このページでは金子岩三衆議院議員の36期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は36期国会活動統計で確認できます。
○金子岩三君 ただいま、私ども八名が、本院在職永年議員として、御丁重な表彰の御決議を賜りましたことは、まことに光栄至極であり、感激にたえません。 ここに一同を代表しまして、一言お礼の言葉を申し上げます。 私どもが二十五年の長きにわたって国政に参画いたし、今日このような栄誉に浴することができましたのは、ひとえに先輩、同僚議員の御厚情と、郷土の皆様の多年にわたる温かい御支援のたまものでありまして、心から御礼を申し上げます。(拍手) 顧みますれば、私どもが本院の議席を得ましたのは、昭和三十三年五月、第二十八回衆議院議員総選挙であり、昭和三十年の保守合同など、政党の再編成後初めての国政選挙であり……
○国務大臣(金子岩三君) お答えいたします。 農業改良普及事業については、五十八年度予算において、都道府県の自主性を発揮するとともに、事業の効率的、弾力的運営を図る見地から、これまでの個別経費の積み上げによる定率負担金から標準、定額による交付金に変更することとしたものであります。 交付金の算定については、普及職員の設置、普及所の運営等の基礎的な経費を見込んでいるものであります。 なお、農業改良普及事業費の総額については、他の補助金等とのバランス等を勘案して、対前年度比九八・一%と、若干の減額を見込んでいるものでありますが、対前年度減額補正後と比べますと、一〇〇・五%となっております。この……
○国務大臣(金子岩三君) 農業、林業及び漁業の各昭和五十七年度年次報告並びに昭和五十八年度において講じようとするそれぞれの施策につきまして、概要を御説明申し上げます。 第一に、農業について申し上げます。 昭和五十六年度から五十七年度にかけて、経済が停滞する中で、農産物の需給は依然として緩和基調にあり、農産物の生産者価格は低迷しております。農家経済は、農業所得の低迷と兼業所得の伸び悩みにより、厳しい状況が続いております。 農業の生産性は、欧米諸国に比肩し得るテンポで向上してまいりましたが、稲作等土地利用型部門では、中小家畜等の部門に比べ立ちおくれております。 一方、農産物の国際需給は、不……
○国務大臣(金子岩三君) 上坂議員にお答えいたします。 まず、米国が米の自由化を要求してくるのではないかという点につきまして申し上げます。 農林水産省としては、これまで日米農産物定期会合等の場で、米国に対し、わが国の農薬及び農政における米の重要性について繰り返し十分説明してきておるところであります。米国も、米がわが国農業にとって最も重要な作物であり、食糧の安全保障の観点からも、国内産で全量自給することとしている点は十分理解しているものと考えております。 いずれにしましても、米がわが国農業の基幹作物であることはいまさら申し上げるまでもなく、また、多大な困難を押して水田利用再編対策を初めとす……
○金子(岩)委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されますまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの楢橋進君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、枝村要作君が委員長に当選いたしました。
委員長に本席を譲ります。
○金子国務大臣 私は、中曽根内閣が誕生いたしまして農林水産省を預かるようになっておるのでございますが、農林水産委員会には大変私はなじみが深くて、十五、六年委員会に所属した。したがって、古い先生方皆仲間ばかりのようでございます。そういうことで私の選挙基盤は農林水産、半農半漁でございますので、この事態に即した農林水産行政を推進していきたいと思います。 大変むずかしい問題が、特にアメリカからの強烈なる農産物の自由化の要請が、いまだかつてないような強い姿勢で出ておりますので、私の省としては、日本の農業の健全な今後の発展を期するためには、やはり競合する、特に牛肉とか柑橘とか、こういうものは絶対自由化は……
○金子国務大臣 お答えいたします。
