このページでは長谷雄幸久衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○長谷雄幸久君 私は、公明党・国民会議を代表して、現在の緊急課題である成田の新東京国際空港襲撃事件について、総理並びに関係大臣に所見を求めるものであります。 今回の過激派による事件は、わが国の憲法秩序を無視した暴挙であり、民主主義体制そのものに対する重大な挑戦であって、断じて許すことはできないと思うのであります。 政府は、法秩序維持への毅然たる態度を堅持し、暴力に対しては断固闘うとの姿勢を持つべきであることを、まず申し上げておきたいと思うのであります。(拍手) さて、今回の事件による国際的信用の失墜、さらに空港の安全性に対する国の内外の利用者の不安ははかり知れないものがあります。このこと……
○長谷雄幸久君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま趣旨説明のありました防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案について、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 まず、大平総理大臣の持論である総合的安全保障構想について伺います。 総理は、かねてより、外交、防衛政策の柱として、総合的安全保障構想の必要性を強調されております。ところが、今日に至るも、その具体的内容は何ら明らかにされておりません。 総理は、昨年八月、自民党主催の夏季研修会では、戦後三十年、わが国の周辺が波静かだったのは防衛力や安保条約だけの功績ではないと述べ、また本年一月の施政方針演説でも、真の安全保障は、防衛力だ……
○長谷雄委員 私は公明党の長谷雄幸久でございます。 本日、当委員会で質疑をさせていただくことを大変感謝いたしております。 私は、保険事業に関する政府の対応のあり方について質問をいたします。 保険事業は、戦後三十年間、社会経済情勢の厳しい変動にもかかわらず成長発展してきた事業の一つであります。保険会社が巨額の資産を有し、既成の金融資本とともに、あるいはこれと結びついて、さらにまたみずからその有する豊かな資金力を背景に産業界を支配してきたと見るのが今日の識者の一致した見方であります。こうした現状は、保険事業が免許事業であることとあわせて、保険事業に対する政府の過保護行政による結果であることは……
○長谷雄委員 それでは、裁判所職員定員法の問題についてお尋ねをいたします。
今回、裁判所の方では、定員の増加に対する要望が出ているわけでございますが、まず、裁判官の定員あるいは定員の増加に対する基本的なお考えを承りたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、その考え方というのは、他の省庁、官庁との違いはあるわけでございますか。
【次の発言】 ちょっと質問の趣旨がはっきり御理解いただけなかったのではないかと思うのです。要するに裁判所、特に裁判官という立場は、公平な裁判を行って人権の保障をやる、こういう司法権本来の機能があるわけでございますので、その立場から、必要な定員あるいは増員というものが……
○長谷雄委員 長谷雄でございます。
初めに、去る四月十六日に鳥取県の米子警察で被疑者が看守を殺害して逃走したという新聞報道がございましたが、これは事実でございましょうか。
【次の発言】 この事件が発生してから現実にその犯人を逮捕するまでにかなりの時間を要しているように新聞では報道されておりますが、これは何か問題点があったのではないか。この点についてどのようにお考えでございますか。
【次の発言】 こうした事件が起きたことによって、少なくともその地方の住民の方々は大変御心配をなされたであろうと思います。こうした社会不安を今後なくすようにぜひとも当局の努力を要望するわけでございます。
この被疑者……
○長谷雄委員 私は、公明党の長谷雄幸久でございます。ただいま議題となっております社債発行限度暫定措置法案についてお尋ねをいたします。 この法案の提案理由によりますと、社債の発行限度を引き上げる措置を講ずる必要性は、「最近の経済状況にかんがみ、株式会社の長期安定資金の調達を容易にするため」であるとあります。 そこで最近の経済情勢をどう認識しておられるのか、この点について提案理由説明によりますと、「企業の設備投資の活発化が強く要請されている」とありますが、特に本法案の作成作業を開始した当初、その時期は恐らく昭和五十年十月ごろと思いますが、そのころにおける社債発行限度の引き上げを要するとする状況……
