このページでは後藤田正晴衆議院議員の38期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は38期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(後藤田正晴君) 私に対する御質問は、先般の文芸春秋の記事に関連して、官房長官のとった処置は検閲ではないか、憲法二十一条を何と心得ておるのか、見解を聞きたい、こういう御趣旨であろうと思うわけでございます。 御指摘の文芸春秋のインタビューの記事につきましては、私は、これによって大きな国際的な問題に発展するのではないか、こういう心配がございましたので、文春の編集長に対し電話で、これは国際的な問題になるおそれもあるので、御相談を願って、何とかひとつ修正なりなんなりできるものならばお願いできないかという協力をお願いを申し上げた次第でございます。その際に、編集長は、そういう心配はないと思う、……
○国務大臣(後藤田正晴君) 内閣の重要な政策に関する情報、この収集、分析、そしてまた調査は私どもの職務でございます。したがって、それぞれの省庁から必要な情報は入ってきておりますが、松本議員のおっしゃるような情報は内閣の重要施策の範囲の外にあることでございます。したがいまして、そういった情報は一切私のところには入ってきてない。私のところに入ってきてない以上は、総理に私から報告をすることもござい幸せんので、万一、御懸念がございますれば、さようなことはありませんので御安心を願いたい、こう思います。(拍手)
○後藤田国務大臣 このたび再度官房長官を拝命し、引き続いて内閣官房及び総理府本府の事務を担当することになりました。 今後とも誠心誠意職務の遂行に当たる考えでございますので、委員長初め皆様方の格別の御指導と御鞭撻を賜りまするよう心からお願いを申し上げて、ごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)
○後藤田国務大臣 去る十二日に人事院から勧告をちょうだいしたわけでございますが、早速十五日に給与関係閣僚会議を開きまして、内容の説明を受け、そして関係の各閣僚からの意見の開陳があったわけでございます。もちろんお立場によっていろいろな御意見がございましたが、まず第一回の会合はこの程度ということで終わったわけでございます。さらに引き続いて何回か給与関係閣僚会議を開いて本年度の人事院勧告をどう取り扱うか最終決定をいたしたいと考えておりますので、今の時点で、次に開かれるであろう臨時国会の冒頭に提案をしろという御意見でございますが、御意見として拝聴させていただきますが、今まだそこまで煮詰まっておるわけで……
○後藤田国務大臣 人事院の給与の勧告制度、そしてそれを最大限尊重しなければならぬという政府の置かれている立場、これについては角屋さんが今おっしゃったとおりであろう、こう私は思うわけでございますが、この勧告の取り扱いに当たりましては、いつも国会等でもお答えをいたしておりますように、最大限尊重しながら、国政全般との関連を考えながら政府としてはやっていきたい、こうお答えしておるわけでございます。 基本は勧告どおり実施するということでしょう。しかし、同時に、国政全般というのは、一つは財政の問題があると思いますが、もう一つ私の頭の中にあるのは、公務員給与についての国民感情、これをやはり政府としては尊重……
○後藤田国務大臣 いわゆる戦後の処理問題、今お話しのように、シベリア抑留者の問題あるいは恩欠の方の取り扱いあるいは在外資産、こういった三つの問題が取り上げられておるわけでございます。政府といたしましては、四十二年に戦後のそういった問題はこれで完結した、こういう決定をいたしておるわけでございますが、その後いろんな立場の方々からいろんな御要請もあり、そこで、政府はせんだって戦後処理懇を設けていわゆる有識者の方に御意見をお伺いをしたわけでございます。 その御意見は、なるほどこういった方々は大変お気の毒な立場にある、何らかの慰謝の方法は見つけて実施しなければならぬであろう、しかしいわゆる個別補償はや……
○後藤田国務大臣 旧土人保護法という法律が今あるわけでございますが、この法律の内容が今日といえども実体的な意味がある規定であるとするならばこの名称は不適切である、少なくとも名称は直さなければならない、私はさような理解でございます。また、せんだって、記者会見等でもそういう趣旨の回答を私はいたしたわけでございます。 それから、国連規約二十七条との関係では、今外務当局からるるお答えをいたしましたように、二十七条の規定で言う意味合いにおける少数民族は存在をしない、つまり、何らの権利の制約は日本はしておらぬ、こういう意味であろうと思いますが、さらに五年たちまして、近くどういう回答をするかということの中……
