このページでは今野東衆議院議員の42期(2000/06/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は42期国会活動統計で確認できます。
○今野東君 民主党の今野東です。 私は、民主党・無所属クラブを代表して、内閣提出、道路交通法の一部を改正する法律案及び民主党・無所属クラブ提出の危険な運転により人を死傷させる行為の処罰に関する法律案について質問します。(拍手) 質問に当たって、交通事故で亡くなられた方々の御冥福をお祈りし、質問をさせていただきます。 交通事故は、年々ふえる一方です。昨年一年間でおよそ九十三万二千件発生し、亡くなった方も一万四百三人いらっしゃいます。第六次交通安全基本計画は、年間の交通事故死者数を九千人以下とすることを目標としましたが、これは達成されませんでした。また、第七次交通安全基本計画は、一層多くの死……
○今野東君 民主党の今野東です。 民主党・無所属クラブを代表して、行政機関が行う政策の評価に関する法律案について質問します。(拍手) 政策評価制度については、ことし一月、中央省庁の再編にあわせて既に各省庁ごとに導入済みですが、省庁によって、その基準や方法が違っていたり、また、政策評価そのものの価値を認めない傾向があったり、その取り組みについては必ずしもうまくいっていないという現状があります。 現在行われている政策評価制度について、何らかの効果があったとするのならば、まずそれをお聞かせいただきたいと思います。 私は、正しく政策評価をし、それを予算に反映させて、逼迫しているこの国の財政上の……
○今野東君 民主党の今野東です。 民主党・無所属クラブを代表して、ただいま議題となりました野党四党提出の個人情報保護関連法案並びに内閣提出の個人情報保護関連五法案について質問いたします。(拍手) さて、日本列島は桜前線が北上しています。桜の季節の前後にもさまざまな花が咲き競いまして、列島は花の香りに包まれておりますが、ここ国会だけは、花の香りというわけにはいきません。どうも、うさん臭い霧が漂っています。 坂井隆憲議員が逮捕されたこともあるかもしれません。大島理森前農林水産大臣が、秘書がやった、関知してないと言いながら大臣をやめたということもあります。さらに、なぜ、この時期に個人情報保護法……
○今野東君 民主党の今野東です。 民主党提出の難民等の保護に関する法律案について、その趣旨を説明いたします。 一九八一年、我が国は難民条約を批准しました。しかし、日本の入管・難民認定行政及び難民への生活支援は、余りにも難民に対して冷たく厳しいのが実態です。 平成十四年度の難民申請者数は二百五十人、難民として認定された人は十四人にすぎません。認定されなかった人や難民申請中の人の多くは、入国管理センターの施設に収容されています。そこでは、希望を失った人が自殺的行為をしたり、暴力的動作を繰り返し、それを抑えようとして入管の職員が被収容者に暴行したりという現実があります。収容される方も、また入管……
○今野委員 民主党の今野東です。 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律案について質問をさせていただく予定ですが、民主党のきょうの質問者の中ではトップバッターですので、その前に二、三、建設大臣にお伺いしたいと思います。 私は、宮城県でアナウンサーをしておりました。一方で、東北弁による落語、民話寄席を主宰しております。東北弁による語りの文化を確立しようという活動でありまして、方言で私たちの地域を豊かにしようという活動であるわけなんですが、大臣は、宮城の方言、おしょしいというのを御存じでしょうか。おしょしいというのは恥ずかしいという意味なんですが、私はとても恥ずかしいと言うときに、お……
○今野委員 民主党の今野東でございます。 防衛庁設置法等の一部を改正する法律案についてお尋ねをするつもりでここに立っておりますが、その前に二、三お尋ねしたいことがあります。 実は私、日中議連で四日間中国に行ってまいりまして、きのう帰ってまいりました。中国では、全人代の正副委員長等、それぞれ大変重要な役割を担っている方々とお会いし意見を交換することができた、大変意義のある訪中だったと思っておりますが、その中で必ず出てまいりましたのが教科書問題でした。 この安全保障委員会と教科書問題は余り関係がないと思われるかもしれませんが、しかし日本の安全保障上は全くかかわりがないということでもないし、ま……