○長谷雄委員 本日は御苦労さまでございます。私は与えられた時間が短いものですから、二、三しか質問できないと思いますが、初めにお尋ねしたいのは、株式会社が物的会社の典型として株主及び会社債権者の保護という点から、会社財産の確保、充実、これが最大の問題であるということは商法学者がひとしく指摘するところであります。したがって、資本調達の方法としても、他人資本によらずに自己資本によるべきである、これは株式会社法の定理でもあるわけでございます。先生が書かれている書物にもそのように御指摘がございますが、他人資本というのは、いずれにしても、担保の有無あるいは返済期限の長短にかかわらず、必ず返済しなくてはなら……
○長谷雄委員 私は、議案となっております給与法の関係についてお尋ねをいたします。 裁判官につきましては、職務の性質等に基づいて相当額の報酬を受けることが憲法上明記されておりますし、また検察官につきましては、その俸給は憲法にはうたわれてはいないけれども、その職責が司法の重要な一翼を担うもので、その任用資格も原則として裁判官と同じでありますので、裁判官に準じたものとして同程度のものを受けるべきであると思います。 そこで、相当額ということにつきまして、その地位にふさわしい生活をなし得る額である、こう一般に解釈されておりますが、現実の給付額が不十分であるということも含めて、これを補うために初任給調……
○長谷雄委員 今回議題になっておりますハイジャック対策法案の審議につきましては、すでにこれまで関係各委員会で数多くの質疑がなされております。私はできるだけこれまでの質疑と重複を避ける方向で質問をしてみたいと思います。 初めに、今回のハイジャックが起きて以来学者やマスコミ等でいろんな論議がされておりますが、一口に言いますと、たとえば再発防止と犯人逮捕の国際協力をするように日本が具体的にリーダーシップをとるべきであるとか、あるいは乗っ取り犯人を受け入れる国をなくするような外交努力をなすべきである、あるいはその働きかけに日本がもっと積極的に取り組むべきである、こういうようなことが盛んに言われており……
○長谷雄委員 ただいま議題となっております人質法案に関連してお尋ねをしたいと思います。 今回この法案が内閣から出されておりますが、最近の国内法だけを見てみましても、昭和四十五年のいわゆる「よど号」事件をきっかけとして航空機強取法が制定されております。そしてまた昭和四十八年のリビア・ベンガジ空港における日航機爆破事件をきっかけとして航空危険法が制定されております。そしてまた、昨年の日航機ハイジャック事件を契機として、航空機強取法等の一部改正の法律ができたわけでございます。 このように、事件が起きるたびに立法措置がなされる、その後また新たな事件が発生をする、その後さらに法改正、立法措置がなされ……
○長谷雄委員 私は、初めに公図の問題をお尋ねしたいと思います。
実は昨年の十二月十日に東京都下西多摩郡檜原村で、山林、畑の境界争いをめぐって殺人事件が起こりました。一部報道によりますと、この殺人事件の原因は、山林や土地の境界を正しく示すはずの公図が現実の境界と食い違っていた、このことが一因になっていたのだ、こういう記事がございました。この事件について、この公図が原因になっていたのかどうか、その真相をお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 大変痛ましい事故があったわけでございますが、こうした境界争いをめぐる紛争は大変数が多いように聞いております。現に、私も弁護士の実務をやっているころにはか……
○長谷雄委員 ただいま議題となっております刑事事件の公判の開廷についての暫定的特例を定める法律案について質問をいたします。初めに、一部過激派による法秩序破壊行為はわが国の憲法秩序を無視したものであり、民主主義体制そのものに対する重大な挑戦であって、断じて許すことはできないと思います。このこと自体だれひとも異論のないところであると思います。本法案については、その当否は別として、こうした過激派対策を強力に進めることはきわめて重要であります。ところで、昨年九月のダッカ日航機事件以来政府がとってきた対策の中で、すでに成立をした人質による強要行為等の処罰法、それからいわゆる成田新法、それに現在、審議中の……
○長谷雄委員 初めに民事執行法案についてお尋ねをいたします。 まず執行機関の二元性についてお尋ねをいたします。 本法案では、執行機関の二元性が維持されております。そのことは、執行申し立ての段階で、目的財産が不動産であるか動産であるか、または債権であるかを明確にして、これに応じた執行機関に申し立てをすることが要請されます。そこで、目的財産が一見明瞭である場合には問題がないわけでありますが、たとえば未登記の立木の伐採権については、不動産執行説、動産執行説、債権執行説があり、申し立て債権者の判断を惑わすことにもなりかねないと思います。その原因は、執行機関が二つになっているところにあると思います。……
