大原一三 衆議院議員
40期国会発言一覧

大原一三[衆]在籍期 : 34期-36期-38期-39期-|40期|-41期-42期
大原一三[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは大原一三衆議院議員の40期(1993/07/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は40期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(衆議院40期)

大原一三[衆]本会議発言(全期間)
34期-36期-38期-39期-|40期|-41期-42期
第129回国会(1994/01/31〜1994/06/29)

第129回国会 衆議院本会議 第18号(1994/05/12、40期、自由民主党・自由国民会議)

○大原一三君 私は、自由民主党を代表し、羽田新総理の所信表明演説に対し質問をいたします。長時間お疲れでございましょうが、よろしく御聴取を願います。  初めに、さきの中華航空の事故による犠牲者の御遺族の方々に対し心からお悔やみ申し上げますとともに、入院中の方々の一日も早い御全快をお祈り申し上げます。  ただいま、我が党の河野総裁より国政の全般にわたって質疑が行われたところでありますが、私は、いささか地味でありますけれども、主として経済、財政そして税制を中心に新総理にお伺いしたいと存じます。  実のところ、新総理の施政方針、美辞麗句に終始し、改革という言葉の羅列はたくさんありますが、具体性に乏しく……


■ページ上部へ

第136回国会(1996/01/22〜1996/06/19)

第136回国会 衆議院本会議 第14号(1996/04/05、40期、自由民主党)【政府役職:農林水産大臣】

○国務大臣(大原一三君) ただいま議題となりました林業改善資金助成法及び林業等振興資金融通暫定措置法の一部を改正する法律案、林業労働力の確保の促進に関する法律案及び木材の安定供給の確保に関する特別措置法案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  我が国林業及び木材産業は、国民生活に不可欠な林産物の供給を初めとして、森林の有する国土の保全、水資源の涵養等の公益的機能の発揮の増進など、国民経済の発展と国民生活の向上に大きな役割を果たしております。  一方、戦後植林された一千万ヘクタールの人工林が充実期を迎えつつある中で、近年の我が国林業及び木材産業を取り巻く環境は、国産材価格の低迷、伐出経費……

第136回国会 衆議院本会議 第23号(1996/05/10、40期、自由民主党)【政府役職:農林水産大臣】

○国務大臣(大原一三君) ただいま議題となりました排他的経済水域及び大陸棚に関する法律案、排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律案、海洋生物資源の保存及び管理に関する法律案及び水産資源保護法の一部を改正する法律案について、その主な内容を御説明申し上げます。  まず、排他的経済水域及び大陸棚に関する法律案についてであります。  第一に、我が国が沿岸国としての主権的権利を行使する水域として排他的経済水域を設けることとしております。  第二に、我が国が沿岸国としての主権的権利を行使する大陸棚について、その範囲を明確化することとしております。  第三に、排他的経済水域及び大……

第136回国会 衆議院本会議 第26号(1996/05/21、40期、自由民主党)【政府役職:農林水産大臣】

○国務大臣(大原一三君) ただいま議題となりました農水産業協同組合貯金保険法の一部を改正する法律案にっきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  農水産業協同組合貯金保険制度については、最近における金融環境の変化に対処して、貯金者等の保護と信用秩序の維持に万全を期するため、農協、漁協等が経営困難に陥った場合における対応措置が適時適切に講じられるよう制度を改善することとし、この法律案を提出した次第であります。  次に、この法律案の主要な内容について御説明申し上げます。  第一に、農協、漁協等に保険事故が発生した場合に、機構は、貯金者等の有する貯金等債権を買い取ることができることとしております。 ……

第136回国会 衆議院本会議 第29号(1996/05/28、40期、自由民主党)【政府役職:農林水産大臣】

○国務大臣(大原一三君) ただいまの御決議に許しまして所信を申し上げます。  政府といたしましては、国連海洋法条約の締結に伴い、同条約の趣旨を十分に踏まえた新たな漁業協定が早期に締結されることとなるよう鋭意努めてまいりますとともに、所要の施策を講ずるhど、ただいま採択されました御決議の趣旨を伏し、遺憾のないよう対処してまいりたいと考えております。(拍手)

第136回国会 衆議院本会議 第34号(1996/06/07、40期、自由民主党)【政府役職:農林水産大臣】

○国務大臣(大原一三君) 愛知議員の御質問にお答えいたします。  まず、系統金融機関のノンバンクヘの貸し付けについてのお尋ねでありますが、本年三月末の貸し付けについて報告を聴取しましたところ、概数で昨年に比べ約一・一兆円減少し六六兆円となり、不良債権額は約三千億円程度となっておりさす。農協系統は、ノンバンクに対する融資においても、相手方の信用状況等の審査を行い、必要だ担保保全措置をとっていると承知しておりますが、その不良債権の処理については、それぞれの経営内部において処理されることが基本と考えております。  次に、農協系統金融機関のリストラを含めた改革についてのお尋ねでございますが、農協系統に……

大原一三[衆]本会議発言(全期間)
34期-36期-38期-39期-|40期|-41期-42期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(衆議院40期)

大原一三[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
34期-36期-38期-39期-|40期|-41期-42期
第128回国会(1993/09/17〜1994/01/29)

第128回国会 大蔵委員会 第3号(1993/11/10、40期、自由民主党・自由国民会議)

○大原委員 自民党の大原と申します。  きょうは、非常に興味のある、すべて私が関心の持てる事項ばかりでありまして、特に、今所得税減税のお話が出ましたけれども、ひとり歩きしてしまっているのです。アメリカの財務長官も、所得税減税をすれば景気が出るような単細胞的発言をきのうかおとといしておられましたね。なぜ私がそういうことを言いますかというと、財政当局は、消費税の引き上げでこれを賄う、そういう単細胞的発言ですね。  先と言われたとおりに、仮に十兆円の減税をいたしますと、所得税の減税分の四割から三割は貯蓄に回ってしまうのですから、十兆円からの減税をして消費に回る分は六兆円しかないわけです。それを消費税……


