このページでは中川嘉美衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○中川嘉美君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました昭和五十二年度予算三案に対し、反対の討論を行うものであります。(拍手) 五十二年度予算の課題は、政府みずからも標榜するように、物価安定を配慮しつつ、景気の着実な回復を図り、また、財政の再建の道を開くことであることは、多くを論ずるまでもありません。 ところが、政府予算案は、これらの重要課題に十分こたえず、これまでの政府・自民党の経済政策並びにその運用の失敗に何ら反省するところなく、場当たり的な対応しかしていないと言うべきであります。 すなわち、景気対策も不十分である上、現行の不公平な税制を温存したまま借金財政を拡大し、……
○中川(嘉)委員 一九七四年の十一月にローマで開催された国連主催のいわゆる食糧会議、これは今日議題になっております飢餓及び栄養不良撲滅に関する世界宣言並びに十八に及ぶ主要決議案を採択して終幕したわけでございます。
まず伺いたいことば、この宣言とか重要決議を参考資料として提出していただけるかどうか、この点について伺いたいと思います。
【次の発言】 できるだけ速やかに提出をいただけるようにお願いいたしまして、まず最初の質問に入っていきたいと思います。
政府は、この世界食糧会議をどのように評価されているか、この点についてまず伺いたいと思います。
○中川(嘉)委員 私は、千九百七十二年の海上における衝突の予防のための国際規則に関する条約について、本日は御質問したいと思います。
まず第一点として本条約の成立経緯でありますが、この点について経緯を御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 一九六〇年の規則云々というお話がありましたが、この提案理由の説明の中にはそういう一九六〇という、こういう形での表現が出ていないようですけれども、いずれにしても一九六〇年の海上における人命の安全に関する国際会議の際に作成された国際規則というものと、それからこのたびの本条約における国際規則との主な相違点ですね。先ほどの御説明の中にレーダーの発達とか船舶の……
○中川(嘉)委員 まず、大臣にお伺いしたいと思いますが、第一回目の首脳会談において、カーター大統領は福田総理に対し、日本は特にアジア諸国に対し政治的な影響力を及ぼすよう望む、このことを述べているわけでありますが、この政治的影響力ということは一体何を指すのか、この点から伺いたいと思います。
【次の発言】 御答弁によりますと、非常に一般的な解釈、総論的な解釈に受け取れるわけですけれども、このような表現でもって話し合われたということは、私はやはり、たとえば韓国に対する経済援助の拡大とか、あるいはASEAN諸国への経済協力の推進といった意味を持ったものではないだろうか、このようにも考えるわけですけれど……
○中川(嘉)委員 私は先ほどの外務大臣の大陸だなに関する御説明に関して伺いますが、共同開発の区域の一部がわが国の領海に重なる件について、先ほど大臣は韓国にすでに通報済みである、先方もこのことを了承する旨明らかにしているという旨の御説明があったわけですが、わが国としては韓国にいつこういった通報を行ったのか、また通報の相手方、当事者ですね、これはだれであったのか、この点についてお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 それは相手方、当事者はだれかということに対してはどうですか。
【次の発言】 これほどの重要な問題をせんだってのこの委員会における質問があって初めて政府が明らかにしたと言わざるを……
○中川(嘉)委員 日ソ漁業交渉につきまして、先ほど土井委員よりそのいきさつについての御質問があったようですが、十二日の第三回鈴木・イシコフ会談が中止されまして、これが非常に難航しているわけでありますが、その中心的な問題、これは言うまでもなく北方領土四島周辺の線引き問題である、こういうことが言われております。
そこで伺いたいと思いますが、ソ連はこの問題をどうしようとしているか、またわが国はどういう主張をしているのか、改めて明確にしていただきたいと思います。
【次の発言】 それでは、日本政府がこの北方四島周辺水域というものを特殊水域として扱うことを主張しているようでありますが、ソ連側がこれを認め……
○中川(嘉)委員 私は、日本国とオーストラリアとの間の友好協力基本条約に関連をして伺いたいと思います。
一九七五年十一月、ジョン・ロバート・カー・オーストラリア連邦総督は、オーストラリア政治史上初めて、当時のウィットラム首相を解任をして総選挙までの暫定首相にフレーザー野党党首を任命するという事件があったと承知しておりますが、このような数少ない例外的な事件が発生をした原因は一体どこにあったと思われるか、この点をまずお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 それではさらに伺いますが、自由党と国民地方党連合のフレーザー現政権の外交政策ですけれども、これは一体どういうものか、次の質問に入る前に……