○後藤田国務大臣 第二臨調は、これはやはり行政全般、聖域を設けることなしに行政の組織、運営についての簡素効率化ということで御審議を願って行政改革に取り組んだわけでございます。 ところで、やはり設置期間等の関係もあるし、またそれぞれの緩急順序ということもあったかと思うわけでございますが、事柄によっては精粗の開きがございました。そこで一応使命が終わる、これをやはり推進をしていただかなければならぬということで、行革審を設けて推進を図っていただいた、こういうことでございますから、行革審は第二臨調でお決めになった事柄の推進、こういう役割であったわけです。 しかし、今申し上げましたように、第二臨調の答……
○後藤田国務大臣 党の方ともよく協議をしなければならぬ事項でございますし、今ここでいつごろということを決めているわけではありませんが、小里さんの今の御質問の中にあった御意見、これらも頭にしっかりとどめながら検討いたしたい、こう考えます。
○後藤田国務大臣 六十一年度分として九名でございます。
【次の発言】 私は、一般的な原則として、あなたがおっしゃるように行革のさなかに特殊法人をふやすというのはおかしい、これはそのとおりだと思います。したがって政府は、今やっていることは必ずスクラップ・アンド・ビルドとでもいいますか、一つふやすときには一つ減らすといったようなことで変化に対応する、ここらを大体の原則としてやっているのです。しかし、あなたも御案内のように、やはり例外のない原則はないわけですよ。これまた余りにも窮屈過ぎますと、かえっておかしなことにもなるではないか。今度の、国鉄という百年以来の大機構を改正をしょうというときには、やは……
○後藤田国務大臣 おっしゃるように、前の官房長官のときに予算委員会でおっしゃるような質疑応答があったことは承知をいたしております。同時に、この問題については、国鉄再建監理委員会からも御承知のとおり答申が出ておるわけでございます。そこで、政府としては関係省庁の間でいろいろ検討いたしまして、ことしの八月に一応の結論を出しておるわけでございますが、その結論をせっかく御質問なさった小林さんに私どもの方から御返答してなかったということは確かに申しわけないと思いますので、ここではっきりとお答えをいたしておきたいと思います。 これは、やはり今の国鉄が民営化になるに当たって、従来国鉄がいわゆる公共負担、おっ……
○後藤田国務大臣 遠藤さんおっしゃるように、四国会社の先行きについて、四国四県の県民の皆さんの中に非常な不安感があるということは否定はいたしません。したがいまして、政府としては、この六分割の際に当然のことながらそれらも実際は頭の中に置きまして、そして最大限の措置をしようということで、経営安定基金のようなものも置いてあるし、それから今の設備の話ですが、これなんかもあの当時から電化が一つもない、これは分割までにやってもらわなければならないとか、いろいろな御要望があって、政府としてはできる限りの措置をしようということで私はやっておると思います。 では、後は一体どうなるんだということになりますと、こ……
○後藤田国務大臣 国鉄の改革を進める上で共済問題が重要な問題であることは、これはもう当然のことでございますが、ことしでしたか、先国会に前の官房長官から政府の統一見解が出ているんですね。つまり、六十四年度までの対応策について政府としてどうするんだといったようなことを方針を決めるということになっているわけですね。で、それ以後についてはそれ以後として考えていく、こういう統一見解が出ております。それに対応して六十一年度中に六十四年までの政府としての考え方を詰めなければならないということで、大蔵大臣それから厚生大臣と運輸大臣と私と四人で、あの統一見解に従って六十一年度中にどのように対応したらいいのかを、……
○後藤田国務大臣 雇用問題は、政府としては、極めて重要なる課題である、こういう構えでもって、失業者を出すといったようなことのないように全力を挙げて努力をいたしたい、こう考えております。
【次の発言】 あなたのお気持ちは本当によくわかります。しかし、御承知のように役所は定員生活をしているわけですね。したがって、その定員によって、毎年の消耗をしていく――消耗という言葉はよくありませんけれども、リタイアをなさる方に対して新しい人の採用もやっていかないと、将来の人事計画に大きな支障を来すわけでございます。そこで、この公共部門三万名といいますと、やはり今運輸大臣が言われましたように、一応できるだけ早目に……