○今野委員 民主党の今野東でございます。 私は、国会に来てから田中眞紀子さんのことをずっと見ておりました。ずっと見ておりましたといっても、決してストーカー的な見方ではなくて。前政権の森さんのときも、随分森さんに対してずばずば言っていらっしゃって、どこか気持ちいいところもありました。例えば、口にばんそうこうを張っていて黙っていてもらえばいい、夜は料亭でぱくぱく口をあけていればいいなんていうことをよくおっしゃっていました。そうだそうだと思う部分も随分あったのですけれども、しかし、いざ我々野党が不信任案を出すとちゃんと反対の札を入れて、何だ口だけではないのかなんていうふうに思っていたのです。しかし……
○今野委員 民主党の今野でございます。 私は、国家的イベント、オリンピックあるいはサミットについてお尋ねしようと思います。 去年の七月二十一、二十二、二十三、三日間行われた沖縄サミットですけれども、もう既に一年余りも前のことでありますが、しかし、このサミットというのは繰り返し七年置きあるいは八年置きですか、行われるわけです。 前回の様子を見てみると、あの沖縄サミットのように八百十億円もかけて、そして費用対効果というのを考えると、例えば朝鮮半島情勢のように日本がイニシアチブをとろうとしていた話題もロシアのプーチン大統領が来てお株をとられてしまったり、それから、NGOとの対話重視といいながら……
○今野委員 民主党の今野東でございます。 きょうは、国土交通委員会は朝からの大変長い時間の委員会でございまして、大臣初め皆さん、大変お疲れでございましょう。短くせよというサインも出ておりますが、まだやるのかと思わずに、ぜひおつき合いいただきたいと思います。よろしくお願いします。 さて、それでは旅客鉄道株式会社及び日本貨物鉄道株式会社に関する法律の一部を改正する法律案について質問させていただきます。 国土交通省では、恐らくJR民営化について随分と力を尽くしてこられたのだろうと思います。二月二十一日だったと思いますが、国土交通大臣、扇大臣は、東日本、東海、西日本のJR本州三社の社長と会談をし……
○今野委員 民主党の今野東でございます。 行政機関が行う政策の評価に関する法律案について質問をさせていただきます。 私は、先日、本会議でもこの案件について質問をさせていただきましたが、そして総務大臣のお答えもいただきましたけれども、どうしても行政機関がみずからの政策について評価するというやり方はしっくりこないのであります。 自分のことをどのように評価するかというのは、自分のことをよく思われたい場合には、特にいい面だけをピックアップして、そしてこれで評価しましたというふうになりはしないか。ましてや、それが一つの機関になった場合には、正しい評価というふうにはならないのではないかと心配をするも……
○今野委員 おはようございます。民主党の今野東でございます。 ただいま長官から御説明をいただきましたこの二つの法案について、また、そのほか二、三お尋ねをさせていただきます。 まず初めに、国際機関等に派遣される防衛庁の職員の処遇等に関する法律案についてですが、これは、いわゆるブラヒミ報告による国連PKO局の改編の提言を受けて国連PKO局の職員を増員することになった、我が国も、国連PKO局に自衛官を派遣することで世界に貢献するという上で大変有意義であるということからこういう法律をつくり、自衛官を派遣するということになったようなのですが、どういう部局が何の目的で増員されるか、そういう情報を防衛庁……
○今野委員 民主党の今野でございます。
まず、このPKO改正案ですが、PKFの部分、凍結解除によりまして我が国が行えるようになる協力業務のうち、直ちに協力できる、あるいはそれに向けて訓練できるという項目は、どういうものがあるのでしょうか。この改正の先に何があるのか、私たちはどうしても、東ティモールだろうとか、アフガニスタンがその先にあるのだろうとかいろいろ考えるのですが、できればそのあたりのことも含めまして、具体的にお話しいただければと思います。防衛庁長官、よろしくお願いします。
【次の発言】 実施することは今考えていないとはいっても、凍結解除するわけですから、いつかはこういう業務をすること……
○今野委員 私は、北海道夕張シューパロダム建設に関連して、その用地取得に、民主党の調査によって、重大な疑義が明らかになりました。その点について、政治家の関与も含めてお伺いいたします。
北は北方から南は沖縄まで、さまざまな疑惑がこの国にははびこっておりますが、こちらは夕張であります。
夕張シューパロダムは、洪水調節やかんがい用水などの多目的ダムで、建設省初め関係する四者の共同事業で行い、その施工主体は当時の北海道開発局石狩川開発建設部であると思いますが、そのとおりですか。
【次の発言】 次に、ダムの用地の状況ですが、用地補償の対象は個人と企業だと思いますが、その年ごとの契約年数と支払い額、皆……