今日までの経過を少し申し上げます。(横路委員「いや、余り経過はいいんだ、基本的な姿勢はどうなの」と呼ぶ)姿勢は、アメリカには、オレンジ、牛肉を主体にしていわゆる自由化と枠拡大の強い要請があっております。しかし、農林省といたしましては、日本農業を守るためにこの枠拡大、自由化という問題については慎重な態度で臨んでおります。
【次の発言】 農林水産省としては、私の責任においては、枠拡大、自由化については絶対反対の態度をとっております。
【次の発言】 お答えいたします。
六品目、雑豆についてもアメリカ側からは従来の枠の倍に当たる数量の要求が出ております。私の方で……
○金子国務大臣 干拓事業につきましては、御決議の趣旨を体して、今後一層その適切な実施に努力してまいる所存であります。 また、日本中央競馬会につきましては、御決議の点に十分留意をし、同競馬会に対して指摘された事実に関する調査結果を速やかに取りまとめるとともに、外国産種牡馬の購入に関する一連の手続が公正かつ適正なものとなるよう十分指導してまいる所存であります。
○金子国務大臣 いろいろ既存のものを統廃合して、そして最も新しい考え方に立って、合理的に能率的に研究開発をやろうという考え方でございます。 いろいろ人員の問題もありますが、現在携わっておる方々がほとんど新しい研究所に配置されることになります。したがって、実質的に新しく組織をするからそれには相応の財源がふくらむのじゃないかということであれば、これはまたいまの財政が窮迫しておる時代に適当でないかもしれませんけれども、余り財源を新しく求めなくて、そしてより以上のわが国農業の開発振興ができるという、最もこれからの時代の要請にこたえるような研究開発をしようとしてこのような研究所を設置する案となったので……
○金子国務大臣 御指摘の点でございますが、私は終始一貫、牛肉、オレンジの自由化はもちろん、枠の拡大もこの時期必要ではない、こういう主張を続けてまいっております。その基本的な私の考え方は変わっておりません。 ただ、中曽根総理が一月に訪米いたしました折に、この問題について事務レベルで専門家に冷静にひとつ今後協議を続けてもらおう、こういう約束をして帰っておりますので、やはりアメリカとどのような協議をしていくのか、その手順なり、内容にまで立ち入って検討していかなければならない必要があるわけなんですね。したがって、先般、七日の日に佐野経済局長をアメリカに差し向けまして、一昨日帰ってまいりました。帰って……
○金子国務大臣 農林水産委員会の開催に当たりまして、私の所信の一端を申し上げます。 今日、わが国経済社会を取り巻く諸情勢を見ると、世界経済は引き続き停滞傾向にあり、先進諸国における失業問題は戦後最悪の状況に立ち至っております。 また、国内面にあっては、物価は安定的に推移している反面、景気回復ははかばかしくなく、財政の大幅な不均衡は依然として解消されないなど、わが国経済社会はかつてない困難な時代に遭遇いたしております。 このような困難な状況の中で、今後わが国が安定した成長を維持しつつ経済社会の発展と国民生活の安定を図っていくためには、何といっても、国の基とも言うべき農林水産業の健全な発展を……
○金子国務大臣 岸田先生の御質問のとおり、世界の人口のこれからの趨勢をいろいろ考えたりしますと、当然、食糧は将来大変な危機時代を迎えることがあることを予測してわが国の農政の基本も確立しなければならないと思います。特にわが国は、風土に合う米こそ生産過剰を見るほどに大変生産性が高くなっていますけれども、他の穀物は、大豆にしても麦にしましても、もちろんトウモロコシにしても、大量のものをアメリカを主体とした国から輸入を続けておるわけでございます。このようなことを考えますと、何か異変があって海上を封鎖でもされるような事態が起こった場合は、この二千八百万トンの輸入穀物の食糧をどのようにして自分の国で補てん……
○金子国務大臣 私が先般六品目について小さな問題だと申し上げたのは、わが国の農業に及ぼす影響が小さいという意味を申し上げたのでありまして、別に事柄が小さいのでこれを軽く扱うというような意味のことを申し上げたわけでないのでございます。影響が小さいという意味を申し上げたわけでございますから、ひとつ御理解をいただきたいと思います。
