このページでは谷津義男衆議院議員の41期(1996/10/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は41期国会活動統計で確認できます。
○谷津義男君 ただいま議題となりました許可等の有効期間の延長に関する法律案につきまして、内閣委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本案は、行政改革の一環として、許可等の申請に係る国民の負担軽減を図るため、十六法律四十九事項を改正し、許可等の有効期間の延長を行おうとするものであります。 その主な内容は、薬局開設の許可、医薬品の販売業の許可などの有効期間を三年から六年に倍化するとともに、不動産鑑定業者の登録、旅行業の登録などの有効期間を三年から五年に延長すること等であります。 本案は、十月三十一日本会議において趣旨説明及び質疑が行われ、同日本委員会に付託され、本日小里総務庁……
○谷津義男君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、内閣委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 まず、一般職の職員の給与に関する法律及び一般職の任期付研究員の採用、給与及び勤務時間の特例に関する法律の一部を改正する法律案は、本年八月四日付の人事院勧告に基づいて、全俸給表の全俸給月額、初任給調整手当、扶養手当、特地勤務手当に準ずる手当、宿日直手当、期末手当及び勤勉手当の額の改定、並びにハワイ観測所勤務手当の新設及び期末特別手当の新設などを行おうとするもので、指定職俸給表の適用を受ける職員の給与改定の実施時期を平成十年四月一日にすることとしたほかは、勧告どおり実施しようと……
○谷津義男君 ただいま議題となりました恩給法等の一部を改正する法律案につきまして、内閣委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本案は、恩給受給者に対する処遇の適正な改善を図るため、平成九年における公務員給与の改定及び消費者物価の動向その他の諸事情を総合勘案し、恩給年額を平成十年四月分から一・一九%引き上げるほか、各種加算額等についても所要の改定を行おうとするものであります。 本案は、三月十一日本委員会に付託され、昨十二日小里総務庁長官から提案理由の説明を聴取し、質疑を行い、採決いたしましたところ、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 以上、御……
○谷津義男君 ただいま議題となりました市民活動促進法案につきまして、内閣委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本案は、特定非営利活動を行う団体に法人格を付与すること等により、ボランティア活動を初めとする市民が行う自由な社会貢献活動としての特定非営利活動の健全な発展を促進し、もって公益の増進に寄与しようとするものであります。 本案は、第百三十九回国会に熊代昭彦君外四名から提出され、翌第百四十回国会において修正議決の上、参議院に送付され、同院において継続審査となっていたものでありますが、今国会に至り、参議院において題名等を修正の上、去る三月四日本院に送付され、同月十一日本委員……
○谷津義男君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、内閣委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 まず、内閣法等の一部を改正する法律案は、内閣官房の総合調整機能を強化するため、内閣官房副長官を一名増員するとともに、内閣官房の危機管理機能を強化するため、内閣危機管理監の制度を設けようとするものであります。 次に、国家行政組織法の一部を改正する法律案は、最近の国際情勢等にかんがみ、戦略的、機動的な外交の展開及び対外的な危機管理を行い得る体制を整備するため、外務省に政務次官を二人置くことができるようにするものであります。 以上、両法律案は、去る三月十七日本委員会に付託され……
○谷津委員 今、自見委員からは総括的な質問でございましたが、私は各論的なものを申し上げますので、端的に申し上げますから、ひとつお答えの方をよろしくお願い雇申し上げます。 自治省は二十二日に地方行革本部を設置をいたしましたが、こういうような問題につきまして、地方分権の推進に当たっては、一方では地方公共団体の自主性をあるいは自立性を尊重しながらも、同時に行革は進めていかなければならない、ただいまも答弁の中にありました。 こういうことを考えますと、国庫補助金制度、これに伴う国の関与、こういうのを抜本的に改革する必要があるのではなかろうかということも考えるわけでありますが、この辺のところについて総……
○谷津委員 環境アセスメントの法案が提出されたにつきまして、各論について少し質問してみたいと思います。できるだけわかりやすく簡単に御答弁をお願いします。多岐にわたっておりますので、よろしくお願いいたします。 十四年前に廃案になったことがございます。その後、宮澤内閣のときに基本法をつくりました。その基本法の最後の質疑のときに総理に出席をしていただきまして、このアセスメント法の法制化について私質問いたしましたらば、できるだけ早く提案をしたいという御答弁もありました。そして今回、法制化に当たっては総理からの諮問を受けた中央環境審議会において幅広くヒアリングが行われて、また熱心な御論議があったという……
