このページでは漆原良夫衆議院議員の43期(2003/11/09〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は43期国会活動統計で確認できます。
○漆原良夫君 公明党の漆原良夫でございます。 私は、ただいま議題となりました総合法律支援法案につきまして、自由民主党、公明党を代表して質問をさせていただきます。(拍手) 六十年に一度と言われますこの司法制度改革は、橋本内閣で提案され、小渕、森両内閣の準備期間を経て、今、小泉内閣によって実を結ぼうとしております。 種々の改革の中で、この司法ネットの構想は、小泉総理の、司法は高ねの花にとどまらないで、だれにとっても手を伸ばせば届く存在にならなければならない、全国どの町でもあまねく市民が法的な救済を受けられるような司法ネットの整備を進める必要があるとの強い指導力によって、今回実現されるものでご……
○漆原良夫君 公明党の漆原良夫でございます。 私は、公明党を代表して、このたびの総理の訪朝について質問をさせていただきます。(拍手) 五月二十二日、平壌で開催された小泉総理と金正日総書記との日朝首脳会談によって、蓮池、地村両家の御家族五名の帰国が実現し、曽我さん御一家も早期再会のめどがつきました。私は、長い間この日の来ることを待ち続けてこられた御家族の皆様に対して、まず、心よりお喜びを申し上げるものでございます。(拍手) また、今回の会談では、さきの日朝平壌宣言の誠実な履行が再確認されるとともに、核、ミサイル問題では、金総書記から、朝鮮半島の非核化が目標であり、その解決の場としての六者協……
○漆原良夫君 公明党の漆原良夫でございます。 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました平成十六年度補正予算案に賛成の討論をさせていただきます。(拍手) 本日、新潟県中越地震の復興支援策を含む本補正予算案に賛成の討論をできますことは、震災発生当初から救援活動に奔走してきました地元議員の一人として、私にとっては最大の栄誉であります。本当に皆さんありがとうございました。(拍手) 新潟県中越地震は、地震発生より三カ月がたちました。その間、被災地は、自治体職員の不眠不休の努力のほか、多くの国民の皆様の善意と勇気に支えられてまいりましたこと、あわせて御礼を申し上げたいと思います。 殊に、若……
○漆原委員 公明党の漆原でございます。 新潟県の三条市は私が高校生活を送った町でありまして、多くの友人、知人がおられます。このたびの災害でお亡くなりになった皆様には本当に御冥福をお祈り申し上げますとともに、被害に遭われた方々に対してはお見舞いを申し上げます。 小泉総理、井上防災担当大臣、石原国土交通大臣、また佐藤内閣府副大臣が新潟県及び福井県の被災現場を視察されたこと、心より敬意を表するものであります。また、不眠不休で復旧作業に取り組んでくださっている皆様にも、深くこの場をかりて感謝を申し上げます。 そこで質問させていただきますが、まず激甚災害法の早期適用についてでございますが、七・一三……
○漆原委員 公明党の漆原でございます。
法務大臣には初めて御質問をさせていただきます。よろしくお願いします。
大臣おっしゃるとおり、本年は、まさに六十年、百年に一度と言われる司法制度改革の総仕上げの年であります。国民にとって身近で頼りがいのある司法制度の構築に、政府は全力を挙げてその実現に取り組んでもらいたい、こう思います。
このときに、司法制度改革推進本部の副本部長、そしてまた法務大臣に就任された野沢大臣の決意をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 司法ネットについてお伺いしますが、これは私の思い入れもありますので、若干意見も長々述べさせてもらいます。
国民がいつでもどこでも気軽に……
○漆原委員 おはようございます。公明党の漆原でございます。
まず、三月十日に神戸市の連続児童殺傷事件の加害者が関東医療少年院から仮退院になったわけでございますけれども、どういう理由で仮退院にされたのか、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 この加害者の仮退院については、法務省が初めて公表に踏み切ったということで、新聞、テレビ、大変大騒ぎをしておるわけなんですが、今回、仮退院について公表をしたという理由について御説明願いたいと思います。
【次の発言】 新聞報道によりますと、今回の公表についてこう書いてあるんですね。
インターネットでは早速、仮退院をめぐる情報が駆けめぐった。掲示板、2ち……
