このページでは田口一男衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○田口委員 私は、ひとつ大臣に、いまから個々の具体的な問題についてお尋ねをする前に、今日の雇用、失業の情勢について、一体、基本的な認識といいますか、どういう認識を持っていらっしゃるかということを、まずお尋ねをしたいのです。 たとえば、けさも新聞に載っておりましたが、総理府の調査によると、完全失業者が四万減ったとか、こういう数字がありますね。だから、ああいった完全失業者などの統計数字に一喜一憂するような今日のこの雇用情勢に対する認識なのか、または両極端ですけれども、欧米では六%という経済成長率はむしろ高い方と言われておる、ところが日本は、六%にこれを落としたために、こういった摩擦ができて雇用不……
○田口委員 私は、いまの川本質問を敷衍する形で、それと同じことになるのですが、先ほどからの答弁をお聞きしてなお腑に落ちぬ点がありますから、同じ問題でもう一度ひとつ明確なお答えをいただきたいと思います。 その第一は、先ほどの順序に従っていきますと、現行援護法では第二条三項第四号、それが昭和十四年の閣議決定云々ということになっておるのですが、この十四年の閣議決定になった経過をもう一遍援護局長振り返ってみていただきたいのです。さっきもお答えがあったように、この第四号を挿入した沿革というものは、昭和三十四年の改正によって、そのときは昭和二十年八月、いわゆるソ連参戦の日ということになったんですね。これ……
○田口委員 きょうは二つお尋ねをしたいのですが、第一は、まず大臣と厚生省年金当局と共通の認識に立ってちょっと議論をしたいと思うのですけれども、年金財政の問題、特に国民年金の財政問題を考えた場合に、政府の参考資料を見ましても、昭和五十二年度の予算予定額にはっきり出ておるのですが、保険料収入が約六千四百六十一億、それから一般会計よりの受け入れ二千四百三十九億、これは給付時の三分の一ですね、この保険料と一般会計からの受け入れを合計して約八千九百億。ところが、五十二年度中の年金給付費が一兆三百五億、こうなってまいりますと、単純に計算をしただけでも約一千四百億不足をする。この分を予算書では千六百八十九億……
○田口委員 終わりの時間が迫っておりますから取り急いで……。 実は先般、十三日に秩父における昭電のクロム、それから二月二十五日に和歌山のベンジジン、こういった問題について調査に参ったのですが、そこで被災者の方はもちろんのこと、県、市町村、それから県の労働基準局、こういった方々からいろいろと事情をお聞きいたしましたが、そこで痛感をいたしますことは、もう少し行政の努力があればこういった悲惨な状態が改善、解決できるのではないか、それから制度の不備、矛盾というものが大変ある、そういった点で七点ほどお伺いをいたしたいのです。 第一は、この和歌山におけるベンジジンの問題について言いますと、戦前戦後、そ……
○田口委員 私はいまから二、三質問をしたいと思うのですが、大上段に振りかぶった議論は別にして、相当具体的な細かい問題について質問を申し上げたいと思いますので、時間の関係もこれあり、ひとつ要を得た御答弁をまず注文をしておきます。 先般発表されました地方財政計画の問題なんですが、これを見ますと、私は歳入の部で三つほど疑念があります。 まず第一は、税収入の計画、これが財政計画全体の平均伸び率が一四・二%ということになっておるのですが、税収の場合には一五・七%と大幅に上回っておる。ですから、従来の経験にかんがみて、この税収の一五・七、一六に近い数字が完全に確保できるかどうかという心配があるわけであ……
○田口委員 私は、前回十二日にこの委員会で、地方公務員の給与の適正化ということに絡んで実例を挙げてお尋ねしたのですが、その最後のくだりで、これはちょっと失礼をしたかと思うのですが、大臣は私の質問にやや唐突の感を抱かれたようでありますけれども、地方公務員を指導する自治省の立場で、自治省の職員の言うならば等級格づけ、そういった実態がどうなっておるのか、これをお尋ねしたのですが、急なことであるからというので、では調査をしてみましょう、こういうお話があったのです。前回に引き続いてという意味から、その後お調べになった内容、中二日置いただけですから全部ということは無理だと思うのですが、おおよそで結構ですか……