○谷津委員 私は、自由民主党を代表して、内閣提出の金融監督庁設置法案及び金融監督庁設置法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案の原案に賛成、民主党から提出された修正案に対し反対、さらに、新進党から提出された金融委員会設置法案に反対の立場から討論を行います。 住専問題を初めとする金融機関の不良債権問題を契機として、国民各層から金融行政に対してなされたさまざまな批判を受けとめ、新たな金融サービスの出現や金融市場のグローバル化などの激動する時代の変化に的確に対応し、国民に信頼される金融行政を確立することは、極めて重要な課題であります。 政府案は、こうした課題に適切に対処するため、民間金融機関等……
○谷津委員 新渡参考人にお伺いするわけでありますが、ただいま委員長からもお話がありましたように、時間に限りがありますので、端的にお答えをいただきたいと思います。
まず、新渡参考人、あなたが情熱を持って議院に送り出した友部達夫が、今被告としてこの二十五日に初公判が開かれるということであります。この件についてあなたはどう思っておりますか、まず、お答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 しかし、あなたは今いろいろな疑惑があるわけでありますけれども、都会議員でありながらも、この友部達夫、新進党のいわゆる比例区の候補者としてやるために、大変いろいろな面でお骨折りをいただけた。しかも、その過程にお……
○谷津委員長 これより会議を開きます。
この際、一言ごあいさつを申し上げます。
このたび内閣委員長に選任されました谷津義男です。どうぞよろしくお願いいたします。
委員各位の御協力をいただきまして、公正かつ心温まる円満な委員会の運営を図っていきますので、これからもよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。(拍手)
【次の発言】 理事の辞任についてお諮りいたします。
理事熊代昭彦君から、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
引き続き、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
ただ……
○谷津委員長 これより会議を開きます。
国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
国政に関する調査を行うため、本会期中
行政機構並びにその運営に関する事項
恩給及び法制一般に関する事項
公務員の制度及び給与に関する事項
栄典に関する事項以上の各事項について、衆議院規則第九十四条の規定により、議長に対して承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 この際、国務大臣内閣官房長官、国務大臣総務庁長官、国務大臣北海道開発庁長官、内閣官房副長官、総務政務次官、北海道開発政務次官及び人事院総裁か……
○谷津委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、許可等の有効期間の延長に関する法律案を議題といたします。
趣旨の説明を聴取いたします。小里総務庁長官。
【次の発言】 以上で趣旨の説明は終わりました。
【次の発言】 これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。倉田栄喜君。
【次の発言】 事実関係でしょうから、河野行政管理局長。
【次の発言】 倉田君、もう時間が来ております。
【次の発言】 御苦労さまでした。
中沢健次君。
【次の発言】 理事会に諮らせていただきます。
【次の発言】 御苦労さまでした。
瀬古由起子君。
○谷津委員長 これより会議を開きます。
公務員の制度及び給与に関する件について調査を進めます。
去る八月四日の一般職の職員の給与等についての報告並びに給与の改定に関する勧告につきまして、人事院から説明を聴取いたします。中島人事院総裁。
【次の発言】 これにて説明は終わりました。
【次の発言】 次に、内閣提出、一般職の職員の給与に関する法律及び一般職の任期付研究員の採用、給与及び勤務時間の特例に関する法律の一部を改正する法律案及び特別職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。
趣旨の説明を聴取いたします。小里総務庁長官。
○谷津委員長 これより会議を開きます。
行政機構並びにその運営に関する件、恩給及び法制一般に関する件、公務員の制度及び給与に関する件及び栄典に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。倉田栄喜君。
【次の発言】 御苦労さまでした。
西村眞悟君。
【次の発言】 警察庁伊達警備局長。
【次の発言】 ちょっと答弁させてやってください。
【次の発言】 御苦労さまでした。
今村雅弘君。
【次の発言】 御苦労さまでした。
大村秀章君。
【次の発言】 御苦労さまでした。
瀬古由起子さん。
【次の発言】 持ち時間が過ぎています。
○谷津委員長 これより会議を開きます。
請願の審査を行います。
請願日程第一から第一七三までを一括して議題といたします。