○今野委員 民主党の今野でございます。 補償金額とその交渉について鈴木宗男議員の関与があったのではないかという疑惑がある夕張シューパロダムについてお尋ねいたします。 これは、三月の二十六日に決算行政監視委員会で質問をいたしまして、土地が固定資産評価額ゼロ、建物、機械類、五千三百十四万七千円という評価額のところに、四十九億二千二百六十万三千九百六十二円という過大な補償をしている疑惑なわけでありますが、これは国土交通省から調査の報告をいただきました。きょうはそれに基づいてお尋ねをいたしますが、まず、この報告書の中に、補償額が適正であったかどうかという文言が一行もないのですが、よくわからないので……
○今野委員 民主党の今野東でございます。 この決算行政監視委員会でたびたび質問をさせていただいておりまして、きょうは、夕張シューパロダム計画による移転補償の問題、三回目の質問になります。 この問題は、再三この委員会でも申し上げておりますから、もう委員の皆さんも既に御存じのことでございますが、夕張市のシューパロダム、これの移転計画によって収用補償交渉がなされました。ここで、日北酸素という会社がありまして、ここの移転交渉であります。 会社の周辺には、クマ出没注意という看板が出ているぐらい、つまりクマが出るようなところです。固定資産評価額は、土地はゼロ、建物それから機械類およそ五千万という補償……
○今野委員 民主党の今野東でございます。 夕張シューパロダムについて四回目の質問になります。これは、北海道の夕張市にあるシューパロダム、この補償が、過大な補償を行っているのではないかという疑惑であります。 ここに、北海道開発局石狩川開発建設部がつくった補償交渉の基準になるもので、損失補償基準というのがあります。石狩川夕張シューパロダム建設事業に伴う損失補償基準ですから、それ用につくったものですね。ここに、「建物移転の移転料は、構造、使用材料、仕上げの程度、経過年数等を考慮し、各建物の移転に要する費用を適正に算定し、補償します」とあります。その下に、工作物移転料についても、「建物の移転料の算……
○今野委員 民主党の今野東でございます。 私は、障害者の雇用の促進等に関する法律の一部を改正する法律案の質問に先立ちまして、一冊の本を紹介したいと思うんですが、これは、実は本がたくさんあって皆さんのところにお配りできれば一番よかったんですけれども、「ぼくたちのコンニャク先生」という本であります。表紙に出ているこの男性は、私の友人でもあるんですけれども、近藤雅則といいます。一九五七年生まれ、四十五歳。大阪の堺市で生まれまして、脳性麻痺に三歳のときにかかって、体に障害が残りました。 小学校に入学するに当たって、入学する年になって堺市の養護学校から三年間待てと言われて、御両親は、普通の一般の子供……
○今野委員 民主党の今野東でございます。
まず、官房長官にお尋ねいたします。
先月、民間の調査団ですが、朝鮮人強制連行真相調査団が、日本国内、アメリカ、韓国、北朝鮮で集めた、強制連行された朝鮮人の方々の名簿二十三万人を公表いたしました。これは、ほかの委員会でも触れておりますので大臣も御存じのはずなんですが、政府が所有している朝鮮人強制連行関連の名簿はどこにどれぐらいあるかというのは把握していらっしゃるんでしょうか。
【次の発言】 それでは、厚生労働省、お願いします。
【次の発言】 今、日朝間で拉致問題の交渉が行われておりまして、これは、一部報道では座礁している等の表現で報道されておりますが……
○今野委員 民主党の今野東でございます。おはようございます。連日お疲れさまでございます。 私は、きょうは、いわゆる児童の権利条約改正、女子差別撤廃条約改正について質問をさせていただくわけですけれども、その前に二、三、大臣にお尋ねしたいことがありまして、お聞きいたします。 私、今月の八日に本会議で小泉総理に、イラク戦争はどうなったら戦後だと認識されるんでしょうかとお尋ねをいたしました。それに対して総理の答弁は「事態の推移を見守る必要があると考えます。」と、何かもやもやした霧のようなお答えだったんですけれども、しかし、あの時点から、きょう四月二十三日、状況も変わってきていると思います。 大臣……
○今野委員 おはようございます。民主党の今野東でございます。 私はきょうは、アジアの国々と日本の関係、またそれに横たわるようにSARSの問題が起きておりまして、そのあたりについて質問をさせていただきます。 小泉首相の靖国神社参拝以来、中国との関係は決して温かいものではありませんで、冷え切っているわけですけれども、私も中国に何度か行ったことがありまして、幸い江沢民前国家主席とお目にかかってお話をさせていただいたこともあるんですが、このときにも、前国家主席は、私は小泉首相の靖国参拝を絶対許さないとおっしゃっておいででした。日本の国会議員が訪中するたびにそのようなことは多分おっしゃっておいでなの……
