このページでは亀井静香衆議院議員の41期(1996/10/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は41期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(亀井静香君) 菅議員からの私に対する御質問は四点であったかと思います。 まず、住都公団への補給金のことでございますけれども、これは、主として低所得者向けの賃貸住宅の家賃をこれによって下げようとするものでありまして、厳しい財政再建の中におきましても、橋本内閣は弱者に対する配慮をきっちりとやっていくという、そうした政策にのっとることをぜひひとつ御承知をお願い申し上げたいと思います。 また、住都公団の今後の改革についての御質問もございましたけれども、これにつきましては、現在、総裁を初め建設省一体となりましてこの改革の検討をやっております。今後の大筋を申し上げますと、一つは、分譲住宅に……
○国務大臣(亀井静香君) 議員の御質問は、三権分立下における立法権と行政権に関する議論を含んでおる、私はこのように思うわけでありますが、政府は、予算案提出後におきましても、実施計画を策定いたしますために自治体等と現在も種々の調整をやっておる最中でございます。そういう状況下におきまして、すべての箇所づけにつきまして、これを確定的なものとして資料を国会に御提出申し上げるということは、これは極めて困難なことでございます。 以上でございます。(拍手)
○国務大臣(亀井静香君) 住宅金融公庫法等の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。 住宅金融公庫は、従来から、国民の住宅建設等に必要な資金を融通することにより、国民の住生活の安定に大きく寄与してきたところでありますが、長寿社会への対応を図る等の政策課題に的確にこたえ、良質な住宅ストックの形成及び活用を促進していくためには、公庫融資制度について諸般の改善措置を講ずることが必要であります。また、近年の金融情勢の変化に対応するため、現下の財政状況を考慮しつつ、公庫が引き続き安定的に資金を融通していくための措置を講ずることが必要であります。 この法律案は、このような観点から、……
○国務大臣(亀井静香君) お答えを申し上げます。 議員御承知のように、国鉄改革のもたらす果実は子々孫々にわたって国民全体が享受するものであると私は思います。そういうことでありますから、債務処理につきましては、長期的な視点また幅広い観点からこれは検討されるのが筋である、このように考えます。 道路特定財源を回したらどうかという御指摘でございますけれども、自動車利用者が拠出するそうした財源をそういう形で流用することは、税体系上の問題があると私は思いますし、また、ユーザーの理解が十分得られるかどうかという点で大変な問題がある、私はこのように考えております。(拍手)
○亀井国務大臣 このたび建設大臣を拝命いたしました亀井静香でございます。もとより浅学非才でございます。委員長初め委員の皆様方の格段の御指導をお願いを申し上げたいと思います。 御案内のように、我が国の社会資本の整備は、欧米諸国と比べましても極めてまだ低い水準にあるわけでございます。のど元過ぎれば熱さ忘るるという言葉もございますけれども、防災的な観点をきちっと組み込み、また自然環境をできるだけ保護をしていくという、そうした中で均衡ある国土の形成について努力をしてまいりたいと思います。 治山治水はもちろんのことでございますけれども、交通綱の整備にいたしましても、私運輸大臣をかつてやっておりました……
○亀井国務大臣 じゃ、委員の御質問にお答えを申し上げます。 まず、選挙で自由民主党が公約しておりましたことは、いいですか、ただ一点、選挙後国会に特別委員会を設置をして消費税等について議論をするということが自由民主党の正式な公約でございます。私が組織広報本部長をやっておりました。 そういうことでありますから、選挙戦において、個々の候補者等が、消費税を含む税制について国民の方々と議論を闘わし、また自分の考え方を言うのは当然でありまして、総理は閣議決定をされた御自身でありますから、そういう立場から国民に対して理解を訴え続けられたということは当然でありまして、別に党紀違反じゃございません。また、私……