○漆原委員 公明党の漆原良夫でございます。 社会経済状況の変化とか長引く不況のために、労働者と事業者との民事に関する紛争がふえております。労働者が賃金カットやリストラの対象になった場合には、最終的には裁判という格好で救済を求めなければなりませんけれども、裁判をやれば、裁判の長期化、その間の生活費の問題あるいは弁護料の負担、さらには、賃金の未払いなどの少額事件では弁護士さえも引き受けてくれないというふうなケースがあるわけですね。そういう意味では、労働者にとって非常にリスクが大きいと私は思います。この社会的、経済的に弱い立場にある労働者が泣き寝入りをしなきゃならぬようなことは断じてあってはならな……
○漆原委員 公明党の漆原でございます。 市民感覚にマッチした人権感覚豊かな裁判官、検察官をどうやって育成するかということは、今後の司法にとって大変大きな課題であると思っております。 そんな観点から、私は、かつて、平成十一年の三月三十一日の当委員会の質問で、研修弁護士制度を導入してはどうかという御質問をさせてもらったんですが、この研修弁護士制度、日弁連の提案でございます。この制度は判事補が判事に任官する前に必ず一定期間弁護士実務を経験させる、こういう制度でございますけれども、この法律案はこの研修弁護士制度とその発想を同じくするものだというふうに私は認識をしております。 そこで、改めて本法律……
○漆原委員長代理 続いて、永田寿康君。
【次の発言】 ちょっととめて。ちょっとストップして。
【次の発言】 速記を起こしてください。
具体的な事件になっておりますが、全く一般論と委員もおっしゃっていたように、具体的事件に影響を及ぼさない一般論としてお聞きいただくということでお願いします。永田寿康君。
○漆原委員 公明党の漆原でございます。 まず、裁判員の参加する刑事裁判に関する法律案についてお尋ねします。 裁判員制度は、国民が自律性と責任感を持って国民のための司法をみずから実現し支えるという理念に基づくものであります。極めて有意義な制度であると考えておりまして、我が党といたしましても、参加する国民にとって、参加しやすく、わかりやすい裁判員制度、そして何よりも、参加した国民が参加してよかったと実感できる裁判員制度をぜひとも実現したいというふうに考えております。 下村委員からも話がありましたが、この裁判員制度というのは、まさに司法制度改革の大きな目玉の一つであるというふうに考えております……
○漆原委員 公明党の漆原でございます。よろしくお願いします。 きょうは、三人の参考人の先生方、本当にきょうは貴重な御意見をちょうだいしまして、ありがとうございました。 清原参考人にお尋ね申し上げます。 裁判体の人数のことでございますけれども、裁判官三人、裁判員六人、自分の感覚とぴったりだというふうにおっしゃっていただいて、よかったな、こう思っておるところでございます。 ただ、この考え方に関しては、司法制度改革審議会意見書の中の、裁判員の主体的、実質的な関与という要請がありますね、その関与の要請にこたえ切れないんじゃないか、むしろ裁判官一人で裁判員が十名くらいがいいのではないかというふう……
○漆原委員 公明党の漆原良夫でございます。 本日は、刑訴法等の一部を改正する法律案について質問をさせてもらいます。 御存じのとおり、現行の刑訴法二百九十九条の第一項では、検察官が証人の尋問を請求する場合に、氏名と住所を被告人側に明らかにすればいい、その証人の供述調書等を開示しなければならないということになっていないわけでありますが、今回の改正案では、三百十六条の十四、検察官が証人尋問を請求する場合にも、その証人の供述内容が明らかになる供述調書等を開示しなければならないものとされております。 検察官が証人尋問を請求した場合にも、その証人の供述内容が明らかになる供述調書等を開示しなければなら……
○漆原委員 公明党の漆原でございます。
一昨日に続きまして、本日も、刑訴法等の一部を改正する法律案のうち、証拠開示に関する質問をきょうは主に法務大臣にお伺いしたい、こう思っております。
今回の法案では、検察官による証拠開示を拡充するほか、裁判所が証拠開示に関する裁定をするという制度を新たに設けておりますが、裁判所による証拠開示に関する裁定の制度、これを新たに設けた理由をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 事務局にお伺いしますが、証拠開示に関する裁定の手続の流れ、これを概略的に説明をしてもらいたいと思います。
【次の発言】 そこで、法務大臣にお尋ねしたいんですが、裁判所の判断の方法、枠組……
○漆原委員長代理 左藤章君。
【次の発言】 桜井郁三君。
【次の発言】 公明党の漆原良夫でございます。
総合法律支援法は、全国どこでもだれでも利用できる身近で頼りになる司法の実現を目指すということで、私は、この司法制度改革の根幹をなす大事な法案だと思っております。
