吉浦忠治 衆議院議員
36期国会発言一覧

吉浦忠治[衆]在籍期 : 34期-|36期|-37期-38期
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このページでは吉浦忠治衆議院議員の36期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は36期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院36期)

吉浦忠治[衆]本会議発言(全期間)
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第94回国会(1980/12/22〜1981/06/06)

第94回国会 衆議院本会議 第21号(1981/04/23、36期、公明党・国民会議)

○吉浦忠治君 私は、公明党・国民会議を代表しまして、ただいま農林水産大臣からなされました昭和五十五年度の農業白書、漁業白書、林業白書についての報告並びに食糧管理法の一部改正案の趣旨説明に関連して、内閣総理大臣及び関係各大臣に質問をいたすものであります。  御周知のように、わが国の農林漁業は、過去の高度経済成長における重化学工業優先の国際分業政策のもとで、産業的地位において後退に次ぐ後退を強いられております。この傾向は、減速経済へ移行した今日においても、なおとどまることなく続き、荒廃、衰退の一途をたどっております。  このことは、農業について言えば、稲作の大規模減反、農畜産物の輸入拡大や生産者価……

吉浦忠治[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院36期)

吉浦忠治[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第93回国会(1980/09/29〜1980/11/29)

第93回国会 科学技術委員会 第2号(1980/10/21、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 まず初めに、日本は資源小国でございますので、これからの八〇年代は特に科学技術によって立たなければならないというふうに考えるわけであります。長官がその最高責任者として着任をされて、いわゆる長期的な展望並びに当面の諸問題について御所見があれば、先にそれをお伺いをいたしたいと思うわけでございます。
【次の発言】 御承知のとおり、特別委員会でございましたけれども、衆議院において今回初めて常設の科学技術委員会に格上げをされたわけでございますが、これについて長官はどのような認識をお持ちなのか、お尋ねをいたしたい。
【次の発言】 長官が着任されたのが七月の十七日だったと思いますけれども、ちょうど……

第93回国会 科学技術委員会 第4号(1980/10/28、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 持ち時間が十分ぐらいしかないようでございますので、関連の大事な点だけを質問いたしたいと思います。  原子力船の研究開発というものは、わが国では当然これからも進めなければならないと考えているわけでありますが、「むつ」の開発が余りにもおくれて、しかもいろいろ問題がありますので、もう大臣、この辺で「むつ」の問題はす。はっとあきらめて、そして新たな研究開発に着手した方がいいのじゃないか、こういうふうに思うのですけれども、政府の明快な御見解をお尋ねいたします。
【次の発言】 大臣、いま外国ではだんだん――「むつ」を最初予定したときの見通しですね、今日の姿は恐らく世界じゅうに原子力船が相当走る……

第93回国会 科学技術委員会 第5号(1980/11/13、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 午後の最初のときに局長の方から説明があるそうでございますけれども、きょうの新聞を見ますと、原研の幹部が収賄ということで、年間六百億も予算を使いながら、やはり気の緩みがある証拠であろうというふうに思うわけでございます。「むつ」の問題以来大変注目を沿びているときにこういう収賄事件が起こるということは、どちらにしてもこれは問題だと思うわけでございまして、やはり綱紀の粛正ということが、これだけの緊縮財政ということで予算の問題が大変叫ばれているときに、ささいなことであれ、こういう問題が起こるということは大変遺憾である、こういうように思うわけでございます。大臣、ひとつしっかりこういうものの監督……

第93回国会 農林水産委員会 第2号(1980/10/22、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 農林漁業団体職員共済組合法等の一部を改正する法律案についてお尋ねをいたします。  国民の平均寿命が年々延びておるわけでありまして、今日はわが国は世界においても有数の長寿国と言われているわけであります。したがいまして、老後をいかに安心して生活できるかということが大きな課題であるわけでありまして、こういう要求が年金受給者だけではなくて、すべてひとしく国民の願いとしていま浮かび上がっているわけであります。これはお年寄りも若い者も含めての共通の願いであります。したがいまして毎回毎回、年金、特に農林年金等が議題になって、そしてなおかつこの質問をしなければならないというのは、改定されないがゆえ……