■ページ上部へ

第129回国会(1994/01/31〜1994/06/29)

第129回国会 大蔵委員会 第2号(1994/03/24、40期、自由民主党・自由国民会議)

○大原委員 速やかに審議をされんことをお願いしますという、これほど速やかな審議は今までの国会審議の中でもなかったのではないのかな。大蔵委員会に八法案出ているそうでありますが、きょう、あすの審議で六法案がパスをするということになれば、これほど速やかなことはかつて、大蔵大臣、記憶がありますか、ちょっとお答え願いたい。
【次の発言】 自民党が野党であってよかったな。これは普通だったら、一人は違いますけれども、向こうへ座っておられる方たちのときはこうはうまくいかなかったですよ、委員長。本当に委員長恵まれていますよ。  この六法案は重要法案なんですよ。私も自民党の中で国対と政調におりまして、我々の議論は……

第129回国会 予算委員会 第2号(1994/02/21、40期、自由民主党・自由国民会議)

○大原委員 久しぶりに質問をさせていただきますが、私、きょうは財政、経済、金融問題について当面の問題をお伺いしたいと思うんでありますが、それに先立ちまして、自民党の渡辺大先輩の質問でわからないことが一つありました。  今水野委員からも質問がございましたが、憲法に従って危機管理をいたしますということでございますが、今の憲法には危機管理は何にも書いてないんですね。私はあの答弁が、渡辺先輩は納得されたようでありますが、どうもよくわからなかったんですね。  私のわかるように、その点についてひとつ質問をいたしたいと思いますが、御説明願います。総理。


■ページ上部へ

第130回国会(1994/07/18〜1994/07/22)

第130回国会 交通安全対策特別委員会 第1号(1994/07/18、40期、自由民主党)

○大原委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私がその職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 お諮りいたします。  ただいまの河村建夫君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、山田英介君が委員長に御当選になりました。  それでは、委員長山田英介君に本席を譲ります。


■ページ上部へ

第131回国会(1994/09/30〜1994/12/09)

第131回国会 交通安全対策特別委員会 第1号(1994/09/30、40期、自由民主党)

○大原委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私がその職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの栗原裕康君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、山田英介君が委員長に御当選になりました。  それでは、委員長山田英介君に本席を譲ります。

第131回国会 政治改革に関する調査特別委員会 第4号(1994/10/28、40期、自由民主党)【議会役職】

○大原委員長代理 大畠章宏君。

第131回国会 政治改革に関する調査特別委員会 第6号(1994/11/02、40期、自由民主党)

○大原委員 私、総理に質問申し上げるのはきょうが初めてでございます。どうかひとつよろしくお願いいたします。  総理と私とは選挙区が隣でございまして、山一つ越えたら総理の里でありまして、本当に過疎地でありますね。きのうから大変議論がある中で、一対二の二を超える選挙区が二十八あって、憲法違反ではないかという御議論も一部にありました。しかし、これは各県に一つ割り振ったということが大きな前提になっておりまして、田舎であればあるほど、面積を検討してくれというような御議論も総理の里でよく聞かれたと思うのでありますが、二・幾つになりまして、二十八選挙区が二を超えておる、これは憲法違反ではないかという御議論が……


■ページ上部へ

第132回国会(1995/01/20〜1995/06/18)

第132回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第1号(1995/01/20、40期、自由民主党・自由連合)

○大原委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの田端正広君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、松永光君が委員長に御当選になりました。  委員長松永光君に本席を譲ります。


■ページ上部へ

第133回国会(1995/08/04〜1995/08/08)

第133回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第1号(1995/08/04、40期、自由民主党・自由連合)

○大原委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの田端正広君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、松永光君が委員長に御当選になりました。  委員長松永光君に本席を譲ります。


■ページ上部へ

第136回国会(1996/01/22〜1996/06/19)

第136回国会 外務委員会 第7号(1996/05/14、40期、会派情報なし)【政府役職】

○大原国務大臣 委員御存じのとおりに、排他的経済水域の線引きができますと、当然その内側において我が国の漁業主権が確立されるわけでございます。したがって、我々としては、そこにおける資源の動向、さらに我が国漁業者の漁獲の現在までの実態等を基礎としながら、外国人による現在までの漁業の状況やその周辺水域における漁業の実態等を総合的に考慮して、漁業主権の確立を図っていかなければならぬと思っております。  その際、委員御指摘のいわゆるTAC制度、漁業可能量、いわば総量規制を行うことに相なるわけでございます。委員が今おっしゃいましたように、ここへいくまでには、日韓、日中の現在の漁業協定の改定作業が大前提に相……

第136回国会 金融問題等に関する特別委員会 第2号(1996/05/24、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 農水産業協同組合貯金保険法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  農水産業協同組合貯金保険制度は、信用事業を行う農協、漁協等が貯金等の払い戻しを停止した場合に必要な保険金等の支払い及び経営困難な農協、漁協等の合併等に対する適切な資金援助を行うことを内容とするものであり、貯金者等の保護を図り、もって信用秩序の維持に資する上で重要な役割を果たしているものであります。  一方、最近における金融環境の変化の中で、一般金融機関の場合と同様、信用事業を営んでいる農協、漁協等の経営環境は一段と厳しくなるものと予想されております。  政府といた……

