このページでは西村章三衆議院議員の36期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は36期国会活動統計で確認できます。
○西村章三君 私は、民社党・国民連合を代表いたしまして、ただいま議題となっております昭和五十八年度政府予算三案に対し、一括して反対の討論を行うものであります。(拍手) 昨今のわが国経済は、第二次石油ショックの後遺症が尾を引き、不況感が一掃されないままに、実質経済成長率は年々低下の一途をたどっております。 この原因は、世界的な不況の影響による側面もさることながら、それと同時に、政府ができもしない五十九年度赤字国債脱却の方針に固執し過ぎて、財政の持つ景気調整機能を全く無視した経済運営をとり続けたことによるのであります。(拍手) すなわち、所得税減税や公共投資の拡大など、積極的な景気対策を講じ……
○西村委員 私は、郵便法等の一部を改正する法律案に関連をいたしまして、郵政事業特に郵便事業の現況とそのあるべき姿について質問を行いたいと思います。 まず、現在のわが国の経済状況がきわめてむずかしい局面に立たされておることは御承知のとおりであります。特に消費者物価の上昇というものが非常に懸念すべき事態であることは、今国会の本会議における総理の所信表明に対する各党の代表質問の中の論議でも明らかなとおりでございます。また、政府が昭和五十五年度経済見通しの中で公約いたしておりますところの六・四%の達成、これが非常に困難だと見られておりますし、ことし春の予算修正の中で、四党合意で措置をされました物価対……
○西村委員 法定制緩和に関連をいたしまして、お尋ねをいたします。 五十二年の国鉄運賃、またことしの春の専売たばこの料金の法定制の緩和に引き続いて、今回は郵便料金までも国会の審議対象から外す、この一連の行為は、政府のなし崩し的なやり方に基づくものでありまして、立法府の機能を軽視した行政府の越権行為といいますか、あるいは民主主義のルールをじゅうりんした暴挙であると私は思うのであります。 そこでお尋ねをいたしますが、あと法定制が残されましたものはただ一つ、電電公社の電話料金だけであります。うわさによりますと、この電話料金の法定制も緩和をされるのは時間の問題だ、こう言われておるのでありますが、この……
○西村委員 きょうはNHKの五十二年度決算の審議でございますが、具体的な御質問を申し上げる前に一つお尋ねをしておきたいと思います。 それはNHKと非常にかかわり合いの深い放送法の一部改正でございますが、これは御案内のとおりことし春の通常国会に提案をされまして、審議が経られないうちにああいう事態の中で解散になり廃案となった、こういうことでございます。当初非常に熱意を示されておったという経緯から考えまして、臨時国会にも再び提出されるのではないか、こう思っておったのでありますが、今国会は出てまいりませんでした。出さなかったという理由についてまずお尋ねをしたいと思います。
○西村委員 初めに郵政大臣にお伺いをいたします。 財政再建元年と言われる五十六年度の予算編成につきまして、昨年夏以来の政府の対応の仕方を見ておりますと、郵政省所管事業に対する風当たりが特に厳しい様相でございます。郵便貯金の増大に伴う金融の分野における官業のあり方の見直し、金利政策の一元化問題、さらには郵便年金の創設、電電公社のいわゆる上納金の問題、郵政省所管事業を取り巻く環境は一段と厳しくなってきた。そして、これら諸問題の中には、すでにおおむね決着したものもございますが、まだまだこれからいよいよ山場を迎える、こういうものが多いわけであります。いずれにいたしましても、それぞれの問題が業務なり経……
○西村委員 現在NHKが抱えておられる問題は非常に多岐にわたるわけでございますが、その中でも最大のものはやはり経営問題でございます。ここ数年予算の審議あるいは決算の審議におきまして種々論議をされてきたところでございますが、中心は構造的赤字、いわゆるNHKが抱えておるこの構造的なものに発する赤字、このことであろうと思うんであります。そういう意味で、私は若干そのことについてお尋ねをいたしたいと思います。 ちょうだいをいたしました五十六年度の収支予算を拝見いたしますと、事業支出は五十五年に比較をいたしましておよそ六・九%の増、金額にいたしまして約百七十六億の増加であります。これに対しまして受信料の……
○西村委員 昨日の新聞報道によりますと、昨年の十月に国勢調査をいたしました結果が出ておりますが、わが国の六十五歳以上の老年人口は千五十七万人、初めて一千万人を超えて総人口の約一割を占めるに至った、また、五十年の国勢調査と比べますと老年人口はこの五年間で約二割ふえておる、わが国人口の老齢化が急速に進んでいる、このように報ぜられておるわけでございます。 このような急速な老齢化社会に対応するためのいろいろな施策があるわけでございますが、やはり基本は老後の生活を安定させるための公的な年金、これをいかに充実、拡大せしめていくかということであります。それに伴いまして、その補完的な役割りを果たす個人任意年……