○中川(嘉)委員 先ほども御質問が出ていたようでありますが、まず、ミグ25の問題につきまして、ソ連がミグ25に対する賠償を要求したということでありますが、大臣は先ほどソ連からこれが口頭で行われた、このように御答弁の中で言っておられましたけれども、この口頭の申し入れをソ連政府の正式の要求と見ておられるかどうか、この点について伺いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、日本政府はこのソ連側の賠償要求そのものを受け入れる用意があるのかどうか、この点はいかがでしょう。
【次の発言】 現状についての御説明があったわけですけれども、報道によりますと、日本政府はソ連政府の要求を拒否したというような報道……
○中川(嘉)委員 私は、まず松井参考人に伺いたいと思いますが、この協定は日本側が主権の放棄をしたものと解されるかどうか、御意見を伺いたいと思います。
【次の発言】 次に宮崎参考人に伺いますが、共同開発区域の問題で、日韓大陸棚協定では中間線に従って大陸だなの境界を定めるのが公平の原則によるものだ、このように考えますけれども、結論的にどういうことになるか、御意見を伺いたいと思います。
【次の発言】 さらに宮崎参考人に伺いたいと思いますが、共同開発協定そのものが有効期間が五十年という非常に長期なものになっているわけですけれども、この長期の間に政治経済関係でどのような事情変更があるかも想像できない。こ……
○中川(嘉)委員 条約の質疑に入る前に、私は、現在懸案となっております日ソ漁業問題について二、三質問を大臣に対してさせていただきたいと思います。
現在交渉中の日ソ漁業協定の妥結見通しですけれども、これはどのようなものか、今国会会期中に間に合うかどうかということでありますが、この点はいかがでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、この日ソ漁業協定は、国会の承認を求めるという当然の考え方でいきますと、会期の都合によって事前の承認を得ることができない場合、事後承認を求めるのかどうか、この点はどうでしょうか。
【次の発言】 冒頭に大臣から御答弁をいただいたわけでありますが、国会会期中にできるだけ妥結……
○中川(嘉)委員 私はきょうは子に対する扶養義務の準拠法に関する条約と万国著作権条約の二件について御質問をしたいと思います。 まず子に対する扶養義務の準拠法に関する条約ですが、この条約はヘーグ国際私法会議で作成されたものでありますが、この国際私法会議は国際私法の法典化ということを目的としたものではないか。また国際公法の法典化については、国連でいろいろやっているようですけれども、各国の利害が絡んで非常にむずかしい。国際私法の場合も、特に各国での法制上の違い等があって、その法典化についてはやはり困難なものがあろうとは思いますが、まずこの点に関するお考えを伺いたいと思います。
○中川(嘉)委員 日ソ漁業暫定協定が仮調印をされたわけでありますが、国会提出はいつごろになりますか。その見通しをまず伺いたいと思います。
【次の発言】 この暫定協定の有効期間ですけれども、ことしの十二月三十一日まで、こういうことになっておりますけれども、今回の暫定協定交渉の経過を見てみますと、いわゆる本協定の締結は一層渋滞するんじゃないだろうか、このように懸念されるわけです。
もしことしの十二月三十一日までに本協定が締結されない場合、これはどうなるか。この暫定協定の効力を延長させるのか、あるいは無条約状態となってもやむを得ないと考えておられるのか、この点はいかがでしょうか。
○中川(嘉)委員 私は、これから始まるソ日漁業協定とその後の日ソ漁業本協定、この二つの日程を見てみますと、ことしじゅうにこれら二つの協定が成立をするということがきわめてむずかしいのではないか、このように考えるわけですけれども、政府の見通しは果たしてどうか、実は前回も大臣にこの件についての御質問をした記憶がございますが、今時点において御見解を賜りたい。もし日ソ漁業本協定が年内に成立できないような場合に政府はどういう対応策を考えておられるかという問題、また、暫定協定の期間延長ということがあり得るかどうか、この点について再度御質問を申し上げたいと思います。
○中川(嘉)委員 私は、本協定のまず第四条ですけれども、この日本語正文を読んでみたわけですが、若干理解に苦しむわけでありまして、この条文について納得のいく御説明をいただけるかどうか。どう見ても文章上の誤りがあるような無がいたします。
そこで、この第四条が、冒頭のところが、「第一条にいう海域の範囲についで、ソヴィエト社会主義共和国連邦の権限のある」云々、こう書いてありますが、この条文は一体どういうことを言おうとしているのか、まずこの点を御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 私がお聞きしているのは第一項でありますが、
いま御答弁のあったような意味がこの条文の中にあるであろうということは私……
○中川(嘉)委員 私はまず、冒頭に御意見を述べられました遠藤参考人に御意見を伺いたいと思います。
ソ連の重圧に耐えかねて、二島返還で手を打ってという声もちらほら聞かれるわけですけれども、北海道の漁業関係者におかれては、こういう声に対してどう対応しようとしておられるか。われわれとしては四島一括返還の立場を変えるべきではない、このように思いますが、漁業関係者として断固四島返還の主張は崩すべきではないと考えておられるかどうか、この辺の感触を伺いたいと思います。
【次の発言】 北洋漁業からの締め出しのために、多くの船主とか漁船員あるいは加工業者がいやおうなく転業を余儀なくされるものと私は思いますが、……
