このページでは渋沢利久衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○渋沢利久君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました健康保険法及び船員保険法の一部を改正する法律案並びに自由民主党による修正案に反対し、以下その理由を明らかにいたしたいと存じます。(拍手) 申し上げるまでもありませんが、昭和四十八年第七十一国会における健康保険法改正に当たって、政府は、それまでの累積赤字を約三千億をたな上げ、給付費の一〇%定額国庫補助制度や保険料率の一定引き上げを認める弾力条項を新設し、今日まですでに二回にわたって保険料を引き上げ、被保険者負担による赤字対策を行ってきたのであります。それでも赤字は解消しません。本年度末には千六百億余の赤字が推定されるに至……
○渋沢委員 先ほどどなたかのお話の中で、日本の医療、福祉、社会保障は、まさに世界に冠たる高い水準を制度的に保持しており、 日本人にとっては身分不相応の制度を持っておるという大変ありがたいお説に、大臣もそのとおりだと胸を張っておっしゃっておったのですが、そういうありがたいお話とは別に、大原委員からも指摘がありましたように、現実には日本の厚生行政不在、社会保障制度も医療制度もまさに不在だという国民の告発、こう理解をせざるを得ないような事態がいろいろ起こっておるんだと思います。救急医療もそうです。日本の医療の中で九五%を占めるという民間医師や医療機関のこの日本の医療制度では、もう国民の要求にこたえら……
○渋沢委員 ここ数年来の不況状況の中で、いま雇用の問題が労働問題の主要な課題になっておりますように、とりわけ不況状況と言われる中で、企業努力によって困難を乗り切ろうという対応とは別に、比較的安易に被使用者、労働者の側に犠牲を押しつけて困難を乗り切るという傾向も少なくない。雇用あるいは不況克服ということを材料にして弱い国民あるいは労働者の側にいろんなしわ寄せが集まっているということの中で、きょうは特に障害者雇用問題についてだけお尋ねをしたいと思うわけです。 こういう不況状況、雇用の問題が深刻な中で、それでなくても差別を受けざるを得ないいまの社会状況の中で、真っ先に影響を受けるのではないかと思う……
○渋沢委員 日本では三百数十種類という世界に例のないほどたくさんの食品添加物が許されておる、こういう状況の中で、きょうは、明日食品衛生調査会の常任委員会が、先般大臣が諮問をいたしましたOPPについて一定の結論を出すために開かれるという状況を踏まえまして、この問題に非常に関心が集められている、しかも非常に切迫した状況であると思いますので、私は、委員長のお許しをいただいて、OPP並びにサッカリンの問題にしぼって厚生省の見解をただしたいわけであります。 それで、まず最初に事実関係を尋ねますから、時間がないのでイエスかノー方式で、その点については簡潔にひとつ答えていただきたい。 まず、食品添加物は……
○渋沢委員 問題が大きいわけですから、その抜本的な議論をじっくりやらなければいけませんので、きょうは健保に関連して、厚生関係の一般質問を行うことにいたします。 私は、薬の問題、とりわけ薬害をきょうは尋ねたいと思うのですけれども、その前に、きのう厚生省が明らかにしたところによると、医薬分業五〇%達成を目指して、かけ声は非常に大きくてよかったのですけれども、どうもかくかくたるその成果二・六%ということなんでありまして、どうしてこういうことでしかないのか、どこに原因があると考えており、そしてこれを具体的などういう対応で、施策で、解決をしていくか、刷新をしていくか、目的達成のために、この現状、理由を……
○渋沢委員 この委員会で私が身障者の雇用促進の問題でお尋ねをいたしました際に、この問題は機会あるごとに指摘をし、また報告も受けたい、こう申し上げたわけですけれども、きょうは、まず冒頭に、この点についてお尋ねをしておきたいと思うわけです。 昨年改正されました身体障害者雇用促進法では、身体障害者の雇用状況を六月一日現在で調査するとなっておるわけですね。かなりの時間を経過いたしておりますので、その結果はすでに、まとまっておるというふうに思うわけですけれども、すでに身障者雇用審議会に、その雇用状況について労働省は説明されたというふうに仄聞しておるのですけれども、いかがでしょうか。