第93回国会 農林水産委員会 第5号(1980/11/06、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 三人の参考人、大変お忙しいところ、貴重な御意見をいただきましてありがとうございます。心からお礼を申し上げます。  先に青葉参考人にお尋ねをいたしますが、大変私どもに勇気を持たせるようなお話をいただきまして、潜在能力を示せば農業は大丈夫だという将来に対する明るい見通しを示されましたが、日本の農業規模が小さいということはよくわかりますけれども、大規模な営農が必要であるという点で、これは小規模を改めるならばコストが半減するというお話がございましたけれども、いままで日本の農業を支えてきた小規模経営農家が、この先生のお話のような点からまいりますと切り捨てみたいな形で、確かに機械的にはコストも……

第93回国会 農林水産委員会 第7号(1980/11/12、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 八〇年代の日本の農政の基本方向ということで答申がございました。参考人への質問、また昨日からほとんどの議論が出尽くされておると思いますけれども、三十七年、四十三年、五十年に続いて、このたびのいわゆる画期的な答申というふうに考えてよかろうと思いますが、具体性という問題でかなりまだ問題があろうと思うわけでございます。  私は冒頭に、日本のこの十年間の農政の方向というものは示されておりますけれども、やはり問題なのは、食糧の国際需給等の関係から、何と申しましても発展途上国のまだこれからのいわゆる人口増の問題もありましょうし、また異常気象等の問題もありましょうし、また政治的な問題等で起こる食糧……

第93回国会 農林水産委員会 第8号(1980/11/26、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 米の二期対策につきまして、付属した二、三の問題について、時間の許す限りお尋ねをいたしたいと思います。  まず最初に、アメリカの大統領がかわりますので、来年の一月二十日ごろからでしょうけれども、かなり対日政策が心配をされるだろうというふうに考えるわけであります。アフガン以来対ソ輸出問題等が、これから強いアメリカというふうな打ち出しのレーガン政策のようでございますので、これが解禁になりますと、やはり大きな変動が日本にも及ぶだろうというふうに考えているわけです。  第一番目に、対日政策について変化はないのかどうか、政府が情報を集めておられます範囲で結構でございますので、まだ仮定の話ではご……


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第94回国会(1980/12/22〜1981/06/06)

第94回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1981/04/10、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 北方問題に関しまして、日ソ関係の問題を二、三先にお尋ねをいたしたいと思うわけであります。  御承知のように、七月に開かれますオタワでの先進国首脳会議は、いわゆるオタワ・サミットと言われておるようでございますけれども、鈴木総理大臣としては、対ソ政策の調整を中心とした政治サミットになるだろうという見解を持っているというふうに伝えられておりますが、政府としてそのような方針あるいは見通しを持っておられるのか、日本政府としてサミットに臨む基本的な態度はどういうふうにお持ちなのか、大臣からお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 いま大臣の答弁で、政治サミットでなくて当然、経済問題が中心……

第94回国会 外務委員会 第12号(1981/04/24、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 私は、日ソ漁業交渉における問題点を二、三お尋ねいたしたいと思うわけでございますが、最初に、今村長官、どうも御苦労さまでございました。  ふだんでございますと、マラソン交渉と言われるくらい長い期間かかったわけでございますけれども、昨年からはそうでもなくなってきた。しかし、去年よりも一日長かった。期間が十三日間だと思いますけれども、モスクワで行われました八一年の日ソサケ・マス政府間交渉、この問題であります。  いま申し上げましたように、十三日間で妥結を見たという日ソ漁業交渉でございますが、昨年は不漁年と言われた年でございますし、そうすると今年は豊漁年だと思いますが、そういうことで交渉が……

第94回国会 農林水産委員会 第4号(1981/03/19、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 私は、現在の畜産、酪農の問題につきましてお尋ねをいたします。  わが国の農業は、戦後最大の危機を迎えているわけでありまして、畜産、酪農もその例外ではないわけであります。それは生産調整あるいは配合飼料価格の高騰の問題等で厳しい経営を余儀なくされているのが現状でございまして、ことに酪農にありましては、過去四年間、加工原料乳保証価格の実質的な据え置き、あるいは乳製品の輸入外圧、あるいは乳牛個体の価格の暴落等によります大変な窮状を呈しているのが現状であるわけでございます。  このような事態を憂慮して、わが公明党は二月の十七日から十九日まで、酪農の経営の実態調査を北海道で行ったわけであります……