○中川(嘉)委員 私は、まず金炯旭証言に関して政府並びに警察当局に伺ってまいりたいと思います。
非常に基本的な問題から伺いますけれども、金炯旭元KCIA部長の米下院フレーザー委員会における証言でありますけれども、これによると、金大中拉致行為はKCIAによって行われたことが明らかになっている。政府はこれでもなお、金大中氏拉致行為がKCIAによって行われたものではない、このように信じているのかどうか、この辺を冒頭に明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 それでは伺いますが、さきに金大中氏事件について政治的決着をつけたということでしたけれども、この政治的決着とはどういう内容のものである……
○中川(嘉)委員 福田総理は今国会の野党質問に答えて、独占禁止法改正問題は今国会で最終決着をつけると、このように言明しているわけでありますが、この独禁法改正問題、これは政府ですでに改正案の作業が進んでいるというふうに聞いております。そこで、公正取引委員会委員長はこの強化改正にどのように取り組まれるか。私はあくまでも五党一致案でいくべきだ、このように思うわけですが、この点と、さらに現在の政府案作成に対して特に注文があれば、この際伺っておきたいと思います。 また、経済企画庁長官はこの強化改正にどのように長官として取り組まれるか。特に改正問題の焦点がいわゆる企業分割規定ということでありますが、この……
○中川(嘉)委員 過日の委員会におきまして、円高そして石油問題等に関する御質問が多々出されたわけでございますが、私はきょうはこの問題にも関連したことを二、三お聞きした上で、さらに今度は食肉の問題等にも関連した御質問に発展をさしてまいりたい、このように思っております。 最近の円高によって為替差益が石油企業を潤しているわけですけれども、このことに関連して基本的なことを、先ほども申し上げたように、二、三伺ってみたいと思います。 昭和四十九年度は八百十八億円の差損、それから昭和五十年度も百九十三億円の差損で累積一千十一億円の差損でありますけれども、五十一年度は上期だけで四百四億円の差益である。この……
○中川(嘉)委員 政府は消費者米価について、食管会計の売買逆ざやの完全解消という既定方針に基づいて、生産者米価値上げ決定に伴う財政負担を上回るところの大幅な消費者米価の値上げを図ろうとしているわけですけれども、きょうは冒頭に、その米価のあり方について各委員からもいろいろと御質疑がありましたけれども、まず食管法そのものについて、食管法の目的というものが一体どこにあるのか、どうも先ほど来いろいろと御答弁あったようですけれども、ここでいま一度明瞭にこの点をお答えいただきたい、このように思います。
【次の発言】 食管制度の目的は、国民の食糧を確保して国民経済の安定を図るために、また食糧の管理と需給及び……
○中川(嘉)委員 私は、まず日中問題から伺いたいと思いますが、福田総理は、日中平和友好条約については、決まり文句であるところの双方にとって満足のいくような形でと、これを繰り返すだけでお茶を濁してきたわけですけれども、外務大臣は、このいわゆる双方にとって満足のいく形、これは具体的に果たしてどういう内容であるのか、覇権問題以外になお双方にとって満足のいかない末解決な問題、こういったものがあるのか、あるとすれば一体どういう内容のものであるか、この辺についてまず御答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 思わしくない事態を招来するおそれというお話ですけれども、これは果たして具体的にどういう問題なの……
○中川(嘉)委員 本日の議題でありますNPT第三条1及び4の規定の実施に関する協定につきまして、その問題点を二、三挙げながら御質問をしてまいりたいと思います。
その第一点ですけれども、機関の査察についてでありますが、これはユーラトム並みの待遇が確保されたことになっていますけれども、議定書の第二条、ここではそのためには国内制度の整備が条件となっているわけであります。そこで、言うところの国内制度、これは整備されているのかどうか。国内の査察制度の現状、この辺は果たしてどうなっているのか、まずお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 現在いろいろと進めておられるという御答弁がありましたけれども……
○中川(嘉)委員 ソ日漁業暫定協定につきまして、時間の関係できょうはこの協定のみになるかと思いますが、まず日ソ協定の前文によると、一九七六年十二月十日のソ連邦最高会議幹部会令に規定されておりますとおり、その前文の中で、ソ連の「主権的権利を認め、」というふうになっております。ところが、ソ日協定前文を見ますと、一九七七年五月二日付、漁業水域暫定措置法に基づく漁業に関する日本の「管轄権を認め、」こういう表現になっているわけで、そこで、疑問に思うことは、このソ日漁業協定の前文においてもなぜ日本国の主権的権利を認めというふうな文言を使わないのか、なぜこのように表現の相違があるのか、この点についてお答えを……
○中川(嘉)委員 私は、所得に対する租税に関する二重課税の回避のための日本国とチェッコスロヴァキア社会主義共和国との間の条約について、若干御質問をしたいと思います。
まず最初に伺いたいのは、わが国とチェコとの経済交流、これはどのような現状にあるのか、まず御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 日本からの投資についてですけれども、現在チェコとしてはこれを受け入れる体制にあるのかどうか。先ほどの土井委員の質問に関連しますけれども、この点もう一度確認したいと思います。