○渋沢委員 時間が詰まりましたので、はしょって簡潔に幾つかの点でお尋ねをいたします。 こういう事態で、応急処置、緊急の対応が急がれることは当然ですけれども、二度とこういう災害を起こさないという観点に立てば、どうしてこういうことになったかという経過についてただしていくということもまたきわめて重要でありますので、そういう観点で幾つか簡潔に尋ねたいと思うのです。 四十八年の九月に、この基準の改定でかなり厳しい建設基準が、例の中外鉱業のことですけれども、堆積場の認可についての新たな基準がつくられたわけですね。これは既往の認可堆積場にかかわらず、事実上の再認可に等しいような形で厳しい基準に基づいての……
○渋沢委員 きょうは地震対策にしぼって伺うつもりでおりましたけれども、例の地下鉄東西線の風害事故というのが出てきましたので、運輸省に来ていただいておると思いますので、これについて二、三最初にお尋ねをしたいと思います。 まず、事実関係で明らかなことは、風速計は、あの長い鉄橋の上に西側に一カ所ついておったということ。これは十分間隔で作動いたしまして、その他の時間はつまりノーマーク、ノーチェック。この鉄橋を通過いたしますのは、通常運行で二分で通るんですね。これが十分に一度だけ瞬間的に指令室に風速計が作動する、それで風速に応じて車を緩めたりとめたりという指令が出てくるという構造ですが、一番多いときに……
○渋沢委員 社会党の立場で、提案されました法案に関して若干の質疑をいたしたいと思います。 申し上げるまでもないのですが、地震対策の要件ということで考えますと、大規模地震が発生以前の対応、それに備える対応と発生時及び発生以後の対応ということがあろうと思いますけれども、以前の対応として欠かすことのできないのは、少なくとも三つの点があるだろうと思っているわけであります。一つは予知観測体制、あわせて恒常的な防災対策執行の機構を整備しておくということ、こういうことだと思います。二つは、とりわけ被害が集中するであろうと思われる都市の対応ですが、いわゆる耐震構造都市といいますか、地震に耐えられる強い都市づ……
○渋沢委員 引き続きまして、幾つかの点でお尋ねをさしていただきます。
最初に、浅田参考人の御意見を伺いたいのですけれども、現在の観側体制でどの程度までの予知ができるのか、できる体制になっておるのかということをお尋ねしたい。
【次の発言】 マグニチュード八前後とか七以上とか、この程度の大規模なものについては現状の観測体制の中で十分押さえられる、予知できるという言い方、考え方があるように思うのですが、そういう受けとめ方の中で、その規模の線の引き方といいましょうか、現状の観測体制でどういうふうに理解したらよろしいでしょうか。
【次の発言】 そういう中で、先ほど来の先生方のお話の中でも、比較的東海地……
○渋沢委員 通産大臣は、在庫調整の動向に触れてしばしば予算委員会等で見解を述べておられるわけですけれども、現在の生産水準が不況カルテルとか減産指導とか、非常に低い水準に抑えられている、こういう状態の中での在庫調整であるから、これをどう評価するか、どの程度に評価するかというのは別問題だ、現在の国全体の産業の操業率が非常に低い水準であるから、もう少し高い水準に上がっての在庫調整なら期待できるわけですけれども、現在はそこまで行っていませんというような、大変冷静な、厳しい在庫調整のとらえ方を表明されていると思うのであります。この際、改めてまず大臣の見解を伺いたいと思います。
○渋沢委員 どうしても重なる部分が出てくることは御了承いただいておきますが、最初にお尋ねしたいと思いますことは、信用基金の出資百億、そして一千億以上の債務保証を行うという、この法案の目玉みたいな部分だと思うのですけれども、この百億、一千億というものの計算の根拠になるものを、最初にできるだけ具体的に御説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 そのあなた方の内部でやった一応の試算というのはどういうものですか、聞かせてください。
【次の発言】 すでに行われた質疑を通して、大臣も、所管関係大臣と協議の上当然必要に応じて枠はふやしていく、もっとも、指定業種がふえていくということがあり得るわけですから……