【次の発言】 私が申し上げておるのは、牛肉、オレンジについては、自由化はもちろんのこと、枠の拡大についても、現在わが国は、仮に柑橘を考えた場合、柑橘は生産過剰でありますので、国内の生産者と競合する、いわゆる柑橘農家に損失を与えるような輸入枠の拡大はこの際お断りしたい、一方……
○金子国務大臣 いま日野さんからいろいろ御意見があったようですが、水産庁は、漁業で生産だけに今日までずっと力を入れてまいっておりまして、御意見のとおり加工は大変立ちおくれでございます。加工ばかりでなくして、流通にも非常に隘路がある。したがって、産地価格と消費地の価格が、魚種によっては五倍、六倍、そういう極端な倍率になっておるわけでございます。 たとえば、長年八倍の量のイワシを与えてハマチを生産しておるというようないろいろな問題がございます。ハマチを育てて食べるのではなくて、イワシを高度な加工をして保存がきくようにしますと、カロリー、たん白、あらゆる面からいってハマチよりもずいぶん高いいわゆる……
○金子国務大臣 農水省の中において同じ食糧生産をやっておる水産の予算が非常に低いということは、御意見のとおりでございます。私どもはこれは長年努力をしてまいっておりますけれども、なかなか一朝一夕にバランスのとれた予算にならないことは非常に遺憾に存じております。
漁業の生産性を高めるということは、水産加工から流通まで一貫して合理化されて初めて生産性が高まるわけです。いまいろいろ御指摘になられましたことはよく理解をいたしまして、今後大いに、次の改正のときにはひとつ御意見も十分取り入れて検討していきたい、このように考えております。
【次の発言】 大変適切な御指摘であります。年々いま申されておることは……
○金子国務大臣 御指摘の点、大変当を得た御意見でございます。私も中小業者ですから、沿岸をいかにして今後伸ばしていくかということを考える場合、いろいろ政策もあると思います。松浦長官が一生懸命この問題に取り組んでおりますので、私は大いにひとつこの長官のしりをたたいて、私が在任中に何か一つ目立つものをやっていきたい、このように考えて取り組んでおります。
【次の発言】 適切な御提言、ひとつ検討に値すると思います。
【次の発言】 協同組合経営は、私も戦前から漁協長をやっておりますが、いろいろその漁協漁協、その地域、そして主たるその組合における漁業の種類等によって漁協の経営内容が大変変わっておるようでござ……
○金子国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その趣旨に従い、最近のわが国畜産業の厳しい情勢を踏まえつつ、十分検討いたしてまいる所存であります。
【次の発言】 ただいまの御決議につきましては、その趣旨に従い、最近のわが国蚕糸業をめぐる厳しい情勢を踏まえつつ、十分検討いたしてまいる所存でございます。
【次の発言】 ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、今後とも北海道及び南九州の畑作振興に努力いたしたいと存じます。
【次の発言】 森林産業は、御承知のとおりもろもろの悪条件が重なりまして大変危機を迎えておる、このように認識いたしております。外材の輸入あるいは木材の需要の……
○金子国務大臣 いろいろいま御意見を承っておりますと、大体よく実情を御承知になっておるようでございますが、日本の食糧政策は非常に複雑なんです。米を減らし過ぎて困るような事態が発生するおそれもある。いろいろ六十五年の日本の需給の数字をいま述べられておりましたが、これとて果たしてそのようにいくのかどうか、非常に問題があるんじゃないでしょうか。 そこで、畜産を振興するにはいろいろ手だてはありますけれども、まず、飼料をほとんど九〇%外国に依存しておる、ここに大きな問題があるわけでございます。何か異常事態が発生した場合に、畜産振興事業、いわゆる畜産農家は一体どうなるだろうかというような心配もあるわけで……
○金子国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上善処するよう努力してまいりたいと存じます。