【次の発言】 それでは、この条約の第十条等において配当所得、利子所得等についての規定を置いていますけれども、これはどういう……
○中川(嘉)委員 私は、日中間の商標の保護に関する協定についての御質問をしたいと思いますが、その前に、この協定は日中両国間の将来のあり方というものと切り離せない問題でもありますので、日中平和友好条約について二、三、実質的な質問に入る前にお伺いをしたいと思います。 外務大臣は、この日中平和友好条約締結問題は最終段階に来ているということを明らかにしておられますが、福田総理のきのうの発言によりますと、私自身はまだ決断していない、慎重に党内の様子を見守っている、ということであります。そうなると、外相と総理の見解が異なるのではないか。外務大臣は、最終的段階に来ている、総理の方は、慎重に様子を見ている、……
○中川(嘉)委員 今日の天井知らずの円高に関連をいたしまして、そのしわ寄せを一番受けているところの中小零細輸出業者に対する救済措置等について、きょうは伺いたいと思いますが、その前に消費者物価指数について二、三お伺いをしたいと思います。
政府は今年度の消費者物価指数の見通しを今後どのように見ておられるのか、この点についてまずお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 総理が去る十六日の産業労働懇話会の場で、消費者物価の下方修正を表明したようですけれども、すなわち、宮田鉄鋼労連委員長が物価安定に関連をして消費者物価の政府目標の引き下げ等を求めたのに対して、総理は、補正予算編成のときも考えたが……
○中川(嘉)委員 私は、瀬野委員の質問に関連をいたしましてまず外務大臣に伺いたいと思います。
大臣は一月に訪ソをされると聞いておりますけれども、その際に北方領土の討議を重要課題として日程に当然入れておられると思いますが、私は、いままでやってきた日ソ間の論争ではもはや前進の公算というものはないのじゃないだろうか、いままでのやり方ではまず前進の公算はないだろう。そこで伺いますけれども、福田内閣において領土問題を前進させる新たな方策があるのかどうか、新外務大臣としての展望を含めてお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 北方領土問題が解決をしない限ごたごたすることが絶えないと思うわけで、われ……
○中川(嘉)委員 私は、昨日行われました佐藤・韓念竜の会談について伺っていきたいと思いますが、福田総理としては、このことに関連をして、「断じて交渉再開ではない。正式な報告を受けていないのでよくわからない」このような述べ方をしておられるわけですけれども、なぜ福田総理がこのように「断じて」というような強い表現で今回の会談の趣旨を打ち消されたのか、こういう点にわれわれはどうしても理解できないものがあるわけですけれども、外務大臣としてはこの点をどうとらえておられるのか、伺いたいと思うのです。
【次の発言】 交渉再開の前ぶれという事実の、そういう性格を持った昨日の会談であるにしては、「断じて」というこの……
○中川(嘉)委員 政府は、国際的に非難の多いわが国の経済協力のあり方を改善する、この目的で国際協力事業団を四十九年八月発足させて、政府主導型の開発援助を推進してきたはずでありますが、わが国の経済協力の実績というのは他の先進諸国に立ちおくれを見せているということで、特に黒字国であるわが国に対して国際的批判がますます高まりを見せているわけですけれども、その原因は一体どこにあるのかということについて、政府のお考えを伺っておきたいと思います。
【次の発言】 いまの御答弁で、実施のおくれという点が指摘されましたけれども、具体的にさらに若干伺っておきたいと思うのですが、実施のおくれに理由があるというその理……
○中川(嘉)委員 ただいまも、ブレジネフ書記長から福田総理あての書簡について種々大臣から御答弁がございましたけれども、やはり日ソ関係というものは、現在進行しております日中関係、これと切り離して考えるというわけにはいかない、こう思いますし、この立場から私は、まず日中関係そのものについての御質問をしてみたいと思います。 その第一点は、中ソ同盟条約でありますが、この条約の取り扱いについては、中国側の見解、これは死文化しているわけで、延長しないというものであると称しておりますけれども、ソ連側の中ソ同盟条約の取り扱いについては、必ずしも明確にされていないのじゃないか、このように私は思います。外務大臣は……
○中川(嘉)委員 総理に先ほど来の御答弁にも関連をして伺いたいと思いますが、この戦力不保持をうたっているところの憲法第九条について、先日来の御答弁では、禁止されている戦力というものはもう何もなくなってしまっているというふうに感じるわけですけれども、一体この禁止されている戦力に当たるものは何であるか、この点をまずお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 いわゆるCBR兵器ですね、これはそうすると、いまの御答弁からすると、持てないというふうに言われるのか、このCBR兵器について、これは戦力に相当しないというふうにおっしゃられるのか、この辺はいかがでしょう。
