このページでは五十嵐広三衆議院議員の38期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は38期国会活動統計で確認できます。
○五十嵐委員 この機会に二つ三つお聞きしたいと思いますが、今御提案説明になられた北方領土隣接地域振興等基金の交付年限を五年延長するということでありますが、過去五年間これが実施をされてきているわけでありますが、この機会に、年々の平均の利回りといいますか、どのくらいの利率で運用してきているか、結局はその果実を事業に使っているわけですから、それをちょっともしわかれば。それから、今なかなか大変なこういう低金利の時代ですから、ことしなんかどんな見込みになりそうなのか。その辺も含めてもしわかればちょっとお知らせ願いたい。
【次の発言】 恐らくことしはなかなか去年やおととしのようなぐあいにはいかぬのではない……
○五十嵐委員 最初に大臣にちょっとお伺いしたいと思うのでありますが、我が国の農業、殊に酪農、畜産なんかの場合は、欧米とは違って近代化にしっかり取り組み始めたのは割合最近のことであります。しかし、鋭意努力しながら北海道なんかも相当生産性を上げるところまでやってきたというふうには思うのですが、しかしそれは短期間に急激な設備投資、近代化の努力でありますから、同時にそれは大変な借金を一方では背負っている、こういうことであろうと思うのであります。こういう我が国の酪農、畜産等の経営の安定化ということを考える場合に、やはり何といったって長期的な政策展望というようなものが非常に大事でないかというふうに実は思う……
○五十嵐委員 先に知床の問題をお伺いしたいと思います。 自然保護団体の大変強い反対という中で、いろいろな経過があったわけですが、四月十四日知床国立公園内の国有林の択伐作業が強行された。これはどうもあの混乱の状況の報道を見ながら大変残念だなという気持ちでありました。余りきょうはそのことの内容といいますか、問題になっている調査の方法だとか内容だとかいろいろなことがあるけれども、それは今触れることは避けて、改めてまた機会を見てお伺いしたいというふうに思うのですが、しかしたまたま、これが強行されてその直後の地元斜里町長選挙があって、その択伐強行の大きな反響の中で新町長が生まれた。これはまさに知床を切……
○五十嵐委員 最初に、衛藤政務次官にお伺いいたしますが、きょうも午前中大臣がちょっと触れていたところですが、六月三十日の閣議で加藤農水大臣が発言をした。そうして、断固として米の国内自給方針を堅持する、あるいは食管制度の基本は今後とも堅持する、こう発言して、閣議として了承を得たというようなぐあいに我々は伝え聞いているのでありますが、これはそういうぐあいに、つまり閣議で了承を得たというふうに受け取ってよろしゅうございますね。
【次の発言】 ちょっとあやふやじゃないですか。これは閣議で了承を得たのかどうかはっきりしてくださいよ。ただ言いっ放しですか。それはやはり閣議で了解を得たということとは大きな違……
○五十嵐委員 法案の御質問を申し上げる前に、この機会でありますから二、三懸案の諸問題について御意見を伺いたいというふうに思います。 その一つはいわゆる農産物交渉絡みのことでございますが、七月六日のジュネーブにおけるガット新ラウンドの農業グループ会議で、アメリカから二〇〇〇年までに農業補助金を全廃する、こういう交渉提案があった。しかし、アメリカは最近ソ連に小麦を輸出したわけでありますが、この四百万トンの小麦についても大変な輸出補助金を出している。対ソ輸出価格はトン当たり約八十ドルくらい。シカゴの穀物相場は百二十ドルくらいでありますから、結局差し引き四十ドルくらいの補助金を出しているということに……
○五十嵐委員 食管に入ります前に、一、二懸案の問題をお伺い申し上げたいと思います。 一つは十二品目問題でありまして、せんだってからアメリカを訪れていた眞木経済局長がお帰りになられた。大変な御苦労であられたとその労をねぎらいたいと思うのでありますが、新聞等で報ぜられるところによりますと、アメリカ側は二国間協議は拒否していないが十二品目すべての段階的自由化が前提、こういう基本姿勢を崩しておらない、今回の非公式協議でも結局問題解決のための合意ができなかったと報道されているわけであります。しかし一面、ガットの小委員会の二回のパネルが終わって今月下旬には三回目のパネル、早ければ九月二十日前後にもパネル……
○五十嵐委員 十二品目の御質問を申し上げたいと思いますが、その前に、いよいよ営林署の統廃合の問題が大詰めに来ておりますので、その点を一、二お伺いしておきたいというふうに思います。