○田口委員 関連で時間をいただいたことにまずお礼を申し上げます。 まず、関連の質問ですから時間が余りないのですが、二十六日以降、この法案の提出されるに至った背景なりその期待するところについて、それぞれの委員の方から御質問があり、お答えが出ておりますから、改めて質問をする必要はないと思うのですけれども、念のために確認をしておきたいと思います。 いままでの政府答弁を要約いたしますと、精製糖、精糖業界は経営が破綻状態になってきておる、そこで業界のみならず、そこに働く労働者の諸君にとっても雇用を不安にしておる。したがって、この状況を打開するためにこの法案というものを考えて、言うならば糖価安定事業団……
○田口委員 きょうは二つほど質問をしたいのですが、まず第一に、最前からそれぞれの立場で御質問のあった雇用の問題なんですが、まず雇用対策の総論として確かめておきたいのですけれども、今日の不況、それによってもたらされる雇用不安そして離職者の状態、こういったものをどう見ておるかということです。 そこで、先ほど矢山委員の御質問に対する大臣の答弁もあったのですが、いまの不況は単なる景気循環的な不況ではない。産業構造の変化によって相当長期にわたるであろうという見方、一つはそういうふうに解釈をしておるのですが、それが間違いないかどうかが第一点。 同時に、そういった観点に立って、先ほどもお話がありましたよ……
○田口委員 いまの市町村保健センターの問題で、ちょっと突っ込んだところまでいっておるのですけれども、むしろ、さっき村山委員が申し上げたように、実は、いまある保健所と、それから昭和五十三年度からやっていこうとしておる市町村保健センター、この辺の絡みが、なお十分解明といいますか、すっきりされていない。そういう点で実は地方へ行きますと、保健所保健婦と、それから国民健康保険保健婦、略して国保保健婦と言いますが、この保健婦同士で一体どうなるんだろうかという不安を現在持っておる。ただ保健婦だけではなくて、検査技師であるとか、栄養士であるとか、そういったいわゆるパラメディカルの方が、保健所と市町村保健センタ……
○田口委員 まず初めに、午前中も大原委員からあったのですが、去年の暮れに出されました年金制度基本構想懇談会中間意見、以下は中間意見と言いますけれども、それと、その後に出された社会保障制度審議会のいわゆる新年金体系、この二つについて二、三お尋ねをいたします。 まず、中間意見につきましては、私は、この中間意見をまとめられました各委員の先生方、それを取り仕切ってきた年金局を中心の皆さん方に心から敬意を表したいと思います。ということは、これだけ年金の問題が大きくなってきておるにもかかわらず、従来とかくいたしますと厚生年金は厚生年金だけ、共済年金は共済年金だけという各制度の枠内に閉じこもったいろいろな……
○田口委員 一つは、最近よく言われますように学歴社会ですね。その学歴社会の中で、特に養成訓練を考えた場合に職業訓練校をどう位置づけるかという問題で、二つの面からお尋ねをしたいのです。 一つは、大変嘆かわしいことだと思うのですけれども、私が聞いた範囲でいきますと、いま県に設置をしている職業訓練校、専修訓練校というのですか、それなんかを高等学校の滑りどめという理解を持っておるのですね。特に中学校の教師あたりが、そういう理解しか持っていない。そういうものでありますから、せっかく訓練校に入所をしてもらっても訓練に身が入らぬということがある。それから最近の高校生の非行なんという問題にも絡んでなんですけ……
○田口委員 私も引き続いて雇用の問題についてお尋ねをしたいと思うのです。 十二日の本委員会の雇用集中審議、そして先ほどの村山委員の質問に対する大臣の答弁、それをお聞きしておりまして、よく大臣がおっしゃられるように、三月二十五日ですか、経済対策閣僚会議で、景気浮揚を図って雇用の確保、維持、こういうために努力をする。私はその効果に大いに期待をしたいし、もっともっと強力な手を打ってもらいたい。それは一応異論はございません。 ただ、いまも失業率の問題が出ましたけれども、職安局長あたりの御答弁を聞いてみますと、確かに数字の面で見れば二%ちょっと、この調査の方法は別として、諸外国との比でいけば大したこ……
○田口委員 時間がありませんから簡単に申し上げますから、ひとつ要領よくお答えをいただきたいのです。 一つは、ボランティア活動ということで昭和五十一年八月に、これは一つの例なんですが私の出身の三重県津市に子供会というのがありますが、その子供会の野外活動中に遺憾なことに会員である小学校三年の子供が水死をいたしました。大変痛ましい事件なんです。ところが、その水死事故に対して、当日、引率をしておった父兄――子供会というのですから会長、副会長いろいろあります。その父兄のうち一名だけ特定をされて過失致死罪として起訴をされました。その公判にいま、かかろうとしておる時期でありますので、なんでありますけれども……