○中川(嘉)委員 これまで本委員会において幾たびとなく日中問題が論議されてきたわけです。そしてまた、マスコミの報道等によっても日中平和友好条約の最大の問題点が反覇権問題であることも明らかになってきたわけであります。伝えられるところによりますと、この反覇権条項と第三国との関係について日中間に若干の相違がある、このようにも言われております。私の承知しているところによりますと、それは、この反覇権条項について日本側は、本条約が第三国に対するものではないということを盛り込みたい、そしてまた一方中国側ですけれども、日中友好関係の発展というものは第三国に対するものでない、こういう点であると思います。この点だ……
○中川(嘉)委員 私は、この日本国とアメリカ合衆国との間の犯罪人引渡しに関する条約の中身に関する質問に入ります前に、手続問題について、若干の疑問とそれから納得のいかない点がありますので、政府の明確な御説明を伺っておきたいと思います。
すなわち、本条約の提案理由の説明によりますと、「この条約は、本文十六個条及び付表から成り、さらに、交換公文が付属しておりますが、」云々とこう述べられておるわけでありますけれども、この交換公文そのものも国会の承認の対象となっているのかどうか、大変基本的なことですけれども、まず伺いたいと思います。
【次の発言】 私が思うには、これを拝見しておりますと、実質上二つの条……
○中川(嘉)委員 ただいまの論議を聞いておりまして、同じ自由民主党の中でも、大臣と中山委員との御意見に非常に大きな開きがあるということを私たちも再認識をするわけでございます。
そこで、日中平和友好条約の締結ということに対して政府・与党である自民党内の調整、これがつかないというために政府の予想に反して大幅に延びるようでありますけれども、自民党内で調整がつかない問題これは一体どういう問題であるのか、また、この自民党内の調整そのものの見通し、これがどのようなものか、まずお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 自由民主党内の外交部会あるいはまた調査会、こういったところで討議をして自民党内の意……
○中川(嘉)委員 私は、前回いろいろと御質問した中でも、最後の方で難民とかあるいは政治亡命、さらには政治犯等について順次御質問していったわけですが、若干残すところがありましたので留保させていただいたわけで、もう少しだけ残っておりますので、順次伺っていきたいと思います。 まず、ただいまも申し上げました政治犯が海外に逃亡または避難する場合、たとえば韓国から日本に逃亡してきたような場合、多くの場合は身体の危険というものを感じて出国をしてくる。わが国にすれば、正規の旅券とか査証等の手続はしないわけですね。向こうからそのまま入ってくるわけですが、この場合に、政府は不法入国者として退去強制処分とするのか……
○中川(嘉)委員 私はレコード条約の方からまず伺ってみたいと思いますが、この条約が作成をされてから七年、発効してからすでに五年という年月がたっているわけですけれども、今日までわが国が加盟しなかった理由は一体どういうところにあるのか。提案理由の説明によりますと、わが国は非常に被害国の立場にあるということですけれども、そうであればなおさらもっと早くこの条約に加盟すべきではなかったのか、こんなふうに思うわけです。
そこで、今日まで加盟をしなかった理由をまずお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、この著作権関係の条約を順次一つ一つ結論を出さなければならないという理由が主な理由であ……
○中川(嘉)委員 私は、日中平和友好条約を一日も早く締結をするため、そのことを前提といたしまして二、三伺ってまいりたいと思います。 このたびの尖閣列島の問題によって、日中平和友好条約の交渉方式に何らかの変化が見込まれるかどうか。午前中いろいろ論議もございましたので、できるだけ重複しないように私なりに整理をしてお伺いをしてみたいと思うわけです。尖閣列島の問題については、日中平和友好条約締結後の交渉とすることが日中両政府間のいわゆる了解であったと言われておりますけれども、この点はそのとおりに解釈をしていいかどうか、いま一度御確認をいただきたいと思います。
○中川(嘉)委員 まず私は、安全なコンテナーに関する国際条約、こちらの方を先に伺ってまいりたいと思います。
一九六〇年後半に始まったこのコンテナによるところの輸送ですけれども、これは大変急速な進展を見せているわけで、コンテナ輸送のメリットですね、これはもう当然あるわけですけれども、具体的にどんなメリットがあるのかこの際御説明いただきたい。また、定期外航航路、これに稼働してかなりの収益を上げているように聞いているわけですけれども、今日までのコンテナ輸送の実態、これもあわせて伺っておきたいと思います。
【次の発言】 この条約そのものは安全なコンテナーに関する国際条約ですから、この安全要件というこ……
○中川(嘉)委員 今回の日ソ漁業協定並びに議定書に関する質問に先立ちまして、これは漁業問題にも関連いたしますので、一点だけ大臣にまず伺っておきたいと思います。
ソ連滞在中に、先方から日ソ善隣友好協力条約あるいは日ソ平和条約、さらには北方領土問題、これらに関する話し合いがあったかどうか。もし出たとするならば、これらの問題に対するソ連側の主張に対して、大臣はどのような感触で受けとめられたのか、この点について伺いたいと思います。
【次の発言】 帰国されて総理に当然御報告をされたかと思いますが、簡単で結構でございますが、総理としてはそういう報告に対してどのような意思を表明されたか、お答えをいただきた……