○今野委員 民主党の今野東でございます。 外務省がODA大綱の改定に向けて、今その方向で仕事をしていらっしゃると思いますけれども、六月の末、つい先ごろに、ベトナム、カンボジアに私も行ってまいりまして、日本のODA、これが現地で活躍しているNGOの人たちの中でどのように生かされているかという視点で、特に保健医療の観点から調査をしてまいりました。 きょうはそのODAのことについてお尋ねしたいと思いますが、その前に一つだけ、イラクの現状についてお伺いしておきたいと思います。 イラクは、十二年前のアメリカ軍による湾岸戦争のときの劣化ウラン弾の影響、それから今回の爆撃等で、多くの子供たちが、劣化ウ……
○今野委員 民主党の今野東でございます。 私は、今月八日のこの個人情報関連の法案の審議のスタートに当たって、本会議で代表質問をさせていただきました。そこでいただいた答弁等も確認させていただきながら、質問をさせていただきます。 まず、センシティブ情報なんですけれども、センシティブ情報を定める必要があるのではないかという質問を本会議でさせていただきました。そのときの私の質問に対する答えは、「基本理念」として、すべての個人情報について、個人の人格尊重の理念のもとに慎重に取り扱われるべきことを明記しているから大丈夫なんだという答えを細田大臣からいただきました。 それで、この「個人の人格尊重の理念……
○今野委員 民主党の今野東でございます。 きょうは、一時間、午後のトップバッターとして質問をさせていただきます。 いろいろ質疑の中でわからないことといいますか、むしろわからないことだらけなんですけれども、その中の幾つかをまず質問させていただきます。 まず、政府案の三十六条なんですが、「この節の規定における主務大臣は、次のとおりとする。」とありまして、さらに「ただし、内閣総理大臣は、」その間にあって省略しますが、「特定のものについて、特定の大臣又は国家公安委員会を主務大臣に指定することができる。」というところなんですね。 ここは前にもお尋ねしているんですが、ここでなぜ、特定の大臣または国……
○今野委員 私は、民主党・無所属クラブを代表して、民主党、自由党、日本共産党、社会民主党提出の個人情報保護関連法案に賛成し、政府提出の個人情報保護関連五法案に反対する立場から討論を行います。 本日の総理の答弁は、取扱事業者について、その場その場で判断するのだという、個人情報について極めてデリカシーのないもので、私は愕然としております。 防衛庁が自衛官募集のダイレクトメールを送るために、満十八歳を迎える適齢者の情報の提供を各市町村に要求し、石川県七尾市が提供した一覧表では、両親の離婚や別居などの家庭環境までもが推測できる内容となっていた事件が、先日発覚しました。この事件は、行政が自分の情報を……
○今野委員 民主党の今野東でございます。 この委員会、スタートいたしまして、宮城四区の伊藤さん、二区の鎌田さゆりさん、そして一区の今野東でございまして、いずれも揺れる地域でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 さて、私、さっきからこの委員会に出席をさせていただいて、ちょっと腹立たしい思いがしているんですけれども、例の専門調査会であります。もちろん、特別措置法は議員立法でございますから、伊藤さん、超党派で私たちが一緒にやらなければいけないというふうに思っておりますが、これはもちろん急いで提出したいと思いますけれども、専門調査会、東南海・南海地震対策は広域だから、宮城県沖を震源とする地……
○今野分科員 民主党の今野東でございます。
まず、厚生労働大臣にお伺いしたいのですが、連日のように、医療ミスによる死亡事例を初めとしましていろいろな事故が報道されております。病院に、医療機関にかかる患者が安心して診療、治療を受けられるようにするのは国の役割だと思うのですが、これまでその点については放置してきたと言ってもいいほど国は対策を講じていなかったと思います。
こうした医療事故について大臣はどうお考えなのでしょうか、御所見を伺います。
【次の発言】 大臣はそうおっしゃっているのですが、しかし、こんなに大きく問題視されるまで、問題があるということは認識しておられるようですが実際に医療の分……
○今野分科員 民主党の今野東でございます。
外交機密費といいますともう外務省の方々はじんま疹が出るほど、聞きたくもないとお思いでしょうが、私もやはりこのことについて伺わざるを得ません。
松尾元室長による機密費流用疑惑を受けて、外交機密費なんてなくしてしまえという声をちまたでよく聞きます。私は、なくしてしまえとまでは乱暴には思いませんが、減額の方向で見直すということは必要なのではないかと思いますが、大臣いかがでしょうか。
【次の発言】 その外交機密費が不透明であるということがわかったから、一般の国民の感情としては、機密費はなくしてしまえ、あるいは減らすべきだという意見が出てくるのでありまして……