第136回国会 金融問題等に関する特別委員会 第3号(1996/05/28、40期、会派情報なし)【政府役職】

○大原国務大臣 今委員御指摘のように、当時として、確かに住専というのは大蔵省の監督下に置かれたノンバンクでございますし、さらにまた、その設立の母体行の極めて優秀な銀行が関与していらっしゃること、さらにまたそのメンバーは、御指摘のように役員は大蔵省あるいは超一流銀行の重役の方々。  御承知のように、今御指摘がありましたように、金余り現象、御指摘のとおりであります。貯貸率が非常に悪い。それが農林中金に参り、あるいは系統からいわゆるノンバンクである、しかも大蔵省直轄でございます住専に行ったという実情はまさに御指摘のとおりでございます。  さはさりながら、大蔵大臣からお話ありましたように、十二月十九日……

第136回国会 金融問題等に関する特別委員会 第4号(1996/05/29、40期、会派情報なし)【政府役職】

○大原国務大臣 過般、貯金保険機構の運営委員会がございまして、現在の料率の一・五倍に引き上げようということが運営委員会で決定を見たわけでございます。  これはいろいろ事情を聞きますと、現在支払い準備金が一千六十億ぐらいございますが、そのリザーブが現在残っておりますし、さらにまた、過去のいわゆる倒産経緯等を見ますと、幸いにして、系統を初め漁協、二件ぐらいしか起きていないわけであります。それと同時に、農協の平均預金量というのが二百四、五十億でございますし、さらにまた単位の漁協の預金量が十四、五億ということでございまして、このような事故が過去五年に一回起きているのでありますが、それが毎年一件ずつ起き……

第136回国会 金融問題等に関する特別委員会 第6号(1996/05/31、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 せっかく御指名がありましたので、私からお答えいたしたいと思います。  既に委員も御存じのとおり、平成七年一二月は、一応我々の把握は七・七兆円と把握をしております。それから最近の、これは調査じゃございませんで報告ということでございますが、六・六兆、約一兆円減っておるという数字がございます。不良債権部分については、昨年の報告で約六百億円、一昨日の答弁で六百数十億と申しましたが、六百億円弱ございますという報告でございます。御承知のように、これは自主的な報告でございまして、強制力もないし、さらにまた委員御存じのとおり、協同経営にはいわゆるディスクロージャーということが行われていない経緯……

第136回国会 金融問題等に関する特別委員会 第7号(1996/06/03、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 預金保険が七倍で、こちらが二・五倍となっているわけでございます。普通保険については、これまで単協でいろいろ事案が起きたわけですが、大体五倍ぐらいの確率で起きるであろうという前提で一・五倍にいたしたわけでございます。それから特別保険料の方は、御存じと思いますが、一千万円以下のカバーが八割程度、水協もあるいはまた単協の方も。そういうことで一倍、こういうことにしたわけでございますが、なお細かい数字について、よろしければ事務局からお答えさせていただきます。
【次の発言】 この点については、何回も申し上げましたように、系統が危ないからというので今回の処理案ができたというふうには我々は理解……

第136回国会 金融問題等に関する特別委員会 第9号(1996/06/05、40期、会派情報なし)【政府役職】

○大原国務大臣 私も関知しておりません。
【次の発言】 私も知りません。
【次の発言】 政府として正式にそういうお話があったわけでもないし、具体的に我々としてはいまだ検討はいたしておりません。
【次の発言】 農林水産省の中にあるのかどうか私はよくわかりませんが、責任者である私のところにはいささかもそういう話はありません。
【次の発言】 大蔵大臣の御意見と同じでございます。
【次の発言】 北側委員この前から御指摘のとおり、私も非常に心配をしているわけでありまして、多分六百億というのは破綻先債権ではないのかな。実際のところ、ディスクロージャーが行われておりませんし、平成八年の四月から段階的にディス……

第136回国会 金融問題等に関する特別委員会 第10号(1996/06/06、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 正直申しまして、今二次損失の話まで我々は余り考えていないというのが実情でございます。  何回も今日まで説明いたしてきましたように、委員も確かに御質問があったと思うのでありますが、正直言いまして、系統の内部留保、つまり金融機関としての体質、その辺とか、あるいはまた今回の負担が農家一人当たりに非常に過大な負担になっておるというような実態からいいまして、我々は母体行責任をずっと言い続けてきたわけでございまして、そういった問題を踏まえながら、今後の負担というのは慎重に考えていかなければ、おっしゃるような系統の経営に大きな影響が出る可能性がありますので、そこらは慎重に考えていかなければな……

第136回国会 農林水産委員会 第1号(1996/02/07、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 このたび、農林水産大臣を拝命いたしました大原一三でございます。  農林水産業は、申し上げるまでもなく、国民生活に欠かすことのできない食糧の安定供給や、国土・自然環境の保全にとって極めて重要な役割を担っております。  私は、農林水産行政の責任者として、我が国の農林水産業がこのような役割を十分に発揮し得るよう誠心誠意職務に精励する決意でございますので、委員長初め委員各位の御支援、御協力のほどをよろしくお願い申し上げます。(拍手)

第136回国会 農林水産委員会 第2号(1996/02/14、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 農林水産委員会の開催に当たりまして、私の所信の一端を申し上げます。  農林水産業は、国民生活に不可欠な食糧の安定的供給を初めとして、地域社会の安定と維持発展、国土や自然環境の保全など極めて重要な役割を果たしております。また、農山漁村は、農林漁業者と地域住民の生産や生活の場であるとともに、伝統に裏づけられた個性に富む地域文化をはぐくみ、緑と潤いに満ちた生活・余暇空間を提供する国民の共有財産であります。  現在、我が国は、二十一世紀に向け大きな転換点にあり、構造的な諸問題への対応を求められておりますが、こうした役割や機能を持つ農林水産業と農山漁村の健全な発展なくしては、我が国の経済……