今の営林署の統廃合計画を当初お立てになられた当時の中川農林大臣は、国会の答弁で一営林署の廃止に当たっては地元の理解と納得を得てやりたい、こういうぐあいに何回かお答えになっておられるわけでありますが、現佐藤農水大臣もお考えは同じであろうというふうに思いますが、いかがですか。
【次の発言】 ぜひひとつ、大詰めのところで地元との話し合いがそれぞれ行われているようでありますから、今のお考えを体して林野庁は取り組んでいただき……
○五十嵐委員 三月の二十六日、二十七日、高鳥総務庁長官は北方領土の御視察に行かれたわけでありますが、まずその視察でお感じになられた所感をお伺い申し上げたいと思います。
【次の発言】 去年十二月にINFの全廃条約が成立した、あるいはこの五月の末には戦略核の半減交渉が非常に期待される方向である、あるいはこの間はアフガニスタンでのソ連軍の撤退について話がまとまった、全体として米ソが新しいデタントの時代に入ったというふうに、我々は歓迎をいたしたいと思うわけであります。
つい先日、長官の行った後に行かれた宇野外務大臣も現地でそれらのことにお触れになられて記者会見をしている。これはそのうちの一つの新聞で……
○五十嵐委員 遷都論だとか分都論だとか、きょうは連都論というのをいただきました。さまざまな議論が花盛りであります。しかし、一体なぜ東京に一極集中をしたのか、こういう深い分析と反省といいますか、そういうものに立ってこれからの対策を立てていかなければいけないと思うわけです。 三全総で地方定住構想というものが出た、あるいは自治省でもさまざまな地域振興策をおとりになられた、あるいは地方自身も最近で言うと一村一品であるとか、みずからもいろいろと努力をしてきた。しかし、そういう構想の意図と反して、結局は東京一極集中というものが依然としてやまない。やまないどころか、加速されてきている。一体なぜそういうこと……
○五十嵐委員 今もいろいろ話が出ていたようでありますが、牛肉やオレンジの農産物交渉が大詰めを迎えているわけでありまして、この機会でありますので、ガットの現状だとかあるいは農産物交渉の我が国の態度、そういうようなことからお伺いをしたいというふうに思うわけです。 私どもも、ガットというのは、殊に貿易立国という我が国の性格からいって非常に重視すべきものだということについては、もう全く同感といいますかそういう気持ちでいるのであります。しかし、だからこそ大事なのは、ガットが本来の精神に立った制度のあり方や運用というものが望ましい。そういう点から考えると、今のガットの状況というのは一体どうなんだろうかと……
○五十嵐委員 従前も本委員会等でも幾たびか議論がなされておるのでありますが、いわゆるサハリン残留韓国・朝鮮人問題につきましてこの機会に御見解をお伺いをしたい、こういうぐあいに思います。 いわゆるサハリン残留韓国・朝鮮人問題というのは、かいつまんで申し上げておきますと、戦前、我が国の植民地としての朝鮮から約二百万人ぐらいの若い朝鮮人が強制的に連行されながら、そのうち約六万人が樺太の炭鉱や軍事施設等で強制労働に従事したわけであります。敗戦直前、約二万人の朝鮮人が北海道などの炭鉱に移動されましたが、戦後、ソ連占領下のサハリンには約三十万人の日本人とそれから約四万三千人と言われる朝鮮人が残ることにな……
○五十嵐委員 まず最初に、ちょっと変わった事件でありましたので、きょうは公正取引委員会においでいただいていますが、お伺いをいたしたいと思うのです。 五月十九日に、在日米海軍発注の工事で受注建設業者が常習的に談合していた疑いがあるということで、横浜、横須賀両市に本社や支社、営業所を持つ、大手を含む約二十社ぐらいですかに公正取引委員会による立入検査が行われた。公正取引委員会が米軍発注工事で建設業者の立入検査をしたなどというのはちょっと異例なことでありまして、その立入検査の根拠といいますか理由、そのいわゆる不正行為の内容等について、概略御説明いただきたいと思います。
○五十嵐委員 まず、アルメニア地震でありますが、いろいろ報道等を見ますと大変な空前の大被害のようでありまして、我が国でも早速に諸般の援助体制をとっているようでありますが、世界各国からも続々救援の手が差し伸べられているようであります。どうか、こういうときにはお互いだから、力いっぱいの応援をしてやってほしいというふうに思います。これはお答えはよろしゅうございますから、そのことを心から要望しておきたいと思います。 まず、厚生省お見えになっておられると思いますが、サハリンに戦前からいろいろな事情があって残留している日本人、いわゆる韓国・朝鮮人の問題ではなくて、日本人がおられるわけでありますが、その数……