各請願の内容につきましては、文書表等で既に御承知のことでありますし、また、理事会等におきまして御検討願いましたので、この際、紹介護員からの説明等は省略し、直ちに採決いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
採決いたします。
本日の請願日程中
元日赤救護看護婦に対する慰労給付金に関する
請願八十件
公務員の定年延長等に関する請願八件の各請願は、いずれも採択の上、内閣に送付すべきものと決……
○谷津委員長 これより会議を開きます。
この際、去る十二日の議院運営委員会における理事の各会派割当基準の変更等に伴い、理事の辞任及び補欠選任を行います。
まず、理事の辞任についてお諮りいたします。
理事瀬古由起子君から、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
引き続き、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
ただいまの理事辞任並びに委員の異動に伴い、現在理事が三名欠員となっております。その補欠選任を行いたいと存じますが、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。
○谷津委員長 これより会議を開きます。
行政機構並びにその運営に関する件、恩給及び法制一般に関する件、公務員の制度及び給与に関する件及び栄典に関する件について調査を進めます。
この際、国務大臣内閣官房長官、国務大臣総務庁長官及び国務大臣北海道開発庁長官から、それぞれ所信を聴取いたします。村岡内閣官房長官。
【次の発言】 次に、小里総務庁長官。
【次の発言】 続きまして、鈴木北海道開発庁長官。
【次の発言】 次に、平成十年度における皇室費について、政府委員から説明を聴取いたします。森宮内庁次長。
【次の発言】 以上で説明は終わりました。
○谷津委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、恩給法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
趣旨の説明を聴取いたします。小里総務庁長官。
【次の発言】 以上で趣旨の説明は終わりました。
【次の発言】 これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。倉田栄喜君。
【次の発言】 御苦労さまでした。
三沢淳君。
【次の発言】 御苦労さまでした。
瀬古由起子さん。
【次の発言】 理事会に諮らせていただきます。
【次の発言】 御苦労さまでした。
これにて本案に対する質疑は終了いたしました。
【次の発言】 これより討論に入るのでありますが、討論の申し出があり……
○谷津委員長 これより会議を開きます。
第百四十回国会、衆議院提出、参議院送付、市民活動促進法案を議題といたします。
本案は、第百四十回国会で本院において修正議決の上参議院に送付いたしたものを、参議院において継続審査に付し、このほど修正議決の上本院に送付されたものであります。
したがいまして、参議院の修正部分を除いて趣旨の説明を省略いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
それでは、参議院における修正部分につきまして趣旨の説明を聴取いたします。参議院労働・社会政策委員会における修正案の提出者参議院議員海老原義彦君……
○谷津委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、内閣法等の一部を改正する法律案及び内閣提出、国家行政組織法の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。
これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石井啓一君。
【次の発言】 御苦労さまでした。
寺前巖君。
【次の発言】 次回は、明後二十日金曜日午前十時五分より理事会、午前十時十五分より委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後二時四十六分散会
○谷津委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、内閣法等の一部を改正する法律案及び内閣提出、国家行政組織法の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。池端清一君。
【次の発言】 御苦労さまでした。
次に、中沢健次君。
【次の発言】 御苦労さまでした。
三沢淳君。
【次の発言】 御苦労さまでした。
これにて両案に対する質疑は終了いたしました。
【次の発言】 これより両案に対する討論に入ります。
討論の申し出がありますので、これを許します。瀬古由起子さん。
【次の発言】 これにて両案に対する討論は終了いたしました。
○谷津委員長 これより会議を開きます。
理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い、現在理事が一名欠員となっております。その補欠選任を行いたいと存じますが、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、委員長は、理事に中沢健次君を指名いたします。
【次の発言】 この際、お諮りいたします。