○今野委員 今野東でございます。 憲法についてはさまざまな議論がありますが、私は、本日は、外国人の人権と、もう一つ、安全保障という二つの点について意見を述べさせていただきます。 外国人とは、日本の国籍を持たない者と定められておりますが、その中にも、外国籍の人、また無国籍の人がありまして、さらに、その中間に、まだ国家として独立していない地域の人々、あるいは、北朝鮮、朝鮮民主主義人民共和国や台湾のように、日本が国家として認めていない地域の人々が存在します。もっとも、この中には、実際には外国の国民としての地位を認めているという面もありますが、人権として考えていくときには、未承認国の国民、未国交、……
○今野分科員 戦後五十七年が経過いたしました。私たちはまだまだ過去を清算し切れていないのだと思わせるような事故、事件がしばしば起こります。 中国に遺棄してきた旧日本軍の化学兵器の処理の問題などは、特に戦争の影響というのはこのように長く続くものだということを実感し、まだまだ解決しなければならない問題が多いのだということを思い知らされます。 そこで、きょうは、旧日本軍が製造し、敗戦とともに遺棄された毒ガス管、毒ガス弾など、化学兵器の処理、被害者への補償について質問いたします。 日本国内での毒ガスなど遺棄化学兵器による事故の対応を、国内の場合はどのようにしているんでしょうか。また、被災者に対し……
○今野分科員 民主党の今野東でございます。連日お疲れさまでございます。
私は、三十分間質問をさせていただきますが、まず冒頭、アフガニスタンの難民救援に当たってなんですが、日本はこのアフガニスタンの難民救援に当たって、従来からUNHCR等、中立的な国際機関を通して支援を行ってきていると思うんですが、外務省としては、我が国としてはどのような対応を今行っているんでしょうか。大臣にお尋ねいたします。
【次の発言】 今、大臣がおっしゃいました衛生、医療面についてなんですが、私は国際緊急援助隊について興味を持っておりまして、この活動についてさまざま調べているんです。特に難民救援の医療活動について、私は、……
○今野委員 民主党の今野東でございます。 私は、かねてから沖縄という地域に強く関心を寄せておりまして、今回の沖縄公聴会もぜひとも参加したいと思っておりましたが、参加することがかないませんでした。 しかし、今回は行けませんでしたけれども、数多く沖縄に行って、そして基地の近くにある安保が見える丘と俗称言われているところにも何度か立ち、基地の様子をかいま見たこともあります。 また、去年の九月十一日アメリカで起きた同時多発テロの影響で沖縄の観光は大きく影響を受けまして、皆さん御存じのように修学旅行が次々とキャンセルになるという事態を憂い、党の調査会の一人として沖縄に行きました。 その際、当然、……
○今野委員 私は、基本的人権の保障に関する調査小委員会に所属して、参考人の方々からさまざまな意見も聞くことができました。中には、日本政策研究センター所長の伊藤哲夫さんの意見に見られるように、権利とは、共同体の歴史、文化、伝統の中で徐々に生成されたもので、その背景には共同体独自の法の精神が存在するのだという、とても承服できない意見もありましたが、多くは有意義で示唆に富む話でありました。 私は、民主党の人権調査会の、また難民問題小委員会の事務局長として、きのう、大阪・茨木市にある西日本入国管理センターに行ってまいりました。今、このセンターには、百七十二名の中国、韓国あるいはフィリピン、タイなど、……
○今野小委員 本日は、貴重な御意見をありがとうございました。 先生のお話を伺うについて、私も先生がお書きになって発表しておられる「日本国憲法を読み直す」という本の中の「日本的秩序と「見えない憲法」の可視化」というところを読ませていただきました。この中で、先生は憲法についての三つの選択肢を示していらっしゃいます。私たちはこの憲法調査会でさまざまな議論を重ねてきたわけですが、どうしてもその先には、それでは我が国はどういう憲法がふさわしいのかという思いがあります。私もそういう思いがありまして、興味を持ってこの部分を読ませていただき、そしてきょう質問させていただきたいと思うんです。 先生は、憲法に……
○今野小委員 きょうのこの小委員会が開かれることについて、先生がお話しくださるということがあらかじめわかっておりましたので、幾つか先生がお書きになった論文を読ませていただき、またきょうもその質問に備えようと思っておりました。 私は、日本国憲法は、先生がおっしゃるように、戦後の国際社会の標準的なものだという説に賛成でございまして、しかし、それに私たちは土俗的な感情をまみれさせて都合よく使ってきたというところも確かにあるなと思っております。ただ、これまでの憲法は広く国民に都合よく使ってきたのでありまして、一部の憲法を改正した方がいいと言う人たちの中には、どうも自分たちのために都合よく使いたい、直……
