このページでは木内良明衆議院議員の37期(1983/12/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は37期国会活動統計で確認できます。
○木内良明君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となっております昭和六十一年度予算三案に対し、反対の討論を行うものであります。 昭和六十一年度予算は、我が国が抱える諸問題を解決するために大きな役割を担っております。懸念されている景気後退を食いとめるとともに、対外経済摩擦を緩和するために内需の拡大は最優先課題であり、このことは、財政再建を推し進める上でも、円高によって影響をこうむる中小企業の経営を守るためにも、欠くことのできない条件であります。また、六十一年度予算は、内需拡大とあわせ、国民生活の防衛、さらには高齢化社会への対応という面からも、大きな役割を果たさなければならないのであ……
○木内委員 初めに、この四日でございますけれども、我が党は春の交通安全週間に向けて、増加する交通事故を抑制するために「交通安全教育・安全運動に関する提言」というのを行いました。提言をさせていただきましたところ、新聞、テレビ等マスコミでこれを取り上げていただき、あわせて関係の皆さんあるいは一般市民の方々から大変な関心をお持ちいただくと同時に、また御評価もいただいた経緯もこれあり、こうした提言内容に盛り込まれた具体的諸施策の実現に向けてさらに鋭意私どもも皆さんと力を合わせて努力をしてまいりたい、このように思っているわけであります。 現状を申し上げるならば、交通事故の現状というのは極めて憂慮される……
○木内委員 きょうは何点かについてテーマを選んでお聞きしたいと思います。 まず初めに、首都交通網におけるモノレールの問題でございますけれども、大臣は過般の基本施策をお述べになった中で、「都市交通の分野におきましては、都市高速鉄道、都市バス等の整備改善を進め、公共交通機関を中心とする交通体系の確立を図ってまいります。」こういうふうに述べておられるわけでありますけれども、都市交通問題は、交通公害あるいは交通事故と大きな社会問題になっているわけであります。 そうした意味合いも考え合わせまして、これからの目標として交通の混雑緩和という単一的な目標ではなく、総合的な都市問題としてとらえるべきではない……
○木内委員 初めに、シートベルト着用義務化についてお聞きをします。 当委員会で四月十八日、私は安全な交通社会実現への重要施策の一つとしてのシートベルト着用義務化のための提言を具体的に行ったわけであります。こうした発言もこれあり、行政当局においては既に具体的検討と諸準備の作業に取り組んでこられたことと思います。同時に、こうした議論の展開とともに、国民各層各位によるこうしたシートベルトへの関心、またその重要性への認識といったものも大きな前進を見てきているもの、こういうふうに私なりに確信をしているわけであります。 言うまでもなく、生命尊厳の観点から、安全で快適な社会を確保することはすべての国民の……
○木内委員 私は、きょうは我が国の経済政策上極めて重要な課題でございます中小企業問題、とりわけ今や国家的緊急課題となっている企業倒産の防止対策を中心に、小此木通産大臣並びに政府関係者の方々に質疑を行うものであります。大臣の時間が限定されておりますので、まず大臣にお伺いいたします。 中小企業は、その事業所の件数において全体の九九%、企業雇用者のうち、この分野での従業者数は全体の八割を超えている現状でありまして、同時に、この十年余り増加しました、いわゆる非農林業雇用者の中ではその九割以上を中小企業が吸収しているわけであります。さらに、民間設備投資の面でも中小企業のそれは四割前後にまで達しているの……
○木内委員 まず初めに、通産大臣にお聞きさせていただきます。 世界経済は今総じて第二次石油危機を契機としまして長期的かつ同時的な不況から抜け出そうとしているわけであります。その景気回復の推進力としては、米国を初めとする先進諸国の景気好転が要因として挙げられるわけであります。しかしながら、依然として世界経済は総じて言えば非常に困難な問題が山積しているというのが実態であろうかと思います。 こうした中で、先日の当商工委員会における小此木通産大臣の基本施策の中でこういうところがございました。「我が国としては、世界の一割国家としての強い自覚を持って、欧米諸国とともに、自由貿易体制の維持強化のための新……
○木内委員 五十五年の当委員会におきましても、この法律につきましては審議がございまして、私もその審議に参加した一人でございます。これまでの委員会審議等を踏まえていろいろお聞きしてみたいと思います。 まず、一般的に言って、中小企業は規模の過小性、技術力の問題あるいはまた信用力という点で大企業に比べて極めて不利な立場に立たされているのが現状であります。こうした点から、同業者などが相寄って組織化を図り、もって生産性の向上を図り価値実現力を高めると同時に、対外交渉力の強化等を行っていくことがどうしても必要であるわけであります。その意味から中小企業者が相互扶助の精神に基づき、共同して事業を行うことによ……
○木内委員 第三十条の四第三項、書面の提出の問題について聞きます。 先ほども長田委員の方からこの問題、質疑がございましたけれども、まず本法の本来の趣旨である消費者保護ということを考えますと、この第三項の規定というものは削除すべきである、このように、私は長田委員と同意見でございまして、まず主張をいたします。 なお、仮にこれが通った場合の運用の問題、これは、手続あるいは消費者保護という点から考えれば、かなり重大な問題があるわけでありまして、この点について、短時間でありますけれどもお聞きをしたいと思います。 まず、産構審の答申の中では、この書面による手続の前の段階として、誠実な交渉が消費者と業……