きょうは、実川法務副大臣を中心に御質問をさせていただきます。
この国民に身近な司法の実現に関しては、私ども公明党は、かねてから法律相談をずっとやってきたり、あるいは民事法律扶助制度の制定、予算の増額、この扶助事業の拡充に努力をしてきたところであります。総合法律支援法は、身近な司法の実現を目指して我が党やほかの関係機関、団体にお……
○漆原委員 ただいま議題となりました修正案について、提出者を代表して、その主な趣旨及び概要を御説明いたします。 第一は、被告人または弁護人が、開示された証拠の目的外使用の禁止規定に違反した場合の措置について、本修正案は、被告人の防御権を踏まえ、複製等の内容、行為の目的及び態様等の諸事情を考慮する旨の条項を加えるものであります。 第二は、検察官請求証拠の証明力判断のために開示され得る証拠の類型のうち、検察官請求証人の供述録取書等について、原案は、当該証人の証言予定事項と同一事項のものに限るとしておりますところ、そのような限定を削除するものであります。 第三は、検察審査員等による秘密漏示罪に……
○漆原委員長代理 塩崎恭久君。
○漆原委員 公明党の漆原でございます。 我が党は、早くから行政訴訟制度の改革について積極的な取り組みをしてまいりました。二〇〇〇年の十一月の「司法制度改革に向けての提言」、この中では、行政訴訟制度の改革については、訴訟要件の緩和など、国民が利用しやすい行政事件訴訟法に改正すべきであるという基本的な考えを示しております。また、昨年八月には、司法制度改革推進本部に対して、国民の裁判を受ける権利を保障し、利用しやすい行政訴訟制度にするよう申し入れを行ってまいりました。 一九六二年制定の現行行政事件訴訟法は、改革の具体的なきっかけがないまま、これまで実質的な改正はほとんどなされてこなかった。今回、……
○漆原委員 公明党の漆原でございます。 先回に引き続きまして、行政事件訴訟法の改正について質問させていただきたいと思います。 時間の関係上、質問通告の順序をちょっと変えさせていただきまして、少し細かいことをお尋ねします。 まず、今、早川委員からの質問もありましたけれども、二十三条の二、裁判所が行政庁に対して資料の提出を求める釈明処分の特則を新設しております。これまで、原告である国民にとって、行政の間違いを示す証拠をそろえるということは大変難しくて至難のわざでありまして、これがそろわないために審理が充実しない、あるいは国民が負けてしまう、こういう結果が非常に多かったんじゃないのかなと私は思……
○漆原委員 公明党の漆原でございます。最後のバッターになります。 不動産登記法は、国民生活や経済活動の基盤である不動産について、その権利関係などを公示することによりまして、国民の権利の保全または取引の安全、これを円滑に行うことを図るための制度でありまして、国民にとっては大変重要な制度であるというふうに思っております。今回、この改正法が今国会に提出されて、今、本日より審議が始まっているわけでございますけれども、副大臣にお尋ねしたいと思います。 今回の改正法案の理念はどんなものなのか、それから二番目に、不動産登記制度にとって最も大切なものは何と考えていらっしゃるか、この二点について副大臣にお尋……
○漆原委員 公明党の漆原でございます。きょうはどうもありがとうございました。 早速質問に入りますが、まず青山先生に、冒頭のお話の中で今回のこの法案の意義について、債務者に対する再チャレンジ、セーフティーネットというような話がございました。破産といえばもうとにかくすっからかんになるんだというふうに頭の中にあったんですが、しかし再チャレンジ、セーフティーネットという意義づけがあるんだということをお聞きしましたが、今までの破産に対する考え方が変わったのか、あるいは、さらに具体的にどんな法文になってあらわれているのか、その辺の御説明をしていただきたいと思います。
○漆原委員 公明党の漆原でございます。 きょうは、本当に三人の参考人の皆様、ありがとうございました。 竹花参考人からお話をまずお伺いしますが、私も東京都の住民で、杉並に住んでいるんですが、入管法とは直接関係ないんですけれども、私の近くに交番がありまして、この交番、いつもだれもいないんですよ。巡回されているんだと思うんだけれども、だれも本当に、私二十年ぐらい住んでいるんですが、交番にいるお巡りさんと目が合ったことが、お巡りさんを見たことがない。いや、本当に。我が党も空き交番ゼロ作戦ということをやりまして、いろいろな提言をしているんですが、多分、私のところだけじゃなくて、東京都あるいは全国たく……