○中川(嘉)委員 ただいまの御質問にも関連をして伺いたいと思います。
報道によりますと、ブレジンスキー補佐官は五月の日米首脳会談で、台湾問題と米中問題について福田総理の見解を求めることになるというふうなことが報道されておりますが、これらの件が実際に首脳会談そのものの正式な議題となっているのかどうか、この点について伺いたいと思います。
【次の発言】 正式な議題として現時点でなっていないということかと思いますが、これは当然そういった議題がどこかで出ないとは限らないと私は思いますので、かなり正式な形で出されるかもわからないし、そのときの用意のためにという前提で私は伺っておきたいと思うのです。
こ……
○中川(嘉)委員 私はまず、先ほど来出ております竹島の問題をめぐりまして若干御質問をしたいと思います。 韓国当局が竹島の日本漁船退去命令という不法な行動をこういう時期になぜ出してきたのか、私は理解に苦しむわけです。日韓大陸棚関連国内法の成立促進へのデモンストレーションではないかとか、あるいは竹島の実効的支配の既成事実をさらに積み上げようとするものではないのかといったことが考えられるわけですけれども、外務大臣は韓国の今回の行動というものをどのように認識をしておられるか。先ほども単に不当な行為である、行動であるというような御答弁があったように思いますけれども、私は韓国側のこうした態度というものは……
○中川(嘉)委員 本日は、航空協定に関しまして若干御質問を行いたいと思います。
本協定は、暫定実施に関する交換公文によって、四月一日からすでに暫定的に実施をされているわけでありますが、イラク側はこれによって四月二十二日に一番機がわが国に乗り入れておりますが、わが国はいつごろイラク側に乗り入れをすることになるのか、まずこの点についてお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 十一月、ことしの秋ということですけれども、なぜそのように乗り入れがおくれるのか、イラク側はなぜわが国に対して乗り入れを急いだのか、この点についての理由と背景をお答えいただきたいと思います。
○中川(嘉)委員 大臣が国連軍縮特別総会に出席をされた内容につきましては、ただいま井上委員からの質問に対していろいろと御答弁がありましたので、私はこれに関連をいたしまして一、二点だけまず伺ってみたいと思います。 それも日中問題なんですが、その第一点として、七月の初旬に大臣が訪中をされるという報道がなされ、そして交渉再開の方は六月下旬にも、このように言われておりますが、交渉そのものは具体的にいつごろ行われるのか、すでに日程が決まってきているものであれば教えていただきたいし、また大臣が訪中されるのは交渉の最初の段階であるか最後の段階なのか、いままでいろいろ論議されておりますが、この時点においてお……
○中川(嘉)委員 私はやはり日中問題につきまして、初め伺ってまいりたいと思います。 つい先ほどまで、実は私がきょう伺おうとしたこの質問内容が、急速先ほどの土井委員に対する御答弁によりまして大分変わってきたわけなのであります。 先ほど、日本時間の十二時の時点に王暁雲氏と堂ノ脇公使とが会談を持つ、このような御答弁があったわけですけれども、その後そんなに時間は経過しておりませんが、果たして外務省として何かこれに関連した情報、こういったものが向こうから再び入ったかどうか、また会談そのものについて向こうでそれ以降何か新たな事態が判明したかどうか、この辺について御答弁をいただきたいと思います。
○中川(嘉)委員 まず、日中平和友好条約の調印に臨まれた外務大臣の御苦労とそしてまた政府の努力に心から敬意を表したいと思います。
時間もありませんので、きょうのところは二、三の点にしぼって伺いたいと思います。
まず、河本通産大臣の訪中が先ほど論議されておりましたけれども、訪中される場合に、その性格と目的は一体どんなものであるか、この点についてお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 関連して、資源の開発ということについて一点だけ伺いたいと思います。
将来、尖閣列島海域を含めた海底資源の日中共同開発といったこともあり得ると政府は考えておられるかどうか。もし中国側からこういったことに関……
○中川(嘉)委員 私は、まず円高差益の還元の問題で伺いたいと思いますが、この問題は次回の定例日に集中的に各党が審議する予定になっておりますので、ここではごく基本的な御質問にとどめておきたいと思います。本会議もございますので、時間に限りがございますので、ひとつ簡潔、明瞭かつ正確にお答えをいただきたいと思います。 経企庁が昨年二回にわたって輸入物資数十品目について調査をした結果によりますと、円高のメリットというものが消費者物価に十分には反映されていない、こういうことが判明をしたわけでございまして、むしろ輸入価格、卸売価格とも下がっているにもかかわらず小売価格というものが逆に上がったというケースが……
○中川(嘉)委員 私は、まず経済成長に関連をした御質問を行いたいと思いますが、七%成長ということについて、まず長官の御所見を伺いたいと思います。 十五カ月予算の執行によりまして、公共事業関係を中心にようやく変化が見え始めたとか、あるいは在庫調整がやや進展を見せている、このようなことが言われておりますが、一方では民間最終需要、これに力強さが見られない。そのために対外不均衡の是正という問題が進まないわけでありまして、このことは、今後円高によるいわゆるデフレ効果が浸透をして、再び景気の足かせになるのではないだろうか。また、雇用情勢を見ても、三月の完全失業者は百四十一万人、このようにふえ続けておりま……