第136回国会 農林水産委員会 第3号(1996/02/22、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 栗原委員の御質問の前提に、日本のこれからの国際的な、特に国際金融市場に対する役割等の大変重大な御指摘がございました。私は、バブル崩壊後の後遺症の中で、特に金融秩序の崩壊、そういった危険性をはらんだ、いわゆる日本発の国際金融不況と言われるようなものは絶対に起きてはならないという、そういう危機感からこの住専問題は解決に入ったものと認識しております。  我々は、後で御質問があるかもしれませんが、いわゆる母体行責任を終始一貫主張してきたわけでございます。いろいろのいきさつがございましたが、昨年の予算編成のぎりぎりの中で、我々としてはこれ以上は負担はできない、これ以上負担しますと農協系金……

第136回国会 農林水産委員会 第4号(1996/03/13、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 現下の景気状況その他を考えますときに、平成八年度の予算をもっとスムーズにそして早期に成立させる責任を痛感いたしております者の一人として、現在の事態を極めて残念に思っております。  こいねがわくば、現在の経済指標を見るにつけ、やはり与党の皆さん方お考えのとおり、何とか早期成立できるように我々としても期待をしたいと思っております。
【次の発言】 いよいよ、畜産物価格の決定のシーズンがことしもやってまいったわけであります。恐らく、きょうの委員会がこうして設けられましたのも、そういった喫緊の課題に対応するために開かれたものだと思っております。  私も与党の中にあるときは、私実は、弟が子……

第136回国会 農林水産委員会 第5号(1996/03/25、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 松岡委員、日ごろ畜産関係を初め農業関係に大変な御協力をいただき、また積極的な活動をしていらっしゃることに私からも心から敬意をまず表したいと思います。  いよいよあす食肉関係の価格決定の日を迎えまして、またあさっては酪農関係の価格の決定をいたさなければならない、ぎりぎりの段階に入っているわけでございます。今松岡委員御指摘のように、特に熊本、宮崎、鹿児島等は農業生産額、粗生産額の中の半分近くを畜産が占めているという畜産県であります。また、北海道等を初め、日本の酪農その他畜産、食肉等、農業生産の中で大変大きな比重を占めている生産物の価格決定でございますから、本日の委員会もそういう意味……

第136回国会 農林水産委員会 第6号(1996/04/09、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 ただいまお話のございました生物系特定産業技術研究推進機構法の一部を改正する法律案、林業改善資金助成法及び林業等振興資金融通暫定措置法の一部を改正する法律案、林業労働力の確保の促進に関する法律案及び木材の安定供給の確保に関する特別措置法案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  まず、生物系特定産業技術研究推進機構法の一部を改正する法律案につきまして御説明申し上げます。  近年、政府研究開発投資の充実により我が国における基礎研究を抜本的に強化し、科学技術創造立国を目指すことが、喫緊の政策課題として求められており、昨年十一月には科学技術基本法の制定を見たと……

第136回国会 農林水産委員会 第7号(1996/04/10、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 農林水産省を調べてみましたら、研究機関が二十九現存するわけであります。その中に五千七百人、研究職員だけでも三千三百人という人が働いてきているわけであります。農林省四万人の中の五千七百人ですから、かなり比重は高いわけなんですね。  委員御指摘のように、どうも日本の研究機関というのは、その研究機関の家の中でとぐろを巻いているという感じが非常に多いのです。私も大学の研究所を見せていただいたのでありますが、そういう知恵が横に開放されない、縦割りの中ですくんでいるという感じが非常に強いわけであります。そういう意味で、今委員るる御指摘ありましたように、政府の研究投資の、欧米に比べて、特にア……

第136回国会 農林水産委員会 第8号(1996/04/11、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 委員御指摘のとおりでございまして、委員の御郷里もまた日本有数の山林地帯でありますが、何と申しましても、日本の山の値打ちというのが――三十六年でございましたか、当時の農林水産大臣は河野さんだったと思うのでありますが、まあ外国から少しぐらい入れたっても日本の林業は負けることはないという自信過剰が多分にあったと思うのですね。それが輸入自由化のはしりでありまして、そういう圧力の中で、一体これからの日本の林業をどうしていくべきかということを、今の現状を踏まえながら物を考えていかなければならぬというのが実情でございます。  そういう意味で、ただいま委員から御評価をいただいたこと、大変感謝し……

第136回国会 農林水産委員会 第9号(1996/04/24、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 農畜産業振興事業団法案につきまして、その提案の理由及び主な内容を御説明申し上げます。  畜産振興事業団及び蚕糸砂糖類価格安定事業団は、これらの設立以来、それぞれ畜産物及び蚕糸・砂糖類の価格安定業務など、各般の業務を行い、我が国農畜産業と関連産業の健全な発展に重要な役割を果たしてきたところであります。  しかしながら、行政改革の推進の一環として、特殊法人について総合的かつ全般的な見直しを行った結果、農産物の価格安定業務の効率的な運営を図る観点から両事業団を統合することとし、今回この法律案を提出することとした次第であります。  次に、この法律案の内容につきまして御説明申し上げます。……

第136回国会 農林水産委員会 第10号(1996/05/14、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 いささか長うございますが、御辛抱願いたいと思います。  排他的経済水域及び大陸棚に関する法律案、排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律案、海洋生物資源の保存及び管理に関する法律案及び水産資源保護法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  まず、排他的経済水域及び大陸棚に関する法律案につきまして御説明申し上げます。  国際社会における安定した海洋の法的秩序を確立するべく、第三次国連海洋法会議において一九七三年より審議され、一九八二年に作成された海洋法に関する国際連合条約が、一昨年十一月に発効いたしました。……