○漆原委員 公明党の漆原でございます。 早速質問に入らせてもらいます。 公告義務の一部撤廃関係についてお尋ねしたいと思うんですが、この公告義務の一部撤廃については参議院の質疑ではほとんど行われていなかったので、この改正点について質問をしたいと思います。 提案理由説明によりますと、公告に法的効果が伴わないで、会社等に公告の義務を課する理由に乏しいと考えられる公告についての公告義務を撤廃した、こういうふうに言われております。法案を見ますと、訴え提起の公告については、株主代表訴訟の場合以外の各種訴え提起の公告の義務が今回撤廃になっているわけですね。 訴えの提起があった場合の公告について、株主……
○漆原委員 おはようございます。公明党の漆原良夫でございます。
二回目となった六カ国協議が二十八日に閉会をしたわけでございますけれども、北朝鮮という難しい国を相手にして、総理、また外務大臣、また薮中さん、本当に御苦労さまでございました。敬意を表したいと思います。
そこで、質問させていただきますが、今回の六カ国協議における拉致問題に対する政府の具体的な取り組みの内容とその成果について、御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 一方、北朝鮮の態度は、五名の拉致被害者をまず北朝鮮に戻すことが先決である、こういう原則論から一歩も出ていないというのが現状であろうと思うんですね。
そして、その……
○漆原委員 公明党の漆原でございます。南野法務大臣、まことにおめでとうございます。 南野大臣は、これまで政治家として、特に女性の問題とか子供の問題とか、どちらかというと社会的に弱い人の人権擁護ということで随分頑張ってこられたなというふうに私はずっと認識しておりました。 思い起こすと、平成十二年だったと思うんですが、アンマンで行われましたIPUの総会がありまして、そのとき私は大臣と一緒に参加させていただいた記憶があるんです。そのとき、大臣は日本側の代表として、IPUの委員会で人権問題のまとめ役で、いろいろな海外の人を相手にして一つの方針、一つの問題に取り組まれてまとめ上げられたというふうに認……
○漆原委員 公明党の漆原でございます。 きょうは、三人の先生方、本当にありがとうございました。 ADRというのはなかなか聞きなれない言葉で、私どもも、そんなのあったのかなという、特に民間のADRについては、本当に国民の皆さんも知らないし、我々も知らないで、民事紛争解決はやはり裁判所を中心にしてやらざるを得ないんだなということで、いろいろなことを考えてきたんですが、利用しやすい裁判を考えてきましたが、やはり弁護士が足りないということもあり、裁判の硬直性ということもあり、なかなか少額の、特には少額の事件、また事件になる直前のことについては利用されないという非常に残念な思いであったんですが、AD……
○漆原委員 公明党の漆原でございます。
まず、民法の一部改正法案からお尋ね申し上げます。
根保証、根っこの根に保証と書いて根保証というのはなかなか読みにくい。さらにそれに包括をつけて包括根保証だという。法律の条文もなくて、国民には全くなじみの薄い言葉だろうなというふうに私は思っておるんですが、まず、根保証とは一体何なのか、さらに、包括根保証というのは何なのか、この言葉の説明をしていただきたいと思います。
【次の発言】 今回の法改正では、限度額の定めのない根保証契約を無効とする、あるいは保証期間の制限をしたり、いわゆる今御説明があった包括根保証の禁止をしているわけですね。
たまたま私は我が……
○漆原委員 公明党の漆原でございます。きょうは大変ありがとうございました。 保証の話、根保証の相談を受けますと、そもそも根保証契約わからない、そんな契約結んだ、普通の保証かと思っていた、あるいは、契約書そのものが手元にない、だから我々も判断しようがない、こういうケースによくぶつかるわけですね。それから、思っていたよりも莫大な金額になっちゃうとか。 そういう経験からいって、奈良参考人の話は非常によくわかりました。根保証契約書の交付を要求すべきだ、それから、一定の場合には保証人の方から確定させる権利を認めるべきだ、いろいろな例を挙げられました。さらに、不履行があった場合には、債権者の方から通知……
○漆原委員 公明党の漆原良夫でございます。 一昨日、十二月の八日でございますが、日本国じゅうに大きな衝撃が走りました。北朝鮮が提出した横田めぐみさんの遺骨が、DNA鑑定の結果、別人で、複数の他人の骨と判明したということであります。拉致被害者の身を案ずる家族の心情をどこまでもてあそぶのか、まさに卑劣きわまりない、ならず者国家北朝鮮の態度と言わざるを得ないと思っております。 昨日の各紙は、社説で一斉にこの問題を取り上げて北朝鮮を非難しております。 毎日新聞では「ニセの遺骨 何という卑劣な仕打ちだ」、読売新聞では「“遺骨”は別人 「北」の愚行が自ら制裁を招く」、日本経済新聞では「不誠実な北朝鮮……