○中川(嘉)委員 六年越しの懸案であった日中平和友好条約が遂に妥結をしました。交渉の大詰めでもって日本側の主張というものがほぼ貫かれたということ、これは大変結構なことでありまして、外務大臣を初めとする関係各位の皆様の御苦労というものを高く評価したいと思います。 ただ、今回の条約を無条件で歓迎する前に、条約締結の意義とか、それがもたらす国際政治への影響というものについては、これはじっくりと見詰める必要があるのではないだろうか。 そこで、まずこの締結の意義と、国際政治への影響といったものをどう考えておられるか、こういったことについては、もうすでに御見解がたびたび述べられたかと思いますけれども、……
○中川(嘉)委員 米中が来年の一月一日をもって国交正常化することになったわけですけれども、このことは上海コミュニケ以来、時期の問題として私たちもこの正常化そのものが早からんことを期待していたわけです。ただ、ここで若干の意外性を申し述べるならば、米中正常化の時期がここへきて予想外に早かったんじゃなかろうか。米中間の交渉がこのように具体性を持って進められたことも非常に意外性を感じるわけです。私はいまさら大国間の秘密外交であるとかあるいは頭越し外交、こういったことを云々しようとするものではないわけですけれども、日本政府が、このように具体性を持った米中交渉が行われたことを事前にどの程度知っていたのか、……
○中川(嘉)委員 まず私はハワイ会談におけるE2Cをめぐるグリーン発言、このことにつきましては、過日二十二日の予算委員会におきまして、外務大臣にも私の方からお伺いしたわけですが、大臣にそのときのやりとりを思い出していただくために、骨子だけちょっと読んでみたいと思います。 私はそのときに、グリーン元米国務次官補は訪米議員団に対して、四十七年の日米ハワイ会談の一年前からE2C導入を働きかけており、ハワイ会談は日本側の回答を求める場であったと発言している、さきの外務省調査報告とは違うのではないかという意味の御質問をしております。これに対して外務大臣から、直ちに検討するよう命じた、このような御答弁が……
○中川(嘉)委員 今回審議の対象となっておりますこの二つの国際規約にわが国が加盟することによって得るところの実効的な利益というのはどういうものか、この点をまず明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 国家としては確かに国際的に言っても好感を持たれるというふうには思いますけれども、この規約に加盟することによって日本国民、そして日本に在住する外国人、これらの人が実際に国家からどういう利益を保障されるかということ、これを裏返しに言いますと、国家はいかなる実体的な義務を負うか、この点を明らかにしていただきたい。
【次の発言】 ただいまの御答弁からいきますと、そういったさまざまなメリットといい……
○中川(嘉)委員 時間も余りございませんので、各参考人の方々に一、二問ずつお伺いをしたいと思います。
久保田参考人に対してですけれども、先ほど述べられた御意見の中で、人権規約には、国内法との関連で見ると成熟していない権利もあるが、本質的に日本国憲法と矛盾するものではない、こういう形でお述べになっていたように思いますが、この国内法との関連で見ると成熟していない権利、これは一体何を意味して言われているのか、どういう形で処理されるのが最も好ましいか、この点について御意見を承りたいと思います。
【次の発言】 もう一点だけ伺います。
わが国がこの人権規約を批准するに当たって、これを補完するものとして……
○中川(嘉)委員 私は、まず原子力の平和利用に関する協定の方からお伺いをしたいと思います。 このたびの改正で、日加間の協定というものが、わが国が結んでいる他の四カ国との協定、すなわち米、英、オーストラリア、フランス、こういった四カ国との間に協定を結んでおりますが、こういった協定に比べて最も厳しい規制を課するものになるわけでありますが、このように厳しい規制が本当に必要であるのかどうか。たとえば協定の新旧対照を見てみますと、情報の移転であるとか、あるいは二〇%以上の濃縮、これらの貯蔵に関するカナダの事前同意、さらには防護措置といった厳しい規制があるわけであります。わが国は核防条約の査察を受けてい……
○中川(嘉)委員 外務大臣がIEAからお帰りになって大変にお疲れのところだと思います。しかし、非常に重大なこの金大中事件、先ほど来質疑が展開されておりますので、私もこの問題につきまして二、三の疑問点を晴らしてまいりたいと思います。 この金大中事件は、私ども日本国民にとってはなはだ遺憾な事件であったわけでありますが、外務大臣にお伺いをする前に、いまわかっていることを確認をしておきたいと思います。 事件の真相というものがまだ明らかではないわけですが、おおむね、韓国側の公的な権力によって、日本政府の公的な在留許可を取って在日中の金大中氏が韓国へ正常ならざる方法で連行された、こういうことですね。こ……