【次の発言】 戦後の日本の農業をここまで発展させた、その原動力になったいわゆる改良普及の制度でございます。長い間日本の営農あるいは農村環境についていまの制度を続けてまいっておりますけれども、より時代にふさわしい適応した合理化を図るべきではないかというのが臨調の考え方、言い分であります。私は当然だと考えます。それに対応した、いわゆる限られた財源をいかに有効に、効果的に使うかということでこの改正の目的をしぼっておるのでございます。したがって、いろいろこれから審議……
○金子国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上善処するよう努力してまいりたいと存じます。
【次の発言】 酪農振興法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。
近年、わが国の肉用牛生産は、繁殖及び肥育の両部門を通じて規模拡大が着実に進展する等農業経営の重要な一部門として成長しつつあり、国内草資源を有効に活用する農業生産部門として、農業及び農山村の振興を図る上で重要な役割りを担っております。特に、牛肉の需要が今後とも比較的堅調に推移するものと見込まれること、水田利用再編等農業生産の再編成を進めることが必要……
○金子国務大臣 わが国の食糧の需給状況を考えますと、御承知のとおり、牛肉については約七〇%を自給をしておる状態でございます。したがって、現在輸入しておるのはその足りないもの、三分の一、三〇%内外が輸入になっておるわけでございます。 食糧全体につきまして、いま恐らく完全に自給率を一〇〇%持っているのは米、あるいは肉類でいうと鶏、卵、そういったようなもので、無論野菜も自給率は一応確保しておりますけれども、その他の足りないものはやはり輸入いたしまして国民に食糧の不安を与えないようにしなければならない。 ただ、将来とも日本が食糧は国の安全の根本をなす、いわゆる食糧による安全を保障するという考え方に……
○金子国務大臣 昨日電話がありましたが、私は聞いていません。官房長が聞いておるのですが、私に伝えられるところでは、非常に厳しい、予想外に厳しいということで、中身は何も触れてないようでございます。
詳しくお聞きになりたいならば、官房長にひとつお答えをさせます。
【次の発言】 私の姿勢がずっと日にちがたつに従って軟化しておるようなことをいろいろ御心配されているようでございますが、私はただ話を詳しくするようになっただけで、軟化はしてないのです。いままではごく率直に、自由化はもちろん、枠の拡大も必要はない、それだけ言っておったのですけれども、いろいろ御心配になってお尋ねをされますから、もう少し詳しく……
○金子国務大臣 御承知のとおり、遠洋漁業は二百海里が設定される以前のちょうど半分の水揚げに落ち込んでおります。その半分が今後どのように推移するだろうかというお尋ねと思いますが、私は、ソ連にしましてもアメリカにしましても大変強い圧力を年々かけておりますので、やはり粘り強い漁業外交を今後展開しましてひとつこの数字は確保していきたい。これは話し合いの上で決まることなんですから、交渉次第によって現在の遠洋漁業の二百万トンの水揚げを維持することはできる、このように考えております。
【次の発言】 御意見のとおりの推移を続けております。イワシの水揚げが三百万トン以上になりましたので、沖合い漁業の水揚げの六百……
○金子国務大臣 優良銘柄米の扱いについていろいろ物議を醸して大変申しわけないと思います。 私は、大臣がこれは知らなかったということは言えないことですが、新聞にいろいろ書いてありますから、ありのまま申し上げますと、いろいろ関係の生産者団体の代表の方々から話がありまして初めて知ったような事情でございます。 ただ、いま日野先生がお尋ねになっておるポイントは、この際これは残すのか、やがては何らか手を加えようと考えておるのかという突き詰めた御質問でございます。それに私の立場でお答えするとするならば、やはりこれはそれなりに意義があって、この優良銘柄米が、今日まで生産意欲を持って、これがおのずから米のい……
○金子国務大臣 昨日は、米価審議会諮問案作成のために関係各方面との折衝や調整に忙殺されましたので、心ならずもあらかじめ出席をお約束しておきながら委員会への出席をすることができませんでしたことを大変恐縮に存じております。おわびを申し上げます。