○西村委員 最初にお伺いをいたしますが、けさほども同僚委員から若干御質問がございました。電電公社の経営委員であります岩澤靖さんの株式投機にまつわる不祥事件、これはきわめて遺憾なことでございます。申し上げるまでもなく、経営委員会は公社の業務運営に関する重要事項を決定する機関でございまして、非常に権限と責任が大きいわけであります。当然、その委員に御就任される方は、人格、識見ともに兼ね備えた資質が必要であるわけでございますが、たまたま今回こういう事件が発生をいたしまして、過去にも任期途中でおやめになった方も含めまして、今回のこの事件を通じて、監督官庁として郵政省にどのような反省と現在の考え方をお持ち……
○西村委員 今回提案されております郵便為替法及び郵便振替法の一部を改正する法律案につきましては、その内容が為替貯金業務の総合機械化に伴う制度の改善あるいはサービスの改善、料金の適正化などでありますので、利用者の利便の向上という観点から私どもも挙げて賛意を表するものであります。 すでに同僚委員から改正内容についての質問がございましたので、私は問題点をしぼりまして為替貯金業務の総合機械化の進展に伴う効果につきまして、なかんずくオンライン化による為替貯金業務の取り扱い、対象業務の拡充、利用者への一層のサービスの向上についてこの際伺っておきたいと思います。 そこでまず伺いますが、郵政省ではすでに昭……
○西村委員 時間の制約上、私は、都市難視の改善問題、それから受信者負担の問題について伺わしていただきたいと思います。 この問題は、東京都中野区ほか数区にまたがる受信障害の問題でありますが、かつて当委員会で取り上げられた内容でもございます。また、去る四月二十四日には、地元の中野区の区長さんあるいは議会の各超党派の代表の方々が郵政大臣に御陳情申し上げました。前大西郵政大臣にも陳情したものでございまして、十分御承知をいただいておると思います。 東京の副都心新宿に建設されました、新宿新都心開発協議会、略称SKKと言うのでありますが、ここの超高層ビル群あるいは池袋の超高層ビル、サンシャイン60による……
○西村委員 去る二十日の金融懇の答申というものはわれわれの予想を上回る非常に厳しい内容であったわけでございます。郵便貯金事業の根幹を脅かすのみならず、預金者無視、国民無視の立場で貫かれたものでございまして、とうていわれわれ納得のできるところではございません。 そこで、まず最初に大臣にお尋ねをしたいのでありますが、この金融懇の答申そのものは、けさほども大臣の見解を申し述べられました。また、先ほど来同僚委員の質問に対しても大臣は答えておられますが、とうていこれは受け入れられるものではない、こういう認識が非常に強いわけでございます。結果的に金融懇の中ではいわゆる郵政側の意見というものはほとんど無視……
○西村委員 郵政大臣が参議院の予算委員会の審議でまだお見えでないようでございますが、有能な水平政務次官もお見えでございますので、また後ほどお見えになりましたら若干重複してお尋ねを申し上げることになるかもわかりませんけれども、とりあえず質問を進めたいと思います。 まず最初に、NHKにお聞きをしたいのでありますが、受信契約数でございます。これは五十六年度五十五万件の増加を見込んでおられますし、五十七年度も五十万件の予算を立てておられます。しかし、五十五年の実績を見てまいりますと、五十五万件の増加を見込んでおりながら結果は三十一万件弱に終わった、こういう実績があるわけでございます。けさほど来、同僚……
○西村委員 郵便貯金の具体的なお尋ねを申し上げる前に、私は一つこの問題を取り上げてみたいと思うのです。 それは台湾人の旧日本軍人軍属にかかわる軍事郵便貯金の支払い問題についてでございます。特に大臣に冒頭にお尋ねをしたいのでありますが、すでに新聞等で報道されておりますように、第二次世界大戦中に日本のために日本兵として戦争に駆り出された台湾人元日本兵あるいはその遺族十三人が、日本政府を相手取りまして六千五百万円の国家補償を求めていた訴訟に対しまして、去る二月二十六日東京地裁で、日本人でないということを理由にいたしまして、この請求棄却の判決が下されました。 私は、司法の判断につきましてはとやかく……
○西村委員 放送法、電波法の改正の問題点あるいは疑問点というものの所在が、大体皆さん考えておられるところが一緒でございます。したがって、私もできるだけ重複は避けたいと思いまするけれども、一部重複するところがあるかと思いますが、あらかじめ御了解をいただきたいと思います。 まず、私は、NHKに関連する部分からお尋ねをしたいと思うのでありますが、今回の文字多重の活用というものは、NHKにとりましては、総合テレビ、教育テレビ、この二つのチャンネルを持っておるわけでございまして、おのおのに二つずつ文字放送に利用するすき間、16Hと21H、こういうものがあるのであります。そのうちおのおの一つは番組の補完……