第百四十一回国会、倉田栄喜君外七名提出、行政情報の公開に関する法律案につきまして、提出者全員から撤回の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、撤回を許可することに決し……
○谷津委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、行政機関の保有する情報の公開に関する法律案、内閣提出、行政機関の保有する情報の公開に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案、北村哲男君外五名提出、行政情報の公開に関する法律案及び第百四十一回国会、松本善明君外一名提出、情報公開法案の各案を一括して議題といたします。
これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。植竹繁雄君。
【次の発言】 この際、穂積君より関連質疑の申し出があります。植竹繁雄君の持ち時間の範囲内でこれを許します。穂積良行君。
○谷津委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、行政機関の保有する情報の公開に関する法律案、内閣提出、行政機関の保有する情報の公開に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案、北村哲男君外五名提出、行政情報の公開に関する法律案及び第百四十一回国会、松本善明君外一名提出、情報公開法案の各案を一括して議題といたします。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。小野寺五典君。
【次の発言】 御苦労さまでした。
穂積良行君。
【次の発言】 答弁、簡潔にお願いします。
【次の発言】 よろしいですか。それでは、時間が参りましたので、穂積議員の質問を終わらせていただきます。
次に……
○谷津委員長 これより会議を開きます。 内閣提出、行政機関の保有する情報の公開に関する法律案、内閣提出、行政機関の保有する情報の公開に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案、北村哲男君外五名提出、行政情報の公開に関する法律案及び第百四十一回国会、松本善明君外一名提出、情報公開法案の各案を一括して議題といたします。 本日は、各案審査のため、参考人から意見を聴取することにいたしております。 本日、午前、御出席の参考人は、成蹊大学法学部教授塩野宏君、全国市民オンブズマン連絡会議代表幹事・弁護士高橋利明君、経済団体連合会常務理事立花宏君、以上三名の方々であります。 この際、参考人……
○谷津委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、行政機関の保有する情報の公開に関する法律案、内閣提出、行政機関の保有する情報の公開に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案、北村哲男君外五名提出、行政情報の公開に関する法律案及び第百四十一回国会、松本善明君外一名提出、情報公開法案の各案を一括して議題といたします。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。小此木八郎君。
【次の発言】 御苦労さまでした。
小野寺五典君。
【次の発言】 御苦労さまでした。
松本善明君。
【次の発言】 松本君、時間が来ております。
○谷津委員長 これより会議を開きます。
請願の審査を行います。
請願日程第一から第一四六までを一括して議題といたします。
各請願の内容につきましては、文書表等で既に御承知のことでありますし、また、理事会等におきまして御検討願いましたので、この際、紹介議員からの説明等は省略し、直ちに採決いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
採決いたします。
男女平等基本法の制定に関する請願六件は、採択の上、内閣に送付すべきものと決するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。……
○谷津委員 第六分科会における審査の経過について御報告申し上げます。 質疑応答の詳細につきましては会議録に譲ることとし、ここでは質疑事項の主なものについて申し上げます。 まず、経済企画庁関係では、経済見通しの達成可能性、金融機関の不良債権に対する認識などであります。 次に、通商産業省関係では、資源リサイクルの必要性、愛知万博への対応、伝統的工芸品産業の振興策、中小企業とベンチャー企業の支援策、普通鋼電炉業界の構造転換、貸し渋り対応特別保証制度の現状、石油製品の不当廉売問題、石炭鉱山の閉山に伴う地域振興策などであります。 以上、御報告申し上げます。
○谷津政務次官 農業の問題でありますけれども、我が国におきましては、農業の多面的機能についての重要性について配慮して、それを最後まで強く主張したところであります。この結果、非貿易的関心事項として、多面的機能の具体的な内容である食糧安全保障、環境保護、農村地域の活性化、食糧の安全性については各国の理解を得ることができた。ただ、今、先生おっしゃるように、アメリカを初めケアンズ・グループから、農業の多面的機能という文言自体については概念規定が明確でない、あるいは貿易歪曲的な措置として利用されるおそれがあるといった意見が強く出されておりまして、これを各国の理解を得ることがこれから大事なことではないかと……