○後藤田国務大臣 政府がこの国会決議を尊重しなければならぬという基本的な立場、これは私どもとしても重々心得てやっておるつもりでございます。そして御案内のこの決議は、有権解釈は当然のことながら国会がお決めになる、こういうことでございますが、一方、現在の我が国の建前上、外交案件の処理はこれは内閣に属する、こういうことになっておるわけでございますから、そういった枠組みの中でこういった問題についても、私どもとしては国会決議を尊重しながら、政府は政府として国会の決議を頭に置きながら、違反をしておるとは考えない、こういうことで処理をさしていただいておるわけでございます。 しかし、その政府がそう考えておる……
○後藤田国務大臣 私が従来から一貫してお答えしておるのは、日本民族そのものがこういった地理的な環境のもとで、南からあるいは北から西から東からというような、海流等の関係でこの島に日本人というものが長い歴史の過程の中で血の混交ででき上がったものだから、そういうような意味合いにおいて、日本人というものはもともと一体のものである。しかしながら、こういった歴史の流れの中でも今問題になっておるウタリの諸君、これは二万とも三万とも言われますけれども、その方々が北海道におる。これは少数民族である。特殊の習慣、言語等も今日持っておるということであれば、これはやはり日本には少数民族は存在する、こう言わざるを得ませ……
○後藤田国務大臣 当然のことながら、決算委員会のお役目は、予算審議で厳しい国会の論議を経ながら成立させていただいた国民の金がどのように本当に適切に使われ、それが国民の生活の向上、福祉の上に役立っておるのか、むだはないのかといったようなことを適切にこの委員会で御審議を願って、政府として国会の厳しい批判を受け、それを我々としては十分心得ながら、是正すべきものがあれば是正をしていくというのがこの決算委員会の本当のお役目であろうと私は思います。それだけに、政府といたしましては、国会の決算委員会の皆様方の御要求、いろいろな資料の御要求もございましょう、できる限りの御協力を申し上げまして、当委員会がその成……
○後藤田国務大臣 御質問にございますように、いわゆる戦後処理問題、かねてからの重要な課題としてこれをどう解決するかということで、御承知のように、官房長官の諮問機関を設けまして、いわゆる戦後処理墾で御意見をちょうだいをしたわけでございます。 いろいろ御意見はございましたが、その御意見を一まとめにして言えば、要するに、もはや今日の段階になっていわゆる個別補償というものは適当ではあるまい、といって、ああいったお立場に立っていらっしゃる方のことを考えれば、何らかの意味において慰謝の念を政府としてはあらわすという必要があろう、それには特別基金制度を設けてそれで処理をすべし、こういう一応の結論じみたもの……
○後藤田国務大臣 その件につきましては、今副総理からお話をしましたように、率直に言いますと当日の朝でございました。早朝私のうちに電話がございまして、今のこの予算委員会の状況、何か後藤田君いい知恵はないのか、こういうお話でございましたから、いい知恵があるんならこんなになるわけはない、そう簡単に知恵を出せと言われてもないが、しかし当然私も官房長官でございますからよくひとつ勉強はさしてもらいます、こういうお話を申し上げたことは事実でございますが、ちょうどその昼に副総理からさらに何かいい知恵はないのか、しかしこれは君、修正の話をしているんではないということだけは、これは大前提としてお話がございました。……
○後藤田国務大臣 最初に二つばかり申し上げたいと思うのです。 私は、今回のこの税制の改正は、今やらなければならない国民的な重大な課題であって、そのやり方については間違いはないということは終始一貫をいたしております。それは、法人税あるいは殊にまた所得税の減税、そして直間比率の改善、その財源としての今日の財政事情を考えれば、当然この間接税の創設、その形としての売上税というこの基本の考え方に私は間違いはありませんよということは終始一貫をしております。 ただ私が、今初めて言っていることではない、前から言っていることは、こういう基本の問題が、国会の審議が一向に進まないということは大変残念に思う。やは……
○後藤田国務大臣 先ほど佐野人事官から御報告がございましたように、ことしの人事院の仕事は、大変厳しい客観情勢の中で慎重に御検討をなさった上での勧告であろう、かように私は受けとめておるわけでございます。それだけにまた、人事院勧告の性格から見ましても、諸般の状況を考えなければならぬことは当然でございますけれども、最大限人事院の勧告を尊重をしてやっていきたい、かように考えておるわけでございます。 八月六日に勧告がございまして、七日に第一回の給与関係閣僚会議がございました。しかし今回は、給与のみならず四週六休制の実施、この二つについての勧告、さらには土曜閉庁方式というものについての、これは勧告という……