第136回国会 農林水産委員会 第11号(1996/05/15、40期、日本共産党)【政府役職】

○大原国務大臣 浜田委員既に御関心のとおりに、日本人の動物性たんぱく源の四割、おっしゃったように大事な水産資源でございます。にもかかわらず、御指摘のように、我が国の水産業は、生産高、さらにはまた付加価値、ともにピークを過ぎてしまったという感じを我々は持っております。その中で八百万トン、それに対して輸入が三百万トン程度、概数でございますが、そういった状況がこれからどうなっていくか非常に関心の持たれるところであり、また農水省としては、今回の条約の締結によって世界で何番目かの大きな海洋国家になるそうでありますが、その資源の管理を当然これは義務づけられているわけでございますから、総量規制の中において、……

第136回国会 農林水産委員会 第13号(1996/05/24、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上、最善の努力を払ってまいる所存でございます。

第136回国会 農林水産委員会 第14号(1996/06/05、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 植物防疫法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  我が国の国際植物検疫につきましては、戦後間もない昭和二十五年に制定された植物防疫法に基づき、全国各地の港等に配置された植物防疫官が検査等を行うことにより、我が国への有害動植物の侵入防止に重要な役割を果たしてきたところであります。  しかしながら、近年、国民の食生活が多様化してきたこと、生活に潤いと心の豊かさを求めるようになってきたことから、また、植物の輸送手段の発達に伴って、植物の輸入が量的に増加し、質的にも多様化してきております。これに伴い、植物に付着している有害動植物の種類も……

第136回国会 予算委員会 第2号(1996/01/30、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 米沢委員御存じのとおりに、農協系の金融システムというのは、正直に言いまして、一般金融機関と違って利益を上げてはならないというシステムで構築をされております。その利益は農民に還元するというシステムであります。  したがって、今日住専にお金を供給してきた経緯等々、先ほど御指摘のあったとおり、バブルのさなかで大変な利益の還元を得られるという状況でございました。その間、先ほど委員から御指摘ありましたように、一時引き揚げを行おうという積極的な動きをしたのでありますが、その間にいろいろな要請があり、あるいはまた金利の引き下げを少なくする、母体行はゼロにする、そういったいろいろの思い入れもあ……

第136回国会 予算委員会 第3号(1996/01/31、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 深谷委員御指摘のとおり、農林系の今回の負担について、さらにもっと経営状況その他を明示して、その負担がどうだかを明らかにすべきであるという御意見については、全く同意見でございます。  総理からも御指摘がありましたように、今後あらゆる機会に情報の開示を進めていきたい、こう思っております。内部留保その他から見まして、一般金融機関とは比較にならない劣弱さもその際はっきり明示をさせていただきたいと思います。今回の負担が非常に厳しいものであることを深谷委員十分御存じでありますが、御指摘のとおり、国民にわかるように開示に努めてまいります。

第136回国会 予算委員会 第6号(1996/02/05、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 大蔵大臣が今おっしゃった意味は、元本保証しないんじゃなくて、元本保証という意味だろうと私は承っております。元本を保証するという覚書であったと私は思っております。
【次の発言】 我々はさように了解しております。
【次の発言】 六・五%を四・五%に下げます、再建のために、それ以上の負担はかけませんというんですから、そのころの元本はたしかやはり五兆五千億程度であったであろうと思うんです。だから、表現はないけれども、言外には、元本を保証するという意味がそこには当然込められているもの、こういうふうに理解をいたしております。
【次の発言】 全くそのとおりでございます。  あの作文を書いた時……

第136回国会 予算委員会 第7号(1996/02/06、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 後で計数は、細かいのは経済局長から御報告させますが、考え方は、まず四十七信連の経営状況を洗い直してみました。それから、各信連ごとに住専に融資をしている金額、この二つを柱にしまして、現在の信連の利益は千三百億でございますから、さて、その利益を上回るものをどれぐらい捻出できるであろうかというのを、いわゆる内部留保から捻出を考え出したわけであります。そうしますと、信連四十七の中の半分ぐらいはぎりぎりいって赤字ということはやむを得なかろう、この際金融秩序安定のために協力しようということで算出をいたしますと、二千億という数字がそこに出てきたわけでございます。その内容につきましては、後で局……

第136回国会 予算委員会 第8号(1996/02/07、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 おかしな経営というお話がございましたが、我々監督官庁としては、今回の住専の処理が信連の破綻に陥ることがないという、そういう前提でいろいろ計算をしながら出した数字が五千三百億でございまして、おかしな経営という批判が信連全体に当たるかどうかは、これはよく見ていただけばおわかりになるのでありますが、現在においては、住専というものの現在までの、今日までの公的あり方、大蔵省の管轄権限等からその運営に公的ないわば監督が及んでいるという意味で、普通のノンバンクとは違った評価をして融資をしてきたことは事実でございます。
【次の発言】 昨年の末ぎりぎりまでの議論では、農協系統は母体行責任を一貫し……

第136回国会 予算委員会 第9号(1996/02/08、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 奥田委員御存じのとおりに、農協系の金融システムというのは、組合員に分配をしていく、内部留保を厚くしないというのが大前提でございます。そういう中で、たまたまバブルのユーフォリアの中で、確かに浮かれて住専へ走ったという実績は認めざるを得ません。そういう意味で、我々、責任を感じておるわけでございますけれども、農協系としては、今日まで、母体行というのが第二地銀まで入れまして百六十八上聞いております。だから、 一般行と言われる方も、ある住専には母体行になり、そして別の住車には融資をして一般行になっておられる、こういう状況の中で、住専問題に、直接経営に携わらなかった農協系としては、やはりそ……

第136回国会 予算委員会 第10号(1996/02/09、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 平成七年三月末の基金残高は、千五十八億円となっております。
【次の発言】 この委員会で何回も申し上げているところでございますが、我々は、従来のいきさつ上、母体行責任ということを強く主張をしてきたわけでございます。昨年一年間、いろいろ住専処理の経緯を通じてみましても、与党のプロジェクトチーム、さらには最後の調整会議等々の経緯を見ましても、農協からの、系統からの借り入れについてはこれを贈与とみなして協力をしてほしい、こういう考え方で、我々も五千三百億円を捻出する立場に置かれたわけでございます。  当面の金融情勢その他を考えますと大変厳しい条件でございますけれども、そういった協力をし……