○亀井国務大臣 第百四十回国会における審議に当たり、建設行政に取り組む基本的な考え方につきまして、私の所信を申し述べ、委員各位の御理解と御指導を賜りたいと存じます。 御承知のとおり、昨年十二月六日、長野県の蒲原沢において、土石流災害が発生いたしました。不幸にも、砂防ダム工事等に携わっておられた十三名の方が御遺体で発見され、一名の方がなお行方不明となっておられます。御遺族の方々及び負傷された方々に心からお見舞いを申し上げます。 私も災害発生の直後に現場に赴き、直ちに現地対策本部の設置を指示し、政務次官とともに救助活動を督励してまいりましたが、消防、警察、地方公共団体等の方々など延べ一万八千五……
○亀井国務大臣 委員御指摘のように、労働省の調査の結果、非常に遺憾な実態があるということでありまして、私どもとしては非常に責任を痛感をいたしております。
発注をした後は施工業者がやればいいというものではございませんし、労働省にお任せすればいいというものではありません。私どもとしてはきっちりとしたフォローアップをやっていく責任がある、このように思いますので、非常に厳しく我々としては受けとめて今後さらに努力をしたい、このように考えております。
【次の発言】 委員から極めて適切な、卓越した公共投資に関する御意見を含めて御質問があったわけでありますが、公共投資基本計画、今どうするかという議論があちこ……
○亀井国務大臣 ただいま議題となりました住宅金融公庫法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 住宅金融公庫は、従来から、国民の住宅建設等に必要な資金を融通することにより国民の住生活の安定に大きく寄与してきたところでありますが、長寿社会への対応を図る等の政策課題に的確にこたえ、良質な住宅ストックの形成及び活用を促進していくためには、公庫融資制度について諸般の改善措置を講ずることが必要であります。また、近年の金融情勢の変化に対応するため、現下の財政状況を考慮しつつ、公庫が引き続き安定的に資金を融通していくための措置を講ずることが必要であります。 この法……
○亀井国務大臣 おはようございます。 ただいま議題となりました密集市街地におけろ防災街区の整備の促進に関する法律案及び密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 まず、密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律案につきまして御説明申し上げます。 さきの阪神・淡路大震災の経験にかんがみれば、大規模地震時に市街地大火を起こすなど防災上危険な密集市街地について、関連する防災対策との連携を図りつつ、その防災機能の確保と土地の合理的かつ健全な利用を図ることが極めて重要な課題となっており……
○亀井国務大臣 委員におかれましては、あの大震災のときに精力的な御活動をされまして、災害地の被災者の救援、また復旧、復興について大変な御努力をされましたことを心から敬意を表したい、このように思います。 その経験を踏まえられまして本法案についてのいろんな感慨もお持ちであろうと思うわけでありますけれども、私どもも、災害はいつどの規模でやってくるかということは予測しがたいことであ りまして、それに対して万全の対策は、これははっきり申し上げて、天災に対してはとれないわけでありますが、しかし、できるだけの、あとう限りの努力をしなければならない。その点につきまして、やはりポイントの一つは、市街地をそうし……
○亀井国務大臣 今まで不動産共同投資につきまして余り知識経験のない、またあるいは脆弱な資本基盤に立った方々が、これに対して参加する過程の中で不測の被害を受けられるというような状況がございましたので、そういう意味ではこれをきっちりと、そういう方々についての権利もお守りする、投資もお守りもするというような観点から許可制度と、あわせて、プロの投資家といいますか、経験豊富なそういう者に対しての制限というのは思い切ってこれを解いていくという、そうした二面を両方にらんでのこのたびの法律でございますので、御理解をいただきたいと思います。
【次の発言】 先ほどからの委員の御質問をお聞きしておりまして、我が国の……