第94回国会 農林水産委員会 第6号(1981/03/26、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 私は、先般の委員会に引き続きまして乳価の問題、すなわち擬装乳製品の問題とかあるいは金融対策でありますとか、消費問題を含めまして御質問を申し上げたいわけでございますけれども、質問に入る前に、最初に養鶏問題で二、三質問をさしていただきたいと思うわけでございます。  五十三年の六月に、卵価が低迷をいたしておりますときに、衆議院の農林水産委員会で委員会決議を行ったわけであります。 その折に、養鶏を農業の一部門とするということで、大変生産養鶏農家の方々が喜んで、今日の卵価の安定と申しますか、その当時から見れば比較的高い目に推移をしているような状態でありまして、喜ばしい状態が生まれたわけではあ……

第94回国会 農林水産委員会 第10号(1981/04/22、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 農業者年金基金法の一部を改正する法律案について御質問をいたします。  この年金は、昭和四十二年の一月の総選挙の際に、当時の佐藤総理大臣が農業者にも恩給をという公約をなさったことから、その実現が大きく前進をして、その後政治課題となり、昭和四十五年に制定をされまして、四十六年本事業が開始されて以来十年を経過しているわけでありますが、昭和五十一年からは経営移譲年金の給付、また本年二月からは農業者老齢年金の給付が開始されております。農業者の老後の保障と農業経営の近代化、すなわち農業経営の規模拡大と経営の若返りを図るという両面を持ったものでございますが、これは農業者の中に定着していっていると……

第94回国会 農林水産委員会 第11号(1981/04/23、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 水産の問題について、私は、少しばかり立場を変えた角度から質問をしてみたいと思いますが、近年、海面における遊漁がますます盛んになっている問題で、この遊漁の問題を少しばかり質問させていただきたいと思います。  第六次センサス、五十三年によりますと、遊漁人口は年間延べ二千二百六十九万人、こういうふうな多きに達しているわけであります。そのうち漁業協同組合あるいは漁業者あるいは船宿等の遊漁案内業者を利用した者は一千八十六万人。第五次センサス、四十八年の九百十四万に比べますと、一八・九%増加しているわけでありまして、このような遊漁者の著しい増加というもので、漁業者との間における漁業操業その他の……

第94回国会 農林水産委員会 第12号(1981/04/28、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 昭和四十四年度以後における農林漁業団体職員共済組合からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして質問をいたします。  この際でありますので、年金制度について最初に御質問を申し上げたいと思いますが、総理府が昨年末に調査をされまして、今年の月刊「世論調査」の四月号発表の年金問題、高齢化問題等の意識調査によると「年金問題に対する関心」について「大いにある」と答えた者が三九%「まあある方」が三七%、合計して七六%の人々が回答しておりますが、全国の二十歳以上の成年男女三千人のうち二千四百七十七人の回答となっております。またその中で「高齢化社会を迎えるにあたっての不安」と……

第94回国会 農林水産委員会 第14号(1981/05/07、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 関連して残りの時間を質問さしていただきたいのですけれども、すでに農林省の方に私の方から房州ビワの被害の件についてお願いをいたしておきましたけれども、きょうは通告をしておりませんので、一点だけお答え願えればいいということでお願いしたいと思うわけでございます。  本年の被害は、二月の末の思わぬ大雪に見舞われまして、房州では珍しい零下七、八度というふうな温度に下がりました。摘果時期から、ちょうどいま袋かけ等が終わりましたけれども、房州ビワが七割方、平均して五、六割というところが被害の状況のようでございます。十七億円のところ、恐らく十億円くらいの被害じゃないかと言われているわけでございます……