○今野小委員 夫婦別姓、どちらの姓を名乗るかというのは、結婚する時点でお互いにどちらを名乗るか決めればいいことでありまして、その後で生まれてきた子供に姓を選ぶ権利がないということは確かに問題でありますが、であるとすれば、子供に姓を選ぶ権利を与えてやればいいだけのことでありまして、何も問題はないのではないかと思います。 それから、この議論の中で取り除いておかなければならない論点があるなと僕は思っておりまして、夫婦別姓を望む人がごくごく少数であって、だから、どこからこの議論が起こってきたのかわからないというような話もありましたけれども、私たちは国政に携わる者として、少数意見だから、それを話し合う……
○今野小委員 大変興味深くお話を伺いました。ありがとうございました。 ただ、先生のお話と私の考えとは相入れないところも多うございまして、特に、権利というものが、共同体から付加された権利である、国というところからいただくものであるという考え方は、目まいがするほど戸惑いを感じます。 お尋ねしたいのですが、瀋陽の、あの北朝鮮の五人の方々は、国があるから権利があるというふうに私の耳には聞こえたのですが、私は、あの五人の方々は、国家を捨てても自由を求める権利があるのだと思いますが、それは違う。そのあたりのところはちょっと確認をさせていただきたいと思います。 済みません、三点ほどお尋ねしたいので、で……
○今野小委員 今、我が国にアフガニスタンの難民の方々がおいでになっています。この間、その方々が強制収容されようとしました。一たん強制収容されたんですけれども、ほどなく仮放免されたということで、ちょっとほっとしているんですけれども、あの方々は、そういう状態ですから、もちろん難民認定されておりません。したがって、働くこともできません。こういう方々の声を私たちはどのように法律やあるいは憲法の解釈に生かしていくかということが大変大事なのではないかと思います。 また、難民の方々ではなくても、同じ労働者でも、組織されていない人たちの声は大変反映されにくい。また、先ほどの有事法制についての海員組合の方々の……
○今野小委員 私は、この地方自治に関する調査小委員会のメンバーではありませんで、きょう、差しかえというシステムでここに来ておりますが、人権調査の方の小委員会でありまして、この間、そこに出席して、我々のところについている小委員の小を取るべきだという話を人権のところでしましたけれども、小委員会の委員だからといって小委員ではないのでありまして、大委員でもないんですけれども、ただの委員だと思います。それは一つちょっと思ったことですけれども。 地方分権を実現するための諸課題ということについてきょうはお話を伺いましたが、地方が元気であるためには、みずからのことをみずから決めるというのはもう定説のようにな……
○今野小委員 苅谷先生のお話、大変興味深く伺いました。ありがとうございました。 私たちは憲法というものを持っておりまして、今先生がおっしゃったように、それに裏打ちされるように教育基本法があるわけですけれども、特に、三条にある、先生もおっしゃった、「すべて国民は、ひとしく、その能力に応ずる教育を受ける機会を与えられなければならない」という項ですが、これがしばしば誤った解釈が行われていて、そして結果の平等という形になっているのではないかというふうに私も思います。 先生がおっしゃった、運動会で、手をつないでみんなゴールしてくるという、同じような姿を、私も、公立の幼稚園の学芸会というんでしょうか、……
○今野分科員 民主党の今野東でございます。 ちょうど去年の今ごろでございました。三月、四月、五月、六月と四回、私は、北海道の夕張シューパロダム建設に伴いまして移転補償交渉があって、その移転補償交渉先、被補償先の日北酸素という会社の補償について、鈴木宗男さんの何らかの関与があったのではないか、また過大なる補償、いわゆる補償し過ぎではないかということを四回にわたって質問をいたしました。 その結果、晴れない疑義がたくさんありまして、扇大臣にもしつこいと言われたこともありましたけれども、会計検査院からその検査結果が出まして、そして、きょう質問をさせていただきます。多分、大臣も楽しみにしておいでいた……
○今野委員 私もイラク攻撃に対しては、我々が持っている憲法上、どのように解釈をしても、たとえ後方支援であっても無理なのではないかと思います。何より、湾岸周辺の親米政権も、支持しているのはイスラエルだけでありますし、国際的な合意形成は難航をしております。 こうした状況の中で、イラク側が国連の査察に対してすべてをさらけ出すという覚悟が足りないのではないかという実態はあると思いますが、仮に大量破壊兵器があったとしても、それがどういう形で、どれぐらい、どこに残っているのかを、我が国も細かい情報に至るまで知っておく必要があって、我が国が抱えている問題としては、イラク攻撃に対してどのように加担するかとい……