○谷津政務次官 農林水産省の件についての御質問でございますので、私の方から答えさせていただきたいと思います。
農林水産省は、独立行政法人化に当たりまして二十六事務事業、これは四十九機関になりますが、それを十七独立法人に統合することにいたしました。これは、対象機関の業務の効率化、高度化を図るため、各事務事業の内容の類似性、職員に求められる専門知識等を勘案いたしましてできるだけ大くくりする一方で、統合によるデメリット、これは意思の決定の複雑化等がございますから、そういうものを勘案いたしまして取りまとめたものでございます。
【次の発言】 先生の御指摘のとおり、農業関係は地域との密着性が非常に大事で……
○谷津政務次官 おはようございます。このたび農林水産総括政務次官を拝命いたしました谷津義男でございます。 新たに設けられました総括政務次官の重責を担うことになり、身の引き締まる思いでございます。玉沢大臣を補佐いたしまして、金田政務次官ともども、全力を挙げて農林水産行政の推進に努力してまいる所存でございます。 委員長を初め委員の皆様方の御支援をよろしくお願いを申し上げます。 それでは、平成十二年産米穀の政府買い入れ価格及び米穀の標準売り渡し価格の米価審議会への諮問につきまして御説明を申し上げます。 米穀の政府買い入れ価格につきましては、食糧法のもとで、自主流通米が米流通の主体となったこと……
○谷津政務次官 この問題につきましては、さきに農水省といたしましても、表示という形におきまして消費者の選択に任せるというので、二〇〇一年四月一日からそれを実施しようとしているところであります。 この規制の問題につきましては、我が国といたしましては、遺伝子組み換え体、いわゆるGMOに係る問題が非常に総合的な検討を必要とするものではないかというふうに考えておりますものですから、特にWTOの交渉に新たなテーブルをつくりまして、そこで議論すべきであるということを提案しているところであります。 また、遺伝子組み換え技術の大きな可能性というのも正当化しなければならない問題というふうにも考えておりますし……
○谷津政務次官 基礎年金のあり方につきましては、今回の国民年金法の改正案におきまして、基礎年金については、財政方式を含めてそのあり方を幅広く検討し、当面平成十六年までの間に、安定した財源を確保して、国庫負担の割合を二分の一に引き上げるというものでありまして、これが附則に設けられているところであり、先生も御案内のとおりかと思います。
基礎年金については、多くの検討事項が指摘されておりますが、基礎年金のあり方については、負担のあり方を含めまして今後幅広く検討していく必要があるというふうに考えております。
【次の発言】 農林漁業団体では、高齢化の進展に対応して定年年齢の延長に努めてきております。そ……
○谷津政務次官 先生御案内のとおり、本年の四月から実施されている関税措置への切りかえによりまして、二〇〇〇年度の米のミニマムアクセス数量は七十六万七千玄米トン、二次関税率はキログラム当たり三百四十一円となっております。二〇〇一年以降のミニマムアクセス数量と二次関税率につきましては、次期農業交渉において論議されると見込まれております。
この交渉におきましては、次期期間中の取り扱いも含めまして、新たな合意がなされない限りは、現行協定の実施期間の最終年度である二〇〇〇年度のミニマムアクセス数量と二次税率が維持されるものと考えております。
【次の発言】 ただいまの先生の御指摘の件でありますが、実はミ……
○谷津政務次官 先生お話しのように、ソウルにおきまして四十一カ国が会合を持ちまして、多面的機能につきまして宣言の中にも出されたわけでございます。 改定ということでありますけれども、御案内のとおり、今百三十五カ国がWTOに参加しておりますが、その三分の二の賛同を得なければこれは改定できないということでございますので、かなり厳しい状況にあるのではなかろうかなというふうに思いますけれども、私どもとしましては、この多面的機能につきましてはかなり多くの国々から理解をされてきております。 そしてまた、今後、農業の多面的機能の重要性につきましては、国際的な理解を浸透させるために、EU、韓国と我が国と、心……
○谷津政務次官 先生おっしゃいましたとおり、国が敗訴するということは想定しておりません。この計画につきましては、土地改良法の規定に基づいて有効に成立しているものというふうに考えております。
仮に計画変更が起きた場合はということなんですね。(前原委員「敗訴です」と呼ぶ)敗訴ということは考えておりませんから。
【次の発言】 先生、この裁判につきましては、農林省の計画に対する裁判であって、ダムの方の裁判とは違います。その辺誤解のないようにお願いします。
【次の発言】 先生御指摘の球磨川漁協に対するこの点でありますけれども、漁業補償に関する法的手続につきましては、漁業法あるいはまた水産業協同組合法の……
○谷津政務次官 農林省関係の話が出ましたから、私の方からお答えさせていただきます。 農林省関係では、十年ぐらいずっと見ていますが、平成元年度から見ますと、百六十四件で、大体百台が多いと思います。そして七年度以降、二百台に入りまして、八年、九年、十年、八年が三百七十件、九年が五百件、平成十年度が三百四十四件。この八年度から急にふえたということは、これは先生も御承知かと思いますが、八年度より各県の消費生活センターに寄せられた苦情相談を当方へ紹介していただくということで苦情がふえてきているということでありますが、特に、商品先物取引に対する苦情相談等の担当者会議を、消費生活センターにいる職員と話し合……