○木内委員 現在、我が国は世界第二位のダイヤモンド消費国ということになっておりまして、他方一部に、ダイヤモンド神話というものが崩壊しつつある、こういったことも言われているわけでありますけれども、現実にはダイヤの財産性というものは高いものになっているわけであります。申し上げたこの財産性ということから、また今後における蓄財の対象としての消費傾向はさらに増大するであろうと私は考えるわけであります。したがって、消費者における資産価値の保全が今後さらに必要であり、消費者保護という観点からが一つ、それから、さらには健全な業者の保護育成という観点からも、行政における具体的対応の充実が行われなければならない、……
○木内委員 七月二十三日、大手ミシンメーカー、リッカーが和議申請をしました。事実上倒産しましたが、今回の倒産は戦後四番目の大型倒産であり、消費者あるいは関連中小企業への多大な影響が心配されているところでありまして、これらの関係の被害は最小限に食いとめられなければならない、こう考えるわけであります。また、この問題に関しまして、我が党は、過日、通産大臣に対しまして、前払い積立金の保全等の消費者保護の立場からの施策並びに関連中小企業の倒産防止対策等について万全の措置を講ずるよう申し入れを行ったところでありますけれども、この経緯も踏まえて若干質疑を行いたい、このように思います。 今回のようなこういう……
○木内委員 住宅用地に係る固定資産税の問題について聞きます。 固定資産税の課税標準の前提となるいわゆる土地の評価額は売買実例価額を基準として評価されるため、住宅用地や自営業者の営業用土地については、その土地について売買の必要や意思が全くなくても、近隣の売買実例価額の上昇によりまして引き上げられることになってしまうわけであります。このため、大都市の中心部で生活する住民の方々は住宅用地等に係る固定資産税の高負担に耐えかねているというのが実情でございます。 そこで、この点を大臣にお聞きするわけでありますけれども、こうした実情をどのように認識しておられるか、まずお答え願いたいと思います。
○木内委員 二時五十五分に大臣が参議院の方からお見えになるということで、しばらく待つつもりでありましたけれども、審議時間の関係もありますので、進めさせていただきます。 昨年の四月に、このシートベルトに関する提案を本委員会で乱させていただきました。各党の委員の皆さんの議論、あるいはまたその後の経過等これあり、七月に本委員会におきましてシートベルト着用推進についての決議が行われたわけでありまして、以来現在までマスコミを初め国民各層、各界の皆さんの議論が高まってまいりまして、大変こうした傾向を多とするものであります。例えば、ある新聞の調査によりますと、今回のこのシートベルトの法制化につきましては、……
○木内委員 本来の交通安全対策特別委員会の趣旨から申しますと、陸上交通輸送はもとより、海上輸送並びに航空における安全輸送の問題等、重大な決意と対応をこの関西国際空港に対しましては持っているわけでありまして、るる質疑を行いたいわけであります。きょうは連合審査ということですが、甚だ時間が限定されておりますので、この点遺憾でありますけれども、数点に絞ってお聞きしてみたい、このように思います。 まず初めに、この国際空港に至るアクセス交通の問題であります。 私は実は東京の方でありますが、現在の新東京国際空港に対しましては道路並びに鉄道機能等があるわけでありますが、仮に道路一つとってみましても、大変な……
○木内分科員 まず初めに、さきの二月六日の施政方針演説の中で、中曽根総理は、「心の触れ合う連帯と文化の地域社会づくり」ということに触れられまして、社会資本の整備、災害対策等と並んで、「花と緑に囲まれた快適な潤いのある生活環境の創造に努めて」いく、このように述べておられるわけであります。緑化の推進、自然環境の保全、こうした問題というのは、いわば国家的緊要な課題と言えるわけでございます。 そこで、都市部における自然保護についてきょうはいろいろお尋ねをしてみたい、このように思います。 開発による無機的な都市形態、人口の密集化、複雑化する人間関係等の要因を勘案すれば、都市部における自然保護の意義は……
○木内分科員 きょうは、都市における河川改修及び治水対策の問題について、大臣初め関係者の方にお伺いします。 まず、共通の認識として、これまでの建設大臣の所信演説等に見られますように、我が国の国土は洪水等の自然の脅威に対しては極めて弱い体質を持っているわけでありまして、いわばその保全施設等の整備状況は甚だ低い水準にあるということが言えると思います。しかして、こうした災害から国民の生命と財産を守り、国土を保全することは、政治の大きな使命でございますし、また国政の基本である、このように私はまず初めにお訴えをするものであります。 こうした意味から、整合性のある総合事業計画の推進が不可欠となるわけで……
○木内委員 シートベルトの着用推進の動きというものは昭和四十六年からスタートしておりまして、大変長い歴史を持っているわけでございます。さらに本院におきましては、昨年の四月の交通安全対策特別委員会における審議、あるいはまたその後の七月におけるシートベルト着用推進に関する委員会決議等を経まして、本法案の提出に至ったという経緯があるわけであります。このシートベルト着用に対する国民の皆様の御意見の集約化というものは、各機関あるいは各新聞等のアンケート調査に種々あらわれているわけでありますけれども、例えばある数字を見てまいりますと、人命保護に効果があるならば、今自分は締めていないけれども、法制化によって……
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