第94回国会 農林水産委員会 第15号(1981/05/12、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 食糧管理法の一部を改正する法律案についてお尋ねをいたします。  食糧管理法は、昭和十七年、御承知のように国民食糧の確保及び国民経済の安定を図るため食糧を管理し、その需給及び価格の調整並びに配給の統制を行うことを目的に制定されたものであるわけであります。食管制度が、主食である米を国民に安定供給する機能を十分に果たしているばかりでなくて、生産者には価格支持により経営の安定及び所得確保、また消費者には家計の安定を図る重要な役割りを果たしていることを軽視するわけにいかないわけでありますが、なお、昭和五十五年、昨年の十一月、農政審答申の「八〇年代の農政の基本方向」の中で打ち出されたように、食……

第94回国会 農林水産委員会 第17号(1981/05/27、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 時間が制限をされておりますので簡潔にお尋ねをして、また明快な御答弁を求めたいと思います。  今回の秋田沖の共同演習にかかわりますはえなわ切断、流し網の切断等の問題に関しましてお尋ねをいたしたいと思いますが、今回の合同演習の目的と規模がどういうふうになっていたかを最初にお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、防衛庁いわゆる海上自衛隊は、従前は演習海域の通告体制はどのようになっていたかという点をお尋ねしたいわけでございますが、今回の演習について正式通告をしたのはいつかという点でございます。具体的内容はどういうふうに正式通告されたのかどうかという点を、簡潔にお尋ねいた……

第94回国会 農林水産委員会 第20号(1981/07/13、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 時間が短いものですから、簡潔にお答え願いたいと思いますが、次長に先にお尋ねいたします。  通告をしておきましたが、視点を変えまして、千葉県山武郡大網白里町における白里農協瑞穂支所の倉庫に保管してありました政府米の紛失事件について先にお尋ねしておきたいと思います。七百九十三袋、約二十四トンが紛失した事件についてでございます。調べてみますと、同支所にある二つの倉庫にあったはずのお米が紛失しておりまして、政府買い上げ価格から換算すると約六百七十万円というふうに膨大な盗難が起こったわけでありますが、これは紛失がいつ、どのようにしてわかったのか、まずこの点から経過を説明していただきたいと思う……


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第95回国会(1981/09/24〜1981/11/28)

第95回国会 農林水産委員会 第3号(1981/11/12、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 私は、岐阜県の小坂町、萩原町等におけるカモシカの食害につきまして御質問をいたしたいと思います。  まず最初に、被害の現状ということでお尋ねをいたしたいわけでございます。十月三十一日に現地に参りまして、その被害の状況をつぶさに見たわけです。何としても狭い節囲でございますので、その全体がどうなっているのかということはわかりませんが、カモシカの食害が急激に激増しているというふうに聞いております。そこで地元の声を聞きますと、山を捨てるとか、山林経営にはもう自信がなくなったということで放棄してしまう傾向が出ているわけであります。そうしますと、もう下草の生えるに任せているという現状であります。……


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第96回国会(1981/12/21〜1982/08/21)

第96回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第9号(1982/04/26、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 先に私は緊急質問を申し上げます。  けさの新聞ですでに報道されておりますように、フォークランド紛争でイギリスがアルゼンチン側に攻撃を行ったというふうに伝えられておりまして、これが大規模な軍事衝突あるいは戦争へと発展するのではないかと懸念されるわけでありますが、政府として、今回のイギリスの行動に対してどういうふうに見ておられるのか、第一点。フォークランド紛争の見通しをどういうふうにとらえていらっしゃるのか、これが第二点。三番目に、わが国政府として、この問題に対する対応はどのようにお考えなのかどうか。外務大臣の見解をお伺いいたしたい。

第96回国会 外務委員会 第12号(1982/04/27、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 北西太平洋における千九百八十二年の日本国のさけ・ますの漁獲の手続及び条件に関する議定書の締結について承認を求めるの件について御質問をいたします。  今回のサケ・マス交渉の結果はおおむね昨年と同様で、関係者一同大変感謝していると地元から伺っておりますが、昨年との違いは、日本側の取り締まり船にソ連のオブザーバーを乗船させることになった点だろうと思うわけであります。長官、大変御苦労さまでございました。この経緯を先にお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 先ほど同僚議員からの質問にもありましたが、経費の負担はどのようになっているかということでございますが、一言で結構ですから、お答えいた……