○中川(嘉)委員 廃棄物その他の物の投棄による海洋汚染の防止に関する条約、私もこの条約につきまして、数点伺いたいと思います。 私ども公明党は従来から一貫して環境あるいは公害問題を重視しておりまして、海洋汚染を含むところの水質汚濁の問題の解決に積極的に取り組んできているわけでありますが、これらに関連をして、わが党の七九年の基本政策におきまして次のように述べているわけでございます。 これは一部のところを読むことになりますが、 公害防止・環境保全対策は、一時の経済的現 象に左右されることなく国民の健康と安全・国 土保全の確立のために、国家百年の大計に立っ て立案、実施されていかねばなりま……
○中川(嘉)委員 私は、まず当面の物価問題について政府の所信を伺いたいと思います。 きょうはいろいろと石油の集中的な審議というものをめぐって論議が交わされたわけですけれども、OPECの原油値上げに端を発して、すでに卸売物価に見られるようにインフレの再燃ということがきわめて心配されているわけです。政府の発表によりますと、四月と七月の原油値上げによる卸売物価上昇、これは一・八%、それから消費者物価の押し上げの方はわずかに〇・七%、こういうことでありますが、私はこういうことであれば、いま直ちにこのインフレについてそう心配する必要はないんじゃないかというような気がするのですけれども、現実はどうか。御……
○中川(嘉)委員 私は、経済と外交問題の二点にしぼりまして、きょうは質問を行いたいと思います。 まず経済問題に関してでありますが、経済環境の変化に最も素早く反応すると言われている市況商品について伺ってみたいと思います。 ただいま申し上げたとおり、この市況商品というのは経済環境の変化とは切っても切れない関係にありまして、その意味で最近の各種資材の高騰というものはインフレの前ぶれではないか、このように懸念をされているわけでございます。市況の変化に特に敏感な十七の品目で構成するところの日経主要商品指数で見てみますと、昭和四十五年を一〇〇として、五十三年九月二十六日の数字が一三九・六七二、五十四年……
○中川(嘉)委員 私は物価問題等に関する特別委員の一人といたしまして、今回の改正案に重大な関心を抱かざるを得ないわけですけれども、まず今回の法案の柱というものが法定制の緩和ということであって、財政法第三条で国会で審議をするものと決まっているにもかかわらず、国会の審議権を阻んでしまう。すなわち国会でチェックするものがチェックができないというふうなぐあいになってしまうわけですけれども、前年度が赤字の場合に、物価変動率に百分の十五を加えた率、すなわち物価スライド制プラスアルファを取り入れるという、こういうものでありますけれども、このように法定主義の緩和によって、容易に運賃というものが引き上げられたの……
○中川(嘉)委員 私は、十二海里領海法の質疑に入ります前に、今日国際的にもクローズアップされているところの二、三の問題点について御質問を行いたいと思います。
その第一点は、韓国が二百海里漁業専管水域を設定するとのことでありますが、政府は、このことについて韓国より正式な通告を受けたかどうか、この点をまず伺いたいと思います。
【次の発言】 日本の二百海里に対抗をして、韓国も二百海里を設定することが十分考えられるかどうか、政府の御見解はいかがでしょうか。
【次の発言】 仮に韓国が二百海里漁業専管水域を実際に設定するということが決定をした場合ですが、政府は韓国政府に対して日本との線引きについて交渉を……
○中川(嘉)分科員 私は、まず東北、上越新幹線の上野駅設置に関連をして質問を行いたいと思います。
昭和五十一年、すなわち昨年ですが、八月七日付の台東区案による「東北・上越新幹線上野駅誘致に関する意見書」というのがありますが、これに対して当時の運輸大臣あるいはまた国鉄総裁はどのような回答を示されたか、この点をまず御答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 運輸大臣は、石田前運輸相がこの台東区の内山榮一区長らに次のように述べられたことについて御存じかどうか、ちょっといま伺いたいと思いますが、上野駅を始発にして東北、上越新幹線の早期開業を実現したい、上野駅設置の方向ですでに高木国鉄総裁に指示し……
○中川(嘉)分科員 私は、まず東北・上越新幹線の問題につきまして、若干伺いたいと思います。 昨年の三月十五日に予算委員会の分科会におきまして、田村元運輸大臣と国鉄当局に対しまして、東北・上越新幹線の上野駅設置に関する質問を行ったわけでありますが、以来、運輸省あるいは国鉄側の御努力によりまして上野駅の設置が昨年の十二月十二日に決定を見たわけであります。このことは住民にとっても大変に喜ばしいということで感謝を申し上げているわけですが、ただ、工事の方がその後どのように進んでいるか、その進行状況と、あわせて当初の予定どおり昭和五十五年末には上野始発駅がスタートできるものかどうか、この辺についてまず御……
○中川(嘉)分科員 私は、まず東京教育大学の移転問題に関連いたしまして伺いたいと思います。
東京教育大学の本部が筑波へ移転した理由についてですけれども、大蔵省はこれをどのように聞いておられるか、まずこの点からお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 われわれとしてもただいま御答弁の中にありましたように、いわゆる過密の解消のためということを聞いておったわけです。過密にあえぐ都心にあって、この六・九ヘクタールという土地ですけれども、これはまことに貴重な土地であるわけです。現在すでに文京区の広域避難場所に指定をされ、災害時には数万の生命を救うかけがえのない緑地である。特にこのたび文京区民が十……
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