○長谷雄委員 仮登記担保契約に関する法律案について質疑を行います。 本来ならばこの法案に関する逐条審議をやった後で大臣に所信を求めたいと思っておったのですが、大臣が所用でお出かけでございますので先にお尋ねをしたいと思います。 本法案につきましてはこれまで集積された判例理論に基づいて立法化を図ったわけで、そのこと自体大きな前進であると思います。しかし、これからいろいろと質疑の中で私なりに問題点も指摘してみたいと思いますが、その中で仮登記担保権者、債務者、利害関係人の利益の調整を適切に図って、もってこの法案に対する国民の信頼が得られるように努力することがきわめて重要であると思うわけでございます……
○長谷雄委員 初めにサラ金規制についてお尋ねをします。
本日付の読売新聞を見ますと、出資の受入、預り金及び金利等の取締等に関する法律、出資法と言われておりますが、これを改正する必要があるとの判断から大蔵省は法務省など関係省庁と協議を始めたとございます。そして現行の出資法の日歩三十銭、年利にしまして一〇九・五%を、十五銭、年利にしまして五四・七五%に、こういう記載がございますが、この事実関係についてお尋ねをします。
【次の発言】 重ねてお尋ねしますが、法務省は、大蔵省との折衝がこのサラ金問題についてあると思いますが、この出資法についてどのような改正をするかということについて何らかの関与はござい……
○長谷雄委員 初めに、八十四国会の際、本年四月二十六日のこの法務委員会で私は公図の問題を取り上げました。公図は不動産登記法十七条に言う地図に当たらない、公図は現状と必ずしも一致をしていない、しかし、そのことを知らない一般国民は公図を真実だと考え紛争になっておる、この法十七条の地図を完備するよう努力する一方、現在登記所に備えている公図を信頼しないようPRをする、このように民事局長は御答弁をなさったわけでございます。その後、これに対してどのような措置をなさっておりますか。
【次の発言】 公図につきましては、いわゆる地図を含めたものは現在日本全国で三百九十一万枚あると伺っておりますが、そのような程度……
○長谷雄委員 きょうは法務大臣にお伺いしたいと思っておったのですが、かぜだと伺っておりますが、大変残念でございます。もっぱら刑事局長にお尋ねをいたします。 いわゆる五億円というお金につきまして、刑事局長は、ファントムに関する金であってE2Cにかかわる金という色彩が全くない、こう御答弁がございました。しかし、五億円の一部はE2Cの工作費に使われているのではないかとの疑惑が数多く指摘をされております。 そこで、刑事局長にお尋ねをしますが、刑事局長は五億円の金のことにつきまして、常識的に数億の金を出すからには理由がないといけない、そしてまた海部の立場から言えば、何らかの事実がなければこのような多……
○長谷雄委員 初めに、民事執行法案の修正案についてお尋ねをいたします。 この民事執行法案につきましては、すでに私は、五十三年六月六日にこの委員会で質疑をいたしておりますので、この法案につきましては、修正案に限って質疑をいたします。 まず、民事執行法案につきましては幾つかの特色、傾向が挙げられております。そして今回の修正の対象になっている五十五条、七十七条、八十三条は、いずれもその特色から見ると強い執行法を目指している規定だと言うことができると思います。すなわち、現行の民事訴訟法中の強制執行及び競売法の規定、そしてその運用の欠点の一つは、執行妨害に対して非常に弱いということが挙げられておりま……
○長谷雄委員 私は、民法及び民法施行法の一部を改正する法律案について質疑を行います。 今回の改正案はきわめて実務的でありますし、しかも、これまでの改正案につきましての質疑において、山崎委員が幾つかの点について条文に即して質問をいたしておりますので、私は、これと重複をしないように質問してみたいと思います。 まず初めに、十一条の規定についてでございます。今回「聾者、唖者、盲者」を削ることになっておりますが、この点につきましては、聾、唖、盲という、これによって心神耗弱となる場合を除き、独立に無能力の原因とする必要はほとんどなくなっているということから、この削除の規定が当然視されていたのはかなり古……
○長谷雄委員 航空機輸入問題についてお尋ねをいたします。実は、昨日の予定で私やらせてもらえるかと思ったら、都合できょうになりましたので、これから質疑をいたします。初めに、今回の不正事件につきまして、一月九日、東京地検は異例の捜査開始宣言をいたしました。そこで、捜査開始宣言の原因となった犯罪被疑事実は、すべて解明されたと考えてよろしいでしょうか。