○田口委員 なるべく重複を避けて質問をしたいと思うのですが、まず、労働省をほめるのじゃないのですけれども、制度としての雇用対策ということを見てまいりますと、私は、いまのわが国労働省が持っておる雇用制度、これほど精緻なものはないと思います。昨年八十三臨時国会で成立をしたいわゆる離職者法というもの、それからいま審議をしております特定不況地域の離職者法が通ったといたしますと、まだあと一つ二つを除いて、言うならば、およそ考えられる限りのものはすべて取り入れておると言ってもいいのではないか、私はこれは皮肉じゃなくて、本当にそう思います。 たとえば離職防止のための措置で、そこの労働者または事業主に対して……
○田口委員 まず通産大臣にお伺いをいたしますが、最近の経済新聞、新聞の経済欄などを見ますと、先ほども質問がありましたけれども、景気がすでに回復過程に入った、こういう表現をする新聞もありますし、きのうの大臣の所信表明を伺いますと、緩やかながら回復過程に入りつつある、いずれにいたしましても明るい徴候が見え出してきたということは言えると思うのです。 そこで、こういったように一ころ大変青い顔をしておった業界が、景気回復でやや明るい顔になってきたというその根拠を一体どうとらえておるのか、景気上昇の根拠というものをまずお示しをいただきたいと思います。同時に、同じような言い方でありますけれども、順調な景気……
○田口委員 第一番に長官にお伺いしたいのですが、午前中のそれぞれの質問の中にも、経済協力の基本理念ということについて、二、三お尋ねがあったわけですけれども、私は、そういう面でもう一遍実はお尋ねをしたいわけであります。 平たい言葉で言うならば、経済協力は相当な国費を使って、それから民間企業の進出も含めて、トータルで言えば相当な金目のものを出しておるにもかかわらず、海外からの日本の信用といいますか、それは芳しくない。かつて石もて追われるごとき状態まで起こった。これは結局経済協力というものに対するわが国の基本的な考え方が、相手国はもちろんのこと、税金を納めておる国民に対しても十分納得が得られていな……
○田口委員 この法案についてはもう相当細かいところまで質疑がなされておりますので、私は、ダブることを極力避けながら、三点ほどにしぼってお聞きをしたいと思います。 まず第一は、やや事務的な問題なのですが、いただいた資料によりますと、ガスの事故の分類として、第一に消費者の不注意によるもの、第二番目にガス用品等の不良によるもの、第三番目に給排気設備の不備によるもの、こういうふうに分類をしておるのですが、一番最後の給排気設備の不備によるものについては、昭和五十二年の数字だけを取り上げてみますと二十四件、割合にして三%、全体から見ると少ないわけですね。だからどうこうというわけではないのですが、消費者の……
○田口委員 亡くなった方々の御冥福をお祈りしながら簡単に質問したいと思うのですが、まず石川参考人にお尋ねをいたします。 先ほどから事実経過に基づいて前の委員が質問しておりますけれども、どうしても腑に落ちぬ点が一つあるわけです。詳しいことは捜査当局でお調べになっているのでしょうけれども、通報があってから、お話によりますと十三時三十分が第一回、それから第二回が十七時三十分、こういうふうに聞いておるのですけれども、その第一回の通報があった際におたくの職員の夏目重夫さん、この方が調査に行って、いわゆるガス中毒を起こしてお医者さんの手当てを受けておる、こういう話を聞いておるのですけれども、これは事実な……
○田口委員 この産地中小企業対策臨時措置法の中で、先ほどから同僚議員の質疑がありましたけれども、やはり何と言いましてもこの第一条、第二条関係、この辺についてやはり多少情勢が変わってきておるのですから、もう少し円高云々ということを前提にした表現を改めるべきではないのか、そういう気をますます強くするわけでございます。 たとえば、左近長官が、日経産業新聞だったと思うのですが、こういう言い方をしておるわけですね。各産地で円高を前提にした新商品、新技術の開発意欲が徐々に盛り上がりを見せてきておるから、それに対して政策的な誘導をやっていかなければならぬのだ。私は、その発言の限りにおいては間違いはないと思……
○田口分科員 きょうは恩給の問題について、一部年金にも関連をするのですが、時間がなんですから、二つほど質問をしたいと思うのです。 まず、その前に、今日まで恩給法、関連する年金共済組合法の改正が何回かありまして、逐年改善をされてきておるということは認めるにやぶさかでないのですけれども、本年の四月現在、来月ですね、今回、国会に提案をしております恩給法の一部改正などによって、文官、軍人を含めて恩給法というものの対象人員というものは、概算でいいのですが、一体どれぐらいあるのか。できれば文官と軍人を分ければいいと思うのですが、概数で結構ですから……。