○谷津政務次官 御指摘のございました構造改善事業の執行体制についてでありますが、これにつきましては、調査委員会の中間報告や十二月の報告におきまして、事業実施に当たり、地区の認定、事業費配分についての基準が不明確であったこと、コンサルタント活動に対して競争原理が働きにくかったこと、農業構造改善事業という限定された分野で、長期にわたり人事が固定的であったこと、関係する公益法人のコンサルタント業務の実施方法、情報公開に問題があったこと等の問題点を指摘しているところであります。 これらの調査結果を踏まえまして、平成十一年より、学識者から成る第三者委員会を設置いたしまして、地区認定等の基準の設定等につ……
○谷津政務次官 平成十二年度農林水産予算の概要を御説明申し上げます。 平成十二年度一般会計予算における農林水産予算の額は、関係省庁計上分を含めて、三兆四千二百八十一億円となっております。その内訳は、公共事業費が一兆七千六百四十八億円、非公共事業のうちの一般事業費が一兆四千三百九十四億円、主要食料関係費が二千二百三十九億円となっております。 平成十二年度の農林水産予算は、食料・農業・農村基本法が昨年七月に成立したことを受けた最初の予算編成であること等を踏まえ、従来の予算全体について、地域のニーズ、事業の効果等を勘案しつつ、徹底的な見直しを行い、新たな政策展開に即して予算の一層の重点化、効率化……
○谷津政務次官 水田を中心とした土地利用型農業活性化対策は、需要に応じた米の計画的生産と、自給率の低い麦、大豆、飼料作物等の本格的生産を推進するための五カ年間の対策であります。本対策の実効ある取り組みを進めるためには、農業者を初めとする現場の関係者の十分な理解が不可欠であると考えております。 このため、昨年十二月の十七日に農林水産大臣を先頭とした水田農業経営確立運動を発足させ、市町村、都道府県、全国の各段階で、行政、研究機関、普及組織、生産者団体、実需者団体等から成る推進体制を整備するなど、対策の普及、浸透を図っているところであります。 特に、現在は今年の営農計画の策定等の重要な時期であり……
○谷津政務次官 このたび農林水産省の元職員が収賄容疑で逮捕され、当省が家宅捜索をされましたことにつきましては、公務員の倫理が厳しく問われている中で、まことに遺憾であり、残念に思っております。また、このことにより、国民の方々から不信を招いたことを大変申しわけなく思っております。捜査に対しましては、当省として協力を惜しまない所存でございます。 私といたしましては、この事態を重く受けとめ、今後農業構造改善事業等について、事業執行の透明性の確保など、事業実施の適正化に全力を尽くしますとともに、倫理の保持について、倫理研修や倫理管理体制を強化するなど万全を期していきたいと思っております。
○谷津政務次官 ただいま赤城先生の方から御指摘がありました、家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律が昨年成立をしました。十一月一日から施行されている、御案内のとおりであります。 現在、本法に基づきまして、都道府県において、今後五年間の施設整備の目標や、畜産と耕種の連携による堆肥の利用促進等を内容とする計画を策定中であります。今後、この都道府県計画に基づいた施策の計画的な整備や堆肥の円滑な流通促進を図るため、補助事業、これには公共と非公共がございます、それから補助つきリース事業、融資、税制等、地域の実情に合った支援措置を講じていきたいと考えております。 なお、補助つきリース事業……
○谷津政務次官 先生御指摘の農家出身の新規就農者は、既にある農業経営に対する農協等の支援を親の経営を通じて受けやすいということは御存じのとおりだと思うのです。農地などの経営基盤が既にあること等、就農に当たっての条件がそろっていることから、今後とも将来の農業を担う新規就農者の大宗を占めることが期待をされておるところであります。 このため、就農支援対策については、特に農内外の区別を設けずに、新規就農者が育ちやすい環境づくりという観点から、技術の習得、資金の手当て等への支援を充実していくことが重要ではなかろうかなというふうに考えております。 就農後につきましても、普及センターが行う技術あるいは経……
○谷津政務次官 今回お示ししました「農業構造の展望」における効率的かつ安定的な家族農業経営の経営規模は、すべての農家が達成しなくてはならない経営規模の目標ではございませんで、農家における主たる従事者が、農業に専従した場合に、他産業と同等の生涯所得を得るに必要な規模をお示ししたものであります。 その中で、この経営規模に達する効率的かつ安定的な家族農業経営を、先生から今お話がありましたように、三十三万から三十七万戸と見込んでいるほか、いわゆる兼業農家等から成るその他の農家として百九十から二百三十万戸、及びこれらの農家によって形成される集落営農も含めた法人・生産組織三から四万が農村に存在するものと……
○谷津政務次官 ただいま大石先生、輸入がこれからだんだんふえてくるというおっしゃり方をしておるわけでありますけれども、この点につきましては、WTOとの交渉がこれから始まるわけですね。そういう中で輸入の問題というのが議論されてくるわけですが、ふえてくるという前提のもとでの話は、私は間違っていると思います。これからそういった面で、私どももしっかりとその辺の国益を守りながらやらなきゃならない点がありますものですから、ひとつ誤解のないようにお願いいたします。