【次の発言】 お尋ねの件は、私は、消費者価格を引き上げて消費者に迷惑、負担をかけるようなことはいたしたくない考えです。ことしの消費者価格を、昨年就任して間もなくでしたけれども、財政当局から消費者米価引き上げの大変強い要請がありましたけれども据え置いて、大蔵の方には理解を求めたのでございます。ことしの生産者米価から連動させて消費者に迷惑をかけるということは、……
○金子国務大臣 お答えいたします。 ただいまの塚本委員の発言は、私、全く同感でございます。最近、内容をよく検討いたしますと、やはりただいまの御意見がほとんど真実のようでございます。したがって、五十三年から自主的にこれの改善を図っておりますけれども、依然として赤字は解消しませんで、むしろ業務収入よりも労賃の方が多くなるようになって、毎年累積赤字は大きくなっております。したがって、臨調から部会報告で厳しい報告が参っております。当然来月は本答申が出てまいると思います。この際、答申に従ってひとつ抜本的にこの国有林経営の改革をやりたい、このように考えております。
○金子国務大臣 御意見のとおりでございます。森林がいかに大事な産業であるか、そして、いま、現況は非常に木材は低落をずっと続けておりますし、輸入がどんどんふえるし、大変悪条件のもとに、特にこういう国有林の経営は行われておるわけでございます。民有林もあわせて、森林というのは本当に行き詰まりを来しておるというような状態でございます。しかし、こういうときにこそやはり政府が誘い水的なものをひとつ出して、そして森林産業に従事しておる方々に活力を与えるというような考え方で取り組んでまいっております。
【次の発言】 国有林の場合、いわゆる営業収入で人件費を賄い切らないということをおととい私は申し上げましたが、……
○金子国務大臣 枠の拡大も、明年三月までは一応このままの状態でいけるということで、一応枠の拡大も認めないということを申し上げております。それ以降のことは、やはりいろいろ経過がありますので、それを踏まえて慎重に、やはり日本の農民の期待に沿うような方向で私は努力をいたしたいと思います。
【次の発言】 私の立場では、ただいま読み上げましたとおりの主張を今日もいたしております。
【次の発言】 備蓄の問題でございますが、早場米が八月から出ますので、十万トンを割っても十分心配はないというような説明を受けておるのでございますが、ただ、何か異常事態が生じた場合のことを考えて何がしか備蓄をすべきだ、いま企画室で……
○金子国務大臣 私が先般お答えいたしましたのは、批判されたような事実があってはならない、また、一般職員はもとより、管理者がしっかりしなければならない、こういう点に対して前回の答弁において同感の意を表したのであります。
【次の発言】 私が答弁いたしましたのは、質問者からかくかくしかじかの質問があったので、そういう意見に対しまして、前回の答弁においては同感の意を表したということで、全く同感でありますということを申し上げたのでありまして、別に私の私見はそのときには申し上げていないと思うんですがね。全く御意見に同感でありますと、こう申し上げておるのであります。
○金子国務大臣 先般お話し申し上げたとおりでございます。選挙後云々ということは私は全く知らないことで、そんな新聞も私は見たことがないので、どうぞひとつ私の考え方は変わってないということを申し上げておきたいと思います。
【次の発言】 お答えいたします。
五十八年度の保証価格については、畜産振興審議会の意見を聞いて、三月の末に適正に決定いたしたいと思います。
【次の発言】 正確なお答えをさすために政府委員に……。
【次の発言】 名案といっても、いますっきりした名案を持ってお答えすることはできませんが、いろいろ実態は私もよく承知いたしております。やはり何らか対策を立てて、酪農業者を救い上げるという……
○金子国務大臣 大変御造詣の深い御趣旨のお話を伺いました。私も百姓に少し関係がありますので、御意見のとおりでございます。したがって、見直す必要、発想の転換はどうだろうというような御質問と思いますが、いまの生産過剰時代を調整して六十万へクタールを一応減反しておりますが、これが三年に一度この減反の数量を減したりふやしたりされると、これほど農家にとって迷惑な話はないと思うのでございます。ここらでもう、大体十年たっていますから、日本の米の需給の実態は結論が出てもいいんじゃないか、このように考えます。したがって、減反は六十万でやるのか、第三期を四十万にするのか、一応取り決めたならば、ひとつ長期的なビジョ……