○西村委員 限られた時間でございますので、関西新国際空港問題につきまして、中でも当面する諸問題につきましてお尋ねをいたしたいと思います。 昭和四十九年に航空審議会の答申が出されまして以来今日まで、いろんな経緯をたどりながら参ったわけでございますが、新空港の建設地につきましては、すでに先日の当委員会におきましても総理あるいは運輸大臣からそれぞれ明確にされましたように、泉州沖ということでほぼ確定をいたしております。泉州沖五キロの海上空港でありますが、この空港は環境上の制約が非常に少ない、また本格的な二十四時間使用可能の空港といたしまして、今日その検討が続けられておるわけでございますが、特に昨年五……
○西村委員 桧垣大臣が就任をされまして、初めての委員会の質疑でございます。まず最初に、若干基本的なことをお尋ねをいたしておきたいと思うのであります。
これは申すまでもございませんが、中曽根内閣は行政改革を最重要課題としてとらえておりまして、この推進に全力を挙げたいという公約をなすっておられます。当然のことながら、大臣は中曽根内閣の一員でございますので、行政改革に取り組む姿勢も総理と同じだろうと考えておりますが、まず、大臣としての行革に取り組む基本的な姿勢を聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 大臣から非常に力強い言葉をちょうだいしたわけでございますが、まさしく行財政改革の必要性とい……
○西村委員 参考人の皆さん、大変にお忙しい中御苦労さまでございます。
本日の委員会は、昨年の夏にNHKの新会長に就任をされました川原新会長初めての委員会でございますので、私は、まず最初に、NHKが当面をするいろんな諸課題を踏まえ、さらにNHKがいま置かれております立場、取り巻く情勢、こういったものの現状についての新会長としての御認識、さらには抱負というものについてお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 非常に力強い抱負の御開陳があったわけでございますが、昨年夏の役員任期の改選のときに、特に私どもが承っておりますのは、経営委員会の意向といたしまして、会長の選任に当たってはいわゆるNH……
○西村委員 どうも御苦労さまでございます。
初めに私はお尋ねをしたいのですが、先ほど福田先生、菅原先生の方から仲裁裁定の実施の問題についての提起がございました。今回、郵便法の改定案を人質にとりまして仲裁裁定の実施は見合わせる、こういうことでございます。私どもも、おのずからその性格が全く異なるものでございまして、早期に実施をすべきだという主張を持っておるのでありますが、仲裁裁定の性格そのものについて、福田先生、菅原先生からまず御見解を承っておきたいと思います。
【次の発言】 続いて、菅原参考人にお尋ねいたしますが、今回の改正案は、大幅な値上げもさることながら、そのねらいはむしろ法定制を撤廃して……
○西村小委員 どうも御苦労様でございます。時間の関係もございますので、私もまとめてお尋ねをさせていただきたいと思います。 先ほどからの御質問と若干重複することもあるかと思いますけれどもお聞かせいただきたいのですが、まず第一点目は、先ほど大森参考人の方から、いわゆるNHKの経営委員会あるいは郵政省の電波監理審議会が十分にその機能を発揮しておらないのではないか、いわゆる形骸化しておるのではないか、こういう御意見でございました。私どももそれを非常に痛感をいたしておるところでございます。 そこで、その機能を最大限に発揮してもらうための経営委員会あるいは電波監理審議会のあり方について何か私見がござい……
○西村分科員 時間の制約がございますので、関西新空港問題に限ってお尋ねをいたしたいと思います。 関西新空港の必要性につきましては、これはもういまさら私から申し上げるまでもございませんが、国際社会の中でわが国が世界の国々と友好を保ちながら政治、経済、文化の交流を深めて将来の発展を期する上で、その国際交流の門戸ともいうべき空港の整備というものは重要な国家的課題でございます。ところが残念なことに、わが国における国際空港の現状は、新東京、東京、大阪と三空港とも時間規制あるいは便数規制がなされておりまして、完全にその使命なり役割りというものを果たしておりません。特に西日本唯一の玄関口であります現大阪国……
○西村分科員 三十分という限られた持ち時間でございますので、私は関西新国際空港の問題について、特に当面する諸問題につきましてお尋ねをしたいと思うのであります。 御承知のように、関西新国際空港は、運輸省が候補地の調査を始めてからもうすでに十五年でございます。また、いわゆる泉州沖が最適だという中身を盛り込んだ航空審議会の答申が出ましてからでも、もうすでに八年が経過をいたしました。当初地元では、幻の空港ではないか、こういう声さえ一時あったわけでございますが、その危惧も払拭をされまして、本年度予算の中では、関係者あるいは関連者皆さんの非常な御協力によりまして、待望の着工準備調査費三十二億円が認められ……
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