○田口委員 まず、通商産業大臣にこの点だけ初めにお伺いをいたしますが、この法案が意図するところは何であれ、仮に成立をしてしばらくたてば、労働者の雇用という面から考えて、何人までという数字を私は求めませんけれども、相当数の離職者がこの政令で指定されるいわゆる特定不況産業から出るに間違いない、こういうふうに私は見ておるのですけれども、その辺の御認識のほどをひとつ伺いたいと思います。
【次の発言】 いまのお答えですと、今日までそれぞれの企業が相当雇用調整をやっておる、だから、仮に成立をした後でも、絶無とは言えないけれども、ある程度出るがそれほどのことじゃないというふうな御見解ですね。
そこで、労働……
○田口分科員 一つだけ、いわゆる事務的な問題も含まれるのですが、善処方をお願いしたいと思います。 公共事業を推進していく場合に、この関係予算の概要説明の中にも書いてありますけれども、たとえば道路整備について、昭和五十三年度に限ってみても、予算額一兆八千何がし、財投で一兆三百何がし、こういった予算要求をし、これで景気浮揚をやっていこう、このよしあしは別として。その場合に、土地の所有権の移転登記問題が出てくるのです。これは一つの極端な例かと思うのですが、私の県でこういった例がございました。 これは紀勢町の吉田前町長に絡んだ案件ですが、経過を申し上げますと、この吉田町長が土地を持っておって、中部……
○田口分科員 まず大臣にひとつ率直な御見解をお伺いをしたいのですが、すでに御存じかと思いますけれども、本年の初めに三重県度会郡紀勢町で、中部電力が予定をいたしております原子力発電所の建設をめぐっていわゆる原発汚職が発生をいたしました。そのことによって当時の町長である吉田為也前町長が逮捕をされ、その結果辞職をいたしました。その辞職に基づいて今月十九日からいわゆる出直し選挙というものが行われまして、きのうその選挙の結果がわかったのですけれども、その結果、いわゆる原発凍結、たな上げを訴えた縄手君が一方の中世古候補を――この方は、もらえる金はもらおうじゃないか、中部電力からなお寄付を仰いでいくんだとい……
○田口小委員 大変御苦労さんでございます。坪野参考人にちょっとお伺いしたいんですが、確かにいま金が自由化になっていろんな問題が起きておるということは承知をいたしております。そうしますと、ただ単に法律で、いま六つか七つ、上場品目を規定しておりますね。商品取引所で扱う品物としては、政令で豆類、でん粉などの農産物、ゴム、それから繭糸、砂糖、綿糸、それから毛糸、ステープルファイバー糸、こういうふうに七つの品目が指定をされておるのです。法律技術的にいうと、第八としてここに金というふうに入れれば、商品取引所に上場されていれば簡単なことだと思うのですけれども商品指定七項目あるのですが、なぜ金を八番目の品目と……
○田口分科員 前の国会で同和対策特別措置法が三年延長になりました。こういった三年延長の第一年次を迎えることし、この同和問題の中心課題が労働対策であることは、大臣もすでに十分御承知のことだと思います。 同対審の中身を読んでみますと、「同和地区住民に就職と教育の機会均等を完全に保証し、同和地区に滞溜する停滞的過剰人口を近代的な主要産業の生産過程に導入することにより生活の安定と地位の向上をはかることが、同和問題解決の中心的課題である。」と、こういうふうにうたっておることからもわかりますように、労働対策は一番重要である。 そういった立場から、労働一般を所管する労働大臣として、同和問題の解決に当たっ……
○田口分科員 私は、いわゆる子供会活動という、社会教育の一環として行われておるものなんですが、その子供会活動でボランティアがお世話をして、たまたま一人の子供が亡くなった、こういう事件があるわけであります。今日、国際児童年、さらにボランティア活動についての意識が高まってくる、こういう状況の中で、この死亡事故に絡んで刑事責任を問われておるわけでございますけれども、一体文部省としては、どういう考えを持ってこれに対処していこうとしておるのか、これをお聞きしたいのであります。 ちょっと概略申し上げますと、事件は古いのでありますけれども、昭和五十一年八月一日、三重県の津市で、四ツ葉子供会というのがござい……
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