたいのであります。
○瀬野分科員 熊本県の白川改修について冒頭お尋ねします。 熊本市の中心部を貫流しております一級河川白川がございますが、二十八年の大災害によって熊本市はたいへんな災害をこうむったわけでございます。この河川改修が、たいへん工事がおくれているということで、地元ではたいへんな心配をいたしております。本件につきましては、私も昭和四十四年以来すでに当委員会でも例年質問をいたしまして、四回ほど質問をし、さらに災害対策特別委員会でも三回にわたっていろいろと対策を講じてきたところでございますが、大臣も御承知のごとく、建設省においては昭和四十七年から五十一年に至る治水第四次五カ年計画を樹立して、これに伴い、この……
○瀬野分科員 熊本県民が注視の中に、重大な問題となっておりますところの塚原古墳群の保存問題と、熊本地方裁判所移転問題にかかわる保存の問題について、文部大臣並びに大蔵省、建設省当局た質問をいたします。 まず初めに、塚原古墳群の保存問題について建設省のほうからお伺いしてまいりますけれども、この塚原古墳群は、熊本県の下益城郡城南町に所在しておりますが、九州縦貫高速道がこの中央を通過するということで、たいへん地元ではこの保存について心配をいたしておるところでございます。昭和六十年までに七千六百キロのハイウエー網が完成を目標に、高速道路、すなわち国道、幹線自動車道でありますが、建設が進められているわけ……
○瀬野小委員 昭和四十九年産てん菜糖買い入れ価格について、農林省関係当局に質問いたします。 去る九月十日、農林水産委員会でてん菜糖買い入れ価格について質問をいろいろ申し上げたわけでありますが、いよいよ価格決定を目前にいたしまして、再度政府の見解をただし、十分に検討の上、再生産ができるように、てん菜耕作農民が要求しておりますトン当たり一万五千円の価格にぜひ決定されるように冒頭要望し、以下質問に入りたいと思います。 いろいろ先ほどから質問が出ておりますが、私はこの機会に総体的に問題点をあげて当局の見解をただし、今明日決定する価格についての慎重な検討の資料にしていただくようにお願いをする次第です……
○瀬野小委員 昭和四十九年産サトウキビの生産者価格等について、関係当局に質問いたします。 十月二十八日の当小委員会でも、てん菜、サトウキビ等の価格問題については私からもるる質問いたしたところでございます。その後、十月三十日午後二時から、東京九段会館でサトウキビ要求価格貫徹沖繩県農民東京大会が開かれまして、一千余名の方が、約一億円以上の旅費を使って、台風の余波によるしけの中を船酔いをしながら、往復九日間にわたって陳情がございました。これは昨年に引き続き二回目の大型陳情でございますが、御承知のように、沖繩は戦後四分の一世紀という長い間異民族の支配下にあって、まさに、本土における米にかわる主幹作物……
○瀬野小委員 去る十五日に畜産振興審議会の総会が開かれ、畜産物価格が三月末までに法に基づいて決定されることになるわけで、これから各部会が逐次行なわれるわけであります。最終的には二十八、九日ごろ価格が決定されると予想していますが、来る三月二十八日にさらに畜産小委員会を開いて政府の姿勢をただすということにいたしております。 審議会が始まったばかりでありますので、政府としても内容については即座に答弁できない面もいろいろとあろうかと思いますけれども、畜産農家が危機に瀕している現状にかんがみて、以下いろいろ質問申し上げてまいりますので、ぜひ再生産ができるよう、今後畜産農家の要求に応じた畜産諸価格の決定……
○瀬野小委員 農林大臣が午後出席をして、小委員会からさらに本委員会を開いて決議等を行い、当面の畜産価格の決定をするということでございますので、その節いろいろ詳細質問をいたしたいと思っておりますが、去る三月十七日の小委員会でもいろいろ指摘しておりましたし、各委員からも質問がございましたので、時間の関係もあり、省略して、数点資料に基づいてお尋ねをしておきたいと思います。 ただいま質問がありましたが、実は、乳価の問題等について、政府は四十九年十一月から五十生一月の労賃を基準にしていろいろと算定しておるようでありますが、四月一日以降でありますと、いわば一年前の労賃ということになるわけでございますので……
○瀬野小委員 農林省は、二十一日に、農林省分庁舎で畜産振興審議会食肉部会を開き、新たに指定食肉となった牛肉安定価格の政府試算価格を諮問したわけでありますが、今回新たに畜安法が通りまして、今後、将来の日本における畜産の自給率を上げるためにも重要な価格を決定する最初の段階であるということで、本日の小委員会でもこのことを重要視してわれわれも政府の見解をただすわけであります。 まず、最初に、先日、五十年度指定食肉についての諮問に対して片柳畜産振興審議会会長の答申が出ておりますけれども、この答申をどういうように受けとめ、今後この答申に従ってどういうように実行していく決意であるか、畜産局長からその点を冒……
○瀬野分科員 水俣病認定促進並びに水俣湾ヘドロ処理事業等について、環境庁長官並びに国土庁、運輸省、自治省当局にお尋ねをいたします。 水俣病の認定審査は、昨年四月、前期の第二次審査会委員が任期切れとなった後、第三次の新委員の確保で難航し、申請患者は二千七百七十九人にもふえているのに、現在まで一年近くもたつのに、未発足のままになっておることは御承知のとおりでございます。 この間、昨年夏には九州五大学などで集中検診を実施してまいりましたが、検診のあり方をめぐって患者の間から、ずさんであるとか患者切り捨てだとか、こう言って激しく批判があったことも御承知のとおりであります。 また第三次審査会も、昨……
○瀬野分科員 熊本市の中心部を貫流している一級河川、白川の改修問題について、大臣並びに関係当局にお尋ねします。 白川改修は昭和三十一年河川審議会で国の直轄に決定しておりまして、昭和六十年度、毎秒二千五百立方メートルの河道の流量に対応できる工事として進められておることは御承知のとおりであります。八十年に一回の大洪水にも対処できるような計画になっておるわけです。この白川改修については、三十一年当初計画によりますと、二百五十七億七千二百万円で計画が立てられまして、それに対して昭和三十一年から四十八年までの間に八十八億四千万円、昭和四十九年に八億一千万円、合計九十億五千万円の予算で今日まで改修が行わ……
○瀬野分科員 阿蘇群発地震対策並びに大規模林業圏開発事業等について、農林大臣並びに国土庁に質問いたします。 阿蘇群発地震対策をまずお尋ねいたします。熊本県阿蘇地域を襲った阿蘇群発地震は一月二十二日発生以来、多数の重軽傷者を出し、また家屋の倒壊、破損、農地、道路の破壊及びがけ崩れ等により、二月十八日現在で、十二町村関係しておりますが、被害総額八億五千万円に上っておりまして、現在は小康状態にあるとはいえ、一月二十二日から約四週間にわたって発生した地震の回数も、一月二十三日震度五を筆頭に七十数回に及んでおるわけでございます。 地震回数の遠のきとともに、住民も一応落ちつきを取り戻したところでござい……
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