【次の発言】 この問題について、さらに現段階で補充捜査の必要性があるかどうか、お尋ねします。
【次の発言】 起訴があった日商岩井関係者の公判について、お尋ねをいたします。
この公判については、将来のことでございますし、さらにまた、事件が否認事件である……
○長谷雄委員 初めに和島参考人にお伺いしますが、先ほどの意見陳述の中で、誤判が相当ある、こうお述べになりました。
誤判を避けるために、捜査及び公判に関して制度として改めるべき点について、もし御意見があればお伺いしたいと思いますが、和島さん、いかがですか。
【次の発言】 控訴審の構造につきまして、先ほど青柳参考人から御説明を拝聴しました。
この問題につきまして、第一審の審理重視等の理由から、刑事事件につきましては事後審査制になっておりますけれども、誤判を排除するという点から、この制度の当否について御意見を伺いたいのでありますけれども、まず和島参考人、いかがでございましょう。
○長谷雄委員 初めにお尋ねしますが、あなたはこれまで検察庁で事情を聞かれたことがございますか。
【次の発言】 私がお尋ねをしているのは、このFX商戦に関してのあなたに関するいろいろな取りざたがされておりますが、そのことに関連してという意味で検察庁でお調べを受けたことがあるかどうか、それをお尋ねしているわけです。あれば回数をお答え願います。
【次の発言】 あなたがマスコミ関係者に述べた中で、政治家に対して日商岩井から現金を渡す場合のことでありますけれども、そのことを触れております。あなたがこの政治家に対するお金を渡すことについて、知っている範囲で、政治家の名前と金額と時期についてお述べをいただき……
○長谷雄分科員 私は、大学の立地条件、環境の整備という問題を中心にしまして、関係省庁にお伺いをしたいと思います。 御承知のように、大都市におきましては、大学等、高等教育機関が過度に集中をしまして、その結果、都市環境の面から、及び大学等の研究機関にふさわしい立地条件、環境という面から、問題が顕在化いたしております。そこで、研究機関にふさわしい大学等の環境整備をし、あわせて都市環境の整備を有機的に図っていく必要があると考えるわけでございます。 そこで、まず国土庁にお尋ねをしたいわけでございますが、首都圏における大学等の高等教育機関が過度に集中していることによって、大学等の研究機関、そしてまた都……
○長谷雄分科員 私は、返還された米軍基地の跡地の利用についてお尋ねをしたいと思います。 この跡地利用につきましては、大蔵省は、昭和五十一年六月二十一日付で国有財産中央審議会の答申書、いわゆる三分割答申に基づいて有償三分割方式を決定しておりますが、私は、この三分割方式に反対の立場で質問をいたします。 初めに、昭和四十八年一月二十六日の日米合同委員会で合意を見ましたいわゆる関東計画に基づいて提供財産が逐次返還されておりますが、この計画には一つの大きな問題が隠されていると思います。それは米軍基地の集約強化であります。このままでは横田基地については、米軍の永久使用につながるものとして地元住民は大き……
○長谷雄分科員 私は、公明党の長谷雄幸久でございます。 運輸交通問題について関係省庁の見解を求めます。 運輸交通体系を含めた国土利用のあり方について、その基調になるものは、国民福祉最低水準の実現と国民諸階層の福祉向上に置くものでなければならない。過密過疎の問題を含めて、いわゆる国土のナショナルミニマムとして憲法二十五条の具体化への方途であると考えます。この要請に基づいて運輸交通問題についても、高度経済成長政策の中でとられてきた従来の路線について、鉄道、航空、自動車、海運の各分野にわたり鋭意検討する必要があると思います。 さて、大都市圏における交通対策として、特に混雑度の高い通勤通学輸送に……
○長谷雄分科員 私は、公明党の長谷雄幸久でございます。 健康で長寿であることは、人間として共通の願いであります。憲法は、健康で文化的な生活を規定し、これを国の責務としております。そして国民は、一日も早く憲法が目指す福祉国家の実現を願っております。 さて、国民の平均寿命は、医学の進歩や公衆衛生の向上などにより、年々伸長いたしております。しかし、こうした明るい傾向のある反面、国民の健康については、生活環境の悪化などの事情により、必ずしも良好でないというのが実情であります。その傾向は特に大都市生活者に著しい状況であります。この健康や医療に対する国民の声は、これまで各種の世論調査などにあらわれてお……
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