○金子国務大臣 昭和五十五年度の農林水産省の決算につきまして、大要を御説明申し上げます。 まず、一般会計の歳入につきましては、収納済み歳入額は一千九百八十五億二千六十六万冊余でありまして、その主なものは日本中央競馬会法に基づく納付金であります。 次に、一般会計の歳出につきましては、支出済み歳出額は三兆八千二百一億六千九百五十七万円余でありまして、この経費の主なものは、地域の創意を生かした農政の総合的推進といたしまして七千四百七十三億四千百六十四万円余、需要の動向に応じた農業生産の振興といたしまして一千四百四十一億三千四百四十万円余、農業生産力向上のための農業生産基盤の整備といたしまして九千……
○金子国務大臣 お答えいたします。 補助金というのは、転作の補助金のことだろうと思いますが、これは昨年の農政審議会からも、その報告によりますと、やはりこの問題に触れております。三月の臨調の答申にも、やはりこれは検討すべきであるという答申でございます。 そこで、転作作物が定着して、いわゆる米の売り上げと転作作物の売り上げ、いわば価格の差額、いわゆる農家の収入の差額の問題これを勘案していまの助成をやっているのでございますから、こういう点を精密に検討いたしまして、適正な取り扱いをいたしたいと思います。 それから、次の水田再編の問題でございますが、これも米の需給は依然として過剰傾向でありますので……
○金子国務大臣 ただいまの御指摘が実態であるかどうかは、私はまだ調べておりませんけれども、ただ、試験場のあり方についてはいろいろ問題があろうかと思います。私どもも、吉田委員が言わんとするところはよく理解できます。いろいろ国に試験場があり、県は県に試験場がありまして、同じようなことを両方でやって、似たような点も幾つもあるようでございます。こういった面はやはりこれからひとつ合理的に善処していかなければならない、かように考えております。
【次の発言】 米審が非常に歴史を持ち、そして重大な日本の食管を扱っておる使命を持っておるということは、沢田先生の御意見のとおりでございます。このたび米審も林野の方も……
○金子国務大臣 いろいろ御指摘をいただきましたが、国有林の経営は大変むずかしい問題でございます。公益性から申しましても経済性から申しましても、やはり経営の健全なる確立が何よりも大事かと思います。いま林政審議会にいろいろ御検討願っておりまして、先般、林政審議会の中の国有林野部会が中間報告をされておるわけでございます。それがいろいろ新聞記事になっておるのではないかと思います。やがてこの年末には成案が出ますので、それに基づいて今後の国有林のあり方、経営を検討してまいりたいと思います。 いろいろ御指摘の点、ごもっともの点もございますけれども、やはり根本は、私は、ちょうどよく言われておる民営と官営、こ……
○金子国務大臣 この問題は青森県の所管事項でございますけれども、いろいろ問題があるとすれば、水産庁を督励してひとつ適正な処置をしたいと思います。
○金子国務大臣 自給率の問題は、これは当然、食糧の安全保障の立場からも自給率を高めようとして農政は全力を挙げて取り組んでおりますが、ただ、畜産が盛んになりまして穀物の輸入が非常にふえておりますので、自給率は低下しております。内容は非常に充実しておる、こういうことでございます。 それから農産物の市場開放の問題につきましては、私は就任以来、自由化はもちろん、枠の拡大もいまのところは必要ないということを今日まで言い続けてまいっております。したがって、需給動向を見てもし必要な場合が起これば、これは当然枠を拡大する場合も将来あるかもしれませんけれども、いまのところは必要はない、こういうことを考えており……
○金子国務大臣 前大臣がお答えしたとおりでございます。
○金子国務大臣 次期水田再編対策について、基本的な私の考え方はずっと通常国会以来申し上げております。よく猫の目農政ということを言われておりますのは、やはり減反面積が毎年くらくら変わるということが農家にとって大変苦痛になっておるというようなことだと私は考えておりますので、何とかして次期対策は長期展望に立って、農家が安定して、そしてまた転作作物を定着させるようにというあらゆる面から検討しますと、これはひとつ慎重に長期計画を立てたいということになりまして、関係局は皆精力的にいま動いて詰めております。 それで、その具体的な詰めの内容は、まだ結論までいっておりませんので、事務的に政府委員から御説明申し……