○今野委員 私も、非常事態、テロ等は、起こらないための、起こさないための最大の努力を国際間で協調してしなければならないと思っております。しかし、これだけ多様化している世界、社会でありますから、そうであっても非常事態は起こり得るのだということは想定できます。非常事態が起こるということを前提に考えれば、安全保障に対する法整備はしておく必要があるというふうにも思います。 しかし、私たちは現憲法の範囲の中で整備された幾つもの法律を持っておりまして、テロやあるいは災害といった非常事態が起きた場合に、その整備されている法律の中のどこが使えるのかということを作業としてしなければならないのではないかと思いま……
○今野委員 この小委員会で、ILO勧告を無視するかのような政府の姿勢が確認されたのではないかと思います。また、(b)の十四条で性差による差別を禁止しているにもかかわらず現実には差別が存在しているという意見も各委員から出されました。また、藤井参考人もそのように述べておられたと思いますけれども、藤井参考人の指摘のとおり、採用差別の点で見ましても、男女の性差による差別、年齢あるいは人種によって差別が現在も行われております。 ただ、こうした年齢あるいは性差、人種による差別というのは、差別の問題ということからすると非常に大きな範囲を占めていると思われますが、そういうところからこぼれている人たちも採用の……
○今野委員 安全保障と憲法についてのこの議論で、有事法制の整備は国民への義務であるという話が出ました。それを言うのならば、私は、基本的な考え方、基本法の整備をまず行って、次いで国民をどのように保護するのかという国民保護法制を整備するという順番で行くべきだったのではないかという反省をすべきだというふうに、聞きながら思いました。 次に、イラク復興支援について意見を述べたいと思いますが、政府が国会に提出を予定していると言われておりますイラク復興支援特別措置法案ですかでは、自衛隊の任務として、イラク国内での武器弾薬や米英兵の陸上輸送を想定しているということが報道されております。皆さんもさまざまな、同……
○今野委員 私は、基本的人権の保障に関する調査小委員会と安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会に所属しておりまして、この二つの小委員会での議論を中心に意見を述べたいと思います。 まず、今国会では個人情報保護法や有事立法が相次いで成立しまして、国家による監視や主権の制限など、自由社会に対する国家の権限が強められることになるのではないかという心配が出てきました。時を同じくして、憲法調査会基本的人権に関する小委員会では、公共の秩序の維持に関しては国家はどのような関与をすべきなのか、そして一人一人の持っている基本的人権をいかに守っていくべきなのかということを中心に議論してきたと思います。 社会……
○今野小委員 私は、この会議、議論の中で十分間の発言をさせていただこうと思いまして希望をいたしましたが、きょうは、その前に、基調発言をされました野田委員に一つお尋ねをしてから発言をさせていただこうと思います。 野田委員のお話によりますと、国連の機能についてでありますが、特に、今行われているイラクの戦争ですけれども、イラクについて、国連が機能を果たせなかったということをおっしゃいましたが、私は、これは、国連が機能を果たせなかったのではなく、アメリカが国連を軽視し、みずからの利益をのみ追求して、結果として国連を無視したのではないか。一四四一の決議の中に、査察を評価したり、まだまだその果たすべき役……
○今野小委員 民主党の今野東でございます。 初めに、私に与えていただいている時間、十分でございますから、近藤先生、藤井先生にちょっと考え方をお尋ねして、その後は私の発言とさせていただこうと思っております。 まず、近藤、藤井両先生にお尋ねしたい点でありますが、この延長国会ではイラク特措法を議論しておりまして、まさに本日採決されようとしているわけでありますが、その法案の柱は、自衛隊をイラク復興支援のために海外派遣することにあります。政府の説明では、自衛隊が米英部隊の後方支援に徹して、活動は非戦闘地域に限るために、海外における武力行使を禁じた憲法の規定には抵触しないというふうになっております。 ……