○亀井国務大臣 土地の所有から利用へという一つの政策転換を行っておるわけでありますけれども、そうした有効利用が行われることについて、現在のこの法律では、いわゆるプロの投資家と申しますか専門家について、余り必要でもないような規制といいますか手続、そういうものがございますので、そういうものはこの際思い切って外して、プロの投資家がもっともっと参入をできる、そうした状況をつくろうというのがこの改正の目的でございます。
【次の発言】 この問題につきましては、土地の有効利用に関する関係閣僚会議等におきましても今までも再三検討をいたしておるところでありますけれども、経済の活性化という状況が生まれてこなければ……
○亀井国務大臣 委員が、公共投資、社会資本整備は長期的な視点でなされるべきという御観点からだと思いますが、古い古いそうした議事録までお調べになられた上での御質問に大変敬意を表するわけでありますけれども、私どもといたしましては、九次につきまして、二十四兆というのは満額財政当局が了承したものではございませんで、値切られたわけでございまして、値切られて二十四兆になったわけでございまして、私はそのときの閣僚折衝で、将来これを見直すこともあり得るという留保条件つきで承諾をしたわけでございます。 そういう意味では、まさに治山治水、国民の生活を守る上において基本的なことであります。我が国の整備が万全である……
○亀井国務大臣 ただいま議題となりました河川法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 近年、河川の持つ多様な自然環境や水辺空間としての機能に着目して、良好な環境の整備と保全を求める国民のニーズが高まっており、こうした要請にこたえて河川の特性を踏まえた河川管理を適切に実施していくため、地域と連携し、地域の実情に応じた河川整備を進めていくことが不可欠となっております。また、近年渇水が頻発する中で、その被害を最小限にとどめること等が国民から求められているところであります。 この法律案は、このような状況にかんがみ、河川法の目的と河川の整備に関する計画のあり方……
○亀井国務大臣 先ほどから、委員のふるさとに対する思いを込めての御質問をお聞きしておりまして、委員のお気持ち、私はやはり、それぞれのところに住まいしておる方々の同じようなお気持ちじゃないかと思います。 河川行政というのは、治水、利水をもちろん目的にはいたしておりますけれども、美しい山河をあわせて守るということも、同時にこれをやっていかなければならないことであります。 先ほど委員は、二律背反というような表現もされましたけれども、確かに非常に難しい問題があると思います。自然をそのままにしていくことが一番これは美しくてきれいなんだ。大都会からたまの休みにレジャーで行く人にとってみれば、太古の自然……
○亀井国務大臣 まことに私、不明でございまして、雨水利用ということに対して強い関心を持っていなかったこと、今委員の御質問で非常に恥じておるわけでございます。 これは、地震を初めそうした防災対策上も、また雨量が諸外国に比べまして絶対的に少ない、また日本の地形というのは非常に急峻な、そうした山地によって形成されている、人口密度が高い、そういう状況の中で、ダムによって天然の恵みをためるということももちろん必要でありますけれども、委員御指摘のような、個々にそうした努力をしていくことは非常に大事だ、こういうふうに考えます。 ちょっと事務方に後でしかられるかもしれませんが、官庁営繕、ほとんど建設省が主……
○亀井国務大臣 我が国の都市づくりというのが、残念ながら、自然発生的といいますか、そういうことの中で、ある面ではスプロール現象というようなことの中で、不整然に都市がつくられてきておる状況が一般的ではないか、このように思います。やはり日本の土地は極めて狭隘というこれから逃れることはできないわけであります。 国土の均衡ある発展という形で、都市部に人口が集中しないような政策はもちろん大事でありますけれども、その人口が集中しておる都市において土地をどう有効的に活用していくかという、面積が限られておるわけでありますから、空間、地下を含めての多角的な活用を考えなければいかぬわけであります。 日照権等に……