○五十嵐委員 きょうもいろいろ御意見があったようでありますが、どうも最近海外における邦人のさまざまな災害あるいは被害等が相次いでいるようでありますので、ぜひ在外公館のこれらに対する、邦人の生命あるいは身体や財産の安全について十分な対応をとれるように、それぞれ強化を図っていただきたいと思います。あるいはまた、在外公館でお働きになる方々自身もそうでありますし、御家族も含めて、それらの安全な勤務や活動についてどうか政府としても万全を期していただきたい、このことを御要望申し上げておきたい。 さて、三月十四日に北方領土視察のために北海道根室市を訪れました古川外務省特命全権大使、いわゆる北海道担当の大使……
○五十嵐委員 きょうは外務大臣がおいででありますので、短い時間ですけれども幾つかお伺いしたいと思っております。 このところ、ポーランド、ハンガリー、東ドイツ、ブルガリア、一方でソビエトのペレストロイカとあわせて、全く我々の予想をはるかに上回る大きな津波のような変転の状況がヨーロッパで出ている。殊に、二十八年間のベルリンの壁が事実上遂に崩壊した。私ども日本の国民としてもテレビや新聞にくぎづけということでありますし、まさに世界史の極めて重大な変転の地点に我々は立っている、こういう印象を受ける。殊にベルリンの壁というのは、そういう意味では鮮烈なショックを我々に与えたと思うのですが、これらについて日……
○五十嵐委員 どうもちょっと首の治療をしているものですから、こういう格好で申しわけありません。 幌延で計画されている高レベル放射性廃棄物の貯蔵工学センター、この計画を進めるに当たりましては、今まで歴代の科学技術庁長官あるいは動燃理事長さん、いずれも御確認をさせていただいて、またそういう見解をいただいていたのでありますが、必ず道知事さんだとかあるいは地元近隣町村の町村長あるいは議会、こういう住民の理解と協力を得て進めるんだ、それが前提だということを常に歴代お答えをいただいているのであります。新長官及び新理事長におかれてもお考えは変わらないと思いますが、この際、その基本的な見解をそれぞれ伺いたい……
○五十嵐委員 今それぞれ先輩議員からお話がございましたように、後期対策における転作面積は、もうとてもこれ以上強化されてもどうにもならぬ、地域によっては、これ以上強化されるというようなことではもう返上するというような厳しい声があるわけで、当然これらを踏まえて各党においても、現行の八十三万ヘクタール以上についてはまかりならぬ、少なくても据え置くようにということが一致した意見ではないかというふうに思うわけであります。 こういう点を踏まえて、先般来大変御苦労をいただいているわけでありますが、もう二、三日で最終的な決定になるというふうに思うわけで、ぜひ大臣におかれては、これらの農民の声あるいは各党の見……
○五十嵐分科員 きょうは幌延の貯蔵工学センター、この問題でいろいろ御意見をお伺いしたい、こういうぐあいに思うわけであります。 幌延における高レベル放射性廃棄物の貯蔵施設、いわゆる貯蔵工学センターですね、これの問題は、経過についてはよく大臣もお聞きになっておられるというふうに思いますので省略をいたしますが、五年ぐらい前からこのために北海道は大揺れに揺れているところであります。科学技術委員会等でも私ども再三御意向をお聞きした経過があるわけでありますが、歴代の科学技術庁長官はこの計画を進めるに当たってはどうであるとか、あるいは周辺市町村を含めていわゆる地元の理解あるいは協力を得て進めていくのだ、知……
○五十嵐分科員 今フランスの文化大臣になったジャック・ラングの話が出ておりまして、本当にミッテラン政権になって、ジャック・ラングがなって大変に文化予算が倍増した。もう改めて言うまでもなく、国の予算に占める文化予算というものを比較しますと、ちょうど一けた違うという感じで、中島大臣に期待したいと思います。何かジャック・ラングというのは、ナンシー大学の教授であると同時に、演劇のすばらしい専門家であるわけで、そういう意味からいうと非常に共通しておられるようで、まさに本格的な文化人の大臣を迎えたことでありますので、我々も大いに期待したい、このように思っている次第であります。 私ども欧米に行きまして、そ……
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