このページでは金子一平衆議院議員の37期(1983/12/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は37期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(金子一平君) 我が国経済の当面する課題と経済運営の基本的な考え方について、私の所信を申し述べたいと存じます。 昭和六十年は、第二次世界大戦後四十年目に当たり、二十一世紀まで余すところ十五年という、いわば節目に当たる年であります。我が国経済は、その規模において、昭和六十年度には三百兆円台に達することになりますが、これは、十年前に比べて約二倍であります。我々は、戦後という歴史の時間的な広がりの中でも、世界という空間的広がりの中でも、改めてみずからの位置するところに思いをいたすとともに、未来を直視し、我が国が直面するもろもろの課題に対し、これまでにも増して真剣に対応を急がなければならな……
○国務大臣(金子一平君) 政府は六十年度の実質成長率を四・六%程度と見ておるが、実現可能かという御質問でございまするけれども、個人消費は、引き続いて所得が順調に増加し、また景気拡大が続く中で消費マインドに明るさが増すと期待されますので、前年度に比べまするとその伸びを高めるものと考えております。また、住宅投資も着実に増加するものと考えております。 設備投資につきましては、輸出の伸びの鈍化で影響を受ける分野もございまするけれども、他面、技術革新関連投資は引き続いて活発に行われており、また、個人消費の着実な増加に伴って卸、小売業のようなサービス関連産業にも動意が期待されますので、引き続いて設備投資……
○国務大臣(金子一平君) 上田議員からの御質問の要点は、日本経済の今後の見通しいかんということでございまするけれども、先ほど来既に総理、大蔵大臣等からお話のございましたように、新年度の実質成長率四・六%の達成は確実と私どもは考えておるのでございます。 と申しますのは、アメリカの経済の動向でございまするけれども、昨年の中ごろ、一時アメリカ経済が落ち込みがきつかったので各方面からいろいろ心配をされましたけれども、最近、消費も設備投資も堅調に推移しておる状況から、五十九年度の成長率は三、四%程度の安定成長になるものと予測する向きが大多数でございます。したがって、この日本経済に及ぼす影響でございます……
○国務大臣(金子一平君) 山下議員にお答えいたします。 第一点は、地域間の格差是正をどう考えておるかという問題でございますが、我が国経済の動向を見ますと、電気機械などの好調業種の多寡やあるいは公的支出依存度の高低などの地域特性によりまして、景気動向になおばらつきが残されておりまするけれども、全体として景気は拡大傾向を続けております。また、景気回復のおくれておる地域につきましても、景気拡大が持続するにつれて漸次改善の方向に向かっておると考えていいと思うのでございます。政府は、五十九年度の上期におきましては、公共事業等の機動的な、弾力的な施行をやりまして、地域経済にも配慮した機動的な経済運営に努……
○国務大臣(金子一平君) 御質問の第一点は、今回のアクションプログラムによって、通商摩擦の解消の効果が期待できるのかという点でございますが、今回のアクションプログラムの目標は、関税面ではもとより、基準・認証等非関税面においても、日本の市場が国際水準を上回る開放度を達成することでありまして、千八百五十三品目の関税引き下げ、撤廃を行うほか、基準・認証の分野におきまして八十八事項の改革に思い切った措置を講ずることにいたしております。これらの措置を実施することによりまして、我が国市場へのアクセスは格段に改善され、この結果、諸外国からの輸入が増加するものと期待しておるのでございます。また諸外国も、アクシ……
○金子国務大臣 昭和五十七年度における経済企画庁の歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、昭和五十七年度の当初歳出予算額は百十九億九百八十万円余でありましたが、予算補正修正減少額四億四千四百三十四万円余、予算移しかえ減少額十八億九千七百八十万円余、予算移しかえ増加額二百五十八万円余を増減いたしますと、昭和五十七年度歳出予算現額は九十五億七千二十四万円余となります。 これに対しまして支出済み歳出額は八十八億三千八百二十万円余であり、歳出予算現額との差額七億三千二百三万円余は、不用となった額であります。 次に、支出済み歳出額の主な内訳は、経済企画庁七十六億二千九百六十四万……
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