○亀井国務大臣 この法律が御承知のように万能でもございません。しかし、住まいを求めようとすれば通勤時間が一時間半もあるいは二時間も押しくらまんじゅうでくたびれ果てて職場に到着するというようなことは嫌だと、できれば都心に住みたいというそうした方々にとって、入手価格が下がってくる、また、キャパシティーが増大して供給量がふえるというような意味においてはこの法律は私は機能をすると、このように思います。 一方では、土地の価値が高くなるから地価の上昇につながるんではないかという御意見もありますけれども、御承知のように、全体の需要供給の関係の中で地価等も決まっていくわけでありますから、土地の価値が高くなっ……
○亀井国務大臣 委員と同じように、私も、このままで進んでいった場合、地方都市というのは、全く無味乾燥な、もう町と言えない、そんな状況になるのではないかというように心配をいたしております。 これをどうすればいいかということですけれども、これについては、政府として努力をしなければならないことと、商店街の方々あるいはその地域の住民の方々自体がやはり努力をしていただかなければならない両面があるのではないかなと思います。 町自体、商店街自体あるいは買い物自体が非常に魅力がある、そういう状況をつくることも一つだと思いますし、また個性のある商品を提供していく、また提供するだけではなくて、提供する仕方の問……
○亀井国務大臣 先ほどから委員の御質問を聞いておりまして、また私に対する直接のそういう御質問をいただいたのでありますが、日米安保条約上の義務を履行する際に、その法律の中で土地収用を準用しておるその状況がいいか悪いかということについては、議論としては、これは別な法体系の中で処理をすべきだという議論もあろうかと思いますし、土地収用法を準用するという中でもやっていけるのじゃないかといういろいろな議論もあろうかと思います。 また一方で、成田の例を出されましたけれども、条約上の義務を履行するということではなくても、国家目的といいますか、そういうものを遂行する過程の中で、機関委任事務というような形で土地……
○亀井国務大臣 お答えをいたします。 住宅整備公団を初め建設省所管の特殊法人、また財団法人めあり方その他につきましても、この際、橋本行革の中で抜本的に、徹底的にそれぞれを見直して改革に踏み込んでまいりたいと思います。 住都公団につきましては、戦後、特に余り豊かでない国民の層の方々に住宅を供給をしていくという重大な責任を、使命を果たしてきたと思います。今後も、そうした弱者に対する住宅面での配慮というのは徹底的にやっていかなければならないと思いますけれども、社会経済情勢が変化いたしました今日、思い切って民間に担当していただく部分は担当していただき、政府として責任を持ってやらなければならない分野……
○亀井国務大臣 委員が御指摘のように、住宅整備公団も時の流れとともにその業務について、必要なものとあるいは不必要なもの、また新しい任務、それぞれ生まれてくると思いますけれども、このたびは国家機能を新たな視点からこれを類別をして、それに従った省庁の再編成もやっていくという大改革でございますから、そういう中で、当然住都公団を含めすべての特殊法人について聖域なしに洗い直しをしていこう、こういうことで建設省は取り組んでおるわけであります。 委員も先ほど御指摘になりましたけれども、本来役所みずからがやってもいい、あるいはやるべきことを特殊法人等を使って間接的手法によって業務を遂行していっておる。これが……
○亀井国務大臣 補正予算の審議の中でも私の方からお答えをいたしましたけれども、御案内のように災害列島の日本であります。阪神・淡路大震災あるいはトンネルの崩落事故、小谷村の土石流と頻々と起きておるわけでございまして、そういう中で、全国の都道府県、市町村からぜひとも緊急にひとつ防災対策を講じてくれという要求が我々のところに強く来ております。 そういう箇所について全部、三塚大蔵大臣、お認めいただければ結構なんですが、そうはいかぬわけでございますので、我々は優先順位を、全国に地方建設局がございます、御承知のように。地方建設局でその現場等を実査もしながら、危険度の高いところを選択的に取り上げて積み上げ……
○亀井国務大臣 新年度予算におきまして、社会資本整備について従来よりかテンポが遅い、そうした結果になっておるということは、私は、これは決まったことでありますから、それはそれとして効率的な執行を心がけてまいりたいと思いますけれども、私は、財政再建はどうしてもやり抜かなければならない課題だと思います。ただ、そのことが社会資本の着実な整備ということから手を抜いていくということに矮小化をされていくことがあってはならない、私はこのように考えております。 我々国民の富が日常生活の中で費消されていく、それの豊かさを求めることも大事でありますけれども、同時に、子や孫の時代に先進欧米諸国のようなそうした社会資……