○漆原委員 公明党の漆原でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 先ほど松島議員から提起された件でございますが、奈良市の小一女児誘拐殺人事件、本当に痛ましい事件でありました。この事件を契機に、法務省は、性犯罪者の再犯防止の今後の取り組みということで、次の三点を決めたと聞いております。 第一点は、監獄法を改正して、受刑者に矯正処遇、改善指導を受けさせることを義務づけるということであります。第二点としては、外部の専門家の助言を得つつ、性犯罪受刑者に対する科学的、体系的な処遇プログラムの整備等を行う。第三点として、性犯罪受刑者の出所後の所在に関する情報を警察へ提供する、こう聞いております……
○漆原委員 公明党の漆原でございます。私が最後のバッターになりましたので、よろしくお願い申し上げます。 裁判所定員法についてお尋ねしたいんですが、この法案審査になるたびに私は、平成九年の三月、今ごろ、忙し過ぎる裁判官ということで質問をして、大幅な裁判官の増員ということを訴えたことをいつも思い出します。 当時は、裁判官一人当たりの民事事件の手持ち件数は、全国平均で二百件から三百件という日弁連のアンケート結果が出ておりました。この点につきまして、当時、涌井長官代理者は、東京地裁あるいは八王子支部それから大阪地裁、民事担当の裁判官の手持ち事件数が二百五十件程度になっているというのが実態だ、さらに……
○漆原委員 おはようございます。公明党の漆原でございます。 まず最初に、この不動産登記法等の一部改正について、まず大臣に御質問させていただきます。 今回の法改正は、不動産登記法を改正して新たに登記官が申請に基づいて筆界を特定する、こういう制度を設けるものではございますが、提案理由によれば、この制度は、土地の筆界の迅速かつ適正な特定を図り、筆界をめぐる紛争の解決に資する、こうされております。登記所の備えつけの地図を整備するためには筆界未定地の解消が重要な課題であると考えておりますが、今回提出された法案の理解として、新たな筆界特定の制度はこのような地図の整備にも役立つ制度であると考えてよろしい……
○漆原委員 公明党の漆原でございます。 まず最初に、警察庁に、暴力金融と警察の対応ということでお尋ねしたいと思います。 最近、大変悪質になってきまして、勝手にお金を振り込んできまして、その上、法外な返済を迫るという本当に悪質な暴力金融事件が発生しております。 これから申し上げるケースは私の事務所の担当弁護士が実際にやったケースでございますので、若干経過を説明させてもらいますと、平成十六年十二月に本人が、これは二十歳代の男性でございますけれども、携帯電話で、雑誌広告に掲載されていた貸金業者数社にお金の借り入れの申し込みをしたんですね。断られて借りられなかったんですが、その情報がどうも漏れた……
○漆原委員 公明党の漆原でございます。よろしくお願いします。 貴重な御意見を拝聴させていただきまして、ありがとうございました。 この法案、考えまして、私も長い間弁護士をやってきたんですが、刑務所の中のことについては余り関心がなかったなと。弁護活動はやはり、有罪か無罪か、執行猶予か実刑かということで、実刑になってしまったら、ああ、向こうへ行っちゃったな、こんなことで、あとはもう刑務官にお任せということで、本当に恥ずかしい限りだなというふうに思っております。行刑改革会議で一生懸命議論された久保井先生そしてまた江川先生には心から敬意を表したいと思っております。 これも驚いたんですが、今回の改正……
○漆原委員 公明党の漆原でございます。 まず、代表訴訟についてお尋ねしたいと思うんですが、現行法では代表訴訟を提起できる場合の制限規定というのはないわけでありまして、新法では八百四十七条一項一号、二号で、「責任追及等の訴えが当該株主若しくは第三者の不正な利益を図り又は当該株式会社に損害を加えることを目的とする場合」はだめだ、第一号。二号は、「責任追及等の訴えにより当該株式会社の正当な利益が著しく害されること、当該株式会社が過大な費用を負担することとなることその他これに準ずる事態が生ずることが相当の確実さをもって予想される場合」には、この訴えの提起はできない、この制限規定を設けておりますけれど……
○漆原委員 公明党の漆原でございます。おはようございます。 まず、南野法務大臣にお尋ねしたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 この船責法の趣旨というのは、当該船舶の事故によって被害者に対して負う損害賠償について、事故の危険性が高いこと及び責任がしばしば巨額になることから、海運業の保護、奨励に当たる、こういうこととされておりますが、平たく言うと、損害はたくさんあっても全額払う必要はないよ、海運業の業者の保護、奨励のために被害者はちょっと泣いてよね、こういう法律になっているわけですね。 ただ、海運の危険性が高かった昔ならばいざ知らず、今は技術も発達しておりますし、また保険という制……