○後藤田国務大臣 六日に人事院から勧告と報告をちょうだいいたしまして、その翌日に給与関係閣僚会議を開きましてその内容の説明を聴取し、若干の意見の交換を行いました。 ことしの給与勧告は、昨日来人事院の方から御説明がございましたように、厳しい雇用情勢の中で公務員の給与を引き上げる、一方、法律には五%条項というものもある、こういう中での勧告であるだけに、人事院当局としても慎重の上にも慎重に調査をせられまして、その上での御勧告あるいは御報告であったと思います。それらを私どもとしては率直に受けとめまして、給与関係閣僚会議で十二分に各方面からの検討を加えまして、できるだけ早く結論を得て所要の措置をとって……
○後藤田国務大臣 いわゆる戦後処理問題は、今御質問のシベリア抑留の問題あるいは恩給欠格者丁欠格者と私は考えていないのですよ、ないのですが、いわゆる恩給欠格者と言われている問題、あるいは在外資産の補償の問題、この三つが取り上げられておるわけですね。 御案内のように、既に昭和四十二年に、いわゆる戦後処理と言われている問題はこれで終結した、こうなっておったわけですけれども、国民の多くの方々の中からいろいろな御要求が毎年のように出されまして、それに対して政府・自由民主党どう対処するかといったようなことでいろいろ議論があり、二年半にわたる長い間、いわゆる戦後処理懇を設けて、そこでの御議論を経まして、そ……
○後藤田国務大臣 これは私がお答えするのが果たして適切かどうか、多少の疑問もございますが、御質問でございますので、国務大臣という立場でお答えをいたしたいと思います。 今、防衛白書について事務当局から御説明がございました。私も、やはり今日世界のいずこの国の指導者も平和を望み軍縮を希望しておるという事実については、おおよその傾向として間違いのない事実であろう、こう考えております。 しかし、同時にまた、今日の平和というものはやはり核の均衡という中での平和であるということもこれまた一つの事実でございましょう。しかし、それだけに核兵器、いわば業の兵器でございますから、これはお互い均衡を保ちながらこれ……
○後藤田国務大臣 本件法律案につきましては、弔慰金及び見舞い金の衡などについて慎重な検討が必要であると考えますが、政府としては特に異存はありません。
以上でございます。
【次の発言】 ただいまの決議を外し、政府として対処してまいりたいと考えております。
○後藤田国務大臣 人事院総裁今おっしゃいましたように、お取り扱いどうなさいますのかまだわかりませんが、例年のように仮に勧告がなされたと仮定いたしますれば、これはやはり労働三権制約の代償措置でございますから、かねてから政府の態度を申し上げておりますように最大限これは尊重をして、そして国政全般との関連の中で完全実施をするように最大限の努力をいたします、こういうことでございます。
○後藤田国務大臣 ただいまの御質問は、法律的に詰めたお答えということになると、西廣君が御答弁を申し上げた五十一年の閣議決定はことしの一月末の閣議決定によって廃止をせられた、こう理解をせられるのが私は法律的には正しい解釈であろうと思います。 ただ問題は、なぜそれでは官房長官談話の中で、かわるものとして云々、こういうことを申し上げたかといいますと、法律的にはさようであっても、やはり五十一年の閣議決定の精神はあくまでもこれを尊重しながら、防衛力の整備というものについてはできる限り抑制的な物の考え方でいくべきであるというのが国防会議、さらには閣議の意見であったわけでございます。そこで、これを廃止とい……
○後藤田国務大臣 川俣さん御案内のように、この戦後処理問題、これは昭和四十二年、例の引揚者に特別給付金が出たあの年ですが、ともかく戦後処理問題はこれで終結をしたのだ、こういったことで政府として方針を決めたわけでございますが、しかし国民の皆さん方の中から、また与野党の皆さん方の中から、まだまだたくさん問題が残っているじゃないかといったような極めて強い御要望があり、昭和五十六年に政府・与党の申し合わせの中で、この問題は四十二年に一応けりはついているけれども、こういった強い要求がある以上は政府としては何かの懇談会等つくって検討をしろ、こういうことが五十六年に決められて、官房長官のもとで戦後処理懇とい……
○後藤田国務大臣 私がこの問題で記者会見等でいろいろ御質問を受けて新聞に出ているような発言をしたことは否定はいたしません。ただ、私が申し上げておるのは、その席でも、これは疑いが濃厚であるという総理大臣の答弁が一番自分は適切と思う、こういうことを申し上げておる。しかし、それじゃ外務大臣の答弁はどうかということになると、外務大臣も別段因果関係を認めておるとは言ってない。というのは、証拠がない、こう言っているのですから、証拠がないものを認めるわけはないので、そこはよく発言の中身を見でいただければ、必ずしも因果関係というものを認めたわけではないんだ、だから総理の答弁とそれほどの食い違いがあるとは自分は……
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