○亀井国務大臣 私は知恵のない男でありますから、石田委員からぜひひとついい知恵を、本当に私はお教えをいただきたいと思います。 今委員が御指摘のように、私も建設大臣に就任いたしまして、関係する特殊法人のそういう問題につきまして実態を見ましたところ、やはりちょっとひど過ぎるという実感でございます。もちろん前職における知識、経験を業務に生かしていくという面でプラス面があることも事実ではございますけれども、プロパーの職員の昇進、モラールの問題等を考えましても、私は、今のような役員構成等は適切ではない、このように考えております。 ただ、一つ問題は、公務員、あるいは公団の職員も同じでございますけれども……
○亀井国務大臣 我が国の下水道事業全般につきまして、委員御指摘のとおり、諸外国に比べまして、先進国の中では非常にまだまだ水準が低い、五〇%程度ということだと思いますが、今後これを推し進めていく中で、いわゆる建設省の所管しております下水道事業で全部をカバーしていくことは私はできないと思います。やはり委員御指摘のように、農村地帯、中山間地帯の家が点在しているようなところについては、合併浄化槽なり農業集落排水なり、そういうものとの組み合わせでいくべきであるというふうに、私もそのように考えております。 別に下水道事業団の事業量を確保するために我々はやっておるわけではございませんで、国民の文化的生活を……
○亀井国務大臣 今も考え方に全然変わりはございません。 委員、私に御質問されましたのは、一つは、細川内閣におきまして、我々自由民主党が政府との間で、宮澤政権下でございますけれども、合意をいたしました整備新幹線を着々と整備をしていくという基本合意がありましたけれども、残念ながら野党に転落いたしまして、細川政権がそれをひっくり返す、凍結の処置を御承知のようにとりました。 おかげさまで十カ月で村山政権の中に自由民主党も加わったわけでございます。私は運輸大臣を拝命いたしました。私は、国民に対してきっちりと公約をしていることについて、そのことが客観的に不可能になれば、これは国民も許してくれますけれど……
○亀井国務大臣 委員御指摘のように、日本経済が活性化をしていくには、資本主義といいますけれども、日本の場合は地本主義という要素も実際非常に強いと私は思います。担保といいましても土地でありますから、上物というのはもう担保価値がほとんどないというような中で動いておる。そういうときに、御承知のようにもう土地が動かなくなってしまった。もう担保にびっしりとつけられてしまっておるというそうした状況。そういう中で、土地に対する実需が発生してないということがやはり一番大きな原因だろうと私は思いますけれども、そうした中で、銀行と不動産業界あるいは建設業界等の間で、あのバブル時代に極めて不正常な関係がバブルをさら……
○亀井国務大臣 委員御指摘のように、住都公団の今後については行革の中で思い切って見直すといいますか、方向転換をすることを決意したわけでございますが、御承知のように、七十二万戸の現に住んでおられる方々が、将来、維持管理あるいは生活環境等がどうなるのだろうかという不安を持たれることは、私は当然だろうと思います。 これにつきまして、住都公団は今後、都市の再開発等に重点的に志向していくわけでございますけれども、現在の担当しておる業務をどういう形で、入居者の方々また債券を購入されている方々等に対してきっちりとやっていくかということにつきまして、住宅局、都市局また住都公団との間で具体的に今検討をいたして……
○亀井国務大臣 補正に関するあれでございますか。(上原委員「本予算」と呼ぶ)本予算、これはもうできる限り、もちろんお届けいたします。
○亀井国務大臣 委員御指摘のように、公共事業の執行に当たりましては、それぞれ施工能力に応じて、大、中、小、零細それぞれが参加をしていくという形でなければならない。全く私、同感でございます。 ところが、委員御指摘のように、一時、大手ゼネコンに受注が偏重するという傾向が生まれましたことは事実でございます。これの原因等につきましても、建設省といたしましてもいろいろな角度から検討しておりますが、一つは、御承知のように一般競争入札を、建設省の場合は六億五千万ですね、都道府県の場合は二十一億三千万ですか、そういう形で導入を、これはWTOの関係で、これは国際的な基準でございますから、取り入れました結果、体……