第96回国会 農林水産委員会 第4号(1982/02/24、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 大臣就任以来再三にわたりまして、五十九年度から始まる水田利用再編第三期対策について、同僚の武田議員からも質問ございましたが、転作の定着化または集団化を図る調整期間としたいというように述べられておりまして、減反面積はこれ以上拡大しないというふうに繰り返し述べていられるようなニュアンスを受けるわけであります。農政の最高責任者田澤農林水産大臣でございますので、重ねて発言されますというと、三期対策をももう決まったというふうに受けとめられるおそれがあると思うわけでございます。農水省は、この水田利用再編の三期対策に対して、五十七年度を準備期間として五十八年度に決定する方針というもの、これはまた……

第96回国会 農林水産委員会 第7号(1982/03/18、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 松くい虫防除特別措置法の一部を改正する法律案についてお尋ねをいたします。  松くい虫防除特別措置法は、森林病害虫等防除法に対する特別法として制定された五カ年間の時限立法であります。計画的な特別防除、すなわち、航空機を利用して行う薬剤防除を緊急かつ計画的に実施することによりまして、昭和五十六年、本年度末までに松林に発生している異常な被害を終息させることを目標としてこの法律は実施されたわけでございます。マツノマダラカミキリ、マツノザイセンチュウの媒介による原因が昭和四十六年に判明いたしまして、五十二年の五年前の審議の折に、私ども新説に対する興味が大変ありながら質問したことを思い出すわけ……

第96回国会 農林水産委員会 第9号(1982/03/23、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 畜産、蚕糸の問題で、全般に触れて私は質問させていただきたいと思います。  わが国の農業をめぐる情勢は大変厳しい状態にあるわけですが、その中でも畜産、酪農もその例外ではないわけでございます。畜産物が生産調整を余儀なくされている中で、輸入は増大をしている、あるいは国内消費の伸びは停滞をしている。加えて諸物価は上昇する一方。そうしますと、畜産物価格は抑えられているという状態になるわけであります。そういうわけで、畜産、酪農家の経営は、いま大変窮地に追い込まれている現状であります。その上にまた、質問がございましたように、酪農家の多くは負債を抱えて、深刻な様相を呈しているのが現状でありまして、……

第96回国会 農林水産委員会 第10号(1982/03/24、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 砂糖の価格安定等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、参考人の方々朝早くから貴重な御意見をいただきまして、大変ありがとうございました。  今度の法律案につきまして、端的に私は三参考人の方々に御意見をいただきたいわけでございますが、異性化糖に課徴金を課すことは、この砂糖の価格競争条件に公平を期すということでやむを得ないことだろうというふうにも思いますけれども、異性化糖関係の方々についてはどうもきついのじゃないかというような気もいたすわけでございます。その点についでどのようなお考えをお持ちでございますか。順次川内参考人から御意見をいただきたいと思います。

第96回国会 農林水産委員会 第12号(1982/04/08、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 私は、三月二十四日に緊急質問を行いましたアカデミー・スター号の座礁事件につきまして、時間の許す限り、海上保安庁並びに水産庁、また法務省等の御見解をお尋ねいたしたいと思うわけでございます。  すでに経過の概要等については各省庁とも御承知のとおりでございますが、現状の御報告をいただく前に、まず、この地域の問題点を少しばかり述べてみたいと思うわけでございますが、千葉県の千倉千田沖のこの問題は、当地域等におきまして昨年も本年もサバの漁業あるいはサンマの漁業等が大変な不漁でありました。この二年続きのこういう状態に、またもこれに追い打ちをかけるような事件が起こっているということでございます。春……

第96回国会 農林水産委員会 第14号(1982/04/14、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 農用地開発公団法の一部を改正する法律案についてお尋ねをいたしたいと思います。  海外協力に力を入れて友好関係を維持、強化することが国際平和に役立つことは、これはきわめて重要な点でございますが、とりわけ開発援助については、これまでややもすれば国内向けに固まった体制を、発展途上国の立場に立った姿勢に切りかえるべきであるという考え方で、大変私はいい着想だと思うわけでございます。  しかし、わが国の外交を見てまいりますと、いろいろ言われておりまして、お公家さんの外交だとかあるいはもっと適切な情勢判断に基づいて、現地に即した、時代にマッチした積極的な外交が展開されるべきであるという意見もある……