第136回国会 予算委員会 第11号(1996/02/13、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 武村大蔵大臣がどういう御答弁をなすったかは、私はよくわかりません。  ただ、前農林大臣からの引き継ぎ、さらにまた事務当局の説明によりますと、いろいろ積算をし、そうして内部資料ではいろいろの計算をしてみました、ところが、どう見ても三十以上の信連が赤字になる数字はこちらとしてはのむわけにはまいりません、そういうことで、ぎりぎり二千億という数字を積算してみますと三十信連が経常利益で赤字、こういう数字が出てきたわけでございます。そういう積算というか積み上げのもとに前農林大臣が大蔵大臣と折衝されたものというふうに私は了解をしております。

第136回国会 予算委員会 第12号(1996/02/14、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 愛野委員は農協長をおやりになったと記録で見ておりますが、私は農協長を実はやっていないものですから先生ほど詳しくないかもしれませんが、今おっしゃった、全般的に農協金融というものを見ますと、先ほど内部留保が薄いとおっしゃいました。農協金融が弱いという意見ですね。これは協同組合組織の金融機関でありますから、できるだけ多くを農民に還元するというシステムででき上がっているわけでございます。したがって、配当を全部農民へ還元しておるものですから、勢い内部留保は銀行と違って非常に薄いものになっておる。これは、農協のシステムからいって当然のことでございます。  株式会社であれば、自分のところの経……

第136回国会 予算委員会 第15号(1996/02/19、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 御指摘の、特にウルグアイ・ラウンド農業対策六兆百億円の実施の状況でありますけれども、これはもう御承知のとおり、平成六年に内閣総理大臣を本部長とする緊急農業農村対策本部において決定されたウルグアイ・ラウンド農業合意関連政策大綱に基づきまして、平成六年度、平成七年度、さらに平成八年度の本予算が成立をいたしますと事業費ベースで二兆三千億円、国費で約一兆一千億円という事業が実施されることに相なることは、委員御存じのとおりであります。  このウルグアイ・ラウンドによる農村・農業に対する影響、ショックというものは、委員御存じと思いますが、農家の人々は大変深刻にこれを受けとめております。我々……

第136回国会 予算委員会 第16号(1996/02/20、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 議論の発端が、初めに二千億あ りきとおっしゃるから、いや、そうではございませんと。いろいろの数字、例えば今経済局長が話しましたように、千五百という数字、二千五百という数字、いろいろ検証した結果、半分以上も赤字が出るのはどの水準だということを確かめるために検証したことを積算とか積み上げとか申し上げたわけで、その積算の作業の過程はいろいろあったことは事実でありまして、そのめどというのは、三十も赤字が出たら経営に影響があるから困る、それが来年度にどういう影響があるかというところまで検証をしていって出した数字がこれでございます、あらかじめ二千億があったんではございませんということを申し……

第136回国会 予算委員会 第17号(1996/02/21、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 谷津委員はその道の専門家でありまして、日ごろ我が党内においてもいろいろ御指導をいただいている仲間でありますが、おっしゃるとおり、今度の住専問題も非常に大きなきっかけになりまして、系統の金融事業のあり方の再構築と申しますか、私は大変大きな課題を抱えておると思います。  何回も申し上げましたが、今までの護送船団方式のぬくもりの中で安住しておった面がなくはなかった。そういう意味で、もう既に委員御存じのとおり、おととしてございましたか、JAそれ自体において体制整備をしようと、いわゆる二段階構想が出されているわけであります。  なかんずく、信用事業がこれら系統を支える基盤になっておるとい……

第136回国会 予算委員会 第18号(1996/02/26、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 先ほどから、深谷先生の大所高所からの卓越した御意見に感服をいたしております。  正直に申しまして日本の金融秩序は、総理大臣、大蔵大臣からも何回も触れられましたように、いわゆる護送船団、もたれ合い、みんなで行けば怖くないという、そういったものがバブルの崩壊とともに一遍に露呈をしてまいりました。それが信組問題であり、いろいろなところで破綻を起こしております。委員御指摘のように、今をおいて金融秩序の再構築に取り組む時期はないと私も確信をいたしております。  御指摘のように、農林系金融機関におきましても同じような状況が多分にございました。幾らバブルのときとはいえ、そういったものにおぼれ……

第136回国会 予算委員会 第19号(1996/02/27、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 鈴木委員、与党の中にあって大変御苦労なすっておまとめいただいていることに心から敬意を表したいと思います。  今御指摘ありましたように、我々水産行政を預かる者としては、大きな漁業の転換点、未来が開ける漁業の構図がこの条約を契機に展開できるように努力をしていきたいな、こう思っております。  先ほど、大会もあるそうでございますが、先日漁業関係代表者がお見えになりまして、全面設定、全面適用ということを強く御要請がございましたことを我々も厳しく受けとめております。  同時に、先ほど、漁業資源管理のTAC制度の導入、これに伴って、従来もやってまいりましたが、あの二百海里内における漁業管理、……

第136回国会 予算委員会 第20号(1996/02/28、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 どうも農林水産大臣の答弁の範囲を超えているような感じがするのでありますが、私、実はこのグローバル化という問題の中で、お金には色はないのでありますから、最も先端的な、そういう意味ではグローバル化を進めていかなければならぬ部門だと日ごろ思っております。  その中にあって、我々の農協系統金融問題でございますが、これは第一義的にはやはり農家の利益を守り、農家の負債整理をし、農家の構造改善をしていくということが第一義的な重要性だと思うのでありますが、委員御承知のように、農家の資金需要というのはそう多くないのですね。そうなりますと、そのグローバル化の中で、日本の金融秩序全体に共通することで……