○亀井国務大臣 事務方からただいま答弁を申し上げましたが、私の立場で申し上げますと、その審議会は私に対する中間答申でございますので、答申内容につきまして、私なりに現在検討させていただいております。
ただ現在、総理からの厳しい御指示もございまして、日本道路公団の抜本的なやはり改革、前向きの改革、これに今建設省、道路公団挙げて取り組んでおる最中でございますので、将来の日本道路公団のあり方につきましては、もうちょっと確定的な結論を得るには時間がかかる、このように思います。
【次の発言】 私は再三申し上げておりますように、固定資産税を払うべしという自治省の地方税法上の立場が確定いたしますと、それは払……
○亀井国務大臣 私は、委員のお話の大筋といいますか、大体同じ感覚だなと思うんですが、ただ一つ、言葉じりをとらえて言うわけではございませんが、委員が、人間の存在が道端の石や草木と同じようなものだみたいな表現をされましたが、これはちょっと私は同感しかねるわけでありまして、やはり人間は赤い血の流れた偉大な存在だと私は思います。この人間がいかに幸せになっていくかということ、これを求めて活動もしておるわけであります。我々建設省も自然を破壊する場合が事実上あるわけでございますけれども、それもやはりそうした偉大な人間の存在をいかに豊かにしていくかという観点からやむを得ない場合もあろうかとは思います。 しか……
○亀井国務大臣 私は、現在党の役員をいたしておりませんけれども、閣僚という立場で党活動についてお話をするということは、私はこれは本来するべきことではない。これは委員も御承知と思いますが、しかし、しかられるかもしれませんが、隠すことでもありませんから申し上げますが、委員が御指摘のようなそうした党活動を私自身がやってきたということは事実であります。
【次の発言】 先ほども申し上げましたように、私の今の閣僚という立場で、自由民主党の党活動の詳細にわたりますことを私は申し上げるわけにはいかないと思います。これは御理解をいただけると思います。もしお聞きしたいということであれば、証人喚問か何かで、別人格で……
○亀井国務大臣 建設省所管の特殊法人等も、今まではそれぞれ歴史的な役割を果たしてきた、そうした功績も非常に大きいと思います。
しかし、戦後五十年、いわば占領政策下でなされてきた我が国の行政の仕組みあるいは権限等、制度疲労を来していることは事実でございますから、二十一世紀へ向けて、全くいわば新しい観点から国家機能をどうすべきか、それに対する特殊法人の役割はどうなのか、必要なのか必要でないのか、民にゆだねるものはゆだねていく、地方にゆだねるものはゆだねるという観点から、委員御指摘のような観点から全力を挙げてまいるつもりでございます。
【次の発言】 委員から、先日私のテレビ出演で言ったことについて……
○亀井国務大臣 先ほどから委員の御質問をお聞きしておりまして、のど元過ぎればという残念な国民性のある中で、最近いろいろなところで、防災について何かもう忘れてしまったような議論が横行しておるわけでありますが、まさに国会一の地震の権威者でもある委員から、日ごろ建設省に対しましてもいろいろ具体的な御指導もいただいておるわけであります。 ただいまいろいろ御指摘なされました件については、委員御指摘のようにトータルとしての耐震に関する政策、そうした強度等についても、それについてはやはり私は政府として一体的な取り組みをしていく。なお、中にはやはり病院だとかあるいは学校だとかそれぞれの建物の用途、特性につい……
○亀井国務大臣 先ほどから御意見を伺いながら、さすが地方行政に精通をしておられる委員の、国民の現場の感覚といいますか、気持ち、これを踏まえながらのお話をいただいているというように非常に感銘をいたしておるわけであります。 御承知のように我が国の社会資本は、欧米先進国に比べまして、いろいろ部門はありますが、まだ大体半分程度の整備の状況でもあろうかと思います。特に、災害国日本でもあります。のど元過ぎればということであってはならないわけであります。 そういう意味では、経済情勢がいろいろ変転をいたしますけれども、我々が現在に生をうける者として、もう当面の、刹那的にと言ってもいいと思いますが、刹那的に……