○渋沢委員 大変長時間、お疲れで恐縮でございますが、さらに若干お尋ねをさせていただきます。 私の伺ったのにもし間違いがあったら失礼をいたしますが、この法案について基本的に結論的には賛成だという御意見をいただいたと思います総同盟、ゼンセン、それから全国造船の高橋さん、鉄鋼の千葉さん、四人の方の御意見を、まず一、二の点でお尋ねしてみたいというふうに思うわけなんです。 これは先ほどどなたかからもお話がありましたが、この法案自体は、一つには国の産業政策、国の施策の失敗というものが背景にあったということは、これはもう明確なことであります。通産省は、一定の産業政策、ビジョン、中長期政策、一定の需給見通……
○渋沢委員 最初に、中小企業庁長官を煩わしましたので、長官に関連して一点だけお尋ねしたいことがありますので、最初に伺ってお引き取りを願いたいというふうに思うわけです。 それは、とりわけ中小企業関係は、技術や新しいアイデアで勝負をしなければならないという状況の中ですから、この特許の制度を大いに活用して、発明奨励的なことで地方自治体なども非常に応援をしていると思うのですけれども、国際出願というようなものには、零細企業にとってわりあい金がかかる部分があるわけです。地方自治体によりましては、中小企業の融資政策の中にこういうものも対象として取り入れているところ、がある。特許出願等に要する費用について融……
○渋沢委員 最初に、先般来新聞等を通して明らかになっております日本アイ・ビー・エムの未発表機種の売り込み問題、通産省はその後さらに何らかの調査を進めておるのか、あるいは調査の結果何が明らかになっておるのか、注意を喚起したと言われておるけれども、それはいかなる意味か、これを機会にさらに何らかの追及、行政指導等々の対応を考えておられるのかというようなことからまず伺いたいと思います。
【次の発言】 たまたま限られた一部の営業マンの行き過ぎと申しましょうか、偶発的な売り込み問題というふうに受けとめるべきかどうかというのはなかなか即断しがたい背景がある、動きがあるというふうに思っているわけですけれども、……
○渋沢委員 計量にかかわる制度が国民の生活、経済活動にとって不可欠なものであって、この制度を充実し適正にしていくということでの国の計量行政についての責任というのは、大変大きいことは言うまでもないと思うわけです。日本の経済、国民生活を高めていく上で、この計量行政というものをどういう方向に導いていこうとされておるのか。まず、その基本的な考え方を最初にお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 経済が一国じゃ成り立たないように、医院社会の中で調和を保ちながら生きていく日本にとりまして、国際世界とのかかわり、世界の進歩に対応していく取り組みというのは、もちろん計量行政の上でも同様であることは言うまでもな……
○渋沢委員 宮城沖の地震災害を顧みて、大都市での大地震災害に対する対応がかなり見直し、再検討を迫られる部分があったと思うわけです。きょうはその中で、その後改めて検討が関係者の間で求められている地震保険の問題で一、二お尋ねをしたい。
大蔵省、おいでをいただいておると思うのですが、まず地震保険の全国の加入者数、それから今度の宮城沖被災地での地震保険の加入者、それで保険金を支給された、あるいはされることの確実な支給者数、支給率、ちょっと説明してください。
【次の発言】 これは何でこんなに低い給付率というか、状態が出てきたのかということは聞かなくともわかっておると思うのですけれども、そしてこの数字だ……
○渋沢委員 端的にお尋ねをしてまいりたいと思いますが、きのう衆議院の法務委員会におきましても、初めにありき五億円の、その初めのありようについてただされておるわけでありますが、まずこの点からお尋ねしたいと思うのです。
これは、端的に言いまして、松野氏から先に日商に対して五億円という額を示して要望があった、こう理解してよろしいですか。
【次の発言】 要望があって、海部氏がこれを受け入れる、五億の調達を約束する、こういう成り行きだと思うのですが、いわばそういう意味での合意がされた時期は、これはいつごろでしょうか。
【次の発言】 松野氏の側から金額を示して要望があったことは事実だけれども、その要望に……