第136回国会 予算委員会 第21号(1996/03/27、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 私も、この問題については大変重大な関心を持っております。EU諸国、大変なパニック状態になっておるということも報道等で存じ上げておりますが、この病気は、昭和六十一年、一九八六年に英国で初めて確認された牛の病気で、牛の海綿状脳症というのだそうでございますが、大体二年以上の長い潜伐期間の後に、牛は行動異常、運動失調の神経症状を呈し、発病後二週から六カ月の経過で死んでしまう。このため、これを狂牛病と呼んでいるそうでございます。  このBSE、つまり狂牛病の発生が確認された国については、我が国はこれまで生体牛の輸入禁止等の措置を講じてきましたが、三月二十日、英国海綿状脳症諮問委員会という……

第136回国会 予算委員会 第22号(1996/04/01、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 野田委員御承知のとおりに、既にJA、組織を挙げて約一年前からその合理化に取り組んできております。その内容は三〇%ぐらい合理化を進めます、こういう方針を出しているわけでございます。その既定方針を我々もそのまま受けとめまして、その方針どおりに合理化が進んだ場合にどうなるかという絵をかいてみたわけでありまして、それが約六千億強の合理化になる。それは人減らしもございましょう、さらにまた経費の節減等もございます。そういった形でいけばこれぐらいの数字になることは、与党からの御提案でございますが、我々としても認識をしております。そういうことででき上がった数字だ、かように受けとめております。

第136回国会 予算委員会 第23号(1996/04/02、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 今までの答弁で、どこの信連がおかしくなるということを申し上げたことは一回もございません。この住専問題の解決のスキームの中で協力できる限度はどこだ、こういうことで答弁をいたしてきたわけでございまして、今回の拠出によってどこかの信連がおかしくなるのではございませんで、やはり来年、再来年の経営を考えていく場合のぎりぎりの負担がこれでございます、こういう答え方をしてきたつもりでございまして、いたずらに金融不安をあおる、我々もむしろそういう御意見が出ることを現状のところ大変心配をしておる実情でございます。よろしくお願いします。
【次の発言】 いろいろ、与党のプロジェクトチーム、さらにまた……

第136回国会 予算委員会 第24号(1996/04/03、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 先ほどから坂口委員のお話をお聞きしながら、確かに通達行政というのが日本は非常に煩雑であります。そういう意味で、アメリカなんかの場合は判例の積み上げで、まあ訴訟国家ですから、やはりお役人のやる通達行政というのがいろいろな面で整合性を持っているのかどうか、先ほど大蔵大臣がお答えになりましたように、我々としても、今後そういった問題については十分関心を持っていかなければならぬなという気持ちをまず第一に委員の質問からお受けいたしました。  それで、農林中金さんが融資をしましたのは、先ほど御指摘の通達の四十八年からでございます。それから、信連さんが融資を始めましたのは、五十五年の通達からで……

第136回国会 予算委員会 第25号(1996/04/04、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 私がいろいろ調査いたしましたところでは、引き揚げたいという希望をいろいろの機会に表明したという事実があるということをお聞きをしております。しかしながら、住専の巨額な融資の実態等から、何とか協力をしてくれと心これは実は、第一次の再建計画のときも、それから例の申し合わせ事項ができた第二次再建計画のときも、同じような、今委員御指摘のような意見が各方面から出たということも実態であったようでございます。
【次の発言】 今委員おっしゃいましたように、農協系がこの問題に非常な危機意識を持っていたことは事実のようでございます。この申し合わせば、何時にできたか私はよく知りませんけれども、四・五%……

第136回国会 予算委員会 第26号(1996/04/05、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 委員も農林大臣をおやりになったので非常に御理解のあるお話をいただいて恐縮しておりますが、前大臣のころでございますが、やはり母体行責任を厳しく主張されたと聞いております。  しかしながら、この問題を、御批判があるかもしれませんが、いわゆる当面の金融、不良債権の処理、そういったことの大きな目的のために協力をしろというお話がございまして、与党・政府一体となってお決めになったものである。したがって、我々もこの段階で何らかの拠出をしなければならない。  責任とは書いてございませんで、贈与とあるわけでございまして、そういった意味でも、これからの系統の経営に大きなひびが入らぬようにということ……

第136回国会 予算委員会 第27号(1996/04/08、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 大蔵大臣がお答えになる前に私からお答えしたいのでありますが、笹川委員の御指摘、私も非常に心当たりないしは御批判の原点というのはわかるような気がいたします。  ドライな商業主義的な経営というようなものが、これからの金融自由化の波の中で選択肢が非常に膨れていく中で、農協の金融のプロフェッショナルなスタッフというのが非常に少ない、ここらがやはりこれから基本的にこたえられていかなければならぬところではないかな。  先ほどの無限責任問題でございますけれども、農協の理事の責任というのは、信用組合、信用金庫の理事と全く同様な規定があるにかかわらず、農村社会の慣習から、やはりどうしても理事さん……

第136回国会 予算委員会 第28号(1996/04/09、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 もう既に、加藤委員は専門家でありますから、私からるる申し上げる必要はないと思うのでありますが、六十九兆円、七十兆というお金、これを今後どう運用していくかということは非常に大きな問題でございます。  御存じのとおり、単協における貯貸率四割ぐらい、信連二割、じゃ残ったお金はどこへ持っていくんだということで、現在は農中へ集約して農中が運用しておる、こういうことでございますが、そういう意味で、地域金融機関としての単協のあり方を考える場合に、いわゆる員外利用の現在の制限というような問題も真剣に取り上げてもらいたいなと。  ただ、それだけではしのぐことができないかもしれません。そうなった場……