○亀井国務大臣 国家百年の計に立って、先進諸国に比べて極めて低い水準にあります社会資本の整備をいかにするかという大きな長期的な目標として、御承知のように、公共投資基本計画を策定をされておるわけであります。
これを、国家全体の財政再建等を含めて、将来のあり方全般について根本的な検討をなされる中でそれをどうしていくかという議論がされることは、当然のことであろうと思います。私も、その中に積極的に私の考え方を述べていくつもりでございます。
【次の発言】 もう委員御承知のように、目的税あるいは目的税的税として、道路特定財源として使われておるわけでありますが、現在、道路整備についてそれだけでは足りないと……
○亀井(静)委員 今委員長から御報告がございましたけれども、国民生活にとって一番重要とも言ってもいい予算案の審議に、民主党、共産党が欠席をしている、極めて遺憾なことだと思います。 定数削減法案は、既に参議院においても成立をして、もう決着を見ておるわけでありまして、その法案についての与党の対応が悪かったというようなことで、新しい段階に国会審議が入ったにもかかわらずこれを欠席するということは、到底、議会制民主主義をもし守るということであれば、理解しがたいことだ、このように思います。極めて残念だ。 また、定数削減法案についての対応についていろいろと野党は言っておられるようでありますが、これは、前……
○亀井(静)委員 総理、本当に御苦労さまでございます。
総理は、小渕前総理が国家国民のため本当に全身全霊を込めて頑張られた、その結果病に倒れられた、その後を受けての総理御就任でございます。総理は、小渕前総理とは人間的にも政治的にも長い間の盟友関係であられた、このように承知をいたしております。それだけに、総理の感慨は大変なものがおありだろう、このように思うわけでありますが、まずもって総理の御決意をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今、総理御自身も申されましたように、当面は、小渕さんが必死になって遂げようとされたこと、景気回復を含めて、これを全力でおやりいただきたいと思います。そうしたこと……
○亀井国務大臣 建設省所管の平成六年度歳入歳出決算につきまして、概要を御説明申し上げます。 まず、歳入につきましては、各会計別の収納済み歳入額は、一般会計三百九十五億三千六百万円余、道路整備特別会計五兆六千六百十四億四百万円余、治水特別会計の治水勘定二兆二千五百二億七千五百万円余、同特別会計の特定多目的ダム建設工事勘定三千二百七十四億九千六百万円余、都市開発資金融通特別会計千五百七十四億千九百万円余となっております。 次に、歳出につきましては、各会計別の支出済み歳出額は、一般会計八兆二千百二十八億七百万円余、道路整備特別会計五兆四千百二十億三千八百万円余、治水特別会計の治水勘定二兆千八百三……
○亀井国務大臣 建設省関係の平成九年度予算について、その概要を御説明いたします。 まず、一般会計予算は、六兆七千七百八十七億円を計上いたしておりますほか、道路整備特別会計、治水特別会計、都市開発資金融通特別会計、特定国有財産整備特別会計について、それぞれ所要額を計上しております。 また、財政投融資計画については、当省関係の公庫公団等分として十五兆四百七十九億円を予定しております。 建設省といたしましては、以上の予算によりまして、二十一世紀に向けて、豊かな生活と活力に満ちた経済社会を構築するための基盤となる質の高い住宅・社会資本整備を的確に推進してまいる所存であります。 特に、平成九年度……
○亀井国務大臣 経済運営、財政運営の面でも、国際協調ということは、世界経済の中での日本経済でありますから、欠くことのできない視点であると私は思いますが、外国がこう言っておるから、こう要求されたからこうやるという立場からではなくて、世界経済に貢献をしていくという立場の中で日本の経済をどう活性化をしていくか、そういう観点から経済運営、財政運営はされなければならないと私は思います。 財政再建はどうしてもやらなければならない長期的な課題でありますけれども、どんなに単年度予算で借銭を減らす努力をいたしましても、これは国、地方を合わせて五百兆程度の規模には残念ながら達せざるを得ないと思います。これをどう……
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