第96回国会 農林水産委員会 第17号(1982/04/21、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 十人の参考人の方々ですから、全部の参考人にお尋ねしたいところですけれども、二名くらいにしぼれということでございますから、お疲れのところでございますので、谷本参考人にお尋ねをいたします。  先ほど御説明の中に、生産者価格は据え置かれ、しかも、資材等は年々値上がりを続けている、こういう中で最後に残るのは大型農家ぐらいではないかというふうな、大変心配をされた御説明がございました。農畜産物等の輸入拡大をしたらどういうふうになっていくかということは、もう目に見えてわかるわけでございますが、それぞれの農家が壊滅的な打撃を与えられるということでございますけれども、谷本参考人、特に米作について、こ……

第96回国会 農林水産委員会 第19号(1982/04/28、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 昭和四十四年度以後における農林漁業団体職員共済組合からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案についてお尋ねをいたします。  農林年金制度は昭和三十四年の一月に発足をしておりますが、他の公的年金と違いましてその歴史がまだ浅いし、また成熟度も低いという特殊事情を持っているわけでありますけれども、農林漁業団体という職域年金からいたしまして、被用者集団が小さくて、団体の財政基盤等も弱いわけであります。また、組合員給与が低いというふうな種々の問題を抱えておりますが、年金制度上必ずしも十分ではないという特性を持っておりますけれども、これを農政上どのような位置づけをなさろうとなさっ……

第96回国会 農林水産委員会 第24号(1982/08/04、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 私は、前々から質問をいたしておりました遊漁者の問題につきまして、この遊漁者遭難救助費の漁業者負担等についていろいろ問題が起こってきておりますので、まとめてお尋ねをいたしたいと思うわけでございます。  遊漁者の数の増大に伴いまして、遊漁者の遭難事故も多発をしている現状でございまして、このような事故が発生した場合に、海上保安庁等からの出動依頼がなくても、漁業者等は好意でこの救助に向かっておるわけでありまして、費用の負担はほとんどの場合この漁業者が負担しているのが現状であります。そうなりますと、救助された遊漁者の中には、救助されては大変迷惑だというふうな顔をされる方もあるわけであります。……


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第98回国会(1982/12/28〜1983/05/26)

第98回国会 農林水産委員会 第7号(1983/03/24、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 私は、鶏卵の方に少ししぼりまして質問をさせていただきたいと思います。  鶏卵の年間輸入量、液卵の方でございますけれども、生産調整をいたしておるのにこの輸入をいたしているという、実に不思議でございまして、約二万五千トン、国内消費量の一・二%ですから微量ではございますが、鶏卵の需要というのは固定的であります。わずかな供給量の変化によって大幅な価格の変動を招きやすいわけでありますが、現在、供給増によりまして市場価格が低迷をしているわけであります。したがって、生産者は生産調整を余儀なくされている。いわゆる減羽運動というものに取り組まざるを得ない状態にあるわけですが、国内生産と卵価の安定を図……

第98回国会 農林水産委員会 第8号(1983/03/30、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 最近、開発途上国等におきましても森林の破壊と砂漠化現象というのが大きな問題になっているわけでございます。いわゆる緑の保全が地球的規模で問題視されているわけでありますが、日本の場合は幸いにしてまだ国土の約七割が森林でありますし、法案の提案理由説明の中にもありましたように、人工林が一千万ヘクタールになっているとのことであります。森林は木材を生産するばかりでなくて、国土の安全あるいは水資源の涵養、生活環境の保全など国民生活に欠かせないものでございます。これらの森林が木材需要の低迷、林業の経営費の増高などの理由によりまして十分に管理されないまま放置されているものがふえているということは、ま……

第98回国会 農林水産委員会 第12号(1983/04/27、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 酪農振興法の一部を改正する法律案につきまして質問をいたしたいと思いますが、本法案は、酪農振興法を改正いたしまして肉用牛の振興を図ろうとするものであります。それは評価するといたしましても、これはむしろ遅きに失したのではないかと考えられるわけであります。  本法案の内容に入ります前にぜひただしておきたい点がありますので、二、三それをお伺いいたしたいと思いますが、まず大臣にお願いしたいのですが、牛肉の自由化問題の取り扱いについてであります。  昨年来、事あるごとにアメリカがわが国に対して牛肉、オレンジ等の自由化を主張しておるわけでありますが、われわれとしても非常に心配をいたしているわけで……