○今野小委員 鳥居先生、岡村先生には、長時間、ありがとうございます。大変興味深いお話を伺いました。 私は、鳥居先生が会長として、また部会長としておまとめになったこの中央教育審議会の中間報告を読ませていただきまして、これに基づいて幾つかの質問をさせていただきたいと思います。出席率が余り芳しくない中でまとめられたということで、国会でもしばしばこういうことがありまして、これこそ社会病理ではないかと私は思います。 この中間報告の中で、「青少年の凶悪犯罪の増加や学力の問題が懸念されている。」というふうに触れていらっしゃるところがあります。しかし、これは我が国だけの問題ではなくて、多くの先進諸国が共通……
○今野小委員 この三時間を超える小委員会、大変大事だということを知りながら、ほかの会合と重なったりしますと、なかなか全部出られない。途中中抜けしてしまったことを恥じながら、参加した部分のところから発言をさせていただきます。 男女共同参画の視点から見た働く権利ということからすると、きょうは大変おもしろい議論があったと思います。委員の中の一人が、憲法に家族が助け合うということが書かれていないというような問題提起もあって、いまだにそういう感覚をお持ちの方がいらっしゃるのかとちょっと驚くわけなんですけれども、それでは今、愛し合い、助け合っている家族は何なのだろうと。 書かれていなくともそのようなこ……
○今野小委員 民主党の今野東でございます。 私は、衆議院で審議されました個人情報保護法の審議をする特別委員会のメンバーでございまして、その委員会の中でも幾つかの質問をさせていただきましたが、堀部先生が参考人としておいでになった会議にももちろん出席をしておりましたけれども、残念ながら、質問する機会がありませんでした。きょう、こうして再びお話を伺わせていただき、質問をさせていただく機会を与えていただきましたこと、大変うれしく思っております。 限られた時間の中ですので、時計を見ながら、二問になりますか三問になりますか、お尋ねしたいと思います。 まず、自己情報コントロール権なんですけれども、私は……
○今野小委員 きょうは長い時間ありがとうございます。後半ですので、私も短く質問させていただきたいと思います。 先生は、過剰な個人主義も過剰な統制主義も、同じように社会にとっては害をもたらすという観点からのお話だと理解していいのではないかと思いますが、コミュニタリアニズムという、リベラリズムの個人の権利を重視するものと保守主義の国家統制を重視するものの中間を目指すべきだというお話なんだと思うんですが、教育のあり方においても、個人が大事かあるいは平等が大事なのかというバランスを、まさに今模索しているのではないかと思います。 最近、教育の現場で学級崩壊などさまざまな問題が指摘されておりまして、そ……
○今野分科員 民主党の今野東でございます。 私は、入管制度についてお尋ねをしたいと思います。 去年の九月に私はアフガニスタンに行ってまいりまして、そうした国で、ぎりぎりの状況の中から、難民が母国を離れて不法入国せざるを得ないという状況なのだということがよくわかりました。しかし、我が国では、難民認定申請希望者やあるいは認定申請者を、退去強制事由に該当する者として収容してしまっているという現実があります。 まず、この難民認定希望者や難民認定申請者が、難民該当性の行政判断の確定しない段階から収容され、難民認定審査と退去強制手続を同時に行うこと自体、これは人権の観点から私は問題があるのではないか……
○今野分科員 民主党の今野東でございます。 私は、ちょうど今週の月曜日、群馬県の大泉町に行ってまいりました。 御存じのように、大泉町は、町の発表の数字ですけれども、町民四万二千五百七十三人のうち六千二百十七人が外国人、多くはブラジルから来ている日系二世、三世あるいはその親戚の方々なんだそうですが、町の住民のおよそ一五%が外国人というところであります。 多くの外国人は地元にある工場に働いているんですが、ここで暮らしている外国人の方々のお子さんの教育問題であります。 言葉の問題もありまして、またやがてはブラジルに帰ろうと思っている人もおりまして、町には、正確に言いますと町じゃなくて隣の太田……
○今野委員 民主党の今野東でございます。 私は、若干きょうのこれまでの会議の流れと違うんですけれども、イラクに自衛隊を派遣するかどうかという話がよく出ておりますが、これはもちろん私は反対でありますが、ただ、今国会で、委員会で審議されておりますこのテロ特措法について、憲法調査会のメンバーとしても、どういうふうに見るかということを表明しておきたいと思います。 このテロ特措法というのは、あの九月十一日のアメリカ合衆国でのテロに基づいてつくられたわけでありまして、今国会でその二年の期限が切れて、延長をどうかということで話し合われているわけです。 実は、テロ特措法という法律はこの国にはありませんで……
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