【次の発言】 先生御指摘のとおり、農産物の検査につきましては、これまで国が一元的に検査の実施業務を担うことによりまして、今お話がありました三点の……
○谷津政務次官 先生御指摘のとおり、貯金保険制度におきましては、信連あるいは農林中金はその対象にしておらなかったところであります。しかしながら、単協または信連が破綻したときの受け皿として信連や農林中金を活用する必要があるということ、それから、他の金融業態とも同一の競争条件を確保するために、信連や農林中金が貯金者から直接受け入れている貯金あるいは農林中金の金融債につきましても、保険の対象とすることが必要であることから、系統信用事業全体としての信頼性の確保と金融機能の維持を図るために、信連、農林中金を含めた全体としてのセーフティーネットを整備することが必要だからであります。
○谷津政務次官 この発生源につきましての御質問でありますが、この侵入源及び感染経路はいまだ判明をしておりませんが、今後とも原因究明に向けた情報の収集、分析に鋭意取り組んでまいりたいというふうに考えております。 また、今回の口蹄疫の発生後、我が国の重要な畜産地域である宮崎、鹿児島、熊本における畜産経営等が円滑に継続できるように、これまで被害を最小限にとどめるための蔓延防止対策、また、宮崎県畜産物の安全性のPR等の消費対策、一定期間出荷できないことに伴う畜産経営の影響緩和対策等を行ってきたところであります。 また、韓国、台湾等からの輸入が停止された稲わらの安定供給対策、移動制限の解除に伴う家畜……
○谷津政務次官 ただいまの先生の御指摘、非常に大事な御指摘でございまして、食品流通につきましては、郊外や駅前などに立地をしておりますまとめ買いに対応する大型店を中心とする流通と、一方、商店街などの便利なところにありまして、多頻度購入にこたえていくための専門店を中心とする流通の二つの流通形態が共存しておるわけでございまして、これは相互に補完することが望ましいというふうに考えておるところであります。 このために、八百屋さんや魚屋さん等の専門小売店につきましては、地域に密着した商業としての対面販売の利点の発揮や、八百屋さんや魚屋さんといった業種の垣根を越えた業種横断的な連携によりますところの活性化……
○谷津政務次官 先生の御指摘になりました事業評価にかかわる情報公開について、私の方から答弁をさせていただきたいと思います。 水産関係公共事業につきましては、これまででも、計画の検討段階から、その内容や効果等につきまして広く関係者及び住民に説明をいたしまして、調整を図ってきているところであります。 また、昨年八月に作成しました事業評価実施要領に基づきまして、評価内容及びその結果については広く公表を行っているところでありまして、特に農水省におきましては、記者発表やインターネットを通じて公表を行っているところであります。先生も御案内かと思いますが、この評価実施要領の中に、「結果の公表」というとこ……
○谷津政務次官 先生の御指摘のとおり、非常に今の点は重要だろうと思います。本法律案におきましては、食品廃棄物等の再利用あるいは発生の抑制、減量を一体的に進めていくためには、まず、消費者及び事業者については、食品の購入または調理の方法等の改善による食品廃棄物の発生の抑制等の責務を規定しております。これは四条においてそうなっております。また、七条におきましては、食品関連事業者については主務大臣が定める基準に基づく再生利用等の実施が義務づけられております。さらに、九条におきまして、政令で定める事業規模、これは今現在、年間食品廃棄物の発生量が百トンを見込んでおりますが、それ以上の食品関連業者については……
○谷津政務次官 ただいまの栗原先生の御質問でございますけれども、農業者年金と厚生年金とでは、農業者年金が定額の保険料であることは、先生も御存じのとおりです。 厚生年金は、ただいま先生のおっしゃいましたとおり所得に比例した保険料でありまして、本人負担のほかに同額の事業主負担があるなどの仕組みが異なっておりますから、ちょっと単純に両制度の保険料、年金額を比較することは困難ではないかと思うのです。 仮に、農業者年金の年額の算定基礎である平均農業所得、これは二十三万八千円、同程度の所得として厚生年金の本人負担分を計算しますと、今先生がおっしゃったように、厚生年金の保険料は二万八百二十円となるのに対……
○谷津委員 自民党の谷津義男でございます。 お三人の公述人の先生方には、本当にありがとうございます。非常に示唆に富んだ、また参考になりました。勉強にもなりました。本当にありがとうございました。 そこで、まず吉田公述人にお伺いをいたしたいと思いますけれども、昨日開かれました財政構造改革会議で、橋本総理が増税に頼らずに財政を立て直すということを表明しまして、歳出の削減を軸に財政赤字を減らす路線が決まりました。財政再建の照準は地方も含まれる、そして積極的な歳出抑制や予算の収支も見直す必要があるだろうというふうに私は思うわけでありますが、吉田公述人も、財政構造改革特別部会だったと思うのですが、特別……
○谷津主査代理 以上で中川正春君の質疑は終了いたしました。
次に、濱田健一君。
【次の発言】 これにて濱田健一君の質疑は終了いたしました。
次に、石井紘基君。
【次の発言】 時間が来ておりますので、端的にお願いします。
【次の発言】 これにて石井紘基君の質疑は終了いたしました。