第98回国会 農林水産委員会 第14号(1983/05/11、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 沿岸漁場整備開発法の一部を改正する法律案についてお尋ねをいたします。  わが国の二百海里内の生物資源の内容把握あるいは管理体制を整備する、そういう結果に基づきまして水産物の需給動向あるいは漁業経営の状況等を踏まえた適正な漁獲量を決定する等、資源やあるいは漁場及び漁業の適正な管理を図る制度を確立するための漁業法あるいは漁業制度全般の見直しを行うべきであるというふうに私は考えるわけであります。今回の沿岸漁場整備開発法の改正は、資源管理型漁業確立のための一つの方策でありますが、ここで政府が本改正案にどのような位置づけというか、お考えをお持ちでこの改正案を提出なさっているのか、この点につい……

第98回国会 農林水産委員会 第17号(1983/07/13、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 持ち時間がほんの少しでございますから、大臣だけに限って答弁願いたいと思いますが、大臣が参議院選の最中からいろいろ米価の問題について発言をなさいました。そのことが、昨日米審を招集なさって開かれない、また、当委員会も大臣出席ということで待っておりましたけれども開かれないということで、その政治折衝なり、党側と政府側との話し合いの中に大臣の果たされた役割りは大きいと思いますけれども、混乱した責任というものは、大臣、お感じになっていらっしゃると思うわけでございます。一・七五というその値上げ幅、こういう折衝の中において大変苦慮なさっただろうと思うのですけれども、米審の後に大体恒例的には政治折衝……


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第100回国会(1983/09/08〜1983/11/28)

第100回国会 農林水産委員会 第1号(1983/10/04、36期、公明党・国民会議)

○吉浦委員 鶏卵のやみ増羽問題にしぼりまして質問をいたしたいと思います。  現在の養鶏農家は二年続きの低卵価に泣いておりますけれども、この経営状態は全く危機的な状態だろうというふうに思うわけでありまして、いまアメリカ等で農作物等の、いわゆる飼料作物等の不作が伝えられておりますが、今後飼料作物というものは大幅な値上げをするんじゃないかというふうな危惧の念も抱かれておる折に、もしもこのまま低卵価で推移してまいりますと、ほとんどのまじめな養鶏農家は全面的に崩壊するんじゃないかという危険さえ生んでいるわけであります。  そこで、私はすでに何回も繰り返して養鶏問題を取り上げておりますけれども、五十三年六……


吉浦忠治[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院36期)

吉浦忠治[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
34期-|36期|-37期-38期
第94回国会(1980/12/22〜1981/06/06)

第94回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1981/03/02、36期、公明党・国民会議)

○吉浦分科員 私は、五十二年に引き続きまして東京湾横断道路にしぼってお尋ねをしたいと思うわけでございます。  東京湾横断道路の計画は、昭和三十六年、いまから二十年前になりますけれども、構想が浮上してまいりまして、その後オイルショック等で一時凍結状態になったわけでありますが、その後第三セクター等による東京湾横断道路株式会社を設立するというふうなことまで話が進んだわけでございますけれども、五十一年から道路公団に調査室が設けられ、事前の準備が進められているのが現状でございます。  一方、東京、神奈川、千葉、川崎市などの市長によります六都県市会議と申しますか、いわゆる首都圏サミットというものも何回か会……

第94回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1981/03/02、36期、公明党・国民会議)

○吉浦分科員 大学の入学金の問題等もいま世間で騒がれておりますが、私は高等学校の入学金問題等にしぼりまして質問を申し上げたいと思います。  都立の高等学校の入試も先週の末に終わったようでございますし、あと一週間ぐらいすると発表になろうと思います。私のところの千葉県もきょうとあすが県立同校の試験ということのようであります。ここで同等学校の入学のときのいわゆる入学金の問題でございますけれども、入学金の問題等について都道府県の方からの通達というものが出ているのでございますが、文部省としてはどのように把握をなさっておられますか、またそれに対する御指導等もなさっておられますかを最初にお尋ねをいたしたいと……