○漆原委員 公明党の漆原でございます。
大臣にお尋ねしたいんですが、趣旨説明で大臣はこうおっしゃっています。本法案は、昨年「五月に国会において承認された国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約の締結に伴い必要となる罰則の新設等、所要の法整備を行うものであります。」こう述べられております。
この条約の意義について大臣はどのようにお考えになっているのか、御所見を承りたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。
この国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約、二〇〇〇年の十一月に国連で採択されたわけでございますけれども、この条約の採択に向けて日本がどのように貢献してきたのか、御説……
○漆原委員 公明党の漆原でございます。 まず、総理は十九日の夜に、こんな発言をされております。二十六日から北京で開かれることになっております六者協議について、早く核廃棄につなげてほしい、できればこの会合で終わりにして解決すれば一番いい。また、山崎拓前副総裁と会談した際に、小泉政権の間に核問題、拉致問題を解決して日朝間の国交正常化を図りたいと述べられたそうでございますが、きょうの朝日新聞によりますと、北朝鮮の国営朝鮮中央通信は、六者協議を開かれても、拉致問題、日本を相手にしないというふうに論評したという記事が載っております。 この総理の発言の真意は一体どこにあるのか、また、今回の六者協議で、……
○漆原小委員 公明党の漆原でございます。 薮中局長が今回大変な日程の中御苦労されたことは、大変感謝をしたいと思っております。今までなかなか政府間交渉に応じてこなかった北朝鮮でございましたけれども、今回、日朝の政府間交渉が開催された、また将来も継続されるということについては、私は大変大きく評価をしていいんだろうなというふうに思っております。 その上でお伺いしたいんですが、これは岩永委員からも御指摘がありましたが、北朝鮮の今回のねらいは一体何なのかなと。今回、政府間交渉については、議員外交もありまして、新聞等では大分北朝鮮が拉致問題を解決したがっているぞ、何かしてきたぞというふうな報道もなされ……
○漆原小委員 公明党の漆原良夫でございます。 きょうは、金さん、李さん、陣さん、三人の参考人の皆様、本当にありがとうございました。また、三十年以上も長い間北朝鮮に拉致されておられて、本当に、口に言いあらわせない御苦労をされたと思います。心から御同情申し上げます。 きょうは、有意義なお話をたくさんお伺いできて、大変うれしく思っております。日本でも、たくさんの方が北朝鮮に拉致をされたんじゃないかということで、多くの人が行方不明になっておりまして、一生懸命その消息を探っているところでありますが、私の方から、まず李さんにお伺いをしたいと思います。 まず、先ほどのお話の中で、招待所で六人の日本人に……
○漆原小委員 公明党の漆原でございます。よろしくお願いします。お二人の参考人、きょうはありがとうございました。 私の方は、まず、荒木参考人にお尋ねしたいと思います。 民間団体で特定失踪者問題調査会ということで、大変な数の調査をしてこられまして、また、費用も大変だったと思いますね。そういう意味では、民間団体ですから、調査の限界もあったと思うし、また、費用的にも大変御苦労されているんじゃないかと思います。 先ほどお話があったように、政府は、特定失踪者問題については、十件十五人ということでどうも門戸を閉じているというふうに思うんですね。ただ、金正日が拉致を認めたわけですから、あの時期に、疑わし……
○漆原分科員 公明党の漆原でございます。 きょうは、災害救助犬についてお話をお伺いしたいと思っております。 まず初めに、日ごろから国民の安心、安全のために昼夜を分かたず御尽力をいただいております、消防庁、また内閣府の防災担当の皆さん、心から感謝を申し上げたい、こう思っております。 早速本題に入りますが、まず、内閣府の皆さんにお尋ねしたいんですが、自然災害が突発的に発生したときに、予測の範囲をはるかに超える、こういう被害をもたらすこともあるわけでありますけれども、特にその被害が甚大であると判断した場合に、政府の対応の流れ、全体的な流れをまず確認をさせていただきたいと思います。
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