以上をもちまして大蔵省所管についての質疑は終了いたしました。
【次の発言】 次に、平成九年度一般会計予算、平成九年度特別会計予算及び平成九年度政府関係機関予算中法務省所管について、政府から説明を聴取いたします。松浦法務大臣。
【次の発言】 この際、お諮りいたします。
ただいま松浦法務大臣から申し出がありましたと……
○谷津主査代理 これにて鍵田節哉君の質疑は終了いたしました。
次に、冨沢篤紘君。
【次の発言】 冨沢委員、これは自治省らしいんですが。
【次の発言】 これにて冨沢篤紘君の質疑は終了いたしました。
次に、山中Y子さん。
【次の発言】 これにて山中Y子さんの質疑は終了いたしました。
午後一時から再開することとし、この際、休憩いたします。
午後零時二分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
外務省所管について質疑を続行いたします。葉山峻君。
【次の発言】 これにて葉山峻君の質疑は終了いたしました。
次に、藤田幸久君。
○谷津委員 三人の先生方には貴重な御意見をいただきまして、まことにありがとうございます。また、御示唆いただきましたことに感謝を申し上げます。
そこで、まず貝塚先生にお聞きをするわけでありますけれども、先生が最後の方にちょっとお話しになったわけでありますけれども、今、長期金利が上昇しておるということで、これを抑えるために、日銀に国債の買いオペ等のいろいろな意見が出ておるわけであります。この辺につきまして、先生の御意見を少しお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 深尾先生もこれに触れられて、買いオペの方は反対だというふうな意味のお話でございましたね。そういうわけでもないんですか。では、い……
○谷津主査 これより予算委員会第六分科会を開会いたします。
私が本分科会の主査を務めることになりました谷津義男です。よろしくお願いを申し上げます。
本分科会は、総理府所管中経済企画庁及び通商産業省所管について審査を行うことになっております。
なお、各省庁所管事項の説明は、各省庁審査の冒頭に聴取いたします。
平成十一年度一般会計予算、平成十一年度特別会計予算及び平成十一年度政府関係機関予算中通商産業省所管について審査を進めます。
政府から説明を聴取いたします。与謝野通商産業大臣。
【次の発言】 この際、お諮りいたします。
ただいま与謝野通商産業大臣から申し出がありました通商産業省関係……
○谷津主査 これより予算委員会第六分科会を開会いたします。
平成十一年度一般会計予算、平成十一年度特別会計予算及び平成十一年度政府関係機関予算中通商産業省所管について、昨日に引き続き質疑を行います。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。西川太一郎君。
【次の発言】 これにて西川太一郎君の質疑は終了いたしました。
次に、西川知雄君。
【次の発言】 これにて西川知雄君の質疑は終了いたしました。
次に、大野由利子君。
【次の発言】 これにて大野由利子さんの質疑は終了いたしました。
次に、島津尚純君。
【次の発言】 これにて島津尚純君の質疑は終了いたしました。
以上をもちまして……
○谷津政務次官 先生御指摘のとおり、温州ミカンにつきましては一般セーフガードがかけられるということになっているわけでありますが、これは、輸入が増加し、これにより国内産業に重大な損害またはそのおそれが生じている場合で、国民経済上緊急に必要があると認められたときに発動し得るものというふうになっておるわけです。 ただ、過去の様相を見ますと、実は輸入がぐっとふえた平成六年のときには価格が上がっているんですね。それから、平成七年度は相当減った、そういうときにまた価格が下落している。先ほどからお話に出ておりますように、どうも表、裏の関係の方がむしろ大きな影響を与えているのではなかろうかというふうに考える……
○谷津政務次官 平成十二年度農林水産予算の農林水産大臣説明を行いたいと思います。 平成十二年度農林水産予算の概要を御説明申し上げます。 初めに、予算の基礎となっている農林水産施策の基本方針について御説明いたします。 農林水産業と農山漁村は、食料の安定供給はもとより、国土、自然環境の保全、良好な景観の形成、文化の伝承等の多面的な機能を有しております。その中でも、人間の生存に不可欠であり、そして健康で充実した生活の基礎となる食料を安定的に供給することは、国が果たすべき基本的な責務であります。 こうした役割を担う農林水産業と農山漁村について、消費者との共生という考えのもとに、その健全な発展を……
○谷津政務次官 先生から今お話がありました、長崎県が、国際マリン都市構想の中核といたしまして、新長崎漁港に、水産や海洋技術の発展により、東海、黄海の水産資源に長期的に寄与するとともに、水産と海洋に関する国際交流を推進することを目的といたしまして、国際海洋総合研究ゾーンという拠点づくりを目指していることは承知をしております。 農水省といたしましても、現在、二百海里体制という新たな海洋秩序に対応して、我が国周辺水域における水産資源の回復とその持続的利用を図る観点から、資源評価のための調査の充実や増養殖に関する技術開発、試験研究の推進に努めているところでありまして、長崎県の構想はその方向に沿ってい……
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