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第96回国会(1981/12/21〜1982/08/21)

第96回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1982/02/27、36期、公明党・国民会議)

○吉浦分科員 私はニホンカモシカの問題に関する点をお願いしたいと思いますが、一ころ撲滅の危機に瀕していると言われておりましたニホンカモシカでありますけれども、昭和三十年に文化財保護法に基づきまして特別天然記念物に指定をされ、保護措置が強化されて以来、その数は年々増加の一途をたどっておりまして、昭和五十年から五十三年にわたる環境庁の調査結果によりますと、全国三十都道府県で約七万五千頭のカモシカの生息が推定されている、こういうふうに言われております。一説には上限十二万頭とも言われておりまして、その実態のほどはよくわかりませんけれども、そのためにかどうか、カモシカがふえ過ぎまして山村の集落付近まで出……

第96回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1982/02/27、36期、公明党・国民会議)

○吉浦分科員 私は、八〇年代は東京湾時代、こういうふうに言われておりまして、また、関係する都道府県の知事さんによる東京湾サミット等も開かれておるわけでありますが、この房総半島、袋小路と言われておる房総半島にだんだん日の目が当たってまいりまして、大変喜んでいるわけでございます。  そこで、私は、まず最初に、東関東自動車道の千葉県木更津線の昇格の問題について、お願いなりお尋ねをいたしたいと思うわけでございます。  五十七年、ことしの一月二十日に審議会決定を見まして、千葉木更津線の千葉市―木更津間の新設に関する整備計画についてという、いわゆる実施の段階にこぎつけていただいた点を、私は地元の一人として……

第96回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1982/02/27、36期、公明党・国民会議)

○吉浦分科員 私は、川崎病に関する一点だけにしぼってお尋ねをいたしたいと思います。  今月の三日のA新聞に「川崎病に五歳の命短く」という見出しの記事が出てびっくりしたわけでございまして、川崎病とは何だろうという点から、私ども公明党はイタイイタイ病以来一貫して難病対策を取り上げてまいった政党でもございますし、この新聞記事を読みまして私は大変胸を痛めたわけでございます。果たして川崎病というのはどんな病気なのかという点で、国民の皆さん、また乳幼児をお持ちのお母さん方、御父兄の方々は大変な関心だろうというふうに思うわけでございます。  川崎病というと何か川崎市の公害病じゃないかという受けとめられ方にな……


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第98回国会(1982/12/28〜1983/05/26)

第98回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1983/03/04、36期、公明党・国民会議)

○吉浦分科員 中曽根総理のアメリカ訪問以来大変防衛問題がエスカレートしているように思われるわけでございますが、特に日本が再び軍国主義に走るのではないかというふうに隣国のアジア等から不安の目で見られている状態だというふうに思うわけでございます。また国民からも中曽根内閣のタカ派的な姿勢に強い不信や不満が出ている、こういうふうに各種の世論調査等ですでにはっきりしているわけでございまして、こうした中曽根内閣の姿勢は国民の安全保障に対する考え方、いわゆる国民的合意づくりに大きな障害でありはしないか、またこれに水を差すものではないかというふうに思われるわけでありますが、こうした国民世論の動向について防衛庁……

第98回国会 予算委員会第七分科会 第2号(1983/03/05、36期、公明党・国民会議)

○吉浦分科員 空港公団、お見えになっていますね。参考人の方がお見えでありますから、そちらを先にお尋ねしたいと思いますが、まず新東京国際空港、成田空港の二期対策についてお尋ねをいたしたいと思います。  五十三年五月二十日開港でございますので、今年の五月を迎えますとまる五年になるわけでございます。当面の重要課題は燃料パイプラインの問題でございましたが、これも今年末ですか新規輸送ができるということでございますから、大きな飛躍を迎えようとしておる現在、日本の三社を含めて、この空港を使っているのが世界で三十カ国の三十五社となっているわけでございます。日本全体の航空輸送に占める割合は、国際線旅客数で約六〇……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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