○渋沢委員 「日米“通商戦争”再燃の恐れ」というような見出しで、マスコミも取り上げざるを得なかった日米交渉の中での皮革製品の輸入枠の問題が、先ごろの日米交渉の中で非常に大きな焦点になっておったというふうに思うわけですが、御存じのように、日本の皮革産業というのは、大変生産構造の零細性といいますか、非常に特殊な状況がありまして、大半が零細企業によって生産をされておるというような状況から、自由化の波に対しても、政府が大きな歯どめをかけて防衛策をとってきた経緯の中で、アメリカからの強い要求、そして政府のかなりの譲歩による話の取りまとめ、こういういきさつがあったわけであります。 まず、この日米交渉の中……
○渋沢委員 省エネルギーの問題というのは、全体のエネルギー対策とのかかわりの中で言うまでもなく存在するわけでありますから、この法案の内容に直接かかわります前に、幾つかの点でまずお尋ねをしておきたいというふうに思うわけであります。 最初に、石油の後には原子力エネルギーの開発しかないという観点で、電力業界ともども日本の政府は原子力エネルギーの開発の旗を高く掲げて、また推進に当たってきたわけです。現にまたその道を進んでいるわけでありますが、一つの見方としては、こういう政策選択の傾斜が、一方では省エネルギー対策あるいはクリーンエネルギー開発というような点のおくれをつくり出している要因ではないのか、こ……
○渋沢分科員 私は、地震災害対策の上で、とりわけこの東京の問題にしぼって幾つかお尋ねしたいと思うわけです。
まず、大規模な、たとえばマグニチュード八あるいはそれ以上の大規模な地震が大都市で起こった場合、東京にいまの状態で起こった場合には、これはだれが考えても慄然とする思いに駆られるわけでございます。無防備都市と言ってもいいような状態ではないかというふうに私は東京の状態を現状では認識しておるのですが、まず最初に大臣に、東京の状況を頭に置いて、いまの地震災害対策をどう認識されているかを簡単にお伺いいたします。
【次の発言】 いま大臣も言われたように、確かに、消防とか避難とか、いざというときに逃げ……
○渋沢小委員長代理 中村重光君。
【次の発言】 十何分になりましたから、簡単に伺います。
要するに、輸入、生産順調で、昨年を上回るような状況があって、しかも出荷も順調に行われて、しかもいろいろ御指摘のとおり物がない、どこにたまっているか。元売りは正常に出荷しておる、しかし現場はない。どこにたまっておると思いますか。
【次の発言】 通常、長期契約で落としている部分とは別に、かなり余分な部分が商社を通して安く流されて、スタンドあたりではそのことの影響で大変苦しんでいるというような時期もあったわけですね。そういう部分が今度とまっているということでしょうね。
○渋沢分科員 視力障害者にとりまして、点字図書というのは生活上、教育上不可欠のものであるということは言うまでもないのですけれども、とりわけ視力障害児、中でも幼児の教育にとって通常の点字図書では十分その教育効果を上げることにならないということがございます。 一般に、子供たちがまず絵本から入って文字に親しみ、物事を理解するように、なおさら盲児にとっては文字だけの図書じゃなくて、手ざわりで本に出てくる物体のイメージをつかむ、あわせて物語の楽しさの中で文字を覚え、言葉を覚え、物を知っていく、こういう図書、つまりさわる絵本というものが求められているのは当然のことであります。盲児がカンムリヅルと普通のツ……
○渋沢分科員 パシフィック通商について私も実はお尋ねをするわけですが、その前に一点、地震保険の件でお尋ねをしておきたいと思います。 ちょうど昨年の十月に、私、災害の特別委員会でお尋ねをいたしまして、宮城県沖の地震の経験に照らしましても、現行の地震保険というのは、保険の支払い条件が全壊に限るというような大変に厳しいものでありまして、この制度の目的にかなっておらない、こういう事実は明らかである、そこで速やかな是正が必要だということをただしましたが、保険部長から、五十四年度に改正実施、こういう方向で積極的な努力をするという御説明をいただいておったわけであります。その後どのようなお取り組みがあります……
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