○金子国務大臣 新盛先生の御意見はよく理解できます。基盤の整備に金を、南九州のいわゆる主産物であるでん粉、サトウキビにかけてないのだから、せめて価格でもというような御意見と受けとめております。
御意見は十分理解いたしておりますので、そのとおりひとつ努力をいたしたいと思っております。
【次の発言】 最も弱い、小さい農家の生産物であるでん粉等に競合するものを外から入れるということはもともと考えておりません。御期待に沿うよう努力を続けてまいります。
【次の発言】 ただいま国鉄からいろいろ具体的に説明されておりましたが、いまの説明の中の問題でも、コンテナ輸送等にはまだ結論が出てないはずでございます。……
○金子国務大臣 野菜は、大体七月大変冷夏でありました関係で、前年の同月と比較して三・三%上がっております。八月はやはり、日照条件がよくなりまして、大変持ち直して、前月比の〇・六の値上げになっております。いろいろ野菜供給安定基金等がありますので、やはり契約栽培を行い、年末に生鮮野菜の高騰がないように極力手配をいたしております。
○金子国務大臣 ただいま川俣委員から読み上げられました数字は、私も新聞で拝見したわけでございます。
【次の発言】 ただいま川俣委員から読み上げられましたことは、私は存じません。
【次の発言】 その握手の写真は、岩持さんがたびたび見えておりますので、来るたびに写真を連れてきて、握手をしておるところを写真に撮っていきますから、いつ撮ったのか、私もよく記憶がございません。
【次の発言】 そのとおりでございます。
【次の発言】 お答えいたします。
私は就任以来、自由化はもちろん枠の拡大も必要とは思わないということをずっと主張してまいっております。ただ、レーガンさんが訪日されるということが決定しました……
○金子国務大臣 昭和五十八年度農林水産関係予算について、その概要を御説明申し上げます。 各位の御協力を得て御審議いただくに当たりまして、予算の基礎となっております農林水産施策の基本方針について御説明申し上げます。 言うまでもなく、農林水産業は、国民生活にとって最も基礎的な物資である食料の安定供給を初め、活力ある健全な地域社会の形成、地域住民への就業の場の提供、国土・自然環境の保全などの重要な役割りを担っており、わが国経済社会の発展と国民生活の安定を図っていくためには、農林水産業の着実な発展を図ることが不可欠であります。 翻って、今日のわが国農林水産業をめぐる内外の状況を見ますと、食料消費……
○金子国務大臣 ただいまの野坂先生の御意見、全く同感でございます。
【次の発言】 どこが適正かということは私もなかなかわかりにくいのですね。二百万トンの問題でこの前農林委員会でもいろいろ意見がありましたが、年々米の需要が落ち込んでいっておるさなかで、いろいろ試算をして、生産量、そして凶作があった場合、こういうこともすべて織り込んで計算をして、絶えず幾らを備蓄しておけば食糧の安全保障が確立するかということなんです。この点は非常に重要な問題で、計算の仕方も事務的にいろいろ説明をお聞きしておりましても、この米の問題は非常にむずかしいなというような感じがするわけですよ。したがって、これは大蔵省じゃない……
○金子国務大臣 お尋ねの青森県泊漁協の臨時総会の議決の効力については、現在関係者から私あてに行政不服審査の請求がなされているところであります。よく承知いたしております。この点については、目下行政不服審査法に基づいて所定の審査手続等鋭意進めている段階であります。可及的速やかに正当な結論を出したいと思います。
【次の発言】 私も農協の世話をずっとして、連合会の共済事業などもいろいろやっておりまして、いま佐藤委員の御指摘の点はよく理解ができます。実態を本当に把握して、農水省の政策がそれに近づいていくことが何より大事であろうかと思います。実効を上げるような政策をやらなければならない、そういう方向でひと……
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