第136回国会 予算委員会 第29号(1996/04/10、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 委員のその際の質問にお答えしたことでございますが、この問題は、第一次的な責任は、住専の人事や経営に直接関係をお持ちになった母体行の責任である。与党関係並びにまた政府の一体的なスタンスも、同じような考え方ででき上がっておりまして、金融政策上の責任あるいは母体行の責任、系統については、今後こういう問題が起きないように、いわゆる金融システムの再構築をしなさい、こういう形で我々は受けとめているわけでございます。しかし、この住専の長い流れを見ますと、やはりその流れの中にあってさお差すことができなかった、つまり、いわゆるバブルの流れの中で、逐一この問題に反省を加えないまま融資をしてきたとい……

第136回国会 予算委員会 第30号(1996/04/11、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 系統のこれまでのありようについては、委員が、この質問の際に冒頭に御質疑がございました。  その審議の過程を通じてみましても、確かに系統の金融のあり方、これは農協それ自体の存立基盤にかかわる問題であると同時に、御指摘のありましたような、九百万農家、農民の皆さん方の死活にかかわる問題でございますので、いろいろ議論がございましたが、農林水産省におきましてもいち早くプロジェクトチームをつくりまして、何とか新しい体制整備のために前進をしたい、こういう気持ちで邁進をしてまいりたいと思います。

第136回国会 予算委員会 第32号(1996/06/18、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 去る六月十三日の参議院金融問題等に関する特別委員会における御指摘を受け、昨年十二月十三日の本委員会における前原、米沢両委員に対する答弁について、野呂田前農林水産大臣に確認したところ、母体行の責任を申し上げる過程で、母体行の大蔵省に対する誓約書の提出と大蔵省と農林水産省とで結んだ覚書との時点を前後して答弁したことについて、訂正させていただきますとのことでありました。  これに関する農林水産省の対応について、遺憾の意を表し、心からおわびを申し上げるとともに、今後、かかることのないよう十分指導してまいりますので、よろしくお願い申し上げます。


大原一三[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
34期-36期-38期-39期-|40期|-41期-42期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(衆議院40期)

大原一三[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
34期-36期-38期-39期-|40期|-41期-42期
第136回国会(1996/01/22〜1996/06/19)

第136回国会 外務委員会農林水産委員会運輸委員会科学技術委員会連合審査会 第1号(1996/05/24、40期、会派情報なし)【政府役職】

○大原国務大臣 委員御指摘のとおり、新しい法秩序のもとでいわゆる資源管理型漁業ということに相なるわけでございまして、資源の乱獲その他についてはやはり新しい規制がかぶっていかざるを得ない。現在、いろいろ日韓、日中の間にトラブルもあり、さらにまた密漁等を入れると漁獲量もわからないという面もあるわけでございますから、今後の折衝を通じてお互いの漁獲量もはっきりさせなければならないし、そしてまた、TAC制度における日本の資源の実情等も、今まで以上にエネルギーの要る作業が待っている、こう考えております。  幸いに、委員も御指摘がありましたように、いろいろ、地域の漁家にとってはこの二百海里がプラスになったり……

第136回国会 決算委員会第三分科会 第1号(1996/05/30、40期、会派情報なし)【政府役職】

○大原国務大臣 お答えをしたいと思います。  私も農林省へ参りまして、この問題につきましていろいろの方面から御要請もあり、御陳情もあり、また島根県知事からもお話を承っております。非常に長い歴史を持つ問題であり、また環境問題等も非常に大事な問題だと思っております。環境庁長官からも事あるごとにこの水質の調査を、特に環境庁と島根県の間で十分これから調査をしていくという申し合わせもできておるようでございます。  島根県知事は、議会、市町村の同意を得て、全面農地利用として中国四国農政局長に九年度からの工事の再開を要請されておりますことは、委員もう既に御存じのとおりであります。しかしながら、こういう問題は……

第136回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1996/02/29、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 平成八年度農林水産予算の概要を御説明申し上げます。  まず、予算の基礎となっております農林水産施策の基本方針について御説明申し上げます。  農林水産業は、国民生活に不可欠な食糧等の安定供給という大切な使命に加えて、地域経済・社会の安定と維持発展、国土や自然環境の保全など極めて多様で重要な役割を果たしております。また、国土の大宗を占める農山漁村は、生産の場であり、かつ、農林漁業者と地域住民の生活の場であります。また、伝統に裏づけられた個性に富む地域文化をはぐくみ、緑と潤いに満ちた生活・余暇空間を提供する国民の共有財産でもあります。  こうした役割や機能を持つ我が国の農林水産業と農……

第136回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1996/03/01、40期、自由民主党)【政府役職】

○大原国務大臣 私も山の中育ちなものですから、私の山はシカが非常に多く出るのですね。芽を全部食べてしまうのですよ。ヒノキや杉の新しい芽を食べてしまう。僕は非常に無残な形になっている現場を何回も見ましたが、これを一発で撃ち殺すことができないのか。そうすると、いっときはいいのです。何か取り締まってくれるけれども、後またほったらかしになってしまうという事態の繰り返しなんですね。  ですから、福島県はお猿さんが多いそうでありますが、そういったことにやはりもう少し対応してあげなければいかぬのじゃないのかなという、我々の態度から見れば、当然そういう考え方が前面に出てしかるべきだと思うのですね。先ほど五〇、……



大原一三[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
34期-36期-38期-39期-|40期|-41期-42期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

大原一三[衆]在籍期 : 34期-36期-38期-39期-|40期|-41期-42期
大原一三[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 40期在籍の他の議員はこちら→40期衆議院議員(五十音順) 40期衆議院議員(選挙区順) 40期衆議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。